以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。各図中、同一符号は、同一又は同等の構成要素を示している。
図1は、本発明の一実施形態に係るOFDM送受信システム1の構成例を示す図である。本実施形態に係るOFDM送受信システム1は、複数の階層のデータ、及びLchのデータを1つのチャンネルで伝送する階層伝送を行うものである。以下では、A階層データ及びB階層データの2階層のデータを伝送するものとするが、階層数は2階層に限られるものではない。
図1に示すOFDM送受信システム1は、送信側として、多重化装置10(10a〜10c)と、再多重化装置20と、送信装置30とを備える。また、受信側として、受信装置40と、多重分離装置50とを備える。
多重化装置10aは、A階層に対応して設けられ、入力されたA階層用の映像・音声信号と字幕信号とを多重化し、所定の形式(例えば、MMT(MPEG Media Transport))のパケット(MMTP(MMT Protocol)パケット)にパケット化して、A階層用パッケージとして出力する。より詳細には、多重化装置10と再多重化装置20との間の伝送路は、IP(Internet Protocol)伝送路であり、多重化装置10はMMTPパケットをIPパケットに格納して再多重化装置20に出力する。したがって、以下では、多重化装置10から再多重化装置20に出力されるパケットをMMTP/IPパケットと称することがある。
多重化装置10bと多重化装置10cとはそれぞれ、B階層とLchとに対応して設けられ、対応するB階層用あるいはLch用の映像・音声信号と字幕信号とが入力される。多重化装置10b,10cはそれぞれ、多重化装置10aと同様に、入力された映像・音声信号と字幕信号とを多重化し、MMTPパケットにパケット化してB階層用パッケージ、Lch用パッケージとして再多重化装置20に出力する。
再多重化装置20は、多重化装置10a,10bにより多重化された複数の階層用パッケージデータ(A階層用パッケージ及びB階層用パッケージ)、及び多重化装置10cにより多重化された低遅延用パッケージデータ(Lch用パッケージ)を再多重化して送信装置30に出力する。より詳細には、再多重化装置20は、多重化装置10a,10b,10cそれぞれから出力されたMMTPパケットからXMIパケットを生成し、1系統に再多重化して送信装置30に出力する。なお、現行のISDB−Tでは、再多重化装置から送信装置に出力されるパケットは、TS(Transport Stream)パケットである。
送信装置30は、再多重化装置20から出力されたXMIパケットを用いてOFDMフレームを構成し、OFDM信号を送信アンテナから送信する。
受信装置40は、送信装置30が送信するOFDM信号を受信し、受信したOFDM信号を復号してMMTP/IPパケット化し、MMTP/IPパケットを多重分離装置50に出力する。
多重分離装置50は、受信装置40から出力されたMMTP/IPパケットを映像・音声信号と字幕信号とに分離して出力する。
以下、再多重化装置20、送信装置30、及び受信装置40の構成について説明する。なお、多重化装置10、及び多重分離装置50の構成は当業者によく知られており、また、本発明と直接関係しないため、説明を省略する。
(再多重化装置)
図2は、再多重化装置20の構成例を示す図である。図2に示す再多重化装置20は、パケットフィルタ201a,201b,201cと、IPヘッダ圧縮部202a,202b,202c,202dと、TLVパケット化部(パケット化部)203a,203b,203c,203dと、FIFO(First in, First Out)バッファ204a,204b,204c,204dと、FECブロック構成部205a,205bと、階層別フレーム構成部(フレーム構成部)206a,206bと、XMIパケット化部207a,207bと、L0シンボル構成部(シンボル構成部)208と、L1シンボル構成部(シンボル構成部)209と、同期制御XMIパケット構成部210と、スタッフXMIパケット構成部211と、XMIパケット送出スケジューラ部(送出部)212とを備える。
パケットフィルタ201a、IPヘッダ圧縮部202a、TLVパケット化部203a、FIFOバッファ204a、FECブロック構成部205a、階層別フレーム構成部206a、及びXMIパケット化部207aは、A階層に対応して設けられている。
パケットフィルタ201aは、多重化装置10aからA階層用パッケージがMMTPパケット(MMTP/IPパケット)で入力される。パケットフィルタ201aは、入力されたMMTP/IPパケットのIPヘッダの送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル種別、UDP(User Datagram Protocol)ヘッダの送信元ポート番号、宛先ポート番号などに基づき、伝送するパケットを選択(パケットフィルタリング)し、選択したMMTP/IPパケットをIPヘッダ圧縮部202aに出力する。
IPヘッダ圧縮部202aは、必要に応じて、パケットフィルタ201aから出力されたMMTP/IPパケットのIPヘッダの圧縮を行い、TLVパケット化部203aに出力する。
TLVパケット化部203aは、IPヘッダ圧縮部202aから出力されたMMTP/IPパケットを可変長のTLVパケット(第1パケット)にカプセル化してTLVパケットを生成する。
図3は、TLVパケットの構成例を示す図である。なお、以下では、各フィールド(領域)に付された数字は、各フィールドのビット数の一例を示す。図3に示すように、TLVパケットは、予約領域と、パケット種別領域と、データ長領域と、データ領域とを含む。予約領域、パケット種別領域、及びデータ長領域は、ヘッダ領域である。
ヘッダ領域の先頭の予約領域には、固定値(例えば、0x7F)が格納される。本発明では、後述するように予約領域に格納される固定値を利用して、LchデータのTLVパケットの先頭位置を特定する。
パケット種別領域は、当該TLVパケットのパケット種別(例えば、IPv4、IPv6など)を示す。
データ長領域は、データ領域に格納されるデータのサイズを示す。
データ領域には、IPヘッダ圧縮部202aから出力されたIPパケット、あるいはIPヘッダ圧縮したMMTP/IPパケットが格納される。
図2を再び参照すると、TLVパケット化部203aは、生成したTLVパケットをFIFOバッファ204aに出力する。
FIFOバッファ204aは、TLVパケット化部203aから出力されたTLVパケットを格納し、格納したTLVパケットを格納順にFECブロック構成部205aに出力する。
FECブロック構成部205aは、FIFOバッファ204aから出力されたTLVパケットから、一定の周期でFECブロックを構成する。
図4は、FECブロックの構成例を示す図である。図4に示すように、FECブロックは、FECブロックヘッダ領域と、主信号領域と、BCHパリティ領域と、スタッフビット領域と、LDPCパリティ領域とを含む。なお、図4には主信号領域とBCHパリティ領域とを一つずつ図示したが、それぞれが複数に別れている場合もある。
主信号領域には、FIFOバッファ204aから出力されたTLVパケットが格納される。
FECブロックヘッダ領域(先頭TLV指示領域)は、主信号領域に格納される最初のTLVパケットの先頭の位置、具体的には、主信号領域に格納される最初のTLVパケットの先頭バイトの位置を、主信号領域の先頭からのバイト数で示す情報が格納される。
BCHパリティ領域、スタッフビット領域、及びLDPCパリティ領域にはすべて、ビット“1”が格納される。
なお、FECブロックのサイズは、送信装置30で行われるLDPC符号化の符号長(Short, Middle, Long)に応じて、三種類のサイズが設定される。また、主信号領域、BCHパリティ領域、スタッフビット領域、及びLDPCパリティ領域のサイズは、符号化率に応じて定まる。
FECブロック構成部205aは、FIFOバッファ204aから出力されたTLVパケットを出力順に連結して主信号領域に格納し、FECブロックごとに、先頭TLV指示領域の値を設定する。なお、FECブロック構成部205aは、主信号領域に格納するTLVパケットがFIFOバッファ204aに存在しない場合には、ヌルタイプのTLVパケットを主信号領域に格納する。
図2を再び参照すると、FECブロック構成部205aは、構成したFECブロックを階層別フレーム構成部206aに出力する。
階層別フレーム構成部206aは、FECブロック構成部205aから出力されたFECブロックをフレーム化して階層別フレームを構成する。
図5は、階層別フレームの構成例を示す図である。図5に示すように、階層別フレームは、フレームヘッダ領域と、FECブロック領域とを含む。
FECブロック領域には、FECブロック構成部205aから出力されたFECブロックを連結したものや、FECブロックの断片が格納される。なお、階層別フレームのサイズは、変調方式、FFTサイズ、ガードインターバル比、パイロット信号比率、及びセグメント数に応じて定まる。
フレームヘッダ領域には、所定のビット数(図5においては、19ビット)のFECブロックポインタが含まれ、残りの領域には、ビット“1”が格納される。FECブロック領域にはFECブロックがまたがって格納することができるため、FECブロックポインタは、FECブロック領域の開始位置から、階層別フレームに格納するFECブロックの先頭を含む最初のFECブロックの先頭ビットの位置をビット単位で示す。
階層別フレーム構成部206aは、FECブロック構成部205aから出力されたFECブロックを出力順に連結し、FECブロック領域に格納するとともに、FECブロック領域に格納したFECブロックの位置からFECブロックポインタを算出し、フレームヘッダに格納する。
図2を再び参照すると、階層別フレーム構成部206aは、構成した階層別フレームをXMIパケット化部207aに出力する。
パケットフィルタ201b、IPヘッダ圧縮部202b、TLVパケット化部203b、FIFOバッファ204b、FECブロック構成部205b、階層別フレーム構成部206b、及びXMIパケット化部207bは、B階層に対応して設けられている。A階層に対応する構成とB階層に対応する構成とは同じであるため、B階層に対応する構成については説明を省略する。
パケットフィルタ201c、IPヘッダ圧縮部202c,202d、TLVパケット化部203c,203d、FIFOバッファ204c,204d、L0シンボル構成部208及びL1シンボル構成部209は、Lchに対応して設けられている。
パケットフィルタ201cは、多重化装置10cからLchのMMTP/IPパケットが入力される。パケットフィルタ201cは、入力されたIPパケットのIPヘッダの送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル種別、UDPヘッダの送信元ポート番号、宛先ポート番号などに基づき、伝送するパケットを選択(パケットフィルタリング)し、選択したMMTP/IPパケットをIPヘッダ圧縮部202c又はIPヘッダ圧縮部202dに出力する。
IPヘッダ圧縮部202cは、必要に応じて、パケットフィルタ201cから出力されたMMTP/IPパケットのIPヘッダの圧縮を行い、TLVパケット化部203cに出力する。IPヘッダ圧縮部202dは、必要に応じて、パケットフィルタ201cから出力されたMMTP/IPパケットのIPヘッダの圧縮を行い、TLVパケット化部203dに出力する。
TLVパケット化部203cは、IPヘッダ圧縮部202cから出力されたMMTP/IPパケットをTLVパケットにカプセル化してTLVパケットを生成し、FIFOバッファ204cに出力する。TLVパケット化部203dは、IPヘッダ圧縮部202dから出力されたMMTP/IPパケットをTLVパケットにカプセル化してTLVパケットを生成し、FIFOバッファ204dに出力する。
FIFOバッファ204cは、TLVパケット化部203cから出力されたTLVパケットを格納し、格納したTLVパケットを格納順にL0シンボル構成部208に出力する。FIFOバッファ204dは、TLVパケット化部203dから出力されたTLVパケットを格納し、格納したTLVパケットを格納順にL1シンボル構成部209に出力する。
L0シンボルは、例えば、部分受信用の9セグメントで伝送され、L1シンボルは、それ以外の24あるいは26セグメントで伝送される。したがって、パケットフィルタ201cによるパケットフィルタリングも、このような割り振りに応じて行われる。
1OFDMフレームあたりのL0シンボルとL1シンボルのビット数は、セグメント数をNとした場合、8K FFTでは4×Nビット、16K FFTでは8×Nビット、32K FFTでは16×Nビットとなる。すなわち、L0シンボルに9セグメントを、L1シンボルに24セグメントを割り当てたとき、16K FFTの場合、1OFDMフレームあたりのL0シンボルは72ビット、L1シンボルは192ビットの大きさとなる。L0シンボル構成部208は、こうした大きさを持つL0シンボルに、FIFOバッファ204cから出力されたTLVパケットの各バイトをMSB(Most Significant Bit)ファーストで割り当てL0シンボルを構成し、XMIパケット送出スケジューラ部212に出力する。同じように、L1シンボル構成部209は、こうした大きさを持つL1シンボルに、FIFOバッファ204dから出力されたTLVパケットの各バイトをMSBファーストで割り当てL1シンボルを構成し、XMIパケット送出スケジューラ部212に出力する。ここでMSBファーストとは、TLVパケットを構成する各バイトの最上位ビットを先頭にビットの列とすることをいう。
XMIパケット化部207aは、階層別フレーム構成部206aから出力された階層別フレームからXMIパケットを構成する。
図6は、XMIパケット化部207aによる階層別フレームの分割例を示す図である。XMIパケット化部207aは、図6に示すように、階層別フレームを所定のサイズ(図6では、10448ビット)に分割し、データユニットを構成する。
図7は、再多重化装置20が出力するXMIパケットの構成例を示す図である。XMIパケットは、ヘッダ領域とデータユニット領域とを有する。図7に示すように、XMIパケットのヘッダ領域は、IPv4ヘッダ、UDPヘッダ、MMTPパケットのヘッダ(MMTPヘッダ)、及びXMIヘッダを有する。XMIパケットのデータユニット領域には、同期制御情報又はデータユニットが格納される。所定のビット数に満たない場合には、スタッフビットが付加される。なお、データユニット領域にデータユニットが格納されるXMIパケットについては、データユニット領域にL0シンボル及びL1シンボルを格納するためのチャンネル情報領域が設けられるが、図7においては記載を省略している。
IPv4ヘッダは、ARIB STD−B32 第3部に規定されるIPv4ヘッダ部と同様の構成を有する。UDPヘッダは、ARIB STD−B32 第3部に規定されるUDPヘッダ部と同様の構成を有する。MMTPパケットは、ARIB STD−B60に規定されるMMTPパケットと同様の構成を有するが、そのペイロード領域にXMIパケットを格納している点が異なる。
MMTPパケットのペイロード領域(MMTPペイロード)には、XMIヘッダ以下が格納される。また、MMTPヘッダには、MMTPペイロードに格納するデータのデータタイプを示す情報や、MMTPペイロードに格納するデータの種類を識別するための情報などが格納される。
図7に示すように、XMIヘッダは、L0先頭シンボルフラグと、L0シンボル開始フラグと、L1先頭シンボルフラグと、L1シンボル開始フラグと、フレーム番号と、データユニット種別と、シーケンス番号と、CRC_32と、データユニット長とを含む。
L0先頭シンボルフラグは、このXMIパケットに格納するL0シンボルがOFDMフレームの先頭のシンボルであるか否かを示し、L1先頭シンボルフラグは、このXMIパケットに格納するL1シンボルがOFDMフレームの先頭のシンボルであるか否かを示す。
L0シンボル開始フラグは、このXMIパケットのL0シンボルが、その大きさを示す情報とともに格納されているか否かを示し、L1シンボル開始フラグは、このXMIパケットのL1シンボルが、その大きさを示す情報とともに格納されているか否かを示す。
フレーム番号は、XMIパケットが格納するデータユニットが属するフレームの番号を示す。
データユニット種別は、XMIパケットのデータユニット領域に格納されるのが、同期制御情報であるか否か、データユニットであるか否か、スタッフビットであるか否かを示す。データユニット種別の値は、例えば、XMIパケットのデータユニット領域に格納されるのが、同期制御情報である場合には‘0’となる。また、例えば、A階層〜C階層の階層伝送が行われるとすると、データユニット種別の値は、XMIパケットのデータユニット領域に格納されるのが、A階層の階層別フレームのデータユニットである場合には‘1’となり、B階層の階層別フレームのデータユニットである場合には‘2’となり、C階層の階層別フレームのデータユニットである場合には‘3’となる。また、データユニット種別の値は、XMIパケットのデータユニット領域に格納されるのが、スタッフビットである場合には‘4’又は‘15’となる。‘5’〜‘14’は予約領域である。
シーケンス番号は、OFDMフレーム内のXMIパケットの順序を示す。
CRC_32には、ITU−T勧告 H222.0に従い、CRC(Cyclic Redundancy Check)が書き込まれる。データユニット長は、XMIパケットにおけるデータユニットのサイズを示す。
XMIパケット化部207aは、XMIパケットのデータユニット領域にデータユニットを格納する。なお、図6に示すように、最後のデータユニットが所定のサイズ未満(図6では、10448ビット未満)となることがある。この場合、XMIパケット化部207aは、所定のサイズに満たないデータユニットに所定のビット(スタッフビット)を付加して所定のサイズにして、データユニット領域に格納する。
同期制御XMIパケット構成部210は、送信装置30がOFDMフレームを構成するための伝送パラメータ、OFDMフレームを送信するタイミング、TMCC情報といった伝送制御に関する情報を示す同期制御情報をデータユニット領域に格納したXMIパケット(同期制御XMIパケット)を構成し、XMIパケット送出スケジューラ部212に出力する。同期制御XMIパケット構成部210は、階層別フレームを分割する所定のサイズに同期制御情報が満たない場合には、スタッフビットを同期制御情報に付加して所定のサイズにして、データユニット領域に格納する。
スタッフXMIパケット構成部211は、データユニットと同じサイズのスタッフビットのみがデータユニット領域に格納されたXMIパケット(スタッフXMIパケット)を構成し、XMIパケット送出スケジューラ部212に出力する。スタッフXMIパケットは、変調方式や符号化率が異なる場合にも、再多重化装置20が毎秒出力するXMIパケットの数を一定とするために用いられる。
XMIヘッダのデータユニット長によりXMIパケットにおけるデータユニットのサイズを示すことで、スタッフビットが付加された場合にも、データユニットのサイズを特定することができる。
同期制御XMIパケット構成部210は、XMIパケットの構成時に、XMIヘッダのデータユニット種別に、同期制御XMIパケットに対応する値、例えば、‘0’を設定する。XMIパケット化部207aは、XMIパケットの構成時に、XMIヘッダのデータユニット種別に、A階層のXMIパケットに対応する値、例えば、‘1’を設定する。XMIパケット化部207bは、XMIパケットの構成時に、XMIヘッダのデータユニット種別に、B階層のXMIパケットに対応する値、例えば、‘2’を設定する。スタッフXMIパケット構成部211は、XMIパケットの構成時に、XMIヘッダのデータユニット種別に、スタッフXMIパケットに対応する値、例えば、‘15’を設定する。こうすることで、XMIパケットに格納する対象の種別を特定することができる。
XMIパケット送出スケジューラ部212は、XMIパケット化部207aから出力されたA階層XMIパケット、XMIパケット化部207bから出力されたB階層XMIパケット、L0シンボル構成部208から出力されたL0シンボル、L1シンボル構成部209から出力されたL1シンボル、同期制御XMIパケット構成部210から出力された同期制御XMIパケット、及びスタッフXMIパケット構成部211から出力されたスタッフXMIパケットを再多重化し、XMIパケット(第2パケット)として送信装置30に送出する。
図8は、XMIパケット送出スケジューラ部212によるXMIパケットの出力について説明するための図である。XMIパケット送出スケジューラ部212は、OFDMフレームの先頭で、同期制御XMIパケットを1個出力する。続いて、XMIパケット送出スケジューラ部212は、各階層のXMIパケット(A階層XMIパケット及びB階層XMIパケット)を出力する。各階層のXMIパケットを全て出力すると、XMIパケット送出スケジューラ部212は、OFDMフレームを構成するXMIパケットの数が一定数となるように、スタッフXMIパケットを出力する。なお、XMIパケット送出スケジューラ部212は、OFDMフレーム内のXMIパケットの出力の終了を示すために、例えば、少なくとも1つのスタッフXMIパケットを出力してもよい。
ここで、図8に示すように、A階層XMIパケット及びB階層XMIパケット(データユニットを伝送するXMIパケット)のデータユニット領域には、L0シンボル及びL1シンボルを格納するために、所定のバイト数(例えば、4バイト)のチャンネル情報領域(L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域)が設けられる。
XMIパケット送出スケジューラ部212は、L0シンボル構成部208からL0シンボルが出力されると、データユニットを伝送するXMIパケットのL0シンボル格納用領域に、入力されたL0シンボルを速やかに(低遅延で)割り当て、送信装置30に出力する。また、XMIパケット送出スケジューラ部212は、L1シンボル構成部209からL1シンボルが出力されると、データユニットを伝送するXMIパケットのL1シンボル格納用領域に、入力されたL1シンボルを速やかに(低遅延で)割り当て、送信装置30に出力する。こうすることで、Lchのデータを低遅延で送信装置30に出力することができる。なお、LchのTLVパケットが無い場合には、XMIパケット送出スケジューラ部212は、ヌルをチャンネル情報領域に格納する。
なお、上述したように、例えば、8K FFTでは、L0シンボル及びL1シンボルのビット数は、4×Nビットとなる。ここで、Nが奇数の場合、ビット数が8の倍数とはならない(バイトアライメントが取れない)。そのため、1バイトを構成できず、XMIパケットに格納することができない状態となる。この場合、連続するLCHシンボル(L0シンボル、L1シンボル)を結合する、あるいは、LCHシンボルの末尾にヌルを付加することで、バイトアライメントを取り、XMIパケットのチャンネル情報領域(L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域)に格納することができる。バイトアライメントのために付加されたヌルは、後述する変調部32で除去される。
なお、図8においては、スタッフXMIパケットには、L0シンボル及びL1シンボルを格納するためのチャンネル情報領域(L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域)が設けられていない例を示している。この場合、スタッフXMIパケットが出力されている期間は、L0シンボル及びL1シンボルを送信装置13に出力することができず、LCHの低遅延という特長を損なう原因となる。
そこで、図9に示すように、スタッフXMIパケットにも、L0シンボル及びL1シンボルを格納するためのL0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域を設けてもよい。この場合、スタッフXMIパケット構成部211は、L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域を備えるスタッフXMIパケット(第3のパケット)と、L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域を備えないスタッフXMIパケット(第4のパケット)とを生成し、XMIパケット送出スケジューラ部212に出力する。以下では、L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域を備えるスタッフXMIパケットを、L0/L1シンボルデータと称する。L0/L1シンボルデータでは、L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域に引き続き、スタッフィングのためのダミーデータが格納され、固定長のXMIパケットとなる。
XMIパケット送出スケジューラ部212は、L0シンボル構成部208からL0シンボルが入力されると、データユニットを伝送するXMIパケットあるいはL0/L1シンボルデータのL0シンボル格納用領域に、入力されたL0シンボルを速やかに(低遅延で)割り当て、送信装置13に出力する。また、XMIパケット送出スケジューラ部212は、L1シンボル構成部209からL1シンボルが入力されると、データユニットを伝送するXMIパケットあるいはL0/L1シンボルデータのL1シンボル格納用領域に、入力されたL1シンボルを速やかに(低遅延で)割り当て、送信装置13に出力する。こうすることで、スタッフXMIパケットの送出期間においても、LCHのデータを低遅延で送信装置13に出力することができる。なお、図9においては、L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域を備えないスタッフXMIパケットが1つ出力される例を示しているが、これに限られるものではなく、L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域を備えないスタッフXMIパケットが2以上出力されることもあり、また、出力されないこともある。
L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域を備えるスタッフXMIパケット(L0/L1シンボルデータ)を設ける場合、L0/L1シンボルデータでは、XMIパケット内のデータユニット種別の値は、例えば、図10に示すように、‘4’となり、‘5’〜‘14’が予約領域となる。すなわち、XMIパケット内のデータユニット種別の値は、そのXMIパケットが、各階層のXMIパケット(第1のパケット)、同期制御XMIパケット(第2のパケット)、L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域を備えるスタッフXMIパケット(第3のパケット)、L0シンボル格納用領域及びL1シンボル格納用領域を備えないスタッフXMIパケット(第4のパケット)のいずれであるかを示す。
(送信装置)
次に、送信装置30の構成例について、図11を参照して説明する。図11に示す送信装置30は、入力インターフェース部31と、変調部32とを備える。
入力インターフェース部31は、再多重化装置20から出力されたXMIパケットを受信し、階層データ及びLchデータ(低遅延用データ)をそれぞれ連結してA階層フレーム、B階層フレーム、及びLchフレーム(低遅延用フレーム)を生成し、変調部32に出力する。上述したように、XMIパケットには可変長のTLVパケットが含まれ、該TLVパケットのヘッダ領域の先頭には固定値が格納されている。
変調部32は、同期制御情報に含まれる伝送パラメータに基づき、入力インターフェース部31から出力されたフレームからOFDMフレームを構成し、OFDM信号を送信アンテナ33から送信する。
図12は、入力インターフェース部31の構成例を示す図である。図12に示す入力インターフェース部31は、XMIパケット受信部311と、A階層フレーム生成部312aと、B階層フレーム生成部312bと、Lchフレーム生成部312cと、制御情報/TMCC情報生成部313とを備える。
XMIパケット受信部311は、再多重化装置20から出力されたXMIパケットを受信し、A階層XMIパケットについてはA階層フレーム生成部312aに出力し、B階層XMIパケットについてはB階層フレーム生成部312bに出力する。また、XMIパケット受信部311は、A階層XMIパケット及びB階層XMIパケットをLchフレーム生成部312cにも出力する。さらに、XMIパケット受信部311は、同期制御情報を含む同期制御XMIパケットについては制御情報/TMCC情報生成部313に出力する。
上述したように、XMIパケットのXMIヘッダには、XMIパケットのデータユニット領域に格納されるのが、同期制御情報であるか否か、A階層又はB階層のデータユニットであるか否か、スタッフビットであるか否かを示すデータユニット種別が含まれる。XMIパケット受信部311は、データユニット種別の値を参照することで、各XMIパケットの種別を特定し、適切な出力先に出力することができる。
A階層フレーム生成部312aは、XMIパケット受信部311から出力されたA階層XMIパケットに含まれるデータユニットを連結し、A階層のフレームを生成して、変調部32に出力する。B階層フレーム生成部312bは、XMIパケット受信部311から出力されたB階層XMIパケットに含まれるデータユニットを連結し、B階層のフレームを生成して、変調部32に出力する。
Lchフレーム生成部312cは、XMIパケット受信部311から出力されたXMIパケットに含まれるL0シンボル、L1シンボルを連結し、Lchフレームを生成して、変調部32に出力する。
制御情報・TMCC情報生成部313は、XMIパケット受信部311から出力された同期制御XMIパケットに含まれる同期制御情報から、OFDMフレームを構成するための各種情報を示す制御情報、及び伝送パラメータを示すTMCC情報を生成し、変調部32に出力する。
図13は、変調部32の構成例を示す図である。図13に示す変調部32は、A階層処理部321aと、B階層処理部321bと、Lch処理部321cと、TMCC信号生成部322と、階層合成部323と、フレーム化部324と、IFFT(Inversed Fast Fourier Transform)部325と、出力部326とを備える。
A階層処理部321aは、入力インターフェース部31から入力されたA階層フレームに対して、フレームヘッダ分離、FECブロック変換、エネルギー拡散、BCH符号化、LDPC符号化、ビットインターリーブ、フレームヘッダ符号化、フレームヘッダ挿入、マッピングなどの所定の処理を行ってキャリアシンボルを生成し、階層合成部323に出力する。
B階層処理部321bは、入力インターフェース部31から入力されたB階層フレームに対して、A階層処理部321aと同様に所定の処理を行ってキャリアシンボルを生成し、階層合成部323に出力する。
Lch処理部321cは、入力インターフェース部31から入力されたLchフレームに対して、誤り訂正符号化、差動基準付加、DBPSK(Differential Binary Phase Shift Keying)変調などの所定の処理を行い、処理後のキャリアシンボルをフレーム化部324に出力する。
TMCC信号生成部322は、入力インターフェース部31から入力された制御情報/TMCC情報などに基づいてTMCC信号を生成し、フレーム化部324に出力する。
階層合成部323は、A階層処理部321aから出力されたA階層のキャリアシンボルと、B階層処理部321bから出力されたB階層のキャリアシンボルとを階層合成し、1OFDMフレームで伝送されるデータセグメントを生成し、フレーム化部324に出力する。
フレーム化部324は、階層合成部323から出力された階層合成後のA階層及びB階層のキャリアシンボルと、Lch処理部321cから出力されたLchのキャリアシンボルと、TMCC信号生成部322から出力されたTMCC信号と、図示しないパイロット信号とを、所定のキャリア及びシンボル位置に配置することで、OFDMフレームを構成し、IFFT部325に出力する。
IFFT部325は、フレーム化部324から出力されたOFDMフレームに対して、IFFTなどの逆フーリエ変換処理を施し、周波数領域の信号から時間領域の信号に変換し、出力部326に出力する。
出力部326は、IFFT部325から出力された信号を送信するために、ガードインターバルの付加、直交変調、デジタルアナログ変換、電力増幅などの処理を行う。
(受信装置)
次に、受信装置の構成例について、図14を参照して説明する。図14に示す受信装置40は、復調部41と、出力インターフェース部42とを備える。
復調部41は、送信装置30から送信されたOFDM信号を、受信アンテナ43を介して受信し、復調する。受信したOFDM信号には、A階層、B階層、及びLchのキャリアシンボルが含まれる。
復調部41は、フーリエ変換処理後のA階層、B階層、及びLchのキャリアシンボルに対して、送信装置30で行われた処理を元に戻す処理を行う。例えば、送信装置30において、A階層及びB階層のデータに対してのみ、インターリーブ処理、及びエネルギー拡散処理が行われていた場合には、復調部41は、A階層及びB階層のデータに対してデインターリーブ処理、及びエネルギー逆拡散処理を行い、Lchのデータに対しては、これらの処理を行わない。また、A階層及びB階層と、Lchとで異なる誤り訂正符合化処理が行われていた場合には、それぞれに対応する誤り訂正復号処理を行う。
図15は、復調部41の構成例を示す図である。図15に示す復調部41は、入力部411と、FFT(Fast Fourier Transform)部412と、等化部413と、階層分割部414と、A階層FECブロック変換部415aと、B階層FECブロック変換部415bと、A階層復号部416aと、B階層復号部416bと、Lch復調部417とを備える。
入力部411は、送信装置30から送信されたOFDM信号を受信アンテナ43を介して受信し、アナログデジタル変換、直交変調、ガードインターバルの除去などの処理を行い、FFT部412に出力する。
FFT部412は、入力部411から出力された信号に対してFFTなどのフーリエ変換処理を行い、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換し、等化部413及びLch復調部417に出力する。
等化部413は、FFT部412から出力された信号からパイロット信号を抽出し、伝搬路特性を推定する。そして、等化係数を算出し、FFT部412から出力された信号に対して等化処理を行う。等化には例えばゼロフォーシング規範を用いる。
階層分割部414は、等化部413から出力された信号をA階層のキャリアシンボルと、B階層のキャリアシンボルに分割し、A階層のキャリアシンボルをA階層FECブロック変換部415aに出力し、B階層のキャリアシンボルをB階層FECブロック変換部415bに出力する。
A階層FECブロック変換部415aは、階層分割部414から出力されたA階層のキャリアシンボルのLLR(対数尤度比)を算出し、LDPCの符号長ごとに分けてLDPCブロックを生成し、A階層復号部416aに出力する。B階層FECブロック変換部415bは、階層分割部414から出力されたB階層のキャリアシンボルのLLRを算出し、LDPCの符号長ごとに分けてLDPCブロックを生成し、B階層復号部416bに出力する。
A階層復号部416aは、A階層FECブロック変換部415aから出力されたLLRを用いてLDPC復号を行った後、BCH復号を行い、復号後のA階層ビットデータを出力インターフェース部42に出力する。B階層復号部416bは、B階層FECブロック変換部415bから出力されたLLRを用いてLDPC復号を行った後、BCH復号を行い、復号後のB階層ビットデータを出力インターフェース部42に出力する。
Lch復調部417は、FFT部412から出力された信号からLchのキャリアを抽出し、DBPSK復調を行い、Lch信号を復調する。そして、Lch信号の誤り訂正を行い、復号後のLchビットデータを出力インターフェース部42に出力する。
出力インターフェース部42は、A階層ビットデータ、B階層ビットデータ、及びLchビットデータから、それぞれ可変長のTLVパケットを特定して出力する。
図16は、出力インターフェース部42の構成例を示す図である。図16に示す出力インターフェース部42は、ビットバイト変換部421a,421b,421cと、TLV(Types Length Value)パケット分離部422a,422b,422cと、IPヘッダ伸長部423a,423b,423cと、Eth−IF(イーサネット(登録商標)インターフェース)424a,424bとを備える。
ビットバイト変換部421aは、復調部41から入力されるA階層ビットデータをバイトデータに変換し、A階層バイトデータをTLVパケット分離部422aに出力する。ビットバイト変換部421bは、復調部41から入力されるB階層ビットデータをバイトデータに変換し、B階層バイトデータをTLVパケット分離部422bに出力する。ビットバイト変換部421cは、復調部41から入力されるLchビットデータをバイトデータに変換し、LchバイトデータをTLVパケット分離部422cに出力する。
TLVパケット分離部422aは、ビットバイト変換部421aから出力されたA階層バイトデータに対し、復調部41による誤り訂正復号の結果、シンドロームがゼロとなったFECブロックの主信号領域(図4参照)を結合する。そして、FECブロックのFECブロックヘッダ領域(先頭TLV指示領域)、及びTLVパケットのデータ長領域(図3参照)から、個別のTLVパケットを特定し、IPv4パケットとして出力する。ただし、TLVパケットの一部がシンドロームがゼロとならなかったFECブロックで伝送された場合、そのTLVパケットは破棄される。また、ヌルタイプのTLVパケットも破棄される。TLVパケット分離部422bは、ビットバイト変換部421bから出力されたB階層バイトデータに対し、同様の処理を行う。
Lchのデータについては、遅延時間を短くするため、さらに、伝送容量を減らさないようにするために、送信装置30においてFECブロックが生成されない。そのため、TLVパケットの先頭位置を指示する領域が存在しない。そこで、本発明においては、TLVパケットのヘッダ領域の先頭の予約領域(図3参照)に格納される固定値を利用して、Lchのデータのパケットの先頭位置を特定する。
具体的には、TLVパケット分離部422cは、ビットバイト変換部421cから出力されたLchバイトデータを結合し、ストリーム上のデータとする。そして、この中から、TLVパケットの先頭1バイトとなる、固定値(予約領域)を探索する。本実施形態では、予約領域の値を0x7Fの固定値とする。予約領域の直後の1バイト(パケット種別領域)を読み飛ばし、その直後の2バイト(データ長領域)を読み出し、このサイズ分オフセットした1バイトが0x7Fであることを確認する。この動作を1回以上(例えば、3回)繰り返すことで、TLVパケットの先頭を識別し、パケット種別領域、データ長領域、及びデータ領域を有する構造として、ストリーム上のデータからTLVパケットを特定し、出力する。
A階層で伝送されたTLVパケットと、B階層で伝送されたTLVパケットと、Lchで伝送されたTLVパケットは、同じイーサネットのポート(Eth−IF424a)から出力されるが、それらはUDP宛先ポート番号で区別する。イーサネットのポートから出力する際は、OFDMフレームで伝送されたTLVパケットを、そのOFDMフレーム時間で出力するよう、IPv4パケットの間隔を調整し出力する。
TLVパケットには、IPv4パケット、IPv6パケット、ヘッダ圧縮したIPパケット、伝送制御信号パケット、あるいはヌルパケットの5種類のパケット種別がある。IPヘッダ伸長部423aは、TLVパケットがIPv4パケット又はIPv6パケットの場合には、TLVパケットのデータ領域からそれぞれのIPパケットを取り出し、Eth−IF424bに出力する。また、TLVパケットがヘッダ圧縮したIPパケットの場合には、圧縮されたIPヘッダを復元し、送信時のIPパケットを復元し、IPv4パケット又はIPv6パケットとしてEth−IF424bに出力する。また、TLVパケットが伝送制御信号パケット又はヌルパケットの場合は、破棄する。これらのIPパケットを出力する際は、OFDMフレームで伝送されたIPパケットを、そのOFDMフレーム時間で出力するよう、IPパケットの間隔を調整し出力する。IPヘッダ伸長部423b,423cも、同様の処理を行う。
次に、本実施形態に係る再多重化装置20、送信装置30、及び受信装置40の主な動作について説明する。
図17は、再多重化装置20の主な動作を示すフローチャートである。再多重化装置20は、TLVパケット化部203a,203b,203c,203dにより、各階層データ及びLchデータをそれぞれ可変長のTLVパケットにカプセル化する(ステップS11)。その際、TLVパケットのヘッダ領域の先頭には固定値を格納する。
その後、再多重化装置20は、階層別フレーム構成部206aによりA階層用パッケージのTLVパケットをフレーム化したA階層フレームを構成し、階層別フレーム構成部206bによりB階層用パッケージのTLVパケットをフレーム化したB階層フレームを構成する(ステップS12)。
また、再多重化装置20は、L0シンボル構成部208及びL1シンボル構成部209により、Lch用パッケージのTLVパケットからシンボルを構成する(ステップS13)。
その後、XMIパケット送出スケジューラ部212により、ステップS12にて生成された階層別フレーム、及びステップS13にて生成されたシンボルを再多重化し、XMIパケットを生成する(ステップS14)。
図18は、送信装置30の主な動作を示すフローチャートである。送信装置30は、入力インターフェース部31のXMIパケット受信部311により、再多重化装置20から送信されたXMIパケットを受信する(ステップS21)。XMIパケットには可変長のTLVパケットが含まれ、TLVパケットのヘッダ領域の先頭の予約領域には固定値が格納されている。
その後、送信装置30は、入力インターフェース部31のA階層フレーム生成部312aによりA階層フレームを生成し、B階層フレーム生成部312bによりB階層フレームを生成する(ステップS22)。
また、送信装置30は、変調部32のLch処理部321cにより、Lchのシンボルを生成する(ステップS23)。
その後、送信装置30は、変調部32によりA階層フレーム、B階層フレーム、及びLchのシンボルからOFDMフレームを構成し、OFDM信号を送信する(ステップS24)。
図19は、受信装置40の主な動作を示すフローチャートである。受信装置40は、復調部41により、送信装置30から送信されたOFDM信号を受信する(ステップS31)。
その後、受信装置40は、復調部41によりOFDM信号を復調し、A階層データ及びB階層データを生成する(ステップS32)。また、復調部41によりLchデータを生成する(ステップS33)。
その後、受信装置40は、出力インターフェース部42のTLVパケット分離部422a,422bにより、ステップS32にて生成された階層別データから、それぞれTLVパケットを特定する(ステップS34)。また、出力インターフェース部42のTLVパケット分離部422cにより、ステップS33にて生成されたLchデータから、固定値をTLVパケットの先頭として識別することによりTLVパケットを特定する(ステップS34)。
なお、本実施形態では、再多重化装置20、送信装置30、及び受信装置40の構成と動作について説明したが、本発明はこれに限られず、多重化された複数の階層それぞれのデータを再多重化するための方法、再多重化装置20から出力されたパケットからOFDM信号を構成して送信する方法、及び送信装置30から送信されたOFDM信号を受信する方法として構成されてもよい。
また、実施形態では特に触れていないが、再多重化装置20、送信装置30、及び受信装置40が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体であってもよい。
あるいは、再多重化装置20、送信装置30、及び受信装置40に搭載されるチップが提供されてもよい。このチップは、再多重化装置20、送信装置30、及び受信装置40が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ、及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成される。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。