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JP2018004374A - 光走査装置および距離計測装置 - Google Patents

光走査装置および距離計測装置 Download PDF

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JP2018004374A
JP2018004374A JP2016129777A JP2016129777A JP2018004374A JP 2018004374 A JP2018004374 A JP 2018004374A JP 2016129777 A JP2016129777 A JP 2016129777A JP 2016129777 A JP2016129777 A JP 2016129777A JP 2018004374 A JP2018004374 A JP 2018004374A
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JP2016129777A
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大森 淳史
Atsufumi Omori
淳史 大森
酒井 浩司
Koji Sakai
浩司 酒井
将嵩 植平
Masataka Uehira
将嵩 植平
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】光走査の高精度な制御と、構成の小型化および製造コストの低減とを可能とする光走査装置および距離計測装置を得ること。【解決手段】光走査装置10は、第1の出力光と第2の出力光とを出力する光源部12と、第1の出力光および第2の出力光を偏向させる偏向器を備え、偏向器から進行する光を変位させる光偏向部15と、偏向器から検出領域へ進行して、検出領域にある対象物で反射した第1の出力光である第1の検出光を検出する第1の光検出部であるPD14と、偏向器から検出領域以外の方向へ進行した第2の出力光である第2の検出光を検出する第2の光検出部であるPD13と、第1の電源電圧の印加により光源部12を駆動し、光源部12から第1の出力光を出力させる第1の光源駆動部と、第1の電源電圧とは異なる第2の電源電圧の印加により光源部12を駆動し、光源部12から第2の出力光を出力させる第2の光源駆動部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、光走査装置および距離計測装置に関する。
従来、光を投射させるとともに対象物で反射した光を検出することにより対象物までの距離を計測する距離計測装置が知られている。距離計測装置は、光源へ電流が印加されたときから対象物からの反射光が検出されるまでの経過時間を距離に換算することで、対象物までの距離を求める。
車両などに取り付けられる距離計測装置には、光源からの光を偏向させる偏向器を駆動することで光を走査させる光走査装置が搭載されているものがある。距離計測装置は、光走査装置を用いることで、より広い検出領域から対象物を検出することが可能となる。
また、例えば特許文献1には、複数のレーザダイオードを順次点灯させて光を走査させるレーザアレイ駆動回路の技術が開示されている。
光走査装置は、光源の駆動を偏向器の駆動に同期させることで、光走査の高精度な制御が可能となる。また、光走査装置は、光源を駆動する回路に耐電圧の高い部品が使用されることによる高コスト化と大型化を低減できることが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光走査の高精度な制御と、構成の小型化および製造コストの低減とを可能とする光走査装置および距離計測装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、検出領域にて光を走査させる光走査装置であって、第1の出力光と第2の出力光とを出力する光源部と、前記光源部からの前記第1の出力光および前記第2の出力光を偏向させる偏向器を備え、前記偏向器から進行する光を変位させる光偏向部と、前記偏向器から前記検出領域へ進行して、前記検出領域にある対象物で反射した前記第1の出力光である第1の検出光を検出する第1の光検出部と、前記偏向器から前記検出領域以外の方向へ進行した前記第2の出力光である第2の検出光を検出する第2の光検出部と、第1の電源電圧の印加により前記光源部を駆動し、前記光源部から前記第1の出力光を出力させる第1の光源駆動部と、前記第1の電源電圧とは異なる第2の電源電圧の印加により前記光源部を駆動し、前記光源部から前記第2の出力光を出力させる第2の光源駆動部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、光走査の高精度な制御を可能とし、かつ構成の小型化と製造コストの低減が可能となるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる距離計測装置を備えるシステムが搭載された車両を示す図である。 図2は、図1に示す距離計測装置を備える車両制御システムのブロック図である。 図3は、図2に示す光走査装置のうち発光光学系を含む一部構成と、光源部から検出領域へ向かう光線とを示す図である。 図4は、光走査装置のうち受光光学系を含む一部構成と、検出領域からPDへ向かう光線とを示す図である。 図5は、光源部からミラーへ向かう光線と、ミラーからPDへ向かう光線とを示す図である。 図6は、光走査装置のうち発光光学系を含む一部構成と、光源部から偏向器を経てPDへ向かう光線とを示す図である。 図7は、図2に示す受光回路の構成例を示す図である。 図8は、第1の駆動信号に応じた光源部の駆動について説明する図である。 図9は、第1の駆動信号に応じた光源部の駆動について説明する図である。 図10は、第2の駆動信号に応じた光源部の駆動について説明する図である。 図11は、第1の駆動信号および第2の駆動信号に応じた光源部の点灯パターンについて説明する図である。 図12は、第1の実施の形態の光走査装置に含まれる回路構成を示す図である。 図13は、第1の実施の形態の比較例にかかる回路構成を示す図である。 図14は、第2の実施の形態にかかる光走査装置に含まれる回路構成を示す図である。 図15は、第3の実施の形態にかかる光走査装置に含まれる回路構成を示す図である。 図16は、第4の実施の形態にかかる光走査装置に含まれる回路構成を示す図である。 図17は、第5の実施の形態にかかる光走査装置に含まれる回路構成を示す図である。 図18は、第6の実施の形態にかかる光走査装置に含まれる回路構成を示す図である。 図19は、第7の実施の形態にかかる光走査装置に含まれる回路構成を示す図である。
以下に添付図面を参照して、光走査装置および距離計測装置の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる距離計測装置100を備えるシステムが搭載された車両101を示す図である。車両101には、距離計測装置100を備えるシステムの一例である車両制御システムが搭載されている。車両制御システムは、距離計測装置100の計測結果に応じて車両101を制御する。
距離計測装置100は、例えばレーザレーダ(Light Detection and Ranging,LIDAR)である。距離計測装置100は、車両101の前方に取り付けられている。距離計測装置100は、車両101からの前方視野に存在する先行車、対向車、歩行者あるいは障害物などの対象物を検出し、検出された対象物までの距離を計測する。
図2は、距離計測装置100を備える車両制御システムのブロック図である。車両制御システムは、距離計測装置100およびECU(Electronic Control Unit)20を備える。距離計測装置100は、光走査装置10および時間計測回路11を備える。
光走査装置10は、車両101からの前方視野における検出領域にて光を走査させる。光走査装置10は、光源部12、受光素子であるフォトダイオード(Photodiode,PD)13,14、光偏向部15、光源駆動回路16、受光回路17,18、偏向器駆動回路19、走査光学系21、発光光学系22および受光光学系23を備える。
光源部12は、発光素子であるレーザダイオード(Laser Diode,LD)を備え、第1の出力光と第2の出力光とを出力する。光源駆動回路16は、ECU20からの光源駆動信号に応じて光源部12を駆動する。光源部12から射出された光は、発光光学系22を経て光偏向部15へ入射する。
光偏向部15は、光源部12からの光を偏向させる偏向器と、偏向器を回転動作させる駆動機構を備える。光偏向部15は、偏向器を回転させることで、偏向器から進行する光を変位させる。偏向器駆動回路19は、ECU20からの偏向器駆動信号に応じて偏向器を駆動する。
光偏向部15は、偏向器の駆動に応じて、光源部12からの第1の出力光を検出領域へ進行させる。光偏向部15からの第1の出力光は、走査光学系21を経て光走査装置10から射出する。光走査装置10は、偏向器を駆動することにより、光源部12からの第1の出力光を走査させる。
光走査装置10から検出領域内の対象物へ向けて進行した第1の出力光は、対象物での反射によって散乱する。走査光学系21は、対象物からの散乱光のうち走査光学系21へ入射した光を光偏向部15へ導く。光偏向部15は、走査光学系21から入射した光を偏向させる。受光光学系23は、光偏向部15からの光を第1の光検出部としてのPD14へ導く。PD14は、光偏向部15から入射した光である第1の検出光を検出し、入射光量に応じた信号を生成する。受光回路18は、PD14からの信号に応じた受光信号を生成する。
また、光偏向部15は、偏向器の駆動に応じて、光源部12からの第2の出力光を第2の光検出部としてのPD13へ進行させる。光偏向部15からの第2の出力光は、発光光学系22を経てPD13へ入射する。PD13は、光偏向部15からPD13へ向けて進行した光である第2の検出光を検出し、入射光量に応じた信号を生成する。受光回路17は、PD13からの信号を基に、偏向器の動作に応じた同期検知信号を生成する。
距離算出部としての時間計測回路11は、ECU20からの光源駆動信号と、受光回路18からの受光信号との時間差を求めることで、光源部12から対象物を経てPD13へ光が進行するのに要した時間を計測する。時間計測回路11は、計測された時間を距離へ換算して、距離計測装置100と対象物の間の距離を算出する。距離計測装置100は、時間計測回路11で求められた距離の計測値を出力する。
ECU20は、距離計測装置100から入力された計測値を用いて、検出領域にて検出された対象物との位置関係に応じた車両101の走行制御を行う。また、ECU20は、光源駆動回路16および時間計測回路11へ光源駆動信号を出力し、偏向器駆動回路19へ偏向器駆動信号を出力する。受光回路17からの同期検知信号を用いてタイミングが調整された光源駆動信号を光源駆動回路16へ供給することにより、光源部12の駆動を偏向器の動作に連携させる。
図3は、光走査装置10のうち発光光学系22を含む一部構成と、光源部12から検出領域ARへ向かう光線とを示す図である。発光光学系22は、カップリングレンズ32、ミラー33および集光レンズ34を含む。
X軸、Y軸およびZ軸は、互いに垂直な3つの軸とする。図3にてX軸の矢印で示しているプラスX方向は、車両101の前方直進方向とする。Z軸は、車両101が走行している道路の面に垂直であって、プラスZ方向は道路の面から離れる方向とする。図3では、紙面奥から手前へ向かう方向をプラスZ方向とする。光走査装置10からの光は、図3にてY軸の矢印で示している側であるプラスY側から、その逆のマイナスY側へ向けて走査する。図3には、X軸方向およびY軸方向における光源部12、PD13、発光光学系22および偏向器30の配置例を示している。
カップリングレンズ32は、光源部12から射出された光を平行光、あるいはわずかに発散する発散光とする。カップリングレンズ32は、例えば平凸レンズである。発光光学系22は、カップリングレンズ32に代えて、複数のレンズあるいはミラーを含むカップリング光学系が備えられていても良い。
ミラー33は、基材である平板の1つの面に形成された反射面35を備える。ミラー33は、カップリングレンズ32からの光を偏向器30へ向けて反射させる。光源部12と偏向器30の間の光路がミラー33で折り返されることで、光走査装置10は省スペース化が図られている。
偏向器30は、2つの反射面31を備える。反射面31は、偏向器30の基材である平板の1つの面とその裏側の面とに形成されている。偏向器30は、Z軸に平行な回転軸Oを中心として、一定の向きへ回転する。偏向器30の回転により、反射面31におけるミラー33からの光線の入射角を変化させることで、光偏向部15は、偏向器30から検出領域ARへ向けて進行する光線をマイナスY方向へ変位させる。
光走査装置10は、偏向器30の偏向角が所定の第1角度範囲内にて変化するときに、検出領域ARにて光を走査させる。偏向角は、反射面31の垂線とX軸とがなす角度とする。反射面31の垂線がX軸に対してプラスY側へ傾けられているときの偏向角はプラスの偏向角、マイナスY側へ傾けられているときの偏向角はマイナスの偏向角であるものとする。
例えば、偏向角が+θ1であるときに光走査装置10からの光が検出領域ARのプラスY側の端部へ向けて進行し、偏向角が−θ1であるときに光走査装置10からの光が検出領域ARのマイナスY側の端部へ向けて進行する。この場合、第1角度範囲は、+θ1から−θ1の範囲となる。ただし、θ1は90度より小さい所定の角度とする。
図4は、光走査装置10のうち受光光学系23を含む一部構成と、検出領域ARからPD14へ向かう光線とを示す図である。受光光学系23は、ミラー33および結像光学系36を含む。ミラー33は、発光光学系22と受光光学系23とで兼用される。図4には、X軸方向およびY軸方向におけるPD14、受光光学系23および偏向器30の配置例を示している。
結像光学系36は、例えば平凸レンズおよびメニスカスレンズを備える。結像光学系36は、1つのレンズからなるものであっても良く、3つ以上のレンズあるいはミラーを含む光学系であっても良い。
図3に示すように検出領域ARへ進行した光のうち対象物へ入射した光は、対象物での反射によって散乱する。対象物からの散乱光のうち対象物へ入射したときとは逆の向きに進行した光は、偏向器30へ入射する。偏向器30は、光源部12からの光を検出領域ARへ進行させるときと、検出領域AR内の対象物からの光をPD14へ進行させるときとで共用される。結像光学系36は、偏向器30およびミラー33での反射を経て結像光学系36へ入射した光を、PD14へ収束させる。
図5は、光源部12からミラー33へ向かう光線と、ミラー33からPD14へ向かう光線とを示す図である。図5には、X軸方向およびZ軸方向における光源部12および発光光学系22とPD14および受光光学系23の配置例を示している。発光光学系22および受光光学系23は、Z軸方向における位置を互いに異ならせて配置されている。ミラー33の反射面35は、光源部12からの光を偏向器30へ向けて反射させるとともに、偏向器30からの光をPD14へ向けて反射させる。
図6は、光走査装置10のうち発光光学系22を含む一部構成と、光源部12から偏向器30を経てPD13へ向かう光線とを示す図である。図6には、図3と同様に、X軸方向およびY軸方向における光源部12、PD13、発光光学系22および偏向器30を示している。
偏向器30の偏向角が第1角度範囲外であるとき、検出領域ARにおける光の走査は行われない。光走査装置10は、偏向器30の偏向角が所定の角度範囲である第2角度範囲内であるとき、ミラー33から偏向器30へ入射した光は、検出領域AR以外の方向へ進行し、再びミラー33へ入射する。さらに、ミラー33で反射した光は、PD13へ向けて進行する。第2角度範囲は、第1角度範囲以外の角度範囲とする。例えば、偏向器30の偏向角が第2角度範囲に含まれる所定の角度+θ2であるとき、光走査装置10からの光は、PD13の受光面の略中心へ入射する。θ2はθ1より大きい角度とする。
なお、偏向器30は、平板に形成された2つの反射面31を備えるものに限られない。偏向器30は1つあるいは3つ以上の反射面31を備えるものであっても良く、反射面31が形成される基材の形状は任意であるものとする。
図7は、受光回路18の構成例を示す図である。受光回路18は、増幅器37および比較器38を備える。増幅器37は、PD14からの信号を増幅させる。比較器38は、増幅器37の出力電圧を閾値Thと比較する。比較器38は、増幅器37の出力電圧と閾値Thとの大小関係が反転したとき、比較結果であるビット値を反転させる。
受光回路18は、比較器38での比較結果を示す信号を、PD14にて光が検出されたタイミングを表す受光信号として出力する。時間計測回路11は、光源駆動信号の立ち上がりタイミングと受光信号の立ち上がりタイミングとの間の時間を計測する。
なお、受光回路17は、図7に示す受光回路18と同様の構成を備えていても良い。受光回路17は、PD13にて光が検出されたタイミングを表す同期検知信号を出力する。
本実施の形態において、光検出部は、PD13,14以外の受光素子であっても良い。光検出部は、APD(Avalanche Photodiode)、あるいはガイガーモードAPDであるSPAD(Single Photon Avalanche Diode)であっても良い。APDおよびSPADは、PDと比べて高感度であるため、距離計測の精度を向上可能とし、より遠くにある対象物について距離計測が可能となる点で有利である。
また、光源部12は、端面発光レーザ、端面発光レーザを積層させたスタック型レーザ、面発光レーザであるVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)、VCSELが二次元方向へ配列されたVCSELアレイなどのいずれを備えていても良い。
光走査装置10は、偏向器30の偏向角が第1角度範囲内にて変化するとき、ECU20からの光源駆動信号である第1の駆動信号に応じて、光源部12をパルス発光させる。光源部12は、第1の出力光としてのパルス光を出力する。偏向器30は、光源部12からのパルス光を偏向させ、検出領域ARへ進行させる。PD14は、偏向器30から検出領域ARへ進行して、検出領域AR内にある対象物で反射した第1の出力光である第1の検出光を検出する。
また、光走査装置10は、偏向器30の偏向角が第2角度範囲内にて変化するとき、ECU20からの光源駆動信号である第2の駆動信号に応じて、光源部12の発光を持続させる。光源部12は、第2の出力光として、光量一定の光を継続して出力する。PD13は、偏向器30から検出領域AR以外の方向へ進行してミラー33からPD13へ向けて進行した第2の出力光である第2の検出光を検出する。
図8および図9は、第1の駆動信号に応じた光源部12の駆動について説明する図である。図8の上段に示すグラフは、縦軸を電流、横軸を時間軸として、光源部12に供給される電流の変化を表している。図8の下段に示すグラフは、縦軸を第1の出力光の光量、横軸を時間軸として、第1の出力光の光量変化を表している。図9は、図8に示すグラフの時間軸より長い時間軸における光源部12の点灯パターンを表している。
光源駆動回路16は、第1の駆動信号に応じて、矩形波状に電流値を変化させたパルス電流を光源部12へ供給する。Ipはパルス電流におけるピーク電流値、Tpはパルス電流のパルス幅とする。P1は光源部12から射出される第1の出力光であるパルス光のピーク光量、Ton1は光源部12の点灯時間(オン時間)とする。オン時間Ton1は、光量がP1の半分以上となるときの時間である半値幅とする。偏向器30の偏向角が第1角度範囲内にて変化する期間において、光源部12は、図9に示すように、時間間隔をT1として光量P1のパルス光を繰り返し射出する。
光走査装置10は、車両101から遠くにある対象物の距離計測を可能とするために、数十から100Wレベルの高出力パルス光を光源部12から出力することが望まれる。高出力パルス光を得るために、数十から100A程度の高い電流値Ipが光源部12に供給されることとなる。
また、光源部12の仕様においてオン時間Ton1は予め定められている。Ipが数十A程度となる場合、パルス発光の間隔T1に対する発光時間の割合であるデューティ(duty)比は0.1%程度とされる。デューティ比が0.1%程度より高くなると、光源部12の寿命に影響が及ぶこととなる。このことから、例えばオン時間Ton1を20ns(ナノ秒)、デューティ比を0.1%とする場合、間隔T1を20μs(マイクロ秒)より長い時間とすることが望ましい。
パルス発光の場合は光源部12への供給電流が高いことから、コンデンサなどにあらかじめ蓄えられた電荷を短時間にて光源部12へ供給する方式が広く採用されている。光源部12にはTp>Ton1を満足するパルス電流が供給されることで、光源部12は、蓄積された電荷が供給される時間幅において安定したパルス発光を行うことができる。
図10は、第2の駆動信号に応じた光源部12の駆動について説明する図である。図10の上段に示すグラフは、縦軸を電流、横軸を時間軸として、光源部12に供給される電流の変化を表している。図10の下段に示すグラフは、縦軸を第2の出力光の光量、横軸を時間軸として、第2の出力光の光量変化を表している。
光源駆動回路16は、第2の駆動信号に応じて、一定の電流値Isとされた電流を光源部12へ供給する。光源駆動回路16は、かかる光源部12への電流供給を時間Tsにおいて継続させる。電流値Isは、パルス発光における電流値Ipより低いものとする。P2は光源部12から射出される第2の出力光の光量、Ton2は光源部12の点灯時間(オン時間)とする。
光源部12は、オン時間Ton2において、一定の光量P2の光を継続して射出する。光量P2は、パルス発光におけるピーク光量P1より小さい。オン時間Ton2は、時間Tsと略一致し、かつパルス発光におけるオン時間Ton1より長い。
また、オン時間Ton2は、偏向器30の偏向角が第2角度範囲内にて変化する期間とも略一致する。なお、偏向器30の回転に応じて光源部12からの光をPD13へ向けて進行可能であれば、オン時間Ton2は、偏向器30の偏向角が第2角度範囲内にて変化する期間より長くても良く、短くても良い。これにより、光源部12は、同期検知信号の生成に利用される光として、パルス光に比べて低い数mWレベルの光を、オン時間Ton2にて継続して出力する。
図11は、第1の駆動信号および第2の駆動信号に応じた光源部12の点灯パターンについて説明する図である。図11は、図9に示す第1の駆動信号に応じた点灯パターンと、第2の駆動信号に応じた点灯パターンとの組み合わせを表している。図11に示すグラフの時間軸は、図9および図10に示すグラフの時間軸より長いものとする。
光源部12は、第2の駆動信号に応じて、時間間隔をT2として光量P2の光を射出する。間隔T2は、偏向器30の回転周期に一致し、かつパルス発光における間隔T1より長い。光源部12は、間隔T2のうち偏向器30の偏向角が第1角度範囲内にて変化する期間に、時間間隔をT1として光量P1のパルス光を繰り返し射出する。光源駆動回路16は、第1の駆動信号に応じて光源部12を駆動する期間には、第2の駆動信号に応じた光源部12の駆動を停止させる。このようにして、光源部12は、距離計測に利用される第1の出力光と、同期検知信号の生成に利用される第2の出力光とを出力する。
ここで、第1の実施の形態の光走査装置10のうち光源駆動回路16および光源部12を含む回路構成と、比較例にかかる回路構成とについて説明する。図12は、第1の実施の形態の光走査装置10に含まれる回路構成を示す図である。図13は、第1の実施の形態の比較例にかかる回路構成を示す図である。
図13に示す比較例の回路構成は、スイッチSW1,SW2、抵抗R1,RsおよびコンデンサC1と、レーザダイオードであるLD1を含む。スイッチSW1、抵抗R1およびコンデンサC1は、パルス発光のための駆動回路(パルス発光駆動回路)を構成する。スイッチSW2および抵抗R1,Rsは、同期検知信号の生成に利用される光を得るための駆動回路(同期発光駆動回路)を構成する。比較例では、パルス発光駆動回路および同期発光駆動回路は、共通の電源電圧V1を使用してLD1を駆動する。
LD1は、抵抗R1を介して電源端子に接続されている。電源端子には電源電圧V1が印加される。スイッチSW1はLD1とグランド電極との間に接続されている。抵抗RsおよびスイッチSW2は、LD1とグランド電極との間に接続されている。
スイッチSW1は、パルス発光のための第1の駆動信号Vpに応じて切り換えられる。スイッチSW2は、同期検知信号の生成に利用される光を得るための第2の駆動信号Vsに応じて切り換えられる。スイッチSW1が接続状態となる期間とスイッチSW2が接続状態となる期間とは、互いに重複しない。
スイッチSW1,SW2は、例えばNMOSトランジスタを備える。所望の駆動電流能力にてスイッチSW1,SW2を動作させるために、スイッチSW1,SW2のゲート電位をある電圧レベル以上とするか、ゲートドライバなどを用いてスイッチSW1,SW2を動作させることとなる。
スイッチSW1,SW2の双方が切断状態であるとき、コンデンサC1に電荷が蓄積される。スイッチSW1が切断から接続へ切り換えられると、コンデンサC1の電荷がLD1へ供給される。LD1には、第1の駆動信号Vpに応じた駆動の際、および第2の駆動信号Vsに応じた駆動の際の双方において、共通の電源電圧V1が印加される。
図12に示す第1の実施の形態の光源駆動回路16は、第1の光源駆動部としてのパルス発光駆動回路41、および第2の光源駆動部としての同期発光駆動回路42を備える。パルス発光駆動回路41は、パルス発光のための駆動回路である。同期発光駆動回路42は、同期検知信号の生成に利用される光を得るための駆動回路である。互いに並列接続されたパルス発光駆動回路41および同期発光駆動回路42が、光源部12に接続されている。光源部12は、レーザダイオードであるLD1を備える。
パルス発光駆動回路41は、スイッチSW1(第1のスイッチ)、抵抗R1およびコンデンサC1(第1のコンデンサ)と、電源電圧V1(第1の電源電圧)が印加される第1の電源端子を備える。パルス発光駆動回路41は、電源電圧V1の印加によりLD1を駆動し、LD1から第1の出力光を出力させる。
同期発光駆動回路42は、スイッチSW2(第2のスイッチ)、抵抗R2,RsおよびコンデンサC2(第2のコンデンサ)と、電源電圧V1とは異なる電源電圧V2(第2の電源電圧)が印加される第2の電源端子を備える。電源電圧V2は、電源電圧V1より小さい。同期発光駆動回路42は、電源電圧V2の印加によりLD1を駆動し、LD1から第2の出力光を出力させる。パルス発光駆動回路41がLD1を駆動する期間以外において、同期発光駆動回路42がLD1を駆動する。
抵抗R1、スイッチSW1およびLD1は、第1の電源端子およびグランド電極の間にて直列に接続されている。コンデンサC1は、スイッチSW1およびLD1と並列に接続されている。スイッチSW1は、パルス発光のための第1の駆動信号Vpに応じて、接続と切断とを切り換える。スイッチSW1が切断状態であるとき、コンデンサC1に電荷が蓄積される。抵抗R1は、コンデンサC1への充電における充電抵抗として機能する。
抵抗R2、スイッチSW2、抵抗RsおよびLD1は、第2の電源端子およびグランド電極の間にて直列に接続されている。コンデンサC2は、スイッチSW2、抵抗RsおよびLD1と並列に接続されている。スイッチSW2は、同期検知信号の生成に利用される光を得るための第2の駆動信号Vsに応じて、接続と切断とを切り換える。スイッチSW2が切断状態であるとき、コンデンサC2に電荷が蓄積される。抵抗R2は、コンデンサC2への充電における充電抵抗として機能する。
スイッチSW1およびスイッチSW2は、光走査装置10の稼働時において少なくとも一方は切断状態となる。スイッチSW1が接続状態となる期間とスイッチSW2が接続状態となる期間とは互いに重複しない。なお、スイッチSW1,SW2は、接続と切断を切り換え可能ないずれの素子であっても良い。
第1の駆動信号Vpに応じてスイッチSW1が切断から接続へ切り換えられると、パルス発光駆動回路41は、コンデンサC1に蓄積された電荷をLD1へ供給する。LD1には、電源電圧V1およびコンデンサC1の容量により決まる略一定の電流値Ipの電流が、パルス幅Tpの時間にて供給される。これにより、光源部12は、距離計測に利用される第1の出力光として、ピーク光量P1およびオン時間Ton1によるパルス光を、LD1から射出する。
第2の駆動信号Vsに応じてスイッチSW2が切断から接続へ切り換えられると、同期発光駆動回路42は、コンデンサC2に蓄積された電荷をLD1へ供給する。抵抗Rsは、LD1の電流制限抵抗として機能する。LD1には、電源電圧V2、コンデンサC2の容量および抵抗Rsにより決まる略一定の電流値Isの電流が、時間Tsにて供給される。これにより、光源部12は、同期検知信号の生成に利用される第2の出力光である光量P2の連続光を、オン時間Ton2にてLD2から射出する。
同期検知信号の生成に利用される光の出力に要する電流値Isは、パルス光の出力に要する電流値Ipの100分の1以下の程度となる。パルス発光駆動回路41の電源電圧V1より小さい電源電圧V2が同期発光駆動回路42に対して設定されることで、同期発光駆動回路42を構成する部品であるスイッチSW2および抵抗R2,Rsに要求される耐電圧および定格電圧が低減される。
光走査装置10は、耐電圧および定格電圧の低い部品を使用可能であるため、部品選択の自由度を高めることができ、かつ低コスト化が可能となる。一般に、耐電圧の低い部品は耐電圧の高い部品よりサイズが小さいことから、耐電圧の低い部品が使用されることで、部品が実装される基板、およびその基板が搭載されるモジュールを小型化できる。また、光走査装置10は、偏向器30の動作に応じた同期検知信号を基にパルス光の供給タイミングが制御されることで、光走査の高精度な制御が可能となる。以上により、光走査装置10および距離計測装置100は、光走査の高精度な制御を可能とし、かつ構成の小型化と製造コストの低減が可能となるという効果を奏する。
(第2の実施の形態)
図14は、第2の実施の形態にかかる光走査装置10に含まれる回路構成を示す図である。第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
第2の実施の形態にかかる光走査装置10は、第1の実施の形態の光源部12および光源駆動回路16に代えて、光源部53および光源駆動回路50を備える。光源部53は、2つのレーザダイオードであるLD1およびLD2を備える。LD1は、第1の出力光を出力する。LD2は、第2の出力光を出力する。
光源駆動回路50は、第1の光源駆動部としてのパルス発光駆動回路51、および第2の光源駆動部としての同期発光駆動回路52を備える。パルス発光駆動回路51は、スイッチSW1、抵抗R1およびコンデンサC1と、電源電圧V1(第1の電源電圧)が印加される第1の電源端子を備える。抵抗R1、スイッチSW1およびLD1は、第1の電源端子およびグランド電極の間にて直列に接続されている。パルス発光駆動回路51は、電源電圧V1の印加によりLD1を駆動し、LD1から第1の出力光を出力させる。
同期発光駆動回路52は、スイッチSW2、抵抗R2,RsおよびコンデンサC2と、電源電圧V1とは異なる電源電圧V2(第2の電源電圧)が印加される第2の電源端子を備える。電源電圧V2は、電源電圧V1より小さい。抵抗R2、スイッチSW2、抵抗RsおよびLD2は、第2の電源端子およびグランド電極の間にて直列に接続されている。同期発光駆動回路52は、電源電圧V2の印加によりLD2を駆動し、LD2から第2の出力光を出力させる。
第1の駆動信号Vpに応じてスイッチSW1が切断から接続へ切り換えられると、パルス発光駆動回路51は、コンデンサC1に蓄積された電荷をLD1へ供給する。これにより、光源部53は、距離計測に利用される第1の出力光であるパルス光をLD1から射出する。
第2の駆動信号Vsに応じてスイッチSW2が切断から接続へ切り換えられると、同期発光駆動回路52は、コンデンサC2に蓄積された電荷をLD2へ供給する。これにより、光源部53は、同期検知信号の生成に利用される第2の出力光である連続光をLD2から射出する。
LD2からの出力光の光量は、同期検知信号の生成のためにPD13にて検出光を検出可能な程度であれば良い。光源部53には、パルス光の射出に使用される場合に比べて低出力なLD2を使用できる。光走査装置10は、LD1およびLD2の双方が高出力である場合に比べて、構成を小型にでき、かつ製造コストを低減できる。
第2の実施の形態においても、光走査装置10および距離計測装置100は、第1の実施の形態と同様に、光走査の高精度な制御を可能とし、かつ構成の小型化と製造コストの低減が可能となるという効果を奏する。
(第3の実施の形態)
図15は、第3の実施の形態にかかる光走査装置10に含まれる回路構成を示す図である。第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
第3の実施の形態にかかる光走査装置10は、第1の実施の形態の光源部12および光源駆動回路16に代えて、光源部63および光源駆動回路60を備える。光源部63は、第1の出力光を出力する4つのレーザダイオードであるLD1−1〜LD1−4、および第2の出力光を出力するレーザダイオードであるLD2を備える。LD1−1〜LD1−4,LD2は、互いに並列に接続されている。
LD1−1〜LD1−4は、光走査装置10による光の走査方向であるY軸方向に垂直な方向へ配列されている。第1の出力光を出力するレーザダイオードの数は4つに限られず、複数であれば良いものとする。
光源駆動回路60は、第1の光源駆動部としてのパルス発光駆動回路61、および第2の光源駆動部としての同期発光駆動回路62を備える。パルス発光駆動回路61には、LD1−1〜LD1−4ごとに、第2の実施の形態のパルス発光駆動回路51と同様の回路構成が備えられている。各回路構成は、互いに並列に接続されている。
パルス発光駆動回路61は、スイッチSW1−1〜SW1−4、抵抗R1−1〜R1−4およびコンデンサC1−1〜C1−4と、電源電圧V1(第1の電源電圧)が印加される4つの第1の電源端子を備える。LD1−1〜LD1−4は、スイッチSW1−1〜SW1−4の切り換えにより、互いに独立して発光タイミングの制御が可能とされている。LD1−1〜LD1−4は、それぞれ電流値Ip1〜Ip4の電流に応じて、パルス光を射出する。同期発光駆動回路62は、第2の実施の形態の同期発光駆動回路52と同様の構成を備える。
光走査装置10は、走査方向に垂直な方向へ配列された複数の発光素子を順次駆動することで、走査方向に垂直な方向において光をシフトさせて、検出領域ARへ光を進行させることができる。これにより、光走査装置10は、走査方向へ光を走査させるとともに、走査方向に垂直な方において光をシフトさせることで、二次元方向において光を走査させることができる。
第3の実施の形態においても、光走査装置10および距離計測装置100は、第1の実施の形態と同様に、光走査の高精度な制御を可能とし、かつ構成の小型化と製造コストの低減が可能となるという効果を奏する。
(第4の実施の形態)
図16は、第4の実施の形態にかかる光走査装置10に含まれる回路構成を示す図である。第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
第4の実施の形態にかかる光走査装置10の光源駆動回路70は、第1の光源駆動部としてのパルス発光駆動回路71、第2の光源駆動部としての同期発光駆動回路72、およびスイッチSW3(第3のスイッチ)を備える。スイッチSW3は、光源部12と、電源端子としてのグランド電極との間に接続されている。
パルス発光駆動回路71のコンデンサC1は、光源部12およびスイッチSW3と並列に接続されている。同期発光駆動回路72のコンデンサC2は、スイッチSW2、抵抗Rs、光源部12およびスイッチSW3と並列に接続されている。
第1の駆動信号Vpに応じてスイッチSW1が接続状態となり、かつスイッチSW2,SW3が切断状態であるとき、コンデンサC1に電荷が蓄積される。その後、スイッチSW1が接続から切断へ切り換わり、かつスイッチSW3が切断から接続へ切り換わることで、コンデンサC1に蓄積された電荷がLD1へ供給される。
第2の駆動信号Vsに応じてスイッチSW2が接続状態となり、かつスイッチSW1,SW3が切断状態であるとき、コンデンサC2に電荷が蓄積される。その後、スイッチSW2が接続から切断へ切り換わり、かつスイッチSW3が切断から接続へ切り換わることで、コンデンサC2に蓄積された電荷がLD1へ供給される。
スイッチSW3は、第1の駆動信号Vpに応じたLD1への電荷供給と、第2の駆動信号Vsに応じたLD1への電荷供給とを担い、パルス発光駆動回路71と同期発光駆動回路72とで共用される。スイッチSW1,SW2は、それぞれコンデンサC1,C2での充電のために使用される。
スイッチSW1,SW2は、それぞれ光源部12への電荷供給のための切り換えを行う場合と比較して通電電流を小さくできることで、スイッチSW1,SW2に要求される定格電流が低減される。光源駆動回路70には、光源部12への電荷供給のために十分な定格電流を備えるスイッチSW3と、定格電流が低いスイッチSW1,SW2とを使用できる。
光走査装置10は、パルス発光駆動回路71および同期発光駆動回路72のそれぞれに定格電流が高いスイッチが設けられる場合に比べて、構成を小型にでき、かつ製造コストを低減できる。第4の実施の形態においても、光走査装置10および距離計測装置100は、光走査の高精度な制御を可能とし、かつ構成の小型化と製造コストの低減が可能となるという効果を奏する。
(第5の実施の形態)
図17は、第5の実施の形態にかかる光走査装置10に含まれる回路構成を示す図である。第3の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
第5の実施の形態にかかる光走査装置10は、第3の実施の形態の光源部63および光源駆動回路60に代えて、光源部83および光源駆動回路80を備える。光源部83は、4つのレーザダイオードであるLD1−1〜LD1−4を備える。このうちの1つであるLD1−1は、第1の出力光および第2の出力光を出力する。その他の3つであるLD1−2〜LD1−4は、第1の出力光を出力する。LD1−1〜LD1−4は、互いに並列に接続されている。
LD1−1〜LD1−4は、第3の実施の形態と同様に、光走査装置10による光の走査方向に垂直な方向へ配列されている。第1の出力光を出力するレーザダイオードの数は4つに限られず、複数であれば良いものとする。第3の実施の形態と同様に、光走査装置10は、二次元方向において光を走査させて対象物を検出することができる。
光源駆動回路80は、第1の光源駆動部としてのパルス発光駆動回路81、第2の光源駆動部としての同期発光駆動回路82、およびスイッチSW3を備える。パルス発光駆動回路81には、LD1−1〜LD1−4ごとに、共通の回路構成が備えられている。各回路構成は、互いに並列に接続されている。スイッチSW3は、LD1−1〜LD1−4とグランド電極との間に接続されている。
LD1−1に対応する回路構成は、スイッチSW1−1、コンデンサC1−1およびダイオードD1−1を備える。スイッチSW−1、ダイオードD1−1およびLD1−1は、抵抗R1とスイッチSW3との間にて直列に接続されている。コンデンサC1−1は、ダイオードD1−1、LD1−1およびスイッチSW3と並列に接続されている。LD1−2〜LD1−4に対する各回路構成も、LD1−1に対する回路構成と同様である。
同期発光駆動回路82のスイッチSW2および抵抗Rsは、抵抗R2およびダイオードD1−1の間にて直列に接続されている。コンデンサC2は、抵抗Rs、ダイオードD1−1、LD1−1およびスイッチSW3と並列に接続されている。
第1の駆動信号Vpに応じてスイッチSW1−1が接続状態となり、かつスイッチSW1−2〜SW1−4,SW2,SW3が切断状態であるとき、コンデンサC1−1に電荷が蓄積される。その後、スイッチSW1−1が接続から切断へ切り換わり、かつスイッチSW3が切断から接続へ切り換わることで、コンデンサC1−1に蓄積された電荷がLD1−1へ供給される。このとき、パルス発光駆動回路81は、ダイオードD1−1〜D1−4の整流作用により、LD1−1へ電流を供給させる一方、LD1−2〜LD1−4への電流供給を遮断する。パルス発光駆動回路81は、LD1−2〜LD1−4もLD1−1と同様に駆動する。LD1−1〜LD1−4は、それぞれ電流値Ip1〜Ip4の電流に応じて、パルス光を射出する。
第2の駆動信号Vsに応じてスイッチSW2が接続状態となり、かつスイッチSW1−1〜SW1−4,SW3が切断状態であるとき、コンデンサC2に電荷が蓄積される。その後、スイッチSW2が接続から切断へ切り換わり、かつスイッチSW3が切断から接続へ切り換わることで、コンデンサC2に蓄積された電荷がLD1−1へ供給される。このとき、光源駆動回路80は、ダイオードD1−1〜D1−4の整流作用により、LD1−1へ電流を供給させる一方、LD1−2〜LD1−4への電流供給を遮断する。LD1−1は、電流値Isの電流に応じて、同期検知信号の生成に利用される第2の出力光を射出する。
スイッチSW3は、第1の駆動信号Vpに応じた光源部83への電荷供給と、第2の駆動信号Vsに応じた光源部83への電荷供給とを担い、パルス発光駆動回路81と同期発光駆動回路82とで共用される。スイッチSW1−1〜SW1−4,SW2は、それぞれコンデンサC1−1〜C1−4,C2での充電のために使用される。第4の実施の形態と同様に、光源駆動回路80には、LD1−1〜LD1−4への電荷供給のために十分な定格電流を備えるスイッチSW3と、定格電流が低いスイッチSW1−1〜SW1−4,SW2とを使用できる。
光走査装置10は、定格電流が高いスイッチが各発光素子に対して設けられる場合に比べて、構成を小型にでき、かつ製造コストを低減できる。第5の実施の形態においても、光走査装置10および距離計測装置100は、光走査の高精度な制御を可能とし、かつ構成の小型化と製造コストの低減が可能となるという効果を奏する。
(第6の実施の形態)
図18は、第6の実施の形態にかかる光走査装置10に含まれる回路構成を示す図である。第5の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
第6の実施の形態にかかる光走査装置10は、第5の実施の形態の光源部83および光源駆動回路80に代えて、光源部93および光源駆動回路90を備える。光源部93は、5つのレーザダイオードであるLD1−1〜LD1−4,LD2を備える。このうちの1つであるLD2は、第2の出力光を出力する。その他の4つであるLD1−1〜LD1−4は、第1の出力光を出力する。LD1−1〜LD1−4,LD2は、互いに並列に接続されている。
LD1−1〜LD1−4は、第5の実施の形態と同様に、光走査装置10による光の走査方向に垂直な方向へ配列されている。第1の出力光を出力するレーザダイオードの数は4つに限られず、複数であれば良いものとする。第5の実施の形態と同様に、光走査装置10は、二次元方向において光を走査させて対象物を検出することができる。
光源駆動回路90は、第1の光源駆動部としてのパルス発光駆動回路91、第2の光源駆動部としての同期発光駆動回路92、およびスイッチSW3を備える。パルス発光駆動回路91は、第5の実施の形態のパルス駆動回路81と同様の構成を備える。
スイッチSW2、抵抗Rs、LD2は、抵抗R2およびスイッチSW3の間にて直列に接続されている。コンデンサC2は、抵抗Rs、LD2およびスイッチSW3と並列に接続されている。
パルス発光駆動回路91は、第5の実施の形態のパルス発光駆動回路81と同様に、LD1−1〜LD1−4を駆動する。第2の駆動信号Vsに応じてスイッチSW2が接続状態となり、かつスイッチSW1−1〜SW1−4,SW3が切断状態であるとき、コンデンサC2に電荷が蓄積される。その後、スイッチSW2が接続から切断へ切り換わり、かつスイッチSW3が切断から接続へ切り換わることで、コンデンサC2に蓄積された電荷がLD2へ供給される。
LD2からの出力光の光量は、同期検知信号の生成のためにPD13にて検出光を検出可能な程度であれば良い。光源部93には、パルス光の射出に使用される場合に比べて低出力なLD2を使用できる。光走査装置10は、LD1−1〜LD1−4およびLD2のいずれもが高出力である場合に比べて、構成を小型にでき、かつ製造コストを低減できる。
第6の実施の形態においても、光走査装置10および距離計測装置100は、第1の実施の形態と同様に、光走査の高精度な制御を可能とし、かつ構成の小型化と製造コストの低減が可能となるという効果を奏する。
(第7の実施の形態)
図19は、第7の実施の形態にかかる光走査装置10に含まれる回路構成を示す図である。第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
第7の実施の形態にかかる光走査装置10の光源駆動回路16には、第1の実施の形態の光源駆動回路16のスイッチSW1,SW2として、NMOSトランジスタTr1,Tr2が使用されている。NMOSトランジスタTr1,Tr2を用いることで、光源駆動回路16は、第1の駆動信号Vpおよび第2の駆動信号Vsに応じた高速応答を実現できる。
なお、第2から第6の実施の形態においても、スイッチとしてNMOSトランジスタを使用しても良い。第7の実施の形態においても、光走査装置10および距離計測装置100は、第1の実施の形態と同様に、光走査の高精度な制御を可能とし、かつ構成の小型化と製造コストの低減が可能となるという効果を奏する。
各実施の形態の光走査装置10および距離計測装置100は、車両101以外の移動体、例えば航空機あるいは列車に搭載されても良い。光走査装置10は、距離計測に使用されるものに限られず、距離計測以外の用途において対象物を検出するものであっても良い。光走査装置10は、対象物の有無を監視する装置、あるいは対象物の形状を測定する装置などに適用されても良い。
10 光走査装置
11 時間計測回路
12,53,63,83,93 光源部
13,14 PD
15 光偏向部
30 偏向器
41,51,61,71,81,91 パルス発光駆動回路
42,52,62,72,82,92 同期発光駆動回路
100 距離計測装置
特許第4831151号公報

Claims (10)

  1. 検出領域にて光を走査させる光走査装置であって、
    第1の出力光と第2の出力光とを出力する光源部と、
    前記光源部からの前記第1の出力光および前記第2の出力光を偏向させる偏向器を備え、前記偏向器から進行する光を変位させる光偏向部と、
    前記偏向器から前記検出領域へ進行して、前記検出領域にある対象物で反射した前記第1の出力光である第1の検出光を検出する第1の光検出部と、
    前記偏向器から前記検出領域以外の方向へ進行した前記第2の出力光である第2の検出光を検出する第2の光検出部と、
    第1の電源電圧の印加により前記光源部を駆動し、前記光源部から前記第1の出力光を出力させる第1の光源駆動部と、
    前記第1の電源電圧とは異なる第2の電源電圧の印加により前記光源部を駆動し、前記光源部から前記第2の出力光を出力させる第2の光源駆動部と、
    を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記第2の電源電圧は、前記第1の電源電圧より小さいことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第1の光源駆動部は、第1の駆動信号に応じて前記光源部を駆動し、
    前記第2の光源駆動部は、第2の駆動信号に応じて前記光源部を駆動することを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1の光源駆動部が前記光源部を駆動する期間以外において、前記第2の光源駆動部が前記光源部を駆動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記光源部は、前記第1の出力光および前記第2の出力光を出力する発光素子を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記光源部は、前記第1の出力光を出力する第1の発光素子と、前記第2の出力光を出力する第2の発光素子とを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記第1の光源駆動部は、前記光源部へ供給される電荷を蓄積する第1のコンデンサと、前記第1のコンデンサと前記光源部との接続および切断を切り換える第1のスイッチとを備え、
    前記第2の光源駆動部は、前記光源部へ供給される電荷を蓄積する第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサと前記光源部との接続および切断を切り換える第2のスイッチとを備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記光源部と電源端子との接続および切断を切り換える第3のスイッチを備えることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 前記光源部は、前記第1の出力光を出力する複数の発光素子を備え、
    前記第1の光源駆動部は、前記発光素子ごとに備えられ前記発光素子を駆動する回路構成を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の光走査装置。
  10. 検出領域にて光を走査させ、前記検出領域内の対象物からの反射光を検出する請求項1から9のいずれか一項に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置における前記反射光の検出結果を用いて、前記対象物までの距離を算出する距離算出部と、を備えることを特徴とする距離計測装置。
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