JP2018065575A - ブリスターパック用蓋材 - Google Patents
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Abstract
【課題】大気中の成分によって失活せず、それによってポケット内の水分等を良好に吸収できる、ブリスターパック用蓋材を提供する。【解決手段】本発明のブリスターパック用蓋材は、基材110、及び基材上の1又は複数の孤立している吸収層120のパターンを有する、ブリスターパック用蓋材100であって、複数のポケット210を有するブリスター容器200を、蓋材100に接合させたときに、孤立している個々の吸収層が、ポケットに包囲される、蓋材である。【選択図】図2
Description
本発明は、ブリスターパック用蓋材に関する。
従来、例えば錠剤等の固形製剤や薬剤の入ったカプセルの包装容器として、ブリスターパックが用いられている。このブリスターパックは、樹脂シート等で構成されているブリスター容器用積層体に、ポケットとよばれる凹部を形成してブリスター容器を形成し、ポケット内に内容物を入れ、そして蓋材をヒートシール等によって接合させることにより形成することができる。
ブリスター容器は、ポケットの内側に製剤を収容した状態で、その周囲に拡がった裾の部分に蓋材をヒートシールすることにより、製剤が封入された内容物入りブリスターパックとなる。包装に用いるブリスター容器及び、又は蓋材が透明であれば、その内部に封入された製剤を容易に視認することができる。
ブリスターパックに封入される製剤の有効成分である薬剤には様々なものがあり、その中には耐湿性の弱い薬剤や、においの強い薬剤もある。そこで、ブリスター容器用積層体又は蓋材に予め水分やにおい等を吸収する吸収層を形成しておくことにより、成形後のブリスターパックに吸収機能を持たせる手段が提案されている。
特許文献1では、ブリスター容器用積層体の内部に吸収剤を有する吸収層を形成することによって、製剤の長期安定性を向上させる技術を開示している。ここではまず、バリア層である基材と吸収層とを有するブリスター容器用積層体に、ドーム状のポケットを形成する。そして、そのポケットに錠剤である製剤を入れて、これを蓋材で封止している。この技術によれば、外装袋に乾燥剤等を同梱しなくても、乾燥状態の維持、酸化の防止、及びにおいの効率的な除去が可能となると考えられる。
特許文献2では、ブリスターパック用蓋材に湿気を吸収する乾燥剤を含有するプラスチック材料層を積層して、感湿性の製品を水分から保護する技術を開示している。
特許文献3では、底材側から順番に第1バリア層と吸収層と第2バリア層の少なくとも3層構造のシート体で構成されている、ブリスターパック用蓋材が開示されている。特許文献3では、このブリスターパック用蓋材において、第1バリア層を貫通して吸収層を連通する連通孔を形成するとしており、これによって水分、酸素、二酸化炭素、臭気などを吸収して、内容物の品質低下を効果的に防止し、内容物が吸収層に直接的に接触することを防止し、かつ吸収層と底材間に配置されるヒートシール層などの素材に対する選択自由度を拡大するとしている。
特許文献1〜3に記載のブリスターパックは、ブリスターパックの端部に吸収層が露出しているため、吸収層の端面が大気中に暴露されている状態になっている。そのため、場合によっては、端面から大気中の水蒸気等を吸収して、吸収層が失活し、それによってポケット内の水分等を十分に吸収できないことがある。
そこで、大気中の成分によって失活せず、それによってポケット内の水分等を良好に吸収できる、ブリスターパック用蓋材を提供する必要性が存在する。
本発明者らは、鋭意検討したところ、以下の手段により上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、下記のとおりである:
〈1〉 基材、及び上記基材上の1又は複数の孤立している吸収層のパターンを有する、ブリスターパック用蓋材であって、
複数のポケットを有するブリスター容器を、上記蓋材に接合させたときに、孤立している個々の上記吸収層が、上記ポケットに包囲される、
蓋材。
〈2〉 上記ブリスター容器と接合させる面に、シーラント層を有する、上記〈1〉項に記載の蓋材。
〈3〉 上記シーラント層が、イージーピール性を有するシーラントフィルムで構成されている、上記〈2〉項に記載の蓋材。
〈4〉 上記吸収層が、吸収剤及び熱可塑性樹脂を含有している、上記〈1〉〜〈3〉項のいずれか一項に記載の蓋材。
〈5〉 上記吸収層の片面又は両面に、スキン層を更に有する、上記〈1〉〜〈4〉項のいずれか一項に記載の蓋材。
〈6〉 上記基材が、バリア層を少なくとも有する、上記〈1〉〜〈5〉項のいずれか一項に記載の蓋材。
〈7〉 上記バリア層が、アルミニウム箔である、上記〈6〉項に記載の蓋材。
〈8〉 内容物、ブリスター容器、及び蓋材を有する、ブリスターパックであって、
上記ブリスター容器が、ポケットを有しており、
上記蓋材が、基材、及び上記基材上の孤立している吸収層を有しており、
上記ブリスター容器と上記蓋材とが少なくとも一部で接合されており、かつ
上記吸収層が、上記ポケットに包囲されている、
内容物入りブリスターパック。
〈9〉 基材、及び上記基材上の1又は複数の孤立している吸収層のパターンを有する、ブリスターパック用蓋材と、
複数のポケットを有するブリスター容器と
の組合せであって、
上記ブリスター容器を、上記蓋材に接合させたときに、孤立している個々の上記吸収層が、上記ポケットに包囲される、
組合せ。
〈1〉 基材、及び上記基材上の1又は複数の孤立している吸収層のパターンを有する、ブリスターパック用蓋材であって、
複数のポケットを有するブリスター容器を、上記蓋材に接合させたときに、孤立している個々の上記吸収層が、上記ポケットに包囲される、
蓋材。
〈2〉 上記ブリスター容器と接合させる面に、シーラント層を有する、上記〈1〉項に記載の蓋材。
〈3〉 上記シーラント層が、イージーピール性を有するシーラントフィルムで構成されている、上記〈2〉項に記載の蓋材。
〈4〉 上記吸収層が、吸収剤及び熱可塑性樹脂を含有している、上記〈1〉〜〈3〉項のいずれか一項に記載の蓋材。
〈5〉 上記吸収層の片面又は両面に、スキン層を更に有する、上記〈1〉〜〈4〉項のいずれか一項に記載の蓋材。
〈6〉 上記基材が、バリア層を少なくとも有する、上記〈1〉〜〈5〉項のいずれか一項に記載の蓋材。
〈7〉 上記バリア層が、アルミニウム箔である、上記〈6〉項に記載の蓋材。
〈8〉 内容物、ブリスター容器、及び蓋材を有する、ブリスターパックであって、
上記ブリスター容器が、ポケットを有しており、
上記蓋材が、基材、及び上記基材上の孤立している吸収層を有しており、
上記ブリスター容器と上記蓋材とが少なくとも一部で接合されており、かつ
上記吸収層が、上記ポケットに包囲されている、
内容物入りブリスターパック。
〈9〉 基材、及び上記基材上の1又は複数の孤立している吸収層のパターンを有する、ブリスターパック用蓋材と、
複数のポケットを有するブリスター容器と
の組合せであって、
上記ブリスター容器を、上記蓋材に接合させたときに、孤立している個々の上記吸収層が、上記ポケットに包囲される、
組合せ。
本発明によれば、大気中の成分によって失活せず、それによってポケット内の水分等を良好に吸収できる、ブリスターパック用蓋材を提供することができる。
《ブリスターパック用蓋材》
図1(a)及び(b)に示すように、本発明のブリスターパック用蓋材(100)は、基材(110)、及び基材(110)上の1又は複数の孤立している吸収層(120)のパターンを有する。
図1(a)及び(b)に示すように、本発明のブリスターパック用蓋材(100)は、基材(110)、及び基材(110)上の1又は複数の孤立している吸収層(120)のパターンを有する。
そして、図2(a)に示すような、複数のポケット(210)を有するブリスター容器(200)を、本発明のブリスターパック用蓋材(100)に接合させたときに、図2(b)に示すように、孤立している個々の吸収層(120)が、ポケット(210)に包囲される。
ここで、「ポケットに包囲される」とは、ブリスター容器を接合させたブリスターパック用蓋材を、蓋材側から見たときに、ブリスターパック用蓋材のうちのポケットに相当する領域内に吸収層が存在しており、かつブリスター容器とブリスターパック用蓋材との接合面と、吸収層とが重なっていないことを意味するものである。
本発明者らは、基材、及び基材上の1又は複数の孤立している吸収層のパターンを有する態様とし、複数のポケットを有するブリスター容器を、この蓋材に接合させたときに、孤立している個々の吸収層が、ポケットに包囲されるようにすることにより、吸収層を大気から遮断し、それによって吸収層の失活を防止できることを見出した。
図3に示すように、本発明のブリスターパック用蓋材は、ブリスター容器(200)と接合させる面に、シーラント層(130)を有していてもよい。より具体的には、図3(a)に示すように、吸収層(120)と基材(110)との間にシーラント層(130)が存在していてもよく、又は図3(b)に示すように基材(110)上の吸収層(120)を覆うようにしてシーラント層(130)が存在していてもよい。また、図3(b)に示す態様においては、シーラント層(130)にハーフカットを入れて、吸収層(120)をポケット(210)内の空間に暴露してもよい。
また、図3に示すように、基材(110)は、バリア層(112)及び樹脂層(114)で構成されていてもよい。
また、図示しないが、本発明のブリスターパック用蓋材の吸収層は、片面又は両面に、随意のスキン層を有していてもよい。すなわち、上記の図において吸収層として言及している層は、スキン層を有していても有していなくてもよい。
図3(a)に示す態様の場合、吸収層又は吸収層及びスキン層を有する積層体において、(内容物側の面の面積)/(基材又はシーラント層側の面の面積)の値は、1.0以下であること、すなわち、例えば台形の側面断面を有することが、基材又はシーラント層との接着面を大きくして吸収層又は上記の積層体を剥離しにくくする観点から好ましい。また、この比は、0.5以上、0.7以上、0.9以上、又は0.95以上であることが、吸収剤の脱落を防止する観点から好ましい。
以下では、本発明のブリスターパック用蓋材の各構成要素について説明する。
〈基材〉
基材は、バリア層のみ又は樹脂層のみで構成されていてもよいし、バリア層及び樹脂層で構成されていてよい。
基材は、バリア層のみ又は樹脂層のみで構成されていてもよいし、バリア層及び樹脂層で構成されていてよい。
{バリア層}
バリア層としては、外部からの水分や有機ガス及び無機ガスが吸収層へと透過することを抑制することができる材料を用いることができる。バリア層としては、例えば、これに限られないが、アルミニウム箔、若しくはアルミニウム合金等の金属箔、アルミニウム蒸着膜、シリカ蒸着膜、アルミナ蒸着膜、若しくはシリカ・アルミナ二元蒸着膜等の無機物蒸着膜、又はポリ塩化ビニリデンコーティング膜、若しくはポリフッ化ビニリデンコーティング膜等の有機物コーティング膜を用いることができる。特に、バリア性及び蓋材としての取り扱い性を両立させやすくする観点から、バリア層としては、アルミニウム箔を用いることが好ましい。
バリア層としては、外部からの水分や有機ガス及び無機ガスが吸収層へと透過することを抑制することができる材料を用いることができる。バリア層としては、例えば、これに限られないが、アルミニウム箔、若しくはアルミニウム合金等の金属箔、アルミニウム蒸着膜、シリカ蒸着膜、アルミナ蒸着膜、若しくはシリカ・アルミナ二元蒸着膜等の無機物蒸着膜、又はポリ塩化ビニリデンコーティング膜、若しくはポリフッ化ビニリデンコーティング膜等の有機物コーティング膜を用いることができる。特に、バリア性及び蓋材としての取り扱い性を両立させやすくする観点から、バリア層としては、アルミニウム箔を用いることが好ましい。
バリア層の厚さは、7μm以上、10μm以上、又は15μm以上であることが、強度及びバリア性を確保する観点から好ましく、また45μm以下、40μm以下、又は35μm以下であることが、蓋材としての取り扱い性を向上させる観点から好ましい。
{樹脂層}
樹脂層としては、耐衝撃性、耐摩耗性等に優れた熱可塑性樹脂、例えば、ポリオレフィン、ビニル系ポリマー、ポリエステル、ポリアミド等を単独で、又は2種類以上組み合わせて複層で使用することができる。この樹脂層は、延伸フィルムであっても、無延伸フィルムであってもよい。この樹脂層により、バリア層を保護することができる。
樹脂層としては、耐衝撃性、耐摩耗性等に優れた熱可塑性樹脂、例えば、ポリオレフィン、ビニル系ポリマー、ポリエステル、ポリアミド等を単独で、又は2種類以上組み合わせて複層で使用することができる。この樹脂層は、延伸フィルムであっても、無延伸フィルムであってもよい。この樹脂層により、バリア層を保護することができる。
ポリオレフィンとしては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、エチレンと酸素含有エチレン性不飽和単量体との共重合体等が挙げられる。エチレンと酸素含有エチレン性不飽和単量体との共重合体としては、例えばEVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合体)等が挙げられる。
なお、本明細書において、ポリエチレン系樹脂とは、ポリマーの主鎖にエチレン基の繰返し単位を、30mol%以上、40mol%以上、50mol%以上、60mol%以上、70mol%以上、又は80mol%以上含む樹脂であり、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレンビニルアセテート共重合体(EVA)、カルボン酸変性ポリエチレン、カルボン酸変性エチレンビニルアセテート共重合体、及びこれらの誘導体、並びにこれらの混合物からなる群より選択される。
本明細書において、ポリプロピレン系樹脂とは、ポリマーの主鎖にプロピレン基の繰返し単位を、30mol%以上、40mol%以上、50mol%以上、60mol%以上、70mol%以上、又は80mol%以上含む樹脂であり、例えば、ポリプロピレン(PP)ホモポリマー、ランダムポリプロピレン(ランダムPP)、ブロックポリプロピレン(ブロックPP)、塩素化ポリプロピレン、カルボン酸変性ポリプロピレン、及びこれらの誘導体、並びにこれらの混合物が挙げられる。
ビニル系ポリマーとしては、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、PAN(ポリアクリロニトリル)等が挙げられる。
ポリエステルとしては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。
ポリアミドとしては、例えばナイロン(登録商標)6、ナイロンMXD6等のナイロン等が挙げられる。
樹脂層の厚さは、7μm以上、10μm以上、又は15μm以上であることが、バリア層を良好に保護する観点から好ましく、また55μm以下、50μm以下、又は45μm以下であることが、蓋材としての取り扱い性を向上させる観点から好ましい。
〈吸収層〉
吸収層は、基材上に1又は複数の孤立している層のパターンとして存在している層である。水分や有機及び無機ガスの吸収機能を有する層であってよい。特に、吸収層は、吸収剤及び樹脂を含有していてよい。
吸収層は、基材上に1又は複数の孤立している層のパターンとして存在している層である。水分や有機及び無機ガスの吸収機能を有する層であってよい。特に、吸収層は、吸収剤及び樹脂を含有していてよい。
吸収層の積層は、製膜工程、切断工程及び接合工程を含む方法により行ってよい。この場合、これらの工程は、どの順番で行ってもよい。すなわち、吸収層を予め切断してから接合させてもよく、吸収層を接合させた後で切断してもよい。
製膜工程は、例えば吸収剤及び樹脂を、インフレーション法、Tダイ法、キャスト法等の押出成形又は射出成形等することによりフィルム状に成形することにより行うことができる。また、本発明のブリスターパック用蓋材が吸収層の片面又は両面にスキン層を更に有する場合、多層インフレーション法、又は多層Tダイ法等の共押出法により成形及びスキン層の積層を共に行うこともできる。
切断工程は、例えば、ポンチ、ロータリーダイカッター、レーザー光照射等により行うことができる。また、この場合、切断の角度を調節することにより、上記の(内容物側の面の面積)/(基材又はシーラント層側の面の面積)の値を調節することができる。
接合工程は、例えば、接着層を介して行うことができる。接着層は、内容物の安全性を確保する観点及び吸収剤を失活させない観点から、接合工程において溶剤成分を必要としない接着層であることが好ましい。このような接着層としては、例えば両面テープ、押出ラミネート用の熱可塑性樹脂等を用いることができる。
また、特に基材がシーラント層を有する場合には、接合工程は、ヒートシールにより行ってもよい。
また、吸収層の形成は、パターンとして直接印刷することにより行ってもよい。印刷は、例えばグラビア印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷等により行うことができる。この場合、製膜工程と接合工程を同時に行うこととなり、切断工程は不要となる。
吸収層中の吸収剤の含有率は、良好な吸収能力を確保する観点から、吸収層全体の質量を基準として、1質量%以上、3質量%以上、5質量%以上、7質量%以上、又は10質量%以上であることが好ましく、また良好な製膜性を確保する観点から、70質量%以下、65質量%以下、60質量%以下、55質量%以下、又は53質量%以下であることが好ましい。
吸収層の厚さは、1μm以上、2μm以上、3μm以上、5μm以上、10μm以上、20μm以上、又は30μm以上であることが、良好な吸収能力を確保する観点から好ましく、また100μm以下、90μm以下、又は80μm以下であることが、蓋材のしなやかさを確保する観点から好ましい。
{吸収剤}
吸収剤としては、物理吸収剤、及び化学吸収剤を用いることができる。
吸収剤としては、物理吸収剤、及び化学吸収剤を用いることができる。
化学吸収剤としては、例えば鉄粉(例えば、還元鉄粉、噴霧鉄粉、活性鉄粉等)、酸化第一鉄、第一鉄塩等の鉄系酸素吸収剤、ハロゲン化金属(例えば、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、塩化カリウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化バリウム等)、酸化金属(例えば、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸素欠陥を有する酸化セリウム、酸素欠陥を有する酸化チタン等)、硫酸マグネシウム、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜ニチオン酸塩等の酸素吸収剤を用いることができる。
物理吸収剤としては、例えばゼオライト、シリカゲル、及び活性炭等を用いることができる。
ゼオライトとしては、主に水分を吸収対象とした親水性ゼオライト、主にアウトガスを吸収対象とした疎水性ゼオライト、及びこれらの組合せを用いることができる。
ここで、アウトガスは、内容物から放出される揮発性の有機ガスや無機ガス(水蒸気は除く)である。具体的には、アウトガスとしては、例えばベンゼン、トルエン等の芳香族化合物、酢酸エチル等のエステル、メタン、エタン等の脂肪族炭化水素、エタノール等のアルコール、アセトアルデヒド等のアルデヒド、アンモニア、及び硫黄ガス等が挙げられる。このようなアウトガスは、においに関して好ましくない場合があるだけでなく、内容物に悪影響を与えることもある。
親水性ゼオライトとしては、例えばA型、X型、又はLSX型のゼオライトを用いることができる。これらは単独で使用してもよく、また組み合わせて用いてもよい。
疎水性ゼオライトとしては、例えばベータ型、ZSM−5型、フェリエナイト型、モルデナイト型、L型、又はY型のゼオライトを使用することができる。また、ZSM−5型ゼオライトの類縁体であるZSM−11、シリカライト、シリカライト−2、ペンタシル型メタロケイ酸塩を使用することもできる。これらは単独で用いてもよく、又は組み合わせて用いてもよい。
{樹脂}
樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等が挙げられる。例えば、フィルム状に成形することにより吸収層を製造する場合には、成形しやすさの観点から、熱可塑性樹脂を用いることができる。印刷することにより吸収層を製造する場合には、内容物の安全性を確保する観点及び吸収剤を失活させない観点から、熱硬化性樹脂又は紫外線硬化性樹脂を用いることができる。
樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等が挙げられる。例えば、フィルム状に成形することにより吸収層を製造する場合には、成形しやすさの観点から、熱可塑性樹脂を用いることができる。印刷することにより吸収層を製造する場合には、内容物の安全性を確保する観点及び吸収剤を失活させない観点から、熱硬化性樹脂又は紫外線硬化性樹脂を用いることができる。
熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、飽和又は不飽和ポリエステル、アイオノマー、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン、及びこれらの誘導体、並びにこれらの混合物が挙げられる。
吸収層が水蒸気を吸収対象とする場合には、樹脂のJIS K 7129に準拠する水蒸気透過度は、40℃相対湿度90%で、25μmの厚さのフィルムについて測定したときに、5g/(m2・day)以上、10g/(m2・day)以上、又は15g/(m2・day)以上であることが、良好な吸収速度を確保する観点から好ましく、また100g/(m2・day)以下、90g/(m2・day)以下、又は80g/(m2・day)以下であることが、製造工程における失活を防止する観点から好ましい。
吸収層が酸素を吸収対象とする場合には、樹脂のJIS K7126−1に準拠する酸素透過度は、25℃相対湿度0%で、25μmの厚さのフィルムについて測定したときに、5000cc/(m2・day・MPa)以上、10000cc/(m2・day・MPa)以上、又は30000cc/(m2・day・MPa)以上であることが、良好な吸収速度を確保する観点から好ましく、また230000cc/(m2・day・MPa)以下、200000cc/(m2・day・MPa)以下、又は150000cc/(m2・day・MPa)以下であることが、製造工程における失活を防止する観点から好ましい。
熱可塑性樹脂の密度は、0.85g/m3以上、又は0.87g/m3以上であることが、製造工程における失活を防止する観点から好ましく、また1.5g/m3以下、1.2g/m3以下、1.0g/m3以下、又は0.95g/m3以下であることが、良好な吸収速度を確保する観点から好ましい。
熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂等が挙げられる。
紫外線硬化性樹脂としては、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート等が挙げられる。
〈シーラント層〉
シーラント層は、ヒートシールによりブリスター容器と蓋材とを接合させるための随意の層である。基材がバリア層のみで構成されている場合には、本発明のブリスターパック用蓋材は、ブリスター容器と接合させる面にシーラント層を有することが特に好ましい。
シーラント層は、ヒートシールによりブリスター容器と蓋材とを接合させるための随意の層である。基材がバリア層のみで構成されている場合には、本発明のブリスターパック用蓋材は、ブリスター容器と接合させる面にシーラント層を有することが特に好ましい。
シーラント層としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、熱可塑性エラストマー、アイオノマー樹脂などを用いることができる。
特に、本発明のブリスターパック用蓋材においては、イージーピール性を有する公知のシーラントフィルムを、そのイージーピール性を損なうことなくシーラント層として用いることができる。理論に拘束されることを望まないが、これは、吸収層が孤立して存在し、これがブリスター容器のポケットに包囲されるようにすることにより、ブリスター容器とシーラントフィルムとの間の溶着部において吸収層が存在しないこととなり、その結果、より緩い条件でシーラントフィルムを溶着させることができることに起因すると考えられる。
ここで、シーラントフィルムが「イージーピール性を有する」とは、シーラントフィルムとポリプロピレンとのJIS K6854−3に準拠する剥離強度が、1N〜10N/15mmであることを意味するものである。
市販のイージーピール性のシーラントフィルムとしては、CMPS(登録商標)、T.A.F.(登録商標)(いずれも東セロ株式会社)、アシストAEシリーズ、アシストMシリーズ、アシストPシリーズ(住化プラステック株式会社)、アロマーフィルム(オカモト株式会社)、VMXフィルム(ジェイフィルム株式会社)、サントックス−CP(サン・トックス株式会社)などが挙げられる。
シーラント層の厚さは、良好なヒートシール性を確保する観点から、5μm以上、7μm以上、又は10μm以上であり、かつ30μm以下、25μm以下、又は20μm以下であることが好ましい。
〈スキン層〉
スキン層は、吸収層に含有される吸収剤の脱落及び吸収剤の内容物への直接接触を防止し、吸収層の製膜安定性を向上させ、かつ基材又は随意のシーラント層と積層させるための表面平滑性を付与するため、吸収層の片面又は両面に積層されている随意の層である。
スキン層は、吸収層に含有される吸収剤の脱落及び吸収剤の内容物への直接接触を防止し、吸収層の製膜安定性を向上させ、かつ基材又は随意のシーラント層と積層させるための表面平滑性を付与するため、吸収層の片面又は両面に積層されている随意の層である。
スキン層としては、熱可塑性樹脂で構成されていてよい。熱可塑性樹脂としては、吸収層に関して挙げた熱可塑性樹脂を用いることができる。
スキン層の厚さは、2μm以上、5μm以上、又は10μm以上であることが、吸収剤の脱落を防止する観点から好ましく、また20μm以下、18μm以下、又は15μm以下であることが、良好な吸収速度を確保する観点から好ましい。
〈他の層〉
本発明のブリスターパック用蓋材は、基材層とシーラント層との間に他の層、例えば接着層を具備していてもよい。接着層としては、例えば、両面テープ、押出ラミネート用の熱可塑性樹脂、ドライラミネート接着剤、アンカーコート接着剤、ホットメルト接着剤、水溶性接着剤、及びエマルション接着剤等を用いることができる。
本発明のブリスターパック用蓋材は、基材層とシーラント層との間に他の層、例えば接着層を具備していてもよい。接着層としては、例えば、両面テープ、押出ラミネート用の熱可塑性樹脂、ドライラミネート接着剤、アンカーコート接着剤、ホットメルト接着剤、水溶性接着剤、及びエマルション接着剤等を用いることができる。
《内容物入りブリスターパック》
内容物入りブリスターパックは、内容物、ブリスター容器、及び蓋材を有する。このブリスター容器は、ポケットを有している。蓋材は、蓋材が、基材、及び基材上の孤立している吸収層を有している。また、この吸収層は、ポケットに包囲されている。
内容物入りブリスターパックは、内容物、ブリスター容器、及び蓋材を有する。このブリスター容器は、ポケットを有している。蓋材は、蓋材が、基材、及び基材上の孤立している吸収層を有している。また、この吸収層は、ポケットに包囲されている。
〈内容物〉
内容物としては、外気との接触によって劣化しうる物であれば限定されるものではなく、薬剤の他、食品、化粧品、衛生用品、医療機器、医療器具、電子部品等を挙げることができる。また、薬剤としては、医薬品製剤の他、洗浄剤、農薬、試薬等を含む。
内容物としては、外気との接触によって劣化しうる物であれば限定されるものではなく、薬剤の他、食品、化粧品、衛生用品、医療機器、医療器具、電子部品等を挙げることができる。また、薬剤としては、医薬品製剤の他、洗浄剤、農薬、試薬等を含む。
〈ブリスター容器〉
ブリスター容器としては、ポケットを有するブリスター容器を用いることができる。
ブリスター容器としては、ポケットを有するブリスター容器を用いることができる。
ブリスター容器は、例えばブリスター容器用シートに、内容物を入れるためのポケットを形成することにより製造することができる。ポケットを成形する際の成形方法としては、平板式空圧成形法、プラグアシスト圧空成形法、ドラム式真空成型法、プラグ成形法等が挙げられる。この中でも、粘度平均分子量100万以上の超高分子量ポリエチレン樹脂製の先端部が丸い円柱状の棒(プラグ材)を用いたプラグ成形法が、ポケットを形成するためには好ましい。
ブリスター容器としては、単層のブリスター容器用シート、又は複数の層を積層させた複層のブリスター容器用シートを用いることができる。ブリスター容器用シートの厚さは、ブリスター容器としての適切な強度、コシ、プレススルー性、バリア性等の観点から、例えば500μm以下、400μm以下、300μm以下、200μm以下、150μm以下、又は100μm以下とすることができ、また50μm以上、60μm、又は70μm以上とすることができる。
単層のブリスター容器用シートの材質としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂(CPP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、飽和ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、ポリアミド(例えば、ナイロン(登録商標)、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロンMXD6)、環状ポリオレフィン(COP、COC)、及びフッ素系樹脂(例えば、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE))などが挙げられる。
複層のブリスター容器用シートは、基材層とシール樹脂層を有していてもよい。また、基材層とシール樹脂層の間には、任意にバリア層、補強層等を設けてもよく、例えば基材層、バリア層、補強層、及びシール樹脂層をこの順に有する。隣り合う各層を貼り合わせる方法としては、ドライラミネート法、サンドラミネート法等が挙げられる。
(ブリスター容器用基材層)
ブリスター容器用基材層に用いられる樹脂としては、ブリスター容器用シートに適度なバリア性及び成形性を与える樹脂であれば特に制限されない。例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン系樹脂、飽和ポリエステル、ポリアミド(例えば、ナイロン(登録商標)、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロンMXD6)、環状ポリオレフィン(COP、COC)、及びフッ素系樹脂(例えば、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン)等、並びにこれらの混合物が挙げられる。これらは単層で用いても良いし、2層以上を積層して用いても良い。好ましくは、外部からの水分の浸入を防ぎ、防湿性に優れているものがよく、特にポリプロピレン系樹脂、ポリアミド及び飽和ポリエステルが挙げられる。
ブリスター容器用基材層に用いられる樹脂としては、ブリスター容器用シートに適度なバリア性及び成形性を与える樹脂であれば特に制限されない。例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン系樹脂、飽和ポリエステル、ポリアミド(例えば、ナイロン(登録商標)、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロンMXD6)、環状ポリオレフィン(COP、COC)、及びフッ素系樹脂(例えば、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン)等、並びにこれらの混合物が挙げられる。これらは単層で用いても良いし、2層以上を積層して用いても良い。好ましくは、外部からの水分の浸入を防ぎ、防湿性に優れているものがよく、特にポリプロピレン系樹脂、ポリアミド及び飽和ポリエステルが挙げられる。
基材層の厚みは、バリア性を維持し、かつブリスターパック全体に強度等を与える観点から、10μm以上、20μm以上、又は30μm以上であってよく、また300μm以下、200μm以下、又は100μm以下であってよい。
(ブリスター容器用バリア層)
ブリスター容器用バリア層に用いられる材料としては、アルミニウム箔等の金属箔、シリカ蒸着フィルム、アルミニウム蒸着フィルム、アルミナ蒸着フィルム、シリカ・アルミナ蒸着フィルム、塩化ビニリデンコートフィルム、ポリフッ化ビニリデンコートフィルム等、及びこれらの組合せを挙げることができる。バリア層の厚みは、ブリスター容器用シートに適切な成形性とバリア性を与えるために、7μm以上、10μm以上、又は20μm以上であってよく、また60μm以下、50μm以下、又は40μm以下であってよい。
ブリスター容器用バリア層に用いられる材料としては、アルミニウム箔等の金属箔、シリカ蒸着フィルム、アルミニウム蒸着フィルム、アルミナ蒸着フィルム、シリカ・アルミナ蒸着フィルム、塩化ビニリデンコートフィルム、ポリフッ化ビニリデンコートフィルム等、及びこれらの組合せを挙げることができる。バリア層の厚みは、ブリスター容器用シートに適切な成形性とバリア性を与えるために、7μm以上、10μm以上、又は20μm以上であってよく、また60μm以下、50μm以下、又は40μm以下であってよい。
(ブリスター容器用補強層)
ブリスター容器用補強層は、ブリスター容器用シートの成形性を向上させるために用いられる。補強層に用いられる樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド(例えば、ナイロン(登録商標)、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロンMXD6)等、並びにこれらの混合物が挙げられる。補強層の厚みは、例えば10μm以上、15μm以上、又は25μm以上であってよく、また60μm以下、又は50μm以下であってよい。
ブリスター容器用補強層は、ブリスター容器用シートの成形性を向上させるために用いられる。補強層に用いられる樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド(例えば、ナイロン(登録商標)、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロンMXD6)等、並びにこれらの混合物が挙げられる。補強層の厚みは、例えば10μm以上、15μm以上、又は25μm以上であってよく、また60μm以下、又は50μm以下であってよい。
(ブリスター容器用シール樹脂層)
ブリスター容器用シール樹脂層は、本発明のブリスターパック用蓋材と接合するための層であり、これに用いられる樹脂としては、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、熱可塑性エラストマー、及びアイオノマー樹脂等、並びにこれらの混合物が挙げられる。シール樹脂層の厚みは、ブリスター容器用シートに適度な成形性及びプレススルー性を与える観点から、300μm以下、200μm以下、150μm以下、130μm以下、又は100μm以下であってよく、また10μm以上、20μm以上、30μm以上、40μm、又は50μm以上であってよい。
ブリスター容器用シール樹脂層は、本発明のブリスターパック用蓋材と接合するための層であり、これに用いられる樹脂としては、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、熱可塑性エラストマー、及びアイオノマー樹脂等、並びにこれらの混合物が挙げられる。シール樹脂層の厚みは、ブリスター容器用シートに適度な成形性及びプレススルー性を与える観点から、300μm以下、200μm以下、150μm以下、130μm以下、又は100μm以下であってよく、また10μm以上、20μm以上、30μm以上、40μm、又は50μm以上であってよい。
シール樹脂層は、熱可塑性樹脂中に吸収剤を含有する吸収剤含有樹脂層、又はその少なくとも片面に熱可塑性樹脂層を積層させた積層体とすることができる。なお、蓋材の吸収層と、ブリスター容器用シートの吸収剤含有樹脂層とは、同じものを用いても良いし、蓋材とブリスター容器とが接着可能な範囲で、層の厚さや、吸収剤又は樹脂の種類又は含有量等が異なるものを用いてもよい。
〈蓋材〉
蓋材は、基材、及び基材上の孤立している吸収層を有している。特に、蓋材は、上記のプリスターパック用蓋材であってよい。
蓋材は、基材、及び基材上の孤立している吸収層を有している。特に、蓋材は、上記のプリスターパック用蓋材であってよい。
《組合せ》
本発明の組合せは、基材、及び基材上の1又は複数の孤立している吸収層のパターンを有するブリスターパック用蓋材と、複数のポケットを有するブリスター容器との組合せである。本発明の組合せにおいては、ブリスター容器を、蓋材に接合させたときに、孤立している個々の吸収層が、ポケットに包囲される。
本発明の組合せは、基材、及び基材上の1又は複数の孤立している吸収層のパターンを有するブリスターパック用蓋材と、複数のポケットを有するブリスター容器との組合せである。本発明の組合せにおいては、ブリスター容器を、蓋材に接合させたときに、孤立している個々の吸収層が、ポケットに包囲される。
ブリスターパック用蓋材及びブリスター容器としては、それぞれ上記のブリスターパック用蓋材及びブリスター容器を用いることができる。
実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
《ブリスターパックの作製》
〈実施例1〉
{吸収層及びスキン層を有する積層体(吸収積層体)の作製}
親水性ゼオライト(モレキュラーシーブ4A、ユニオン昭和株式会社)50質量部と、低密度ポリエチレン(ペトロセン202、東ソー株式会社)50質量部とを、混練押出機を用いて混練して、ペレット状に押し出して吸収層用マスターバッチを作製した。スキン層としては、直鎖状低密度ポリエチレン(エボリューSP2520、株式会社プライムポリマー)を用いた。
〈実施例1〉
{吸収層及びスキン層を有する積層体(吸収積層体)の作製}
親水性ゼオライト(モレキュラーシーブ4A、ユニオン昭和株式会社)50質量部と、低密度ポリエチレン(ペトロセン202、東ソー株式会社)50質量部とを、混練押出機を用いて混練して、ペレット状に押し出して吸収層用マスターバッチを作製した。スキン層としては、直鎖状低密度ポリエチレン(エボリューSP2520、株式会社プライムポリマー)を用いた。
吸収層用マスターバッチを上記の低密度ポリエチレンで親水性ゼオライトの含有率が46質量%となるように希釈した組成物、及びスキン層としての直鎖状低密度ポリエチレン(エボリューSP2520、株式会社プライムポリマー)を用い、多層インフレーション成形機による共押出成形で、スキン層10μm/吸収層30μm/スキン層10μmの層構成(合計50μm)で製膜して、吸収積層体を作製した。
{蓋材の作製}
上記のようにして作製した吸収積層体を、直径10mmφのポンチで抜き加工して吸収積層体の10mm片を作製した。
上記のようにして作製した吸収積層体を、直径10mmφのポンチで抜き加工して吸収積層体の10mm片を作製した。
PET(12μm)//Al(7μm)//LLDPE(40μm)のラミネートフィルムのLLDPE側のブリスター容器側のポケットに対応する位置に、吸収積層体の10mm片を、両面テープで貼りつけて、ブリスターパック用蓋材を作製した。
{ブリスター容器の作製}
ブリスター容器用シートとしてのPET(12μm)//Al(7μm)//LLDPE(40μm)のラミネートフィルムを、ブリスター成型機を用いて成型加工してブリスター容器を作製した(ただし、「//」はドライラミネート接着剤を表す)。ブリスター容器の長辺の長さは118mm、短辺の長さは49.5mm、ポケットの直径は16mm、ポケット間隔は23mmであった。
ブリスター容器用シートとしてのPET(12μm)//Al(7μm)//LLDPE(40μm)のラミネートフィルムを、ブリスター成型機を用いて成型加工してブリスター容器を作製した(ただし、「//」はドライラミネート接着剤を表す)。ブリスター容器の長辺の長さは118mm、短辺の長さは49.5mm、ポケットの直径は16mm、ポケット間隔は23mmであった。
{ブリスターパックの作製}
上記のブリスターパック用蓋材とブリスター容器とを下記の条件でシールし、実施例のブリスターパックを得た。
蓋材側の温度:150℃
容器側の温度:40℃
シール時間:1秒
シール圧力:0.2MPa
上記のブリスターパック用蓋材とブリスター容器とを下記の条件でシールし、実施例のブリスターパックを得た。
蓋材側の温度:150℃
容器側の温度:40℃
シール時間:1秒
シール圧力:0.2MPa
〈対照例〉
吸収積層体を積層させなかったことを除き、実施例と同様にして、対照例のブリスターパックを作製した。このブリスターパックは、吸収層以外の質量変化を差し引くためのものである。
吸収積層体を積層させなかったことを除き、実施例と同様にして、対照例のブリスターパックを作製した。このブリスターパックは、吸収層以外の質量変化を差し引くためのものである。
〈比較例〉
シーラント層を用いなかったこと、並びに上記の吸収積層体を基材の全面に積層させたことを除き、実施例と同様にして、比較例のブリスターパックを作製した。なお、積層は以下のようにして行った:
基材としてのPET(12μm)//Al(7μm)の積層体のAl側にドライラミネート接着剤を塗布し、次いで40℃で2日間エージングして、上記の吸収積層体を積層させた。ドライラミネート接着剤は、2液型ポリウレタン系接着剤(タケラックA−525S及びタケネートA−50、三井化学株式会社)を、塗布量3g/m2で用いた。
シーラント層を用いなかったこと、並びに上記の吸収積層体を基材の全面に積層させたことを除き、実施例と同様にして、比較例のブリスターパックを作製した。なお、積層は以下のようにして行った:
基材としてのPET(12μm)//Al(7μm)の積層体のAl側にドライラミネート接着剤を塗布し、次いで40℃で2日間エージングして、上記の吸収積層体を積層させた。ドライラミネート接着剤は、2液型ポリウレタン系接着剤(タケラックA−525S及びタケネートA−50、三井化学株式会社)を、塗布量3g/m2で用いた。
《評価》
作製したブリスターパックを、40℃75%の恒温漕に入れて、1週間ごとの重量を測定した。実施例及び比較例のブリスターパックの質量から、対照例のブリスターパックの質量を引いて、実施例及び比較例の吸湿フィルムの1週間ごとの質量変化を評価した。
作製したブリスターパックを、40℃75%の恒温漕に入れて、1週間ごとの重量を測定した。実施例及び比較例のブリスターパックの質量から、対照例のブリスターパックの質量を引いて、実施例及び比較例の吸湿フィルムの1週間ごとの質量変化を評価した。
結果を表1に示す。
表1から、吸収層を全面に配置した比較例のブリスターパックは、吸収層の質量変化が見られていることから、端面から大気中の物質を吸収して失活していることが理解できよう。これに対し、複数の孤立している吸収層のパターンを有する実施例のブリスターパックは、吸収層の質量変化が見られていないことから、吸収層が大気中の物質を吸収していないことが理解できよう。
100 ブリスターパック用蓋材
110 基材
112 バリア層
114 樹脂層
120 吸収層
130 シーラント層
200 ブリスター容器
210 ポケット
300 ブリスターパック
110 基材
112 バリア層
114 樹脂層
120 吸収層
130 シーラント層
200 ブリスター容器
210 ポケット
300 ブリスターパック
Claims (9)
- 基材、及び前記基材上の1又は複数の孤立している吸収層のパターンを有する、ブリスターパック用蓋材であって、
複数のポケットを有するブリスター容器を、前記蓋材に接合させたときに、孤立している個々の前記吸収層が、前記ポケットに包囲される、
蓋材。 - 前記ブリスター容器と接合させる面に、シーラント層を有する、請求項1に記載の蓋材。
- 前記シーラント層が、イージーピール性を有するシーラントフィルムで構成されている、請求項2に記載の蓋材。
- 前記吸収層が、吸収剤及び熱可塑性樹脂を含有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓋材。
- 前記吸収層の片面又は両面に、スキン層を更に有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓋材。
- 前記基材が、バリア層を少なくとも有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓋材。
- 前記バリア層が、アルミニウム箔である、請求項6に記載の蓋材。
- 内容物、ブリスター容器、及び蓋材を有する、ブリスターパックであって、
前記ブリスター容器が、ポケットを有しており、
前記蓋材が、基材、及び前記基材上の孤立している吸収層を有しており、
前記ブリスター容器と前記蓋材とが少なくとも一部で接合されており、かつ
前記吸収層が、前記ポケットに包囲されている、
内容物入りブリスターパック。 - 基材、及び前記基材上の1又は複数の孤立している吸収層のパターンを有する、ブリスターパック用蓋材と、
複数のポケットを有するブリスター容器と
の組合せであって、
前記ブリスター容器を、前記蓋材に接合させたときに、孤立している個々の前記吸収層が、前記ポケットに包囲される、
組合せ。
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- 2016-10-17 JP JP2016203504A patent/JP2018065575A/ja active Pending
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