JP2018053000A - 油性インクジェットインク - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッドノズルからのインクの不吐出や吐出されたインク滴の飛行曲りなどの吐出不良を低減することが可能な油性インクジェットインクを提供する。【解決手段】色材と、非水系溶剤と、分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩と、を含む、油性インクジェットインク。【選択図】なし
Description
本発明の実施形態は、油性インクジェットインクに関する。
インクジェット記録方式は、流動性の高いインクジェットインクを微細なノズルから液滴として噴射し、ノズルに対向して置かれた記録媒体に画像を記録するものであり、低騒音で高速印字が可能であることから、近年急速に普及している。
このようなインクジェット記録方式に用いられるインクとして、水を主溶媒として含有する水性インク、重合性モノマーを主成分として高い含有量で含有する紫外線硬化型インク(UVインク)、ワックスを主成分として高い含有量で含有するホットメルトインク(固体インク)とともに、非水系溶剤を主溶媒として含有する、いわゆる非水系インクが知られている。非水系インクは、主溶媒が揮発性有機溶剤であるソルベントインク(溶剤系インク)と、主溶媒が低揮発性あるいは不揮発性の有機溶剤である油性インク(オイル系インク)に分類できる。ソルベントインクは主に有機溶剤の蒸発によって記録媒体上で乾燥するのに対して、油性インクは記録媒体への浸透が主となって乾燥する。
このようなインクジェット記録方式に用いられるインクとして、水を主溶媒として含有する水性インク、重合性モノマーを主成分として高い含有量で含有する紫外線硬化型インク(UVインク)、ワックスを主成分として高い含有量で含有するホットメルトインク(固体インク)とともに、非水系溶剤を主溶媒として含有する、いわゆる非水系インクが知られている。非水系インクは、主溶媒が揮発性有機溶剤であるソルベントインク(溶剤系インク)と、主溶媒が低揮発性あるいは不揮発性の有機溶剤である油性インク(オイル系インク)に分類できる。ソルベントインクは主に有機溶剤の蒸発によって記録媒体上で乾燥するのに対して、油性インクは記録媒体への浸透が主となって乾燥する。
ところで、非水系インクジェットインクの劣化等によって、インク中に酸性腐食性物質が発生すると、インクのpHが酸性に傾き、ヘッドノズル部材が侵食されて、ノズルからのインクの不吐出や飛行曲りなどの吐出不良を引き起こし、画像不良の原因となる場合がある。
特許文献1では、非水系インクジェットインクにおいて、このような酸性腐食性物質の発生によってインクのpHが酸性へシフトし、ヘッドノズル部材が浸食されることを防止する技術として、非水系インクジェット用インクに、pH調整剤としてアミン化合物を加えることが提案されている。
特許文献1では、非水系インクジェットインクにおいて、このような酸性腐食性物質の発生によってインクのpHが酸性へシフトし、ヘッドノズル部材が浸食されることを防止する技術として、非水系インクジェット用インクに、pH調整剤としてアミン化合物を加えることが提案されている。
また、一般に、非水系インクジェットインクを長期間使用すると、インクジェットヘッドのノズル近傍に固形異物が付着し、ノズルからのインクの不吐出やインク滴の飛行曲がり等の、吐出不良を誘発する場合がある。
特許文献2では、ノズルの目詰まりを抑制する技術として、非水系インクジェット用インクに、ポリヒドロキシステアリン酸アルキルアミドアミン塩を加えることが提案されている。
特許文献2では、ノズルの目詰まりを抑制する技術として、非水系インクジェット用インクに、ポリヒドロキシステアリン酸アルキルアミドアミン塩を加えることが提案されている。
特許文献1では、吐出不良の原因の1つとなるノズル部材の浸食を防止するために、インクに、pH調整剤としてアミン化合物を添加することが提案されている。しかし、インクへのアミン化合物の添加は、インクのpHを大きく変化させるため、経時により、粘度変化または異物の発生を起こすなど、インクの貯蔵安定性に悪影響を及ぼす場合がある。
吐出不良を低減することが可能な油性インクジェットインクがさらに求められている。
吐出不良を低減することが可能な油性インクジェットインクがさらに求められている。
本発明の一目的は、ヘッドノズルからのインクの不吐出や吐出されたインク滴の飛行曲りなどの吐出不良を低減することが可能な、油性インクジェットインクを提供することである。
本発明の一側面は、下記の油性インクジェットインクに関する。
<1> 色材と、非水系溶剤と、分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩と、を含む、油性インクジェットインク。
<2> 前記アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量が500以上である、<1>に記載の油性インクジェットインク。
<2> 前記アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量が500以上である、<1>に記載の油性インクジェットインク。
<3> 前記アルキルベンゼンスルホン酸塩が、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む、<1>又は<2>に記載の油性インクジェットインク。
<4> 前記アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量が、油性インクジェットインク総量に対して、0.05質量%〜5質量%である、<1>〜<3>のいずれか1項に記載の油性インクジェットインク。
<4> 前記アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量が、油性インクジェットインク総量に対して、0.05質量%〜5質量%である、<1>〜<3>のいずれか1項に記載の油性インクジェットインク。
本発明によれば、ヘッドノズルからのインクの不吐出や吐出されたインク滴の飛行曲りなどの吐出不良を低減することが可能な油性インクジェットインクを提供することができる。
以下に、本発明の一実施形態を説明するが、本発明が下記の実施形態に限定されることはない。
実施形態の油性インクジェットインク(以下、「インク」または「油性インク」という場合もある。)は、色材と、非水系溶剤と、分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩と、を含む。
以下、実施形態のインクに含まれる成分、調製方法、物性について説明する。
実施形態において、油性インクジェットインクは、分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩を含有する。
アルキルベンゼンスルホン酸塩は、一般にアニオン性界面活性剤として用いられるが、驚くべきことに分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩を油性インクジェットインク中に用いることで、ヘッドノズルからのインクの不吐出や吐出されたインク滴の飛行曲りなどの吐出不良を低減できることが判明した。
アルキルベンゼンスルホン酸塩は、一般にアニオン性界面活性剤として用いられるが、驚くべきことに分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩を油性インクジェットインク中に用いることで、ヘッドノズルからのインクの不吐出や吐出されたインク滴の飛行曲りなどの吐出不良を低減できることが判明した。
油性インクジェットインクでは、吸水、吸湿、又はインクに含まれる樹脂の分解によって、インク中に酸性腐食性物質である有機酸が発生し、これによりインクのpHが酸性に傾くと、ヘッドノズル部材の侵食が引き起こされて、インクのノズルからの不吐出やインク液滴の飛行曲り等の吐出不良の原因となる。
また、油性インクジェットインクには、後述するように、例えば脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤等の非水系溶剤が、好ましく用いられる。例えば、インク中に含まれる脂肪酸、又はアルコールの酸化、又はエステルの加水分解後の酸化によって発生した脂肪酸と、インク中に不純物として含まれるCa、Mgなどの2価金属の塩とが反応して脂肪酸塩を生成すると、これがノズル近傍に固形物として析出することで、インクのノズルからの不吐出やインク液滴の飛行曲り等の吐出不良の原因となる。
また、油性インクジェットインクには、後述するように、例えば脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤等の非水系溶剤が、好ましく用いられる。例えば、インク中に含まれる脂肪酸、又はアルコールの酸化、又はエステルの加水分解後の酸化によって発生した脂肪酸と、インク中に不純物として含まれるCa、Mgなどの2価金属の塩とが反応して脂肪酸塩を生成すると、これがノズル近傍に固形物として析出することで、インクのノズルからの不吐出やインク液滴の飛行曲り等の吐出不良の原因となる。
実施形態の油性インクジェットインクにおいて、非水系溶剤中に溶解した分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩は、ヘッドノズル部材の浸食やノズル近傍への固形物の付着の原因となる、脂肪酸などの「有機酸」や、有機酸と金属塩の反応場となる「水」を包み込み、乳化、可溶化または分散する作用を有する。このため、有機酸により引き起こされるヘッドノズル部材の浸食や、有機酸と金属塩との反応による脂肪酸塩の生成とこれによる固形物のノズル近辺での析出を防ぐことが可能となる。これにより、インクのノズルからの不吐出や吐出されたインク滴の飛行曲りなどの吐出不良を低減することができる。
また、アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量が大きい場合、分子量の小さいアルキルベンゼンスルホン酸塩に比較して、油への溶解性に優れる傾向があり、インクとした場合に貯蔵安定性に悪影響を与えにくい。このため、分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩を用いた場合には、インクの良好な貯蔵安定性を得ることも可能である。
また、アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量が大きい場合、分子量の小さいアルキルベンゼンスルホン酸塩に比較して、油への溶解性に優れる傾向があり、インクとした場合に貯蔵安定性に悪影響を与えにくい。このため、分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩を用いた場合には、インクの良好な貯蔵安定性を得ることも可能である。
また、アルキルベンゼンスルホン酸塩は、そのスルホ基がヘッド部材の金属表面に吸着し、生成した有機酸や水と金属表面を有するヘッド部材との接触を防ぐ作用も有する。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩は、アルキル基が分岐している分岐型アルキルベンゼンスルホン酸塩であっても、アルキル基が直鎖状である直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸塩であってもよい。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、バリウム塩、カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩などが挙げられるが、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩がさらに好ましい。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩としては、例えば、合成品を用いてもよく、天然由来の石油系アルキルベンゼンスルホン酸塩を用いてもよい。石油系アルキルベンゼンスルホン酸塩は、石油精製の際に副成する石油と硫酸との反応物である炭化水素のスルホン酸塩の混合物である。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩の好ましい例としては、例えば、分子量450以上の石油系アルキルベンゼンスルホン酸塩、より好ましくは石油系アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが挙げられる。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、バリウム塩、カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩などが挙げられるが、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩がさらに好ましい。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩としては、例えば、合成品を用いてもよく、天然由来の石油系アルキルベンゼンスルホン酸塩を用いてもよい。石油系アルキルベンゼンスルホン酸塩は、石油精製の際に副成する石油と硫酸との反応物である炭化水素のスルホン酸塩の混合物である。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩の好ましい例としては、例えば、分子量450以上の石油系アルキルベンゼンスルホン酸塩、より好ましくは石油系アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが挙げられる。
アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量は、吐出不良の低減、及び、貯蔵安定性の観点から、450以上が好ましく、460以上がより好ましく、465以上がさらに好ましく、480以上がさらに好ましく、500以上がさらに好ましい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量が大きいほど、アルキルベンゼンスルホン酸塩は、有機酸や水を包み込みインク中に可溶化しやすい。これにより、ヘッドノズルの浸食及びノズル近傍での固形物の付着がいっそう低減され、吐出不良がいっそう低減され得る。
アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量は、インク粘度の観点から、例えば、1000以下であることが好ましく、800以下がより好ましい。アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量は、例えば、500以下であってもよい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量が大きいほど、アルキルベンゼンスルホン酸塩は、有機酸や水を包み込みインク中に可溶化しやすい。これにより、ヘッドノズルの浸食及びノズル近傍での固形物の付着がいっそう低減され、吐出不良がいっそう低減され得る。
アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量は、インク粘度の観点から、例えば、1000以下であることが好ましく、800以下がより好ましい。アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量は、例えば、500以下であってもよい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量は、石油系アルキルベンゼンスルホン酸塩の場合には、重量平均分子量である。重量平均分子量は、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)を用いてポリスチレン換算で得られた値である。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩の具体例としては、例えば、株式会社MORESCO製「スルホール500」(重量平均分子量540)、「スルホール465」(重量平均分子量465)などが挙げられ、なかでも、油性インクの吐出性能の観点から「スルホール500」が好ましい。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩は、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩のインク中の含有量は、吐出不良改善の観点から、インク総量に対して、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましい。また、アルキルベンゼンスルホン酸のインク中の含有量は、貯蔵安定性の観点から、インク総量に対して、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましい。
実施形態の油性インクジェットインクは色材を含有する。色材は、特に限定されず、顔料であっても染料であってもよい。
顔料としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、多環式顔料及び染付レーキ顔料等の有機顔料並びに無機顔料の何れも用いることができる。アゾ顔料としては、溶性アゾレーキ顔料、不溶性アゾ顔料及び縮合アゾ顔料等が挙げられる。フタロシアニン顔料としては、金属フタロシアニン顔料及び無金属フタロシアニン顔料等が挙げられる。多環式顔料としては、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、チオインジゴ系顔料、アンスラキノン系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料及びジケトピロロピロール(DPP)等が挙げられる。無機顔料としては、代表的にはカーボンブラック及び酸化チタン等が挙げられる。これらの顔料は単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
顔料の平均粒径は、分散性と保存安定性の観点から300nm以下であることが好ましく、200nm以下であることがさらに好ましい。ここで、顔料の平均粒径は、(株)堀場製作所製の動的光散乱式粒度分布測定装置LB−500により測定された体積基準の値である。
色材として顔料を用いる場合、インク中の顔料の含有量は、インク総量に対して0.01〜20質量%であることが好ましく、印刷濃度とインク粘度の観点から1〜15質量%であることがより好ましく、3〜10質量%であることが一層好ましい。
色材として顔料を用いる場合、インク中の顔料の含有量は、インク総量に対して0.01〜20質量%であることが好ましく、印刷濃度とインク粘度の観点から1〜15質量%であることがより好ましく、3〜10質量%であることが一層好ましい。
インク中における顔料の分散を良好にするために、顔料分散剤を含有することが好ましい。顔料分散剤としては、顔料を非水系溶剤に安定して分散できるものであれば特に限定されないが、例えば、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、ビニルピロリドンと長鎖アルケンとの共重合体、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリエステルポリアミン等が好ましく用いられる。
顔料分散剤の市販品としては、アイ・エス・ピー・ジャパン株式会社製「アンタロンV216(ビニルピロリドン・ヘキサデセン共重合体)」(商品名)、日本ルーブリゾール株式会社製「ソルスパース13940(ポリエステルアミン系)、16000、17000、18000(脂肪酸アミン系)、11200、24000、28000」(いずれも商品名)、BASFジャパン株式会社製「エフカ400、401、402、403、450、451、453(変性ポリアクリレート)、46、47、48、49、4010、4055(変性ポリウレタン)」(いずれも商品名)、楠本化成株式会社製「ディスパロンKS−860、KS−873N4(ポリエステルのアミン塩)」(いずれも商品名)、第一工業製薬株式会社製「ディスコール202、206、OA−202、OA−600(多鎖型高分子非イオン系)」(いずれも商品名)等が挙げられる。
顔料分散剤は、例えば、顔料1に対し0.2〜1.0の質量比で含まれていることが好ましい。顔料分散剤のインク総量における含有量としては、0.5〜15質量%であることが好ましく、1〜5質量%であることがより好ましい。
さらに、インク中における顔料の分散を良好にするために、顔料誘導体を含有してもよい。顔料誘導体としては、顔料骨格に極性官能基が導入されたものであればよい。顔料誘導体としては、例えば、フタロシアニン系、アゾ系、アントラキノン系、キナクリドン系等の顔料の骨格に、カルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基、ニトロ基、酸アミド基、カルボニル基、カルバモイル基、フタルイミド基、スルホニル基等の官能基を付加したもの、及びその塩等を好ましく用いることができる。
染料としては、アゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、キサンテン染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、フタロシアニン染料、金属フタロシアニン染料等の油溶性染料を挙げることができる。これらの染料は単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
色材として染料を用いる場合、インク中の染料の含有量は、インク総量に対して、0.01〜10質量%であることが好ましく、印刷濃度とインク粘度の観点から2〜8質量%であることがより好ましく、3〜5質量%であることが一層好ましい。
実施形態の非水系インクジェットインクは非水系溶剤を含む。
非水系溶剤としては、非極性有機溶剤及び極性有機溶剤の何れも使用できる。これらは、単独で使用してもよく、組み合わせて使用することもできる。なお、本発明において、非水系溶剤としては、1気圧20℃において同容量の水と均一に混合しない非水溶性有機溶剤を用いることが好ましい。
非水系溶剤としては、非極性有機溶剤及び極性有機溶剤の何れも使用できる。これらは、単独で使用してもよく、組み合わせて使用することもできる。なお、本発明において、非水系溶剤としては、1気圧20℃において同容量の水と均一に混合しない非水溶性有機溶剤を用いることが好ましい。
非極性有機溶剤としては、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素溶剤、芳香族炭化水素溶剤等の石油系炭化水素溶剤を好ましく挙げることができる。脂肪族炭化水素溶剤及び脂環式炭化水素溶剤としては、パラフィン系、イソパラフィン系、ナフテン系等の非水系溶剤を挙げることができ、市販品としては、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、カクタスノルマルパラフィンN−10、カクタスノルマルパラフィンN−11、カクタスノルマルパラフィンN−12、カクタスノルマルパラフィンN−13、カクタスノルマルパラフィンN−14、カクタスノルマルパラフィンN−15H、カクタスノルマルパラフィンYHNP、カクタスノルマルパラフィンSHNP、アイソゾール300、アイソゾール400、テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、AFソルベント4号、AFソルベント5号、AFソルベント6号、AFソルベント7号、ナフテゾール160、ナフテゾール200、ナフテゾール220(いずれもJX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名);アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、アイソパーM、エクソールD40、エクソールD60、エクソールD80、エクソールD95、エクソールD110、エクソールD130(いずれも東燃ゼネラル石油株式会社製の商品名)等を好ましく挙げることができる。芳香族炭化水素溶剤としては、グレードアルケンL、グレードアルケン200P(いずれもJX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名)、ソルベッソ100、ソルベッソ150、ソルベッソ200、ソルベッソ200ND(いずれも東燃ゼネラル石油株式会社製の商品名)等を好ましく挙げることができる。石油系炭化水素溶剤の蒸留初留点は、100℃以上であることが好ましく、150℃以上であることがより好ましく、200℃以上であることがいっそう好ましい。蒸留初留点はJIS K0066「化学製品の蒸留試験方法」に従って測定することができる。
極性有機溶剤としては、脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤等を好ましく挙げることができる。例えば、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸ヘキシル、パルミチン酸イソオクチル、パルミチン酸イソステアリル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、オレイン酸ヘキシル、リノール酸メチル、リノール酸エチル、リノール酸イソブチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキシル、ステアリン酸イソオクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ピバリン酸2−オクチルデシル、大豆油メチル、大豆油イソブチル、トール油メチル、トール油イソブチル等の1分子中の炭素数が13以上、好ましくは16〜30の脂肪酸エステル系溶剤;イソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、イソエイコシルアルコール、デシルテトラデカノール等の1分子中の炭素数が6以上、好ましくは12〜20の高級アルコール系溶剤;ラウリン酸、イソミリスチン酸、パルミチン酸、イソパルミチン酸、α−リノレン酸、リノール酸、オレイン酸、イソステアリン酸等の1分子中の炭素数が12以上、好ましくは14〜20の高級脂肪酸系溶剤等が挙げられる。脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤等の極性有機溶剤の沸点は、150℃以上であることが好ましく、200℃以上であることがより好ましく、250℃以上であることがさらに好ましい。なお、沸点が250℃以上の非水系溶剤には、沸点を示さない非水系溶剤も含まれる。
これらの非水系溶剤は、単独で使用してもよく、単一の相を形成する限り2種以上を組み合わせて使用することもできる。また、使用する非水系溶剤と単一相を形成できる範囲で他の有機溶剤を含ませてもよい。
インクジェットヘッドからの溶剤の揮発を抑制して、溶剤揮発によるインク粘度上昇などによる吐出性への悪影響を低減する観点からは、油性インクジェットインクに含まれる非水系溶剤としては、沸点または蒸留初留点が比較的高い溶剤(例えば、沸点または蒸留初留点が150℃以上)が好ましい。
実施形態において、非水系溶剤は、とくに限定されないが、インクの貯蔵安定性、及び、インクの吐出性能の観点から、例えば、脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、及び石油炭化水素系溶剤が好ましい。
実施形態において、非水系溶剤は、とくに限定されないが、インクの貯蔵安定性、及び、インクの吐出性能の観点から、例えば、脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、及び石油炭化水素系溶剤が好ましい。
非水系溶剤の含有量としては、インク全量に対し、60質量%以上であることが好ましく、70〜95質量%であることが好ましく、85〜93質量%であることが一層好ましい。
実施形態の油性インクジェットインクにおいては、さらに、本発明の効果を阻害しない範囲内で、当該分野において通常用いられている各種添加剤を必要に応じて含ませることができる。
添加剤としては、例えば、界面活性剤、酸化防止剤等が挙げられる。界面活性剤としては、例えばアニオン性、カチオン性、両性、もしくはノニオン性の界面活性剤が挙げられ、酸化防止剤としては、例えばジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、トコフェロール、ブチルヒドロキシアニソール、及びノルジヒドログアヤレチック酸等が挙げられる。
添加剤としては、例えば、界面活性剤、酸化防止剤等が挙げられる。界面活性剤としては、例えばアニオン性、カチオン性、両性、もしくはノニオン性の界面活性剤が挙げられ、酸化防止剤としては、例えばジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、トコフェロール、ブチルヒドロキシアニソール、及びノルジヒドログアヤレチック酸等が挙げられる。
実施形態の油性インクジェットインクの調製方法はとくに限定されない。
実施形態の油性インクジェットインクは、色材が顔料である場合には、例えば、全成分を一括または分割して混合及び分散させて製造することができる。例えば、顔料と顔料分散剤と有機溶剤とを含む顔料分散体をまず調製し、さらに有機溶剤およびその他の任意の成分を加えて製造することができる。あるいは、すべての配合成分を、一度に混合させてもよい。分散手段としては、例えば、ボールミル、ビーズミル等を用いることができる。分散後、所望により、メンブレンフィルター等のろ過機を通してもよい。
インクは、色材が染料である場合には、例えば、全成分を混合して製造することができる。
実施形態の油性インクジェットインクは、色材が顔料である場合には、例えば、全成分を一括または分割して混合及び分散させて製造することができる。例えば、顔料と顔料分散剤と有機溶剤とを含む顔料分散体をまず調製し、さらに有機溶剤およびその他の任意の成分を加えて製造することができる。あるいは、すべての配合成分を、一度に混合させてもよい。分散手段としては、例えば、ボールミル、ビーズミル等を用いることができる。分散後、所望により、メンブレンフィルター等のろ過機を通してもよい。
インクは、色材が染料である場合には、例えば、全成分を混合して製造することができる。
実施形態において、インクジェット記録装置に用いる場合の油性インクジェットインクの粘度は、吐出ヘッドのノズル径や吐出環境等によってその適性範囲は異なるが、一般に、23℃において1〜30mPa・sであることが好ましく、5〜15mPa・sであることがより好ましい。ここで粘度は、23℃における値を表す。
実施形態の油性インクジェットインクを使用した印刷物の製造方法は、特に限定されない。実施形態の印刷物の製造方法は、例えば、実施形態の油性インクジェットインクを、インクジェット記録方式により、記録媒体に付与することを含む方法であることが好ましい。使用するインクジェット記録装置は、ピエゾ方式、静電方式、サーマル方式など、いずれの方式のものであってもよい。インクジェット記録装置を用いる場合は、例えば、デジタル信号に基づいてインクジェットヘッドから実施形態のインクを吐出させ、吐出されたインク液滴を記録媒体に付着させるようにしてもよい。
実施形態において、記録媒体は、特に限定されるものではなく、普通紙、コート紙、特殊紙等の印刷用紙、布、無機質シート、フィルム、OHPシート等、これらを基材として裏面に粘着層を設けた粘着シート等を用いることができる。これらの中でも、インクの浸透性の観点から、普通紙、コート紙等の印刷用紙を好ましく用いることができる。
ここで、普通紙とは、通常の紙の上にインクの受容層やフィルム層等が形成されていない紙である。普通紙の一例としては、上質紙、中質紙、PPC用紙、更紙、再生紙等を挙げることができる。普通紙は、数μm〜数十μmの太さの紙繊維が数十から数百μmの空隙を形成しているため、インクが浸透しやすい紙となっている。
また、コート紙としては、マット紙、光沢紙、半光沢紙等のインクジェット用コート紙や、いわゆる塗工印刷用紙を好ましく用いることができる。ここで、塗工印刷用紙とは、従来から凸版印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等で使用されている印刷用紙であって、上質紙や中質紙の表面にクレーや炭酸カルシウム等の無機顔料と、澱粉等のバインダーを含む塗料により塗工層を設けた印刷用紙である。塗工印刷用紙は、塗料の塗工量や塗工方法により、微塗工紙、上質軽量コート紙、中質軽量コート紙、上質コート紙、中質コート紙、アート紙、キャストコート紙等に分類される。
実施形態において、分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩を含む組成物を油性インクジェットインク用吐出改善剤として使用することができる。油性インクジェットインク用吐出改善剤は、分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩を含むが、必要に応じて他の成分を含んでもよい。分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩については、上述の油性インクジェットインクにおける記載が適用される。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[インクの調製]
実施例1〜6、8、9及び比較例1〜4について、表1に示す成分を、表1に示す含有率(質量%)となるように混合し、調合液を調製した。得られた調合液をダイノーミルKDL(株式会社シンマルエンタープライゼス社製)で、滞留時間12分で分散した。得られた混合物を3.0μmのメンブランフィルターで濾過して、実施例1〜6、8、9及び比較例1〜4それぞれの油性インクジェットインクを得た。実施例1〜6、8、9及び比較例1〜4のインクは、色材として顔料を含むインクである。
実施例7について、表1に示す成分を、表1に示す含有率(質量%)となるように混合し、調合液を調製し、撹拌して得られた混合物を、3.0μmのメンブランフィルターで濾過して、実施例7の油性インクジェットインクを得た。実施例7のインクは、色材として染料を含むインクである。
実施例1〜6、8、9及び比較例1〜4について、表1に示す成分を、表1に示す含有率(質量%)となるように混合し、調合液を調製した。得られた調合液をダイノーミルKDL(株式会社シンマルエンタープライゼス社製)で、滞留時間12分で分散した。得られた混合物を3.0μmのメンブランフィルターで濾過して、実施例1〜6、8、9及び比較例1〜4それぞれの油性インクジェットインクを得た。実施例1〜6、8、9及び比較例1〜4のインクは、色材として顔料を含むインクである。
実施例7について、表1に示す成分を、表1に示す含有率(質量%)となるように混合し、調合液を調製し、撹拌して得られた混合物を、3.0μmのメンブランフィルターで濾過して、実施例7の油性インクジェットインクを得た。実施例7のインクは、色材として染料を含むインクである。
表1に示す成分は下記の通りである。
(1)色材
銅フタロシアニンブルー:DIC株式会社製「FASTOGEN Blue LA5380」)
カーボンブラック:三菱化学株式会社製「MA−230」
パーマネントレッド2B:トーヨーカラー株式会社製「LIONOL RED TT−5701G」
油溶性染料:オリヱント化学工業株式会社製「OIL BLUE 613」
銅フタロシアニンブルー:DIC株式会社製「FASTOGEN Blue LA5380」)
カーボンブラック:三菱化学株式会社製「MA−230」
パーマネントレッド2B:トーヨーカラー株式会社製「LIONOL RED TT−5701G」
油溶性染料:オリヱント化学工業株式会社製「OIL BLUE 613」
(2)高級アルコール系溶剤
イソステアリルアルコール:高級アルコール工業株式会社製「イソステアリルアルコールEX」
セチルアルコール:高級アルコール工業株式会社製「セチルアルコールNX」
イソステアリルアルコール:高級アルコール工業株式会社製「イソステアリルアルコールEX」
セチルアルコール:高級アルコール工業株式会社製「セチルアルコールNX」
(3)脂肪酸エステル系溶剤
ミリスチン酸イソプロピル:花王株式会社製「エキセパールIPM」
パルミチン酸イソプロピル:花王株式会社製「エキセパールIPP」
ミリスチン酸イソプロピル:花王株式会社製「エキセパールIPM」
パルミチン酸イソプロピル:花王株式会社製「エキセパールIPP」
(4)石油系炭化水素溶剤
AFソルベント4号:JX日鉱日石エネルギー株式会社製「AFソルベント4号」
AFソルベント5号:JX日鉱日石エネルギー株式会社製「AFソルベント5号」
AFソルベント4号:JX日鉱日石エネルギー株式会社製「AFソルベント4号」
AFソルベント5号:JX日鉱日石エネルギー株式会社製「AFソルベント5号」
(5)顔料分散剤
ソルスパース16000:日本ルーブリゾール株式会社製「ソルスパース16000」
ソルスパース18000:日本ルーブリゾール株式会社製「ソルスパース18000」
ソルスパース16000:日本ルーブリゾール株式会社製「ソルスパース16000」
ソルスパース18000:日本ルーブリゾール株式会社製「ソルスパース18000」
(6)添加剤
スルホール500:株式会社MORESCO製「スルホール500」(重量平均分子量Mw540、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム61質量%含有)
スルホール465:株式会社MORESCO製「スルホール465」(重量平均分子量Mw465、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム61質量%含有)
スルホール430A:株式会社MORESCO製「スルホール430A」(重量平均分子量Mw440、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム61質量%含有)
スルホール400:株式会社MORESCO製「スルホール400」(重量平均分子量Mw400、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム61質量%含有)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:日光ケミカルズ株式会社製「NIKKOL HCO−20」
スルホール500:株式会社MORESCO製「スルホール500」(重量平均分子量Mw540、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム61質量%含有)
スルホール465:株式会社MORESCO製「スルホール465」(重量平均分子量Mw465、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム61質量%含有)
スルホール430A:株式会社MORESCO製「スルホール430A」(重量平均分子量Mw440、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム61質量%含有)
スルホール400:株式会社MORESCO製「スルホール400」(重量平均分子量Mw400、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム61質量%含有)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:日光ケミカルズ株式会社製「NIKKOL HCO−20」
表1において、各成分について示す数字は、インク中の含有量(質量%)である。スルホール500、スルホール465、スルホール430A及びスルホール400については、スルホール500、スルホール465、スルホール430Aまたはスルホール400としての含有量(質量%)の下に、括弧書きで、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムとしての含有量(質量%)も示す。
[評価]
<吐出性能>
調製後の各インクを、インクジェットプリンタ「オルフィスEX9050」(理想科学工業株式会社製)に導入し、40℃環境にて、1週間に1度、A4サイズの普通紙「理想用紙薄口」(理想科学工業株式会社製)に、主走査方向約51mm(ノズル600本)×副走査方向260mmのベタ画像を10時間連続印刷し、これを、インクをインクジェットプリンタに導入してから4週間後まで継続する。
インクをインクジェットプリンタに導入してから4週間後の印刷により得られた印刷物について、ドットの着弾位置のズレが発生したノズルの個数を計測し、全ノズル(100)に対するズレが生じたノズル数の割合を算出し、吐出性能を、下記の評価基準によって評価した。なお、ドットの着弾位置にズレが生じているということは、ノズルからのインク不吐出またはノズルから吐出したインク滴の飛行曲りが生じていることを示す。
<吐出性能>
調製後の各インクを、インクジェットプリンタ「オルフィスEX9050」(理想科学工業株式会社製)に導入し、40℃環境にて、1週間に1度、A4サイズの普通紙「理想用紙薄口」(理想科学工業株式会社製)に、主走査方向約51mm(ノズル600本)×副走査方向260mmのベタ画像を10時間連続印刷し、これを、インクをインクジェットプリンタに導入してから4週間後まで継続する。
インクをインクジェットプリンタに導入してから4週間後の印刷により得られた印刷物について、ドットの着弾位置のズレが発生したノズルの個数を計測し、全ノズル(100)に対するズレが生じたノズル数の割合を算出し、吐出性能を、下記の評価基準によって評価した。なお、ドットの着弾位置にズレが生じているということは、ノズルからのインク不吐出またはノズルから吐出したインク滴の飛行曲りが生じていることを示す。
A:全ノズル数に対するドット着弾位置のズレが発生したノズル数の割合が2%未満
B:全ノズル数に対するドット着弾位置のズレが発生したノズル数割合が2%以上5%未満
C:全ノズル数に対するドット着弾位置のズレが発生したノズル数割合が5%以上10%未満
D:全ノズル数に対するドット着弾位置のズレが発生したノズル数割合が10%以上
B:全ノズル数に対するドット着弾位置のズレが発生したノズル数割合が2%以上5%未満
C:全ノズル数に対するドット着弾位置のズレが発生したノズル数割合が5%以上10%未満
D:全ノズル数に対するドット着弾位置のズレが発生したノズル数割合が10%以上
<貯蔵安定性>
調製した各インクを70℃環境に1週間放置した。放置前、及び放置後のインクの粘度を測定し、下記の式によりインクの粘度変化率を算出した。
粘度変化率=[(1週間放置後の粘度値×100)/(1週間放置前の初期粘度値)]−100(%)
算出された粘度変化率を用い、下記の基準で貯蔵安定性を評価した。
なお、粘度は、「MCR−302」(株式会社 アントンパール・ジャパン)を用いて測定した23℃における値とした。
調製した各インクを70℃環境に1週間放置した。放置前、及び放置後のインクの粘度を測定し、下記の式によりインクの粘度変化率を算出した。
粘度変化率=[(1週間放置後の粘度値×100)/(1週間放置前の初期粘度値)]−100(%)
算出された粘度変化率を用い、下記の基準で貯蔵安定性を評価した。
なお、粘度は、「MCR−302」(株式会社 アントンパール・ジャパン)を用いて測定した23℃における値とした。
A:粘度変化率5%未満
B:粘度変化率5%以上
B:粘度変化率5%以上
分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩が用いられた実施例1〜9の油性インクジェットインクは、吐出性能及び貯蔵安定性のいずれにおいても良好な結果を示した。
Claims (4)
- 色材と、非水系溶剤と、分子量450以上のアルキルベンゼンスルホン酸塩と、を含む、油性インクジェットインク。
- 前記アルキルベンゼンスルホン酸塩の分子量が500以上である、請求項1に記載の油性インクジェットインク。
- 前記アルキルベンゼンスルホン酸塩が、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む、請求項1又は2に記載の油性インクジェットインク。
- 前記アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量が、油性インクジェットインク総量に対して、0.05質量%〜5質量%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の油性インクジェットインク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016186503A JP2018053000A (ja) | 2016-09-26 | 2016-09-26 | 油性インクジェットインク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016186503A JP2018053000A (ja) | 2016-09-26 | 2016-09-26 | 油性インクジェットインク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018053000A true JP2018053000A (ja) | 2018-04-05 |
Family
ID=61835238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016186503A Pending JP2018053000A (ja) | 2016-09-26 | 2016-09-26 | 油性インクジェットインク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018053000A (ja) |
-
2016
- 2016-09-26 JP JP2016186503A patent/JP2018053000A/ja active Pending
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