JP2017128170A - タイヤ空気圧監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体側装置に記憶(登録)されているセンサIDを有する車輪センサからの信号を車体側装置が受信することができないときユーザに対して異常である旨を報知するもの。【解決手段】タイヤ空気圧監視装置は、車輪センサ20からの情報を受信する受信手段31、32と、記憶手段34と、センサ情報に含まれるセンサIDを記憶させるセンサID登録手段35と、受信手段が記憶手段に記憶されているセンサIDと一致するセンサIDを所定の閾値時間以上にわたって受信しない場合、車両10のユーザに対して異常が生じている旨の報知を行う異常報知手段33、40と、を備える。更に、上記報知が行われている場合、車輪センサが車両の何れかの車輪に取り付けられているか否かについての問合せをユーザに対して行い且つ同ユーザからの回答を得る照会手段と、車輪センサが車両の何れの車輪にも取り付けられていない旨の回答が得られた場合に報知を停止する。【選択図】図2
Description
本発明は、車体側装置の記憶装置に既に記憶(登録)されているセンサIDを有する車輪センサ(タイヤ空気圧センサユニット)からの信号を車体側装置が受信することができないとき車両のユーザに対して異常である旨を報知するタイヤ空気圧監視装置に関する。
従来から、車両の車輪に取り付けられたタイヤ空気圧センサを含む車輪センサと車体側装置とにより構成され、車輪センサが検出したタイヤ空気圧及び車輪センサの状態等に異常がある場合、これらの異常を車両のユーザに対し報知するタイヤ空気圧監視システム(TPMS)が広く採用されている。
TPMSを備えた車両に、「車輪センサが取り付けられていない車輪」及び/又は「車体側装置に登録されていないセンサIDを有する車輪センサが取り付けられている車輪」のみが装着された場合、或いは、車両に装着されている車輪センサのすべてが故障して信号を送出できなくなった場合、車体側装置は既に登録されているセンサIDを有する車輪センサからの送信信号を受信することができない。このような場合、車体側装置は車輪センサの状態に異常があると判定して車両のユーザ(乗員、運転者)に異常である旨を報知する。ところが、この異常である旨の報知は、既に登録されているセンサIDを有する車輪センサが取り付けられた車輪が車両に装着された状態となるか、或いは、未登録のセンサIDを有する車輪センサが取り付けられた車輪が車両に装着され且つその車輪センサのセンサIDが登録されるまで解除されないので、ユーザが煩わしさを感じるという問題がある。
そこで、従来のタイヤ空気圧監視装置の一つ(以下、「従来装置」と称呼される。)は、既に登録されたセンサIDを有する車輪センサから送信されるべき信号を車体側装置が所定時間内に受信することができないときには警報装置本体をスリープ状態とし、異常の報知を自動的に停止することができるように構成されている(例えば、特許文献1を参照。)。
ところが、上記の車輪センサの異常の報知を自動的に停止すると、ユーザがその停止に
気が付かず、タイヤ空気圧の監視がされないままタイヤ空気圧が低下してしまう虞がある
。
気が付かず、タイヤ空気圧の監視がされないままタイヤ空気圧が低下してしまう虞がある
。
本発明は上記問題に対処するために為されたものである。即ち、本発明の目的の一つは
、既登録センサが車両の何れの車輪にも取り付けられていないか否かを車両のユーザに照
会することにより、ユーザに注意を喚起しながら「車輪センサが異常である旨の報知」を
停止することができ、且つ異常である旨の報知がされ続ける煩わしさを解消することが可
能なタイヤ空気圧監視装置を提供することにある。
、既登録センサが車両の何れの車輪にも取り付けられていないか否かを車両のユーザに照
会することにより、ユーザに注意を喚起しながら「車輪センサが異常である旨の報知」を
停止することができ、且つ異常である旨の報知がされ続ける煩わしさを解消することが可
能なタイヤ空気圧監視装置を提供することにある。
そこで、本発明のタイヤ空気圧監視装置(以下、「本発明装置」とも称呼する。)は、車両(10)の車輪(W)に装着され且つ同車輪のタイヤ空気圧を検出するとともに同検出したタイヤ空気圧と自身に付与されているセンサIDとをセンサ情報として繰り返し送信する車輪センサ(20)を用いて、前記車輪のタイヤ空気圧を監視する。
本発明装置は、
前記車輪センサから送信される前記センサ情報を受信する受信手段(31、31a、32)と、
記憶手段(34)と、
前記受信されたセンサ情報に含まれるセンサIDを前記記憶手段に記憶させるセンサID登録手段(35、ステップ630及びステップ740)と、
前記受信手段が、前記記憶手段に記憶されている何れかのセンサIDと一致するセンサIDを含むセンサ情報を所定の閾値時間以上にわたって受信しない場合、前記車両のユーザに対して異常が生じている旨の報知を行う異常報知手段(33、40、ステップ630、ステップ635、ステップ640及びステップ645)と、
を備える。
前記車輪センサから送信される前記センサ情報を受信する受信手段(31、31a、32)と、
記憶手段(34)と、
前記受信されたセンサ情報に含まれるセンサIDを前記記憶手段に記憶させるセンサID登録手段(35、ステップ630及びステップ740)と、
前記受信手段が、前記記憶手段に記憶されている何れかのセンサIDと一致するセンサIDを含むセンサ情報を所定の閾値時間以上にわたって受信しない場合、前記車両のユーザに対して異常が生じている旨の報知を行う異常報知手段(33、40、ステップ630、ステップ635、ステップ640及びステップ645)と、
を備える。
従って、記憶手段に記憶されているセンサIDと一致するセンサIDを含むセンサ情報が所定の閾値時間以上にわたって受信されない場合、車両のユーザに対して異常が生じている旨の報知が行われる。
本発明装置は、更に、
前記報知が行われている場合、前記車輪センサが前記車両の何れかの車輪に取り付けられているか否かについての問合せを前記車両のユーザに対して行い且つ同ユーザから同問合せの回答を得る照会手段(33、40、ステップ705、ステップ710及びステップ715)と、
前記車輪センサが前記車両の何れの車輪にも取り付けられていない旨の回答が得られた場合に前記報知を停止する異常報知停止手段(33、ステップ715での「Yes」との判定、及び、ステップ725)と、
を備える。
前記報知が行われている場合、前記車輪センサが前記車両の何れかの車輪に取り付けられているか否かについての問合せを前記車両のユーザに対して行い且つ同ユーザから同問合せの回答を得る照会手段(33、40、ステップ705、ステップ710及びステップ715)と、
前記車輪センサが前記車両の何れの車輪にも取り付けられていない旨の回答が得られた場合に前記報知を停止する異常報知停止手段(33、ステップ715での「Yes」との判定、及び、ステップ725)と、
を備える。
この構成によれば、車輪センサが異常である旨の報知を停止するか否かをユーザの判断
に委ねることにより、ユーザに注意を喚起しながら車輪センサが異常である旨の報知を停
止することができる。その結果、車輪センサが異常である旨が報知され続ける煩わしさを
解消することができる。
に委ねることにより、ユーザに注意を喚起しながら車輪センサが異常である旨の報知を停
止することができる。その結果、車輪センサが異常である旨が報知され続ける煩わしさを
解消することができる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置(以下、「本監視装置」と称呼する。)について説明する。
(構成)
本監視装置は、図1に示した車両10に適用され、複数のタイヤ空気圧センサユニット(以下、「センサユニット」と称呼する。)20と、タイヤ空気圧報知制御ユニット(以下、「電子制御装置」又は「ECU」とも称呼する。)30と、報知器40と、を備えている。
本監視装置は、図1に示した車両10に適用され、複数のタイヤ空気圧センサユニット(以下、「センサユニット」と称呼する。)20と、タイヤ空気圧報知制御ユニット(以下、「電子制御装置」又は「ECU」とも称呼する。)30と、報知器40と、を備えている。
複数のセンサユニット20のそれぞれは、各車輪(右前輪、左前輪、右後輪及び左後輪の走行輪のそれぞれ)Wの図示しないタイヤ空気注入バルブに取り付けられている。センサユニット20は、図2に示したように、空気圧センサ21、温度センサ22、加速度センサ23、ID記憶部24、送信制御部25、送信機26及び電池27を備えている。センサユニット20は「車輪センサ」20とも称呼される。
空気圧センサ21は、自身を含むセンサユニット20が取り付けられている車輪Wのタイヤの空気圧を検出し、その検出したタイヤ空気圧Pxを表す検出信号を送信制御部25に出力する。
温度センサ22は、自身を含むセンサユニット20が取り付けられている車輪Wのタイヤの温度(正確には、タイヤ内の空気温度)を検出し、その検出したタイヤ温度Txを表す検出信号を送信制御部25に出力する。
温度センサ22は、自身を含むセンサユニット20が取り付けられている車輪Wのタイヤの温度(正確には、タイヤ内の空気温度)を検出し、その検出したタイヤ温度Txを表す検出信号を送信制御部25に出力する。
加速度センサ23は、自身を含むセンサユニット20が取り付けられている車輪Wの遠心力方向(車輪Wの径方向)に生じる加速度を検出し、その検出した加速度Gxを表す検出信号を送信制御部25に出力する。従って、加速度センサ23は車輪Wが回転しているとき、車輪Wの遠心力方向の加速度と、重力加速度の車輪Wの遠心力方向の成分と、の和を加速度Gxとして検出する。
例えば、図3に示すように、センサユニット20が車輪Wの回転による鉛直方向の変位範囲における最下位置にあるとき、加速度センサ23が検出する加速度Gxの重力加速度成分は+1Gである(「G」は重力加速度である。)。本例において、このときの車輪Wの回転角度(即ち、センサユニット20の旋回角度)を0度と定義する。この定義によれば、車輪Wが図3の矢印Aの向きに回転して車輪Wの回転角度が90度となったとき、加速度センサ23が検出する加速度Gxの重力加速度成分は0Gとなる。
更に、車輪Wが同方向に90度回転して車輪Wの回転角度が180度となった(即ち、センサユニット20が最上位置となった)とき、加速度センサ23が検出する加速度Gxの重力加速度成分は−1Gとなる。車輪Wの回転角度が270度となったとき、加速度センサ23が検出する加速度Gxの重力加速度成分は0Gとなる。このように、加速度センサ23が検出する加速度Gxの重力加速度成分は車輪Wの1回転を1周期として+1Gから−1Gの間を正弦波状に変化する。
再び、図2を参照すると、ID記憶部24は、センサユニット20の識別情報であるセンサID(センサユニット20の個々に割りあてられたセンサユニット20に固有の特定情報)を記憶した不揮発性メモリであり、そのセンサIDを送信制御部25に出力する。
送信制御部25は、マイクロコンピュータを主要部として備える。送信制御部25は、空気圧センサ21によって検出されるタイヤ空気圧Px、温度センサ22によって検出されるタイヤ温度Tx、加速度センサ23によって検出される加速度Gx及びID記憶部24に記憶されているセンサIDを含む送信データを生成する。送信制御部25は、別途実行される図示しない送信制御ルーチンを実行することにより、送信データを所定の送信タイミングにて(本例では、一定時間が経過する毎に)送信機26に出力する。
送信機26は、送信制御部25から出力された送信データを受け取ったとき、その送信データを無線信号に変換して送信アンテナ26aを介してECU30に送信する。なお、以下において、送信機26から無線信号によって送信される情報(即ち、送信制御部25から送信機26に出力される送信データ)は「車輪情報」とも称呼される。
電池27は、センサユニット20内の各電気負荷に作動用電力を供給する電源として機能する。
電池27は、センサユニット20内の各電気負荷に作動用電力を供給する電源として機能する。
ECU30は、図1に示したように、車両10の車体Bに固定されている。ECU30は、マイクロコンピュータ及び通信回路を主要部として備える。ECU30は、図2に示したように、受信機31、受信処理部32、報知制御部33、登録ID記憶部34及び車輪位置判別部35を備えている。なお、受信処理部32、報知制御部33及び車輪位置判別部35等は、ECU30が所定のプログラムを実行することにより実現される機能ブロックである。更に、ECU30は、運転席の近傍に設けられた報知器40と電気的に接続されている。
本明細書において、ECUは、エレクトリックコントロールユニットの略称であり、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現する。
受信機31は、各センサユニット20から送信された無線信号を受信アンテナ31aを介して受信する。
受信処理部32は、受信機31が無線信号を受信する毎に、その無線信号からタイヤ空気圧Px、タイヤ温度Tx、加速度Gx及びセンサIDを表すデータ(即ち、車輪情報)を抽出する。更に、受信処理部32は、その抽出した「タイヤ空気圧Px、タイヤ温度Tx、加速度Gx及びセンサID」を表すデータを報知制御部33に出力する。
受信処理部32は、受信機31が無線信号を受信する毎に、その無線信号からタイヤ空気圧Px、タイヤ温度Tx、加速度Gx及びセンサIDを表すデータ(即ち、車輪情報)を抽出する。更に、受信処理部32は、その抽出した「タイヤ空気圧Px、タイヤ温度Tx、加速度Gx及びセンサID」を表すデータを報知制御部33に出力する。
報知制御部33は、登録ID記憶部34に記憶されている「センサIDと車輪位置との対応関係」を参照し、受信処理部32から入力したデータに基づいて、走行輪(4輪)の各タイヤ空気圧Pxを車輪位置別に表した報知データを作成する。報知制御部33は、作成した報知データを報知器40に出力する。
更に、報知制御部33は、それぞれの車輪W毎にタイヤ空気圧Pxと後述する警報発生閾値Palとを比較し、タイヤ空気圧Pxが警報発生閾値Pal以下である場合にはタイヤ空気圧の低下している車輪Wの位置を特定する空気圧低下輪位置データと警報指示信号とを報知器40に出力する。
登録ID記憶部34は、各車輪Wのタイヤに取り付けられているセンサユニット20のセンサIDを車輪位置別に記憶する不揮発性メモリ(記憶手段)である。登録ID記憶部34は、左前輪、右前輪、左後輪及び右後輪のそれぞれに取り付けられたセンサユニット20のセンサIDをそれぞれ記憶するID記憶エリア34FL、34FR、34RL及び34RRを備えている。以下、登録ID記憶部34に記憶されているセンサIDは「既登録センサID」と称呼される。
報知器40は、図1に示したように、車両10の車体Bに配設されている。報知器40は、運転席から視認可能な位置に設けられたディスプレイと、ディスプレイを駆動する表示回路とを備えている。報知器40は、後述するように報知制御部33から出力される報知データ(空気圧低下輪位置データと警報指示信号を含む。)に従ってディスプレイにタイヤ空気圧監視画面を表示する。更に、報知器40は、後述するようにディスプレイにセンサユニット20の異常を報知する画面を表示する。
(作動の概要)
次に、本監視装置の作動の概要について説明する。本監視装置は、イグニッション・キー・スイッチがオフ位置からアクセサリ位置又はオン位置に変更された後、タイヤ空気圧及びセンサIDを含むセンサ情報を用いて、各車輪のタイヤ空気圧を監視し、監視結果をディスプレイに表示する。
次に、本監視装置の作動の概要について説明する。本監視装置は、イグニッション・キー・スイッチがオフ位置からアクセサリ位置又はオン位置に変更された後、タイヤ空気圧及びセンサIDを含むセンサ情報を用いて、各車輪のタイヤ空気圧を監視し、監視結果をディスプレイに表示する。
更に、本監視装置は、イグニッション・キー・スイッチがオフ位置からアクセサリ位置又はオン位置に変更された後、センサ情報を何れの車輪からも受信していない状態が所定の閾値時間以上にわたって継続した場合、車両10のユーザ(乗員)に対して異常(システム異常)が生じている旨の報知を行う。この閾値時間は、正規のセンサユニット20が車輪情報を送信する周期に対して十分に長い時間(例えば、10分)に設定されている。更に、本監視装置は、この報知を行う際、車両10のユーザに対し、センサユニット20が取り付けられた車輪が走行輪の何れかの車輪として装着されているか否か(換言すると、センサユニット20が走行輪の何れかに装着されているか否か)を照会する(問合せを行う)。そして、本監視装置は、センサユニット20が取り付けられた車輪が走行輪の何れかの車輪にも装着されていない旨の回答をユーザから取得した場合、異常が生じている旨の報知を停止する。
次に、本監視装置の「動作モード」のそれぞれについて説明する。動作モードには、(1)通常モード、(2)初期化モード、(3)センサID登録モード、(4)異常報知(異常表示)モード、及び、(5)異常報知停止モードが含まれる。
(1)通常モード
通常モードは、登録ID記憶部34にセンサIDが既に登録(記憶)されているセンサユニット20(以下、「既登録センサ」とも称呼する。)が取り付けられた車輪Wを車両10が装着しており、タイヤ空気圧センサ21により車輪Wのタイヤ空気圧Pxが正常に検出されているときのモードである。以下において、既登録センサが取り付けられた車輪Wを、便宜上、「正規車輪W」と称呼する場合がある。通常モードにおいて、報知制御部33は、タイヤ空気圧センサ21により検出されるタイヤ空気圧Pxが所定の閾値圧力(警報発生閾値)Palを下回ったとき、タイヤ空気圧Pxが低下した旨の警報(即ち、タイヤ空気圧低下警報)を車両10のユーザに報知する。
通常モードは、登録ID記憶部34にセンサIDが既に登録(記憶)されているセンサユニット20(以下、「既登録センサ」とも称呼する。)が取り付けられた車輪Wを車両10が装着しており、タイヤ空気圧センサ21により車輪Wのタイヤ空気圧Pxが正常に検出されているときのモードである。以下において、既登録センサが取り付けられた車輪Wを、便宜上、「正規車輪W」と称呼する場合がある。通常モードにおいて、報知制御部33は、タイヤ空気圧センサ21により検出されるタイヤ空気圧Pxが所定の閾値圧力(警報発生閾値)Palを下回ったとき、タイヤ空気圧Pxが低下した旨の警報(即ち、タイヤ空気圧低下警報)を車両10のユーザに報知する。
図4は、4つの走行輪のすべてに正規車輪Wが装着されている場合において報知器40のディスプレイに表示されるタイヤ空気圧監視画面D1を表す。画面D1は、車体の平面図柄を表す車体マークM1と、各車輪位置に対応して設けられ且つタイヤ空気圧を数値で表示する空気圧数値表示部M2と、ユーザに注意を促すための警報マークM3と、を表示する。
通常モードにおいて、報知器40は、報知制御部33から入力した報知データに基づいて、空気圧数値表示部M2にタイヤ空気圧を数値により表示する。更に、報知器40は、報知制御部33から送信される空気圧低下輪位置データに基づいて、その車輪位置の空気圧数値表示部M2の表示態様を変更する(例えば、背景色及び文字色を、他の車輪位置のそれらの色と反転させる)。加えて、報知器40は、警報指示信号に基づいて警報マークM3を点灯させる。警報マークM3は、点灯した場合にのみユーザが視認することができ、消灯している場合にはユーザが視認できないようになっている。従って、ユーザはどの車輪Wのタイヤ空気圧が低下しているかについて、その空気圧値とともに認識することができる。この、警報マークM3の点灯及びタイヤ空気圧が低下している車輪に対応する空気圧数値表示部M2の表示態様の変更が、タイヤ空気圧低下警報に相当する。
一方、報知制御部33は、タイヤ空気圧低下警報が発生している場合においてタイヤ空気圧Pxが警報発生閾値Palよりも大きい所定の閾値圧力(警報解除閾値)Pclを上回ると、警報を解除する。通常、警報解除閾値Pclは「タイヤ温度が外気温と等しいときに推奨される圧力Pr」よりも低い値に設定されている。この圧力Prは「プラカード圧」又は「推奨設定圧」と称呼される。よって、ユーザがタイヤ空気圧Pxの調整作業によりタイヤ空気圧Pxをプラカード圧Prまで増加させると警報が解除される。
(2)初期化モード
初期化モードは、タイヤ空気圧Pxの調整作業時にユーザにより選択されるモードである。より具体的に述べると、イグニッション・キー・スイッチがオフ位置からアクセサリ位置に変更されたときにディスプレイに表示される図示しないメニュー画面がユーザによって操作されて初期化モードが選択されると、報知制御部33は、図4に示したようにボタン(スイッチ)S1を表示する。このボタンS1は、ユーザが「タイヤ空気圧の調整を行った」旨を報知制御部33に通知するためのボタンである。更に、報知制御部33は、ボタンS1を表示している期間、ユーザに対して「タイヤ空気圧の調整を行った後にボタンS1の押下を促す」旨のメッセージを図示しないスピーカから発音させる。
初期化モードは、タイヤ空気圧Pxの調整作業時にユーザにより選択されるモードである。より具体的に述べると、イグニッション・キー・スイッチがオフ位置からアクセサリ位置に変更されたときにディスプレイに表示される図示しないメニュー画面がユーザによって操作されて初期化モードが選択されると、報知制御部33は、図4に示したようにボタン(スイッチ)S1を表示する。このボタンS1は、ユーザが「タイヤ空気圧の調整を行った」旨を報知制御部33に通知するためのボタンである。更に、報知制御部33は、ボタンS1を表示している期間、ユーザに対して「タイヤ空気圧の調整を行った後にボタンS1の押下を促す」旨のメッセージを図示しないスピーカから発音させる。
ユーザが、車両停止中にタイヤ空気圧Pxをプラカード圧Prに一致するように調整した後、ボタンS1を操作(押下)すると、調整時(ボタンS1操作時)の各車輪Wのタイヤ空気圧がセンサIDと対応付けられてRAMに記憶される。更に、このとき警報発生閾値Palがタイヤ空気圧センサ21により検出された各車輪Wのタイヤ空気圧Pxの所定割合(例えば、a・Px,0.7≦a≦0.8)となるように設定される。
(3)センサID登録モード
センサID登録モードは、車輪Wに取り付けられているセンサユニット20のセンサIDを登録する(即ち、登録ID記憶部34にセンサIDを記憶させる)モードである。
センサID登録モードは、車輪Wに取り付けられているセンサユニット20のセンサIDを登録する(即ち、登録ID記憶部34にセンサIDを記憶させる)モードである。
動作モードがこのセンサID登録モードに移行されるのは、工場出荷時及びホイール付きタイヤの購入時等において前述のメニュー画面により選択された場合である。更に、センサID登録モードは、後述する異常停止モードにおいて特定の条件が成立したときに自動的に開始される。
センサID登録モードにおいて、車輪位置判別部35は、センサユニット20から送信されてくるセンサIDがどの車輪に装着されたセンサユニット20からのセンサIDであるかを後述するように判別(識別)する。そして、車輪位置判別部35は、取得したセンサIDを、そのセンサIDを有するセンサユニット20が装着されている車輪Wに対応するID記憶部34FL、34FR、34RL及び34RRの何れかに登録する(記憶させる)。
以下、あるセンサIDを有するセンサユニット20がどの車輪に取り付けられているかを判別する方法について簡単に説明する。図2に示したように、車輪位置判別部35は車輪速センサ50と電気的に接続されている。車輪速センサ50は、各車輪(走行輪)Wにそれぞれ対応して設けられ、車輪Wが1回転する間に所定数(本例では96個)のパルス信号を出力する。つまり、車輪速センサ50は、その車輪速センサ50に対応する車輪Wが一定角度(3.75deg)回転する毎に1回パルス信号を出力する。
車輪位置判別部35は、任意のタイミングにて車輪速センサ50の出力するパルス信号のカウントを「1」から開始し、そのカウント値が車輪1回転分のパルス信号の数である「96」を超えると、パルスカウント値を「1」にリセットしてカウントを継続する。このパルスカウント値は「パルス番号」と称呼される。
ところで、センサユニット20は車輪Wのバルブ部分に取り付けられるから、車輪Wの回転とともに車軸を中心として旋回する。従って、特定の車輪Wに着目したとき、その特定の車輪Wに取り付けられたセンサユニット20の「旋回位置」と、その特定の車輪Wの前述した「パルス番号」とは、常に一定の対応関係を有する。これに対し、その特定の車輪Wに取り付けられたセンサユニット20の「旋回位置」と、その特定の車輪とは異なる他の車輪Wの「パルス番号」との間には一定の関係が成立しない。なぜなら、車両10に装着された各車輪Wの回転速度は、ほとんどの場合、内輪差、外輪差及びスリップ等によりそれぞれ異なっているからである。つまり、「パルス番号」は各センサユニット20に対応する車輪Wの「回転位置」を特定可能なパラメータとなり得る。
センサユニット20の「旋回位置」(車輪Wの「回転位置」)は、加速度センサ23が検出する加速度のうち重力加速度成分の脈動を抽出することによって特定することができる。従って、この抽出された重力加速度成分の脈動周期とパルス番号の変化周期が同期するか否かに基づいて車輪位置が特定される。即ち、あるセンサユニット20から得られる重力加速度成分の周期と一致する「パルス番号の周期」を有する車輪Wが、そのセンサユニット20が装着されている車輪Wであると判定できる。このようにして車輪Wの位置とセンサIDとの対応付けがなされ、後述する所定のタイミングにて、センサIDが登録ID記憶部34に登録される。
(4)異常報知モード
異常報知モードは、通常モードにおいて以下に述べる第1異常及び第2異常の何れかの異常が生じていると判定すると、その旨をユーザに対して報知するためのモードである。異常報知モードにおいて、第1異常及び第2異常が発生していると判定されると、図4に示した警報マークM3が、異常の報知の開始から所定時間(例えば、60秒)点滅させられ、その後異常が解消するまで連続点灯に維持される。更に、タイヤ空気圧を取得することができない車輪Wに対応する空気圧数値表示部M2には「−」が表示される。
異常報知モードは、通常モードにおいて以下に述べる第1異常及び第2異常の何れかの異常が生じていると判定すると、その旨をユーザに対して報知するためのモードである。異常報知モードにおいて、第1異常及び第2異常が発生していると判定されると、図4に示した警報マークM3が、異常の報知の開始から所定時間(例えば、60秒)点滅させられ、その後異常が解消するまで連続点灯に維持される。更に、タイヤ空気圧を取得することができない車輪Wに対応する空気圧数値表示部M2には「−」が表示される。
(第1異常)
第1異常は、受信機31及び受信処理部32が受信した車輪情報に含まれるセンサIDが既登録センサIDの何れとも一致しない(車輪位置は問わない)センサIDのみである状態である。以下、このようなセンサID(登録センサIDの何れとも一致しないセンサIDは、「未登録センサID」とも称呼される。即ち、第1異常は、未登録センサIDを有するセンサユニット20からの送信信号のみが受信されている場合(受信処理部32が受信したセンサIDのすべてが未登録センサIDである場合)である。
第1異常は、受信機31及び受信処理部32が受信した車輪情報に含まれるセンサIDが既登録センサIDの何れとも一致しない(車輪位置は問わない)センサIDのみである状態である。以下、このようなセンサID(登録センサIDの何れとも一致しないセンサIDは、「未登録センサID」とも称呼される。即ち、第1異常は、未登録センサIDを有するセンサユニット20からの送信信号のみが受信されている場合(受信処理部32が受信したセンサIDのすべてが未登録センサIDである場合)である。
従って、受信処理部32が受信した複数のセンサIDに未登録センサIDが含まれていても、その受信した複数のセンサIDに既登録センサIDの何れかと一致するIDが一つでも含まれている場合は第1異常とみなされない。なお、未登録センサIDを送信するセンサユニット20は、「未登録センサ」とも称呼される。
より具体的に述べると、第1異常が発生している場合、(即ち、未登録センサからの送信信号のみを受信している場合)は、「既登録センサ」から送信される何れの「車輪情報」も閾値時間(例えば、10分)以上にわたって受信することはできないが、その閾値時間内に少なくとも一つの「未登録センサ」から送信される「車輪情報」は受信することができている場合である。
即ち、受信機31及び受信処理部32は送信機26が「車輪情報」を送信してくると、その車輪情報を受信して一時的にRAMに記憶するようになっている。報知制御部33は、受信機31及び受信処理部32が受信してRAMに記憶された車輪情報を所定時間が経過する毎に取得するようになっている。
そして、報知制御部33は、受信機31及び受信処理部32が「既登録センサ」から送信される「車輪情報」を所定の閾値時間(例えば、10分)以上にわたって受信することができないが、「未登録センサ」から送信される「車輪情報」を所定の閾値時間内に受信することができている場合、システムに「第1異常が生じている」と判定する。
なお、車輪位置判別部35は、通常モードにおいて未登録センサIDを一つでも受信すると、その未登録センサIDを送信してきた「未登録センサ」が車両10のどの車輪Wに取り付けられているかの特定を前述した手法(センサユニット20から得られる重力加速度成分の周期とパルス番号の周期とを用いた手法)により行う。そして、車輪位置判別部35は、その特定した車輪位置と対応付けて未登録センサのセンサIDをRAMに一旦記憶する。但し、この時点において、このセンサIDはまだ登録ID記憶部34には登録されない。センサIDの登録は、別途実行される「センサID登録ルーチン」によって行われる。
(第2異常)
第2異常は、受信機31及び受信処理部32が、何れのセンサユニット20からも車輪情報を受信することができない状態である。
第2異常は、受信機31及び受信処理部32が、何れのセンサユニット20からも車輪情報を受信することができない状態である。
より具体的に述べると、第2異常が発生している場合(即ち、受信機31及び受信処理部32がセンサユニット20からの送信信号を受信することができない場合)は、車輪情報を所定の閾値時間(例えば、10分)以上にわたって全く受信することができない場合である。
この第2異常は、車輪に装着されているセンサユニット20が「既登録センサ」であるか「未登録センサ」であるかにかかわらず、そのセンサユニット20が故障しているか又は電池27の電力供給能力が低下していることに起因して、そのセンサユニット20が「車輪情報」を送信できない場合に発生する。更に、第2異常は、センサユニット20が何れの車輪にも取り付けられていない場合にも発生する。従って、報知制御部33は、受信機31及び受信処理部32が「車輪情報」を所定の閾値時間(例えば、10分)以上にわたって一つも受信することができない場合、システムに「第2異常が生じている」と判定する。
例えば、車両10のユーザが、一つのセットのサマータイヤ及び/又は一つのセットのスタッドレスタイヤを有していて、そのセットのタイヤが非OEM(Original Equipment Manufacturing)タイヤ(非純正タイヤ)である場合において、OEMタイヤ(純正タイヤ)のセットを非OEMタイヤのセットに交換する場合がある。この場合、すべての車輪Wがセンサユニット20の取り付けられていないタイヤセットに交換されてしまうことが考えられる。係る状況においては、受信機31は、センサユニット20からの車輪情報を受信することができないから、報知制御部33はセンサユニット20に第2異常があると判定する。
(5)異常報知停止モード
ある車輪WのタイヤがOEMタイヤである場合には、その車輪Wにはセンサユニット20が取り付けられている必要がある。更に、走行輪のうちの何れかの車輪WのタイヤがOEMタイヤである場合、センサユニット20に異常が生じている旨の報知が発生しているとき(第1異常又は第2異常が発生していると判定されているとき)には、報知制御部33は自動的にこの報知を停止することは好ましくない。
ある車輪WのタイヤがOEMタイヤである場合には、その車輪Wにはセンサユニット20が取り付けられている必要がある。更に、走行輪のうちの何れかの車輪WのタイヤがOEMタイヤである場合、センサユニット20に異常が生じている旨の報知が発生しているとき(第1異常又は第2異常が発生していると判定されているとき)には、報知制御部33は自動的にこの報知を停止することは好ましくない。
これに対し、走行輪のすべての車輪Wのタイヤが非OEMタイヤ(量販店及びガソリンスタンド等にて購入するスタッドレスタイヤその他の交換用タイヤ:以下、「リプレースタイヤ」、「REタイヤ」とも称呼する。)である場合には、第1異常或いは第2異常が発生していても異常が生じている旨の報知を継続する必要はない。従って、走行輪のすべての車輪WのタイヤがREタイヤである場合には、報知制御部33がシステムに異常が生じている旨の報知(システム異常報知)を発生しているときに、自動的にシステム異常報知を停止することは特に問題とはならない。
そこで、報知制御部33は、異常報知モードが開始されると、警報マークM3の点滅又は点灯を継続しながら異常報知停止モードに直ちに移行し、走行輪の何れの車輪Wにもセンサユニット20が取り付けられていない(即ち、車両10のすべての車輪Wが装着しているタイヤがREタイヤである蓋然性が高い)ことをユーザに問い合せ、その問合せに対して肯定的な回答がユーザから得られたときにはシステム異常報知を停止する(警報マークM3を消灯する。)。
なお、装着されているREタイヤの少なくとも一つにセンサユニット20が取り付けられている場合においてシステム異常報知がなされているとき、報知制御部33は、ユーザから「走行輪の何れかの車輪Wにセンサユニット20が取り付けられている」との回答が得られたときには、RAMに一時的に格納されている未登録センサのセンサIDを新たに登録(登録ID記憶部34に記憶)することにより、システム異常報知を終了する。
(作動例)
以下、上述した問合せ(照会)及びその後の処理についての具体例について記述する。報知制御部33は、上記第1異常又は第2異常が発生したと判定したとき、異常報知モードを経て異常報知停止モードへと移行し、図5に示したように、報知器40のディスプレイに照会画面D2を表示させる。
以下、上述した問合せ(照会)及びその後の処理についての具体例について記述する。報知制御部33は、上記第1異常又は第2異常が発生したと判定したとき、異常報知モードを経て異常報知停止モードへと移行し、図5に示したように、報知器40のディスプレイに照会画面D2を表示させる。
照会画面D2は、ユーザに注意を促すための警報マークM3と、ユーザへの照会内容を表示するための照会表示部M4とユーザが選択操作するためのボタンS2及びボタンS3と、を含んでいる。上述したように、第1異常又は第2異常が発生すると、警報マークM3は表示初期(例えば、最初の60秒)において点滅させられ、その後、表示態様が点滅状態から常時点灯状態に変更される。
報知器40は、照会画面D2の照会表示部M4に以下の内容を表示する。なお、「TPMSバルブ」はセンサユニット20の別名称である。
照会表示部M4:
「TPMSバルブからの信号を受信できません。何れかの車輪にTPMSバルブが取り付けられていますか?下の何れかを選択してください。」
照会表示部M4:
「TPMSバルブからの信号を受信できません。何れかの車輪にTPMSバルブが取り付けられていますか?下の何れかを選択してください。」
更に、報知器40は、タッチ式のボタンS2及びボタンS3にそれぞれ以下の内容を表示する。
ボタンS2:
「何れの車輪にもTPMSバルブが取り付けられていない。」
ボタンS3:
「何れかの車輪にTPMSバルブが取り付けられている、又は、わからない。」
ボタンS2:
「何れの車輪にもTPMSバルブが取り付けられていない。」
ボタンS3:
「何れかの車輪にTPMSバルブが取り付けられている、又は、わからない。」
車両10のユーザが「何れの車輪にもセンサユニット20が取り付けられていない」と判断してボタンS2を選択した(ボタンS2に触れた)場合、未登録センサのセンサIDがRAMに一時的に格納されていないとき(即ち、未登録センサからの車輪情報を受信していないとき)、報知制御部33は、現在発生している「異常が生じている旨の報知(システム異常報知)」を停止する。即ち、報知制御部33は、警報マークM3を消灯させる。
また、車両10のユーザがボタンS2を選択した場合において未登録センサのセンサIDがRAMに一時的に格納されているとき(即ち、未登録センサからの車輪情報を受信しているとき)、報知制御部33は、動作モードを「センサID登録モード」へ移行させて、その未登録センサのセンサIDを新たに登録(登録ID記憶部34に記憶)することにより、システム異常報知を終了する(警報マークM3を消灯させる。)。
なお、報知制御部33は、ボタンS2が選択された場合、未登録センサのセンサIDがRAMに一時的に格納されているか否かに関わらず、現在発生している「異常が生じている旨の報知(システム異常報知)」を停止してもよい(警報マークM3を消灯させてもよい。)。
一方、ユーザがボタンS3を選択した(ボタンS3に触れた)場合、報知制御部33は、新たにセンサIDを登録する(即ち、登録ID記憶部34に新たなセンサIDを記憶させる)「センサID登録モード」へ動作モードを移行させる。この段階において、警報マークM3は点滅又は点灯している。
動作モードが「センサID登録モード」に移行すると、報知制御部33は、未登録センサのセンサIDがRAMに一時的に格納されているとき(即ち、未登録センサからの車輪情報を受信しているとき)、その未登録センサのセンサIDを登録(登録ID記憶部34に記憶)する。これにより、すべての走行輪についてセンサユニット20のセンサIDの登録が行われると、報知制御部33はディスプレイの照会画面D2において点滅又は点灯している警報マークM3を消灯させる。その後、報知制御部33はRAMに一時記憶されていた未登録センサのセンサIDを削除し、動作モードを「通常モード」へ移行させる。
一方、報知制御部33は、センサID登録モードにおいて、何れかの走行輪についてセンサユニット20のセンサIDの登録が行うことができないときは、警報マークM3を点滅又は点灯したまま再び動作モードを「異常報知モード」に移行させる。
更に、報知制御部33は、未登録センサのセンサIDがRAMに格納されていないとき(即ち、未登録センサからの車輪情報を受信していないとき)、報知制御部33はセンサIDの登録をすることができないので、警報マークM3を点滅又は点灯したまま再び動作モードを「異常報知モード」に移行させる。
(具体的作動)
<異常表示発生/停止制御>
次に、本監視装置の具体的作動について説明する。ECU30のCPUは、一定時間が経過する毎に図6にフローチャートにより示した「異常表示発生/停止ルーチン」を実行するようになっている。
<異常表示発生/停止制御>
次に、本監視装置の具体的作動について説明する。ECU30のCPUは、一定時間が経過する毎に図6にフローチャートにより示した「異常表示発生/停止ルーチン」を実行するようになっている。
所定のタイミングになると、CPUは図6のステップ600から処理を開始してステップ605に進み、現在の「動作モード」を取得する。この「動作モード」は、前述した複数のモード(即ち、通常モード、初期化モード、センサID登録モード、異常報知モード及び異常報知停止モード)のうちの何れかである。
次いで、CPUはステップ610に進み、ステップ605にて取得した動作モードが「通常モード」であるか否かを判定する。取得した動作モードが「通常モード」でない場合、CPUはステップ695に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、取得した動作モードが「通常モード」である場合、CPUはステップ610にて「Yes」と判定してステップ615に進み、各センサユニット20からの車輪情報を取得する。なお、CPU(受信処理部32)は、別途実行している受信処理ルーチンにより、車輪情報を受信する毎にその受信した車輪情報をRAMに記憶している。
次いで、CPUはステップ620に進み、イグニッション・キー・スイッチがアクセサリ位置又はオン位置に設定された時点以降、又は、何れかの既登録センサであるセンサユニット20からの車輪情報を前回受信した時点以降、既登録センサ(どの車輪に装着された既登録センサであるかを問わない)からの車輪情報を受信していないか否かを判定する。
CPUは、既登録センサからの車輪情報が受信することができている場合、ステップ620にて「No」と判定してステップ625に進み、未登録センサのセンサID及びその未登録センサの車輪位置についてのデータがRAMに記憶されている場合、このデータをRAMから消去し、その後、ステップ695に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUはステップ620にて「Yes」と判定すると、ステップ630に進み、未登録センサIDがRAMに記憶されている場合、その未登録センサIDを送信してきた「未登録センサ」が車両10のどの車輪Wに取り付けられているかの特定を前述した手法(センサユニット20から得られる重力加速度成分の周期とパルス番号の周期とを用いた手法)により行う。そして、CPUは、その特定した車輪位置と対応付けて未登録センサのセンサIDをRAMに一旦記憶する。即ち、CPUは未登録センサのセンサIDを、その未登録センサが取り付けられた車輪の位置に関連付けてRAMに仮登録する。
次いで、CPUはステップ635に進み、カウンタC1の値を「1」だけインクリメントしてステップ640に進み、カウンタC1の値が第1所定値C1max 以上であるか否かを判定する。第1所定値C1max は、イグニッション・キー・スイッチがアクセサリ位置又はオン位置に設定された時点、或いは、ステップ620にて「No」と判定された時点から所定時間(閾値時間、例えば、10分)が経過するまでの時間を、このルーチンが実行される間隔である一定時間(例えば、100ミリ秒)で除した値として定められる。なお、カウンタC1の値は、イグニッション・キー・スイッチがアクセサリ位置又はオン位置に設定された時点、或いは、ステップ620にて「No」と判定された時点にて「0」に設定(クリア)される。
カウンタC1の値が第1所定値C1max 未満である(イグニッション・キー・スイッチがアクセサリ位置又はオン位置に設定された時点、或いは、ステップ620にて「No」と判定された時点から所定時間が経過していない)場合、CPUはステップ640にて「No」と判定してステップ695に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、カウンタC1の値が第1所定値C1max 以上である(所定時間が経過した)場合、CPUはステップ640にて「Yes」と判定してステップ645に進み、システム異常が発生している旨(即ち、前述した第1異常又は第2異常が発生している旨)を報知するために、警報マークM3を報知器40のディスプレイの画面D1に点滅させながら表示する。即ち、CPUは、動作モードを異常報知モードへ移行させる。次いで、CPUは、ステップ650に進み、動作モードを異常報知停止モードへ移行させ、以下に述べる「異常報知停止ルーチン」を実行する。
即ち、CPUはステップ650に進むと、図7のルーチンのステップ700を経由してステップ705に進み、報知器40のディスプレイに表示画面D2(図5も参照。)を表示する。即ち、CPUはディスプレイ上に警報マークM3を点滅表示又は点灯表示させるとともに、照会表示部M4に「何れかの車輪にTPMSバルブ(センサユニット20)が取り付けられているか否か」についての照会をするためのメッセージを表示する。
更に、CPUはボタンS2に「何れの車輪にもTPMSバルブ(センサユニット20)が取り付けられていない」とのメッセージを表示し、ボタンS3に「何れかの車輪にTPMSバルブ(センサユニット20)が取り付けられている、又はどちらかわからない」とのメッセージを表示する。即ち、CPUは報知器40のディスプレイの表示を図4に示した表示画面D1から図5に示した表示画面D2に変更する。換言すると、CPUは現在表示されている表示画面D1に対し表示画面D2を割り込み表示する。
次いで、CPUはステップ710に進んで、ユーザが表示画面D2に表示された何れかのボタン(ボタンS2及びボタンS3の何れか)に接触したか(押下したか)否かを判定する。
ユーザがボタンS2及びボタンS3の何れかを押下した場合、CPUはステップ710にて「Yes」と判定してステップ715に進み、ボタンS2が押下されたか否かを判定する。ユーザがボタンS2を押下していた場合、CPUはステップ715にて「Yes」と判定してステップ720に進み、ステップ630にて未登録センサIDが仮登録されていないか否かを判定する。
ステップ630にて未登録センサIDが仮登録されていなかった場合、CPUはステップ720にて「Yes」と判定してステップ725に進み、システム異常報知を停止する。即ち、CPUは、ステップ725にて警報マークM3を消灯させ、ステップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。その後、CPUはステップ795を経由してステップ695に進んで図6に示したルーチンを一旦終了する。
一方、ステップ630にて未登録センサIDが仮登録されている場合、CPUはステップ720にて「No」と判定してステップ740に進み、動作モードを「センサID登録モード」に移行させてセンサIDの登録処理を実行する。
次いで、CPUはステップ745に進み、センサID登録処理が正常に完了したか否かを判定する。「センサID登録処理が正常に完了した」とは、すべての走行輪Wについて未登録センサのセンサIDが「登録ID記憶部34のID記憶エリア34FL、34FR、34RL及び34RR」に登録(記憶された)ことを意味する。
センサID登録処理が正常に完了した場合、CPUはステップ745にて「Yes」と判定してステップ750に進み、動作モードを「センサID登録モード」から「通常モード」へ移行させてステップ795に進み、次いで、ステップ695に進んで図6に示したルーチンを一旦終了する。
一方、例えば、走行輪のうちの2輪だけについて未登録センサが仮登録されている場合には、センサID登録処理は正常に完了しない。このような場合、CPUはステップ745にて「No」と判定してステップ755に進み、動作モードを「異常報知モード」へ移行させる。その後、CPUはステップ795に進み、次いで、ステップ695に進んで図6に示したルーチンを一旦終了する。
ところで、CPUがステップ715の処理を行う時点において、ユーザが表示画面D2に表示されているボタンS3を押下した場合、CPUはそのステップ715にて「No」と判定してステップ740以降に進む。
更に、ユーザがボタンS2及びボタンS3の何れのボタンも押下しなかった場合、CPUはステップ710にて「No」と判定してステップ730に進み、カウンタC2の値を「1」だけインクリメントする。次いで、CPUはステップ735に進み、カウンタC2の値が第2所定値C2max 以上であるか否かを判定する。第2所定値C2max は、ステップ705の「割り込み表示」が最初に行われたときから第2所定時間(例えば、10分)が経過するまでの時間を、このルーチンが実行される間隔である一定時間(例えば、100ミリ秒)で除した値として定められる。
カウンタC2の値が第2所定値C2max 未満である(第2所定時間が経過していない)場合、CPUはステップ735にて「No」と判定してステップ795に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。一方、カウンタC2の値が第2所定値C2max 以上である(第2所定時間が経過した)場合、CPUはステップ735にて「Yes」と判定してステップ740以降に進む。
以上説明したように、本監視装置は、受信機31及び受信処理部32が「少なくとも1つの既登録センサ」からの車輪情報を所定の閾値時間(例えば、10分)以上にわたって受信しないとき、ユーザに対し、「何れかの車輪にセンサユニット20(TPMSバルブ)が取り付けられているか問い合わせる。更に、本監視装置は、何れの車輪にもセンサユニット20が取り付けられていない旨の回答をユーザから取得した場合、警報マークM3を消灯させることによってシステム異常である旨の報知を停止する。
従って、本監視装置によれば、車両10に装着された車輪Wにセンサユニット20(車
輪センサ)が取り付けられていない場合又は未登録センサが取り付けられている場合に発
生するシステム異常の報知を停止するか否かをユーザの判断に委ねることができる。その
結果、ユーザに注意を喚起しながら異常の報知を停止することが可能となる。
輪センサ)が取り付けられていない場合又は未登録センサが取り付けられている場合に発
生するシステム異常の報知を停止するか否かをユーザの判断に委ねることができる。その
結果、ユーザに注意を喚起しながら異常の報知を停止することが可能となる。
上記実施形態においては、各車輪位置に対応してタイヤ空気圧を表示していたが、本発明に係るタイヤ空気圧監視装置は、報知器に警報マークのみを表示する構成であってもよい。
加速度センサ23は、自身が取り付けられている車輪Wの遠心力方向の加速度を検出していたが、加速度センサは自身が取り付けられている車輪Wの周方向の加速度を検出するように構成されてもよい。
更に、CPUは、図7のステップ720にて「No」と判定したとき、ユーザに対して「未登録センサが見つかったので新たに登録する(登録ID記憶部34に記憶する)旨のメッセージをディスプレイを用いて通知してもよい。これによれば、未登録センサが車輪Wに取り付けられていたにもかかわらず、車輪Wにセンサユニット20が取り付けられていないとユーザが誤認識していたとき、ユーザに正しい情報を知らせることができる。
更に、図7のステップ720を省略してもよい。この場合、CPUはステップ715にて「Yes」と判定した場合にステップ725に進む。
図6のステップ630において、未登録センサIDを送信してきた「未登録センサ」が車両10のどの車輪Wに取り付けられているかの特定を行わず、その未登録センサのセンサIDをRAMに一旦記憶しておき、図7のステップ740にてその未登録センサが取り付けられた車輪の位置を特定したうえでセンサIDを登録ID記憶部34に記憶させてもよい。
10…車両、20…センサユニット、21…空気圧センサ、22…温度センサ、23…加速度センサ、25…送信機、30…タイヤ空気圧報知制御ユニット(ECU)、31…受信機、32…受信処理部、33…報知制御部、34…登録ID記憶部、40…報知器、W…車輪。
Claims (1)
- 車両の車輪に装着され且つ同車輪のタイヤ空気圧を検出するとともに同検出したタイヤ空気圧と自身に付与されているセンサIDとをセンサ情報として繰り返し送信する車輪センサを用いて、前記車輪のタイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧監視装置であって、
前記車輪センサから送信される前記センサ情報を受信する受信手段と、
記憶手段と、
前記受信されたセンサ情報に含まれるセンサIDを前記記憶手段に記憶させるセンサID登録手段と、
前記受信手段が、前記記憶手段に記憶されている何れかのセンサIDと一致するセンサIDを含むセンサ情報を所定の閾値時間以上にわたって受信しない場合、前記車両のユーザに対して異常が生じている旨の報知を行う異常報知手段と、
前記報知が行われている場合、前記車輪センサが前記車両の何れかの車輪に取り付けられているか否かについての問合せを前記車両のユーザに対して行い且つ同ユーザから同問合せの回答を得る照会手段と、
前記車輪センサが前記車両の何れの車輪にも取り付けられていない旨の回答が得られた場合に前記報知を停止する異常報知停止手段と、
を備えるタイヤ空気圧監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016007606A JP2017128170A (ja) | 2016-01-19 | 2016-01-19 | タイヤ空気圧監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016007606A JP2017128170A (ja) | 2016-01-19 | 2016-01-19 | タイヤ空気圧監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017128170A true JP2017128170A (ja) | 2017-07-27 |
Family
ID=59394339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016007606A Pending JP2017128170A (ja) | 2016-01-19 | 2016-01-19 | タイヤ空気圧監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017128170A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109849592A (zh) * | 2019-03-05 | 2019-06-07 | 上海航盛实业有限公司 | 一种胎压的实时监控方法 |
| JP2021091242A (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-17 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ状態監視システム、タイヤ状態監視方法及びタイヤ状態監視プログラム |
-
2016
- 2016-01-19 JP JP2016007606A patent/JP2017128170A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109849592A (zh) * | 2019-03-05 | 2019-06-07 | 上海航盛实业有限公司 | 一种胎压的实时监控方法 |
| JP2021091242A (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-17 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ状態監視システム、タイヤ状態監視方法及びタイヤ状態監視プログラム |
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