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JP2017188530A - 配線構造、配線構造を有する電子機器及びその製造方法 - Google Patents

配線構造、配線構造を有する電子機器及びその製造方法 Download PDF

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JP2017188530A
JP2017188530A JP2016075218A JP2016075218A JP2017188530A JP 2017188530 A JP2017188530 A JP 2017188530A JP 2016075218 A JP2016075218 A JP 2016075218A JP 2016075218 A JP2016075218 A JP 2016075218A JP 2017188530 A JP2017188530 A JP 2017188530A
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森井 明雄
Akio Morii
明雄 森井
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Abstract

【解決手段】本配線構造は、基材101と、基材上に配置された無機絶縁層103、105と、無機絶縁層上に配置された第1の金属層を有する複数の金属配線107と、無機絶縁層と金属配線との一部に配置された有機絶縁層115と、前記金属配線の間に配置された有機絶縁層と密着するパターン111を備える。
【効果】無機絶縁層と有機絶縁層との密着性が向上し、端子となる有機絶縁層から露出している第1の金属層上に第2の金属層117をめっきする際に、有機絶縁層が剥がれることを防止する。
【選択図】図1

Description

本開示の実施形態は、配線構造、配線構造を有する電子機器及びその製造方法に関する。特に、基板と、配線上に配置する膜との密着性を向上させた配線構造、配線構造を有する電子機器及びその製造方法に関する。
近年、電子機器等の小型化の要求から、配線のプロセスルールは、これまで以上に細い配線と狭い配線間隔となっている。一方、配線の端部では接続用に配線の幅を太くするとともに、配線の間隔を広くする必要がある。また、配線の保護や絶縁の目的から、配線層上には絶縁層が配置されるが、配線の端部、即ち端子においては配線が露出される。
また、端子においては、導電性に優れた金属を用いて配線が形成されるが、めっきにより配線を形成する場合、めっきが基板と絶縁層との間に入り込み、配線間にも金属が析出して、配線を短絡させることがある。特に、無機絶縁層と有機絶縁層とは密着性が弱く、めっきが入り込みやすい。
特開2013−54213号公報
本開示の実施形態は、基板と、配線上に配置する有機絶縁層との密着性を向上させた配線構造、配線構造を有する電子機器及びその製造方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態によると、基材と、前記基材上に配置された無機絶縁層と、前記無機絶縁層上に配置され、第1の金属層を有する複数の金属配線と、前記無機絶縁層と前記金属配線との一部に配置された有機絶縁層と、前記金属配線の間に配置され、前記有機絶縁層と密着するパターンと、を備える配線構造が提供される。
本開示の一実施形態によると、基材上に配置された無機絶縁層と、配線上に配置された有機絶縁層との密着性を向上させた配線構造を提供することができる。
前記配線構造において、前記有機絶縁層から露出した前記金属配線は、前記第1の金属層を覆う第2の金属層を有してもよい。
本開示の一実施形態によると、基材上に配置された無機絶縁層と、配線上に配置された有機絶縁層との密着性が向上し、有機絶縁層から露出した金属配線に第2の金属層を形成しても、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
前記配線構造において、前記パターンは、前記金属配線が露出する前記有機絶縁層の一端に配置されてもよい。
本開示の一実施形態によると、金属配線が露出する有機絶縁層の一端にパターンを配置することにより、基材上に配置された無機絶縁層と、配線上に配置された有機絶縁層との密着性が向上し、有機絶縁層から露出した金属配線に第2の金属層を形成しても、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
前記配線構造において、前記パターンは、前記第1の金属層で構成されてもよい。
本開示の一実施形態によると、第1の金属層で形成されたパターンを配置することにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
前記配線構造において、前記パターンは、前記無機絶縁層に配置された凹部であってもよい。
本開示の一実施形態によると、無機絶縁層に凹部を配置してパターンを形成することにより、凹部に有機絶縁層が入り込み、無機絶縁層と有機絶縁層と密着性を向上させることにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
前記配線構造において、前記無機絶縁層はシリコン窒化物又はシリコン酸化物で構成され、前記有機絶縁層はポリイミドで構成されてもよい。
本開示の一実施形態によると、シリコン窒化物又はシリコン酸化物で構成された無機絶縁層と、ポリイミドで構成された有機絶縁層との密着性は弱いが、パターンを配置することにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
また、本開示の一実施形態によると、前記何れか一に記載の配線構造を備える電子機器が提供される。
本開示の一実施形態によると、基材上に配置された無機絶縁層と、配線上に配置された有機絶縁層との密着性を向上させた配線構造を備えることにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止する電子機器を提供することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
また、本開示の一実施形態によると、基材上に無機絶縁層を形成し、前記無機絶縁層上に第1の金属層を配置して、複数の金属配線と、前記金属配線の間にパターンを形成し、前記無機絶縁層と前記金属配線との一部を覆い、前記パターンに密着する有機絶縁層を形成する配線構造の製造方法が提供される。
本開示の一実施形態によると、基材上に配置された無機絶縁層と、配線上に配置された有機絶縁層との密着性を向上させ、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止する配線構造を製造することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
また、本開示の一実施形態によると、基材上に無機絶縁層を形成し、前記無機絶縁層にパターンを形成し、前記無機絶縁層上に第1の金属層を配置して、前記パターンを挟むように配置した金属配線を形成し、前記無機絶縁層と前記金属配線との一部を覆い、前記パターンに密着する有機絶縁層を形成する配線構造の製造方法が提供される。
本開示の一実施形態によると、基材上に配置された無機絶縁層と、配線上に配置された有機絶縁層との密着性を向上させ、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止する配線構造を製造することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
前記配線構造の製造方法において、前記有機絶縁層を形成した後に、露出した前記第1の金属層上に第2の金属層を形成してもよい。
本開示の一実施形態によると、基材上に配置された無機絶縁層と、配線上に配置された有機絶縁層との密着性が向上し、有機絶縁層から露出した金属配線に第2の金属層を形成しても、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
前記配線構造の製造方法において、前記金属配線が露出する前記有機絶縁層の一端に配置されるように、前記パターンを形成してもよい。
本開示の一実施形態によると、金属配線が露出する有機絶縁層の一端にパターンを配置することにより、基材上に配置された無機絶縁層と、配線上に配置された有機絶縁層との密着性が向上し、有機絶縁層から露出した金属配線に第2の金属層を形成しても、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
前記配線構造の製造方法において、前記無機絶縁層をシリコン窒化物又はシリコン酸化物で形成し、前記有機絶縁層をポリイミドで形成してもよい。
本開示の一実施形態によると、シリコン窒化物又はシリコン酸化物で構成された無機絶縁層と、ポリイミドで構成された有機絶縁層との密着性は弱いが、パターンを形成することにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
本開示の実施形態によると、基板と、配線上に配置する有機絶縁層との密着性を向上させた配線構造、密着用パターンを有する配線構造を有する電子機器及びその製造方法が提供される。有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
一実施形態に係る配線構造100の模式図であり、(a)は上面図であり、(b)は(a)のAA’における断面図である。 一実施形態に係る配線構造200の模式図であり、(a)は上面図であり、(b)は(a)のAA’における断面図である。 一実施形態に係る配線構造300の模式図であり、図1(b)の断面図に対応する図である。 一実施形態に係る配線構造200の製造工程を示す模式図である。 一実施形態に係る配線構造400の模式図であり、(a)は上面図であり、(b)は(a)のAA’における断面図である。 一実施形態に係る配線構造500の模式図であり、図1(b)の断面図に対応する図である。 一実施形態に係る配線構造400の製造工程を示す模式図である。 第2の金属層を形成する前の実施例及び比較例の配線構造の光学顕微鏡像である。 第2の金属層を形成した実施例及び比較例の配線構造の光学顕微鏡像である。
以下、図面を参照して本開示に係る配線構造、配線構造を有する電子機器及びその製造方法について説明する。但し、本開示の配線構造、配線構造を有する電子機器及びその製造方法は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態及び実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態及び実施例で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施形態1)
図1は、本開示の一実施形態に係る配線構造100の模式図であり、(a)は上面図であり、(b)は(a)のAA’における断面図である。配線構造100は、基材101と、基材101上に配置された無機絶縁層103及び無機絶縁層105と、無機絶縁層105上に配置され、第1の金属層を有する複数の金属配線107と、無機絶縁層105と金属配線107との一部に配置された有機絶縁層115と、金属配線107の間に配置され、有機絶縁層115と密着するパターン111と、を備える。
基材101は、半導体装置の製造に一般に用いられる基板であり、例えば、シリコン基板、ガラス基板やサファイヤ基板であるが、これらに限定されるものではない。また、本実施形態において、基材101上に無機絶縁層103及び無機絶縁層105を配置する例を示したが、基材自体が絶縁性の場合は無機絶縁層を省略しても構わない。無機絶縁層103としては例えばシリコン酸化物を用いることができ、無機絶縁層105としては例えばシリコン窒化物を用いることができるが、これらに限定されるものではない。配線構造100において、無機絶縁層は基材101と金属配線107との絶縁性を付与する層であり、基材101に用いる材料に応じて、平坦性を確保し、且つ金属配線107に用いる第1の金属層との密着性を得られれば、公知の無機材料を用いることができる。
金属配線107は第1の金属層を含み、有機絶縁層115から露出した金属配線107は、第1の金属層を覆う第2の金属層117を有することが好ましい。第1の金属層は、有機絶縁層115により被覆された金属配線107を構成し、例えば、銅、アルミニウム、銀、金等から選択される金属である。導電性および汎用性の観点から、銅を好適に用いることができる。また、第2の金属層117は、有機絶縁層115により被覆されないため、電気化学的に安定な材料であり、且つ、端子として要求される高い導電性を付与するため、例えば、金を用いることができる。また、第2の金属層117は第1の金属層の上面及び側面を被覆することが好ましく、成形性の観点からめっき、特に無電解めっきが可能な材料が好ましく、信頼性の観点から、最表面層から金/パラジウム/ニッケルの積層膜が好ましい。
有機絶縁層115は、金属配線107を被覆し、金属配線107を保護するとともに、金属配線107間の絶縁性と、金属配線107と有機絶縁層115上に配置若しくは接触する部材との絶縁性を付与する部材である。有機絶縁層115は、有機絶縁材料を塗布して形成することができる。有機絶縁層115の形成には、例えば、スピンコート法や印刷法を用いることができるが、これらに限定されるものではない。また、有機絶縁層115に用いる有機絶縁材料としては、無機絶縁層105及び金属配線107に対する密着性を有し、塗布可能な材料であれば、公知の無機材料を用いることができる。有機絶縁層115に用いる有機絶縁材料として、例えば、ポリイミドを用いることができるが、これらに限定されるものではない。
本開示において、パターン111は、無機絶縁層105と有機絶縁層115との密着性を向上させる。上述したように、有機絶縁層115は無機絶縁層105及び金属配線107に対する密着性を有する。しかし、有機絶縁層115は無機絶縁層105の内部と端部では密着性は同等であるが、端部では無機絶縁層105と有機絶縁層115の界面が露出しているために、めっき液の接触などにより剥がれが起きやすくなる。このため、金属配線107が露出する端部においては、十分な密着性が得られず、金属配線107に無電解めっきにより第2の金属層117を形成するときに、無機絶縁層105と金属配線107との間に染みこみ、剥がれを生じる。パターン111は、金属配線107が露出する有機絶縁層115の一端に配置されることにより、無機絶縁層105と有機絶縁層115との密着性を向上させることができる。これにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
パターン111は、無機絶縁層105と有機絶縁層115との密着性よりも、有機絶縁層115に対して強い密着性を有する。パターン111により付与される密着性は、有機絶縁層115に対する化学的な密着性であってもよく、物理的な密着性であってもよい。また、化学的な密着性と物理的な密着性を組み合わせてもよい。また、パターン111の形状は特に限定されず、例えば、矩形(長方形、正方形)、円形、楕円形等が挙げられるが、金属配線107の間に配置可能なパターンであればよい。また、パターン111は、無機絶縁層105上に配置された凸形状であってもよく、無機絶縁層105に配置された凹部であってもよい。パターン111の具体例については、後述する実施形態において示す。
なお、図1において、無機絶縁層103上に無機絶縁層105を配置した例を示したが、配線構造100はこれに限定されない。無機絶縁層105を省略することも可能である。ただし、配線構造100を高い温度で使用する製品の場合には、金属配線107及びパターン111に用いる金属が無機絶縁層103に拡散して無機絶縁層103を劣化させるため、バリア膜として無機絶縁層105を積層することが好ましい。
従来技術においては第2の金属層117をめっきにより形成する場合、めっきが基材と絶縁層との間にめっきが入り込み、配線間にも金属が析出して、配線を短絡させることがあった。一方、本実施形態に係る配線構造100においては、パターン111を配置することにより、基材101上に配置された無機絶縁層105と、金属配線107上に配置された有機絶縁層115との密着性が向上し、有機絶縁層115から露出した金属配線107に第2の金属層117を形成しても、無機絶縁層105と有機絶縁層115との間に第2の金属層117が入り込まず、隣接する配線間の短絡を防止することができる。これにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
(実施形態2)
図2は、本開示の一実施形態に係る配線構造200の模式図であり、(a)は上面図であり、(b)は(a)のAA’における断面図である。配線構造200は、基材101と、基材101上に配置された無機絶縁層103及び無機絶縁層105と、無機絶縁層105上に配置され、第1の金属層を有する複数の金属配線107と、無機絶縁層105と金属配線107との一部に配置された有機絶縁層215と、金属配線107の間に配置され、有機絶縁層215と密着するパターン211と、を備える。本実施形態において、パターン211は、第1の金属層で構成される。
なお、基材101、無機絶縁層103、無機絶縁層105、金属配線107及び第2の金属層117の構成は、上述した実施形態1と同様であるため、詳細な説明は省略する。金属配線107及びパターン211を構成する金属材料は、実施形態1で説明した金属材料と同様の金属材料を用いることができる。また、有機絶縁層215は、実施形態1で説明した有機絶縁材料と同様の材料を用いることができる。上述した金属材料は、無機絶縁層105に比して有機絶縁層215との密着性が強い。即ち、本実施形態においては、パターン211が有機絶縁層215に対して、化学的な密着性を有することにより、有機絶縁層215が無機絶縁層105から剥離するのを防止することができる。なお、必要に応じて金属材料の表面を粗化させる処理を行うことにより、金属材料の表面に物理的な密着性を付与することもできる。これにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
なお、図2においては、金属配線107及びパターン211を同じ金属材料層で構成する例を示したが、本開示はこれに限定されるものではなく、金属配線107とパターン211を異なる金属材料で構成してもよい。また、図2においては、パターン211が金属配線107と同等の高さ(厚み)を有する構成を示したが、本開示はこれに限定されるものではなく、金属配線107とパターン211が異なる高さで構成されてもよい。例えば、密着性が得られる範囲において、パターン211を無機絶縁層105上に薄く配置してもよい。また、パターン211を金属配線107よりも厚く配置することにより、パターン211が有機絶縁層215に食い込むような形状で配置してもよい。
図2において、パターン211は矩形状の断面を有するが、本開示はこれに限定されるものではなく、例えば、図3に示すように逆テーパー状に形成してもよい。図3は、本開示の一実施形態に係る配線構造300の模式図であり、図1(b)の断面図に対応する図である。配線構造300において、基材101、無機絶縁層103、無機絶縁層105、金属配線107及び第2の金属層117の構成は、上述した実施形態1と同様である。また、パターン311及び有機絶縁層315に用いる材料も配線構造200で説明したパターン211及び有機絶縁層215と同様であるため、詳細な説明は省略する。
配線構造300においては、逆テーパー状のパターン311を配置することにより、パターン311が有機絶縁層315に食い込むように密着し、有機絶縁層315が無機絶縁層105から剥離するのを防止することができる。即ち、配線構造300においては、逆テーパー状のパターン311が有機絶縁層315と化学的に密着するとともに、物理的にも密着する。これにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
(配線構造の製造方法)
金属層で構成されたパターンを備えた本実施形態に係る配線構造の製造方法について、配線構造200を例に説明する。図4は、本開示の一実施形態に係る配線構造200の製造工程を示す模式図である。例えば、基材101としてシリコン基板を用い、基材101上に無機絶縁層を形成する。図4においては、例えばシリコン酸化物により無機絶縁層103を形成し、シリコン窒化物により無機絶縁層105を形成する(図4(a))。無機絶縁層103は、例えば、シリコン基板を熱酸化して形成してもよく、プラズマCVD(PECVD)法により基材101上にシリコン酸化物を堆積させてもよい。なお、本明細書において、熱酸化して形成した無機絶縁層103はSiO2膜となり、PECVD法により形成した無機絶縁層103はSi:Oが1:2からずれるため、SiO膜として示す。また、無機絶縁層105も公知の方法により、無機絶縁層103上に形成することができる。
無機絶縁層105上に第1の金属層を形成し、金属配線107とパターン211を形成する。第1の金属層は例えば、スパッタリングにより金属材料を堆積させて形成することができるが、これに限定されるものではない。金属配線107及びパターン211は、第1の金属層をリソグラフィによりパターニングすることにより形成することができる(図4(b))。また、レジストパターンを形成して、金属材料を堆積させることにより、金属配線107及びパターン211を形成してもよい。このとき、金属配線107とパターン211を異なる金属材料で形成してもよい。パターン211は、後の工程により形成される有機絶縁層215が配置される端部近傍に配置する。金属配線107とパターン211を形成した後、レジスト層を除去する。
ここで、配線構造300において、逆テーパー状のパターン311を配置する方法としては、例えば、無機絶縁層105上にCu/Ti積層膜をスパッタ法により成膜してシード層を形成し、シード層上にフォトレジスト層を配置し、パターン311を形成する部分が順テーパー形状になるように、フォトレジストの開口部を形成する。順テーパー形状のフォトレジストの開口部にめっき法やスパッタリングにより金属材料を堆積させることにより、逆テーパー形状のパターン311を形成することができるが、これに限定されるものではない。なお、フォトレジストの断面形状はフォトレジストの露光条件により、調整可能である。金属配線107とパターン311を形成した後、レジスト層を除去する。
無機絶縁層105と金属配線107との一部を覆い、パターン211に密着する有機絶縁層215を形成する(図4(c))。有機絶縁層215は、例えば、スピンコート法や印刷法を用いて形成することができるが、これに限定されるものではない。本実施形態において、パターン211を形成する金属材料は、無機絶縁層105に比して有機絶縁層215に対する密着性が強いため、有機絶縁層215が無機絶縁層105から剥離するのを防止することができる。本実施形態においては、基材101上に配置された無機絶縁層105と、金属配線107上に配置された有機絶縁層215との密着性を向上させた配線構造200を製造することができる。
有機絶縁層215を形成した後に、露出した第1の金属層上に第2の金属層117を形成する(図4(d))。第2の金属層117は、例えば、最表面層から金/パラジウム/ニッケルの積層無電解めっきにより形成することができる。本実施形態においては、金属材料のパターン211を金属配線107の間、特に金属配線107が露出する有機絶縁層215の一端に配置されることにより、パターン211が有機絶縁層215と密着して、有機絶縁層215の端部において、有機絶縁層215が無機絶縁層105から剥離するのを防止することができる。これにより、有機絶縁層215から露出した金属配線107に第2の金属層117を形成しても、無機絶縁層105と有機絶縁層215との間に第2の金属層117が入り込まず、短絡を防止することができる。これにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
(実施形態3)
図5は、本開示の一実施形態に係る配線構造400の模式図であり、(a)は上面図であり、(b)は(a)のAA’における断面図である。配線構造400は、基材101と、基材101上に配置された無機絶縁層403及び無機絶縁層405と、無機絶縁層405上に配置され、第1の金属層を有する複数の金属配線107と、無機絶縁層405と金属配線107との一部に配置された有機絶縁層415と、金属配線107の間に配置され、有機絶縁層415と密着する無機絶縁層405の凹部で構成されるパターン411と、を備える。本実施形態において、パターン411は、無機絶縁層405に配置される凹部である。
基材101がシリコン基板である場合には、パターン411は、無機絶縁層405と無機絶縁層403を貫通し、シリコン基板の表面まで達する構造であることが好ましい。これは、有機絶縁層415の密着強度は無機絶縁層405や無機絶縁層403よりもシリコンの方が高いためである。一方、基材101がガラス基板である場合には、パターン411は、無機絶縁層405又は無機絶縁層403に底部を有する、すなわち、ガラス基板の表面まで達しないことが好ましい。これは、有機絶縁層415の密着強度はガラスよりも無機絶縁層の方が高いためである。
なお、基材101、無機絶縁層103、金属配線107及び第2の金属層117の構成は、上述した実施形態1と同様であるため、詳細な説明は省略する。また無機絶縁層405及び有機絶縁層415には、実施形態1で説明した材料と同様の材料を用いることができる。無機絶縁層405で構成されるパターン411の凹部には、有機絶縁層415を密着させることにより、有機絶縁層415を構成する有機絶縁材料が入り込む。即ち、本実施形態においては、パターン411が有機絶縁層415に対して、物理的な密着性を有することにより、有機絶縁層415が無機絶縁層405から剥離するのを防止することができる。また、パターン411の凹部が基材101に達していると、露出しているシリコンと有機絶縁層415との密着強度が高いため、さらに好ましい。
なお、図5において、無機絶縁層403上に無機絶縁層405を配置した例を示したが、配線構造400はこれに限定されない。無機絶縁層405を省略することも可能である。ただし、配線構造400を高い温度で使用する製品の場合には、金属配線107に用いる金属が無機絶縁層403に拡散して無機絶縁層403を劣化させるため、バリア膜として無機絶縁層405を積層することが好ましい。
なお、図5においては、パターン411は矩形状の断面を有するが、本開示はこれに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように逆テーパー状に形成してもよい。図6は、本開示の一実施形態に係る配線構造500の模式図であり、図1(b)の断面図に対応する図である。配線構造500において、基材101、無機絶縁層503、金属配線107及び第2の金属層117の構成は、上述した実施形態1と同様である。また、無機絶縁層505及び有機絶縁層515に用いる材料も配線構造400で説明した無機絶縁層405及び有機絶縁層415と同様であるため、詳細な説明は省略する。
配線構造500においては、逆テーパー状のパターン511を配置することにより、パターン511が有機絶縁層515に食い込むように密着し、有機絶縁層515が無機絶縁層505から剥離するのを防止することができる。これにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
(配線構造の製造方法)
無機絶縁層の凹部で構成されたパターンを備えた本実施形態に係る配線構造の製造方法について、配線構造400を例に説明する。図7は、本開示の一実施形態に係る配線構造400の製造工程を示す模式図である。例えば、基材101としてシリコン基板を用い、基材101上に無機絶縁層を形成する。図7においては、例えばシリコン酸化物により無機絶縁層403を形成し、シリコン窒化物により無機絶縁層405を形成する。無機絶縁層403は、例えば、シリコン基板を熱酸化して形成してもよく、プラズマCVD(PECVD)法により基材101上にシリコン酸化物を堆積させてもよい。なお、本明細書において、熱酸化して形成した無機絶縁層103はSiO2膜となり、PECVD法により形成した無機絶縁層103はSi:Oが1:2からずれるため、SiO膜として示す。また、無機絶縁層405も公知の方法により、無機絶縁層403上に形成することができる。
無機絶縁層405をリソグラフィによりパターニングすることにより凹部を形成し、パターン411を形成する(図7(a))。パターン411は、後の工程により形成される有機絶縁層415が配置される端部近傍に配置する。
ここで、配線構造500において、逆テーパー状のパターン511を配置する方法としては、例えば、基材101上に無機絶縁層503を形成し、シリコン窒化物により無機絶縁層505を形成する。その後、無機絶縁層505上にフォトレジスト塗布し、パターン511に対応する領域を開口したレジスト層を形成し、ドライエッチングすることにより、パターン511において、無機絶縁層503及び無機絶縁層505を逆テーパー形状にすることができるが、これに限定されるものではない。なお、無機絶縁層503及び無機絶縁層505の断面形状は無機絶縁層503及び無機絶縁層505のドライエッチング条件により、調整可能である。パターン511を形成した後、レジスト層を除去する。
無機絶縁層405上に第1の金属層を形成し、金属配線107を形成する(図7(b))。第1の金属層は例えば、スパッタリングにより金属材料を堆積させて形成することができるが、これに限定されるものではない。金属配線107は、第1の金属層をリソグラフィによりパターニングすることにより形成することができる。また、レジストパターンを形成して、金属材料を堆積させることにより、金属配線107を形成してもよい。金属配線107を形成した後、レジスト層を除去する。
無機絶縁層405と金属配線107との一部を覆い、パターン411に密着する有機絶縁層415を形成する(図4(c))。有機絶縁層415は、例えば、スピンコート法や印刷法を用いて形成することができるが、これに限定されるものではない。本実施形態において、無機絶縁層405で構成されるパターン411の凹部には、有機絶縁層415を密着させることにより、有機絶縁層415を構成する有機絶縁材料が入り込み、有機絶縁層415が無機絶縁層405から剥離するのを防止することができる。本実施形態においては、基材101上に配置された無機絶縁層405と、金属配線107上に配置された有機絶縁層415との密着性を向上させた配線構造400を製造することができる。
有機絶縁層415を形成した後に、露出した第1の金属層上に第2の金属層117を形成する(図7(d))。第2の金属層117は、例えば、最表面層から金/パラジウム/ニッケルの積層無電解めっきにより形成することができる。本実施形態においては、パターン411を金属配線107の間、特に金属配線107が露出する有機絶縁層415の一端に配置されることにより、パターン411が有機絶縁層415と密着して、有機絶縁層415の端部において、有機絶縁層415が無機絶縁層405から剥離するのを防止することができる。これにより、有機絶縁層415から露出した金属配線107に第2の金属層117を形成しても、無機絶縁層405と有機絶縁層415との間に第2の金属層117が入り込まず、短絡を防止することができる。これにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。
なお、図7において、無機絶縁層403上に無機絶縁層405を形成する例を示したが、配線構造400はこれに限定されない。無機絶縁層405を省略することも可能である。ただし、配線構造400を高い温度で使用する製品の場合には、金属配線107に用いる金属が無機絶縁層403に拡散して無機絶縁層403を劣化させるため、バリア膜として無機絶縁層405を積層することが好ましい。
(電子機器)
本開示に係る配線構造は、半導体検査用プローブカード、LSI用パッケージ基板、MEMS用パッケージ基板に適用することができる。これにより、有機絶縁膜が剥がれて金属配線が露出し、配線の保護や他の接触する部材との絶縁性が損なわれるのを防止することができる。また、有機絶縁膜の端から深くまでめっき液が入り込むことで有機絶縁膜層の下に金属が着膜し、配線間が短絡するのを防止することができる。したがって、本開示に係る配線構造を有する電子機器を提供することができる。本開示により、基板と、配線上に配置する有機絶縁層との密着性が向上した信頼性の高い電子機器を実現することができる。
(実施例1)
上述した本開示の実施形態1に係る配線構造100を製造した。シリコン基板を準備し、プラズマCVD(PECVD)法により、シリコン基板の表面に無機絶縁膜としてSiO膜とSiN膜を成膜した。無機絶縁膜上にシード層としてCu/Ti積層膜をスパッタ法により形成した。Cu/Ti積層膜上にフォトレジストを塗布し、フォトレジストを露光、現像して、金属配線及び所定のパターンを形成する部分を露出させた。
シード層を用いて、電解めっき法によりCu/Ti積層膜上にCu膜を成膜して、金属配線及びパターンを一括形成した。フォトレジストを除去した後、めっきCu膜が形成されていないシード層をエッチングし、金属配線の第1の金属層及び所定のパターンを形成した。
有機絶縁材料を塗布し、露光、現像して、金属配線の端部が露出した有機絶縁膜を形成した。露出した第1の金属層に無電解めっき法を用いて最表面層から金/パラジウム/ニッケルの積層膜を成膜し、第2の金属層を形成することにより、配線構造を得た。
(実施例2)
上述した本開示の実施形態2に係る配線構造200を製造した。シリコン基板を準備し、プラズマCVD(PECVD)法により、シリコン基板の表面に無機絶縁膜としてSiO膜を成膜した。無機絶縁膜上にフォトレジストを塗布し、フォトレジストを露光、現像して、所定のパターンを形成する部分を露出させた。無機絶縁膜をエッチングして、所定のパターンを形成した。その後、フォトレジストを除去し、無機絶縁膜全面を露出させた。
無機絶縁膜上にシード層としてCu/Ti積層膜をスパッタ法により形成した。Cu/Ti積層膜上にフォトレジストを塗布し、フォトレジストを露光、現像して、金属配線を形成する部分を露出させた。
シード層を用いて、電解めっき法によりCu/Ti積層膜上にCu膜を成膜して、金属配線を形成した。フォトレジストを除去した後、めっきCu膜が形成されていないシード層をエッチングし、金属配線の第1の金属層を形成した。
有機絶縁材料を塗布し、露光、現像して、金属配線の端部が露出した有機絶縁膜を形成した。これにより、所定のパターンに有機絶縁材料が入り込んだ有機絶縁膜が形成された。露出した第1の金属層に無電解めっき法を用いて最表面層から金/パラジウム/ニッケルの積層膜を成膜し、第2の金属層を形成することにより、配線構造を得た。
(比較例)
比較例として、パターンを形成しない配線構造を製造した。シリコン基板を準備し、プラズマCVD(PECVD)法により、シリコン基板の表面に無機絶縁膜としてSiO膜とSiN膜を成膜した。無機絶縁膜上にシード層としてCu/Ti積層膜をスパッタ法により形成した。Cu/Ti積層膜上にフォトレジストを塗布し、フォトレジストを露光、現像して、金属配線を形成する部分を露出させた。
シード層を用いて、電解めっき法によりCu/Ti積層膜上にCu膜を成膜して、金属配線のみを形成した。フォトレジストを除去した後、めっきCu膜が形成されていないシード層をエッチングし、金属配線の第1の金属層を形成した。
有機絶縁材料を塗布し、露光、現像して、金属配線の端部が露出した有機絶縁膜を形成した。露出した第1の金属層に無電解めっき法を用いて最表面層から金/パラジウム/ニッケルの積層膜を成膜し、第2の金属層を形成することにより、配線構造を得た。
実施例1、2及び比較例の配線構造について、無電解めっきによる第2の金属層117を形成する前の有機絶縁層の端部近傍の光学顕微鏡像を図8に示す。図8(a)は実施例1の配線構造の光学顕微鏡像を示し、図8(b)は図8(a)の丸印をつけた位置の拡大図である。図8(c)は実施例2の配線構造の図8(b)と同様の位置での光学顕微鏡像を示し、図8(d)は比較例の配線構造の図8(b)と同様の位置での光学顕微鏡像を示す。実施例1、2の配線構造においては、密着するパターンの位置までは剥がれる可能があるものの、密着するパターンより深くまで剥がれが進行することを防ぐことができる。
図9は、無電解めっきにより第2の金属層117を形成した配線構造の光学顕微鏡像を示す。図9(a)は実施例1の配線構造の光学顕微鏡像を示し、図9(b)は実施例2の配線構造の光学顕微鏡像を示し、図9(c)は比較例の配線構造の光学顕微鏡像を示す。金属配線107の間にパターンを配置した実施例1及び2では有機絶縁層の剥離は観察されず、電気的に分離した第2の金属層117が形成された。一方、図9(c)の破線で囲んだ部分から明らかなように、比較例の配線構造では、有機絶縁層が剥離し、第2の金属層117が有機絶縁層と無機絶縁層の間に入り込み、短絡を生じた。
100:配線構造、101:基材、103:無機絶縁層、105:無機絶縁層、107:金属配線、111:パターン、115:有機絶縁層、200:配線構造、211:パターン、215:有機絶縁層、300:配線構造、311:パターン、315:有機絶縁層、400:配線構造、403:無機絶縁層、405:無機絶縁層、411:パターン、415:有機絶縁層、500:配線構造、503:無機絶縁層、505:無機絶縁層、511:パターン、515:有機絶縁層

Claims (12)

  1. 基材と、
    前記基材上に配置された無機絶縁層と、
    前記無機絶縁層上に配置され、第1の金属層を有する複数の金属配線と、
    前記無機絶縁層と前記金属配線との一部に配置された有機絶縁層と、
    前記金属配線の間に配置され、前記有機絶縁層と密着するパターンと、を備える配線構造。
  2. 前記有機絶縁層から露出した前記金属配線は、前記第1の金属層を覆う第2の金属層を有する請求項1に記載の配線構造。
  3. 前記パターンは、前記金属配線が露出する前記有機絶縁層の一端に配置される請求項1又は2に記載の配線構造。
  4. 前記パターンは、前記第1の金属層で構成される請求項1乃至3の何れか一に記載の配線構造。
  5. 前記パターンは、前記無機絶縁層に配置された凹部である請求項1乃至3の何れか一に記載の配線構造。
  6. 前記無機絶縁層はシリコン窒化物又はシリコン酸化物で構成され、前記有機絶縁層はポリイミドで構成される請求項1乃至5の何れか一に記載の配線構造。
  7. 請求項1乃至5の何れか一に記載の配線構造を備える電子機器。
  8. 基材上に無機絶縁層を形成し、
    前記無機絶縁層上に第1の金属層を配置して、複数の金属配線と、前記金属配線の間にパターンを形成し、
    前記無機絶縁層と前記金属配線との一部を覆い、前記パターンに密着する有機絶縁層を形成する配線構造の製造方法。
  9. 基材上に無機絶縁層を形成し、
    前記無機絶縁層にパターンを形成し、
    前記無機絶縁層上に第1の金属層を配置して、前記パターンを挟むように配置した金属配線を形成し、
    前記無機絶縁層と前記金属配線との一部を覆い、前記パターンに密着する有機絶縁層を形成する配線構造の製造方法。
  10. 前記有機絶縁層を形成した後に、露出した前記第1の金属層上に第2の金属層を形成する請求項8又は9に記載の配線構造の製造方法。
  11. 前記金属配線が露出する前記有機絶縁層の一端に配置されるように、前記パターンを形成する請求項8乃至10の何れか一に記載の配線構造の製造方法。
  12. 前記無機絶縁層をシリコン窒化物又はシリコン酸化物で形成し、前記有機絶縁層をポリイミドで形成する請求項8乃至11の何れか一に記載の配線構造の製造方法。
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