JP2018063031A - 動力伝達装置の潤滑構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】吐出口が潤滑必要部位に向けて開口していない場合であっても、吐出口からの吐出量に対する潤滑必要部位への供給量が減ることを抑制すること。【解決手段】変速機ケースの内壁に取り付けられた樹脂製のバッフルプレート1は、潤滑必要部位に供給される潤滑油が流れる第1潤滑油路34と、変速機ケース2の内壁に向けて開口し、第1潤滑油路34内の潤滑油を吐出する第1吐出口33と、変速機ケース2の内壁と対向し、かつ第1吐出口33の下方近くに位置する潤滑油誘導部位116aとを備え、変速機ケース2の内壁には、第1吐出口33および潤滑油誘導部位116aと対向する位置に案内溝231が設けられており、潤滑油誘導部位116aは、案内溝231の底面232と対向し、案内溝231の一部を覆う対向面を有する。【選択図】図6
Description
本発明は、動力伝達装置の潤滑構造に関する。
変速機ケースの内部には、動力伝達装置を構成するギヤ機構や軸受など、潤滑油による潤滑を必要とする部位(潤滑必要部位)が設けられている。潤滑必要部位へ潤滑油を供給する方法として、デファレンシャルギヤ機構のリングギヤによって変速機ケースの下部に溜まっている潤滑油をかき上げる方法が知られている。
また、特許文献1には、潤滑油を供給する供給パイプを変速機ケースの内部に設けて、供給パイプから潤滑必要部位へ潤滑油を直接供給する方法が開示されている。供給パイプの吐出口は潤滑必要部位のデファレンシャルギヤ機構へ向けて開口しており、その吐出口から噴射された潤滑油によってデファレンシャルギヤ機構を直接潤滑する。
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、デファレンシャルギヤ機構がデフケースの内部に収容されているのでデフケースを迂回するように供給パイプを配管しなければならない。そのため、供給パイプが長くなり変速機が重量化してしまう。そこで、軽量化を図るために供給パイプを短くすることが考えられる。ところが、供給パイプを短くすることによって、吐出口が潤滑必要部位を向く位置に配置できない場合がある。この場合、吐出口から潤滑必要部位に潤滑油を直接供給できなくなる。また、吐出された潤滑油が飛散し、吐出口からの吐出量に対する潤滑必要部位への供給量が減ってしまい、十分な量の潤滑油を潤滑必要部位に供給できないおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、潤滑必要部位へ潤滑油を供給する油路の吐出口が潤滑必要部位に向けて開口していない場合であっても、吐出口からの吐出量に対する潤滑必要部位への供給量が減ることを抑制できる動力伝達装置の潤滑構造を提供することを目的とする。
本発明は、変速機ケースの内壁に取り付けられた樹脂製のバッフルプレートと、前記変速機ケースの内部で潤滑油が供給される潤滑必要部位と、を備えた動力伝達装置の潤滑構造において、前記バッフルプレートは、当該バッフルプレートの内部に形成され、前記潤滑油を圧送する潤滑油路と、前記潤滑油路内の潤滑油を吐出し、前記変速機ケースの内壁と対向するように開口している吐出口と、前記吐出口の下方近くに位置し、前記変速機ケースの内壁と対向する位置に設けられた潤滑油誘導部位と、を備え、前記変速機ケースの内壁は、前記吐出口と対向する位置に設けられ、前記吐出口から吐出された前記潤滑油を前記潤滑必要部位へ案内する案内溝を備え、前記潤滑油誘導部位は、前記案内溝の底面と対向し、当該案内溝の一部を覆う対向面を有することを特徴とする。
本発明によれば、バッフルプレートの吐出口から吐出された潤滑油を変速機ケース側の案内溝で収集できるとともに、案内溝から跳ね返る潤滑油をバッフルプレート側の潤滑油誘導部位によって案内溝内に誘導できる。これにより、吐出口からの吐出量に対する潤滑必要部位への供給量が減ることを抑制できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における動力伝達装置の潤滑構造について具体的に説明する。
図1は、実施形態における潤滑構造を構成するバッフルプレート1を模式的に示す斜視図である。図2は、図1のA矢視図である。図3は、図1の部分拡大図である。図4は、実施形態における潤滑構造を構成する変速機ケース2を模式的に示す図である。図5は、変速機ケース2の一部を拡大した斜視図である。なお、この説明では、図1に一点鎖線Oで示す方向を「軸方向」、一点鎖線O周りを「周方向」とし、「径方向」の中心が一点鎖線O上となる。
[1.バッフルプレート]
バッフルプレート1は、変速機ケース2の内壁2aに取り付けられるものであり、プレート本体11および油路部材12からなる二つの樹脂製部材が一体成形された構造物である。また、バッフルプレート1は、油路付きバッフルプレートであって、バッフルプレート1の内部に形成された潤滑油路3を備える。潤滑油路3は、バッフルプレート1を貫通しており、バッフルプレート1を介して潤滑油を潤滑必要部位へ供給(圧送)する供給油路である。潤滑油路3内の潤滑油は、潤滑必要部位へ向けて圧送される。
バッフルプレート1は、変速機ケース2の内壁2aに取り付けられるものであり、プレート本体11および油路部材12からなる二つの樹脂製部材が一体成形された構造物である。また、バッフルプレート1は、油路付きバッフルプレートであって、バッフルプレート1の内部に形成された潤滑油路3を備える。潤滑油路3は、バッフルプレート1を貫通しており、バッフルプレート1を介して潤滑油を潤滑必要部位へ供給(圧送)する供給油路である。潤滑油路3内の潤滑油は、潤滑必要部位へ向けて圧送される。
潤滑油路3は、潤滑油が流入する供給口31と、供給口31側のメイン油路32と、潤滑油を吐出する第1吐出口33と、第1吐出口33側の第1潤滑油路34と、潤滑油を吐出する第2吐出口35と、第2吐出口35側の第2潤滑油路36とを有する。メイン油路32、第1潤滑油路34、および第2潤滑油路36は連通している。供給口31から第1吐出口33に至る経路中で、第2潤滑油路36がメイン油路32から分岐している。供給口31から流入した潤滑油は、第1吐出口33および第2吐出口35へ向けて圧送される。
図1,2に示すように、バッフルプレート1は、第1部材である筒状のプレート本体11と、第2部材である湾曲板状の油路部材12とを備えている。プレート本体11と油路部材12とは振動溶着によって一体成形されている。例えば、プレート本体11に形成された油路溝(図示せず)と油路部材12に形成された油路溝(図示せず)とが対向するようにして、プレート本体11と油路部材12とは一体化されている。これにより、バッフルプレート1の内部を貫通する潤滑油路3が形成されている。
プレート本体11は、軸方向の両端が開口している筒状のドーム部111と、ドーム部111の底部側に設けられた第1メイン油路形成部112と、第1メイン油路形成部112と一連に形成され、かつドーム部111の底部側から頂部側に向けて延びている筒状の第1突出部113と、ドーム部111の底部から径方向外側に延びている平板部114と、変速機ケース2に取り付けられるボルトが螺合するボルト孔115と、第1突出部113に並んで形成された第2突出部116と、第1メイン油路形成部112から径方向外側に延びる第1分岐部117とを備えている。
ドーム部111は、プレート本体11の主体を構成する部分である。図1,2に示すように、ドーム部111は、頂部側に開口する円形状の第1開口部111aと、底部側に開口する円形状の第2開口部111bとを有する。各開口部111a,111bはいずれも円形に形成されており、第1開口部111aは第2開口部11bよりも小径である。ドーム部111は底部側から頂部側に向けて複数段あるいは徐々に縮径する形状を有する。変速機ケース2の内壁にバッフルプレート1を取り付けた場合、ドーム部111は変速機ケース2と潤滑必要部位(例えばデファレンシャルギヤ機構)との間で潤滑油の流れを規制する隔壁として機能する。
第1メイン油路形成部112は、メイン油路32を構成する部分であって、油路部材12が一体化(溶着)される部分である。第1メイン油路形成部112は、第2開口部111bから径方向外側に形成され、第2開口部111bに沿って周方向に延びている。第1メイン油路形成部112の底面は油路部材12との溶着面となる。また、第1メイン油路形成部112には底面から窪む油路溝(図示せず)が設けられており、その油路溝は第2開口部111bに沿って周方向に延びている。
第1突出部113は、第1吐出口33および第1潤滑油路34を構成する部分である。図1,3に示すように、第1突出部113は、第1開口部111aの径方向外側に設けられ、先端部が第1開口部111aよりも軸方向外側に突出している。第1突出部113の先端部には、第1吐出口33が開口している。変速機ケース2の内壁にバッフルプレート1を取り付けた場合、第1吐出口33は変速機ケース2の内壁2aと対向する位置に配置される。
平板部114は、変速機ケース2に取り付けられる部分であって、バッフルプレート1の位置決め部である。図1,2に示すように、平板部114は、第2開口部111bおよび第1メイン油路形成部112から径方向外側に向けて突出し、周方向に所定長さを有する環状に形成されている。
ボルト孔115は、第1ボルト孔115a、第2ボルト孔115b、および第3ボルト孔115cを含む。各ボルト孔115a,115b,115cは周方向で所定間隔を空けた位置に設けられている。図1,2に示すように、第1および第2ボルト孔115a,115bは平板部114に設けられ、第3ボルト孔115cは第2突出部116に設けられている。
第2突出部116は、変速機ケース2にボルト締結される固定部と、第1吐出口33から吐出された潤滑油を誘導する潤滑油誘導部位116aとが一体化された構造を有する。図1,3に示すように、第2突出部116は、ドーム部111の底部側から頂部側に向けて延び、先端部が第1開口部111aよりも軸方向外側に位置するように突出している。その先端部には、第3ボルト孔115cと、潤滑油誘導部位116aとが設けられている。潤滑油誘導部位116aは、第1吐出口33の下方(径方向内側)近くに位置し、変速機ケース2の内壁2aと対向する対向面を有する。その対向面は、平坦面により構成され、径方向に沿って所定長さを有する。
第1分岐部117は、第2潤滑油路36を構成する部分であって、油路部材12が一体化(溶着)される部分である。図1に示すように、第1分岐部117は、第1メイン油路形成部112から径方向外側に向けて延びている直線状の板部である。第1分岐部117の底面は油路部材12との溶着面となる。また、第1分岐部117には底面から窪む油路溝(図示せず)が設けられている。第1分岐部117の油路溝は、第1メイン油路形成部112の油路溝と繋がっており、第1分岐部117が延びる方向に沿って直線状に延びている。
油路部材12は、供給口31を構成する円筒状の第1接続部121と、メイン油路32を構成する第2メイン油路形成部122と、第1突出部113に接続される第2接続部123と、第2潤滑油路36を構成する第2分岐部124と、第2吐出口35を構成する円筒状の第3接続部125とを備える。
第1接続部121は、潤滑油の供給元側の油路と接続される部分を構成する。図2に示すように、第1接続部121は、第2開口部111bよりも軸方向外側に突出し、その先端部に供給口31が開口している。例えば、第1接続部121は変速機ケース2に接続される。
第2メイン油路形成部122は、プレート本体11の第1メイン油路形成部112に一体化(溶着)される湾曲状の板部である。図2に示すように、第2メイン油路形成部122は、第2開口部111bの径方向外側に配置され、第2開口部111bに沿って周方向に延びている。第2メイン油路形成部122の上面(図示せず)はプレート本体11との溶着面となる。また、第2メイン油路形成部122には上面から窪む油路溝(図示せず)が設けられており、その油路溝は第2開口部111bに沿って周方向に延びている。第2メイン油路形成部122の油路溝は、第1メイン油路形成部112の油路溝に対応する形状に形成されている。
第2接続部123は、メイン油路32と第1潤滑油路34とを接続する部分を構成する。図2に示すように、油路部材12では、第2メイン油路形成部122の一方端側に第1接続部121、その他方端側に第2接続部123が設けられている。第2接続部123の上面(図示せず)はプレート本体11の第1突出部113の底面に溶着される。
第2分岐部124は、プレート本体11側の第1分岐部117と一体化(溶着)される部分である。図2に示すように、第2分岐部124は、第1分岐部117に対応する形状に形成されている。第2分岐部124の上面(図示せず)はプレート本体11との溶着面となる。また、第2分岐部124には上面から窪む油路溝(図示せず)が設けられている。第2分岐部124の油路溝は、第2メイン油路形成部122の油路溝と繋がっており、第2分岐部124が延びる方向に沿って直線状に延びている。
[2.変速機ケース]
変速機ケース2は、FF車両に搭載される変速機を収容するケースを構成するものである。例えば、両端が開口した筒状のケース本体と、ケース本体の一方の開口部に取り付けられる第1カバー部材(フロントカバー)と、ケース本体の他方の開口部に取り付けられる第2カバー部材(リヤカバー)とにより変速機を収容するケースが構成される。図4に示す変速機ケース2は、上述したケース部材のうちカバー部材を構成するものである。
変速機ケース2は、FF車両に搭載される変速機を収容するケースを構成するものである。例えば、両端が開口した筒状のケース本体と、ケース本体の一方の開口部に取り付けられる第1カバー部材(フロントカバー)と、ケース本体の他方の開口部に取り付けられる第2カバー部材(リヤカバー)とにより変速機を収容するケースが構成される。図4に示す変速機ケース2は、上述したケース部材のうちカバー部材を構成するものである。
図4に示すように、変速機ケース2には、変速機の入力軸(第1軸)に対応する部分である第1軸対応部位21と、変速機の出力軸(第2軸)に対応する部分である第2軸対応部位22と、車軸(第3軸)に対応する部分である第3軸対応部位23とが含まれる。なお、変速機ケース2に収容される変速機では、出力軸(第2軸)と車軸(第3軸)との間にカウンタ軸(アイドラ軸)が設けられている。
変速機ケース2に収容される変速機の一例として、FF車両に搭載されるベルト式の無段変速機(ベルト式CVT)が挙げられる。この場合、第1軸対応部位21はベルト式CVTの駆動プーリ軸に対応し、第2軸対応部位22はベルト式CVTの従動プーリ軸に対応し、第3軸対応部位23はデファレンシャル軸(前輪の車軸)に対応する。また、変速機ケース2の内部には、変速機に加え、カウンタギヤ機構や、デファレンシャルギヤ機構などが収容される。つまり、変速機ケース2の内部に収容される動力伝達装置には、変速機、カウンタギヤ機構、およびデファレンシャルギヤ機構が含まれる。その動力伝達装置は、車両の動力源から出力された動力を駆動輪へ伝達する装置(機構)である。
その第3軸対応部位23には、バッフルプレート1が取り付けられる。図4,5に示すように、変速機ケース2の内壁2aには、潤滑油を潤滑必要部位に案内する案内溝231が設けられている。案内溝231は、車軸の径方向で外側から内側に向けて延びている。プレート本体11の第1吐出口33は、案内溝231に対向する位置に配置される。つまり、案内溝231の底面232は、第1吐出口33から吐出された潤滑油を受ける面であるとともに、吐出された潤滑油を潤滑必要部位に案内する面である。また、内壁2aのうち第2軸対応部位22には、プレート本体11の第1分岐部117が取り付けられる凹状の支持部221が形成されている。第1分岐部117は支持部221に嵌合する。
[3.潤滑油のガイド構造]
図6は、潤滑油のガイド構造4を説明するための断面図である。図6に示すように、ガイド構造4は、変速機ケース2側の案内溝231と、バッフルプレート1側の潤滑油誘導部位116aとにより構成されている。案内溝231は、変速機ケース2の内壁2aのうち第1吐出口33と対向する位置に設けられている。これにより、第1吐出口33から吐出された潤滑油を案内溝231で収集することができる。潤滑油誘導部位116aは、第1吐出口33の下方で、案内溝231の一部を覆うように配置されている。つまり、案内溝231の底面232と潤滑油誘導部位116aとは対向しており、潤滑油誘導部位116aは案内溝231の一部を覆う対向面を有する。案内溝231の底面232は、第1吐出口33から吐出された潤滑油を受ける面であって、上下方向(径方向)に対して湾曲した形状を有する。
図6は、潤滑油のガイド構造4を説明するための断面図である。図6に示すように、ガイド構造4は、変速機ケース2側の案内溝231と、バッフルプレート1側の潤滑油誘導部位116aとにより構成されている。案内溝231は、変速機ケース2の内壁2aのうち第1吐出口33と対向する位置に設けられている。これにより、第1吐出口33から吐出された潤滑油を案内溝231で収集することができる。潤滑油誘導部位116aは、第1吐出口33の下方で、案内溝231の一部を覆うように配置されている。つまり、案内溝231の底面232と潤滑油誘導部位116aとは対向しており、潤滑油誘導部位116aは案内溝231の一部を覆う対向面を有する。案内溝231の底面232は、第1吐出口33から吐出された潤滑油を受ける面であって、上下方向(径方向)に対して湾曲した形状を有する。
このように、底面232が湾曲面であることにより、第1吐出口33から吐出された潤滑油をスムーズに潤滑必要部位(BRG)へ流すことができる。また、図6に示す潤滑必要部位(BRG)には、バッフルプレート1の内側に配置されるデファレンシャルギヤ機構のピニオンギヤが含まれる。第1吐出口33から吐出された潤滑油が湾曲面である底面232に衝突すると、潤滑油の流れる方向(跳ね返る方向)をスムーズに下方側(径方向内側)に変化させることができる。さらに、潤滑油誘導部位116aが案内溝231の下方部分を覆うように配置されているので、案内溝231から跳ね返る潤滑油をバッフルプレート1側の潤滑油誘導部位116a(底面232との対向面)によって案内溝231内に誘導できる。
以上説明した通り、実施形態の潤滑構造によれば、潤滑油路3の第1吐出口33が潤滑必要部位側を向いていない場合であっても、第1吐出口33から吐出された潤滑油をガイド構造4によって効率的に潤滑必要部位へ流すことができる。これにより、第1吐出口33からの吐出量に対する潤滑必要部位への供給量が減ることを抑制することができる。
ガイド構造4によって潤滑油を所定の位置(潤滑必要部位が配置された位置)へ誘導することができるので、動力伝達装置の耐焼付き性能が向上する。また、必要の潤滑油を供給することができるのでドラグトルクが低減し、車両の燃費が向上する。さらに、所望の位置(例えば潤滑必要部位)とは別方向に吐出された潤滑油を案内するために、新たな要素を追加することなる潤滑油を案内することができる。これにより、部品代や材料費などのコストを削減できる。加えて、変速機ケース2内の限られた設置スペースにガイド構造を構成するため、動力伝達装置を小型化および軽量化できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、潤滑油誘導部位116aの表面(底面232との対向面)は、平坦面に限定されない。潤滑油誘導部位116aの表面は、ディンプル形状や、上下方向に延びる平行溝や、凹凸形状などに形成されてもよい。これにより、潤滑油誘導部位116aに潤滑油が衝突する際の衝突エネルギーを減衰させることができる。
図7(a)は、第1吐出口33から吐出された潤滑油の流れを説明するための図である。図7(b)は、第1吐出口33から吐出された潤滑油が変速機ケース2とバッフルプレート1との間で繰り返し跳ね返る場合を説明するための図である。なお、図7(a)に示す例は、潤滑油誘導部位116aの対向面が平坦面の場合や、潤滑油誘導部位116aの対向面がディンプル形状を有する場合(非平坦面の場合)である。
図7(a)に示すように、第1吐出口33から変速機ケース2の内壁2aに向けて吐出された潤滑油は、案内溝231の底面232に衝突して、第1突出部113の潤滑油誘導部位116a側に跳ね返る。そして、ディンプル形状を有する潤滑油誘導部位116aの対向面に潤滑油が衝突すると、潤滑油の衝突エネルギーが減衰される。第1吐出口33での吐出圧が大きい場合には、第1吐出口33から勢いよく潤滑油が吐出される。この場合、潤滑油誘導部位116aによって潤滑油の衝突エネルギーを効果的に減衰することができると、潤滑必要部位へ効率的に潤滑油を流すことができる。一方、図7(b)に示すように、潤滑油の衝突エネルギーを効果的に減衰できない場合には、変速機ケース2の内壁2aで潤滑油が繰り返し跳ね返ることで、潤滑油が飛び散ってしまう。これでは、第1吐出口33からの吐出量に対して潤滑必要部位(BRG)への供給量が減ってしまうおそれがある。さらに、衝突エネルギーが減衰されないことにより、潤滑油の跳ね返りによる異音が発生する。したがって、上述した図7(a)に示す例によれば、吐出された潤滑油の飛散を抑制できるため、第1吐出口33からの吐出量に対する潤滑必要部位への供給量が減ることを抑制することができる。さらに、案内溝231の内部で繰り返し潤滑油が跳ね返ることを抑制できることにより、案内溝231内の潤滑油の流れを整流できる。これにより、潤滑油の泡立ちを抑制でき、いわゆるブリーザー吹きが発生することを抑制できる。
1 バッフルプレート
2 変速機ケース
2a 内壁
3 潤滑油路
4 ガイド構造
33 第1吐出口
116 第2突出部
116a 潤滑油誘導部位
231 案内溝
232 底面
2 変速機ケース
2a 内壁
3 潤滑油路
4 ガイド構造
33 第1吐出口
116 第2突出部
116a 潤滑油誘導部位
231 案内溝
232 底面
Claims (1)
- 変速機ケースの内壁に取り付けられた樹脂製のバッフルプレートと、前記変速機ケースの内部で潤滑油が供給される潤滑必要部位と、を備えた動力伝達装置の潤滑構造において、
前記バッフルプレートは、
当該バッフルプレートの内部に形成され、前記潤滑油を圧送する潤滑油路と、
前記潤滑油路内の潤滑油を吐出し、前記変速機ケースの内壁と対向するように開口している吐出口と、
前記吐出口の下方近くに位置し、前記変速機ケースの内壁と対向する位置に設けられた潤滑油誘導部位と、
を備え、
前記変速機ケースの内壁は、前記吐出口と対向する位置に設けられ、前記吐出口から吐出された前記潤滑油を前記潤滑必要部位へ案内する案内溝を備え、
前記潤滑油誘導部位は、前記案内溝の底面と対向し、当該案内溝の一部を覆う対向面を有する
ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
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