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JP2018068097A - スイッチング素子の駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに並列接続された複数のスイッチング素子における損失を低減できるスイッチング素子の駆動回路を提供する。【解決手段】IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAと、MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBとは並列接続されている。駆動回路Drは、U相第1上アームスイッチング素子SUHAを先にオン状態に切り替えた後、U相第2上アームスイッチング素子SUHBをオン状態に切り替える。駆動回路Drは、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の充電速度を、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電荷の充電速度よりも高くする。【選択図】 図3

Description

本発明は、互いに並列接続された複数の駆動対象スイッチング素子を駆動するスイッチング素子の駆動回路に関する。
この種の駆動回路としては、例えば下記特許文献1に見られるように、SiデバイスとしてのIGBTと、SiCデバイスとしてのMOSFETとの並列接続体を駆動対象とするものが知られている。
特開2002−16486号公報
駆動対象となるスイッチング素子が複数並列接続された構成では、各駆動対象スイッチング素子の駆動状態の切り替えを適正に実施しないと、駆動対象スイッチングにおける損失が増加する懸念がある。
本発明は、互いに並列接続された複数の駆動対象スイッチング素子における損失を低減できるスイッチング素子の駆動回路を提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、互いに並列接続された複数の駆動対象スイッチング素子を駆動するスイッチング素子の駆動回路において、オン状態及びオフ状態のうち一方の状態から他方の状態へと複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動状態を切り替えて、かつ、複数の前記駆動対象スイッチング素子の駆動状態の切り替えタイミングをずらすようにすべく、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの開閉制御端子の電荷の移動処理を行う制御部と、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち少なくとも1つの入出力端子間の電流の流通を許容する状態、及び複数の前記駆動対象スイッチング素子全ての入出力端子間の電流の流通を阻止する状態のうち、一方の状態から他方の状態への切り替えを完了するために駆動される前記駆動対象スイッチング素子が切替完了スイッチング素子として定義されており、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち、前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電荷移動速度を、前記切替完了スイッチング素子の開閉制御端子の電荷移動速度よりも高くする速度調整部と、を備える。
上記発明では、オン状態及びオフ状態のうち一方の状態から他方の状態へと複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動状態の切り替えタイミングをずらすようにすべく、複数の駆動対象スイッチング素子それぞれの開閉制御端子の電荷の移動処理が行われる。
ここで、例えば、電荷の移動処理として、複数の駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動状態をオフ状態からオン状態へと切り替えるべく、複数の駆動対象スイッチング素子それぞれの開閉制御端子の電荷の充電処理が行われる。この場合、複数の駆動対象スイッチング素子のうち、最初にオン状態に切り替えられる駆動対象スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子については、オン状態への切り替えに伴う大きなサージ電圧が発生しない。このため、最初にオン状態に切り替えられる駆動対象スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子については、最初にオン状態に切り替えられる駆動対象スイッチング素子よりも電荷充電速度を高くすることができる。
また、例えば、電荷の移動処理として、複数の駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動状態をオン状態からオフ状態へと切り替えるために、複数の駆動対象スイッチング素子それぞれの開閉制御端子の電荷の放電処理が行われる。この場合、複数の駆動対象スイッチング素子のうち、最後にオフ状態に切り替えられる駆動対象スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子については、オフ状態への切り替えに伴う大きなサージ電圧が発生しない。このため、最後にオフ状態に切り替えられる駆動対象スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子については、最後にオフ状態に切り替えられる駆動対象スイッチング素子よりも電荷放電速度を高くすることができる。
この点に鑑み、上記発明では、複数の駆動対象スイッチング素子のうち少なくとも1つの入出力端子間の電流の流通を許容する状態、及び複数の駆動対象スイッチング素子全ての入出力端子間の電流の流通を阻止する状態のうち、一方の状態から他方の状態への切り替えを完了するために駆動される駆動対象スイッチング素子が切替完了スイッチング素子と定義されている。そして、複数の駆動対象スイッチング素子のうち、切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電荷移動速度を、切替完了スイッチング素子の開閉制御端子の電荷移動速度よりも高くする。これにより、互いに並列接続された複数の駆動対象スイッチング素子における損失を低減することができる。
第1実施形態に係るモータ制御システムの全体構成図。 IGBT及びMOSFETの電流電圧特性を示す図。 駆動回路の構成を示す図。 IGBT及びMOSFETのオン状態への切替手法を示すタイムチャート。 IGBT及びMOSFETの駆動状態の推移を示すタイムチャート。 IGBT及びMOSFETのオフ状態への切替手法を示すタイムチャート。 損失低減効果を示す図。 第2実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 第3実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 第4実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 可変抵抗の構成を示す図。 ゲート抵抗値の設定手法を示す図。 各電流領域を示す図。 第5実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 定電流駆動時のゲート電圧及び充放電電流の推移を示すタイムチャート。 定電圧駆動時のゲート電圧及び充放電電流の推移を示すタイムチャート。 第6実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 オフ保持動作を説明するためのタイムチャート。 第7実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 オン指令時の異常判定処理の手順を示すフローチャート。 オン指令時の監視電圧と異常発生態様との関係を示す図。 オフ指令時の異常判定処理の手順を示すフローチャート。 オフ指令時の監視電圧と異常発生態様との関係を示す図。 第8実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 MOSFETの過熱保護処理の手順を示すフローチャート。 第9実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 IGBTの過熱保護処理の手順を示すフローチャート。 第10実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 IGBTの寄生容量を示す図。 コレクタ及びエミッタ間電圧等の推移を示すタイムチャート。 ゲートコンデンサの充放電態様を示す図。 第11実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 MOSFETの寄生容量及びゲートコンデンサの充放電態様を示す図。 自アーム及び対向アームのゲート電圧の推移を示すタイムチャート。 第12実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 オフ保持処理中の共振経路を示す図。 第13実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 充電処理中の共振経路を示す図。 第14実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 還流電流の流通態様の一例を示す図。 還流電流の流通態様の一例を示す図。 同期整流時のスイッチの駆動態様を示すタイムチャート。 同期整流時のスイッチの駆動態様を示すタイムチャート。 第15実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 電流均等化処理の手順を示すフローチャート。 第16実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る駆動回路を車載モータ制御システムに適用した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、制御システムは、バッテリ10、インバータ20、モータジェネレータ30、及び制御装置40を備えている。
モータジェネレータ30は、車載主機であり、図示しない駆動輪と動力伝達可能とされている。モータジェネレータ30は、インバータ20を介してバッテリ10に電気的に接続されている。本実施形態では、モータジェネレータ30として、3相のものを用いている。モータジェネレータ30としては、例えば、永久磁石同期モータを用いることができる。また、バッテリ10は、例えば百V以上となる端子間電圧を有する蓄電池である。バッテリ10としては、例えば、リチウムイオン蓄電池や、ニッケル水素蓄電池を用いることができる。なお、バッテリ10には、コンデンサ11が並列接続されている。
インバータ20は、各スイッチ部を備えている。詳しくは、インバータ20は、U相上アームスイッチ部20UHとU相下アームスイッチ部20ULとの直列接続体を備えている。U相上アームスイッチ部20UHは、U相第1上アームスイッチング素子SUHAと、U相第2上アームスイッチング素子SUHBとの並列接続体を備えている。U相下アームスイッチ部20ULは、U相第1下アームスイッチング素子SULAと、U相第2下アームスイッチング素子SULBとの並列接続体を備えている。U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBのそれぞれの出力端子には、U相第1下アームスイッチング素子SULA及びU相第2下アームスイッチング素子SULBのそれぞれの入力端子が接続されている。
インバータ20は、V相上アームスイッチ部20VHと、V相下アームスイッチ部20VLとの直列接続体を備えている。V相上アームスイッチ部20VHは、V相第1上アームスイッチング素子SVHAと、V相第2上アームスイッチング素子SVHBとの並列接続体を備えている。V相下アームスイッチ部20VLは、V相第1下アームスイッチング素子SVLAと、V相第2下アームスイッチング素子SVLBとの並列接続体を備えている。
インバータ20は、W相上アームスイッチ部20WHと、W相下アームスイッチ部20WLとの直列接続体を備えている。W相上アームスイッチ部20WHは、W相第1上アームスイッチング素子SWHAと、W相第2上アームスイッチング素子SWHBとの並列接続体を備えている。W相下アームスイッチ部20WLは、W相第1下アームスイッチング素子SWLAと、W相第2下アームスイッチング素子SWLBとの並列接続体を備えている。
本実施形態では、各第1スイッチング素子SUHA,SULA,SVHA,SVLA,SWHA,SWLAとして、SiデバイスとしてのIGBTを用いている。このため、各第1スイッチング素子において、出力端子はエミッタであり、入力端子はコレクタである。また本実施形態では、各第2スイッチング素子SUHB,SULB,SVHB,SVLB,SWHB,SWLBとして、SiCデバイスとしてのNチャネルMOSFETを用いている。このため、各第2スイッチング素子において、出力端子はソースであり、入力端子はドレインである。
なお、各第1スイッチング素子SUHA,SULA,SVHA,SVLA,SWHA,SWLAには、フリーホイールダイオードが逆並列に接続されている。また、各第2スイッチング素子SUHB,SULB,SVHB,SVLB,SWHB,SWLBには、寄生ダイオードが形成されている。ちなみに、各第2スイッチング素子にフリーホイールダイオードを逆並列に接続してもよい。
本実施形態において、各スイッチ部をIGBT及びMOSFETの並列接続体にて構成した理由は、小電流領域においてオン抵抗が低いMOSFETに電流を流通させることにより、小電流領域における損失を低減するためである。以下、図2(a)を用いて説明する。なお図2(a)において、一点鎖線は、MOSFETのソース及びドレイン間電圧Vdsとドレイン電流Idとの電圧電流特性を示し、破線は、IGBTのコレクタ及びエミッタ間電圧Vceとコレクタ電流Icとの電圧電流特性を示す。また、実線は、IGBT及びMOSFETを並列で使用した場合の電圧電流特性を示す。
図2(a)に示すように、電流が所定電流Ithよりも小さい小電流領域においては、ドレイン電流Idに対するドレイン及びソース間電圧Vdsが、コレクタ電流Icに対するコレクタ及びエミッタ間電圧Vceよりも低い。すなわち、小電流領域においては、MOSFETのオン抵抗がIGBTのオン抵抗よりも小さい。このため、小電流領域においては、互いに並列接続されたMOSFET及びIGBTのうち、MOSFETの方に電流が多く流れることとなる。一方、電流が所定電流Ithよりも大きい大電流領域においては、コレクタ電流Icに対するコレクタ及びエミッタ間電圧Vceがドレイン電流Idに対するドレイン及びソース間電圧Vdsよりも低い。すなわち、大電流領域においては、IGBTのオン抵抗がMOSFETのオン抵抗よりも小さい。このため、大電流領域においては、互いに並列接続されたMOSFET及びIGBTのうち、IGBTの方に電流が多く流れることとなる。
また本実施形態において、各第1スイッチング素子SUHA,SULA,SVHA,SVLA,SWHA,SWLAに流通可能なコレクタ電流Icの最大値は、各第2スイッチング素子SUHB,SULB,SVHB,SVLB,SWHB,SWLBに流通可能なドレイン電流Idの最大値よりも大きく設定されている。
なお、図2(b)に、MOSFETのゲート電圧を図2(a)の場合のゲート電圧よりも低くした場合の電圧電流特性を示す。ゲート電圧が低くなると、MOSFETの飽和電流が小さくなるため、小電流領域と大電流領域とを分ける上記所定電流Ithが小さくなる。その結果、MOSFETに多く電流が流れる電流領域RSが狭くなる。
先の図1の説明に戻り、U相上アームスイッチ部20UHとU相下アームスイッチ部20ULとの接続点には、モータジェネレータ30のU相巻線30Uの第1端が接続されている。V相上アームスイッチ部20VHとV相下アームスイッチ部20VLとの接続点には、モータジェネレータ30のV相巻線30Vの第1端が接続されている。W相上アームスイッチ部20WHとW相下アームスイッチ部20WLとの接続点には、モータジェネレータ30のW相巻線30Wの第1端が接続されている。各相巻線30U,30V,30Wの第2端は、中性点で接続されている。
制御装置40は、モータジェネレータ30の制御量をその指令値に制御すべく、インバータ20を駆動する。制御量は、例えばトルクである。制御装置40は、インバータ20の各スイッチング素子SUHA,SUHB,SULA,SULB,SVHA,SVHB,SVLA,SVLB,SWHA,SWHB,SWLA,SWLBをオンオフ駆動すべく、各スイッチ部に対応する駆動信号を、各スイッチ部に対して個別に設けられた駆動回路Drに対して出力する。制御装置40は、例えば、電気角で互いに位相が120°ずれた3相指令電圧と三角波等のキャリア信号との大小比較に基づくPWM処理により、各駆動回路Drに対応する駆動信号を生成する。駆動信号は、各スイッチング素子のオン状態への切り替えを指示するオン指令と、オフ状態への切り替えを指示するオフ指令とのいずれかをとる。本実施形態では、オン指令が論理Hの信号で表され、オフ指令が論理Lの信号で表される。上アーム側の駆動信号と、対応する下アーム側の駆動信号とは、互いに相補的な信号となっている。このため、上アームスイッチング素子と、対応する下アームスイッチング素子とは、交互にオン状態とされる。
続いて、図3を用いて、駆動回路Drの構成について説明する。本実施形態における各スイッチ部に対応する各駆動回路Drは、基本的には同じ構成である。このため、以降、U相上アームスイッチ部20UHに対応する駆動回路Drを例に説明する。
図示されるように、駆動回路Drには、定電圧電源50から電力が供給される。本実施形態では、定電圧電源50の出力電圧をVHと表記する。本実施形態において、定電圧電源50の出力電圧VHは25Vに設定されている。定電圧電源50は、例えば、トランス等を備える絶縁電源にて構成されている。
U相第1上アームスイッチング素子SUHAを駆動する構成について説明する。定電圧電源50には、第1充電用スイッチング素子60を介して第1ゲート抵抗体61の第1端が接続されている。本実施形態では、第1充電用スイッチング素子60としてPチャネルMOSFETを用いている。第1ゲート抵抗体61の第2端には、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの開閉制御端子としてのゲートが接続されている。
第1充電用スイッチング素子60のゲートには、第1オペアンプ62の出力端子が接続されている。第1オペアンプ62の反転入力端子には、第1電源63の正極が接続されている。第1電源63の負極には、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのエミッタが接続されている。
第1オペアンプ62の非反転入力端子には、第1スイッチ64を介して、第2電源65の正極と、第1抵抗体66a及び第2抵抗体66bの接続点とのいずれかが選択的に接続される。第2電源65の負極には、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのエミッタが接続されている。
第1ゲート抵抗体61の第1端には、第1放電用スイッチング素子67を介して基準電位端子に接続されている。本実施形態では、第1放電用スイッチング素子67としてNチャネルMOSFETを用いている。
続いて、U相第2上アームスイッチング素子SUHBを駆動する構成について説明する。定電圧電源50には、第2充電用スイッチング素子70を介して第2ゲート抵抗体71の第1端が接続されている。本実施形態では、第2充電用スイッチング素子70としてPチャネルMOSFETを用いている。第2ゲート抵抗体71の第2端には、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの開閉制御端子としてのゲートが接続されている。なお本実施形態において、第1ゲート抵抗体61及び第2ゲート抵抗体71が速度調整部に相当する。
第2充電用スイッチング素子70のゲートには、第2オペアンプ72の出力端子が接続されている。第2オペアンプ72の反転入力端子には、第3電源73の正極が接続されている。第3電源73の負極には、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースが接続されている。
第2オペアンプ72の非反転入力端子には、第2スイッチ74を介して、第4電源75の正極と、第3抵抗体76a及び第4抵抗体76bの接続点とのいずれかが選択的に接続される。第4電源75の負極には、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースが接続されている。
第2ゲート抵抗体71の第1端には、バイアス用電源78の負極が接続されている。本実施形態では、バイアス用電源78の出力電圧をVbと表記する。本実施形態において、バイアス用電源78の出力電圧Vbは4Vに設定されている。バイアス用電源78の正極には、第2放電用スイッチング素子77を介してU相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースに接続されている。本実施形態では、第2放電用スイッチング素子77としてNチャネルMOSFETを用いている。
駆動回路Drは、制御部としての駆動制御部80を備えている。駆動制御部80には、フォトカプラ等の絶縁素子を介して、制御装置40から駆動信号が入力される。駆動制御部80は、駆動信号がオン指令であると判定した場合、充電処理により、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBをオン状態に切り替える。駆動制御部80は、駆動信号がオフ指令であると判定した場合、放電処理により、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBをオフ状態に切り替える。以下、充電処理及び放電処理について説明する。
まず、図4を用いて、充電処理について説明する。ここで、図4(a)は駆動制御部80に入力される駆動信号の推移を示し、図4(b)は第1スイッチ64の駆動状態の推移を示し、図4(c)は第2スイッチ74の駆動状態の推移を示す。図4(d)はU相第1上アームスイッチング素子SUHAの駆動状態の推移を示し、図4(e)はU相第2上アームスイッチング素子SUHBの駆動状態の推移を示す。なお、充電処理中においては、第1放電用スイッチング素子67及び第2放電用スイッチング素子77がオフ状態に維持される。
図示されるように、駆動制御部80は、駆動信号がオフ指令からオン指令に切り替わったと判定した場合、第1オペアンプ62の非反転入力端子と第1抵抗体66a及び第2抵抗体66bの接続点とが接続されるように第1スイッチ64を駆動する。これにより、第1抵抗体66a及び第2抵抗体66bの接続点のエミッタに対する電位差が、第1電源63の出力電圧V1にフィードバック制御されるように第1充電用スイッチング素子60が駆動される。本実施形態では、第1充電用スイッチング素子60のドレイン側の電圧である第1フィードバック電圧Vout1が定電圧電源50の出力電圧VHよりも低い15Vとなるように、第1電源63の出力電圧V1が設定されている。すなわち、定電圧電源50の出力電圧VHが降圧されてU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートに印加される。これにより、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧が上昇し始める。
その後、駆動制御部80は、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第3抵抗体76a及び第4抵抗体76bの接続点とが接続されるように第2スイッチ74を駆動する。これにより、第3抵抗体76a及び第4抵抗体76bの接続点のソースに対する電位差が、第3電源73の出力電圧V3にフィードバック制御されるように第2充電用スイッチング素子70が駆動される。本実施形態では、第2充電用スイッチング素子70のドレイン側の電圧である第2フィードバック電圧Vout2が定電圧電源50の出力電圧VHよりも低くてかつ第1フィードバック電圧Vout1よりも高い20Vとなるように、第3電源73の出力電圧V3が設定されている。すなわち、定電圧電源50の出力電圧VHが降圧されてU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートに印加される。これにより、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧が上昇し始める。
このように本実施形態では、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAのオン駆動を先に開始し、その後、MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのオン駆動を開始する。これは、U相第2上アームスイッチング素子SUHBよりもU相第1上アームスイッチング素子SUHAを先にオン状態に切り替えるためである。つまり、図5に示すように、IGBTをオン状態及びオフ状態のうち一方の状態から他方の状態に切り替える閾値電圧である第1閾値電圧Vth1は、MOSFETをオン状態及びオフ状態のうち一方の状態から他方の状態に切り替える閾値電圧である第2閾値電圧Vth2よりも高い。このため、IGBTのターンオン時間Ton1はMOSFETのターンオン時間Ton2よりも長くなる。したがって、IGBT及びMOSFETのオン駆動を同時に始めると、MOSFETがIGBTよりも先にオン状態に切り替えられてしまう。このため、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAのオン駆動を先に開始し、その後、MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのオン駆動を開始する。
なお、駆動制御部80は、第1フィードバック電圧Vout1を監視する機能を有している。また、第2電源65の出力電圧V2は、第1電源63の出力電圧V1よりも高く設定されている。駆動制御部80は、第1フィードバック電圧Vout1が20Vになったと判定した場合、第1オペアンプ62の非反転入力端子と第2電源65の正極とが接続されるように第1スイッチ64を駆動する。これにより、第1充電用スイッチング素子60がオフ状態とされる。
また、駆動制御部80は、第2フィードバック電圧Vout2を監視する機能を有している。また、第4電源75の出力電圧V4は、第3電源73の出力電圧V3よりも高く設定されている。駆動制御部80は、第2フィードバック電圧Vout2が15Vになったと判定した場合、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第4電源75の正極とが接続されるように第2スイッチ74を駆動する。これにより、第2充電用スイッチング素子70がオフ状態とされる。
本実施形態では、第2ゲート抵抗体71のゲート抵抗値Rmosが第1ゲート抵抗体61のゲート抵抗値Rigよりも小さく設定されている。この設定は、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の充電速度をU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電荷の充電速度よりも高くし、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのスイッチング損失を低減するためである。つまり、U相第1上アームスイッチング素子SUHAが先にオン状態に切り替えられているため、U相上アームスイッチ部20UHには既に電流が流れている。この状態でU相第2上アームスイッチング素子SUHBをオン状態に切り替えたとしても、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに流れていた電流がU相第2上アームスイッチング素子SUHBに分流するだけであり、U相上アームスイッチ部20UHに流れる電流は変化しない。その結果、U相第2上アームスイッチング素子SUHBがオン状態に切り替えられることに伴って大きなサージ電圧は発生しない。このため、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の充電速度をU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電荷の充電速度よりも高くできる。
続いて、図6を用いて、放電処理について説明する。ここで、図6(a),(d),(e)は先の図4(a),(d),(e)に対応しており、図6(b)は第1放電用スイッチング素子67の駆動状態の推移を示し、図6(c)は第2放電用スイッチング素子77の駆動状態の推移を示す。なお、放電処理中においては、第1オペアンプ62の非反転入力端子と第2電源65の正極とが接続されるように第1スイッチ64が駆動され、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第4電源75の正極とが接続されるように第2スイッチ74が駆動される。
図示されるように、駆動制御部80は、駆動信号がオン指令からオフ指令に切り替わったと判定した場合、第2放電用スイッチング素子77をオフ状態からオン状態に切り替える。これにより、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の放電が開始され、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧が低下し始める。
その後、駆動制御部80は、第1放電用スイッチング素子67をオフ状態からオン状態に切り替える。これにより、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電荷の放電が開始され、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧が低下し始める。
このように本実施形態では、MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのオフ駆動を先に開始し、その後、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAのオフ駆動を開始する。これは、U相第1上アームスイッチング素子SUHAよりもU相第2上アームスイッチング素子SUHBを先にオフ状態に切り替えるためである。つまり、図5に示すように、IGBTの第1閾値電圧Vth1がMOSFETの第2閾値電圧Vth2よりも高いため、IGBTのターンオフ時間Toff1はMOSFETのターンオフ時間Toff2よりも短い。したがって、IGBT及びMOSFETのオフ駆動を同時に始めると、IGBTがMOSFETよりも先にオフ状態に切り替えられてしまう。このため、MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのオフ駆動を先に開始し、その後、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAのオフ駆動を開始する。
本実施形態では、上述したように、第2ゲート抵抗体71のゲート抵抗値Rmosが第1ゲート抵抗体61のゲート抵抗値Rigよりも小さく設定されている。この設定は、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の放電速度をU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電荷の放電速度よりも高くし、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの導通損失及びスイッチング損失を低減するためである。つまり、U相第2上アームスイッチング素子SUHBを先にオフ状態に切り替えたとしても、U相第2上アームスイッチング素子SUHBに流れていた電流は、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに流れることとなる。このため、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのオフ状態への切り替えにより、U相上アームスイッチ部20UHにおける電流の流通は阻止されない。したがって、U相第2上アームスイッチング素子SUHBがオフ状態に切り替えられることに伴って大きなサージ電圧は発生しない。このため、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の放電速度をU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電荷の放電速度よりも高くできる。
本実施形態では、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAを、MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBよりも先にオン状態に切り替えた。これは、インバータ20の信頼性の低下を回避するためである。
つまり、例えばU相第1下アームスイッチング素子SULAのショート異常が生じている状況下において、U相第2上アームスイッチング素子SUHBをU相第1上アームスイッチング素子SUHAよりも先にオン状態に切り替えると、短絡耐量が低いU相第2上アームスイッチング素子SUHBに短絡電流が流れ、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの信頼性が低下してしまう。
これに対し、本実施形態では、U相第2上アームスイッチング素子SUHBよりも先にU相第1上アームスイッチング素子SUHAをオン状態に切り替える。この場合、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに短絡電流が流れるものの、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAの短絡耐量は、MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBの短絡耐量よりも大きい。このため、短絡電流が流れ始めた後、U相第2上アームスイッチング素子SUHBがオン状態に切り替えられる前に、各スイッチング素子SUHA〜SWLBを強制的にオフ状態に切り替える過電流保護を実施できれば、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに加えて、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの信頼性の低下を回避できる。
本実施形態では、U相第2上アームスイッチング素子SUHBをオフ状態に切り替えた後、U相第1上アームスイッチング素子SUHAをオフ状態に切り替えた。これは、インバータ20の信頼性の低下を回避するためである。
つまり、大電流領域においては、U相第1上アームスイッチング素子SUHAを先にオフ状態に切り替えてしまうと、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに流れていた電流の全てを、流通可能な最大電流値が小さいU相第2上アームスイッチング素子SUHBに流すことができず、その結果大きなサージ電圧が発生してしまう。その後、U相第2上アームスイッチング素子SUHBがオフ状態に切り替えられると、大きなサージ電圧がさらに発生する。
これに対し、本実施形態では、流通可能な最大電流値がU相第1上アームスイッチング素子SUHAよりも小さいU相第2上アームスイッチング素子SUHBを先にオフ状態に切り替える。このため、U相第2上アームスイッチング素子SUHBに流れていた電流をU相第1上アームスイッチング素子SUHAに流すことができる。これにより、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのオフ状態への切り替えに伴う大きなサージ電圧は発生しない。したがって、インバータ20の信頼性の低下を回避できる。
本実施形態では、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧と、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧とを個別に設定可能な構成とした。そして、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧を、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧よりも高く設定した。ゲート電圧を高くすることにより、図7に示すように、オン状態とされている場合のドレイン及びソース間電圧Vdsを低減でき、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの導通損失の低減効果を高めることができる。
本実施形態では、バイアス用電源78を備えることにより、MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の放電先の電位を、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電荷の放電先の電位よりも低くした。特に本実施形態では、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の放電先の電位を、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのソース電位に対して負の電位とした。MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBの第2閾値電圧Vth2は、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAの第1閾値電圧Vth1よりも低い。このため、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートにノイズが混入すること等に起因して、U相第2上アームスイッチング素子SUHBが誤ってオン状態に切り替えられる懸念が大きい。U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の放電先の電位を負の電位とすることにより、U相第2上アームスイッチング素子SUHBが誤ってオン状態に切り替えられることを回避できる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図8に示すように、駆動回路Drにフィルタが備えられている。なお図8において、先の図3に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、駆動回路Drは、第1フィルタ81及び第2フィルタ82を備えている。本実施形態では、第1フィルタ81及び第2フィルタ82がローパスフィルタで構成されている。第1フィルタ81は、駆動制御部80から出力された駆動信号に対応する電圧値にローパスフィルタ処理を施して第1スイッチ64に対して出力する。第2フィルタ82は、駆動制御部80から出力された駆動信号に対応する電圧値にローパスフィルタ処理を施して第2スイッチ74に対して出力する。
駆動制御部80から出力される駆動信号が論理Lのオフ指令から論理Hのオン指令に切り替えられると、第1フィルタ81及び第2フィルタ82のそれぞれから出力される駆動信号を表す電圧値が徐々に上昇することとなる。第1スイッチ64は、第1フィルタ81から出力される電圧値が所定の第1閾値を超えた場合に、第1オペアンプ62の非反転入力端子と第1抵抗体66a及び第2抵抗体66bの接続点とを接続するように駆動される。第2スイッチ74は、第2フィルタ82から出力される電圧値が所定の第1閾値を超えた場合に、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第3抵抗体76a及び第4抵抗体76bの接続点とを接続するように駆動される。
ここで本実施形態では、第1フィルタ81の時定数が、第2フィルタ82の時定数よりも短く設定されている。このため、第1フィルタ81から出力される電圧値は、第2フィルタ82から出力される電圧値よりも先に第1閾値を超える。これにより、第1オペアンプ62の非反転入力端子と第1抵抗体66a及び第2抵抗体66bの接続点との接続が、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第3抵抗体76a及び第4抵抗体76bの接続点との接続よりも先に実施される。すなわち、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのオン駆動が先に開始され、その後、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのオン駆動が開始される。
駆動回路Drは、第3フィルタ83及び第4フィルタ84を備えている。本実施形態では、第3フィルタ83及び第4フィルタ84がローパスフィルタで構成されている。第3フィルタ83は、駆動制御部80から出力された駆動信号に対応する電圧値にローパスフィルタ処理を施して第2放電用スイッチング素子77のゲートに対して出力する。第4フィルタ84は、駆動制御部80から出力された駆動信号に対応する電圧値にローパスフィルタ処理を施して第1放電用スイッチング素子67のゲートに対して出力する。
駆動制御部80から出力される駆動信号が論理Hのオン指令から論理Lのオフ指令に切り替えられると、第3フィルタ83及び第4フィルタ84のそれぞれから出力される駆動信号を表す電圧値が徐々に下降することとなる。第2放電用スイッチング素子77は、第3フィルタ83から出力される電圧値が、第1閾値よりも小さい所定の第2閾値を下回った場合にオン状態に切り替えられる。第1放電用スイッチング素子67は、第4フィルタ84から出力される電圧値が第2閾値を下回った場合にオン状態に切り替えられる。
ここで本実施形態では、第3フィルタ83の時定数が、第4フィルタ84の時定数よりも短く設定されている。このため、第3フィルタ83から出力される電圧値は、第4フィルタ84から出力される電圧値よりも先に第2閾値を下回る。これにより、第2放電用スイッチング素子77が第1放電用スイッチング素子67よりも先にオン状態に切り替えられる。すなわち、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのオフ駆動が先に開始され、その後、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのオフ駆動が開始される。
以上説明した本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図9に示すように、定電圧電源50aの出力電圧をU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートに直接印加する構成とする。なお図9において、先の図3に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、定電圧電源50aの出力電圧VHaは、上記第1実施形態の定電圧電源50の出力電圧VHよりも低い20Vに設定されている。この設定は、定電圧電源50aの出力電圧を、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの駆動電圧に合わせるためである。定電圧電源50aには、第2充電用スイッチング素子70のソースが接続されている。第2充電用スイッチング素子70のドレインには、第2ゲート抵抗体71の第1端が接続されている。
以上説明した本実施形態では、駆動回路Drの構成を簡易にすることができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、インバータ20を構成するスイッチング素子に流れる電流の大小に応じて、上,下アームスイッチング素子のうち駆動対象とするスイッチング素子を切り替える。
図10に、本実施形態に係る駆動回路Drを示す。なお図10において、先の図3に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、第1ゲート抵抗体61a及び第2ゲート抵抗体71aのそれぞれは、その抵抗値が可変とされている。本実施形態では、第1ゲート抵抗体61a及び第2ゲート抵抗体71aのそれぞれは、その抵抗値が2段階に設定可能とされている。
制御システムは、U相上アームスイッチ部20UHに流れる電流を検出する電流検出部90を備えている。電流検出部90としては、例えば、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBに設けられたセンス端子と、センス端子に第1端が接続されてかつ第2端がU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのエミッタ,ソースに接続されたセンス抵抗体とを備える構成を採用できる。ここでセンス端子は、U相第1上アームスイッチング素子SUHAを例にして説明すると、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに流れるコレクタ電流に応じた微小電流を出力する端子である。電流検出部90の検出値は、駆動制御部80に入力される。
駆動制御部80は、電流検出部90により検出された電流に応じて、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBの中から駆動対象とするスイッチング素子を選択する。
まず、図11(a)を用いて、充電処理について説明する。駆動制御部80は、検出電流が小電流領域にあると判定した場合、MOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBを駆動対象として選択し、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHAをオフ状態に維持する。これは、本実施形態において第2駆動モードに相当する。駆動制御部80は、検出電流が中電流領域にあると判定した場合、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBの双方を駆動対象として選択する。これは、本実施形態において双方駆動モードに相当する。駆動制御部80は、検出電流が大電流領域にあると判定した場合、U相第1上アームスイッチング素子SUHAを駆動対象として選択し、U相第2上アームスイッチング素子SUHBをオフ状態に維持する。これは、本実施形態において第1駆動モードに相当する。
ここで各電流領域を図12に示す。小電流領域とは、0以上であって、かつ、IGBTの電圧電流特性とMOSFETの電圧電流特性とが交差する電流よりも小さい第1所定電流I1未満の領域である。中電流領域とは、第1所定電流I1以上であって、かつ、上記交差する電流よりも大きい第2所定電流I2未満の領域である。大電流領域とは、第2所定電流I2以上の領域である。本実施形態において、小電流領域及び大電流領域の間に中電流領域を設定した理由は、U相上アームスイッチ部20UHの損失の増加を抑制するためである。
つまり、損失を低減するためには、IGBTの電圧電流特性とMOSFETの電圧電流特性との交差点を境界として、IGBTであるU相第1上アームスイッチング素子SUHA、及びMOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのいずれかを駆動対象として選択することが要求される。ただし、電流検出部90の電流検出誤差等に起因して、IGBTを駆動対象として選択すべき電流領域においてMOSFETが駆動対象として選択されたり、MOSFETを駆動対象として選択すべき電流領域においてIGBTが駆動対象として選択されたりし得る。この場合、損失が増加してしまうこととなる。この問題に対処するための電流領域として、IGBT及びMOSFETの双方を駆動対象として選択する中電流領域を設定した。
本実施形態において、駆動制御部80は、各電流領域に応じて、各ゲート抵抗体61a,71aの抵抗値を可変設定する。詳しくは、図11(a)に示すように、駆動制御部80は、検出電流が小電流領域にあると判定した場合、第2ゲート抵抗体71aの抵抗値を第1オン抵抗値Ron1に設定する。駆動制御部80は、検出電流が中電流領域にあると判定した場合、第2ゲート抵抗体71aの抵抗値を、第1オン抵抗値Ron1よりも小さい第2オン抵抗値Ron2に設定する。
ここで、第1オン抵抗値Ron1を第2オン抵抗値Ron2よりも大きく設定するのは、大きなサージ電圧の発生を抑制するためである。つまり、小電流領域においては、駆動対象がU相第2上アームスイッチング素子SUHBのみとなる。このため、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのオン状態への切り替えに伴いサージ電圧が発生する。このサージ電圧の大きさを低減するために、第1オン抵抗値Ron1を第2オン抵抗値Ron2よりも大きく設定する。
駆動制御部80は、検出電流が中電流領域にあると判定した場合、第1ゲート抵抗体61aの抵抗値を、第2オン抵抗値Ron2よりも大きい第3オン抵抗値Ron3に設定する。ここで、第3オン抵抗値Ron3を第2オン抵抗値Ron2よりも大きくするのは、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのオン状態の切り替えに伴い大きなサージ電圧が発生することを回避するためである。
駆動制御部80は、検出電流が大電流領域にあると判定した場合、第1ゲート抵抗体61aの抵抗値を、第3オン抵抗値Ron3よりも大きい第4オン抵抗値Ron4に設定する。ここで、第4オン抵抗値Ron4を第3オン抵抗値Ron3よりも大きく設定するのは、大きなサージ電圧の発生を抑制するためである。つまり、大電流領域においては、中電流領域よりもオン状態への切り替えに伴い発生するサージ電圧が大きい。このため、サージ電圧の大きさを低減すべく、第4オン抵抗値Ron4を第3オン抵抗値Ron3よりも大きく設定する。
続いて、図11(b)を用いて、放電処理について説明する。放電処理時において、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBの中から各電流領域に応じた駆動対象を選択する手法は、充電処理時と同様である。
本実施形態において、駆動制御部80は、各電流領域に応じて、各ゲート抵抗体61a,71aの抵抗値を可変設定する。詳しくは、図11(b)に示すように、駆動制御部80は、検出電流が小電流領域にあると判定した場合、第2ゲート抵抗体71aの抵抗値を第1オフ抵抗値Roff1に設定する。駆動制御部80は、検出電流が中電流領域にあると判定した場合、第2ゲート抵抗体71aの抵抗値を、第1オフ抵抗値Roff1よりも小さい第2オフ抵抗値Roff2に設定する。この設定により、大きなサージ電圧の発生を抑制できる。
駆動制御部80は、検出電流が中電流領域にあると判定した場合、第1ゲート抵抗体61aの抵抗値を、第2オフ抵抗値Roff2よりも大きい第3オフ抵抗値Roff3に設定する。この設定により、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのオフ状態の切り替えに伴い大きなサージ電圧が発生することを回避できる。
駆動制御部80は、検出電流が大電流領域にあると判定した場合、第1ゲート抵抗体61aの抵抗値を、第3オフ抵抗値Roff3よりも大きい第4オフ抵抗値Roff4に設定する。この設定により、大電流領域において大きなサージ電圧の発生を抑制できる。
ちなみに、抵抗値を2段階に設定可能な各ゲート抵抗体61a,71aの構成としては、例えば図13に示す構成を採用することができる。詳しくは、図13(a)には、各ゲート抵抗体61a,71aとして、第1切替抵抗体RL1及び切替スイッチSWの直列接続体に、第2切替抵抗体RL2が並列接続された構成を示す。この構成では、切替スイッチSWがオン状態とされることにより、各ゲート抵抗体61a,71aの抵抗値が低抵抗値とされる。一方、切替スイッチSWがオフ状態とされることにより、各ゲート抵抗体61a,71aの抵抗値が高抵抗値とされる。
また、図13(b)には、各ゲート抵抗体61a,71aとして、第3切替抵抗体RL3及び第4切替抵抗体RL4の直列接続体と、第3切替抵抗体RL3に並列接続された切替スイッチSWとを備える構成を示す。この構成では、切替スイッチSWがオン状態とされることにより、各ゲート抵抗体61a,71aの抵抗値が低抵抗値とされる。一方、切替スイッチSWがオフ状態とされることにより、各ゲート抵抗体61a,71aの抵抗値が高抵抗値とされる。
(第5実施形態)
以下、第5実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図14に示すように、定電圧駆動及び定電流駆動が可能な駆動回路Drを用いる。なお図14において、先の図3に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図14に示すように、定電圧電源50には、充電用抵抗体100を介して第1充電用スイッチング素子60のソースが接続されている。充電用抵抗体100及び第1充電用スイッチング素子60の接続点には、充電用オペアンプ101の非反転入力端子が接続されている。充電用抵抗体100の両端のうち定電圧電源50側には、第1調整用抵抗体102及び第1定電流電源103を介してU相第1上アームスイッチング素子SUHAのエミッタが接続されている。第1調整用抵抗体102及び第1定電流電源103の接続点には、充電用オペアンプ101の反転入力端子が接続されている。第1充電用スイッチング素子60のドレインには、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートが接続されている。
定電圧電源50には、第2充電用スイッチング素子70のソースが接続され、第2充電用スイッチング素子70のドレインには、第2ゲート抵抗体71の第1端が接続されている。
第1ゲート抵抗体61の第1端には、放電用抵抗体110を介して第1放電用スイッチング素子67のドレインが接続されている。放電用抵抗体110及び第1放電用スイッチング素子67の接続点には、放電用オペアンプ111の非反転入力端子が接続されている。放電用抵抗体110の両端のうち第1ゲート抵抗体61側には、第2調整用抵抗体112及び第2定電流電源113を介してU相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースが接続されている。第2調整用抵抗体112及び第2定電流電源113の接続点には、放電用オペアンプ111の反転入力端子が接続されている。
続いて、駆動制御部80の処理について説明する。まず、充電処理について説明する。
駆動制御部80は、駆動信号としてオン指令が入力されていると判定した場合、まず、充電用オペアンプ101に対してイネーブル信号を出力することで第1充電用スイッチング素子60を駆動する。なお、駆動制御部80は、オン指令が入力されていると判定した場合、放電用オペアンプ111に対してイネーブル信号を出力せず、また、第2放電用スイッチング素子77をオフ状態に維持する。
充電用オペアンプ101にイネーブル信号が入力されることにより、充電用抵抗体100及び第1充電用スイッチング素子60の接続点の電位を、第1調整用抵抗体102及び第1定電流電源103の接続点の電位に保持することができ、図15(b)に示すように、ゲートの充電電流を一定値とする定電流制御を行うことができる。なお図15(a)には、ゲート電圧Vgeの推移を示す。
その後、駆動制御部80は、第2充電用スイッチング素子70をオフ状態からオン状態に切り替え、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートを定電圧制御により充電する。
このように、先にオン状態に切り替えられるU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートを定電流制御により充電し、後にオン状態に切り替えられるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートを定電圧制御により充電する。これは、スイッチング損失を低減するためである。つまり、先にオン状態に切り替えられるU相第1上アームスイッチング素子SUHAに定電流制御を適用することにより、スイッチング損失を低減できる。そして、その後オン状態に切り替えられるU相第2上アームスイッチング素子SUHBに定電圧制御を適用することにより、ゲート電荷の充電速度を高めることができ、ターンオン時間を短縮できる。その結果、スイッチング損失を低減できる。
続いて、放電処理について説明する。駆動制御部80は、駆動信号としてオフ指令が入力されていると判定した場合、まず、第2放電用スイッチング素子77をオフ状態からオン状態に切り替え、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートから定電圧制御により放電する。なお、駆動制御部80は、オフ指令が入力されていると判定した場合、充電用オペアンプ101に対してイネーブル信号を出力せず、また、第2充電用スイッチング素子70をオフ状態に維持する。
その後、駆動制御部80は、放電用オペアンプ111に対してイネーブル信号を出力する。放電用オペアンプ111にイネーブル信号が入力されることにより、放電用抵抗体110及び第1放電用スイッチング素子67の接続点の電位を、第2調整用抵抗体112及び第2定電流電源113の接続点の電位に保持することができ、ゲートの放電電流を一定値とする定電流制御を行うことができる。なお、図16には、定電圧制御と定電流制御とを比較するために、U相第1上アームスイッチング素子SUHAが定電圧制御で駆動される場合のゲート電圧Vge及び充放電電流Igの推移を示した。
このように、後にオフ状態に切り替えられるU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートを定電流制御により放電し、先にオフ状態に切り替えられるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートを定電圧制御により放電する。これにより、充電処理時と同様に、スイッチング損失を低減することができる。
(第6実施形態)
以下、第6実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、駆動回路Drがオフ保持回路を備えている。
図17に、本実施形態に係る駆動回路Drを示す。なお図17において、先の図3に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、定電圧電源50には、第1充電用スイッチング素子60を介して第1充電ゲート抵抗体61bの第1端が接続されている。第1充電ゲート抵抗体61bの第2端には、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートが接続されている。
U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートには、放電ゲート抵抗体61cの第1端が接続されている。放電ゲート抵抗体61cの第2端には、第1放電用スイッチング素子67を介してU相第1上アームスイッチング素子SUHAのエミッタが接続されている。
U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートは、第1オフ保持スイッチング素子120を介してU相第1上アームスイッチング素子SUHAのエミッタに短絡されている。本実施形態では、第1オフ保持スイッチング素子120として、NチャネルMOSFETを用いている。
定電圧電源50には、第2充電用スイッチング素子70を介して第2充電ゲート抵抗体71bの第1端が接続されている。第2充電ゲート抵抗体71bの第2端には、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートが接続されている。
U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートは、第2オフ保持スイッチング素子130を介してU相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースが短絡されている。本実施形態では、第2オフ保持スイッチング素子130として、NチャネルMOSFETを用いている。
駆動制御部80は、駆動信号としてオン指令が入力されていると判定した場合、まず、第1充電用スイッチング素子60をオフ状態からオン状態に切り替え、その後、第2充電用スイッチング素子70をオフ状態からオン状態に切り替える。なお、駆動制御部80は、オン指令が入力されていると判定した場合、第1放電用スイッチング素子67、第1オフ保持スイッチング素子120及び第2オフ保持スイッチング素子130をオフ状態に維持する。
駆動制御部80は、駆動信号としてオフ指令が入力されていると判定した場合、まず、第2オフ保持スイッチング素子130をオフ状態からオン状態に切り替え、その後、第1放電用スイッチング素子67をオフ状態からオン状態に切り替える。なお、駆動制御部80は、オフ指令が入力されていると判定した場合、第1充電用スイッチング素子60及び第2充電用スイッチング素子70をオフ状態に維持する。
駆動制御部80は、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧を監視する機能を有している。駆動制御部80は、駆動信号と、ゲート電圧とに基づいて、第1オフ保持スイッチング素子120を駆動するオフ保持処理を行う。詳しくは、駆動制御部80は、駆動信号がオフ指令とされて、かつ、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧が規定電圧以下になったと判定した場合に第1オフ保持スイッチング素子120をオン状態に切り替え、それ以外の場合に第1オフ保持スイッチング素子120をオフ状態に維持する。ここで上記規定電圧は、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの第1閾値電圧Vth1以下の電圧に設定されている。
オフ保持処理は、図18に示すように、例えば、対向アーム側のU相第1下アームスイッチング素子SULAがオン状態に切り替えられる場合に生じるスイッチングノイズがU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートに伝達されてU相第1上アームスイッチング素子SUHAが誤ってオン状態となることを回避するためのものである。
本実施形態では、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の放電経路として、ゲートから第2オフ保持スイッチング素子130を介してU相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースに至るオフ保持用経路しか備えていない。これは、U相第2上アームスイッチング素子SUHBが先にオフ状態に切り替えられるため、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の放電速度を高速にしても、大きなサージ電圧が発生しないためである。このため本実施形態によれば、オフ保持用経路を、U相第2上アームスイッチング素子SUHBをオフ状態に切り替えるための放電経路として用いることができる。これにより、U相第2上アームスイッチング素子SUHBに対応するオフ保持用回路を個別に設ける必要が無く、回路構成を簡素にすることができる。
また本実施形態では、定電圧電源50を、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート充電用の共通の電源とした。このため、駆動回路Drの構成を簡素にすることができる。
ちなみに上述したように、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの第1閾値電圧Vth1(例えば20V)は、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの第2閾値電圧Vth2(例えば15V)よりも高い。このため、定電圧電源50の出力電圧は、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの第1閾値電圧Vth1よりも低くて、かつ、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの第2閾値電圧Vth2よりも高い電圧(例えば17V)に設定されればよい。これにより、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBそれぞれの特性が異なっていたとしても、これらスイッチング素子SUHA,SUHBの双方を共通の定電圧電源50でオン状態に切り替えることができる。
(第7実施形態)
以下、第7実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのゲート電圧の分圧値に基づいて、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのゲート電圧の異常を検知する。
図19に、本実施形態に係る駆動回路Drを示す。なお図19において、先の図3に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
第2ゲート抵抗体71の第2端には、第1分圧用抵抗体141及び第2分圧用抵抗体142の直列接続体を介して、第1ゲート抵抗体61の第2端が接続されている。本実施形態では、第1分圧用抵抗体141の抵抗値と第2分圧用抵抗体142の抵抗値とが同じ値に設定されている。
駆動回路Drは、電圧監視部140を備えている。電圧監視部140は、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのエミッタ電位及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBのソース電位に対する第1分圧用抵抗体141及び第2分圧用抵抗体142の接続点の電位を監視電圧Vkとして取得する。
第1充電用スイッチング素子60のドレインには、電源68の負極が接続されている。電源68の正極には、第1放電用スイッチング素子67のドレインが接続されている。本実施形態において、電源68の出力電圧は負電圧であって、かつ、バイアス用電源78の出力電圧Vbとは異なる2Vに設定されている。
続いて、図20〜図23を用いて、電圧監視部140により実行される異常判定処理について説明する。
まず、図20に、駆動信号がオン指令となる場合の異常判定処理の手順を示す。この処理は、電圧監視部140により実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、駆動信号がオン指令であって、かつ、駆動信号がオン指令に切り替わってから第1所定時間経過したか否かを判定する。ここで、第1所定時間は、例えば、駆動信号がオン指令に切り替わったと判定してから、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのゲート電圧が第1,第2フィードバック電圧Vout1,Vout2である15V,20Vに到達すると想定される時間に設定されている。
ステップS10において肯定判定した場合には、ステップS11に進み、監視電圧Vkを取得する。続くステップS12では、取得した監視電圧Vkに基づいて異常モードを判定する。詳しくは、図21に示すように、監視電圧Vkが17.5Vであると判定した場合、定電圧電源50からU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートまでの第1オン側電気経路と、定電圧電源50からU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートまでの第2オン側電気経路とに異常が生じていないと判定する。これは、第1,第2オン側電気経路のいずれにもオープン異常及びショート異常が生じていない場合、監視電圧Vkが、第1フィードバック電圧Vout1である15Vと、第2フィードバック電圧Vout2である20Vとの中央値になることに基づく。なお、第1オン側電気経路のショート異常とは、第1オン側電気経路とU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのエミッタ,ソース側とが短絡する異常のことである。第2オン側電気経路のショート異常とは、第2オン側電気経路とU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのエミッタ,ソース側とが短絡する異常のことである。
監視電圧Vkが20Vであると判定した場合、第1オン側電気経路のオープン異常が生じていると判定し、監視電圧Vkが15Vであると判定した場合、第2オン側電気経路のオープン異常が生じていると判定する。一方、監視電圧Vkが10Vであると判定した場合、第1オン側電気経路のショート異常が生じていると判定し、監視電圧Vkが7.5Vであると判定した場合、第2オン側電気経路のショート異常が生じていると判定する。
先の図20の説明に戻り、続くステップS13では、ステップS12での判定結果に基づいて、第1,第2オン側電気経路のいずれかにオープン異常又はショート異常が生じているか否かを判定する。
ステップS13において肯定判定した場合には、ステップS14に進み、異常が生じている旨を駆動制御部80に通知する。なお、駆動制御部80は、第1,第2オン側電気経路のいずれかにオープン異常が生じている旨の通知を受けた場合、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのうちオープン異常が生じていない方に対応するスイッチング素子のみで駆動を継続させる処理、又はU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBの駆動を停止させる処理を行ってもよい。また、駆動制御部80は、第1,第2オン側電気経路のいずれかにショート異常が生じている旨の通知を受けた場合、例えば、インバータ20を構成する各スイッチング素子SUHA〜SWLBの駆動を停止させる処理を行ってもよい。
続いて、図22に、駆動信号がオフ指令となる場合の異常判定処理の手順を示す。この処理は、電圧監視部140により実行される。
この一連の処理では、まずステップS20において、駆動信号がオフ指令であって、かつ、駆動信号がオフ指令に切り替わってから第2所定時間経過したか否かを判定する。ここで、第2所定時間は、例えば、駆動信号がオフ指令に切り替わったと判定してから、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのゲート電圧が放電先の電圧である−2V,−4Vに到達すると想定される時間に設定されている。
ステップS20において肯定判定した場合には、ステップS21に進み、監視電圧Vkを取得し、続くステップS22では、取得した監視電圧Vkに基づいて異常モードを判定する。詳しくは、図23に示すように、監視電圧Vkが−3Vであると判定した場合、第1オフ側電気経路と、第2オフ側電気経路とに異常が生じていないと判定する。ここで、第1オフ側電気経路は、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートから第1放電用スイッチング素子67を介してエミッタに至るまでの電気経路である。第2オフ側電気経路は、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートから第2放電用スイッチング素子77を介してU相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースに至るまでの電気経路である。
−3Vの場合に異常が生じていないと判定できるのは、第1,第2オフ側電気経路のいずれにもオープン異常及びショート異常が生じていない場合、監視電圧Vkが、エミッタに対する電源68の正極側の電位である−2Vと、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースに対するバイアス用電源78の正極側の電位である−4Vとの中央値になることに基づく。なお、第1オフ側電気経路のショート異常とは、第1オフ側電気経路とU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのエミッタ,ソース側とが短絡する異常のことである。第2オフ側電気経路のショート異常とは、第2オフ側電気経路とU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのエミッタ,ソース側とが短絡する異常のことである。
監視電圧Vkが−4Vであると判定した場合、第1オフ側電気経路のオープン異常が生じていると判定し、監視電圧Vkが−2Vであると判定した場合、第2オフ側電気経路のオープン異常又は第1オフ側電気経路のショート異常が生じていると判定する。一方、監視電圧Vkが−1Vであると判定した場合、第2オフ側電気経路のショート異常が生じていると判定する。
先の図22の説明に戻り、続くステップS23では、ステップS22での判定結果に基づいて、第1,第2オフ側電気経路のいずれかにオープン異常又はショート異常が生じているか否かを判定する。
ステップS23において肯定判定した場合には、ステップS24に進み、異常が生じている旨を駆動制御部80に通知する。なお、駆動制御部80は、第1,第2オフ側電気経路のいずれかにオープン異常が生じている旨の通知を受けた場合、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのうちオープン異常が生じていない方に対応するスイッチング素子のみで駆動を継続させる処理、又はU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBの駆動を停止させる処理を行ってもよい。また、駆動制御部80は、第1,第2オフ側電気経路のいずれかにショート異常が生じている旨の通知を受けた場合、例えば、インバータ20を構成する各スイッチング素子SUHA〜SWLBの駆動を停止させる処理を行ってもよい。
以上説明した本実施形態によれば、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのゲート電圧の異常及び異常モードを検知することができる。
(第8実施形態)
以下、第8実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの過熱保護機能を駆動回路Drが備えている。
図24に、本実施形態に係る駆動回路Drを示す。なお図24において、先の図3に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、第2オペアンプ72の非反転入力端子には、スイッチSWAを介して、第4電源75の正極、第4抵抗体76bの第1端、及び第5抵抗体76cの第1端のいずれかが選択的に接続される。第4抵抗体76b及び第5抵抗体76cの第2端には、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースが接続されている。本実施形態において、第5抵抗体76cの抵抗値Rcは、第4抵抗体76bの抵抗値Rbよりも大きく設定されている。
U相第2上アームスイッチング素子SUHB付近には、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの温度を検出する温度検出部150が設けられている。なお、温度検出部150としては、例えば、感温ダイオード、又はサーミスタを用いることができる。
駆動回路Drは、過熱保護部151を備えている。過熱保護部151は、温度検出部150の温度検出値を取得する。
駆動制御部80は、駆動信号がオフ指令からオン指令に切り替わったと判定した場合、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第4抵抗体76bの第1端とが接続されるようにスイッチSWAを駆動する。一方、駆動制御部80は、駆動信号がオン指令からオフ指令に切り替わったと判定した場合、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第4電源75の正極とが接続されるようにスイッチSWAを駆動する。
続いて、図25を用いて、過熱保護処理について説明する。この処理は、過熱保護部151により、例えば所定の処理周期毎に繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS30において、温度検出部150により検出されたU相第2上アームスイッチング素子SUHBの温度であるMOS温度Tmosを取得する。続くステップS31では、取得したMOS温度Tmosが閾値温度Tαを超えているか否かを判定する。
ステップS31において否定判定した場合には、ステップS32に進み、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第4抵抗体76bの第1端とが接続されるようにスイッチSWAを駆動する。
一方、ステップS31において肯定判定した場合には、ステップS33に進み、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第5抵抗体76cの第1端とが接続されるようにスイッチSWAを駆動する。第5抵抗体76cの抵抗値Rcは、第4抵抗体76bの抵抗値Rbよりも大きく設定されている。このため、ステップS33の処理により、第3抵抗体76aの第2オペアンプ72側の電圧が高くなり、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧が低下する。その結果、U相第2上アームスイッチング素子SUHBに流れるドレイン電流が減少し、U相第2上アームスイッチング素子SUHBを過熱から保護することができる。
ちなみに、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧を、例えば、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧と同程度まで低下させるように第5抵抗体76cの抵抗値Rcが設定されればよい。
(第9実施形態)
以下、第9実施形態について、上記第8実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの過熱保護機能を駆動回路Drが備えている。
図26に、本実施形態に係る駆動回路Drを示す。なお図26において、先の図24に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、第2オペアンプ72の非反転入力端子には、スイッチSWAを介して、第4電源75の正極、第4抵抗体76bの第1端、及び第6抵抗体76dの第1端のいずれかが選択的に接続される。第4抵抗体76b及び第6抵抗体76dの第2端には、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースが接続されている。本実施形態において、第6抵抗体76dの抵抗値Rdは、第4抵抗体76bの抵抗値Rbよりも小さく設定されている。
U相第1上アームスイッチング素子SUHA付近には、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの温度を検出する温度検出部152が設けられている。なお、温度検出部152としては、例えば、感温ダイオード、又はサーミスタを用いることができる。温度検出部152の温度検出値は、過熱保護部151に入力される。
続いて、図27を用いて、過熱保護処理について説明する。この処理は、過熱保護部151により、例えば所定の処理周期毎に繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS40において、温度検出部152により検出されたU相第1上アームスイッチング素子SUHAの温度であるIGBT温度Tigを取得する。続くステップS41では、取得したIGBT温度Tigが閾値温度Tαを超えているか否かを判定する。
ステップS41において否定判定した場合には、ステップS42に進み、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第4抵抗体76bの第1端とが接続されるようにスイッチSWAを駆動する。
一方、ステップS41において肯定判定した場合には、ステップS43に進み、第2オペアンプ72の非反転入力端子と第6抵抗体76dの第1端とが接続されるようにスイッチSWAを駆動する。第6抵抗体76dの抵抗値Rdは、第4抵抗体76bの抵抗値Rbよりも小さく設定されている。このため、ステップS43の処理により、第3抵抗体76aの第2オペアンプ72側の電圧が低くなり、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートに印加される電圧が高くなる。その結果、U相第2上アームスイッチング素子SUHBに流れるドレイン電流が増加するとともに、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに流れるコレクタ電流が減少する。これにより、U相第1上アームスイッチング素子SUHAを過熱から保護することができる。
(第10実施形態)
以下、第10実施形態について、上記第6実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートにゲートコンデンサが接続されている。
図28に、本実施形態に係る駆動回路Drを示す。なお図28において、先の図17に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。また本実施形態では、放電ゲート抵抗体61cを第1放電ゲート抵抗体61cと称すこととする。
図示されるように、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートには、第2放電ゲート抵抗体71cの第1端が接続されている。第2放電ゲート抵抗体71cの第2端には、第2放電用スイッチング素子77を介してU相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースが接続されている。本実施形態において、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートから第2オフ保持スイッチング素子130を介してU相第2上アームスイッチング素子SUHBのソースまでの電気経路が「第2オフ保持用経路」に相当する。また、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートから第1オフ保持スイッチング素子120を介してU相第1上アームスイッチング素子SUHAのエミッタまでの電気経路が「第1オフ保持用経路」に相当する。
ちなみに、駆動制御部80は、駆動信号としてオン指令が入力されていると判定した場合、第1放電用スイッチング素子67、第2放電用スイッチング素子77、第1オフ保持スイッチング素子120及び第2オフ保持スイッチング素子130をオフ状態に維持する。
駆動制御部80は、駆動信号としてオフ指令が入力されていると判定した場合、まず、第2放電用スイッチング素子77をオフ状態からオン状態に切り替え、その後、第1放電用スイッチング素子67をオフ状態からオン状態に切り替える。
駆動制御部80は、第1オフ保持スイッチング素子120に加えて、第2オフ保持スイッチング素子130を駆動するオフ保持処理を行う。詳しくは、駆動制御部80は、駆動信号がオフ指令とされて、かつ、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧が第1規定電圧以下になったと判定した場合に第1オフ保持スイッチング素子120をオン状態に切り替え、それ以外の場合に第1オフ保持スイッチング素子120をオフ状態に維持する。ここで上記第1規定電圧は、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの第1閾値電圧Vth1以下の電圧に設定されている。また、駆動制御部80は、駆動信号がオフ指令とされて、かつ、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧が第2規定電圧以下になったと判定した場合に第2オフ保持スイッチング素子130をオン状態に切り替え、それ以外の場合に第2オフ保持スイッチング素子130をオフ状態に維持する。ここで上記第2規定電圧は、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの第2閾値電圧Vth2以下の電圧に設定されている。
U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート及びエミッタは、ゲートコンデンサ160により接続されている。以下、ゲートコンデンサ160が設けられている理由について説明する。
まず、図29にU相第1上アームスイッチング素子SUHAが有する寄生容量を示す。U相第1上アームスイッチング素子SUHAは、寄生容量として、入力容量、帰還容量及び出力容量を有している。
続いて図30に、駆動信号と、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧Vgeと、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのコレクタ及びエミッタ間電圧Vceとの推移を示す。
時刻t1において駆動信号がオフ指令からオン指令に切り替えられる。このため、充電処理により、まず、定電圧電源50を電力供給源として、図31(a)に示すように、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの入力容量及びゲートコンデンサ160が充電され始める。入力容量が充電され始めることにより、ゲート電圧Vgeが上昇し始める。
その後時刻t2において、ゲート電圧Vgeが第1閾値電圧Vth1になる。これにより、U相第1上アームスイッチング素子SUHAがオン状態に切り替えられ、コレクタ電流Icが流れ始めるとともに、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが低下し始める。
その後、帰還容量及び出力容量が充電され始める。この際、定電圧電源50に加えて、ゲートコンデンサ160も電力供給源となる。このため、図31(b)に示すように、ゲートコンデンサ160がない場合よりも、帰還容量及び出力容量を迅速に充電できる。その結果、図30(c)の時刻t2以降に実線にて示すように、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceの低下速度を高めることができる。これにより本実施形態によれば、スイッチング素子を高めることができ、ひいてはスイッチング損失を低減することができる。
また本実施形態では、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBのうち、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのみに対応してゲートコンデンサ160が設けられている。このため、各スイッチング素子SUHA,SUHBに対応してゲートコンデンサが設けられる構成と比較して、ゲートコンデンサ160を充電するために定電圧電源50から持ち出される電力を低減できる。さらに、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのみに対応してゲートコンデンサ160が設けられていることにより、部品数を低減できる。
(第11実施形態)
以下、第11実施形態について、上記第10実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図32に示すように、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに代えて、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート及びソースがゲートコンデンサ170によって接続されている。また図32において、先の図28に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBのうち、閾値電圧が低い方であるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのみ対応してゲートコンデンサ170が設けられている。以下、この理由について説明する。
まず、図33(a)に、U相第2上アームスイッチング素子SUHBが有する寄生容量を示す。U相第2上アームスイッチング素子SUHBは、寄生容量として、入力容量、帰還容量及び出力容量を有している。
続いて図34に、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧Vgsと、対向アーム側のU相第1下アームスイッチング素子SULAのゲート電圧Vgeとの推移を示す。
図示されるように、時刻t1において、放電処理によってU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧Vgsが低下し始める。その後、時刻t2において、ゲート電圧Vgsが第2閾値電圧Vth2になることで、U相第2上アームスイッチング素子SUHBがオフ状態に切り替えられる。また、ゲート電圧Vgsが第2規定電圧になることで、第2オフ保持スイッチング素子130がオン状態に切り替えられる。
その後、対向アーム側のU相第1下アームスイッチング素子SULAのゲート電圧Vgeが充電処理により上昇し始める。その後、時刻t3においてゲート電圧Vgeが第1閾値電圧Vth1になることで、U相第1下アームスイッチング素子SULAがオン状態に切り替えられる。この場合、U相第1下アームスイッチング素子SULAのコレクタ及びエミッタ間電圧が0に近い値となり、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのドレイン及びソース間にバッテリ10の端子電圧が印加され、ドレイン及びソース間電圧が急上昇する。このことに起因して、U相第1,2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのそれぞれについて、帰還容量を介して電荷がゲートに流れ込む。これにより、ゲート電圧Vge,Vgsが上昇してしまう。
ここで、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの第2閾値電圧Vth2は、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの第1閾値電圧Vth1よりも低い。このため、ゲートコンデンサ170が設けられていない場合、帰還容量を介して電荷がゲートに流れ込むことにより、第2オフ保持スイッチング素子130がオン状態にされていたとしても、U相第2上アームスイッチング素子SUHBが意図せずオン状態に切り替わってしまうおそれがある。
そこで本実施形態では、閾値電圧の低い方のU相第2上アームスイッチング素子SUHBに対応してゲートコンデンサ170が設けられている。このため、図33(b)に示すように、帰還容量を介して電荷がゲートに流れ込んだとしても、流れ込んだ電荷がゲートコンデンサ170に蓄えられることにより、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧Vgsの上昇が抑制される。その結果、図34(a)の時刻t3以降に実線にて示すように、ゲート電圧Vgsが第2閾値電圧Vth2まで上昇せず、U相第2上アームスイッチング素子SUHBがオン状態に切り替えられるといった誤動作を防止することができる。
(第12実施形態)
以下、第12実施形態について、上記第10実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、ゲートコンデンサに代えて、図35に示すように、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲートに、「インダクタ素子」としてのチップビーズ180が接続されている。なお図35において、先の図28に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBのうち、閾値電圧が高い方であるU相第1上アームスイッチング素子SUHAのみ対応してチップビーズ180が設けられている。以下、この理由について説明する。
図36に示すように、オフ保持処理により、第1オフ保持スイッチング素子120及び第2オフ保持スイッチング素子130がオン状態とされている。この場合、第1オフ保持スイッチング素子120、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの入力容量、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの入力容量、第2オフ保持スイッチング素子130、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのソース及びU相第1上アームスイッチング素子SUHAのエミッタを含む閉回路が形成される。以下、この閉回路をオフ時閉回路と称すこととする。
ここで、何らかの要因によって発生したノイズがオフ時閉回路に伝達されることがある。この場合、オフ時閉回路において共振が発生し、各スイッチング素子SUHA,SUHBの信頼性が低下する等の問題が発生し得る。この問題を解決すべく、オフ時閉回路にチープビーズを設けることが考えられる。チップビーズは、高周波側のインダクタンスが高くなるように構成されている。ここで、閾値電圧が低い方のU相第2上アームスイッチング素子SUHBに対応してチップビーズが設けられると、オフ時閉回路に伝達されたノイズによりゲート電圧Vgsが第2閾値電圧Vth2まで上昇し、U相第2上アームスイッチング素子SUHBが誤ってオン状態に切り替えられてしまうおそれがある。
そこで本実施形態では、閾値電圧が第2閾値電圧Vth2よりも高いU相第1上アームスイッチング素子SUHAに対応してチップビーズ180が設けられている。このため、オフ時閉回路にノイズが伝達されたとしても、ゲート電圧Vgeが第1閾値電圧Vth1まで上昇しない。これにより、オフ保持処理中にU相第1上アームスイッチング素子SUHAが誤ってオン状態に切り替えられることを防止することができる。
(第13実施形態)
以下、第13実施形態について、上記第12実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに代えて、図37に示すように、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートにチップビーズ190が接続されている。なお図37において、先の図35に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、U相第1上アームスイッチング素子SUHA及びU相第2上アームスイッチング素子SUHBのうち、後にオン状態に切り替えられ、また、先にオン状態に切り替えられる方であるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのみ対応してチップビーズ190が設けられている。以下、この理由について説明する。
図38に示すように、充電処理時において、第2充電用スイッチング素子70、第2充電ゲート抵抗体71b、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの入力容量、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの入力容量、第1充電ゲート抵抗体61b及び第1充電用スイッチング素子60を含む閉回路が形成される。以下、この閉回路をオン時閉回路と称すこととする。
ここで、何らかの要因によって発生したノイズがオン時閉回路に伝達されることがある。この場合、オン時閉回路において共振が発生し、各スイッチング素子SUHA,SUHBの信頼性が低下する等の問題が発生し得る。また、放電処理時においても、例えば上記オフ時閉回路が形成されるため、同様の問題が発生する。上述した問題を解決すべく、例えばオン時閉回路にチープビーズを設けることが考えられる。ここで、チップビーズは、充電処理時において電荷の充電を妨げ、ターンオン時のスイッチング損失を増加させてしまう。また、チップビーズは、放電処理時において電荷の放電を妨げ、ターンオフ時のスイッチング損失を増加させてしまう。
そこで本実施形態では、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートにチップビーズが接続されている。U相第2上アームスイッチング素子SUHBは、後にオン状態に切り替えられ、また、先にオン状態に切り替えられる。このため、U相第2上アームスイッチング素子SUHBの駆動状態の切り替えは、U相第1上アームスイッチング素子SUHAの駆動状態の切り替えほど、スイッチング損失に及ぼす影響が大きくない。したがって本実施形態によれば、チップビーズが設けられることによるスイッチング損失の増加を防止できる。
(第14実施形態)
以下、第14実施形態について、上記第3実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、インバータ20を構成する各スイッチ部のスイッチング素子が、図2に示す特性を有し、かつ、互いに同じ仕様のMOSFETとされている。図39には、U相上アームスイッチ部20UHに対応する駆動回路Drを示す。なお図39において、先の図9に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
各スイッチ部のスイッチング素子のそれぞれは、ゲート電圧がその最大値である定電圧電源50aの出力電圧VHaとされる場合において、流通可能なドレイン電流の最大値が互いに同一とされている。つまり、互いに並列接続されたスイッチング素子は、ゲート電圧が定電圧電源50aの出力電圧VHaとされる場合において、想定されるオン抵抗値が同一とされている。そして本実施形態では、各スイッチ部のスイッチング素子が、直流電源としてのバッテリ10に還流電流を流す同期整流のためにも用いられる。
なお図39に示すように、本実施形態では、第2ゲート抵抗体71のゲート抵抗値がRmbとされ、第1ゲート抵抗体61のゲート抵抗値がRmaとされている。第2ゲート抵抗体71のゲート抵抗値Rmbは、第1ゲート抵抗体61のゲート抵抗値Rmaよりも小さく設定されている。
また本実施形態において、各上アームスイッチング素子SUHA〜SWHBのドレインが上アーム入力端子に相当し、各上アームスイッチング素子SUHA〜SWHBのソースが上アーム出力端子に相当する。また、各下アームスイッチング素子SULA〜SWLBのドレインが下アーム入力端子に相当し、各下アームスイッチング素子SULA〜SWLBのソースが下アーム出力端子に相当する。各上アームスイッチング素子SUHA〜SWHB及び各下アームスイッチング素子SULA〜SWLBは、オン状態とされている場合において、ドレインからソースへの電流の流通と、ソースからドレインへの電流の流通とのそれぞれを許容する。
図40に、U相について、U相巻線30UからU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBを介してバッテリ10の正極側へと還流電流が流れる場合を示す。また図41に、U相について、バッテリ10の負極側からU相第1,第2下アームスイッチング素子SULA,SULBを介してU相巻線30Uへと還流電流が流れる場合を示す。
以下、各スイッチ部のスイッチング素子が同期整流のためにも用いられることをU相を例にして説明する。
まず、先の図40に対応する場合の図42を用いて説明する。図42(a)は、駆動制御部80に入力される駆動信号から把握されるU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBの上アーム駆動信号の推移を示す。図42(b)は、駆動制御部80に入力される駆動信号から把握されるU相第1,第2下アームスイッチング素子SULA,SULBの下アーム駆動信号の推移を示す。図42(c)〜(f)は、U相の各スイッチング素子SUHA,SUHB,SULA,SULBの駆動状態の推移を示す。
図42に示す例では、時刻t1よりも前において、下アーム駆動信号がオン指令とされ、U相第1,第2下アームスイッチング素子SULA,SULBがオン状態とされている。この場合、U相巻線30UからU相第1,第2下アームスイッチング素子SULA,SULBを介してバッテリ10の負極側へと電流が流れている。
時刻t1において下アーム駆動信号がオフ指令に切り替えられると、その後時刻t2においてU相第2下アームスイッチング素子SULBがオフ状態に切り替えられ、その後時刻t3においてU相第1下アームスイッチング素子SULAがオフ状態に切り替えられる。
その後、時刻t1からデッドタイムだけ離間して設定された時刻t4において、同期整流を開始させるために上アーム駆動信号がオン指令に切り替えられる。このため時刻t5において、ゲート電荷の充電速度の低い方のU相第1上アームスイッチング素子SUHAがオン状態に切り替えられ、U相巻線30UからU相第1上アームスイッチング素子SUHAを介してバッテリ10の正極側へと還流電流が流れ始める。その後時刻t6において、充電速度の高い方のU相第2上アームスイッチング素子SUHBがオン状態に切り替えられ、先の図40に示すように還流電流が流れる。
その後時刻t7において、同期整流を停止させるために上アーム駆動信号がオフ指令に切り替えられる。このため時刻t8において、ゲート電荷の放電速度の高い方のU相第2上アームスイッチング素子SUHBがオフ状態に切り替えられる。その後時刻t9において、放電速度の低い方のU相第1上アームスイッチング素子SUHAがオフ状態に切り替えられ、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBを介した還流電流の流通が阻止される。
続いて、先の図41に対応する場合の図43を用いて説明する。図43(a)〜(f)は図42(a)〜(f)に対応している。
図43に示す例では、時刻t1よりも前において、上アーム駆動信号がオン指令とされ、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBがオン状態とされている。この場合、バッテリ10からU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBを介してU相巻線30Uへと電流が流れている。
時刻t1において上アーム駆動信号がオフ指令に切り替えられると、時刻t2においてU相第2上アームスイッチング素子SUHBがオフ状態に切り替えられ、その後時刻t3においてU相第1上アームスイッチング素子SUHAがオフ状態に切り替えられる。
その後、時刻t1からデッドタイムだけ離間して設定された時刻t4において、同期整流を開始させるために下アーム駆動信号がオン指令に切り替えられる。このため時刻t5において、ゲート電荷の充電速度の低い方のU相第1下アームスイッチング素子SULAがオン状態に切り替えられ、バッテリ10からU相第1下アームスイッチング素子SULAを介してU相巻線30Uへと還流電流が流れ始める。その後時刻t6において、充電速度の高い方のU相第2下アームスイッチング素子SULBがオン状態に切り替えられ、先の図41に示すように還流電流が流れる。
その後時刻t7において、同期整流を停止させるために下アーム駆動信号がオフ指令に切り替えられる。このため時刻t8において、ゲート電荷の放電速度の高い方のU相第2下アームスイッチング素子SULBがオフ状態に切り替えられる。その後時刻t9において、放電速度の低い方のU相第1下アームスイッチング素子SULAがオフ状態に切り替えられ、U相第1,第2下アームスイッチング素子SULA,SULBを介した還流電流の流通が阻止される。
以上説明した本実施形態によれば、同期整流が行われる場合においても上記第1実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第15実施形態)
以下、第15実施形態について、上記第14実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、各スイッチ部それぞれにおいて、互いに並列接続された第1,第2スイッチング素子の双方がオン状態とされている場合の第1,第2スイッチング素子のドレイン電流を均等化する。以下、U相上アームスイッチ部20UHを例にして説明する。
図44に、U相上アームスイッチ部20UHに対応する駆動回路Drを示す。なお図44において、先の図39に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
駆動回路Drは、定電圧電源50aに入力側が接続された第1電圧調整部200a及び第2電圧調整部200bを備えている。第1電圧調整部200a及び第2電圧調整部200bのそれぞれは、定電圧電源50aの出力電圧を変圧して出力する。第1電圧調整部200a及び第2電圧調整部200bそれぞれの出力電圧は、駆動制御部80により調整される。
第1電圧調整部200aの出力側には、第1充電用スイッチング素子60のソースが接続され、第2電圧調整部200bの出力側には、第2充電用スイッチング素子70のソースが接続されている。
制御システムは、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに流れるドレイン電流を検出する第1電流検出部210aと、U相第2上アームスイッチング素子SUHBに流れるドレイン電流を検出する第2電流検出部210bとを備えている。各電流検出部210a,210bとしては、例えば上述した電流検出部90と同様に、センス端子及びセンス抵抗体と備える構成を採用できる。第1電流検出部210aの検出値は、第1電流値IAとして駆動制御部80に入力され、第2電流検出部210bの検出値は、第2電流値IBとして駆動制御部80に入力される。
U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのそれぞれは、ゲート電圧が互いに同一の値とされる場合において、理想的にはオン抵抗値が互いに同一とされ、ドレイン電流が互いに等しくなる。しかし実際には、各スイッチング素子SUHA,SUHBの個体差等に起因して、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBに流れるドレイン電流の差が大きくなるアンバランス現象が生じる。この現象が生じると、各スイッチング素子SUHA,SUHBで生じる発熱量の偏りが大きくなり、例えば、各スイッチング素子SUHA,SUHBのうち一方の寿命が他方よりも短くなる等の不都合が生じる。
そこで本実施形態において、駆動制御部80は、第1電流値IA及び第2電流値IBに基づいてアンバランス現象の解消を図る電流均等化処理を行う。図45に、この処理の手順を示す。この処理は、例えば所定の処理周期毎に繰り返し実行される。
ステップS50では、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBがオン状態とされているか否かを判定する。
ステップS51において肯定判定した場合には、ステップS51に進み、今回の処理周期における第1電流値IA及び第2電流値IBを取得する。ステップS51の処理が電流取得部に相当する。
続くステップS51では、取得した第1電流値IA及び第2電流値IBに基づいて、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのそれぞれに流れるドレイン電流を均等化するように、第1,第2電圧調整部200a,200bを操作することによりU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのそれぞれのゲート電圧を調整する。具体的には例えば、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBが前回オン状態とされている場合に取得した第1電流値IA及び第2電流値IBに基づいて、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのそれぞれのゲート電圧を調整する。
以上説明した本実施形態によれば、アンバランス現象を解消することができる。なお本実施形態の構成は、上記第14実施形態で説明した同期整流が行われる場合にも適用できる。
(第16実施形態)
以下、第16実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図46に示すように、駆動回路Drが第1駆動制御部80a及び第2駆動制御部80bを備えている。なお図46は、U相上アームスイッチ部20UHに対応する駆動回路Drを示す。図46において、先の図3等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
制御装置40には、フォトカプラ等の絶縁素子を介して、第1電流値IA及び第2電流値IBを取得する。制御装置40は、取得した第1電流値IA及び第2電流値IBに基づいて、位相が120°ずれた正弦波状の3相指令電圧を生成する。制御装置40は、生成した指令電圧とキャリア信号との大小比較に基づくPWM処理により、U相第1上アームスイッチング素子SUHAを駆動する第1駆動信号と、U相第2上アームスイッチング素子SUHBを駆動する第2駆動信号とを個別に生成する。なお制御装置40は、上記第4実施形態の図11に示したように、駆動対象とするスイッチング素子の選択を行う。
第1駆動制御部80aには、フォトカプラ等の絶縁素子を介して、制御装置40から第1駆動信号が入力される。第1駆動制御部80aは、第1駆動信号に基づいて、充電処理によりU相第1上アームスイッチング素子SUHAをオン状態に切り替え、放電処理によりU相第1上アームスイッチング素子SUHAをオフ状態に切り替える。第2駆動制御部80bには、フォトカプラ等の絶縁素子を介して、制御装置40から第2駆動信号が入力される。第2駆動制御部80bは、第2駆動信号に基づいて、充電処理によりU相第2上アームスイッチング素子SUHBをオン状態に切り替え、放電処理によりU相第2上アームスイッチング素子SUHBをオフ状態に切り替える。
本実施形態では、各電流値IA,IBに基づいて制御装置40が指令電圧を算出する。このため制御装置40は、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBに今後流れると想定される電流を把握できる。したがって、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのスイッチング周期毎に駆動回路Drが各電流値IA,IBを取得しつつU相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBを駆動する構成と比較して、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBに流れる電流の制御周期を過度に短く設定する必要がない。
また本実施形態では、インバータ20を構成する各スイッチ部20UH〜20WLそれぞれが基本的には図46に示す構成とされている。そして制御装置40は、各スイッチ部20UH〜20WLを構成する第1,第2スイッチング素子の第1,第2駆動信号を、上アームスイッチ部と下アームスイッチ部との間のデッドタイムを考慮しつつ生成する。このため、デッドタイムが消失して上下アーム短絡が生じるおそれを解消できる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記各実施形態では、各スイッチ部において、互いに並列接続されたスイッチング素子の数が2つであったがこれに限らず、3つ以上であってもよい。この場合、例えば第1〜第13,第16実施形態において、3つのスイッチング素子のうち、2つをIGBTとし、1つをMOSFETとすることができる。
また、スイッチング素子の数が3つ以上の場合、同時に先に切り替えられる又は同時に後に切り替えられるスイッチング素子の数は、上記各実施形態のように1つに限らない。例えば、複数のスイッチング素子のうち一部であってかつ2つ以上を、同時に先に切り替えられる又は同時に後に切り替えられるスイッチング素子としてもよい。
・互いに並列接続されたスイッチング素子の数が3つ以上であって、かつ、IGBTが例えば2つである場合、これらIGBT同士においてオン状態への切り替えタイミング又はオフ状態への切り替えタイミングをずらしてもよい。この場合、例えばオン状態への切り替え時において、後にオン状態に切り替えられるIGBTのゲート電荷の充電速度を、先にオン状態に切り替えられるIGBTのゲート電荷の充電速度よりも高くしてもよい。
・電荷の移動速度の調整手法としては、ゲート抵抗体の抵抗値を調整する手法に限らない。例えば、ゲート電圧を調整する手法であってもよい。具体的には例えば、上記第1実施形態の図3において、オン状態への切り替え時に、第1フィードバック電圧Vout1を高くしてゲートの印加電圧を高くするほど、充電速度が高くなる。一方、オフ状態への切り替え時においては、U相第1,第2上アームスイッチング素子SUHA,SUHBのゲートに対するゲートの放電先の電位を低くするほど、放電速度が高くなる。ここで、放電先の電位を低くする手法としては、例えばU相第2上アームスイッチング素子SUHBを例にして説明すると、バイアス用電源78の出力電圧を高くするものが挙げられる。
・上記各実施形態では、オン状態への切り替え時、及びオフ状態への切り替え時の双方において、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電荷の充放電速度をU相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電荷の充放電速度よりも高くしたがこれに限らない。例えば、オン状態への切り替え時、及びオフ状態への切り替え時のいずれか一方において、充放電速度を高くしてもよい。
・上記第7実施形態において、第1分圧用抵抗体141の抵抗値と第2分圧用抵抗体142の抵抗値とが異なっていてもよい。
・上記第7実施形態において、スイッチ部を構成するスイッチング素子が3つ以上ある場合、これらスイッチング素子のうち2つのゲート電圧の分圧値を取得できる構成とすればよい。この構成により、2つのゲート電圧の異常を検知することができる。
・上記第7実施形態において、図20に示す処理及び図22に示す処理のいずれかを実施しなくてもよい。
・上記第8,第9実施形態において、温度検出部を備えることなく、駆動対象であるスイッチング素子の温度特性からスイッチング素子の温度を推定してもよい。この推定手法としては、例えば閾値電圧に基づくものがある。これは、スイッチング素子の温度が高いほど、閾値電圧が低くなる特性を利用したものである。なお、推定に用いる閾値電圧は、例えばミラー電圧で代用すればよい。ミラー電圧は、ゲート電圧を監視することにより取得できる。また例えば、コレクタ電流の変化速度に基づく推定手法もある。これは、スイッチング素子の温度が低いほど、コレクタ電流の変化速度が高くなる特性を利用したものである。
・上記第8,第9実施形態において、上記第7実施形態の構成を合わせて実施してもよい。
・上記第1実施形態では、定電圧電源の出力電圧を降圧してMOSFETであるU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートに印加する構成としたがこれに限らない。例えば、定電圧電源の出力電圧を昇圧してU相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲートに印加する構成としてもよい。
・上記第1実施形態において、第1充電用スイッチング素子60、第2充電用スイッチング素子70、第1放電用スイッチング素子67及び第2放電用スイッチング素子77を駆動回路Dr外に設けてもよい。これにより、駆動回路Drにおける発熱を低減できる。
・上記第10実施形態において、さらに、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート及びソース間をゲートコンデンサで接続してもよい。
・上記第10〜第12実施形態において、充電側の構成として、定電圧駆動の構成に代えて、定電流駆動の構成を採用することもできる。
・上記第12実施形態において、例えば、第1オフ保持経路のうち、第1オフ保持スイッチング素子120よりもU相第1上アームスイッチング素子SUHAのエミッタ側にチップビーズ180が設けられていてもよい。
・上記第8実施形態において、過熱保護部151は、ステップS31において肯定判定した場合、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧Vgsを低下させることに代えて、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧Vgeを上昇させてもよい。これにより、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのオン抵抗を低下させ、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに流れるコレクタ電流を増加させるとともに、U相第2上アームスイッチング素子SUHBに流れるドレイン電流を減少させる。これにより、U相第2上アームスイッチング素子SUHBを過熱から保護する。
・上記第9実施形態において、過熱保護部151は、ステップS41において肯定判定した場合、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのゲート電圧Vgsを増加させることに代えて、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのゲート電圧Vgeを低下させてもよい。これにより、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのオン抵抗を増加させ、U相第1上アームスイッチング素子SUHAに流れるコレクタ電流を減少させる。これにより、U相第1上アームスイッチング素子SUHAを過熱から保護する。
・第1閾値電圧Vth1が第2閾値電圧Vth2よりも低く設定されていてもよい。この場合、例えば上記第11実施形態において、U相第1上アームスイッチング素子SUHAのみ対応してゲートコンデンサが設けられていてもよい。また、例えば上記第12実施形態において、U相第2上アームスイッチング素子SUHBのみ対応してチップビーズが設けられていてもよい。
・各スイッチ部を構成するスイッチング素子としては、IGBT及びMOSFETの組み合わせに限らず、他の組み合わせであってもよい。
・モータジェネレータとしては、永久磁石同期機に限らず、例えば巻線界磁型同期機であってもよい。また、モータジェネレータとしては、同期機に限らず、例えば誘導機であってもよい。さらに、モータジェネレータとしては、車載主機として用いられるものに限らず、電動パワーステアリング装置や空調用電動コンプレッサを構成する電動機等、他の用途に用いられるものであってもよい。
20…インバータ、SUHA〜SWLB…スイッチング素子、Dr…駆動回路。

Claims (30)

  1. 互いに並列接続された複数の駆動対象スイッチング素子(SUHA,SUHB)を駆動するスイッチング素子の駆動回路において、
    オン状態及びオフ状態のうち一方の状態から他方の状態へと複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動状態を切り替えて、かつ、複数の前記駆動対象スイッチング素子の駆動状態の切り替えタイミングをずらすようにすべく、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの開閉制御端子の電荷の移動処理を行う制御部と、
    複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち少なくとも1つの入出力端子間の電流の流通を許容する状態、及び複数の前記駆動対象スイッチング素子全ての入出力端子間の電流の流通を阻止する状態のうち、一方の状態から他方の状態への切り替えを完了するために駆動される前記駆動対象スイッチング素子が切替完了スイッチング素子(SUHA)として定義されており、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち、前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子(SUHB)の開閉制御端子の電荷移動速度を、前記切替完了スイッチング素子の開閉制御端子の電荷移動速度よりも高くする速度調整部と、を備えるスイッチング素子の駆動回路。
  2. 前記制御部は、前記電荷の移動処理として、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動状態をオフ状態からオン状態へと切り替えて、かつ、複数の前記駆動対象スイッチング素子のオン状態への切り替えタイミングをずらすようにすべく、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの開閉制御端子の電荷の充電処理を行い、
    前記切替完了スイッチング素子は、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち最初にオン状態に切り替えられる駆動対象スイッチング素子であるオン切替スイッチング素子であり、
    前記速度調整部は、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち、前記オン切替スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電荷充電速度を、前記オン切替スイッチング素子の開閉制御端子の電荷充電速度よりも高くする請求項1に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  3. 複数の前記駆動対象スイッチング素子は、互いに並列接続された複数の上アームスイッチング素子(SUHA,SUHB)、及び複数の前記上アームスイッチング素子に直列接続されて、かつ、互いに並列接続された複数の下アームスイッチング素子(SULA,SULB)であり、
    複数の前記上アームスイッチング素子は、第1スイッチング素子(SUHA)と、該第1スイッチング素子よりも入出力端子間に流通可能な電流の最大値が小さい第2スイッチング素子(SUHB)とであり、
    複数の前記下アームスイッチング素子は、前記第1スイッチング素子(SULA)及び前記第2スイッチング素子(SULB)であり、
    前記制御部は、前記上アームスイッチング素子及び前記下アームスイッチング素子のそれぞれについて、前記第1スイッチング素子をオン状態に切り替えた後、前記第2スイッチング素子をオン状態に切り替えるべく、前記充電処理を行う請求項2に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  4. 前記制御部は、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の双方を駆動対象とする双方駆動モードと、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のうち前記第2スイッチング素子のみを駆動対象とする第2駆動モードとのいずれかを選択して実行し、
    前記速度調整部は、前記第2スイッチング素子の開閉制御端子の電荷充電速度を、前記双方駆動モードが選択されている場合よりも前記第2駆動モードが選択されている場合に低くする請求項3に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  5. 前記制御部は、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の双方を駆動対象とする双方駆動モードと、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のうち前記第1スイッチング素子のみを駆動対象とする第1駆動モードとのいずれかを選択して実行し、
    前記速度調整部は、前記第1スイッチング素子の開閉制御端子の電荷充電速度を、前記双方駆動モードが選択されている場合よりも前記第1駆動モードが選択されている場合に低くする請求項3又は4に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  6. 複数の前記駆動対象スイッチング素子は、第1スイッチング素子(SUHA)と、該第1スイッチング素子よりも入出力端子間に流通可能な電流の最大値が小さい第2スイッチング素子(SUHB)とであり、
    前記制御部は、前記充電処理の実行時において、前記第2スイッチング素子の開閉制御端子の印加電圧を、前記第1スイッチング素子の開閉制御端子の印加電圧よりも高くする請求項2〜5のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  7. 前記制御部は、前記充電処理として、前記第2スイッチング素子の開閉制御端子に所定の電源(50a)の出力電圧を印加する処理と、前記第1スイッチング素子の開閉制御端子に前記所定の電源の出力電圧を降圧して印加する処理と、を行う請求項6に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  8. 前記制御部は、前記充電処理として、前記オン切替スイッチング素子の開閉制御端子に定電流制御にて電荷を充電する処理と、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記オン切替スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子に定電圧制御にて電荷を充電する処理と、を行う請求項2〜7のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  9. 前記制御部は、前記充電処理として、前記オン切替スイッチング素子と、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記オン切替スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子とのそれぞれの開閉制御端子に、共通の電源(50)の出力電圧を印加する処理を行う請求項2〜5のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  10. 直流電源(10)及び巻線(30U〜20W)を備えるシステムに適用されるスイッチング素子の駆動回路において、
    複数の前記駆動対象スイッチング素子は、互いに並列接続された複数の上アームスイッチング素子(SUHA,SUHB)、及び互いに並列接続された複数の下アームスイッチング素子(SULA,SULB)であり、
    複数の前記上アームスイッチング素子の入力端子である上アーム入力端子は、前記直流電源の正極側に接続され、複数の前記上アームスイッチング素子の出力端子である上アーム出力端子は、複数の前記下アームスイッチング素子の入力端子である下アーム入力端子と前記巻線とに接続され、複数の前記下アームスイッチング素子の出力端子である下アーム出力端子は、前記直流電源の負極側に接続され、
    複数の前記上アームスイッチング素子のそれぞれは、オン状態とされている場合において、前記上アーム入力端子から前記上アーム出力端子への電流の流通と、前記上アーム出力端子から前記上アーム入力端子への電流の流通とのそれぞれを許容し、
    複数の前記下アームスイッチング素子のそれぞれは、オン状態とされている場合において、前記下アーム入力端子から前記下アーム出力端子への電流の流通と、前記下アーム出力端子から前記下アーム入力端子への電流の流通とのそれぞれを許容し、
    前記速度調整部は、前記巻線から前記上アームスイッチング素子を介して前記直流電源の正極側へと還流電流を流す場合において、複数の前記上アームスイッチング素子のうち、前記オン切替スイッチング素子以外の上アームスイッチング素子の開閉制御端子の電荷充電速度を、前記オン切替スイッチング素子の開閉制御端子の電荷充電速度よりも高くし、前記直流電源の負極側から前記下アームスイッチング素子を介して前記巻線へと還流電流を流す場合において、複数の前記下アームスイッチング素子のうち、前記オン切替スイッチング素子以外の下アームスイッチング素子の開閉制御端子の電荷充電速度を、前記オン切替スイッチング素子の開閉制御端子の電荷充電速度よりも高くする請求項2〜9のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  11. 複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子と、前記切替完了スイッチング素子との少なくとも一方の開閉制御端子及び出力端子を接続しているゲートコンデンサ(160,170)を備える請求項1〜10のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  12. 前記切替完了スイッチング素子は、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち最初にオン状態に切り替えられる駆動対象スイッチング素子であるオン切替スイッチング素子であり、
    前記ゲートコンデンサ(160)は、前記オン切替スイッチング素子の開閉制御端子及び出力端子を接続している請求項11に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  13. 前記ゲートコンデンサは、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち、前記オン切替スイッチング素子のみの開閉制御端子及び出力端子を接続している請求項12に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  14. 前記切替完了スイッチング素子の開閉制御端子及び出力端子を短絡する第1オフ保持用経路と、
    複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子及び出力端子を短絡する第2オフ保持用経路と、
    前記第1オフ保持用経路に設けられた第1オフ保持用スイッチング素子(120)と、
    前記第2オフ保持用経路に設けられた第2オフ保持用スイッチング素子(130)と、を備え、
    前記切替完了スイッチング素子の閾値電圧である第1閾値電圧(Vth1)と、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の閾値電圧である第2閾値電圧(Vth2)とが異なる値に設定されており、
    前記制御部は、前記電荷の移動処理として、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動状態をオン状態からオフ状態へと切り替えるべく、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの開閉制御端子の電荷の放電処理を行い、
    前記制御部は、前記放電処理が実行されて、かつ、前記切替完了スイッチング素子の開閉制御端子の電圧が前記第1閾値電圧以下になっていることを条件として、前記第1オフ保持用スイッチング素子をオン状態にする処理を行い、
    前記制御部は、前記放電処理が実行されて、かつ、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電圧が前記第2閾値電圧以下になっていることを条件として、前記第2オフ保持用スイッチング素子をオン状態にする処理を行い、
    前記ゲートコンデンサ(170)は、前記切替完了スイッチング素子と、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子とのうち、前記閾値電圧が低い方の開閉制御端子及び出力端子を接続している請求項11に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  15. 前記切替完了スイッチング素子と、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子との少なくとも一方の開閉制御端子側に接続されているインダクタ素子(180,190)を備える請求項1〜14のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  16. 前記切替完了スイッチング素子の開閉制御端子及び出力端子を短絡する第1オフ保持用経路と、
    複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子及び出力端子を短絡する第2オフ保持用経路と、
    前記第1オフ保持用経路に設けられた第1オフ保持用スイッチング素子(120)と、
    前記第2オフ保持用経路に設けられた第2オフ保持用スイッチング素子(130)と、を備え、
    前記切替完了スイッチング素子の閾値電圧である第1閾値電圧(Vth1)と、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の閾値電圧である第2閾値電圧(Vth2)とが異なる値に設定されており、
    前記制御部は、前記電荷の移動処理として、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動状態をオン状態からオフ状態へと切り替えるべく、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの開閉制御端子の電荷の放電処理を行い、
    前記制御部は、前記放電処理が実行されて、かつ、前記切替完了スイッチング素子の開閉制御端子の電圧が前記第1閾値電圧以下になっていることを条件として、前記第1オフ保持用スイッチング素子をオン状態にする処理を行い、
    前記制御部は、前記放電処理が実行されて、かつ、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電圧が前記第2閾値電圧以下になっていることを条件として、前記第2オフ保持用スイッチング素子をオン状態にする処理を行い、
    前記インダクタ素子(180)は、前記第1オフ保持用経路及び前記第2オフ保持用経路のうち、複数の前記駆動対象スイッチング素子の中で前記閾値電圧が高い方の前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子に接続されている経路のみに設けられている請求項15に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  17. 前記インダクタ素子(190)は、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち、前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子のみの開閉制御端子側に接続されている請求項15に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  18. 前記制御部は、前記電荷の移動処理として、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動状態をオン状態からオフ状態へと切り替えて、かつ、複数の前記駆動対象スイッチング素子のオフ状態への切り替えタイミングをずらすようにすべく、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの開閉制御端子の電荷の放電処理を行い、
    前記切替完了スイッチング素子は、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち最後にオフ状態に切り替えられる駆動対象スイッチング素子であるオフ切替スイッチング素子であり、
    前記速度調整部は、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち、前記オフ切替スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電荷放電速度を、前記オフ切替スイッチング素子の開閉制御端子の電荷放電速度よりも高くする請求項1〜17のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  19. 複数の前記駆動対象スイッチング素子は、第1スイッチング素子(SUHA)と、該第1スイッチング素子よりも入出力端子間に流通可能な電流の最大値が小さい第2スイッチング素子(SUHB)とであり、
    前記制御部は、前記第2スイッチング素子をオフ状態に切り替えた後、前記第1スイッチング素子をオフ状態に切り替えるべく、前記放電処理を行う請求項18に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  20. 前記制御部は、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の双方を駆動対象とする双方駆動モードと、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のうち前記第2スイッチング素子のみを駆動対象とする第2駆動モードとのいずれかを選択して実行し、
    前記速度調整部は、前記第2スイッチング素子の開閉制御端子の電荷放電速度を、前記双方駆動モードが選択されている場合よりも前記第2駆動モードが選択されている場合に低くする請求項19に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  21. 前記制御部は、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の双方を駆動対象とする双方駆動モードと、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のうち前記第1スイッチング素子のみを駆動対象とする第1駆動モードとのいずれかを選択して実行し、
    前記速度調整部は、前記第1スイッチング素子の開閉制御端子の電荷放電速度を、前記双方駆動モードが選択されている場合よりも前記第1駆動モードが選択されている場合に低くする請求項19又は20に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  22. 前記制御部は、前記放電処理として、前記オフ切替スイッチング素子の開閉制御端子から定電流制御にて電荷を放電する処理と、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記オフ切替スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子から定電圧制御にて電荷を放電する処理と、を行う請求項18〜21のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  23. 複数の前記駆動対象スイッチング素子は、第1スイッチング素子(SUHA)と、駆動状態の切り替えを規定する開閉制御端子の印加電圧である閾値電圧が前記第1スイッチング素子よりも低い第2スイッチング素子(SUHB)とであり、
    前記制御部は、前記放電処理として、前記第2スイッチング素子の出力端子に対する開閉制御端子の電位差を、前記第1スイッチング素子の出力端子に対する開閉制御端子の電位差よりも低くする処理を行う請求項18〜22のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  24. 複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち前記オフ切替スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子及び出力端子を短絡するオフ保持用経路と、
    前記オフ保持用経路に設けられたオフ保持用スイッチング素子(130)と、を備え、
    前記制御部は、前記放電処理として、前記オフ保持用スイッチング素子をオン状態にする処理を行う請求項18〜23のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  25. 直流電源(10)及び巻線(30U〜20W)を備えるシステムに適用されるスイッチング素子の駆動回路において、
    複数の前記駆動対象スイッチング素子は、互いに並列接続された複数の上アームスイッチング素子(SUHA,SUHB)、及び互いに並列接続された複数の下アームスイッチング素子(SULA,SULB)であり、
    複数の前記上アームスイッチング素子の入力端子である上アーム入力端子は、前記直流電源の正極側に接続され、複数の前記上アームスイッチング素子の出力端子である上アーム出力端子は、複数の前記下アームスイッチング素子の入力端子である下アーム入力端子と前記巻線とに接続され、複数の前記下アームスイッチング素子の出力端子である下アーム出力端子は、前記直流電源の負極側に接続され、
    複数の前記上アームスイッチング素子のそれぞれは、オン状態とされている場合において、前記上アーム入力端子から前記上アーム出力端子への電流の流通と、前記上アーム出力端子から前記上アーム入力端子への電流の流通とのそれぞれを許容し、
    複数の前記下アームスイッチング素子のそれぞれは、オン状態とされている場合において、前記下アーム入力端子から前記下アーム出力端子への電流の流通と、前記下アーム出力端子から前記下アーム入力端子への電流の流通とのそれぞれを許容し、
    前記速度調整部は、前記巻線から前記上アームスイッチング素子を介して前記直流電源の正極側へと流れる還流電流の流通を阻止する場合において、複数の前記上アームスイッチング素子のうち、前記オフ切替スイッチング素子以外の上アームスイッチング素子の開閉制御端子の電荷放電速度を、前記オフ切替スイッチング素子の開閉制御端子の電荷放電速度よりも高くし、前記直流電源の負極側から前記下アームスイッチング素子を介して前記巻線へと流れる還流電流の流通を阻止する場合において、複数の前記下アームスイッチング素子のうち、前記オフ切替スイッチング素子以外の下アームスイッチング素子の開閉制御端子の電荷放電速度を、前記オフ切替スイッチング素子の開閉制御端子の電荷放電速度よりも高くする請求項18〜24のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  26. 複数の前記駆動対象スイッチング素子のそれぞれは、オン状態とされて、かつ、前記開閉制御端子の印加電圧が互いに同一の値とされる場合において、入出力端子間に流れると想定される電流が互いに同一とされており、
    複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの入出力端子間に流れる電流を取得する電流取得部と、
    複数の前記駆動対象スイッチング素子がオン状態とされている場合において、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの入出力端子間に流れる電流が均等化されるように複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの前記開閉制御端子の印加電圧を調整する電圧調整部と、を備える請求項1,2又は18に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  27. 複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち2つの駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の印加電圧分圧値を取得する電圧取得部と、
    前記電圧取得部により取得された印加電圧分圧値に基づいて、該印加電圧分圧値に対応する前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の印加電圧に異常が生じていることを判定する電圧異常判定部と、を備える請求項1〜26のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  28. 複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち、前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の温度を取得する温度取得部と、
    前記温度取得部により取得された温度が閾値温度を超えた場合、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち、前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の印加電圧を低下させる電圧低下部と、を備える請求項1〜27のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  29. 前記切替完了スイッチング素子の温度を取得する温度取得部と、
    前記温度取得部により取得された温度が閾値温度を超えた場合、複数の前記駆動対象スイッチング素子のうち、前記切替完了スイッチング素子以外の駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の印加電圧を上昇させる電圧上昇部と、を備える請求項1〜27のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  30. 複数の前記駆動対象スイッチング素子の駆動信号を生成する制御装置(40)を備えるシステムに適用されるスイッチング素子の駆動回路において、
    複数の前記駆動対象スイッチング素子は、互いに並列接続された複数の上アームスイッチング素子(SUHA,SUHB)、及び互いに並列接続されて、かつ、前記上アームスイッチング素子に直列接続された複数の下アームスイッチング素子(SULA,SULB)であり、
    前記制御装置は、複数の前記駆動対象スイッチング素子それぞれの駆動信号を個別に生成し、
    前記制御部は、前記制御装置により生成された前記駆動信号のそれぞれを取得し、取得した前記駆動信号に基づいて、取得した前記駆動信号に対応する前記駆動対象スイッチング素子に対する前記電荷の移動処理を行う請求項1〜29のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
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