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JP2017115215A - 有機el表示装置の製造装置 - Google Patents

有機el表示装置の製造装置 Download PDF

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JP2017115215A JP2015253096A JP2015253096A JP2017115215A JP 2017115215 A JP2017115215 A JP 2017115215A JP 2015253096 A JP2015253096 A JP 2015253096A JP 2015253096 A JP2015253096 A JP 2015253096A JP 2017115215 A JP2017115215 A JP 2017115215A
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尚武 北野
Naotake Kitano
尚武 北野
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Abstract

【課題】膜ボケ及び膜ムラを抑制し、表示装置の機種変更に対応可能なマスク保持器具の提供。【解決手段】基板116の被成膜面116a上の成膜領域に対応する複数の開口部を有するマスク118を固定するための複数のマグネット110と、複数のマグネット110を固定して配置する固定部材114とを有し、複数のマグネット110は、基板116の被成膜面116a上に、最大値が50〜500Gの磁場を形成するように配置されるマスク保持器具108。複数のマグネット110は、基板116の被成膜面116aから5〜15mmの間隔を有して配置されるマスク保持器具108。【選択図】図3

Description

本発明は、基板に対してマスクを固定するマスク保持器具、及び、これを備えるスパッタリング装置に関する。
基板に薄膜を形成する方法として、スパッタリング装置を使用する方法が知られている。スパッタリング装置は、真空チャンバー内に放電用のガスを導入し、電極間に電圧を印加することでプラズマ放電を発生させ、所謂スパッタ現象を利用して、基板上に薄膜を形成する装置である。スパッタ現象とは、プラズマ中の正イオンをターゲットに衝突させるとターゲット粒子が弾き出される現象をいう。
表示装置の製造において、限定した領域に薄膜を堆積する際、堆積させる領域を開口したマスクを通して薄膜を成膜する方法が開発されている(例えば、特許文献1)。この方法においては、基板の被成膜面に、開口部が設けられたマスクを当接させ、開口部を通して薄膜の成膜及びパターニングを行う。
例えば、有機エレクトロルミネセンス(EL)ディスプレイの製造工程において、赤(R)・緑(G)・青(B)の発光を呈する発光層の塗り分けなどに金属から成る成膜用マスクが使用されている。
また、例えば有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイの発光素子への吸湿を防止するための封止膜として使用する薄膜の形成などにも使用されている。
ここで、基板の被成膜面とは反対の面と、マグネットが配置された固定保持ホルダとを密着させる。これによって、固定保持ホルダに配置されたマグネットが基板を介してマスクを磁力により吸着するため、マスクと基板とが密着し、基板に対してマスクが固定保持される。
例えば特許文献2では、互いに平行な複数のスリット状の貫通穴をパターンとし、そのパターンに応じた構成素子を基板に形成するための強磁性材料よりなるパターンマスクと、前記パターンマスクの平面に対し垂直方向に磁化され、かつ前記パターンマスクの全パターン形成領域において特定の磁極のみとなる単独のマグネットを含む磁力吸着手段とを備え、前記磁力吸着手段を前記基板を介して前記パターンマスクに当接させて前記マグネットの磁力により前記パターンマスクを吸引し、前記パターンマスクを前記基板の所定位置に保持するパターンマスク固定保持方法が開示されている。
特開2002−217518号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、表示装置の機種に合わせたマスクを用いる必要があり、機種(又はマスクのレイアウト)毎に固定保持ホルダに配置されるマグネットのレイアウトを最適化する必要がある。そのため、量産性に欠けるという課題がある。
また、特許文献1の方法では、例えばスパッタリング成膜の場合に、マグネットが基板の成膜面近傍に形成する漏洩磁場により、所謂膜ムラが発生することが懸念される。
膜ムラを低減するために、漏洩磁場を低減することが考えられる。しかし、例えば、水平面に対して垂直に基板を設置して成膜を行う所謂縦型インラインスパッタリング成膜の場合、マグネットとマスクとの吸着力が弱くなり、基板に当接したマスクが自重によって撓んでしまう場合がある。この撓みによってマスクと基板との間に隙間が発生すると、成膜材料がマスクの遮蔽部に回り込み、所謂膜ボケが発生することが懸念される。
つまり、膜ムラの制御と膜ボケの制御とには二律背反の関係があることがわかってきた。
本発明は、上記課題に鑑み、膜ボケ及び膜ムラを抑制し、表示装置の機種変更に対応可能なマスク保持器具を提供することを目的とする。
本発明によるマスク保持器具の一態様は、基板の被成膜面上の成膜領域に対応する複数の開口部を有するマスクを固定するための複数のマグネットと、複数のマグネットを固定して配置する固定部材とを有し、複数のマグネットは、基板の被成膜面上に、最大値が50G以上500G以下の磁場を形成するように配置されることを特徴とするマスク保持器具である。
本発明の一実施形態に係るスパッタリング装置の構成を説明する斜視図及び分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスパッタリング装置の構成を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係るスパッタリング装置の構成を説明する一部拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るマスク保持器具が有するマグネットの配置を説明する平面図である。 磁場シミュレーションの設定を説明する図である。 磁場シミュレーションの設定を説明する図である。 磁場シミュレーションの結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
本明細書において、ある部材又は領域が、他の部材又は領域の「上に(又は下に)」あるとする場合、特段の限定がない限り、これは他の部材又は領域の直上(又は直下)にある場合のみでなく、他の部材又は領域の上方(又は下方)にある場合を含み、すなわち、他の部材又は領域の上方(又は下方)において間に別の構成要素が含まれている場合も含む。
<第1実施形態>
[構成]
図面を参照して、本実施形態に係るスパッタリング装置100及びマスク保持器具108の構成について説明する。図1(a)は、本実施形態に係るスパッタリング装置100の構成を説明する斜視図である。図1(b)は、本実施形態に係るスパッタリング装置100の構成を説明する分解斜視図である。図2は、本実施形態に係るスパッタリング装置100の構成を説明する断面図である。図3は、本実施形態に係るスパッタリング装置100の構成を説明する一部拡大断面図である。
本実施形態に係るスパッタリング装置100は、真空チャンバー102と、基板保持器具104と、ターゲット保持器具106と、マスク保持器具108とを備えている。本実施形態に係るスパッタリング装置100は、水平面に対して垂直に基板116を設置して成膜を行う所謂縦型インライン式のものである。以下においては、ターゲット保持器具106から基板保持器具104に向かう方向を「下」とし、基板保持器具104からターゲット保持器具106に向かう方向を「上」として説明する。
真空チャンバー102は、外部空間と処理空間とを区画し、例えば箱状の形状を有している。真空チャンバー102は、その壁部に、基板搬入口102a、基板搬出口102b、ガス導入口102c及び排気口102dを有している。
基板搬入口102aは、真空チャンバー102の一側面に、成膜処理前の基板116を真空チャンバー102内に搬入するために設けられている。基板搬出口102bは、真空チャンバー102の基板搬入口102aが設けられた一側面に対向する側面に、成膜処理後の基板116を真空チャンバー102内から搬出するために設けられている。真空チャンバー102の内部には、図示しない基板搬送手段が設けられている。基板搬送手段は、例えば、基板116が装着されるキャリアを有し、後述するスパッタリングターゲット122と対向する位置に基板116を順次搬送できるように構成される。
ガス導入口102cは、図示しないガス供給管を介して、ガス供給源等のガス供給系に接続されている。これによって、アルゴン等の不活性ガスから成るスパッタリングガスや反応性スパッタリングの際に用いる反応ガスを真空チャンバー102内に一定の流量で導入することができる。排気口102dは、図示しない排気管を介して、ロータリーポンプ、ターボ分子ポンプ等の真空排気系に接続されている。これらによって、ガス導入量と排気量を制御することにより、真空チャンバー102の内部を所望のガスによる所望の真空度に保持することができる。
基板保持器具104は、真空チャンバー102内の下部に設けられている。基板保持器具104は、第1面104a、及び第1面104aとは反対側の第2面104bを有する。基板保持器具104は、基板116を支持する部材であり、第1面104a上に基板116が配置される。基板116の、例えば上端部と下端部は、真空チャンバー102内に設けられた基板押え部材120によって、基板保持器具104に固定される。基板保持器具104は、金属材料からなり、導電性を有する。基板保持器具104は、電源124に接続されている。
ターゲット保持器具106は、真空チャンバー102内の上部に、基板保持器具104と対向するように設けられている。ターゲット保持器具106は、バッキングプレートとも呼ばれ、スパッタリングターゲット122を支持する部材である。スパッタリングターゲット122は、ターゲット保持器具106の第1面106a側に、例えばIn、In合金等のボンディング層(図示せず)でボンディングされて配置されてもよい。ターゲット保持器具106は、電源124に接続されている。
真空チャンバー102の内部の処理室内におけるターゲット保持器具106と基板保持器具104との間の空間は、放電空間として機能する。ターゲット保持器具106は金属材料から成り、金属材料としては例えば銅が用いられる。スパッタリング成膜中はスパッタリングターゲット122の表面は高温になるため、ターゲット保持器具106内に流路を設け、スパッタリング成膜中は流路に冷却液を流してスパッタリングターゲット122全体を冷却してもよい。これによって、ボンディング層が溶解して剥がれることを防ぐことができる。ターゲット保持器具106は、電源124に接続され、スパッタリングターゲット122に電圧を印加する電極としても機能する。
本実施形態においては、スパッタリングターゲット122側に負電圧を、基板116側に正電圧を印加して、放電空間内で放電を発生させる。この放電により、放電空間に導入されたガスはプラズマ化し、これにより生成したイオンはスパッタリングターゲット122に向けて加速されてスパッタリングターゲット122に衝突する。これにより、スパッタリングターゲット122を構成する粒子がスパッタリングターゲット122から叩き出され、基板116上に堆積することによって薄膜が成膜される。
マスク保持器具108は、真空チャンバー102の内部において、基板保持器具104の下に設けられている。マスク保持器具108は、複数のマグネット110及び固定部材114を有する。
ここで、基板保持器具104の第1面104a側には、基板116に当接してマスク118が配置される。本実施形態におけるマスク118は、複数の開口部118aを有している。複数の開口部118aは、基板116の被成膜面116a上の成膜領域に対応する。マスク118は、金属板から成り、金属材料としては、線熱膨張係数の小さい金属材料であることが好ましい。線熱膨張係数の小さい金属材料としては、例えばニッケル、ニッケル合金、鉄、ステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金、カーボン等を用いることができる。
当該複数の開口部118aを通して、基板116上に薄膜の成膜及びパターニングを行う。マスク118の開口部118a以外の領域は遮蔽部118bと呼ぶことがある。基板116の被成膜面116a上において、マスク118の遮蔽部118bに当接した領域に薄膜は堆積されない。
複数のマグネット110は、基板116の被成膜面116a上にマスク118を固定するために設けられる。複数のマグネット110は、基板保持器具104の第2面104b側に配置されている。
固定部材114は、複数のマグネットを固定して配置する。本実施形態においては、固定部材114は、複数のマグネット110と基板保持器具104の第2面104bとが対向するように配置されている。複数のマグネット110と基板保持器具104の第2面104bとは、互いに接するように配置していてもよく、それらの間に間隙が形成されるように配置していてもよい。
複数のマグネット110の平面上のレイアウトについて説明する。図4は、本実施形態に係るマスク保持器具108が有するマグネット110の配置を説明する平面図である。複数のマグネット110は、複数のマグネット群112を構成する。複数のマグネット群112の各々は、S極とN極とを有する複数のマグネット110が周期的且つ直線状に連結されて構成されている。複数のマグネット群112の各々を構成する複数のマグネット110が有する磁気モーメントの方向は全て等しい。ここで、磁気モーメントとは、磁気双極子モーメントを意味する。また、複数のマグネット群112の各々の長さ方向は、複数のマグネット110の各々の磁気モーメントの方向と平行である。
複数のマグネット群112は、互いに平行に配列している。本実施形態においては、複数のマグネット群112は、矩形状の基板116のいずれの辺にも交差するように配置され、いずれの辺とも鋭角側の角が略45°を成すように配置されている。換言すると、複数のマグネット110の各々は、長辺方向が矩形状の基板116のいずれの辺にも交差するように配置され、いずれの辺とも鋭角側の角が略45°を成すように配置されている。
複数のマグネット群112の磁気モーメントは、全てが同一方向(平行)に向いていてもよく、隣接するマグネット群112において逆方向(反平行)の関係となっていてもよい。
複数のマグネット110は、それらの周辺に磁場を形成するが、基板保持器具104の第1面104aよりもマスク118側に形成される磁場を、本明細書においては漏洩磁場と呼ぶ。また、本明細書においては、基板116の被成膜面116a上に形成される磁場のうち、基板116の厚さ方向に垂直な成分の絶対値を垂直磁場と呼ぶ。
本実施形態においては、複数のマグネット110は、基板116の被成膜面116a上に、最大値が50G以上500G以下の垂直磁場を形成するように配置される。更に好ましくは、複数のマグネット110は、基板116の被成膜面116a上に、最大値が50G以上400G以下の垂直磁場を形成するように配置される。
このような構成を有することによって、膜ボケ及び膜ムラを抑制し、表示装置の機種変更に対応可能なマスク保持器具108を提供することができる。
複数のマグネット110によって基板116の被成膜面116a上に形成される垂直磁場の最大値が50Gよりも小さいと、基板116とマスク118との吸着力が十分でなくなり、マスク118が自重によって撓んでしまう。この撓みによってマスク118と基板116との間に隙間が発生すると、成膜材料がマスク118の遮蔽部118bに回り込み、成膜された薄膜に所謂膜ボケが発生することが懸念される。一方、基板116の被成膜面116a上に形成される垂直磁場の最大値が500Gよりも大きいと、スパッタリング成膜中において、重ね合わされた複数のマグネット群112の各々が形成する漏洩磁場によりプラズマ密度が乱されるため、成膜された薄膜に、複数のマグネット群112のパターンに応じた所謂膜ムラが発生することが懸念される。そのため、垂直磁場の最大値は500G以下に設計されるべきであり、望ましくは垂直磁場の最大値が400G、さらに望ましくは200G以下に設計されるべきである。
尚、本実施形態においては、複数のマグネット群112は、矩形状の基板116のいずれの辺とも略45°を成すように配置されている態様について説明したが、これに限られるものではない。複数のマグネット群112は、基板116の被成膜面116aにおける垂直磁場が上記の条件を満たせばよく、矩形状の基板116のいずれの辺との成す角は任意である。
また、本実施形態においては、水平面に対して垂直に基板116を設置して成膜を行う所謂縦型インラインスパッタリング装置を例示して説明したが、これに限られるものではない。基板116を水平面に対して平行に設置して成膜を行うスパッタリング装置にも適用することが可能である。
また、本実施形態においては、複数のマグネット群112の各々は、複数のマグネット110が線状に連結して構成される態様について説明したが、これに限られるものではない。複数のマグネット群112の各々は、基板116の被成膜面116aにおける垂直磁場が上記の条件を満たせばよく、複数のマグネット110が一定の間隔を置いて線状に配置されてもよい。つまり、マグネット群112を構成する第1マグネットのS極は、第1マグネットに隣接する第2マグネットのN極と連結してもよく、一定の間隔を置いて配置されてもよい。
また、本実施形態に係るマスク保持器具108は、成膜法としてスパッタリング法に適用される態様について説明したが、これに限られるものではない。本実施形態に係るマスク保持器具108は、成膜法として例えばCVD法や蒸着法にも適用することができる。
[成膜方法]
次に、本実施形態に係るスパッタリング装置100を用いた薄膜の成膜方法について説明する。先ず、真空チャンバー102内のターゲット保持器具106に、所望の薄膜を成膜するためのスパッタリングターゲット122を設置する。
次に、外部空間において基板保持器具104に基板116を設置し、118マスクの位置合わせを行い、基板116に当接させる。その後、基板保持器具104の第2面104b側にマスク保持器具108を設置し、基板116に対してマスク118を固定する。
次に、一体に固定されたマスク保持器具108、基板保持器具104、基板116、マスク118を、基板搬入口102aを通過させて真空チャンバー102内に搬入する。
次に、スパッタリング装置100の真空チャンバー102内を、排気口102dに接続される真空排気系によって排気して、真空チャンバー102内を減圧し、所定の真空度まで減圧させる。
次に、ガス導入口102cを介して、Arガス等の不活性ガスを真空チャンバー102内に導入し、所定の真空度まで昇圧させる。
次に、スパッタリングターゲット122に電圧を印加して、スパッタリングターゲット122と真空チャンバー102の壁面との間にグロー放電を生じさせることにより、スパッタリングターゲット122の基板116側にプラズマを発生させる。このプラズマによってプラスイオン化したArがスパッタリングターゲット122に引きつけられる。そして、Arイオンがスパッタリングターゲット122に衝突し、スパッタリングターゲット122の構成粒子が弾き飛ばされて基板116に堆積する。このようにして、基板116の表面に薄膜が堆積される。
この際、スパッタリングターゲット122と基板116との距離、スパッタリングターゲット122に印加する電源周波数、電力及び成膜時間によって、薄膜の膜厚が計算され、所定の膜厚となるようにする。
基板116に所定の膜厚の薄膜が堆積された後、基板116を、真空チャンバー102から基板搬出口102bを通過させて外部へ搬出する。
[磁場シミュレーション]
上述した垂直磁場の条件を満たすために複数のマグネット110及び複数のマグネット群112が取るべきレイアウトについて、磁場シミュレーションの結果を参照しながら説明する。図5及び図6は、磁場シミュレーションの設定を説明する図である。図5は、当該磁場シミュレーションにおいて用いた、複数のマグネット110の平面上のレイアウトを説明する図であり、図6は、図5のA−A´に沿った断面を説明する図である。図示の様に、複数のマグネット群112は、y軸方向に長さ方向を有し、互いに平行に配置されている。複数のマグネット110の各々の短辺の長さW、複数のマグネット110の各々の長辺の長さL、隣接する2つのマグネット群112の間の距離D、マグネット110と基板116の被成膜面116aとの距離MSについて、磁場シミュレーションによって最適条件を探索した。
図7は、磁場シミュレーションの結果を示すグラフである。横軸は、x座標であり、グラフ中の破線のx座標は図7に示したx0に対応する。縦軸は、複数のマグネット群112が基板116の被成膜面116a上に形成する垂直磁場である。本明細書における垂直磁場の定義は上述した通りである。
図7のグラフに示した磁場シミュレーションにおいては、複数のマグネット110の各々の短辺の長さWは2.5mm、複数のマグネット110の各々の長辺の長さLは10mm、隣接する2つのマグネット群112の間の距離Dは15mmとしている。また、図7のグラフは、複数のマグネット群112と基板116の被成膜面116aとの距離MSについて、3.5mm、4.0mm及び5.0mmの3条件の結果を示している。
図7からわかるように、特に、複数のマグネット群112と基板116の被成膜面116aとの距離MSが4mm以上であれば、基板116の被成膜面116a上における垂直磁場の絶対値が400G以下となる。
つまり、複数のマグネット110は、基板116の被成膜面116a(又はマスク118)から5mm以上15mm以下の間隔を有して配置されることが好ましい。
当該距離が5mmよりも小さいと、スパッタリング成膜中において、重ね合わされた複数のマグネット群112の各々が形成する漏洩磁場によりプラズマ密度が乱されるため、成膜された薄膜に、複数のマグネット群112のパターンに応じた所謂膜ムラが発生することが懸念される。当該距離が15mmよりも大きいと、基板116とマスク118との吸着力が十分でなくなり、マスク118が自重によって撓んでしまう。この撓みによってマスク118と基板116との間に隙間が発生すると、成膜材料がマスク118の遮蔽部118bに回り込み、成膜された薄膜に所謂膜ボケが発生することが懸念される。
複数のマグネット群112の各々は、隣接するマグネット群112との距離Dが10mm以上18mm以下であることが好ましく、最適値は15mmである。
隣接するマグネット群112の距離Dが10mmよりも小さいと、スパッタリング成膜中において、重ね合わされた複数のマグネット群112の各々が形成する漏洩磁場によりプラズマ密度が乱されるため、成膜された薄膜に、複数のマグネット群112のパターンに応じた所謂膜ムラが発生することが懸念される。隣接するマグネット群112の距離Dが10mmよりも大きいと、基板116とマスク118との吸着力が十分でなくなり、マスク118が自重によって撓んでしまう。この撓みによってマスク118と基板116との間に隙間が発生すると、成膜材料がマスク118の遮蔽部118bに回り込み、成膜された薄膜に所謂膜ボケが発生することが懸念される。
複数のマグネット110の各々は、短辺の長さWが2mm以上4mm以下であることが好ましく、最適値は2.5mmである。
複数のマグネット110の各々の短辺の長さWが2mmよりも小さいと、基板116とマスク118との吸着力が十分でなくなり、マスク118が自重によって撓んでしまう。この撓みによってマスク118と基板116との間に隙間が発生すると、成膜材料がマスク118の遮蔽部118bに回り込み、成膜された薄膜に所謂膜ボケが発生することが懸念される。一方、複数のマグネット110の各々の短辺の長さWが4mmよりも大きいと、スパッタリング成膜中において、重ね合わされた複数のマグネット群112の各々が形成する漏洩磁場によりプラズマ密度が乱されるため、成膜された薄膜に、複数のマグネット群112のパターンに応じた所謂膜ムラが発生することが懸念される。
複数のマグネット110の各々は、長辺の長さLについては、理論上は形成する磁場を左右しないために特に規定は無いが、10mm以上30mm以下であれば作製が容易であるために好ましい。最適値は10mmである。
以上、磁場シミュレーションの結果を参照しながら、複数のマグネット群112の最適なレイアウトについて説明した。
真空チャンバー102内に、例えばAr等の不活性ガスが導入され、当該不活性ガスをプラズマ化させる。基板116及びスパッタリングターゲット122間に印加された電圧により、イオン化した不活性ガスがスパッタリングターゲット122に向けて加速されて衝突すると、スパッタリングターゲット122の材料の粒子が弾き出され、基板116の被成膜面116aに堆積することによって薄膜が成膜される。
以上、本実施形態に係るマスク保持器具108、及びそれを用いたスパッタリング装置100について説明した。本実施形態に係るマスク保持器具108を用いたスパッタリング装置100によれば、膜ボケ及び膜ムラを抑制し、表示装置の機種変更に対応可能なマスク保持器具108を提供することができる。
しかし、これらは単なる例示に過ぎず、本発明の技術的範囲はそれらには限定されない。実際、当業者であれば、特許請求の範囲において請求されている本発明の要旨を逸脱することなく、種々の変更が可能であろう。よって、それらの変更も当然に、本発明の技術的範囲に属すると解されるべきである。
100:スパッタリング装置 102:真空チャンバー 102a:基板搬入口 102b:基板搬出口 102c:ガス導入口 102d:排気口 104:基板保持器具 104a:第1面 104b:第2面 106:ターゲット保持器具 108:マスク保持器具 110:マグネット 112:マグネット群 114:固定部材 116:基板 116a:被成膜面 118:マスク 118a:開口部 118b:遮蔽部 120:基板押え部材 122:スパッタリングターゲット 124:電源

Claims (8)

  1. 基板の被成膜面上の成膜領域に対応する複数の開口部を有するマスクを固定するための複数のマグネットと、
    前記複数のマグネットを固定して配置する固定部材とを有し、
    前記複数のマグネットは、前記基板の被成膜面上に、最大値が50G以上500G以下の磁場を形成するように配置されることを特徴とするマスク保持器具。
  2. 前記複数のマグネットは、前記基板の被成膜面上に、最大値が50G以上400G以下の磁場を形成するように配置されることを特徴とする請求項1に記載のマスク保持器具。
  3. 前記複数のマグネットは、前記基板の被成膜面から5mm以上15mm以下の間隔を有して配置されることを特徴とする請求項1に記載のマスク保持器具。
  4. 前記複数のマグネットは、互いに平行に配列した複数のマグネット群を構成し、
    前記複数のマグネット群の各々は、隣接するマグネット群との距離が10mm以上18mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のマスク保持器具。
  5. 前記複数のマグネットの各々は、短辺の長さが2mm以上4mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のマスク保持器具。
  6. 前記複数のマグネットの各々は、長辺の長さが10mm以上30mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のマスク保持器具。
  7. 前記複数のマグネットは、前記長辺方向が前記基板のいずれの辺にも交差するように配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載のマスク保持器具。
  8. 真空チャンバーと、
    前記真空チャンバーの内部に設けられ、請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載のマスク保持器具と、
    前記マスク保持器具に対向して配置されたターゲット保持器具とを備えることを特徴とするスパッタリング装置。
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JP2018003095A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 キヤノントッキ株式会社 マスク吸着装置

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