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JP2017122464A - 圧力容器 - Google Patents

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JP2017122464A
JP2017122464A JP2016000427A JP2016000427A JP2017122464A JP 2017122464 A JP2017122464 A JP 2017122464A JP 2016000427 A JP2016000427 A JP 2016000427A JP 2016000427 A JP2016000427 A JP 2016000427A JP 2017122464 A JP2017122464 A JP 2017122464A
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優次 日高
Yuji Hidaka
優次 日高
吉則 宮崎
Yoshinori Miyazaki
吉則 宮崎
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Abstract

【課題】口金の空転を防止する。【解決手段】圧力容器Aは、略円筒状の胴部11の端部にドーム部12,13が連なった形態のライナー10と、ドーム部12,13の外面を同心状に覆う口金22,28と、ライナー10の外面に巻き付けられた形態の繊維束34を備え、ライナー10の外面を覆う繊維強化樹脂層3と、ドーム部12,13の外周のうちパーティングライン21を含む領域に形成された回転規制凸部17,20と、口金22,28に形成され、回転規制凸部17,20に嵌合された回転規制凹部27,32とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、圧力容器に関するものである。
特許文献1には、円筒状の直胴部の両端にドーム部が形成されたライナーと、ドーム部の中心部に取り付けた口金と、ライナーの外周に形成された繊維強化樹脂層とを備えた圧力容器が開示されている。繊維強化樹脂層を形成する際には、口金に嵌合した駆動軸を回転駆動することにより、口金とライナーを一体回転させながら、ライナーの外周に繊維束を巻き付けていく。
特開2012−045826号公報
繊維束を巻き付ける工程では、駆動軸によって回転する駆動側の口金と、繊維束を引き込む従動側のライナーとの界面に、回転方向の剪断力が作用する。そのため、剪断力が大きくなった場合には、口金とライナーとの間で滑りが生じて口金が空転することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、口金の空転を防止することを目的とする。
本発明の圧力容器は、
略円筒状の胴部の端部にドーム部が連なった形態のライナーと、
前記ドーム部の外面を同心状に覆う口金と、
前記ライナーの外面に巻き付けられた形態の繊維束を備え、前記ライナーの外面を覆う繊維強化樹脂層と、
前記ドーム部の外周のうちパーティングラインを含む領域に形成された回転規制凸部と、
前記口金に形成され、前記回転規制凸部に嵌合された回転規制凹部とを備えているところに特徴を有する。
回転規制凸部と回転規制凹部との嵌合により、ライナーに対する口金の相対移転が規制されるので、口金を回転駆動しながらライナーに繊維束を巻き付ける工程で、口金が空転することを防止できる。また、回転規制凸部は、パーティングラインを含む領域に配されているので、ブロー成形用の金型でライナーを成形する工程で、回転規制凸部を形成することが可能である。
実施例1の圧力容器の斜視図 ライナーから口金を外した状態をあらわす斜視図 ライナーに繊維束を巻き付ける工程をあらわす断面図 圧力容器の断面図 ライナーを金型成形する工程をあらわす平面図
本発明は、前記回転規制凹部が前記口金の外周縁に開口するように配されていてもよい。この構成によれば、口金を回転駆動するときの回転中心から、回転規制凹部と回転規制凸部との嵌合位置までの径方向の寸法が長く確保されるので、口金からの回転力を受けたときの回転規制凸部の応力が低減される。これにより、回転規制凸部の変形を防止できる。
本発明は、前記回転規制凹部が、前記口金の外面に開口した形態であってもよい。この構成によれば、口金をライナーに組み付ける際に、目視により回転規制凸部の位置を確認することができる。
本発明は、前記回転規制凸部が、前記口金の厚さ方向全領域に亘って前記回転規制凹部に嵌合されていてもよい。この構成によれば、回転規制凹部と回転規制凸部との接触面積が広くなるので、口金からの回転力を受けたときの回転規制凸部の応力が低減される。これにより、回転規制凸部の変形を防止できる。
本発明は、前記回転規制凸部の外面と前記口金の外面とが、面一状に連続していてもよい。この構成によれば、回転規制凸部と回転規制凹部との嵌合部分では、段差や凹凸が生じないので、巻き付けられた繊維束との間に隙間が生じることはない。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図5を参照して説明する。本実施例1の圧力容器Aは、合成樹脂製のライナー10と、第1口金22(請求項に記載の口金)と、第2口金28(請求項に記載の口金)と、繊維強化樹脂層33とを備えて構成されている。圧力容器Aは、燃料電池自動車や天然ガス自動車に搭載され、高圧の水素ガスや天然ガスの充填容器として用いられるものである。
<ライナー10>
ライナー10は、径寸法が全長に亘ってほぼ一定の円筒状をなす胴部11と、胴部11の軸線方向における一方の端部に連なる第1ドーム部12(請求項に記載のドーム部)と、胴部11の軸線方向における他方の端部に連なる第2ドーム部13(請求項に記載のドーム部)とを備えた単一部品である。ライナー10の内部は、流体(水素ガスや天然ガス等)を貯留するための貯留空間14となっている。ライナー10は、ブロー成形によって所定形状に成形されている。ライナー10の材料としては、高密度ポリエチレン(HDPE)とエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)の混合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂等が用いられている。
第1ドーム部12の中心部には、胴部11の軸線と同軸の円形をなす貫通形態の筒状突出部15が一体に形成されている。筒状突出部15は第1ドーム部12の外部へ突出した形態である。ライナー10の外部空間と貯留空間14内は、筒状突出部15の内部空間を介して連通可能となっている。第1ドーム部12の外面のうち筒状突出部15よりも外周側であり、且つ第1ドーム部12の外周縁(胴部11と第1ドーム部12との境界)よりも内周側の円環状領域は、胴部11の軸線と略直角をなす第1平面部16となっている。
第1平面部16の外面には、径方向において筒状突出部15を挟んで対向するように配された一対の第1回転規制凸部17が形成されている。一対の第1回転規制凸部17は、筒状突出部15に関して対称な形態である。第1回転規制凸部17は、筒状突出部15の外周には連なっておらず、筒状突出部15の外周よりも径方向外側の位置に配されている。第1回転規制凸部17の外周側端縁は、第1平面部16の外周縁上に位置している。第1平面部16を基準とする第1回転規制凸部17の突出高さは、その外周側端縁で最も低く、筒状突出部15に近くなるほど次第に高くなっており、内周側端縁において最大である。
第2ドーム部13の中心部には、胴部11の軸線と同軸の円形をなす膨出部18が一体に形成されている。膨出部18は貫通しておらず、胴部11の他方の端部は第2ドーム部13によって閉塞されている。第2ドーム部13の外面のうち膨出部18よりも外周側であり、且つ第2ドーム部13の外周縁(胴部11と第2ドーム部13との境界)よりも内周側の円環状領域は、胴部11の軸線と略直角をなす第2平面部19となっている。
第2平面部19の外面には、径方向において膨出部18を挟んで対向するように配された一対の第2回転規制凸部20が形成されている。一対の第2回転規制凸部20は、膨出部18に関して対称な形態である。第2回転規制凸部20は、膨出部18の外周には連なっておらず、膨出部18の外周よりも径方向外側の位置に配されている。第2回転規制凸部20の外周側端縁は、第2平面部19の外周縁上に位置している。第2平面部19を基準とする第2回転規制凸部20の突出高さは、その外周側端縁で最も低く、膨出部18に近くなるほど次第に高くなっており、内周側端縁において最大である。
ライナー10は、下記のようなブロー成形法によって成形されている。成形に際しては、ブロー成形機(図示省略)から略円筒形のパリソン(図示省略)が軸線を上下方向に向けて下向きに押し出される。押し出されたパリソン内には下方からロッド(図示省略)が収容される。そして、パリソンが一対の金型50で挟まれるとともに、ロッドを通して供給された加圧エアが、パリソンを金型50のキャビティ内面に密着させる。この後、パリソンが硬化すれば、金型50によるライナー10の成形工程が完了する。
金型50によって成形されたライナー10の外周には、一対の金型50の境界に沿ったパーティングライン21が形成される。一対の金型50には、夫々、一対の第1回転規制凸部17と一対の第2回転規制凸部20を成形するための成形部51が形成されている。したがって、パーティングライン21は、第1回転規制凸部17の外面の周方向における中央位置を通るとともに、第2回転規制凸部20の外面の周方向における中央位置も通っている。
<第1口金22>
第1口金22は、軸線方向に貫通した円筒状をなす第1本体部23と、第1本体部23の軸線方向両端部のうち基端部から径方向外方へ張り出した第1フランジ部24とを備えた単一部品である。第1本体部23の内周の先端部には、第1雌ネジ部25が形成されている。第1口金22には、バルブ26が第1雌ネジ部25にねじ込まれることによって取り付けられる。
第1口金22は、第1ドーム部12の外面を覆うようにライナー10に取り付けられている。第1口金22を取り付けた状態では、第1本体部23の基端部が筒状突出部15の外周に密着し、第1フランジ部24の内面が第1平面部16(第1ドーム部12)の外面に密着している。第1フランジ部24は第1本体部23と同心の円形をなし、第1フランジ部24の外径は、第1平面部16の外径とほぼ同じ寸法である。
第1フランジ部24には、第1本体部23を挟んで径方向に対向するように配された一対の第1回転規制凹部27が形成されている。一対の第1回転規制凹部27は、第1本体部23の軸線に関して対称である。第1回転規制凹部27は、第1フランジ部24の内面(第1ドーム部12との対向面)から第1フランジ部24の外面まで貫通した形態であり、第1フランジ部24の外周縁に開口した形態である。
第1口金22を第1ドーム部12に取り付けた状態では、一対の第1回転規制凹部27が一対の第1回転規制凸部17に嵌合する。第1回転規制凹部27と第1回転規制凸部17との嵌合部分では、第1回転規制凸部17の外面と第1フランジ部24の外面とが、段差なく面一状に連なっている。また、第1回転規制凸部17の外周側端縁と第1フランジ部24の外周縁が、ほぼ同じ曲率で滑らかに連続している。
<第2口金28>
第2口金28は、円柱状をなす第2本体部29と、第2本体部29の軸線方向両端部のうち基端部から径方向外方へ張り出した第2フランジ部30とを備えた単一部品である。第2本体部29には、その先端面を同軸状に凹ませた形態の第2雌ネジ部31が形成されている。第2口金28は、第2ドーム部13の外面を覆うようにライナー10に取り付けられている。第2口金28を取り付けた状態では、第2本体部29の基端部が膨出部18の外周に密着し、第2フランジ部30の内面が第2平面部19(第2ドーム部13)の外面に密着している。第2フランジ部30は第2本体部29と同心の円形をなし、第2フランジ部30の外径は、第2平面部19の外径とほぼ同じ寸法である。
第2フランジ部30には、第2本体部29を挟んで径方向に対向するように配された一対の第2回転規制凹部32が形成されている。一対の第2回転規制凹部32は、第2本体部29の軸線に関して対称である。第2回転規制凹部32は、第2フランジ部30の内面(第2ドーム部13との対向面)から第2フランジ部30の外面まで貫通した形態であり、第2フランジ部30の外周縁に開口した形態である。
第2口金28を第2ドーム部13に取り付けた状態では、一対の第2回転規制凹部32が一対の第2回転規制凸部20に嵌合する。第2回転規制凹部32と第2回転規制凸部20との嵌合部分では、第2回転規制凸部20の外面と第2フランジ部30の外面とが、段差なく面一状に連なっている。また、第2回転規制凸部20の外周側端縁と第2フランジ部30の外周縁が、ほぼ同じ曲率で滑らかに連続している。
<繊維強化樹脂層33>
繊維強化樹脂層33は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、ガラス繊維強化プラスッチック等からなる。繊維強化樹脂層33は、胴部11の外周の全領域、第1ドーム部12のうち第1平面部16よりも外周側の領域、第2ドーム部13のうち第2平面部19よりも外周側の領域、第1回転規制凸部17及び第2回転規制凸部20の外周、及び第1口金22及び第2口金28の外周に亘って形成されている。
繊維強化樹脂層33は、フィラメントワインディング法、即ち、胴部11の軸線を中心として回転するライナー10及び口金22,28の外面に、繊維束34に液状の熱硬化性樹脂を含浸させたもの、又は繊維束34に含浸した熱硬化性樹脂を半硬化状態にしたもの(プリプレグ繊維)を巻き付けることによって形成されている。繊維束34は、炭素繊維、ガラス繊維、ケプラ繊維等からなる糸状の繊維を束ねたものである。
<フィラメントワインディング装置及び繊維強化樹脂層33の形成工程>
繊維束34をライナー10と口金22,28に巻き付けるためのフィラメントワインディング装置は、ライナー10に回転力を付与する第1軸状支持部材41と、第1軸状支持部材41を回転駆動するモータ(図示省略)と、第1軸状支持部材41と同軸の第2軸状支持部材42と、第2軸状支持部材42を回転駆動するモータ(図示省略)と、繊維束34を繰り出すボビン(図示省略)等を備えている。第1軸状支持部材41の先端部は、第1雌ネジ部25にねじ込まれることで、第1口金22に一体回転し得るように取り付けられる。第2軸状支持部材42は、第2雌ネジ部31にねじ込まれることで、第2口金28に一体回転し得るように取り付けられる。
ライナー10に繊維強化樹脂層33を成形する工程を説明する。まず、所定形状にブロー成形されて口金22,28が取り付けられたライナー10を、所定のフィラメントワインディング位置へ搬送し、第1軸状支持部材41と第2軸状支持部材42を、夫々、第1口金22と第2口金28に取り付ける。この状態で、第1軸状支持部材41と第2軸状支持部材42を同じ周速度で駆動してライナー10と両口金22,28を回転させる。回転しているライナー10の外面には、ボビンから繰り出した繊維束34が巻き付けられていく。
繊維束34を巻き付ける工程では、第1軸状支持部材41と一体に回転する駆動側の第1口金22と、ボビンから繊維束34を引き込む従動側のライナー10との界面に、回転方向の剪断力が作用する。そのため、剪断力が大きくなった場合には、第1口金22とライナー10との間で滑りが生じて第1口金22が空転することが懸念される。また、第2軸状支持部材42と一体に回転する第2口金28とライナー10との間にも剪断力が作用するので、第2口金28が空転することも懸念される。
その対策として、本実施例では、ライナー10に形成した第1回転規制凸部17と第1口金22に形成した第1回転規制凹部27を嵌合し、ライナー10に形成した第2回転規制凸部20と第2口金28に形成した第2回転規制凹部32を嵌合した。これらの嵌合部分では、ライナー10と第1口金22が周方向に当接するとともに、ライナー10と第2口金28が周方向に当接するので、ライナー10と第1口金22と第2口金28は、一体回転する状態に保たれる。繊維束34の巻き付け工程が終わった後は、繊維束34に含浸されている樹脂を硬化させる。以上の工程を経ることにより、繊維強化樹脂層33が形成され、圧力容器Aの製造が完了する。
<実施例1の効果>
上述のように、本実施例の圧力容器Aは、略円筒状の胴部11の端部に第1ドーム部12と第2ドーム部13が連なった形態のライナー10と、第1ドーム部12の外面を同心状に覆う第1口金22と、第2ドーム部13の外面を同心状に覆う第2口金28と、ライナー10の外面に巻き付けられた形態の繊維束34を備え、ライナー10の外面を覆う繊維強化樹脂層33とを備えている。そして、第1ドーム部12の外周のうちパーティングライン21を含む領域には第1回転規制凸部17が形成され、この第1回転規制凸部17には、第1口金22に形成した第1回転規制凹部27が嵌合している。また、第2ドーム部13の外周のうちパーティングライン21を含む領域には第2回転規制凸部20が形成され、この第2回転規制凸部20には、第2口金28に形成した第2回転規制凹部32が嵌合している。
この構成によれば、第1回転規制凸部17と第1回転規制凹部27との嵌合、及び第2回転規制凸部20と第2回転規制凹部32との嵌合により、ライナー10に対する第1口金22及び第2口金28の相対移転が規制される。したがって、第1口金22と第2口金28を回転駆動しながらライナー10に繊維束34を巻き付ける工程で、第1口金22と第2口金28が、ライナー10を回転させずに空転するという事態を防止できる。また、第1回転規制凸部17と第2回転規制凸部20は、パーティングライン21を含む領域に配されているので、ブロー成形用の金型50でライナー10を成形する工程で、第1回転規制凸部17と第2回転規制凸部20を形成することが可能である。
また、第1回転規制凹部27は第1口金22(第1フランジ部24)の外周縁に開口するように配されているので、第1口金22を回転駆動するときの回転中心から、第1回転規制凹部27と第1回転規制凸部17との嵌合位置までの径方向の寸法が長く確保される。したがって、第1口金22からの回転力を受けたときの第1回転規制凸部17の応力が低減される。同様に、第2回転規制凹部32も第2口金28(第1フランジ部24)の外周縁に開口するように配されているので、第2口金28を回転駆動するときの回転中心から、第2回転規制凹部32と第2回転規制凸部20との嵌合位置までの径方向の寸法が長く確保される。したがって、第2口金28からの回転力を受けたときの第2回転規制凸部20の応力が低減される。これにより、第1回転規制凸部17と第2回転規制凸部20の変形を防止できる。
また、第1回転規制凹部27は第1口金22の外面に開口した形態であるから、第1口金22をライナー10に組み付ける際に、目視により第1回転規制凸部17の位置を確認することができる。同様に、第2回転規制凹部32も第2口金28の外面に開口した形態であるから、第2口金28をライナー10に組み付ける際に、目視により第2回転規制凸部20の位置を確認することができる。よって、作業性に優れている。
また、第1回転規制凸部17は、第1口金22の厚さ方向(ライナー10の軸線方向)の全領域に亘って第1回転規制凹部27に嵌合されている。この構成によれば、第1回転規制凹部27の内側面と第1回転規制凸部17の外側面との接触面積が広くなるので、第1口金22からの回転力を受けたときの第1回転規制凸部17の応力が低減される。これにより、第1回転規制凸部17の変形を防止できる。同じく、第2回転規制凸部20も、第2口金28の厚さ方向の全領域に亘って第2回転規制凹部32に嵌合されているので、第2回転規制凹部32の内側面と第2回転規制凸部20の外側面との接触面積が広くなる。これより、第2口金28からの回転力を受けたときの第2回転規制凸部20の応力が低減されるので、第2回転規制凸部20の変形を防止できる。
また、第1回転規制凸部17の外面と第1口金22の外面とが面一状に連続している。この構成によれば、第1回転規制凸部17と第1回転規制凹部27との嵌合部分では、段差や凹凸が生じないので、巻き付けられた繊維束34との間に隙間が生じることはない。同様に、第2回転規制凸部20の外面と第2口金28の外面も、面一状に連続している。この構成によれば、第2回転規制凸部20と第2回転規制凹部32との嵌合部分では、段差や凹凸が生じないので、巻き付けられた繊維束34との間に隙間が生じることはない。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、回転規制凸部と回転規制凹部が胴部の軸線を挟んで対応するように一対形成されているが、回転規制凸部と回転規制凹部の数は、1つずつだけであってもよい。
(2)上記実施例では、回転規制凸部の径方向における形成領域が、ライナーの筒部よりも外周側の範囲だけであったが、回転規制凸部は筒部に連なった形態であってもよい。
(3)上記実施例では、回転規制凹部が口金の外周縁に開口しているが、回転規制凹部は、口金の外周縁よりも中央寄りの位置に配されていてもよい。
(4)上記実施例では、回転規制凹部が口金の外面に開口しているが、回転規制凸部は、口金の外面に開口せず、ドーム部と対向する内面のみに開口する形態であってもよい。
(5)上記実施例では、回転規制凸部の外面と口金の外面が面一状に連続しているが、回転規制凸部と回転規制凹部との嵌合部分で段差や凹凸が生じるような形態であってもよい。
(6)上記実施例では、第1ドーム部と第2ドーム部の両方に回転規制凸部を形成したが、回転規制凸部は、第1ドーム部と第2ドーム部のうちいずれか一方のドーム部のみに形成してもよい。これに合わせて、回転規制凹部も、第1口金と第2口金のうちいずれか一方の口金のみに形成してもよい。
(7)一対のドーム部のうち一方を閉塞形態としたが、一対のドーム部の両方に貫通形態の筒部が形成されている場合にも適用できる。
(8)上記実施例では、繊維束を巻き付ける工程で第1軸状支持部材と第2軸状支持部材を同じ周速度で駆動したが、第2軸状支持部材を、第1軸状支持部材及びライナーと一緒に連れ回りするようにしてもよい。
A…圧力容器
10…ライナー
11…胴部
12…第1ドーム部(ドーム部)
13…第2ドーム部(ドーム部)
17…第1回転規制凸部(回転規制凸部)
20…第2回転規制凸部(回転規制凸部)
21…パーティングライン
22…第1口金(口金)
27…第1回転規制凹部(回転規制凹部)
28…第2口金(口金)
32…第2回転規制凹部(回転規制凹部)
33…繊維強化樹脂層
34…繊維束

Claims (5)

  1. 略円筒状の胴部の端部にドーム部が連なった形態のライナーと、
    前記ドーム部の外面を同心状に覆う口金と、
    前記ライナーの外面に巻き付けられた形態の繊維束を備え、前記ライナーの外面を覆う繊維強化樹脂層と、
    前記ドーム部の外周のうちパーティングラインを含む領域に形成された回転規制凸部と、
    前記口金に形成され、前記回転規制凸部に嵌合された回転規制凹部とを備えていることを特徴とする圧力容器。
  2. 前記回転規制凹部が前記口金の外周縁に開口するように配されていることを特徴とする請求項1記載の圧力容器。
  3. 前記回転規制凹部が、前記口金の外面に開口した形態であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の圧力容器。
  4. 前記回転規制凸部が、前記口金の厚さ方向全領域に亘って前記回転規制凹部に嵌合されていることを特徴とする請求項3記載の圧力容器。
  5. 前記回転規制凸部の外面と前記口金の外面とが、面一状に連続していることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の圧力容器。
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