以下、本発明を実施するための好ましい形態を、図に示す一具体例に基づいて説明する。本発明は、これら具体例に限定されない。
図1から図6において、ガラス板加工装置1は、床面Fに設置されている基台3と、X軸方向である方向Xにおいて互いに離間して基台3に立設された一対の門形状の枠柱4と、方向Xにおいて枠柱4を橋絡して架設された直状の架台6と、方向Xにおいて基台3上に直列に配された入込みポジション7、スクライブポジション8、折割ポジション9、研削ポジション10及び取出しポジション11と、各ポジション7、8、9、10及び11の上方を方向Xにおいて直線上に貫いて配されたガラス板搬送装置20とを具備している。
入込みポジション7は、供給される小割された2枚の素板ガラスであるガラス板2が方向Xと平行な搬送方向Aに直列に間隔をもって位置決め載置されると共にベルトコンベア装置からなる入込みテーブル12を具備しており、スクライブポジション8は、X軸方向に対して直交するY軸方向である方向Yに移動されると共に入込みポジション7から搬送された2枚のガラス板2を方向Xにおいて直列に支持する一基のスクライブワークテーブル13と、一体として方向Xに移動する2基のスクライブヘッド14A及び14Bとを有したスクライブ線形成装置5を具備しており、折割ポジション9は、スクライブポジション8から搬入された2枚のスクライブ線が形成されたガラス板2を方向Xにおいて直列に平面(水平)支持するベルトコンベア装置16と、ベルトコンベア装置16上に載置された2枚のガラス板2の端切り及び折割分離を行う二対のガラス板折割装置15A及び15Bとを具備しており、研削ポジション10は、2基のガラス板周縁研削装置19A及び19Bを具備しており、取出しポジション11は、取出しベルトコンベア装置49を具備している。
スクライブワークテーブル13は、入込テーブル12からの2枚のガラス板2の搬入を上面で受けて、方向Xにおいて直列に且つ互いに間隔をもって当該2枚のガラス板2を平面支持するテーブル本体22と、2枚のガラス板2が上面に載置されるテーブル本体22を固定支持するテーブル支持台23とを具備しており、スクライブ線形成装置5は、テーブル支持台23を載設したY軸移動手段24と、スクライブヘッド14A及び14Bが搭載されたX軸移動台38と、X軸移動台38を載設したX軸移動手段36とを更に具備している。
Y軸移動手段24は、基台3の上面に方向Yに沿って並設された2体のガイドレール25と、2本のガイドレール25に方向Yに移動自在に保持されていると共にテーブル支持台23が上面に固定されたスライドブロック26と、テーブル支持台23に取付けられているナットに螺合していると共に2本のガイドレール25間に設けた送りネジ27と、送りネジ27の一端に連結されていると共にNC動作により送りネジ27を回転させてテーブル支持台23を方向Yに移動させて、延いては、テーブル本体22を方向Yに移動、即ち、Y軸移動させるY軸制御モータ28とを具備している。
架台6の正面69に共用のX軸移動手段36を介して設けられていると共にY軸移動するテーブル本体22に対応して方向Xに移動、即ち、X軸移動する2基のスクライブヘッド14A及び14Bは、テーブル本体22上に載置された2枚のガラス板2の夫々の位置に対応して設けられている。
X軸移動手段36は、スクライブワークテーブル13に対応したX軸移動の範囲において架台6に並設した2本のガイドレール37と、これらガイドレール37に方向Xに移動自在に保持されたスライドブロックに固定されたX軸移動台38と、X軸移動台38に取付けられているナットに螺合していると共に2組のガイドレール37の間に設けられた送りネジ39と、送りネジ39の一端にプーリ及びベルトを介して連結されていると共にNC動作により送りネジ39を回転させてX軸移動台38を方向Xに移動させ、延いては、スクライブヘッド14A及び14Bを方向Xに移動、即ち、X軸移動させるX軸制御モータ40とを具備している。
スクライブヘッド14Aは、軸受装置41Aを介してX軸移動台38に取付けられており、軸受装置41Aは、ベアリング(図示せず)により保持された回転軸42Aを具備しており、回転軸42Aは、XY座標系の平面、即ち、ガラス板2の上面に対して直交した軸心を有しており、回転軸42Aの下端部には、ブラケットを介してスクライブヘッド本体44Aが取付けられており、その上端部には角度制御モータ45Aが平歯車を介して連結されている。
スクライブヘッド14Bは、スクライブヘッド14Aと同様に、軸受装置41Bを介してX軸移動台38に取付けられており、軸受装置41Bは、ベアリング(図示せず)により保持された回転軸42Bを具備しており、回転軸42Bの夫々は、XY座標系の平面、即ち、ガラス板2の上面に対して直交した軸心を有しており、回転軸42Bの下端部には、ブラケットを介してスクライブヘッド本体44Bが取付けられており、その上端部には角度制御モータ45Bが平歯車を介して連結されている。
スクライブヘッド本体44Aは、下端にカッタホイール46Aを備えたカッタヘッド47Aと、カッタヘッド47Aの上部に取付けられており、カッタホイール46Aを上下動させると共にスクライブ時にはカッタホイール46Aに切り圧を与えるエアーシリンダ装置48Aとを具備している。
スクライブヘッド本体44Bは、スクライブヘッド本体44Aと同様に、下端にカッタホイール46Bを備えたカッタヘッド47Bと、カッタヘッド47Bの上部に取付けられており、カッタホイール46Bを上下動させると共にスクライブ時にはカッタホイール46Bに切り圧を与えるエアーシリンダ装置48Bとを具備している。
カッタホイール46Aは、回転軸42Aの軸心上に配されていると共に角度制御モータ45Aによって回転軸42Aを介してガラス板2に直交する軸線の回りで角度回転制御されて、その刃先がスクライブ方向に向けられるようになっており、同様に、カッタホイール46Bは、回転軸42Bの軸心上に配されていると共に角度制御モータ45Bによって回転軸42Bを介してガラス板2に直交する軸線の回りで角度回転制御されて、その刃先がスクライブ方向に向けられるようになっている。
一対のガラス板折割装置15Aは、ベルトコンベア装置16の上方において搬送方向Aの上流側のガラス板2に対して、一対のガラス板折割装置15Bは、同じくベルトコンベア装置16の上方において搬送方向Aの下流側のガラス板2に対して夫々配されている。
一対のガラス板折割装置15Aの夫々及び一対のガラス板折割装置15Bの夫々は、端切りカッター装置70と、プレス装置71と、端切りカッター装置70及びプレス装置71を保持していると共にこれらをガラス板2の上面に沿って移動させる移動手段72とを具備しており、移動手段72は、端切りカッター装置70及びプレス装置71を保持していると共にこれらをY方向にNC移動させるY方向移動装置73と、Y方向移動装置73を保持していると共にこれをX軸方向に移動させるX方向移動装置74とを具備しており、X方向移動装置74において、架台6及び基台3からの立設体75にブラケット76を介して取付けられている。
ベルトコンベア装置16は、回走自在となるように4個のローラに掛け回されている無端のコンベアベルト77と、上方に位置するコンベアベルト77を内側から平面に支えると共に該4個のプーリを回転自在に支持する支持板兼フレーム78と、コンベアベルト77を回走させると共に基台3に支持された電動モータを具備した駆動装置79とを有しており、支持板兼フレーム78は、基台3に支持されており、駆動装置79は、その電動モータの作動で当該電動モータの出力回転軸にプーリ及びベルト等を介して連結された4個のうちの一個のローラを回転させ、この回転でコンベアベルト77を走行させるようになっており、コンベアベルト77の走行で、ガラス板折割装置15A及び15Bで折割られてコンベアベルト77上に残存したガラス板2の端切カレットをカレット収容容器80まで搬送させるようになっている。
互いに独立して数値制御される2基のガラス板周縁研削装置19A及び19Bにおいて、ガラス板周縁研削装置19Aは、ガラス板2を吸着支持すると共に方向YにY軸移動される一基の研削ワークテーブル17Aと、研削ワークテーブル17AをY軸移動させるY軸移動手段31Aと、方向XにX軸移動される一基の研削ヘッド18Aと、研削ヘッド18AをX軸移動させるX軸移動手段50Aとを具備しており、ガラス板周縁研削装置19Bは、ガラス板2を吸着支持して方向YにY軸移動される一基の研削ワークテーブル17Bと、研削ワークテーブル17BをY軸移動させるY軸移動手段31Bと、方向XにX軸移動される一基の研削ヘッド18Bと、研削ヘッド18BをX軸移動させるX軸移動手段50Bとを具備している。
研削ワークテーブル17Aと研削ワークテーブル17Bとは、Y軸移動手段を共用しないで、Y軸移動手段31A及び31Bにより互いに独立してY軸移動され、また研削ヘッド18Aと研削ヘッド18Bとは、X軸移動手段を共用しないで、X軸移動手段50A及び50Bにより互いに独立してX軸移動されるようになっており、ガラス板周縁研削装置19Aとガラス板周縁研削装置19Bとの方向Xにおける間隔、即ち研削ワークテーブル17Aと研削ワークテーブル17Bとの方向Xにおける間隔は、ガラス板搬送装置20により搬送される直列2枚のガラス板2の方向Xにおける間隔と同一となっている。
研削ワークテーブル17Aは、上面においてガラス板2を吸着する複数の吸盤29Aと、これらの複数の吸盤29Aを着脱自在に立設するテーブル台30Aとを具備しており、研削ワークテーブル17Bは、上面においてガラス板2を吸着する複数の吸盤29Bと、これらの複数の吸盤29Bを着脱自在に立設するテーブル台30Bとを具備しており、研削ワークテーブル17Aは、そのテーブル台30AにおいてY軸移動手段31Aに取付けられており、研削ワークテーブル17Bは、そのテーブル台30BにおいてY軸移動手段31Bに取付けられており、Y軸移動手段31AとY軸移動手段31Bとは、基台3の上面にX方向において上記間隔をもって並設されていると共に研削ワークテーブル17Aと研削ワークテーブル17Bとを互いに独立してY軸移動させるように、互いに独立して数値制御されるようになっている。
Y軸移動手段31Aは、基台3の上面にY軸方向に沿って並設された2本のガイドレール32Aと、ガイドレール32Aの夫々に方向Yに移動自在に保持されたスライドブロック33Aと、テーブル台30Aに固定されたナットに螺合していると共にガイドレール32Aの間に設けた送りネジ34Aと、送りネジ34Aの一端に連結したY軸制御モータ35Aとを具備しており、研削ワークテーブル17Aは、Y軸制御モータ35Aの駆動によりY軸移動を行うようになっている。
Y軸移動手段31Bは、基台3の上面にY軸方向に沿って並設された2本のガイドレール32Bと、ガイドレール32Bの夫々に方向Yに移動自在に保持されたスライドブロック33Bと、テーブル台30Bに固定されたナットに螺合していると共にガイドレール32Bの間に設けた送りネジ34Bと、送りネジ34Bの一端に連結したY軸制御モータ35Bとを具備しており、研削ワークテーブル17Bは、Y軸制御モータ35Bの駆動によりY軸移動を行うようになっている。
研削ワークテーブル17A及び17Bの夫々と対応して架台6の正面69に設けられたX軸移動を行う2基の研削ヘッド18A及び18Bにおいて、研削ヘッド18Aは、研削ワークテーブル17Aに対応してX軸移動を行い、研削ヘッド18Bは、研削ワークテーブル17Bに対応してX軸移動を行う。
研削ヘッド18Aは、X軸移動手段50Aを介して、研削ヘッド18Bは、X軸移動手段50Bを介して夫々架台6に設けられている。
研削ヘッド18Aが取付けられているX軸移動手段50Aは、研削ワークテーブル17Aに対応したX軸移動範囲において架台6に並設した2本のガイドレール51Aと、ガイドレール51Aに方向Xに移動自在に保持されたスライドブロックが固定されたX軸移動台52Aと、X軸移動台52Aに固定されたナットに螺合していると共にガイドレール51Aの間に設けられた送りネジ53Aと、送りネジ53Aの一端に連結されたX軸制御モータ54Aとを具備しており、X軸制御モータ54Aの駆動によりX軸移動台52A、延いては研削ヘッド18Aは、研削ワークテーブル17Aに対応してX軸移動されるようになっており、研削ヘッド18Aは、軸受装置55Aを介してX軸移動台52Aに取付けられている。
軸受装置55Aは、ベアリング(図示せず)により保持されていると共にXY平面、即ち、ガラス板2の上面に対して直交した軸心を有した回転軸56Aを具備しており、回転軸56Aの下端部にはブラケット57Aを介して研削ヘッド本体58Aが取付けられている一方、その上端部には角度制御モータ60Aが平歯車61Aを介して連結されている。
研削ヘッド本体58Aは、出力軸に研削ホイール62Aが取付けられたスピンドルモータ63Aと、スピンドルモータ63Aの位置、延いては研削ホイール62Aの研削作業部の位置を方向X及びYにおいて調節するスライド装置64Aとを具備している。
スライド装置64Aにより回転軸56Aの軸心上に研削ホイール62Aの研削作業部を位置させ、角度制御モータ60Aの作動で回転軸56Aを回転角度制御して研削ホイール62Aを研削作業部を中心に首振りさせることにより、研削ホイール62Aは、変化するガラス板2の周縁形状に常に定角度をもってガラス板2の周縁の研削加工を行うようになっている。
研削ヘッド18Bが取付けられているX軸移動手段50Bは、研削ワークテーブル17Bに対応したX軸移動範囲において架台6に並設した2本のガイドレール51Bと、ガイドレール51Bに方向Xに移動自在に保持されたスライドブロックが固定されたX軸移動台52Bと、X軸移動台52Bに固定されたナットに螺合していると共にガイドレール51Bの間に設けられた送りネジ53Bと、送りネジ53Bの一端に連結されたX軸制御モータ54Bとを具備しており、X軸制御モータ54Bの駆動によりX軸移動台52B、延いては研削ヘッド18Bは、研削ワークテーブル17Bに対応してX軸移動されるようになっており、研削ヘッド18Bは、軸受装置55Bを介してX軸移動台52Bに取付けられている。
軸受装置55Bは、ベアリング(図示せず)により保持されていると共にXY平面、即ち、ガラス板2の上面に対して直交した軸心を有した回転軸56Bを具備しており、回転軸56Bの下端部にはブラケット57Bを介して研削ヘッド本体58Bが取付けられている一方、その上端部には角度制御モータ60Bが平歯車61Bを介して連結されている。
研削ヘッド本体58Bは、出力軸に研削ホイール62Bが取付けられたスピンドルモータ63Bと、スピンドルモータ63Bの位置、延いては研削ホイール62Bの研削作業部の位置を方向X及びYにおいて調節するスライド装置64Bとを具備している。
スライド装置64Bにより回転軸56Bの軸心上に研削ホイール62Bの研削作業部を位置させ、角度制御モータ60Bの作動で回転軸56Bを回転角度制御して研削ホイール62Bを研削作業部を中心に首振りさせることにより、研削ホイール62Bは、変化するガラス板2の周縁形状に常に定角度をもってガラス板2の周縁の研削加工を行うようになっている。
架台6の下方において架台6に沿って、即ち方向Xに沿って互いに間隔をもって直列配置されている入込みテーブル12、スクライブワークテーブル13、ベルトコンベア装置16、研削ワークテーブル17A及び17B並びに取出しベルトコンベア装置49の上方を貫いていると共に架台6の背面21側に且つ架台6に沿って、即ち、方向Xに沿って設けられているガラス板搬送装置20は、ガラス板2を2枚ずつ搬送方向Aに直列に各加工ポジション8、9及び10において置き換えしながら方向Xに平行に直線搬送を行うようになっている。
ガラス板搬送装置20は、方向Xに沿って往復直動を行う一基の搬送シャトル81と、入込みテーブル12、スクライブワークテーブル13、ベルトコンベア装置16、研削ワークテーブル17A及び17Bに対応した位置に2基ずつブラケット90に方向Xに沿って且つ方向Xにおいて直列に設けられたガラス板吸着昇降装置82A、82B、82C及び82Dとを具備しており、2基の走行用モータ85は、同期数値制御によって駆動されると共にブラケット90並びにガラス板吸着昇降装置82A、82B、82C及び82Dを一体として数値制御された往復動を行わせるようになっている。
入込みテーブル12の上方、スクライブワークテーブル13の上方、ベルトコンベア装置16の上方並びに研削ワークテーブル17A及び17Bの上方を貫いて設けられている搬送シャトル81は、架台6の背面21に入込みテーブル12の上方から取出しコンベア装置49の上方に至って並設された2本のガイドレール83にスライドブロックを介して方向Xに移動自在に保持されていると共にガイドレール83に案内されて方向Xに平行に直動されるようになっている。
架台6の背面21には、ガイドレール83の間において、ガイドレール83に平行にラック84が並設されており、搬送シャトル81は、ガイドレール83に方向Xに移動自在に支持されたスライドブロックに固着されていると共に竪姿勢となったブラケット90と、ブラケット90に取付けられた2機の走行用モータ85とを具備しており、2機の走行用モータ85の夫々の出力軸には、ラック84に噛合っているピニオンギア86が取付けられている。
一対のガラス板吸着昇降装置82A、82B、82C及び82Dの夫々は、ガラス板2の吸着と吸着開放を行う複数個の吸着パット88A、88B、88C及び88Dと、対応の吸着パット88A、88B、88C及び88Dが取付けられていると共に吸着パット88A、88B、88C及び88Dの夫々を昇降させる昇降装置89A、89B、89C及び89Dとを具備しており、ガラス板吸着昇降装置82A、82B、82C及び82Dは、夫々上下方向に沿った姿勢で昇降装置89A、82B、82C及び82Dの夫々においてブラケット90に、延いては搬送シャトル81に取付けられている。
ガラス板搬送装置20は、搬送シャトル81の方向Xの往復直動によってガラス板吸着昇降装置82A、82B、82C及び82Dを入込みポジション7、スクライブポジション8、折割ポジション9、研削ポジション10及び取出しポジション11において隣接するポジション間を往復動させ、例えば入込みポジション7において、昇降装置89Aにより2基の吸着パット88Aを降下させて入込みテーブル12の2枚のガラス板2を吸着パット88Aで吸着し、吸着後、昇降装置89Aにより吸着パット88Aを介してガラス板2を持上げ、この持上げ後、走行用モータ85の作動による搬送シャトル81の方向Xにおける往移動でスクライブポジション8へガラス板吸着昇降装置82Aを方向Xにおいて往移動させ、このスクライブポジション8で昇降装置89Aを作動させて2基の吸着パット88Aを降下させ、吸着パット88Aの吸着開放で2枚のガラス板2をテーブル本体22に渡し、その後、空の2基の吸着パット88Aを昇降装置89Aで上昇させ、空の2基の吸着パット88Aを搬送シャトル81の方向Xにおける復移動で入込みポジション7に方向Xにおいて復移動させ、この復帰した吸着パッド88Aを入込みポジション7に待機させる。而して、ガラス板搬送装置20は、搬送シャトル81及び2基ずつのガラス板吸着昇降装置82A、82B、82C及び82D並びに吸着パット88A、88B、88C及び88Dの動作により、入込みテーブル12上の2枚の素板ガラスであるガラス板2をスクライブワ−クテーブル13上へ、スクライブワークテーブル13上の2枚の切線入りのガラス板2を折割ポジション9のベルトコンベア装置16上へ、折割ポジション9で折割された2枚のガラス板2を研削ワークテーブル17A及び17Bの複数の吸盤29A及び29B上の夫々に、研削ワークテーブル17A及び17Bの複数の吸盤29A及び29Bの2枚の研削加工済みのガラス板2を取出しコンベア装置49上へ搬送するようになっている。
2枚のガラス板2にスクライブ線を形成するスクライブポジション8と、2枚のガラス板2を折割する折割ポジション9と、XY座標系で制御移動される2基のガラス板周縁研削装置19A及び19Bで夫々対応のガラス板2の周縁を研削する研削ポジション10と、これら各ポジションにガラス板2を2枚ずつ置き換え搬送するガラス板搬送装置20とを具備しており、2基のガラス板周縁研削装置19A及び19BのXY座標系の制御移動が互いに独立して行われるようになっている以上のガラス板加工装置1では、その運転開始で、入込みテーブル12において、ガラス板吸着昇降装置82Aの二基の吸着パット88Aが降下し、入込みテーブル12上の2枚の素板ガラス板2を吸着、持上げ、この吸着、持上げ後、搬送シャトル81が往動し、2枚のガラス板2を吸着した二基の吸着パット88Aがスクライブワークテーブル13の上方に達すると吸着パット88Aの夫々が降下し、吸着開放し、2枚のガラス板2をスクライブワークテーブル13上に載置し、空になった吸着パット88Aの夫々は上昇され、搬送シャトル81の復動によって吸着パット88Aは再び入込みテーブル12上に復帰し、この復帰と共に、スクライブワークテーブル13上に吸着吸パット88Bの夫々が復帰すると同時に、スクライブヘッド14A及び14Bとスクライブワークテーブル13とが、方向X及びYに移動、即ち、XY座標系で移動され、2枚のガラス板2にスクライブ線が形成され、スクライブ線の形成終了で、スクライブワークテーブル13が原点に復帰されると、吸着パット88Bが降下され、2枚のスクライブ線入りのガラス板2が吸着パット88Bで吸着持上げされ、搬送シャトル81の往動により2枚のスクライブ線入りのガラス板2は、折割ポジション9へ向かって搬送され、2枚のスクライブ線入りのガラス板2が折割ポジション9に達すると、吸着パット88Bが降下されて吸着開放し、2枚のスクライブ線入りのガラス板2がコンベアベルト77に載置されると、吸着パット88Bの夫々は搬送シャトル81の復動でスクライブワークテーブル13上方に復帰され、代わって、折割ポジション9には、折割ポジション9に対応の2基の吸着パット88Cが復帰され、直ぐさま吸着パット88Cの夫々が降下され、吸着パット88Cは、コンベアベルト77上に載置のスクライブ線入り2枚のガラス板2を吸着のうえ、動かないようにコンベアベルト77上に押付け、この状態でガラス板折割装置15A及び15Bが動作され、ガラス板折割装置15A及び15Bの夫々は、端切カッター装置70A及びプレス装置71A並びに端切カッター装置70B及びプレス装置71Bの夫々を一体として対応のスクライブ線入りのガラス板2の上方を移動させ、先ず、先工程でガラス板2の必要位置に端切カッター装置70A及び70Bで端切り線を形成し、次の工程で、次々にガラス板2の必要位置にプレス装置71A及び71Bでプレス押しを施し、スクライブ線に沿って外側域の不要部(端切カレット)を折割し、分離し、2枚の切出しガラス板、言い換えると、2枚の端切りされたガラス板2を形成する。
2枚の端切りされたガラス板2に対して吸着を続けている吸着パット88Cの夫々は、そのまま上昇されて当該ガラス板2を持ち上げた状態で待機し、この待機において、駆動装置79の作動で、外側域の不要部、所謂、端切カレットは、コンベアベルト77からカレット収容容器80に搬送され、この搬送後、コンベアベルト77の走行が停止される一方、研削ポジション10の研削加工の終了と共に搬送シャトル81が方向Xにおいて往動を開始し、ガラス板2を持ち上げた状態の二基の吸着パット88Cが夫々対応の研削ワークテーブル17A及び17B上方に達すると、夫々の吸着パット88Cは、降下され、研削ワークテーブル17A及び17Bの吸盤29A及び29Bの夫々上にガラス板2を吸着開放して載置し、この載置において、研削ワークテーブル17A及び17Bの吸盤29A及び29Bの夫々は、ガラス板2を吸着して水平に固定させると共に研削加工エリアに進行させられる一方空になった吸着パット88Cの夫々は上昇され、搬送シャトル81の復動によって、吸着パット88Cは、コンベアベルト16上に復帰すると共に吸着パッド88Dも、研削ワークテーブル17A及び17B上に復帰し、そして、2基のガラス板周縁研削装置19A及び19Bは、研削ワークテーブル17A及び17B並びに研削ヘッド18A及び18Bに対しての互いに独立した数値制御によるXY座標系の移動及び研削ホイール62A及び62Bに対しての首ふり回転(角度回転)に関しての研削加工運転に入り、2基のガラス板周縁研削装置19A及び19Bは、研削ワークテーブル17A及び17Bの夫々に置かれたガラス板2の位置に応じて数値制御される。即ち、研削ワークテーブル17A及び17Bの夫々のY軸移動、研削ヘッド18A及び18Bの夫々のX軸移動及び研削ホイール62A及び62Bの夫々の旋回角度(首ふり旋回)がガラス板2の夫々の位置に応じて数値制御されて行われ、これにより、吸盤29A及び29Bの夫々に吸着、固定されたガラス板2に対しての研削加工が行れる。
ガラス板周縁研削装置19A及び19Bの夫々における研削加工が終了すると、研削ワークテーブル17A及び17Bの夫々は原点に復帰すると共に研削ポジション10に位置した吸着パット88Dの夫々は、対応の研削ワークテーブル17A及び17Bへ降下し、研削加工済みの夫々のガラス板2を吸着し、持上げ、搬送シャトル81の往動によって、取出しコンベア装置49に向かって搬送され、取出しベルトコンベア装置49上方に達すると共に降下されて吸着開放して2枚のガラス板2を取出しコンベア装置49上に搬出し、空になった吸着パット88Dの夫々は、研削ポジション10の夫々対応の研削ワークテーブル17A及び17B上に復帰される。
2枚のガラス板2にスクライブ線を形成するスクライブ線形成装置5と、2枚のガラス板2を折割するガラス板折割装置15A及び15Bと、2枚のガラス板2の周縁を研削するガラス板周縁研削装置19A及び19Bと、これらスクライブ線形成装置5、ガラス板折割装置15A及び15B並びにガラス板周縁研削装置19A及び19Bの夫々に対してガラス板を2枚ずつ搬入及び搬出するガラス板搬送装置20とを具備しており、ガラス板周縁研削装置19A及び19Bにおける2枚のガラス板2に対する周縁の同時的な研削におけるXY座標系の制御移動が互いに独立して行われるようになっているガラス板加工装置1では、その運転開始後、以上の動作が入込テーブル12に次々に供給される2枚のガラス板2に対して連続的に繰り返されて行われ、取出しベルトコンベア装置49上に次々に研削加工済みの2枚のガラス板2が搬出される。