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JP2018083508A - 車体側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ルーフサイドレールアウタパネルの回転変形を抑制し、センタピラーへの荷重伝達効率を上げることができる車体側部構造を得る。【解決手段】車体側部構造S28は、車両10の側部12に車両上下方向に沿って延在され、車両幅方向外側に配置されるセンタピラーアウタパネル32を備えたセンタピラー16と、センタピラー16の車両上方側に設けられ、車両前後方向に沿って延在されると共に、車両幅方向外側に配置されるレールアウタパネル36を備えたルーフサイドレール22と、センタピラーアウタパネル32の車両上下方向の上部の車両幅方向の内側面とレールアウタパネル36の車両幅方向の外側面とが重ね合わされて接合される合わせ部42と、センタピラーアウタパネル32に形成され、合わせ部42から車両外側に突出する形状とされた突出部40Dと、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車体側部構造に関する。
下記特許文献1には、センタピラーアウタパネルの上端部は、ルーフサイドレールアウタパネルの車室外側に向いた面に接合されており、センタピラーインナパネルの上端部は、ルーフサイドレールインナパネルの車室内側に向いた面のパネル下部に接合された構造が開示されている。なお、ルーフサイドレールアウタパネルの車両幅方向内側に配置されたルーフサイドレールインナパネルの面に、ルーフサイドレールアウタパネルに向けて突出する形状に形成された荷重伝達部を備えた構造として、特許文献2に記載されたものがある。
特開2008−132923号公報 特開2013−233918号公報
上記特許文献1に記載の構造では、例えば、ルーフサイドレールアウタパネルをホットスタンプ材(HS材)で製造した場合、パネルの成型要件(型成立性の要件)上、ルーフサイドレールアウタパネルの天板面の水平方向に対する角度を衝突試験用デバイスの接触面の水平方向に対する角度と同じにすることが困難である。つまり、衝突試験用デバイスの接触面とルーフサイドレールアウタパネルの天板面が平行でないため、衝突試験用デバイスに押されることにより、ルーフサイドレールアウタパネルが車両内方に回転変形し、センタピラーへの荷重伝達効率が低下する。このため、目標の荷重を支えることが困難となる可能性があり、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、ルーフクラッシュ時にルーフサイドレールアウタパネルの回転変形を抑制し、センタピラーへの荷重伝達効率を上げることができる車体側部構造を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車体側部構造は、車両側部に車両上下方向に沿って延在され、車両幅方向外側に配置されるセンタピラーアウタパネルを備えたセンタピラーと、前記センタピラーの車両上方側に設けられ、車両前後方向に沿って延在されると共に、車両幅方向外側に配置されるルーフサイドレールアウタパネルを備えたルーフサイドレールと、前記センタピラーアウタパネルの車両上下方向上部の車両幅方向の内側面と、前記ルーフサイドレールアウタパネルの車両幅方向の外側面とが重ね合わされて接合される合わせ部と、前記センタピラーアウタパネルに形成され、前記合わせ部から車両外側に突出する形状とされた荷重伝達部と、を有する。
請求項1記載の本発明によれば、車両側部に車両上下方向に沿って延在されるセンタピラーは、車両幅方向外側に配置されるセンタピラーアウタパネルを備えている。センタピラーの車両上方側には、車両前後方向に沿って延在されるルーフサイドレールが設けられており、ルーフサイドレールは、車両幅方向外側に配置されるルーフサイドレールアウタパネルを備えている。そして、センタピラーアウタパネルの上部の車両幅方向の内側面と、ルーフサイドレールアウタパネルの車両幅方向の外側面とが重ね合わされて接合されることで、合わせ部が設けられている。センタピラーアウタパネルには、合わせ部から車両外側に突出する形状とされた荷重伝達部が形成されている。これにより、荷重伝達部とルーフサイドレールアウタパネルの車両上側の稜線とによって構成される仮想面が、荷重伝達部の突出量に応じて、衝突試験用デバイスの接触面に対して平行に近づいていく。このため、上記構成では、車両外側に突出する荷重伝達部が無い構成と比較して、ルーフクラッシュ時に接触面に押されてルーフサイドレールアウタパネルが車両内方へ回転変形することが抑制される。したがって、ルーフサイドレールの回転変形と共にセンタピラーが車両幅方向内側に倒れ変形することが抑制され、センタピラーへの荷重伝達効率を上げることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車体側部構造において、前記荷重伝達部は、前記合わせ部から突出する突出部とされ、前記合わせ部の下端側に沿って形成されている。
請求項2記載の本発明によれば、センタピラーアウタパネルの合わせ部から突出する突出部が、合わせ部の下端側に沿って形成されている。これにより、突出部とルーフサイドレールアウタパネルの車両上側の稜線とによって構成される仮想面の距離が広がり、ルーフクラッシュ時に接触面に押されたときのルーフサイドレールアウタパネルの変形モードが安定化する。
請求項3の発明は、車両側部に車両上下方向に沿って延在され、車両幅方向外側に配置されるセンタピラーアウタパネルを備えたセンタピラーと、前記センタピラーの車両上方側に設けられ、車両前後方向に沿って延在されると共に、車両幅方向外側に配置されるルーフサイドレールアウタパネルを備えたルーフサイドレールと、を備えた車体側部構造であって、米国の道路安全保険協会が実施するルーフ強度試験において、衝突試験用デバイスの接触面が、車両正面視にて前記ルーフサイドレールの車両幅方向外側から車両幅方向内側の斜め下方側に向かって、水平方向に対して角度25°で押された場合に、前記センタピラーアウタパネルの車両上下方向の上部の車両幅方向の内側面と、前記ルーフサイドレールアウタパネルの車両幅方向の外側面と、が重ね合わされて接合される合わせ部が、車両正面視にて前記接触面と平行となるように構成されている。
ここで、米国の道路安全保険協会(IIHS:Insurance Institute for Highway Safety)が実施するルーフ強度試験(Roof Strength Test)とは、衝突試験用デバイスの接触面を、ルーフサイドレールの車両幅方向外側から車両幅方向内側の斜め下方側に向かって押し当てたときに、車両の重量の4倍の荷重に耐えられるかどうかを評価する試験のことをいう(Roof Strength Test Protocol(Ver.III)July2016、2016年のIIHSのインターネットのホームページ「http://www.iihs.org/iihs/ratings/ratings-info/roof-strength-test」参照)。ルーフ強度試験(Roof Strength Test)では、車両正面視にて、衝突試験用デバイスの接触面を水平方向に対して角度25°で、ルーフサイドレールに押し当てるように設定されている。
請求項3記載の本発明によれば、車両側部に車両上下方向に沿って延在されるセンタピラーは、車両幅方向外側に配置されるセンタピラーアウタパネルを備えている。センタピラーの車両上方側には、車両前後方向に沿って延在されるルーフサイドレールが設けられており、ルーフサイドレールは、車両幅方向外側に配置されるルーフサイドレールアウタパネルを備えている。さらに、米国の道路安全保険協会が実施するルーフ強度試験において、衝突試験用デバイスの接触面が、車両正面視にてルーフサイドレールの車両幅方向外側から車両幅方向内側の斜め下方側に向かって、水平方向に対して角度25°で押された場合に、センタピラーアウタパネルの車両上下方向の上部の車両幅方向の内側面と、前記ルーフサイドレールアウタパネルの車両幅方向の外側面と、が重ね合わされて接合される合わせ部が、車両正面視にて衝突試験用デバイスの接触面と平行となるように構成されている。これにより、ルーフクラッシュ時に接触面によりセンタピラーアウタパネルとルーフサイドレールアウタパネルとの合わせ部が押されることで、ルーフサイドレールアウタパネルが車両内方へ回転変形することが抑制される。このため、ルーフサイドレールの回転変形と共にセンタピラーが車両幅方向内側に倒れ変形することが抑制され、センタピラーへの荷重伝達効率を上げることができる。
ここで、請求項3に記載の発明において、「平行」とは、車両正面視にて合わせ部が接触面と完全な平行だけでなく、車両正面視にて合わせ部が接触面と略平行、すなわち、合わせ部の水平方向に対する角度が、接触面の水平方向に対する角度と若干ずれている場合(例えば、角度が−5°から+5°ずれている場合)も含まれる。
本発明に係る車体側部構造によれば、ルーフクラッシュ時にルーフサイドレールアウタパネルの回転変形を抑制し、センタピラーへの荷重伝達効率を上げることができる。
第1実施形態に係る車体側部構造が適用される車両の側部を示す側面図である。 第1実施形態に係る車体側部構造が適用されたセンタピラーとルーフサイドレールとの結合部を示す断面図(図1中の2−2線に沿った断面図)である。 第2実施形態に係る車体側部構造が適用されたセンタピラーとルーフサイドレールとの結合部を示す断面図である。 第3実施形態に係る車体側部構造が適用されたセンタピラーとルーフサイドレールとの結合部を示す断面図である。 比較例に係る車体側部構造が適用されたセンタピラーとルーフサイドレールとの結合部を示す断面図である。 図3に示す車体側部構造と図5に示す車体側部構造において、衝突試験による第1変形状態を比較した模式的な断面図である。 図3に示す車体側部構造と図5に示す車体側部構造において、衝突試験による第2変形状態を比較した模式的な断面図である。 図3に示す車体側部構造と図5に示す車体側部構造において、衝突試験用デバイスのストロークとデバイス反力との関係を比較したグラフである。 図3に示す車体側部構造と図5に示す車体側部構造において、衝突試験用デバイスのストロークとセンタピラーの上下方向荷重との関係を比較したグラフである。
本発明の実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
〔第1実施形態〕
以下、図1及び図2を用いて、第1実施形態に係る車体側部構造について説明する。
図1には、第1実施形態の車体側部構造S28(図2参照)が適用された車両10の側部12が模式的な側面図にて示されている。図1に示されるように、車両10の側部12には、車両前方側から順にフロントピラー14、センタピラー16、及びリアピラー18が配設されている。なお、フロントピラー14、センタピラー16、及びリアピラー18は、車両10の両サイドに左右一対で設けられている。センタピラー16は、車両10の側部12に形成されたフロントドア用開口部20Aとリアドア用開口部20Bとの間に配置され、略車両上下方向に沿って延在されている。すなわち、センタピラー16は、略車両上下方向を長手方向とする車体骨格部材とされている。
センタピラー16の上部側には、略車両前後方向に延在されるルーフサイドレール22が設けられている。センタピラー16の上端部16Aは、ルーフサイドレール22における車両前後方向の中間部22Aに結合されている。ルーフサイドレール22は、車両上部に略車両幅方向及び略車両前後方向に配置されたルーフパネル(図示省略)の両サイドにおいて、略車両前後方向を長手方向として配置された車体骨格部材とされている。すなわち、ルーフサイドレール22は、フロントドア用開口部20A及びリアドア用開口部20Bの上縁に沿って略車両前後方向に配置されている。センタピラー16とルーフサイドレール22との結合部は略T字状に形成されている。また、ルーフサイドレール22の前端部は、フロントピラー14に結合されており、ルーフサイドレール22の後端部は、リアピラー18に結合されている。
また、センタピラー16の下端部16Bは、ロッカ24における車体前後方向の中間部に結合されている。ロッカ24は、車両10の下部の両サイドにおいて略車両前後方向を長手方向として配置された車体骨格部材とされている。すなわち、ロッカ24は、フロントドア用開口部20A及びリアドア用開口部20Bの下縁に沿って略車両前後方向に配置されている。
図2には、第1実施形態の車体側部構造S28が適用された車両10の側部12の上部が断面図(図1中の2−2線に沿った断面図)にて示されている。なお、図2では、車両背面視にて車両10の幅方向左側端部が示されているが、車両10の幅方向右側端部は、左右対称であるため、図示を省略する。図2に示されるように、センタピラー16は、車両幅方向内側に配置されたセンタピラーインナパネル30と、センタピラーインナパネル30の車両幅方向外側に配置されたセンタピラーアウタパネル32と、を備えている。また、ルーフサイドレール22は、車両幅方向内側に配置されたルーフサイドレールインナパネル(以下、「レールインナパネル」と略称する)34と、レールインナパネル34の車両幅方向外側に配置されたルーフサイドレールアウタパネル(以下、「レールアウタパネル」と略称する)36と、を備えている。また、レールアウタパネル36及びセンタピラーアウタパネル32のさらに車両幅方向外側には、サイメンアウタ(サイドアウタパネルともいう。)50が配置されている。
レールインナパネル34は、ルーフサイドレール22の車両幅方向内側の部位を構成し、車両上部で車両前後方向を長手方向として配置されている。レールインナパネル34は、車両幅方向内側部分が車両幅方向外側部分よりも上側となるように斜め方向に配置された側壁部34Aと、側壁部34Aの上端部から車両幅方向内側に延びた上フランジ部34Bと、を備えている。さらに、レールインナパネル34は、側壁部34Aの下端部から車両幅方向外側斜め下方に延びた下フランジ部34Cを備えている。
レールアウタパネル36は、レールインナパネル34の車両幅方向外側の部位を構成し、車両上部で車両前後方向を長手方向として配置されている。レールアウタパネル36は、略車両上下方向及び略車両幅方向に沿った断面視にて断面が略ハット形状とされると共に、車両幅方向内向きに開口されている。より具体的には、レールアウタパネル36は、略車両幅方向に沿って配置される上壁部36Aと、上壁部36Aの車両幅方向外側端部から車両幅方向外側斜め下方に沿って配置される外側壁部36Bと、外側壁部36Bの下端部から車両幅方向内側斜め下方に沿って配置される下壁部36Cと、を備えている。さらに、レールアウタパネル36は、上壁部36Aの車両幅方向内側端部から車両幅方向内側に延びた上フランジ部36Dと、下壁部36Cの車両幅方向内側端部から略車両幅方向外側斜め下方に延びた下フランジ部36Eと、を備えている。上壁部36Aは、車両幅方向外側部分が車両幅方向内側部分よりもやや上側になるように配置されている。
レールアウタパネル36の上フランジ部36Dは、レールインナパネル34の上フランジ部34Bの上面に重ね合わされて溶接により接合されている。また、レールアウタパネル36の上フランジ部36Dの上面には、サイメンアウタ50の上部の車両幅方向内側端部に形成されたフランジ部50Aが重ね合わされて溶接により接合されている。図示を省略するが、例えば、サイメンアウタ50のフランジ部50Aの上面には、ルーフパネルの車両幅方向外側端部が重ね合わされて溶接により接合されている。
レールアウタパネル36は、例えば、高張力鋼板(High Tensile Strength Steel Sheets)、又は超高張力鋼板であるホットスタンプ材(HS材)をプレス加工することにより形成されている。ここで、高張力鋼板とは、普通鋼板よりも引張強さが高い鋼板の意味であり、主として引張強さが440MPa以上の鋼板を指している。また、超高張力鋼板とは、引張強さが980MPa以上の高張力鋼板を指している。
センタピラーインナパネル30は、略車両上下方向を長手方向として配置されており、センタピラーインナパネル30の上端部30Aは、レールインナパネル34の車両幅方向外側に配置されている。センタピラーインナパネル30の上端部30Aの一部は、レールインナパネル34の下フランジ部34Cに重ね合わされて溶接により接合されている。図示を省略するが、センタピラーインナパネル30は、水平方向(略車両幅方向及び略車両前後方向)に沿った断面形状が車両幅方向内向きに開口された略ハット形状とされている。センタピラーインナパネル30は、車両幅方向内側に突出した突出面がレールインナパネル34の下フランジ部34Cに重ね合わされて接合されている。
センタピラーアウタパネル32は、略車両上下方向を長手方向として配置されており、センタピラーアウタパネル32の上端部32Aは、レールアウタパネル36の車両幅方向外側に配置されている。より具体的には、センタピラーアウタパネル32の上端部32Aは、略車両上方側が車両幅方向内側となるように斜め方向に配置された壁部40Aと、壁部40Aの上端部から車両幅方向外側斜め上方に向かって延びた傾斜壁部40Bと、を備えている。壁部40Aは、レールアウタパネル36の下フランジ部36Eと間隔をおいて配置されている。傾斜壁部40Bは、レールアウタパネル36の下壁部36Cと間隔をおいて下壁部36Cに沿って配置されている。
さらに、センタピラーアウタパネル32の上端部32Aは、傾斜壁部40Bから車両外側に突出する形状とされた荷重伝達部としての突出部40Dと、突出部40Dの車両幅方向内側端部から屈曲されてレールアウタパネル36の外側壁部36Bと重ね合わされるフランジ部40Cと、を備えている。フランジ部40Cは、突出部40Dの車両幅方向内側端部から車両幅方向外側斜め上方に向かって延びている。フランジ部40Cの車両幅方向の内側面と、レールアウタパネル36の外側壁部36Bの車両幅方向の外側面とが重ね合われることで、合わせ部(本実施形態では、重ね合わせ部)42が構成されている。合わせ部42では、フランジ部40Cと外側壁部36Bとが溶接により接合されている。
レールアウタパネル36の車両幅方向内側(レールアウタパネル36の断面内)には、略L字状に形成された当て板44が配置されており、当て板44の一端部がレールアウタパネル36の外側壁部36Bの車両幅方向の内側面に重ね合されている。そして、センタピラーアウタパネル32のフランジ部40Cとレールアウタパネル36の外側壁部36Bと当て板44とが溶接により接合されている。なお、車体側部構造S28では、当て板44の形状を変更してもよいし、当て板44を設けない構成でもよい。
突出部40Dは、略U字状に形成されており、フランジ部40Cの下端部から車両外側(第1実施形態では、車両幅方向外側斜め上方)に向かって突出した形状とされている。突出部40Dの下端は、傾斜壁部40Bの上端に連続した構成とされている。突出部40Dは、フランジ部40Cの下端側に沿って形成されている。言い換えると、突出部40Dは、センタピラーアウタパネル32とレールアウタパネル36との合わせ部42から突出する形状とされ、合わせ部42の下端側に沿って形成されている。壁部40A、傾斜壁部40B、突出部40D及びフランジ部40Cは、略車両前後方向に沿って延在されている。
車体側部構造S28では、突出部40Dの頂部(第1実施形態では、頂部の上側の角部41)とレールアウタパネル36の車両上側の稜線37とによって構成される仮想面54は、車両幅方向外側が車両下側となるように傾斜した構成とされている。その際、上記の仮想面54は、ルーフ強度試験で使用される衝突試験用デバイス130の接触面130Aと平行に近くなるように構成されている。第1実施形態では、図2に示す仮想面54は、衝突試験用デバイス130の接触面130Aとほぼ平行となるように構成されている。言い換えると、上記の仮想面54は、車両正面視(図2では車両背面視)にて、水平方向に対する角度θ2が、約25°となるように構成されている。
米国の道路安全保険協会(IIHS:Insurance Institute for Highway Safety)が実施するルーフ強度試験(Roof Strength Test)では、衝突試験用デバイスの接触面を、ルーフサイドレールの車両幅方向外側から車両幅方向内側の斜め下方側に向かって押し当てたときに、車両の重量の4倍の荷重に耐えられるかどうかを評価している(Roof Strength Test Protocol(Ver.III)July2016、2016年のIIHSのインターネットのホームページ「http://www.iihs.org/iihs/ratings/ratings-info/roof-strength-test」参照)。ルーフ強度試験(Roof Strength Test)では、車両正面視にて衝突試験用デバイスの接触面は、水平方向に対する角度θ1が25°で、ルーフサイドレールに押し当てられるように設定されている。
図2では、衝突試験用デバイス130の実線の接触面130Aは、車両10への接触時を示している。サイメンアウタ50は、車両前後方向の中間部が車両上方側に突出するように湾曲しており、図2の位置では、実線の接触面130Aとサイメンアウタ50との間に僅かに隙間がある。また、図2では、衝突試験用デバイス130の二点鎖線の接触面130Aは、ルーフサイドレール22への接触時を示している。
車体側部構造S28では、上記の仮想面54が、衝突試験用デバイス130の接触面130Aとほぼ平行となるように構成されることで、ルーフサイドレール22が衝突試験用デバイス130の接触面130Aに押されたときに、レールアウタパネル36が車両内方へ回転変形することが抑制されるようになっている。
図示を省略するが、センタピラーアウタパネル32の上端部32Aは、略車両前後方向の中間部が車両上方側に突出するように湾曲する形状とされている。また、図示を省略するが、センタピラーアウタパネル32の壁部40Aから車両上下方向の下側は、水平方向に沿った断面形状が車両幅方向内向きに開口された略ハット形状とされている。図2に示す壁部40Aは、センタピラーアウタパネル32の車両幅方向外側に突出した部分とされている。なお、センタピラーアウタパネル32の車両前後方向の前後一対の端末部は、センタピラーインナパネル30の車両前後方向の前後一対の端末部と重ね合わされて溶接等により接合されることで、閉断面とされている。
図2に示されるように、サイメンアウタ50は、レールアウタパネル36及びセンタピラーアウタパネル32の上端部32Aを覆うように、フランジ部50Aから車両幅方向外側に突出した凸状部50Bを備えている。サイメンアウタ50は、凸状部50Bの下側にセンタピラーアウタパネル32に沿って配置された壁部50Cを備えている。
次に、第1実施形態の車体側部構造S28の作用及び効果について説明する。
車両10の側部12に略車両上下方向に沿って延在されるセンタピラー16は、車両幅方向外側に配置されるセンタピラーアウタパネル32を備えている。センタピラー16の車両上方側には、車両前後方向に沿って延在されるルーフサイドレール22が設けられており、ルーフサイドレール22は、車両幅方向外側に配置されるレールアウタパネル36を備えている。そして、センタピラーアウタパネル32の上部に設けられたフランジ部40Cの車両幅方向の内側面と、レールアウタパネル36の外側壁部36Bの車両幅方向の外側面とが重ね合わされて接合されることで、合わせ部42が構成されている。
センタピラーアウタパネル32には、合わせ部42から車両外側に突出する形状とされた突出部40Dが形成されている。これにより、突出部40Dの頂部(第1実施形態では上側の角部41)とレールアウタパネル36の車両上側の稜線37とによって構成される仮想面54は、突出部40Dの突出量に応じて、衝突試験用デバイス130の接触面130Aに対して平行に近づいていく。車体側部構造S28では、突出部40Dの突出量により、仮想面54が、衝突試験用デバイス130の接触面130Aとほぼ平行に近い構成とされている。このため、車体側部構造S28では、突起部が無い構成と比較して、ロールオーバなどのルーフクラッシュ時に接触面130Aに押されてレールアウタパネル36が車両内方へ回転変形することが抑制される。したがって、ルーフサイドレール22の回転変形と共にセンタピラー16が車両幅方向内側に倒れ変形することが抑制され、センタピラー16への荷重伝達効率を上げることができる。
また、センタピラーアウタパネル32のルーフサイドレール22との合わせ部42から突出する突出部40Dは、合わせ部42の下端側に沿って形成されている。これにより、車体側部構造S28では、突出部を合わせ部の下端側以外の部位に設けた構成と比較して、突出部40Dの頂部とレールアウタパネル36の車両上側の稜線37とによって構成される仮想面54の距離が広がる。このため、衝突試験用デバイス130の接触面130Aに押されたときのレールアウタパネル36の変形モードが安定化し、ロールオーバなどのルーフクラッシュ時にレールアウタパネル36の車両内方への回転変形がより効果的に抑制される。
図5には、比較例の車体側部構造S200が断面図にて示されている。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、センタピラー16は、センタピラーインナパネル202と、センタピラーアウタパネル204と、を備えている。ルーフサイドレール22は、レールインナパネル206と、レールアウタパネル208と、を備えている。また、レールアウタパネル208及びセンタピラーアウタパネル204の車両幅方向外側には、サイメンアウタ210が配置されている。
センタピラーインナパネル202の上端部202Aは、レールインナパネル206の中間部206Aに重ね合わされて溶接により接合されている。
レールアウタパネル208は、図5に示す略車両上下方向及び略車両幅方向に沿った断面視にて断面が略ハット形状とされると共に、車両幅方向内向きに開口されている。レールアウタパネル36は、例えば、高張力鋼板(High Tensile Strength Steel Sheets)、又はホットスタンプ材(HS材)で形成されている。
センタピラーアウタパネル204の上端部204Aは、略車両上方側に向かって車両幅方向内側となるように斜め方向に配置された壁部212Aと、壁部212Aの上端部から車両幅方向外側斜め上方に向かって延びた傾斜壁部212Bと、を備えている。さらに、センタピラーアウタパネル204の上端部204Aは、傾斜壁部212Bの上端部から車両幅方向内側斜め上方に向かって屈曲されると共に、レールアウタパネル208の外側壁部36Bと重ね合わされて接合されるフランジ部212Cを備えている。フランジ部212Cの車両幅方向の内側面と、レールアウタパネル208の外側壁部36Bの車両幅方向の外側面とが重ね合われることで、合わせ部214が構成されている。
車体側部構造S200では、レールアウタパネル208とセンタピラーアウタパネル204との合わせ部214の水平方向に対する角度θ5(仮想面220を参照)は、衝突試験用デバイス130の接触面130Aの水平方向に対する角度θ1よりも大きい。例えば、ホットスタンプ材などの成型要件(型成立性の要件)などにより、レールアウタパネル208とセンタピラーアウタパネル204との合わせ部214の水平方向に対する角度θ5(仮想面220を参照)を、衝突試験用デバイス130の接触面130Aの水平方向に対する角度θ1と同じにすることが難しい。
このため、車体側部構造S200では、レールアウタパネル208が衝突試験用デバイス130の接触面130Aに押されると、レールアウタパネル208のセンタピラーアウタパネル204との合わせ部214が、衝突試験用デバイス130の接触面130Aとほぼ平行になるまで車両内方(矢印A方向)へ回転変形する。ルーフサイドレール22が車両内方(矢印A方向)に回転変形すると、ルーフサイドレール22と共にセンタピラー16も車両幅方向内側に倒れ変形するため、センタピラー16を軸方向(車両上下方向)で押す成分が少なくなる。このため、ルーフクラッシュ時に、剛性の高いセンタピラー16への荷重伝達効率が低下し、目標の荷重を支えることが難しくなる可能性がある。
これに対して、第1実施形態の車体側部構造S28では、図2に示されるように、突出部40Dは、突出部40Dの頂部の角部41とレールアウタパネル36の車両上側の稜線37とによって構成される仮想面54が、衝突試験用デバイス130の接触面130Aとほぼ平行に近い形状とされている。これにより、ルーフクラッシュ時に接触面130Aに押されて、レールアウタパネル36が車両内方へ回転変形することが抑制される。このため、ルーフサイドレール22の回転変形と共にセンタピラー16が車両幅方向内側に倒れ変形することが抑制され、センタピラー16への荷重伝達効率を上げることができる。
〔第2実施形態〕
図3には、第2実施形態の車体側部構造S70が適用される車両10の側部12が示されている。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図3に示されるように、車体側部構造S70では、センタピラーアウタパネル72の上端部72Aは、傾斜壁部40Bの上端とフランジ部40Cの下端部との間に、車両外側に突出する形状とされた荷重伝達部としての突出部74Aを備えている。突出部74Aは、略半円状に形成されており、フランジ部40Cの下端部から車両外側(第2実施形態では、車両幅方向外側斜め上方)に向かって突出した形状とされている。言い換えると、突出部74Aは、センタピラーアウタパネル72とレールアウタパネル36との合わせ部42から突出する形状とされ、合わせ部42の下端側に沿って形成されている。
車体側部構造S70では、突出部74Aの頂部とレールアウタパネル36の車両上側の稜線37とによって構成される仮想面76は、車両幅方向外側が車両幅方向内側よりも下側となるように構成されている。その際、上記の仮想面76は、ルーフ強度試験で使用される衝突試験用デバイス130の接触面130Aと平行に近くなるように構成されている。図3では、上記の仮想面76の水平方向に対する角度θ3は、衝突試験用デバイス130の接触面130Aの水平方向に対する角度θ1よりも大きいが、角度θ3と角度θ1との差は、比較例の車体側部構造S200(図5参照)の合わせ部214と衝突試験用デバイス130の接触面130Aの水平方向に対する角度θ5と角度θ1との差よりも小さい。
上記の車体側部構造S70では、センタピラーアウタパネル72に突出部74Aが設けられていることで、レールアウタパネル36の稜線37付近が衝突試験用デバイス130の接触面130Aに押されると、突出部74Aが接触面130Aに接触するタイミングが早まる。これにより、車体側部構造S70では、車体側部構造S200のようにセンタピラーアウタパネル204にフランジ部212Cから車両外側に突出する突出部を設けない構成と比較して、ルーフクラッシュ時にルーフサイドレール22の車両内方への回転変形が抑制される。このため、ルーフサイドレール22の回転変形と共にセンタピラー16が車両幅方向内側に倒れ変形することが抑制され、センタピラー16への荷重伝達効率を上げることができる。
また、センタピラーアウタパネル72のルーフサイドレール22との合わせ部42から突出する突出部74Aが、合わせ部42の下端側に沿って形成されている。これにより、車体側部構造S70では、突出部を合わせ部の下端側以外の部位に設けた構成と比較して、突出部74Aの頂部とレールアウタパネル36の車両上側の稜線37とによって構成される仮想面76の距離が広がる。このため、衝突試験用デバイス130の接触面130Aに押されたときのレールアウタパネル36の変形モードが安定化し、ロールオーバなどのルーフクラッシュ時にレールアウタパネル36の車両内方への回転変形がより効果的に抑制される。
〔第3実施形態〕
図4には、第3実施形態の車体側部構造S90が適用される車両10の側部12が示されている。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図4に示されるように、車体側部構造S90では、センタピラー16は、センタピラーインナパネル92と、センタピラーアウタパネル94と、を備えている。ルーフサイドレール22は、レールインナパネル96と、レールアウタパネル98と、を備えている。また、レールアウタパネル98及びセンタピラーアウタパネル94の車両幅方向外側には、サイメンアウタ102が配置されている。
レールインナパネル96は、略クランク状に形成されている。言い換えると、レールインナパネル96は、略車両幅方向内側斜め下方に突出する略L字状の壁部96Aと、壁部96Aの上端部に形成された上フランジ部34Bと、を備えている。センタピラーインナパネル92は、上部側が下部側よりも車両幅方向内側となるように配置される壁部92Aと、壁部92Aの上端部から略車両幅方向内側斜め上方に向かって屈曲されたフランジ部92Bと、を備えている。センタピラーインナパネル92のフランジ部92Bは、レールインナパネル206の壁部96Aの下端部に重ね合わされて溶接により接合されている。
レールアウタパネル98は、図4に示す略車両上下方向及び略車両幅方向に沿った断面視にて断面が略ハット形状とされると共に、車両幅方向内向きに開口されている。レールアウタパネル98は、車両幅方向外側部分が車両幅方向内側部分よりも上側になるように配置される上壁部98Aと、上壁部98Aの車両幅方向外側端部から車両幅方向外側斜め下方に沿って配置される外側壁部98Bと、外側壁部98Bの下端部から車両幅方向内側斜め下方に沿って配置される下壁部98Cと、を備えている。さらに、レールアウタパネル98は、上フランジ部36Dと、下壁部98Cの車両幅方向内側端部から略車両幅方向外側斜め下方に延びた下フランジ部98Dと、を備えている。レールアウタパネル98は、例えば、高張力鋼板(High Tensile Strength Steel Sheets)、又はホットスタンプ材(HS材)で形成されている。
センタピラーアウタパネル94の上端部94Aは、略車両上方側に向かって車両幅方向内側となるように斜め方向に配置された壁部104Aと、壁部104Aの上端部から車両幅方向外側斜め上方に向かって延びた傾斜壁部104Bと、を備えている。さらに、センタピラーアウタパネル94の上端部94Aは、傾斜壁部104Bの上端部から車両幅方向内側斜め上方に向かって屈曲されると共に、レールアウタパネル98の外側壁部98Bと重ね合わされて接合されるフランジ部104Cを備えている。フランジ部104Cの車両幅方向の内側面と、レールアウタパネル98の外側壁部98Bの車両幅方向の外側面とが重ね合われることで、合わせ部106が構成されている。
車体側部構造S90では、レールアウタパネル98とセンタピラーアウタパネル94との合わせ部106は、車両幅方向外側が車両幅方向内側よりも下側となるように構成されている。その際、車両正面視(図4では車両背面視)にて、レールアウタパネル98とセンタピラーアウタパネル94との合わせ部106は、衝突試験用デバイス130の接触面130Aと略平行になるように構成されている。言い換えると、車両正面視(図4では車両背面視)にてレールアウタパネル98とセンタピラーアウタパネル94との合わせ部106は、水平方向に対する角度θ4(仮想面110を参照)が、衝突試験用デバイス130の接触面130Aの水平方向に対する角度θ1とほぼ同じになるように構成されている。より具体的には、レールアウタパネル98とセンタピラーアウタパネル94との合わせ部106の水平方向に対する角度θ4は、約25°とされている。例えば、高張力鋼板又はホットスタンプ材などの成型要件(型成立性の要件)の向上などにより、合わせ部106におけるレールアウタパネル98の水平方向に対するフランジ部104Cの角度θ4を、衝突試験用デバイス130の接触面130Aの水平方向に対する角度θ1とほぼ同じになるように形成することができる。
米国の道路安全保険協会(IIHS:Insurance Institute for Highway Safety)が実施するルーフ強度試験(Roof Strength Test)では、衝突試験用デバイス130の接触面130Aが、車両正面視にてルーフサイドレール22の車両幅方向外側から車両幅方向内側の斜め下方側に向かって、水平方向に対する角度θ1が25°で押される設定とされている。この場合、車体側部構造S90では、車両正面視にてレールアウタパネル98とセンタピラーアウタパネル94との合わせ部106が、衝突試験用デバイス130の接触面130Aと略平行となるように構成されている。これにより、車体側部構造S90では、ルーフクラッシュ時に接触面130Aによりレールアウタパネル98とセンタピラーアウタパネル94との合わせ部106が押されることで、ルーフサイドレール22が車両内方へ回転変形することが抑制される。このため、ルーフサイドレール22の回転変形と共にセンタピラー16が車両幅方向内側に倒れ変形することが抑制され、センタピラー16への荷重伝達効率を上げることができる。
〔実験結果〕
図6は、図3に示す第2実施形態の車体側部構造S70と、図5に示す比較例の車体側部構造S200において、衝突試験による第1変形状態を比較した模式的な断面図である。図6では、レールアウタパネル36、308の車両上側の稜線37、209付近が衝突試験用デバイス130の接触面130Aに接触した状態が示されている。
また、図7は、図3に示す第2実施形態の車体側部構造S70と、図5に示す比較例の車体側部構造S200において、衝突試験による第2変形状態を比較した模式的な断面図である。図7では、センタピラーアウタパネル72の突出部74Aが衝突試験用デバイス130の接触面130Aに接触した状態が示されている。
図6及び図7に示されるように、比較例の車体側部構造S200では、レールアウタパネル208が衝突試験用デバイス130の接触面130Aに押されると、レールアウタパネル208とセンタピラーアウタパネル204との合わせ部214(図5参照)が、車両内方(矢印A方向)へ回転変形することが分かる。これに対し、第2実施形態の車体側部構造S70では、センタピラーアウタパネル72の突出部74Aが衝突試験用デバイス130の接触面130Aに当たることで、ルーフサイドレール22の車両内方への回転変形が抑制されることが分かる。
図8は、図3に示す第2実施形態の車体側部構造S70と、比較例の車体側部構造S200において、衝突試験用デバイス130の接触面130Aのストロークと接触面130Aにおける反力との関係を比較したグラフである。また、図9は、図3に示す第2実施形態の車体側部構造S70と、比較例の車体側部構造S200において、衝突試験用デバイス130の接触面130Aのストロークと、センタピラー16の上下方向荷重との関係を比較したグラフである。図8及び図9では、実線のグラフ140は、第2実施形態の車体側部構造S70を示しており、破線のグラフ142は、比較例の車体側部構造S200を示している。また、図8及び図9では、矢印144は、センタピラーアウタパネル72の突出部74Aが衝突試験用デバイス130の接触面130Aに当たったタイミングが示されている。
図8に示されるように、第2実施形態の車体側部構造S70では、比較例の車体側部構造S200と比べて、センタピラーアウタパネル72の突出部74Aが衝突試験用デバイス130の接触面130Aに当たることで、接触面130Aにおける反力が増加することが分かる。また、図9に示されるように、第2実施形態の車体側部構造S70では、比較例の車体側部構造S200に比較して、センタピラーアウタパネル72の突出部74Aが衝突試験用デバイス130の接触面130Aに当たることで、センタピラー16の上下方向荷重が増加していることが分かる。
なお、第1及び第2実施形態では、センタピラーアウタパネル32、72の突出部40D、74Aの形状、高さ、及び突出する方向は、それぞれ変更可能である。
また、第1及び第2実施形態では、センタピラーアウタパネル32、72の突出部40D、74Aは、レールアウタパネル36との合わせ部42の下端側に沿って形成されているが、本発明はこの構成に限定するものではない。センタピラーアウタパネルの突出部は、レールアウタパネルとの合わせ部の車両幅方向の中間部、又は、レールアウタパネルとの合わせ部の車両幅方向内側を含んだ部位に設けてもよい。
10 車両
12 側部
16 センタピラー
22 ルーフサイドレール
32 センタピラーアウタパネル
36 レールアウタパネル(ルーフサイドレールアウタパネル)
40D 突出部(荷重伝達部)
42 合わせ部
72 センタピラーアウタパネル
74A 突出部(荷重伝達部)
94 センタピラーアウタパネル
98 レールアウタパネル(ルーフサイドレールアウタパネル)
106 合わせ部
130 衝突試験用デバイス
130A 接触面
S28 車体側部構造
S70 車体側部構造
S90 車体側部構造
θ1 角度

Claims (3)

  1. 車両側部に車両上下方向に沿って延在され、車両幅方向外側に配置されるセンタピラーアウタパネルを備えたセンタピラーと、
    前記センタピラーの車両上方側に設けられ、車両前後方向に沿って延在されると共に、車両幅方向外側に配置されるルーフサイドレールアウタパネルを備えたルーフサイドレールと、
    前記センタピラーアウタパネルの車両上下方向上部の車両幅方向の内側面と、前記ルーフサイドレールアウタパネルの車両幅方向の外側面とが重ね合わされて接合される合わせ部と、
    前記センタピラーアウタパネルに形成され、前記合わせ部から車両外側に突出する形状とされた荷重伝達部と、
    を有する車体側部構造。
  2. 前記荷重伝達部は、前記合わせ部から突出する突出部とされ、前記合わせ部の下端側に沿って形成されている請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 車両側部に車両上下方向に沿って延在され、車両幅方向外側に配置されるセンタピラーアウタパネルを備えたセンタピラーと、
    前記センタピラーの車両上方側に設けられ、車両前後方向に沿って延在されると共に、車両幅方向外側に配置されるルーフサイドレールアウタパネルを備えたルーフサイドレールと、を備えた車体側部構造であって、
    米国の道路安全保険協会が実施するルーフ強度試験において、衝突試験用デバイスの接触面が、車両正面視にて前記ルーフサイドレールの車両幅方向外側から車両幅方向内側の斜め下方側に向かって、水平方向に対して角度25°で押された場合に、
    前記センタピラーアウタパネルの車両上下方向の上部の車両幅方向の内側面と、前記ルーフサイドレールアウタパネルの車両幅方向の外側面と、が重ね合わされて接合される合わせ部が、車両正面視にて前記接触面と平行となるように構成されている車体側部構造。
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