[go: up one dir, main page]

JP2018089563A - 中空糸膜の耐久性試験器 - Google Patents

中空糸膜の耐久性試験器 Download PDF

Info

Publication number
JP2018089563A
JP2018089563A JP2016234227A JP2016234227A JP2018089563A JP 2018089563 A JP2018089563 A JP 2018089563A JP 2016234227 A JP2016234227 A JP 2016234227A JP 2016234227 A JP2016234227 A JP 2016234227A JP 2018089563 A JP2018089563 A JP 2018089563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
fiber membrane
jig
procedure
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016234227A
Other languages
English (en)
Inventor
岩井 保範
Yasunori Iwai
保範 岩井
豊三 浜田
Toyozo Hamada
豊三 浜田
正喜 武部
Masaki Takebe
正喜 武部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Corp filed Critical Daicel Corp
Priority to JP2016234227A priority Critical patent/JP2018089563A/ja
Publication of JP2018089563A publication Critical patent/JP2018089563A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

【課題】中空糸膜の耐久性を試験できる試験器の提供。
【解決手段】基板10上に第1治具21、第2治具22およびアクチュエータ30が配置された中空糸膜50の耐久性試験器であって、第1治具21と第2治具22が中空糸膜50の両端を固定するためのものであり、中空糸膜50として両端が接着剤で固定されているものを使用して、アクチュエータ30が、中空糸膜50の長さ方向中間部を挟んで保持できる保持部31を有しており、第1治具21と第2治具22の中間位置に配置され、第1治具21と第2治具22を結ぶ線に直交する方向に所定範囲で往復移動可能なものである、中空糸膜50モジュールにおける中空糸膜50の耐久性試験器1。第1治具21と第2治具22の間隔を300〜1000mmの間で調節でき、アークチュータ30が10〜400mmの間変えることのできる中空糸膜耐久試
【選択図】図1

Description

本発明は、中空糸膜の耐久性試験器と中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験方法に関する。
各種分野における水処理装置として、ケースハウジンング内に中空糸膜束が収容された中空糸膜モジュールが汎用されている。
中空糸膜モジュールを使用した濾過運転および中空糸膜の洗浄運転中、液流による水圧を受けて中空糸膜は長さ方向と直交する方向に揺れ動くことになる。このとき、特に中空糸膜両端部の接着剤で固定された部分と中空糸膜の境界部分に大きな力が加えられるため、前記境界部分からの断線を含む損傷が多くなる(特許文献1〜5)。
このため、中空糸膜モジュールを使用して濾過運転を継続する過程で断線が多く発生した場合には、水処理効果に大きな影響が及ぶことになる。
特開2005−88008号公報 特開平9−24253号公報 特許第4351753号公報 特開平6−341号公報 第2529726号公報
本発明は、中空糸膜モジュールを設計する際に中空糸膜の耐久性を高めるように設計するための試験データを取ることができる中空糸膜の耐久性試験器と、それを使用した中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験方法を提供することを課題とする。
本発明は、基板上に第1治具、第2治具およびアクチュエータが配置された中空糸膜の耐久性試験器であって、
前記中空糸膜として両端が接着剤で固定されているものを使用し、
前記第1治具と前記第2治具が中空糸膜両端の接着剤固定部を固定するためのものであり、
前記アクチュエータが、前記中空糸膜の長さ方向中間部を挟んで保持できる保持部を有しており、前記第1治具と前記第2治具の中間位置に配置され、前記第1治具と前記第2治具を結ぶ線に直交する方向に所定範囲で往復移動可能なものである、中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験器を提供する。
また本発明は、上記の中空糸膜の耐久性試験器を使用した中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験方法であって、
前記中空糸膜の両端を接着剤で固定する手順1、
前記第1治具と前記第2治具の間に中空糸膜両端の接着剤固定部を固定する手順2、
前記アクチュエータの中空糸膜保持部により前記中空糸膜の長さ方向の中間部を保持する手順3、
前記いずれか一方の中空糸膜端部と前記接着剤固定部の境界部分が断線するまで前記アクチュエータを片側方向にのみ移動させて断線する最小距離(S)を求める手順4、
前記手順1〜手順3を繰り返して前記アクチュエータの中空糸膜保持部により前記中空糸膜の長さ方向の中間部を保持した後、片側方向への移動距離(S1)を最小距離S未満として、前記いずれか一方の中空糸膜端部と前記接着剤固定部の境界部分が断線するまでアクチュエータを往復移動させることで、断線するまでの往復回数を求める手順5を有している、中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験方法を提供する。
本発明の中空糸膜の耐久性試験器を使用した中空糸膜の耐久性試験方法によれば、得られた試験データにより中空糸膜の耐久性を高めるような中空糸膜を設計することができるようになる。このため、中空糸膜モジュールの濾過運転時における中空糸膜の断線が抑制できるようになる。
本発明の中空糸膜の耐久性試験器の平面図。 図1の一側面図。 耐久性試験方法の説明図。 中空糸膜モジュールの軸方向の部分断面図。 実施例1〜3における移動距離S1と往復回数の関係を示したグラフ。
<中空糸膜の耐久性試験器>
中空糸膜の耐久性試験器1は、基板10上に第1治具21、第2治具22、アクチュエータ30が配置されている。基板1は、金属、合成樹脂などからなるものであり、必要に応じて作業台などに固定することができる。また基板10は、取り扱い易くするため、分割したり、組み立てたりできるようにすることもできる。
中空糸膜の耐久性試験器1で試験する中空糸膜50は、両端が接着剤で固定されているものを使用する。図1では、中空糸膜50の両端が第1接着剤固定部51と第2接着剤固定部52で固定された状態が示されている。
第1治具21と第2治具22は、基板10上に間隔をおいて配置されている。
第1治具21と第2治具22は、中空糸膜50の両端(第1接着剤固定部51と第2接着剤固定部52)を固定するためのものである。
図1に示す実施形態では、第1治具21は基板10上に配置された第1高さ調整台2の上に取り付けられており、第2治具22は基板10上に配置された第2高さ調整台3の上に取り付けられている。
第1高さ調整台2と第2高さ調整台3は、基板10からの高さを調整できると共に、互いの間隔を近づけたり、遠ざけたりできるように移動可能に取り付けられている。
第1治具21と第2治具22の間隔(L1)は、300〜1000mmの間で調整できることが好ましい。前記間隔は、中空糸膜モジュール内に収容された中空糸膜(中空糸膜束)の長さ(接着剤で固定されていない部分の長さ)に相当するものである。
アクチュエータ30は、中空糸膜50の長さ方向中間部を挟んで保持できる保持部31を有している。
アクチュエータ30は、基板10上の第1治具21と第2治具22の中間位置に配置されており、第1治具21と第2治具22を結ぶ線に直交する方向に所定範囲で往復移動可能なものである。
アクチュエータ30の往復移動可能距離は10〜400mmの間で調整できることが好ましい。前記往復移動可能距離(L2)は、中空糸膜モジュール内に収容された中空糸膜束の長さ方向の中間部が濾過運転時などにおいて揺れ動くときの中空糸膜モジュール横断面内で動きうる最大揺れ幅(中空糸膜束の中心とケースハウジンングの内壁面の間の間隔であり、図4中のw1)に相当するものである。
アクチュエータ30は、基板10から離れて設置されたコントローラ40と電気的に接続されている。
<中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験方法>
本発明は、上記した中空糸膜の耐久性試験器1を使用した中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験方法である。
本発明の試験方法を適用できる中空糸膜モジュールは、1本ずつの中空糸膜が多数本組み合わされた中空糸膜束の両端部が接着剤で固定されたもののほか、例えば特開平6−341号公報のように中空糸膜の一端部側がU字状に折り曲げられたものが多数本組み合わせ中空糸膜束の両端部が接着剤で固定されたものも含まれる。
(手順1)
耐久性試験方法の手順1において、中空糸膜の両端を接着剤で固定する。
手順1で使用する固定前の中空糸膜の長さは、第1治具21と第2治具22の間隔(L1)に両端の固定部分の長さを加えた長さである。
例えば、第1治具21と第2治具22の間隔L1が500mmであるときは、手順1で使用する中空糸膜長さは520〜560mm程度にすることができる。
なお、上記した特開平6−341号公報のように中空糸膜の一端部側がU字状に折り曲げられた中空糸膜モジュールに対応するように、中空糸膜の一端部側がU字状に折り曲げられた状態で両端部を接着剤で固定することもできる。
手順1の中空糸膜は、中空糸膜モジュールを使用する実施形態に応じて、中空糸膜端部と接着剤固定部との境界部を、水、有機物および/または無機物を含む液体、プロセス水から選択される液体を接触させたものを使用することができる。
例えば、実際に中空糸膜モジュールにより水道水や河川水を処理するときは、中空糸膜端部と接着剤固定部との境界部を前記水道水や前記河川水を連続的に点滴するなどの方法で湿潤させた状態で試験することで、より実用時に近い試験データを得ることができる。
また、アクチュエータなどの駆動部を防水仕様にして、第1治具、第2治具およびアクチュエータが配置された基板を水槽に入れ、両端が接着剤で固定されている中空糸膜を水中で固定した状態で、水中で試験することで、更に実用時に近い試験データを得ることができる。
また手順1の中空糸膜は、中空糸膜モジュールを使用する実施形態に応じて、予め被処理水、熱、薬液、紫外線、電子線、可視光およびこれらの2種以上の組み合わせとの接触および暴露履歴を受けたものを使用することができる。
例えば、実際に中空糸膜モジュールにより処理する被処理水が海水であったり、被処理水が高温であったりするときは、予め中空糸膜を海水や熱水に浸漬したものを使用することで、より実用時に近い試験データを得ることができる。
手順1で使用する中空糸膜の本数は、1本でもよいが、試験精度を高める点から2〜10本が好ましく、さらに取り扱い易さも考慮すると3〜6本がより好ましい。
手順1において複数本の中空糸膜を使用するときは、複数本の中空糸膜を水平方向に等間隔をおいた状態にて、それぞれの両端部を同じ接着剤で固定する。
図1により説明すると、水平方向に等間隔をおいて配置された3本の中空糸膜50の3本分の両端部を第1接着剤固定部51と第2接着剤固定部52で固定する。
中空糸膜50の両端部を接着剤で固定するときは、所定の型枠内に中空糸膜50の端部を入れた後、前記型枠内にウレタン樹脂やエポキシ樹脂などの接着樹脂を注入して硬化させる方法を適用できる。
(手順2)
耐久性試験方法の手順2においては、第1治具21に中空糸膜50の両端の第1接着剤固定部51を固定し、第2治具22に中空糸膜50の第2接着剤固定部52を固定する。
第1治具21と第2治具22による中空糸膜50の両端部の固定方法は特に制限されるものではなく、バネによる固定、締め付けによる固定などを使用することができる。
手順1と手順2は、一連の一つの手順として実施することもできる。
(手順3)
耐久性試験方法の手順3において、アクチュエータ30の中空糸膜保持部31により中空糸膜50の長さ方向の中間部を保持する。
中空糸膜50の長さ方向の中間部は第1治具21と第2治具22の中間部であるから、第1治具21と第2治具22の間隔L1が500mmであるときは、いずれかから250mmの長さ位置を保持する。
(手順4)
耐久性試験方法の手順4において、いずれか一方の中空糸膜端部と接着剤固定部の境界部分が断線するまでアクチュエータ30を片側方向にのみ移動させて断線する最小距離(S)を求める。
図1において、例えばX1方向にのみアクチュエータ30を移動させて、中空糸膜50と第1接着剤固定部51との境界部50a、または中空糸膜50と第2接着剤固定部52との境界部50bのいずれか一方が断線する最小距離(S)を求める。
例えば、3本の中空糸膜50を使用してアクチュエータ30をX1方向に移動させたとき、1本が40mmで断線し、もう1本が45mmで断線し、最後の1本が50mmで断線したときの最小距離Sは40mmである。
(手順5)
耐久性試験方法の手順5において、手順1〜手順3を繰り返してアクチュエータ30の中空糸膜保持部31により中空糸膜50の長さ方向の中間部を保持した後、片側方向への移動距離を最小距離S未満として、いずれか一方の中空糸膜端部と接着剤固定部の境界部分50a、50bが断線するまでアクチュエータ30を往復移動させることで、断線するまでの往復回数を求める。
アクチュエータ30は中空糸膜50の中間部分を保持した状態で、片側方向への移動距離(S1)を最小距離S未満として、X1方向とX2方向に往復移動させる(図3参照)。
手順4で求めた最小距離Sが40mmであると、移動距離S1は片側方向に40mm未満、例えば片側に30〜35mmで、両側に60〜70mmになるように往復移動させて、中空糸膜50と第1接着剤固定部51との境界部50a、または中空糸膜50と第2接着剤固定部52との境界部50bのいずれか一方で断線するまでの往復回数を求める。
往復回数であるから、一往復で1回である。但し、例えば11.5回などの端数は整数に切り上げ12回とする。また、中空糸膜50を複数本使用したときは、平均往復回数である。
手順5により求められた断線までの平均往復回数が100回や1000回程度であれば、明らかに片側方向への移動距離S1が過大であったことになるから、距離S1よりも短い片側移動距離を1または複数選択して、断線するまでの往復回数を求める手順5を繰り返す。
例えば、手順5で片側方向への移動距離S1が35mmであれば、今度は移動距離S1を30mmにして手順5を繰り返す。その結果、断線までの平均往復回数が1万回程度であれば、今度は移動距離S1をさらに短くして手順5を繰り返す。
手順5において求められる断線するまでの平均往復回数は、中空糸膜モジュールを使用して濾過運転するときの中空糸膜の耐久性の目安となるものであり、前記断線するまでの平均往復回数が2万回以上であることが好ましく、5万回以上であることがより好ましい。
例えば、移動距離S1=20mmのときの断線までの平均往復回数が5万回であった場合には、図3に示すとおり、中空糸膜50はX1方向に20mm、X2方向に20mmだけ5万回往復移動した後で断線したことになるから、十分な耐久性を有していると評価できる。
このような往復回数と移動距離S1の関係は、次のように説明することもできる。
縦軸が移動距離S1、横軸が往復回数として、移動距離S1を少しずつ小さくしていくと往復回数は増加していくから、移動距離S1の変化に対応した断線までの往復回数をプロットする。これらの各プロットを結ぶ曲線を作成したとき、移動距離S1がある程度小さくなると往復回数の増加による移動距離S1の変化がごく小さくなって直線状になる(漸近線)。
このように漸近線になったときの移動距離S1以下にすれば、中空糸膜は断線し難いことになる。
なお、移動距離S1に相当する応力を縦軸にすれば、断線し難い応力を求めることもできる。
中空糸膜モジュールにおける濾過運転条件が同じであれば、処理する液体が水道水や河川水などの相対的に比重の小さい液体の場合では、中空糸膜に加えられる液圧も小さくなるため、移動距離S1は相対的に大きくすることができ、海水、排水などの相対的に比重の大きい液体の場合には、中空糸膜に加えられる液圧も大きくなるため、移動距離S1は相対的に小さくすることができる。
図3に示す状態を中空糸膜モジュールに置き換えた形態を図4により説明する。
図4の中空糸膜モジュール60は、筒状のケースハウジンング61内に中空糸膜束62が収容されている形態である。
中空糸膜束62の一端部側は接着部63で一体化され、ケースハウジンング61の内壁面61aに対して固定されている。
中空糸膜モジュール60を濾過運転に使用したときは、中空糸膜束62は長さに直交する方向に揺れ動くことになり、そのときの中空糸膜モジュール横断面内で動きうる最大揺れ幅がw1となる。
上記したとおり、例えば、長さ500mmの中空糸膜を使用したとき、移動距離S1=20mmのときの断線までの平均往復回数が5万回以上であった場合には、中空糸膜モジュール60の間隔w1(即ち、移動距離S1)を20mm以下にすれば、中空糸膜束62と接着部63の境界部から断線し難くなることになる。
このため、中空糸膜の耐久性試験方法の試験結果から、ケースハウジング61の内径d1を調整することで中空糸膜が断線し難い中空糸膜モジュール60を設計することができるようになる。
中空糸膜材料の製造例1
アセチル置換度が2.44の二酢酸セルロース100g(グルコース骨格換算0.375モル)(株式会社ダイセル製)をDMSO(N,N−ジメチルスルホキシド)溶解し、塩化ベンゾイル39g(0.28モル)と反応させ、セルロースアセテートベンゾエート122gを得た。ベンゾイル基の置換度は0.56であった。
置換度は、1H−NMR及び13C−NMRにより確認した。
(中空糸膜を固定するための接着剤)
主剤と硬化剤からなるポリウレタン系接着剤。
主剤:ヒマシ油変性ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマー。主剤のイソシアネート基含有量は21.0質量%、25℃における粘度は3400mPa・s。
硬化剤ポリオール;ヒマシ油系変性ポリオール)
ヒマシ油のトリメチロールプロパン変性体「#1297X(商品名)」(伊藤製油(株)製)、平均官能基数=3.0、水酸基価=340(mgKOH/g)、トリメチロールアルカンヒマシ油脂肪酸モノエステルの数平均分子量(Mn)を450とした場合におけるGPC測定値:Mn=450以上のピーク面積比88%:Mw/Mn=1.42。
実施例1
(手順1〜3)
三酢酸セルロース(株式会社ダイセル製)の中空糸膜(内径/外径=0.8/1.3mm)、上記ポリウレタン接着剤の主剤と硬化剤を用いて、耐久試験のための評価用サンプルを5個作製した。
3本の中空糸膜を互いの間隔が3mmになるように並べた状態で、それぞれの両端を二つの型枠内に入れた。両側に配置された二つの型枠の間隔は500mmであった。
二つの型枠内に45℃に保ったポリウレタン接着剤の主剤と硬化剤を均一混合した液を流し込み、室温下で24時間保持して、合計で5個の評価用サンプルを得た。
ポリウレタン接着剤による固定部(図1の第1接着剤固定部51と第2接着剤固定部52)は、直径20mm、長さ30mmの円筒状のものである。
手順4、5は、図1により説明する。
(手順4)
図1に示す基板10(700mm×900mm)上の第1治具21と第2治具22の間隔(L1)を500mmにセットして、第1治具21により第1接着剤固定部51を固定し、第2治具22により第2接着剤固定部52を固定した。このとき、中空糸膜50の中間部(一方から250mmの位置)をアクチュエータ30の保持部31で保持した。
この状態でアクチュエータ30を3本の中空糸膜50全部が断線するまでX1方向に移動させた。その結果、3本はいずれも60mm移動したときに断線した(表1中の往復回数1回)。断線するまでの最小距離Sは60mmであった。
(手順5)
手順1で作製した別の評価用サンプルを手順2、3と同様にして、耐久性試験器1にセットした。
片側方向への移動距離(S1)を50mm、往復移動距離を100mmとして、アクチュエータ30を往復移動させた。その結果、3本の中空糸膜は、それぞれ29回、12回、6回の往復移動回数で境界部50aまたは境界部50bが断線した。
その後、手順1で作製した別の評価用サンプルを手順2、3と同様にして、耐久性試験器1にセットした。
その後、片側方向への移動距離(S1)を40mm、往復移動距離を80mmとして、アクチュエータ30を往復移動させた。3本の中空糸膜は、それぞれ表1に示す往復回数で境界部50aまたは境界部50bが断線した。平均往復回数は約772回であった。
その後、手順1で作製した別の評価用サンプルを手順2、3と同様にして、耐久性試験器1にセットした。
その後、片側方向への移動距離(S1)を30mm、往復移動距離を60mmとして、アクチュエータ30を往復移動させた。3本の中空糸膜は、それぞれ表1に示す往復回数で境界部50aまたは境界部50bが断線した。平均往復回数は約23,518回であった。
表1および図5に示す結果から、中空糸膜モジュールにおいて中空糸膜束の両端を接着剤で固定した場合の中空糸膜長さ(接着剤で固定されていない中空糸膜の長さ)が500mmであるとき、図4に示すw1が30mmになるようにすることで、中空糸膜モジュールを濾過運転したときの液流の圧力を受けたときでも、中空糸膜が断線し難くなることが分かった。
実施例2
製造例1で得たセルロースアセテートベンゾエート(CABz)の中空糸膜を使用して、実施例1の手順1〜手順4と同様にした。
手順4による断線するまでの最小距離Sは45mmであった(表1中の往復回数1回)。
手順5は、片側への移動距離(S1)を30mmおよび20mmに変化させて試験した。
その結果、S1=30mmのときの3本の中空糸膜の断線までの往復回数、およびS1=20mmのときの3本の中空糸膜の断線までの往復回数は、表1に示すとおりであった。
表1に示す結果から、中空糸膜モジュールにおいて中空糸膜束の両端を接着剤で固定した場合の中空糸膜長さ(接着剤で固定されていない中空糸膜の長さ)が500mmであるとき、図4に示すw1が20mmになるようにすることで、中空糸膜モジュールを濾過運転したときの液流の圧力を受けたときでも、中空糸膜が断線し難くなることが分かった。
実施例3
実施例2で使用した製造例1のセルロースアセテートベンゾエート(CABz)の中空糸膜を1000ppmの次亜塩素酸ソーダ水溶液に28日間浸漬したものを使用した以外は、実施例1の手順1〜5と同様に実施した。
3本の中空糸膜は、片側方向への移動距離(S1)20mm、往復移動距離を40mmにて、それぞれ表1に示す往復回数で断線した。平均往復回数は約12,000回であった。
表1および図5に示す結果から、中空糸膜モジュールにおいて中空糸膜束の両端を接着剤で固定した場合の中空糸膜長さ(接着剤で固定されていない中空糸膜の長さ)が500mmであるとき、塩素含有量の高い被処理水を処理するときは、図4に示すw1が20mm以下になるようにした上で、通常より早めに中空糸膜を交換する必要があることが分かった。
また、実施例1で使用した三酢酸セルロースの中空糸膜を1000ppmの次亜塩素酸ソーダ水溶液に28日間浸漬したものは指で触れると断線する程脆くなっており、製造例1のセルロースアセテートベンゾエート(CABz)の中空糸膜の方が次亜塩素酸ソーダ水溶液に対する耐久性に優れることが本発明によって明示できた。
Figure 2018089563
本発明の中空糸膜の耐久性試験器と中空糸膜の耐久性試験方法は、中空糸膜自体の耐久性を試験することに利用できると共に、中空糸膜を使用する中空糸膜モジュールの設計に利用することができる。
1 中空糸膜の耐久性試験器
10 基板
21 第1治具
22 第2治具
30 アクチュエータ
50 中空糸膜
51 第1接着剤固定部
52 第2接着剤固定部

Claims (6)

  1. 基板上に第1治具、第2治具およびアクチュエータが配置された中空糸膜の耐久性試験器であって、
    前記中空糸膜として両端が接着剤で固定されているものを使用し、
    前記第1治具と前記第2治具が中空糸膜両端の接着剤固定部を固定するためのものであり、
    前記アクチュエータが、前記中空糸膜の長さ方向中間部を挟んで保持できる保持部を有しており、前記第1治具と前記第2治具の中間位置に配置され、前記第1治具と前記第2治具を結ぶ線に直交する方向に所定範囲で往復移動可能なものである、中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験器。
  2. 前記第1治具と前記第2治具の間隔が300〜1000mmの間で変えることができ、前記アクチュエータの往復移動可能距離が10〜400mmの間で変えることができるものである、請求項1記載の中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験器。
  3. 前記第1治具が、前記基板上に配置された第1高さ調整台の上に固定されており、前記第2治具が、前記基板上に配置された第2高さ調整台の上に固定されている、請求項1または2記載の中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の中空糸膜の耐久性試験器を使用した中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験方法であって、
    前記中空糸膜の両端を接着剤で固定する手順1、
    前記第1治具と前記第2治具の間に中空糸膜両端の接着剤固定部を固定する手順2、
    前記アクチュエータの中空糸膜保持部により前記中空糸膜の長さ方向の中間部を保持する手順3、
    前記いずれか一方の中空糸膜端部と前記接着剤固定部の境界部分が断線するまで前記アクチュエータを片側方向にのみ移動させて断線する最小距離(S)を求める手順4、
    前記手順1〜手順3を繰り返して前記アクチュエータの中空糸膜保持部により前記中空糸膜の長さ方向の中間部を保持した後、片側方向への移動距離(S1)を最小距離S未満として、前記いずれか一方の中空糸膜端部と前記接着剤固定部の境界部分が断線するまでアクチュエータを往復移動させることで、断線するまでの往復回数を求める手順5を有している、中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験方法。
  5. さらに前記手順5で実施した片側方向への移動距離(S1)よりも短い片側移動距離を1または複数選択して、断線するまでの往復回数を求める手順5を繰り返す、請求項4記載の中空糸膜の耐久性試験器。
  6. 前記手順2において、前記中空糸膜として、2〜10本が水平方向に間隔をおいてそれぞれの両端部が同じ接着剤で固定されているものを使用し、
    前記手順5において、前記全ての中空糸膜について、いずれか一方の中空糸膜端部と前記接着剤固定部の境界部分が断線するまでの往復回数の平均を求める、請求項4または5記載の中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の耐久性試験方法。
JP2016234227A 2016-12-01 2016-12-01 中空糸膜の耐久性試験器 Pending JP2018089563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016234227A JP2018089563A (ja) 2016-12-01 2016-12-01 中空糸膜の耐久性試験器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016234227A JP2018089563A (ja) 2016-12-01 2016-12-01 中空糸膜の耐久性試験器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018089563A true JP2018089563A (ja) 2018-06-14

Family

ID=62563512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016234227A Pending JP2018089563A (ja) 2016-12-01 2016-12-01 中空糸膜の耐久性試験器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018089563A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116465724A (zh) * 2023-05-04 2023-07-21 纯水一号环保科技(湖北)有限公司 一种聚四氟乙烯纤维膜质量检测装置及检测方法
CN121113726A (zh) * 2025-11-13 2025-12-12 有研资源环境技术研究院(北京)有限公司 一种高分子中空纤维膜抗剪切力测试装置和测试方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6336804A (ja) * 1986-07-28 1988-02-17 Mitsubishi Rayon Co Ltd 多孔質膜
US20120174790A1 (en) * 2009-08-21 2012-07-12 Toray Industries, Inc. Water-vapor-permeable membrane, hollow-fiber membrane, and hollow-fiber membrane module
JP2015179034A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社ブリヂストン ホースの残存寿命予測方法及びホースの劣化度診断方法
JP2017060937A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 三菱レイヨン株式会社 中空糸膜の耐久性評価方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6336804A (ja) * 1986-07-28 1988-02-17 Mitsubishi Rayon Co Ltd 多孔質膜
US20120174790A1 (en) * 2009-08-21 2012-07-12 Toray Industries, Inc. Water-vapor-permeable membrane, hollow-fiber membrane, and hollow-fiber membrane module
JP2015179034A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社ブリヂストン ホースの残存寿命予測方法及びホースの劣化度診断方法
JP2017060937A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 三菱レイヨン株式会社 中空糸膜の耐久性評価方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116465724A (zh) * 2023-05-04 2023-07-21 纯水一号环保科技(湖北)有限公司 一种聚四氟乙烯纤维膜质量检测装置及检测方法
CN116465724B (zh) * 2023-05-04 2024-03-05 深圳市纯水一号水处理科技有限公司 一种聚四氟乙烯纤维膜质量检测装置及检测方法
CN121113726A (zh) * 2025-11-13 2025-12-12 有研资源环境技术研究院(北京)有限公司 一种高分子中空纤维膜抗剪切力测试装置和测试方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018089563A (ja) 中空糸膜の耐久性試験器
EP2809829B1 (en) Corrosion inhibitors for metal surfaces
CN101760742A (zh) 奥氏体钢变形层和基体组织显示的侵蚀剂制备及应用方法
RU2017140036A (ru) Эффективная система на основе поверхностно-активных веществ для пластмассовых и всех типов изделий
KR20220002332A (ko) 방담제 조성물, 그 조성물로 형성되는 방담막을 갖는 방담성 물품
RU2007137772A (ru) Устойчивость полиуреанов к загрязнению, в частности для морского применения
KR20180077095A (ko) 금속 제거용 다공성 ptfe 막
Eliseus et al. Energy minimization of a tilted panel filtration system for microalgae filtration: Performance modeling and optimization
JP5039535B2 (ja) 2液型ポリウレタン樹脂組成物
RU2613635C2 (ru) Полиуретановый элемент жесткости изгиба
del Pilar Maya et al. Synthesis and surface modification of sunflower oil‐based non‐isocyanate polyurethane: physicochemical and antibacterial properties
Masilo et al. Intermolecular interactions between 1-ethyl-3-methylimidazolium-based ionic liquids with carboxylic acid at different temperatures via thermodynamic and spectroscopic studies
CN107617346A (zh) 一种聚酰胺反渗透复合膜及其制备方法
JP6226340B2 (ja) 中空糸膜の耐久性評価方法
US9249298B2 (en) Polyurethane resin composition and hollow fiber membrane module produced using same
CN109115635A (zh) 一种高温厚壁管道的寿命估算方法和装置
US5275738A (en) Filter device for acids and process for filtering inorganic acids
US7291696B2 (en) Composition and associated method
KR20170129147A (ko) 고정화 담체, 그 제조에 사용하는 폴리에테르 화합물 및 고정화 담체의 제조 방법
KR101959784B1 (ko) 사출 성형품의 재료선택 방법 및 사출 성형품의 제조 방법
CN115630487B (en) Metal part fatigue life assessment method
KR102473581B1 (ko) 한외여과막 및 이의 제조 방법
CN102759759B (zh) 光学镜片、涂层于光学镜片的分子薄膜及其制作方法
RU2271374C1 (ru) Полиуретановая композиция для изготовления изделий
Ravshan et al. Synthesis, properties of methacryloilethyl-N, n-dimethylallylammoniumbromide and methacryloilethyl-N, n dimethylmethylenecarboxyiammoniumiodide shape\\* MERGEFORMAT

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200721

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210202