JP2018090798A - 研磨用シリカ系粒子および研磨材 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、半導体集積回路は、シリコンウエハー等の基材上に配線層間膜(絶縁膜)を成膜し、その配線層間膜(絶縁膜)上に金属配線用の溝パターンを形成し、必要に応じてスパッタリング法などによって窒化タンタル(TaN)等のバリアメタル層を形成し、ついで金属配線用の銅を化学蒸着(CVD)法等により成膜する。ここで、TaN等のバリアメタル層を設けた場合には層間絶縁膜への銅や不純物などの拡散や侵食に伴う層間絶縁膜の絶縁性の低下などを防止することができ、また層間絶縁膜と銅の接着性を高めることができる。
次いで、溝内以外に成膜された不要な銅及びバリアメタル(犠牲層ということがある)を化学機械研磨(CMP)法により研磨して除去するとともに上部表面を可能な限り平坦化して、溝内にのみ金属膜を残して銅の配線・回路パターンを形成する。
従来のシリカやアルミナなどの研磨用粒子による研磨では、研磨後、被研磨材の表面にスクラッチ(傷)が観察されたり、残った研磨粒子によってスクラッチが新たに発生したりするという問題があった。この点に関しては、スクラッチの発生を抑えるための研磨用粒子として、有機ポリマー骨格と、該有機ポリマー骨格中の少なくとも1個の炭素原子にケイ素原子が直接化学結合した有機ケイ素を分子内に有するポリシロキサン骨格とを含み、該ポリシロキサン骨格を構成するSiO2の量が25重量%以上である有機質無機質複合体粒子が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、BET法の比表面積から算出した等価球換算粒子径(γ1)と平均粒子径(d)の比(γ1/d)が0.80以上1.00未満であることが好ましい。比(γ1/d)がこの範囲であると、シリカ系粒子が多孔性粒子を含むため、粒子自体に弾力性が無くても、粒子が硬くなく、平滑性を向上させることができる。
本発明の研磨材は、さらに、平均粒子径(d)が5〜300nm、アスペクト比が1.00以上1.20以下、炭素含有量が0.005質量%以上0.50質量%未満である、アルコキシ基を含有する三次元的重縮合構造のシリカ系粒子を含んでいてもよい。
本発明に係る研磨用シリカ系粒子の平均粒子径(d)は、5〜300nmであり、要求される研磨速度や研磨精度等によって適宜設定することができる。この平均粒子径(d)は、電子顕微鏡写真を撮影し、任意の100個の粒子について、図1に例示するように各粒子の一次粒子の最長径を測定し、その平均値として得たものである。
ここで、平均粒子径が5nm未満の場合は、シリカ系粒子分散液の安定性が不充分となる傾向にあり、また粒子径が小さすぎて充分な研磨速度が得られず、また表面積が大きいため、研磨後に粒子が基板に「後残り」しやすい場合がある。平均粒子径が300nmを超える場合は、基板または絶縁膜の種類にもよるが、スクラッチが発生しやすく、充分な平滑性が得られないことがある。平均粒子径は、好ましくは10〜200nm、より好ましくは15〜100nmである。
このアスペクト比は、走査型電子顕微鏡で粒子を観察し、100個の粒子について、図2に例示するように粒子を長方形で囲んだ時、最も長い辺を辺bとして縦横比を測定し、その平均値として得たものである。アスペクト比がこの範囲にあると、粒子は真球ではない「異形状」となる。また、アスペクト比がこの範囲にあると、粒子表面に凸な部分が存在するため、研磨時に応力が集中して、基板の研磨速度を速くできる。このため、本発明の研磨用シリカ粒子は、特に、一次研磨砥粒として適している。
ここで、アスペクト比が1.00以上1.20以下であると、粒子が真球もしくは真球に近い形状であるため、特に一次研磨においては研磨速度が不充分となるおそれがある。
一方、アスペクト比が5.00を超えると、粒子が過剰に凝集した状態であったり、粒子の形状が、極端に異形である場合や矩形である場合が多く、研磨において均一な研磨が望めず、スクラッチが発生して、研磨粒子としての適性を満たさない。
その構造は、透過電子顕微鏡や走査型電子顕微鏡で確認して、粒子として存在することで判断できる。
一方、炭素含有量が0.005質量%未満の場合は、炭素源であるアルコキシ残基が少なく、シロキサン結合が進行する。このため、粒子が非常に硬くなり、研磨速度は速いものの、他の条件を調整してもスクラッチが発生して、研磨面の平滑性が不充分となる。また、シリカ系粒子と他材料との混合安定性が低くなるため、研磨スラリー化時に凝集を引き起こし、研磨時にスクラッチが発生する場合がある。このように、シリカ系粒子の純度を上げるために炭素含有量を0.005質量%よりもさらに減じても研磨材としての性能が不充分となるおそれがある。
炭素含有量は、より好ましくは0.01質量%以上0.30質量%未満、さらに好ましくは0.01質量%以上0.20質量%未満である。
これら不純分の金属元素の含有量が上述の範囲を超えて多く存在すると、シリカ系粒子を用いて研磨した基板に金属元素が残存し、この金属元素が半導体基板に形成された回路の絶縁不良を起こしたり回路が短絡したりして、絶縁用に設けた膜(絶縁膜)の誘電率が低下し、金属配線にインピーダンスが増大し、応答速度の遅れ、消費電力の増大等が起きることがある。また、金属元素イオンが移動(拡散)し、使用条件がより過酷になった場合や使用が長期にわたった場合に前記不具合を生じることがある。特に、U、Thの場合は、放射線を発生するため微量でも残存した場合に放射線による半導体の誤作動を引き起こす点で好ましくない。
ここで、アルカリ金属とは、Li、Na、K、Rb、Cs、Frを表す。アルカリ土類金属とは、Be,Mg、Ca、Sr,Ba,Raを表す。
また、使用する原料については、蒸留・イオン交換・フィルター除去で精製することが好ましい。特にアルコキシドの加水分解時に使用するアルコールは、タンク等からの金属不純分や合成時の触媒が残存するおそれがあり、特に精度の高い精製を必要とする場合がある。
なお、平均長軸径(b)は、走査型電子顕微鏡で観察した100個の粒子についての長軸(b)(図2参照)の測定値を平均した値である。
比(γ1/d)がこの範囲であると、見かけの粒子サイズ(平均粒子径、d)より等価球換算粒子径(γ1)の方が小さいため、粒子は多孔性である。そのため、粒子自体に弾力性が無くても粒子が硬くないので、平滑性を向上させることができる。
ここで、比(γ1/d)が1.00の時は、粒子自身の内部が詰まっている(中実)状態で、粒子自体に弾力性がない場合、研磨において平滑性が高い基板が得られにくい場合がある。比(γ1/d)が0.80未満の場合は、粒子が疎の状態で脆く、充分な研磨ができないおそれがある。
そのため本発明の研磨用シリカ系粒子の平均粒子径と仕上げ研磨粒子の平均粒子径比(仕上げ研磨粒子径/本発明の研磨用シリカ系粒子径)は、好ましくは0.01〜1、より好ましくは0.05〜0.85である。
(1)アルカリ金属、アルカリ土類金属、Fe、Ti、Zn、Pd、Ag、Mn、Co、Mo、Sn、Al、Zrの各々の含有量が0.1ppm未満、Cu、Ni、Crの各々の含有量が1ppb未満、U、Thの各々の含有量が0.3ppb未満である。
(2)動的光散乱粒子径(γ)と平均粒子径(d)との比(γ/d)が1.00以上1.50以下である。
(3)BET法の比表面積(SA)から算出した等価球換算粒子径(γ1)と平均粒子径(d)との比(γ1/d)が0.80以上1.00未満である。
本発明の研磨用シリカ系粒子の製造方法としては、上述の粒子が得られれば格別の制限はない。
なお、アルカリ金属等の不純分や、アルコキシ残基由来の炭素成分の含有量を低下させる方法としては、特許文献2に開示したアルコキシド由来のアルコキシ残基の炭素含有量が0.5〜5質量%含有するシリカ粒子を、限外濾過膜等を使用して未反応アルコキシシランを除去し、更に洗浄してアルコキシ基由来の炭素含有量を低減したり、オートクレーブ等を使用してシリカ粒子の分散液をアルカリ性(pH9〜11)の条件下でさらに水熱処理したり、焼成して解砕したりすることも可能である。これらの方法は、併用することも可能である。
まず、1)アルコキシシランを加水分解して真球状もしくは球状に近い粒子を得た後、酸性〜弱アルカリ性(pH8以下)の条件下で水熱処理等を行うことで粒子同士を接合させアスペクト比が1.20を超え5.00以下の粒子を得る製法について説明する。
これらのアルコキシシランの内、特に、テトラメトキシシラン(TMOS)やテトラエトキシシラン(TEOS)といったアルキル鎖が短いものを使用することが好ましい。これは、これらを使用する場合、加水分解速度が速くなり、炭素含有量の少ないシリカ粒子が得られる傾向にあるからである。さらに好ましいのは、アルキル鎖が短いテトラメトキシシラン(TMOS)である。
また、触媒は、アルコキシシラン1モル当たり、0.005〜1モル、好ましくは0.01〜0.8モルとなるように添加されていることが望ましい。ここで、アルコキシシラン1モル当たりの触媒が0.005モル未満であると加水分解が生じにくく粒度分布の広い粒子が得られる場合がある。アルコキシシラン1モル当たりの触媒が1モルを超えると、加水分解スピードが著しく速くなるため、粒子が得られにくく、ゲル状物となる場合がある。
上記のような条件で加水分解すると、アルコキシシランの重縮合が三次元的に進行し、平均粒子径が5〜300nmの粒径を有するアスペクト比が1.00以上1.20以下の粒子が得られやすい。
洗浄処理に使用する洗浄剤は、アルコキシシランを溶解するものであればよい。なかでも純水やアルコールが好ましい。さらに好ましいのはアルコールで、中でも、メタノールやエタノールは好適に用いることができる。アルコールで洗浄すると、洗浄条件にもよるが、アルコキシドの溶解性が高いため、粒子内部の未反応アルコキシドまで除去することが可能である。
洗浄した粒子は、限外膜やロータリーエバポレーターを用いて水に置換して、シリカ系粒子の濃度を1〜5質量%に調整する。
水熱処理温度が低く、pHが低い場合は、炭素含有量は高く、多孔性の高いシリカ系粒子が得られやすい。このため、BET法の比表面積(SA)から算出した等価球換算粒子径(γ1)と平均粒子径(d)の比(γ1/d)が低くなる傾向がある。
次に、2)アルコキシシランを加水分解した際に、アスペクト比が1.20を超え5.00以下の粒子を得る製造法について説明する。
これらのアルコキシシランの内、特に、テトラメトキシシラン(TMOS)やテトラエトキシシラン(TEOS)といったアルキル鎖が短いものを使用することが好ましい。これは、これらを使用する場合、加水分解速度が速くなり、炭素含有量の少ないシリカ粒子が得られる傾向にあるからである。さらに好ましいのは、アルキル鎖が短いテトラメトキシシラン(TMOS)である。
また、触媒は、アルコキシシラン1モル当たり、0.005〜1モル、好ましくは0.01〜0.8モルとなるように添加されていることが望ましい。ここで、アルコキシシラン1モル当たりの触媒が0.005モル未満であると加水分解が生じにくく粒度分布の広い粒子が得られる場合がある。アルコキシシラン1モル当たりの触媒が1モルを超えると、加水分解スピードが著しく速くなるため、粒子が得られにくく、ゲル状物となる場合がある。
上記のような条件で加水分解すると、アルコキシシランの重縮合が三次元的に進行し、平均粒子径が5〜300nmの粒径を有するアスペクト比が1.20を超え5.00以下の研磨用シリカ系粒子を得ることができる。
本水熱処理を行うことにより、シリカ系粒子のアルコキシド基の加水分解を促進させ、炭素含有量をさらに低減することができ、緻密な粒子を得ることがきる。酸性条件では、シリカの溶解度が低いため、加水分解の促進が進まない場合があり、炭素含有量低減できなく、粒子も密になりにくい。そのため、BET法の比表面積(SA)から算出した等価球換算粒子径(γ1)と平均粒子径(d)の比(γ1/d)が0.9〜1.00と値の高いものが得られやすい。好ましいアルカリ条件のpHは9〜11である。水熱処理温度は、好ましくは300℃以下、より好ましくは80〜300℃、さらに好ましくは100〜200℃、最も好ましくは100〜150℃以下である。
上述と同様に、pHが9〜11で300℃以下での水熱処理において、この範囲以外の場合、粒子が不安定な状態での処理となるため、動的光散乱粒子径(γ)と平均長軸径(b)との比(γ/b)が3.00を超える凝集状態のものが得られるおそれがある。このような短繊維状シリカ系粒子や凝集したシリカ系粒子を研磨材として用いるとスクラッチが発生することがあるので好ましくない。
本発明に係る研磨材は、上述の研磨用シリカ系粒子を分散媒に分散したものである。
分散媒としては通常、水を用いるが、必要に応じてメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類を用いることができ、他にエーテル類、エステル類、ケトン類など水溶性の有機溶媒を用いることができる。
研磨材中の研磨用シリカ系粒子の濃度は2〜50質量%、さらには5〜30質量%の範囲にあることが好ましい。ここで、濃度が2質量%未満の場合は、基材や絶縁膜の種類によっては濃度が低すぎて研磨速度が遅く生産性が問題となることがある。シリカ系粒子の濃度が50質量%を越えると研磨材の安定性が不充分となり、研磨速度や研磨効率がさらに向上することもなく、また研磨処理のために分散液を供給する工程で乾燥物が生成して付着することがあり、スクラッチ発生の原因となることがある。
また、必要に応じて、硫酸、硝酸、リン酸、フッ酸等の酸、あるいはこれら酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩およびこれらの混合物などを添加して用いることができる。この場合、複数種の材質の被研磨材を研磨する際に、特定成分の被研磨材の研磨速度を速めたり、遅くしたりすることによって、最終的に平坦な研磨面を得ることができる。その他の添加剤として、例えば、金属被研磨材表面に不動態層あるいは溶解抑制層を形成して基材の浸食を防止するために、ポリビニールアルコール、ポリビニルピロリドン、イミダゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾールなどを用いることができる。
研磨材スラリーの分散性や安定性を向上させるためにカチオン系、アニオン系、ノニオン系、両性系の界面活性剤を適宜選択して添加することができる。
さらに、上記各添加剤の効果を高めるために、必要に応じて酸または塩基を添加して研磨材スラリーのpHを調節することができる。
〈研磨用シリカ系粒子(A)の製造〉
純水139.1gとメタノール(中国精油(株)製(以下同様))169.9gとを混合した混合溶媒を60℃に保持し、これにテトラエトキシシラン(多摩化学工業(株)製 エチルシリケート28、SiO2=28質量%(以下同様))の水−メタノール溶液(水/メタノール(質量比2/8)混合溶媒2450gにテトラエトキシシランを532.5g溶解したもの)2982.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3887.9gであった。その後、熟成品の3倍量に相当する純水11663.7gを用い限外濾過膜で未反応のテトラエトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、さらにメタノールを熟成品の10倍量に相当する38879g用いて限外濾過膜で洗浄し、ついで純水を用いて限外濾過膜にて水に置換し、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて250℃で20時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(A)の分散液を得た。
平均粒子径(d)は、シリカ系粒子の電子顕微鏡写真を撮影し、任意の100個の粒子について、図1に例示するように一次粒子の最も径が長い部分を測定し、その平均値として得た。
アスペクト比は、シリカ系粒子の電子顕微鏡写真を撮影し、任意の100個の粒子について、図2に例示するように粒子を長方形で囲んだ時、最も長い辺を辺bとして縦横比を測定し、その平均値として得た。
シリカ系粒子の電子顕微鏡写真を撮影し、任意の100個の粒子について、図2に例示するように粒子を長方形で囲んだ時、最も長い辺を辺bとして測定し、その平均値として平均長軸径(b)を得た。
シリカ系粒子中のアルコキシ基は、シリカ系粒子分散液を150℃で乾燥させ、フーリエ変換型赤外分光装置(日本分光製 型番:FT/IR−6100)を使用して測定し、−OR基の有無を確認した。
シリカ系粒子中の炭素含有量は、シリカ系粒子分散液を150℃で乾燥させ、炭素硫黄分析装置(HORIBA製 EMIA−320V)を用いて測定した。
シリカ系粒子中のアルカリ金属、アルカリ土類金属、Fe、Ti、Zn、Pd、Ag、Mn、Co、Mo、Sn、Al、Zrの含有量、Cu、Ni、Crの含有量、およびU、Thの含有量については、本発明のシリカ系粒子をフッ酸で溶解し、加熱してフッ酸を除去した後、必要に応じて純水を加え、得られた溶液についてICP誘導結合プラズマ発光分光質量分析装置(株式会社島津製作所製 ICPM−8500)を用いて測定した。
動的光散乱粒子径(γ)は、研磨用シリカ系粒子をpH10.5のアンモニア水を用いて0.1%に希釈し、動的光散乱粒度分布測定装置(大塚電子株式会社製 PAR-III)を用いて測定し、そのキュムラント粒子径をγとした。
等価球換算粒子径(γ1)は、シリカ系粒子分散液を150℃で乾燥させ、比表面積測定装置(マウンテック社製 装置名Macsorb−1200)でBET法を用いて測定した。窒素の吸着量からBET1点法により比表面積(SA)を算出し、等価球換算粒子径(γ1)=6000/(SA×密度)の式から、シリカの密度を2.2として等価球換算粒子径(γ1)を求めた。
研磨用シリカ系粒子を3.0質量% 、ヒドロキシエチルセルロース(H E C ) を175ppm、アンモニアを225ppm 含有する研磨材(A)を製造した。
一次研磨の性能を評価すべく、結晶構造が(1.0.0)である単結晶シリコンウェハーを用いた。
研磨用基板を用い、研磨装置(ナノファクター(株)製 NF300)にセットし、研磨パッドSUBA600、基板加重15kPa、テーブル回転速度50rpm、スピンドル速度60rpmで、上記研磨材(A)を250ml/分の速度で研磨用基板の研磨を10分間行った。その後、純水にて洗浄し風乾した。その後、研磨用基板の重量減を測定し研磨速度を算出した。得られた研磨基板の研磨表面を観察し、表面の平滑性を以下の基準(スクラッチの程度)で評価し、結果を表3に示す。
スクラッチは認められない :◎
小さなスクラッチが僅かに認められた。 :○
小さなスクラッチが広範囲に認められた。 :△
大きなスクラッチが点在して認められた。 :×
大きなスクラッチが広範囲に認められた。 :××
粒子の「後残り」0個 :◎
粒子の「後残り」1〜10個 :○
粒子の「後残り」11〜50個 :△
粒子の「後残り」51〜100個:×
粒子の「後残り」101個〜 :××
上述の研磨試験の結果と、高集積半導体回路用の研磨材としての使用を考慮して、一次研磨用研磨材としての性能を総合的に判断した。判定結果の区分は下記の通りであった。結果を表3に示した。
研磨材として 好適 :◎
研磨材として 適 :○
研磨材として 可 :△
研磨材として 不適 :×
研磨材として 著しく不適:××
〈研磨用シリカ系粒子(B)の製造、研磨材(B)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシラン(多摩化学(株)製 正珪酸メチル SiO2=39.6質量%(以下同様))とメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3731.9gであった。その後、熟成品の4倍量に相当する純水14927.6gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて150℃で4時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(B)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(B)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(B)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(C)の製造、研磨材(C)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3731.9gであった。その後、熟成品の4倍量に相当する純水14927.6gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて250℃で48時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(C)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(C)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(C)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(D)の製造、研磨材(D)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3731.9gであった。その後、熟成品の8倍量に相当する純水29855.2gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて150℃で4時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(D)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(D)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(D)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(E)の製造、研磨材(E)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3731.9gであった。その後、熟成品の4倍量に相当する純水14927.6gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて100℃で2時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(E)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(E)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(E)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(F)の製造、研磨材(F)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を60℃に保持し、これにテトラエトキシシランの水−メタノール溶液(水/メタノール(質量比2/8)混合溶媒2450gにテトラエトキシシランを532.5g溶解したもの)2982.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3887.9gであった。その後、熟成品の4倍量に相当する純水15551.6gを用い限外濾過膜で未反応のテトラエトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、さらにメタノールを熟成品の10倍量に相当する38879g用いて限外濾過膜で洗浄し、さらにアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させて、水に置換し、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて100℃で2時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(F)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(F)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(F)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(G)の製造、研磨材(G)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3731.9gであった。その後、熟成品の8倍量に相当する純水29855.2gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて150℃で4時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(G)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(G)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(G)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(H)の製造、研磨材(H)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度0.50質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3731.9gであった。その後、熟成品の4倍量に相当する純水14927.6gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、さらに、熟成品の10倍量の37319gのメタノールで洗浄し、さらにアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させて、水に置換し、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて100℃で1時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(H)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(H)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(H)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(I)の製造、研磨材(I)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度28.8質量%のアンモニア水5.18g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3140.68gであった。その後、熟成品の4倍量に相当する純水12562.72gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、さらに、熟成品の10倍量の31406.8gのメタノールで洗浄し、さらにアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させて、水に置換した。その後塩酸を用いてpH3.0に調整してオートクレーブにて100℃で2時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(I)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(I)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(I)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(J)の製造、研磨材(J)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度28.8質量%のアンモニア水5.18g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3140.68gであった。その後、熟成品の4倍量に相当する純水12562.72gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、さらに、熟成品の10倍量の31406.8gのメタノールで洗浄し、さらにアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させて、水に置換した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて100℃で0.5時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(J)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(J)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(J)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(K)の製造、研磨材(K)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度28.8質量%のアンモニア水5.18g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3140.68gであった。その後、熟成品の4倍量に相当する純水12562.72gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、さらに、熟成品の10倍量の31406.8gのメタノールで洗浄し、さらにアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させて、水に置換した。その後塩酸を用いてpH3.0に調整してオートクレーブにて150℃で20時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(K)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(K)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(K)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(L)の製造、研磨材(L)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を60℃に保持し、これにテトラエトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラエトキシシランを532.5g溶解したもの)2982.5gおよび濃度28.8質量%のアンモニア水5.18g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.035)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3296.68gであった。その後、熟成品の4倍量に相当する純水13186.72gを用い限外濾過膜で未反応のテトラエトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、さらに、熟成品の10倍量の32966.8gのメタノールで洗浄し、さらにアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させて、水に置換し、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpH3.0に調整してオートクレーブにて150℃で20時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(L)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(L)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(L)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈仕上げ研磨粒子(M)の製造、研磨材(M)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を60℃に保持し、これにテトラエトキシシランの水−メタノール溶液(水/メタノール(質量比2/8)混合溶媒2450gにテトラエトキシシランを266.3g溶解したもの)2716.3gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に10時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3621.75gであった。その後、熟成品の3倍量に相当する純水10865.25gを用い限外濾過膜で未反応のテトラエトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去した(このとき、アルコキシ基由来の炭素は多く存在した)。さらにメタノールを熟成品の10倍量に相当する36217.5g用いて限外濾過膜で洗浄し、ついで純水を用いて限外濾過膜にて水に置換し1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpH3.0に調整してオートクレーブにて150℃で20時間熟成した。両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(M)の分散液を得た。
実施例1で製造した研磨用シリカ系粒子(A)を2.8質量%、研磨用シリカ系粒子(M)を0.2質量%用いた以外は実施例1と同様に研磨材(M)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(N)の製造、研磨材(N)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒をテフロン(登録商標)ライニングした圧力容器に入れ120℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを7358.18溶解したもの)9808.18gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水11331.6g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に60時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、21448.78gであった。その後、熟成品の3倍量に相当する純水64346.34gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、さらにメタノールを熟成品の12倍量に相当する257385.4g用いて限外濾過膜で洗浄し、ついで純水を用いて限外濾過膜にて水に置換し、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて150時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(N)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(N)を2.8質量%、実施例13で製造した研磨用シリカ系粒子(M)を0.2質量%用いた以外は実施例1と同様に研磨材(N)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(O)の製造、研磨材(O)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を10℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを1.6g溶解したもの)2451.6gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水2.50g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に1秒かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、2763.1gであった。その後、熟成品の8倍量に相当する純水22104.8gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて200℃で3時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(O)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(O)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(O)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(N)の製造、研磨材(P)の製造、研磨試験〉
実施例14で製造した研磨用シリカ系粒子(N)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(P)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(Q)の製造、研磨材(Q)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒をテフロン(登録商標)ライニングした圧力容器に入れ120℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを11380.1溶解したもの)13830.1gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水17282g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に80時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、31421.1gであった。その後、熟成品の3倍量に相当する純水94263.3gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、さらにメタノールを熟成品の12倍量に相当する377053.2g用いて限外濾過膜で洗浄し、ついで純水を用いて限外濾過膜にて水に置換し、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて150時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(Q)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(Q)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(Q)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(R)の製造、研磨材(R)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3731.9gであった。その後、熟成品の20倍量に相当する純水29855.2gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて150℃で10時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(R)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(R)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(R)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(RF−A)の製造、研磨材(RF−A)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を60℃に保持し、これにテトラエトキシシランの水−メタノール溶液(水/メタノール(質量比2/8)混合溶媒2450gにテトラエトキシシランを532.5g溶解したもの)2982.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3887.9gであった。その後、熟成品の3倍量に相当する純水11663.7gを用い限外濾過膜で未反応のテトラエトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去した(このとき、アルコキシ基由来の炭素は多く存在した)。さらにメタノールを熟成品の10倍量に相当する38879g用いて限外濾過膜で洗浄し、ついで純水を用いて限外濾過膜にて水に置換し1質量%に調整した。その後アンモニアを用いてpH10に調整してオートクレーブにて150℃で20時間熟成した。両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(RF−A)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(RF−A)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(RF−A)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(RF−B)の製造、研磨材(RF−B)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を60℃に保持し、これにテトラエトキシシランの水−メタノール溶液(水/メタノール(質量比2/8)混合溶媒2450gにテトラエトキシシランを532.5g溶解したもの)2982.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3887.9gであった。その後、熟成品の3倍量に相当する純水11663.7gを用い限外濾過膜で未反応のテトラエトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去した(このとき、アルコキシ基由来の炭素は多く存在した)。ついで、両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(RF−B)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(RF−B)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(RF−B)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(RF-C)の製造、研磨材(RF−C)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度28.8質量%のアンモニア水5.18g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3140.68gであった。その後、熟成品の1倍量に相当する純水3140.68gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニアを除去し、及びアルコキシ基由来の炭素含有量を低減させ、ロータリーエバポレーターを用いて水に置換した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(RF−C)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(RF−C)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(RF−C)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(RF−D)の製造、研磨材(RF−D)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を60℃に保持し、これにテトラエトキシシランの水−メタノール溶液(水/メタノール(質量比2/8)混合溶媒2450gにテトラエトキシシランを532.5g溶解したもの)2982.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3887.9gであった。その後、熟成品の3倍量に相当する純水11663.7gを用い限外濾過膜で未反応のテトラエトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、さらにメタノールを熟成品の10倍量に相当する38879g用いて限外濾過膜で洗浄し、ついで純水を用いて限外濾過膜にて水に置換し、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて350℃で20時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(RF−D)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(RF−D)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(RF−D)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(RF−E)の製造、研磨材(RF−E)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を60℃に保持し、これにテトラエトキシシランの水−メタノール溶液(水/メタノール(質量比2/8)混合溶媒2450gにテトラエトキシシランを532.5g溶解したもの)2982.5gおよび濃度0.25質量%のアンモニア水596.4g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3887.9gであった。その後、熟成品の3倍量に相当する純水11663.7gを用い限外濾過膜で未反応のテトラエトキシシラン、メタノール、アンモニアをほぼ完全に除去し、1質量%に調整した。その後塩酸を用いてpHを3.0に調整してオートクレーブにて250℃で20時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(RF−E)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(RF−E)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(RF−E)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
〈研磨用シリカ系粒子(RF-F)の製造、研磨材(RF−F)の製造、研磨試験〉
純水139.1gとメタノール169.9gとを混合した混合溶媒を50℃に保持し、これにテトラメトキシシランとメタノールの混合溶液(メタノール2450gにテトラメトキシシランを376.5g溶解したもの)2826.5gおよび濃度28.8質量%のアンモニア水5.18g(触媒/アルコキシシランのモル比=0.034)を同時に20時間かけて添加した。添加終了後、さらにこの温度で3時間熟成した。その時の重量は、3140.68gであった。その後、熟成品の150倍量に相当するメタノール471102gを用い限外濾過膜で未反応のテトラメトキシシラン、メタノール、アンモニア及びアルコキシ基由来の炭素源をほぼ完全に除去し、ついで水に置換した。その後アンモニアを用いてpH11に調整してオートクレーブにて150℃で3時間熟成した。ついで両イオン交換樹脂で精製し、ついで限外濾過膜で濃縮し、固形分濃度20質量%の研磨用シリカ系粒子(RF-F)の分散液を得た。
研磨用シリカ系粒子(RF−F)を用いた以外は実施例1と同様に研磨材(RF−F)を製造し、実施例1と同様に研磨試験を行った。
Claims (7)
- アルコキシ基を含有する三次元的重縮合構造のシリカ系粒子であって、
平均粒子径(d)が5〜300nm、アスペクト比が1.20を超え5.00以下、炭素含有量が0.005質量%以上0.50質量%未満であることを特徴とする研磨用シリカ系粒子。 - アルカリ金属、アルカリ土類金属、Fe、Ti、Zn、Pd、Ag、Mn、Co、Mo、Sn、Al、Zrの各々の含有量が0.1ppm未満、Cu、Ni、Crの各々の含有量が1ppb未満、U、Thの各々の含有量が0.3ppb未満であることを特徴とする請求項1に記載の研磨用シリカ系粒子。
- 動的光散乱粒子径(γ)と平均長軸径(b)との比(γ/b)が0.70以上3.00以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の研磨用シリカ系粒子。
- BET法の比表面積(SA)から算出した等価球換算粒子径(γ1)と平均粒子径(d)との比(γ1/d)が0.80以上1.00未満であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の研磨用シリカ系粒子。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の研磨用シリカ系粒子を含んでなる研磨材。
- さらに、平均粒子径(d)が5〜300nm、アスペクト比が1.00以上1.20以下、炭素含有量が0.005質量%以上0.50質量%未満である、アルコキシ基を含有する三次元的重縮合構造のシリカ系粒子を含んでなることを特徴とする請求項5に記載の研磨材。
- 一次研磨用であることを特徴とする請求項5または6に記載の研磨材。
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