JP2018040624A - 送信機、集積回路、検出部および集積回路の試験方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、送信機、集積回路、検出部および集積回路の試験方法に関し、試験精度を向上できる送信機、集積回路、検出部および集積回路の試験方法を得ることを目的とする。【解決手段】本発明に係る集積回路は、ミリ波信号を送信する送信回路と、ミリ波信号を検出する検出部と、該送信回路の出力と第1配線によって接続された出力端子と、該出力端子と隣接して設けられ、該検出部の入力と第2配線によって接続された検出端子と、該出力端子と隣接して設けられ、該送信回路と第1接地配線によって接続され、該送信回路を接地するための第1接地端子と、該検出端子と隣接して設けられ、該検出部と第2接地配線によって接続され、該検出部を接地するための第2接地端子と、を備え、該第1接地配線と該第2接地配線は、該第1配線と該第2配線の周囲に配置されている。【選択図】図1
Description
本発明は、送信機、集積回路、検出部および集積回路の試験方法に関する。
特許文献1には、受信装置が開示されている。この受信装置が備える高周波信号発生部と受信信号経路の入力端とは、ウエハ上に形成された切断可能な配線を介して接続されている。ウエハ段階での試験時には、試験用の高周波信号を高周波信号発生部にて発生させる。この高周波信号を受信信号経路の入力端に送り、受信装置から出力させる。その出力信号を、受信装置の外部の試験装置にて受け取り、各種試験処理を行う。
一般に、無線通信装置およびレーダー装置において、搬送波としてマイクロ波からミリ波領域の高周波信号を用いる。搬送波を生成する手段として、半導体集積回路が用いられることがある。半導体集積回路は不良品が混在する可能性がある。また、半導体集積回路の特性には、製造バラつきによる変動が生じる。このため、半導体集積回路の出荷工程での試験、半導体集積回路の実装後の機能試験および調整工程が必要となる。
一般に、半導体集積回路の出荷工程での試験では、半導体集積回路の端子をコンタクトプローブに接触させて試験を行う。コンタクトプローブは、長さ方向の位置決めによって、端子との接触状態を確保する。このため、コンタクトプローブは長さ方向に動く構造になっていることがある。このとき、コンタクトプローブは、大きな寄生インダクタンス成分を有することがある。従って、サブミリ波およびミリ波の高周波領域では、精度の高い試験が困難になる場合がある。
このため、一般に高周波領域の試験には高周波用のプローブが用いられる。高周波用のプローブは高価な場合がある。また、高周波用のプローブはBGA(Ball Grid Array)等の多端子のパッケージへの対応が難しいことがある。また、試験において特殊な測定システムが必要となる場合がある。このため、試験コストが高くなるという問題があった。
試験コストの低減のために、試験回路を半導体集積回路に内蔵して試験を行う方法が考えられる。この方法では、試験用の高周波信号を半導体集積回路で発生させ、試験を行う。しかし、この方法では、半導体集積回路の実際の端子出力結果の試験が不可能である。
また、シリコン系のデバイスは動作速度を高めるためにゲート長を短くし、さらに、ベース厚を薄くすることがある。このため、耐圧が低くなる。従って、高い送信電力を出力する事が難しいことがある。また、高い送信電力を出力すると電力負荷効率が低下する場合がある。このため、高い送信電力に適し、高能率であるガリウム砒素(GaAs)系のHPA(High Power Amplifier)が必要とされる場合がある。このとき、シリコンで形成された半導体集積回路とGaAsで形成されたHPAをモジュールに組み立てて使用する事が考えられる。ここで、半導体集積回路が内蔵する試験回路は、半導体集積回路の内部の試験のみが可能であり、GaAsで形成された部分は試験ができない。このため、シリコン系デバイスの試験のみが可能となり、モジュール全体の試験ができないという問題が有る。
特許文献1に示される方法では、ミリ波等の波長の短い信号を試験用の信号として用いる場合、ウエハ上に形成された試験用の配線が試験用の信号の波長に比べて長くなることが考えられる。このため、配線インピーダンスのずれによって試験精度が劣化する可能性がある。また、後工程において試験用の配線は切断される。切断後は、残った配線のインピーダンスの影響で、モジュールの設計が困難となる可能性がある。さらに、BGAのパッケージの様に、端子がチップのエッジから離れている場合には、配線長が長くなる場合がある。このため、配線インピーダンスの影響が大きくなると考えられる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、試験精度を向上できる送信機、集積回路、検出部および集積回路の試験方法を得ることを目的とする。
第1の発明に係る集積回路は、ミリ波信号を送信する送信回路と、ミリ波信号を検出する検出部と、該送信回路の出力と第1配線によって接続された出力端子と、該出力端子と隣接して設けられ、該検出部の入力と第2配線によって接続された検出端子と、該出力端子と隣接して設けられ、該送信回路と第1接地配線によって接続され、該送信回路を接地するための第1接地端子と、該検出端子と隣接して設けられ、該検出部と第2接地配線によって接続され、該検出部を接地するための第2接地端子と、を備え、該第1接地配線と該第2接地配線は、該第1配線と該第2配線の周囲に配置されている。
第2の発明に係る検出部は、ミリ波信号を分配する分配器と、該分配器の一方の出力に接続され、該ミリ波信号の電力を測定する検出器と、該分配器の他方の出力に接続された直交ミキサと、を備える。
第3の発明に係る集積回路の試験方法は、ミリ波信号を送信する送信回路と、ミリ波信号を検出する検出部と、該送信回路の出力と第1配線によって接続された出力端子と、該出力端子と隣接して設けられ、該検出部の入力と第2配線によって接続された検出端子と、該出力端子と隣接して設けられ、該送信回路と第1接地配線によって接続され、該送信回路を接地するための第1接地端子と、該検出端子と隣接して設けられ、該検出部と第2接地配線によって接続され、該検出部を接地するための第2接地端子と、を備え、該第1接地配線と該第2接地配線は、該第1配線と該第2配線の周囲に配置されている集積回路において、コンタクトプローブに設けられた高周波伝送線路で、該出力端子と、該検出端子と、を接続し、該コンタクトプローブに設けられ、該高周波伝送線路の周囲に設けられた第3接地配線によって、該第1接地端子と、該第2接地端子と、を接続する工程を備える。
第1の発明に係る集積回路では、出力端子と検出端子が互いに隣接して設けられる。コンタクトプローブの高周波伝送線路で出力端子と検出端子とを接続することで、送信回路の出力信号を検出部で検出し、試験を行うことができる。また、ミリ波信号が伝送する第1配線と第2配線の周囲には、第1接地配線と第2接地配線が配置される。このため、ミリ波信号が外部に漏れることを防止できる。従って、集積回路の試験精度を向上できる。
第2の発明に係る検出部は直交ミキサと、検出器を備える。直交ミキサの出力から、検出部への入力信号のノルムを求めることができる。また、検出器が測定した電力を用いてノルムの大きさの補正を行うことができる。従って、試験精度を向上できる。
第3の発明に係る集積回路の試験方法では、コンタクトプローブの高周波伝送線路で出力端子と検出端子とを接続する。これにより、送信回路の出力信号を検出部で検出し、試験を行うことができる。また、ミリ波信号が伝送する第1配線と第2配線の周囲には、第1接地配線と第2接地配線が配置される。さらに、高周波伝送線路の周囲に設けられた第3接地配線によって、第1接地端子と、第2接地端子と、が接続される。このため、ミリ波信号が外部に漏れることを防止できる。従って、集積回路の試験精度が向上できる。
第2の発明に係る検出部は直交ミキサと、検出器を備える。直交ミキサの出力から、検出部への入力信号のノルムを求めることができる。また、検出器が測定した電力を用いてノルムの大きさの補正を行うことができる。従って、試験精度を向上できる。
第3の発明に係る集積回路の試験方法では、コンタクトプローブの高周波伝送線路で出力端子と検出端子とを接続する。これにより、送信回路の出力信号を検出部で検出し、試験を行うことができる。また、ミリ波信号が伝送する第1配線と第2配線の周囲には、第1接地配線と第2接地配線が配置される。さらに、高周波伝送線路の周囲に設けられた第3接地配線によって、第1接地端子と、第2接地端子と、が接続される。このため、ミリ波信号が外部に漏れることを防止できる。従って、集積回路の試験精度が向上できる。
本発明の実施の形態に係る送信機、集積回路、検出部および集積回路の試験方法について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る集積回路およびミリ波コンタクトプローブの回路ブロック図である。図1は、集積回路100とミリ波コンタクトプローブ500の試験時の状態を示す。本実施の形態に係る集積回路100は、送信回路10を備える。送信回路10は、ミリ波信号を送信する回路である。送信回路10は、発振器および増幅器を備える。送信回路10は、ミリ波信号の発生および増幅の機能を有する。
図1は、実施の形態1に係る集積回路およびミリ波コンタクトプローブの回路ブロック図である。図1は、集積回路100とミリ波コンタクトプローブ500の試験時の状態を示す。本実施の形態に係る集積回路100は、送信回路10を備える。送信回路10は、ミリ波信号を送信する回路である。送信回路10は、発振器および増幅器を備える。送信回路10は、ミリ波信号の発生および増幅の機能を有する。
また、送信回路10は、発振器を備えなくても良い。この場合、送信回路10は、ミリ波信号を増幅する機能を有する。また、送信回路10は、増幅器を備えなくても良い。この場合、送信回路10は、ミリ波信号を発生させる機能を有する。集積回路100は、検出器14を備える。本実施の形態では、検出部は検出器14である。検出器14はミリ波信号を検出する。検出器14はミリ波信号の電力を測定する。
送信回路10の出力は第1配線11によって出力端子12と接続される。検出器14の入力は第2配線15によって検出端子16と接続される。出力端子12と検出端子16は隣接して設けられている。出力端子12と検出端子16は、パッケージ上で隣接する端子である。
第1接地端子18は、送信回路10を接地するための端子である。送信回路10は、第1接地端子18と第1接地配線17によって接続される。第1接地端子18は、出力端子12と隣接して設けられる。第2接地端子20は、検出器14を接地するための端子である。検出器14は、第2接地端子20と第2接地配線19によって接続される。第2接地端子20は、検出端子16と隣接して設けられる。第1接地配線17と第2接地配線19は、第1配線11と第2配線15の周囲に配置されている。第1接地配線17および第2接地配線19は、ミリ波周波数帯で整合が取れるように調整されている。
本実施の形態に係るミリ波コンタクトプローブ500は、出力コンタクト50と、検出コンタクト52を備える。出力コンタクト50は、検出コンタクト52と、高周波伝送線路54によって短絡されている。また、ミリ波コンタクトプローブ500は、接地コンタクト56および接地コンタクト58を備える。接地コンタクト56は、接地コンタクト58と第3接地配線60により接続されている。第3接地配線60は、高周波伝送線路54の周囲に設けられている。
集積回路100の試験時には、出力コンタクト50は、出力端子12と接続される。検出コンタクト52は、検出端子16と接続される。これにより、出力端子12と検出端子16は高周波伝送線路54によって接続される。また、接地コンタクト56は、第1接地端子18と接続される。接地コンタクト58は、第2接地端子20と接続される。これにより、第1接地端子18と第2接地端子20は、第3接地配線60によって接続される。
図2は、実施の形態1に係る集積回路およびコンタクトプローブの斜視図である。本実施の形態に係る集積回路100は、BGAパッケージを備える。集積回路100は、パッケージの底面に端子を備える。本実施の形態では、出力端子12の周囲に複数の第1接地端子18が設けられる。また、検出端子16の周囲に複数の第2接地端子20が設けられる。本実施の形態では、第1接地端子18および第2接地端子20はそれぞれ3つ設けられるが、第1接地端子18および第2接地端子20の数はこれに限定されない。また、集積回路100は、低周波端子22を備える。低周波端子22は、低周波信号用の端子である。
本実施の形態に係るコンタクトプローブ600は、ミリ波コンタクトプローブ500と、低周波コンタクトプローブ62を備える。低周波コンタクトプローブ62は、低周波信号用のコンタクトプローブである。集積回路100の試験時において、低周波コンタクトプローブ62は低周波端子22と接続される。
ミリ波コンタクトプローブ500の上面には、ミリ波信号用のコンタクトが複数形成されている。ミリ波信号用のコンタクトは、出力コンタクト50、検出コンタクト52、接地コンタクト56、接地コンタクト58を含む。出力コンタクト50の周囲には、複数の接地コンタクト56が設けられている。検出コンタクト52の周囲には、複数の接地コンタクト58が設けられている。本実施の形態では、接地コンタクト56および接地コンタクト58はそれぞれ3つ設けられるが、接地コンタクト56および接地コンタクト58の数はこれに限定されない。集積回路100の試験時には、各々の接地コンタクト56は各々の第1接地端子18と接続される。また、各々の接地コンタクト58は各々の第2接地端子20と接続される。
ミリ波コンタクトプローブ500の上面において、出力コンタクト50と検出コンタクト52は高周波伝送線路54によって短絡されている。ミリ波コンタクトプローブ500の裏面には接地配線68が設けられている。各々の接地コンタクト56および接地コンタクト58は、接地配線68に接続されている。
図3は、実施の形態1に係る集積回路およびミリ波コンタクトプローブの断面図である。図3は、出力端子12および第1接地端子18付近を拡大した図である。集積回路100はFEOL(Front End Of Line)層24を備える。FEOL層24は、トランジスタ等の半導体素子が形成される層である。送信回路10および検出器14が備える半導体素子は、FEOL層24に形成される。
FEOL層24の上面には配線層26が形成される。配線層26には、第1配線11、第2配線15、第1接地配線17および第2接地配線19が形成される。配線層26の上面には、出力端子12、検出端子16、第1接地端子18および第2接地端子20が配置される。出力端子12、検出端子16、第1接地端子18および第2接地端子20は半田バンプである。出力端子12および検出端子16は、配線層26を介して、FEOL層24と接続されている。
配線層26において、FEOL層24の上面に下部接地配線28が形成されている。また、配線層26の上面側には、複数の上部接地配線34が形成されている。各々の上部接地配線34の上には、第1接地端子18および第2接地端子20のうち1つが設けられる。配線層26には、下部接地配線28と各々の上部接地配線34との間にスルーホール30が形成されている。スルーホール30の中には、中間接地配線32が設けられている。中間接地配線32によって、下部接地配線28と上部接地配線34は接続される。
下部接地配線28、第1接地端子18の下部に形成される上部接地配線34および第1接地端子18の下部に形成される中間接地配線32は第1接地配線17を形成する。同様に、下部接地配線28、第2接地端子20の下部に形成される上部接地配線34および第2接地端子20の下部に形成される中間接地配線32は第2接地配線19を形成する。また、第1配線11は、出力端子12とFEOL層24との間に形成される。第2配線15は、検出端子16とFEOL層24との間に形成される。
ここで、出力端子12と第1接地端子18は隣接して設けられる。また、検出端子16と第2接地端子20は隣接して設けられる。このため、第1接地配線17と第2接地配線19は、第1配線11と第2配線15の周囲に配置されることとなる。また、出力端子12および検出端子16の下部には下部接地配線28が配置される。以上から、ミリ波信号を伝送する第1配線11および第2配線15の周囲および下部には、第1接地配線17と第2接地配線19が配置される。
ミリ波コンタクトプローブ500は上面に接地配線68を備える。接地配線68は、ミリ波コンタクトプローブ500の上面を覆う。接地コンタクト56と接地配線68との間にはスルーホール64が設けられている。同様に、接地コンタクト58と接地配線68との間にはスルーホール64が設けられている。スルーホール64には接地配線66が配置される。接地配線68と接地コンタクト56は、接地配線66によって接続される。同様に、接地配線68と接地コンタクト58は、接地配線66によって接続される。
接地配線66および接地配線68は第3接地配線60を形成する。ここで、出力コンタクト50と接地コンタクト56は隣接して配置される。また、検出コンタクト52と接地コンタクト58は隣接して配置される。出力コンタクト50と検出コンタクト52との間には、高周波伝送線路54が形成される。以上から、高周波伝送線路54の周囲および上部には、第3接地配線60が配置される。
集積回路100の試験時には、コンタクトプローブ600と集積回路100が接続される。このとき、ミリ波信号の伝送線路となる第1配線11、出力端子12、出力コンタクト50、高周波伝送線路54、検出コンタクト52、検出端子16および第2配線15の周囲には接地配線が配置される。この構造によれば、ミリ波信号が外部に漏れることを防ぐ事ができる。従って、集積回路100の試験時のインピーダンスずれおよび信号の損失を防ぐことができる。このため、試験精度を向上できる。
本実施の形態では、試験時には集積回路100とコンタクトプローブ600が接続される。このとき、出力端子12と検出端子16は高周波伝送線路54により短絡される。このため、送信回路10の出力信号を検出器14により測定することができる。このとき、外部に高周波信号を測定するための計測器が不要となる。従って、試験コストを低減できる。
また、本実施の形態に係るミリ波コンタクトプローブ500は、出力コンタクト50と検出コンタクト52を高周波伝送線路54で短絡させることで形成される。このため、簡易な構造のミリ波コンタクトプローブ500によって試験が可能となる。従って、試験コストを低減できる。さらに、本実施の形態では、送信回路10の出力信号を検出器14で検出する。このため、集積回路100の実際の出力信号を試験できる。従って、精度の高い試験ができる。
また、本実施の形態では、出力端子12と検出端子16を高周波伝送線路54によって接続することで試験を行う。高周波伝送線路54は、ミリ波コンタクトプローブ500において、出力コンタクト50および検出コンタクト52が設けられる面に形成される。この構造では、試験時の出力端子12と検出端子16の間の配線長を短縮できる。従って、配線によるインピーダンスの影響を低減できる。このため、試験の精度を向上できる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る送信機の回路ブロック図である。本実施の形態に係る送信機200は、実施の形態1で説明した集積回路100を備える。集積回路100の出力端子12には、増幅器236の入力が接続される。増幅器236は、送信回路10が出力したミリ波信号をアンテナ240から送信する電力まで増幅する。増幅器236はHPAである。増幅器236はGaAsで形成されても良い。
図4は、実施の形態2に係る送信機の回路ブロック図である。本実施の形態に係る送信機200は、実施の形態1で説明した集積回路100を備える。集積回路100の出力端子12には、増幅器236の入力が接続される。増幅器236は、送信回路10が出力したミリ波信号をアンテナ240から送信する電力まで増幅する。増幅器236はHPAである。増幅器236はGaAsで形成されても良い。
増幅器236の出力には、方向性結合器238の入力が接続される。方向性結合器238は、伝搬する信号の一部を別のポートに取り出すことができる。方向性結合器238の一方の出力239はアンテナ240に接続される。方向性結合器238の他方の出力237は検出端子16に接続される。
送信回路10から出力されたミリ波信号は、増幅器236に入力される。増幅器236によってミリ波信号は、アンテナ240から送信する電力まで増幅される。増幅器236から出力されたミリ波信号は、方向性結合器238に入力される。方向性結合器238の出力239から出力されたミリ波信号は、アンテナ240から送信される。方向性結合器238の出力237からは、アンテナ240から出力する電力に比例する電力が出力される。出力237から出力された信号は、検出器14で検出される。
以上から本実施の形態では、方向性結合器238によって、増幅器236の出力信号を検出器14で検出できる。従って、検出器14を用いて、送信機200の出力信号を試験することができる。本実施の形態では、シリコンで形成された集積回路100と、GaAsで形成された増幅器236とを組み合わせて送信機200を形成できる。GaAsで形成された増幅器236を用いることで、高い出力電力および高能率を実現できる。
また、試験回路が集積回路に内蔵されている場合、集積回路に内蔵された試験回路は、外部に取り付けられた増幅器の出力信号の試験は出来ない。これに対し、本実施の形態では、集積回路100の外部に設けられた増幅器236の出力信号を、検出器14で検出できる。従って、検出器14によって、集積回路100と増幅器236を組み立てて形成された送信機200の出力信号を試験することができる。このため、集積回路の試験のみが可能な場合と比較して、試験の精度を向上できる。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3に係る送信機の回路ブロック図である。本実施の形態に係る送信機400は、実施の形態1で説明した集積回路100を備える。集積回路100の出力端子12には、増幅器436の入力が接続される。増幅器436は、送信回路10が出力したミリ波信号をアンテナ240から送信する電力まで増幅する。また、増幅器436は、電力制御端子435を備える。増幅器436は、電力制御端子435から入力された電圧に応じて、利得を制御する機能を備える。
図5は、実施の形態3に係る送信機の回路ブロック図である。本実施の形態に係る送信機400は、実施の形態1で説明した集積回路100を備える。集積回路100の出力端子12には、増幅器436の入力が接続される。増幅器436は、送信回路10が出力したミリ波信号をアンテナ240から送信する電力まで増幅する。また、増幅器436は、電力制御端子435を備える。増幅器436は、電力制御端子435から入力された電圧に応じて、利得を制御する機能を備える。
実施の形態2と同様に、増幅器436の出力には、方向性結合器238の入力が接続される。方向性結合器238の一方の出力239はアンテナ240に接続される。方向性結合器238の他方の出力237は検出端子16に接続される。
検出器14の出力には、AD変換器442が接続されている。AD変換器442は検出器14の出力信号をデジタル信号に変換する。AD変換器442の出力には、制御回路444が接続される。制御回路444は、AD変換されたデジタル信号を処理する。制御回路444の出力には、DA変換器446が接続される。DA変換器446は、制御回路444の処理結果に応じて、増幅器436の利得を制御する電圧を発生させる。DA変換器446の出力は、増幅器436の電力制御端子435に入力される。
本実施の形態では、実施の形態2と同様に、増幅器436の出力電力を検出器14が検出する。制御回路444は、検出器14の出力信号を演算処理する。制御回路444は、検出器14の検出結果に応じて増幅器436の出力電力を制御するための信号を出力する。制御回路444の処理結果は、増幅器436にフィードバックされる。この結果、増幅器436は、利得を制御する。従って、本実施の形態に係る送信機400は、自動で出力電力を制御できる。このため、送信機400の運用中の温度および電源電圧等の環境変動に対し高精度な電力制御が可能となる。
本実施の形態の変形例として、送信回路10が利得を制御する機能を備えても良い。この場合、送信回路10は電力制御端子435を備える。電力制御端子435には、DA変換器446から利得を制御する電圧が入力される。送信回路10は、電力制御端子435から入力された電圧に応じて、利得を制御する。
実施の形態4.
図6は、実施の形態4に係る送信機の回路ブロック図である。本実施の形態に係る送信機300は、集積回路800を備える。集積回路800は、検出部の構造が集積回路100と異なる。集積回路800の検出部以外の構造は、集積回路100と同様である。実施の形態2と同様に、集積回路800の出力端子12には、増幅器436の入力が接続される。増幅器436の出力には、方向性結合器238の入力が接続される。方向性結合器238の一方の出力239はアンテナ240に接続される。方向性結合器238の他方の出力237は検出端子16に接続される。
図6は、実施の形態4に係る送信機の回路ブロック図である。本実施の形態に係る送信機300は、集積回路800を備える。集積回路800は、検出部の構造が集積回路100と異なる。集積回路800の検出部以外の構造は、集積回路100と同様である。実施の形態2と同様に、集積回路800の出力端子12には、増幅器436の入力が接続される。増幅器436の出力には、方向性結合器238の入力が接続される。方向性結合器238の一方の出力239はアンテナ240に接続される。方向性結合器238の他方の出力237は検出端子16に接続される。
集積回路800において、検出端子16には分配器80の入力が接続される。分配器80は、検出端子16から入力されるミリ波信号を分配する。分配器80の一方の出力には、ミリ波信号の電力を測定する検出器14が接続される。分配器80の他方の出力には、ミキサ81の入力が接続される。ミキサ81は、ミリ波信号を、第一中間周波数を有する第1中間信号に周波数変換する。
ミキサ81の出力には、低域通過フィルタ82が接続される。低域通過フィルタ82は、ミキサ81において第1中間信号への変換時に発生する不要波を除去する。低域通過フィルタ82の出力は、直交ミキサ83の入力と接続される。直交ミキサ83は、第1中間信号を同相信号VIと直交信号VQに変換する。同相信号VIと直交信号VQは互いに直交する信号ベクトルである。
同相信号VIは、低域通過フィルタ84を通って集積回路800から出力される。また、直交信号VQは、低域通過フィルタ85を通って集積回路800から出力される。低域通過フィルタ84および低域通過フィルタ85は、直交ミキサ83において同相信号VIおよび直交信号VQへの変換時に発生する不要波を除去する。以上から、集積回路800が構成される。本実施の形態では、分配器80、検出器14、ミキサ81、低域通過フィルタ82、直交ミキサ83、低域通過フィルタ84および低域通過フィルタ85が検出部を構成する。
なお、本実施の形態では、ミキサ81を用いてミリ波信号の周波数を低下させ、直交ミキサ83に入力させている。直交ミキサ83において同相信号VIと直交信号VQを生成する際に、直交ミキサ83に入力する信号の周波数が高いほど誤差が大きくなる可能性がある。また、直交ミキサ83に入力する信号の周波数が高いほど、同相側の利得と直交側の利得のバラつきが大きくなる場合がある。ミキサ81を設けることで、同相信号VIと直交信号VQの生成時の誤差および利得のバラつきを抑制できる。
同相信号VIは、低域通過フィルタ84を通ってAD変換器86に入力される。AD変換器86の出力は、制御回路344に入力される。また、直交信号VQは、低域通過フィルタ85を通ってAD変換器87に入力される。AD変換器87の出力は、制御回路344に入力される。AD変換器86およびAD変換器87は、同相信号VIおよび直交信号VQをデジタル信号に変換する。また、検出器14の出力は、AD変換器442に入力される。AD変換器442の出力は、制御回路344に入力される。
制御回路344は、デジタル変換された同相信号VIと直交信号VQを用いて、検出端子16から入力されるミリ波信号についてのベクトル演算を行う。具体的には、制御回路344は、同相信号VIと直交信号VQを用いて、検出端子16から入力されるミリ波信号のノルムを演算する。ここで、ノルムは信号ベクトルの絶対値である。ノルムを演算することで、ミリ波信号の電力を検出できる。また、制御回路344は、算出されたノルムに応じて制御演算を行い、増幅器436の出力電力を制御するための信号を出力する。
制御回路344の出力はDA変換器446が接続される。DA変換器446は、制御回路444の出力信号に応じて、増幅器436の利得を制御する電圧を発生させる。DA変換器446の出力は、増幅器436の電力制御端子435に入力される。
次に、本実施の形態に係る送信機300の出力電力の検出方法について説明する。図7は、実施の形態4に係る電力の検出方法を示すフローチャートである。まず、送信回路10への電源供給を開始し、送信回路10を起動する。この結果、出力端子12からミリ波信号が出力される。次に、増幅器436をOFF状態とする。ここでOFF状態は、増幅器436が動作していない状態である。この状態で、検出部によって検出端子16からの入力信号を検出する。
増幅器436がOFF状態において検出端子16に入力される信号は、出力端子12から検出端子16に漏れる信号である。検出端子16から入力された信号は、直交ミキサ83によって同相信号VIiと直交信号VQiに変換される。同相信号VIiと直交信号VQiは、互いに直交する信号ベクトルである。同相信号VIiと直交信号VQiはデジタル値に変換され、制御回路344が備える記憶装置に記憶される。増幅器436がOFF状態において測定された同相信号VIiおよび直交信号VQiのベクトル和VIi+VQiは、出力端子12から検出端子16に漏れる信号ベクトルViに対応する。
次に、増幅器436をON状態にする。ここで、ON状態は増幅器436が動作している状態である。この時、増幅器436は、実際に送信機300を使用する際の利得に設定される。この状態で、検出部によって検出端子16からの入力信号を検出する。増幅器436がON状態において検出端子16に入力される信号は、出力端子12から検出端子16に漏れる信号と、方向性結合器238から検出端子16に入力される信号との和である。
検出端子16から入力された信号は、直交ミキサ83によって同相信号VImと直交信号VQmに変換される。同相信号VImと直交信号VQmは、互いに直交する信号ベクトルである。同相信号VImと直交信号VQmはデジタル値に変換され、制御回路344が備える記憶装置に記憶される。同相信号VImおよび直交信号VQmのベクトル和VIm+VQmを信号ベクトルVmとする。
次に、制御回路344は、増幅器436をOFFして測定された信号ベクトルViと増幅器436をONして測定された信号ベクトルVmとの差ベクトルのノルムを演算する。差ベクトルのノルムは、|Vm−Vi|のベクトル演算から求められる。ここで、|Vm−Vi|は、信号ベクトルVm−Viの絶対値である。また、|Vm−Vi|=|(VIm−VIi)+(VQm−VQi)|である。
ここで、VIm−VIiは、増幅器436がON状態である場合の同相信号VImから、増幅器436がOFF状態である場合の同相信号VIiを差し引いた信号ベクトルである。また、VQm−VQiは、増幅器436がON状態である場合の直交信号VQmから、増幅器436がOFF状態である場合の直交信号VQiを差し引いた信号ベクトルである。ベクトルVIm−VIiとベクトルVQm−VQiは、互いに直交する。
以上から、信号ベクトルVm−Viのノルム|Vm−Vi|が求められる。ノルム|Vm−Vi|は、検出端子16へ入力される信号から、出力端子12から検出端子16に漏れる信号を差し引いた信号の大きさに対応する。従って、ノルム|Vm−Vi|を演算することで、アンテナ240からの出力信号の大きさを検出することができる。次に、ノルム|Vm−Vi|の校正を行う。
まず、検出器14を用いてミリ波信号の電力を測定する。ここで、出力端子12から検出端子16に漏れる信号の大きさが、増幅器436の利得のデシベル値と方向性結合器238の結合量のデシベル値との和と比較して十分小さい利得領域において、電力の測定を行う。この利得領域では、検出端子16から入力される信号に対して、出力端子12から検出端子16に漏れる信号の影響が小さい。従って、検出器14によっても正確な電力が測定できる。
次に、制御回路344は、検出器14によって測定した電力を用いて、ノルム|Vm−Vi|の大きさの補正を行う。次に、制御回路344は、補正されたノルム|Vm−Vi|を用いて制御演算を行い、増幅器436の出力電力を制御するための信号を出力する。制御回路344の処理結果は、増幅器436にフィードバックされる。この結果、増幅器436は、利得を制御する。
出力端子12と検出端子16の間のアイソレーションの値が、増幅器436の利得のデシベル値と方向性結合器238の結合量のデシベル値との和に近い値になる場合がある。ここで、アイソレーションの値は、出力端子12と検出端子16の間の信号の漏れの大きさに対応した値である。このとき、出力端子12から検出端子16に漏れる信号によって、検出器14による検出結果が大きく影響を受ける。このため、検出器14による正確な電力の検出が出来ない可能性がある。特に、広い範囲の利得制御を行う場合、一部の利得領域で大きな制御誤差が発生する可能性がある。
これに対し、本実施の形態では、検出部が直交ミキサ83を備える。直交ミキサ83によって、検出端子16への入力信号は同相信号VIと直交信号VQに変換される。入力信号を互いに直交する同相信号VIと直交信号VQに変換することで、検出端子16への入力信号をベクトル演算することが可能になる。ベクトル演算によって、検出端子16へ入力される信号から、出力端子12から検出端子16に漏れる信号を差し引くことができる。これにより、方向性結合器238から検出端子16に入力される信号の大きさを得ることができる。
本実施の形態では、制御回路344の演算により、信号ベクトルVm−Viのノルム|Vm−Vi|が求められる。ノルム|Vm−Vi|は、送信機300が出力する信号の大きさに対応する。従って、ノルム|Vm−Vi|を求めることで、送信機300が出力信号の大きさを検出することができる。以上から、本実施の形態に係る送信機300では、端子間の信号の漏れによる誤差を校正した電力を検出することができる。このため、精度の高い試験が可能になる。
また、一般に、高周波領域で用いられるミキサ81、低域通過フィルタ82、84、85および直交ミキサ83は、半導体製造工程におけるバラつきの影響を受ける。このため、ミキサ81、低域通過フィルタ82、84、85および直交ミキサ83からの出力信号から得られるノルム|Vm−Vi|の大きさには誤差が発生する可能性がある。
これに対し、本実施の形態では、検出器14によって電力の絶対値を測定できる。端子間の信号の漏れの影響の少ない利得領域において、検出器14によって電力の絶対値を測定する。この電力を用いてノルム|Vm−Vi|の大きさの補正を行う。これにより、製造バラつきによる誤差が補正されたノルム|Vm−Vi|を得ることができる。従って、さらに精度の高い試験が可能になる。
また、本実施の形態では、送信機300の内部で、ノルム|Vm−Vi|の大きさの校正ができる。このため、ノルム|Vm−Vi|の大きさの校正のために、外部にミリ波用の特殊な計測器を備える必要がない。従って、試験コストを低減できる。
本実施の形態では、増幅器436がOFF状態において、出力端子12から検出端子16に漏れる信号ベクトルViを測定した。この変形例として、信号ベクトルViは増幅器436の利得を低下させて測定しても良い。このとき、増幅器436の利得は、方向性結合器238からの出力信号が、信号ベクトルViの検出に影響しないレベルになるように設定する。
変形例において、実施の形態4と同様に差ベクトルのノルム|Vm−Vi|を求める。ここで、|Vm−Vi|=|(VIm−VIi)+(VQm−VQi)|である。VIm−VIiは、増幅器436が第1状態である場合の同相信号VImから、増幅器436が第1状態よりも利得が低い第2状態である場合の同相信号VIiを差し引いた信号ベクトルである。VQm−VQiは、増幅器436が第1状態である場合の直交信号VQmから、増幅器436が第1状態よりも利得が低い第2状態である場合の直交信号VQiを差し引いた信号ベクトルである。
本実施の形態では、検出部は分配器80、直交ミキサ83および検出器14を備えた。この変形例として、検出部は検出器14および分配器80を備えなくても良い。この場合、検出器14を用いたノルム|Vm−Vi|の大きさの補正は行わない。この変形例では、送信機300の構造を単純化できる。なお、各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
100、800 集積回路、200、300、400 送信機、600 コンタクトプローブ、10 送信回路、14 検出器、11 第1配線、12 出力端子、15 第2配線、16 検出端子、17 第1接地配線、18 第1接地端子、19 第2接地配線、20 第2接地端子、240 アンテナ、236、436 増幅器、237、239 出力、238 方向性結合器、344、444 制御回路、83 直交ミキサ、VI、VIi、VIm 同相信号、VQ、VQi、VQm 直交信号、80 分配器、54 高周波伝送線路、60 第3接地配線
Claims (12)
- ミリ波信号を送信する送信回路と、
ミリ波信号を検出する検出部と、
前記送信回路の出力と第1配線によって接続された出力端子と、
前記出力端子と隣接して設けられ、前記検出部の入力と第2配線によって接続された検出端子と、
前記出力端子と隣接して設けられ、前記送信回路と第1接地配線によって接続され、前記送信回路を接地するための第1接地端子と、
前記検出端子と隣接して設けられ、前記検出部と第2接地配線によって接続され、前記検出部を接地するための第2接地端子と、
を備え、
前記第1接地配線と前記第2接地配線は、前記第1配線と前記第2配線の周囲に配置されていることを特徴とする集積回路。 - 前記検出部は、直交ミキサを備えることを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
- 前記検出部は、前記検出端子から入力される前記ミリ波信号を分配する分配器を備え、
前記分配器の一方の出力には、前記ミリ波信号の電力を測定する検出器が接続され、
前記分配器の他方の出力には、前記直交ミキサが接続されることを特徴とする請求項2に記載の集積回路。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の集積回路と、
前記出力端子に接続され、前記ミリ波信号をアンテナから送信する電力まで増幅する増幅器と、
を備えることを特徴とする送信機。 - 入力が前記増幅器の出力と接続され、一方の出力が前記アンテナに接続され、他方の出力が前記検出端子に接続された方向性結合器を備えることを特徴とする請求項4に記載の送信機。
- 前記検出部の出力信号に応じて前記増幅器または前記送信回路の出力電力を制御する制御回路を備えることを特徴とする請求項5に記載の送信機。
- 前記検出部は直交ミキサを備え、
前記制御回路は、前記直交ミキサが出力する同相信号と直交信号から、前記検出端子から入力される前記ミリ波信号のノルムを演算し、前記ノルムに応じて前記増幅器または前記送信回路の出力電力を制御することを特徴とする請求項6に記載の送信機。 - 前記制御回路は、前記増幅器が第1状態である場合の前記同相信号から、前記増幅器が前記第1状態よりも利得が低い第2状態である場合の前記同相信号を差し引いた信号と、前記増幅器が前記第1状態である場合の前記直交信号から、前記増幅器が前記第2状態である場合の前記直交信号を差し引いた信号と、を用いて前記ノルムを演算することを特徴とする請求項7に記載の送信機。
- 前記第2状態は、前記増幅器が動作していない状態であることを特徴とする請求項8に記載の送信機。
- 前記検出部は、前記検出端子から入力される前記ミリ波信号を分配する分配器を備え、
前記分配器の一方の出力には、前記ミリ波信号の電力を測定する検出器が接続され、
前記分配器の他方の出力には、前記直交ミキサが接続され、
前記制御回路は、前記検出器が測定した電力を用いて前記ノルムの大きさの補正を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の送信機。 - ミリ波信号を分配する分配器と、
前記分配器の一方の出力に接続され、前記ミリ波信号の電力を測定する検出器と、
前記分配器の他方の出力に接続された直交ミキサと、
を備えることを特徴とする検出部。 - ミリ波信号を送信する送信回路と、
ミリ波信号を検出する検出部と、
前記送信回路の出力と第1配線によって接続された出力端子と、
前記出力端子と隣接して設けられ、前記検出部の入力と第2配線によって接続された検出端子と、
前記出力端子と隣接して設けられ、前記送信回路と第1接地配線によって接続され、前記送信回路を接地するための第1接地端子と、
前記検出端子と隣接して設けられ、前記検出部と第2接地配線によって接続され、前記検出部を接地するための第2接地端子と、
を備え、
前記第1接地配線と前記第2接地配線は、前記第1配線と前記第2配線の周囲に配置されている集積回路において、
コンタクトプローブに設けられた高周波伝送線路で、前記出力端子と、前記検出端子と、を接続し、
前記コンタクトプローブに設けられ、前記高周波伝送線路の周囲に設けられた第3接地配線によって、前記第1接地端子と、前記第2接地端子と、を接続する工程を備えることを特徴とする集積回路の試験方法。
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