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JP2018069342A - 制御装置、ロボットおよびロボットシステム - Google Patents

制御装置、ロボットおよびロボットシステム Download PDF

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Fumiaki Hasegawa
史彰 長谷川
隆一 岡田
Ryuichi Okada
隆一 岡田
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Abstract

【課題】第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調または同期させて行う作業等を迅速、かつ適確に行うことができる制御装置、ロボットおよびロボットシステムを提供すること。【解決手段】第1力検出部が設けられた第1ロボットアームと、第2力検出部が設けられた第2ロボットアームと、を制御する制御装置であって、前記第1力検出部により目標力を検出するまで前記第1ロボットアームを移動させ、前記第1ロボットアームを移動させている移動期間のうちの少なくとも一部の期間において、前記第2力検出部の出力に基づいて、前記第2ロボットアームに対してインピーダンス制御を行う制御部を備えることを特徴とする制御装置。【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、ロボットおよびロボットシステムに関するものである。
基台と、複数のアーム(リンク)を有するロボットアームとを備えるロボットが知られている。ロボットアームの隣り合う2つのアームのうちの一方のアームは、関節部を介して、他方のアームに回動可能に連結され、最も基端側(最も上流側)のアームは、関節部を介して、基台に回動可能に連結されている。関節部はモーターにより駆動され、その関節部の駆動により、アームが回動する。また、最も先端側(最も下流側)のアームには、エンドエフェクターとして、例えば、着脱可能にハンド等が装着される。そして、ロボットは、例えば、ハンドで対象物を把持し、その対象物を所定の場所へ移動させ、組立等の所定の作業を行う。
特許文献1には、2つのロボットアーム(第1ロボット、第2ロボット)を備える双腕ロボットが開示されている。この特許文献1に記載のロボットでは、一方のロボットアームのハンドで一方の対象物を把持し、他方のロボットアームのハンドで他方の対象物を把持して、作業を行うことができ、利便性が高い。
特開2010−23128号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロボットでは、作業の際、2つのロボットアームとも位置制御により移動(動作)させるので、2つのロボットアームの同期をとることが困難である。このため、2つのロボットアームの同期をとる必要がある作業の場合は、その作業を行うことが困難であるか、または、作業が完了するまでに長時間を要するという問題がある。また、ロボットの教示にも多大な労力と時間を要する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明の制御装置は、第1力検出部が設けられた第1ロボットアームと、第2力検出部が設けられた第2ロボットアームと、を制御する制御装置であって、
前記第1力検出部により目標力を検出するまで前記第1ロボットアームを移動させ、前記第1ロボットアームを移動させている移動期間のうちの少なくとも一部の期間において、前記第2力検出部の出力に基づいて、前記第2ロボットアームに対してインピーダンス制御を行う制御部を備えることを特徴とする。
これにより、第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調または同期させて行う作業を迅速、かつ適確に行うことができる。また、第1ロボットアームおよび第2ロボットアームの教示を容易かつ迅速に行うことができる。
本発明の制御装置では、前記制御部は、前記移動期間の全期間において、前記インピーダンス制御を行うことが好ましい。
これにより、第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調または同期させて行う作業をより適確に行うことができる。
本発明の制御装置では、前記制御部は、前記第1ロボットアームを移動させる制御を行って前記第1ロボットアームで装置を操作し、前記第2ロボットアームに対象物を把持させた状態で前記インピーダンス制御を行うことが好ましい。
これにより、前記対象物に対し、前記装置を用いて行う作業を迅速、かつ適確に行うことができる。
本発明の制御装置では、前記制御部は、前記第1ロボットアームと前記第2ロボットアームとを有するロボットを制御することが好ましい。
これにより、単腕ロボットを2つ用いる場合に比べて、ロボットの設置スペースを小さくすることができる。
本発明の制御装置では、前記制御部は、前記第1ロボットアームと前記第2ロボットアームとを協調動作させることにより、真空包装作業を行うことが好ましい。
これにより、真空包装作業を迅速、かつ適確に行うことができる。
本発明のロボットは、第1力検出部が設けられた第1ロボットアームと、第2力検出部が設けられた第2ロボットアームと、を備え、
本発明の制御装置により制御されることを特徴とする。
これにより、第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調または同期させて行う作業を迅速、かつ適確に行うことができる。また、ロボットの教示を容易かつ迅速に行うことができる。
本発明のロボットシステムは、本発明の制御装置と、
前記制御装置により制御され、前記第1力検出部が設けられた前記第1ロボットアームおよび前記第2力検出部が設けられた前記第2ロボットアームと、を備えることを特徴とする。
これにより、第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調または同期させて行う作業を迅速、かつ適確に行うことができる。また、第1ロボットアームおよび第2ロボットアームの教示を容易かつ迅速に行うことができる。
本発明のロボットシステムの実施形態を示す斜視図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの概略図である。 図1に示すロボットシステムのロボットに装着されるエンドエフェクターおよび力覚センサーを示す図である。 図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットシステムの制御装置の制御動作を示すフローチャートである。 図1に示すロボットシステムのロボットの動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの動作を説明するための図である。
以下、本発明の制御装置、ロボットおよびロボットシステムを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のロボットシステムの実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットシステムのロボットの概略図である。図3は、図1に示すロボットシステムのロボットに装着されるエンドエフェクターおよび力覚センサーを示す図である。図4は、図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。図5は、図1に示すロボットシステムの制御装置の制御動作を示すフローチャートである。図6〜図12は、図1に示すロボットシステムのロボットの動作を説明するための図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1、図6〜図12中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1、図6〜図12中のベース側を「基端」または「上流」、その反対側を「先端」または「下流」と言う。また、図1、図6〜図12中の上下方向が鉛直方向であり、左右方向等が「水平方向」である。本明細書において、「水平」とは、水平に対して5°以下の範囲内で傾斜している場合も含む。同様に、本明細書において、「鉛直」とは、鉛直に対して5°以下の範囲内で傾斜している場合も含む。また、図1では、各エンドエフェクターおよび各力覚センサーの図示は、省略されている。
図1〜図4のいずれかに示すように、ロボットシステム10は、制御装置900と、制御装置900により制御され、第1力検出部の1例である力覚センサー750が設けられた第1ロボットアームの1例である多関節アーム240および第2力検出部の1例である力覚センサー740が設けられた第2ロボットアームの1例である多関節アーム230を有するロボット1とを備えている。
ロボット1は、力覚センサー750(第1力検出部)が設けられた多関節アーム240(第1ロボットアーム)と、力覚センサー740(第2力検出部)が設けられた多関節アーム230(第2ロボットアーム)とを備えており、制御装置900により制御される。以下具体的に説明する。
ロボットシステム10は、ロボット1と、ロボット1を制御する制御装置900とを備えている。このロボットシステム10のロボット1は、双腕ロボットであり、例えば、腕時計や携帯電話のような精密機器やその部品等を製造する製造工程等で用いることができる。ロボット1として双腕ロボットを用いることにより、単腕ロボットを2つ用いる場合に比べて、ロボット1の設置スペースを小さくすることができる。
制御装置900は、ロボット1にその一部または全部が内蔵されていてもよく、また、ロボット1とは、別体であってもよい。本実施形態では、制御装置900は、ロボット1の後述するベース210内に内蔵されている。
なお、ロボット1と制御装置900とを別体で構成する場合は、例えば、ロボット1と制御装置900とをケーブルで接続し、有線方式で通信を行うようにしてもよく、また、前記ケーブルを省略し、無線方式で通信を行うようにしてもよい。
また、制御装置900は、1つの装置で構成されていてもよく、複数(例えば、2つ)の装置で構成されていてもよい。具体的には、例えば、制御装置900は、ロボット1の後述する多関節アーム240等を制御する第1制御装置と、ロボット1の後述する多関節アーム230等を制御する第2制御装置とで構成されていてもよい。なお、本実施形態では、制御装置900は、前記のように分割されておらず、1つの装置で構成されている。
また、ロボット1の配置としては、特に限定されないが、以下では、説明の便宜上、ロボット1を水平な床に配置する場合、すなわち、後述する回動軸O1が鉛直方向と平行な場合を例に挙げて説明する。
(ロボット)
図1に示すように、ロボット1は、ベース(基台)210と、ベース210に連結されている胴体220と、胴体220の左右に連結されている一対のロボットアームの1例である一対の多関節アーム230、240と、胴体220に設けられているステレオカメラ250および信号灯260と、各多関節アーム230、240に設けられている図示しないハンドカメラと、胴体220の背面側に設けられたモニター270とを備えている。
このようなロボット1(ロボットシステム10)によれば、ステレオカメラ250やハンドカメラを用いて作業台上の部品、工具等の位置を確認しながら作業を行うことができる。また、信号灯260によって、ロボット1の状態、例えば、駆動状態、正常停止状態、異常停止状態等を容易に確認することができる。また、モニター270にロボット1に関する情報が表示されるため、ロボット1の状態を簡単に確認することができる。モニター270は、例えば、タッチパネルになっており、タッチパネルを操作することによって、表示画面を切り替えたり、ロボット1に指令を与えたり、与えた指令を変更したりすることができる。
−ベース−
ベース210には、ロボット1の移動を容易とする図示しない複数の車輪(回転部材)と、各車輪をロックする図示しないロック機構と、ロボット1を移動する際に把持するハンドル(把持部)211とが設けられている。ロック機構を解除し、ハンドル211を把持して押したり引いたりすることで、ロボット1を自在に移動させることができ、ロック機構によって車輪をロックすることで、ロボット1を所定の位置で固定することができる。このように、ロボット1を移動可能とすることで、ロボット1の利便性が向上する。なお、車輪、ロック機構およびハンドル211は、それぞれ、省略してもよい。
また、ベース210には、図示しない作業台に当接させるためのバンパー213が設けられている。バンパー213を作業台の側面に当接させることによって、ロボット1を所定の間隔を隔てて作業台と向き合わせることができる。そのため、ロボット1と作業台との意図しない接触等を防止することができる。なお、バンパー213は、作業台に当接する当接部213aと、ベース210に固定される固定部213bを有し、図1では、当接部213aが固定部213bよりも下側に位置するようにベース210に装着されている。このようなバンパー213は、ベース210に対して着脱可能であり、バンパー213の向きを上下反転することができる。すなわち、図1とは反対に、当接部213aが固定部213bよりも上方に位置するようにバンパー213をベース210に装着することもできる。このように、当接部213aの高さを変更することで、高さの異なる作業台に対応することが可能となる。
なお、バンパー213は、ベース210ではなく、後述する昇降機構800の昇降する部分に固定されていてもよい。これにより、バンパー213が胴体220と共に一体的に昇降するため、昇降機構800によって、バンパー213の高さが自動的に調節されることとなる。したがって、利便性の高いロボット1となる。
また、ベース210には、非常停止ボタン214が設けられており、非常時にはこの非常停止ボタン214を押すことによって、ロボット1を緊急停止させることができる。
−胴体−
胴体220は、昇降機構(移動機構)800を介して、ベース210に対して鉛直方向(回動軸O1方向)に昇降可能に連結されている。昇降機構800の構成としては、胴体220をベース210に対して昇降させることができれば、特に限定されない。本実施形態では、昇降機構800は、手動で駆動する。なお、昇降機構800は、自動で駆動するようになっていてもよく、この場合は、昇降機構800は、例えば、駆動源としてのモーター(図示せず)と、モーターの回転角度を検出する位置センサー(図示せず)等を備える。また、昇降機構800は、前記モーターの回転速度を減じる減速機(図示せず)を有していてもよい。
また、胴体220は、関節機構310を介して、ベース210(昇降機構800)に対して回動軸O1まわりに回動可能に連結されている。回動軸O1は、鉛直方向に延在している。関節機構310の構成としては、胴体220をベース210(昇降機構800)に対して回動軸O1まわりに回動させることができれば、特に限定されないが、本実施形態では、図4に示すように、駆動源としてのモーター311と、モーター311の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター311の回転角度を検出する位置センサー312とを有している。前記モーター311および後述する各モーターとしては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターを用いることができる。前記減速機および後述する各減速機としては、例えば、遊星ギア型の減速機、ハーモニックドライブ(「ハーモニックドライブ」は登録商標)等を用いることができる。前記位置センサー312および後述する各位置センサーとしては、例えば、エンコーダー、ロータリーエンコーダー、レゾルバー、ポテンショメーター等を用いることができる。
−多関節アーム−
図1および図2に示すように、多関節アーム230は、関節機構410を介して胴体220に連結されている第1肩部(第1アーム)231と、関節機構420を介して第1肩部231に連結されている第2肩部(第2アーム)232と、捻り機構430を介して第2肩部232の先端に連結されている上腕部(第3アーム)233と、関節機構440を介して上腕部233の先端に連結されている第1前腕部(第4アーム)234と、捻り機構450を介して第1前腕部234の先端に連結されている第2前腕部(第5アーム)235と、関節機構460を介して第2前腕部235の先端に連結されている手首部(第6アーム)236と、捻り機構470を介して手首部236の先端に連結されている連結部(第7アーム)237とを有している。また、連結部237にはハンド部238が設けられており、ハンド部238には、図3に示すように、ロボット1に実行させる作業に応じたエンドエフェクター610が力覚センサー740を介して着脱可能に装着される。
また、図2に示すように、関節機構410は、第1肩部231を胴体220に対して回動軸O1と直交する回動軸O2まわりに回動させる。また、関節機構420は、第2肩部232を第1肩部231に対して回動軸O2に直交する回動軸O3まわりに回動させる。また、捻り機構430は、上腕部233を第2肩部232に対して回動軸O3に直交する回動軸O4まわりに回動させる(捻る)。また、関節機構440は、第1前腕部234を上腕部233に対して回動軸O4に直交する回動軸O5まわりに回動させる。また、捻り機構450は、第2前腕部235を第1前腕部234に対して回動軸O5に直交する回動軸O6まわりに回動させる(捻る)。また、関節機構460は、手首部236を第2前腕部235に対して回動軸O6に直交する回動軸O7まわりに回動させる。また、捻り機構470は、連結部237を手首部236に対して回動軸O7に直交する回動軸O8まわりに回動させる(捻る)。このような多関節アーム230によれば、比較的簡単な構成によって、人間の腕部と同様に、関節(肩、肘、手首)の曲げ伸ばし、上腕および前腕の捻りを実現することができる。
関節機構410、関節機構420、捻り機構430、関節機構440、捻り機構450、関節機構460および捻り機構470の構成としては、それぞれ、特に限定されないが、本実施形態では、前述した関節機構310と同様の構成となっている。すなわち、図4に示すように、関節機構410は、駆動源としてのモーター411と、モーター411の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター411の回転角度を検出する位置センサー412とを有している。また、関節機構420は、駆動源としてのモーター421と、モーター421の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター421の回転角度を検出する位置センサー422とを有している。また、捻り機構430は、駆動源としてのモーター431と、モーター431の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター431の回転角度を検出する位置センサー432とを有している。また、関節機構440は、駆動源としてのモーター441と、モーター441の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター441の回転角度を検出する位置センサー442とを有している。また、捻り機構450は、駆動源としてのモーター451と、モーター451の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター451の回転角度を検出する位置センサー452とを有している。また、関節機構460は、駆動源としてのモーター461と、モーター461の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター461の回転角度を検出する位置センサー462とを有している。また、捻り機構470は、駆動源としてのモーター471と、モーター471の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター471の回転角度を検出する位置センサー472とを有している。
多関節アーム240は、前述の多関節アーム230と同様の構成である。すなわち、図1に示すように、多関節アーム240は、関節機構510を介して胴体220に連結されている第1肩部(第1アーム)241と、関節機構520を介して第1肩部241に連結されている第2肩部(第2アーム)242と、捻り機構530を介して第2肩部242の先端に連結されている上腕部(第3アーム)243と、関節機構540を介して上腕部243の先端に連結されている第1前腕部(第4アーム)244と、捻り機構550を介して第1前腕部244の先端に連結されている第2前腕部(第5アーム)245と、関節機構560を介して第2前腕部245の先端に連結されている手首部(第6アーム)246と、捻り機構570を介して手首部246の先端に連結されている連結部(第7アーム)247とを有している。また、連結部247にはハンド部248が設けられており、ハンド部248には、図3に示すように、ロボット1に実行させる作業に応じたエンドエフェクター620が力覚センサー750を介して着脱可能に装着される。
また、図2に示すように、関節機構510は、第1肩部241を胴体220に対して回動軸O1に直交する回動軸O2’まわりに回動させる。また、関節機構520は、第2肩部242を第1肩部241に対して回動軸O2’に直交する回動軸O3’まわりに回動させる。また、捻り機構530は、上腕部243を第2肩部242に対して回動軸O3’に直交する回動軸O4’まわりに回動させる(捻る)。また、関節機構540は、第1前腕部244を上腕部243に対して回動軸O4’に直交する回動軸O5’まわりに回動させる。また、捻り機構550は、第2前腕部245を第1前腕部244に対して回動軸O5’に直交する回動軸O6’まわりに回動させる(捻る)。また、関節機構560は、手首部246を第2前腕部245に対して回動軸O6’に直交する回動軸O7’まわりに回動させる。また、捻り機構570は、連結部247を手首部246に対して回動軸O7’に直交する回動軸O8’まわりに回動させる(捻る)。このような多関節アーム240によれば、比較的簡単な構成によって、人間の腕部と同様に、関節(肩、肘、手首)の曲げ伸ばし、上腕および前腕の捻りを実現することができる。
関節機構510、関節機構520、捻り機構530、関節機構540、捻り機構550、関節機構560および捻り機構570の構成としては、それぞれ、特に限定されないが、本実施形態では、前述した関節機構310と同様の構成となっている。すなわち、図4に示すように、関節機構510は、駆動源としてのモーター511と、モーター511の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター511の回転角度を検出する位置センサー512とを有している。また、関節機構520は、駆動源としてのモーター521と、モーター521の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター521の回転角度を検出する位置センサー522とを有している。また、捻り機構530は、駆動源としてのモーター531と、モーター531の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター531の回転角度を検出する位置センサー532とを有している。また、関節機構540は、駆動源としてのモーター541と、モーター541の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター541の回転角度を検出する位置センサー542とを有している。また、捻り機構550は、駆動源としてのモーター551と、モーター551の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター551の回転角度を検出する位置センサー552とを有している。また、関節機構560は、駆動源としてのモーター561と、モーター561の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター561の回転角度を検出する位置センサー562とを有している。また、捻り機構570は、駆動源としてのモーター571と、モーター571の回転速度を減じる減速機(図示せず)と、モーター571の回転角度を検出する位置センサー572とを有している。
−エンドエフェクター−
多関節アーム230、240の先端に取り付けられるエンドエフェクター610、620は、例えば、対象物を把持する機能を有している。エンドエフェクター610、620の構成は実行させる作業によって異なるが、例えば、図3に示すように、エンドエフェクター610は、4本の指611、612、613および614を有する構成とすることができ、エンドエフェクター620は、4本の指621、622、623および624を有する構成とすることができる。このような構成のエンドエフェクター610では、指611〜614のうちの所定の離間距離を調整することにより、対象物を把持することができ、同様に、エンドエフェクター620では、指621〜624のうちの所定の離間距離を調整することにより、対象物を把持することができる。
また、エンドエフェクター620は、その先端方向から見て、4本の指621、622、623、624の中央部に、押圧部625を有している。この押圧部625は、図3中の二点鎖線で示すように、先端方向に移動して、指621、622、623、624よりも先端側に突出した突出位置に移動することが可能である。また、押圧部625は、基端方向に移動して、図3中に示す基本位置に戻ることが可能である。また、エンドエフェクター610も前記エンドエフェクター620と同様に押圧部615を有している。
なお、エンドエフェクター610、620の指の数は、4本に限らず、例えば、2本、3本、または、5本以上でもよい。
また、エンドエフェクター610、620としては、前記指611、612、613および614を備える構成のエンドエフェクターに限らず、例えば、物体を吸着して把持(吸着把持)する構成や、磁石や治具等によって物体を把持することが可能な他の構成のエンドエフェクターであってもよい。
また、ロボット1は、多関節アーム230に設けられ、力を検出する第2力検出部の1例である力覚センサー740と、多関節アーム240に設けられ、力を検出する第1力検出部の1例である力覚センサー750とを備えている。
エンドエフェクター610とハンド部238との間に配置される力覚センサー740と、エンドエフェクター620とハンド部248との間に配置される力覚センサー750は、エンドエフェクター610、620に加えられる力を検出する機能、すなわち、エンドエフェクター610、620が把持した対象物を介して受ける反力等の力を検出する機能を有している。なお、前記力には、モーメントも含まれる。
この力覚センサー740、750の検出結果、すなわち、力覚センサー740、750から出力される信号は、制御装置900に入力され、制御装置900は、力覚センサー740、750の検出結果に基づいて所定の制御を行う。力覚センサー740、750の検出結果を制御装置900にフィードバックすることにより、ロボット1は、より精密に作業を実行することができる。
また、力覚センサー740、750としては、特に限定されず、各種のものを用いることができるが、例えば、互いに直交する3軸の各軸方向の力および各軸回りのモーメントを検出する6軸力センサー等が挙げられる。
(制御装置)
まず制御装置900の概要について説明する。
制御装置900は、第1力検出部の1例である力覚センサー750が設けられた第1ロボットアームの1例である多関節アーム240と、第2力検出部の1例である力覚センサー740が設けられた第2ロボットアームの1例である多関節アーム230とを制御する。
すなわち、制御装置900の制御部90は、多関節アーム240(第1ロボットアーム)と多関節アーム230(第2ロボットアーム)とを有するロボット1を制御する。
そして、制御装置900は、力覚センサー750により目標力を検出するまで多関節アーム240を移動させ、前記多関節アーム240を移動させている移動期間である期間Tのうちの少なくとも一部の期間において、力覚センサー740の出力に基づいて、多関節アーム230に対してインピーダンス制御を行う制御部90を備えている。なお、制御装置900の特徴を簡単に言えば、多関節アーム230の制御方法と多関節アーム240の制御方法とで、異なる制御方法(例えば、前者がインピーダンス制御、後者がフォーストリガー制御)を採用していることである。
このような構成とすることにより、多関節アーム240と多関節アーム230とを協調または同期させて行う作業を迅速、かつ適確に行うことができる。また、多関節アーム240および多関節アーム230の教示を容易かつ迅速に行うことができる。
また、本実形態では、制御部90は、前記期間Tの全期間において、インピーダンス制御を行う。
これにより、多関節アーム240と多関節アーム230とを協調または同期させて行う作業をより適確に行うことができる。以下、具体的に説明する。
制御装置900は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等のメモリーが内蔵されたパーソナルコンピューター(PC)等で構成することができる。
この制御装置900は、胴体220、多関節アーム230、240、エンドエフェクター610、620をそれぞれ独立して動作(作動)させることができる。言い換えると、制御装置900は、モータードライバー等を介して、各関節機構310、410、420、440、460、510、520、540、560、各捻り機構430、450、470、530、550、570が備える各モーター311、411〜471、511〜571や、エンドエフェクター610、620が備える図示しない各モーターを独立して制御することができる。この場合、制御装置900は、力覚センサー740、750、位置センサー312、412〜472、512〜572や、エンドエフェクター610、620に設けられた図示しない位置センサー等の各検出部により検出を行い、その検出結果(出力)に基づいて、各モーター311、411〜471、511〜571や、エンドエフェクター610、620の各モーターの駆動(例えば角速度や回動角度等)を制御する。この制御プログラムは、制御装置900の記憶部921に予め記憶されている。
具体的な構成としては、図4に示すように、制御装置900は、制御部90と、記憶部921等を備えている。
制御部90は、例えば、CPU等で構成され、ロボット1の各部を制御する。この制御部90は、モーター311の駆動を制御する第1駆動源制御部901と、モーター411の駆動を制御する第2駆動源制御部902と、モーター421の駆動を制御する第3駆動源制御部903と、モーター431の駆動を制御する第4駆動源制御部904と、モーター441の駆動を制御する第5駆動源制御部905と、モーター451の駆動を制御する第6駆動源制御部906と、モーター461の駆動を制御する第7駆動源制御部907と、モーター471の駆動を制御する第8駆動源制御部908と、モーター511の駆動を制御する第9駆動源制御部909と、モーター521の駆動を制御する第10駆動源制御部910と、モーター531の駆動を制御する第11駆動源制御部911と、モーター541の駆動を制御する第12駆動源制御部912と、モーター551の駆動を制御する第13駆動源制御部913と、モーター561の駆動を制御する第14駆動源制御部914と、モーター571の駆動を制御する第15駆動源制御部915等を備えている。
また、記憶部921は、例えば、メモリー等で構成され、制御装置900が各制御(処理)を行うためのプログラム、データ、各検出部の検出結果等の各情報を記憶する。
次に、図5〜図10に基づいて、ロボット1が行う作業およびその作業において制御装置900が行う制御について説明する。
本実施形態では、作業の1例として、多関節アーム230の先端部に設けられたエンドエフェクター610で対象物6(第1対象物)を把持し、その対象物6に対して真空包装を行う真空包装作業(真空封止作業)を例に挙げ、装置の1例として真空包装装置7(真空封止装置)を例に挙げて説明する。この場合、対象物6は、軟質の容器である袋61(パック)と、その袋61に収納された製品62とで構成されたカートリッジである。また、対象物6に対して真空包装を行う前は、袋61の一端側は、開放している。
また、真空包装装置7は、ノズル71と、操作部材である板72と、脱気を開始させる脱気ボタン73と、袋61を挟み、封止する1対の封止部材74、75とを備えている。ノズル71は、真空包装装置7の前方に突出した位置と、内部に収納された位置とに移動可能になっており、真空包装装置7は、内蔵されたポンプを駆動し、このノズル71により空気を吸引する。また、板72は、真空包装装置7の前方に突出し、上下方向に移動可能になっている。また、1対の封止部材74、75のうちの下方に位置する封止部材74は、板72とともに移動し、上方に位置する封止部材75は、板72の動作に連動して移動する。なお、この真空包装装置7は、1対の封止部材74、75で、袋61を挟み、熱融着により袋61を封止するようになっている。
制御装置900は、真空包装作業において、各位置センサー、力覚センサー740、750の出力、すなわち、各位置センサー、力覚センサー740、750の検出結果に基づいて、ロボット1の動作を位置制御、力制御等で制御する。
位置制御(PC)とは、ロボット1が把持した所定の対象物、本実施形態では対象物6の位置や姿勢に関する情報に基づいて、対象物6を目標の位置に目標の姿勢になるように移動させるロボット1の動作の制御である。前記対象物6に代えて、多関節アーム230、240の先端部や、エンドエフェクター610、620でもよい。また、対象物6の位置や姿勢に関する情報は、各位置センサーの出力、すなわち、各位置センサーの検出結果に基づいて、求めることが可能である。なお、図面には、位置制御を「PC」と記載する。
また、力制御とは、力覚センサー740、750の出力、すなわち、力覚センサー740、750の検出結果に基づいて、対象物6の位置や姿勢を変更したり、また、対象物6を押したり、引っ張ったりするロボット1の動作の制御である。力制御には、例えば、インピーダンス制御(FC)と、フォーストリガー制御(FT)とが含まれている。なお、図面には、インピーダンス制御を「FC」と記載し、フォーストリガー制御を「FT」と記載する。
まず、フォーストリガー制御について、第1ロボットアームの1例である多関節アーム240に対してフォーストリガー制御を行う場合を例に挙げて説明する。
フォーストリガー制御では、力覚センサー750により検出を行い、その力覚センサー750により所定の力を検出するまで多関節アーム240を移動(姿勢の変更も含む)、すなわち、動作させる。なお、本実施形態では、フォーストリガー制御を行って多関節アーム240を移動させる際は、位置制御も併用する。
次に、インピーダンス制御について、第2ロボットアームの1例である多関節アーム230に対してインピーダンス制御を行う場合を例に挙げて説明する。
インピーダンス制御は、倣い制御を含む。まず、簡単に説明すると、インピーダンス制御では、多関節アーム230の先端部に加わる力を可能な限り所定の力に維持、すなわち、力覚センサー740により検出される所定方向の力を可能な限り目標値(0も含む)に維持するように多関節アーム230(ロボット1)の動作を制御する。これにより、例えば、多関節アーム230に対してインピーダンス制御を行うと、多関節アーム230は、その先端部やエンドエフェクター610が所定の対象物に対し、前記所定方向について倣う動作を行う。
また、より詳しく説明すると、ロボット1のインピーダンス制御のモデルは、例えば、下記(1)式に示す運動方程式で表すことができる。
f(t)=mx’’+cx’+kx ・・・(1)
前記(1)式において、mは、質量(慣性)、cは、粘性係数、kは、弾性(剛性)係数、f(t)は、力、xは、目標位置からの変位(位置)である。また、xの1次微分、すなわち、x’は、速度に対応し、xの2次微分、すなわち、x’’は、加速度に対応する。なお、以下では、m、cおよびkをそれぞれ単に、「パラメーター」とも言う。
インピーダンス制御では、前記(1)式の特性を多関節アーム230の先端部に持たせるための制御系を構成する。すなわち、前記(1)式で表される仮想質量、仮想粘性係数、仮想弾性係数を、あたかも多関節アーム230の先端部が持っているかのように制御を行う。
また、前記(1)式におけるパラメーターm、cおよびkは、それぞれ、特に限定されず、諸条件に基づいて適宜設定される。すなわち、パラメーターm、cおよびkは、それぞれ、ロボット1が行う作業に応じて都合のよい値に設定される。
このような制御装置900の制御部90は、多関節アーム240と多関節アーム230とを制御し、多関節アーム240と多関節アーム230とを協調動作させることにより、包装作業、特に、真空包装作業を行う。これにより、包装作業(真空包装作業)を迅速、かつ適確に行うことができる。
また、制御部90は、多関節アーム240を移動させる制御を行って多関節アーム240で装置の1例である真空包装装置7を操作し、多関節アーム230(正確には、多関節アーム230に装着されたエンドエフェクター610)に対象物6を把持させた状態でインピーダンス制御を行う。これにより、真空包装作業を迅速、かつ適確に行うことができる。
以下、具体的に、ロボット1が行う真空包装作業およびその真空包装作業において制御装置900が行う制御について説明する。
まず、図6に示すように、制御装置900の制御により(以下の説明では、この文言は省略する)、ロボット1は、エンドエフェクター610により対象物6を把持する。そして、図7に示すように、多関節アーム230により、対象物6を真空包装装置7の1対の封止部材74、75の正面に移動させる。この対象物6を真空包装装置7の正面に移動させる動作は、位置制御で制御される。
次に、図8に示すように、多関節アーム230により、対象物6の袋61を真空包装装置7のノズル71の先端部に引っ掛け、袋61を張る(ステップS101)。この場合、ノズル71の先端部が袋61に挿入された状態で、袋61が張るように、袋61を水平方向に移動させる。これにより、袋61にノズル71が挿入され易くなる。この袋61をノズル71に引っ掛け、袋61を張る動作は、フォーストリガー制御および位置制御で制御される。フォーストリガー制御では、力覚センサー750により予め設定された所定の力が検出されると、多関節アーム230の動作を停止する。そして、多関節アーム230は、次の動作に移行する。
次に、図9に示すように、多関節アーム230により、袋61にノズル71を所定位置まで挿入する(ステップS102)。この袋61にノズル71を挿入する動作は、位置制御で制御される。
なお、真空包装装置7には、マーカー(図示せず)が設けられており、ロボット1(制御装置900)は、ステレオカメラ250によりそのマーカーを撮像し、そのステレオカメラ250の出力、すなわち、撮像データに基づいて、位置制御を行い、前記ノズル71を所定位置まで挿入する。
また、エンドエフェクター620においては、次の動作の準備として、押圧部625を指621、622、623、624よりも先端側に突出した突出位置に移動させる。
次に、図10に示すように、多関節アーム240により、真空包装装置7の板72を下方に押し込み、下方に移動させる(ステップS103)。この板72を下方に押し込む動作は、フォーストリガー制御および位置制御で制御される。フォーストリガー制御では、力覚センサー750により予め設定された所定の力(目標力)が検出されると、多関節アーム240の動作を停止する。そして、多関節アーム240は、次の動作に移行する。
真空包装装置7では、板72が下方に移動すると、板72とともに封止部材74が下方に移動する。また、封止部材75は、封止部材74の移動量よりも大きい移動量、下方に移動し、これにより、封止部材74と封止部材75とで袋61が挟み込まれる。これにより袋61は、閉じられる。また、この際、対象物6は、封止部材74、75から力を受け、前後、上下等に移動する。
また、ステップS103では、多関節アーム230を対象物6(封止部材74、75)の動きに倣わせる(ステップS103)。この多関節アーム230を袋61の動きに倣わせる動作は、インピーダンス制御で制御され、位置制御は行わない。これにより、前記動作を容易、かつ適確に行うことができる。なお、本実施形態では、前記インピーダンス制御は、ステップS103において、多関節アーム240の移動を開始してから終了するまで、すなわち、多関節アーム240を移動させている期間T1の全期間において行うが、これに限らず、例えば、期間T1のうちの一部の期間において行ってもよい。
次に、図11に示すように、多関節アーム240により、真空包装装置7の脱気ボタン73を押す(ステップS104)。これにより、ノズル71により袋61内の空気が吸引され、袋61内が減圧される。この脱気ボタン73を押す動作は、フォーストリガー制御および位置制御で制御される。フォーストリガー制御では、力覚センサー750により予め設定された所定の力が検出されると、多関節アーム240の動作を停止する。そして、多関節アーム240は、次の動作に移行する。
真空包装装置7では、袋61内の圧力を検出し、袋61内の圧力が予め設定された所定値になると(袋61内の脱気が完了すると)、ノズル71は、真空包装装置7の内部に移動する。すなわち、ノズル71は、袋61内から袋61の外部に移動する。
次に、図12に示すように、多関節アーム240により、板72を下方に押し込み、下方に移動させる(ステップS105)。このステップS105では、前記ステップS103よりもさらに下方に板72を移動させる。この板72を下方に押し込む動作は、フォーストリガー制御および位置制御で制御される。フォーストリガー制御では、力覚センサー750により予め設定された所定の力(目標力)が検出されると、多関節アーム240の動作を停止する。そして、多関節アーム240は、次の動作に移行する。
真空包装装置7では、板72が下方に移動すると、板72とともに封止部材74が下方に移動する。また、封止部材75は、封止部材74の移動量よりも大きい移動量、下方に移動し、これにより、封止部材74と封止部材75とで袋61が挟み込まれる。また、この際、対象物6は、封止部材74、75から力を受け、前後、上下等に移動する。また、板72が前記ステップS103よりもさらに下方に移動すると、封止部材74、75の袋61を封止する部分が加熱され、袋61は、その熱で融着され、封止される。
また、ステップS105では、多関節アーム230を対象物6(封止部材74、75)の動きに倣わせる(ステップS105)。この多関節アーム230を袋61の動きに倣わせる動作は、インピーダンス制御で制御され、位置制御は行わない。これにより、前記動作を容易、かつ適確に行うことができる。なお、本実施形態では、前記インピーダンス制御は、ステップS105において、多関節アーム240の移動を開始してから終了するまで、すなわち、多関節アーム240を移動させている期間T2の全期間において行うが、これに限らず、例えば、期間T2のうちの一部の期間において行ってもよい。
以上で、対象物6の真空包装が完了する。
以上説明したように、このロボットシステム10によれば、真空包装作業を容易、迅速、かつ適確に行うことができる。また、2つの多関節アームをいずれも位置制御により動作させるロボットの場合に比べて、ロボット1の教示を容易かつ迅速に行うことができる。
また、ロボット1が使用するためのロボット専用の真空包装装置を別途用意する必要がなく、人間が使用する通常の真空包装装置7を用いることができるので、利便性が高い。
以上、本発明の制御装置、ロボットおよびロボットシステムを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前記実施形態では、ロボットが行う作業として、真空包装作業(包装作業)を例に挙げ、ロボットが操作する装置として、真空包装装置(包装装置)を例に挙げて説明したが、本発明では、これに限定されない。すなわち、ロボットが行う作業としては、例えば、第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調または同期させて行う各作業が挙げられる。また、ロボットが操作する装置としては、例えば、前記各作業に用いられる各装置が挙げられる。なお、真空包装作業の他の作業の具体例としては、例えば、挿入部を有する第2対象物の前記挿入部に第1対象物を挿入する挿入作業、プレス作業(プレス加工)等が挙げられる。また、「挿入」とは、嵌合(嵌入)、螺合(螺入)、接合および連結等を含む広い概念で用いられる。したがって、挿入部の構成によっては、「挿入」を「接合」、「連結」等と読み換えることができる。
また、前記実施形態では、移動可能なロボットについて説明したが、本発明では、これに限定されず、ロボットは、例えば、所定の部分に固定されていてもよい。具体例としては、ロボットは、例えば、ボルト等によって、設置スペースの床、天井、壁、作業台、地上等に固定されていてもよい。
また、本発明では、ロボットは、セル内に配置されていてもよい。
また、前記実施形態では、ロボットの回動軸の数は15であるが、本発明では、これに限定されず、ロボットの回動軸の数は、14以下でもよく、また、16以上でもよい。
また、前記実施形態では、ロボットのロボットアーム(多関節アーム)の数は、2つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットのロボットアームの数は、3つ以上でもよい。また、1つのロボットアームを備えたロボットを複数、例えば、2つ設けてもよい。また、2以上(例えば、2つ)のロボットアームを備えたロボットを複数、例えば、2つ設けてもよい。
また、本発明では、ロボットは、他の形式のロボットであってもよい。具体例としては、例えば、脚部を有する脚式歩行(走行)ロボット、スカラーロボット等の水平多関節ロボット等が挙げられる。
1…ロボット、10…ロボットシステム、210…ベース、211…ハンドル、213…バンパー、213a…当接部、213b…固定部、214…非常停止ボタン、220…胴体、230…多関節アーム、231…第1肩部、232…第2肩部、233…上腕部、234…第1前腕部、235…第2前腕部、236…手首部、237…連結部、238…ハンド部、240…多関節アーム、241…第1肩部、242…第2肩部、243…上腕部、244…第1前腕部、245…第2前腕部、246…手首部、247…連結部、248…ハンド部、250…ステレオカメラ、260…信号灯、270…モニター、310…関節機構、311…モーター、312…位置センサー、410…関節機構、411…モーター、412…位置センサー、420…関節機構、421…モーター、422…位置センサー、430…捻り機構、431…モーター、432…位置センサー、440…関節機構、441…モーター、442…位置センサー、450…捻り機構、451…モーター、452…位置センサー、460…関節機構、461…モーター、462…位置センサー、470…捻り機構、471…モーター、472…位置センサー、510…関節機構、511…モーター、512…位置センサー、520…関節機構、521…モーター、522…位置センサー、530…捻り機構、531…モーター、532…位置センサー、540…関節機構、541…モーター、542…位置センサー、550…捻り機構、551…モーター、552…位置センサー、560…関節機構、561…モーター、562…位置センサー、570…捻り機構、571…モーター、572…位置センサー、610…エンドエフェクター、611、612、613、614…指、615、625…押圧部、620…エンドエフェクター、621、622、623、624…指、740…力覚センサー、750…力覚センサー、800…昇降機構、900…制御装置、90…制御部、901…第1駆動源制御部、902…第2駆動源制御部、903…第3駆動源制御部、904…第4駆動源制御部、905…第5駆動源制御部、906…第6駆動源制御部、907…第7駆動源制御部、908…第8駆動源制御部、909…第9駆動源制御部、910…第10駆動源制御部、911…第11駆動源制御部、912…第12駆動源制御部、913…第13駆動源制御部、914…第14駆動源制御部、915…第15駆動源制御部、921…記憶部、O1、O2、O2’、O3、O3’、O4、O4’、O5、O5’、O6、O6’、O7、O7’、O8、O8’…回動軸、6…対象物、61…袋、62…製品、7…真空包装装置、71…ノズル、72…板、73…脱気ボタン、74…封止部材、75…封止部材、S101〜S105…ステップ

Claims (7)

  1. 第1力検出部が設けられた第1ロボットアームと、第2力検出部が設けられた第2ロボットアームと、を制御する制御装置であって、
    前記第1力検出部により目標力を検出するまで前記第1ロボットアームを移動させ、前記第1ロボットアームを移動させている移動期間のうちの少なくとも一部の期間において、前記第2力検出部の出力に基づいて、前記第2ロボットアームに対してインピーダンス制御を行う制御部を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記制御部は、前記移動期間の全期間において、前記インピーダンス制御を行う請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1ロボットアームを移動させる制御を行って前記第1ロボットアームで装置を操作し、前記第2ロボットアームに対象物を把持させた状態で前記インピーダンス制御を行う請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1ロボットアームと前記第2ロボットアームとを有するロボットを制御する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記第1ロボットアームと前記第2ロボットアームとを協調動作させることにより、真空包装作業を行う請求項1ないし4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 第1力検出部が設けられた第1ロボットアームと、第2力検出部が設けられた第2ロボットアームと、を備え、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の制御装置により制御されることを特徴とするロボット。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の制御装置と、
    前記制御装置により制御され、前記第1力検出部が設けられた前記第1ロボットアームおよび前記第2力検出部が設けられた前記第2ロボットアームと、を備えることを特徴とするロボットシステム。
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