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JP2018058428A - アウタコラムとその製造方法、及びステアリングコラム - Google Patents

アウタコラムとその製造方法、及びステアリングコラム Download PDF

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JP2018058428A JP2016195922A JP2016195922A JP2018058428A JP 2018058428 A JP2018058428 A JP 2018058428A JP 2016195922 A JP2016195922 A JP 2016195922A JP 2016195922 A JP2016195922 A JP 2016195922A JP 2018058428 A JP2018058428 A JP 2018058428A
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【課題】ダイカスト成形後の内周面の切削加工を省略できる、又は切削加工時の削り代を小さくできる、アウタコラムの構造を実現する。【解決手段】全体を円筒状に構成したアウタコラム9の上下両端部に、それぞれが軸方向に伸長した上部スリット12及び下部スリット13を設ける。又、アウタコラム9の内周面のうち、軸方向に関して上部、下部両スリット12、13と整合する部分に、抜き勾配のない円筒面状の非テーパ状鋳肌面19を設ける。【選択図】図7

Description

本発明は、自動車等の車両の操舵輪に舵角を付与する為のステアリング装置を構成するステアリングコラム、及び、インナコラムと共にステアリングコラムを構成するアウタコラムの改良に関する。
ステアリングホイールを後端部に支持固定したステアリングシャフトを回転可能に支持する為に、中空筒状のアウタコラムとインナコラムとを伸縮可能(テレスコープ状)に組み合わせた構成を有する、ステアリングコラムが広く使用されている。
又、例えば特許文献1に記載されている様に、上述の様なステアリングコラムには、軽量化を目的として、ダイカスト成形品のアウタコラムを使用する場合が多い。ダイカスト成形により中空筒状のアウタコラムを造る場合、金型のキャビティ内にアウタコラムの内周面を形成する為の中子を配置するが、この様に配置した中子が溶湯の凝固後に引き抜けなくなったり、中子の引き抜き時にこの中子の外周面やアウタコラムの内周面に傷などの損傷が生じたりする事を防止する為に、これら中子の外周面及びアウタコラムの内周面に抜き勾配を付ける事が一般的に行われている。
ところが、アウタコラムは軸方向寸法の長い長尺部材である為、内周面に抜き勾配を付けると、最終製品の状態で本来目標とすべき、円筒面状の内周面に対し余分な肉が付いてしまう。具体的には、インナコラムとの嵌合長さが100mm程度となる一般的なアウタコラムの場合、内周面に3°の抜き勾配を付けると、多いところで余分な肉の厚さが5mm程度にもなる。この為、従来から、ダイカスト成形後に切削加工を施して、アウタコラムの内周面から余分な肉を除去する事が行われているが、この様な切削加工は、アウタコラムの製造コストを上昇させる原因になる。
又、アウタコラムの内周面に切削加工を施す場合、除去する肉の厚さが軸方向に亙り変化し、これに伴って切削抵抗の大きさが軸方向に関して変化する為、アウタコラムの内径寸法を軸方向に亙り一定に加工する事は難しくなる。
更に、ダイカスト成形後のアウタコラムの表面(表層部)は、内部に比べて冷却速度が速くなる事から組織が比較的緻密になり、内部に比べて強度が高くなる。これに対し、アウタコラムの内部には、ガスや酸化物などを巻き込んだ巻き込み巣や、凝固収縮によって生じる引け巣の様な巣(鋳巣)が多く存在し易い。この為、ダイカスト成形後の切削加工により、アウタコラムの内周面の表層部を削り、元々は内部に存在していた部分を内周面とすると、アウタコラムの内周面は、巨視的には平面度が向上するものの、強度が低下したり、巣が露出する等の問題を生じたりする可能性がある。
特開2015−157588号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、ダイカスト成形後の内周面の切削加工を省略できる、又は切削加工時の削り代を小さくできる、アウタコラムの構造及びその製造方法を実現するものである。
本発明のアウタコラムは、例えばマグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金のダイカスト成形品で、全体が中空筒状に構成されている。
又、前記アウタコラムの円周方向の少なくとも1個所(好ましくは複数箇所)には、軸方向に伸長したスリット(軸方向スリット)が設けられている。
そして更に、前記アウタコラムの内周面のうち、軸方向に関して前記スリットの少なくとも一部と整合する部分(範囲)に、抜き勾配の付いていない(内周面の母線がアウタコラムの中心軸と平行な)非テーパ状鋳肌面(ダイカスト面)を設けている。
本発明を実施する場合に、前記非テーパ状鋳肌面の軸方向端縁(他の面との境界)と前記スリットの軸方向端縁とは、必ずしも一致している必要はなく、前記非テーパ状鋳肌面の軸方向端縁を、前記スリットの軸方向中間部に位置させても良いし、このスリットから軸方向に僅かに外れた部分に位置させても良い。つまり、前記非テーパ状鋳肌面の形成範囲は、前記スリットの形成範囲と完全に一致していても良いし、このスリットの形成範囲内としても良いし、このスリットの形成範囲から僅かにずれて(はみ出して)いても良い。
又、本発明を実施する場合に、前記アウタコラムをステアリングコラムのうちの前方に配置する場合には、後方に配置されるインナコラムの前端部と嵌合する前記アウタコラムの後端部を含む範囲に、前記スリットを形成する事ができる。これに対し、前記アウタコラムを前記ステアリングコラムのうちの後方に配置する場合には、前方に配置されるインナコラムの後端部と嵌合する前記アウタコラムの前端部を含む範囲に、前記スリットを形成する事ができる。
又、前記スリットの軸方向端部は、前記アウタコラムの軸方向端縁に開口していても良いし、開口していなくても良い。又、前記スリットの軸方向端部を、例えば円周方向に伸長した別のスリット(円周方向スリット)に開口させても良い。
更に、前記スリットは、前記アウタコラムの中心軸と平行に設ける事もできるし、この中心軸に対して傾斜させる事もできる。
又、本発明を実施する場合には、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記アウタコラムの内周面の軸方向一部で、軸方向に関して前記非テーパ状鋳肌面から外れた部分(例えば隣接した部分)に、抜き勾配の付いた(内周面の母線がアウタコラムの中心軸に対して傾斜した)テーパ状鋳肌面を設ける事ができる。
この様なテーパ状鋳肌面を設ける場合、抜き勾配の方向は適宜決定する事ができるが、例えば軸方向に関して前記非テーパ状鋳肌面に近づく程、内径寸法が小さくなる方向に傾斜させる事ができる。この場合には、前記テーパ状鋳肌面のうち、軸方向に関して前記非テーパ状鋳肌面に近い側の端部の内径寸法を、前記非テーパ状鋳肌面の内径寸法と一致させる事ができる。
或いは、例えば請求項3に記載した発明の様に、前記アウタコラムの内周面の軸方向一部で、軸方向に関して前記非テーパ状鋳肌面から外れた部分(例えば隣接した部分)に、ダイカスト面ではない切削加工面を設ける事ができる。
この様な切削加工面は、例えば、ダイカスト成形後に、前記アウタコラムの内周面の軸方向一部に形成されたテーパ状鋳肌面の一部又は全部に、切削加工を施す事により形成する事ができる。
又、本発明を実施する場合には、例えば請求項4に記載した発明の様に、前記アウタコラムの内周形状(内周面の輪郭形状)を、円形状とする事ができる。
或いは、例えば請求項5に記載した発明の様に、前記アウタコラムの内周形状を、非円形状にする事もできる。
この場合には、例えば請求項6に記載した発明の様に、多角形状とする事もできるし、楕円形状とする事もできる。
又、前記アウタコラムの内周形状を多角形状とする場合には、複数ある辺の長さだけでなく、複数ある内角の大きさも全て等しい正多角形状(例えば正四角形、正五角形、正六角形、正七角形、正八角形、正十二角形など)を採用する事もできるし、正多角形以外の多角形を採用する事もできる。尚、この場合には、アウタコラムの中心軸を含む仮想平面に関して対称(例えば幅方向又は上下方向に関して対称)な形状とする事ができる。
又、本発明のステアリングコラムは、アウタコラムとインナコラムとを、伸縮可能に組み合わせる事により構成されている。
特に本発明のステアリングコラムの場合には、前記アウタコラムが、上述した様な本発明のアウタコラムであり、このアウタコラムと前記インナコラムとの間にスリーブを配置している。
尚、前記スリーブとしては、例えばポリアミド樹脂、ポリ四弗化エチレン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリウレタン樹脂等の、摩擦係数の低い(摺動抵抗の低い)合成樹脂、又は、これらの樹脂に潤滑油を分散含有させた合成樹脂を射出成形する事により造られたものを使用する事ができる。
更に、本発明のアウタコラムの製造方法は、上述した様な本発明のアウタコラムの製造方法であって、金型のキャビィティ内に、前記スリットを形成する為のスリット用中子を配置すると共に、外周面の少なくとも軸方向一部に抜き勾配のない非テーパ加工面部を有する、前記アウタコラムの内周面を形成する為の棒状の主中子を配置した状態で、溶湯を充填し凝固させる工程を有する。そして、この様な工程の後、得られたアウタコラムから前記スリット用中子を径方向外側に引き抜くと共に、このアウタコラムから前記主中子を軸方向に引き抜いて、この主中子の外周面のうちの非テーパ加工面部により、前記非テーパ状鋳肌面を形成する。
上述した様な本発明のアウタコラムの製造方法を実施する場合には、例えば請求項9に記載した発明の様に、前記主中子として、その外周面に、前記非テーパ加工面部と、抜き勾配の付いたテーパ加工面部とが、例えば隣接する状態で設けられたものを使用する事ができる。
或いは、例えば請求項10に記載した発明の様に、前記主中子として、互いに別体である、例えば外周面に前記非テーパ加工面部が設けられた第1中子と、例えば外周面に抜き勾配の付いたテーパ加工面部が設けられた第2中子とから構成されるものを使用し、これら第1中子及び第2中子を、前記アウタコラムの内側から軸方向に関して互いに反対側に引き抜く事ができる。
又、本発明のアウタコラムの製造方法を実施する場合には、例えば請求項11に記載した発明の様に、前記主中子を軸方向に引き抜いた後、前記アウタコラムの内周面のうち、この主中子の非テーパ加工面部により形成された前記非テーパ状鋳肌面から軸方向に外れた部分(例えばテーパ状鋳肌面の一部又は全部)に切削加工を施す事もできる。
上述の様な構成を有する本発明によれば、ダイカスト成形後の内周面の切削加工を省略できるか、又は切削加工時の削り代を小さくできる。
即ち、本発明の場合には、アウタコラムのうち、円周方向の少なくとも1個所に軸方向に伸長したスリットを設けている為、このアウタコラムのうち、軸方向に関してこのスリットと整合する部分を拡径し易くする事ができる。従って、ダイカスト成形時に、前記アウタコラムの内周面を形成する為の主中子として、このアウタコラムの内周面のうち軸方向に関して前記スリットの少なくとも一部と整合する範囲(拡径し易い部分)を形成する部分に、抜き勾配が付いていない又は小さな抜き勾配が付いたものを使用しても、前記主中子の外周面や前記アウタコラムの内周面に損傷を生じずに、この主中子を引き抜く事ができる。つまり、本発明のアウタコラムの様に、軸方向に関して前記スリットと整合する部分の内周面に、主中子のうちで抜き勾配の付いていない部分(非テーパ加工面部)によって形成可能な、非テーパ状鋳肌面が設けられた構造であれば、前記主中子の外周面や前記アウタコラムの内周面に損傷を生じる事なく、この主中子をこのアウタコラムから引き抜く事が可能になる。この結果、本発明によれば、ダイカスト成形後の内周面の切削加工を省略できるか、又は切削加工時の削り代を小さくできる。
又、本発明の場合には、アウタコラムの内周面に、抜き勾配のない非テーパ状鋳肌面を設けており、この面の表面粗さは、切削加工により形成される面などに比べて粗い。この為、グリースを効率良く保持する事ができる。更に、ダイカスト面である前記非テーパ状鋳肌面は、内部に比べて緻密な組織を有しており強度が高い為、内径側に配置されるインナコラムと直接摺動させた場合にも、摩耗の発生を効果的に抑える事ができる。
又、請求項5に記載した発明の様に、前記アウタコラムの内周形状を非円形状にすれば、このアウタコラムをこのアウタコラムの内径側に配置されるインナコラムに対して、非円形嵌合させる事が可能になる。この為、これら両コラム同士の相対回転を防止する為の部材を別途設ける必要がなくなる。従って、部品点数を低減する事が可能になり、コスト低減を図る事ができる。
本発明の実施の形態の第1例を示す、ステアリング装置を車両に搭載した状態の概念斜視図。 同じくステアリング装置を取り出して示す斜視図。 同じく図2から支持ブラケットを省略して示す斜視図。 同じくディスタンスブラケット及びギヤハウジングが一体に設けられたアウタコラムを取り出して示す斜視図。 同じく側面図。 同じく図2のA−A断面図。 同じく一部を省略して示す、図4のB−B断面模式図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図7に相当する図。 本発明の実施の形態の第3例を示す、図7に相当する図。 本発明の実施の形態の第4例を示す、図7に相当する図。 本発明の実施の形態の第5例を示す、図7に相当する図。 本発明の実施の形態の第6例を示す、図7に相当する図。 本発明の実施の形態の第7例を示す、図7に相当する図。 本発明の実施の形態の第8例を示す、図4に相当する図。 本発明の実施の形態の第9例を示す、図3のC部に相当する図。 本発明の実施の形態の第10例を示す、図6に相当する図。 本発明の実施の形態の第11例を示す、ダイキャスト成形後のアウタコラムの断面模式図(A)、(A)の下方から見た模式図(B)、及び、切削加工後のアウタコラムの断面模式図(C)。 本発明の実施の形態の第11例に適用可能なアウタコラムの別例を示す斜視図。
[実施の形態の第1例]
本発明の実施の形態の第1例に就いて、図1〜7を参照しつつ説明する。本例の自動車用のステアリング装置1は、図1に示す様に、ステアリングホイール2の動きを、ステアリングシャフト3を介してステアリングギヤユニットに伝達し、左右の操舵輪4に舵角を付与するものである。又、本例のステアリング装置1は、前記ステアリングホイール2の上下位置及び前後位置の調節が可能な、チルト・テレスコピック式のステアリング装置であり、前記ステアリングシャフト3に対して、電動モータ5aの補助動力を付与する電動アシスト装置5を備えている。
尚、本明細書及び特許請求の範囲に於いて、前後方向、幅方向(左右方向)及び上下方向は、特に断らない限り、車両の前後方向、幅方向(左右方向)及び上下方向を言う。
又、後端部に前記ステアリングホイール2を支持固定した前記ステアリングシャフト3は、ステアリングコラム6の内径側に複数個の転がり軸受を介して回転自在に支持されている。又、このステアリングコラム6は、前後方向中間部にディスタンスブラケット7を設けており、このディスタンスブラケット7を車体に支持固定した支持ブラケット8に対して支持している。
前記ステアリングコラム6は、前側(ロアー側)に配置されたアウタコラム9の後部の内径側に、後側(アッパー側)に配置されたインナコラム10の前部を、軸方向の相対変位を可能に嵌合させる事により、全長を伸縮可能に構成している。
このうちのアウタコラム9は、マグネシウム系合金をダイカスト成形する事により造られたダイカスト成形品であり、前方に配置された前記電動アシスト装置5を構成するギヤハウジング11(後側ハウジング素子21c)、及び、後端部の周囲に配置される前記ディスタンスブラケット7と、それぞれ一体に設けられている。
前記アウタコラム9は、全体が略円筒状に構成されており、円周方向に離隔した上下2個所位置に、それぞれが特許請求の範囲に記載したスリットに相当する、上部スリット12及び下部スリット13が設けられている。これら上部、下部両スリット12、13は、それぞれ前後方向(アウタコラム9の軸方向)に伸長し、前記アウタコラム9の中心軸と平行に配置されている。又、前記上部、下部両スリット12、13は、前記アウタコラム9の前端寄り部分から後端縁に亙る範囲に設けられている。この為、前記上部、下部両スリット12、13の後端部は、前記アウタコラム9の後端縁に開口しているのに対し、これら上部、下部両スリット12、13の前端部は、前記アウタコラム9の前端縁には開口していない。又、これら上部、下部両スリット12、13の前端部の前後位置は、互いに一致している。
又、前記アウタコラム9の幅方向両側には、幅方向に離隔すると共にそれぞれが前後方向に伸長した1対のコラム側板14a、14bが設けられている。これら両コラム側板14a、14aの上端部同士の間に前記上部スリット12が設けられており、これら両コラム側板14a、14aの下端部同士の間に前記下部スリット13が設けられている。これら両コラム側板14a、14bはそれぞれ、上部に設けられた略矩形平板状の立壁部15a、15bと、下部乃至中間部に設けられた、前記アウタコラム9の中心軸に直交する仮想平面に関する断面形状が略部分円弧状である部分円筒部16a、16bとから構成されている。言い方を変えれば、これら両部分円筒部16a、16bのそれぞれの上端部に、前記両立壁部15a、15bが立設する状態で設けられている。
前記両立壁部15a、15bの上面には、それぞれ断面矩形状の除肉部(凹部)17、17が、前後方向に離隔した状態で複数(図示の例では5つ)ずつ形成されている。
又、前記アウタコラム9の内周面を構成する前記両部分円筒部16a、16bの幅方向内側面には、前記インナコラム10の外周面の曲率半径よりも僅かに大きい曲率半径を有する凹円弧状の保持凹部18が設けられている。この為、本例の場合には、前記アウタコラム9の内周形状(内周面の輪郭形状)を、円形状としている。
特に本例の場合には、図7に示す様に、完成状態で、前記アウタコラム9の内周面(保持凹部18)を、非テーパ状鋳肌面19とテーパ状鋳肌面20とから構成している。このうちの非テーパ状鋳肌面19は、抜き勾配のない(軸方向に亙り内径寸法が変化しない)円筒面状の鋳肌面(ダイカスト面)であり、前記アウタコラム9の内周面のうち、前後方向に関して、前記上部、下部両スリット12、13と整合する部分に設けられている。より具体的には、前記非テーパ状鋳肌面19を、これら上部、下部両スリット12、13の前端縁部よりも僅かに後側部分から、前記アウタコラム9の後端縁に亙る範囲に設けている。この為、前記非テーパ状鋳肌面19の形成範囲は、前記上部、下部両スリット12、13の形成範囲内に位置している(スリットの形成範囲よりも小さくなっている)。又、本例の場合には、前記アウタコラム9の後側部分の内径側に、前記インナコラム10の前側部分が配置される為、このアウタコラム9の内周面のうち、前記ステアリングホイール2の前後位置を調節する際に前記インナコラム10の外周面と摺動する部分(摺動面)及び嵌合保持する部分は、前記非テーパ状鋳肌面19により構成されている。
これに対し、前記テーパ状鋳肌面20は、前方に向かう程内径寸法が大きくなる方向に傾斜した抜き勾配の付いた、円すい筒面状の鋳肌面であり、前記アウタコラム9の内周面のうち、前後方向に関して前記非テーパ状鋳肌面19から外れた部分に設けられている。より具体的には、前記テーパ状鋳肌面20を、前記アウタコラム9の内周面のうちの前端部で、前記非テーパ状鋳肌面19の前側に隣接する部分に設けている。又、本例の場合、前記テーパ状鋳肌面20の後端縁部に於ける内径寸法を、前記非テーパ状鋳肌面19の内径寸法と一致させている。これにより、これら非テーパ状鋳肌面19と前記テーパ状鋳肌面20とを、前後方向に関して滑らかに連続させている。尚、図7中の実線Xは、前記非テーパ状鋳肌面19と前記テーパ状鋳肌面20との境界線を示しており、同図の破線Yは、このテーパ状鋳肌面20の前端縁の位置(境界線)を示している。このテーパ状鋳肌面20の前側に隣接する部分には、後側ハウジング素子21cの後端部を構成する、前側に向かう程内径寸法が曲線的に大きくなった、断面部分円弧状の屈曲部76が設けられている。
上述の様な構成を有する前記アウタコラム9のコラム側板14a、14bの前端部は、前記ギヤハウジング11を構成する前側、中間、後側各ハウジング素子21a、21b、21cのうち、円盤状の後側ハウジング素子(カバー)21cにそれぞれ連結されている。これにより、前記両コラム側板14a、14bをこの後側ハウジング素子21cと一体に設けている。別な言い方をすれば、これら両コラム側板14a、14bは、前記後側ハウジング素子21cにそれぞれ片持ち支持されている。又、これら両コラム側板14a、14bの前端部幅方向外側面のうち、上下方向に関して前記アウタコラム9の中心軸と整合する部分と、前記後側ハウジング素子21cの後面との間には、略三角板状の補強部22、22を設けている。
又、前記両コラム側板14a、14b(後述する側板部26a、26b)の後端部同士を、環状連結部23により幅方向に連結している。この環状連結部23は、1対の腕部24a、24bと、環状部25とから構成されており、このうちの両腕部24a、24bの前端部を、前記両コラム側板14a、14b(側板部26a、26b)の後端面のうち、上下方向に関して前記アウタコラム9の中心軸と整合する部分に連結している。又、前記両腕部24a、24bの後端部を、前記環状部25の幅方向両端部に連結しており、この状態で、この環状部25の中心軸を前記アウタコラム9の中心軸に一致させている。この環状部25の内周面は、部分円筒面状に構成されており、前記インナコラム10をその内側に挿通可能である。この為、前記環状部25のうちの上半部は、このインナコラム10の上方を幅方向に跨ぐ様に配置されており、この環状部25の下半部は、このインナコラム10の下方を幅方向に跨ぐ様に配置されている。尚、この環状部25のうち、上半部又は下半部の何れかを省略する事もできる。
前記ギヤハウジング11を構成する前側ハウジング素子21aの前端部には、幅方向に支持管46が設けられている。そして、前記アウタコラム9及びギヤハウジング11は、この支持管46を幅方向に挿通した図示しない枢軸により、車体に対し上下方向に関する揺動変位のみを可能に支持される。この為、前記アウタコラム9は、この車体に対し前後位置を規制された状態で、上下方向に関する揺動変位のみ可能に支持される。
又、前記アウタコラム9の後端部(後半部)の外周面には、前記ディスタンスブラケット7が、このアウタコラム9と一体に設けられている。このディスタンスブラケット7は、1対の側板部26a、26bを有している。
前記両側板部26a、26bは、前記支持ブラケット8を構成する後述の1対の支持板部41a、41bの幅方向内側面と前記インナコラム10の外周面との間部分にそれぞれ配置されている(挟持されている)。この様な側板部26a、26bは、前記両コラム側板14a、14bの後端部のうち、幅方向外側面の上下両側部分に、それぞれの幅方向外側面が平坦面状である肉盛部27a、27bを設けると共に、下端部に、それぞれ下方に垂れ下がる矩形平板状の垂下板部28a、28bを設ける事により構成されている。又、本例の場合、前記両側板部26a、26bの幅方向外側面は、上方の肉盛部27aにより構成される部分が最も幅方向外側に位置しており、下方の肉盛部27bにより構成される部分、前記両垂下板部28a、28bにより構成される部分の順に、幅方向内側にオフセットしている。この様な側板部26a、26bには、下方から順に、挿通孔29、29と、コラム押圧部30a、30bと、凹部31a、31bと、拡幅部32a、32bとが設けられている。
前記両挿通孔29、29は、前記両側板部26a、26bの下端寄り部分(垂下板部28a、28bの中央部分)に幅方向に貫通する状態で形成されている。又、本例の場合、前記両挿通孔29、29は、単なる円孔である。
前記両コラム押圧部30a、30bは、前記両側板部26a、26bのうち、上下方向に関して前記インナコラム10の中心軸O(図6参照)と前記両挿通孔29、29との間に位置する部分に、互いに近づく方向(幅方向内方)に向けて突出する状態で設けられている。本例の場合、前記両コラム押圧部30a、30bは、前記両コラム側板14a、14bの部分円筒部16a、16bの下半部により構成されている。この為、前記両コラム押圧部30a、30bの幅方向内側面(押圧面)は、前記非テーパ状鋳肌面19の一部(インナコラム10の外周面の曲率半径よりも僅かに大きい曲率半径を有する凹円弧状部分)により構成されており、下方に向かう程幅方向内方に向かう方向に曲線的に傾斜している。従って、前記両コラム押圧部30a、30bの幅方向内側面同士の間隔は、上方に向かう程大きくなっている。
前記両拡幅部32a、32bは、上下方向に関して前記インナコラム10の中心軸Oを挟んで前記両挿通孔29、29と反対側に位置する、前記両側板部26a、26bのうちの上端寄り部分に設けられている。本例の場合、前記両拡幅部32a、32bは、前記各コラム側板14a、14bの部分円筒部16a、16bの上半部により構成されている。この為、前記両拡幅部32a、32bの幅方向内側面も、前記非テーパ状鋳肌面19の一部(インナコラム10の外周面の曲率半径よりも僅かに大きい曲率半径を有する凹円弧状部分)により構成されており、上方に向かう程幅方向内方に向かう方向に曲線的に傾斜している。従って、前記両拡幅部32a、32bの幅方向内側面同士の間隔は、上方に向かう程小さくなっている。
前記両凹部31a、31bは、前記両側板部26a、26bの幅方向内側面のうち、前記両拡幅部32a、32bに対し下方側に隣接した部分(特に本例の場合には上下方向に関してインナコラム10の中心軸Oと整合する部分)に、それぞれ幅方向外方に凹む状態で設けられている。又、前記両凹部31a、31bは、図示の例では、幅方向寸法に比べて上下方向寸法が大きい断面略長方形状に構成されており、前記インナコラム10の外周面に対し非接触となっている。
上述の様に、前記ディスタンスブラケット7及び前記後側ハウジング素子21cと一体に設けられる本例のアウタコラム9は、マグネシウム系合金をダイカスト成形する事により造る。この為に、図示しない複数の金型素子(固定型及び可動型)より成る分割式の金型のキャビティ内に、図7中に模式形状を鎖線で示した、複数の中子(33、34、35)を配置する。具体的には、前記上部スリット12を形成する為の上部スリット用中子33、及び、前記下部スリット13を形成する為の下部スリット用中子34を配置すると共に、前記アウタコラム9の内周面を形成する為の棒状の主中子35を配置した状態で、前記キャビティ内に、マグネシウム合金の溶湯を圧力を加えつつ充填し、凝固させる。
特に本例の場合には、前記主中子35として、全体が段付き円柱状に構成され、先端部(図7の右端部)乃至中間部に、前記アウタコラム9の内周面を形成する為のコラム形成部36aが設けられ、基端部(図7の左端部)に、前記後側ハウジング素子21cの内面を形成する為のハウジング素子形成部36bが設けられたものを使用している。又、前記コラム形成部36aの外周面の先端部乃至基端寄り部分(主中子35の先端部乃至中間部)には、外径寸法が軸方向に亙り一定である、抜き勾配のない円筒面状の非テーパ加工面部37が設けられている。又、前記コラム形成部36aの外周面の基端部(非テーパ加工面部37の基端側に隣接した部分)には、基端側に向かう程外径寸法が大きくなる方向に傾斜した、抜き勾配の付いた円すい筒面状のテーパ加工面部38が設けられている。本例の場合には、この様な構成を有する主中子35を、前記非テーパ加工面部37が、前記上部、下部両スリット用中子33、34の先端面と対向(当接)する様にして前記キャビティ内に配置(セット)する。
そして、前記キャビティ内に充填した溶湯が凝固したならば、前記金型を分割し、得られたアウタコラム9から、前記上部スリット用中子33と前記下部スリット用中子34をそれぞれ径方向外側に引き抜く。これにより、前記アウタコラム9の上下両端部に、前記上部スリット12及び前記下部スリット13を形成する。尚、厳密に言えば、これら上部スリット12及び下部スリット13は、溶湯の凝固時に形成される。又、前記上部、下部両スリット用中子33、34の引き抜き作業に前後して、前記アウタコラム9から、前記主中子35を基端側(図7の左側)に向けて軸方向に引き抜く。これにより、このアウタコラム9の内周面及び前記後側ハウジング素子21cの内面を形成する。具体的には、前記主中子35の外周面のうち、前記非テーパ加工面部37により前記非テーパ状鋳肌面19を形成し、前記テーパ加工面部38により前記テーパ状鋳肌面20を形成する。本例の場合、この様なダイカスト成形後、前記アウタコラム9の内周面(及び前記後側ハウジング素子21cの内面)に、切削加工等の機械加工は施さない。
上述の様な本例のアウタコラム9と共に前記ステアリングコラム6を構成する前記インナコラム10は、鉄系合金、若しくはアルミニウム系合金、マグネシウム系合金の如き軽合金等の、電縫管又は引き抜き管等で、全体を単なる円筒状に構成している。又、このインナコラム10の前部の上面には、略円筒状又は円柱状の案内部39が設けられている。そして、前記インナコラム10の前部を前記アウタコラム9の後部の内径側に内嵌した状態で、前記案内部39を、前記上部スリット12の内側に、幅方向に関する変位を不能に、且つ、前後方向に関する変位を可能に進入させている。この為、前記インナコラム10は、前記アウタコラム9に対し、相対回転不能に、且つ、前後方向に関する相対変位を可能に内嵌されている。
前記ステアリングシャフト3は、前側に配置されたアウタシャフト3aの内周面に形成した雌スプライン歯と、後側に配置されたインナシャフト3bの外周面に形成した雄スプライン歯とをスプライン係合させる事により、全長を伸縮可能に且つトルク伝達を可能に構成している。この様な構成を有するステアリングシャフト3は、前記ステアリングコラム6の内径側に回転自在に支持されている。具体的には、前記インナシャフト3bの中間部後端寄り部分を、前記インナコラム10の後端部の内径側に、単列深溝型玉軸受の如き、ラジアル荷重及びアキシアル荷重を支承可能な転がり軸受により、回転のみ可能に支持している。この為、前記インナシャフト3bは、前記インナコラム10と同期して軸方向に移動し、これに伴って前記ステアリングシャフト3が伸縮する。この様なステアリングシャフト3は、前記ステアリングコラム6の内径側に回転可能に支持された状態で、その後端部をこのステアリングコラム6の後端開口から後方に突出させている。そして、この後方に突出した部分に、前記ステアリングホイール2を支持している。
前記支持ブラケット8は、アルミニウム合金等の軽合金製の材料を押し出し成形(又は引き抜き成形)を施す事により一体に造られたもので、前記ステアリングコラム6の中間部(アウタコラム9の後端側部分)の周囲に配置されている。本例の場合、前記支持ブラケット8は、車体に支持固定する為の1対の取付板部40a、40bと、前記ディスタンスブラケット7を幅方向両側から挟持する1対の支持板部41a、41bと、ブリッジ部42と、1対の補強リブ43a、43bとを備えている。
前記両取付板部40a、40bは、前記支持ブラケット8の上部幅方向両側部分に設けられ、それぞれ幅方向内端寄り部分が斜め上方に折れ曲がった形状を有しており、水平方向に配置されている。又、前記支持ブラケット8を、前記車体に対して離脱不能に支持固定する為、前記両取付板部40a、40bの略中央部に、図示しないボルト若しくはスタッドを挿通する為の、上下方向に貫通した取付孔44、44を形成している。
前記両支持板部41a、41bは、幅方向に離隔した状態で互いに平行に配置されており、前記両取付板部40a、40bの幅方向内端部からそれぞれ直角に折れ曲がり、下方に垂れ下がる状態で設けられている。又、前記両支持板部41a、41bは、前記ステアリングコラム6の幅方向両側に配置されている。又、前記両支持板部41a、41bの互いに整合する位置には、チルト調節用長孔45、45が形成されている。これら両チルト調節用長孔45、45は、前記支持管46を挿通した枢軸を中心とする部分円弧状である。
前記ブリッジ部42は、前記支持ブラケット8の上部幅方向中央部に設けられており、断面略平板状で、前記両取付板部40a、40bの幅方向内端部同士(支持板部41a、41bの上端部同士)を幅方向に連続している。
前記両補強リブ43a、43bは、前記両取付板部40a、40bの下面と前記両支持板部41a、41bの幅方向外側面との間の2個所の隅角部(折れ曲がり部)に、これら両隅角部の前後方向全長に亙り連続的に設けられている。但し、前記両補強リブ43a、43bは、前記両チルト調節用長孔45、45の直上部(前後方向に関してチルト調節用長孔45と整合する範囲)に形成されていれば良い。本例の場合には、前記両補強リブ43a、43bを、それぞれ略直角三角柱状とし、それぞれの内側に前後方向両側に開口する断面略二等辺三角形状(銛形状)の空間47、47を設ける事で、全体を中空構造(三角筒状)としている。この結果、前記両補強リブ43a、43bの中実部48、48(空間47、47以外の部分)は、それぞれが平板状に構成され、上方に向かう程幅方向外方に向かう方向に傾斜しており、前記両取付板部40a、40bの幅方向中間部の下面と前記両支持板部41a、41bの上端寄り部分の幅方向外側面との間に架け渡される様に設けられている。又、前記両補強リブ43a、43bは、前記両拡幅部32a、32bに対し上下方向に関して整合する位置(幅方向に関して重畳する位置)に設けている。
又、本例の場合には、前記両補強リブ43a、43bの中実部48、48の板厚を、前記両支持板部41a、41bの板厚とほぼ同程度としている。又、前記両補強リブ43a、43bの中実部48、48の傾斜角度θ48(調節ロッド50の中心軸に直交する仮想平面を基準とする傾斜角度)を、40°としている。尚、この傾斜角度θ48は、任意に設定する事ができる。例えば、前記ステアリングホイール2の上下方向(チルト方向)への移動範囲全てに関して、前記両補強リブ43a、43bと前記両支持板部41a、41bとの連結部の上下方向範囲α(図6参照)が、後述する様に、前記インナコラム10が上方に変位する事に基づき拡幅部32a、32bを幅方向外側に押圧する範囲βの一部と重なる様に決定する事ができる。又、前記傾斜角度θ48は、大きくなる程剛性の向上の面から好ましいが、他の部材との干渉を考慮して決定する事ができる。
又、上述した様な構成を有する前記支持ブラケット8に対し、前記ステアリングコラム6(アウタコラム9)に設けられたディスタンスブラケット7を支持する為に、クランプ機構49を設けている。このクランプ機構49は、前記ステアリングホイール2の位置調節が可能な状態と調節後の位置に保持可能な状態とを切り替える事ができ、調節ロッド50と、調節レバー51と、拡縮機構であるカム装置52とを備えている。
前記調節ロッド50は、鉄製の杆状部材であって、前記両チルト調節用長孔45、45、及び、前記両挿通孔29、29を、それぞれ幅方向に挿通している。又、前記調節ロッド50の先端部には雄ねじ部53が形成されており、基端部には頭部54が設けられている。そして、この雄ねじ部53にはナット55を螺合し、このナット55と幅方向他側の支持板部41bの幅方向外側面との間に、幅方向外側から順に、スラスト軸受56と押圧プレート57とを設けている。又、この押圧プレート57の内側面に設けた係合駒(図示省略)を、前記幅方向他側の支持板部41bに形成したチルト調節用長孔45に、このチルト調節用長孔45に沿った変位のみを可能に(回転を阻止した状態で)係合させている。
又、前記調節ロッド50の基端部で、幅方向片側の支持板部41aの幅方向外側面から突出した部分に、前記調節レバー51の基端部を結合固定している。そして、この調節レバー51と前記幅方向片側の支持板部41aの幅方向外側面との間に、前記カム装置52を設けている。このカム装置52は、駆動側カム58と被駆動側カム59との相対回転に基づいて幅方向寸法を拡縮するもので、このうちの被駆動側カム59を、前記幅方向片側の支持板部41aに形成したチルト調節用長孔45に、このチルト調節用長孔45に沿った変位のみを可能に(回転を阻止した状態で)係合させている。一方、前記駆動側カム58は、前記調節レバー51により、前記調節ロッド50と共に回動可能としている。
上述した様な構成を有する前記クランプ機構49は、前記調節レバー51の操作に基づき前記カム装置52の幅方向寸法を拡縮する事で、1対の押圧部である前記押圧プレート57の幅方向内側面と前記被駆動側カム59の幅方向内側面との間隔を拡縮する事ができる。
又、本例の場合、前記ステアリングホイール2を調節後の位置に安定して保持する為に、第一摩擦プレート60と、複数(図示の例では4枚)の第二摩擦プレート61、61とを設けている。このうちの第一摩擦プレート60は、略コ字形に構成されており、底板部62と、この底板部62の幅方向両端部から上方に向けて直角に折れ曲がった1対の摩擦板本体63、63とを有する。そして、前記ディスタンスブラケット7(側板部26a、26b)を下方及び幅方向外方から覆う様に、前記第一摩擦プレート60を配置している。又、前記各第二摩擦プレート61、61は、それぞれ矩形板状に構成されており、前記両摩擦板本体63、63を幅方向両側から挟む様に配置されている。つまり、前記各第二摩擦プレート61、61は、前記両摩擦板本体63、63の幅方向内側面と前記両側板部26a、26b(垂下板部28a、28b)の幅方向外側面との間部分、及び、前記両摩擦板本体63、63の幅方向外側と前記両支持板部41a、41bの幅方向内側面との間部分に、それぞれ配置されている。又、この様に配置された前記各第二摩擦プレート61、61は、支持部材64を介して、前記インナコラム10に固定されている。又、前記両摩擦板本体63、63に幅方向に貫通する状態で形成された円孔、及び、前記各第二摩擦プレート61、61に幅方向に貫通する状態で形成された前後方向に長い長孔65、65内に、前記調節ロッド50を挿通している。
次に、前記ステアリングホイール2を調節後の位置に保持する際の各部の動作に就いて説明する。
先ず、前記ステアリングホイール2を位置調節可能な状態から、前記調節レバー51を上方(ロック方向)に回動させると、前記駆動側カム58と前記被駆動側カム59との距離が拡がる事で前記カム装置52の幅方向寸法が大きくなる。これにより、この被駆動側カム59の幅方向内側面と前記押圧プレート57の幅方向内側面との幅方向の距離が縮まる。
そして、前記支持ブラケット8を構成する1対の支持板部41a、41bが、それぞれの下端部同士が互いに近づく様に、幅方向内側に向かって弾性変形する。又、これと共に、前記ディスタンスブラケット7を構成する1対の側板部26a、26bが、前記両支持板部41a、41bにより幅方向内側に押圧される。そして、これら両側板部26a、26bが、それぞれの下端部同士が互いに近づく様に、幅方向内側に向かって弾性変形する。
前記両側板部26a、26bが上述の様に弾性変形すると、前記両コラム押圧部30a、30bが互いに近づく様に幅方向内側に変位する。そして、これら両コラム押圧部30a、30bの幅方向内側面が前記インナコラム10を上方に向けて押圧する(押し上げる)。即ち、前述した様に、前記両コラム押圧部30a、30bの幅方向内側面は、下方に向かう程幅方向内方に向かう方向に傾斜している為、これら両コラム押圧部30a、30bの幅方向内側への変位(幅方向内方の力)を、前記インナコラム10を上方に向けて押圧する力に変換する事ができる。
そして、前記両拡幅部32a、32bを、上方に変位する前記インナコラム10により、幅方向外側に押し拡げる(押圧する)。即ち、前述した様に、前記両拡幅部32a、32bの幅方向内側面は、上方に向かう程幅方向内方に向かう方向に傾斜している為、前記インナコラム10の上方への変位(上方に向いた力)を、前記両拡幅部32a、32bを幅方向両側に押し拡げる力に変換する事ができる。しかも、本例の場合には、前記両支持板部41a、41bのうち、前記両拡幅部32a、32bの下方に隣接した部分に、前記両凹部(薄肉部)31a、31bを設けている為、これら両拡幅部32a、32bを軽い力で押し拡げる事ができる。これにより、これら両拡幅部32a、32bを、前記両支持板部41a、41bの幅方向内側面と前記インナコラム10の外周面との間で挟持する。
又、この状態で、前記インナコラム10には、上半部の円周方向に離隔した2個所位置に、前記両拡幅部32a、32bから押圧力が作用すると共に、下半部の円周方向に離隔した2個所位置に、前記両コラム押圧部30a、30bから押圧力が作用する。
本例の場合には、以上の様にして、前記ステアリングホイール2が調節後の位置に保持される。
しかも、本例の場合には、前記両支持板部41a、41bが弾性変形する事で、前記第一摩擦プレート60を構成する摩擦板本体63、63が、前記各第二摩擦プレート61、61により幅方向両側から挟持される(摩擦接触する)。これにより、前記インナコラム10を、前記ディスタンスブラケット7(アウタコラム9)に対し前後方向に相対変位しにくくする事ができる。
これに対し、前記ステアリングホイール2の位置を調節する際には、このステアリングホイール2の位置を保持した状態から、前記調節レバー51を下方(アンロック方向)に回動させる。そして、前記カム装置52の幅方向寸法を小さくして、前記押圧プレート57の幅方向内側面と前記被駆動側カム59の幅方向内側面との幅方向の距離を拡げる。これにより、前記両支持板部41a、41b及び前記両側板部26a、26bが、弾性変形状態から自由状態に戻る。
特に本例の場合には、前記両側板部26a、26bが自由状態に戻る際に、前記環状連結部23を構成する環状部25の弾性復元力を利用できる。即ち、前記両側板部26a、26bが幅方向内側に弾性変形する際には、前記環状連結部23を構成する腕部24a、24bが幅方向に関して互いに近づく方向に変位し、前記環状部25が幅方向に押し潰される様に弾性変形する。この為、前記カム装置52の幅方向寸法を小さくすると、前記環状部25が弾性復元する為、この力を利用して、前記両側板部26a、26bを自由状態に適切に戻す事ができる。又、前記カム装置52の幅方向寸法を小さくした状態では、前記第一摩擦プレート60(摩擦板本体63、63)と前記各第二摩擦プレート61、61との係合が解除される。
又、前記両側板部26a、26bの弾性復帰に伴い、前記両コラム押圧部30a、30bがそれぞれ幅方向外方に変位すると、これら両コラム押圧部30a、30bが前記インナコラム10を上方に押圧している力が解除されて、このインナコラム10が下方に変位(退避)する。すると、前記両拡幅部32a、32bを幅方向外側に押し拡げる様に作用していた力も解除される。これにより、これら両拡幅部32a、32bが、前記インナコラム10の外周面と前記両支持板部41a、41bの幅方向内側面との間で強く挟持される事がなくなる。又、前記両拡幅部32a、32b及び前記両コラム押圧部30a、30bから前記インナコラム10に作用していた押圧力(保持力)も喪失する。この結果、前記ステアリングホイール2が前後方向及び上下方向に位置調節可能な状態となる。
以上の様な構成を有する本例のステアリング装置1を構成するアウタコラム9の場合には、ダイカスト成形後に、内周面に切削加工を施さずに済む。
即ち、本例のアウタコラム9の場合には、完成後の状態で、円周方向2個所(上下両端部)に、それぞれが前後方向に伸長した上部、下部両スリット12、13を設けており、これら上部、下部両スリット12、13を、前記アウタコラム9の内周面を形成する為の前記主中子35を引き抜く以前の状態で形成している。この為、本例の場合には、前記アウタコラム9のうちで、軸方向に関して前記上部、下部両スリット12、13と整合する部分が拡径し易い状態で、前記主中子35を引き抜く事ができる。しかも、本例の場合には、前記アウタコラム6を製造する為に使用する金属材料として、アルミニウム合金を使用した場合よりも抜き勾配を小さくする事が可能な、マグネシウム合金を使用している。従って、前記主中子35として、前記アウタコラム9の内周面のうち軸方向に関して前記上部、下部両スリット12、13と整合する範囲(拡径し易い部分)を形成する部分に、抜き勾配のない前記非テーパ加工面部37を設けたものを使用した場合にも、ダイカスト成形後に、前記主中子35の外周面や前記アウタコラム9の内周面に損傷を生じず、この主中子35を引き抜く事ができる。言い換えれば、本例のアウタコラム9の様に、前後方向に関して前記上部、下部各スリット12、13と整合する部分の内周面に、前記主中子35の非テーパ加工面部37によって形成可能な、非テーパ状鋳肌面19が設けられた構造であれば、前記主中子35の外周面や前記アウタコラム9の内周面に損傷を生じる事なく、この主中子35をこのアウタコラム9から引き抜く事が可能になる。この結果、本例のアウタコラム9を製造する場合には、ダイカスト成形後に、内周面に切削加工を施さずに済む。これにより、本例の場合には、前記アウタコラム9の製造工数の低減に基づき、製造コストを低く抑える事ができる。
又、本例の場合には、前記アウタコラム9の内周面に、抜き勾配のない前記非テーパ状鋳肌面19を設けており、この非テーパ状鋳肌面19の表面粗さは、切削加工により形成される切削加工面などに比べて粗い。この為、グリースを効率良く保持する事ができる。更に、ダイカスト面である前記非テーパ状鋳肌面19は、内部に比べて緻密な組織を有しており強度が高い為、内径側に配置される前記インナコラム10と直接摺動させる場合にも、摩耗の発生を効果的に抑える事ができる。又、前記アウタコラム9の内周面の前端部に設けた前記テーパ状鋳肌面20は、前方に向かう程内径寸法が大きくなる方向に傾斜している為、二次衝突等が発生し、前記インナコラム10が前記アウタコラム9に対して前方に大きく変位する場合にも、このインナコラム10と前記テーパ状鋳肌面20とが干渉する事を有効に防止できる。
更に、本例のステアリング装置1によれば、前記支持ブラケット8による前記ディスタンスブラケット7の保持力の向上を図れる。
即ち、前記ステアリングホイール2を調節後の位置に保持する際に、前記両支持板部41a、41bの幅方向内側面と前記インナコラム10の外周面との間で挟持される前記両拡幅部32a、32bの幅方向内側面同士の間隔を、前記インナコラム10の変位方向(上方)に向かう程小さくしている。この為、前記両拡幅部32a、32bを、くさび効果により、前記両支持板部41a、41bの幅方向内側面と前記インナコラム10の外周面との間で強く挟持できる。しかも、本例の場合には、前記両拡幅部32a、32bを、前記両支持板部41a、41bのうち、前記両取付板部40a、40bとの連結部側である事に起因して幅方向に関する剛性の高い上端寄り部分に押し付けているだけでなく、当該部分(両拡幅部32a、32bが押し付けている上端寄り部分)の幅方向外側に前記両補強リブ43a、43bを設けている為、前記両拡幅部32a、32bの押圧力に基づき、前記両支持板部41a、41bが幅方向外側に弾性変形する事が効果的に防止される。この為、前記両拡幅部32a、32bの幅方向両側面と、前記両支持板部41a、41bの幅方向内側面及び前記インナコラム10の外周面との間の面圧を十分に高める事ができる。従って、本例によれば、前記支持ブラケット8による前記ディスタンスブラケット7の保持力を向上できる。
又、前記アウタコラム9を、前記電動アシスト装置5を構成する前記ギヤハウジング11(後側ハウジング素子21c)と一体に設けている為、前記アウタコラム9を含んで構成される前記ステアリングコラム6の幅方向に関する剛性を高める事ができる。更に、前記両取付板部40a、40bの下面と前記両支持板部41a、41bの幅方向外側面との間に、前記両補強リブ43a、43b(中実部48、48)をそれぞれ架け渡す様に設けている。この為、前記両支持板部41a、41bに関して、幅方向に関する剛性をそれぞれ高める事ができる。従って、本例によれば、前記ステアリングコラム6の幅方向に関する支持剛性の向上を図れる。
更に、本例の場合には、前記アウタコラム9と前記ディスタンスブラケット7と前記後側ハウジング素子21cとを一体に構成している為、ステアリング装置1全体としての部品点数の低減を図れる。
[実施の形態の第2例]
本発明の実施の形態の第2例に就いて、図8を参照しつつ説明する。本例は、アウタコラム9aの内周面の構造のみが、前述した実施の形態の第1例の構造と異なっている。
即ち、本例の場合には、前記アウタコラム9aの内周面のうち、前端部に設けられたテーパ状鋳肌面20aの抜き勾配を小さくする事により、このテーパ状鋳肌面20aの後端部に於ける内径寸法を、後端部乃至中間部に設けられた非テーパ状鋳肌面19の内径寸法よりも少しだけ大きくしている。これにより、これら非テーパ状鋳肌面19とテーパ状鋳肌面20aとを前後方向に関して滑らかに連続させずに、これら非テーパ状鋳肌面19とテーパ状鋳肌面20aとの間に、前方を向いた円輪状の段差面66を設けている。
以上の様な構成を有する本例の場合、前記段差面66は前方を向いている為、切削加工等により除去しなくても、前記アウタコラム9aの内径側に配置されるインナコラム10(図2、3等参照)が、前記段差面66と干渉(当接)する事はない。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第3例]
本発明の実施の形態の第3例に就いて、図9を参照しつつ説明する。本例の場合には、アウタコラム9bの内周面の構造及びこのアウタコラム9bの製造方法が、前述した実施の形態の第1例の場合と異なっている。
即ち、本例の場合には、前記アウタコラム9bの内周面のうち、前端部に設けられたテーパ状鋳肌面20bの抜き勾配を大きくする事により、このテーパ状鋳肌面20bの後端部に於ける内径寸法を、後端部乃至中間部に設けられた非テーパ状鋳肌面19の内径寸法よりも少しだけ小さくしている。これにより、これら非テーパ状鋳肌面19と前記テーパ状鋳肌面20bとを前後方向に関して滑らかに連続させずに、これら非テーパ状鋳肌面19とテーパ状鋳肌面20bとの間に、後方を向いた円輪状の段差面66aを設けている。
上述の様な構成を有する本例のアウタコラム9bを製造するには、金型のキャビティ内に、上部スリット12を形成する為の上部スリット用中子33及び下部スリット13を形成する為の下部スリット用中子34を配置すると共に、前記アウタコラム9bの内周面を形成する為の主中子35aを配置した状態で、溶湯を充填し凝固させる。特に本例の場合には、この主中子35aとして、互いに別体である、外周面に抜き勾配のない非テーパ加工面部37aが設けられた第1中子67と、外周面に抜き勾配の付いたテーパ加工面部38aが設けられた第2中子68とから構成されるものを使用している。又、このテーパ加工面部38aの先端部(図9の右端部)の外径寸法は、前記非テーパ加工面部37aの先端部(図9の左端部)の外径寸法よりも小さくなっている。そして、この様な第1中子67と第2中子68とを互いの先端面同士を当接させた(同軸上に配置した)状態で前記キャビティ内に配置し、溶湯を凝固させた後、前記第1中子67と前記第2中子68とを、前記アウタコラム9bの内側から軸方向に関して互いに反対側に引き抜く。これにより、前記第1中子67の非テーパ加工面部37aにより前記非テーパ状鋳肌面19を形成すると共に、前記第2中子68のテーパ加工面部38aにより前記テーパ状鋳肌面20bを形成する。
上述した様に、本例の場合には、前記アウタコラム9bの内周面のうちの前端寄り部分に、後方を向いた段差面66aが設けられているが、この段差面66aの径方向寸法は十分に小さい為、この段差面66aが設けられたままであっても実用上問題なく使用できる。但し、内径側に配置されるインナコラム10(図2、3等参照)との干渉を防止する為に、切削加工により前記段差面66aを除去する事もできる。或いは、後述する実施の形態の第4例の様に、前記アウタコラム9bと前記インナコラム10との間(嵌合部)に、円筒状のスリーブを介在させる事もできる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第4例]
本発明の実施の形態の第4例に就いて、図10を参照しつつ説明する。本例の場合には、アウタコラム9cの内周面の構造、及びこのアウタコラム9cの内径側にスリーブ69を配置した点が、前述した実施の形態の第1例の構造と異なっている。
即ち、本例の場合には、前記アウタコラム9cの内周面のうち、前端部に設けられたテーパ状鋳肌面20cの抜き勾配の方向を、前記実施の形態の第1例のテーパ状鋳肌面20の抜き勾配の方向と反対にし、後方に向かう程内径寸法が大きくなる方向に傾斜させている。又、前記テーパ状鋳肌面20cの後端部に於ける内径寸法を、非テーパ状鋳肌面19の内径寸法と一致させている。この為、この様な内周面形状を有する前記アウタコラム9cの内径側に、インナコラム10をそのまま配置した場合には、このインナコラム10が前記テーパ状鋳肌面20cと干渉し易くなる。この様な干渉を防止する為に、このテーパ状鋳肌面20cに切削加工を施す事も考えられるが、本例の場合には、このテーパ状鋳肌面20cに切削加工を施さずに、前記アウタコラム9cの後端部の内径側(非テーパ状鋳肌面19の内側)に、円筒状のスリーブ69を内嵌している。
本例の場合、前記スリーブ69として、例えばポリアミド樹脂、ポリ四弗化エチレン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリウレタン樹脂等の、摩擦係数の低い(摺動抵抗の低い)合成樹脂、又は、これらの樹脂に潤滑油を分散含有させた合成樹脂を射出成形する事により造られたものを使用している。又、前記スリーブ69の外径寸法は、前記非テーパ状鋳肌面19の内径寸法よりも僅かに大きく、このスリーブ69の内径寸法は、前記インナコラム10の外径寸法よりも僅かに大きく設定している。
以上の様な構成を有する本例の場合には、二次衝突等が発生し、前記インナコラム10が前記アウタコラム9cに対して前方に大きく変位する場合にも、このインナコラム10と前記テーパ状鋳肌面20cとが干渉する事を有効に防止できる。又、本例の場合には、前記アウタコラム9cの内周面のうち、前記インナコラム10の外周面よりも表面粗さが粗くなった、前記非テーパ状鋳肌面19により、前記スリーブ69の外周面を保持している為、ステアリング装置1の組立状態で、このスリーブ69が前記アウタコラム9cに対して前後方向にずれる(滑る)事を有効に防止できる。尚、上述の様な構成を有する本例のアウタコラム9cの内周面を形成する為に使用する主中子は、外側ハウジング素子21cの内面を形成する為の中子と別体とし、前記実施の形態の第1例の場合とは反対に、前記アウタコラム9cの後側(図10の右側)に引き抜く事ができる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第5例]
本発明の実施の形態の第5例に就いて、図11を参照しつつ説明する。本例の場合にも、アウタコラム9dの内周面の構造が、前述した実施の形態の第1例の構造と異なっている。
本例の場合には、前記アウタコラム9dの内周面のうち、後端部乃至中間部に亙る範囲に非テーパ状鋳肌面19aを設けており、前端部乃至中間部に亙る範囲にテーパ状鋳肌面20dを設けている。この為、前記アウタコラム9dの内周面に占める非テーパ状鋳肌面19aとテーパ状鋳肌面20dとの割合が、前記実施の形態の第1例の場合とは異なっている。具体的には、前記実施の形態の第1例の場合に比べて、前記非テーパ状鋳肌面19aの前後方向寸法が短く、前記テーパ状鋳肌面20dの前後方向寸法が長くなっている。又、本例の場合には、前記非テーパ状鋳肌面19aの前後方向寸法と前記テーパ状鋳肌面20dの前後方向寸法とを同じとしている。
本例の場合には、前記非テーパ状鋳肌面19aの形成範囲が小さく、上部スリット12及び下部スリット13の形成範囲の半分程度である為、前記アウタコラム9dの内周面を形成する為の主中子を引き抜く作業を容易にできる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第6例]
本発明の実施の形態の第6例に就いて、図12を参照しつつ説明する。本例の場合にも、アウタコラム9eの内周面の構造が、前述した実施の形態の第1例の構造と異なっている。
本例の場合には、前記アウタコラム9eの内周面のうち、上部、下部両スリット12、13の前端縁よりも少しだけ前側部分から前記アウタコラム9eの後端縁に亙る範囲に、非テーパ状鋳肌面19bを設けており、この非テーパ状鋳肌面19bの前側に隣接する部分に、テーパ状鋳肌面20eを設けている。この為、前記アウタコラム9eの内周面に占める非テーパ状鋳肌面19bとテーパ状鋳肌面20eの割合が、前記実施の形態の第1例や第5例の場合とは異なっている。具体的には、実施の形態の第1例及び第5例に比べて、前記非テーパ状鋳肌面19bの前後方向寸法が長く、前記テーパ状鋳肌面20eの前後方向寸法が短くなっている。又、本例の場合には、前記非テーパ状鋳肌面19bの形成範囲が、前記上部、下部両スリット12、13の形成範囲から僅かにずれて(はみ出して)いる。
以上の様に、本例の場合には、前記非テーパ状鋳肌面19bの前端縁の位置が、前記上部、下部両スリット12、13の前端縁よりも前方にずれている。つまり、前記非テーパ状鋳肌面19bを、前記上部、下部両スリット12、13から軸方向にずれた位置にも形成しているが、このずれ量(はみ出した量)は僅かである為、前記アウタコラム9eの内周面やこの内周面を形成する為の主中子の外周面に損傷を生じる事なく、この主中子を前記アウタコラム9eの内側から引き抜く事ができる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第7例]
本発明の実施の形態の第7例に就いて、図13を参照しつつ説明する。本例の場合には、アウタコラム9fの内周面の構造及びこのアウタコラム9fの製造方法が、前述した実施の形態の第1例の場合と異なっている。
即ち、本例の場合には、前記アウタコラム9fの内周面を、非テーパ状鋳肌面19cのみから構成している。つまり、このアウタコラム9fの前端縁から後端縁に亙る全範囲を、前記非テーパ状鋳肌面19cから構成しており、前記実施の形態の各例の構造の様なテーパ状鋳肌面は設けていない。
上述の様な構成を有する本例のアウタコラム9fを製造するには、金型のキャビティ内に、上部スリット12を形成する為の上部スリット用中子33及び下部スリット13を形成する為の下部スリット用中子34を配置すると共に、前記アウタコラム9fの内周面を形成する為の主中子35bを配置した状態で、溶湯を充填し凝固させる。特に本例の場合には、この主中子35bとして、互いに別体である、外周面に抜き勾配のない非テーパ加工面部37bが設けられた第1中子67aと、外周面の先端部に抜き勾配のない非テーパ加工面部37cが設けられた第2中子68aとから構成されるものを使用している。そして、この様な第1中子67aと第2中子68aとを先端面同士を当接させた(同軸上に配置した)状態で前記キャビティ内に配置し、溶湯を凝固させた後、前記第1中子67aと前記第2中子68aとを、前記アウタコラム9fの内側から軸方向に関して互いに反対側に引き抜く。これにより、前記第1中子67aの非テーパ加工面部37bにより、前記非テーパ状鋳肌面19cの後端部乃至前端寄り部分に亙る範囲を形成し、前記第2中子68aの非テーパ加工面部37cにより、前記非テーパ状鋳肌面19cの前端部を形成する。
以上の様な構成を有する本例の場合にも、前記非テーパ状鋳肌面19cの前端縁の位置(図中の破線位置)が、前記上部、下部両スリット12、13の前端縁よりも前方にずれている。つまり、前記非テーパ状鋳肌面19cを、前記上部、下部両スリット12、13から軸方向にずれた位置にも形成しているが、このずれ量(はみ出した量)は僅かである為、前記上部、下部両スリット12、13の形成範囲から外れた部分に前記非テーパ状鋳肌面19cを形成する前記第2中子68aに就いても、この第2中子68aの外周面や前記アウタコラム9fの内周面に損傷を生じる事なく引き抜く事ができる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例及び第6例の場合と同様である。
[実施の形態の第8例]
本発明の実施の形態の第8例に就いて、図14を参照しつつ説明する。本例の場合には、アウタコラム9gの内周形状(内周面の輪郭形状)を、円形状ではなく、正八角形状としている。そして、このアウタコラム9gの内周面を構成する8つの辺(面)のうち、上下両側に位置する2つの辺に相当する部分に、上部スリット12及び下部スリット13をそれぞれ設けている。別な言い方をすれば、前記アウタコラム9gの内周面を、幅方向に離隔した状態で互いに平行に配置された1対の鉛直面部70、70と、これら両鉛直面部70、70の上端部から上方に向かう程幅方向内方に互いに近づく方向に傾斜した1対の上部傾斜面部71、71と、前記両鉛直面部70、70の下端部から下方に向かう程幅方向内方に互いに近づく方向に傾斜した1対の下部傾斜面部72、72とから構成している。尚、前記両上部傾斜面部71、71は、拡幅部32a、32bの内側面に相当し、前記両下部傾斜面部72、72は、コラム押圧部30a、30bの内側面に相当する。又、前記鉛直面部70と前記上部傾斜面部71と前記下部傾斜面部72との長さ寸法をそれぞれ同じとすると共に、それぞれの交角を150度としている。これにより、本例の場合には、前記アウタコラム9gの内周面に設ける非テーパ状鋳肌面19d及びテーパ状鋳肌面20fを、それぞれ円筒面状ではなく、角筒面状としている。尚、図示は省略するが、前記アウタコラム9gの内周面を形成する為の主中子は、外周形状が正八角柱状のものを使用する。
又、本例の場合には、上述の様な内周形状を有する前記アウタコラム9gの内径側に、外周形状が正八角形状の図示しないインナコラムを内嵌する。
以上の様な構成を有する本例の場合には、前記アウタコラム9gの後部と前記インナコラムの前部とを非円形嵌合させる事ができる。この為、これら両コラム9g同士の相対回転を防止する為の部材(例えば実施の形態の第1例の案内部39)を別途設ける必要がなくなる。従って、部品点数を低減する事が可能になり、コスト低減を図る事ができる。又、前記アウタコラム9gの内周形状を非円形状とした場合には、このアウタコラム9gの内周面に切削加工を施す事は困難になるが、本例の場合には、切削加工を省略できる為、非円形状の前記アウタコラム9gを容易に製造する事ができる。
尚、本例を実施する場合に、アウタコラムの内周形状(及びインナコラムの外周形状)は、上述した様な正八角形に限らず、例えば正四角形、正五角形、正六角形、正七角形、正十二角形などの正多角形、及び、正多角形以外の多角形状、更には、楕円形状などを採用する事もできる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第9例]
本発明の実施の形態の第9例に就いて、図15を参照しつつ説明する。本例の場合には、前記実施の形態の第8例の場合と同様に、内周形状が正八角形状のアウタコラム9gを使用している。そして、このアウタコラム9gと、このアウタコラム9gの内径側に配置した、前端部の外周形状が正八角形状のインナコラム10aとの間に、正八角筒状のスリーブ69aを配置している。より具体的には、前記アウタコラム9gの内周面のうち、前記インナコラム10aの外周面よりも表面粗さが粗くなった、非テーパ状鋳肌面19dにより、前記スリーブ69aの外周面を保持している。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例、第4例及び第8例の場合と同様である。
[実施の形態の第10例]
本発明の実施の形態の第10例に就いて、図16を参照しつつ説明する。本例の場合には、アウタコラム9hの内周形状(内周面の輪郭形状)を、正八角形ではない、八角形状に構成すると共に、この内周形状を、前記アウタコラム9hの中心軸を含む仮想平面に関して、幅方向に対称な形状としている。具体的には、前記アウタコラム9hの内面を構成する、1対の鉛直面部70a、70aと1対の上部傾斜面部71a、71aと1対の下部傾斜面部72a、72aとの交角を異ならせている。
又、本例の場合には、上述の様な内周形状を有する前記アウタコラム9hの内径側に、外周形状が円形状のインナコラム10を内嵌している。
以上の様な構成を有する本例の場合にも、前記アウタコラム9hの内周面の切削加工を省略できる為、非円形状のアウタコラム9hを容易に製造する事ができる。
尚、本例を実施する場合に、アウタコラムの内周形状を、幅方向に関して対称ではなく、上下方向に関して対称となる形状にする事もできる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例及び第8例の場合と同様である。
[実施の形態の第11例]
本発明の実施の形態の第11例に就いて、図17を参照しつつ説明する。本例の場合には、アウタコラム9iを後側(アッパー側)に、インナコラム(図2、3等参照)を前側(ロアー側)に、それぞれ配置する。この為、本例の場合には、前記アウタコラム9iを、前記実施の形態の第1例の場合とは前後方向に関して反対向きに配置しており、このアウタコラム9iの前端部(図17の左端部)に、ディスタンスブラケット7aを一体に設けている。又、このディスタンスブラケット7aを構成する1対の側板部26c、26cには、前後方向に長いテレスコ調節用長孔73を形成している。又、前記アウタコラム9iの円周方向1個所で、且つ、前記両側板部26c、26cの間部分には、軸方向に伸長した下部スリット13aを設けている。この下部スリット13aの前端部は、前記アウタコラム9iの前端縁に開口している。
更に、本例の場合には、図17の(C)に示す様に、完成状態での前記アウタコラム9iの内周面を、非テーパ状鋳肌面19eと切削加工面74とから構成している。このうちの非テーパ状鋳肌面19eは、抜き勾配のない円筒面状の鋳肌面(ダイカスト面)であり、前記アウタコラム9iの内周面のうち、前後方向に関して、前記下部スリット13aと整合する部分に設けられている。より具体的には、前記非テーパ状鋳肌面19eを、この下部スリット13aの後端縁部よりも僅かに前側部分から、前記アウタコラム9iの前端縁に亙る範囲(アウタコラム9iの前半部)に設けている。
これに対し、前記切削加工面74は、抜き勾配のない円筒面状で、前記非テーパ状鋳肌面19eよりも表面粗さが小さくなっており、前記アウタコラム9iの内周面のうち、この非テーパ状鋳肌面19eの後側に隣接した状態で設けられている。
上述の様な構成を有する本例のアウタコラム9iは、図17の(A)に示す様に、前記下部スリット13aを形成する為の下部スリット用中子34aを配置すると共に、前記アウタコラム9iの内周面を形成する為の棒状の主中子35cを配置した状態で、金型のキャビティ内に、マグネシウム合金の溶湯を圧力を加えつつ充填し、凝固させる。
特に本例に使用する前記主中子35cには、その外周面のうち、先端部{図17の(A)の右端部}乃至中間部に、基端側に向かう程外径寸法が大きくなる方向に傾斜した、抜き勾配の付いた円すい筒面状のテーパ加工面部38bが設けられており、基端部{図17の(A)の右端部}乃至中間部に、外径寸法が軸方向に亙り一定である、抜き勾配のない円筒面状の非テーパ加工面部37dが設けられている。
そして、前記キャビティ内に充填した溶湯が凝固したならば、金型を分割し、得られたアウタコラム9iから、前記下部スリット用中子34aを径方向外側(下側)に引き抜く。これにより、前記アウタコラム9iの下端部に、前記下部スリット13aを形成する。又、これに前後して、前記アウタコラム9iから、前記主中子35cを基端側に向けて軸方向に引き抜く。これにより、このアウタコラム9iの内周面を形成する。具体的には、前記主中子35cの外周面のうち、前記非テーパ加工面部37dにより前記非テーパ状鋳肌面19eを形成し、前記テーパ加工面部38bにより円すい筒面状のテーパ状鋳肌面20gを形成する。
そして更に、本例の場合には、この様なダイカスト成形後に、前記アウタコラム9iの内周面のうち、前記テーパ状鋳肌面20gの全体に、切削加工を施し、円筒面状(内径寸法の異なる2つの円筒面部が傾斜状の段差面により連続した形状)の前記切削加工面74を形成する。
以上の様な構成を有する本例の場合には、前記アウタコラム9iの内周面に、ダイカスト成形後、切削加工を施すが、その加工範囲は、このアウタコラム9iの内周面のうち、前記非テーパ状鋳肌面19eから外れた前記テーパ状鋳肌面20gのみである。この為、内周面全体に切削加工を施す場合に比べて、削り代を十分に小さくする事ができる。又、本例の場合には、前記アウタコラム9iの外周面に、前記下部スリット13aを1つだけ設けた構成を採用しているが、前記主中子35cを引き抜く際に、前記アウタコラム9iのうち、軸方向に関して前記下部スリット13aと整合する部分を十分に拡径させる事ができる。この為、前記主中子35cの外周面や前記アウタコラム9iの内周面に損傷を生じる事なく、この主中子35cを引き抜く事ができる。
又、本例を実施する場合には、例えば図18に示したアウタコラム9jの様に、下部スリット13bの前端部が、このアウタコラム9jの前端縁に開口せずに、このアウタコラム9jの前端部に設けられた、円周方向に伸長する状態で形成された円周方向スリット75の一部に開口する様な構造であっても、同様に実施する事ができる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
本発明は、ステアリングホイールの前後方向位置を調節可能なテレスコピック機構のみを備えた構造、ステアリングホイールの上下方向位置を調節可能なチルト機構のみを備えた構造、テレスコピック機構及びチルト機構を備えた構造のステアリング装置に適用する事ができる。又、本発明を実施する場合に、ディスタンスブラケットとして、前述した実施の形態の各例の構造と上下対称のものを採用する事もできる。この様な構成を採用した場合には、ディスタンスブラケットに関しては、前述した実施の形態の各例の場合と上下方向に関する記載が反対となる。又、本発明を実施する場合には、前述した実施の形態の各例の構造を適宜組み合わせて実施する事もできる。
1 ステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリングシャフト
3a アウタシャフト
3b インナシャフト
4 操舵輪
5 電動アシスト装置
5a 電動モータ
6 ステアリングコラム
7、7a ディスタンスブラケット
8 支持ブラケット
9、9a〜9j アウタコラム
10、10a インナコラム
11 ギヤハウジング
12 上部スリット
13、13a、13b 下部スリット
14a、14b コラム側板
15a、15b 立壁部
16a、16b 部分円筒部
17 除肉部
18、18a 保持凹部
19、19a〜19e 非テーパ状鋳肌面
20、20a〜20g テーパ状鋳肌面
21a 前側ハウジング素子
21b 中間ハウジング素子
21c 後側ハウジング素子
22 補強部
23 環状連結部
24a、24b 腕部
25 環状部
26a、26b、26c 側板部
27a、27b 肉盛部
28a、28b 垂下板部
29 挿通孔
30a、30b コラム押圧部
31a、31b 凹部
32a、32b 拡幅部
33 上部スリット用中子
34 下部スリット用中子
35、35a〜35c 主中子
36a コラム形成部
36b ハウジング形成部
37、37a〜37d 非テーパ加工面部
38、38a、38b テーパ加工面部
39 案内部
40a、40b 取付板部
41a、41b 支持板部
42 ブリッジ部
43a、43b 補強リブ
44 取付孔
45 チルト調節用長孔
46 支持管
47 空間
48 中実部
49 クランプ機構
50 調節ロッド
51 調節レバー
52 カム装置
53 雄ねじ部
54 頭部
55 ナット
56 スラスト軸受
57 押圧プレート
58 駆動側カム
59 被駆動側カム
60 第一摩擦プレート
61 第二摩擦プレート
62 底板部
63 摩擦板本体
64 支持部材
65 長孔
66、66a 段差面
67、67a 第1中子
68、68a 第2中子
69、69a スリーブ
70、70a 鉛直面部
71、71a 上部傾斜面部
72、72a 下部傾斜面部
73 テレスコ調節用長孔
74 切削加工面
75 円周方向スリット
76 屈曲部

Claims (11)

  1. 全体が中空筒状で、ダイカスト成形品のアウタコラムであって、
    円周方向の少なくとも1個所に軸方向に伸長したスリットが設けられており、
    内周面のうち、軸方向に関してこのスリットの少なくとも一部と整合する部分に、抜き勾配のない非テーパ状鋳肌面が設けられている事を特徴とするアウタコラム。
  2. 内周面の軸方向一部で、軸方向に関して前記非テーパ状鋳肌面から外れた部分に、抜き勾配の付いたテーパ状鋳肌面が設けられている、請求項1に記載したアウタコラム。
  3. 内周面の軸方向一部で、軸方向に関して前記非テーパ状鋳肌面から外れた部分に、切削加工面が設けられている、請求項1に記載したアウタコラム。
  4. 内周形状が円形状である、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したアウタコラム。
  5. 内周形状が非円形状である、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したアウタコラム。
  6. 内周形状が多角形状である、請求項5に記載したアウタコラム。
  7. アウタコラムとインナコラムとを伸縮可能に組み合わせて成るステアリングコラムであって、前記アウタコラムが、請求項1〜6のうちの何れか1項に記載したアウタコラムであり、このアウタコラムと前記インナコラムとの間にスリーブが配置されている事を特徴とするステアリングコラム。
  8. 請求項1〜6に記載したアウタコラムの製造方法であって、
    金型のキャビィティ内に、前記スリットを形成する為のスリット用中子を配置すると共に、外周面の少なくとも軸方向一部に抜き勾配のない非テーパ加工面部を有する、前記アウタコラムの内周面を形成する為の主中子を配置した状態で、溶湯を充填し凝固させた後、得られたアウタコラムから前記スリット用中子を径方向外側に引き抜くと共に前記主中子を軸方向に引き抜く事を特徴とするアウタコラムの製造方法。
  9. 前記主中子の外周面には、前記非テーパ加工面部と、抜き勾配の付いたテーパ加工面部とが設けられている、請求項8に記載したアウタコラムの製造方法。
  10. 前記主中子が、互いに別体である第1中子と第2中子とから構成されており、これら第1中子及び第2中子が、前記アウタコラムの内側から軸方向に関して互いに反対側に引き抜かれる、請求項8に記載したアウタコラムの製造方法。
  11. 前記主中子を軸方向に引き抜いた後、前記アウタコラムの内周面のうち、この主中子の非テーパ加工面部により形成される前記非テーパ状鋳肌面から軸方向に外れた部分に、切削加工を施す、請求項8〜10のうちの何れか1項に記載したアウタコラムの製造方法。
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