JP2018006010A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】フロントホルダの組み付けの向きや有無に関わらず、ショート端子による短絡状態の信頼性を向上させる。【解決手段】第1ハウジング10内に配置される複数の第1端子金具60のうち、短絡すべき第1端子金具(短絡端子60A)に、ショート端子50の接触片53が接触する。第1ハウジング10の嵌合相手となる第2ハウジング80は、第1、第2ハウジング10、80の正規嵌合時に接触片53を短絡端子60Aから離間する方向へ押動する解除部84と、解除部84と並んで配置され、押動された接触片53の先端とその先端に対向する第1端子金具(隣接端子60B)との間の空間部21に進入する進入部85とを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、ハウジングに収容される複数の端子金具と、ハウジングに収容され、複数の端子金具のうち、特定の端子金具に接触する弾性接触片を有するショート端子と、ハウジングの前面に組み付けられるフロントホルダとを備えている。ハウジングが相手側コネクタに正規嵌合される前の状態では、特定の端子金具間がショート端子によって短絡状態とされる。一方、ハウジングが相手側コネクタに正規嵌合された状態では、相手側コネクタに設けられた短絡解除部によって特定の端子金具間の短絡状態が解除され、ハウジングが正規嵌合状態になったことを電気的に検知することができる。
ここで、弾性接触片は、短絡解除時、短絡解除部により押動され、特定の端子金具と隣接する他の端子金具へ向けて接近する。他の端子金具は、弾性接触片が押動される空間(逃がし部と称される)に臨むように配置される。このため、弾性接触片が他の端子金具と金属屑等の異物を介して導通するおそれがある。これに鑑み、特許文献1においては、フロントホルダに絶縁部が設けられており、絶縁部が弾性接触片と他の端子金具との間の空間に進入することにより、ショート端子が短絡すべきでない他の端子金具と導通するのを回避できるように構成されている。
ところで、上記の場合、絶縁部が弾性接触片と他の端子金具との間の空間に進入するには、フロントホルダが前方からハウジングの前面へ向けて移動して組み付けられる必要があった。このため、フロントホルダがハウジングの前面に沿ってスライドして組み付けられる構成の場合、あるいはそもそもフロントホルダを備えていないコネクタの場合には、特許文献1の技術を適用することができないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、フロントホルダの組み付けの向きや有無に関わらず、ショート端子による短絡状態を解除する際の信頼性を向上させることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、互いに嵌合する第1、第2ハウジングと、前記第1ハウジング内に配置される複数の第1端子金具と、前記第1ハウジング内に配置され、短絡すべき第1端子金具に接触する接触片を有するショート端子と、前記第2ハウジング内に配置され、前記第1、第2ハウジングの正規嵌合時に対応する第1端子金具に接続される第2端子金具と、を備え、前記第2ハウジングは、前記第1、第2ハウジングの正規嵌合時に前記接触片を前記短絡すべき第1端子金具から離間する方向へ押動する解除部と、前記解除部と並んで配置され、前記押動された前記接触片の先端とその先端に対向する第1端子金具との間の空間に進入する進入部と、を有するところに特徴を有する。
第1、第2ハウジングが正規嵌合され、第2ハウジングの進入部がショート端子の接触片の先端とその先端に対向する第1端子金具との間の空間に進入することにより、ショート端子と、前記対向する第1端子金具とを、絶縁状態にすることができる。その結果、ショート端子による短絡状態を解除する際の信頼性を向上させることができる。特に、進入部が第2ハウジングに備わるため、背景技術で示した特許文献1の場合と違って、フロントホルダの組み付けの向きや有無に制約されず、汎用性を高めることができる。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
前記第1ハウジングが、前記第1端子金具を弾性的に係止する撓み可能なランスを有し、前記第1ハウジングの前壁における前記進入部が挿入される開口部が、前記空間を介して、前記ランスと対向する位置に配置されているとよい。これによれば、開口部に治具を挿入し、治具の先端部をランスに係合させて、ランスを係止解除方向に撓み変形させることができる。したがって、開口部が進入部と治具のいずれも挿入可能となるため、進入部と治具のそれぞれに挿入構造が設けられる場合と比べ、第1ハウジングの構造を簡略化することができる。
前記第1ハウジングが、前記第1端子金具を弾性的に係止する撓み可能なランスを有し、前記第1ハウジングの前壁における前記進入部が挿入される開口部が、前記空間を介して、前記ランスと対向する位置に配置されているとよい。これによれば、開口部に治具を挿入し、治具の先端部をランスに係合させて、ランスを係止解除方向に撓み変形させることができる。したがって、開口部が進入部と治具のいずれも挿入可能となるため、進入部と治具のそれぞれに挿入構造が設けられる場合と比べ、第1ハウジングの構造を簡略化することができる。
前記第1ハウジングが、前記第1端子金具を弾性的に係止する撓み可能なランスを有し、前記進入部が前記ランスの撓み空間に挿入される先端挿入部を有しているとよい。これによれば、進入部がランスの撓み動作を規制して第1端子金具をリテーナの機能をあわせ持つことができる。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1を図1〜図4に基づいて説明する。実施例1に係るコネクタは、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジング10、80と、第1ハウジング10内に配置される複数の第1端子金具60と、第1ハウジング10内に配置され、短絡すべき第1端子金具(以下、短絡端子60Aと称する)に接触するショート端子50と、第2ハウジング80内に配置される複数の第2端子金具70とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向は、第1、第2ハウジング10、80が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とし、上下方向は各図を基準とする。
以下、本発明の実施例1を図1〜図4に基づいて説明する。実施例1に係るコネクタは、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジング10、80と、第1ハウジング10内に配置される複数の第1端子金具60と、第1ハウジング10内に配置され、短絡すべき第1端子金具(以下、短絡端子60Aと称する)に接触するショート端子50と、第2ハウジング80内に配置される複数の第2端子金具70とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向は、第1、第2ハウジング10、80が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とし、上下方向は各図を基準とする。
第1ハウジング10は合成樹脂製であって、角ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の前面を覆うように配置される平板状のフロントホルダ12とを備えている。図1に示すように、ハウジング本体11は、第1端子金具60を挿入可能な複数のキャビティ13を有している。各キャビティ13は、ハウジング本体11を前後方向に貫通する形態とされ、上下方向に複数段で、且つ幅方向(図3の左右方向)に複数列となって配置されている。各キャビティ13の内壁上面には、前方に突出する片持ち状のランス14が設けられている。第1端子金具60は、ランス14に係止されることでキャビティ13内に一次的に抜け止め保持される。
ハウジング本体11は、最上段のキャビティ13(以下、上段キャビティ13Aと称する)とその下方のキャビティ(以下、隣接キャビティ13Bと称する)との間に、ショート端子50を収容可能な収容室15を有している。本実施例1の場合、収容室15は、ハウジング本体11の左右両側に一対ずつ計4室設けられている。
図2に示すように、ハウジング本体11における上段キャビティ13Aと収容室15との間は隔壁16で区画されている。隔壁16の前端部は、上下方向に貫通し、上段キャビティ13Aと収容室15とを連通させる連通部17としてハウジング本体11の前方に開放されている。連通部17内には、ショート端子50が短絡端子60Aと接触する間、後述する接触片53が進入して配置される。なお、短絡端子60Aは、上段キャビティ13Aに収容されている。
図2に示すように、ハウジング本体11における収容室15と隣接キャビティ13Bとの間は仕切壁18で区画されている。仕切壁18の前端部は、上下方向に貫通し、収容室15と隣接キャビティ13Bとの連通させる逃がし部19としてハウジング本体11の前方に開放されている。逃がし部19には、隣接キャビティ13B内に突出するランス14の先端部が下方から臨むように配置されている。逃がし部19内には、後述するように、撓み変形させられた接触片53が進入して配置される。なお、逃がし部19の貫通寸法(仕切壁18の厚み)は、連通部17の貫通寸法(隔壁16の厚み)よりも大きくされている。
逃がし部19の下方で且つ隣接キャビティ13B内に突出するランス14の前方は、空間部21としてハウジング本体11の前方に開放されている。空間部21には、第2ハウジング80の後述する進入部85が進入可能とされている。
ハウジング本体11の前後方向途中には、装着孔22が設けられている。装着孔22は、上下方向に延出して各キャビティ13に連通し、且つ各収容室15にも連通して、ハウジング本体11の下面に開口する形態とされている。装着孔22には、下方から板状のリテーナ20が挿入される。
ハウジング本体11の上端部には、収容凹部23が設けられている。収容凹部23は、各キャビティ13が配置される領域よりも上方に配置され、ハウジング本体11の後方に開放されている。収容凹部23には、カム板24を有するレバー25が収容される。レバー25は、収容凹部23に収容された状態で、カム板24が第2ハウジング80の後述するカムフォロア82とカム係合しつつ水平面(上下方向に直交する面)に沿って回動されることにより、第1、第2ハウジング10、80を正規嵌合状態へと至らすものである。
第1端子金具60は導電性の金属板を曲げ加工等することで前後方向に細長い形態に成形されている。図1に示すように、第1端子金具60は、雌型端子金具であって、筒状の接続部61と、接続部61の後方に配置されるオープンバレル状のバレル部62とを有している。接続部61の上壁部分には、係止孔63が貫通して設けられている。第1端子金具60がキャビティ13に正規挿入されると、係止孔63に、ランス14の先端部に形成された突起部分が挿入されて係止されるようになっている。また、接続部61の後端には、リテーナ20の抜止部27が係止され、これによって第1端子金具60がキャビティ13内に二次的に抜け止めされるようになっている。バレル部62は、電線30の端末部において被覆除去により露出する芯線部分に圧着接続される部分と、その後方において電線30の端末部における被覆部分に圧着接続される部分とを有している。電線30は、ハウジング本体11の後面から後方へ引き出される。
ショート端子50は導電性の金属板を曲げ加工等することで、第1端子金具60よりも前後方向に短く且つ上下方向に長い形態で成形されている。このショート端子50は、装着孔22の前方において、収容室15に挿入されて保持されている。図2に示すように、ショート端子50は、前後方向に沿った基部51と、基部51の後端において前方へ向けて弧状に折り返された形態の曲げ部52と、曲げ部52の上端から前方へ向けて延出し、前端部(先端部)が上方へ山型に突き出る形態をなす接触片53とを有している。詳細は図示しないが、接触片53及び曲げ部52は、左右で対をなして設けられている(図3を参照)。
接触片53は、曲げ部52を支点として上下方向に撓み変形可能とされている。接触片53の前端部における山の頂上部は、短絡端子60Aに下方から当接する接点部55として構成されている(図1を参照)。また、接触片53の前部は、前下がりに傾斜し、前面に第2ハウジング80の後述する解除部84が摺接可能とされている。接触片53の先端(前部の前端)は、撓み変形時に、逃がし部19に進入して配置される。
また、図2に示すように、基部51の前端には、規制片56が上方に起立して設けられている。規制片56が接点部55に下方から当接することで、接触片53が下方へ過度に撓み変形するのを防止することが可能とされている。
フロントホルダ12は、下方からハウジング本体11の前面に沿ってスライドして組み付けられる。フロントホルダ12には、各キャビティ13と対向する位置にタブ挿入孔28が貫通して設けられている。フロントホルダ12の前面におけるタブ挿入孔28の開口縁部は、前方へ向けてテーパ状に拡開する形態とされている。図2に示すように、タブ挿入孔28には、第1、第2ハウジング10、80の嵌合時に、前方から第2端子金具70の後述する雄タブ71が挿入される。
図3に示すように、フロントホルダ12には、各タブ挿入孔28の上端縁の一側(図3の右側)寄りの位置に開口部29が貫通して設けられている。図2に示すように、開口部29には、第2ハウジング80の進入部85が前方から位置決め状態で挿入可能とされ、また、第1端子金具60をキャビティ13から抜き取る際にランス14を係止解除方向(下方)へ撓ませるための図示しない治具が前方から位置決め状態で挿入可能とされている。
さらに、図3に示すように、フロントホルダ12には、左右略中央部に横長のリブ挿入孔26が貫通して設けられ、且つリブ挿入孔26の左右両側に一対ずつの解除孔33が貫通して設けられている。リブ挿入孔26には、第2ハウジング80の後述するリブ83が位置決め状態で挿入可能とされ、解除孔33には、第2ハウジング80の解除部84が位置決め状態で挿入可能とされている。なお、ハウジング本体11には、リブ挿入孔26と対向する位置にリブ83を受ける図示しない開口が設けられている。解除孔33は、第2ハウジング80の解除部84と対応する断面形状をなし、上段キャビティ13A(短絡端子60Aが収容されるキャビティ)と対向する左右一対のタブ挿入孔28に跨るようにして配置されている。
続いて、第2ハウジング80について説明する。第2ハウジング80は合成樹脂製であって、図1及び図4に示すように、前方に突出する角筒状のフード部81を備えている。フード部81の上壁の内面には、円柱状のカムフォロア82が突出して設けられている。
フード部81内には、リブ83が突出して配置されている。リブ83は、フード部81の奥壁の左右略中央部から前方へ突出する板片状をなし、第1、第2ハウジング10、80のこじり嵌合を防止する役割をはたす。
また、フード部81内には、リブ83の左右両側に一対ずつの解除部84が突出して配置されるとともに、各解除部84の下方に対をなす進入部85が突出して配置され、且つリブ83、解除部84、及び進入部85の上下両側に複数の雄タブ71が突出して配置されている。これらリブ83、解除部84、進入部85及び雄タブ71は、図1に示すように、互いに平行に並んで配置されている。
図4に示すように、解除部84は、左右方向に扁平な板片であって、左右中央部に下向きに小さく突出する突条87を有している。解除部84の下面のうち、突条87を挟んだ左右両側の部分が、ショート端子50の接触片53と摺接可能とされている。
進入部85は、全体として角柱状の形態をなし、開口部29の断面形状と対応するように略四角形の断面形状とされている。図2に示すように、進入部85は、第1、第2ハウジング10、80の正規嵌合時に、開口部29から空間部21に進入し、ランス14の先端と対向して配置される。進入部85の先端面には、下向き傾斜の逃がし面86が形成され、逃がし面86にランス14の先端の先端が近接して逃がされるようになっている。この進入部85は、ショート端子50の接触片53と個別に対応して設けられている。
第2端子金具70は雄型端子金具であって、導電部材からなる。第2端子金具70の前端部は、図1及び図4に示すように、フード部81内に突出する雄タブ71として構成されている。図2に示すように、雄タブ71は、第1、第2ハウジング10、80の正規嵌合時に、第1端子金具60の接続部61内に挿入されて電気的に接続されるようになっている。なお、第2端子金具70の後端部は、図示しないプリント回路基板の基板孔に半田付けして接続される。
図1に示すように、雄タブ71の先端は、リブ83の先端よりも後方へ引っ込むように位置している。解除部84の先端は、雄タブ71の先端よりも後方へ引っ込むように位置し、進入部85の先端は、解除部84の先端よりも後方へ引っ込むように位置している。
次に、本実施例1に係るコネクタの作用効果について説明する。
第1、第2ハウジング10、80の嵌合に先立ち、ショート端子50が収容室15に収容されるとともに、ハウジング本体11の前面にフロントホルダ12がスライドして組み付けられ、且つ、第1端子金具60が対応するキャビティ13に後方から挿入される。第1端子金具60はランス14によって一次的に係止される。続いて、リテーナ20が装着孔22に深く押し込まれ、第1端子金具60がリテーナ20の抜止部27によって二次的に係止される。このうち、短絡端子60Aは、上段キャビティ13Aにおいて、左右に対をなして配置される。これら対をなす短絡端子60Aは、接続部61の下面にショート端子50の対応する接点部55を弾性的に接触させ、これによって互いに短絡状態に維持されるようになっている。
第1、第2ハウジング10、80の嵌合に先立ち、ショート端子50が収容室15に収容されるとともに、ハウジング本体11の前面にフロントホルダ12がスライドして組み付けられ、且つ、第1端子金具60が対応するキャビティ13に後方から挿入される。第1端子金具60はランス14によって一次的に係止される。続いて、リテーナ20が装着孔22に深く押し込まれ、第1端子金具60がリテーナ20の抜止部27によって二次的に係止される。このうち、短絡端子60Aは、上段キャビティ13Aにおいて、左右に対をなして配置される。これら対をなす短絡端子60Aは、接続部61の下面にショート端子50の対応する接点部55を弾性的に接触させ、これによって互いに短絡状態に維持されるようになっている。
次いで、第1ハウジング10が第2ハウジング80に正対させられ、その状態で、第2ハウジング80がフード部81内に嵌合される。ここで、レバー25のカム板24がカムフォロア82とカム係合して回動されることにより、第1、第2ハウジング10、80は正規嵌合状態となる。
図2に示すように、第1、第2ハウジング10、80が正規嵌合されると、解除部84が、フロントホルダ12の解除孔33から収容室15内に進入して、ショート端子50の接触片53の前部を摺動し、接触片53が短絡端子60Aから離間する下向きに撓み変形させられる。これにより、短絡端子60Aの短絡状態が解除される。また、第1、第2ハウジング10、80が正規嵌合されると、進入部85が、フロントホルダ12の開口部29から空間部21内に進入し、逃がし部19に進入した接触片53の先端と、それに対向する第1端子金具(隣接キャビティ13B内に挿入される第1端子金具であって、以下の隣接端子60Bと称する)との間に配置される。このため、例えば、空間部21内において接触片53の先端と隣接端子60Bとの間に、金属屑等の異物が介在していても、該異物が進入部85と干渉することで、接触片53及び隣接端子60Bから離間させられる。したがって、第1、第2ハウジング10、80が正規嵌合されたときに、ショート端子50が隣接端子60Bと不用意に導通状態となるのを防止することができ、短絡端子60Aのみを短絡させる構成を確保することができる。
空間部21内に進入した進入部85は、接触片53の先端とは接触しないが、隣接端子60Bの接続部61の上面と接触する。このとき、隣接端子60Bは、進入部85に押圧されて、進入部85と隣接キャビティ13Bの内壁下面との間に挟持され、もって隣接キャビティ13B内におけるがた付きが抑制される。
以上説明したように本実施例1によれば、第1、第2ハウジング10、80が正規嵌合され、第2ハウジング80の進入部85がショート端子50の接触片53の先端とその先端に対向する隣接端子60Bとの間に進入することにより、ショート端子50と隣接端子60Bとを、絶縁状態にすることができる。その結果、ショート端子50による短絡状態を解除する際の信頼性を向上させることができる。特に、本実施例1の場合、フロントホルダ12がハウジング本体11の前面に沿ってスライドして組み付けられるため、背景技術で示したようなフロントホルダ12を利用する技術を適用することができないという事情があることから、フロントホルダ12の組み付けの向きや有無と関係なく、短絡解除の信頼性向上を図ることができるメリットは大きい。
また、フロントホルダ12の開口部29が空間部21を介してランス14と対向する位置に配置され、端子抜取り用の図示しない治具が開口部29を通して空間部21内に挿入されることにより、ランス14が治具の先端部に引っ掛けられて第1端子金具60との係止を解除する方向に撓み変形させられ、その状態で、第1端子金具60をキャビティ13内から抜き取ることができる。上述のとおり、進入部85は開口部29を介して空間部21に挿入される。したがって、開口部29が進入部85と治具のそれぞれを通すための孔として兼用されるため、フロントホルダ12の構造を簡素化することができる。
<実施例2>
図5は、本発明の実施例2を示す。実施例2は、進入部85の形態が実施例1とは異なるが、進入部85D以外は実施例1と同様である。このため、実施例2において、実施例1と構造上の同一または相当する部位には同一符号を付し、実施例1と重複する説明を省略する。
図5は、本発明の実施例2を示す。実施例2は、進入部85の形態が実施例1とは異なるが、進入部85D以外は実施例1と同様である。このため、実施例2において、実施例1と構造上の同一または相当する部位には同一符号を付し、実施例1と重複する説明を省略する。
進入部85Dは、フード部81の奥壁から突出する角柱状の本体部88と、本体部88の前端から前方へ突出する薄肉の先端挿入部89とからなる。先端挿入部89は、下面が前端へ向けて上り勾配で傾斜することにより、前端へ向けて漸次薄肉になる形態とされている。
第1、第2ハウジング10、80が正規嵌合されると、本体部88が空間部21に進入し、ショート端子50と隣接端子60Bとが不用意に導通状態になるのを防止することができる。この点は実施例1と同様である。さらに、本実施例2においては、先端挿入部89が隣接キャビティ13B内に突出するランス14の上方に位置する撓み空間90に進入する。このため、ランス14が上方へ撓み変形するのが規制され、隣接端子60Bがランス14、リテーナ20及び進入部85Dによって3重係止された状態になる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)本発明は、フロントマスクを備えないコネクタにも適用可能である。
(2)ショート端子の2つの接触片のうち、1つの接触片のみが解除部により押圧されて短絡解除される構成であってもよい。
(3)進入部は、2つ以上の接触片を一括して覆う板状の形態であってもよい。
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)本発明は、フロントマスクを備えないコネクタにも適用可能である。
(2)ショート端子の2つの接触片のうち、1つの接触片のみが解除部により押圧されて短絡解除される構成であってもよい。
(3)進入部は、2つ以上の接触片を一括して覆う板状の形態であってもよい。
10…第1ハウジング
12…フロントホルダ
14…ランス
15…収容室
21…空間部
29…開口部
50…ショート端子
60…第1端子金具
70…第2端子金具
80…第2ハウジング
84…解除部
85、85D…進入部
89…先端挿入部
90…撓み空間
12…フロントホルダ
14…ランス
15…収容室
21…空間部
29…開口部
50…ショート端子
60…第1端子金具
70…第2端子金具
80…第2ハウジング
84…解除部
85、85D…進入部
89…先端挿入部
90…撓み空間
Claims (3)
- 互いに嵌合する第1、第2ハウジングと、
前記第1ハウジング内に配置される複数の第1端子金具と、
前記第1ハウジング内に配置され、短絡すべき第1端子金具に接触する接触片を有するショート端子と、
前記第2ハウジング内に配置され、前記第1、第2ハウジングの正規嵌合時に対応する第1端子金具に接続される第2端子金具と、を備え、
前記第2ハウジングは、
前記第1、第2ハウジングの正規嵌合時に前記接触片を前記短絡すべき第1端子金具から離間する方向へ押動する解除部と、
前記解除部と並んで配置され、前記押動された前記接触片の先端とその先端に対向する第1端子金具との間の空間に進入する進入部と、を有することを特徴とするコネクタ。 - 前記第1ハウジングが、前記第1端子金具を弾性的に係止する撓み可能なランスを有し、前記第1ハウジングの前壁における前記進入部が挿入される開口部が、前記空間を介して、前記ランスと対向する位置に配置されている請求項1記載のコネクタ。
- 前記第1ハウジングが、前記第1端子金具を弾性的に係止する撓み可能なランスを有し、前記進入部が前記ランスの撓み空間に挿入される先端挿入部を有している請求項1または2記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016127221A JP2018006010A (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016127221A JP2018006010A (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018006010A true JP2018006010A (ja) | 2018-01-11 |
Family
ID=60949548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016127221A Pending JP2018006010A (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018006010A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN119275638A (zh) * | 2024-11-26 | 2025-01-07 | 广东电网有限责任公司 | 一种快插式连接器 |
| DE102024119807A1 (de) | 2023-07-24 | 2025-01-30 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Verbinder |
-
2016
- 2016-06-28 JP JP2016127221A patent/JP2018006010A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102024119807A1 (de) | 2023-07-24 | 2025-01-30 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Verbinder |
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