JP2017218041A - ばね下振動制御装置及びサスペンション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ダイナミックダンパの錘の運動エネルギを活用できるばね下振動制御装置及びサスペンション装置を提供する。【解決手段】 錘7と、錘7を弾性支持する弾性部材8とを有し、ばね下部材Lに連結されるダイナミックダンパ10と、錘7を駆動可能であるとともに、発電可能なリニアモータ11とを備え、リニアモータ11は、一端がばね下部材Lに連結されるロッド6と、ロッド6に保持される界磁60と、錘7に保持されて界磁60に対向するコイル70とを備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、ばね下振動制御装置及びサスペンション装置に関する。
従来、車両のサスペンション装置において、ばね下部材にダイナミックダンパを取り付けてばね下部材の制振をするものがある。このようなダイナミックダンパは、付加質量となる錘を備え、ばね下部材が振動する際に上記錘の慣性力を反力として与えてばね下部材の振動を抑制できる。さらに、ダイナミックダンパには、錘の振動を抑制する減衰力を発揮する液圧ダンパ等の減衰要素が取り付けられており、ばね下部材の共振周波数と、その周辺領域の周波数の振動をダイナミックダンパで抑制できるようになっている。
しかし、上記サスペンション装置では、ダイナミックダンパの錘が振動する際の運動エネルギは、上記減衰要素によって熱エネルギに変換され、利用されることなく放熱により捨てられており、有効に利用できていない。
そこで、本発明は、利用されずにいた錘の運動エネルギを活用できるばね下振動制御装置及びサスペンション装置の提供を目的とする。
上記課題を解決する請求項1に記載のばね下振動制御装置は、ばね下部材に連結されるダイナミックダンパの錘を駆動可能であるとともに、発電可能なリニアモータを備え、前記リニアモータは、前記ばね下部材に一端が連結されるロッドと、前記ロッドに保持される界磁と、前記錘に保持されて前記界磁に対向するコイルとを備える。このため、錘の運動エネルギを利用しやすい電気エネルギに変換できる。
請求項2に記載のばね下振動制御装置では、請求項1に記載の構成を備えるとともに、前記リニアモータが、前記コイルが装着されるコアを備え、前記錘が前記コアを有して構成されている。このため、車両重量の増加を抑制できるとともに、部品数を削減してばね下振動制御装置を小型化でき、コストを低減できる。
請求項3に記載のばね下振動制御装置は、請求項1又は2に記載の構成を備えるとともに、前記リニアモータによって発電された電力を蓄電するとともに、前記リニアモータへ電力供給可能なリニアモータ用蓄電装置を備え、前記錘が前記リニアモータ用蓄電装置を有して構成されている。このため、車両重量の増加を抑制できるとともに、部品数を削減してばね下振動制御装置を小型化でき、コストを低減できる。
請求項4に記載のサスペンション装置は、請求項1から3の何れか一項に記載のばね下振動制御装置と、車両におけるばね上部材と前記ばね下部材の相対変位を抑制又は促進する方向に推力を発揮するアクチュエータとを備え、前記リニアモータから前記アクチュエータへ電力供給可能とされている。このため、リニアモータで発電した電力をアクチュエータでも利用でき、発電した電力を有効利用できる。
請求項5に記載のサスペンション装置は、請求項1から3の何れか一項に記載のばね下振動制御装置と、車両におけるばね上部材と前記ばね下部材の相対変位を抑制又は促進する方向に推力を発揮するアクチュエータと、前記ばね上部材と前記ばね下部材の相対変位を抑制する減衰力を発揮するダンパの少なくとも一方を備える。そして、前記アクチュエータと前記ダンパの一方又は両方が、前記ロッドの他端にリンクを介して連結されている。このため、ばね下振動制御装置と、アクチュエータ及び、又はダンパの取付スペースを容易に確保できる。
本発明のばね下振動制御装置及びサスペンション装置によれば、錘の運動エネルギを活用できる。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品を示す。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係るばね下振動制御装置1は、四輪自動車等の車両Vに搭載されるサスペンション装置Aに利用されている。以下の説明において、車両Vに取り付けられた状態でのサスペンション装置Aの上下を、特別な説明がない限り単に「上」「下」という。
具体的に、サスペンション装置Aは、車体Bに揺動可能に取り付けられて車輪Wを上下動可能に支持するアームw1と、このアームw1と車体Bとの間にリンク部材2を介して介装される懸架ばね3及び液圧ダンパ4と、車両Vのばね上部材Uとばね下部材Lの上下方向加速度、上下方向速度といった車両Vの状態を検知するための各種センサ(図示せず)と、これらセンサで得られた情報を基にばね上部材Uとばね下部材Lの上下方向の相対変位を制御する相対変位制御装置5と、センサで得られた情報を基にばね下部材Lの振動を制御する上記ばね下振動制御装置1とを備える。
リンク部材2は、アームw1に揺動可能に連結されるとともにアームw1から車体Bへ向けて斜め上方へ延びるロッド6と、ロッド6と車体Bに揺動可能に連結されるロッキングアーム20とを備える。このロッキングアーム20は、車両Vの車幅方向に延びるアーム部20aを有し、このアーム部20aの図1中左端にロッド6の上端が回転可能に連結され、右端に液圧ダンパ4が回転可能に連結されている。ロッド6は、ばね下振動制御装置1の構成要素でもあり、後に詳細に説明する。
液圧ダンパ4は、車体Bに揺動可能に連結される外筒40と、アーム部20aに揺動可能に連結されて外筒40に出入りするロッド41と、ロッド41に保持されて外筒40内に形成される二つの部屋を仕切るピストン(図示せず)と、二つの部屋を連通し、部屋間を行き来する液体の流れに抵抗を与える減衰通路(図示せず)とを有する。そして、ロッド41が外筒40に出入りして液圧ダンパ4が伸縮すると、ピストンが外筒40内を移動するとともに減衰通路を液体が通過し、これにより二つの部屋に生じた差圧がピストンに作用して伸縮作動を妨げる減衰力が発生する。
懸架ばね3は、コイルばねであり、液圧ダンパ4の外周であって外筒40とロッド41との間に介装されている。このため、液圧ダンパ4が伸縮すると、それに応じて懸架ばね3も伸縮し、懸架ばね3が圧縮量に応じた弾性力を発揮する。
上記構成によれば、車輪Wが車体Bに対して上方へ移動すると、アームw1が図1中時計回りに回転する。すると、リンク部材2のロッド6が図1中上方へ押し上げられてロッキングアーム20が図1中時計回りに回転し、液圧ダンパ4が収縮して懸架ばね3が圧縮される。反対に、車輪Wが車体Bに対して下方へ移動すると、アームw1が図1中反時計回りに回転する。すると、リンク部材2のロッド6が図1中下方へ引き下げられてロッキングアーム20が図1中反時計回りに回転し、液圧ダンパ4が伸長して懸架ばね3が伸長する。
このように懸架ばね3と液圧ダンパ4が伸縮すると、懸架ばね3が圧縮量に見合った弾性力を発揮するとともに、液圧ダンパ4が減衰力を発揮してばね上部材Uとばね下部材Lの上下方向の相対変位を抑制する。また、懸架ばね3は、その弾性力によりロッキングアーム20を図1中反時計回りに回転させる方向へ附勢する。つまり、懸架ばね3の弾性力が車体Bを車輪Wから上方へ離間させる方向へ作用するので、当該懸架ばね3で車体Bを弾性支持できる。車両Vにおいて、懸架ばね3で支持される車体B、サスペンションメンバ(図示せず)等を含む部材がばね上部材Uであり、懸架ばね3に吊り下がる車輪W、アームw1等を含む部材がばね下部材Lである。
つづいて、相対変位制御装置5は、ロッキングアーム20の車体Bに対する回転軸部に設けられるモータ50と、モータ50に接続されるバッテリ51と、制御部(図示せず)とを備える。そして、制御部でバッテリ51からモータ50へ電力を供給するようにすると、モータ50でロッキングアーム20にトルクを与えて、ばね上部材Uとばね下部材Lの上下の相対変位を抑制する方向へ推力を作用させたり、ばね上部材Uとばね下部材Lの上下の相対変位を促進する方向へ推力を作用させたりできる。
より詳しくは、モータ50へ電力を供給してロッキングアーム20に図1中時計回りに回転させる方向へトルクを与えると、ばね上部材Uとばね下部材Lを上下に接近させる方向、即ち、ばね上部材Uとばね下部材Lの相対変位を抑制する方向へ推力を与えられる。反対にロッキングアーム20に図1中反時計回りに回転させる方向へトルクを与えると、ばね上部材Uとばね下部材Lを上下に離間させる方向、即ち、ばね上部材Uとばね下部材Lの相対変位を促進する方向へ推力を与えられる。このようにモータ50がロッキングアーム20を駆動して、ばね上部材Uとばね下部材Lの上下方向の相対変位を抑制又は促進する方向に推力を発揮するアクチュエータとして機能するので、サスペンション装置Aがアクティブサスペンションとして機能できる。
つづいて、ばね下振動制御装置1は、ロッド6と、このロッド6の外周に設けられて内側をロッド6が貫通する筒状の錘7と、この錘7を弾性支持するばね要素としての弾性部材8と、ロッド6に保持される界磁60と、錘7の内周に保持されて界磁60に対向するコイル70と、錘7から上下に突出するロッド6の外周を覆う上下一対の蛇腹状のダストブーツ9,9とを備える。そして、錘7と、弾性部材8とを有してダイナミックダンパ10が構成されている。また、錘7は、コイル70が装着されるコア71を有して構成されており、ロッド6と、界磁60と、コイル70と、コア71とを有してリニアモータ11が構成されている。
弾性部材8は、コイルばねであり、錘7から下方へ突出するロッド6の外周に設けられ、上端が錘7に当接するとともに、下端がロッド6を介してアームw1で支えられている。このため、弾性部材8で錘7を上下動可能に支えるとともに、ばね下部材Lに錘7の質量が弾性部材8を介して付加される。そして、車輪Wが上下に動いてアームw1が上下に揺動すると、錘7が同調して上下に振動するので、ダイナミックダンパ10は、錘7の慣性力をアームw1の揺動を妨げる反力として与えて、車輪Wの上下動を抑制する。このようにダイナミックダンパ10は、ばね下部材Lの振動を抑制する減衰力を発揮する。
図2に示すように、錘7は、コア71と、リニアモータ11に接続されるバッテリ12と、制御部13とを備え、全体として筒状となっている。そして、錘7の内周であって軸方向の両端部に、ロッド6の外周に摺接するブッシュ72,73が設けられている。このため、錘7はロッド6の軸方向に沿って摺動し、ロッド6がダイナミックダンパ10において錘7を案内するガイドとしても機能する。
前述のように、ロッド6は斜めになっていて、鉛直方向に対して傾いているので、錘7も斜めに移動する。つまり、錘7が上下に移動(振動)する場合の「上下」とは、高低差があれば鉛直方向の上下に限られず、斜め上方・斜め下方に移動(振動)する場合も含む。なお、錘7に取り付けられたブッシュ72,73及びコア71の質量も弾性部材8で弾性支持された状態でばね下部材Lに付加されるので、これらも実質的にダイナミックダンパ10の錘として機能する。
ロッド6は、非磁性体材料で形成される筒状の部材であり、ロッド6の内部に界磁60が収容された状態で保持される。界磁60は、S極とN極がロッド6の軸方向に交互に現れるように配置される複数の永久磁石60aと、永久磁石60aの間にそれぞれ介装されるヨーク60bとを有し、ロッド6の外周に磁界を生じさせる。錘7の外側へ突出するロッド6の外周は、前述のように、ダストブーツ9(図1)で覆われているので、ロッド6の外周に異物が付着するのを防止できる。また、ダストブーツ9は蛇腹状であって伸縮自在であるので、錘7とロッド6の相対移動の妨げにならない。
つづいて、錘7を構成するコア71は、磁性体材料で形成される筒状の部材であり、ロッド6がコア71の内側を貫通する。コア71の内周には、周方向に沿う環状の凹部71aが軸方向に並べて複数形成されており、当該凹部71aの数はコイル70と同数あって各凹部71aにコイル70が保持される。このように、コイル70がコア71に装着された状態で、コイル70が所定の隙間を開けて界磁60と対向する。コイル70は、U相、V相、W相の三相からなり、リニアモータ11は、三相ブラシレスモータとされている。
また、コア71の外周には、筒状のバッテリ12が取り付けられるとともに、コア71とバッテリ12の上側に、ロッド6の挿通を許容する挿通孔を有して円板状の制御部13が積層されている。バッテリ12は、リチウムイオンバッテリ等の耐振動性の高いバッテリであり、制御部13は、ECU(Electronic Control Unit)である。そして、制御部13は、バッテリ12からリニアモータ11へ電力供給するようにできるとともに、各コイル70を流れる電流の量及び方向を制御してリニアモータ11の推力と、推力の発生方向を制御するようにできるようになっている。このように、リニアモータ11は電力供給を受けると電動機として機能して、錘7を上下に駆動できる。
反対に、リニアモータ11が外力により駆動されると、電磁誘導によりコイル70に誘導起電力が発生して、リニアモータ11が発電機としても機能でき、錘7の運動エネルギを電気エネルギに変換できる。誘導起電力は、誘導電流が作る磁束がコイル70を貫く磁束の変化を妨げる向きに生じるので、リニアモータ11が発電機として機能する場合、ロッド6と錘7の相対移動を抑制する減衰力を発揮でき、コイル70に流れる電流を制御すれば上記減衰力を調整できる。また、リニアモータ11の発電により得た電力をバッテリ12に充電できるので、リニアモータ11によりエネルギ回生を行える。
また、図1に示すように、リニアモータ用のバッテリ12は、モータ用のバッテリ51と電力ケーブルc2により並列接続されており、バッテリ12,51間で電力を融通し合える。さらに、これらのバッテリ12,51は、それぞれ車載通常バッテリb1にも電力ケーブルc3,c4により並列接続されている。当該車載通常バッテリb1とは、車両Vにおいてエンジン始動に利用されるバッテリ、又は、駆動輪を駆動する電動機に電力を供給するバッテリ等のことである。
以下、本実施の形態に係るばね下振動制御装置1、及びサスペンション装置Aの作動について説明する。
車両Vが凹凸のある路面を走行する等してばね下部材Lが上下に振動し、弾性部材8で支えられた錘7が同調して上下に振動すると、ダイナミックダンパ10がばね下部材Lの振動を抑制する減衰力を発揮する。そして、外力によって錘7が上下に動き、界磁60とコイル70の位置がずらされると、電磁誘導によりコイル70に誘導電流が発生してリニアモータ11が発電するとともに、錘7の振動を抑制する減衰力を発揮する。当該リニアモータ11の発電により得た電力をバッテリ12に充電する場合、充電された電気エネルギの分、錘7の運動エネルギが減少するので、錘7の振動を抑制する制動力を得られる。
つまり、リニアモータ11は、ダイナミックダンパ10の錘7の振動を抑制する減衰力を発揮する減衰要素として機能する。このように、ダイナミックダンパ10に減衰要素が取り付けられているので、ダイナミックダンパ10によれば、ばね下部材Lの共振周波数の振動のみならず、その周辺領域の周波数の振動を抑制できる。また、リニアモータ11の減衰力は、バッテリ12への充電量の調整により制御でき、当該リニアモータ11の減衰力の調整により、ダイナミックダンパ10の減衰力を調整できる。
また、バッテリ12からリニアモータ11へ電力を供給し、リニアモータ11を電動機として機能させる場合には、錘7の振動を抑制する方向にリニアモータ11に推力を発揮させると、リニアモータ11がダイナミックダンパ10の上記減衰要素として機能し、その減衰力の調整によりダイナミックダンパ10の減衰力を調整できるのは勿論である。さらに、錘7の振動を促進する方向にリニアモータ11に推力を発揮させれば、ばね下部材Lを加振することもできる。そして、ばね下部材Lを加振して路面からばね下部材Lに入力される振動と打ち消し合うようにすれば、ばね下部材Lの振動を抑制できる。
また、リニアモータ用のバッテリ12は、モータ用のバッテリ51及び車載通常バッテリb1に並列接続されているので、リニアモータ11の発電により得た電力をモータ50、車両Vに搭載されているライト、エアーコンディショナー、カーナビゲーションシステム、オーディオ装置等の車載通常バッテリb1からの電力供給を受ける各電子機器でも利用できる。また、リニアモータ11及びモータ50が車載通常バッテリb1から電力供給を受けることもできるので、各機器への電力供給が安定化される。
以下、本実施の形態に係るばね下振動制御装置1、及びサスペンション装置Aの作用効果について説明する。
本実施の形態において、サスペンション装置Aは、車両Vにおけるばね上部材Uとばね下部材Lの相対変位を抑制又は促進する方向に推力を発揮するモータ(アクチュエータ)50と、ばね上部材Uとばね下部材Lの相対変位を抑制する減衰力を発揮する液圧ダンパ(ダンパ)4とを備える。そして、モータ(アクチュエータ)50と液圧ダンパ(ダンパ)4が、ともに、ロッド6の上端(他端)にロッキングアーム(リンク)20を介して連結されている。つまり、上記サスペンション装置Aでは、ロッド6がロッキングアーム20とともにリンク部材2を構成し、当該リンク部材2を介してモータ50と液圧ダンパ4がばね下部材Lに連結されている。一般的なサスペンション装置では、これらを車輪Wと、アームw1と、車体Bとの間にできる空間に配置しているが、上記構成によれば、上記空間の外側にモータ50及び液圧ダンパ4を配置できる。よって、ダイナミックダンパ10の錘7の質量を確保するため、ばね下振動制御装置1が大型化せざるを得ないとしても、ばね下振動制御装置1、モータ50及び液圧ダンパ4の取付スペースを容易に確保できる。さらに、サスペンション装置Aがモータ50を備えているので、ばね上部材Uとばね下部材Lの相対変位を積極的に制御できる。
なお、ばね上部材Uとばね下部材Lの相対変位を抑制又は促進する方向に推力を発揮するアクチュエータとして、モータ50に代えて直動型のシリンダ装置を利用してもよく、アクチュエータの構成は適宜変更できる。また、ばね上部材Uとばね下部材Lの相対変位を抑制する減衰力を発揮するダンパとして、液圧ダンパ4以外のダンパ(例えば、空圧ダンパ、摩擦ダンパ等)を利用してもよく、当該ダンパの発生する減衰力を可変にしてもよい。また、ダンパの減衰力を電気的に可変にする場合には、バッテリ12からダンパへ電力供給するようにしてもよいのは勿論である。さらに、アクチュエータとダンパの一方を廃するとしてもよい。また、サスペンション装置Aでは、懸架ばね3がコイルばねからなり、液圧ダンパ(ダンパ)4の外周に設けられているが、懸架ばね3はコイルばね以外のばね(例えば、エアばね、板ばね等)であってもよい。さらに、上記したアクチュエータ、ダンパ、及び懸架ばね3の配置は上記の限りではく、これらのうちの何れか又は全てが車輪Wと、アームw1と、車体Bとの間にできる空間に配置されていてもよい。
また、本実施の形態に係るサスペンション装置Aは、車両Vにおけるばね上部材Uとばね下部材Lの相対変位を抑制又は促進する方向に推力を発揮するモータ(アクチュエータ)50を備え、リニアモータ11からモータ50へ電力供給可能とされている。このため、リニアモータ11で発電した電力をリニアモータ11のみならずモータ50でも利用できるので、上記電力の活用範囲を広げて上記電力を有効利用できる。
また、サスペンション装置Aでは、モータ用のバッテリ(アクチュエータ用蓄電装置)51と、リニアモータ用のバッテリ(リニアモータ用蓄電装置)12が並列に接続されている。このため、モータ用のバッテリ51とリニアモータ用のバッテリ12との間で電力を融通し合えるので、モータ用のバッテリ51からリニアモータ11への電力の供給も可能になり、モータ50及びリニアモータ11への電力供給を安定化できる。なお、モータ50が外力によって駆動される場合に発電機として機能して、モータ50で発電した電力をバッテリ51に蓄えるようにしてもよいのは勿論である。
また、サスペンション装置Aでは、モータ用のバッテリ(アクチュエータ用蓄電装置)51と、リニアモータ用のバッテリ(リニアモータ用蓄電装置)12が、それぞれ車載通常バッテリb1と並列接続されている。このため、リニアモータ11で発電した電力を、車載通常バッテリb1に接続される各機器でも利用できるので、上記電力の活用範囲が一層広がり、上記電力の更なる有効活用ができる。さらに、モータ用のバッテリ51、リニアモータ用のバッテリ12、及び車載通常バッテリb1の間で電力を融通し合えるので、これらに接続される各機器への電力供給を安定化できる。なお、サスペンション装置Aのように、モータ用のバッテリ51を備え、当該バッテリ51を通じてリニアモータ用のバッテリ12と車載通常バッテリb1が接続される場合には、ダイナミックダンパ用のバッテリと車載通常バッテリb1を接続する電力ケーブルc4を廃しても、同様の効果を得られる。また、モータ用のバッテリ51とリニアモータ用のバッテリ12は接続されていなくてもよく、電力ケーブルc2のみを廃して個別に車載通常バッテリb1に接続されるとしてもよい。そして、このような変更は、アクチュエータ、ダンパ、及び懸架ばね3の構成及び配置によらず可能である。
また、サスペンション装置Aでは、リニアモータ11へ電力を供給したり、リニアモータ11で発電した電力を蓄えたりするための蓄電装置としてバッテリ12を利用しているが、キャパシタを利用してもよい。これは、モータ50へ電力を供給するバッテリ51についても同様である。そして、このような変更は、アクチュエータ、ダンパ、及び懸架ばね3の構成及び配置、並びに、リニアモータ用蓄電装置とアクチュエータ用蓄電装置の接続方法によらず可能である。
また、本実施の形態に係るばね下振動制御装置1は、リニアモータ11に接続されるバッテリ(リニアモータ用蓄電装置)12を備え、錘7は、バッテリ12を有して構成される。つまり、バッテリ12をダイナミックダンパ10の錘7として利用しているので、余分な質量が付加されずに済んで車両重量が増えるのを抑制できる。また、リニアモータ11へ電力供給するバッテリ12を利用して錘7が構成されているので、部品数を削減してばね下振動制御装置1を小型化できるとともにコストを削減できる。さらに、バッテリ12を錘7として利用する場合、コイル70が錘7に取り付けられているのでこれらの距離が近く、リニアモータ11で発電した電力を伝達効率よくバッテリ12に充電できる。なお、錘7の構成は上記の限りではなく、バッテリ12を含まずに構成されるとしてもよい。そして、このような変更は、アクチュエータ、ダンパ、及び懸架ばね3の構成及び配置、並びにリニアモータ用蓄電装置とアクチュエータ用蓄電装置の接続方法及びその種類によらず可能である。
また、本実施の形態において、リニアモータ11は、コイル70が装着されるコア71を備え、錘7は、コア71を有して構成されている。つまり、バッテリ12をダイナミックダンパ10の錘7として利用しているので、余分な質量が付加されずに済んで車両重量が増えるのを抑制できる。また、リニアモータ11を構成する部品を利用して錘7が構成されているので、部品数を削減してばね下振動制御装置1を小型化できるとともにコストを削減できる。また、コア71と、コイル70とを合わせた重さは重いので、これらのみを錘7として利用してもよい。また、リニアモータ11のコア71は円筒状であり、コア71に装着されるコイル70が界磁60の外周全周に対向するが、コイル70と界磁60が対向する面が平面状になっていてもよく、リニアモータ11の構成は適宜変更できる。そして、このような変更は、アクチュエータ、ダンパ、及び懸架ばね3の構成及び配置、並びに、リニアモータ用蓄電装置とアクチュエータ用蓄電装置の接続方法及びその種類によらず可能である。
また、本実施の形態に係るばね下振動制御装置1は、錘7と、錘7を弾性支持する弾性部材8とを有し、車両Vにおけるばね下部材Lに連結されるダイナミックダンパ10と、錘7を駆動可能であるとともに、発電可能なリニアモータ11とを備える。そして、リニアモータ11は、下端(一端)がばね下部材Lに連結されるロッド6と、ロッド6に保持される界磁60と、錘7に保持されて界磁60に対向するコイル70とを備える。このため、錘7の運動エネルギをリニアモータ11で電気エネルギに変換できる。当該電気エネルギは車両Vに搭載される他の機器でも利用しやすいので、錘7の運動エネルギを有効利用できる。さらに、サスペンション装置Aがリニアモータ11を備えているので、ダイナミックダンパ10におけるばね下部材Lの振動を抑制する減衰力を調整できるのは勿論、ばね下部材Lを加振することもできる。
なお、上記ばね下振動制御装置1では、ダイナミックダンパ10の錘7を上下動可能に支持する弾性部材8が錘7の下側に設けたコイルばねのみからなるが、錘7の上下に設けたコイルばねを有して構成されてもよい。このように、ダイナミックダンパ10の構成は適宜変更できる。そして、このような変更は、アクチュエータ、ダンパ、及び懸架ばね3の構成及び配置、リニアモータ用蓄電装置とアクチュエータ用蓄電装置の接続方法及びその種類、並びに、錘7及びリニアモータ11の構成によらず可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、及び変更が可能である。
A・・・サスペンション装置、L・・・ばね下部材、U・・・ばね上部材、V・・・車両、1・・・ばね下振動制御装置、4・・・液圧ダンパ(ダンパ)、6・・・ロッド、7・・・錘、8・・・弾性部材、10・・・ダイナミックダンパ、11・・・リニアモータ、12・・・バッテリ(リニアモータ用蓄電装置)、20・・・ロッキングアーム(リンク)、50・・・モータ(アクチュエータ)、60・・・界磁、60a・・・永久磁石、70・・・コイル、71・・・コア
Claims (5)
- 錘と、前記錘を弾性支持する弾性部材とを有し、車両におけるばね下部材に連結されるダイナミックダンパと、
前記錘を駆動可能であるとともに、発電可能なリニアモータとを備え、
前記リニアモータは、一端が前記ばね下部材に連結されるロッドと、前記ロッドに保持される界磁と、前記錘に保持されて前記界磁に対向するコイルとを備える
ことを特徴とするばね下振動制御装置。 - 前記リニアモータは、前記コイルが装着されるコアを備え、
前記錘は、前記コアを有して構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のばね下振動制御装置。 - 前記リニアモータによって発電された電力を蓄電するとともに、前記リニアモータへ電力供給可能なリニアモータ用蓄電装置を備え、
前記錘は、前記リニアモータ用蓄電装置を有して構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のばね下振動制御装置。 - 請求項1から3の何れか一項に記載のばね下振動制御装置を備えるサスペンション装置であって、
前記車両におけるばね上部材と前記ばね下部材の相対変位を抑制又は促進する方向に推力を発揮するアクチュエータを備え、
前記リニアモータから前記アクチュエータへ電力供給可能とされている
ことを特徴とするサスペンション装置。 - 請求項1から3の何れか一項に記載のばね下振動制御装置を備えるサスペンション装置であって、
前記車両におけるばね上部材と前記ばね下部材の相対変位を抑制又は促進する方向に推力を発揮するアクチュエータと、前記ばね上部材と前記ばね下部材の相対変位を抑制する減衰力を発揮するダンパの少なくとも一方を備え、
前記アクチュエータと前記ダンパの一方又は両方は、前記ロッドの他端にリンクを介して連結されている
ことを特徴とするサスペンション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016114574A JP2017218041A (ja) | 2016-06-08 | 2016-06-08 | ばね下振動制御装置及びサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016114574A JP2017218041A (ja) | 2016-06-08 | 2016-06-08 | ばね下振動制御装置及びサスペンション装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017218041A true JP2017218041A (ja) | 2017-12-14 |
Family
ID=60656713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016114574A Pending JP2017218041A (ja) | 2016-06-08 | 2016-06-08 | ばね下振動制御装置及びサスペンション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017218041A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019092944A1 (ja) | 2017-11-13 | 2019-05-16 | 日本電気株式会社 | 無線アクセスネットワークノード並びにその方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体 |
| KR102490649B1 (ko) * | 2022-01-17 | 2023-01-26 | 권혁기 | 쇼크업소버를 이용한 전기차 발전장치 |
-
2016
- 2016-06-08 JP JP2016114574A patent/JP2017218041A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2019092944A1 (ja) | 2017-11-13 | 2019-05-16 | 日本電気株式会社 | 無線アクセスネットワークノード並びにその方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体 |
| EP4482210A2 (en) | 2017-11-13 | 2024-12-25 | Nec Corporation | Radio access network node, method therefor, and non-transitory computer-readable medium |
| KR102490649B1 (ko) * | 2022-01-17 | 2023-01-26 | 권혁기 | 쇼크업소버를 이용한 전기차 발전장치 |
| WO2023136543A1 (ko) * | 2022-01-17 | 2023-07-20 | 권혁기 | 쇼크업소버를 이용한 전기차 발전장치 |
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