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JP2017175261A - 受信装置、データ処理方法、及び、送受信システム - Google Patents

受信装置、データ処理方法、及び、送受信システム Download PDF

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JP2017175261A JP2016056837A JP2016056837A JP2017175261A JP 2017175261 A JP2017175261 A JP 2017175261A JP 2016056837 A JP2016056837 A JP 2016056837A JP 2016056837 A JP2016056837 A JP 2016056837A JP 2017175261 A JP2017175261 A JP 2017175261A
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諭志 岡田
雄一 平山
Yuichi Hirayama
雄一 平山
浩史 丸山
Hiroshi Maruyama
浩史 丸山
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Abstract

【課題】パケット出力までの時間を短縮することができるようにする。【解決手段】受信装置は、複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号を受信し、送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報を解析し、伝送制御情報の解析結果に基づいて、送信信号を復号し、送信信号を復号して得られる多重化ストリームを解析し、多重化ストリームからパケットを分割するためのパケット分割情報であって、伝送制御情報の解析結果及び多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じたパケット分割情報を設定し、設定されたパケット分割情報に基づいて、多重化ストリームを、パケットに分割する。本技術は、例えば、デジタル放送の受信機に適用することができる。【選択図】図7

Description

本技術は、受信装置、データ処理方法、及び、送受信システムに関し、特に、パケット出力までの時間を短縮することができるようにした受信装置、データ処理方法、及び、送受信システムに関する。
デジタル放送では、映像や音声のデータは、パケット単位に分割され、多重化されて伝送される。このようなパケットの一分類として、固定長パケットと可変長パケットがある。可変長パケットを用いた多重化伝送では、受信側で、パケット分割情報を用いて、多重化ストリームを、可変長パケットに分割するのが一般的である。
また、本出願人は、伝送制御情報をあらかじめ保持しておいて、受信チャネルの切り替え時には、あらかじめ保持しておいた伝送制御情報をプリセット情報として用いることで、受信開始から映像や音声が出力されるまでの初期立ち上がり時間を短縮する手法を既に提案している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−292121号公報
上述した特許文献1に開示した手法は、伝送制御情報のうち、送信信号の復号に必要な情報(例えば変調方式や誤り訂正符号化率)など、1つの受信チャネルにおいて変化することが少ないと考えられる情報には有効であるが、パケット分割情報のような、あらかじめ予測が難しい情報(フレームごとに変化する情報)を、プリセット情報として保持しておくことは困難である。
そのため、伝送制御情報としてパケット分割情報が含まれる場合であっても、パケットを出力するまでの時間を短縮するための提案が要請されていた。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、パケット出力までの時間を短縮することができるようにするものである。
本技術の第1の側面の受信装置は、複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号を受信する受信部と、前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報を解析する伝送制御情報解析部と、前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号を復号する復号部と、前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報を設定するパケット情報解析部と、設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームを、前記パケットに分割するパケット処理部とを備える受信装置である。
本技術の第1の側面の受信装置は、独立した装置であってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックであってもよい。また、本技術の第1の側面のデータ処理方法は、上述した本技術の第1の側面の受信装置に対応するデータ処理方法である。
本技術の第1の側面の受信装置、及び、データ処理方法においては、複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号が受信され、前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報が解析され、前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号が復号され、前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報が設定され、設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームが、前記パケットに分割される。
本技術の第2の側面の送受信システムは、送信装置と受信装置からなる送受信システムにおいて、前記送信装置は、複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号を送信する送信部を備え、前記受信装置は、前記送信装置から送信されてくる前記送信信号を受信する受信部と、前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報を解析する伝送制御情報解析部と、前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号を復号する復号部と、前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報を設定するパケット情報解析部と、設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームを、前記パケットに分割するパケット処理部とを備える送受信システムである。
本技術の第2の側面の送受信システムにおいては、送信装置によって、複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号が送信され、受信装置によって、前記送信装置から送信されてくる前記送信信号が受信され、前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報が解析され、前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号が復号され、前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報が設定され、設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームが、前記パケットに分割される。
本技術の第1の側面、及び、第2の側面によれば、パケット出力までの時間を短縮することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
伝送ストリームと、ブロックと、パケットの相関を示す図である。 高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式のパケットの構成例を示す図である。 TMCC情報の対象フレームを説明する図である。 現状の受信装置の構成を示す図である。 現状のパラメータ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 本技術を適用した伝送システムの一実施の形態の構成を示す図である。 受信装置の構成例を示す図である。 TMCC情報取得後、2フレーム経過前の受信装置の構成例を示す図である。 TMCC情報取得後、2フレーム経過後の受信装置の構成例を示す図である。 本技術の受信処理の流れを説明するフローチャートである。 本技術のパラメータ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 TMCC情報取得後、2フレーム経過前のTLVパケット境界情報の設定例を示す図である。 TMCC情報取得後、2フレーム経過後のTLVパケット境界情報の設定例を示す図である。 コンピュータの構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本技術の実施の形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.現状の規格の概要
2.本技術の構成
(1)システム構成
(2)受信側の処理の流れ
3.変形例
4.コンピュータの構成
<1.現状の規格の概要>
(パケットの相関図)
図1は、伝送ストリームと、ブロックと、パケットの相関を示す図である。
デジタル放送では、映像や音声のデータは、パケット単位に分割され、多重化されて伝送される。このような多重化伝送では、送信側の送信装置において、伝送ストリームとして送出される信号に対し、誤り訂正符号化の処理が行われているので、受信側の受信装置では、伝送ストリームとして送出された信号に対し、誤り訂正復号化の処理を行うことになる。
一般に、誤り訂正符号化や誤り訂正復号化の単位(以下、「ブロック」という)と、パケットの単位とは、一致しておらず、パケットが複数のブロックに跨がったり、1つのブロックに複数のパケットが存在したりする。ただし、パケットの分類としては、固定長パケットと可変長パケットがあるが、このブロック内のパケットは、可変長のパケットとされる。
ここで、伝送ストリームにおいては、複数のブロックによりフレームが構成され、フレーム単位でデータが伝送される。例えば、図1において、伝送ストリームは、ブロックM乃至M+5等の複数のブロックにより構成されるが、ブロックM+1に注目すれば、パケットNのほかに、その前後のパケットN−1,N+1の一部が含まれている。また、ブロックM+2に注目すれば、パケットN+2,N+3のほかに、その前後のパケットN+1,N+4が含まれている。
このように、例えば、パケットN+1は、ブロックM+1とブロックM+2を跨がって配置され、ブロックM+2には、パケットN+2とパケットN+3などの複数のパケットが存在しているなど、ブロックとパケットの単位が不一致となっている。
また、ブロック内に配置されるパケットは、ヘッダ部とデータ部から構成されるのが一般的である。ヘッダ部には、各種のパラメータが格納される。また、データ部には、映像や音声のデータなどが格納される。
パケットのヘッダ部に格納されるパラメータとしては、例えば、当該パケット(のデータ部)のデータ長がある。また、伝送ストリームでは、各種のパラメータを含むシステム制御情報が伝送される。受信装置では、パケットのヘッダ部から得られるデータ長や、システム制御情報に含まれるパケットの境界(切れ目)を示す情報などを用いて、ブロックから抽出されるデータを、パケット単位に整形して出力する。
例えば、日本では、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式(ARIB STD-B44)が策定されているが、この伝送方式では、可変長のパケットとして、TLV(Type Length Value)パケットが用いられ、システム制御情報として、伝送制御情報(以下、「TMCC(Transmission & Multiplexing Configuration Control)情報」という)が用いられる。したがって、受信装置は、TLVパケットのヘッダから得られるデータ長や、TMCC情報から得られるパケットの境界(切れ目)を示す情報などを用い、パケットを抽出することになる。
(高度BSのパケット構成)
図2は、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式のパケットの構成例を示す図である。
図2の高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式では、フレーム単位でデータが伝送されるが、各フレームは、複数のスロットから構成される。例えば、図2では、1フレームが、スロット#0〜#119により構成されている。なお、各スロットには、スロットヘッダが付加されている。
すなわち、図2では、誤り訂正のブロックが、スロットに対応しており、各スロット(ブロック)に、TLVパケットが配置されるが、スロットとTLVパケットの単位が一致していないため、TLVパケットが複数のスロットに跨がったり、1つのスロットに複数のTLVパケットが配置されたりすることは、先に述べた通りである。
そのため、受信装置では、フレームに含まれるTMCC情報や、スロットのスロットヘッダに含まれる情報、TLVパケットのパケットヘッダに含まれる情報を用いて、スロット内のTLVパケットの境界(切れ目)を特定することで、スロットから抽出されるデータを、TLVパケット単位に整形して出力する。
ここで、TMCC情報には、変調方式や誤り訂正符号化率等の送信信号の復号に必要な情報のほかに、TLVパケットの境界情報が含まれている。このパケット境界情報は、各スロットに配置されるTLVパケットのうち、先頭に配置されるTLVパケットと、最後に配置されるTLVパケットの位置を示す情報を含む。
以下の説明では、スロットの先頭に配置されるTLVパケットの位置を示す情報を、「先頭ポインタB1」といい、スロットの最後に配置されるTLVパケットの位置を示す情報を、「最終ポインタB2」という。また、TMCC情報から得られるパケット境界情報である、先頭ポインタB1と最終ポインタB2を、「TMCCポインタ情報」と総称する。
また、スロットのスロットヘッダには、先頭ポインタB3が含まれる。この先頭ポインタB3は、上述のTMCC情報の先頭ポインタB1と同様に、当該スロットに配置されるTLVパケットのうち、先頭に配置されるTLVパケットの位置を示す情報である。
また、TLVパケットのパケットヘッダには、同期情報、タイプ情報、及びデータ長が含まれる。このデータ長を用いることで、例えば、あるスロットで、先頭ポインタB1(先頭ポインタB3)を用いて、先頭のTLVパケットの位置が特定されれば、各TLVパケットのパケット長を累積して保持しておくことで、次のTLVパケットの位置を特定することができる。また、この累積されたパケット長を用いることで、仮に、次のスロットに跨がってTLVパケットが配置されている場合でも、次のスロットでTLVパケットの位置を特定することが可能となる。
以下の説明では、各TLVパケットのパケット長を累積して得られる情報を、「パケット長累積情報B4」という。また、復号処理後のデータ列から得られるパケット境界情報であって、スロットのスロットヘッダから得られる先頭ポインタB3と、TLVパケットのパケットヘッダから得られるパケット長累積情報B4を、「データ列情報」と総称する。
また、TMCCポインタ情報と、データ列情報を総称して、「TLVパケット境界情報」という。すなわち、TLVパケット境界情報は、スロット内のTLVパケットの境界(切れ目)を特定するための情報であって、TMCCポインタ情報としての先頭ポインタB1及び最終ポインタB2と、データ列情報としての先頭ポインタB3及びパケット長累積情報B4を含む。
具体的には、図2において、フレームに含まれるスロット#1に注目すれば、先頭のTLVパケットNの位置(TLVパケットN−1とTLVパケットNとの境界の位置)は、TMCCポインタ情報の先頭ポインタB1又はデータ列情報の先頭ポインタB3により特定される。なお、ここでは、TLVパケットN−1が1つ前のスロット#0から跨がって配置されているが、パケット長累積情報B4によっても、先頭のTLVパケットNの位置を特定できる。
スロット#1において、TLVパケットNの次には、TLVパケットN+1,N+2,N+3が順次配置されているが、TLVパケットN+1,N+2,N+3の位置は、パケット長累積情報B4により特定される。また、TLVパケットN+3は、スロット#1とスロット#2に跨がって配置されるTLVパケットであって、スロット#1の最後に配置されるTLVパケットであるため、その位置(TLVパケットN+2とTLVパケットN+3との境界の位置)が、最終ポインタB2によっても特定される。
このように、受信装置では、TLVパケット境界情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2、先頭ポインタB3、又はパケット長累積情報B4)を用いて、スロット内のTLVパケットの境界(切れ目)を特定することで、スロットから抽出されるデータを、TLVパケット単位に整形して出力することができる。
なお、TMCCポインタ情報とデータ列情報のロバスト性を比較すると、TMCCポインタ情報のロバスト性のほうが、データ列情報よりも高くなる。したがって、通常は、より誤り耐性の高いTMCCポインタ情報を、優先的に用いることになる。
(高度BSのTMCC情報)
図3は、TMCC情報の対象フレームを説明する図である。
図3においては、伝送されるフレームを時系列で表しているが、各フレームには、TMCC情報が含まれており、受信装置は、TMCC情報に基づいて、復調処理や誤り訂正復号化処理等の復号処理を行う。ここで、TMCC情報には、大別すると2種の情報が含まれる。1つは、変調方式や誤り訂正符号化率などの復号処理(復調処理や誤り訂正復号化処理等)に必要な情報であり、もう1つは、多重化ストリームの分割に必要な情報、すなわち、TLVパケット境界情報である。
TMCC情報は、その情報が抽出されたフレームから数えて2フレーム後のフレームに関する情報を含んでいる。例えば、図3において、フレーム3で使用するTMCC情報は、2フレーム前のフレーム1で抽出されるTMCC情報を復号したものとなる。
そのため、受信装置では、TMCC情報を解析して得られる情報を、復号処理や多重化ストリームの分割処理に使用する場合に、2フレーム分の待ち時間が発生することになる。例えば、1フレームのフレーム長が、約33msである場合に、ユーザによって、高度広帯域衛星デジタル放送の受信チャネル(放送局)が切り替えられたとき、2フレーム分の約66msの待ち時間が必要となる。
(現状の受信装置の構成)
図4は、現状の受信装置50の構成を示す図である。
図4において、受信装置50は、チューナ部511、復号部512、可変長パケット処理部513、伝送制御情報解析部514、及びパケット情報解析部515から構成される。
チューナ部511は、アンテナ501と接続され、送信装置(不図示)から送信されてくる送信信号を受信し、復号部512に供給する。
復号部512は、伝送制御情報解析部514から供給されるTMCC解析情報に基づいて、チューナ部511から供給される送信信号に対し、復調処理や誤り訂正符号化処理などの復号処理を行う。
可変長パケット処理部513は、パケット情報解析部515から供給されるパケット分割情報に基づいて、復号部512から供給される多重化ストリーム(データ列)に対し、パケット処理を行う。
このパケット処理では、パケット分割情報(TLVパケット境界情報)を用いて、スロット内のTLVパケットの境界(切れ目)が特定され、スロットから抽出されるデータが、TLVパケット単位に整形される。パケット処理により得られるTLVパケットは、例えばデコード等の処理を行う後段処理装置502に出力される。
伝送制御情報解析部514は、復号部512による復号処理で得られるTMCC情報を解析し、その解析結果(TMCC解析情報)を、復号部512に供給(設定)する。また、伝送制御情報解析部514は、TMCC情報を解析することで得られるTMCCポインタ情報を、パケット情報解析部515に供給する。
パケット情報解析部515は、伝送制御情報解析部514から供給されるTMCCポインタ情報と、復号部512から出力されるデータ列から得られるデータ列情報を解析し、パケット分割情報として、可変長パケット処理部513に供給(設定)する。
(現状のパラメータ設定処理)
次に、図5のフローチャートを参照して、図4の受信装置50により実行される、現状のパラメータ設定処理の流れについて説明する。
ステップS511において、伝送制御情報解析部514は、復号部512と伝送制御情報解析部514で、TMCC情報を取得できたかどうかを判定する。ステップS511において、TMCC情報を取得できていないと判定された場合、ステップS511の判定処理が繰り返される。そして、ステップS511において、TMCC情報を取得できたと判定された場合、処理は、ステップS512に進められる。
ステップS512において、伝送制御情報解析部514は、ステップS511の処理でTMCC情報を取得したフレームから、2フレームを経過したかどうかを判定する。ステップS512において、2フレームを経過していないと判定された場合、ステップS512の判定処理が繰り返される。そして、ステップS512において、2フレームを経過したと判定された場合、処理は、ステップS513に進められる。
ステップS513において、伝送制御情報解析部514は、復号部512に対し、伝送制御解析情報として、TMCC解析情報を設定する。これにより、復号部512では、ステップS513の処理で設定されたTMCC解析情報を用いて、復号処理が行われる。
ステップS514において、パケット情報解析部515は、可変長パケット処理部513に対し、パケット分割情報として、TMCCポインタ情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2)とデータ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を設定する。これにより、可変長パケット処理部513では、ステップS514の処理で設定されたTLVパケット境界情報を用いて、スロット内のTLVパケットの境界が特定され、当該スロット内のデータがTLVパケット単位に整形されて出力される。
ステップS515においては、ユーザにより受信チャネルの切り替えが行われたかどうかが判定される。ステップS515において、受信チャネルの切り替えが行われていないと判定された場合、処理は、ステップS513に戻り、上述した処理が繰り返される。一方で、ステップS515において、受信チャネルの切り替えが行われたと判定された場合、処理は、ステップS511に戻り、上述した処理が繰り返される。
以上、現状のパラメータ設定処理の流れについて説明した。この現状のパラメータ設定処理では、TMCC情報を利用するために、TMCC情報を取得したフレームから、2フレームを経過するまで、待たなければならない(S512)。そのため、このようなフレームの待ち時間をなくして、TLVパケットを出力するまでの時間を短縮するための提案が要請されていた。
また、受信装置50において、TMCC情報をあらかじめ保持しておいて、受信チャネルの切り替え時には、あらかじめ保持しておいたTMCC情報をプリセット情報として用いる手法もある。例えば、上述した特許文献1において、本出願人は、TMCC情報のうち、送信信号の復号に必要な情報をプリセット情報とすることで、受信装置の立ち上がり時間を短縮する手法を提案している。
このような手法は、送信信号の復号に必要な情報など、1つのチャネルにおいて変化することが少ないと考えられる情報には有効であるが、上述したパケット分割情報のような、あらかじめ予測が難しい情報(フレームごとに変化する情報)を、プリセット情報として保持しておくことは困難である。
本技術では、このような状況を鑑み、伝送制御情報(TMCC情報)として、あらかじめ予測が難しいパケット分割情報が含まれる場合であっても、フレームの待ち時間をなくして、パケット(TLVパケット)を出力するまでの時間を短縮するための技術を提案する。以下、本技術の具体的な内容について説明する。
<2.本技術の構成>
(1)システム構成
(伝送システムの構成例)
図6は、本技術を適用した伝送システムの一実施の形態の構成を示す図である。なお、システムとは、複数の装置が論理的に集合したものをいう。
図6において、伝送システム1は、送信装置10と受信装置20から構成される。この伝送システム1では、高度広帯域衛星デジタル放送等のデジタル放送の規格に準拠したデータ伝送が行われる。
送信装置10は、コンテンツ(例えば放送番組やCMなど)のビデオとオーディオのデータが多重化された多重化ストリームを処理し、送信信号として、伝送路30を介して送信する。
受信装置20は、送信装置10から伝送路30を介して送信されてくる送信信号を受信する。受信装置20は、送信信号を処理して得られる多重化ストリームから、コンテンツ(例えば放送番組やCMなど)の映像と音声を再生する。
なお、伝送システム1において、伝送路30は、例えば、放送衛星(BS:Broadcasting Satellite)や通信衛星(CS:Communications Satellite)を利用した衛星放送のほか、地上波放送やケーブルを用いた有線放送(CATV)などであってもよい。
(受信装置の構成例)
図7は、図6の受信装置20の構成例を示す図である。
図7において、受信装置20は、チューナ部211、復号部212、可変長パケット処理部213、伝送制御情報解析部214、及びパケット情報解析部215から構成される。
チューナ部211は、アンテナ201と接続され、アンテナ201を介して、送信装置10から送信されてくる送信信号を受信し、復号部212に供給する。
復号部212は、伝送制御情報解析部214から供給される伝送制御解析情報に基づいて、チューナ部211から供給される送信信号に対し、復調処理や誤り訂正復号化処理などの復号処理を行う。この復号処理によって、フレームから、データ列とTMCC情報が復号(抽出)されて、データ列は、可変長パケット処理部213に供給され、TMCC情報は、伝送制御情報解析部214に供給される。
可変長パケット処理部213は、パケット情報解析部215から供給されるパケット分割情報に基づいて、復号部212から供給される多重化ストリーム(データ列)に対し、パケット処理を行う。このパケット処理では、パケット分割情報(TLVパケット境界情報)を用いて、スロット内のTLVパケットの境界(切れ目)が特定され、スロットから抽出されるデータが、TLVパケット単位に整形される。パケット処理により得られるTLVパケットは、例えばデコード等の処理を行う後段処理装置202に出力される。
伝送制御情報解析部214は、伝送制御情報を解析し、その解析結果(伝送制御解析情報)を、復号部212に供給(設定)する。また、伝送制御情報解析部214は、伝送制御解析情報を、パケット情報解析部215に供給する。ただし、伝送制御情報としては、復号部212による復号処理で得られるTMCC情報と、外部から入力されるTMCCプリセット情報とがあり、それらの情報が、伝送制御情報解析部214により解析される。
ここで、TMCCプリセット情報は、TMCC情報のうち、変調方式や誤り訂正符号化率などの復号処理(復調処理や誤り訂正復号化処理等)に必要な情報(既知の情報)のみを含んでいる。すなわち、TMCCプリセット情報には、あらかじめ予測が難しい、多重化ストリームの分割に必要となるTLVパケット境界情報は含まれない。このTMCCプリセット情報は、例えば初期スキャン処理などにより、あらかじめ受信装置20に保持されている。
また、伝送制御情報解析部214は、復号部212による復号処理を監視することで、TMCC情報を取得したフレームから、2フレームを経過したかどうかの判定処理を行う。この判定処理の結果は、処理対象のフレームを判別するための判別情報として、パケット情報解析部215に供給される。
パケット情報解析部215は、伝送制御情報解析部214から供給される伝送制御解析情報(TMCCポインタ情報)と、復号部212から出力されるデータ列から得られるデータ列情報を解析する。パケット情報解析部215は、伝送制御情報解析部214から供給される判別情報に基づいて、可変長パケット処理部213に対し、パケット分割情報を供給(設定)する。
ここで、パケット分割情報としては、伝送制御解析情報(TMCCポインタ情報)及びデータ列情報の少なくとも一方に応じたパケット分割情報が設定される。なお、ここでは、パケット情報解析部215が、可変長パケット処理部213に対し、パケット分割情報を設定するとして説明しているが、この「設定」には、パケット情報解析部215が保存したパケット分割情報を、可変長パケット処理部213が読み出す(取得する)場合の意味も含んでいる。
受信装置20は、以上のように構成される。ここで、図7の受信装置20は、TMCC情報を取得した後、2フレームを経過したか否かに応じてその動作が異なる。そこで、次に、図8及び図9を参照して、TMCC情報を取得した後であって、2フレームを経過する前と、2フレームを経過した後の受信装置20の構成について説明する。
(TMCC情報取得後、2フレーム経過前の受信装置の構成例)
まず、図8を参照して、TMCC情報を取得した後、2フレームを経過する前の受信装置20の構成について説明する。
図8において、伝送制御情報解析部214は、伝送制御情報としてTMCCプリセット情報を解析する。そして、伝送制御情報解析部214は、復号部212に対し、伝送制御解析情報として、TMCCプリセット解析情報を設定する。これにより、復号部212では、伝送制御情報解析部214により設定されるTMCCプリセット解析情報を用いた復号処理が行われる。
なお、この場合において、TMCCプリセット情報には、多重化ストリームの分割に必要となるTLVパケット境界情報は含まれていないため、伝送制御情報解析部214から、パケット情報解析部215に対し、伝送制御解析情報(TMCCポインタ情報)が供給されることはない。
図8において、パケット情報解析部215は、復号部212から出力されるデータ列から得られるデータ列情報を解析する。そして、パケット情報解析部215は、可変長パケット処理部213に対し、パケット分割情報として、データ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を設定する。これにより、可変長パケット処理部213では、データ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を用いたパケット処理が行われる。
以上のように、受信装置20においては、TMCC情報を取得した後であって、2フレームを経過する前となるときには、伝送制御解析情報として、TMCCプリセット解析情報が設定され、パケット分割情報として、データ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)が設定されることになる。
(TMCC情報取得後、2フレーム経過後の受信装置の構成例)
次に、図9を参照して、TMCC情報を取得した後、2フレームを経過した後の受信装置20の構成について説明する。
図9において、伝送制御情報解析部214は、伝送制御情報としてTMCC情報を解析する。そして、伝送制御情報解析部214は、復号部212に対し、伝送制御解析情報として、TMCC解析情報を設定する。これにより、復号部212では、伝送制御情報解析部214により設定されるTMCC解析情報を用いた復号処理が行われる。
また、伝送制御情報解析部214は、伝送制御解析情報としてのTMCCポインタ情報を、パケット情報解析部215に供給する。さらに、伝送制御情報解析部214は、復号部212による復号処理を監視することで、TMCC情報を取得したフレームから2フレームを経過したとき、その旨を通知する判別情報を、パケット情報解析部215に供給する。
図9において、パケット情報解析部215は、伝送制御情報解析部214から供給されるTMCCポインタ情報と、復号部212から出力されるデータ列から得られるデータ列情報を解析する。そして、パケット情報解析部215は、伝送制御情報解析部214から供給される判別情報が、TMCC情報を取得したフレームから2フレームを経過していることを示している場合、可変長パケット処理部213に対し、パケット分割情報として、TMCCポインタ情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2)とデータ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を設定する。
これにより、可変長パケット処理部213では、TMCCポインタ情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2)とデータ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を用いたパケット処理が行われる。
以上のように、受信装置20においては、TMCC情報を取得した後であって、2フレームを経過した後となるときには、伝送制御解析情報として、TMCC解析情報が設定され、パケット分割情報として、TMCCポインタ情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2)とデータ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)が設定されることになる。
(2)受信側の処理の流れ
次に、図10乃至図13を参照して、受信側の受信装置20で実行される処理の流れについて説明する。
(本技術の受信処理)
まず、図10のフローチャートを参照して、図6の受信装置20により実行される、本技術の受信処理の流れについて説明する。
ステップS201において、チューナ部211は、アンテナ201を介して、送信装置10から送信されてくる送信信号を受信する。
ステップS202において、復号部212は、伝送制御情報解析部214により設定される伝送制御解析情報に基づいて、ステップS201の処理で受信された送信信号を復号する。この復号処理では、伝送制御解析情報を用いて、復調処理や誤り訂正復号処理などの処理が行われる。
なお、詳細は、図11のフローチャートを参照して後述するが、伝送制御情報解析部214により設定される伝送制御解析情報としては、TMCC情報を取得した後に2フレームを経過したか否かに応じて、TMCCプリセット解析情報又はTMCC解析情報が設定される。
ステップS203において、パケット情報解析部215は、パケット情報解析部215により設定されるパケット分割情報に基づいて、ステップS202の処理で復号された多重化ストリーム(データ列)を、TLVパケットに分割する。
なお、詳細は、図11のフローチャートを参照して後述するが、パケット情報解析部215により設定されるパケット分割情報としては、TMCC情報を取得した後に2フレームを経過したか否かに応じて、データ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)、又はTMCCポインタ情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2)とデータ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)が設定される(動的に切り替えられる)。
以上、本技術の受信処理の流れについて説明した。
(本技術のパラメータ設定処理)
次に、図11のフローチャートを参照して、図6の受信装置20により実行される、本技術のパラメータ設定処理の流れについて説明する。
ステップS211において、伝送制御情報解析部214は、復号部212と伝送制御情報解析部214で、TMCC情報を取得後、2フレームを経過したかどうかを判定する。ステップS211において、TMCC情報を取得後、2フレームを経過していないと判定された場合、処理は、ステップS212に進められる。
ステップS212において、伝送制御情報解析部214は、復号部212に対し、伝送制御解析情報として、TMCCプリセット解析情報を設定する。これにより、復号部212では、ステップS212の処理で設定されたTMCCプリセット解析情報を用いた復号処理が行われる(図10のS202)。
ステップS213において、パケット情報解析部215は、可変長パケット処理部213に対し、パケット分割情報として、データ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を設定する。これにより、可変長パケット処理部213では、ステップS213の処理で設定されたパケット分割情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を用いたパケット処理が行われる(図10のS203)。
ステップS213の処理が終了すると、処理は、ステップS211に進められる。ステップS211の判定処理では、再度、TMCC情報を取得後、2フレームを経過したかどうかが判定され、2フレームを経過していないと判定された場合には、ステップS212乃至S213の処理が繰り返される。
すなわち、伝送制御情報解析部214とパケット情報解析部215によって、パラメータ設定処理が実行されることで、TMCC情報を取得した後であって、2フレームを経過するまでの間は、復号部212では、TMCCプリセット解析情報を用いた復号処理が行われ、可変長パケット処理部213では、データ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を用いたパケット処理が行われる。
具体的には、図12に示すように、パケット情報解析部215によって、処理対象のフレームにおいて、処理対象のスロットのスロットヘッダから得られる先頭ポインタB3と、処理対象のTLVパケットのパケットヘッダから得られるパケット長累積情報B4が可変長パケット処理部213に設定される。そして、可変長パケット処理部213は、先頭ポインタB3とパケット長累積情報B4を用いて、スロット内のTLVパケットの境界(切れ目)を特定することで、スロットから抽出されるデータを、TLVパケット単位に整形して出力する。
図11の説明に戻り、一方で、ステップS211乃至S213の処理が繰り返されることで、ステップS211において、TMCC情報を取得後、2フレームを経過したと判定された場合、処理は、ステップS214に進められる。
ステップS214において、伝送制御情報解析部214は、復号部212に対し、伝送制御解析情報として、TMCC解析情報を設定する。これにより、復号部212では、ステップS214の処理で設定されたTMCC解析情報を用いた復号処理が行われる(図10のS202)。
ステップS215において、パケット情報解析部215は、可変長パケット処理部213に対し、パケット分割情報として、TMCCポインタ情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2)とデータ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を設定する。これにより、可変長パケット処理部213では、ステップS215の処理で設定されたパケット分割情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2、先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を用いたパケット処理が行われる(図10のS203)。
ステップS215の処理が終了すると、処理は、ステップS216に進められる。ステップS216においては、ユーザにより受信チャネルの切り替えが行われたかどうかが判定される。ステップS216において、受信チャネルの切り替えが行われていないと判定された場合、処理は、ステップS214に戻り、上述したステップS214乃至S215の処理が繰り返される。
すなわち、伝送制御情報解析部214とパケット情報解析部215によって、パラメータ設定処理が実行されることで、TMCC情報の取得後の2フレームを経過した後であって、チャネルの切り替えが行われるまでの間は、復号部212では、TMCC解析情報を用いた復号処理が行われ、可変長パケット処理部213では、TMCCポインタ情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2)とデータ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を用いたパケット処理が行われる。
具体的には、図13に示すように、パケット情報解析部215によって、2フレーム前のフレームのTMCC情報から得られたTMCCポインタ情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2)と、処理対象のフレームにおいて、処理対象のスロットのスロットヘッダから得られる先頭ポインタB3と、処理対象のTLVパケットのパケットヘッダから得られるパケット長累積情報B4が可変長パケット処理部213に設定される。そして、可変長パケット処理部213は、TMCCポインタ情報(先頭ポインタB1、最終ポインタB2)とデータ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を用いて、スロット内のTLVパケットの境界(切れ目)を特定することで、スロットから抽出されるデータを、TLVパケット単位に整形して出力する。
図11の説明に戻り、また、ステップS216において、受信チャネルの切り替えが行われたと判定された場合、処理は、ステップS211に戻り、上述したステップS211乃至S216の処理が繰り返される。すなわち、受信チャネルが、他のチャネルに切り替えられた場合には、図3に示したTMCC情報とフレームとのずれを再度調整する必要がある。そのため、この場合には、ステップS211の判定処理が再度行われ、TMCC情報を取得後、2フレームを経過する前は、ステップS212乃至S213の処理が行われ、その後、TMCC情報を取得後、2フレームを経過した後は、ステップS214乃至S215の処理が行われる。
つまり、パケット情報解析部215は、伝送制御情報解析部214による伝送制御情報(TMCCプリセット情報又はTMCC情報)の解析結果からTMCCポインタ情報が得られない場合、データ列情報のみをパケット分割情報として設定し、伝送制御情報解析部214による伝送制御情報の解析結果からTMCCポインタ情報が得られる場合、TMCCポインタ情報をパケット分割情報として設定する。換言すれば、パケット分割情報として、データ列情報やTMCCポインタ情報が動的に切り替えられているとも言える。
以上、本技術のパラメータ設定処理の流れについて説明した。この本技術のパラメータ設定処理においては、TMCC情報が取得された後、2フレームが経過する前であっても、伝送制御解析情報としてTMCCプリセット解析情報を用いた復号処理が行われるようにするとともに、パケット分割情報としてデータ列情報(先頭ポインタB3、パケット長累積情報B4)を用いたパケット処理(TLVパケットの境界を検出する処理)が行われるようにすることができる。
そのため、上述した現状のパラメータ設定処理(図5)を適用した場合に生じていた2フレーム分のフレームの待ち時間が発生せず、TLVパケットを出力するまでの時間を短縮することができる。その結果、ユーザからすれば、受信チャネルを切り替えたときに、切り替え先の映像が迅速に表示されるため、チャネル切り替え時にストレスを感じることはない。
また、本技術のパラメータ設定処理においては、TMCC情報が取得された後、2フレームが経過した後は、現状のパラメータ設定処理(図5)と同様に、伝送制御解析情報としてTMCC解析情報を用いた復号処理と、パケット分割情報としてTMCCポインタ情報及びデータ列情報を用いたパケット処理が行われる。
<3.変形例>
上述した説明としては、デジタル放送の規格として、日本の高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式を説明したが、本技術は、日本等が採用する方式であるISDB(Integrated Services Digital Broadcasting)の他の伝送方式、欧州の各国等が採用する方式であるDVB(Digital Video Broadcasting)や、米国等で採用されている方式であるATSC(Advanced Television Systems Committee)などの伝送方式に適用するようにしてもよい。
また、デジタル放送の規格としては、放送衛星(BS)や通信衛星(CS)等を利用した衛星放送の規格のほか、地上波放送や、ケーブルテレビ(CATV)等の有線放送などの規格にも適用することができる。
なお、上述した伝送制御情報(シグナリング)やパケットなどの名称は、一例であって、他の名称が用いられる場合がある。ただし、これらの名称の違いは、形式的な違いであって、対象の伝送制御情報やパケットなどの実質的な内容が異なるものではない。
また、本技術は、伝送路として、放送網以外の伝送路、すなわち、例えば、インターネットや電話網等の通信回線(通信網)などを利用することを想定して規定されている所定の規格(デジタル放送の規格以外の規格)などにも適用することができる。その場合には、伝送システム1(図6)の伝送路30として、インターネットや電話網などの通信回線が利用され、送信装置10は、インターネット上に設けられたサーバとすることができる。そして、受信装置20が通信機能を有するようにすることで、送信装置10(サーバ)は、受信装置20からの要求に応じて、処理を行うことになる。一方で、受信装置20は、送信装置10(サーバ)から伝送路30(通信回線)を介して送信されてくるデータを処理する。
<4.コンピュータの構成>
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。図14は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
コンピュータ1000において、CPU(Central Processing Unit)1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random Access Memory)1003は、バス1004により相互に接続されている。バス1004には、さらに、入出力インターフェース1005が接続されている。入出力インターフェース1005には、入力部1006、出力部1007、記録部1008、通信部1009、及び、ドライブ1010が接続されている。
入力部1006は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部1007は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記録部1008は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部1009は、ネットワークインターフェースなどよりなる。ドライブ1010は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ1000では、CPU1001が、ROM1002や記録部1008に記録されているプログラムを、入出力インターフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ1000(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータ1000では、プログラムは、リムーバブルメディア1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インターフェース1005を介して、記録部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線又は無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記録部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記録部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
ここで、本明細書において、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に行われる必要はない。すなわち、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含む。また、プログラムは、1のコンピュータ(プロセッサ)により処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
また、本技術は、以下のような構成をとることができる。
(1)
複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号を受信する受信部と、
前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報を解析する伝送制御情報解析部と、
前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号を復号する復号部と、
前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報を設定するパケット情報解析部と、
設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームを、前記パケットに分割するパケット処理部と
を備える受信装置。
(2)
前記伝送制御情報解析部は、前記伝送制御情報のうち、前記送信信号を復号するための情報として、あらかじめ設定された既知の情報を用いる
(1)に記載の受信装置。
(3)
前記パケット情報解析部は、前記パケット分割情報として、前記伝送制御情報の解析結果から得られる前記パケットの境界情報である第1のパケット境界情報と、前記多重化ストリームの解析結果から得られる前記パケットの境界情報である第2のパケット境界情報とを動的に切り替える
(2)に記載の受信装置。
(4)
前記パケット情報解析部は、
前記伝送制御情報の解析結果から前記第1のパケット境界情報が得られない場合、前記第2のパケット境界情報のみを、前記パケット分割情報として設定し、
前記伝送制御情報の解析結果から前記第1のパケット境界情報が得られる場合、前記第1のパケット境界情報を、前記パケット分割情報として設定する
(3)に記載の受信装置。
(5)
前記パケットは、誤り訂正の単位であるブロック内に配置され、
前記ブロックは、複数集まってフレームを構成し、
前記フレームは、他のフレーム用の前記伝送制御情報を含み、
前記パケット情報解析部は、
他のフレームから取得された前記伝送制御情報を適用すべきフレームが処理対象となるまで、前記第2のパケット境界情報のみを、前記パケット分割情報として設定し、
前記他のフレームから取得された前記伝送制御情報を適用すべきフレームが処理対象となったとき、前記第1のパケット境界情報を、前記パケット分割情報として設定する
(4)に記載の受信装置。
(6)
前記第1のパケット境界情報は、前記他のフレームから取得される前記伝送制御情報に含まれ、
前記第2のパケット境界情報は、処理対象のフレームを構成する複数のブロックのヘッダ及び当該ブロック内に配置されるパケットのヘッダに含まれる
(5)に記載の受信装置。
(7)
前記第1のパケット境界情報は、前記ブロック内に配置されるパケットのうち、先頭のパケットと、最後のパケットの位置を示す情報である
(6)に記載の受信装置。
(8)
前記ブロックのヘッダに含まれる前記第2のパケット境界情報は、前記ブロック内に配置されるパケットのうち、先頭のパケットの位置を示す情報であり、
前記パケットのヘッダに含まれる前記第2のパケット境界情報は、当該パケットのデータ長である
(6)又は(7)に記載の受信装置。
(9)
前記パケットは、可変長のパケットである
(1)乃至(8)のいずれかに記載の受信装置。
(10)
受信装置のデータ処理方法において、
前記受信装置が、
複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号を受信し、
前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報を解析し、
前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号を復号し、
前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報を設定し、
設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームを、前記パケットに分割する
ステップを含むデータ処理方法。
(11)
送信装置と受信装置からなる送受信システムにおいて、
前記送信装置は、
複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号を送信する送信部を備え、
前記受信装置は、
前記送信装置から送信されてくる前記送信信号を受信する受信部と、
前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報を解析する伝送制御情報解析部と、
前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号を復号する復号部と、
前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報を設定するパケット情報解析部と、
設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームを、前記パケットに分割するパケット処理部と
を備える
送受信システム。
1 伝送システム, 10 送信装置, 20 受信装置, 30 伝送路, 211 チューナ部, 212 復号部, 213 可変長パケット処理部, 214 伝送制御情報解析部, 215 パケット情報解析部, 1000 コンピュータ, 1001 CPU

Claims (11)

  1. 複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号を受信する受信部と、
    前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報を解析する伝送制御情報解析部と、
    前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号を復号する復号部と、
    前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報を設定するパケット情報解析部と、
    設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームを、前記パケットに分割するパケット処理部と
    を備える受信装置。
  2. 前記伝送制御情報解析部は、前記伝送制御情報のうち、前記送信信号を復号するための情報として、あらかじめ設定された既知の情報を用いる
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記パケット情報解析部は、前記パケット分割情報として、前記伝送制御情報の解析結果から得られる前記パケットの境界情報である第1のパケット境界情報と、前記多重化ストリームの解析結果から得られる前記パケットの境界情報である第2のパケット境界情報とを動的に切り替える
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記パケット情報解析部は、
    前記伝送制御情報の解析結果から前記第1のパケット境界情報が得られない場合、前記第2のパケット境界情報のみを、前記パケット分割情報として設定し、
    前記伝送制御情報の解析結果から前記第1のパケット境界情報が得られる場合、前記第1のパケット境界情報を、前記パケット分割情報として設定する
    請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記パケットは、誤り訂正の単位であるブロック内に配置され、
    前記ブロックは、複数集まってフレームを構成し、
    前記フレームは、他のフレーム用の前記伝送制御情報を含み、
    前記パケット情報解析部は、
    他のフレームから取得された前記伝送制御情報を適用すべきフレームが処理対象となるまで、前記第2のパケット境界情報のみを、前記パケット分割情報として設定し、
    前記他のフレームから取得された前記伝送制御情報を適用すべきフレームが処理対象となったとき、前記第1のパケット境界情報を、前記パケット分割情報として設定する
    請求項4に記載の受信装置。
  6. 前記第1のパケット境界情報は、前記他のフレームから取得される前記伝送制御情報に含まれ、
    前記第2のパケット境界情報は、処理対象のフレームを構成する複数のブロックのヘッダ及び当該ブロック内に配置されるパケットのヘッダに含まれる
    請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記第1のパケット境界情報は、前記ブロック内に配置されるパケットのうち、先頭のパケットと、最後のパケットの位置を示す情報である
    請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記ブロックのヘッダに含まれる前記第2のパケット境界情報は、前記ブロック内に配置されるパケットのうち、先頭のパケットの位置を示す情報であり、
    前記パケットのヘッダに含まれる前記第2のパケット境界情報は、当該パケットのデータ長である
    請求項6に記載の受信装置。
  9. 前記パケットは、可変長のパケットである
    請求項1に記載の受信装置。
  10. 受信装置のデータ処理方法において、
    前記受信装置が、
    複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号を受信し、
    前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報を解析し、
    前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号を復号し、
    前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報を設定し、
    設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームを、前記パケットに分割する
    ステップを含むデータ処理方法。
  11. 送信装置と受信装置からなる送受信システムにおいて、
    前記送信装置は、
    複数のパケットからなる多重化ストリームを処理して得られる送信信号を送信する送信部を備え、
    前記受信装置は、
    前記送信装置から送信されてくる前記送信信号を受信する受信部と、
    前記送信信号の伝送を制御するための伝送制御情報を解析する伝送制御情報解析部と、
    前記伝送制御情報の解析結果に基づいて、前記送信信号を復号する復号部と、
    前記送信信号を復号して得られる前記多重化ストリームを解析し、前記多重化ストリームから前記パケットを分割するためのパケット分割情報であって、前記伝送制御情報の解析結果及び前記多重化ストリームの解析結果の少なくとも一方に応じた前記パケット分割情報を設定するパケット情報解析部と、
    設定された前記パケット分割情報に基づいて、前記多重化ストリームを、前記パケットに分割するパケット処理部と
    を備える
    送受信システム。
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