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JP2018001068A - 材料製造装置、および、材料製造方法 - Google Patents

材料製造装置、および、材料製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短時間かつ低コストで材料を製造する。【解決手段】材料製造装置100は、ナノ構造の可飽和吸収体を含んで構成される犠牲層150が積層された被処理層140に、ピコ秒以下のパルス幅のレーザ光を照射するパルスレーザ照射部110を備える。なお、被処理層140における犠牲層150と反対側の面には基体130が積層されてもよい。材料製造装置100によれば、簡易な処理で被処理層140に超高圧を印加することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザを照射して材料を製造する材料製造装置、および、材料製造方法に関する。
従来、対象物質に超高圧(例えば、10万〜20万気圧程度)を印加するとともに、高温(例えば、1000℃〜1500℃程度)に加熱して、対象物質を相転移させて材料を製造するダイアモンドアンビルセルが知られている。しかし、ダイアモンドアンビルセルは、超高圧状態かつ高温状態に到達するまでに長時間を有するため、材料を大量生産できない。
そこで、近年、ナノ秒オーダーのパルス幅のレーザ光を照射するレーザ照射装置を複数台用いて、対象物質を相転移させる技術が開発されている(例えば、非特許文献1)。非特許文献1の技術では、各レーザ照射装置がレーザ光を照射する時間を異ならせることで、対象物質に段階的にレーザ光を照射する。そうすると、対象物質に段階的に圧力が印加されることになるため、対象物質の温度上昇が緩やかになり、対象物質が溶融(もしくはガス化)することなく(Hugoniot曲線に沿うことなく)対象物質を相転移(固相間相転移)させることが可能となる。
重森啓介、高強度レーザー誘起衝撃波による金属炭素生成の可能性、高圧力の科学と技術Vol.16,NO.3(2006)
しかし、上述した非特許文献1に記載された技術では、複数台のレーザ照射装置が必要となるため、工業的に材料を製造するにはコストがかかりすぎるという問題がある。
そこで本発明は、このような課題に鑑み、低コストで材料を製造することが可能な材料製造装置、および、材料製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の材料製造装置は、ナノ構造の可飽和吸収体を含んで構成される犠牲層が積層された被処理層に、ピコ秒以下のパルス幅のレーザ光を照射するパルスレーザ照射部を備える。
また、所定のガス、または、所定の液体を保持し、該所定のガス中、または、該所定の液体中に、前記犠牲層が積層された被処理層が配される保持部を備えるとしてもよい。
また、前記ナノ構造の可飽和吸収体は、カーボンを含んで構成されるとしてもよい。
また、前記犠牲層は、前記ナノ構造の可飽和吸収体が、樹脂またはガラスに埋設されてなるとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の材料製造方法は、被処理層に、ナノ構造の可飽和吸収体を含んで構成される犠牲層を積層する工程と、前記犠牲層が積層された前記被処理層に、ピコ秒以下のパルス幅のレーザ光を照射する工程と、を含む。
また、前記犠牲層を積層する工程を遂行した後、前記レーザ光を照射する工程を遂行する前に、所定のガス中、または、所定の液体中に、前記犠牲層が積層された被処理層を配する工程を含んでもよい。
また、前記レーザ光を照射する工程を遂行した後、前記犠牲層を除去する工程を含んでもよい。
本発明によれば、低コストで材料を製造することが可能となる。
材料製造装置を説明する図である。 材料製造方法の処理の流れを説明するフローチャートである。 GaNのSEM像を示す図である。 GaNのXPSの解析結果を示す図である。 サファイアのSEM像を示す図である。 サファイアのXPSの解析結果を示す図である。 SOSのXPSの解析結果を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(材料製造装置100)
図1は、材料製造装置100を説明する図であり、図1(a)は材料製造装置100の具体的な構成例を示す図であり、図1(b)はレーザ光の照射による被処理層140の変化について説明する図である。なお、図1中、理解を容易にするために、保持部102および被処理材料120を、パルスレーザ照射部110に比して大きく示す。
図1(a)に示すように、材料製造装置100は、保持部102と、パルスレーザ照射部110とを含んで構成される。保持部102は、例えば、チャンバ等で構成され、内部に所定のガスを保持する。そして、保持部102内に後述する被処理材料120が設置され、所定のガス中に後述する被処理材料120が配されることとなる。ここで、所定のガスは、空気(大気)、窒素、アルゴン等である。また、保持部102には、レーザ光を透過する窓102aが設けられており、窓102aを介してレーザ光が被処理材料120に照射されることとなる。
保持部102を有する構成により、後述するレーザ光を照射する際の被処理材料120の雰囲気を、所定のガスの雰囲気、および、所定の圧力(所定のガス密度)に調整することが可能となる。また、保持部102は、所定の液体(例えば、水)中に被処理材料120が配されるように、ガスのみならず、所定の液体を保持してもよい。
パルスレーザ照射部110は、被処理材料120に、ピコ秒以下(ピコ(10−12)秒オーダー、フェムト(10−15)秒オーダー、アト(10−18)秒オーダーを含む)のパルス幅のレーザ光を照射する。
被処理材料120は、基体130、被処理層140、犠牲層150がこの順で積層されたものである。基体130は、被処理層140より熱伝導率が大きい材料(例えば、サファイア(Al))で構成される。
被処理層140は、材料製造装置100が製造する材料の前駆体であり、例えば、炭素(C)、シリコン(Si)、窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム(AlN)、サファイア等の固体や、イオン注入によってイオン(例えば、H、H 、Ar、H等)が注入された固体である。
犠牲層150は、ナノ構造の可飽和吸収体を含んで構成され、例えば、カーボンナノウォール(CNW)、カーボンナノチューブ(CNT)、グラフェン等のカーボンのナノ構造体や、半導体のナノ構造体等のバンドギャップを有する材料のナノ構造体で構成される。
図1(a)に示すように、本実施形態においてパルスレーザ照射部110は、犠牲層150を介して被処理層140にレーザ光を照射する。そうすると、被処理層140に、衝撃波の圧力と、被処理層140のアブレーションによって生じるプラズマの圧力と(合計で数百GPa程度の超高圧)が印加されることとなる。
具体的に説明すると、図1(b)に示すように、パルスレーザ照射部110が犠牲層150にレーザ光を照射すると、犠牲層150を構成する可飽和吸収体によってレーザ光の一部が吸収され、残りのレーザ光は、犠牲層150を透過(通過)する。
したがって、吸収されたレーザ光により犠牲層150のアブレーションが生じる。アブレーションが生じることにより、犠牲層150を構成する原子(または分子)のプラズマが生成され、プラズマによって衝撃波が生じる。そして、この衝撃波により被処理層140に圧力が印加されることとなる(図1(b)中、黒い塗りつぶしの矢印で示す)。
なお、上記したように、犠牲層150はナノ構造体で構成されることから、犠牲層150においてレーザ光が深く入射される。このため、犠牲層150において、実質的に均一にプラズマが発生することとなる。これにより、強いプラズマが発生し、高い圧力を被処理層140に印加することが可能となる。
また、犠牲層150をカーボンのナノ構造体で構成することにより、レーザ光のエネルギーを高くすることができ、他のナノ構造体で構成される犠牲層150と比較して、強いプラズマを発生させることが可能となる。これは、カーボンのナノ構造体の融点、および、蒸発点が、他のナノ構造体よりも高温であることによる。
一方、犠牲層150を透過したレーザ光は、被処理層140を構成する原子(または分子)を励起させてアブレーション(プラズマを発生)させる。これにより、被処理層140が高圧(図1(b)中、白抜きの矢印で示す)、かつ、高温となる。つまり、被処理層140は、原子の励起による圧力上昇と、犠牲層150からの衝撃波による圧力印加とが合わさって、数百GPa程度の超高圧となる。
また、被処理層140では、超高圧、高温環境下で原子の励起状態を維持することができるため、被処理層140を構成する材料の相転移(固相間相転移、構造相転移)が為されることとなる。
以上説明したように、ナノ構造の可飽和吸収体を含んで構成される犠牲層150を介して被処理層140にレーザ光を照射するだけといった簡易な構成で、被処理層140を相転移させる(相転移させた材料を製造する)ことができる。
例えば、水素イオンを注入した固体で被処理層140を構成することにより、固体金属水素を製造できる可能性がある。また、アルゴンイオンを注入した固体で被処理層140を構成することにより、固体金属アルゴンを製造できる可能性がある。さらに、硫化水素イオンを注入した固体で被処理層140を構成することにより、固体金属硫化水素を製造できる可能性がある。したがって、材料製造装置100は、固体金属水素や、固体金属アルゴン、固体金属硫化水素といった超電導物質を製造できる可能性がある。また、炭素で被処理層140を構成することにより、スーパーダイヤモンドを製造できる可能性がある。
このように、本実施形態にかかる材料製造装置100によれば、超電導物質、半導体材料等、新規の物質を製造できる可能性がある。
また、犠牲層150をカーボンナノウォールやカーボンナノチューブで構成することにより、被処理層140に対して所望する相転移を起こさせることが可能となる。具体的に説明すると、カーボンナノウォールやカーボンナノチューブは、高さ(厚み)を変えることでレーザ光の透過率を制御することができる(犠牲層150におけるレーザ光の吸収量と透過量との比を制御できる)。例えば、犠牲層150の厚みを厚くして、高いエネルギーのレーザ光を照射することで、被処理層140の圧力をより高圧にする。
したがって、犠牲層150の厚みと、パルスレーザ照射部110によって照射されるレーザ光のエネルギーとを制御することで、目的の物質に相転移させるための圧力と温度に被処理層140を維持することが可能となる。
また、犠牲層150をカーボンナノウォールで構成することにより、被処理層140の材質に拘らず、プラズマCVD装置等によって、被処理層140に犠牲層150を製膜(積層)することができる。
また、ナノ構造の可飽和吸収体が、樹脂(例えば、ポリイミド)またはガラスに埋設されたフィルムで、犠牲層150を構成してもよい。これにより、被処理層140に犠牲層150を製膜できない場合(例えば、被処理層140をプラズマCVD装置で高温の環境下に曝すと被処理層140が破壊される場合(例えば、イオンが注入された固体)等)であっても、犠牲層150を被処理層140に載置するだけで、犠牲層150を被処理層140に積層することが可能となる。また、被処理層140を部分的に相転移させたい場合には、相転移させたい箇所にのみ犠牲層150を載置すればよい。ナノ構造の可飽和吸収体が、樹脂またはガラスに埋設されたフィルムは、既存の技術(例えば、特開2015−118348号公報)によって製造できるため、ここでは、詳細な説明は省略する。
(材料製造方法)
続いて、上記材料製造装置100を用いた材料製造方法について説明する。図2は、材料製造方法の処理の流れを説明するフローチャートである。
図2に示すように、材料製造方法は、積層工程S110と、雰囲気調整工程S120と、レーザ光照射工程S130と、除去工程S140とを含んで構成される。
(積層工程S110)
積層工程S110は、被処理層140に犠牲層150を積層する工程である。積層工程S110は、例えば、上記したように、プラズマCVD装置によって犠牲層150を被処理層140に製膜する工程である。また、犠牲層150がフィルムである場合、積層工程S110は、犠牲層150を被処理層140に載置する工程である。なお、この場合、接着剤を介して被処理層140に犠牲層150(フィルム)を積層してもよい。
(雰囲気調整工程S120)
雰囲気調整工程S120は、被処理材料120を保持部102に収容した後、保持部102に所定のガスを供給して、被処理材料120の雰囲気(ガス種、圧力)を調整する工程である。こうして、所定のガス雰囲気中に被処理材料120が配されることとなる。
雰囲気調整工程S120を遂行することにより、後述するレーザ光照射工程S130においてレーザ光を照射する際の被処理材料120の雰囲気を調整することができる。したがって、後述するレーザ光照射工程S130を遂行して所望の材料を製造することができたり、製造される材料の製造効率を向上させたりすることが可能となる。
(レーザ光照射工程S130)
レーザ光照射工程S130は、パルスレーザ照射部110が、犠牲層150を介して被処理層140に、ピコ秒以下のパルス幅のレーザ光を照射する工程である。
(除去工程S140)
除去工程S140は、犠牲層150を被処理層140から除去する工程である。除去工程S140では、例えば、イオンエッチング装置や、酸素プラズマ装置を用いて、犠牲層150をエッチングすることで、被処理層140から犠牲層150を除去する。また、犠牲層150がカーボンで構成される場合、酸素の存在下(例えば、大気中)で加熱することによって、犠牲層150を除去することができる。
また、犠牲層150がフィルムで構成される場合、単に、被処理層140から犠牲層150を剥離させるだけで、犠牲層150を被処理層140から除去することができる。
除去工程S140を遂行することにより、不純物となり得る犠牲層150を除去することができ、相転移させた被処理層140のみを製造することが可能となる。
以上説明したように、材料製造方法によっても、短時間かつ低コストで材料を製造することができる。
(実施例)
(1.犠牲層150の積層)
基体130がサファイアで、被処理層140が窒化ガリウム(5μm)で構成された基板(以下、単に「GaN基板」と称する)、サファイアで構成された被処理層140のみの基板(以下、単に「サファイア基板」と称する)、基体130がサファイアで、被処理層140がシリコン(500nm)で構成された基板(以下、単に「SOS基板」と称する)、それぞれに対して、犠牲層150としてカーボンナノウォールを1.4μm製膜した。
なお、上記3種類の基板それぞれをプラズマCVD装置内に設置し、メタン(CH)、水素(H)、アルゴン(Ar)の混合雰囲気下で、カーボンナノウォールを製膜した。カーボンナノウォールを製膜している間、基板の温度を948Kに維持した。また、製膜時間は20〜30分程度であった。
(2.レーザ光の照射)
GaN基板にカーボンナノウォールを製膜したもの(実施例A1)、GaN基板のみ(比較例B1)、サファイア基板にカーボンナノウォールを製膜したもの(実施例A2)、サファイア基板のみ(比較例B2)、SOS基板にカーボンナノウォールを製膜したもの(実施例A3)、SOS基板のみ(比較例B3)に対し、室温、大気環境下でレーザ光を1ショット照射した。なお、レーザ光の波長は800nm、パルス幅は100fs、パルスエネルギーは160μJである。
(3.表面解析)
レーザ光を照射した実施例A1、A2、A3、比較例B1、B2、B3の表面構造および電子状態を走査型電子顕微鏡(SEM)およびX線光電分光装置(XPS:PHI 5000 VersaProbe II, ULVAC-PHI, Inc., Japan)で解析した。XPSは、X線源としてAl Kα(hν=1486.6eV)を使用した。また、X線のビーム径は10μmであり、測定中はチャージアップを防ぐために中和銃を使用した。また、XPSで解析する前に、カーボンナノウォールを取り除くために使用したArスパッタは、4kVの加速電圧で行った。スパッタ範囲は2×2mmであり、スパッタレートはSiO換算で8.77nmである。
(4−1.GaNについての解析結果)
図3は、GaNのSEM像を示す図であり、図3(a)は比較例B1(GaN基板のみ)のレーザ光照射痕のSEM像であり、図3(b)は実施例A1(GaN基板にカーボンナノウォールを製膜したもの)のレーザ光照射痕のSEM像である。
図3(a)に示すように、比較例B1のレーザ光照射痕は、ビームが正確なGaussian形状になっておらず、中心から多少外れたところが最も強度が高い(図3(a)中、破線の円で囲んだ部分)。また、図3(a)に示す、白色の粒子をエネルギー分散型X線分析(EDS)で解析したところ、Ga−richであることが確認された。GaNは高温になると窒素が大気中へ容易に脱離してしまう性質を有することから、これが原因となってGaのみが残存したと考えられる。
一方、図3(b)に示すように、実施例A1のレーザ光照射痕では、カーボンナノウォールが完全にアブレーションしておらず、最もエネルギーの大きい箇所であってもカーボンナノウォールが残存していることが分かった。カーボンナノウォールの残存の原因を調査すべく、XPSによる電子状態分析を行った。
図4は、GaNのXPSの解析結果を示す図であり、図4(a)はGa(ガリウム)の3d軌道のXPSスペクトルを示し、図4(b)はN(窒素)の1s軌道のXPSスペクトルを示す。なお、図4中、レーザ光照射前の比較例B1を一点鎖線で、レーザ照射光後の実施例A1を実線で、レーザ光照射後の比較例B1を破線で示す。
まず、Arスパッタによってカーボンナノウォール(犠牲層150)を取り除き、その後、XPSで表面分析を行った。図4(a)に示すように、レーザ光照射前の比較例B1におけるGaの3d軌道のピークは18.6eVであり、レーザ光照射後の比較例B1におけるGaの3d軌道のピークは18.2eVであり、レーザ光照射後の実施例A1におけるGaの3d軌道のピークは19.3eVであった。
つまり、レーザ光照射後の実施例A1におけるGaの3d軌道のピークは、レーザ光照射前の比較例B1のピークより、0.7eV高結合エネルギー側へシフトしていることが確認された。なお、GaN基板に対して、Arスパッタを長時間(120分、SiO換算で1052nm)行っても、Gaの3d軌道や、Nの1s軌道のスペクトルの形状やピークの位置に変化はなく、GaNは、スパッタに対して安定であることを確認している。また、GaNを40〜50GPaの圧力下に配することによって、ウルツ鉱構造からロックソルト構造へ相転移させた材料におけるGaの3d軌道のピークが、レーザ光照射後の実施例A1のピークと一致する。したがって、上記ピークシフトはArスパッタによるものではなく、GaNのウルツ鉱構造からロックソルト構造への相転移によるものと考えられる。
一方、レーザ光照射後の比較例B1におけるGaの3d軌道のピークは、レーザ光照射前の比較例B1のピークより、0.4eV低結合エネルギー側へシフトしていることが確認され、実施例A1と逆の方向にピークシフトしていることが分かった。これは、上記EDSの結果から推測されるように、レーザ光照射によってGaNの窒素が大気中に放出され、金属的なGa−richな状態となったためであると考えられる。
また、Nの1s軌道のピークについて検討したところ、図4(b)に示すように、レーザ光照射前の比較例B1におけるNの1s軌道のピークは396.0eVであり、レーザ光照射後の比較例B1におけるNの1s軌道のピークは395.7eVであり、レーザ光照射後の実施例A1におけるNの1s軌道のピークは397.2eVであった。したがって、レーザ光照射前の比較例B1のピークからのシフトは、レーザ光照射後の実施例A1、および、レーザ光照射後の比較例B1双方とも、上記Gaの3d軌道のピークのシフトと同様であることが分かった。なお、Nの1s軌道のスペクトル内の390〜394eVの範囲にある構造は、GaのAuger電子に基づくピークである。
(4−2.サファイアについての解析結果)
図5は、サファイアのSEM像を示す図であり、図5(a)は比較例B2(サファイア基板のみ)のレーザ光照射痕のSEM像であり、図5(b)は実施例A2(サファイア基板にカーボンナノウォールを製膜したもの)のレーザ光照射痕のSEM像である。
図5(a)に示すように、比較例B2では、表面がわずかに黒く変色したのみであり明確なレーザ光照射痕を残すことができなかった(レーザ光を照射した部分を破線の丸で示す)。これに対し、図5(b)に示すように、実施例A2では、カーボンナノウォールは残存しているもののレーザ光照射による影響が観察できた。
図6は、サファイアのXPSの解析結果を示す図であり、図6(a)はAl(アルミニウム)の2p軌道のXPSスペクトルを示し、図6(b)はO(酸素)の1s軌道のXPSスペクトルを示す。なお、図6中、レーザ光照射前の比較例B2を一点鎖線で、レーザ照射光後の実施例A2(スパッタ時間200分)を実線で、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間160分)を破線で示す。
Arスパッタによって200分間カーボンナノウォール(犠牲層150)を取り除いた場合の実施例A2と、Arスパッタによって160分間カーボンナノウォールを取り除いた場合の実施例A2とのXPSで表面分析を行った。
その結果、図6(a)に示すように、レーザ光照射前の比較例B2におけるAlの2p軌道のピークは76.7eVであり、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間160分)におけるAlの2p軌道のピークは74.3eVであり、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間200分)におけるAlの2p軌道のピークは75.1eVであった。
また図6(b)に示すように、レーザ光照射前の比較例B2におけるOの1s軌道のピークは533.4eVであり、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間160分)におけるOの1s軌道のピークは531.2eVであり、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間200分)におけるOの1s軌道のピークは532.0eVであった。
つまり、Alの2p軌道のピークは、スパッタ時間が長くなるに従って(カーボンナノウォールの量が少なくなるに従って)、低結合エネルギー側からレーザ光照射前の比較例B2のピーク位置に近づいていることが分かる。また、Oの1s軌道のピークも同様である。Alの2p軌道のピーク、Oの1s軌道のピークいずれも2eV以上の非常に大きなピークシフトが確認された。なお、カーボンナノウォール由来のC(炭素)の1s軌道のピーク位置に変化がないこと、および、120分間のスパッタによってもピークシフトが起こらないことを確認しているため、上記ピークシフトは、サファイアの電子状態が変化したものと考えられる。
また、レーザ光照射前の比較例B2、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間160分)、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間200分)それぞれについて、AlとOの組成比を導出した。その結果、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間200分)では、ほぼstoichiometricな組成比(Al:40at%、O:60at%)であった。これに対し、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間160分)では、Al:46.5at%、O:53.5at%となり、スパッタ時間200分の実施例A2と比較して酸素が少ないことが分かった。レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間160分)における、Alの2p軌道のピークシフト、および、Oの1s軌道のピークシフトは、レーザ光を照射することにより高温になった際に、酸素が炭素によって還元されて大気中へ放出されたためであると考えられる。
ただし、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間160分)におけるAlの2p軌道のピーク位置は74.3eVであり、レーザ光照射前の比較例B2のピークから大きくシフトしており、金属Alのピーク位置(72.8〜72.9eV)に近い値となっている。しかし、酸素脱離が起こったとはいえ、AlとOとのat%比が概ね1:1であるため、ここまでの大きいピークシフトの原因が、酸素脱離のみであるとは考えにくい。XPSスペクトルでは、一般に金属的な電子状態の元素のピークが低結合エネルギー側へ現れるため、上記の大きいピークシフト(2eV以上のピークシフト)は、酸素脱離のみではなく、レーザ誘起の衝撃波によりサファイアが金属的な性質を獲得したためと考えられる。なお、サファイアは、300GPaで金属的なアモルファス状態になることが知られている。
一方、レーザ光照射後の実施例A2(スパッタ時間200分)では、ほぼstoichiometricな組成比であったにも拘らず、ピークが低結合エネルギー側へ大きくシフトしている。これはサファイアのアモルファス化によるものと考えられる。なお、サファイアは180GPa以上の高圧での結晶構造が報告されていないため、断定はできないが、アモルファス化しているとすると、実施例A2にレーザ光を照射することにより、衝撃波によって、被処理層140が200GPa程度まで圧縮されていたと推測できる。
(4−3.SOSについての解析結果)
図7は、SOSのXPSの解析結果を示す図であり、図7(a)はSi(シリコン)の2p軌道のXPSスペクトルを示し、図7(b)はO(酸素)の1s軌道のXPSスペクトルを示す。なお、図7中、レーザ光照射前の比較例B3を一点鎖線で、レーザ照射光後の実施例A3を実線で、レーザ光照射後の比較例B3を破線で示す。
Arスパッタによってカーボンナノウォール(犠牲層150)を取り除き、その後、XPSで表面分析を行った。図7(a)に示すように、レーザ光照射前の比較例B3におけるSiの2p軌道のピークは98.6eVであり、レーザ光照射後の比較例B3におけるSiの2p軌道のピークは99.2eVであり、レーザ光照射後の実施例A3におけるSiの2p軌道のピークは100.5eVであった。
つまり、レーザ光照射後の実施例A3におけるSiの2p軌道のピークは、レーザ光照射前の比較例B3のピークより高結合エネルギー側へ1.9eVシフトしていることが確認された。これにより、レーザ光照射後の実施例A3では、構造相転移が起きていると推測される。
また、図7(b)に示すように、Oの1s軌道のピークは、レーザ光照射前の比較例B3、および、レーザ光照射後の比較例B3では確認できたが、レーザ光照射後の実施例A3では確認できなかった。これにより、レーザ光照射後の実施例A3には酸素が存在しないことが確認された。なお、レーザ光照射後の比較例B3では、Siの2p軌道において104eVのピークが認められることから、レーザ光照射によって大気中の酸素が取り込まれSiOに変化したと考えられる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、被処理層140の下方(犠牲層150の反対側)に基体130が積層された被処理材料120を例に挙げて説明した。これにより、レーザ光が照射された際に生じる被処理層140の熱を基体130に伝達することができる。したがって、被処理層140において相転移した状態を維持することが可能となる。しかし、熱伝導率が高い物質(例えば、サファイア)で被処理層140が構成される場合等においては、基体130は必須ではなく、被処理材料120が被処理層140と、犠牲層150とで構成されてもよい。
また、上記実施形態において、材料製造装置100が保持部102を備える構成を例に挙げて説明した。しかし、大気雰囲気下で被処理材料120にレーザ光を照射する場合等、材料製造装置100は保持部102を備えずともよい。
また、上記実施形態において、雰囲気調整工程S120、除去工程S140を遂行することとしたが、雰囲気調整工程S120、除去工程S140は、必須の処理ではない。
本発明は、レーザを照射して材料を製造する材料製造装置、および、材料製造方法に利用することができる。
S110 積層工程
S120 雰囲気調整工程
S130 レーザ光照射工程
S140 除去工程
100 材料製造装置
102 保持部
110 パルスレーザ照射部
140 被処理層
150 犠牲層

Claims (7)

  1. ナノ構造の可飽和吸収体を含んで構成される犠牲層が積層された被処理層に、ピコ秒以下のパルス幅のレーザ光を照射するパルスレーザ照射部を備えた材料製造装置。
  2. 所定のガス、または、所定の液体を保持し、該所定のガス中、または、該所定の液体中に、前記犠牲層が積層された被処理層が配される保持部を備える請求項1に記載の材料製造装置。
  3. 前記ナノ構造の可飽和吸収体は、カーボンを含んで構成される請求項1または2に記載の材料製造装置。
  4. 前記犠牲層は、前記ナノ構造の可飽和吸収体が、樹脂またはガラスに埋設されてなる請求項1から3のいずれか1項に記載の材料製造装置。
  5. 被処理層に、ナノ構造の可飽和吸収体を含んで構成される犠牲層を積層する工程と、
    前記犠牲層が積層された前記被処理層に、ピコ秒以下のパルス幅のレーザ光を照射する工程と、
    を含む材料製造方法。
  6. 前記犠牲層を積層する工程を遂行した後、前記レーザ光を照射する工程を遂行する前に、所定のガス中、または、所定の液体中に、前記犠牲層が積層された被処理層を配する工程を含む請求項5に記載の材料製造方法。
  7. 前記レーザ光を照射する工程を遂行した後、前記犠牲層を除去する工程を含む請求項5または6に記載の材料製造方法。
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