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JP2018003239A - 光制御シート及びそれを備えるカーテン - Google Patents

光制御シート及びそれを備えるカーテン Download PDF

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JP2018003239A
JP2018003239A JP2014202151A JP2014202151A JP2018003239A JP 2018003239 A JP2018003239 A JP 2018003239A JP 2014202151 A JP2014202151 A JP 2014202151A JP 2014202151 A JP2014202151 A JP 2014202151A JP 2018003239 A JP2018003239 A JP 2018003239A
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cloth
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村 明 子 北
Akiko Kitamura
村 明 子 北
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】好適な採光性能を発揮することができると共に、優れた意匠性を確保でき、且つ、取り扱い性に優れる光制御シートを提供する。【解決手段】対向する入射面7aと出射面7bとを有し、入射面7aから入射した光を偏向して出射面7bから出射させる偏向層7と、偏向層7と積層されるシート状の布3と、を備えている、光制御シートを提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、建物等の内部に入射する日光等の外光を制御するための光制御シート及びそれを備えるカーテンに関する。
この種の技術に関連するものとして、例えば、建物等の窓を覆うように設置されるロールカーテンがある。一般的なロールカーテンは、通常、ポリエステル等の生地から作製されている。
このような一般的なロールカーテンには、用途に応じた種々のタイプがあり、用途に応じて生地が選択される。例えば、プライバシー性を重視するタイプでは、厚手の生地が用いられ、インテリア性(意匠性)を重視するタイプでは、レース等の生地が用いられる。このような生地から作製されるロールカーテンは、生地の選択によって様々な色やデザインを付与することができるため、一般的に意匠性に優れたものといえる。
一方で、ロールカーテンには、機能性を重視したものも種々提案されている。例えば、特許文献1及び特許文献2等には、室内側での採光効果を得るために、入射する光を所望の方向に偏向させて出射させる偏向層を備えるロールカーテンが開示されている。
特開2013−155569号公報 特開2012−224975号公報
ところで、上述した特許文献1及び特許文献2に開示された機能性を有した偏向層は、多くの場合、樹脂で形成され、ぎらつき感や眩しさを生じさせることがある。このようなぎらつき感や眩しさが、ロールカーテンの意匠性を低下させている。そのため、このようなロールカーテンでは、本来的な機能である採光性能を十分に発揮しつつ、優れた意匠性を確保できることが望まれる。
ぎらつき感や眩しさを抑制する手法としては、偏向層を覆うようにシート状の部材を設けることが考えられる。しかしながら、偏向層に部材を単に設けただけでは、採光性能が十分に発揮されない場合がある。また、部材の材質が硬かったりするとロールカーテンの搬送性が損なわれたりして、取り扱いが良好でなくなる場合がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、好適な採光性能を発揮することができると共に、優れた意匠性を確保でき、且つ、取り扱い性に優れる光制御シート及びそれを備えるカーテンを提供することを目的とする。
本発明は、対向する入射面と出射面とを有し、前記入射面から入射した光を偏向して前記出射面から出射させる偏向層と、前記偏向層と積層されるシート状の布と、を備えている、光制御シート、である。
前記光制御シートにおいて、前記布の全光線透過率は、40%以上80%以下である、ことが好ましい。
前記光制御シートにおいて、前記布は、植物繊維、動物繊維、及び化学繊維のうちのいずれか、またはこれらのうちの少なくとも2種を含んでいてもよい。
また、本発明は、前記の光制御シートを備える、カーテン、である。
前記カーテンは、軸部材を備え、前記光制御シートは、前記軸部材に、その一端が取り付けられており、前記軸部材に巻回及び展開可能に構成されていてもよい。
また、前記カーテンにおいては、前記光制御シートの他端に、錘部材が設けられていてもよい。
また、前記カーテンにおいては、前記軸部材の外径寸法が、25mm〜120mmであってもよい。
本発明によれば、好適な採光性能を発揮することができると共に、優れた意匠性を確保でき、且つ、取り扱い性に優れる光制御シート及びそれを備えるカーテンを提供することができる。
本発明の実施の形態による光制御シートを備えるカーテンの斜視図である。 図1のカーテンの天地方向における部分断面図である。 本実施の形態のかかる投影透過率を求めるための投影透過率測定装置の概略図である。 採光効果を評価するための第1評価装置の概略図である。 採光効果を評価するための第2評価装置の概略図である。 実施例1にかかる全光線透過率と採光効果との関係を示すグラフを示した図である。 実施例1にかかる投影透過率と採光効果との関係を示すグラフを示した図である。 実施例2にかかる全光線透過率と採光効果との関係を示すグラフを示した図である。 本実施の形態にかかる光制御シートの変形例を説明する光制御シートの部分断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。以下に説明する一実施の形態においては、光制御シートをカーテン、とりわけ巻き取り可能なロールカーテンに適用した例を示す。
なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本件明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「シート」はフィルムや板と呼ばれ得るような部材も含む概念である。
さらに、本件明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
さらに、「シート面(フィルム面、板面)」とは、対象となるシート状(フィルム状、板状)部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(フィルム状部材、板状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
(カーテンの構成)
図1は、本発明の実施の形態によるロールカーテン1の斜視図であり、図2は、図1の天地方向におけるロールカーテン1の部分断面図である。このロールカーテン1は、例えば窓の内側に垂れ下がるようにして配置されて用いられる採光具である。ロールカーテン1のことを、以下では、単に、カーテン1と呼ぶものとする。
図1及び図2に示すように、本実施の形態によるカーテン1は、光が入射される側に配置される採光シート2と、この採光シート2の出射面側に積層されて配置されるシート状の布3と、を備える光制御シート4を、備えている。カーテン1の上部には、光制御シート4を巻き取るためのロール機構21が設けられており、このロール機構21の一端部には、光制御シート4の巻き取り量を調整するためのチェーン22が取り付けられている。チェーン22は、その両端がロール機構21に接続され、Uの字型にロール機構21から垂れ下がるようになっている。
ロール機構21は、軸部材21Aと、軸部材21Aの両端部を回転可能に支持する枠部材21Bと、を有し、軸部材21Aに、光制御シート4の一端が取り付けられている。枠部材21Bは、建物の窓の上縁部等に固定されて、軸部材21A及び光制御シート4を支持する部材である。また、光制御シートの他端には、軸部材21Aに平行に延びる軸状の錘部材21Cが設けられている。この錘部材21Cは、軸部材21Aから光制御シート4が垂れ下がった際に、光制御シート4が上下方向に真っ直ぐに延びるように負荷を与えるものである。なお、軸部材21Aの外径寸法は、一般的に、25mm〜120mmに設定される。
カーテン1では、チェーン22が垂れ下がった状態において、チェーン22のうちの一方の垂れ下がり部分を下げると、光制御シート4の巻き取り量が減少して、光制御シート4がより下方まで引き出されるようになっている。また、チェーン22のうちの他方の垂れ下がり部分を下げると、光制御シート4の巻き取り量が増加して、光制御シート4が上方に移動するようになっている。すなわち光制御シート4は、軸部材21Aに巻回及び展開可能に構成されている。
(光制御シートの構成)
図2には、光制御シート4における採光シート2及び布3の断面がそれぞれ示されている。図2に示すように、本実施の形態における採光シート2は、対向する主面を有する基材層6と、基材層6の一方の主面に積層された偏向層7と、を有している。基材層6は、偏向層7を支持するシート状に形成された層であって、透光性を有している。一方、偏向層7は、対向する入射面7aと出射面7bとを有し、入射面7aから入射した光を偏向して出射面7bから出射させる層である。なお、採光シート2においては、基材層6及び偏向層7に加えて保護層を設けても構わない。また、熱線カット層や紫外線カット層等が設けられてもよい。また、採光シート2においては、基材層6が無くてもよい。
図示の例において、偏向層7は、入射面7aに沿って離隔して配置される複数の溝10を有するベース部11と、ベース部11とは異なる屈折率を持ち複数の溝10内に配置される複数のルーバー部12と、を有している。ルーバー部12の内部は空洞でもよいし、ベース部11とは異なる屈折率、典型的にはベース部11よりも低い屈折率の充填材料を充填してもよい。このような偏向層7では、ベース部11とルーバー部12との界面での反射や屈折に起因して、ぎらつきや眩しさを感知させることがある。
ルーバー部12は、入射面7aに交差する方向に延びる第1面12aおよび第2面12bを有している。ルーバー部12は、少なくともベース部11との界面のうち第1面12aにおいて、ベース部11とルーバー部12との屈折率差に基いて光の進行方向を変化させる。図2では、図示されたすべてのルーバー部12が形状の異なる第1面12aおよび第2面12bを有する非対称構造の例を示しているが、第1面12aと第2面12bの形状が等しい対称構造であってもよい。
このような本実施の形態における偏向層7は、図2の矢印に示すように、入射面7aから入射した光を、斜め上方に跳ね上げるように偏向して出射面7bから出射させるようになっている。なお、このように入射した光を跳ね上げることができれば、採光シート2の断面構造は、必ずしも図2のようなベース部11とルーバー部12とで構成されている必要はない。例えば、入射面7aに沿って複数の光学プリズム体を配置して、入射光を斜め上方に跳ね上げてもよい。光学プリズム体を用いた偏向層7においても、プリズム面での反射や屈折に起因して、ぎらつきや眩しさを感知させる可能性がある。
また、図2に示すように、本実施の形態における布3は、光制御シート4の意匠性を確保するために設けられている。この布3は、透光性を有している。これは、光を全く透過させない場合には、採光シート2の採光効果が失われるからである。本実施の形態では、このような布3が、偏向層7の出射面7bに接着層13を介して積層されている。接着層13は、熱可塑性樹脂等であり、透光性を有している。なお、偏向層7に起因したぎらつきや眩しさを目立たなくする観点から、布3が偏向層7の全面を覆うように設けられていることが好ましく、或いは、ぎらつきや眩しさをより感知しやすい領域、例えば偏向層7の周縁を除く中央領域に、単一の布3が設けられていることが好ましい。
なお、図2に示した例では、光が入射する側から出射される側に向けて、基材層6、偏向層7、接着層13、布3の順で、これらの各要素が積層されている。しかしながら、図9に示すように、光が入射する側から出射される側に向けて、偏向層7、基材層6、接着層13、布3の順で、これらの各要素が積層されて光制御シート4或いはカーテン1が構成されていてもよい。
布3の材質は、特に限定されることはない。例えば、布3としては、植物繊維、動物繊維、及び化学繊維のうちのいずれか、またはこれらのうちの少なくとも2種を含む織物、編み物、レース、フェルト、あるいは不織布が用いられ得る。
植物繊維とは、綿、麻等であり、動物繊維とは、絹、羊毛、アルパカ、アンゴラ、カシミヤ、モヘア等である。また、化学繊維とは、再生繊維、半合成繊維、合成繊維または無機繊維等である。再生繊維として、レーヨン、キュプラ、ポリノジック等の繊維状物を例示することができる。また、半合成繊維として、アセテート、トリアセテート、プロミックス等の繊維状物を例示することができる。また、合成繊維として、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の繊維状物を例示することができる。さらに、無機繊維として、ガラス、金属等繊維状物を例示することができる。
上述のように、布3は、種々の材質から選択可能であるが、このうち、ポリエステル、アクリル、レーヨン、綿、麻、絹が好ましくは、とりわけ、ポリエステル、綿、麻が特に好ましい。ポリエステル、アクリル、レーヨン、綿、麻、絹が好ましい理由は、一般的なカーテンの生地として、これらが多く流通しているため、入手が容易で、且つ、コストを抑制し得るからである。また、ポリエステル、綿、麻が特に好ましい理由は、耐熱性が高いからである。
また、市場に普及している一般的なカーテンには、ドレープ、レース、ケースメント、プリントの4種類のタイプがあることが知られている。ドレープカーテンとは、その重さによって自然に垂れ下がってできるドレープ(壁)を形成させるカーテンであり、厚地で重量感がある。ドレープカーテンの素材としては、高密度で織られた布が一般的に用いられている。このドレープカーテンは、遮光性、遮蔽性、防音性、断熱性に優れている。また、レースカーテンは、薄手で透過性を有する。レースカーテンの素材としては、糸を撚り合わせたり、組み合わせたりして透かし模様に編んだ布等が一般的に用いられている。また、ケースメントカーテンとは、ドレープとレースの中間的な厚さのカーテンである。ケースメントカーテンの素材としては、比較的薄手の織物が一般的に用いられている。また、プリントカーテンとは、オーガンジー、鹿の子、ポンジ等のフラットな布に、柄をプリントしたカーテンである。プリントカーテンの素材としては、薄手の布から厚手の布まで種々のものが用いられている。
布3は、このような一般的なカーテンの素材を利用し得る。この場合には、素材が多く普及しているため、入手が容易となる。採光性能を発揮しつつ、ぎらつき感を抑制することを考慮すると、ドレープ、レース、ケースメント、プリントのなかでは、ケースメントに使用される素材に、布3として好ましい素材が多く存在すると考えられる。
また、本実施の形態の布3は、その全光線透過率が、40%以上80%以下であることが好ましい。全光線透過率とは、試験片の平行入射光束に対する全透過光束の割合である。全光線透過率は、JIS K 7361−1に準拠して求めることが可能である。この全光線透過率は、例えば、ヘイズメータ(株式会社村上色彩研究所製、製品番号;HM−150を用いてJIS K 7361に準拠した方法により測定することができる。
また、本実施の形態の布3は、全光線透過率が40%以上80%以下であることに加えて、または代替して、その投影透過率が40%以上95%以下であることが好ましい。
「投影透過率」は、以下の手順で求められる値である。すなわち、「投影透過率」を求める際には、先ず、光源と、透過型スクリーンと、撮像装置と、を準備し、透過型スクリーンの法線方向の一方側から当該法線方向に沿って透過型スクリーンに向けて光源から光を投射し、透過型スクリーンの法線方向の他方側から撮像装置によって透過型スクリーンの光が投射されている所定の領域を撮像し、この撮像画像を2値化して、白と判別された画素数を基準値とする。次に、透過型スクリーンの前記所定の領域に布を平行に配置し、透過型スクリーンの法線方向の一方側から当該法線方向に沿って透過型スクリーンの前記所定の領域に配置された布に向けて光源から光を投射し、透過型スクリーンの法線方向の他方側から撮像装置によって透過型スクリーンの前記所定の領域に配置された布を撮像し、この撮像画像を2値化し、白と判別された画素数を求める。この求めた画素数の前記基準値に対する割合を算出する。このようにして算出された割合が、「投影透過率」である。
具体的に、図3には、投影透過率を求めるための投影透過率測定装置50が示されている。図3においては、符号51は光源、符号52は透過型スクリーン、符号53は撮像装置である。ここで、光源51として、パイフォトニクス株式会社 ホロライト平行照明型 HL01を用いることができ、撮像装置53として、Nikon社製のD7100を用いることができる。また、透過型スクリーンとして、ALBEDO製 モバイルスクリーン ハイクリアタイプ PBWSA13Aを用いることができる。
本件発明者は、鋭意研究を重ねたところ、全光線透過率が40%以上80%以下である布3、または、投影透過率が40%以上95%以下である布3が、採光シート2に組み合わされて光制御シート4が構成される場合に、この光制御シート4及びこれを備えるカーテン1が好適な採光性能を発揮することができると共に、ぎらつき感や眩しさが抑制されることを知見した。
従来、採光効果を得るための偏向層を備えるロールカーテンは、樹脂等の材質特有のぎらつき感や眩しさが生じ、このようなぎらつき感や眩しさが、ロールカーテンの意匠性を低下させていた。この問題を解消すべく、本件発明者は、偏向層を他の部材によって覆うことで、ぎらつき感や眩しさを抑制することを検討した。しかしながら、この場合に、単に部材で偏向層を覆うだけでは、効果的な採光効果が得られない。そのため、本件発明者は、採光効果が好適に得られる布の特性を検討した。具体的には、布の全光線透過率、および前述した投影透過率に着目し、これと採光効果との関係を調べるための実験を種々行い、上述の知見に至った。
(全光線透過率に関する実験)
全光線透過率についての実験では、全光線透過率が10%〜90%程度の複数の布を、上述したように入射する光を跳ね上げるように出射させる採光シート2と組み合わせて、採光効果の評価を行うと共に、意匠性の評価を行った。
採光効果の評価は、以下に説明する評価手法1,2によって行い、意匠性の評価は目視によって、ぎらつき感や眩しさが生じているか否かを観察して行った。以下、採光効果の評価手法1,2と、その評価結果を説明する。
評価手法1
評価手法1にかかる採光効果の評価は、図4に概略的に示された第1評価装置80によって行った。当該第1評価装置80は、底壁部、側壁部、及び頂壁部を有する直方体状に形成され、側壁部に光開口部81が形成された暗箱82と、暗箱82の光開口部81の外側周縁部に設けられたサンプル保持部83と、サンプル保持部83の外側に設けられ、サンプル保持部83が保持するサンプル及び光開口部81に向けて光を照射する光源84と、暗箱82の内部に設けられた照度計85と、を有している。
この第1評価装置80では、図4に示すように、互いに直交するように規定されたX軸、Y軸及びZ軸で画成される空間における原点の位置に、サンプル保持部83が、シート状、フィルム状、または板状のサンプルの平面方向がZ軸方向およびY軸方向と平行に広がる状態で光開口部81に対向するように、当該サンプルを保持するようになっている。図示された例において、X軸は、水平方向であり、サンプル保持部83に保持されたサンプルの法線方向と平行である。Y軸は、X軸と直交して水平方向と平行であり、Z軸は、鉛直方向と平行になっている。
光源84は、Z軸とX軸とを通る仮想面上においてX軸に対する傾斜角度を変えて移動し、原点位置に保持された当該サンプルに対して入射角を変えて光を入射することが可能となっている。具体的には、光源84は、サンプル保持部83に保持されるサンプルの中央或いはその近傍を中心としてZ軸及びX軸を通る仮想面上において回転移動可能であり、X軸上の位置(0度)と、Z軸方向における一方側(上側)であってZ軸上の位置(90度)と、の間を移動可能となっている。
光源84としては、パイフォトニクス社製の平行光源「ホロライトパワーHLP30」を用いることができる。さらに、図4に示された装置において、暗箱82の内壁には黒アルマイト加工や黒ニッケル加工、黒クロム加工などが施され、暗箱82の内壁における可視光反射率は、10%以下、より好ましくは5%程度に抑えられている。また、暗箱82及び光源84を暗幕で覆った状態にて、評価試験を行うことが好ましい。
また、照度計85は、暗箱82内において、Z軸及びX軸を通る仮想面上に配置され、光開口部81から入射された光の照度を測定できるようになっている。照度計85として、コニカミノルタ社製「T−10MA」を用いることができる。図4に示された例において、照度計85は3つ設けられている。3つの照度計のうちの1つは、サンプル保持部83に保持されたサンプルのZ軸方向における一方側(上側)の端部からX軸に沿って延ばした直線L1上において、サンプルから135mmの位置に配置されている。また、他の照度計85は、直線L1上において、サンプルから595mmの位置に配置されている。また、さらに他の照度計85は、サンプル保持部83に保持されたサンプルのZ軸方向における他方側(下側)の端部からX軸に沿って延ばした直線L2からZ軸方向における一方側(上側)に300mmだけ離れた位置であって、サンプルからX軸に沿って800mmだけ離れた位置に配置されている。なお、ここで説明した照度計85の位置は、この実験例に特有の位置であり、照度計85の配置位置は、その他の態様であってもよい。
評価手法1による採光効果の評価においては、実質的に無色透明の透明アクリル板をサンプル保持部83に保持し、図4に示すように、光源84を、この例では、「20度」の位置に移動させて光の入射角を設定して、透明アクリル板に対して光を入射した。そして、3つの照度計85が測定した照度測定値を加算して、「基準照度合計値」とした。その後、全光線透過率が10%〜90%程度の複数の布のそれぞれと採光シート2とを組み合わせたものを前記透明アクリル板に対して貼り合わせて、サンプル保持部83に保持し、前述した透明アクリル板に対する光の入射と同じ条件で、光を入射した。そして、3つの照度計85が測定した照度測定値を加算して、「実験照度合計値」を算出し、前記の基準照度合計値と比較した。
そして、基準照度合計値が実験照度合計値の100%より大きい場合には、採光効果が得られると評価した。これは、基準照度合計値が実験照度合計値の100%より大きければ、入射した光が出射側で跳ね上がる量が、単なる透明アクリル板よりも大きいため、採光効果が効果的に発現していると評価できるからである。
そして、本件発明者は、全光線透過率が10%〜90%程度の複数の布と採光シート2とを組み合わせたものについての評価手法1による採光効果の評価結果を検討したところ、「基準照度合計値」が「実験照度合計値」の100%より大きくなるものに共通する特徴として、全光線透過率が40%以上であることを知見し、布の全光線透過率が40%以上であれば、基準照度合計値が実験照度合計値の100%より大きくなり、採光効果が得られると評価できることが分かった。逆に、全光線透過率が40%未満の布に関しては、採光効果が得られないことが分かった。
評価手法2
一方、評価手法2にかかる採光効果の評価は、図5に概略的に示された第2評価装置100によって行った。当該第2評価装置100は、サンプルを保持するサンプル保持部101と、サンプル保持部101の一方側に配置された光源102と、サンプル保持部101の他方側に配置された光配向測定装置103と、を有している。
この第2評価装置100では、図5に示すように、互いに直交するように規定されたX軸、Y軸及びZ軸で画成される空間における原点の位置に、サンプル保持部101が、シート状、フィルム状、または板状のサンプルの平面方向がZ軸方向及びY軸方向と平行に広がるように、当該サンプルを保持するようになっている。図示された例において、X軸は、水平方向であり、サンプル保持部101に保持されたサンプルの法線方向と平行である。Y軸は、X軸と直交して水平方向と平行であり、Z軸は鉛直方向と平行になっている。
光源102は、DOLAN−JENNER製メタルハライドファイバー光源MH−100を用いた。この光源102は、Z軸とX軸とを通る仮想面上においてX軸に対する傾斜角度を変えて移動し、原点位置に保持された当該サンプルに対して入射角を変えて光を入射することが可能となっている。具体的には、光源102は、サンプル保持部101に保持されるサンプルの中央或いはその近傍を中心としてZ軸及びX軸を通る仮想面上において回転移動可能であり、X軸上の位置(0度)と、Z軸方向における一方側(上側)であってZ軸上の位置(90度)と、の間を移動可能となっている。
また、光配向測定装置103は、半球型の積分球を有しており、サンプル保持部101に保持されたサンプルを通して積分球の中心領域から積分球の内部に入射された光の特性(光度、明度、照度等)を測定できるようになっている。この評価装置100では、光配向測定装置103として、Radiant Zemax社製 ImagingSpereが用いられている。
評価手法2による採光効果の評価においては、実質的に無色透明の青板ガラスをサンプル保持部101に保持し、図5に示すように、光源101を0度〜70度の間で10度刻みに移動させて光の入射角を設定して、青板ガラスに対して光を入射した。そして、入射角度毎に、Z軸方向の一方側の部分である上半分、すなわち図5における90°〜180°で示される方向へ向けて青板ガラスを透過する光の光量を光配向測定装置103にて測定し、当該測定値の光源から放出された光の光量に対する割合である上半分透過率〔%〕を算出した。そして、0度〜70度の間で10度刻みで設定した八つの入射方向についてそれぞれ特定された上半分透過率を全て加算して上半分透過率の合計値を求め、これを、まず「基準透過率」として測定した。その後、全光線透過率が10%〜90%程度の複数の布のそれぞれと採光シート2とを組み合わせたものを前記青板ガラスに対して貼り合わせて、サンプル保持部101に保持し、前述した青板ガラスに対する光の入射と同じ条件で、光を入射した。そして、0度〜70度の間で10度刻みで設定した八つの入射方向の各々について、前述の青板ガラスの場合と同様にして、上半分透過率〔%〕を計測し、次に、得られた八つの上半分透過率を全て加算して「実験透過率」として測定し、前記の基準透過率と比較した。
そして、「実験透過率」が「基準透過率」の100%より大きい場合には、採光効果が得られると評価した。これは、実験透過率が基準透過率の100%より大きければ、入射した光が出射側で跳ね上がる量が、単なる青色ガラスよりも大きいため、採光効果が効果的に発現していると評価できるからである。
そして、本件発明者は、全光線透過率が10%〜90%程度の複数の布と採光シート2とを組み合わせたものについての評価手法2による採光効果の評価結果を検討したところ、この評価手法2からも、実験透過率が基準透過率の100%より大きくなるものに共通する特徴として、全光線透過率が40%以上であることを知見し、布の全光線透過率が40%以上であれば、実験透過率が基準透過率の100%より大きくなり、採光効果が得られると評価できることが分かった。
意匠性の評価
一方、意匠性の評価は、目視によって、ぎらつき感や眩しさが生じているか否かを観察して行った。意匠性の評価結果としては、布の全光線透過率が80%以下であれば、ぎらつき感や眩しさが生じていないと評価できることが分かった。逆に、全光線透過率が80%よりも大きい布に関しては、ぎらつき感や眩しさが生じていた。
以上の検討から、本件発明者は、布3の全光線透過率が40%以上80%以下であれば、採光シート2に組み合わされて使用された際に、好適な採光性能を発揮することができると共に、ぎらつき感や眩しさが抑制されることが分かった。
(投影透過率に関する実験)
一方で、投影透過率についての実験では、投影透過率が10%〜95%程度の複数の布を、上述したように入射する光を跳ね上げるように出射させる採光シート2に組み合わせて、採光効果の評価を行うと共に、意匠性の評価を行った。
採光効果の評価は、上述した評価手法1と同様の手法で評価し、意匠性の評価も、上述と同様に、目視によって、ぎらつき感や眩しさが生じているか否かを観察して行った。なお、布の投影透過率は、図3に示した投影透過率測定装置50によって測定した。
そして、投影透過率が10%〜95%程度の複数の布と採光シート2とを組み合わせたものについての前述の評価手法1と同様の評価による採光効果の評価を検討したところ、「基準照度合計値」が「実験照度合計値」の100%より大きくなるものに共通する特徴として、投影透過率が40%以上であることを知見し、布の投影透過率が40%以上であれば、基準照度合計値が実験照度合計値の100%より大きくなり、採光効果が得られると評価できることが分かった。逆に、投影透過率が40%未満の布に関しては、採光効果が得られないことが分かった。
一方、意匠性の評価は、目視によって、ぎらつき感や眩しさが生じているか否かを観察して行った。意匠性の評価結果としては、布の投影透過率が95%以下であれば、ぎらつき感や眩しさが生じていないと評価できることが分かった。逆に、投影透過率が95%よりも大きい布に関しては、ぎらつき感や眩しさが生じていた。
以上の検討から、本件発明者は、布3の投影透過率が40%以上95%以下であれば、採光シート2に組み合わされて使用された際に、好適な採光性能を発揮することができると共に、ぎらつき感や眩しさが抑制されることが分かった。
(光制御シートの製造方法)
次に、本実施の形態による光制御シート4の製造方法の一例について説明する。
まず、本実施の形態に係る採光シート2の構成材料および製造工程について説明する。基材層6として、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリカーボネート(PC)等の透明のフィルムが用いることができる。
次に、偏向層7のベース部11は、例えば、電子線、紫外線等の電離放射線の照射により硬化する特徴を有したエポキシアクリレート等の硬化性材料を用いて、作製する。ベース部11の成型には、ベース部11の溝10の構成に対応した凸部を有したロール型を用いる。次に、硬化することによってルーバー部12をなすようになる樹脂組成物を未硬化状態にて、ベース部11の溝10内に供給する。ルーバー部12をなす材料の溝10内への供給は、例えばドクターブレードを用いて実施される。ルーバー部12をなす材料として、例えば電離放射線硬化型樹脂を用いることができる。溝10内に充填された材料を硬化させることにより、ベース部11とルーバー部12とを有する偏向層7が得られる。
上述したように、本実施の形態では、ベース部11とルーバー部12とで屈折率に違いを持たせている。ルーバー部12に充填材料を充填する場合、ベース部11もルーバー部12も、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂および電子線硬化性樹脂などの硬化性樹脂を材料として形成されるが、硬化性樹脂の材料や、それに含有される添加剤の種類等を変えることで、ベース部11とルーバー部12に屈折率差を持たせることができる。
次いで、布3を、採光シート2と積層する工程が行われる。ここでは、接着層13を介して、布3と採光シート2とが積層される。接着層13の組成物は、例えば、熱可塑性樹脂であるポリビニルアセタール樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレンアクリル共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂及びポリビニルアルコール樹脂等から一種若しくは複数を、可塑剤、酸化防止剤及び紫外線遮蔽剤といった添加剤と共に混合し用いたり、アクリル系樹脂の粘着材と、架橋剤と、希釈剤とを混合して形成されたりする。この接着層13の組成物を、シート若しくはフィルム状にして採光シート2と布3との間に配置し、圧をかけて空気を押し出した後、加熱することで採光シート2と布3とを一体化させたりすることができる。
以上に説明した本実施の形態による光制御シート4あるいはこの光制御シート4を備えるカーテン1においては、光制御シート4が、対向する入射面7aと出射面7bとを有し、入射面7aから入射した光を偏向して出射面7bから出射させる偏向層7と、偏向層7と積層されるシート状の布3と、を備えている。
これによれば、布3が透光性を確保し易いことで、採光性能を発揮でき、布3によってぎらつき感や眩しさを抑制することができる。また、布3は、色やデザインや材質に関する意匠の選択自由度を向上させることができるので、優れた意匠性を確保できる。さらに、布3は、柔軟であることで、光制御シート4の巻き取り等を阻害することなく、光制御シート4の搬送性等を阻害しない。さらに、ロールカーテンに適用された場合においても、好適に使われ得る。したがって、本実施の形態による光制御シート4あるいはこの光制御シート4を備えるカーテン1によれば、好適な採光性能を発揮することができると共に、優れた意匠性を確保でき、且つ、取り扱い性に優れる。
また、布3の全光線透過率が40%以上80%以下である場合は、より確実に、採光性能を発揮できると共に、ぎらつき感や眩しさを抑制することができ、意匠性を向上させることができる。また、布3の投影透過率が40%以上95%以下の場合においても、より確実に、採光性能を発揮できると共に、ぎらつき感や眩しさを抑制することができ、意匠性を向上させることができる。
また、本実施の形態によるカーテン1では、光制御シート4の他端に、錘部材21Cが設けられている。この場合には、軸部材21Aから光制御シート4が垂れ下がった際に、光制御シート4が上下方向に真っ直ぐ延びる。これにより、偏向層7の位置が安定することで、出射される光が安定するため、採光効果を効果的に得ることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限られるものではない。例えば、上述の実施の形態では、光制御シート4が適用されたカーテン1がロールカーテンである例を説明したが、光制御シート4は、ブラインド、アコーディオンカーテン、すだれ等にも適用可能である。なお、ブラインドにおいては、各ルーバー部分の下端に、前述したような錘部材21Cを設けることが好ましい。また、光制御シート4は、窓ガラス等に貼付して用いることも可能である。
(実施例)
以下、本発明のカーテン1をより具体化した各実施例について説明する。
実施例1
実施例1では、立川ブラインド工業株式会社が販売しているロールカーテン(ロールスクリーン)型番RS−5055、RS−5612、RS−5771、RS−102に使用されている各布と、トーソー株式会社が販売しているロールカーテン型番TR−1071に使用されている布と、株式会社ニチベイが販売しているロールカーテン型番N6342、N6438に使用されている各布を、光制御シート4における布3として用いた。
まず、各布の全光線透過率と、投影透過率とを測定し、その後、各布を採光シート2に組み合わせて、採光効果の評価を行うと共に、意匠性の評価を行った。採光効果の評価は、前述した評価手法1に従って、第1評価装置80(図4参照)を用いて行った。
各布の全光線透過率は、以下の表1の通りであり、各布の投影透過率は、以下の表2の通りであった。
また、各布を採光シート2に組み合わせものに対する評価手法1による採光効果の評価は、表3の通りとなった。なお、表3における増加率〔%〕は、前述した評価手法1で説明した、((実験照度合計値−基準照度合計値)/基準照度合計値)×100の値であり、正であれば、基準照度合計値が実験照度合計値の100%より大きく、採光効果が効果的に発現していると評価できる。
また、図6には、実施例1にかかる全光線透過率と採光効果との関係を示すグラフが示され、図7には、実施例1にかかる投影透過率と採光効果との関係を示すグラフが示されている。
Figure 2018003239
Figure 2018003239
Figure 2018003239
次に、各布を採光シート2に組み合わせて光制御シート4としてカーテン1を構成し、実際に設置した。実際にカーテン1として使用した場合の使用状況を観察したところ、布3の全光線透過率が40%以上である場合は、確実に、採光性能を発揮できていることが確認できた。また、布3の投影透過率が40%以上である場合は、確実に、採光性能を発揮できていることが確認できた。一方、実施例1にかかる全てのカーテン1に、ぎらつき感や眩しさが生じることはなく、布3の全光線透過率が80%以下ある場合、及び、布3の投影透過率が95%以下である場合には、ぎらつき感や眩しさが抑制されることも確認できた。
また、実施例1にかかる光制御シート4を28mmの軸部材21Aに支障なく巻き回すことが可能であった。これにより、各布が光制御シート4の巻き取り等を阻害することなく、光制御シート4の搬送性等を阻害しないことを確認できた。
実施例2
次に、実施例2では、立川ブラインド工業株式会社が販売しているロールカーテン(ロールスクリーン)型番RS−5055、RS−5612、RS−5771に使用されている各布と、株式会社ニチベイが販売しているロールカーテン型番N6342に使用されている布と、市販されている、白、ピンク、赤の各布を、光制御シート4における布3として用いた。
まず、各布の全光線透過率を測定し、その後、各布を採光シート2に組み合わせて、採光効果の評価を行うと共に、意匠性の評価を行った。採光効果の評価は、前述した評価手法2に従って、第2評価装置100(図5参照)を用いて行った。
各布の全光線透過率は、以下の表4の通りであり、また、各布を採光シート2に組み合わせものに対する評価手法2による採光効果の評価は、表5の通りである。表5には、各入射方向について測定された上半分透過率の測定値〔%〕が示されている。また、表5における「0−70度合計値」の欄には、ガラスについて基準透過率が示され、その他のサンプルについては実験透過率が示されている。さらに表5における「ガラスとの比較」は、前述の評価手法2で説明した、(実験透過率/基準透過率)×100〔%〕の値であり、100%より大きければ、採光効果が効果的に発現していると評価できる。また、表5には、評価手法2に基づき青板ガラスに光を入射した場合の結果である基準透過率の100%も示されている。
また、図8には、実施例2にかかる全光線透過率と採光効果との関係を示すグラフが示されている。
Figure 2018003239
Figure 2018003239
次に、各布を採光シート2に組み合わせて光制御シート4としてカーテン1を構成し、実際に設置した。実際にカーテン1として使用した場合の使用状況を観察したところ、布3の全光線透過率が40%以上である場合は(白、ピンク、N6342、RS−5055、RS5612)、採光性能を発揮できていることが確認できた。一方、実施例2にかかる全てのカーテン1に、ぎらつき感や眩しさが生じることはなく、布3の全光線透過率が80%以下ある場合には、ぎらつき感や眩しさが抑制されることも確認できた。
また、実施例2にかかる光制御シート4を28mmの軸部材21Aに支障なく巻き回すことが可能であった。これにより、各布が光制御シート4の巻き取り等を阻害することなく、光制御シート4の搬送性等を阻害しないことを確認できた。
1 ロールカーテン
2 採光シート
3 布
4 光制御シート
6 基材層
7 偏向層
7a 入射面
7b 出射面
10 溝
11 ベース部
12 ルーバー部
12a 第1面
12b 第2面
13 接着層
21 ロール機構
21A 軸部材
21B 枠部材
21C 錘部材
22 チェーン
50 投影透過率測定装置
51 光源
52 透過型スクリーン
53 撮像装置
80 第1評価装置
81 光開口部
82 暗箱
83 サンプル保持部
84 光源
85 照度計
100 第2評価装置
101 サンプル保持部
102 光源
103 光配向測定装置
L1,L2 直線

Claims (7)

  1. 対向する入射面と出射面とを有し、前記入射面から入射した光を偏向して前記出射面から出射させる偏向層と、
    前記偏向層と積層されるシート状の布と、を備えている、光制御シート。
  2. 前記布の全光線透過率は、40%以上80%以下である、請求項1に記載の光制御シート。
  3. 前記布は、植物繊維、動物繊維、及び化学繊維のうちのいずれか、またはこれらのうちの少なくとも2種を含む、請求項1または2に記載の光制御シート。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の光制御シートを備えている、カーテン。
  5. 軸部材を備え、
    前記光制御シートは、前記軸部材に、その一端が取り付けられており、前記軸部材に巻回及び展開可能に構成されている、請求項4に記載のカーテン。
  6. 前記光制御シートの他端に、錘部材が設けられている、請求項5に記載のカーテン。
  7. 前記軸部材の外径寸法が、25mm〜120mmである、請求項5または6に記載のカーテン。
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