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JP2017220530A - 発光装置の製造方法 - Google Patents

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将英 渡辺
Masahide Watanabe
将英 渡辺
渡辺 正博
Masahiro Watanabe
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【課題】蛍光体による波長変換を利用する発光装置の製造時に、蛍光体を封止樹脂内で自然沈降させる場合よりも短時間で蛍光体の沈降状態を実現でき、蛍光体の分散度合いのバラつきが発生しにくい製造方法を提供する。【解決手段】発光装置(1)の製造方法は、基板(10)上にLED素子(20)を実装し、LED素子を封止するための熱硬化性樹脂、LED素子からの出射光により励起される蛍光体(41,42)、および熱硬化性樹脂が硬化しない温度で揮発する有機溶剤の混合物(60)を、LED素子を覆うように基板上に充填し、熱硬化性樹脂が硬化しない第1の温度で混合物を加熱して有機溶剤を揮発させることにより、加熱前よりも低い高さでLED素子を覆う蛍光体含有樹脂(40)の層を形成し、第1の温度よりも高い第2の温度で加熱して蛍光体含有樹脂を硬化させ、蛍光体含有樹脂の層の上を透光性の樹脂(50)で封止する工程を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、発光装置の製造方法に関する。
セラミック基板または金属基板などの汎用基板の上にLED(発光ダイオード)素子などの発光素子が実装されたCOB(Chip On Board)の発光装置が知られている。こうした発光装置では、蛍光体を含有する透光性の樹脂によりLED素子を封止し、LED素子からの光と、LED素子からの光により蛍光体を励起させて得られる光とを混合させることにより、用途に応じて白色光などが得られる。
蛍光体による波長変換を利用するこうした発光装置の製造時には、例えば色度のバラつきを抑えるために、樹脂内に分散させた蛍光体を沈降させてから樹脂を硬化させることが行われている。例えば、特許文献1には、基板に撥液剤パターンを形成する工程と、基板における撥液剤パターンの内側にLEDチップを実装する工程と、撥液剤パターンの内側に蛍光体を混練した封止樹脂を塗布する工程と、無風状態にて封止樹脂内の蛍光体を沈降させる工程とを含む発光素子パッケージの製造方法が記載されている。
また、特許文献2には、基板に実装されたIII族窒化物系化合物半導体発光素子を用意する第1工程と、樹脂、蛍光体および揮発性有機溶剤からなる塗料を用意し、スプレーコートによりその塗料を発光素子の上面発光面にコートする第2工程と、コートされた塗料中の揮発性有機溶媒を揮発させる段階および塗料中の樹脂を硬化させる段階からなる第3工程とを含むLED装置の製造方法が記載されている。
特開2012−044048号公報 特開2009−076749号公報
発光装置の製造時に、LED素子を封止する封止樹脂内に分散させた蛍光体を自然沈降させてから樹脂を硬化させる方法をとると、作業完了までに時間がかかる。また、発光装置の出射光の色度は、蛍光体を含有する封止樹脂内での蛍光体の分散度合いや、作業時間の経過によって生じる蛍光体の沈降量のバラつきによっても変動するため、沈降が一様でないと、出射光の色度が設計値からずれることがある。
特に、封止樹脂に複数種類の蛍光体を混入させる場合には、種類ごとに蛍光体粒子の沈降速度が異なるため、蛍光体を自然沈降させると、種類ごとに蛍光体が層状に分離した多層構造が形成され、それによっても色度ずれが発生し得る。例えば、緑色蛍光体と赤色蛍光体の2層構造が形成されて、赤色蛍光体の層が緑色蛍光体の層の上に配置されると、緑色蛍光体により生成された緑色光の一部が赤色蛍光体によって吸収されて、緑色光の輝度が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、蛍光体による波長変換を利用する発光装置の製造時に、蛍光体を封止樹脂内で自然沈降させる場合よりも短時間で蛍光体の沈降状態を実現でき、蛍光体の分散度合いのバラつきが発生しにくい製造方法を提供することを目的とする。
基板上にLED素子を実装する工程と、LED素子を封止するための熱硬化性樹脂、LED素子からの出射光により励起される蛍光体、および熱硬化性樹脂が硬化しない温度で揮発する有機溶剤の混合物を、LED素子を覆うように基板上に充填する工程と、熱硬化性樹脂が硬化しない第1の温度で混合物を加熱して有機溶剤を揮発させることにより、加熱前よりも低い高さでLED素子を覆う蛍光体含有樹脂の層を形成する工程と、第1の温度よりも高い第2の温度で加熱して蛍光体含有樹脂を硬化させる工程と、蛍光体含有樹脂の層の上を透光性の樹脂で封止する工程とを有する発光装置の製造方法が提供される。
上記の形成する工程では、混合物内で蛍光体が沈降して鉛直方向における蛍光体の濃度差が生じる前に有機溶剤を揮発させることが好ましい。
上記の充填する工程では、LED素子からの出射光により励起されて互いに異なる波長の光を発する複数種類の蛍光体を含有する混合物を充填し、形成する工程では、複数種類の蛍光体が種類ごとに層状に分離せず混合した状態の蛍光体含有樹脂の層を形成することが好ましい。
上記の製造方法によれば、蛍光体による波長変換を利用する発光装置の製造時に、蛍光体を封止樹脂内で自然沈降させる場合よりも短時間で蛍光体の沈降状態を実現することができ、蛍光体の分散度合いのバラつきが発生しにくくなる。
発光装置1の斜視図および断面図である。 基板10およびLED素子20の配置例を示す斜視図および断面図である。 発光装置1の製造工程を示すフローチャートである。 発光装置1の製造工程を説明するための断面図である。 発光装置1および比較例の発光装置における蛍光体含有樹脂の配置を示す断面写真および模式図である。 発光装置1の製造時の色度調整について説明するための色度図である。
以下、図面を参照して、発光装置の製造方法について詳細に説明する。ただし、本発明は図面または以下に記載される実施形態には限定されないことを理解されたい。
図1(A)および図1(B)は、発光装置1の斜視図および断面図である。図1(B)は、図1(A)のIB−IB線に沿った発光装置1の断面を示す。発光装置1は、発光素子としてLED素子を含み、蛍光体による波長変換を利用して白色光などを出射する発光装置であり、例えば各種の照明用のLED光源として利用される。発光装置1は、主要な構成要素として、基板10、LED素子20、樹脂枠30、蛍光体含有樹脂40および透光性樹脂50を有する。
基板10は、一例として正方形の形状を有し、その上面の中央にLED素子20が実装される円形の実装領域(後述する図2(A)を参照)を有するセラミック基板である。基板10は、その上面にLED素子20の配線パターンが形成され、かつLED素子20が実装される平坦な基板であり、実装基板と回路基板を兼ねている。ただし、基板10の材質および形状は特に限定されず、基板10として、例えば、耐熱性および放熱性に優れたアルミニウムまたは銅などの金属製の実装基板と、LED素子20の配線パターンが形成された絶縁性の回路基板とを貼り合わせたものを使用してもよい。
図2(A)および図2(B)は、基板10およびLED素子20の配置例を示す斜視図および断面図である。図2(B)は、図2(A)のIIB−IIB線に沿った断面を示す。基板10の上面には、中央にLED素子20の円形の実装領域11ができるように、基板10の中心線を挟んだ一方の側には円弧状の配線パターン12が、他方の側にも円弧状の配線パターン13が、それぞれ形成されている。また、基板10の上面で対角に位置する一方の角部には、配線パターン12に連結した接続電極14が、他方の角部には、配線パターン13に連結した接続電極15が、それぞれ形成されている。接続電極14,15は一方がアノード電極で他方がカソード電極となり、これらが外部電源に接続されて電圧が印加されることによって、発光装置1は発光する。
LED素子20は、例えば、紫外域から青色領域にわたる波長の光を出射する窒化ガリウム系化合物半導体などで構成された発光素子である。以下では、LED素子20は、例えば発光波長帯域が450〜460nm程度の青色光を発光する青色LEDであるとする。ただし、LED素子20は、紫色光または紫外光といった他の波長の光を発光する素子であってもよい。発光装置1では、複数のLED素子20が円形の実装領域11上に格子状に配列して実装されている。図2(A)では、図示を簡単にするために、9個のLED素子20が実装された場合の例を示しているが、LED素子20の個数は特に限定されず、1個であってもよい。
LED素子20の下面は、例えば透明な絶縁性の接着剤などにより、基板10の上面に固定されている。また、LED素子20は上面に一対の素子電極を有し、図2(A)および図2(B)に示すように、隣接するLED素子20の素子電極は、ボンディングワイヤ21(以下、単にワイヤ21という)により相互に電気的に接続されている。実装領域11の外周側に位置するLED素子20から出たワイヤ21は、基板10の配線パターン12または配線パターン13に接続されている。これにより、各LED素子20には、ワイヤ21を介して電流が供給される。
樹脂枠30は、基板10の実装領域11の大きさに合わせて例えば白色の樹脂で構成された円形の枠体であり、基板10の上面で、実装領域11を縁取るように形成された配線パターン12,13と重なる位置に固定される。樹脂枠30は、蛍光体含有樹脂40および透光性樹脂50の流出しを防止するためのダム材であり、また、LED素子20から側方に出射された光を、発光装置1の上方(LED素子20から見て基板10とは反対側)に向けて反射させる。
蛍光体含有樹脂40は、例えば、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂などの無色かつ透明な熱硬化性樹脂で構成され、緑色蛍光体と赤色蛍光体の2種類の蛍光体(後述する図7(D)の蛍光体41,42)を含有する。発光装置1は、青色LEDであるLED素子20からの青色光と、それによって緑色蛍光体および赤色蛍光体を励起させて得られる緑色光および赤色光とを混合させることで得られる白色光を出射する。緑色蛍光体は、LED素子20が出射した青色光を吸収して緑色光に波長変換する、例えば(BaSr)SiO:Eu2+などの粒子状の蛍光体材料である。赤色蛍光体は、LED素子20が出射した青色光を吸収して赤色光に波長変換する、例えばCaAlSiN:Eu2+などの粒子状の蛍光体材料である。
図1(B)に示すように、蛍光体含有樹脂40は、樹脂枠30により囲まれた実装領域11上の空間に充填されて、実装領域11上の空間を、LED素子20の上面よりも高く、かつワイヤ21の上端よりも低い位置まで埋め尽くしている。蛍光体含有樹脂40はワイヤ21の上端よりも高い位置まで充填されていてもよいが、放熱性の観点から蛍光体は基板10の近くにある方が好ましいため、蛍光体含有樹脂40の上面は、図示した例のように、LED素子20の上面のほぼ直上にあるとよい。蛍光体含有樹脂40内では、緑色蛍光体と赤色蛍光体は、層状に分離することなく、また、水平方向および鉛直方向の位置によらず、均一に分散している。後述するように、蛍光体含有樹脂40の上には透光性樹脂50が充填されているため、発光装置1では、蛍光体含有樹脂40と透光性樹脂50で構成される樹脂層のLED素子20側に蛍光体が沈降したのと同じ状態が実現されている。
なお、蛍光体含有樹脂40が含有する蛍光体の組合せは、緑色蛍光体と赤色蛍光体に限らず、例えば黄色蛍光体などの他の色の光を発する蛍光体をさらに含んでもよいし、黄色蛍光体と赤色蛍光体などの上記とは異なる組合せであってもよい。
あるいは、蛍光体含有樹脂40が含有する蛍光体は、1種類のみであってもよい。例えば、蛍光体含有樹脂40は、1種類の蛍光体として、YAG(yttrium aluminum garnet)などの黄色蛍光体を含有してもよい。この場合、発光装置1は、LED素子20からの青色光と、それによって黄色蛍光体を励起させて得られる黄色光とを混合させることで得られる白色光を出射する。
透光性樹脂50は、蛍光体含有樹脂40の上に樹脂枠30の上端の高さまで充填されて、蛍光体含有樹脂40とともに、複数のLED素子20およびワイヤ21を一体に被覆し保護(封止)する。透光性樹脂50にも、例えば、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂などの無色かつ透明な樹脂が使用される。透光性樹脂50の材質は蛍光体含有樹脂40と同じでもよく、異なっていてもよい。また、透光性樹脂50は、LED素子20および蛍光体含有樹脂40からの出射光を透過する透光性のものであればよく、必ずしも完全に透明でなくてもよい。なお、図示した例では透光性樹脂50は蛍光体を含有していないが、必要があれば、透光性樹脂50も蛍光体を含有してもよい。また、透光性樹脂50は適当なフィラーを含有してもよい。
図3は、発光装置1の製造工程の例を示すフローチャートである。図4(A)〜図4(C)は、発光装置1の製造工程を説明するための断面図である。
発光装置1の製造時には、まず、図2(A)および図2(B)に示すように、基板10の実装領域11の上に、複数のLED素子20が実装される(S1)。そして、LED素子20同士がワイヤ21で接続され、各LED素子20は、ワイヤ21を介して配線パターン12,13に接続される(S2)。次に、実装領域11の縁部に沿って、基板10上に樹脂枠30が形成される(S3)。
樹脂枠30の形成後に、図4(A)に示すように、未硬化の熱硬化性樹脂、蛍光体および有機溶剤の混合物60が、樹脂枠30により囲まれた基板10上の空間に、LED素子20を覆うように充填される(S4)。このうち、熱硬化性樹脂は、硬化後にLED素子20を封止する蛍光体含有樹脂40となる樹脂であり、蛍光体は、LED素子20からの光を波長変換し、LED素子20からの光との組合せで所望の色の出射光を生成するためのものである。また、有機溶剤は、熱硬化性樹脂が硬化しない温度で揮発する溶剤であり、例えば酢酸イソブチルが使用される。なお、混合物60には、LED素子20からの出射光により励起されて互いに異なる波長の光を発する複数種類の蛍光体を混入させてもよいし、上記したものに加えて、さらに適当なフィラーを混入させてもよい。
続いて、図4(B)に示すように、混合物60内の熱硬化性樹脂が硬化しない第1の温度で混合物を加熱して、混合物60内の有機溶剤を揮発させる(S5)。例えば、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂またはシリコーン樹脂を使用し、有機溶剤として酢酸イソブチルを使用する場合には、基板10を50℃のホットプレートの上に載せて、20分間加熱するとよい。エポキシ樹脂およびシリコーン樹脂の硬化温度は100℃以上であるから、50℃であれば、樹脂は硬化せず、有機溶剤のみが揮発する。これにより、樹脂と蛍光体のみが残り、混合物60の体積が減少するので、加熱前の混合物60よりも低い高さの蛍光体含有樹脂40の層が形成される。なお、混合物60内の熱硬化性樹脂、蛍光体および有機溶剤の調合比は、有機溶剤を揮発させた後でもLED素子20の上面が覆われたままであるように決定することが好ましい。
さらに、S5での加熱温度である第1の温度よりも高い第2の温度で蛍光体含有樹脂40を加熱して、蛍光体含有樹脂40を硬化させる(S6)。その後で、図4(C)に示すように、蛍光体含有樹脂40の層(蛍光体層)の上に、樹脂枠30の上端の高さまで透光性樹脂(透明樹脂)50が充填されて、LED素子20およびワイヤ21が封止される(S7)。なお、S7では、透光性樹脂50として、フィラー、蛍光体またはそれらの両方を含有する樹脂を充填してもよい。以上の工程により、図1(A)および図1(B)に示す発光装置1が完成する。
一般に、未硬化の封止樹脂内に蛍光体を分散させ、その蛍光体を自然沈降させてから樹脂を硬化させる製造方法では、蛍光体の沈降だけで少なくとも数時間が必要である。これに対し、図3に示した製造方法では、蛍光体を封止樹脂内で自然沈降させる場合よりも短い高々数十分程度の時間で、樹脂層内で蛍光体が沈降したのと同じ構造を実現することができる。
図3のフローのS5では、混合物60内で蛍光体が自然沈降して高さ方向における蛍光体の濃度差が生じる前に有機溶剤を揮発させることが好ましい。蛍光体が自然沈降する前に蛍光体含有樹脂40の層を形成し、それを硬化させれば、蛍光体含有樹脂40内では蛍光体が一様に分散した状態が維持されるので、蛍光体の分散度合いのバラつきが発生しにくくなる。
また、蛍光体が自然沈降する前に蛍光体含有樹脂40の層を形成して硬化させれば、沈降速度が互いに異なる複数種類の蛍光体を含有する場合でも、蛍光体が種類ごとに層状に分離した多層構造は形成されにくくなる。蛍光体の多層構造が形成されると、上側に配置された蛍光体層による光の吸収によって特定の波長の光の輝度が低下するおそれがあるが、図3に示した製造方法によれば、蛍光体含有樹脂40内で蛍光体が均一に分散するため、そうした輝度低下は起こりにくくなる。
図5(A)〜図5(D)は、発光装置1および比較例の発光装置における蛍光体含有樹脂の配置を示す断面写真および模式図である。より詳細には、図5(A)は、図3に示した製造方法を用いずに、未硬化の封止樹脂内で蛍光体を自然沈降させてから封止樹脂を硬化させた場合の発光装置の断面写真であり、図5(B)はその模式図である。また、図5(C)は、図3に示した製造方法で製造された発光装置1の断面写真であり、図5(D)はその模式図である。2つの発光装置は、ともに2種類の蛍光体41,42を含有する蛍光体層を有するが、この蛍光体層の配置のみが互いに異なり、その他の点では同一の構成を有する。図5(A)〜図5(D)はいずれも、1つのLED素子20およびその周囲の蛍光体層を拡大して示している。
自然沈降を利用した製造方法では、図5(A)および図5(B)に示すように、基板10の上面とLED素子20の上面に蛍光体が沈降し、蛍光体層40’が形成される。この場合、図5(B)に破線の丸印Cで示すように、LED素子20の角部においては蛍光体層40’が薄くなり、この角部から斜め方向に出射された光は蛍光体層40’をほとんど通過しないため、このことに起因して色ムラが発生しやすくなる。また、自然沈降を利用した製造方法では、図5(B)に示すように、蛍光体層40’内の蛍光体41,42は、蛍光体41が下側の層に、蛍光体42が上側の層に分かれて沈降しており、複数種類の蛍光体を含めた場合にはそれらが種類ごとに層状に分離する。
一方、図3に示した製造方法では、混合物60内の有機溶剤を揮発させることで、混合物60の上面が下降して蛍光体含有樹脂40の層に変わる。このため、図5(C)および図5(D)に示すように、LED素子20の角部も含めてある程度均一な厚さの帯状の蛍光体層が形成される。この場合、LED素子20の角部から斜め方向に出射された光も、LED素子20の上面および側面から出射された光とほぼ同じ距離だけ蛍光体含有樹脂40の層を通過するため、図5(A)および図5(B)に示す発光装置と比べて、色ムラは発生しにくくなる。また、図3に示した製造方法では、図5(D)に示すように、蛍光体含有樹脂40内の蛍光体41,42は一様に分散しており、複数種類の蛍光体を含めた場合でも、蛍光体の層状の分離はほとんど発生しない。
図6(A)および図6(B)は、発光装置1の製造時の色度調整について説明するための色度図である。これらのグラフは、図3に示した製造方法で複数の発光装置1を製造し、それらを発光させて出射光の色度を測定した結果をプロットしたものである。図6(A)は、図3のフローにおけるS4の直後(すなわち、混合物60内の有機溶剤を揮発させる前)の出射光の色度の分布を、図6(B)は、完成品の発光装置1による出射光の色度の分布を示す。各グラフの縦軸および横軸は、それぞれCIE(国際照明委員会)により規定された色度のx,y座標の値であり、各グラフ内の四角形領域は、ANSI(米国規格協会)C78.377の規格で定められている2700Kの白色を示す。
一般に、蛍光体含有樹脂40における蛍光体の濃度分布は製品ごとに異なり、そのバラつきに起因して出射光の色度は製品ごとに異なるが、蛍光体含有樹脂40の量だけでその色度差を補償することは難しい。しかしながら、図3に示した製造方法では、図6(A)と図6(B)を比べると分かるように、有機溶剤を揮発させた後に透光性樹脂50を充填することにより、黒体軌跡に沿うように出射光の色度が変化する。色度の変化量は充填される透光性樹脂50の量に応じて異なるため、蛍光体含有樹脂40が形成された直後に出射光の色度を測定し、その値と目標の色度値との差に応じて透光性樹脂50の量を増減すれば、色度を規定の範囲内に収めることができる。したがって、図3に示した製造方法では、透光性樹脂50の量を調整して製品ごとの色度のバラつきを抑えることができ、製品の不良率を低下させることが可能になる。
1 発光装置
10 基板
20 LED素子
30 樹脂枠
40 蛍光体含有樹脂
41,42 蛍光体
50 透光性樹脂
60 混合物

Claims (3)

  1. 基板上にLED素子を実装する工程と、
    前記LED素子を封止するための熱硬化性樹脂、前記LED素子からの出射光により励起される蛍光体、および前記熱硬化性樹脂が硬化しない温度で揮発する有機溶剤の混合物を、前記LED素子を覆うように前記基板上に充填する工程と、
    前記熱硬化性樹脂が硬化しない第1の温度で前記混合物を加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより、加熱前よりも低い高さで前記LED素子を覆う蛍光体含有樹脂の層を形成する工程と、
    前記第1の温度よりも高い第2の温度で加熱して前記蛍光体含有樹脂を硬化させる工程と、
    前記蛍光体含有樹脂の層の上を透光性の樹脂で封止する工程と、
    を有することを特徴とする発光装置の製造方法。
  2. 前記形成する工程では、前記混合物内で前記蛍光体が沈降して鉛直方向における蛍光体の濃度差が生じる前に前記有機溶剤を揮発させる、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記充填する工程では、前記LED素子からの出射光により励起されて互いに異なる波長の光を発する複数種類の蛍光体を含有する混合物を充填し、
    前記形成する工程では、前記複数種類の蛍光体が種類ごとに層状に分離せず混合した状態の蛍光体含有樹脂の層を形成する、請求項2に記載の製造方法。
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