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JP2018056275A - 回路基板付きヒートシンク及びその製造方法 - Google Patents

回路基板付きヒートシンク及びその製造方法 Download PDF

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JP2018056275A
JP2018056275A JP2016189560A JP2016189560A JP2018056275A JP 2018056275 A JP2018056275 A JP 2018056275A JP 2016189560 A JP2016189560 A JP 2016189560A JP 2016189560 A JP2016189560 A JP 2016189560A JP 2018056275 A JP2018056275 A JP 2018056275A
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幹雄 大高
Mikio Otaka
幹雄 大高
熊谷 正樹
Masaki Kumagai
正樹 熊谷
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Abstract

【課題】長期間に亘ってセラミックス板の割れを抑制することができる回路基板付きヒートシンク及びその製造方法を提供する。【解決手段】回路基板付きヒートシンク1は、ヒートシンク本体2と、低膨張板3と、中間板4と、回路基板5とを有している。低膨張板3は、銅材よりも低い線膨張係数を有し、ヒートシンク本体2のベース部21上に接合されている。中間板4は、低膨張板3上に接合されている。回路基板5は、中間板4上に配置されている。また、回路基板5は、中間板4上に接合された裏面金属層51と、裏面金属層51上に積層されたセラミックス板52と、セラミックス板52上に積層された回路金属層53とを有している。ベース部21と低膨張板3との接合部、低膨張板3と中間板4との接合部及び中間板4と裏面金属層51との接合部は、被接合部材を構成する元素を含む拡散層20、30、40を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、回路基板付きヒートシンク及びその製造方法に関する。
インバータやコンバータ等の電力変換装置には、セラミックス板の両面に金属板が接合された回路基板と、回路基板における一方の金属板に接合されたヒートシンクとを有する回路基板付きヒートシンクが組み込まれている。回路基板における他方の金属板には、電力回路を構成する半導体素子などがはんだ付により搭載されている。これらの金属板としては、銅材(同及び銅合金を含む。以下同様。)が多用されている。また、ヒートシンクは、軽量化を目的として、アルミニウム材(アルミニウム及びアルミニウム合金を含む。以下同様。)から構成されていることがある。
この種の回路基板付きヒートシンクにおいて、異種金属を接合する場合には、接合の信頼性の観点から、拡散接合が適用されることがある(特許文献1)。拡散接合においては、ヒートシンクと回路基板とを重ね合わせて被処理物を組み立てた後、回路基板をヒートシンク側に押圧しながら被処理物を加熱することにより、金属板とヒートシンクとを接合している。
特開2016−63145号公報
しかし、回路基板におけるセラミックス板の熱膨張係数と、ヒートシンクを構成するアルミニウム材の熱膨張係数とは大きく異なっている。そのため、金属板とヒートシンクとの接合が完了した後に被処理物を冷却すると、セラミックス板とヒートシンクとの収縮量に差が生じる。その結果、拡散接合が完了した後の回路基板付きヒートシンクにおいて、セラミックス板に反り及び残留応力が発生する。
また、拡散接合後の回路基板は、拡散層を介してヒートシンクに拘束されている。そのため、例えば半導体素子のはんだ付作業の際や、半導体素子の発熱等により回路基板及びヒートシンクの温度が上昇した際に、セラミックス板の中心付近に引張応力が生じるとともに、セラミックス板に反りが生じる。そして、これらの引張応力や反りが過度に大きい場合には、セラミックス板に割れが発生するおそれがある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、長期間に亘ってセラミックス板の割れを抑制することができる回路基板付きヒートシンク及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、平板状を呈するベース部を備えたアルミニウム材よりなるヒートシンク本体と、
銅材よりも低い線膨張係数を有し、上記ベース部上に接合された低膨張板と、
上記低膨張板上に接合されたアルミニウム材よりなる中間板と、
上記中間板上に配置された回路基板とを有しており、
上記回路基板は、
上記中間板上に接合された銅材からなる裏面金属層と、
上記裏面金属層上に積層されたセラミックス板と、
上記セラミックス板上に積層された銅材からなる回路金属層とを有しており、
上記ベース部と上記低膨張板との接合部、上記低膨張板と上記中間板との接合部及び上記中間板と上記裏面金属層との接合部は、被接合部材を構成する元素を含む拡散層を有している、回路基板付きヒートシンクにある。
本発明の他の態様は、上記の態様の回路基板付きヒートシンクの製造方法であって、
上記ベース部、上記低膨張板、上記中間板及び上記裏面金属層の表面に存在する自然酸化膜を除去する表面処理を行い、
上記ベース部と、該ベース部上に載置された上記低膨張板と、該低膨張板上に載置された上記中間板と、該中間板と上記裏面金属層とが当接するように載置された上記回路基板とを有する被処理物を組み立て、
上記回路基板を上記ベース部側に押圧しつつ上記被処理物を加熱して、拡散接合により隣り合う部材の境界に一括して上記拡散層を形成する、回路基板付きヒートシンクの製造方法にある。
上記回路基板付きヒートシンク(以下、「ヒートシンク」という。)における上記ベース部上には、上記低膨張板、上記中間板、上記裏面金属層、上記セラミックス板及び上記回路金属層が順次積層されている。即ち、上記ヒートシンクは、上述した積層構造における最も外側に、アルミニウム材からなる上記ベース部と銅材からなる上記回路金属層とが配置されており、その内側に、銅材よりも線膨張係数が低い上記低膨張板と上記セラミックス板とが配置されている。そして、上記低膨張板と上記セラミックス板との間には、アルミニウム材からなる中間板と裏面金属層とが配置されている。
このように、アルミニウム材や銅材からなる層と、これらの材料よりも低い線膨張係数を有する材料からなる層とが対称的に配置された積層構造においては、温度が変化した際に上記セラミックス板に生じる反りの向きが、上記低膨張板に生じる反りの向きとは反対方向となる。そして、両者の反りが相殺される結果、接合完了時の上記セラミックス板の反りを低減するとともに、その後の温度変化によって生じる上記セラミックス板の反りを低減することができる。その結果、長期間に亘ってセラミックス板の割れを抑制することができる。
また、上記の態様の製造方法においては、上述した部品を重ね合わせて上記被処理物を組み立てた後、一括して拡散接合を行う。これにより、上記ヒートシンクを容易に作製することができる。
実施例における、回路基板付きヒートシンクの平面図である。 図1のII−II線矢視断面図である。 実施例5の試験体E2における、低膨張板の外周端縁近傍の一部拡大断面図である。
上記ヒートシンクにおいて、ヒートシンク本体は、平板状を呈するベース部を有している。ベース部の厚み方向における一方側には、拡散層を介して低膨張板が接合されている。また、ベース部の厚み方向における他方側には、ヒートシンク本体とは別体に構成されたピンフィンやプレートフィン、コルゲートフィン等の放熱フィンが取り付けられていてもよい。これらの放熱フィンはヒートシンク本体と一体的に形成することもできる。
上記ベース部の厚みは、上記回路金属層の厚みの1.0〜1.5倍であることが好ましい。このように、回路金属層の厚みとベース部の厚みとを同程度にすることにより、上記セラミックス板に生じる反りと、上記低膨張板に生じる反りとをより効果的に相殺することができる。その結果、上記セラミックス板の反りをより効果的に低減することができる。
セラミックス板の反りをより効果的に低減するためには、ベース部の厚みを回路金属層の厚みに近付けることが好ましい。かかる観点からは、ベース部の厚みを回路金属層の厚みの1.0〜1.3倍とすることがより好ましく、1.0〜1.2倍とすることがさらに好ましい。
また、ヒートシンク本体は、さらに、ベース部の外周端縁から立設され、低膨張板、中間板及び回路基板の周囲に配置された外枠部を有していてもよい。外枠部は、上記ヒートシンクの製造過程において、ベース部上に載置した低膨張板、中間板及び回路基板の位置ずれを容易に抑制することができる。
上記外枠部の高さは、上記回路金属層の高さに対して0.9〜1.1倍であることが好ましい。外枠部の高さを上記特定の範囲とすることにより、上記ヒートシンクを作製する際に、低膨張板等の位置ずれをより抑制することができる。また、回路基板上に半導体素子等を搭載する作業における作業性をより向上させることができる。ここで、外枠部の高さ及び回路金属層の高さは、ベース部における、低膨張板が配置された板面の裏面を基準として計測した高さとする。
外枠部の高さが回路金属層の高さに対して0.9倍未満の場合には、上記ヒートシンクの製造過程において、回路基板等の位置がずれ易くなるおそれがある。外枠部の高さが回路金属層の高さに対して1.1倍を超える場合には、ヒートシンク本体の質量増大を招くおそれがある。また、この場合には、回路基板上に半導体素子等を搭載する作業において、外枠部の存在により作業性が低下するおそれがある。
ヒートシンク本体の材質は、要求される機械的特性や耐食性、加工性等に応じて公知のアルミニウム及びアルミニウム合金の中から適宜選択することができる。
例えば、ヒートシンク本体は、6000系アルミニウム合金から構成されていてもよい。6000系アルミニウム合金は高いクリープ強さを有している。そのため、この場合には、ヒートシンク本体のクリープ変形をより抑制することができる。その結果、上記ヒートシンクの形状の変化をより効果的に抑制することができ、ひいては上記ヒートシンクの信頼性をより向上させることができる。
低膨張板は、拡散層を介してベース部に接合されている。低膨張板の厚みは、上記セラミックス板の厚みの0.5〜2.0倍であることが好ましい。このように、セラミックス板の厚みと低膨張板の厚みとを同程度にすることにより、上記セラミックス板に生じる反りと、上記低膨張板に生じる反りとをより効果的に相殺することができる。その結果、上記セラミックス板の反りを効果的に低減することができる。
セラミックス板の反りをより効果的に低減するためには、低膨張板の厚みをセラミックス板の厚みに近付けることが好ましい。かかる観点からは、低膨張板の厚みをセラミックス板の厚みの1.0〜2.0倍とすることがより好ましく、1.25〜1.75倍とすることがさらに好ましく、1.5〜1.6倍とすることが特に好ましい。
低膨張板及びセラミックス板の線膨張係数は、2〜10ppm/Kであることが好ましい。この場合には、回路基板のセラミックス板と同程度の線膨張係数となるため、セラミックス板に生じる反りと、低膨張板に生じる反りとを効果的に相殺することができる。その結果、セラミックス板の反りを効果的に低減し、セラミックス板の割れを長期間に亘って抑制することができる。セラミックス板の割れをより長期間に亘って抑制する観点からは、低膨張板及びセラミックス板の線膨張係数を2〜9ppm/Kとすることがより好ましく、3〜8ppm/Kとすることがさらに好ましい。
上記特定の範囲の線膨張係数を有する材料としては、例えば、タングステン(W)、タングステン合金、モリブデン(Mo)、モリブデン合金、鉄(Fe)−ニッケル(Ni)36%合金等の金属;タングステンやモリブデン等の線膨張係数の低い金属層と銅層とが積層された積層材料;ダイヤモンド分散複合銅材料やセラミック分散銅材料等の複合材料を採用することができる。
低膨張板は、複数の金属層が積層された多層構造を有していることが好ましい。この場合には、ベース部または中間板に接合される板面にアルミニウム材と容易に拡散接合が可能な金属層を配置することにより、低膨張板による反りの低減効果を得つつ、ベース部及び中間板との拡散接合をより容易に行うことができる。
多層構造を有する低膨張板としては、例えば、タングステンやモリブデン等の線膨張係数の低い金属層の片面または両面に銅層が積層された積層材料を採用することができる。
また、上記低膨張板の線膨張係数は、上記セラミックス板の線膨張係数の0.85〜2.3倍であることがさらに好ましい。この場合には、接合時及び接合後にセラミックス板に生じる応力や反りをより効果的に相殺することができる。その結果、セラミックス板の割れをより長期間に亘って抑制することができる。
セラミックス板の反りをより効果的に低減するためには、低膨張板の線膨張係数をセラミックス板の線膨張係数に近付けることが好ましい。かかる観点からは、低膨張板の線膨張係数をセラミックス板の線膨張係数の1.0〜1.75倍とすることがより好ましく、1.1〜1.5倍とすることがさらに好ましく、1.2〜1.3倍とすることが特に好ましい。
低膨張板の形状は、外枠部の内側に配置可能な形状であれば、特に限定されることはない。例えば、低膨張板は、正方形状あるいは長方形状を呈していてもよい。この場合、低膨張板の厚み方向から視た平面視において、低膨張板の外周端縁における角部が円弧状を呈するように、角部を丸めることもできる。この場合には、接合時及び接合後に生じるセラミックス板の角部への応力集中をより効果的に緩和することができる。その結果、セラミックス板の割れをより長期間に亘って抑制することができる。
また、低膨張板は、格子状の構造を有していてもよい。この場合には、低膨張板をより軽量化することができ、ひいては上記ヒートシンクをより軽量化することができる。
中間板は、拡散層を介して低膨張板に接合されている。中間板は、例えば、純度99.0〜99.85%のアルミニウムから構成されていてもよい。低膨張板の純度を99.0%以上とすることにより、中間板の熱伝導率をより高くすることができる。その結果、上記ヒートシンクの冷却性能をより向上させることができる。一方、低膨張板の純度が過度に高くなると、材料コストの増大を招く。低膨張板の純度を99.85%以下とすることにより、材料コストの増大を回避することができる。
また、中間板は、6000系アルミニウム合金から構成されていてもよい。6000系アルミニウム合金は、高いクリープ強さを有している。そのため、この場合には、セラミックス基板から受ける応力による中間板のクリープ変形をより効果的に抑制することができる。その結果、上記ヒートシンクの形状の変化をより効果的に抑制することができ、ひいては上記ヒートシンクの信頼性をより向上させることができる。
中間板上には回路基板が配置されている。回路基板は、回路金属層、セラミックス板及び裏面金属層が順次積層された3層構造を有している。裏面金属層は、拡散層を介して中間板に接合されている。回路金属層及び裏面金属層としては、公知の銅または銅合金から構成された板材を採用することができる。
回路金属層の厚みと裏面金属層の厚みとは、同一であってもよく、異なっていてもよい。回路金属層の厚み及び裏面金属層の厚みは、0.1〜1.0mmの範囲内であることが好ましい。これらの厚みを0.1mm以上とすることにより、回路基板に搭載された発熱体の熱を効率よく拡散することができる。その結果、ヒートシンクの冷却性能をより向上させることができる。一方、これらの厚みが過度に厚い場合には、寸法精度の低下を招くおそれがある。寸法精度の低下を回避する観点から、回路金属層の厚み及び裏面金属層の厚みは1.0mm以下であることが好ましい。
セラミックス板は、2〜10ppm/Kの線膨張係数を有するセラミックス材料から構成されている。セラミックス板の材質としては、具体的には、アルミナ等の酸化物系セラミックスや、窒化アルミニウム、窒化ケイ素等の窒化物系セラミックスを採用することができる。
上記中間板の外周端縁は上記裏面金属層の外周端縁よりも外方に延出しており、上記低膨張板の外周端縁は上記中間板の外周端縁よりも外方に延出しており、上記中間板の外周端縁及び上記低膨張板の外周端縁は、それぞれ、上記回路基板側に突出した突出部を有していてもよい。この場合には、上記ヒートシンクの製造過程において、低膨張板上に中間板及び回路基板を重ね合わせる際の位置決めをより容易に行うことができる。その結果、上記ヒートシンクをより容易に製造することができる。また、低膨張板と中間板との隙間及び中間板と裏面金属層との隙間を小さくすることができるため、冷却性能の更なる向上という効果も期待することができる。
上記突出部は、中間板及び低膨張板の製造工程中に突出部を形成するための工程を追加することにより、中間板及び低膨張板の外周端縁に積極的に形成されたものであってもよい。また、例えば中間板及び低膨張板の製造過程において生じるバリ等を上記突出部とすることもできる。
即ち、上記ヒートシンクを製造するに当たっては、まず、上述した各構成部品を常法により準備する。ここで、低膨張板及び中間板の準備においては、これらの元板に、所定の寸法となるようにプレス打ち抜き加工を行う、あるいは、シャー切断加工を行うことがある。これらの加工は、生産性が高く、加工コストも低いという利点がある一方、加工後に低膨張板や中間板の外周端縁にバリが発生する。このようなバリは、その後の工程において製造上あるいは品質上のトラブルの原因となるおそれがある。しかし、バリを除去するための加工を追加すると、生産性や加工コストの面での利点が損なわれるおそれがある。
そこで、中間板の外周端縁が裏面金属層の外周端縁よりも外方に延出し、かつ、低膨張板の外周端縁が中間板の外周端縁よりも外方に延出するように、低膨張板及び中間板を作製することにより、これらの問題を回避することができる。この場合には、低膨張板及び中間板のバリを上記突出部として構成し、低膨張板及び中間板のバリと、これらの部品上に積層される部品との接触を回避することができる。その結果、バリによる製造上あるいは品質上のトラブルを回避しつつ、プレス打ち抜き加工等による利点を得ることができる。さらに、この場合には、上述した突出部による作用効果を奏することもできる。
上記の作用効果を十分に得るためには、低膨張板の外周端縁の突出量、即ち、中間板の外周端縁から低膨張板の外周端縁までの距離は、0.1mm以上であればよい。同様に、中間板の外周端縁の突出量、即ち、裏面金属層の外周端縁から中間板の外周端縁までの距離は、0.1mm以上であればよい。
これらの突出量の上限は特に限定されるものではないが、ヒートシンクの小型化の観点からは、突出量を4.0mm以下とすることが好ましい。
また、上記製造方法においては、常法により各部品を準備した後、ベース部、低膨張板、中間板及び裏面金属層の表面に存在する自然酸化膜を除去する表面処理を行う。表面処理としては、例えば、これらの表面を酸により洗浄する方法を適用することができる。自然酸化膜を除去することにより、後の拡散接合の工程において、上記拡散層を容易に形成することができる。
上述の表面処理を行った後、各部品を順次重ね合わせて被処理物を組み立てる。その後、回路基板を上記ベース部側に押圧しつつ被処理物を加熱して拡散接合を行う。上記被処理物を真空中において加熱すると、被接合部材同士が当接している部分において、各部材を構成する原子が相互に拡散する。
この相互拡散により、ベース部と低膨張板との間に、被接合部材を構成する元素、即ち、ベース部を構成する元素と低膨張板を構成する元素との両方を含む拡散層が形成される。また、低膨張板と中間板との間及び中間板と裏面金属層との間にも、上記と同様に、被接合部材を構成する元素を含む拡散層が形成される。以上の結果、拡散接合が完了した状態においては、拡散層を介して隣り合う被接合部材が接合される。
拡散接合における加熱条件は、被接合部材の材質等に応じて公知の条件から適宜選択することができる。例えば、銅材とアルミニウム材との拡散接合を行う場合には、加熱時の真空度を10-1Pa以下、加熱温度を400〜545℃、保持時間を0.5〜6時間とすることができる。
また、上記ヒートシンクの製造に当たっては、ベース部と低膨張板との間、低膨張板と中間板との間または中間板と裏面金属層との間に、必要に応じてインサート金属を介在させ、インサート金属を介して各部品の拡散接合を行ってもよい。この場合には、拡散接合の際に、被接合部材とインサート金属との当接部において、両者を構成する原子が相互に拡散する。
そのため、拡散接合後にインサート金属が残存している場合には、被接合部材とインサート金属との間に、被接合部材を構成する元素とインサート金属を構成する元素との両方を含む拡散層が形成される。また、拡散接合後にインサート金属が消失している場合には、隣り合う被接合部材の間に、被接合部材を構成する元素とインサート金属を構成する元素との両方を含む拡散層が形成される。以上の結果、拡散接合が完了した状態において、拡散層を介して上記各部品が接合される。
インサート金属としては、例えば、金、銀、銅またはチタンなどを用いることができる。これらのインサート金属は、コールドスプレー、イオンプレーティング、真空蒸着またはスパッタリング等により上記各部材の表面に形成してもよく、インサート金属の箔を各部材の間に挟み込んでもよい。インサート金属の厚みは、例えば、0.1〜1.0μmとすることができる。
上記回路基板付きヒートシンクの実施例を、以下に説明する。なお、本発明の回路基板付きヒートシンク及びその製造方法の態様は以下の態様に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲において適宜構成を変更することができる。
(実施例1)
本例のヒートシンク1は、図1及び図2に示すように、ヒートシンク本体2と、低膨張板3と、中間板4と、回路基板5とを有している。図2に示すように、ヒートシンク本体2は、アルミニウム材から構成されており、平板状を呈するベース部21を有している。低膨張板3は、銅材よりも低い線膨張係数を有し、ベース部21上に接合されている。中間板4は、アルミニウム材から構成されており、低膨張板3上に接合されている。
回路基板5は、中間板4上に配置されている。また、回路基板5は、銅材からなり、中間板4上に接合された裏面金属層51と、裏面金属層51上に積層されたセラミックス板52と、銅材からなり、セラミックス板52上に積層された回路金属層53とを有している。ベース部21と低膨張板3との接合部、低膨張板3と中間板4との接合部及び中間板4と裏面金属層51との接合部は、被接合部材を構成する元素を含む拡散層20、30、40を有している。
図1及び図2に示すように、本例のヒートシンク本体2は、ベース部21と、外枠部22と、放熱フィン23とを有している。図1に示すように、ヒートシンク本体2は、ベース部21の厚み方向から視た平面視において、長方形状を呈している。本例のヒートシンク本体2における縦方向(長辺方向)の寸法は110mmであり、横方向(短辺方向)の寸法は90mmである。また、本例のベース部21の厚みは0.4mmである。また、本例のヒートシンク本体2は、JIS A3003合金から構成されている。
図2に示すように、ベース部21における一方の板面211上には、拡散層20を介して低膨張板3が接合されている。また、ベース部21の他方の板面、即ち、低膨張板3が積層されている板面211の裏面212には、多数の放熱フィン23が立設されている。本例の放熱フィン23は、直径1.5mm、高さ10mmの円柱状を呈している。また、放熱フィン23は、ベース部21の厚み方向から視た平面視において、一辺75mmの正方形状の領域内に配置されている。
外枠部22は、ベース部21の外周縁部213に立設されており、図1及び図2に示すように、低膨張板3、中間板4及び回路基板5の周囲に配置されている。
本例においては、ベース部21の裏面212を基準としたときの外枠部22の高さH1は、回路金属層53の高さH2の1.0倍である。具体的には、本例のヒートシンク1における外枠部22の高さH1及び回路金属層53の高さH2は、いずれも3.0mmである。
図2に示すように、ベース部21上には、拡散層20を介して低膨張板3が接合されている。本例の低膨張板3は、厚み0.64mmのニッケル板である。なお、ニッケルの典型的な線膨張係数は13.3ppm/Kであり、銅材の典型的な線膨張係数(16〜17ppm/K)よりも低い線膨張係数を有する。また、拡散層20には、ベース部21を構成するアルミニウムと、低膨張板3を構成するニッケルとが含まれている。
低膨張板3上には、拡散層30を介して中間板4が積層されている。拡散層30には、低膨張板3を構成するニッケルと、中間板4を構成するアルミニウムとが含まれている。
中間板4上には、拡散層40を介して、回路基板5の裏面金属層51が積層されている。本例の回路基板5は、銅材からなる厚み0.4mmの裏面金属層51、窒化ケイ素からなる厚み0.32mmのセラミックス板52及び銅材からなる厚み0.4mmの回路金属層53が順次積層された3層構造を有している。また、拡散層40には、中間板4を構成するアルミニウムと、裏面金属層51を構成する銅とが含まれている。
本例においては、表1に示すように、JIS A3003合金板、純アルミニウム板(純度99.50%)及びJIS A6063合金板のいずれかを中間板4として用い、3種のヒートシンク1(試験体A1〜A3)を作製した。試験体の作製は、以下の方法により行った。
まず、A3003合金の板材に鍛造加工を施して放熱フィン23を立設した。次いで、放熱フィン23を立設した面と反対側の板面に切削加工を施して深さ2.6mmの凹部を形成し、ヒートシンク本体2を作製した。また、厚み0.64mmのニッケル板を裏面金属層51と同じ寸法に切断することにより、低膨張板3を作製した。
厚み0.82mmのA3003合金板、純アルミニウム板及びA6063合金板を低膨張板3と同じ寸法に切断することにより、中間板4を作製した。回路基板5には、市販品を採用した。
次に、これらの部品を希塩酸で3分間洗浄し、ベース部21、低膨張板3、中間板4及び裏面金属層51の表面に存在する自然酸化膜を除去する表面処理を行った。そして、ベース部21上に、低膨張板3、中間板4及び回路基板5をこの順に載置し、被処理物を組み立てた。この被処理物に治具を取り付け、回路基板5をベース部21側に押圧した状態で、真空中で被処理物を450℃まで加熱した。被処理物の温度が450℃に達した後、その温度を1時間保持し、拡散接合により隣り合う被接合部材の境界に一括して拡散層20、30、40を形成した。以上により試験体A1〜A3を作製した。
また、本例においては、試験体A1〜A3との比較のため、回路基板5がベース部21上に直接接合された試験体Rを作製した。試験体Rは、低膨張板3及び中間板4を有しない点以外は、試験体A1〜A3と同一の構成を有している。
これらの試験体A1〜A3及び試験体Rについて、拡散接合後の回路基板5の反り、はんだ付時の回路基板5の反り、冷却性能及び耐久性の評価を行った。
・拡散接合後の回路基板5の反り
拡散接合後の試験体を治具から取り外した後、回路基板5の中央部と外周端部との高さの差を測定し、これを回路基板5の反り量とした。拡散接合後の回路基板5は、ベース部21と回路基板5との積層方向における回路基板5側が凸となるように湾曲していた。拡散接合後の回路基板5の反り量は、表1に示したとおりであった。
・はんだ付時の回路基板5の反り
回路基板5へのはんだ付作業を想定し、試験体を270℃に加熱した状態での回路基板5の反り量を測定した。270℃に加熱された状態においては、回路基板5の反りの向きが加熱前とは逆向きとなり、ベース部21と回路基板5との積層方向におけるベース部21側が凸となるように湾曲していた。この状態での回路基板5の反り量は、表1に示したとおりであった。
・冷却性能
各試験体の放熱フィン23側に水冷ジャケットを取り付け、この水冷ジャケット内に一定の流量で冷媒を流した。そして、回路金属層53上に発熱体を載置し、一定の出力で熱を発生させた。なお、冷媒としてはLLC(Long-Life Coolant)50%を使用し、流量は12L/minとした。また、発熱体の発熱量は800Wとした。
この状態を保持し、定常状態に到達したときの発熱体の温度を計測した。そして、試験体Rにおける発熱体の温度をTr(K)、試験体A1〜A3における発熱体の温度をTs(K)とし、下記の式により、冷却性能の低下率R(%)を算出した。冷却性能の低下率Rは、表1に示した通りであった。
R=(Ts−Tr)/Tr×100
・耐久性
温度サイクル試験機を用い、150℃に30分間保持する加熱ステップと、−50℃に30分間保持する冷却ステップとからなるサイクルを1000サイクル繰り返して温度サイクル試験を行った。温度サイクル試験後の回路基板5の反り量を測定し、温度サイクル試験前の回路基板5の反り量からの変化を算出した。温度サイクル試験による反り量の変化は表1に示した通りであった。
Figure 2018056275
表1から理解できるように、アルミニウム材や銅材からなる層と、これらの材料よりも低い線膨張係数を有する材料からなる層とが対称的に配置された積層構造を有する試験体A1〜A3は、拡散接合後の反り量が小さく、270℃に加熱した際にセラミックス板52の割れは発生しなかった。また、試験体A3は、材料強度の高いA6063合金板を中間板4としたため、温度サイクル試験後の反り量の変化が小さく、特に優れた耐久性を示した。
一方、試験体Rは、低膨張板3を有していないため、270℃に加熱した際にセラミックス板52に割れが発生した。
(実施例2)
本例は、セラミックス板52の材質を種々変更した例である。なお、本実施例以降において用いる符号のうち、既出の実施例において用いた符号と同一のものは、特に説明のない限り、既出の実施例における構成要素等と同様の構成要素等を表す。
本例においては、低膨張板3として、複数の金属層が積層された積層材料を使用した。具体的には、本例の低膨張板3は、厚み0.80mmのモリブデン層の両面に厚み0.05mmの銅層が積層された3層構造を有している。
低膨張板3に上記の積層材料を使用し、中間板4及びセラミックス板52の構成を表2に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法により試験体B1〜B10を作製した。なお、表2中には、低膨張板3の線膨張係数として、その値とともに、セラミックス板52の線膨張係数を1倍としたときの倍率を記載した。
そして、これらの試験体について、実施例1と同様の手順により評価を行った。評価結果は表3に示す通りであった。
Figure 2018056275
Figure 2018056275
本例の低膨張板3は、銅層とモリブデン層とを有する3層構造の積層材料である。銅及びモリブデンは、ニッケルに比べて高い熱伝導率を有している。そのため、試験体B1〜B10は、表2及び表3に示すように、試験体A1〜A3(表1参照)に比べて冷却性能が向上した。
また、これらの試験体のうち、試験体B1〜B3及びB6〜B8は、低膨張板3の線膨張係数がセラミックス板52の線膨張係数の0.85〜2.3倍である。そのため、低膨張板3の線膨張係数が上記の範囲外である試験体A1(表1参照)やB4等に比べて、はんだ付時の回路基板5の反り量を低減することができた。
(実施例3)
本例は、低膨張板3の各金属層の厚みを種々変更した例である。本例においては、ヒートシンク本体2における外枠部22の高さH1を3.5mmに変更し、低膨張板3、中間板4及びセラミックス板52の構成を表4に示すように変更した以外は、実施例2と同様の方法により試験体C1〜C5を作製した。なお、表4中には、低膨張板3の厚みとして、その値とともに、セラミックス板52の厚みを1倍としたときの倍率を記載した。また、中間板4の厚みは、回路金属層53の高さH2が3.5mmとなるように調整されている。
これらの試験体について、実施例1と同様の手順により評価を行った。評価結果は表5に示す通りであった。
Figure 2018056275
Figure 2018056275
試験体C1〜C5は、低膨張板3の線膨張係数がセラミックス板52の線膨張係数の0.7〜2.0倍であるため、はんだ付時の反り量を、試験体B1〜B10(表3参照)と同等以上に抑制することができた。
また、表4及び表5に示したように、試験体C1、C2及びC4は、低膨張板3の厚みがセラミックス板52の厚みの0.5〜2.0倍である。そのため、これらの試験体は、セラミックス板52の厚みが上記の範囲外である試験体C3等よりもさらに回路基板5の反り量を低減することができた。
(実施例4)
本例は、ベース部21の厚みを種々変更した例である。本例においては、低膨張板3として厚み1.0mmのモリブデン板(線膨張係数5.0ppm/K)、セラミックス板52として厚み0.64mmの窒化アルミニウム板(線膨張係数4.5ppm/K)を採用し、ヒートシンク本体2及び中間板4の構成を表6に示すように変更した。また、モリブデンについては、60℃以上の湯洗により表面に存在する自然酸化膜を除去することができる。そのため、本例においては、希塩酸に替えて、60℃以上の湯により低膨張板3を3分間洗浄した。これらの点以外は、実施例1と同様の方法により試験体D1〜D5を作製した。なお、本例の低膨張板3は、表6中には、ベース部21の厚みとして、その値とともに、回路金属層53の厚みを1倍としたときの倍率を記載した。また、中間板4の厚みは、回路金属層53の高さH2が3.5mmとなるように調整されている。
これらの試験体について、実施例1と同様の手順により評価を行った。評価結果は表7に示す通りであった。
Figure 2018056275
Figure 2018056275
試験体D1〜D5は、低膨張板3の線膨張係数がセラミックス板52の線膨張係数の0.85〜2.3倍であるため、はんだ付時の反り量を試験体B1〜B10(表3参照)と同等以上に抑制することができた。
また、表6及び表7に示したように、試験体D2〜D4は、ベース部21の厚みが回路金属層53の厚みの1.0〜1.5倍である。そのため、これらの試験体は、ベース部21の厚みが上記の範囲外である試験体D1等よりもさらに回路基板5の反り量を低減することができた。
(実施例5)
本例は、突出部31、41を備えた低膨張板305及び中間板405を有するヒートシンク105の例である。本例においては、以下のようにして試験体E1及びE2を作製した。
まず、A6063合金の板材に鍛造加工を施して放熱フィン23を立設し、次いで、放熱フィン23を立設した面と反対側の板面に切削加工を施して深さ2.6mmの凹部を形成することにより、ヒートシンク本体2を作製した。次に、厚み0.82mmの純アルミニウム板にプレス打ち抜き加工を施して中間板4、405を作製するとともに、厚み1.0mmのモリブデン板にプレス打ち抜き加工を施して低膨張板3、305を作製した。
より具体的には、試験体E1に用いる中間板4及び低膨張板3については、裏面金属層51と同じ寸法となるようにプレス打ち抜き加工を行った。一方、試験体E2に用いる中間板405については、裏面金属層51よりもわずかに寸法が大きくなるようにプレス打ち抜き加工を行った。また、試験体E2に用いる低膨張板305については、中間板405よりもわずかに寸法が大きくなるようにプレス打ち抜き加工を行った。これらのプレス打ち抜き加工により、本例の中間板4、405及び低膨張板3、305の外周端縁にバリが形成された。
回路基板5としては、市販品を採用した。
各部品を酸または60℃以上の湯により洗浄して表面に存在する自然酸化膜を除去した後、試験体E1については、ベース部21上に、低膨張板3、中間板4及び回路基板5をこの順に載置し、被処理物を組み立てた(図示略)。
一方、試験体E2については、図3に示すように、バリがベース部21と回路基板5との積層方向における回路基板5側に突出するようにして、低膨張板305、中間板405及び回路基板5を順次重ね合わせて被処理物を組み立てた。その後、実施例1と同様の方法により拡散接合を行い、試験体E1及びE2を作製した。
拡散接合後の試験体E2は、図3に示すように、中間板405の外周端縁411が裏面金属層51の外周端縁511よりも外方に延出するとともに、低膨張板305の外周端縁311が中間板405の外周端縁411よりも外方に延出していた。また、中間板405の外周端縁411及び低膨張板305の外周端縁311は、それぞれ、回路基板5側に突出した突出部31、41を有していた。
より具体的には、中間板405の外周端縁411は、裏面金属層51の外周端縁511よりも0.1mm外方に延出していた。また、低膨張板305の外周端縁311は、中間板405の外周端縁411よりも0.1mm外方に延出していた。また、突出部31、41は、プレス打ち抜き加工の際に低膨張板305及び中間板405の外周端縁311、411に形成されたバリである。
以上により得られた試験体E1及びE2を用い、実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果は、表8に示した通りであった。
Figure 2018056275
表8に示したように、試験体E1及びE2は、低膨張板3の線膨張係数がセラミックス板52の線膨張係数の0.85〜2.3倍であるため、はんだ付時の反り量を、試験体B1〜B10(表3参照)と同等以上に抑制することができた。さらに、試験体E2は、図3に示すように、低膨張板305及び中間板405の突出部31、41が、これらの上部に積層される材料と接触することなく、ベース部21と回路基板5との積層方向における回路基板5側に突出している。そのため、試験体E1に比べて、低膨張板305と中間板405との隙間及び中間板405と裏面金属層51との隙間を小さくすることができた。以上の結果、試験体E2は、試験体E1に比べて冷却性能を向上させることができたと考えられる。
1、105 回路基板付きヒートシンク
2 ヒートシンク本体
20 拡散層
21 ベース部
3、305 低膨張板
30 拡散層
4、405 中間板
40 拡散層
5 回路基板
51 裏面金属層
52 セラミックス板
53 回路金属層

Claims (11)

  1. 平板状を呈するベース部を備えたアルミニウム材よりなるヒートシンク本体と、
    銅材よりも低い線膨張係数を有し、上記ベース部上に接合された低膨張板と、
    上記低膨張板上に接合されたアルミニウム材よりなる中間板と、
    上記中間板上に配置された回路基板とを有しており、
    上記回路基板は、
    上記中間板上に接合された銅材からなる裏面金属層と、
    上記裏面金属層上に積層されたセラミックス板と、
    上記セラミックス板上に積層された銅材からなる回路金属層とを有しており、
    上記ベース部と上記低膨張板との接合部、上記低膨張板と上記中間板との接合部及び上記中間板と上記裏面金属層との接合部は、被接合部材を構成する元素を含む拡散層を有している、回路基板付きヒートシンク。
  2. 上記中間板は、純度99.0〜99.85%のアルミニウムから構成されている、請求項1に記載の回路基板付きヒートシンク。
  3. 上記中間板は、6000系アルミニウム合金から構成されている、請求項1に記載の回路基板付きヒートシンク。
  4. 上記低膨張板の厚みは、上記セラミックス板の厚みの0.5〜2.0倍である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンク。
  5. 上記低膨張板の線膨張係数は、上記セラミックス板の線膨張係数の0.85〜2.3倍である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンク。
  6. 上記ベース部の厚みは、上記回路金属層の厚みの1.0〜1.5倍である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンク。
  7. 上記ヒートシンク本体は、6000系アルミニウム合金から構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンク。
  8. 上記低膨張板は、複数の金属層が積層された多層構造を有している、請求項1〜7のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンク。
  9. 上記中間板の外周端縁は上記裏面金属層の外周端縁よりも外方に延出しており、上記低膨張板の外周端縁は上記中間板の外周端縁よりも外方に延出しており、上記中間板の外周端縁及び上記低膨張板の外周端縁は、それぞれ、上記回路基板側に突出した突出部を有している、請求項1〜8のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンク。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンクの製造方法であって、
    上記ベース部、上記低膨張板、上記中間板及び上記裏面金属層の表面に存在する自然酸化膜を除去する表面処理を行い、
    上記ベース部と、該ベース部上に載置された上記低膨張板と、該低膨張板上に載置された上記中間板と、該中間板と上記裏面金属層とが当接するように載置された上記回路基板とを有する被処理物を組み立て、
    上記回路基板を上記ベース部側に押圧しつつ上記被処理物を加熱して、拡散接合により隣り合う被接合部材の境界に一括して上記拡散層を形成する、回路基板付きヒートシンクの製造方法。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンクの製造方法であって、
    上記ベース部、上記低膨張板、上記中間板及び上記裏面金属層の表面に存在する自然酸化膜を除去する表面処理を行い、
    上記ベース部と、該ベース部上に配置された上記低膨張板と、該低膨張板上に配置された上記中間板と、該中間板上に配置された上記回路基板とを有するとともに、上記ベース部と上記低膨張板との間、上記低膨張板と上記中間板との間及び上記中間板と上記裏面金属層との間のうち少なくとも1か所にインサート金属を介在させた被処理物を組み立て、
    上記回路基板を上記ベース部側に押圧しつつ上記被処理物を加熱して、拡散接合により一括して上記拡散層を形成する、回路基板付きヒートシンクの製造方法。
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