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JP2018079653A - 印刷装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

印刷装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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JP2018079653A JP2016224839A JP2016224839A JP2018079653A JP 2018079653 A JP2018079653 A JP 2018079653A JP 2016224839 A JP2016224839 A JP 2016224839A JP 2016224839 A JP2016224839 A JP 2016224839A JP 2018079653 A JP2018079653 A JP 2018079653A
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Tetsuya Suzuki
哲也 鈴木
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Abstract

【課題】印画用紙の裏面を印画する場合に印画不良を防止することを目的とする。【解決手段】プラテンドラムに印画用紙を巻き付けて搬送しながら、転写部により熱転写することで印刷する印刷装置であって、前記印画用紙の第1面を印画した後に第2面を印画する場合に、前記第1面に熱転写される保護層の表面仕上げに応じて、前記第2面に印画するときの印画長さを補正するように制御する制御手段を有することを特徴とする。【選択図】図15

Description

本発明は、印刷装置、その制御方法およびプログラムに関する。
印画用紙の搬送方向の用紙長さよりも大きい外周を有するプラテンドラムに印画用紙を巻き付けて搬送しながら印画を行う昇華型印刷装置が知られている。このような昇華型印刷装置では、印画用紙はプラテンドラムの表面と印画用紙の裏面との摩擦力によって搬送される。このとき、印画用紙の搬送量はプラテンドラムの表面と印画用紙の裏面との摩擦力によって変化する。したがって、摩擦力に適したプラテンドラムの回動量が必要になり、印画用紙を適正に搬送しないと滑りが生じて、色ズレや斜行等の印画不良を起こしてしまう。
特許文献1には、被転写媒体の種類、大きさおよび転写媒体の張り加減のうち少なくともいずれかを参照して被転写媒体のすべりを予測し、このすべり分でサーマルヘッドの発熱開始のタイミングを微調整する昇華型印刷装置が開示されている。
特開2003−39760号公報
近年、印刷物の多様化によって両面印刷のニーズが増えている。両面印刷は、表面側を印画する場合には印画用紙の受像層とプラテンドラムの表面とが接し、裏面側を印画する場合には表面側に形成されたオーバーコートとプラテンドラムの表面とが接する。受像層とオーバーコートでは、プラテンドラムの表面との間の摩擦力が異なるために、表面を印画する場合と裏面を印画する場合とで印画用紙を適切に搬送できない場合がある。
オーバーコートには、オーバーコートの見栄えを変化させる表面仕上げが処理されることがあり、表面仕上げの状態によっても摩擦力が変化してしまう。したがって、特許文献1に開示された昇華型印刷装置では記録部の発熱開始タイミングを調整するだけでは色ズレや斜行等の印画不良を防止することができないという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、印画用紙の裏面を印画する場合に印画不良を防止することを目的とする。
本発明は、プラテンドラムに印画用紙を巻き付けて搬送しながら、転写部により熱転写することで印刷する印刷装置であって、前記印画用紙の第1面を印画した後に第2面を印画する場合に、前記第1面に熱転写される保護層の表面仕上げに応じて、前記第2面に印画するときの印画長さを補正するように制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、印画用紙の裏面を印画する場合に印画不良を防止することができる。
インクリボンと両面印画用紙を示す図である。 プリンタの概略構成を示す斜視図である。 プリンタのシステム構成を示す図である。 プリンタの待機状態を示す図である。 両面印画用紙がプラテンドラムに当接した状態を示す図である。 両面印画用紙がプラテンドラムに巻き付いた状態を示す図である。 サーマルヘッドの中間状態を示す図である。 サーマルヘッドの押圧状態を示す図である。 両面印画用紙がスイッチバック搬送路まで搬送された状態を示す図である。 両面印画用紙がプラテンドラムに再び当接した状態を示す図である。 両面印画用紙の排紙状態を示す図である。 オーバーコートの表面仕上げを示す図である。 表面仕上げと滑り量との関係を示す図である。 表面仕上げに応じた補正情報を示す図である。 第1の実施形態のプリンタの処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態のプリンタの処理を示すフローチャートである。 指示された印画順序と実際の印画順序とを示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、「印刷」とは、ユーザからの印刷指示に基づいて印画を行い、被転写媒体としての印画用紙を排紙するまでの一連の全体動作を指すものとする。また、「印画」とは、印刷動作のうち、印画用紙に対してインクリボンに塗布されたインクを熱転写することにより画像を記録する動作、あるいは、保護層を熱転写する動作をいうものとする。
(第1の実施形態)
図1は、昇華型印刷装置に用いるインクリボンと印画用紙の一例を示す図である。
図1(a)のRは転写媒体としてのインクリボンである。101は基材層である。基材層101の表面にインク層や保護層としてのオーバーコート層が形成されている。102はイエローインク層、103はマゼンタインク層、104はシアンインク層、105はオーバーコート層である。106はイエローインク層102の印画開始位置を特定するイエローインクマーカである。107、108、109はそれぞれマゼンタインク層103、シアンインク層104、オーバーコート層105の印画開始位置を特定するインクマーカである。
図1(b)のPは被転写媒体としての両面印画用紙である。110は表面側受像層であり、111は基紙であり、112は裏面側受像層である。表面側受像層110および裏面側受像層112はそれぞれ基紙111の表裏に形成されている。なお、表面側受像層110と裏面側受像層112は同一の構成であり、最初に印画される第1面が表面側となり、次に印画される第2面が裏面側となる。ただし、印画用紙によっては表面側受像層110と裏面側受像層112とで異なる素材の場合がある。
図2は、昇華型印刷装置としてのプリンタの概略構成の一例を示す斜視図である。
201はプリンタであり、202はインクリボンRが内蔵されるインクリボンカセットであり、203は両面印画用紙Pが収納される用紙トレイである。プリンタ201の正面はフロントカバー204によって覆われる。フロントカバー204を手前に開くことで、インクリボンカセット202と用紙トレイ203を装着可能にするための挿入口が開口される。インクリボンカセット202および用紙トレイ203は、挿入口を通して矢印A方向に着脱可能である。
プリンタ201は天面が天面カバー205によって覆われる。天面カバー205には印刷が終了した両面印画用紙Pが排出される排紙トレイ部206が形成される。また、プリンタ201の右側面は右側カバー207によって覆われる。右側カバー207は両面印画用紙が詰まった際にメンテナンスを可能にするために、プリンタ201の下部を回動支点として、開閉が可能である。208は入出力端末部である。入出力端末部208はユーザが印刷パラメータの設定、印刷する画像の選択、印刷指示、あるいは、印刷状態のモニタリング等を行う。入出力端末部208とプリンタ201との情報の送受信は無線であってもよく有線であってもよい。
図3は、プリンタのシステム構成の一例を示す図である。
301はプリンタ201のシステム制御や演算処理を行うCPUである。CPU301は駆動を制御する駆動制御部301aと、駆動制御のタイミングを計測する計測部301bとが含まれる。302はデジタルカメラや携帯端末等から送信される画像データまたは記憶媒体から読み出した画像データの画像処理を行う画像処理部である。画像処理部302は画像データに対して解凍処理、両面印画用紙Pに応じたリサイズ処理、画像補正処理等の各種画像処理を行い、画像処理が行われた画像データに基づいて色毎に印画データを生成する。303はプリンタ201のシステム制御用プログラムを格納するFlash ROMである。CPU301はFlash ROM303からプログラムを読み込んで、読み込んだプログラムに基づいて各部の制御を行う。304は画像データを一時的に保存し、データ処理の作業用に用いるSDRAMである。CPU301、画像処理部302、Flash ROM303、SDRAM304により構成される部分が、プリンタ201の各制御を主に処理する主制御部305である。主制御部305は、制御手段および設定手段の一例に対応する。また、Flash ROM303は、記憶手段の一例に対応する。
306は記録部であり、サーマルヘッド制御部307、転写部としてのサーマルヘッド308により構成される。サーマルヘッド制御部307は画像処理部302で生成された印画データを電気信号に変換し、サーマルヘッド308に出力する。サーマルヘッド308は電気信号を熱エネルギーに変換し、インクリボンRのインクを両面印画用紙Pに転写する。
また、プリンタ201はサーマルヘッド308の温度を検出するヘッド温度センサ309、プリンタ201の内部の温度を検出する環境温度センサ310、サーマルヘッド308の押圧位置や退避位置等を検出するヘッド位置センサ311を有する。環境温度センサ310は温度検出手段の一例に対応する。また、プリンタ201は両面印画用紙Pを検出する用紙検出センサ部312、インクリボンマーカ検出センサ313を有する。用紙検出センサ部312は、両面印画用紙Pの給紙を検出するための第1の用紙センサ312a、プラテンドラムへの当接を検出するための第2の用紙センサ312b、再給紙・排紙の状態を検出するための第3の用紙センサ312cを含んで構成される。第2の用紙センサ312bは長さ検出手段の一例に対応する。インクリボンマーカ検出センサ313は、インクリボンRの位置を制御するための各インクマーカを検出する。
314はモータドライバ部であり、主制御部305からの指示に従い、各モータの制御を行う。315はヘッド位置駆動モータであり、サーマルヘッド308を、印画するための押圧位置、インクリボンカセット202の交換と両面印画用紙Pを搬送するための待機位置、押圧位置と待機位置の中間にある中間位置に移動させる。316は両面印画用紙Pを搬送駆動するための用紙搬送モータである。317はインクリボンRの巻き取りボビンを回動して巻き取り、インクリボンRを搬送するためのインクリボン搬送モータである。318は、プリンタ201の各動作シーケンス中に、複数の部品の位相切り替え機構を駆動するポジションチェンジモータである。
319は通信部であり、プリンタ201に接続されたデジタルカメラやパーソナルコンピュータ、携帯端末等の入出力端末部208との通信を制御する。プリンタ201は、通信部319を介して入出力端末部208から送信された操作指示や画像データ等の情報を受信し、主制御部305に送信する。320はプリンタ201に装着された記録媒体321からの画像データの読み出し、データの書き込みを行うメモリコントローラである。321は画像データが記憶されている記録媒体であり、プリンタ201に着脱可能である。
図4は、プリンタの待機状態の一例を示す図である。
待機状態ではサーマルヘッド308がインクリボンRから離間していて、印画された両面印画用紙Pが排出方向へ搬送できる状態になっている。インクリボンカセット202や用紙トレイ203の着脱は、待機状態で行われる。
インクリボンRはインクリボンカセット202内に巻き取られている。両面印画用紙Pは用紙トレイ203内に積載されている。401は両面印画用紙Pを巻き付けて搬送するプラテンドラムである。プラテンドラム401は両面印画用紙Pの搬送方向の用紙長さよりも大きい外周を有する。また、プラテンドラム401は主制御部305から指示を受けたモータドライバ部314が用紙搬送モータ316を駆動させることで図中反時計回りに回動する。402は給紙ローラであり、両面印画用紙Pに当接することで給紙を行う。403は送り出しローラであり、404は送り出しピンチローラである。送り出しローラ403および送り出しピンチローラ404はニップした両面印画用紙Pをプラテンドラム401側へ搬送する。405〜408は第1〜第4の揺動ガイドであり、それぞれ付勢部材によりプラテンドラム401側へ付勢される。409〜416は第1〜第8のローラである。第1〜第8のローラ409〜416は第1〜第4の揺動ガイド405〜408にそれぞれ2個ずつ配置されている。第1〜第4の揺動ガイド405〜408がプラテンドラム401へ付勢されることで、プラテンドラム401に巻き付けられた両面印画用紙Pは、プラテンドラム401側へ押圧される。ただし、図4の待機状態では第4の揺動ガイド408は第7のローラ415の回動によってプラテンドラム401から退避した状態になっている。
417は可動ガイド部材であり、図4の待機位置からサーマルヘッド308の直下まで移動可能である。418はスイッチバックローラであり、419はスイッチバックピンチローラである。スイッチバックローラ418およびスイッチバックピンチローラ419は回転方向を変えることで両面印画用紙Pの搬送方向の先端を入れ替える(スイッチバック)ことができる。420は排紙搬送ガイドであり、両面印画用紙Pの搬送方向を排紙方向もしくはスイッチバック待機方向へ振り分ける。421は排紙ローラであり、422は排紙ピンチローラである。排紙ローラ421および排紙ピンチローラ422は印画された両面印画用紙Pを排紙トレイ部206へ排出する。
423は給紙搬送路であり、給紙ローラ402から送り出しローラ403間の搬送路である。424は当接搬送路であり、送り出しローラ403からプラテンドラム401までの搬送路である。425は退避搬送路であり、プラテンドラム401とスイッチバックローラ418間の搬送路である。426は排紙搬送路であり、スイッチバックローラ418と排紙ローラ421間の搬送路である。
図5は、用紙トレイから給紙された両面印画用紙Pの搬送方向の先端がプラテンドラムへ当接した状態の一例を示す図である。
501は戴置板であり、用紙トレイ203の中に配置されている。戴置板501上には両面印画用紙Pが戴置される。502は用紙加圧板であり、用紙トレイ203内の戴置板501を押し上げることで印画用紙Pを給紙ローラ402側へ持ち上げる。503は第1の用紙ガイドであり、504は右側カバー207の内面に設けられた搬送リブである。505は第2の用紙ガイドであり、506は第1の揺動ガイド405の支軸である。第1の揺動ガイド405は支軸506により揺動可能に支持される。507は第1の揺動ガイド405を付勢する付勢部材である。付勢部材507は第1の揺動ガイド405をプラテンドラム401の方向へ付勢する。
給紙搬送路423は第1の用紙ガイド503と対向する搬送リブ504とにより形成される。給紙搬送路423内には第1の用紙センサ312aが設置され、給紙動作のモニタを行っている。当接搬送路424は第2の用紙ガイド505と第1の揺動ガイド405とにより形成される。当接搬送路424内には第2の用紙センサ312bが設置され、両面印画用紙Pがプラテンドラム401に当接しているかのモニタを行っている。両面印画用紙Pの搬送方向の先端は給紙搬送路423から当接搬送路424を経て、プラテンドラム401に当接する。
図6は、プラテンドラムに両面印画用紙Pを巻き付けた状態の一例を示す図である。
601は第2の揺動ガイド406の支軸である。602は第2の揺動ガイド406の付勢部材である。第3のローラ411および第4のローラ412は第2の揺動ガイド406に回転可能に支持される。
603は第3の揺動ガイド407の支軸である。604は第3の揺動ガイド407の付勢部材である。第5のローラ413および第6のローラ414が第3の揺動ガイド407に回転可能に支持される。
605は第4の揺動ガイド408の支軸である。606は第4の揺動ガイド408の付勢部材である。第7のローラ415および第8のローラ416が第4の揺動ガイド408に回転可能に支持される。第7のローラ415は、第4の揺動ガイド408が回動するときの支軸も兼ねている。ここでは、第4の揺動ガイド408が第7のローラ415の回動によってプラテンドラム401に近接した状態となっている。
また、第1の用紙センサ312aが両面印画用紙Pを検出したタイミングで、可動ガイド部材417がサーマルヘッド308の直下へ移動する。607は回動搬送路であり、プラテンドラム401と第1〜第8のローラ409〜416で形成される。回動搬送路607での両面印画用紙Pの搬送は、プラテンドラム401の回動と第1〜第8のローラ409〜416の押圧とで行われる。
また、第2の用紙センサ312bが両面印画用紙Pの搬送方向の先端を検出したタイミングで、給紙ローラ402が用紙トレイ203から離間する。当接搬送路424から回動搬送路607へ移行した両面印画用紙Pの搬送方向の先端は、プラテンドラム401の回動によって再び第2の用紙センサ312bを通過する。ここで、両面印画用紙Pは、裏面側受像層112の摩擦力に基づいたプラテンドラムの回動量により搬送方向の先端が第2の用紙センサ312bの位置からサーマルヘッド308の直下まで搬送される。このとき、両面印画用紙Pの搬送方向の先端が可動ガイド部材417によってプラテンドラム401側に付勢されるために両面印画用紙Pが回動搬送路607から外れることを防止している。
図7は、サーマルヘッドの中間状態の一例を示す図である。
インクリボンRの各マーカ106〜109を検出するために、サーマルヘッド308が待機状態からプラテンドラム401側に移動することで、インクリボンマーカ検出センサ313の反射板を兼ねる状態になる。なお、サーマルヘッド308は中間状態に位置しているが、反射板がなくてもインクリボンRのマーカを検出できるのであれば、サーマルヘッド308は移動しなくてもよい。
701は一時待機ガイドである。702はスイッチバック搬送路である。スイッチバック搬送路702は、排紙搬送ガイド420が排紙搬送路426を閉塞した状態で、排紙トレイ部206の底面と一時待機ガイド701とにより形成される。スイッチバック搬送路702が形成されるのは、両面印刷においてスイッチバックを行っていない裏面側の印画時だけである。すなわち、片面印刷や、両面印刷でも裏面側の印画が終了した場合は排紙搬送ガイド420がスイッチバック搬送路702を閉塞する。
図8は、サーマルヘッドの押圧状態の一例を示す図である。
インクリボンマーカ検出センサ313がイエローインクマーカ106を検出することで、可動ガイド部材417はサーマルヘッド308の直下から初期位置へ退避する。可動ガイド部材417による両面印画用紙Pの付勢が解除された直後に、サーマルヘッド308が中間位置から更にプラテンドラム401側へ移動し、インクリボンRを介して両面印画用紙Pを押圧する。この状態でサーマルヘッド308がインクの熱転写を行う。両面印画用紙Pは、プラテンドラム401の回動に従いながら、インクが表面側受像層110に熱転写されつつ搬送される。同様の動作で、オーバーコート層105まで熱転写が終了することで、サーマルヘッド308は待機状態に移動し、可動ガイド部材417が再びサーマルヘッド308の直下まで移動して両面印画用紙Pを付勢した状態に戻る。
図9は、表面側を印画した後に裏面側を印画するために両面印画用紙Pをスイッチバック搬送路まで搬送した状態の一例を示す図である。
901は第3の用紙ガイドであり、902は第4の用紙ガイドである。903は再給紙搬送路であり、スイッチバックローラ418から送り出しローラ403までの搬送路である。両面印画用紙Pはオーバーコート層105まで熱転写された後に、両面印画用紙Pの搬送方向の先端が再び第2の用紙センサ312bにより検出される。このとき、第4の揺動ガイド408がプラテンドラム401から退避する位置へ移動し、退避搬送路425が形成される。退避搬送路425は退避した第4の揺動ガイド408、第1の用紙ガイド503、搬送リブ504、第3の用紙ガイド901により形成される。両面印画用紙Pは、回動搬送路607から退避搬送路425に搬送され、スイッチバックローラ418とスイッチバックピンチローラ419でニップされ、更に搬送される。両面印画用紙Pの搬送方向の先端が、第3の用紙センサ312cで検出された後、スイッチバック搬送路702を既定ステップ分さらに搬送される。
図10は、スイッチバックした両面印画用紙Pが再給紙され、プラテンドラムに当接した状態の一例を示す図である。
図9の状態からスイッチバックローラ418を逆回転することで両面印画用紙Pの搬送方向の先端が入れ替わる。スイッチバックローラ418とスイッチバックピンチローラ419で搬送される両面印画用紙Pは、再給紙搬送路903を経て、当接搬送路424へ搬送される。両面印画用紙Pが再給紙され、プラテンドラム401に当接すると排紙搬送ガイド420はスイッチバック搬送路702を閉塞して排紙搬送路426を確保する。
図11は、裏面側を印画した後の両面印画用紙Pの排紙状態の一例を示す図である。
両面印画用紙Pは、プラテンドラム401の回動に従いながら、インクが裏面側受像層112に熱転写されつつ搬送され、オーバーコート層105まで熱転写が終了する。両面印画用紙Pは当接搬送路424から回動搬送路607および退避搬送路425を経て排紙搬送路426から排紙ローラ421と排紙ピンチローラ422によって排紙トレイ部206の上面へ排紙される。
ここで、表面側を印画した後に裏面側を印画する場合には、プラテンドラム401に接する面は両面印画用紙Pのうち表面側受像層110ではなくオーバーコートとなる。このとき、オーバーコートとプラテンドラム401との間の摩擦力は、表面側受像層110とプラテンドラム401との間の摩擦力とは異なる。
また、オーバーオートを単に熱転写する場合には表面の全部が光沢面となるが、オーバーコートに表面仕上げを行った場合には低光沢部と高光沢部とが混在する風合いの異なる表面が形成される。このようなオーバーコートに表面仕上げを行った場合には、プラテンドラム401に接する面は両面印画用紙Pのうち表面仕上げを行ったオーバーオートとなる。このとき、オーバーコートとプラテンドラム401との間の摩擦力は、表面仕上げの種類によって異なる。
したがって、表面側を印画した後に裏面側を印画する場合には両面印画用紙Pをプラテンドラム401により既定の回動量で搬送してもオーバーコートあるいは表面仕上げによって両面印画用紙Pの搬送量が不足したり過多したりしてしまう。そのために、裏面側の印画では色ズレや斜行等の印画不良が発生する虞がある。
以下では、表面側の印画においてオーバーコートおよび表面仕上げが行われていた場合でも裏面側を印画するときの印画不良を防止できるプリンタ201の構成および処理について説明する。
まず、本実施形態におけるオーバーコートの表面仕上げについて説明する。
図12は、オーバーコートの表面仕上げの一例を示す図である。
図12(a)は、表面仕上げを行わず、単一のエネルギーで一様に熱転写した光沢面の模式図である。1201は熱転写する単一のエネルギーを示している。
図12(b)〜図12(d)は、2値のエネルギーでパターンになるように熱転写したときの模式図である。1202は高いエネルギーで熱転写した低光沢部を示し、1203は低いエネルギーで熱転写した高光沢部を示している。
図12(b)は表面仕上げパターン1の模式図である。図12(c)は表面仕上げパターン2の模式図である。図12(d)は表面仕上げパターン3の模式図である。表面仕上げパターン1〜3は、それぞれ低光沢部の比率が異なる。低光沢部の比率が大きくなるとプラテンドラム401の表面と接する面積が小さくなり、摩擦力が低下する。
プラテンドラム401との摩擦力は受像層、光沢面、表面仕上げパターン3、表面仕上げパターン1、表面仕上げパターン2の順で小さくなる。すなわち、表面仕上げパターン2が最もプラテンドラム401との間で滑りやすい。
具体的に、プラテンドラム401を回動させて両面印画用紙Pを搬送させたときの表面仕上げと滑り量との関係について図13を参照して説明する。
図13は、表面仕上げと滑り量との関係の一例を示す図である。
プラテンドラム401と裏面側受像層とが接している場合には滑り量がほぼ0である。一方、プラテンドラム401と、図12(a)に示す光沢面あるいは図12(b)〜図12(d)に示す表面仕上げパターン1〜3とが接している場合には滑り量が異なる。例えば、表面仕上げパターン2の場合には、裏面側受像層と比べて「L2」分の滑りが生じており、見掛け上の用紙長さが長くなる。ここで、滑り量は受像層、光沢面、表面仕上げパターン3、表面仕上げパターン1、表面仕上げパターン2の順で大きくなる。すなわち、表面仕上げパターン2が最も滑り量が大きい。このように、裏面側を印画する場合には、表面側のオーバーコートの表面仕上げに応じてプラテンドラム401の表面と両面印画用紙Pとの間の摩擦力が変化する。したがって、裏面側を印画する場合には、表面仕上げに応じて摩擦力が変化することを考慮した上で印画する必要がある。
また、表面側を印画した後に裏面側を印画する場合に、プリンタ201の内部の環境温度によっても両面印画用紙Pとプラテンドラム401との間の摩擦力が変化する。具体的には、プラテンドラム401の表面は両面印画用紙Pとの間で滑りが生じ難いような材質、例えばゴムが用いられている。そのため、プラテンドラム401の表面は、環境温度が上昇すると摩擦力が大きくなり、環境温度が低下すると摩擦力が小さくなる。したがって、裏面側を印画する場合には、環境温度に応じてプラテンドラム401の表面の摩擦力が変化することを考慮した上で印画する必要がある。
このような観点から、本実施形態の主制御部305は、両面印画用紙Pの表面側を印画した後に裏面側を印画する場合に表面側のオーバーコートの表面仕上げに応じて、更には環境温度に応じて、裏面側を印画するときの印画長さを補正するように制御する。ここで、印画長さとは、印画データの搬送方向における長さである。
すなわち、表面側のオーバーコートの表面仕上げおよび環境温度に応じて摩擦力が変化するということは、両面印画用紙Pを搬送するときの滑り量も変化する。したがって、主制御部305は、裏面側を印画するときの本来の印画長さに対して、変化した滑り量分の長さを増減させるように印画長さを補正することで、印画長さが不足したり過多したりしてしまうことを防止することができる。
図14は、オーバーコートの表面仕上げと環境温度とに関連付けられた補正情報を記憶した補正テーブルの一例を示す図である。補正テーブルは、予めFlash ROM303に記憶されている。
補正テーブルは、環境温度が低温、常温および高温に区分けされ、プラテンドラム401に接する面が、裏面側受像層、光沢面および表面仕上げパターン1〜3に応じた補正係数が記憶されている。環境温度が低いほど摩擦力が小さく滑り量が大きくなるために、環境温度が低いほど補正が大きくなる補正係数が記憶されている。また、上述したように、光沢面、表面仕上げパターン3、表面仕上げパターン1、表面仕上げパターン2の順で摩擦力が小さくなり滑り量が大きくなるために、この順序で補正が大きくなる補正係数が記憶されている。補正係数は、予め実際に計測した計測値に基づいて算出されている。
ここでは、環境温度が3つの温度範囲に区分けされているが、補正の精度を向上させるために4つ以上の温度範囲に区分けされていてもよい。
次に、具体的に主制御部305が補正テーブルを用いて印画長さを補正する処理について説明する。
図15は、プリンタが両面印画用紙Pを印刷するときの処理を示すフローチャートである。図15のフローチャートは、主制御部305のCPU301がFlash ROM303に記憶されているプログラムを実行することにより実現する。ここでは、インクリボンRが装填されたインクリボンカセット202と、印画用紙Pを収納した用紙トレイ203とが予めプリンタ201に装着されているものとする。
S1501では、主制御部305はユーザの操作に応じて印刷設定を行う。具体的には、主制御部305はユーザによる入出力端末部208を介した印刷する画像および表面仕上げの指示に応じて印刷内容を設定する。表面仕上げを指示する場合、表面側および裏面側それぞれにおいて、光沢面および表面仕上げパターン1〜3の何れかを指示する。
S1502では、主制御部305はユーザの印刷指示に応じて印刷を開始する。
S1503では、主制御部305は両面印画用紙Pを給紙する。具体的には、主制御部305は両面印画用紙Pを用紙トレイ203から給紙搬送路423を経由させて搬送方向の先端が送り出しローラ403と送り出しピンチローラ404とによりニップされるまで搬送する。
S1504では、主制御部305は当接搬送路424を経由させて、印画面を表面側にした両面印画用紙Pをプラテンドラム401に当接させる。
S1505では、主制御部305はプラテンドラム401を回動させて、両面印画用紙Pをプラテンドラム401に巻き付ける。このとき、主制御部305は可動ガイド部材417をサーマルヘッド308の直下まで移動させると共に、第4の揺動ガイド408をプラテンドラム401に近接させ、第1〜第8のローラ409〜416により両面印画用紙Pをプラテンドラム401側へ押圧する。
S1506では、主制御部305は両面印画用紙Pの頭出しを行う。具体的には、主制御部305は第2の用紙センサ312bがプラテンドラム401の回動と共に搬送されている両面印画用紙Pの搬送方向の先端を再び検出した後、サーマルヘッド308の直下で停止するようプラテンドラム401の回動を制御する。
S1507では、主制御部305はインクリボンの頭出しを行う。具体的には、主制御部305はインクリボンマーカ検出センサ313によりイエローインクマーカ106が検出できるようにサーマルヘッド308を中間位置へ移動させた上で、イエローインクマーカ106が検出されるまでインクリボンRを巻き取る。
S1508では、主制御部305は印画を行う。具体的には、主制御部305は可動ガイド部材417をサーマルヘッド308の直下から待機状態である第1の揺動ガイド405側へ戻す。同時に、主制御部305はサーマルヘッド308を中間位置(図7)から押圧位置(図8)へ移動させて、インクリボンRと両面印画用紙Pとをプラテンドラム401側へ押圧する。続いて、主制御部305はプラテンドラム401を回動させながら、イエローインク層102、マゼンタインク層103、シアンインク層104、オーバーコート層105の熱転写を行う。主制御部305がオーバーコート層105を熱転写する場合には印刷設定に応じた表面仕上げを施す。
S1509では、主制御部305はオーバーコートを熱転写したか否かを判定する。オーバーコートを熱転写した場合にはS1510に進み、オーバーコートを熱転写していない場合にはS1506に戻る。
S1510では、主制御部305は用紙退避を行う。具体的には、主制御部305は両面印画用紙Pを回動搬送路607から退避搬送路425へ搬送する。
S1511では、主制御部305は裏面側の印画が終了したか否かを判定する。裏面側の印画が終了していない場合にはS1512に進み、裏面側の印画が終了した場合にはS1522に進む。
S1512では、主制御部305は用紙スイッチバックにより両面印画用紙Pの印画面を表面側から裏面側へ変更する。
S1513では、主制御部305は用紙再給紙を行う。具体的には、主制御部305は印画面を裏面側に逆転させた両面印画用紙Pを送り出しローラ403と送り出しピンチローラ404でニップさせる。
S1514では、主制御部305は当接搬送路424を経由させて両面印画用紙Pをプラテンドラム401に当接させる。このとき、主制御部305は排紙搬送ガイド420でスイッチバック搬送路702を閉塞し、排紙搬送路426を開放する。
S1515では、主制御部305は両面印画用紙Pをプラテンドラム401に巻き付けた状態で1回転させることで、第2の用紙センサ312bが両面印画用紙Pの搬送方向の先端と後端とを検出する。
S1516では、主制御部305は両面印画用紙Pの用紙長さを算出する。具体的には、主制御部305の計測部301bが第2の用紙センサ312bにより検出された両面印画用紙Pの搬送方向の先端と後端との検出間隔に基づいて両面印画用紙Pの用紙長さを計測する。ここで、算出された用紙長さは、光沢面あるいは表面仕上げのパターン1〜3に応じた滑り量を含んだ用紙長さである。
S1517では、主制御部305は印画データの印画長さを補正する。通常であれば主制御部305は用紙長さと同じ長さである印画長さの印画データに基づいて印画するが、本実施形態では主制御部305は変化する環境温度および表面仕上げのパターンに応じて印画データの印画長さを補正する。
具体的には、主制御部305は環境温度センサ310により検出された環境温度の情報を取得すると共に、印刷設定されている表面側のオーバーコートの表面仕上げの情報を取得する。次に、主制御部305は環境温度の情報と表面仕上げの情報とに基づいて補正テーブルから補正係数を抽出する。主制御部305は算出した用紙長さに、抽出した補正係数を乗算することで補正した印画長さを算出する。このようにして環境温度および表面仕上げに応じて印画データの印画長さが補正される。
主制御部305の画像処理部302は印画データを、補正した印画長さになるようにリサイズする。すなわち、印画データは、環境温度と表面仕上げと算出された用紙長さとに応じて補正された印画長さになるようにリサイズされる。
S1518では、主制御部305は両面印画用紙Pの頭出しを行う。この処理はS1506と同様の処理である。
S1519では、主制御部305はインクリボンの頭出しを行う。この処理はS1507と同様の処理である。
S1520では、主制御部305は印画を行う。この処理はS1508と同様の処理である。このとき、主制御部305はリサイズした印画データに基づいて印画することで、環境温度および表面仕上げに応じて変化する滑り量を考慮した印画を行うことができ、印画長さが不足したり過多したりしてしまうことを防止することができる。
S1521では、主制御部305はオーバーコートを熱転写したか否かを判定する。オーバーコートを熱転写していない場合にはS1517に戻る。S1517では再び主制御部305は印画データの印画長さを補正する。このように、印画する毎に印画長さを補正するのは、印画する毎に環境温度が変化する場合を想定しているためである。すなわち、前回のS1517よりも環境温度が上昇している場合には滑り量が前回と異なってしまう。したがって、主制御部305は前回補正した印画長さを用いず、新たに検出した環境温度の情報に基づいて印画長さを補正して、印画データを補正された印画長さになるようにリサイズする。したがって、印画する毎に環境温度が変化する場合であっても、環境温度および表面仕上げに応じて変化する滑り量を考慮した印画を行うことができる。S1517の処理は、イエローインク層102、マゼンタインク層103、シアンインク層104、オーバーコート層105を熱転写する毎に行われる。
一方、S1521においてオーバーコートを熱転写した場合にはS1522に進む。
S1522では、主制御部305は用紙排紙を行う。具体的には、主制御部305は裏面側の印画が終了した両面印画用紙Pを退避搬送路425から排紙搬送路426を経由して、排紙トレイ部206へ排紙する。
このように、本実施形態の主制御部305は、両面印画用紙Pの表面側を印画した後に裏面側を印画する場合に、表面側に熱転写されるオーバーコートの表面仕上げに応じて、裏面側に印画するときの印画長さを補正する。したがって、印画長さは表面仕上げに応じて変化する滑り量を考慮して補正されることから印画長さの不足や過多が防止され、印画不良を防止することができる。特に、主制御部305は、環境温度および表面側に熱転写されるオーバーコートの表面仕上げに応じて、裏面側に印画するときの印画長さを補正する。したがって、印画長さは環境温度および表面仕上げに応じて変化する滑り量を考慮して補正されることから印画長さの不足や過多が防止され、印画不良を更に防止することができる。
また、本実施形態の主制御部305は、ユーザの指示により設定される表面仕上げに応じて、裏面側に印画するときの印画長さを補正することから、予め表面仕上げに応じた補正情報を記憶しておくことができ、容易に印画長さを補正することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るプリンタの処理について説明する。
本実施形態では、両面印画用紙Pの裏面側を印画するときに摩擦力が大きくなる表面仕上げの画像が表面側になるように先行して印画する。なお、プリンタ201の概略構成およびシステム構成は、第1の実施形態と同様であり、その説明を省略する。本実施形態のプリンタ201は複数枚の両面印画用紙Pを連続して印刷することができる。したがって、例えば、ユーザは1枚目の表面側(第1面)および裏面側(第2面)、2枚目の表面側および裏面側、3枚目の表面側および裏面側にそれぞれ印画する画像を指示する。
図16は、プリンタが両面印画用紙Pを印刷するときの処理を示すフローチャートである。図16のフローチャートは、CPU301がFlash ROM303に記憶されているプログラムを実行することにより実現する。
S1601では、主制御部305はユーザの操作に応じて複数枚の印刷設定を行う。具体的には、主制御部305はユーザによる入出力端末部208を介した印刷する画像、表面仕上げおよび印刷する順序の指示に応じて印刷内容を設定する。表面仕上げを指示する場合、表面側および裏面側それぞれにおいて、光沢面および表面仕上げパターン1〜3の何れかを指示する。なお、印刷する順序が指示されなかった場合には、主制御部305は画像の作成日や画像の名称等に基づいて印刷する順序を設定する。
S1602では、主制御部305はユーザの印刷指示に応じて印刷を開始する。
S1603では、主制御部305は表裏面の印画順序を決定する。具体的には、主制御部305は表面側として指示された画像の表面仕上げと、裏面側として指示された画像の表面仕上げとを比較し、プラテンドラム401との間の摩擦力が大きい表面仕上げが指示された画像を先行して印画するように印画順序を決定する。なお、光沢面および表面仕上げパターン1〜3のうち摩擦力が大きい順序の情報は、予めFlash ROM303に記憶されている。
S1604では、主制御部305は決定した印画順序に基づいて印画を行う。このとき、印画する処理は、第1の実施形態の図15のフローチャートのS1503〜S1521までの処理を適用することができる。決定した印画順序に従って裏面側を印画する場合、プラテンドラム401に接する面は摩擦力が大きい表面仕上げが施されたオーバーコートである。したがって、裏面側を印画するときに小さい滑り量で印画することができ、印画データの印画長さの補正を小さくすることができる。
S1605では、主制御部305は排紙調整を行う。具体的には、主制御部305は指示された印画順序と決定された印画順序とが異なっている場合には、指示された印画順序になるように、両面印画用紙Pを排紙するときにスイッチバック、再給紙、用紙回動、退避搬送して、両面印画用紙Pを反転させて排紙する。2枚目から最後の両面印画用紙Pまでについても、同様に主制御部305はS1603からS1605までの処理を繰り返して、処理を終了する。
ここで、図16のフローチャートを実行したときに、指示された印画順序と実際の印画順序との相違について図17を参照して説明する。
図17は、指示された印画順序から実際の印画順序に変更したときの一例を示す図である。図17(a)は、指示された印画順序を示す一例である。例えば、1枚目では、第1面を表面仕上げパターン1が指示された画像とし、第2面を光沢面が指示された画像とした印画順序となっている。
図17(b)は、実際の印画順序を示す一例である。例えば、1枚目では、光沢面と表面仕上げパターン1とを比較すると、プラテンドラム401に接するときの摩擦力が大きいのは光沢面であるために、主制御部305は光沢面が指示された画像を先行して印画するように印画順序を変更する。したがって、指示された印画順序と異なり、第1面は光沢面が指示された画像、第2面は表面仕上げパターン1が指示された画像として印画順序が決定される。
図17(c)は、排紙順序を示す一例である。ここで、実際の印画順序を変更した場合には、排紙調整することなく両面印画用紙Pを排紙すると指示された印画順序と異なるよう排紙されるために、主制御部305は両面印画用紙Pを反転させて排紙する。例えば、1枚目では、実際の印画順序が変更されているので、スイッチバックをして両面印画用紙Pを反転させて排紙させている。
同様に、2枚目以降についても、裏面側を印画するときに摩擦力が大きくなる表面仕上げが指示された画像が先行して印画されるように印画順序が決定され、指示された印画順序を変更した場合には両面印画用紙Pが反転して排紙される。
このように、本実施形態の主制御部305は、表面側および裏面側にそれぞれ印画が指示された画像のうち、裏面側を印画するときに表面側とプラテンドラム401との間で摩擦力が大きくなる表面仕上げを施すことが指示された画像を表面側に印画する。したがって、摩擦力が小さくなる表面仕上げが指示された画像を先行して印画するときよりも小さい滑り量で搬送することができることから、印画長さの補正を小さくすることができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能であり、上述した実施形態を適時組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、表面仕上げのパターンが3種類である場合について説明したが、この場合に限られず、2種類あるいは4種類以上であってよい。また、表面仕上げのパターンの一つとして光沢面を含めてもよい。また、表面仕上げのパターンの一つとして無色文字を適用してもよい。ここで、無色文字とは、日付や画像の識別番号等の文字を低光沢部で示すものである。表面仕上げを無色文字とする場合には、上述した表面仕上げパターン1〜3と同様に、表面仕上げおよび環境温度に関連付けた補正情報を補正テーブルに記憶する。
上述した実施形態では、補正情報が補正係数である場合について説明したが、この場合に限られず、補正情報が補正量であってもよい。この場合には、S1517において、主制御部305は算出した用紙長さに、抽出した補正量を加減算することで印画長さが補正される。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
105:保護層 201:プリンタ 305:主制御部(制御手段、設定手段) 301:CPU 308:サーマルヘッド(転写部) 310:環境温度センサ(温度検出手段) 312b:第2の用紙センサ(長さ検出手段) 401:プラテンドラム

Claims (11)

  1. プラテンドラムに印画用紙を巻き付けて搬送しながら、転写部により熱転写することで印刷する印刷装置であって、
    前記印画用紙の第1面を印画した後に第2面を印画する場合に、前記第1面に熱転写される保護層の表面仕上げに応じて、前記第2面に印画するときの印画長さを補正するように制御する制御手段を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1面に熱転写される保護層に施される複数の異なる表面仕上げのうち、ユーザにより指示された表面仕上げを設定する設定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記印画用紙の前記第1面を印画した後に前記第2面を印画する場合に、前記設定手段により設定された保護層の表面仕上げに応じて、前記第2面に印画するときの印画長さを補正するように制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1面に熱転写される保護層に施される複数の異なる表面仕上げには、光沢面とパターンの異なる複数の表面仕上げとを含むことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷装置の内部の温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記印画用紙の前記第1面を印画した後に前記第2面を印画する場合に、前記温度検出手段により検出された温度、および、前記第1面に熱転写される保護層の表面仕上げに応じて、前記第2面に印画するときの印画長さを補正するように制御することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記印画用紙の前記第1面を印画した後であって前記第2面を印画する前に、前記プラテンドラムに巻き付けられた状態で搬送させながら前記印画用紙の用紙長さを検出する長さ検出手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記温度検出手段により検出された温度、前記第1面に熱転写される保護層の表面仕上げ、および、前記長さ検出手段により検出された用紙長さに応じて、前記第2面に印画するときの印画長さを補正するように制御することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記第1面に熱転写される保護層の表面仕上げと、前記印刷装置の内部の温度と、補正情報と、が関連付けて記憶される記憶手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記温度検出手段により検出された温度、および、前記第1面に熱転写される保護層の表面仕上げに基づいて、前記記憶手段に記憶された補正情報を抽出し、
    前記長さ検出手段により検出された用紙長さ、および、前記抽出した補正情報に基づいて、前記第2面に印画するときの印画長さを補正するように制御することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記第2面を印画する場合に異なる色を印画する毎に前記温度検出手段により検出された温度を取得し、
    前記異なる色を印画する毎に、前記温度検出手段により検出された温度に応じて、前記第2面に印画するときの印画長さを補正するように制御することを特徴とする請求項4ないし6の何れか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記第1面および前記第2面にそれぞれ印画が指示された画像のうち、前記第2面を印画するときに前記第1面と前記プラテンドラムとの間で摩擦力が大きくなる表面仕上げを施すことが指示された画像を前記第1面に印画するように制御することを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記第1面および前記第2面にそれぞれ指示された画像の順序を変更して印画した場合には、印画された印画用紙を反転させて排紙するように制御することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
  10. プラテンドラムに印画用紙を巻き付けて搬送しながら、転写部により熱転写することで印刷する印刷装置の制御方法であって、
    前記印画用紙の第1面を印画した後に第2面を印画する場合に、前記第1面に熱転写される保護層の表面仕上げに応じて、前記第2面に印画するときの印画長さを補正するように制御する制御ステップを有することを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータを請求項1ないし9の何れか1項に記載の印刷装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
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