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JP2018072184A - エンコーダーおよびロボット - Google Patents

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JP2018072184A
JP2018072184A JP2016212643A JP2016212643A JP2018072184A JP 2018072184 A JP2018072184 A JP 2018072184A JP 2016212643 A JP2016212643 A JP 2016212643A JP 2016212643 A JP2016212643 A JP 2016212643A JP 2018072184 A JP2018072184 A JP 2018072184A
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紘斗 冨岡
Hiroto Tomioka
紘斗 冨岡
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】低コスト化を図りつつ、光源部の出力の安定化を図ることができるエンコーダーを提供すること、また、かかるエンコーダーを備えるロボットを提供すること。【解決手段】光学スケールと、前記光学スケールに向けて光を出射する光源部と、前記光学スケールからの光を受光する受光部と、前記光学スケールと前記光源部との間に配置されている部分を有するレンズと、前記光源部と前記レンズとの間に配置されている部分を有し、屈折率が1よりも大きくかつ前記レンズの屈折率の2乗よりも小さい光透過性の透光部材と、を備えることを特徴とするエンコーダー。【選択図】図1

Description

本発明は、エンコーダーおよびロボットに関するものである。
エンコーダーの一種として光学式のロータリーエンコーダーが一般に知られている(例えば特許文献1参照)。ロータリーエンコーダーは、例えば、回動可能な関節部を有するロボットアームを備えるロボットに用いられ、関節部の回転角度、回転位置、回転数、回転速度等の回転状態を検出する。
例えば、特許文献1に記載の反射式光学エンコーダーは、コード・スケール(光学スケール)と、発光体(光源部)と、光検出器(受光部)と、を備え、発光体から放射された光がコード・スケールで反射されて光検出器によって検出される。また、特許文献1に記載の反射式光学エンコーダーは、単一ドーム・レンズをさらに備えており、単一ドーム・レンズが発光体からコード・スケールに向けて、またそこから光検出器に戻すように成形および構成されている。
特開2010−151817号公報
しかし、特許文献1に記載の反射式光学エンコーダーでは、単一ドーム・レンズと発光体との間にエアギャップが存在しないようにするために、単一ドーム・レンズに対する特殊な加工が必要となり、その結果、製造コストが高くなるという問題がある。単一ドーム・レンズと発光体との間にエアギャップが存在すると、発光体から放射された光の一部がレンズの発光体側の面で反射し、戻り光として発光体に入射してしまう。例えば発光体として半導体レーザーを用いた場合、この戻り光は、不要な共振モードを発生させ、発光体の出力強度または出力波長の変動を招く。
本発明の目的は、低コスト化を図りつつ、光源部の出力の安定化を図ることができるエンコーダーを提供すること、また、かかるエンコーダーを備えるロボットを提供することにある。
上記目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のエンコーダーは、光学スケールと、
前記光学スケールに向けて光を出射する光源部と、
前記光学スケールからの光を受光する受光部と、
レンズと、
光透過性を有し、屈折率が1よりも大きくかつ前記レンズの屈折率の2乗よりも小さい透光部材と、を備え、
前記レンズは、前記光学スケールと前記光源部との間に少なくとも一部が配置されていて、
前記透光部材は、前記光源部と前記レンズとの間に少なくとも一部が配置されていることを特徴とする。
このような特徴を有するエンコーダーによれば、光源部とレンズとの間に配置されている部分を有する光透過性の透光部材の屈折率が1よりも大きくかつ前記レンズの屈折率の2乗よりも小さいため、光源部とレンズとの間に単に空気が介在している場合に比べて、光源部からの光がレンズの光源部側の面で反射するのを低減することができる。そのため、当該反射による光が戻り光として光源部に入射することを低減し、当該戻り光による光源部の出力変動を低減することができる。ここで、透光部材がレンズとは別体であるため、レンズの特殊な加工工程を削減し、透光部材をレンズに対して接触させるかまたは光源部からの光の波長よりも小さい隙間で近接させ、光源部からの光がレンズの光源部側の面で反射するのを容易に低減することができる。そのため、低コスト化を図りつつ、光源部の出力の安定化を図ることができる。
なお、ここで、「屈折率」とは、光としてナトリウムのD線(波長589.3nm)を用い、真空の屈折率を1としたときの屈折率(絶対屈折率)を言う。
本発明のエンコーダーでは、前記レンズは、前記光学スケールと前記受光部との間に少なくとも一部が配置されていることが好ましい。
これにより、光学スケールからの光の放射角度を調整して当該光を受光部に入射させることができる。
本発明のエンコーダーでは、前記透光部材は、前記受光部と前記レンズとの間に少なくとも一部が配置されていることが好ましい。
これにより、透光部材の形成が容易となる。また、透光部材を受光部に対して接触させるかまたは光源部からの光の波長よりも小さい隙間で近接させておくことで、受光部の受光面での光の反射を低減し、光源部への戻り光を低減することができる。そのため、光源部の出力の安定化をより効果的に図ることができる。
本発明のエンコーダーでは、前記透光部材は、樹脂材料を含んで構成されていることが好ましい。
これにより、透光部材を光源部およびレンズの双方に容易に密着させることができる。
本発明のエンコーダーでは、前記透光部材は、前記光源部と前記レンズとを接続していることが好ましい。
これにより、透光部材と光源部およびレンズとの間の隙間を無くし、これらの界面での光の反射を的確に低減することができる。そのため、光源部の出力の安定化をより効果的に図ることができる。
本発明のエンコーダーでは、前記透光部材は、前記光源部を覆っていることが好ましい。
これにより、透光部材により光源部を保護することができる。
本発明のエンコーダーでは、前記光源部は、半導体レーザーを有することが好ましい。
これにより、小型で高精度なエンコーダーを実現することができる。また、レーザー(特に半導体レーザー)は、戻り光が入射すると、出力強度や出力波長が変動してしまう。したがって、光源部に半導体レーザーを用いた場合、戻り光を低減することは、光源部の出力変動を低減する上で特に有効である。
本発明のエンコーダーでは、前記光源部と前記受光部とは、前記光学スケールに対して同じ面側に配置されていることが好ましい。
これにより、反射型の光学式エンコーダーを実現することができる。また、光源部および受光部を同一面上に配置することができ、透光部材により光源部および受光部を一括して覆うことが容易となる。
本発明のエンコーダーでは、前記光学スケールは、偏光特性を有する偏光部を備えることが好ましい。
これにより、偏光方式の光学式エンコーダーを実現することができる。
本発明のエンコーダーでは、前記透光部材は、複屈折性を有しない材料で構成されていることが好ましい。
これにより、偏光方式の光学式エンコーダーにおいて、直線偏光の光を用いたとき、その光が複屈折により検出精度に悪影響を与えることを低減することができる。
本発明のロボットは、本発明のエンコーダーを備えることを特徴とする。
このような特徴を有するロボットによれば、エンコーダーが備える光源部の出力の安定化を図ることができ、それにより、エンコーダーの検出精度を向上させることができる。そのため、例えば、このようなエンコーダーの検出結果を用いることで、ロボットの動作制御を高精度に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るエンコーダーを示す模式図である。 図1に示すエンコーダーが備える光学スケールの平面図である。 図1に示すエンコーダーが備える光源部および受光部の平面図である。 図3に示す光源部および受光部を説明するための模式的断面図である。 図1に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と受光部で発生する電流値(PD電流値)との関係を示すグラフである。 図1に示すエンコーダーが備えるセンサー部(光源部、受光部、レンズおよび透光部材)を説明するための断面図である。 図6に示すセンサー部が備えるレンズの斜視図である。 図6に示すセンサー部の側面図(図6中右側から見た図)である。 本発明の第2実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。 本発明の第5実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。 本発明の第6実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係るロボットを示す側面図である。
以下、本発明のエンコーダーおよびロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.エンコーダー
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るエンコーダーを示す模式図である。
図1に示すエンコーダー1は、反射型の光学式のロータリーエンコーダーである。このエンコーダー1は、回動軸axまわりに回動する光学スケール2と、光学スケール2に対向して固定設置されるセンサーユニット3と、センサーユニット3に電気的に接続されている演算部6と、を備える。
光学スケール2は、基板21と、基板21の一方の面上に設けられている偏光部22および180°判別用トラック23と、を有する。また、センサーユニット3は、基板31と、基板31の光学スケール2側に設けられているセンサー部30と、を有する。センサー部30は、3つのセンサー部30a、30b、30cからなり、センサー部30a、30bは、それぞれ、発光素子32、受光素子34、レンズ36および透光部材38を有し、センサー部30cは、発光素子33、受光素子35、レンズ37および透光部材39を有する。ここで、発光素子32、33は、光学スケール2に向けて光を出射する光源部11を構成し、受光素子34、35は、光学スケール2からの光を受光する受光部12を構成している。
このエンコーダー1では、発光素子32が透光部材38およびレンズ36を介して光学スケール2の偏光部22に光を照射し、発光素子33が透光部材39およびレンズ37を介して180°判別用トラック23に光を照射する。そして、受光素子34が偏光部22での反射光をレンズ36および透光部材38を介して受光し、受光素子35が180°判別用トラック23での反射光をレンズ37および透光部材39を介して受光する。演算部6は、受光素子34、35からの信号(電流値)に基づいて、光学スケール2の回動状態を判断する。
ここで、センサー部30a、30bのうちの一方が有する受光素子34からの信号は、A相信号であり、センサー部30a、30bのうちの他方が有する受光素子34からの信号は、A相信号とは45°位相のずれたB相信号である。そして、演算部6は、A相信号およびB相信号を用いて、回動角度180°範囲内での光学スケール2の回動位置を判断する。また、センサー部30cが有する受光素子35からの信号は、A相信号またはB相信号を180°回動した状態と判別(区別)するための180°回動判別用信号である。
以下、エンコーダー1の各部について詳述する。
(光学スケール)
図2は、図1に示すエンコーダーが備える光学スケールの平面図である。
図2に示すように、光学スケール2は、円板状をなし、その中央部には、厚さ方向に貫通している孔211が設けられている。この光学スケール2は、回動軸axまわりに回動する部材(図示せず)に取り付けられる。前述したように、光学スケール2は、基板21と、基板21の一方の面上に設けられている偏光部22および180°判別用トラック23と、を有する。
基板21は、発光素子32、33からの光に対する透過性を有する。基板21の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ガラス材料、樹脂材料等が挙げられる。このような基板21の一方の面上には、基板21の中心側から外周側に向けて、偏光部22および180°判別用トラック23がこの順に並んで配置されている。なお、偏光部22および180°判別用トラック23を一体で構成する場合、基板21は、省略することが可能である。
偏光部22は、選択的にP偏光の光を透過し、S偏光の光を反射する偏光特性を有する。この偏光部22は、例えば、発光素子32からの光に対する反射性を有する複数のワイヤーを互いに間隔を隔てて平行に並べて構成されている偏光パターンを有する。この偏光パターンの構成材料としては、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、金(Au)、鉄(Fe)、白金(Pt)またはこれらの合金等の金属材料、ヨウ素等が挙げられる。すなわち、偏光部22が直線状に延びている複数の金属線を有する。このような偏光部22は、例えば、公知の成膜方法を用いて形成してもよいし、シート状または板状の部材をエッチング等により加工して形成してもよい。
180°判別用トラック23は、回動軸axを中心とする円に沿って設けられ、回動軸axに沿った方向から見たとき(以下、「平面視」とも言う)、回動軸axを通る線分aにより二分(図2中左右に二分)される2つの領域231、232で構成されている。すなわち、180°判別用トラック23の周方向における360°の全範囲のうち、180°の範囲に領域231が設けられ、残りの180°の範囲に領域232が設けられている。
この2つの領域231、232は、互いに反射率が異なる。具体的には、2つの領域231、232のうち、一方の領域231は、発光素子33からの光に対する反射性を有し、他方の領域232は、発光素子33からの光に対する透過性を有する。したがって、発光素子33からの光に対する領域231の反射率は、発光素子33からの光に対する領域232の反射率よりも高い。
ここで、領域231には、発光素子33からの光に対する反射性を有する薄膜が設けられ、一方、領域232には、当該薄膜が設けられていない。領域231に設けられる薄膜の構成材料としては、例えば、前述した偏光部22の偏光パターンと同様の金属材料が挙げられる。このような領域231の薄膜は、例えば、公知の成膜方法を用いて形成することができ、また、前述した偏光部22の偏光パターンと一括して形成することもできる。なお、領域232には、領域231に設けられている薄膜よりも発光素子33からの光に対する反射率が低い薄膜を設けてもよい。
(センサーユニット)
図3は、図1に示すエンコーダーが備える光源部および受光部の平面図である。図4は、図3に示す光源部および受光部を説明するための模式的断面図である。
センサーユニット3は、回動軸axまわりに回動しない部材(図示せず)に取り付けられる。前述したように、センサーユニット3は、基板31と、基板31の光学スケール2側に設けられているセンサー部30と、を有する。
基板31は、回動軸axまわりに回動しない部材(図示せず)に取り付けられる。基板31は、例えば、配線基板であり、センサー部30を支持するとともに、これらと電気的に接続されている。そして、基板31は、図1に示す演算部6に図示しない配線を介して電気的に接続されている。
センサー部30は、3つのセンサー部30a、30b、30cで構成されている。なお、3つのセンサー部30a、30b、30cは、図示では平面視で互いに近接して配置されているが、光学スケール2の回動状態を検出可能であれば、図示の配置に限定されない。
センサー部30a、30bは、それぞれ、図4に示すように、発光素子32、受光素子34、レンズ36および透光部材38を有し、発光素子32が透光部材38およびレンズ36を介して光学スケール2の偏光部22へ光LL1を照射し、偏光部22で反射した光LL1を受光素子34がレンズ36および透光部材38を介して受光する。一方、センサー部30cは、発光素子33、受光素子35、レンズ37および透光部材39を有し、発光素子33が透光部材39およびレンズ37を介して光学スケール2の180°判別用トラック23に光LL2を照射し、180°判別用トラック23で反射した光LL2を受光素子35がレンズ37および透光部材39を介して受光する。なお、図示では、受光素子34は、発光素子32に隣接して配置され、同様に、受光素子35は、発光素子33に隣接して配置されているが、受光素子34、35の配置は、前述したように受光素子34、35が光学スケール2での反射光を受光することができれば、図示の配置に限定されない。
センサー部30a、30bがそれぞれ有する発光素子32は、例えば、面発光レーザー(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)であり、直線偏光した光を出射する機能を有する。ただし、センサー部30aが有する発光素子32から出射される光の偏光方向E1と、センサー部30bが有する発光素子32から出射される光の偏光方向E2とは、互いに45°異なる。これにより、センサー部30a、30bが有する発光素子32から出力された信号を互いに45°位相がずれたA相信号およびB相信号とすることができる。なお、「直線偏光」とは、電磁波(光)の振動面が一平面内にある光であり、言い換えれば、電場(または磁場)の振動方向が一定な光である。また、発光素子32が出射する光は、直線偏光成分以外の成分が含まれていたり、偏光方向が変動したりしてもよいが、その場合、直線偏光成分以外の成分および偏光方向の変動のそれぞれができるだけ少ないこと(所望の直線偏光成分に対する他の成分量および偏光方向の変動角度のそれぞれが5%以下とすること)が好ましい。
一方、センサー部30cが有する発光素子33は、例えば、面発光レーザーまたは発光ダイオードであり、出射する光は偏光されていてもいなくてもよい。
受光素子34、35は、それぞれ、例えば、GaAsまたはSiを用いたフォトダイオードである。そして、受光素子34は、偏光部22で反射した光を受光し、その受光強度に応じた電流を検出信号として出力する機能を有する。受光素子35は、180°判別用トラック23で反射した光を受光し、その受光強度に応じた電流を検出信号として出力する機能を有する。
センサー部30a、30bがそれぞれ有するレンズ36は、平面視で発光素子32および受光素子34の双方に重なって配置されており、発光素子32から出射された光LL1の放射角度を小さくする機能と、偏光部22で反射した光LL1を受光素子34に向けて集光する機能と、を有する。図示では、レンズ36は、光学スケール2側に凸面、発光素子32側に平面を有する平凸レンズである。なお、レンズ36については、後に詳述する。
また、センサー部30cが有するレンズ37は、レンズ36と同様の構成を有する。すなわち、レンズ37は、平面視で発光素子33および受光素子35の双方に重なって配置されており、発光素子33から出射された光LL2の放射角度を小さくする機能と、180°判別用トラック23で反射した光LL2を受光素子35に向けて集光する機能と、を有する。
センサー部30a、30bがそれぞれ有する透光部材38は、発光素子32および受光素子34とレンズ36との間にこれらに接触して配置(例えば充填)され、透光性を有する。本実施形態では、透光部材38は、平面視で発光素子32および受光素子34の双方に重なって配置されている。この透光部材38は、発光素子32から出射された光LL1をレンズ36に向けて透過させる機能と、偏光部22で反射してレンズ36を通過した光LL1を受光素子34に向けて透過させる機能と、を有する。特に、透光部材38は、その屈折率が1よりも大きくかつレンズ36の屈折率の2乗よりも小さい。これにより、前述したように透光部材38がレンズ36と接触していることと相まって、発光素子32から出射した光LL1がレンズ36の発光素子32側の面(図4中下面)で反射することを低減することができる。なお、透光部材38については、レンズ36とともに後に詳述する。
また、センサー部30cが有する透光部材39は、透光部材38と同様の構成を有する。すなわち、透光部材39は、発光素子33とレンズ37との間にこれらに接触して配置され、透光性を有する。本実施形態では、透光部材39は、平面視で発光素子33および受光素子35の双方に重なって配置されている。この透光部材39は、発光素子33から出射された光LL2をレンズ37に向けて透過させる機能と、180°判別用トラック23で反射してレンズ37を通過した光LL2を受光素子35に向けて透過させる機能と、を有する。特に、透光部材39は、その屈折率が1よりも大きくかつレンズ37の屈折率の2乗よりも小さい。
図1に示す演算部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびSRAM(Static Random Access Memory)を含んで構成され、受光素子34、35からの信号を用いて、光学スケール2の回動状態を判断する機能を有する。この回動状態としては、例えば、回動位置、回動角度、回動速度、回動方向等が挙げられる。
図5は、図1に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と受光部で発生する電流値(PD電流値)との関係を示すグラフである。
前述したように、発光素子32が出射する光は、一方向に直線偏光されている。そして、発光素子32からの光が照射される偏光部22は、選択的にP偏光の光を透過し、S偏光の光を反射する偏光特性を有する。
このような偏光部22により、偏光部22に照射された光は、光学スケール2の回動角度に応じて、偏光部22での反射率が変化する。そして、センサー部30a、30bがそれぞれ有する受光素子34からの信号の電流値(PD電流値)は、光学スケール2の回動角度(回転角度)に応じて、図5に示すように、正弦波に沿って変化する。ここで、センサー部30a、30bのうちの一方が有する受光素子34からの信号は、A相信号であり、センサー部30a、30bのうちの他方が有する受光素子34からの信号は、A相信号とは45°位相のずれたB相信号である。このようなA相信号およびB相信号を組み合わせて用いることで、光学スケールの回動角度が0〜πまたはπ〜2πの範囲内における角度の判別を行うことができる。
また、受光素子34からの信号の電流値は、0〜πの範囲とπ〜2πの範囲とが互いに同じ波形となる。そのため、受光素子34からの信号(A相信号およびB相信号)のみでは、光学スケール2の回動角度が0〜πであるときとπ〜2πであるときの区別ができない。
そこで、受光素子35からの信号(180°回転判別信号)を用いて、光学スケール2の回動角度が0〜πであるときとπ〜2πであるときとの判断を行う。前述したように、180°判別用トラック23の周方向における360°の範囲のうち、180°の範囲に領域231が設けられ、残りの180°の範囲に領域232が設けられており、発光素子33からの光に対する領域231の反射率が領域232よりも高い。
このような領域231、232により、180°判別用トラック23に照射された光は、光学スケール2の回動角度に応じて、180°判別用トラック23の反射率が二値的に変化する。そして、受光素子35からの信号(180°回転判別信号)の電流値(PD電流値)は、光学スケール2の回動角度(回転角度)に応じて、図5に示すように、二値的に変化する。ここで、受光素子35からの信号の電流値は、0〜πの範囲とπ〜2πの範囲とで互いに異なる値となる。したがって、受光素子35からの信号を用いることで、光学スケール2の回動角度が0〜πであるときとπ〜2πであるときとの判別を行うことができる。
以上、エンコーダー1の概略を説明した。以下、レンズ36および透光部材38について詳述する。なお、以下では、レンズ36および透光部材38について代表的に説明するが、レンズ37および透光部材39についても同様である。
図6は、図1に示すエンコーダーが備えるセンサー部(光源部、受光部、レンズおよび透光部材)を説明するための断面図である。図7は、図6に示すセンサー部が備えるレンズの斜視図である。図8は、図6に示すセンサー部の側面図(図6中右側から見た図)である。なお、以下では、説明の便宜上、図4、図6〜図8中の上側を「上」、下側を「下」という。
前述したように、エンコーダー1は、光学スケール2と、光学スケール2に向けて光を出射する光源部11(発光素子32)と、光学スケール2からの光を受光する受光部12(受光素子34)と、光学スケール2と光源部11との間に配置されている部分を有するレンズ36と、を備える。
ここで、光学スケール2は、偏光特性を有する偏光部22を備える。これにより、偏光方式の光学式エンコーダーを実現することができる。
また、光源部11は、「半導体レーザー」である発光素子32を有する。これにより、小型で高精度なエンコーダー1を実現することができる。また、レーザー(特に半導体レーザー)は、戻り光が入射すると、出力強度や出力波長が変動してしまう。したがって、光源部11に半導体レーザーを用いた場合、戻り光を低減することは、光源部11の出力変動を低減する上で特に有効である。
そこで、エンコーダー1は、図6に示すように、光源部11とレンズ36との間に配置されている部分を有する光透過性の透光部材38を備える。この透光部材38の屈折率は、1よりも大きくかつレンズ36の屈折率の2乗よりも小さい範囲内にある。
このようなエンコーダー1によれば、光源部11とレンズ36との間に配置されている部分を有する光透過性の透光部材38の屈折率が1よりも大きくかつレンズ36の屈折率の2乗よりも小さいため、光源部11とレンズ36との間に単に空気のみが介在している場合に比べて、光源部11からの光がレンズ36の光源部11側の面(以下、「レンズ36の下面」とも言う)で反射するのを低減することができる。そのため、当該反射による光が戻り光として光源部11に入射することを低減し、当該戻り光による光源部11の出力変動を低減することができる。
ここで、透光部材38がレンズ36とは別体であるため、レンズ36の特殊な加工を要することなく(加工工程を削減し)、透光部材38をレンズ36に対して接触させるかまたは光源部11からの光の波長よりも小さい隙間で近接させ、光源部11からの光がレンズ36の光源部11側の面で反射するのを容易に低減することができる。そのため、低コスト化を図りつつ、光源部11の出力の安定化を図ることができる。
ここで、光源部11および受光部12は、光学スケール2に対して同じ面側(下面側)に配置されている。これにより、反射型の光学式エンコーダーであるエンコーダー1を実現することができる。また、光源部11および受光部12を同一面上に配置することができ、透光部材38により光源部11および受光部12を一括して覆うことが容易となる。
本実施形態では、前述したように、レンズ36は、平面視で発光素子32だけでなく受光素子34にも重なって配置されている。すなわち、レンズ36は、光学スケール2と受光部12との間に配置されている部分を有する。これにより、光学スケール2からの光の放射角度を調整して当該光を受光部12に入射させることができる。
同様に、透光部材38は、前述したように、平面視で発光素子32だけでなく受光素子34にも重なって配置されている。すなわち、透光部材38は、受光部12とレンズ36との間に配置されている部分を有する。これにより、発光素子32とレンズ36との間にのみに部分的に透光部材38を形成する場合に比べて、透光部材38の形成が容易となる。また、透光部材38を受光部12に対して接触させるかまたは光源部11からの光の波長よりも小さい隙間で近接させておくことで、受光部12の受光面での光の反射を低減し、光源部11への戻り光を低減することができる。そのため、光源部11の出力の安定化をより効果的に図ることができる。
以下、透光部材38の屈折率を前述したような範囲内とする理由について説明する。
発光素子32からの光がレンズ36の下面で反射するのを低減するには、透光部材38からレンズ36へ光が入射するときのレンズ36での反射率Rが、空気からレンズ36へ光が入射するときのレンズ36での反射率Rよりも小さくなればよい。
したがって、レンズ36の屈折率をnとし、透光部材38の屈折率をnとしたとき、下記式(1)を満たせばよい。なお、空気の屈折率は、真空の屈折率(=1)にほぼ等しい。
Figure 2018072184
この式(1)から、n<n なる関係が得られる。また、透光部材38の屈折率nは、空気の屈折率(≒1)よりも大きくなる。したがって、下記式(2)が得られる。
Figure 2018072184
以上より、透光部材38の屈折率を1よりも大きくかつレンズ36の屈折率の2乗よりも小さくすることで、光源部11とレンズ36との間に単に空気が介在している場合に比べて、光源部11からの光がレンズ36の下面で反射するのを低減することができる。
ここで、光源部11からの光がレンズ36の下面で反射するのを低減するには、透光部材38をレンズ36に対して接触させるかまたは光源部11からの光の波長よりも小さい隙間で近接させることが必要である。
本実施形態では、前述したように、透光部材38は、発光素子32とレンズ36との間にこれらに接触して配置(例えば充填)されている。すなわち、透光部材38は、光源部11とレンズ36とを接続している。これにより、透光部材38と光源部11およびレンズ36との間の隙間を無くし、これらの界面での光の反射を的確に低減することができる。そのため、光源部11の出力の安定化をより効果的に図ることができる。なお、透光部材38と光源部11との間、および、透光部材38とレンズ36との間のうちの少なくとも一方に隙間が形成されていても、当該隙間が光源部11からの光LL1の波長よりも小さい隙間であれば、これらの界面での光の反射を低減することが可能である。
このような透光部材38の構成材料としては、前述したような屈折率を有し、かつ、光透過性を有する材料であればよく、樹脂材料、ガラス材料、結晶材料等の各種光学材料を用いることができるが、透光材料38は、樹脂材料を含んで構成されていることが好ましい。これにより、レンズ36を光源部11との間に隙間を形成した状態で設置した後に、当該隙間に液状の樹脂材料またはその前駆体を流し込んだ後(必要に応じて減圧による脱泡処理を行った後)に硬化または固化させることにより、光源部11およびレンズ36の双方に密着した状態の透光部材38を容易に形成することができる。そのため、透光部材38が樹脂材料を含んで構成されていることにより、透光部材38を光源部11およびレンズ36の双方に容易に密着させることができる。
ここで、透光部材38の構成材料として用いる樹脂材料としては、特に限定されないが、例えば、ウレタン系エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アモルファスフッ素樹脂等が挙げられる。なお、透光部材38の構成材料として樹脂材料を用いる場合において、透光部材38の構成材料は、樹脂材料の他に、透光部材38の光学特性に悪影響を与えない範囲で、例えば、無機フィラー等の無機材料が含まれていてもよい。
また、透光部材38は、複屈折性を有しない材料で構成されていることが好ましい。これにより、偏光方式の光学式エンコーダーであるエンコーダー1において、直線偏光の光を用いたとき、その光が複屈折により検出精度に悪影響を与えることを低減することができる。
図7に示すように、レンズ36は、レンズ部361と、レンズ部361から下方に向かって突出している2つの脚部362と、を有する。レンズ部361は、平凸レンズの形状をなしている。そして、2つの脚部362は、レンズ部361の下面に形成されている平坦面の外周部から突出している。このようなレンズ36は、図8に示すように、2つの脚部362を基板31側にして基板31上に設置することで、レンズ部361と基板31との間に、脚部362の長さ(高さ)に応じた隙間を容易に形成することができる。このようなレンズ36の構成材料としては、光透過性を有する材料であればよく、特に限定されず、樹脂材料、ガラス材料、結晶材料等の各種光学材料を用いることができるが、前述した透光部材38と同様の観点から、複屈折性を有しない材料を用いることが好ましい。
なお、レンズ36は、脚部362と基板31とを接着剤等により接合してもよいが、前述したようにレンズ部361と基板31との間に液状の樹脂材料または前駆体を流し込んで透光部材38を形成することで、透光部材38によりレンズ36と基板31とを接着(接合)することもできる。また、脚部362は、図示の形状、配置等に限定されないことは言うまでもない。また、脚部362を省略してもよく、この場合、レンズ36とは別体の部材によりレンズ36を基板31に対して固定してもよいし、透光部材38のみでレンズ36を支持してもよい。
ここで、レンズ36と発光素子32との間の隙間L1、および、レンズ36と受光素子34との間の隙間L2は、それぞれ、前述したような透光部材38を形成するための液状の樹脂材料またはその前駆体が毛細管現象により流れ込む大きさであることが好ましい。これにより、液状の樹脂材料またはその前駆体をレンズ36と光源部11または受光部12との間の隙間に容易に流し込むことができる。
なお、透光部材38を形成するための液状の樹脂材料または前駆体を光源部11および受光部12上に配置(塗布)した後にレンズ36を設置し、その後、当該樹脂材料または前駆体の硬化または固化を行ってもよい。
また、図6に示すように、透光部材38は、光源部11を覆っている。すなわち、透光部材38は、発光素子32を基板31とともに気密的または液密的に封止している。このように透光部材38が光源部11(より具体的には発光素子32の上面および側面)を覆っていることにより、透光部材38により光源部11を水分、酸素等から保護することができる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。
以下、第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図9において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態に係るセンサー部30Aは、前述した第1実施形態のセンサー部30の発光素子32(光源部11)に代えて、発光素子32A(光源部11A)および偏光素子40を備える以外は、前述したセンサー部30と同様である。発光素子32Aは、発光ダイオードである。偏光素子40は、受光素子34の受光面上に配置されている。この偏光素子40は、光学スケール2の回動に対して非回転となるように固定配置され、特定方向の偏光成分のみを透過させる。
このように、受光素子34と偏光部22との間に偏光素子40を設けることにより、発光素子32Aからの光が無偏光であっても、前述した実施形態と同様、受光素子34からの信号の電流値は、光学スケール2の回動角度に応じて、正弦波に沿って変化する。なお、偏光素子40は、図示では透光部材38と受光素子34との間に設けられているが、受光素子34と偏光部22との間、または、発光素子32Aと偏光部22との間に設けられていればよく、例えば、レンズ36と透光部材38との間に設けられていてもよい。
また、本実施形態においても、発光素子32Aとレンズ36との間、および、受光素子34とレンズ36との間に、透光部材38が配置されている。
以上のような第2実施形態によっても、低コスト化を図りつつ、光源部11Aの出力の安定化を図ることができる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。
以下、第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図10において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態に係るセンサー部30Bは、前述したセンサー部30の透光部材38に代えて、透光部材38Bを備える以外は、前述したセンサー部30と同様である。透光部材38Bは、発光素子32とレンズ36との間に配置されている部分を有するが、受光素子34とレンズ36との間に配置されている部分を有しない。すなわち、透光部材38Bは、平面視で、発光素子32およびレンズ36には重なっているが、受光素子34に重なっていない。
以上のような第3実施形態によっても、低コスト化を図りつつ、光源部11の出力の安定化を図ることができる。
<第4実施形態>
図11は、本発明の第4実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。
以下、第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図11において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態に係るセンサー部30Cは、前述した第3実施形態のセンサー部30Bの発光素子32(光源部11)に代えて、発光素子32A(光源部11A)および偏光素子40を備える以外は、前述したセンサー部30Bと同様である。すなわち、センサー部30Cは、前述した第2実施形態のセンサー部30Aの透光部材38に代えて、前述した第3実施形態の透光部材38Bを備える以外は、前述したセンサー部30Aと同様である。
以上のような第4実施形態によっても、低コスト化を図りつつ、光源部11Aの出力の安定化を図ることができる。
<第5実施形態>
図12は、本発明の第5実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。
以下、第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図12において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態に係るセンサー部30Dは、レンズ36と透光部材38との間に反射防止膜41を設けた以外は、前述した第1実施形態のセンサー部30と同様である。反射防止膜41は、例えば、二酸化ケイ素膜、タンタルオキサイド膜等の誘電体膜が積層された誘電体多層膜で構成されている。この反射防止膜41は、誘電体多層膜の各層の厚さや層数を適宜設定されており、光源部11からの光の反射を低減する機能を有する。
以上のような第5実施形態によっても、低コスト化を図りつつ、光源部11の出力の安定化を図ることができる。
<第6実施形態>
図13は、本発明の第6実施形態に係るエンコーダーが備える光源部、受光部、レンズおよび透光部材を説明するための断面図である。
以下、第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図13において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態に係るセンサー部30Eは、前述した第5実施形態のセンサー部30Dの発光素子32(光源部11)に代えて、発光素子32A(光源部11A)および偏光素子40を備える以外は、前述したセンサー部30Dと同様である。すなわち、センサー部30Eは、レンズ36と透光部材38との間に反射防止膜41を設けた以外は、前述した第2実施形態のセンサー部30Aと同様である。
以上のような第6実施形態によっても、低コスト化を図りつつ、光源部11Aの出力の安定化を図ることができる。
2.ロボット
図14は、本発明の実施形態に係るロボットを示す側面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図14中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、図14中の基台側を「基端」、その反対側(エンドエフェクター側)を「先端」と言う。また、図14の上下方向を「鉛直方向」とし、左右方向を「水平方向」とする。
図14に示すロボット100は、いわゆる水平多関節ロボット(スカラロボット)であり、例えば、精密機器等を製造する製造工程等で用いられ、精密機器や部品等の把持や搬送等を行うことができる。
図14に示すように、ロボット100は、基台110と、第1アーム120と、第2アーム130と、作業ヘッド140と、エンドエフェクター150と、配線引き回し部160と、を有している。以下、ロボット100の各部を順次簡単に説明する。
基台110は、例えば、図示しない床面にボルト等によって固定されている。基台110の上端部には、第1アーム120が連結している。第1アーム120は、基台110に対して鉛直方向に沿う第1軸である回動軸J1(回動軸ax)まわりに回動可能となっている。
基台110内には、第1アーム120を回動させる駆動力を発生させる第1モーターであるモーター111と、モーター111の駆動力を減速する第1減速機である減速機112とが設置されている。減速機112の入力軸は、モーター111の回転軸に連結され、減速機112の出力軸は、第1アーム120に連結されている。そのため、モーター111が駆動し、その駆動力が減速機112を介して第1アーム120に伝達されると、第1アーム120が基台110に対して回動軸J1まわりに水平面内で回動する。また、基台110および第1アーム120には、基台110に対する第1アーム120の回転状態(回動状態)を検出する第1エンコーダーであるエンコーダー1が設けられている。
第1アーム120の先端部には、第2アーム130が連結している。第2アーム130は、第1アーム120に対して鉛直方向に沿う第2軸J2まわりに回動可能となっている。図示しないが、第2アーム130内には、第2アーム130を回動させる駆動力を発生させる第2モーターと、第2モーターの駆動力を減速する第2減速機とが設置されている。そして、第2モーターの駆動力が第2減速機を介して第2アーム130に伝達されることにより、第2アーム130が第1アーム120に対して第2軸J2まわりに水平面内で回動する。また、図示しないが、第2モーターには、第1アーム120に対する第2アーム130の回転状態を検出する第2エンコーダーが設けられている。
第2アーム130の先端部には、作業ヘッド140が配置されている。作業ヘッド140は、第2アーム130の先端部に同軸的に配置されたスプラインナットおよびボールネジナット(ともに図示せず)に挿通されたスプラインシャフト141を有している。スプラインシャフト141は、第2アーム130に対して、その軸J3まわりに回転可能であり、かつ、上下方向に移動(昇降)可能となっている。
図示しないが、第2アーム130内には、回転モーターおよび昇降モーターが配置されている。回転モーターの駆動力は、図示しない駆動力伝達機構によってスプラインナットに伝達され、スプラインナットが正逆回転すると、スプラインシャフト141が鉛直方向に沿う軸J3まわりに正逆回転する。また、図示しないが、回転モーターには、第2アーム130に対するスプラインシャフト141の回転状態を検出する第3エンコーダーが設けられている。
一方、昇降モーターの駆動力は、図示しない駆動力伝達機構によってボールネジナットに伝達され、ボールネジナットが正逆回転すると、スプラインシャフト141が上下に移動する。昇降モーターには、第2アーム130に対するスプラインシャフト141の移動量を検出する第4エンコーダーが設けられている。
スプラインシャフト141の先端部(下端部)には、エンドエフェクター150が連結されている。エンドエフェクター150としては、特に限定されず、例えば、被搬送物を把持するもの、被加工物を加工するもの等が挙げられる。
第2アーム130内に配置された各電子部品(例えば、第2モーター、回転モーター、昇降モーター、第2〜第4エンコーダー等)に接続される複数の配線は、第2アーム130と基台110とを連結する管状の配線引き回し部160内を通って基台110内まで引き回されている。さらに、かかる複数の配線は、基台110内でまとめられることによって、モーター111およびエンコーダー1に接続される配線とともに、基台110の外部に設置され、ロボット100を統括制御する図示しない制御装置まで引き回される。
以上のようなロボット100は、エンコーダー1を備える。これにより、エンコーダー1が備える光源部11の出力の安定化を図ることができ、それにより、エンコーダー1の検出精度を向上させることができる。そのため、例えば、このようなエンコーダー1の検出結果を用いることで、ロボット100の動作制御を高精度に行うことができる。なお、ロボット100において、第2〜第4エンコーダーのうちの少なくとも1つを、エンコーダー1と同様のものとすることができる。
以上、本発明のエンコーダーおよびロボットを図示の好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、3つのセンサー部のそれぞれにレンズおよび透光部材を設けた場合を例に説明したが、少なくとも1つのセンサー部にレンズおよび透光部材が設けられていればよい。また、レンズおよび透光部材のうちの少なくとも一方は、複数のセンサー部にわたって(共通して)設けられていてもよい。また、センサー部の数は、3つに限定されず、2つ以下または4つ以上であってもよい。また、発光素子の数は、受光素子の数と同数である必要はなく、例えば、複数の受光素子に対して1つの発光素子を共用してもよい。
また、前述した実施形態のレンズの形状は、一例であり、発光素子および受光素子の数や配置等に応じて適宜変更してもよい。また、レンズは、発光素子と光学スケールとの間に設けられていればよく、受光素子と光学スケールとの間に設けられていなくてもよい。
また、透光部材は、レンズと発光素子(光源部)との間であって、発光素子からの光の通過領域の少なくとも一部に設けられていればよい。
また、エンコーダーの設置箇所は、基台と第1アームとの関節部に限定されず、相対的に回動する任意の2つのアームの関節部であってもよい。また、エンコーダーの設置箇所は、ロボットが有する関節部に限定されない。
また、前述した実施形態では、ロボットアームの数は、1つであったが、ロボットアームの数は、これに限定されず、例えば、2つ以上でもよい。すなわち、本発明のロボットは、例えば、双腕ロボット等の複数腕ロボットであってもよい。
また、前述した実施形態では、ロボットが有するアームの数は、2つであったが、アームの数は、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上でもよい。
また、前述した実施形態では、本発明のロボットの設置箇所は、床面に限定されず、例えば、天井面や側壁面等でもよい。また、本発明のロボットは、建物等の構造物に固定設置されるものに限定されず、例えば、脚部を有する脚式歩行(走行)ロボットであってもよい。
また、前述した実施形態では、本発明のロボットの一例として、水平多関節ロボットを例に説明したが、本発明のロボットは、相対的に回動する2つの部材を有すれば、垂直多関節ロボット等の他の形式のロボットであってもよい。
また、本発明のエンコーダーは、前述したロボットに限定されず、回転部を有する産業用プリンター、民生用プリンター等の各種プリンターにも用いることができる。また、本発明のエンコーダーをプリンターに用いる場合、エンコーダーの設置箇所としては、特に限定されないが、例えば、紙送り機構等が挙げられる。
また、前述した実施形態では、ロータリーエンコーダーに本発明を適用した場合を例に説明したが、これに限定されず、本発明は、リニアエンコーダーにも適用可能である。また、前述した実施形態では、偏向方式の光学式エンコーダーに本発明を適用した場合を例に説明したが、これに限定されず、本発明は、他の各種光学式エンコーダー(例えば光学スケールとしてスリット板を用いたもの)にも適用可能である。また、本発明は、インクリメンタル形およびアブソリュート形のいずれのエンコーダーにも適用可能である。
1…エンコーダー、2…光学スケール、3…センサーユニット、6…演算部、11…光源部、11A…光源部、12…受光部、21…基板、22…偏光部、23…180°判別用トラック、30…センサー部、30A…センサー部、30B…センサー部、30C…センサー部、30D…センサー部、30E…センサー部、30a…センサー部、30b…センサー部、30c…センサー部、31…基板、32…発光素子、32A…発光素子、33…発光素子、34…受光素子、35…受光素子、36…レンズ、37…レンズ、38…透光部材、38B…透光部材、39…透光部材、40…偏光素子、41…反射防止膜、100…ロボット、110…基台、111…モーター、112…減速機、120…第1アーム、130…第2アーム、140…作業ヘッド、141…スプラインシャフト、150…エンドエフェクター、160…配線引き回し部、211…孔、231…領域、232…領域、361…レンズ部、362…脚部、E1…偏光方向、E2…偏光方向、J1…回動軸、J2…第2軸、J3…軸、L1…隙間、L2…隙間、LL1…光、LL2…光、a…線分、ax…回動軸

Claims (11)

  1. 光学スケールと、
    前記光学スケールに向けて光を出射する光源部と、
    前記光学スケールからの光を受光する受光部と、
    レンズと、
    光透過性を有し、屈折率が1よりも大きくかつ前記レンズの屈折率の2乗よりも小さい透光部材と、を備え、
    前記レンズは、前記光学スケールと前記光源部との間に少なくとも一部が配置されていて、
    前記透光部材は、前記光源部と前記レンズとの間に少なくとも一部が配置されていることを特徴とするエンコーダー。
  2. 前記レンズは、前記光学スケールと前記受光部との間に少なくとも一部が配置されている請求項1に記載のエンコーダー。
  3. 前記透光部材は、前記受光部と前記レンズとの間に少なくとも一部が配置されている請求項2に記載のエンコーダー。
  4. 前記透光部材は、樹脂材料を含んで構成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  5. 前記透光部材は、前記光源部と前記レンズとを接続している請求項1ないし4のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  6. 前記透光部材は、前記光源部を覆っている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  7. 前記光源部は、半導体レーザーを有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  8. 前記光源部と前記受光部とは、前記光学スケールに対して同じ面側に配置されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  9. 前記光学スケールは、偏光特性を有する偏光部を備える請求項1ないし8のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  10. 前記透光部材は、複屈折性を有しない材料で構成されている請求項1ないし9のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のエンコーダーを備えることを特徴とするロボット。
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