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JP2018003176A - 編地の編成方法、および編地 - Google Patents

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Yusuke Miyaji
勇介 宮地
ペトロネラ ジョゼッペ
Petronella Giuseppe
ペトロネラ ジョゼッペ
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Abstract

【課題】インレイ線材を目立たないようにベース編目列に挿入できる編地の編成方法を提供する。【解決手段】一方の針床に係止されるベース編目列20の少なくとも一部を第一領域RHと設定し、第一領域RHを複数の編目によるN個のグループに分ける。N個のグループのうち、一つのグループXを選択し、第一領域RH内における少なくともグループX以外の全ての編目を他方の針床に係止された状態としてから、グループXの編目のウエール方向に続けて、分割編目列21を構成する新規編目列4を編成する(工程A)。新規編目列4が一方の針床に係止され、新規編目列4以外の編目が他方の針床に係止された状態としてからインレイ線材3を供給する(工程B)。グループX以外の各グループにも、工程Aおよび工程Bと同様の編成を繰り返す(工程C)。【選択図】図3

Description

本発明は、ベース編地部にインレイ線材を挿通する編地の編成方法、およびインレイ線材を挿通した編地に関する。
織物に比べて編地は縦横に伸び易く、通常はこの性質を活かすように編地が用いられる。しかし、編地であっても縦横に伸び難く、一定の形状を保つことが要求される場合もある。例えば、特許文献1,2などに示されるように、編地の本体となるベース部を構成するベース編目列にインレイ糸(インレイ線材)を挿通することで、編地の横方向(コース方向)の伸びを抑えた編地とすることが挙げられる。
特開昭60−199953号公報 特開2007−277738号公報
インレイ線材は、前後の針床にベース編目列の編目を振り分け、その振り分けられた編目の間に挟み込むことで、ベース編目列に挿入される。そのため、インレイ線材は、ベース編目列の編目を縫う様に編目の前後に配置されるので、インレイ線材の一部が編地の表側(使用時に表となる側)に露出する。しかし、インレイ線材で編地の伸びを適度に抑制しつつ、編地の表側に露出するインレイ線材を目立たなくしたいというニーズもある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的の一つは、インレイ線材を目立たないようにベース編目列に挿入できる編地の編成方法を提供することにある。本発明の別の目的の一つは、編地の伸びを抑制するインレイ線材が目立たないように配置された編地を提供することにある。
本発明の編地の編成方法は、対向する前針床と後針床を備える横編機を用いて、ウエール方向に連続する複数段のベース編目列で構成されたベース部を編成すると共に、前記ベース編目列の全幅にわたって前記ベース編目列の編目の間にインレイ線材を挟み込む編地の編成方法である。この編地の編成方法では、前記ベース編目列のウエール方向に対し、編目の形成位置をコース方向にずらしたN個の分割編目列で新たなベース編目列を形成し、前記新たなベース編目列に前記インレイ線材を挟み込むにあたり、一方の針床に係止される前記ベース編目列の少なくとも一部を第一領域と設定し、前記第一領域を複数の編目によるN個のグループに分け、下記工程A〜工程Cを行なう。
・前記N個のグループのうち、一つのグループXを選択し、前記第一領域内における少なくとも前記グループX以外の全ての編目を他方の針床に係止された状態としてから、前記グループXの編目のウエール方向に続けて、前記分割編目列を構成する新規編目列を編成する工程A。
・前記新規編目列が前記一方の針床に係止され、前記新規編目列以外の編目が前記他方の針床に係止された状態としてから、前記一方の針床と前記他方の針床の間に前記インレイ線材を供給する工程B。
・前記グループX以外の各グループにも、前記工程Aおよび前記工程Bと同様の編成を繰り返す工程C。
ここで、Nは2以上の任意の自然数であり、従って工程A,Bの繰り返し数はN回となる。例えば、N=2、即ち第一領域の編目をグループP,Pに分ける場合、1回目の工程Aでは、グループPの編目を他方の針床に係止させた状態でグループP(グループX)の編目のウエール方向に続く新規編目列を編成し、2回目の工程Aでは、1回目の工程Aで編成した新規編目列を他方の針床に係止させた状態でグループPの編目のウエール方向に続く新規編目列を編成する。また、N=3、即ち第一領域をグループP,P,Pに分ける場合、1回目の工程Aでは、グループP,Pの編目を他方の針床に係止させた状態でグループPの編目のウエール方向に続く新規編目列を編成し、2回目の工程Aでは、グループP以外の編目(1回目の工程Aで編成した新規編目列とグループPの編目)を他方の針床に係止させた状態でグループPの編目のウエール方向に続く新規編目列を編成する。そして、3回目の工程Aでは、グループP以外の編目(1回目と2回目の工程Aで編成した二つの新規編目列)を他方の針床に係止させた状態でグループPの編目のウエール方向に続く新規編目列を編成する。Nが4以上の場合も、同様の考え方に基づいて工程A〜工程Cを繰り返せば良い。
本発明の編地の編成方法の一形態として、前記Nは2で、一方のグループの編目と他方のグループの編目とが交互に1目ずつ並ぶようにグループ分けをする形態を挙げることができる。
本発明の編地の編成方法の一形態として、前記新規編目列を、前記他方の針床で編成される裏目とする形態を挙げることができる。
本発明の編地の編成方法の一形態として、前記ベース部を筒状に編成する形態を挙げることができる。
上記本発明の編地の編成方法において、前記第一領域以外の部分は、以下に示すように編成することができる。
一方の針床に係止される前記ベース編目列のうち、前記第一領域以外を第二領域と設定し、前記第二領域内を複数の編目によるN個のグループに分け、下記工程D〜工程Fを行なう。
・前記N個のグループのうち、一つのグループYを選択し、前記第二領域内における少なくとも前記グループY以外の全ての編目を前記一方の針床に係止された状態としてから、前記グループYの編目のウエール方向に続けて、前記分割編目列を構成する第二領域の新規編目列を編成する工程D。
・前記第二領域の新規編目列が前記他方の針床に係止され、前記新規編目列以外の編目が前記一方の針床に係止された状態としてから、前記一方の針床と前記他方の針床の間に前記インレイ線材を供給する工程E。
・前記グループY以外の各グループにも前記工程Dおよび前記工程Eと同様の編成を繰り返す工程F。
ここで、工程Dおよび工程Eはそれぞれ、工程Aおよび工程Bと同一の編成動作で一度に行なうことができる。
本発明の編地は、ウエール方向に連続する複数段のベース編目列で構成されたベース部と、前記ベース編目列の全幅にわたって前記ベース編目列の編目の間に挟み込まれたインレイ線材と、を備える編地である。この編地では、前記ベース編目列が、編目の形成位置がコース方向にズレている複数の編成コースで編成された複数の分割編目列で構成され、かつ各分割編目列に沿って前記インレイ線材が挿入されている。この編地は、前記インレイ線材のうち、前記ベース部の表面側に配置される表面側部分が、前記表面側部分のさらに表面側に配置される前記分割編目列のシンカーループで隠される第一領域を備える。
ここで、各編成コースの編目の形成位置をコース方向にズラすことで、ある分割編目列の編目の形成位置は、コース方向に他の分割編目列の編目と重複しないようになっている。
上記編地の編成方法によれば、本発明の編地を編成することができる。本発明の編地では、インレイ線材のうち、ベース部の表面側に配置される表面側部分が、表面側部分のさらに表面側に配置される分割編目列のシンカーループで隠される第一領域を備えており、その第一領域ではインレイ線材がベース部の表面から非常に見え難くなっている。また、本発明の編地では、ベース部を構成するベース編目列が複数の分割編目列で構成され、かつ各分割編目列に沿ってインレイ線材が挿入されており、各インレイ糸がベース編目列の編目を前後交互に通過しながらベース編目列の各編目のシンカーループに挟み込まれた状態となっている。そのため、インレイ線材によってベース編目列の編目間で編糸の移動が規制され、編目が変形し難くなり、編地の縦横方向の伸縮が抑制される。
ベース部の全体に第一領域を設定する場合、インレイ線材によって縦横に伸び難くなっていながらも、インレイ線材を用いずに編成した編地のような見た目の編地となる。また、ベース部の一部に第一領域を設定する場合、第一領域と第一領域以外の領域との見た目の相違によってベース部の表面に柄を形成することができる。
一つ置きの編目からなる二つのグループに分けることで、編地の表面側に配置されるインレイ線材の糸長を短くできるので、インレイ線材が分割編目列のシンカーループで隠され易い。
本発明の編地の編成方法において新規編目列(分割編目列の一部)を裏目とすることで、第一領域におけるインレイ線材の露出を抑制し易くなる。裏目は、編地の表面側から裏面側に向って旧編目から引き出されるので、インレイ線材を隠す新規編目列のシンカーループは編地の表面側に配置される。そのため、新規編目列を裏目とすることで、シンカーループがインレイ線材よりも編地の表面側に配置された状態が維持され易く、第一領域におけるインレイ線材の露出を抑制し易くなる。
ベース部を筒状に編成することで、筒の全周にわたって伸縮が抑制された編地を編成することができる。
実施形態に係る編地の写真を示す図である。 実施形態に係る編地のループ図である。 実施形態に係る編地の編成工程図である。
<実施形態1>
≪編地≫
図1に示す編地は、前後に対向する一方の針床および他方の針床と、それらの針床に編糸を給糸する給糸口と、インレイ線材を供給する給線口と、を備える横編機を用いて編成されたものである。図1の左右方向は編地のコース方向、上下方向は編地のウエール方向である。図1における黒色の部分はベース編糸で編成されたベース部であり、鹿の子状に見える白色の部分はベース部に編み込まれたインレイ線材である。インレイ線材は、ベース部のコース方向の全長にわたって設けられているが、図1の編地では、ベース部に編み込まれているにもかかわらずインレイ線材がベース部の表面に露出しない第一領域が形成されている。
図2に基づいて、第一領域R、この第一領域Rに隣接し、インレイ線材3がベース部2の表面から見える第二領域R(図1の鹿の子状になっている部分)の編目の状態を説明する。図2では、ベース部2を構成する編糸よりもインレイ線材3を細く示している。この図2に示す大文字アルファベットA〜Hは、後述する図3の編成工程図における編針の位置に対応している。
この図2に示すように、編地1は、ウエール方向に連続する複数段のベース編目列20で構成されたベース部2と、ベース編目列20の全幅にわたってベース編目列20の編目の間に挟み込まれたインレイ線材3と、を備える。ベース編目列20が複数の分割編目列21,22で構成され、かつ各分割編目列21,22に沿ってインレイ線材3が挿入されている。
図2の編地1のうち、第一領域Rでは、インレイ線材3のうち、ベース部2の表面側に配置される表面側部分31が、表面側部分31のさらに表面側に配置される分割編目列21,22のシンカーループ21s,22sで隠されている。そのため、第一領域Rでは、ベース部2にインレイ線材3が挿入されているにもかかわらず、インレイ線材3がベース部2の表面から殆ど見えない状態になっている(図1参照)。
一方、編地1の第二領域Rでは、インレイ線材3のうち、ベース部2の表面側に配置される表面側部分31が、分割編目列21,22のシンカーループおよびニットループに覆われることなくベース部2の表面側に露出している。そのため、第二領域Rでは、インレイ線材3が鹿の子状に見える(図1参照)。
≪編地の編成方法≫
図2に示す編地1は、2枚ベッド横編機や4枚ベッド横編機などを用いて編成することができる。以下、4枚ベッド横編機を用いて編地1を編成する例を、図3の編成工程図に基づいて説明する。
図3の編成工程図におけるS+数字は編成工程の番号を、FDは下部前針床、FUは上部前針床、BDは下部後針床、BUは上部後針床を示す。符号8が付された三角印はベース編糸Y8を給糸する給糸口、符号9が付された三角印はインレイ線材3を供給する給線口を示す。黒点は針床に備わる編針を示し、大文字アルファベットA〜Hは編針の位置を示す。図3では、図2とは逆にインレイ線材3をベース編糸Y8よりも太く示している。
ここで、インレイ線材3は、細長く連なった部材でありさえすれば良く、その材質・形態は特に限定されない。また、インレイ線材3の形態としては、編糸、紐などを挙げることができる。インレイ線材3の太さは、給線口9から供給することができる太さであれば特に限定されない。
S0には、FDにベース編目列20が係止され、BDにも別のベース編目列20が係止された状態が示されている。この状態から、FD(一方の針床)に係止されるベース編目列20の第一領域Rと第二領域Rの編成を行なう。まず、第一領域Rを複数の編目によるN個のグループに分けると共に、第二領域Rも複数の編目によるN個のグループに分ける。本例では、第一領域R内の編目を、編針E,Gに係止されるグループP、編針F,Hに係止されるグループPとし、第二領域R内の編目を、編針A,Cに係止されるグループQ、編針B,Dに係止されるグループQとし、以降の編成を行なう。
ここで、編目のグループ分けの仕方は特に限定されない。本例では、グループP(Q)の編目とグループP(Q)の編目とが交互に1目ずつ並ぶようにグループ分けしたが、例えば交互に2目ずつ並ぶようにグループ分けしても構わない。
S1では、第一領域RのFDの編針E,GのグループP(グループX)の編目と、編針F,HのグループPの編目をBUに移動させる(工程Aの一部)。グループPの編目の移動は必須ではなく、次のS2でグループPのウエール方向に続く編目を裏目とするためのものである。つまり、グループPの編目をFDに残しておいて、グループPのウエール方向に続く編目を表目としても良い。グループPの編目をFDとBUに振り分けて、グループPのウエール方向に続く新規編目列4(後述するS2参照)をリブ組織としても良い。
ここで、S1では、第二領域Rの編目を全く移動させていないが、FDの編針B,DのグループQの編目がFDに係止された状態(工程Dの一部)でありさえすれば、FDの編針A,CのグループQの編目はBUに移動させても構わない。グループQの編目をFDとBUに振り分けて、グループQのウエール方向に続く新規編目列5(後述するS2参照)をリブ組織としても良い。
S2では、給糸口8を左方向に移動させ、BUの編針G,Eに第一領域Rの新規編目列4を編成する(工程Aの残部)と共に、FDの編針C,Aに第二領域Rの新規編目列5を編成する(工程Dの残部)。一連に編成される二つの新規編目列4,5で分割編目列21が形成される(図2を合わせて参照)。
S3では、BUの新規編目列4をFDに移動させる(工程Bの一部)と共に、FDの新規編目列5をBUに移動させる(工程Eの一部)。
S4では、給線口9を右方向に移動させ、FDとBUの間にインレイ線材3を供給する(工程Bの残部,工程Eの残部)。
S5では、BUの編針A,Cに係止されるグループQの編目をFDの編針A,Cに移動させると共に、BUの編針F,Hに係止されるグループPの編目をFDの編針F,Hに移動させる。その結果、第一領域Rでは、分割編目列21の編目の裏側(BD、BU側)にインレイ線材3が配置されると共に、グループPの編目の表側(FD側)にインレイ線材3が配置され、インレイ線材3の表面側部分31のさらに表面側に分割編目列21のシンカーループ21sが配置され、インレイ線材3がFD側から見え難くなる(図2を合わせて参照)。一方、第二領域Rでは、インレイ線材3の表面側部分31はFD側に露出する(図2を合わせて参照)。
S6では、FDの編針E,GのグループPの編目と、編針F,HのグループPの編目をBUに移動させる(2回目の工程Aの一部)。このS6で第二領域Rの編目を動かさないことで、FDの編針A,CのグループQの編目がFDに係止された状態(2回目の工程Dの一部)が維持される。
S7では、給糸口8を右方向に移動させ、BUの編針F,Hに新規編目列4を編成する(2回目の工程Aの残部)と共に、FDの編針B,Dに新規編目列5を編成する(2回目の工程Dの残部)。一連に編成される二つの新規編目列4,5で分割編目列22が形成される(図2を合わせて参照)。新規編目列4,5はリブ組織とすることもできる。
S8では、BUの新規編目列4をFDに移動させる(2回目の工程Bの一部)と共に、FDの新規編目列5をBUに移動させる(2回目の工程Eの一部)。
S9では、給線口9を左方向に移動させ、FDとBUの間にインレイ線材3を供給する(2回目の工程Bの残部,工程Eの残部)。
S10では、BUの編針B,D,E,Gの編目をFDに移動させる。その結果、第一領域Rでは、インレイ線材3の表面側部分31のさらに表面側(FD側)に分割編目列22のシンカーループ22sが配置され、インレイ線材3がFD側から見え難くなる(図2を合わせて参照)。一方、第二領域Rでは、インレイ線材3の表面側部分31はFD側に露出する(図2を合わせて参照)。
S10の後は、BDに係止されるベース編目列20に対して、S1〜S10と同様の編成を行なって、FDのベース編目列20とBBのベース編目列20とを筒状に繋げたベース部を形成すると良い。以上説明した編成によって、図1に示すように、第一領域Rと第二領域Rとの見た目の相違によって、ベース部の表面に柄を形成することができる。なお、ベース部全体に第一領域Rを設定しても良い。
ここで、筒状のベース部を形成する場合、FD側のベース編目列20の分割編目列21→BD側のベース編目列20の分割編目列21→FD側のベース編目列20の分割編目列22→BD側のベース編目列20の分割編目列22、の順に編成することもできる。その他、C字状編成によって開き部を有するベース部を形成してから、開き部を縫合して筒状のベース部にすることもできる。その場合は、FD側のベース編目列20の分割編目列21→BD側のベース編目列20の分割編目列21→BD側のベース編目列20の分割編目列22→FD側のベース編目列20の分割編目列22、の順に編成すると良い。もちろん、ベース部は筒状に限定されるわけではなく、単層の編地であっても良い。
<実施形態2>
実施形態1では、1種類のベース編糸Y8と、1種類のインレイ線材3を用いた編地の編成例を説明したが、編地の編成に使用するベース編糸Y8とインレイ線材3の本数は特に限定されない。例えば、2種類のベース編糸Y8と1種類のインレイ線材3を用いて編地を編成することもできる。また、ベース編糸やインレイ線材の素材を選択することで、軽量で強度に優れる編地を編成できるので、本発明の編地は、ニットウェア以外の産業資材に適用することもできる。
FD 下部前針床 FU 上部前針床 BD 下部後針床 BU 上部後針床
第一領域 R 第二領域
1 編地
2 ベース部 20 ベース編目列 21,22 分割編目列
21s,22s シンカーループ
3 インレイ線材 31 表面側部分
4 第一領域の新規編目列
5 第二領域の新規編目列
8 給糸口 Y8 ベース編糸
9 給線口

Claims (5)

  1. 対向する前針床と後針床を備える横編機を用いて、ウエール方向に連続する複数段のベース編目列で構成されたベース部を編成すると共に、前記ベース編目列の全幅にわたって前記ベース編目列の編目の間にインレイ線材を挟み込む編地の編成方法において、
    前記ベース編目列のウエール方向に対し、編目の形成位置をコース方向にずらしたN個の分割編目列で新たなベース編目列を形成し、前記新たなベース編目列に前記インレイ線材を挟み込むにあたり、一方の針床に係止される前記ベース編目列の少なくとも一部を第一領域と設定し、前記第一領域を複数の編目によるN個のグループに分け、
    前記N個のグループのうち、一つのグループXを選択し、前記第一領域内における少なくとも前記グループX以外の全ての編目を他方の針床に係止された状態としてから、前記グループXの編目のウエール方向に続けて、前記分割編目列を構成する新規編目列を編成する工程Aと、
    前記新規編目列が前記一方の針床に係止され、前記新規編目列以外の編目が前記他方の針床に係止された状態としてから、前記一方の針床と前記他方の針床の間に前記インレイ線材を供給する工程Bと、
    前記グループX以外の各グループにも、前記工程Aおよび前記工程Bと同様の編成を繰り返す工程Cと、を行なう編地の編成方法。
  2. 前記Nは2で、一方のグループの編目と他方のグループの編目とが交互に1目ずつ並ぶようにグループ分けをする請求項1に記載の編地の編成方法。
  3. 前記新規編目列を、前記他方の針床で編成される裏目とする請求項1または請求項2に記載の編地の編成方法。
  4. 前記ベース部を筒状に編成する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の編地の編成方法。
  5. ウエール方向に連続する複数段のベース編目列で構成されたベース部と、前記ベース編目列の全幅にわたって前記ベース編目列の編目の間に挟み込まれたインレイ線材と、を備える編地において、
    前記ベース編目列が、編目の形成位置がコース方向にズレている複数の編成コースで編成された複数の分割編目列で構成され、かつ各分割編目列に沿って前記インレイ線材が挿入されており、
    前記インレイ線材のうち、前記ベース部の表面側に配置される表面側部分が、前記表面側部分のさらに表面側に配置される前記分割編目列のシンカーループで隠される第一領域を備える編地。
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