JP2017180754A - 軸受組立体およびモータポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】回転側軸受の熱収縮が起こっても、回転側軸受が固定側軸受を強く締め付けることを防止することができる軸受組立体を提供する。
【解決手段】軸受組立体10は、固定側軸受12と、固定側軸受12の周囲に配置される回転側軸受11とを備える。回転側軸受11は、互いに対面する第1の分割面21および第2の分割面22を有し、第1の分割面21および第2の分割面22は、回転側軸受11の軸方向に延びており、第1の分割面21と第2の分割面22との間には、隙間24が形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】軸受組立体10は、固定側軸受12と、固定側軸受12の周囲に配置される回転側軸受11とを備える。回転側軸受11は、互いに対面する第1の分割面21および第2の分割面22を有し、第1の分割面21および第2の分割面22は、回転側軸受11の軸方向に延びており、第1の分割面21と第2の分割面22との間には、隙間24が形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、軸受組立体および該軸受組立体を備えたモータポンプに関するものである。
永久磁石が埋設された羽根車を、モータ固定子が発生する磁界により回転させるモータポンプが知られている。図5はモータポンプを示す断面図である。図5に示すように、モータポンプは、複数の永久磁石105が埋設された羽根車101と、これらの永久磁石105に作用する磁力を発生するモータ固定子106と、羽根車101を収容するポンプケーシング102と、モータ固定子106を収容するモータケーシング103と、羽根車101のラジアル荷重およびスラスト荷重を支持する軸受組立体110とを備えている。モータ固定子106および軸受組立体110は、羽根車101の吸込側に配置されている。
羽根車101は単一の軸受組立体110によって回転自在に支持されている。この軸受組立体110は流体の動圧を利用した滑り軸受(動圧軸受)である。この軸受組立体110は、互いに緩やかに係合する回転側軸受111と固定側軸受112の組み合わせから構成される。回転側軸受111は羽根車101に固定されており、固定側軸受112はモータケーシング103に固定されている。
羽根車101から吐き出された流体の一部は、羽根車101とモータケーシング103との間の微小な隙間を通って軸受組立体110に導かれる。回転側軸受111が羽根車101とともに回転すると、回転側軸受111と固定側軸受112との間に流体の動圧が発生し、これにより羽根車101が軸受組立体110によって非接触に支持される。
回転側軸受111の線膨張率が固定側軸受112の線膨張率と大きく異なる場合、羽根車101の回転によって低温の流体が移送されると、回転側軸受111は、熱収縮により固定側軸受112に対して大きく変形することがある。回転側軸受111と固定側軸受112との間の隙間は小さいため、熱収縮により回転側軸受111の内径が小さくなると、回転側軸受111が固定側軸受112を強く締め付けることがある。すると、回転側軸受111が固定された羽根車101の回転が拘束されてしまい、結果的に、モータポンプの運転が停止してしまうおそれがある。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、回転側軸受の熱収縮が起こっても、回転側軸受が固定側軸受を強く締め付けることを防止することができる軸受組立体を提供することを目的とする。また、本発明は、このような軸受組立体を備えたモータポンプを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、固定側軸受と、前記固定側軸受の周囲に配置される回転側軸受とを備え、前記回転側軸受は、互いに対面する第1の分割面および第2の分割面を有し、前記第1の分割面および前記第2の分割面は、前記回転側軸受の軸方向に延びており、前記第1の分割面と前記第2の分割面との間には、隙間が形成されていることを特徴とする軸受組立体である。
本発明の好ましい態様は、前記回転側軸受は、前記固定側軸受の外周面に対向する内面と、該内面とは反対側の外面と、前記内面と前記外面との間に延びる側面とを有しており、前記側面には、前記内面から前記外面まで延びる複数の溝が形成されており、前記隙間は、前記複数の溝のうちの1つに形成されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記回転側軸受の内径をX、前記固定側軸受の外径をY、前記隙間の大きさをZとすると、前記隙間の大きさは、Z>π×(Y−X)で表されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記回転側軸受の内径をX、前記固定側軸受の外径をY、前記隙間の大きさをZとすると、前記隙間の大きさは、Z>π×(Y−X)で表されることを特徴とする。
本発明の他の態様は、永久磁石が埋設された羽根車と、前記羽根車を収容するポンプケーシングと、複数の固定子コイルを有するモータ固定子と、前記モータ固定子を収容するモータケーシングと、前記羽根車を支持する上記軸受組立体とを備え、前記軸受組立体の回転側軸受は前記羽根車に固定されており、前記軸受組立体の固定側軸受は前記モータケーシングに固定されていることを特徴とするモータポンプである。
回転側軸受が温度の低い流体との接触により収縮すると、回転側軸受が固定側軸受に接触することがある。このとき、回転側軸受内に発生した応力は、第1の分割面と第2の分割面との間の隙間から逃げるので、回転側軸受が固定側軸受を強く締め付けることを回避することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るモータポンプを示す断面図である。このモータポンプは、複数の永久磁石5が埋設された羽根車1と、これらの永久磁石5に作用する磁力を発生するモータ固定子6と、羽根車1を収容するポンプケーシング2と、モータ固定子6を収容するモータケーシング3と、羽根車1のラジアル荷重およびスラスト荷重を支持する軸受組立体10とを備えている。モータ固定子6および軸受組立体10は、羽根車1の吸込側に配置されている。本実施形態では、複数の永久磁石5が設けられているが、本発明は本実施形態に限定されず、複数の磁極が着磁された1つの永久磁石を用いてもよい。具体的には、S極とN極とが交互に着磁された、複数の磁極を有する1つの環状の永久磁石を用いてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係るモータポンプを示す断面図である。このモータポンプは、複数の永久磁石5が埋設された羽根車1と、これらの永久磁石5に作用する磁力を発生するモータ固定子6と、羽根車1を収容するポンプケーシング2と、モータ固定子6を収容するモータケーシング3と、羽根車1のラジアル荷重およびスラスト荷重を支持する軸受組立体10とを備えている。モータ固定子6および軸受組立体10は、羽根車1の吸込側に配置されている。本実施形態では、複数の永久磁石5が設けられているが、本発明は本実施形態に限定されず、複数の磁極が着磁された1つの永久磁石を用いてもよい。具体的には、S極とN極とが交互に着磁された、複数の磁極を有する1つの環状の永久磁石を用いてもよい。
本実施形態に係るモータポンプは、移送される流体の温度を調整する環境(例えば、半導体製造装置、加工機、空調装置が設置される環境)や、流体の温度を調整しない環境でも、流体の温度がモータポンプの運転に適する環境においても使用される。
ポンプケーシング2とモータケーシング3との間にはシール部材としてのOリング9が設けられている。羽根車1とモータケーシング3とは微小な隙間を介して対向しており、羽根車1は、モータ固定子6により発生する回転磁界が永久磁石5に作用することによって回転する。羽根車1とモータケーシング3との隙間は、互いに接触しない程度でできるだけ小さいことが好ましく、具体的には、0.5mm〜1mmの範囲内で隙間を形成することが好ましい。
羽根車1は単一の軸受組立体10によって回転自在に支持されている。この軸受組立体10は流体の動圧を利用した滑り軸受(動圧軸受)である。この軸受組立体10は、互いに緩やかに係合する回転側軸受11と固定側軸受12の組み合わせから構成される。回転側軸受11は、羽根車1に固定されており、羽根車1の流体入口を囲むように配置されている。固定側軸受12は、モータケーシング3に固定されており、回転側軸受11の吸込側に配置されている。この固定側軸受12は、円筒状の円筒部13と、円筒部13から外側に突出するフランジ部14とを有している。円筒部13は回転側軸受11の軸方向に延びている。円筒部13およびフランジ部14は一体的に構成されている。
円筒部13は羽根車1のラジアル荷重を支持するラジアル面(外周面)12aを有しており、フランジ部14は羽根車1のスラスト荷重を支持するスラスト面(側面)12bを有している。ラジアル面12aは羽根車1の軸心と平行であり、スラスト面12bは羽根車1の軸心に対して垂直である。回転側軸受11は固定側軸受12の円筒部13の周囲に配置されている。
回転側軸受11は、固定側軸受12のラジアル面12aに対向する内面11aと、内面11aとは反対側の外面11bと、内面11aと外面11bとの間を延びる側面11cとを有している。回転側軸受11の側面11cは、固定側軸受12のスラスト面12bに対向している。回転側軸受11の内面11aとラジアル面12aとの間、および回転側軸受11の側面11cとスラスト面12bとの間には微小な隙間が形成されている。回転側軸受11の外面11bと羽根車1との間にはシール部材としての2つのOリング18が配置されている。ただし、Oリング18の数はこの実施形態に限定されない。
羽根車1から吐き出された流体の一部は、羽根車1とモータケーシング3との間の微小な隙間を通って軸受組立体10に導かれる。回転側軸受11が羽根車1とともに回転すると、回転側軸受11と固定側軸受12との間に流体の動圧が発生し、これにより羽根車1が軸受組立体10によって非接触に支持される。固定側軸受12は、直交するラジアル面12aおよびスラスト面12bにより回転側軸受11を支持しているので、羽根車1の傾動は軸受組立体10により制限される。
軸受組立体10は、セラミックまたは樹脂(好ましくは、エンジニアリングプラスチック)から構成されている。回転側軸受11は、例えば、テフロン(登録商標)、カーボン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、SIC(炭化ケイ素)、または酸化アルミニウム(アルミナ)から構成されてもよい。固定側軸受12は、例えば、SIC(炭化ケイ素)、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化ジルコニウム(ジルコニア)から構成されてもよい。特に、回転側軸受11を樹脂や酸化アルミニウムから構成することにより、モータポンプを超純水の移送に使用することができる。
モータケーシング3には、吸込口15aを有する吸込ポート15が連結されている。この吸込ポート15はフランジ形状を有しており、図示しない吸込ラインに接続される。吸込ポート15、モータケーシング3、および軸受組立体10の中心部(より具体的には、固定側軸受12)には、それぞれ流体流路15b,3a,10aが形成されている。これら流体流路15b,3a,10aは一列に連結され、吸込口15aから羽根車1の流体入口まで延びる1つの流体流路を構成する。流体流路15b,3a,10aは、羽根車1の流体入口に連通している。
ポンプケーシング2の側面には、吐出口16aを有する吐出ポート16が設けられており、回転する羽根車1によって昇圧された流体は、吐出口16aを通って吐き出される。なお、本実施形態に係るモータポンプは、吸込口15aと吐出口16aが直交する、いわゆるエンドトップ型モータポンプである。
羽根車1は、滑りやすく、かつ摩耗しにくい非磁性材料から形成されている。例えば、テフロン(登録商標)やPPS(ポリフェニレンスルファイド)などの樹脂や、セラミックが好適に使用される。ポンプケーシング2およびモータケーシング3も羽根車1と同じ材料から形成することができる。
モータ固定子6は、固定子コア6Aと、複数の固定子コイル6Bとを有している。これら複数の固定子コイル6Bは環状に配列されている。羽根車1およびモータ固定子6は、軸受組立体10および吸込口15aと同心状に配列されている。
固定子コイル6Bは、図示しないリード線を介して駆動回路に接続されている。この駆動回路は、スイッチング素子を用いて各固定子コイル6Bに供給する電流のタイミングを制御する機器である。より具体的には、駆動回路は、回転する永久磁石5の位置に基づいて各固定子コイル6Bに供給する電流のタイミングを制御する。永久磁石5の位置を検出する方法としては、ホール素子などの位置センサを用いる方法や、位置センサを用いずに固定子コイル6Bに発生する逆起電力を利用した方法などが挙げられる。本実施形態に係るモータポンプは、位置センサを用いたセンサ駆動方式または位置センサを用いないセンサレス駆動方式のいずれを採用してもよい。
上述した駆動回路は、永久磁石5の位置に基づいて固定子コイル6Bへの電流の通電を適宜切り替え、これによって永久磁石5、すなわち羽根車1が回転する。羽根車1が回転すると、流体は吸込口15aから羽根車1の流体入口に導入される。流体は羽根車1の回転によって昇圧され、吐出口16aから吐き出される。羽根車1が流体を移送している間、羽根車1の背面は昇圧された流体によって吸込側に(すなわち吸込口15aに向かって)押圧される。軸受組立体10は、羽根車1の吸込側に配置されているので、羽根車1のスラスト荷重を吸込側から支持する。本実施形態に係る構成によれば、1つの軸受組立体10により羽根車1のラジアル荷重およびスラスト荷重を非接触で支持することができるので、パーティクルを発生させることのないコンパクトなモータポンプを実現することができる。
図2は回転側軸受11を軸方向から見た図である。図3は図2の矢印Aで示す方向から見た図である。図2および図3に示すように、回転側軸受11の一部は、完全に分断されている。すなわち、回転側軸受11は、互いに離間した第1の分割面21および第2の分割面22を有しており、第1の分割面21と第2の分割面22との間には、隙間24が形成されている。これら第1の分割面21および第2の分割面22は、互いに対面しており、回転側軸受11の軸方向に延びている。
分割面21,22は、内面11aと外面11bとの間に延びている。本実施形態では、分割面21,22は回転側軸受11の軸方向に平行であるが、分割面21,22は回転側軸受11の軸方向に対して傾斜してもよく、またはクランク状に屈曲するように延びてもよい。
回転側軸受11の側面11cには、動圧を発生させるための複数の溝23が形成されている。これら複数の溝23は放射状に延びており、回転側軸受11の内面11aから外面11bまで延びている。このような複数の溝23を設けることにより、回転側軸受11の側面11cと固定側軸受12のスラスト面12bとの間に動圧を均一に発生することができる。回転側軸受11の内面11aにも、内面11aと固定側軸受12のラジアル面12aとの間に動圧を発生させるための複数の溝が形成されてもよい。
図3に示すように、回転側軸受11の外面11bには、2つのOリング18(図1参照)が配置される2つのリング溝18aが形成されている。なお、図3では、Oリング18の図示は省略されている。分割面21,22はリング溝18aと直交している。
図2に示すように、隙間24は複数の溝23のうちの1つに形成されている。回転側軸受11と固定側軸受12との間に流体の動圧を均一に発生させるため、回転側軸受11の側面11cの周方向において、複数の溝23は等間隔に配列されていることが好ましい。本実施形態では、隙間24は複数の溝23のうちの1つに形成されているため、流体の動圧を均一に発生させることができる。
隙間24の大きさは、回転側軸受11の内面11aの直径(以下、この直径を単に回転側軸受11の内径と呼ぶことがある)および固定側軸受12の円筒部13の外周面の直径(以下、この直径を単に固定側軸受12の外径と呼ぶことがある)に基づいて決定される。以下、隙間24を決定する方法について説明する。
本実施形態に係るモータポンプは、幅広い範囲の温度(例えば、−40℃〜200℃)の流体を移送(または循環)する用途に使用される。流体との接触により、回転側軸受11の熱変形が起こり、回転側軸受11の内径は変化する。回転側軸受11の内径は次の式で表される。
X=d×{1+(tx−t)×α} (1)
ここで、txは流体の温度であり、Xは回転側軸受11の温度がtxであるときの回転側軸受11の内径であり、dは回転側軸受11の温度がtであるときの回転側軸受11の内径であり、αは回転側軸受11の線膨張率である。回転側軸受11の内径Xは図2に示されている。
X=d×{1+(tx−t)×α} (1)
ここで、txは流体の温度であり、Xは回転側軸受11の温度がtxであるときの回転側軸受11の内径であり、dは回転側軸受11の温度がtであるときの回転側軸受11の内径であり、αは回転側軸受11の線膨張率である。回転側軸受11の内径Xは図2に示されている。
モータポンプの運転中、電流が固定子コイル6Bに供給されると、モータ固定子6は発熱する。モータ固定子6で発生した熱は、モータケーシング3を介して固定側軸受12に伝達される。結果として、固定側軸受12は熱変形し、固定側軸受12の外径は変化する。固定側軸受12の外径は次の式で表される。
Y=D×{1+(ty−t)×β} (2)
ここで、tyは固定子コイル6Bの上限温度であり、Yは固定側軸受12の温度がtyであるときの固定側軸受12の外径であり、Dは固定側軸受12の温度がtであるときの固定側軸受12の外径であり、βは固定側軸受12の線膨張率である。固定側軸受12の外径Yは図4に示されている。
Y=D×{1+(ty−t)×β} (2)
ここで、tyは固定子コイル6Bの上限温度であり、Yは固定側軸受12の温度がtyであるときの固定側軸受12の外径であり、Dは固定側軸受12の温度がtであるときの固定側軸受12の外径であり、βは固定側軸受12の線膨張率である。固定側軸受12の外径Yは図4に示されている。
固定側軸受12の外径が回転側軸受11の内径よりも大きいとき、つまり、πY>πXであるとき、回転側軸受11は固定側軸受12を強く締め付ける。したがって、モータポンプの運転中において、回転側軸受11の内径に隙間24の大きさを加えた値が固定側軸受12の外径よりも大きいとき、回転側軸受11は固定側軸受12を締め付けない。したがって、隙間24の大きさZは、次の式が成立するように決定される。
Z>π×(Y−X) (3)
Z>π×(Y−X) (3)
回転側軸受11に隙間24を形成する理由は以下の通りである。モータポンプの運転中、モータ固定子6は固定子コイル6Bに供給される電流によって発熱する。固定側軸受12は、モータ固定子6から発生した熱を受け、固定側軸受12の温度は上昇する。モータポンプの運転中、固定側軸受12は流体に接触するが、固定側軸受12の温度はモータ固定子6から伝達される熱に大きく依存するため、固定側軸受12の熱変形はあまり起こらない。これに対し、回転側軸受11は、モータケーシング3から離れているため、モータ固定子6の熱をほとんど受けず、その一方で、回転側軸受11は羽根車1によって昇圧された流体に接触する。したがって、回転側軸受11は流体の温度の影響を受け、モータポンプの運転中の回転側軸受11の温度は、流体の温度に概ね等しくなる。このため、流体が低温であると、流体に接触する回転側軸受11の熱収縮が起こる。
本実施形態では、回転側軸受11の第1の分割面21と第2の分割面22との間には隙間24が形成されている。したがって、回転側軸受11の熱収縮が起こっても、回転側軸受11内の応力は隙間24から逃げるので、回転側軸受11が固定側軸受12を強く締め付けることが回避される。本実施形態によれば、流体の温度変化による回転側軸受11の回転抵抗の変化を低減することができる。
本実施形態によれば、線膨張率の大きな材料を軸受に採用することができる。したがって、モータポンプによって移送される流体の温度範囲の拡大はもちろんのこと、様々な種類の流体をモータポンプによって移送することができる。さらに、本実施形態によれば、熱変形の比較的少ない固定側軸受12には隙間を設けず、熱変形の比較的大きい回転側軸受11に隙間24を設けたので、回転側軸受11の回転ぶれを低減することができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 羽根車
2 ポンプケーシング
3 モータケーシング
5 永久磁石
6 モータ固定子
9 Oリング
10 軸受組立体
11 回転側軸受
11a 内面
11b 外面
11c 側面
12 固定側軸受
12a ラジアル面(外周面)
12b スラスト面(側面)
13 円筒部
14 フランジ部
15 吸込ポート
16 吐出ポート
18 Oリング
18a リング溝
21 第1の分割面
22 第2の分割面
23 溝
24 隙間
2 ポンプケーシング
3 モータケーシング
5 永久磁石
6 モータ固定子
9 Oリング
10 軸受組立体
11 回転側軸受
11a 内面
11b 外面
11c 側面
12 固定側軸受
12a ラジアル面(外周面)
12b スラスト面(側面)
13 円筒部
14 フランジ部
15 吸込ポート
16 吐出ポート
18 Oリング
18a リング溝
21 第1の分割面
22 第2の分割面
23 溝
24 隙間
Claims (4)
- 固定側軸受と、
前記固定側軸受の周囲に配置される回転側軸受とを備え、
前記回転側軸受は、互いに対面する第1の分割面および第2の分割面を有し、
前記第1の分割面および前記第2の分割面は、前記回転側軸受の軸方向に延びており、
前記第1の分割面と前記第2の分割面との間には、隙間が形成されていることを特徴とする軸受組立体。 - 前記回転側軸受は、前記固定側軸受の外周面に対向する内面と、該内面とは反対側の外面と、前記内面と前記外面との間に延びる側面とを有しており、
前記側面には、前記内面から前記外面まで延びる複数の溝が形成されており、
前記隙間は、前記複数の溝のうちの1つに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軸受組立体。 - 前記回転側軸受の内径をX、前記固定側軸受の外径をY、前記隙間の大きさをZとすると、前記隙間の大きさは、
Z>π×(Y−X)
で表されることを特徴とする請求項1または2に記載の軸受組立体。 - 永久磁石が埋設された羽根車と、
前記羽根車を収容するポンプケーシングと、
複数の固定子コイルを有するモータ固定子と、
前記モータ固定子を収容するモータケーシングと、
前記羽根車を支持する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の軸受組立体とを備え、
前記軸受組立体の回転側軸受は前記羽根車に固定されており、
前記軸受組立体の固定側軸受は前記モータケーシングに固定されていることを特徴とするモータポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016071485A JP2017180754A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 軸受組立体およびモータポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016071485A JP2017180754A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 軸受組立体およびモータポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017180754A true JP2017180754A (ja) | 2017-10-05 |
Family
ID=60004076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016071485A Pending JP2017180754A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 軸受組立体およびモータポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017180754A (ja) |
-
2016
- 2016-03-31 JP JP2016071485A patent/JP2017180754A/ja active Pending
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