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JP2018063034A - バッフルプレートの取付け構造 - Google Patents

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JP2018063034A
JP2018063034A JP2016202970A JP2016202970A JP2018063034A JP 2018063034 A JP2018063034 A JP 2018063034A JP 2016202970 A JP2016202970 A JP 2016202970A JP 2016202970 A JP2016202970 A JP 2016202970A JP 2018063034 A JP2018063034 A JP 2018063034A
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JP2016202970A
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崇穂 川上
Takao Kawakami
崇穂 川上
元樹 田淵
Motoki Tabuchi
元樹 田淵
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Abstract

【課題】バッフルプレートに形成された油路と周辺要素に形成された油路との接続部分でオイル漏れが生じることを抑制すること。【解決手段】動力伝達装置を収容するケース3の内部に設けられたバッフルプレート1の取付け構造において、バッフルプレート1は、内部に形成されたプレート油路2と、供給口21が開口している開口面101aとは反対側の背面101bが閉じている供給部101と、排出口が開口している開口面とは反対側の背面が閉じている排出部と、を備え、ケース3は、供給部101の背面101bと接触する保持面7を備え、バッフルプレート1の周辺に配置され、供給部101の開口面101aと接触する油路接続面であるケース側開口面6を有し、ケース側開口面6に開口する流出口4aに連通するケース油路4が形成された第1ケース部材31が設けられ、供給部101がケース側開口面6と保持面7とによって挟み込まれている構造を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、バッフルプレートの取付け構造に関する。
特許文献1には、ケースの内部に設けられたバッフルプレートのがたつきを防止するために、バッフルプレートの端部に設けられたゴム製部材をケース壁面に接触させた状態でバッフルプレートを保持する構造が開示されている。
特許第5738004号公報
ところで、バッフルプレートはケースの内部に固定される固定要素であるため、バッフルプレートに油路を設けて、その油路を用いてオイルを供給先に圧送させることが考えられる。このように油路が設けられている場合、バッフルプレートには、油路内を圧送されるオイルの油圧に応じた荷重が作用する。そのため、油圧によってバッフルプレートが変位し、バッフルプレートと周辺要素との油路接続部分に隙間が生じる虞がある。しかしながら、特許文献1に記載の構成では、油路付きのバッフルプレートが考慮されていない。そこで、油路付きのバッフルプレートをケースの内部に設ける場合、オイルの油圧を考慮して、バッフルプレートと周辺要素との油路接続部分でオイル漏れが生じることを抑制することが望まれる。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、バッフルプレートに形成された油路と周辺要素に形成された油路との接続部分でオイル漏れが生じることを抑制できるバッフルプレートの取付け構造を提供することを目的とする。
本発明は、動力伝達装置を収容するケースの内部に設けられたバッフルプレートの取付け構造において、前記バッフルプレートは、当該バッフルプレートの内部に形成された油路であるプレート油路と、前記プレート油路にオイルを供給する供給口を有し、前記供給口が開口している開口面とは反対側の背面が閉じている供給部と、前記プレート油路内のオイルを排出する排出口を有し、前記排出口が開口している開口面とは反対側の背面が閉じている排出部と、を備え、前記ケースは、前記供給部の背面もしくは前記排出部の背面と接触する保持面を備え、前記バッフルプレートの周辺に配置され、前記供給部の開口面もしくは前記排出部の開口面と接触する油路接続面を有し、前記油路接続面に開口する接続口に連通する油路が形成された周辺要素が設けられ、前記供給部と前記排出部とのうち少なくとも前記供給部が、前記油路接続面と前記保持面とによって挟み込まれている構造を有することを特徴とする。
本発明では、ケースの内部に設けられた油路付きのバッフルプレートは、少なくとも供給部が周辺要素の油路接続面とケースの保持面とによって挟み込まれている構造を有する。そのため、プレート油路内を圧送されるオイルの油圧によってバッフルプレートが変位することをケースの保持面によって規制できる。これにより、バッフルプレートの開口面と周辺要素の油路接続面との間に隙間が生じることを抑制でき、油路の接続部分でオイル漏れが生じることを抑制することができる。
図1は、第1実施形態のバッフルプレートを模式的に示す図である。 図2は、図1のA方向から見た場合を示す図である。 図3は、第1実施形態の取付け構造を説明するための模式図である。 図4(a)は、ケースを組付ける前の状態を説明するための図である。図4(b)は、ケースを組付けた後の状態を説明するための図である。 図5(a)は、油路接続部分でのシール性が確保されている状態を説明するための図である。図5(b)は、バッフルプレートが変位した場合を説明するための図である。 図6は、第2実施形態のバッフルプレートを模式的に示す図である。 図7は、図6のC方向から見た場合を示す図である。 図8は、供給部の開口面および背面を説明するための図である。 図9は、第2排出部の開口面および背面を説明するための図である。 図10は、ケースの一例を模式的に示す図である。 図11は、ケース部材に設けられた接続口を説明するための図である。 図12は、供給部の取付け状態を模式的に示す図である。 図13は、第2排出部の取付け状態を模式的に示す図である。 図14は、第2排出部の取付け状態を説明するための断面図である。 図15は、供給部と周辺要素との接続部分の変形例を説明するための断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るバッフルプレートの取付け構造について具体的に説明する。
[1.第1実施形態]
図1〜図4を参照して、第1実施形態について説明する。まずバッフルプレートの構造を説明し、次いで取付け構造について説明する。
[1−1.バッフルプレート]
図1は、第1実施形態のバッフルプレートを模式的に示す図である。図2は、図1のA方向からみた場合を示す図である。なお、図1に示す一点鎖線Oに平行な方向を「軸線方向」と記載し、一点鎖線Oを基準にして「径方向」および「周方向」と記載する。
バッフルプレート1は、プレート内部を貫通する油路(以下「プレート油路」という)2が設けられた油路付きバッフルプレートである。バッフルプレート1には、プレート油路2に加えて、供給口21、第1排出口22、および第2排出口23が形成されている。供給口21と第1排出口22と第2排出口23とはいずれも、バッフルプレート1の周方向で異なる位置に設けられ、プレート油路2を介して連通している。
プレート油路2は、オイルを圧送可能な油路であり、供給口21から第1排出口22に至る経路と、供給口21から第2排出口23に至る経路とに分岐している。供給口21からプレート油路2に流入したオイルは、周方向に圧送され、第1排出口22および第2排出口23から異なるオイル供給先へ供給される。
供給口21は、プレート油路2にオイルを供給する供給口であり、オイル供給源側の油路(例えば後述するケース3に設けられた油路)に接続される接続口である。図2に示すように、バッフルプレート1には、供給口21が開口している供給部101が設けられている。
第1排出口22は、プレート油路2内のオイルを排出する排出口であり、オイル供給先にオイルを供給する。図1に示すように、バッフルプレート1には、第1排出口22が開口している第1排出部102が設けられている。
第2排出口23は、プレート油路2内のオイルを排出する排出口であり、第1排出口22のオイル供給先とは異なるオイル供給先にオイルを供給する。図2に示すように、バッフルプレート1には、第2排出口23が開口している第2排出部103が設けられている。
ここで、バッフルプレート1の構造を詳述する。バッフルプレート1は、円筒状のプレート本体11と、湾曲板状の補助部材12とが一体化された板状の樹脂部材である。プレート本体11と補助部材12とは、いずれも樹脂部材であり、重ね合わせて振動溶着されている。プレート本体11と補助部材12との重ね合わせによってプレート油路2が形成されている。プレート本体11と補助部材12との合わせ面(溶着面)のうち少なくともいずれか一方には、プレート油路2を構成する油路溝(図示せず)が形成されている。例えば、プレート本体11に形成された油路溝と補助部材12に形成された油路溝とが対向するようにして一体化(振動溶着)されている。
プレート本体11は、筒状に一体成形された樹脂部材であり、第1排出部102と、筒状部111と、フランジ部112とを備えている。
第1排出部102は、フランジ部112から軸線方向に突出しており、筒状部111の外側に設けられている。また、第1排出部102は、内部が中空に形成され、その先端部分に第1排出口22が開口している。第1排出部102は、プレート油路2のうち第1排出油路を形成している。
筒状部111は、高さ方向の両側が開口したドーム状に形成されている。筒状部111は、ドーム状の頂部側に開口する第1開口部111aと、ドーム状の底部側に開口する第2開口部111bとを備え、第2開口部111bから第1開口部111aに向けて複数段あるいは徐々に縮径する形状を有する。第1開口部111aは第2開口部111bよりも小径である。バッフルプレート1をケース3に取り付けた状態では、フランジ部112および筒状部111がケース3とデファレンシャルギヤ機構との間でオイルが流れる方向を規制する隔壁として機能する。
フランジ部112は、筒状部111の第2開口部111bから径方向外側に突出し、周方向に沿って延びている。図2に示すように、筒状部111の周方向においてフランジ部112は全周に設けられていなくてよい。また、フランジ部112における周方向の一部の範囲には、補助部材12が一体化されている。
補助部材12は、略C字状に湾曲した板状に一体成形された樹脂部材であり、供給部101と、第2排出部103と、メイン油路形成部121とを備えている。また、補助部材12は、フランジ部112の一方の面に溶着されている。
供給部101は、軸線方向に沿って延びている筒状に形成され、その先端部分に供給口21が開口している。その供給部101は、プレート油路2のうち供給油路を形成している。また、供給部101は、供給口21が開口している開口面(以下「プレート側開口面」という)101aと、プレート側開口面101aとは反対側に形成された平坦状の背面101bとを有する。プレート側開口面101aと背面101bとは、軸線方向での両端面であり、互いに平行に形成されている。
第2排出部103は、軸線方向に沿って延びている筒状に形成され、その先端部分に第2排出口23が開口している。また、第2排出部103は、プレート油路2のうち第2排出油路を形成している。
メイン油路形成部121は、第2開口部111bに沿って周方向に延びているメイン部分と、メイン部分の一方の端部から径方向外側に延びている供給側部分と、メイン部分の途中から径方向外側に延びている第2排出側部分と、メイン部分の他方の端部側に形成された第1排出側部分とを含む。
このように構成されたバッフルプレート1は、ケース3(図3に示す)の内部に設けられる。これにより、ケース3の内部で異なる位置に設けられているオイル供給先へ、プレート油路2を介してオイルを供給(圧送)することができる。そのバッフルプレート1をケース3の内部に取り付ける際、供給口21がオイル供給源側(オイルポンプ側)の油路に接続される。
[1−2.取付け構造]
図3は、第1実施形態の取付け構造を説明するための模式図である。図4(a)は、ケース3を組付ける前の状態を説明するための図である。図4(b)は、ケース3を組付けた後の状態を説明するための図である。ケース3は、図示しない動力伝達装置を収容するケースであり、車両に搭載されるものである。
第1実施形態では、ケース3の組み付け時に、同時にバッフルプレート1をケース3の内部に取り付ける構造を有している。図3,図4(a)に示すように、供給部101は、ケース3を構成する第1ケース部材31と第2ケース部材32とによって挟み込まれる固定部分である。図4(b)に示すように、ケース3を組み付けた状態では、供給口21は第1ケース部材31に形成された油路(以下「ケース油路」という)4に接続される。つまり、供給部101は、プレート油路2とケース油路4とを接続する部分(以下「油路接続部分」という)である。そして、第1ケース部材31と第2ケース部材32とを組み付けることにより、プレート油路2は供給部101を介してオイル供給源側のケース油路4に連通する。
詳細には、ケース3は、筒状のケース本体である第1ケース部材31と、第1ケース部材31の一方の開口部を閉塞するフロントカバーである第2ケース部材32とを有する。図4(a),(b)に示すように、第1ケース部材31と第2ケース部材32とは、ケース合わせ面を構成する端部においてボルト5によって締結されている。また、第1ケース部材31と第2ケース部材32とは、バッフルプレート1の周辺に配置される周辺要素(固定要素)である。つまり、バッフルプレート1の取付け構造は、供給部101が二つの周辺要素によって挟み込まれた構造を有する。
ケース油路4は、第1ケース部材31の内部を貫通しており、オイル供給源(オイルポンプ)に接続されている。図3に示すように、ケース油路4は、第1ケース部材31の表面(以下「ケース側開口面」という)6に開口している流出口(以下「ケース側流出口」という)4aに連通している。
ケース側流出口4aは、バッフルプレート1の供給口21に接続される接続口であり、ケース油路4からプレート油路2にオイルを流す。ケース側開口面6は、供給部101のプレート側開口面101aと対向する面であり、取付け状態ではプレート側開口面101aと接触する。ケース側開口面6はケース3側の油路接続面であり、かつプレート側開口面101aはバッフルプレート1側の油路接続面である。図3に示す例では、ケース側開口面6は、第1ケース部材31のうち第2ケース部材32との合わせ面31aと同一平面上に形成されている。
第2ケース部材32には、供給部101がZ方向(軸線方向)に移動することを規制するための壁面(以下「保持面」という)7が形成されている。保持面7は、Z方向において供給部101の背面101bと対向する面であり、取付け状態では背面101bと接触する。背面101bは、周辺要素との接触面である。図3に示す例では、保持面7は、第2ケース部材32のうち第1ケース部材31との合わせ面32aとは異なる平面上に形成され、その合わせ面32aから凹む形状に形成されている。そして、保持面7は、供給部101に作用する油圧反力(荷重)を受ける面として機能する。図4(b)に示すように、取付け状態において、ケース油路4からプレート油路2に流入するオイルの油圧が供給部101に作用する際、保持面7が背面101bに接触していることにより、供給部101がZ方向に変位することを規制することができる。
さらに、供給部101のプレート側開口面101aと、第1ケース部材31のケース側開口面6との間には、シール部材8が挟み込まれる。シール部材8は、Oリングなどの弾性体である。そして、図4(b)に示すように、ケース側開口面6とプレート側開口面101aとの間をシールしている。なお、シール部材8は、弾性体により構成されたOリングに限らず、ガスケットなどのシール性を有する板状の介在部材により構成されてもよい。
このように構成された第1実施形態の取付け構造によれば、供給部101に作用する油圧によって樹脂製のバッフルプレート1が変位することをケース側の保持面7によって抑制できる。比較のために、保持面7がない場合の構造を図5に示す。図5(a)に示すように、比較用の構造200では、金属部材201に形成されたダイカスト油路202と、樹脂部材203に形成された樹脂製油路204とが、接続部分205においてオイルを圧送可能に接続されている。しかしながら、図5(b)に示すように、樹脂部材203に接触する保持面7が存在しないため、樹脂製油路204に作用する油圧反力によって樹脂部材203が変位すると(例えばZ方向の位置Bまで変位し)、接続部分205に隙間が生じてしまう。これに対して、上述した第1実施形態では、二つの周辺要素によって供給部101を挟み込む構造を有するので、保持面7によって供給部101がZ方向に移動することを規制でき、供給部101とケース側流出口4aとの接続部分においてオイル漏れが生じることを抑制できる。
なお、ケース3は、両端が開口したケース本体と、ケース本体の両側の開口部を閉塞する二つのカバー部材(フロントカバー、リヤカバー)とを含む複数のケース部材を組み合わせて構成されるものであり、その内部に動力伝達装置(図示せず)を収容する。図示しないが、ケース3には、第1ケース部材31の他方の開口部に取り付けられる第3ケース部材(リヤカバー)が含まれる。ケース3の内部において、バッフルプレート1は、ケース3の内部に収容された動力伝達装置に含まれるデファレンシャルギヤ機構とケース3との間に配置され、デファレンシャルギヤ機構とケース3との間でオイルが流れる方向を規制するように機能する。
以上説明した通り、第1実施形態の取付け構造では、第1ケース部材31と第2ケース部材32とからなる二つの周辺要素によって、供給部101のプレート側開口面101aと背面101bとを挟み込む構造を有する。背面101bはケース3の保持面7に接触しているため、プレート油路2内を圧送されるオイルの油圧反力によってバッフルプレート1が変位することを抑制できる。これにより、供給部101のプレート側開口面101aとケース3側の油路接続面との間に隙間が生じることを抑制でき、オイル漏れの発生を抑制することができる。
[2.第2実施形態]
図6〜図14を参照して、第2実施形態の取付け構造について説明する。第2実施形態は、第1実施形態とは異なり、排出部の開口面と背面とが二つの周辺要素によって挟み込まれた構造を有する。
ここでは、まず図6〜図9を参照して第2実施形態のバッフルプレート300について説明し、次いで図10〜図11を参照してケース400について説明し、そして図12〜図14を参照して第2実施形態の取付け構造の詳細について説明する。なお、第2実施形態の説明では、上述した第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、その参照符号を引用する。
[2−1.バッフルプレート]
図6〜図9に示すように、バッフルプレート300は、プレート本体311と補助部材312とを一体化させた構造物であり、供給部101と、第1排出部102と、第2排出部103とを備えている。バッフルプレート300の内部には、供給口21と第1排出口22と第2排出口23とを連通するプレート油路2が形成されている。
プレート本体311は、第1実施形態のプレート本体11とは形状が異なるが、第1実施形態と同様に、第1排出口22を有する第1排出部102と、筒状部111と、フランジ部112とを備えている。
補助部材312は、供給口21を有する供給部101と、第2排出口23を有する第2排出部103と、メイン油路形成部121と、オイルの拡散を防止するための隔壁部122とを備え、一体成形された樹脂部材である。隔壁部122は、プレート本体311のフランジ部112よりも径方向外側に配置され、軸線方向に向けて突出している屋根部分を有する。また、第2実施形態では、供給部101の構造と、第2排出部103の構造とが、第1実施形態とは異なる。
図6〜図8に示すように、供給部101は、プレート側開口面101aが平坦面に開口している。供給部101の背面101bは、プレート本体311に形成された凸状部分により形成された平坦面であり、周辺要素に接触する面である。プレート側開口面101aと背面101bとは、互いに平行な面に形成されている。
図6に示すように、第2排出部103は、円筒状に形成され、一方の先端部には第2排出口23が開口している開口面103aが形成され、他方の先端部には背面103bが形成されている。第2排出口23側の先端部は、外周部の凸構造に形成されており、その中心部分が凹面としての開口面103aとなっている。開口面103aは平坦面である。図7,図9に示すように、第2排出部103の背面103bは、円環状に形成された平坦面であり、周辺要素に接触する面である。開口面103aと背面103bとは、互いに平行な平坦面である。また、第2排出部103は、開口面103aおよび背面103bが二つの周辺要素(後述するケース400)によって挟み込まれる固定部分である。
[2−2.ケース]
図10〜図11に示すように、ケース400は、ケース本体である第1ケース部材402と、カバー部材である第2ケース部材401とを有する。
図10に示すように、第2ケース部材401には、供給部101を位置決めするための供給側ガイド部410と、第2排出部103を位置決めするための排出側ガイド部420とが形成されている。
供給側ガイド部410は、第2ケース部材401の壁面400aのうち中央付近の位置に設けられ、壁面400aから突出した略U字形状の突出構造により形成されている。供給側ガイド部410の囲まれている壁面部分(突出していない部分)が供給側保持面411となる。供給側保持面411は、供給部101の背面101bと接触する面である。
排出側ガイド部420は、第2ケース部材401のうち第1ケース部材402との合わせ面401aの近くに設けられ、合わせ面401aよりも凹んだ円形状の壁面部分(以下「排出側保持面」という)421を有する。排出側保持面421は、第2排出部103の背面103bと接触する面である。
図11に示すように、第1ケース部材402には、ケース400側の油路接続部430が設けられている。油路接続部430は、ケース側接続口である流入口431と、流入口431が開口している開口面432とを有する。具体的には、油路接続部430は、円筒状に突出する凸構造を有し、その先端部分に環状の開口面432が形成されている。この油路接続部430は、第2排出部103の第2排出口23が接続される部分である。つまり、油路接続部430は、プレート油路2よりも下流側のケース油路440(図14に示す)の流入口であり、第1ケース部材402のうち第2ケース部材401との合わせ面402aの近くに設けられている。
[2−3.取付け構造]
図12に示すように、供給部101は、第2ケース部材401とフロントサポート500とに挟み込まれて固定されている。フロントサポート500は、ケース400の内部に設けられた補強用のリブ壁部を備える周辺要素である。そのフロントサポート500には、供給部101に接触するプレート支持部501が形成されているとともに、その内部にはオイルポンプ(図示せず)に接続された油路であるサポート油路510が形成されている。
サポート油路510は、プレート支持部501のうち供給部101の供給口21と対向する面(油路接続面)に開口している流出口511と連通している。また、サポート油路510は、流出口511および供給口21を介してプレート油路2と連通する。つまり、プレート支持部501は、板状に形成され、プレート側開口面101aに接触する油路接続面を有する。その供給部101は、第2ケース部材401の供給側ガイド部410に位置決めされた状態で、背面101bが供給側保持面411に接触している。
図13,図14に示すように、第2排出部103は第2ケース部材401の排出側ガイド部420に位置決めされた状態で、第2排出口23と第1ケース部材402の流入口431とが接続されている。第2排出口23と流入口431との接続部分では、油路の位置合わせのために、凸構造と凹構造とが嵌合するように構成されている。例えば、ケース400側の油路接続部430(凸構造)に第2排出部103の先端部(凹構造)を挿入するように組み付けられる。これにより、第1ケース部材402に形成されたケース油路440とプレート油路2とが連通される。
また、第2排出部103の背面103b側は、第2ケース部材401の排出側ガイド部420に嵌合して位置決めされている。その背面103bは、排出側ガイド部420の排出側保持面421に接触している。これにより、第2排出部103が油圧反力により変位することを抑制している。また、排出側ガイド部420は、第2排出部103が座屈しない範囲で背面103bを開口面103a側に圧縮するように構成されてもよい。
なお、背面103bには、プレート油路2と連通する排出口が設けられてもよい。この場合、第2ケース部材401(排出側ガイド部420)の排出側保持面421には、ケース側接続口である流入口が開口している。すなわち、背面103bと排出側保持面421とは油路接続面であって、背面103bの排出口と排出側保持面421の流入口とが接続される。つまり、プレート油路2は第2排出部103の背面103bに開口している排出口を介して第2ケース部材401に形成されたケース油路(図示せず)に連通されている。これにより、第2排出部103から軸方向両側に向けてオイルを流すことができる。
以上説明した通り、第2実施形態の取付け構造では、供給部101に加えて、第2排出部103も、二つの周辺要素によって挟み込む構造を有している。これにより、バッフルプレート300と周辺要素との油路接続部分において、バッフルプレート300が変位することを抑制でき、油路接続部分に隙間が生じてオイル漏れが発生することを抑制できる。また、供給部101および第2排出部103がケース400側の位置決め構造によって位置決めされている。これにより、バッフルプレート300と周辺要素との油路接続部分において開口部がずれることを抑制することができる。
なお、上述した各実施形態の変形例として、図15に示すように、供給部101が二つの周辺要素に形成された凹部に位置決めされた状態で挟み込まれている構造に形成されてもよい。例えば、第1実施形態の変形例として、第1ケース部材31に形成された凹部に供給部101の供給口21側を挿入し、かつ第2ケース部材32に形成された凹部に供給部101の背面101b側を挿入する。また、第2ケース部材32の保持面7は、背面101bに接触して供給部101に作用する油圧反力を受けるとともに、供給部101を第1ケース部材31側に圧縮するように構成されてもよい。あるいは、第2実施形態の変形例として、フロントサポート500に形成された凹部に供給部101の供給口21側を挿入し、かつ第2ケース部材401に形成された凹部に供給部101の背面101b側を挿入する。また、第2ケース部材401の供給側保持面411は、背面101bに接触して供給部101に作用する油圧反力を受けるとともに、供給部101をフロントサポート500側に圧縮するように構成されてもよい。
さらに、ケース3の内部に収容される動力伝達装置は、車両に搭載され、エンジンから出力された動力を駆動輪に伝達する機構である。図示しないが、動力伝達装置は、変速機、カウンタギヤ機構、およびデファレンシャルギヤ機構を備え、例えばフロントエンジン・フロントドライブ式の車両に搭載される。この場合のケース3は、変速機およびデファレンシャルギヤ機構を収容するトランスアクスルケースである。その動力伝達装置はエンジンから駆動輪に至る動力伝達経路上で変速機からカウンタギヤ機構を介してデファレンシャルギヤ機構へ動力を伝達する。そのため、ケース3の内部には、動力伝達装置を構成する複数の回転軸が設けられている。
1 バッフルプレート
2 プレート油路
3 ケース
4 ケース油路
6 ケース側開口面
7 保持面
101 供給部
102 第1排出部
103 第2排出部

Claims (1)

  1. 動力伝達装置を収容するケースの内部に設けられたバッフルプレートの取付け構造において、
    前記バッフルプレートは、
    当該バッフルプレートの内部に形成された油路であるプレート油路と、
    前記プレート油路にオイルを供給する供給口を有し、前記供給口が開口している開口面とは反対側の背面が閉じている供給部と、
    前記プレート油路内のオイルを排出する排出口を有し、前記排出口が開口している開口面とは反対側の背面が閉じている排出部と、
    を備え、
    前記ケースは、前記供給部の背面もしくは前記排出部の背面と接触する保持面を備え、
    前記バッフルプレートの周辺に配置され、前記供給部の開口面もしくは前記排出部の開口面と接触する油路接続面を有し、前記油路接続面に開口する接続口に連通する油路が形成された周辺要素が設けられ、
    前記供給部と前記排出部とのうち少なくとも前記供給部が、前記油路接続面と前記保持面とによって挟み込まれている構造を有する
    ことを特徴とするバッフルプレートの取付け構造。
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