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JP2018051782A - 液体噴射装置 - Google Patents

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JP2018051782A
JP2018051782A JP2016187034A JP2016187034A JP2018051782A JP 2018051782 A JP2018051782 A JP 2018051782A JP 2016187034 A JP2016187034 A JP 2016187034A JP 2016187034 A JP2016187034 A JP 2016187034A JP 2018051782 A JP2018051782 A JP 2018051782A
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博道 ▲高▼梨
博道 ▲高▼梨
Hiromichi Takanashi
祐樹 平林
Yuki Hirabayashi
祐樹 平林
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Abstract

【課題】払拭に伴う液体の飛散を抑制することができる液体噴射装置を提供する。【解決手段】液体噴射装置11は、液体を噴射するノズル12及びノズル12が開口する開口面13aを有する液体噴射ヘッド13と、開口面13aと並ぶ位置に配置される受圧部35aと、開口面13aに弾性変形した状態で接触し、受圧部35aに向けて液体噴射ヘッド13と相対移動することによって開口面13aの払拭を行う払拭部材41と、を備える。液体噴射ヘッド13と受圧部35aとの間には液体を保持可能な溝36が設けられ、払拭部材41は溝36と交差しながら溝36を通過し、溝36を通過して受圧部35aに接触する払拭部材41及び払拭部材41の弾性力を受ける受圧部35aのうち少なくとも一方が、払拭部材41の弾性変形を小さくする方向に移動する。【選択図】図2

Description

本発明は、プリンターなどの液体噴射装置に関する。
記録ヘッドのノズル形成面と隣接する位置に、ノズル形成面の両端を囲む導入部を有する傾斜部材を配置し、ワイピング部材がノズル形成面を払拭する最後の段階で、ワイピング部材の両端が導入部に接触しつつ記録ヘッドから離れることにより、ワイピング部材を滑らかに移動させる液体噴射装置がある(例えば、特許文献1)。
特開2004−98477号公報
記録ヘッドと傾斜部材の間に溝があると、記録ヘッドが払拭により掻き集めたインクがその溝に入ることにより、記録ヘッドに残るインクを少なくすることができる。しかし、その溝にワイピング部材が引っかかると、インクが周囲に飛散してしまう、という課題がある。
このような課題は、インクを噴射する記録ヘッドをワイピング部材で払拭する場合に限らず、液体を噴射する液体噴射ヘッドを払拭部材で払拭する液体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、払拭に伴う液体の飛散を抑制することができる液体噴射装置を提供することにある。
上記課題を解決する液体噴射装置は、液体を噴射するノズル及び前記ノズルが開口する開口面を有する液体噴射ヘッドと、前記開口面と並ぶ位置に配置される受圧部と、前記開口面に弾性変形した状態で接触し、前記受圧部に向けて前記液体噴射ヘッドと相対移動することによって前記開口面の払拭を行う払拭部材と、を備え、前記液体噴射ヘッドと前記受圧部との間には前記液体を保持可能な溝が設けられ、前記払拭部材は、少なくとも両端から中央に向けて延びる部分が前記溝と交差しながら前記溝を通過し、前記溝を通過して前記受圧部に接触する前記払拭部材及び前記払拭部材の弾性力を受ける前記受圧部のうち少なくとも一方が、前記払拭部材の弾性変形を小さくする方向に移動する。
液体噴射装置の実施形態の概略構成を示す模式図。 図1の液体噴射装置のワイピング動作を示す模式図。 図2のワイピング動作における払拭部材の動きを示す模式図。 図1の液体噴射装置が備えるキャップ及び吸収部材の模式図。 液体噴射装置の第1変更例を示す模式図。 液体噴射装置の第2変更例を示す模式図。 液体噴射装置の第3変更例を示す模式図。 液体噴射装置の第4変更例を示す模式図。 液体噴射装置の第5変更例を示す模式図。
以下、液体噴射装置の実施形態について、図を参照して説明する。液体噴射装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、液体噴射装置11は、液体を噴射するノズル12を有する液体噴射ヘッド13と、液体噴射ヘッド13を保持する保持部14と、液体収容体15に収容された液体を液体噴射ヘッド13に向けて供給する供給流路16と、を備える。本実施形態の液体噴射ヘッド13は、印刷範囲が媒体Sの幅全体に亘るラインヘッドであり、液体噴射ヘッド13が液体を噴射する位置を記録位置という。
液体噴射装置11は、印刷前の媒体Sを複数収容可能な収容カセット19と、印刷済みの媒体Sを保持する保持トレイ20と、液体噴射ヘッド13のメンテナンスを行うメンテナンス装置21と、各構成要素を制御する制御部100と、を備える。
液体噴射装置11は、収容カセット19から保持トレイ20に向けて湾曲しつつ延びる媒体Sの搬送経路上に配置された複数の搬送ローラー17と、記録位置において媒体Sを支持する搬送ベルト18と、を備える。搬送ベルト18は、メンテナンス装置21が液体噴射ヘッド13のメンテナンスを行うときには、図1に実線で示す支持位置から、図1に二点鎖線で示す退避位置に退避する。
支持位置にある搬送ベルト18上において媒体Sが進む方向を搬送方向Yとし、搬送ベルト18に支持された媒体Sに対して液体噴射ヘッド13が液体を噴射する方向を噴射方向Zとする。また、図1で紙面と直交する方向を媒体Sの幅方向Xとする。
メンテナンス装置21は、キャップ22と、キャップ22に接続された廃液流路23と、廃液流路23の途中に設けられた吸引ポンプ24と、キャップ22を移動させる移動機構25と、液体噴射ヘッド13のワイピングを行うワイピング装置40と、を備える。そして、液体噴射装置11では、メンテナンス装置21により、液体噴射ヘッド13で生じる噴射不良の予防または解消のために、キャッピング、吸引クリーニング及びワイピングなどのメンテナンス動作を行う。
移動機構25は、キャップ22を図1に実線で示す退避位置と液体噴射ヘッド13に接するキャッピング位置(図1に二点鎖線で示す)との間で移動させる。キャップ22は、キャッピング位置に移動したときに、ノズル12が開口する閉空間を形成する。このように、ノズル12が開口する閉空間を形成することを、「キャッピング」という。液体噴射ヘッド13が液体の噴射を行わない時には、キャッピングを行ってノズル12の乾燥を抑制することによって、噴射不良の発生を予防する。
キャップ22をキャッピング位置に配置した状態で吸引ポンプ24を駆動し、ノズル12に負圧を作用させると、その負圧によって液体噴射ヘッド13から液体が吸引排出される吸引クリーニングが実行される。吸引クリーニングによって排出された液体は、廃液として廃液流路23を通じて廃液収容体26に収容される。
図2及び図3に示すように、液体噴射ヘッド13は、ノズル12が開口する開口面13aと、開口面13aに重なる枠体30と、を有する。
図2に示すように、本実施形態の液体噴射ヘッド13においては、複数のノズル12が搬送方向Y及び幅方向Xに対して斜めに交差する方向に並んでノズル列Nを形成する。また、液体噴射ヘッド13には幅方向Xに所定の間隔をあけて複数のノズル列Nが配置される。
枠体30は、縁の一部がノズル列Nに沿って延びる開口31を有しており、この開口31を通じて、開口面13aのノズル12が開口する領域を露出させる。なお、ノズル列Nが延びる方向を「延設方向」といい、開口31の延設方向に延びる縁の部分を傾斜縁部32という。
液体噴射装置11は、開口面13aと幅方向Xに並ぶ位置に配置される受圧部35aを有する受圧部材35と、弾性変形可能な払拭部材41と、払拭部材41の基端側を支持する支持部材42と、を備える。払拭部材41及び支持部材42はワイピング装置40(図1参照)を構成する。噴射動作や吸引クリーニングの後などに、支持部材42に支持された払拭部材41は、先端部分で開口面13aを払拭するワイピングを行う。
払拭部材41は、例えばエラストマーから構成される板状の部材であって、ノズル列Nと同じ延設方向に延びる。そして、払拭部材41は、受圧部材35に向けて幅方向Xに沿う払拭方向(図2,図3及び図5〜図8において白抜き矢印で示す方向)に移動することによって、ワイピングを行う。払拭部材41は、搬送方向Yの長さを液体噴射ヘッド13より長くすると、開口面13aとともに枠体30の下面30aも払拭できる。
受圧部材35は、例えば液体を吸収可能な多孔質部材からなり、幅方向X及び搬送方向Yにおける長さが払拭部材41より長いことが好ましい。また、受圧部35aを平面とし、枠体30の下面30aと面一となるように配置すると、受圧部35aと下面30aの間の段差が小さくなる。
液体噴射ヘッド13と受圧部35aとの間には液体を保持可能な溝36が設けられる。溝36は、液体噴射ヘッド13と受圧部材35の互いに対向する外縁に沿う態様で搬送方向Yに沿って延びる。溝36は、例えば、液体噴射ヘッド13と受圧部材35の間の段差であるが、その段差にエラストマーなどの部材を挟んだり接着剤で埋めたりして形成した隙間材37を設けて、枠体30の下面30aと開口面13aの間の段差を小さくしたものを溝36としてもよい。
払拭部材41は溝36と斜めに交差する延設方向に延設される。そして、払拭部材41は、搬送方向Yに延びる溝36と交差しながら溝36を通過する。払拭部材41の全体が溝36を通過すると、払拭部材41は液体噴射ヘッド13から離れる。
図3に示すように、払拭部材41は開口面13aに弾性変形した状態で接触し、受圧部材35に向けて液体噴射ヘッド13と相対移動することによって開口面13aの払拭を行う。そして、溝36を通過した払拭部材41が受圧部35aに接触すると、受圧部材35は弾性変形した払拭部材41の弾性力を受ける。
払拭部材41の全体が液体噴射ヘッド13から離れると、溝36を通過して受圧部材35に接触する払拭部材41及び払拭部材41の弾性力を受ける受圧部材35のうち少なくとも一方が、払拭部材41の弾性変形を小さくする方向に移動する。例えば、払拭部材41が、払拭部材41を支持する支持部材42とともに噴射方向Zに移動する。これにより、弾性変形していた払拭部材41が復元変形する。その後、払拭部材41は支持部材42とともに払拭方向の反対方向に移動して、ワイピング開始時の位置まで戻る。
図4に示すように、液体噴射装置11は、例えばキャップ22と幅方向X(払拭方向)に並ぶ位置に、吸収部材43を備えてもよい。吸収部材43は、受圧部材35に接触したときに、受圧部材35に付着した液体及び溝36に保持された液体を吸収する。この構成によれば、キャップ22がキャッピング位置に移動するときに、吸収部材43が受圧部材35に接触して、受圧部材35に付着した液体及び溝36に保持された液体を除去する。この場合、受圧部材35は液体を吸収可能な部材で構成しなくてもよい。また、受圧部材35が液体を吸収可能な部材である場合、吸収部材43が溝36に保持された液体のみを吸収してもよい。
さらに、吸収部材43及びキャップ22を支持する支持部44の下に、液体を吸収可能なシート46と、シート46を収容する収容部45と、を配置すると、吸収部材43及びキャップ22から溢れた液体をシート46及び収容部45で受容することができる。また、液体を伝達可能な伝達部47を吸収部材43及びシート46に接触させておくと、吸収部材43が吸収した液体を伝達部47に伝わせてシート46の方に移動させることができる。
次に、液体噴射装置11の作用について説明する。
ワイピングを終了した払拭部材41が液体を吸収可能な受圧部材35と接触することにより、開口面13aから掻き取った液体を受圧部材35に吸収させて、払拭部材41から除去することができる。また、液体噴射ヘッド13と受圧部材35の間に溝36を設けると、溝36に液体が入り込んで保持されるので、液体噴射ヘッド13に残る液体が少なくなる。なお、受圧部材35と溝36を隣接させておくと、溝36に保持された液体が受圧部材35に吸収される。
ただし、液体噴射ヘッド13と受圧部35aの間にある溝36が払拭部材41と平行をなしていると、払拭部材41が溝36に引っかかって弾性変形し、その反動で撓み変位したときに、液体を飛散させてしまうおそれがある。その点、本実施形態では、払拭部材41が溝36と交差する方向に延びるので、払拭部材41が溝36に引っかかりにくい。そのため、液体噴射ヘッド13から離れた払拭部材41が払拭方向に液体を飛散させる、という問題が発生しにくい。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)払拭部材41が払拭の終端で溝36を通過すると、払拭により掻き集めた液体が溝36に入るので、液体噴射ヘッド13に残る液体を少なくすることができる。そして、払拭部材41は、延設方向の端部が溝36と交差しながら液体噴射ヘッド13から離れるので、払拭の終了時に溝36に引っかかりにくい。また、払拭部材41は液体噴射ヘッド13から離れて受圧部35aに接触した状態から噴射方向Zに移動するので、払拭部材41が復元変形しながら受圧部35aから離れることになる。そのため、払拭部材41が受圧部35aから離れるときに液体が飛散しにくい。したがって、払拭に伴う液体の飛散を抑制することができる。
(2)払拭部材41は、ノズル列N及び枠体30の開口31の傾斜縁部32と同じ延設方向に延びるので、枠体30で囲まれた開口面13aを効率よく払拭することができる。
(3)受圧部35aと溝36に付いた液体を吸収部材43が吸収することによって、受圧部35a及び溝36に付いた液体を除去することができる。
(4)液体噴射ヘッド13が液体の噴射動作を終えて、キャップ22が閉空間を形成するときに、キャップ22の隣にある吸収部材43によって、受圧部35a及び溝36に付いた液体を除去することができる。
上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、上記実施形態に含まれる構成と下記変更例に含まれる構成とを任意に組み合わせてもよいし、下記変更例に含まれる構成同士を任意に組み合わせてもよい。
・液体噴射ヘッド13が枠体30を有さず、開口面13aと受圧部35aの間に溝36があってもよい。この場合、開口面13aと平面からなる受圧部35a(受圧面)が面一をなすと、開口面13aと受圧部35aの間の段差が小さくなる。
・図5に示す第1変更例及び図6に示す第2変更例の液体噴射ヘッド13のように、ノズル列Nの延設方向が幅方向Xに沿う方向であってもよい。この場合、枠体30の開口31は傾斜縁部32を有さない。
・図5に示す第1変更例のように、液体噴射ヘッド13の幅方向Xの端部、溝36及び受圧部35aの幅方向Xの端部が、幅方向X及び搬送方向Yと斜めに交差する方向に延びてもよい。この場合、払拭部材41は、搬送方向Yに延びる態様で設けると、溝36と斜めに交差する。
・図5に示す第1変更例のように、受圧部材35の搬送方向Yにおける長さが払拭部材41より短くてもよい。
・図6に示す第2変更例のように、液体噴射ヘッド13の幅方向Xの端部及び溝36は直線状でなくてもよい。例えば、第2変更例では、液体噴射ヘッド13の幅方向Xの端部が、ノズル列Nの配置に併せて搬送方向Y及び幅方向Xに延びる階段状になっている。この場合、払拭部材41は、少なくとも搬送方向Yにおける両端から中央に向けて延びる部分が溝36と交差しながら溝36を通過するように、搬送方向Yにおける両端側の部分が搬送方向Y及び幅方向Xに対して斜めに延びるように屈曲させるとよい。その他、溝36が曲線状に湾曲していてもよいし、払拭部材41が曲線状に湾曲していてもよい。
・図7に示す第3変更例及び図8に示す第4変更例のように、受圧部材35を付勢する付勢部材38を設け、受圧部材35が払拭部材41の弾性力を受圧部35aに受けた場合に、付勢部材38の付勢力に抗して払拭部材41の弾性変形を小さくする方向に移動するようにしてもよい。この場合、払拭部材41が払拭方向に移動して、その全体が溝36を通過して受圧部材35の方に移行すると、受圧部材35が上方(噴射方向Zの反対方向)に移動して払拭部材41が復元変形するので、払拭部材41は引き続き払拭方向に移動して受圧部材35から離れてもよい。この構成によれば、払拭部材41の弾性力と付勢部材の付勢力のバランスによって受圧部材35が移動するので、受圧部材35を移動させるための制御を行う必要がない。
付勢部材38は、図7に示す第3変更例のような円筒状のコイルばねであってもよいし、図8に示す第4変更例のようなねじりコイルばねであってもよい。
なお、図8に示す第4変更例のように、受圧部材35がねじりコイルばねである付勢部材38の付勢力を受けている場合、払拭部材41が払拭方向(図8では左方向)に移動すると、払拭部材41の弾性力が付勢部材38の付勢力を上回ったときに、受圧部材35が回動により移動する。そのため、払拭部材41の全体が溝36を通過して受圧部材35に接触した後、引き続き払拭方向に移動することにより、受圧部材35が付勢部材38の付勢力に抗して回動して、払拭部材41の弾性変形が小さくなる。その後、払拭部材41は引き続き払拭方向に移動して受圧部材35から離れるとよい。
・図9に示す第5変更例のように、液体噴射装置11は、幅方向Xに延びるガイド軸51と、ガイド軸51に案内されて幅方向Xに沿って往復移動するキャリッジ52とを備え、このキャリッジ52が液体噴射ヘッド13を保持するシリアルタイプのものであってもよい。この場合、液体噴射ヘッド13に供給される液体を収容した液体収容体15をキャリッジ52が保持するオンキャリッジタイプでもよいし、液体収容体15を固定した位置に配置するオフキャリッジタイプでもよい。
第5変更例の液体噴射装置11においては、媒体Sを支持する支持台53と、ワイピング装置40と、キャップ22とが幅方向Xに並ぶよう配置される。また、キャリッジ52は、液体噴射ヘッド13と幅方向Xに並ぶ位置に受圧部材35を保持し、液体噴射ヘッド13と受圧部材35の間には溝36が設けられる。そして、液体噴射ヘッド13を幅方向Xに沿って移動させて払拭部材41で開口面13aを払拭することにより、ワイピングを行う。この場合、液体噴射ヘッド13の移動方向(図9では右方向)の反対方向が払拭方向(図9では白抜き矢印で示す左方向)となる。このように、液体噴射ヘッド13が移動してワイピングを行ってもよい。そして、液体噴射ヘッド13を払拭した払拭部材41は、溝36と交差した後、キャリッジ52に保持された受圧部材35に接触する。
・液体噴射ヘッド13が噴射する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う構成にしてもよい。
・媒体Sは用紙に限らず、プラスチックフィルムや薄い板材などでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛であってもよい。また、媒体Sは所定のサイズに切断された単票でなくてもよく、例えば円筒状に巻かれたロール状の媒体であってもよいし、Tシャツなど、任意の形状の衣類等であってもよいし、食器または文具のような任意の形状の立体物であってもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
[思想1]
液体を噴射するノズル及び前記ノズルが開口する開口面を有する液体噴射ヘッドと、
前記開口面と並ぶ位置に配置される受圧部と、
前記開口面に弾性変形した状態で接触し、前記受圧部に向けて前記液体噴射ヘッドと相対移動することによって前記開口面の払拭を行う払拭部材と、
を備え、
前記液体噴射ヘッドと前記受圧部との間には前記液体を保持可能な溝が設けられ、
前記払拭部材は、少なくとも両端から中央に向けて延びる部分が前記溝と交差しながら前記溝を通過し、
前記溝を通過して前記受圧部に接触する前記払拭部材及び前記払拭部材の弾性力を受ける前記受圧部のうち少なくとも一方が、前記払拭部材の弾性変形を小さくする方向に移動する
ことを特徴とする液体噴射装置。
上記[思想1]によれば、払拭部材が払拭の終端で溝を通過すると、払拭により掻き集めた液体が溝に入るので、液体噴射ヘッドに残る液体を少なくすることができる。そして、払拭部材は、少なくとも両端側が溝と交差しながら液体噴射ヘッドから離れるので、払拭の終了時に溝に引っかかりにくい。また、払拭部材が液体噴射ヘッドから離れた後、互いに接触する払拭部材と受圧部のうち少なくとも一方が移動することによって、払拭部材を復元変形させつつ受圧部から離すことができるので、払拭部材が受圧部から離れるときに液体が飛散しにくい。したがって、払拭に伴う液体の飛散を抑制することができる。
[思想2]
前記払拭部材は、前記溝と斜めに交差する延設方向に延設され、
前記液体噴射ヘッドは、前記延設方向に並んでノズル列を形成する複数の前記ノズルと、縁の一部が前記ノズル列に沿って延びる開口を有して、前記開口を通じて前記ノズルが開口する領域を露出させる態様で前記開口面に重なる枠体と、を有する
ことを特徴とする[思想1]に記載の液体噴射装置。
上記[思想2]によれば、払拭部材は、ノズル列及び枠体の開口の縁と同じ延設方向に延びるので、枠体で囲まれた開口面を効率よく払拭することができる。
[思想3]
前記受圧部を有する受圧部材と、
前記受圧部材を付勢する付勢部材と、
を備え、
前記受圧部材は、前記払拭部材の弾性力を前記受圧部に受けた場合に、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記払拭部材の弾性変形を小さくする方向に移動する
ことを特徴とする[思想1]または[思想2]に記載の液体噴射装置。
上記[思想3]によれば、払拭部材の弾性力と付勢部材の付勢力のバランスによって受圧部材が移動するので、受圧部材を移動させるために制御を行う必要がない。
[思想4]
前記受圧部に接触したときに、前記受圧部に付着した前記液体及び前記溝に保持された前記液体を吸収する吸収部材を備える
ことを特徴とする[思想1]から[思想3]のうちいずれか一つに記載の液体噴射装置。
上記[思想4]によれば、受圧部と溝に付いた液体を吸収部材が吸収することによって、受圧部及び溝に付いた液体を除去することができる。
[思想5]
前記ノズルが開口する閉空間を形成するキャップを備え、
前記吸収部材は、前記キャップと並ぶ位置に配置される
ことを特徴とする[思想4]に記載の液体噴射装置。
上記[思想5]によれば、液体噴射ヘッドが液体の噴射動作を終えて、キャップが閉空間を形成するときに、キャップの隣にある吸収部材によって、受圧部及び溝に付いた液体を除去することができる。
11…液体噴射装置、12…ノズル、13…液体噴射ヘッド、13a…開口面、14…保持部、15…液体収容体、16…供給流路、17…搬送ローラー、18…搬送ベルト、19…収容カセット、20…保持トレイ、21…メンテナンス装置、22…キャップ、23…廃液流路、24…吸引ポンプ、25…移動機構、26…廃液収容体、30…枠体、30a…下面、31…開口、32…傾斜縁部、35…受圧部材、35a…受圧部、36…溝、37…隙間材、38…付勢部材、40…ワイピング装置、41…払拭部材、42…支持部材、43…吸収部材、44…支持部、45…収容部、46…シート、47…伝達部、51…ガイド軸、52…キャリッジ、53…支持台、100…制御部、N…ノズル列、S…媒体、X…幅方向、Y…搬送方向、Z…噴射方向。

Claims (5)

  1. 液体を噴射するノズル及び前記ノズルが開口する開口面を有する液体噴射ヘッドと、
    前記開口面と並ぶ位置に配置される受圧部と、
    前記開口面に弾性変形した状態で接触し、前記受圧部に向けて前記液体噴射ヘッドと相対移動することによって前記開口面の払拭を行う払拭部材と、
    を備え、
    前記液体噴射ヘッドと前記受圧部との間には前記液体を保持可能な溝が設けられ、
    前記払拭部材は、少なくとも両端から中央に向けて延びる部分が前記溝と交差しながら前記溝を通過し、
    前記溝を通過して前記受圧部に接触する前記払拭部材及び前記払拭部材の弾性力を受ける前記受圧部のうち少なくとも一方が、前記払拭部材の弾性変形を小さくする方向に移動する
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記払拭部材は、前記溝と斜めに交差する延設方向に延設され、
    前記液体噴射ヘッドは、前記延設方向に並んでノズル列を形成する複数の前記ノズルと、縁の一部が前記ノズル列に沿って延びる開口を有して、前記開口を通じて前記ノズルが開口する領域を露出させる態様で前記開口面に重なる枠体と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記受圧部を有する受圧部材と、
    前記受圧部材を付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記受圧部材は、前記払拭部材の弾性力を前記受圧部に受けた場合に、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記払拭部材の弾性変形を小さくする方向に移動する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記受圧部に接触したときに、前記受圧部に付着した前記液体及び前記溝に保持された前記液体を吸収する吸収部材を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記ノズルが開口する閉空間を形成するキャップを備え、
    前記吸収部材は、前記キャップと並ぶ位置に配置される
    ことを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11260654B2 (en) 2019-06-24 2022-03-01 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and liquid ejecting head
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