[go: up one dir, main page]

JP2018002564A - グレー色調低放射ガラス - Google Patents

グレー色調低放射ガラス Download PDF

Info

Publication number
JP2018002564A
JP2018002564A JP2016133787A JP2016133787A JP2018002564A JP 2018002564 A JP2018002564 A JP 2018002564A JP 2016133787 A JP2016133787 A JP 2016133787A JP 2016133787 A JP2016133787 A JP 2016133787A JP 2018002564 A JP2018002564 A JP 2018002564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
glass
film
low
barrier layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016133787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6703267B2 (ja
Inventor
裕樹 堀江
Hiroki Horie
裕樹 堀江
由貴 中西
Yuki Nakanishi
由貴 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP2016133787A priority Critical patent/JP6703267B2/ja
Publication of JP2018002564A publication Critical patent/JP2018002564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6703267B2 publication Critical patent/JP6703267B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、外観品質が良好なグレー色調を呈する低放射ガラスを得ることを目的とした。【解決手段】ガラス板表面に、グレー色調を呈する低放射膜が形成された低放射ガラスにおいて、該低放射膜が、ガラス板表面から順に、第1の誘電体層、第1のAg層、第1のバリア層、第2の誘電体層、第2のAg層、第2のバリア層、及び第3の誘電体層を有するものであり、第1のバリア層の日射吸収率が0〜6%、第2のバリア層の日射吸収率が20〜35%であり、該低放射ガラスのガラス面反射率が10%未満であることを特徴とするグレー色調低放射ガラス。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス表面に低放射膜を有する低放射ガラスに関するものであり、特にグレー色調を呈する低放射ガラスに関するものである。
近年、冷暖房効率の向上を目的として、低放射性の積層膜(以下、低放射膜と記載することもある)を形成した低放射ガラスを使用した窓ガラスが普及しつつある。この低放射ガラスは、室内に可視光を取り入れ、窓ガラスに要求される採光性を満たす一方で、前記の低放射膜が近赤外域から赤外域の光を反射するため、太陽光による室内の温度上昇を抑制できる。また、室内から室外への熱の伝達を遮断するため、室内を保温、断熱する能力も高い。
上記のような低放射膜として、Agを主成分とする金属層を用いたものが多く利用されている。例えば特許文献1では、Agを主成分とする金属層である第2層と第4層の幾何学厚さの総和が22〜29nm、第2層の幾何学厚さが第4層の幾何学厚さの0.3〜0.8倍であり、誘電体層である第1、3、5層の光学厚さの総和が220〜380nm、第3層の光学厚さが140〜200nm、第1層の光学厚さが第5層の光学厚さの0.4〜1.5倍として、近赤外域の反射率の向上がなされた窓用ガラス積層体を開示している。当該窓用ガラス積層体は、その実施例において可視光透過率が70%以上、日射透過率が33〜40%程度である。
上記のように可視光透過率が70%以上となる低放射膜は採光性を備えたものであるが、一方で例えばオフィスビル等は日光や隣接建築物からの反射光が眩しいため、グレア感(眩しさ)の低減を目的として、可視光透過率を上記の70%より低く抑えた窓材への需要もあり、このような窓材としては遮熱性を重要視したタイプの低放射ガラスが使用される。遮熱性を重要視したタイプとしては、可視光透過率は70%未満で、日射透過率が40%以下となるような低放射ガラスを複層ガラスに組み込み、該複層ガラスの日射熱取得率が0.40以下を示す複層ガラスが検討されている。
例えば特許文献2には、透明板上に日射光をある程度吸収する吸収層を設け、その上層に前述したようなAgを主成分とする層と透明誘電体層とを含む積層膜を形成した日射遮蔽性透光板が開示されている。実施例において、当該日射遮蔽性透光板の単板での日射透過率は21〜35%以下であり、複層ガラスにした時の日射熱取得率は0.29〜0.40である。
また、例えば特許文献3には、基板上に、第1の誘電体層と、第1のAg層と、第1のバリア層と、第1の吸収層と、第2の誘電体層と、第2のAg層と、第2の吸収層と、第3の誘電体層と任意にトップコート層とを含み、前記第1の吸収層又は前記第2の吸収層のいずれかが任意に選択される低放射率コーティングが開示されている。当該低放射率コーティングは、バリア層上に吸収層を設けることによって、化学的耐久性及び機械的耐久性、魅力的な外観品質を達成している。
なお、バリア層とは、一般的にAg層の表面に設けられる層である。Ag層は酸化すると低放射膜として劣化してしまうという潜在的な問題がある。しかし、Ag層より上層の膜を成膜する際、酸素を含むような反応性ガスを用いてスパッタリングを行うと、下層のAg層も酸化されてしまう。その為、Ag層の表面に、不活性ガスを用いてバリア層を設け、バリア層上に上層を形成する。通常、バリア層は上層を形成する際の酸素を含む反応性ガスによって酸化される。
上記のようなバリア層としては、Alを含有するZn膜(以下「ZnAl」と記載することもある)、Ti膜、Cr膜、ステンレス鋼(Fe−Ni−Cr合金)膜、NiとCrの合金膜等が知られている(例えば特許文献3〜5)。
特開2010−195638号公報 特開平11−228185号公報 特表2008−540320号公報 特開平7−187727号公報 特開平11−343146号公報
近年、前述するようなAg層を2層有する低放射膜を用いた低放射ガラスが、建物の窓材として注目されている。従来はビル等のように壁面にコンクリートを用いた建物の場合、クリアや彩度の低いブルー、グリーンやイエロー等の透過色と、ブルーやグリーン等の反射色と、を有したガラスが用いられており、可視光透過率が60%以上で適度な採光性を有していた。また、建物のデザイン面から、外観品質の色味に特徴を持たせる為に、ブルーやグリーン等の反射色の彩度を上げ、さらに反射率を高くしたものも用いられており、その場合は可視光透過率が50〜60%程度、反射率が10〜20%のガラスを使用していた。一方で、より壁面との一体感を求めたガラスとして、彩度や明度を抑えた透過色、主張しすぎない反射率や反射色を有するガラスへの要求が高まっている。
上記のようなガラスを得るひとつの手法として、ガラス板の厚みが3mmのときの可視光透過率が50%以下程度に低く、かつ透過色が中間色(例えば、CIE L色度座標図における透過光のa、bが、それぞれ−5〜+2の範囲内)であるグレー色調のガラスが挙げられる。可視光透過率を低くする為にはAg層の厚みを厚くすればよいが、その場合、反射率が増大してギラつきが増すことになり、透過のグレー色よりも反射のブルーやグリーンなどの色味が顕著に現れるようになったり、斜めから見た時の反射色に赤味を生じ易くなったりして、外観品質を損ねてしまうという問題がある。
従って、本発明は、外観品質が良好なグレー色調を呈する低放射ガラスを得ることを目的とした。
本発明者らが上記課題に対して鋭意検討を行った結果、適度な採光性を有し、かつグレー色調を呈する低放射ガラスは、潜在的に低放射ガラスのガラス面の反射率が高くなってしまう傾向にあることがわかった。得られた知見からさらに検討を行ったところ、低放射膜の最外層側のAg層上に形成されるバリア層について、可視域〜赤外域にかけての吸収率(以下「日射吸収率」と記載することもある)を特定の範囲内とすることによって、低放射ガラスのガラス面の反射率を10%未満とするのが可能になることがわかった。さらに、ガラス板側のAg層上に形成されるバリア層の日射吸収率が特定量を超えると、ガラス面の反射率が逆に高くなってしまうこともわかった。
従って本発明は、ガラス板表面に、グレー色調を呈する低放射膜が形成された低放射ガラスにおいて、該低放射膜が、ガラス板表面から順に、第1の誘電体層、第1のAg層、第1のバリア層、第2の誘電体層、第2のAg層、第2のバリア層、及び第3の誘電体層を有するものであり、第1のバリア層の日射吸収率が0〜6%、第2のバリア層の日射吸収率が20〜35%であり、該低放射ガラスのガラス面反射率が10%未満であることを特徴とするグレー色調低放射ガラスである。
本発明により、外観品質が良好なグレー色調を呈する低放射ガラスを得ることが可能となった。
本発明の低放射膜の一実施形態を表す断面模式図である。 本発明の複層ガラスの一実施形態を表す断面模式図である。 実施例及び比較例の透過光のaとbを示した図である。 実施例及び比較例のガラス面の反射光のaとbを示した図である。
本発明は、ガラス板表面に、グレー色調を呈する低放射膜が形成された低放射ガラスにおいて、該低放射膜が、ガラス板表面から順に、第1の誘電体層、第1のAg層、第1のバリア層、第2の誘電体層、第2のAg層、第2のバリア層、及び第3の誘電体層を有するものであり、第1のバリア層の日射吸収率が0〜6%、第2のバリア層の日射吸収率が20〜35%であり、該低放射ガラスのガラス面反射率が10%未満であることを特徴とするグレー色調低放射ガラスである。
1:用語の説明
(グレー色調)
本発明における「グレー色調」とは、ガラス板の厚みが3mmの時の、JIS R3106(1998)に準拠する方法で得られた可視光透過率が50%以下であり、JIS Z8781−4に準拠して算出した低放射ガラス板の透過色をCIE L色度座標図で表した値において、a、bが、それぞれ−5〜+2の範囲内にあることを指すものとする。
(日射吸収率)
低放射膜全体の日射吸収率は、JIS R3106(1998)に準拠する方法で算出した。また、形成した低放射膜からバリア層だけの日射吸収率を測定するのは困難である為、ガラス板/バリア層/誘電体層と成膜し、得られたサンプルの日射吸収率を測定し、得られた日射吸収率からガラス板と誘電体層の日射吸収率を除くことによって、バリア層の日射吸収率とした。尚、この時の成膜条件や使用するガラス板、バリア層や誘電体層は、作製する低放射膜の各種条件と同じものとした。
(ガラス面反射率)
低放射膜のガラス面の反射率(以下、「ガラス面反射率」と記載することもある)は、JIS R3106(1998)に準拠する方法で算出した。
(物理膜厚)
物理膜厚とは、一般的に用いられる膜厚と同じ意味であり、単なる薄膜の厚さである。本明細書においては、低放射膜作製時と同様の成膜条件で作製した単層膜の膜厚と基材の搬送速度との積から、該単層膜を作製する際の成膜速度を求め、該成膜速度を用いて低放射膜の該当する層の膜厚を算出した値である。
(光学膜厚)
光学膜厚とは、物理膜厚と屈折率の積で表される値であり、本明細書においては低放射膜作製時と同様の成膜条件で作製した単層膜の波長550nmにおける屈折率と膜厚との積から算出した値である。本発明における該屈折率は、単層膜の透過率と反射率とを分光光度計(U−4000、日立製作所製)で測定し、得られた値から光学シミュレーション(Reflectance−transmittance法)によって算出した。
(膜の記載)
本明細書において「ZnAl」とは、ZnにAlを混合した膜を示しており、ZnとAlが1:1で混合する事を示すものではない。Alの含有量は適宜選択されるが、例えば1〜10wt%としてもよい。また、ZnAlが酸化された膜を「AZO」と記載するが、これもZn:Al:Oが1:1:1になることを示すものではない。
また、「NiCr」とは、NiとCrを主として含む合金膜を示しており、NiとCrが1:1で混合する事を示すものではない。上記成分の含有量は適宜選択されればよいが、例えばNiの含有量を55〜85wt%、Crの含有量を10〜25wt%としてもよい。また、Feなどの他の元素を含んでも良い。
また、「ステンレス鋼」とは、Fe、Cr、及びNiが混合したものを特に指し、以下「SUS」と記載することもある。上記の3成分の含有量は適宜選択されればよいが、例えばFeを50〜80wt%、Crを10〜25wt%、Niを0〜20wt%含有するとしてもよい。また、MnやMoなどの他の元素を含んでも良い。
また、「ZnSn」とは、ZnにSnを混合した膜を示しており、ZnとSnが1:1で混合する事を示すものではない。Snの含有量は適宜選択されるが、例えば30〜70wt%としてもよい。また、ZnSnが酸化された膜を「ZnSnO」と記載するが、これもZn:Sn:Oが1:1:1になることを示すものではない。
2:低放射ガラス
本発明の低放射膜の好適な実施形態を図1に示した。低放射膜2はガラス板1上に形成されるものであり、通常のガラス板1よりも放射率が低いものであればよい。また、例えば該低放射膜2が形成された低放射ガラス3の、JIS R3106に準拠して測定される垂直放射率が0.3以下とするものを「低放射膜」としてもよい。また、該低放射膜とガラス板の間、または、該低放射膜の最上層の表面に、任意の層が形成されてもよい。
また、本発明のグレー色調低放射ガラス3は、低放射ガラス3のガラス面反射率を10%未満とすることが可能である。通常低放射ガラス3は複層ガラスとして用いるが、低放射ガラス3の低放射膜2は屋外や屋内と直接接触しないように配置される。すなわち、低放射ガラス3は屋外や屋内とガラス面で接触する為、ガラス面の反射率を低くすることにより、ギラつきを抑えることが可能となる。
本発明の低放射ガラスは反射率が低いこともあり、一般的な施工環境で見た場合に透過色とガラス面の反射色が合わさって認識されやすい。ここで、一般的に緑色は比視感度の高い色として知られており、実際に反射色が緑色の色味を帯びている場合は緑色が強く視認され、透過色と併せて全体として緑味を帯びたグレー色調に見えやすいことが新たにわかった。また、反射色が赤色を帯びている場合は、施工環境において異質な色となることが多く、色味が目立って見えてしまい環境との調和を取り難くなる。また、反射色が黄色を帯びている場合は、黄色は青色と補色の関係にあり、空の青色に対してはっきりと目立つ色に見え易い。上記の問題に対して発明者らが検討を行った結果、特に反射色が淡い青色を示す範囲内であれば透過色のグレー色と合わせても目立たず、全体としてグレー色調を呈することがわかった。
従って、本発明のグレー色調低放射ガラス3は、ガラス面の反射色をCIE L色度座標図において、aを−5〜0、bを−12〜−5とするのが好ましい。aは−5〜0の範囲内とすることによって、ガラス面の反射色が赤色や緑色の色味となることを抑えることが可能なため好ましい。また、bは−12〜−5の範囲内とするのが好ましい。一般的にはbがマイナスに大きい程青色を帯びるが、bが−12未満となると反射の青味が強く認識されるようになり、施工環境で見たときにグレーよりもブルーの印象の方が強くなってしまう恐れがある。青色は比視感度が低いため、上記の範囲内であれば反射色の青味が目立つことなく、低放射ガラス全体としてグレー色調を呈することが可能となる。また、好ましくはbを−10〜−5としてもよい。また、bの上限値を−5としているが、これはaとの兼ね合いによって青色より緑色や赤色の色味が強く出てしまうことを防ぐためであり、aの絶対値が十分に小さい(aが0に近い)場合は黄色味を帯びない範囲であれば−5を超えても差し支えない。
(ガラス板)
使用するガラス板1は特に限定されるものではないが、例えば、通常使用されているソーダ石灰ガラス、無アルカリガラス、高透過ガラス、風冷強化ガラス、化学強化ガラス、網入りガラス、線入りガラス、ホウケイ酸塩ガラス、低膨張ガラス、ゼロ膨張ガラス、低膨張結晶化ガラス、ゼロ膨張結晶化ガラス等を用いることが可能である。
上記のガラス板1の他に、樹脂等の透明基板を用いてもよく、例えばポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂等が挙げられる。
ガラス板1の厚みは特に限定するものではないが、一般的に建築用ガラスとして使用される3〜19mmとしてもよい。また、可視光透過率や日射透過率は基板の厚みの影響を受けることがあり、該基板が厚くなる程透過率が低下する傾向にある。例えば、上記の建築用ガラスとして使用される3mmのガラス基板と6mmのガラス基板とを比較すると、3mmのガラス基板の方が可視光透過率が0.5〜1.5%程度高くなる。
(誘電体層)
誘電体層11a、b、cはAl、Si、Ti、Zn、In、及びSnからなる群から選ばれる少なくとも1つを含む酸化物、窒化物、又は酸窒化物の透明な薄膜であることが好ましい。当該誘電体層の第1層11a、第2層11b、第3層11cは低放射膜の反射色を調整するものであり、各膜厚は所望の特性に合わせて適宜調整すればよく、また、各層は2種類以上の膜が積層したものでもよい。なお、Ag層と接する位置に酸化亜鉛構造を有する膜を配置すると、Ag層の結晶性が向上するので好ましい。
低放射ガラスがグレー色調を呈するためには、光学膜厚で、第1の誘電体層11aを60〜120nm、第2の誘電体層11bを160〜240nm、第3の誘電体層11cを25〜65nm、とするのが好ましい。また、より好ましくは、第1の誘電体層11aを80〜100nm、第2の誘電体層11bを180〜210nm、第3の誘電体層11cを30〜50nmとしてもよい。
第1の誘電体層11aは第1のAg層12aの下地層として作用し、第1のAg層12aとガラス板1との密着性を向上させる。ZnO、SnO、ZnSnO、Si及びTiOを用いるのが好ましい。ZnO、SnO、ZnSnO及びTiOはそれぞれ酸化物膜でも、任意の第3成分を含有する合金酸化物膜であってもよい。また、Siは窒化物膜でも、任意の第3成分を含有する合金窒化物膜であってもよい。
第2の誘電体層11bは、第1のバリア層13aの上に形成されるものであり、低放射膜2の反射色や日射透過率に大きく影響を及ぼす層である。該第2の誘電体層11bは、酸化物誘電体を有するものとする。例えば、ZnO、SnO、ZnSnO及びTiO等が挙げられる。第2の誘電体層11bを形成する際、酸素を含む反応性ガス雰囲気中で成膜する事によって、下層の第1のバリア層13aを同時に酸化する事が可能である。
第3の誘電体層11cは、第2のバリア層13bの上に形成されるものであり、他の誘電体層と相互に作用し合い、反射色や日射透過率を調整する層である。該第3の誘電体層11cは、第1の誘電体層11aと同様、ZnO、SnO、ZnSnO、Si及びTiOを用いるのが好ましい。また、第3の誘電体層11cは2層以上とするのが好ましく、最も表面側に形成する最上層14は、低放射膜2の耐湿性や耐久性を向上させる膜を用いるのが望ましい。例えば、Al、Si、及びTiからなる群から選ばれる少なくとも1つを含む酸化物、窒化物、又は酸窒化物の透明な薄膜が挙げられる。また、物理膜厚を3〜20nmとすれば耐湿性や耐久性が向上するため好ましい。
(Ag層)
Ag層は赤外線を反射する機能を有する層である。また、Agを主成分とする層であり、Ag膜、又はAgを主成分とするAg合金膜である。該Ag合金膜としては、例えばパラジウム、金、白金、ニッケル、銅等の金属をそれぞれ5wt%以下の範囲内で含むものとしてもよい。また、「主成分」とは、Agを90wt%以上含むことを指す。
本発明では、第1のAg層12aと第2のAg層12bの物理膜厚の合計値が、12〜22nmの範囲内に入るのが好ましい。より好ましくは13nm〜19nmとしてもよい。Ag膜の厚みを上記の範囲内とすることによって、良好な外観と低放射機能を併せ持つことが可能となる。また、第2のAg層12bの膜厚≧第1のAg層12aの膜厚とすることによって、ガラス面の反射色が赤味を呈するのを抑制したり、反射色の彩度を抑えることが可能となる。
(バリア層)
第1のAg層12a及び第2のAg層12bは、その製造過程でAgが劣化するのを防ぐことを目的として、それぞれの層上にバリア層を形成する。本発明は、第2のバリア層として日射吸収率が20〜35%の層を用いることによって、グレー色調と良好な外観品質を得たものである。また、必要に応じて第1のバリア層13a、第2のバリア層13bともに、複数の膜を積層してもよく、2種類以上の金属成分が1つの膜中に混合するものでもよい。
第1のバリア層13aは、酸化されたZnAl、Ti、NiCr、Nb及びステンレス鋼からなる群から選ばれる少なくとも1つを成分として含むのが好ましい。該第1のバリア層13aは、第2の誘電体層11bを成膜する際に酸化され、日射吸収率が低くなる。この時、日射吸収率が6%以下になる程度に酸化されればよく、完全に酸化されている必要はない。
上記第1のバリア層13aの膜厚は、酸化や窒化、酸窒化可能な程度の厚みにすればよく、使用する成分や装置に合わせて適宜選択すればよい。例えば本明細書の実施例では、第1のバリア層13aとしてZnAl膜を用いる場合は物理膜厚を7.7nm以下、Ti膜を用いる場合は2.6nm以下程度とした。なお、適切な膜厚範囲は装置や成膜条件によって異なってくる。
第2のバリア層13bは、酸化又は窒化されていないTi、NiCr、Nb及びステンレス鋼からなる群から選ばれる1つを有するのが好ましい。また、日射吸収率が20〜35%の範囲内になるのであれば、一部酸化や窒化されていても差し支えない。第3の誘電体層11cを成膜する際に反応性ガスを用いると、該第2のバリア層13bの第3の誘電体層11c側は反応性ガスによって酸化や窒化されることがある。しかし、発明者らが検討した結果、第2のバリア層13bが酸化又は窒化される厚みは上限値があることがわかり、当該上限値よりも厚い膜厚とすれば、日射吸収率を上昇させることが可能となる。第2のバリア層13bの最適な膜厚は、装置や膜の種類によって異なるが、例えば本明細書の実施例においては、Ti膜を用いる場合は物理膜厚を5〜6nm程度とした。
また、前記第1、第2、第3誘電体層の光学膜厚の和を300〜340nm、第1のAg層の物理膜厚を6〜10nm、及び第2のAg層の物理膜厚を8〜10nmとするのが好ましい。各膜厚を上記の範囲内とすることによって、ガラス面の反射色のbを−12〜−5の範囲内とすることが可能となる。
3:低放射膜の製造方法
以下に本発明の低放射ガラスの製造方法を説明する。
本発明の低放射透ガラスはスパッタリング法、電子ビーム蒸着法やイオンプレーティング法等で形成されることが好ましいが、生産性、均一性を確保しやすいという点でスパッタリング法が適している。
スパッタリング法による低放射膜の形成は、各層の材料となるスパッタリングターゲットが設置された装置内を、ガラス板1を搬送させながら行う。この時、装置内に設けられている膜形成を行う真空チャンバー内にはスパッタリング時に用いる雰囲気ガスが導入されており、ターゲットに負の電位を印加することにより装置内にプラズマを発生させてスパッタリングを行う。
また、所望の膜厚を得る方法はスパッタリング装置の形式によって異なるため特に限定しないが、ターゲットへの投入電力や導入ガス条件の調整により、成膜速度を変化させることで膜厚を制御する方法や、基板の搬送速度を調整することで膜厚を制御する方法などが広く用いられている。
前記各誘電体層を形成する場合、使用するターゲットはセラミックターゲット、金属ターゲット、どちらを用いても構わない。いずれにおいても使用する雰囲気ガスのガス条件は特に限定するものでなく、例えばArガス、Oガス、及びNガス等から目的とする膜に従ってガス種、混合比を適宜決めれば良い。また、真空チャンバーに導入するガスとして、Arガス、Oガス、Nガス以外の任意の第3成分を含んでも良い。
また、前記第2の誘電体層11bを形成する際は、第1のバリア層13aを酸化や酸窒化可能なように、Oガス、Nガス、COガス等の反応性ガス雰囲気中で成膜するのが好ましい。
Ag層を形成する場合、使用するターゲットにはAgターゲット又はAg合金ターゲットを用いる。この時導入する雰囲気ガスにはArガスを用いるのが好ましいが、Ag膜の光学特性を損なわない程度であれば異なる種類のガスを混合してもよい。
第1のバリア層13aを形成する場合、使用するターゲットは適宜選択すればよく、導入する雰囲気ガスにはAr等の不活性ガスを用いればよい。またこの時、第1のバリア層13aは従来通り後工程で酸化や窒化が可能な程度の膜厚にする。
また、第2のバリア層13bを形成する場合、Ti、NiCr、Nb及びSUSからなる群から選ばれる1つの層を不活性ガス雰囲気中で成膜する。また、該第2のバリア層13bは、上層誘電体膜の成膜後も完全に酸化されず、金属成分として存在する部分を残すために膜厚を厚くするのが好ましいが、第3の誘電体層11cの成膜時に不活性ガスを用いる場合は、日射吸収率が20〜35%になる程度の厚みにすればよい。
プラズマ発生源には直流電源、交流電源、及び交流と直流を重畳した電源等、いずれも用いられるが、誘電体の層を形成する際に異常放電が生じやすい場合は、直流電源にパルスを印加した電源又は交流電源を用いるのが好ましい。
4:複層ガラス
また本発明は、低放射ガラス3を単板や合せガラスとして使用してもよいが、図2に示したように複層ガラスとして使用すると低放射膜2を保護することが可能であるため好ましい。すなわち本発明は、前述したグレー色調低放射ガラスと、ガラス板とを、スペーサーを介して一体化させた複層ガラスであり、該低放射ガラスの低放射膜が形成された面が、スペーサー側にあることを特徴とする複層ガラスである。
複層ガラスとして用いる場合、低放射ガラス3の低放射膜2が形成された面を他のガラス板1と中空層23を形成するように所定間隔を隔て対向させ、周辺部をスペーサー21やシール材22で封止する。該中空層23はAr、He、Ne、Kr、Xe等の不活性ガス、乾燥空気、N等が封入されるものであり、通常は乾燥空気を用いるが、より断熱性能や遮音性能を向上させることを目的としてArガスやNeガスなどを用いてもよい。
前記スペーサー21は内部に乾燥剤を有し、少なくとも2枚のガラス板間にブチルゴムやシリコーン等のシール材(図示しない)を介して固定されるものであり、軽量なアルミ材や樹脂材が用いられる。当該スペーサー21、低放射ガラス3、及びガラス板1で囲まれた部分が中空層23であり、該中空層23の厚みや封入する気体の種類によって、複層ガラスの断熱性を変化させることが可能である。
以下に本発明の実施例及び比較例を示す。実施例及び比較例の低放射膜の構成を表1に示した。なお、バリア層の表記についてはバリア層成膜直後の膜の種類および膜厚を記載しており、実際には上部誘電体成膜時に、誘電体層側の界面からの一部又は膜全部が酸化された状態となっている。
いずれの実施例及び比較例も、厚み3mmのソーダライムガラス上に、マグネトロンスパッタリング装置を用いて成膜を行った。また、いずれの実施例及び比較例においてもガラス板及び膜は非加熱とし、成膜時にスパッタリングに由来してガラス板温度が上昇する場合を除いて、特に加熱は行わなかった。
各層はガラス板の搬送速度を調整する事により表1に記載した膜厚を得た。また、上記の搬送速度は予め単層膜を形成し、膜の種類ごとに算出した速度を使用した。
(実施例1〜4、比較例1、3)
まず、ガラス板1を基材ホルダーに保持させ、各真空チャンバー内に所望のターゲットを設置した。該ターゲットは裏側にマグネットが配置されている。次に、真空チャンバー内を真空ポンプによって排気した。
次に、第1の誘電体層11aをガラス板1上に成膜した。ターゲットにはAlが2wt%添加されたZn(以下ZnAlと記載することもある)ターゲットを用い、ZnAlターゲットへ電源ケーブルを通じてDC電源より1100Wの電力を投入した。この時、真空ポンプを連続的に稼動させながら、真空チャンバー内にアルゴンガスを20sccm、酸素ガスを40sccmで導入し、圧力を0.4Paになるよう調節した。以上よりZnAlO膜を得た。
次に、ZnAlO膜の上に第1のAg層12aを成膜した。ターゲットにAgターゲット、真空チャンバー内の雰囲気ガスはアルゴンガスを45sccmで導入し、圧力は0.3Paに調節した。また、DC電源より投入する電力は300Wとした。以上よりAg膜を得た。
次に、Ag膜の上に第1のバリア層13aを成膜した。ターゲットにAlが4wt%添加されたZnAlターゲット、真空チャンバー内の雰囲気ガスはアルゴンガスを100sccmで導入し、圧力は0.7Paに調節した。また、DC電源より投入する電力は180Wとした。以上よりZnAl膜を得た。
次に、第1のバリア層13aの上に第2の誘電体層11bとしてZnAlO膜を成膜した。所望の膜厚を得る為に搬送速度を調整した他は、成膜条件を第1の誘電体層11aと同様とした。
次に、ZnAlO膜の上に第2のAg層12bを成膜した。所望の膜厚を得る為に搬送速度を調整した他は、成膜条件を第1のAg層12aと同様とした。
次に、Ag膜の上に第2のバリア層13bとしてTi膜を成膜した。ターゲットにTiターゲット、真空チャンバー内の雰囲気ガスはアルゴンガスを80sccmで導入し、圧力は0.6Paに調節した。また、DC電源より投入する電力は330Wとした。以上よりTi膜を得た。
次に、第2のバリア層13bの上に第3の誘電体層11cとして、まずZnSnO膜を成膜した。ターゲットにSnが50wt%添加されたZnSnターゲット、真空チャンバー内の雰囲気ガスはアルゴンガスを10sccm、酸素ガスを50sccmで導入し、圧力は0.4Paに調節した。また、DC電源により投入する電力は1100Wとした。以上よりZnSnO膜を得た。
次に、最上層14としてZnSnO膜の上に、TiO膜を成膜した。ターゲットにTiターゲット、真空チャンバー内の雰囲気ガスはアルゴンガスを40sccm、酸素ガスを40sccmで導入し、圧力を0.5Paになるよう調節した。また、DC電源により投入する電力は3050Wとした。以上よりTiO膜を得た。
(実施例5、比較例4)
第1のバリア層13aにTiを用い、表1に記載した通りの膜厚を得る為に搬送速度を調整した他は、実施例1と同様の方法で低放射膜を得た。第1のバリア層13aの成膜は、ターゲットにTiターゲット、真空チャンバー内の雰囲気ガスはアルゴンガスを80sccmで導入し、圧力は0.6Paに調節した。また、DC電源より投入する電力は330Wとした。
(比較例2)
第2のバリア層13bにZnAlを用い、表1に記載した通りの膜厚を得る為に搬送速度を調整した他は、実施例1と同様の方法で低放射膜を得た。第2のバリア層13bの成膜は、ターゲットにAlが4wt%添加されたZnAlターゲット、真空チャンバー内の雰囲気ガスはアルゴンガスを80sccmで導入し、圧力は0.7Paに調節した。また、DC電源より投入する電力は180Wとした。
(低放射ガラスの光学特性)
上記の実施例及び比較例で得られた低放射ガラスの光学特性を、自記分光光度計(日立製作所製、U−4000)を用いて測定した。可視光透過率、ガラス面の可視光反射率、及び日射吸収率をJIS R3106(1998)に準拠して算出した。また、低放射ガラスの透過色、ガラス面の反射色をJIS Z8781−4に準拠して算出した。得られた結果について表2に示した。また、実施例及び比較例の透過色のa、bについて図3、ガラス面の反射色のa、bについて図4にそれぞれ示した。
Figure 2018002564
Figure 2018002564
(バリア層の日射吸収率の評価)
低放射ガラスの日射吸収率の評価によって、バリア層部分のみの日射吸収率を算出することは困難である為、バリア層の日射吸収率を以下の方法で測定した。
まず、厚み3mmのソーダライムガラス上に、実施例及び比較例と同様の方法でバリア層を形成し、該バリア層の上に誘電体層を形成して、測定サンプルを作製した。すなわち、ガラス/第1のバリア層13a/第2の誘電体層11b、及びガラス/第2のバリア層13b/第3の誘電体層11cの積層体をそれぞれ作製し、各バリア層の膜の種類及び膜厚は、実施例及び比較例と同様とした。
また、本実施例及び比較例で使用したAZOとZnSnOについては、物理膜厚が10nm以上となる範囲において、誘電体層の膜厚が厚くなってもバリア層の日射吸収率に与える影響が小さいことがわかった。その為、第2の誘電体層11b及び第3の誘電体層11cの物理膜厚をそれぞれ20nmとした。なお、第3の誘電体層11cは、最外層の成膜は行わなかった。
次に、得られた測定サンプルの日射吸収率を測定し、測定値からガラスと誘電体層の日射吸収率を除いた値を、バリア層の日射吸収率とした。なお、ガラスと誘電体層の日射吸収率は後述の参考例1に記載する。得られた日射吸収率を表3に記載した。
Figure 2018002564
(参考例1)
ガラス板と誘電体層のみの日射吸収率を求めるために、実施例及び比較例と同じ条件でソーダライムガラスのガラス板上に直接誘電体層を成膜したサンプルを作製した。誘電体層の物理膜厚を20nmとした際のガラス板と誘電体層の日射吸収率はAZOで6.0%、ZnSnOで5.9%であった。これらの値は、バリア層の日射吸収率を算出する際に利用した。
(参考例2)
上記のバリア層の日射吸収率の測定方法と同様の方法で、誘電体層の膜厚がバリア層の日射吸収率に与える影響を調べた。測定サンプルは、厚み3mmのソーダライムガラス上に、バリア層としてTi膜を2.4nm作成し、その上に誘電体層として物理膜厚でZnSnO膜を10nm、20nm、30nmとそれぞれ膜厚を変えた3種類を作製した。得られたサンプルのバリア層の日射吸収率は4.1〜4.6%で大きな違いはなかった。
以上より、Ti膜を2.4nm、誘電体層を10〜30nmとした範囲において、誘電体層の膜厚を変えてもバリア層は完全に酸化されず、いずれの場合も同程度の日射吸収率を示すことがわかった。これにより、誘電体層の膜厚をさらに増やしてもバリア層の酸化状態に大きく影響を与えることはないと推察される。これは、バリア層の上に誘電体層を成膜する際、成膜開始後すぐにバリア層の表面は酸化される為、成膜時間を長くしても大きな違いが出ない為だと考えられる。
以上より、実施例はいずれも可視光透過率が50%以下で、透過光が中間色となるものだった。また、ガラス面の反射率がいずれも10%未満であり、ギラつきを抑えた良好な外観品質を有していた。さらに、ガラス面の反射光のaは−3〜−1.5の範囲内であり、赤味や強い緑味を抑制したものとなった。また、bは−10〜−6の範囲内で目立つ色味が抑制されており、ガラス面の反射光が透過光の中間色と混ざっても、視認者から見てグレー色調を呈するものだった。
一方で、第1のバリア層の日射吸収率が21%程度、第2のバリア層の日射吸収率が請求項1の範囲よりも小さい比較例1、2はどちらもガラス面の反射率が14%以上となるものであり、本発明の目的から外れるものだった。また、第2のバリア層が請求項1の範囲内、第1のバリア層の日射吸収率が6%を超える比較例3、4は、ガラス面の反射率は10%程度とやや抑えられたものとなったが、本発明の実施例と比較すると反射率が高かった。また、図3、4より、透過色及びガラス面の反射色の両方が、実施例と同じ範囲になる比較例はなかった。
1:ガラス板、2:低放射膜、3:低放射ガラス板、11a:第1の誘電体層、11b:第2の誘電体層、11c:第3の誘電体層、12a:第1のAg層、12b:第2のAg層、13a:第1のバリア層、13b:第2のバリア層、14:最上層、21:スペーサー、22、シール材、23:中空層

Claims (5)

  1. ガラス板表面に、グレー色調を呈する低放射膜が形成された低放射ガラスにおいて、該低放射膜が、ガラス板表面から順に、第1の誘電体層、第1のAg層、第1のバリア層、第2の誘電体層、第2のAg層、第2のバリア層、及び第3の誘電体層を有するものであり、
    第1のバリア層の日射吸収率が0〜6%、第2のバリア層の日射吸収率が20〜35%であり、
    該低放射ガラスのガラス面反射率が10%未満であることを特徴とするグレー色調低放射ガラス。
  2. 前記低放射膜は、光学膜厚で、
    第1の誘電体層が60〜120nm、
    第2の誘電体層が160〜240nm、
    第3の誘電体層が25〜65nm、
    物理膜厚で、第1のAg層と第2のAg層が合計で12〜22nm、
    第2のAg層の膜厚≧第1のAg層の膜厚であることを特徴とする請求項1に記載のグレー色調低放射ガラス。
  3. 前記第2のバリア層は、酸化又は窒化されていないTi、NiCr、Nb、及びステンレス鋼からなる群から選ばれる少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のグレー色調低放射ガラス。
  4. 前記低放射ガラスの、ガラス板の厚みが3mmの時のガラス面の反射色は、CIE L色度座標図において、aが−5〜0、bが−12〜−5であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のグレー色調低放射ガラス。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のグレー色調低放射ガラスと、ガラス板とを、スペーサーを介して一体化させた複層ガラスであり、該低放射ガラスの低放射膜が形成された面が、スペーサー側にあることを特徴とする複層ガラス。
JP2016133787A 2016-07-06 2016-07-06 グレー色調低放射ガラス Active JP6703267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016133787A JP6703267B2 (ja) 2016-07-06 2016-07-06 グレー色調低放射ガラス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016133787A JP6703267B2 (ja) 2016-07-06 2016-07-06 グレー色調低放射ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018002564A true JP2018002564A (ja) 2018-01-11
JP6703267B2 JP6703267B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=60947344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016133787A Active JP6703267B2 (ja) 2016-07-06 2016-07-06 グレー色調低放射ガラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6703267B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111792852A (zh) * 2020-08-11 2020-10-20 浙江旗滨节能玻璃有限公司 翡翠绿的低辐射镀膜玻璃及其制备工艺
WO2021075359A1 (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 日本板硝子株式会社 ガラス体
CN113443837A (zh) * 2021-05-11 2021-09-28 中建材佳星玻璃(黑龙江)有限公司 一种双银low-e镀膜玻璃

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003327451A (ja) * 2002-05-10 2003-11-19 Asahi Glass Co Ltd 積層体および構造体
JP2008540311A (ja) * 2005-05-11 2008-11-20 エージーシー フラット グラス ユーロップ エスエー 太陽遮蔽積層構造
WO2012115111A1 (ja) * 2011-02-21 2012-08-30 旭硝子株式会社 積層体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003327451A (ja) * 2002-05-10 2003-11-19 Asahi Glass Co Ltd 積層体および構造体
JP2008540311A (ja) * 2005-05-11 2008-11-20 エージーシー フラット グラス ユーロップ エスエー 太陽遮蔽積層構造
WO2012115111A1 (ja) * 2011-02-21 2012-08-30 旭硝子株式会社 積層体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021075359A1 (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 日本板硝子株式会社 ガラス体
JPWO2021075359A1 (ja) * 2019-10-17 2021-04-22
EP4046972A4 (en) * 2019-10-17 2023-11-01 Nippon Sheet Glass Company, Limited GLASS BODY
JP7548923B2 (ja) 2019-10-17 2024-09-10 日本板硝子株式会社 ガラス体
CN111792852A (zh) * 2020-08-11 2020-10-20 浙江旗滨节能玻璃有限公司 翡翠绿的低辐射镀膜玻璃及其制备工艺
CN113443837A (zh) * 2021-05-11 2021-09-28 中建材佳星玻璃(黑龙江)有限公司 一种双银low-e镀膜玻璃

Also Published As

Publication number Publication date
JP6703267B2 (ja) 2020-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3902676B2 (ja) 日光及び/又は赤外線に作用する薄い皮膜の積層を備えた透明な基材
TWI289139B (en) Reflective, solar control coated glass article
JP6767661B2 (ja) グレー色調低放射ガラス
CN109716180B (zh) 日照遮蔽构件
KR20160004280A (ko) 열 특성을 갖는 스택이 제공된 기판
WO2014109368A1 (ja) 光学多層膜、積層体、および複層ガラス
JPWO2014185420A1 (ja) 保護膜、反射性部材、および保護膜の製造方法
WO2012115111A1 (ja) 積層体
JP2024105441A (ja) コーティングされたガラス板
JP2017132666A (ja) グレー色調低放射ガラス、及びグレー色調低放射ガラスの製造方法
JP6024369B2 (ja) 窓用ガラス積層体
JP2018002564A (ja) グレー色調低放射ガラス
JP6601419B2 (ja) 積層膜付きガラス板および複層ガラス
JP2006117482A (ja) 熱線遮蔽ガラス及び熱線遮蔽複層ガラス
CN103221847B (zh) 包含抗反射涂层的透明基材
JP2007070146A (ja) 低放射複層ガラス
JP2014124815A (ja) 低放射膜
JP2019182684A (ja) 低放射ガラス
JP6287502B2 (ja) 低放射窓材
JP6459374B2 (ja) 窓ガラスおよび積層膜付き透明基板
JP2004217432A (ja) 積層体および構造体
JP6631686B2 (ja) 積層膜付き透明基板および窓ガラス
WO2010098200A1 (ja) 積層体物品
WO2016189992A1 (ja) 合わせガラス
WO2014109369A1 (ja) 積層体および複層ガラス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190415

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6703267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250