本願は、特定のアルブミンプロファイルを有するアルブミン/パクリタキセルナノ粒子組成物(医薬組成物など)を提供する。具体的には、本明細書に記載されるアルブミン/パクリタキセルナノ粒子組成物は、約2.4%以下のアルブミンポリマーを含有し、少なくとも約92%のアルブミンモノマーを含有し、かつ/または少なくとも約33:1のモノマー/ポリマー重量比を有する。例えば、一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のモノマーとポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中のモノマーとポリマー重量比が、少なくとも約33:1である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中のモノマーとポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である。一部の実施形態では、組成物は、少なくとも約80%のアルブミンモノマー、約2.4%以下のアルブミンポリマー、約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)のアルブミンダイマー、および約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)のアルブミンオリゴマーを含む。
本明細書に開示される組成物(医薬組成物など)は、がんなどの様々な疾患を処置するのに有用である。したがって本願は、特定のアルブミンモノマー/ポリマープロファイルを有する組成物(例えば、商業バッチを含めた医薬組成物など)、およびがんを含めた疾患を処置するためのこのような組成物を使用する方法を提供する。本明細書に記載される組成物(医薬組成物など)を含み、かつ本明細書に記載される方法で使用するためのキット、薬、および剤形も提供される。
定義
「個体」という用語は、哺乳動物を指し、これには、ヒト、ウシ、ウマ、ネコ、イヌ、齧歯類、または霊長類が含まれるがこれに限定されない。
本明細書に記載される態様および実施形態は、態様および実施形態「からなる」こと、および/または態様および実施形態「から本質的になる」ことを包含することを理解されたい。
本明細書における「おおよその」値またはパラメーターへの言及は、その値またはパラメーター自体を対象とするばらつきを包含(および記載)する。例えば、「約X」に言及する記載は、「X」の記載を包含する。
本明細書および付属の特許請求の範囲で用いられる単数形の「ある」、「または」、および「その」は、文脈が別段に決定することが明らかでない限り、複数の指示を包含する。
本明細書で使用される「モノマー」は、分子間ジスルフィド結合を含まない単一アルブミン分子を指す。
本明細書で使用される「RRT」は、サイズ排除HPLCクロマトグラフィーでのアルブミンモノマーの保持と比べた保持時間を指す。
本明細書で使用される「ダイマー」は、約0.86から約0.97のRRTを有するアルブミン種を指す。
本明細書で使用される「オリゴマー」は、約0.70から約0.85のRRTを有するアルブミン種を指す。
本明細書で使用される「ポリマー」は、約0.57から約0.69のRRTを有するアルブミン種を指す。
アルブミン/パクリタキセルナノ粒子組成物
一部の実施形態における本願は、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物を提供する。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(例えば、約130nm)であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.3%、2.2%以下、約2.1%以下、約2.0%以下、約1.9%以下、約1.8%以下、約1.7%以下、約1.6%以下、約1.5%以下、約1.4%以下、約1.3%以下、約1.2%以下、約1.1%以下、約1.0%以下、約0.9%以下、約0.8%以下、約0.7%以下、約0.6%以下、約0.5%以下、約0.4%以下、約0.3%以下、約0.2%または約0.1%以下が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約0%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有し、すなわち、システインなどの基によってブロックされていない。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、例えば、システインによってブロックされた、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(例えば、約130nm)であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの少なくとも約93%、94%、または95%が、モノマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、アルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200nm以下であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(例えば、約130nm)であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約34:1、35:1、36:1、37:1、38:1、39:1、40:1、41:1、42:1、43:1、44:1、45:1、46:1、47:1または48:1のうちのいずれかである。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(例えば、約130nm)であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの少なくとも約81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%または95%が、モノマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.3%以下、約2.2%以下、約2.1%以下、約2.0%以下、約1.9%以下、約1.8%以下、約1.7%以下、約1.6%以下、約1.5%以下、約1.4%以下、約1.3%以下、約1.2%以下、約1.1%以下、約1.0%以下、約0.9%以下、約0.8%以下、約0.7%以下、約0.6%以下、約0.5%以下、約0.4%以下、約0.3%以下、約0.2%以下または約0.1%以下が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約0%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(例えば、約130nm)であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの少なくとも約81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%または95%が、モノマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1、34:1、35:1、36:1、37:1、38:1、39:1、40:1、41:1、42:1、43:1、44:1、45:1、46:1、47:1または48:1のいずれかである。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有し、すなわち、システインによってブロックされていない。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随してないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(例えば、約130nm)であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの約80%から約95%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約0%から約1.5%(約0%から約0.5%など、例えば、0%)が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約4%から約15%(約4%から約10%など、例えば、約5%から約7%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約0%から約10%(約0%から約5%など、例えば、約0.4%から約0.8%、約0.5%から約0.7%を含めた約0%から約1%)がオリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの約80%から約95%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約0%から約1.5%(約0%から約0.5%など、例えば、0%)が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約4%から約15%(約4%から約10%など、例えば、約5%から約7%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約0%から約10%(約0%から約5%など、例えば、約0.4%から約0.8%、約0.5%から約0.7%を含めた約0%から約1%)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの約80%から約95%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約0%から約1.5%(約0%から約0.5%など、例えば、0%)が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約4%から約15%(約4%から約10%など、例えば、約5%から約7%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約0%から約10%(約0%から約5%など、例えば、約0.4%から約0.8%、約0.5%から約0.7%を含めた約0%から約1%)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(例えば、約130nm)であり、組成物中の全アルブミンの約80%から約95%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約0%から約1.5%(約0%から約0.5%など、例えば、0%)が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約4%から約15%(約4%から約10%など、例えば、約5%から約7%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約0%から約10%(約0%から約5%など、例えば、約0.4%から約0.8%、約0.5%から約0.7%を含めた約0%から約1%)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
アルブミンモノマー、ダイマー、およびオリゴマーの量は、サイズ排除クロマトグラフィーによって判定され得る。一部の実施形態では、ポリマーの量は、約0.57から約0.69のRRT(0.57から0.69のRRTなど)、例えば、約0.60から約0.65、例えば、約0.63のRRTでサイズ排除HPLCから溶出されるアルブミン種の量に基づく。一部の実施形態では、オリゴマーの量は、約0.70から約0.85のRRT(0.70から0.85のRRTなど)、例えば、約0.74から約0.81、例えば、約0.79のRRTでサイズ排除HPLCから溶出されるアルブミン種の量に基づく。一部の実施形態では、ダイマーの量は、約0.86から約0.97のRRT(0.86から0.97のRRTなど)、例えば、約0.87から約0.91、例えば、約0.88のRRTでサイズ排除HPLCから溶出されるアルブミン種の量に基づく。一部の実施形態では、サイズ排除HPLCの分離範囲は、約10,000から約500,000ダルトンである。一部の実施形態では、サイズ排除HPLCは、TSKgel G3000 SWXLカラムで実行される。一部の実施形態では、サイズ排除HPLCは、TOSOH TSKgel G3000 SWXL、7.8×300mm、5μmまたは等価物のカラムで実行される。一部の実施形態では、サイズ排除HPLCは、約1mL/分の流量で実行される。一部の実施形態では、サイズ排除HPLCは、周囲温度で実行される。一部の実施形態では、サイズ排除HPLCは、TOSOH TSKgel G3000 SWXL、7.8×300mm、5μmまたは等価物のカラムで、約1mL/分の流量で室温にて実行される。一部の実施形態では、サイズ排除HPLCは、実施例1に示した条件下で実行される。一部の実施形態では、サイズ排除HPLCは、実施例3に示した条件下で実行される。
一部の実施形態では、ナノ粒子組成物の製造で使用されるアルブミンは、組換えアルブミンである。一部の実施形態では、組換えアルブミンは、酵母などの非動物細胞によって産生される。したがって、それによって得られる組成物(医薬組成物など)は、血液成分または動物成分を実質的に含まなくてもよい(含まないなど)。一部の実施形態では、組換えアルブミンを使用して得られる組成物(医薬組成物など)は、ウイルスまたはプリオンを実質的に含まない(含まないなど)。
組換えアルブミンは、1)アルブミンに対するグリコシル化プロファイルを変更または排除し、2)アルブミンのより均質な集団を得、3)天然源(例えば、ヒト)から得られるアルブミンに天然に由来する成分を回避し、4)動物細胞から天然アルブミンを精製する目的に要求されるある特定の塩を回避する制御された様式で処理および操作され得る。例えば、一部の実施形態における組換えアルブミンは、脂肪酸、カプリル酸ナトリウム、および/またはトリプトファネートを実質的に含まなくてもよい(含まないなど)。組換えアルブミンは、C末端Leuを欠くアルブミンおよび/またはN末端Asp−Alaを欠くアルブミンを実質的に含まないことができる。本明細書に記載されるナノ粒子組成物中のアルブミンは、これらの性質の1つまたは複数を有し得る。一部の実施形態では、ナノ粒子組成物中のアルブミンは、これらの性質のいずれも有さない。一部の実施形態では、ナノ粒子組成物中のアルブミンは、これらの性質のすべてを有する。
したがって例えば、一部の実施形態における本願は、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、脂肪酸を実質的に含まず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物を提供する。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、カプリレートを実質的に含まず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、トリプトファネートを実質的に含まず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、C末端Leuを欠くアルブミンおよび/またはN末端Asp−Alaを欠くアルブミンを実質的に含まず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、天然源(例えば、ヒト)から得られるアルブミンのものと異なるグリコシル化プロファイルを有し、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、グリコシル化をまったく有さず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、アルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、脂肪酸、カプリレート、および/またはトリプトファネートを実質的に含まず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、脂肪酸、カプリレート、および/またはトリプトファネートを実質的に含まず、C末端Leuを欠くアルブミンおよび/またはN末端Asp−Alaを欠くアルブミンを実質的に含まず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、脂肪酸、カプリレート、および/またはトリプトファネートを実質的に含まず、組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、天然源(例えば、ヒト)から得られるアルブミンのものと異なるグリコシル化プロファイルを有し、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、脂肪酸、カプリレート、および/またはトリプトファネートを実質的に含まず、組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、グリコシル化をまったく有さず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、アルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、C末端Leuを欠くアルブミンおよび/またはN末端Asp−Alaを欠くアルブミンを実質的に含まず、組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、天然源(例えば、ヒト)から得られるアルブミンのものと異なるグリコシル化プロファイルを有し、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、C末端Leuを欠くアルブミンおよび/またはN末端Asp−Alaを欠くアルブミンを実質的に含まず、組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、グリコシル化をまったく有さず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、アルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、脂肪酸、カプリレート、および/またはトリプトファネートを実質的に含まず、C末端Leuを欠くアルブミンおよび/またはN末端Asp−Alaを欠くアルブミンを実質的に含まず、組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、天然源(例えば、ヒト)から得られるアルブミンのものと異なるグリコシル化プロファイルを有し、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、脂肪酸、カプリレート、および/またはトリプトファネートを実質的に含まず、C末端Leuを欠くアルブミンおよび/またはN末端Asp−Alaを欠くアルブミンを実質的に含まず、組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、グリコシル化をまったく有さず、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、アルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のモノマーの量が、同じアッセイ条件下でのAbraxane(登録商標)中のモノマーの量より少なくとも約1%(少なくとも1.5%、2%、2.5%、3%、4%、または5%のいずれかなど)多い、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のポリマーの量が、同じアッセイ条件下でのAbraxane(登録商標)中のポリマーの量より少なくとも約1%(少なくとも1.5%、2%、2.5%、3%、4%、または5%のいずれかなど)少ない、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)は、スクロースを含まない。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、アルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
Abraxane(登録商標)の貯蔵中、7−エピタキセルなどの不純物が経時的に生成される。パクリタキセルのUSPモノグラフによれば、パクリタキセル含有組成物中に存在する7−エピパクリタキセルの許容される上限は、0.5%である。したがって、不純物生成速度は、パクリタキセル/アルブミンナノ粒子組成物の保存可能期間に影響する。同様に、パクリタキセル/アルブミンナノ粒子処方物中のアルブミンモノマーは、貯蔵すると反応し、または組み合わさってダイマー、オリゴマー、およびポリマーを形成する傾向を有する。貯蔵すると形成されるアルブミンダイマー、オリゴマー、およびポリマーのレベルの増大は、ヒトにおける望ましくない応答、例えば、発疹、じん麻疹、アレルギー反応、および場合により免疫反応などを引き起こし得る。処方物中のアルブミンダイマー、オリゴマー、およびポリマーのレベルの増大は、処方物を凝集に対して感受性にする場合もあり、それは、処方物の物理的安定性に影響し得る。
一部の実施形態において本明細書に提供される組成物(医薬組成物など)は、Abraxane(登録商標)と比較して、不純物生成および/またはアルブミン重合の速度が減少した、実質的に改善された不純物およびアルブミンプロファイルを有する。このような速度の減少は、例えば、55℃での貯蔵などの加速条件下で評価され得る。したがって、一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、55℃で約2週間組成物(医薬組成物など)を貯蔵した後、約0.45%以下(約0.4%、0.3%、または0.2%のいずれか以下など)の全不純物が生成される、組成物が提供される。一部の実施形態では、55℃で約1カ月間組成物(医薬組成物など)を貯蔵した後、約0.65%以下(約0.6%、0.5%、0.4%、または0.3%のいずれか以下など)の全不純物が生成される。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、55℃で約2週間組成物(医薬組成物など)を貯蔵した後、約0.5%以下(約0.4%、0.3%、または0.2%以下など)の7−エピタキセルが生成される、組成物が提供される。一部の実施形態では、55℃で約1カ月間組成物(医薬組成物など)を貯蔵した後、約0.7%以下(約0.6%、0.5%、または0.4%以下など)の7−エピタキセルが生成される。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子(アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含み、かつ/または約200nm以下、例えば、約150nm以下の平均直径を有するナノ粒子など)を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、55℃で約2週間組成物(医薬組成物など)を貯蔵した後、約0.3%以下(約0.2%、0.1%、または0.05%以下など)のアルブミンポリマーが生成される、組成物が提供される。一部の実施形態では、55℃で約1カ月間組成物(医薬組成物など)を貯蔵した後、約0.4%以下(約0.3%、0.2%、または0.1%以下など)のアルブミンポリマーが生成される。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。
一部の実施形態では、組成物が平均(averageまたはmean)直径が、約900、800、700、600、500、400、300、200、および100nmのうちのいずれか以下など、約1000ナノメートル(nm)以下であるナノ粒子を含む。一部の実施形態では、ナノ粒子の平均(averageまたはmean)直径が、約200nm以下である。一部の実施形態では、ナノ粒子の平均(averageまたはmean)直径が、約150nm以下である。一部の実施形態では、ナノ粒子の平均(averageまたはmean)直径が、約100nm以下である。一部の実施形態では、ナノ粒子の平均(averageまたはmean)直径が、約20〜約400nmである。一部の実施形態では、ナノ粒子の平均(averageまたはmean)直径が、約40〜約200nmである。一部の実施形態では、ナノ粒子の平均(averageまたはmean)直径が、約50〜約150nmである。一部の実施形態では、ナノ粒子は、約50nm以上である。一部の実施形態では、ナノ粒子が、滅菌濾過可能である。
一部の実施形態では、本明細書に記載される組成物におけるナノ粒子の平均直径が、例えば、約190、180、170、160、150、140、130、120、110、100、90、80、70、または60nmのうちのいずれか以下を含む、約200nm以下である。一部の実施形態では、組成物におけるナノ粒子のうちの少なくとも約50%(例えば、少なくとも約60%、70%、80%、90%、95%、または99%のうちのいずれか1つ)の直径が、例えば、約190、180、170、160、150、140、130、120、110、100、90、80、70、または60nmのうちのいずれか以下を含む、約200nm以下である。一部の実施形態では、組成物におけるナノ粒子のうちの少なくとも約50%(例えば、少なくとも約60%、70%、80%、90%、95%、または99%のうちのいずれか1つ)が、例えば、約20〜約200nm、約40〜約200nm、約30〜約180nm、ならびに約40〜約150nm、約50〜約120nm、および約60〜約100nmを含む、約20〜約400nmの範囲内に収まる。
一部の実施形態では、ナノ粒子が、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含む。一部の実施形態では、組成物が、ナノ粒子形態および非ナノ粒子形態の両方でのパクリタキセルを含み、組成物におけるパクリタキセルのうちの少なくとも約50%、60%、70%、80%、90%、95%、または99%のうちのいずれかがナノ粒子形態である。一部の実施形態では、ナノ粒子中のパクリタキセルが、ナノ粒子の重量で約50%、60%、70%、80%、90%、95%、または99%のうちのいずれかを構成する。一部の実施形態では、ナノ粒子が、非ポリマーマトリックスを有する。一部の実施形態では、ナノ粒子が、ポリマー材料(ポリマーマトリックスなど)を実質的に含まないパクリタキセルのコアを含む。
一部の実施形態では、組成物におけるアルブミンのうちの少なくとも約50%、60%、70%、80%、90%、95%、または99%のうちのいずれかが、組成物の非ナノ粒子部分にある。
一部の実施形態では、ナノ粒子組成物におけるアルブミン(ヒトアルブミンなど)とパクリタキセルとの重量比が、約15:1以下、例えば、約10:1以下など、約18:1以下である。一部の実施形態では、組成物におけるアルブミン(ヒトアルブミンなど)とパクリタキセルとの重量比が、約1:1〜約18:1、約2:1〜約15:1、約3:1〜約13:1、約4:1〜約12:1、または約5:1〜約10:1のうちのいずれかの範囲内に収まる。一部の実施形態では、組成物のナノ粒子部分におけるアルブミンとパクリタキセルとの重量比が、約2:1、3:1、4:1、5:1、10:1、15:1以下のうちのいずれかである。一部の実施形態では、組成物におけるアルブミン(ヒトアルブミンなど)とパクリタキセルとの重量比が、以下:約1:1〜約18:1、約1:1〜約15:1、約1:1〜約12:1、約1:1〜約10:1、約1:1〜約9:1、約1:1〜約8:1、約1:1〜約7:1、約1:1〜約6:1、約1:1〜約5:1、約1:1〜約4:1、約1:1〜約3:1、約1:1〜約2:1、または約1:1〜約1:1のうちのいずれかである。
一部の実施形態では、ナノ粒子組成物が、上記の特徴のうちの1または複数を含む。
本明細書に記載されるナノ粒子は、乾燥処方物(凍結乾燥組成物など)で存在させる場合もあり、生体適合性媒体中に懸濁させる場合もある。適切な生体適合性媒体には、水、水性緩衝媒体、生理食塩液、緩衝生理食塩液、アミノ酸の必要に応じて緩衝化させた溶液、タンパク質の必要に応じて緩衝化させた溶液、糖の必要に応じて緩衝化させた溶液、ビタミンの必要に応じて緩衝化させた溶液、合成ポリマーの必要に応じて緩衝化させた溶液、脂質含有エマルジョンなどが含まれるがこれらに限定されない。一部の実施形態では、組成物は、滅菌凍結乾燥粉末である。一部の実施形態では、組成物は、緩衝液で再構成される。例えば、組成物(医薬組成物など)は、0.9%塩化ナトリウム緩衝液などの塩化ナトリウム緩衝液中で再構成され得る。一部の実施形態では、再構成された組成物(医薬組成物など)は、約5mg/mlのパクリタキセルを有する。一部の実施形態では、組成物は、有機溶媒を実質的に含まない(例えば、含まない)。
本明細書で使用されるパクリタキセルは、Taxus mediaなどの全植物から得ることができ、またはこれは、半合成することができる。一部の実施形態における本願の組成物(医薬組成物など)は、全植物で産生されるパクリタキセルを含む。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)は、半合成されるパクリタキセルを含む。
組成物におけるアルブミンは一般に、パクリタキセルのキャリアとして役立つ、すなわち、組成物におけるアルブミンは、アルブミンを含まない組成物と比較して、パクリタキセルを、水性媒体中でより容易に懸濁可能とするか、またはこの懸濁物を維持する一助となる。これは、パクリタキセルを可溶化するための毒性溶媒(または界面活性剤)の使用を回避することが可能であり、これにより、個体(ヒトなど)にパクリタキセルを投与することによる1またはそれより多くの副作用を低減しうる。したがって、一部の実施形態では、本明細書に記載される組成物が、Cremophor(Cremophor EL(登録商標)(BASF)を含む)などの界面活性剤を実質的に含まない(界面活性剤を含まないなど)。ナノ粒子組成物を個体に注射するとき、組成物におけるCremophorまたは界面活性剤の量が、その個体において1またはそれより多くの副作用を引き起こすのに十分でない場合は、その組成物は、「Cremophorを実質的に含まない」か、または「界面活性剤を実質的に含まない」。一部の実施形態では、ナノ粒子組成物が、約20%、15%、10%、7.5%、5%、2.5%、または1%のうちのいずれか未満の有機溶媒または界面活性剤を含有する。
本明細書に記載される組成物におけるアルブミンの量は、その組成物における他の成分に応じて変化する。一部の実施形態では、組成物が、水性懸濁物、例えば、安定的なコロイド状懸濁物(ナノ粒子の安定的な懸濁物など)の形態でパクリタキセルを安定化させるのに十分な量でアルブミンを含む。一部の実施形態では、アルブミンが、水性媒体におけるパクリタキセルの沈降速度を低減する量である。アルブミンの量はまた、パクリタキセルのナノ粒子のサイズおよび密度にも依存し得る。
パクリタキセルは、少なくとも約0.1時間、0.2時間、0.25時間、0.5時間、1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間、12時間、24時間、36時間、48時間、60時間、または72時間のうちのいずれかにわたるなど、長時間にわたり水性媒体において懸濁されたままである(目視可能な沈殿も沈降もないなど)場合、タキサンは、水性懸濁物中で「安定化」されている。懸濁物は一般に、個体(ヒトなど)への投与に適するが、必ずしもそうではない。懸濁物の安定性は一般に、保存温度(室温(20〜25℃など)または冷蔵条件(4℃など)など)で評価する(しかし、必ずしもそうではない)。例えば、懸濁物の調製後約15分で、懸濁物が、肉眼で目視可能なフロキュレーションも粒子凝集も、または1000倍の光学顕微鏡下で観察したときにフロキュレーションも粒子凝集も示さない場合、その懸濁物は、保存温度で安定的である。安定性はまた、約40℃より高温の温度(例えば、55℃)など、加速試験条件下でも評価することができる。
一部の実施形態では、アルブミンが、特定の濃度の水性懸濁物においてパクリタキセルを安定化させるのに十分な量で存在する。例えば、組成物中のパクリタキセルの濃度は、例えば、約0.1〜約50mg/ml、約0.1〜約20mg/ml、約1〜約10mg/ml、約2〜約8mg/ml、約4〜約6mg/ml、約5mg/ml、約5〜約15mg/mlのうちのいずれかを含む、約0.1〜約100mg/mlである。一部の実施形態では、パクリタキセルの濃度が、約1.3mg/ml、1.5mg/ml、2mg/ml、3mg/ml、4mg/ml、5mg/ml、6mg/ml、7mg/ml、8mg/ml、9mg/ml、10mg/ml、15mg/ml、20mg/ml、25mg/ml、30mg/ml、40mg/ml、および50mg/mlのうちのいずれかである。一部の実施形態では、組成物が、界面活性剤(Cremophorなど)を含まないか、または実質的に含まないように、アルブミンが、界面活性剤(Cremophorなど)の使用を回避する量で存在する。
一部の実施形態では、液体形態にある組成物が、約0.1%〜約50%(w/v)(例えば、約0.5%(w/v)、約5%(w/v)、約10%(w/v)、約15%(w/v)、約20%(w/v)、約30%(w/v)、約40%(w/v)、または約50%(w/v))のアルブミンを含む。一部の実施形態では、液体形態にある組成物が、約0.5%〜約5%(w/v)のアルブミンを含む。
一部の実施形態では、ナノ粒子組成物におけるアルブミン、例えば、アルブミン対パクリタキセルの重量比が、十分な量のパクリタキセルが、細胞に結合するか、または細胞により輸送されるような重量比である。アルブミンとパクリタキセルとの異なる組合せに対して、アルブミン対パクリタキセルの重量比を最適化しなければならないが、一般に、アルブミン、例えば、アルブミン対パクリタキセルの重量比(w/w)は、約0.01:1〜約100:1、約0.02:1〜約50:1、約0.05:1〜約20:1、約0.1:1〜約20:1、約1:1〜約18:1、約2:1〜約15:1、約3:1〜約12:1、約4:1〜約10:1、約5:1〜約9:1、または約9:1である。一部の実施形態では、アルブミン対パクリタキセルの重量比が、約18:1以下、15:1以下、14:1以下、13:1以下、12:1以下、11:1以下、10:1以下、9:1以下、8:1以下、7:1以下、6:1以下、5:1以下、4:1以下、および3:1以下のうちのいずれかである。一部の実施形態では、組成物におけるアルブミン(ヒトアルブミンなど)対パクリタキセルの重量比が、以下:約1:1〜約18:1、約1:1〜約15:1、約1:1〜約12:1、約1:1〜約10:1、約1:1〜約9:1、約1:1〜約8:1、約1:1〜約7:1、約1:1〜約6:1、約1:1〜約5:1、約1:1〜約4:1、約1:1〜約3:1、約1:1〜約2:1、約1:1〜約1:1のうちのいずれか1つである。
一部の実施形態では、アルブミンにより、組成物を、個体(ヒトなど)に、重大な副作用なしに注射することが可能となる。一部の実施形態では、アルブミンが、ヒトへのパクリタキセル投与の1またはそれより多くの副作用を低減するのに有効な量である。「パクリタキセル投与の1またはそれより多くの副作用を低減すること」という用語は、パクリタキセルにより引き起こされる1またはそれより多くの望ましくない作用、ならびにパクリタキセルを送達するのに用いられる送達ビヒクル(パクリタキセルを注射に適するものとする溶媒など)により引き起こされる副作用の低減、緩和、除去、または回避をいう。このような副作用には、例えば、骨髄抑制、神経毒性、過敏症、炎症、静脈刺激、静脈炎、疼痛、皮膚刺激、末梢性神経障害、好中球減少性発熱(neutropenic fever)、アナフィラキシー反応、静脈血栓症(venous thrombosis)、管外遊出、およびこれらの組合せが含まれる。しかし、これらの副作用は、例示的なものであるに過ぎず、パクリタキセルと関連する他の副作用または副作用の組合せも低減され得る。
一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、パクリタキセルおよびアルブミンを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約200nm以下の平均直径を有する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、パクリタキセルおよびアルブミンを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約150nm以下の平均直径を有する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、パクリタキセルおよびアルブミンを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約130nmの平均直径を有する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、パクリタキセルおよびヒトアルブミンを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約130nmの平均直径を有する。
一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、パクリタキセルおよびアルブミン(ヒトアルブミンなど)を含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約200nm以下の平均直径を有し、組成物中のアルブミンとタキサンの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、パクリタキセルおよびアルブミン(ヒトアルブミンなど)を含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約150nm以下の平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、パクリタキセルおよびアルブミン(ヒトアルブミンなど)を含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約150nmの平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、パクリタキセルおよびヒトアルブミンを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約130nmの平均直径を有し、組成物中のアルブミンとタキサンの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)でコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)でコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約200nm以下の平均直径を有する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)でコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約150nm以下の平均直径を有する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)でコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約130nmの平均直径を有する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約130nmの平均直径を有する。
一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)でコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)でコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約200nm以下の平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)でコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約150nm以下の平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)でコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約150nmの平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約130nmの平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)によって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)によって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約200nm以下の平均直径を有する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)によって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約150nm以下の平均直径を有する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)によって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約130nmの平均直径を有する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、ヒトアルブミンによって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約130nmの平均直径を有する。
一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)によって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)によって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約200nm以下の平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンなど)によって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約150nm以下の平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、アルブミン(ヒトアルブミンまたはヒト血清アルブミンなど)によって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約150nmの平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1以下(約9:1など)である。一部の実施形態では、本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、ヒトアルブミンによって安定化されたパクリタキセルを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子は、約130nmの平均直径を有し、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、組成物の薬物曝露(AUC)は、約80から約375mg/m2にわたって用量に比例する(例えば、30分の注入で投与されるとき)。一部の実施形態では、組成物のパクリタキセルの薬物動態は、投与の持続時間に非依存性である。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)は、260mg/m2の用量で投与されるとき、約1800から2000ng/ml(例えば、約18741ng/ml)の平均最大濃度を有する。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)の平均総クリアランスは、約15L/時間/m2であった。一部の実施形態では、組成物の分布の平均体積は、約632L/m2である。
組成物中の他の成分
一部の実施形態では、本明細書に記載される組成物は、本明細書に記載される処置方法、投与方法、および投与レジメにおいて使用するための、組成物中の微生物増殖を有意に阻害する(例えば、遅延させ、低減し、減速し、かつ/または防止する)のに十分な量での抗微生物剤(例えば、パクリタキセルに加えて作用物質)も含む。例示的な微生物剤および微生物剤の使用に関するバリエーションは、米国特許出願公開第2007/0117744A1号に開示されており(その中の段落[0036]から[0058]に記載されているものなど)、その内容は、参照によりその全体において本明細書に組み込まれる。一部の実施形態では、抗微生物剤は、キレート化剤、例えば、EDTA、エデテート、シトレート、ペンテテート、トロメタミン、ソルベート、アスコルベート、これらの誘導体、またはこれらの混合物などである。一部の実施形態では、抗微生物剤は、多座キレート化剤である。一部の実施形態では、抗微生物剤は、非キレート化剤、例えば、スルフィト、安息香酸、ベンジルアルコール、クロロブタノール、およびパラベンのいずれかなどである。一部の実施形態では、上記に論じたタキサン以外の抗微生物剤は、本明細書に記載される処置方法、投与方法、および投与レジメにおいて含有されず、または使用されない。
一部の実施形態では、本明細書に記載される組成物は、糖を含む。例示的な糖および糖の使用に関するバリエーションは、米国特許出願公開第2007/0117744A1号に開示されており(その中の段落[0084]から[0090]に記載されているものなど)、その内容は、参照によりその全体において本明細書に組み込まれる。一部の実施形態では、糖は、凍結乾燥組成物が糖無しで溶解するより迅速に凍結乾燥組成物を水および/または水溶液中に溶解させ、または懸濁させる再構成エンハンサーとして機能を果たす。一部の実施形態では、組成物は、乾燥組成物を再構成または再懸濁することによって得られる液体(例えば、水性)組成物である。一部の実施形態では、組成物中の糖の濃度は、約50mg/mlより大きい。一部の実施形態では、糖は、糖を含まない組成物と比較して、組成物中のパクリタキセルの安定性を増大させるのに有効である量である。一部の実施形態では、糖は、糖を含まない組成物と比較して、組成物の濾過性を改善するのに有効である量である。
本明細書に記載される糖含有組成物は、本明細書または米国特許出願公開第2007/0117744A1号に記載された抗微生物剤などの1種または複数の抗微生物剤をさらに含み得る。1種または複数の糖に加えて、他の再構成エンハンサー(参照によりその全体において本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2005/0152979号に記載されたものなど)も、組成物に添加することができる。
したがって例えば、一部の実施形態における本願は、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物(医薬組成物など)中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物を提供する。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物(医薬組成物など)中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物(医薬組成物など)中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(例えば、約130nm)であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)中の全アルブミンの約2.3%以下、約2.2%以下、約2.1%以下、約2.0%以下、約1.9%以下、約1.8%以下、約1.7%以下、約1.6%以下、約1.5%以下、約1.4%以下、約1.3%以下、約1.2%以下、約1.1%以下、約1.0%以下、約0.9%以下、約0.8%以下、約0.7%以下、約0.6%以下、約0.5%以下、約0.4%以下、約0.3%以下、約0.2%以下または約0.1%以下が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)中の全アルブミンの約0%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(約130nmなど)であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの少なくとも約93%、94%、または95%が、モノマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(約130nmなど)であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約34:1、35:1、36:1、37:1、38:1、39:1、40:1、41:1、42:1、43:1、44:1、45:1、46:1、47:1または48:1のいずれかである。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(約130nmなど)であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの少なくとも約81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%または95%が、モノマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.3%以下、約2.2%以下、約2.1%以下、約2.0%以下、約1.9%以下、約1.8%以下、約1.7%以下、約1.6%以下、約1.5%以下、約1.4%以下、約1.3%以下、約1.2%以下、約1.1%以下、約1.0%以下、約0.9%以下、約0.8%以下、約0.7%以下、約0.6%以下、約0.5%以下、約0.4%以下、約0.3%以下、約0.2%以下または約0.1%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約0%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(約130nmなど)であり、組成物は、スクロースおよび/またはエデテートをさらに含み、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、組成物が提供される。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
医薬組成物および商業バッチ
本明細書に記載される組成物は、本明細書に記載される処置方法、投与方法、および投与レジメで使用するために、記載されるナノ粒子組成物(複数可)を当技術分野で公知である薬学的に許容される担体、賦形剤、安定化剤、および/または他の作用物質と組み合わせることによって、医薬組成物または処方物中に使用することができる。
ナノ粒子の負のゼータ電位を増大させることにより安定性を増大させるために、特定の負に荷電した成分を添加することができる。負に荷電したこのような成分には、胆汁酸塩、胆汁酸、グリココール酸、コール酸、ケノデオキシコール酸、タウロコール酸、グリコケノデオキシコール酸、タウロケノデオキシコール酸、リトコール酸、ウルソデオキシコール酸、デヒドロコール酸など;以下のホスファチジルコリン:パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン、パルミトイルリノレオイルホスファチジルコリン、ステアロイルリノレオイルホスファチジルコリン、ステアロイルオレオイルホスファチジルコリン、ステアロイルアラキドイルホスファチジルコリン、およびジパルミトイルホスファチジルコリンが含まれるレシチン(卵黄)ベースのリン脂質を含めたリン脂質が含まれるがこれらに限定されない。他のリン脂質は、L−α−ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジオレオイルホスファチジルコリン(DOPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、水素添加大豆ホスファチジルコリン(HSPC)、および他の関連化合物を含む。例えば、硫酸コレステリルナトリウムなど、負に荷電した界面活性剤または乳化剤もまた、添加剤として適する。
適する薬学的担体としては、滅菌水;生理食塩水、デキストロース;水または生理食塩水中のデキストロース;ヒマシ油1モル当たり約30から約35モルのエチレンオキシドを組み合わせるヒマシ油とエチレンオキシドの縮合生成物;液体酸;低級アルカノール;脂肪酸のモノもしくはジグリセリド、またはホスファチド、例えば、レシチンなどの乳化剤を伴った油、例えば、トウモロコシ油、ラッカセイ油、ゴマ油など;グリコール;ポリアルキレングリコール;懸濁剤、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの存在下での水媒体;アルギン酸ナトリウム;単独での、またはレシチンなどの適する分配剤を伴ったポリ(ビニルピロリドン)など;ステアリン酸ポリオキシエチレンなどがある。担体は、浸透エンハンサーと一緒に、アジュバント、例えば、保存剤、安定化剤、湿潤剤、乳化剤なども含有し得る。最終的な形態は、滅菌されていてもよく、中空針などの注射デバイスによって容易に通すことができる場合もある。適切な粘度は、溶媒または賦形剤を適切に選択することによって実現および維持することができる。さらに、レシチンなどの分子もしくは粒子被膜の使用、分散液中の粒径の適切な選択、または界面活性剤特性を有する材料の使用を利用することができる。
本明細書に記載されるナノ粒子組成物は、組成物の性質を改善するための他の作用物質、賦形剤、または安定剤を含み得る。適する賦形剤および希釈剤の例には、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカントガム、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微晶質セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、生理食塩溶液、シロップ、メチルセルロース、メチルヒドロキシ安息香酸塩およびプロピルヒドロキシ安息香酸塩、滑石、ステアリン酸マグネシウム、および鉱油が含まれるがこれらに限定されない。処方物は、さらに、潤滑剤、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、防腐剤、甘味剤、または矯味矯臭剤も含み得る。処方物はさらに、潤滑剤、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、防腐剤、甘味剤、または矯味矯臭剤も含み得る。乳化剤の例としては、トコフェリルポリエチレングリコールスクシネートなどのトコフェロールエステル、pluronic(登録商標)、ポリオキシエチレン化合物に基づく乳化剤、Span80および関連化合物、ならびに当技術分野で公知であり、動物またはヒト剤形で使用するために認可された他の乳化剤がある。組成物は、当技術分野で周知の手順を使用することによって、患者に投与した後に活性構成要素の迅速放出、徐放、または遅延放出をもたらすように処方することができる。
一部の実施形態では、例えば、約5.0〜約8.0、約6.5〜約7.5、および約6.5〜約7.0のうちのいずれか一つのpH範囲を含む、pH範囲が約4.5〜約9.0となるように組成物を処方する。一部の実施形態では、例えば、約6.5、7、または8(例えば、約8)のうちのいずれか一つ以上を含む、組成物のpHを約6以上となるように処方する。また、グリセロールなど、適切な張度修飾剤(tonicity modifier)を添加することにより、組成物を血液と等張性とすることもできる。
一部の実施形態では、組成物は、ヒトへの投与に適している。一部の実施形態では、組成物は、非経口投与によるヒトへの投与に適している。非経口投与に適する処方物には、抗酸化剤、緩衝剤、静菌剤および処方物を、意図されるレシピエントの血液と適合性にする溶質を含有しうる水性および非水性で等張性の滅菌注射液と、懸濁化剤、可溶化剤、増粘剤(thickening agent)、安定化剤、および防腐剤を包含しうる水性および非水性の滅菌懸濁物とが含まれる。処方物は、アンプルおよびバイアルなど、単位用量または複数回用量の密封容器内に存在させることが可能であり、使用の直前に、注射のために本明細書に記載の滅菌液体賦形剤の添加、処置方法、投与方法および投与レジメ(すなわち、水)だけを必要とする凍結乾燥(freeze−dried (lyophilized))条件下で保存することが可能である。既に説明した種類の滅菌粉末、滅菌顆粒、および滅菌錠剤から、即席の注射液および懸濁物を調製することができる。注射用処方物が好ましい。一部の実施形態では、組成物は、使い捨て密封バイアルなどの使い捨てバイアル中に含有される。一部の実施形態では、各使い捨てバイアルは、約100mgのパクリタキセルを含有する。一部の実施形態では、使い捨てバイアルは、約900mgのアルブミンを含有する。一部の実施形態では、組成物は、マルチ使用バイアル中に含有される。一部の実施形態では、組成物は、容器内にバルクで含有される。
本明細書に記載される組成物および処方物を含む単位剤形も提供される。これらの単位剤形は、単一または複数の単位投与量で適する包装中に貯蔵することができ、さらに滅菌し、密封してもよい。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)は、がんを処置するのに有用である1種または複数の他の化合物(またはその薬学的に許容される塩)も含む。様々なバリエーションでは、組成物中のパクリタキセルの量は、以下の範囲:約5から約50mg、約20から約50mg、約50から約100mg、約100から約125mg、約125から約150mg、約150から約175mg、約175から約200mg、約200から約225mg、約225から約250mg、約250から約300mg、約300から約350mg、約350から約400mg、約400から約450mgまたは約450から約500mgのいずれか1つの中に含まれる。一部の実施形態では、組成物中のパクリタキセルの量(例えば、投与量または単位剤形)は、約5mgから約500mg(約30mgから約300mgまたは約50mgから約200mgなど)の誘導体の範囲内である。一部の実施形態では、担体は、非経口(parental)投与(例えば、静脈内投与)に適している。一部の実施形態では、パクリタキセルは、組成物中に含有されるがんを処置するための唯一の医薬活性剤である。
一部の実施形態では、本明細書に記載される組成物(医薬組成物など)のいずれか1つを含む、がんを処置するための剤形(例えば、単位剤形)が提供される。一部の実施形態では、本明細書に記載される処置方法、投与方法、および投与レジメで使用するための、適する包装内に本明細書に記載される組成物、処方物、および単位投与量を含む製造品が提供される。本明細書に記載される組成物に適する包装は、当技術分野で公知であり、例えば、バイアル(密封バイアルなど)、容器(密閉した容器など)、アンプル、ボトル、広口瓶、フレキシブル包装(例えば、密封マイラーまたはビニール袋)などを含む。これらの製造品は、さらに滅菌し、かつ/または密封することができる。
一部の実施形態では、本明細書に記載される組成物(医薬組成物など)の商業バッチが提供される。本明細書に使用される「商業バッチ」は、少なくとも約20グラム(パクリタキセルの重量による)であるバッチサイズを指す。一部の実施形態では、バッチサイズは、少なくとも約30、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、300、350、400、450、500、550、600、650、700、750、800、850、900、1000、1500、2000、2500、3000、3500、4000、4500、5000、または10,000グラム(パクリタキセルの重量による)である。
したがって、一部の実施形態における本願は、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、商業バッチを提供する。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(約130nmなど)であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.3%以下、約2.2%以下、約2.1%以下、約2.0%以下、約1.9%以下、約1.8%以下、約1.7%以下、約1.6%以下、約1.5%以下、約1.4%以下、約1.3%以下、約1.2%以下、約1.1%以下、約1.0%以下、約0.9%以下、約0.8%以下、約0.7%以下、約0.6%以下、約0.5%以下、約0.4%以下、約0.3%以下、約0.2%以下または約0.1%以下が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約0%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約0%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(130nmなど)であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの少なくとも約93%、94%、または95%が、モノマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(約130nmなど)であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約34:1、35:1、36:1、37:1、38:1、39:1、40:1、41:1、42:1、43:1、44:1、45:1、46:1、47:1または48:1のいずれかである。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(約130nmなど)であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの少なくとも約81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%または95%が、モノマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.3%以下、約2.2%以下、約2.1%以下、約2.0%以下、約1.9%以下、約1.8%以下、約1.7%以下、約1.6%以下、約1.5%以下、約1.4%以下、約1.3%以下、約1.2%以下、約1.1%以下、約1.0%以下、約0.9%以下、約0.8%以下、約0.7%以下、約0.6%以下、約0.5%以下、約0.4%以下、約0.3%以下、約0.2%以下または約0.1%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約0%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(約130nmなど)であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約2.3%以下、約2.2%以下、約2.1%以下、約2.0%以下、約1.9%以下、約1.8%以下、約1.7%以下、約1.6%以下、約1.5%以下、約1.4%以下、約1.3%以下、約1.2%以下、約1.1%以下、約1.0%以下、約0.9%以下、約0.8%以下、約0.7%以下、約0.6%以下、約0.5%以下、約0.4%以下、約0.3%以下、約0.2%以下または約0.1%以下が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中の全アルブミンの約0%が、ポリマーの形態である。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンモノマーとアルブミンポリマーの重量比が、少なくとも約33:1、34:1、35:1、36:1、37:1、38:1、39:1、40:1、41:1、42:1、43:1、44:1、45:1、46:1、47:1または48:1のいずれかである。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約200ナノメートル以下であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、ヒトアルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)の商業バッチであって、組成物中のナノ粒子の平均直径が、約150ナノメートル以下(約130nmなど)であり、組成物中の全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約2.4%以下が、ポリマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約15%以下(約4%から約15%など、例えば、約4%から約10%)が、ダイマーの形態であり、組成物中の全アルブミンの約10%以下(約5%以下など、例えば、約1%以下)が、オリゴマーの形態である、商業バッチが提供される。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。一部の実施形態では、組成物中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。一部の実施形態では、組成物は、ナノ粒子に付随していないアルブミンを含む。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、以下:約1:1から約18:1、約1:1から約15:1、約1:1から約12:1、約1:1から約10:1、約1:1から約9:1、約1:1から約8:1、約1:1から約7:1、約1:1から約6:1、約1:1から約5:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、約1:1から約2:1、約1:1から約1:1のうちのいずれか1つである。一部の実施形態では、組成物中のアルブミンとパクリタキセルの重量比が、約9:1である。
一部の実施形態では、組成物の商業バッチは、脂肪酸、カプリレート、および/またはトリプトファネートを実質的に含まない。一部の実施形態では、組成物の商業バッチは、C末端Leuを欠くアルブミンおよび/またはN末端Asp−Alaを欠くアルブミンを実質的に含まない。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)の商業バッチは、天然源(例えば、ヒト)から得られるアルブミンのものと異なるアルブミングリコシル化プロファイルを有する。組成物(医薬組成物など)の商業バッチは、上記特性のいずれか1つまたは複数を有し得る。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)の商業バッチは、上記特性のいずれも有さない。一部の実施形態では、組成物(医薬組成物など)の商業バッチは、上記特性のすべてを有する。
キット
本願は、本明細書に記載される処置方法、投与方法、および投与レジメで使用するための、本明細書に記載される組成物、処方物、単位投与量、および製造品を含むキットも提供する。本明細書に記載されるキットは、パクリタキセルナノ粒子組成物(処方物または単位剤形、および/または製造品)を含む1つまたは複数の容器を含み、一部の実施形態では、本明細書に記載される処置方法のいずれかに従って使用するための指示書をさらに含む。様々な実施形態では、キット中のパクリタキセルの量は、以下の範囲:約5mgから約20mg、約20から約50mg、約50から約100mg、約100から約125mg、約125から約150mg、約150から約175mg、約175から約200mg、約200から約225mg、約225から約250mg、約250から約300mg、約300から約350mg、約350から約400mg、約400から約450mgまたは約450から約500mgのいずれか1つの中に含まれる。一部の実施形態では、キット中のパクリタキセルの量は、約5mgから約500mg、例えば、約30mgから約300mgまたは約50mgから約200mgなどの範囲内である。一部の実施形態では、キットは、1種または複数の他の化合物(例えば、がんに有用であるパクリタキセル以外の1種または複数の化合物)を含む。
本明細書中に記載のキットに供給される指示書は、ラベルまたはパッケージの添付文書(例えば、キット内に包含される紙製シート)に書かれた指示であることが典型的であるが、機械により読み取り可能な指示(例えば、磁気的保存ディスクまたは光学的保存ディスク上に保持された指示)もまた許容可能である。ナノ粒子組成物の使用に関する指示は一般に、意図される処置のための投与量、投与スケジュール、および投与経路についての情報を包含する。ナノ粒子組成物の使用に関する指示は一般に、意図される処置のための投与量、投与スケジュール、および投与経路についての情報を含む。ナノ粒子組成物の使用に関するキットは、処置に適する個体を選択することの記載をさらに含み得る。
本願は、本明細書に記載される組成物(または単位剤形および/もしくは製造品)を含み、本明細書にさらに記載される使用などの組成物を使用する方法に対する指示書(複数可)をさらに含み得るキットも提供する。一部の実施形態では、本明細書に記載されるキットは、上述した包装を含む。他のバリエーションでは、本明細書に記載されるキットは、上述した包装および緩衝液を含む第2の包装を含む。これは、他の緩衝液、希釈剤、フィルター、針、シリンジ、本明細書に記載される任意の方法を実施するための指示書を含むパッケージの添付文書を含めた、商業的観点およびユーザー観点から望ましい他の材料をさらに含み得る。
本明細書に記載される組合せ療法について、キットは、がんに有効な処置のための第1および第2の療法を同時にかつ/または順次投与するための指示書を含有し得る。第1および第2の療法は、別個の容器または単一の容器内で存在し得る。キットは、1つの別個の組成物、または1つの組成物が第1の療法を含み、1つの組成物が第2の療法を含む2つ以上の組成物を含み得ることが理解される。
例えば、1週間、2週間、3週間、4週間、6週間、8週間、3カ月間、4カ月間、5カ月間、6カ月間、7カ月間、8カ月間、9カ月間またはそれより長期のうちのいずれか1つなどの長期間にわたり、個体の有効な処置をもたらすのに十分な投与量の、本明細書で開示されるパクリタキセルを含有するキットを提供することができる。キットはまた、複数単位用量のパクリタキセル、組成物(薬学的組成物など)および本明細書中に記載の処方物および使用のための指示書を包含し、薬局、例えば、院内薬局および調剤薬局において保存および使用されるのに十分な量でこれを包装することも可能である。一部の実施形態では、キットは、再構成し、再懸濁し、または再水和して一般にパクリタキセルおよびアルブミンを含むナノ粒子の安定な水性懸濁液を形成することができる乾燥(例えば、凍結乾燥)組成物を含む。
本明細書に記載されるキットは、適する包装内にある。適する包装には、バイアル、ボトル、広口瓶、フレキシブル包装(例えば、密封マイラーまたはビニール袋)などが含まれるが、これらに限定されない。キットは、緩衝液などの追加の成分および説明情報を任意選択で供給してもよい。
ナノ粒子組成物を作製する方法
本願は、本明細書に記載されるパクリタキセルナノ粒子組成物を作製する方法も提供する。水難溶性医薬剤およびキャリアタンパク質(例えば、アルブミン)を含有するナノ粒子は、高せん断力の条件下(例えば、超音波処理、高圧ホモジナイゼーションなど)で調製することができる。これらの方法は、例えば、米国特許第5,916,596号;同第6,096,331号;同第6,749,868号;同第6,537,579号;ならびにPCT出願公開第WO98/14174号;同第WO99/00113号;同第WO07/027941号;および同第WO07/027819号に開示されている。これらの刊行物、特にキャリアタンパク質を含有する組成物を作製する方法に関して、これらの刊行物の内容は、参照によりそれらの全体において本明細書に組み込まれる。
一般に、本明細書に記載されるパクリタキセルナノ粒子組成物を作製するために、パクリタキセルは、有機溶媒中に溶解される。適する有機溶媒として、例えば、ケトン、エステル、エーテル、塩素系溶剤、および当技術分野で公知の他の溶媒がある。例えば、有機溶媒は、塩化メチレン/エタノール、クロロホルム/エタノール、またはクロロホルム/t−ブタノール(例えば、約1:9、1:8、1:7、1:6、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1または9:1のいずれか1つの比、または約3:7、5:7、4:6、5:5、6:5、8:5、9:5、9.5:5、5:3、7:3、6:4、もしくは9.5:0.5のいずれか1つの比を有する)であり得る。アルブミン(組換えアルブミンなど、例えば、本明細書に開示したNovozyme組換えアルブミンまたはIntrivia組換えアルブミン)は、水中に溶解され、パクリタキセル溶液と組み合わされる。混合物は、高圧ホモジナイゼーションにかけられる(例えば、Avestin、APV Gaulin、Microfluidics製Microfluidizer(商標)Processor M−110EHなどのMicrofluidizer(商標)、Stansted、またはUltra Turraxホモジナイザーを使用して)。エマルジョンは、約2から約100サイクルの間、例えば、約5から約50サイクルまたは約8から約20サイクル(例えば、約8、10、12、14、16、18、もしくは20サイクルのいずれか1つ)などにわたって高圧ホモジナイザーに循環させられる場合がある。次いで有機溶媒を、蒸発によって、それだけに限らないが、バッチモードまたは連続運転で運転することができるロータリーエバポレーター、流下膜式蒸発器、ワイプトフィルム蒸発器、噴霧乾燥機などを含めた、この目的に関して公知の適する装置を利用して除去することができる。溶媒は、減圧(約25mmHg、30mmHg、40mmHg、50mmHg、100mmHg、200mmHg、または300mmHgのいずれか1つなど)で除去されてもよい。減圧下で溶媒を除去するのに使用される時間の量は、処方物の体積に基づいて調整され得る。例えば、300mLスケールで生産される処方物について、溶媒は、約1から約300mmHg(例えば、約5〜100mmHg、10〜50mmHg、20〜40mmHg、または25mmHgのいずれか1つ)で、約5から約60分(例えば、約7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、20、25、または30分のいずれか1つ)にわたって除去され得る。得られる分散液は、さらに凍結乾燥することができる。
必要に応じて、追加のアルブミン溶液を分散液に添加して、アルブミンとパクリタキセルの比を調整し、または分散液中のパクリタキセルの濃度を調整することができる。例えば、アルブミン溶液(例えば、25%w/v)を添加して、アルブミンとパクリタキセルの比を約18:1、15:1 14:1、13:1、12:1、11:1、10:1、9:1、8:1、7.5:1、7:1、6:1、5:1、4:1または3:1のいずれか1つに調整することができる。別の例では、アルブミン溶液(例えば、25%w/v)または別の溶液が添加されて、分散液中のパクリタキセルの濃度が約0.5mg/ml、1.3mg/ml、1.5mg/ml、2mg/ml、3mg/ml、4mg/ml、5mg/ml、6mg/ml、7mg/ml、8mg/ml、9mg/ml、10mg/ml、15mg/ml、20mg/ml、25mg/ml、30mg/ml、40mg/mlまたは50mg/mlのいずれか1つに調整される。分散液は、複数のフィルター、例えば、1.2μmおよび0.8/0.2μmのフィルターの組合せ;1.2μm、0.8μm、0.45μm、および0.22μmのフィルターの組合せ;または当技術分野で公知の任意の他のフィルターの組合せなどに通して連続的に濾過され得る。得られる分散液をさらに凍結乾燥することができる。ナノ粒子組成物は、バッチプロセスまたは連続プロセス(例えば、大規模での組成物の生産)を使用して作製され得る。
必要に応じて、第2の療法(例えば、がんを処置するのに有用な1種または複数の化合物)、抗微生物剤、糖、および/または安定化剤も組成物中に含めることができる。例えば、この追加の作用物質は、パクリタキセルナノ粒子組成物の調製中にパクリタキセルおよび/もしくはアルブミンと混ぜ、またはパクリタキセルナノ粒子組成物が調製された後に添加することができる。一部の実施形態では、作用物質は、凍結乾燥前にパクリタキセルナノ粒子組成物と混ぜられる。一部の実施形態では、作用物質は、凍結乾燥したパクリタキセルナノ粒子組成物に添加される。一部の実施形態では、作用物質を添加すると組成物のpHが変化する場合、組成物中のpHは一般に(しかし必ずしもではなく)、所望のpHに調整される。組成物の例示的なpH値には、例えば、約5から約8.5の範囲内が含まれる。一部の実施形態では、組成物のpHは、約6.5、7、または8のいずれか1つ以上(例えば、約8)を含めた約6以上に調整される。
疾患を処置する方法
本発明のナノ粒子組成物は、がんなどの細胞の増殖または過剰増殖と関連した疾患を処置するのに使用され得る。
本明細書に記載される方法によって処置され得るがんの例には、乳がん(転移乳がんなど)、肺がん(非小細胞肺がんなど)、膵がん(転移性膵がんまたは局所進行性切除不能膵がんなど)、多発性骨髄腫、腎細胞癌、前立腺がん、黒色腫(転移性黒色腫など)、大腸がん、結腸直腸がん、卵巣がん、肝臓、腎臓、および胃のがんが含まれるが、これらに限定されない。一部の実施形態では、がんは、転移性疾患の組合せ化学療法の失敗またはアジュバント化学療法の6カ月以内の再発後の乳がんである。一部の実施形態では、先の療法は、アントラサイクリン処置を含む。
本明細書に記載される組成物によって処置されるがんには、癌腫、リンパ腫、芽腫、肉腫、および白血病が含まれるが、これらに限定されない。本明細書に記載される組成物によって処置され得るがんの例としては、扁平上皮がん、肺がん(小細胞肺癌、非小細胞肺がん、肺の腺癌、および扁平上皮NSCLCを含む肺の扁平上皮癌)、腹膜のがん、肝細胞がん、胃(gastric)がんまたは胃(stomach)がん(消化器がんを含む)、膵がん(進行性膵がんなど)、グリア芽細胞腫、子宮頸がん、卵巣がん、肝がん(肝細胞癌など)、膀胱がん、肝細胞癌、乳がん、大腸がん、黒色腫、子宮内膜癌または子宮癌、唾液腺癌、腎臓または腎がん、肝がん、前立腺がん(進行性前立腺がんなど)、外陰部がん、甲状腺がん、肝癌、頭頸部がん、結腸直腸がん、直腸がん、軟部組織肉腫、カポジ肉腫、B細胞リンパ腫(低悪性度/濾胞性非ホジキンリンパ腫(NHL)、小リンパ球型(SL)NHL、中悪性度/濾胞性NHL、中悪性度びまん性NHL、高悪性度免疫芽球性NHL、高悪性度リンパ芽球性NHL、高悪性度小型非開裂細胞性NHL、巨大病変NHL、マントル細胞リンパ腫、AIDS関連リンパ腫、およびワルデンシュトレームマクログロブリン血症を含む)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、骨髄腫、有毛細胞白血病、慢性骨髄芽球性白血病、および移植後リンパ球増殖性障害(PTLD)、ならびに母斑症に関連した異常血管増殖、浮腫(脳腫瘍に関連したものなど)、およびメーグス症候群があるが、これらに限定されない。一部の実施形態では、転移がん(すなわち、原発性腫瘍から転移したがん)を処置する方法が提供される。一部の実施形態では、細胞増殖および/または細胞遊走を低減する方法が提供される。一部の実施形態では、過形成、例えば、再狭窄をもたらし得る血管系内の過形成、または動脈性もしくは静脈性高血圧をもたらし得る過形成を処置する方法が提供される。
一部の実施形態では、進行期(複数可)のがんを処置する方法が提供される。一部の実施形態では、例えば、進行性乳がん、病期IV乳がん、局所進行性乳がん、および転移乳がんを含めた乳がん(これはHER2陽性であってもHER2陰性であってもよい)を処置する方法が提供される。一部の実施形態では、がんは、例えば、非小細胞肺がん(進行性NSCLCなどのNSCLC)、小細胞肺がん(進行性SCLCなどのSCLC)、および肺内の進行性固形腫瘍悪性病変を含めた肺がんである。一部の実施形態では、がんは、卵巣がん、頭頸部がん、胃悪性腫瘍、黒色腫(転移性黒色腫を含む)、結腸直腸がん、膵がん、および固形腫瘍(進行性固形腫瘍など)である。一部の実施形態では、がんは、乳がん、結腸直腸がん、直腸がん、非小細胞肺がん、非ホジキンリンパ腫(NHL)、腎細胞がん、前立腺がん、肝がん、膵がん、軟部組織肉腫、カポジ肉腫、カルチノイド癌、頭頸部がん、黒色腫、卵巣がん、中皮腫、神経膠腫、グリア芽細胞腫、神経芽細胞腫、および多発性骨髄腫のいずれかである(一部の実施形態では、これらからなる群から選択される)。一部の実施形態では、がんは固形腫瘍である。
一部の実施形態では、処置されるがんは、転移乳がんなどの乳がんである。一部の実施形態では、処置されるがんは、進行期非小細胞肺がんを含めた非小細胞肺がんなどの肺がんである。一部の実施形態では、処置されるがんは、膵がん、例えば、早期膵がん、または進行性もしくは転移性膵がんである。一部の実施形態では、処置されるがんは、病期IIIまたはIV黒色腫などの黒色腫である。
一部の実施形態では、増殖性疾患を処置されている個体は、本明細書に記載される状態の1つまたは複数を有すると同定されている。熟練した医師による本明細書に記載される状態の同定は、当技術分野で慣例的であり(例えば、血液検査、X線、CTスキャン、内視鏡検査、生検、血管造影、CT−血管造影などを介して)、例えば、腫瘍増殖、出血、潰瘍形成、痛み、リンパ節腫大、咳、黄疸、腫張、体重損失、悪液質、スウェッティング、貧血、腫瘍随伴現象、血栓症などに起因して個人または他人によって疑われる場合もある。一部の実施形態では、個体は、本明細書に記載される状態の1つまたは複数に感受性であると同定されている。個体の感受性は、当業者によって察知されるいくつかのリスクファクターおよび/または診断手法の任意の1つまたは複数に基づく場合があり、これらには、遺伝子プロファイリング、家族歴、病歴(例えば、関連した状態の出現)、生活様式または習慣が含まれるが、これらに限定されない。
一部の実施形態では、本明細書に使用される方法および/または組成物は、処置前の同じ個体における対応する症状と比較して、または本方法および/または組成物を受けていない他の個体における対応する症状と比較して、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%または100%のいずれか1つのパーセントで増殖性疾患(例えば、がん)と関連した1つまたは複数の症状の重症度を低減する。
一部の実施形態では、本明細書に記載される組成物(医薬組成物など)は、別の投与モダリティーまたは処置と組み合わせて使用される。
投薬および投与方法
個体(ヒトなど)に投与される医薬組成物の量は、特定の組成物、投与方法、および処置されている再発性がんの特定のタイプによって変化し得る。量は、望ましい有益な効果を生じるのに十分であるべきである。例えば、一部の実施形態では、組成物の量は、客観的反応(部分奏功または完全奏功など)をもたらすのに有効である。一部の実施形態では、ナノ粒子組成物の量は、個体における完全奏功をもたらすのに十分である。一部の実施形態では、組成物の量は、個体における部分奏功をもたらすのに十分である。一部の実施形態では、単独で投与される組成物の量は、組成物で処置される個体の集団の中で約40%、50%、60%、または64%のいずれか1つ超の全体的な反応率を生じるのに十分である。本明細書に記載される方法の処置に対する個体の応答は、例えば、RECISTまたはCA−125レベルに基づいて判定され得る。例えば、CA−125が使用されるとき、完全奏功は、処置前の値から少なくとも28日の正常範囲値への復帰として定義することができる。部分奏功は、処置前の値からの持続的な50%超の低減として定義することができる。
一部の実施形態では、ナノ粒子組成物の量は、個体の無進行生存期間(例えば、RECISTまたはCA−125の変化によって測定した場合)を延長するのに十分である。一部の実施形態では、ナノ粒子組成物の量は、個体の全生存期間を延長するのに十分である。一部の実施形態では、組成物の量は、組成物で処置される個体の集団の中で約50%、60%、70%、または77%のいずれか1つ超の臨床的利益を生じるのに十分である。
一部の実施形態では、組成物中のパクリタキセルの量は、毒性効果(すなわち、毒性の臨床的に許容されるレベル超の効果)を誘導するレベル未満、または組成物が個体に投与されるとき、潜在的な副作用が制御され、または忍容され得るレベルである。一部の実施形態では、組成物の量は、同じ投薬レジメの後の組成物の最大耐量(MTD)に近い。一部の実施形態では、組成物の量は、MTDの約80%、90%、95%、または98%のいずれか1つ超である。
一部の実施形態では、パクリタキセルおよび/または組成物の量は、処置の前の同じ対象における対応する腫瘍サイズ、がん細胞の数、または腫瘍増殖速度と比較して、または処置を受けていない他の対象における対応する活動と比較して、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95% or 100%のいずれか1つのパーセントで腫瘍のサイズを減少させ、がん細胞の数を減少させ、腫瘍の成長速度を減少させるのに十分な量である。精製酵素、細胞ベースアッセイ、動物モデル、またはヒト試験を用いたin vitroアッセイ法などの標準方法を使用して、この効果の規模を測定することができる。
一部の実施形態では、組成物中のパクリタキセルの量は、以下の範囲:約0.5から約5mg、約5から約10mg、約10から約15mg、約15から約20mg、約20から約25mg、約20から約50mg、約25から約50mg、約50から約75mg、約50から約100mg、約75から約100mg、約100から約125mg、約125から約150mg、約150から約175mg、約175から約200mg、約200から約225mg、約225から約250mg、約250から約300mg、約300から約350mg、約350から約400mg、約400から約450mgまたは約450から約500mgのいずれか1つの中に含まれる。一部の実施形態では、組成物(例えば、単位剤形)中のパクリタキセルの量は、約5mgから約500mg、例えば、約30mgから約300mgまたは約50mgから約200mgの範囲内である。一部の実施形態では、組成物中のパクリタキセルの濃度は、例えば、約0.1から約50mg/ml、約0.1から約20mg/ml、約1から約10mg/ml、約2mg/mlから約8mg/ml、約4から約6mg/ml、約5mg/mlのいずれか1つを含めて希釈され(約0.1mg/ml)または濃縮される(約100mg/ml)。一部の実施形態では、パクリタキセルの濃度は、少なくとも約0.5mg/ml、1.3mg/ml、1.5mg/ml、2mg/ml、3mg/ml、4mg/ml、5mg/ml、6mg/ml、7mg/ml、8mg/ml、9mg/ml、10mg/ml、15mg/ml、20mg/ml、25mg/ml、30mg/ml、40mg/mlまたは50mg/mlのいずれか1つである。
ナノ粒子組成物中のパクリタキセルの例示的な用量は、約25mg/m2、30mg/m2、50mg/m2、60mg/m2、75mg/m2、80mg/m2、90mg/m2、100mg/m2、120mg/m2、160mg/m2、175mg/m2、180mg/m2、200mg/m2、210mg/m2、220mg/m2、250mg/m2、260mg/m2、300mg/m2、350mg/m2、400mg/m2、500mg/m2、540mg/m2、750mg/m2、1000mg/m2または1080mg/m2のパクリタキセルのいずれか1つであるが、これに限定されない。様々な実施形態では、組成物は、約350mg/m2、300mg/m2、250mg/m2、200mg/m2、150mg/m2、120mg/m2、100mg/m2、90mg/m2、50mg/m2または30mg/m2のパクリタキセルのいずれか1つ未満を含む。一部の実施形態では、1投与当たりのパクリタキセルの量は、約25mg/m2、22mg/m2、20mg/m2、18mg/m2、15mg/m2、14mg/m2、13mg/m2、12mg/m2、11mg/m2、10mg/m2、9mg/m2、8mg/m2、7mg/m2、6mg/m2、5mg/m2、4mg/m2、3mg/m2、2mg/m2または1mg/m2のいずれか1つ未満である。一部の実施形態では、組成物中のパクリタキセルの用量は、以下の範囲:約1から約5mg/m2、約5から約10mg/m2、約10から約25mg/m2、約25から約50mg/m2、約50から約75mg/m2、約75から約100mg/m2、約100から約125mg/m2、約125から約150mg/m2、約150から約175mg/m2、約175から約200mg/m2、約200から約225mg/m2、約225から約250mg/m2、約250から約300mg/m2、約300から約350mg/m2または約350から約400mg/m2のいずれか1つの中に含まれる。好ましくは、組成物中のパクリタキセルの用量は、約5から約300mg/m2、例えば、約100から約150mg/m2、約120mg/m2、約130mg/m2、または約140mg/m2である。一部の実施形態では、パクリタキセルを含むナノ粒子は、300mg/m2または900mg/m2の用量で投与されない。
上記態様のいずれかの一部の実施形態では、組成物中のパクリタキセルの用量には、少なくとも約1mg/kg、2.5mg/kg、3.5mg/kg、5mg/kg、6.5mg/kg、7.5mg/kg、10mg/kg、15mg/kgまたは20mg/kgのいずれか1つが含まれる。様々なバリエーションでは、組成物中のパクリタキセルの用量には、約350mg/kg、300mg/kg、250mg/kg、200mg/kg、150mg/kg、100mg/kg、50mg/kg、25mg/kg、20mg/kg、10mg/kg、7.5mg/kg、6.5mg/kg、5mg/kg、3.5mg/kg、2.5mg/kg、2mg/kg、1.5mg/kgまたは1mg/kgのパクリタキセルのいずれか1つ未満が含まれる。一部の実施形態では、組成物中のパクリタキセルの用量には、500μg/kg、350μg/kg、300μg/kg、250μg/kg、200μg/kg、150μg/kg、100μg/kg、50μg/kg、25μg/kg、20μg/kg、10μg/kg、7.5μg/kg、6.5μg/kg、5μg/kg、3.5μg/kg、2.5μg/kg、2μg/kg、1.5μg/kg、1μg/kgまたは0.5μg/kgのパクリタキセルのいずれか1つ未満が含まれる。一部の実施形態では、パクリタキセルを含むナノ粒子は、60mg/kgまたは90mg/kgで投与されない。
例示的な投薬頻度には、中断無しで毎週;4週間のうち3週間、毎週;3週間に1回;2週間に1回;3週間のうち2週間、毎週のうちいずれか1つが含まれるが、これに限定されない。一部の実施形態では、組成物は、約2週間に1回、3週間に1回、4週間に1回、6週間に1回、または8週間に1回投与される。一部の実施形態では、組成物は、少なくとも1週間に約1回、2回、3回、4回、5回、6回、または7回(すなわち、毎日)のいずれか1つで投与される。一部の実施形態では、各投与間の間隔は、約6カ月、3カ月、1カ月、20日、15日、12日、10日、9日、8日、7日、6日、5日、4日、3日、2日、または1日のいずれか1つ未満である。一部の実施形態では、各投与間の間隔は、約1カ月、2カ月、3カ月、4カ月、5カ月、6カ月、8カ月、または12カ月のいずれか1つ超である。一部の実施形態では、投薬スケジュール中に中断はまったくない。一部の実施形態では、各投与間の間隔は、約1週間以下である。
組成物の投与は、約1カ月から最大約7年などの長期間にわたって延長することができる。一部の実施形態では、組成物は、少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、18、24、30、36、48、60、72、または84カ月のいずれか1つの期間にわたって投与される。一部の実施形態では、組成物は、少なくとも1カ月の期間にわたって投与され、各投与間の間隔は、約1週間以下であり、各投与のパクリタキセルの用量は、約0.25mg/m2から約75mg/m2、例えば、約0.25mg/m2から約25mg/m2、または約25mg/m2から約50mg/m2である。
一部の実施形態では、ナノ粒子組成物中のパクリタキセルの投与量は、3週間スケジュールで与えられるとき5〜400mg/m2、または1週間スケジュールで与えられるとき、5〜250mg/m2の範囲内であり得る。例えば、パクリタキセルの量は、約60〜約300mg/m2(例えば、約260mg/m2)である。
ナノ粒子組成物の投与の他の例示的な投薬スケジュールは、中断無しで毎週100mg/m2;4週間のうち3週間、毎週75mg/m2;4週間のうち3週間、毎週100mg/m2;4週間のうち3週間、毎週125mg/m2;3週間のうち2週間、毎週125mg/m2;中断無しで毎週130mg/m2;2週間に1回175mg/m2;2週間に1回260mg/m2;3週間に1回260mg/m2;3週間毎に180〜300mg/m2;中断無しで毎週60〜175mg/m2;週に2回20〜150mg/m2;および週に2回150〜250mg/m2のいずれか1つが含まれるが、これらに限定されない。組成物の投薬頻度は、投与する医師の判断に基づいて処置の過程にわたって調整され得る。
一部の実施形態では、組成物は、3週毎に260mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。一部の実施形態では、組成物は、3週間毎に220mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。一部の実施形態では、組成物は、3週間毎に180mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。一部の実施形態では、組成物は、3週間毎に200mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。一部の実施形態では、組成物は、3週間毎に130mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。
一部の実施形態では、組成物は、4週間毎に1、8、15日目に150mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。一部の実施形態では、組成物は、4週間毎に1、8、15日目に125mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。一部の実施形態では、組成物は、4週間毎に1、8、15日目に100mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。一部の実施形態では、組成物は、4週間毎に1、8、15日目に75mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。一部の実施形態では、組成物は、4週間毎に1、8、15日目に50mg/m2で投与される(例えば、静脈内に)。
本明細書に記載される組成物は、約24時間より短い注入時間にわたる個体への組成物の注入を可能にする。例えば、一部の実施形態では、組成物は、24時間、12時間、8時間、5時間、3時間、2時間、1時間、30分、20分、または10分のいずれか1つ未満の注入期間にわたって投与される。一部の実施形態では、組成物は、約30分の注入期間にわたって投与される。一部の実施形態では、組成物は、約30分から約40分の間の注入期間にわたって投与される。
一部の実施形態では、本願は、有効量の本明細書に記載される組成物(医薬組成物など)を個体(例えば、ヒト)に非経口投与することによって、個体におけるがんを処置する方法を提供する。本願は、有効量のパクリタキセルナノ粒子組成物を個体(例えば、ヒト)に、静脈内、動脈内、筋肉内、皮下、吸入、経口、腹腔内、経鼻、または気管内投与することによって、個体におけるがんを処置する方法も提供する。一部の実施形態では、投与経路は、腹腔内である。一部の実施形態では、投与経路は、静脈内、動脈内、筋肉内、または皮下である。様々なバリエーションでは、約5mgから約500mg、例えば、約30mgから約300mgまたは約50から約500mgのパクリタキセルが1用量当たりに投与される。一部の実施形態では、パクリタキセルは、組成物中に含有されるがんの処置のための唯一の医薬活性剤である。
本明細書に記載される組成物のいずれも、様々な経路を介して個体(ヒトなど)に投与することができ、この経路には、例えば、静脈内、動脈内、腹腔内、肺内、経口、吸入、小胞内、筋肉内、気管内、皮下、眼内、髄腔内、経粘膜、経皮、腫瘍内、血管壁内への直接注入、頭蓋内、または腔内が含まれる。一部の実施形態では、組成物の連続徐放処方物を使用することができる。本明細書に記載される一バリエーションでは、本発明の化合物のナノ粒子(アルブミンナノ粒子など)は、任意の許容される経路によって投与することができ、この経路には、経口、筋肉内、経皮、静脈内、吸入器または他の吹き付け送達システムによるものなどが含まれるが、これらに限定されない。
一部の実施形態では、薬物含有ナノ粒子組成物は、第2の治療化合物および/または第2の療法とともに投与してもよい。組成物および第2の化合物の投薬頻度は、投与する医師の判断に基づいて処置の過程にわたって調整され得る。一部の実施形態では、第1および第2の療法は、同時に、順次、または同時的に投与される。別個に投与される場合、ナノ粒子組成物および第2の化合物は、異なる投薬頻度または間隔で投与することができる。例えば、組成物は、毎週投与することができ、一方、第2の化合物は、より頻繁に、またはより少ない頻度で投与することができる。一部の実施形態では、パクリタキセル含有ナノ粒子および/または第2の化合物の連続徐放処方物を使用することができる。徐放を実現するための様々な処方物およびデバイスが当技術分野で公知である。本明細書に記載される投与構成の組合せを使用することができる。
メトロノミック療法レジメ
本発明は、本明細書に記載される処置方法および投与方法のいずれかのメトロノミック療法レジメも提供する。例示的なメトロノミック療法レジメおよびメトロノミック療法レジメを使用するためのバリエーションは、以下に論じられており、かつ2006年2月21日に出願され、米国特許出願公開第2006/0263434号として公開されたU.S.S.N.11/359,286に開示されており(その中の段落[0138]から[0157]に記載されたものなど)、これは、参照によりその全体において本明細書に組み込まれる。一部の実施形態では、ナノ粒子組成物は、少なくとも1カ月の期間にわたって投与され、各投与間の間隔は、約1週間以下であり、各投与のパクリタキセルの用量は、伝統的な投薬レジメに従うその最大耐量の約0.25%から約25%である。一部の実施形態では、ナノ粒子組成物は、少なくとも2カ月の期間にわたって投与され、各投与間の間隔は、約1週間以下であり、各投与のパクリタキセルの用量は、伝統的な投薬レジメに従うその最大耐量の約1%から約20%である。一部の実施形態では、1投与当たりのパクリタキセルの用量は、最大耐量の約25%、24%、23%、22%、20%、18%、15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%または1%のいずれか1つ未満である。一部の実施形態では、任意のナノ粒子組成物は、1週間に少なくとも約1回、2回、3回、4回、5回、6回、または7回(すなわち、毎日)のいずれか1つで投与される。一部の実施形態では、各投与間の間隔は、約6カ月、3カ月、1カ月、20日、15日、12日、10日、9日、8日、7日、6日、5日、4日、3日、2日、または1日のいずれか1つ未満である。一部の実施形態では、各投与間の間隔は、約1カ月、2カ月、3カ月、4カ月、5カ月、6カ月、8カ月、または12カ月のいずれか1つ超である。一部の実施形態では、組成物は、少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、18、24、30、36、48、60、72、または84カ月のいずれか1つの期間にわたって投与される。
例示的な実施形態
本願は、一部の実施形態では、アルブミンおよびパクリタキセルを含むナノ粒子を含む組成物(医薬組成物など)であって、前記組成物(医薬組成物など)中の全アルブミンの約2.4%以下がポリマーの形態である、組成物を提供する。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中の前記全アルブミンの少なくとも約80%が、モノマーの形態である。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中の前記全アルブミンの少なくとも約92%が、モノマーの形態である。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、遊離チオール基を有する。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中のモノマーアルブミンの少なくとも約60%が、ブロックされたチオール基を有する。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中の全アルブミンの約10%以下が、ダイマーの形態である。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中の全アルブミンの約3%以下が、オリゴマーの形態である。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、C末端Leuを欠くアルブミンおよびN末端Asp−Alaを欠くアルブミンを実質的に含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、ヒトから得られる天然アルブミンのものと異なるアルブミングリコシル化プロファイルを有する。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中のアルブミンは、グリコシル化を含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、脂肪酸を実質的に含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、カプリレートを実質的に含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、トリプトファンを実質的に含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、血液成分を実質的に含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、ウイルスおよび/またはプリオンを実質的に含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)を55℃で約2週間貯蔵すると、約0.5%以下の7−エピパクリタキセルが生成される。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)を55℃で約1か月間貯蔵すると、約0.7%以下の7−エピパクリタキセルが生成される。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)を55℃で約2週間貯蔵すると、約0.45%以下の全不純物が生成された。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)を55℃で約1か月間貯蔵すると、約0.65%以下の全不純物が生成された。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)を55℃で約2週間貯蔵すると、約1%以下の追加のアルブミンポリマーが生成される。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)を55℃で約1か月間貯蔵すると、約1%以下の追加のアルブミンポリマーが生成される。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)を55℃で約2週間貯蔵すると、約10%以下のアルブミンモノマーが喪失する。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)を55℃で約1か月間貯蔵すると、約20%以下のアルブミンモノマーが喪失する。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中の前記全アルブミンの少なくとも約80%が、前記ナノ粒子に付随しない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記ナノ粒子が、アルブミンでコーティングされたパクリタキセルを含む。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中の前記ナノ粒子は、ポリマーコアマトリクスを実質的に含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中の前記ナノ粒子は、約200nm以下の平均直径を有する。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中の前記アルブミンと前記パクリタキセルとの重量比は、約9:1から約1:1である。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)中の前記アルブミンと前記パクリタキセルとの重量比は、約8:1から約1:1である。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、スクロースをさらに含む。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、スクロースを含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、エデテートをさらに含む。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記組成物(医薬組成物など)は、エデテートを含まない。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記アルブミンはヒトアルブミンである。
本発明は、一部の実施形態では、上記実施形態のいずれかによる(または適用される)組成物(医薬組成物など)の商業バッチを提供する。
本発明は、一部の実施形態では、個体における疾患を処置する方法であって、前記個体に有効量の上記実施形態のいずれかによる(または適用される)組成物(医薬組成物など)を投与することを含む、方法を提供する。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記疾患ががんである。
上記実施形態のいずれかによる(または適用される)一部の実施形態では、前記個体がヒトである。
(実施例1)
本実施例は、Novozyme製組換えヒトアルブミン(rHA)およびBaxter製ヒト血清アルブミン(HSA)を使用するパクリタキセル/アルブミンナノ粒子組成物の調製を示す。
パクリタキセル/アルブミンナノ粒子を作製するために、200mg/mlのパクリタキセルを含有する有機相(90:10のCHCl3/EtOH(v/v))1.6mlを、アルブミンの水相(52mg/ml)28.4mlに添加した。混合物を5500rpmで5分間Silversonを使用してプレホモジナイズし、次いで高圧ホモジナイザー(Avestin)に移した。ホモジナイゼーションは、エマルジョンを12回通過させてリサイクルしながら、18,000〜20,000psiで実施した。得られた系をロータリーエバポレーター内に移し、有機溶媒を減圧(40mmHg)で10〜15分にわたって除去した。得られた懸濁液を分析して、アルブミン含量、粒径、および72時間の保持時間を判定した。次いで懸濁液を滅菌フィルターに通して濾過し、10mlのバイアル(3ml/バイアル)内に満たし、凍結乾燥した。アルブミン含量、アルブミン分布、および粒径を、濾過前後および凍結乾燥後に分析した。
rHAおよびHSAで作製した処方物は、約140nmの同様の未濾過および濾過済み粒径を有していた。両処方物は、インプロセスホールド(in−process hold)中、72時間にわたって安定であった。両処方物は、無難に濾過した。これは、再構成して同じ粒径になる。両処方物の再構成された懸濁液は、安定であった。
しかし、本発明者らは、rHAおよびHSAで作製した処方物間でアルブミンポリマー/オリゴマー/モノマープロファイルの差異を観察した。ナノ粒子組成物のアルブミンプロファイルをサイズ排除クロマトグラフィーで分析する。サイズ排除HPLCの条件は、以下の通り設定する:
A.カラム:TOSOH TSKgel G3000 SWXL、7.8×300mm、5μm、または等価物
B.ガードカラム:TOSOH TSKgel Guard SWXL、6.0×40mm、7μm、または等価物
C.オートサンプラー温度:周囲
D.カラム温度:周囲
E.検出器波長:280nm
F.流量:1.0mL/分
G.インジェクション量:50μL
H.針洗浄溶媒:水
I.実行時間:22分
(実施例2)
本実施例は、Intrivia製組換えヒトアルブミン(rHSA)およびBaxter製ヒト血清アルブミン(HSA)を使用するパクリタキセル/アルブミン組成物の調製を示す。
パクリタキセル/アルブミンナノ粒子を作製するために、有機相(90:10のCHCl3/EtOH(v/v))1.6mlをアルブミンの水相(52mg/ml)28.4mlに添加した。混合物を5500rpmで5分間Silversonを使用してプレホモジナイズし、次いで高圧ホモジナイザー(Avestin)に移した。ホモジナイゼーションは、エマルジョンを12回通過させてリサイクルしながら、18,000〜20,000psiで実施した。得られた系をロータリーエバポレーター内に移し、有機溶媒を40℃、減圧(40mmHg)で10〜15分にわたって急速に除去した。得られた懸濁液を分析して、アルブミン含量、粒径、および72時間の保持時間を判定した。次いで懸濁液を1.2、0.8、0.45、および0.22μmのシリンジフィルターに通して濾過し、10mlのバイアル(3ml/バイアル)内に満たし、凍結乾燥した。アルブミン含量、アルブミン分布、および粒径を、濾過前後および凍結乾燥後に分析した。
HSAで作製した処方物は、156nmの未濾過粒径を有し、一方、rHSAで作製した同等の処方物は、173nmの未濾過粒径を有していた。両処方物は、インプロセスホールド中、72時間にわたって安定な粒径を呈した。両処方物は、同等に濾過した。濾過のパクリタキセルの回収率は、ともに約70%であった。両処方物を再構成して同じ粒径にした後、凍結乾燥し、両処方物の再構成された懸濁液は、安定であった。
本発明者らは、rHAおよびHSAで作製した処方物間でアルブミンポリマー/オリゴマー/モノマープロファイルの差異を観察した。サイズ排除クロマトグラフィー方法を実施例1に示したように実施した。分析の結果を表2に要約した。
(実施例3)
本実施例は、異なるナノ粒子処方物の分析をさらに示す。本実施例で使用した異なる処方物を、表3に提供する。rHAは、Novozymeから得た組み換えアルブミンを指す。HAは、Grifols製ヒト血清アルブミンを指す。これらの処方物は、実施例1および2に記載した同じ高圧ホモジナイゼーション法を使用して調製した。
異なるパクリタキセル/アルブミンナノ粒子処方物のアルブミンモノマー/ポリマープロファイルを、サイズ排除クロマトグラフィー(HPLC)を使用して分析した。サイズ排除HPLCの条件を以下に示す:
A.カラム(ガード):TOSOH BioScience、LLC Guard SWxL、6.0mm×40mm、7μm
B.カラム温度:周囲
C.カラム:TOSOH BioScience、LLC TSKgel G3000SWxL、7.8mm×300mm、5μm
D.検出器波長:228nm
E.流量:1.0mL/分
F.インジェクション量10μL
G.針洗浄:水
H.実行時間:60分(ベースライン内で干渉がまったく見いだされない場合、標準品1、2、および3、ならびに確認標準品について20分以下)
貯蔵中に生成された全不純物および7−エピパクリタキセルを分析した。結果を表5に提供する。
(実施例5)
本実験では、本発明者らは、実施例5に論じたGrifols製20%ヒト血清アルブミン(NAB−パクリタキセル)およびNovozyme製20%組換えヒトアルブミン(NAB−パクリタキセル−NFZ)を使用して調製したパクリタキセル/アルブミンナノ粒子組成物におけるアルブミンプロファイル、粒径、および再構成時間に対するアルブミン/パクリタキセルの比(w/w)の効果を評価した。パクリタキセル/アルブミンナノ粒子処方物は、実施例1および2に記載した方法に従って作製した。最終的なアルブミン/パクリタキセル比は、処方物に添加される全アルブミンの量を制御することによって調整した。
4:1、5:1、6:1、および8:1のアルブミン/パクリタキセル比を有するパクリタキセル/アルブミン処方物のアルブミンプロファイルを分析した。結果を表6に要約する。
貯蔵中に生成された全不純物および7−エピパクリタキセルを分析した。結果を表7に提供する。
再構成時間を異なる処方物について分析し、結果を表8に要約する。
粒径を異なる処方物について分析した。結果を表9に要約する。
上記の発明を、理解を明確にする目的で例示および実施例によっていくらか詳細に記載してきたが、ある特定の軽微な変更および改変が実行されることになることが当業者に明らかである。したがって、本記載および実施例は、本明細書に記載される範囲を限定すると解釈されるべきでない。