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JP2017168369A - 燃料電池システムの氷点下始動方法 - Google Patents

燃料電池システムの氷点下始動方法 Download PDF

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JP2017168369A JP2016054225A JP2016054225A JP2017168369A JP 2017168369 A JP2017168369 A JP 2017168369A JP 2016054225 A JP2016054225 A JP 2016054225A JP 2016054225 A JP2016054225 A JP 2016054225A JP 2017168369 A JP2017168369 A JP 2017168369A
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旭紘 松井
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邦明 尾島
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憲司 樽家
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Abstract

【課題】簡単な制御で、電極触媒の劣化を可及的に抑制することを目的とする。
【解決手段】燃料電池システム10の始動前に、供給側開閉弁76a及び排出側開閉弁76bは、開弁状態に維持される。次いで、BP流量調整弁90が開弁される一方、背圧弁86が閉状態に保持され、空気供給路74に供給される空気は、バイパス流路88から空気排出路84に流通される。この状態で、水素供給路46から燃料電池スタック12に水素ガスが供給され、前記水素ガスにより置換される。そして、BP流量調整弁90が閉弁され且つ背圧弁86の閉弁状態が解除されることにより、燃料電池スタック12の酸化剤ガス流路系に酸化剤ガスが供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池、前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置、及び前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置を備える燃料電池システムの氷点下始動方法に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面にアノード電極が、他方の面にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セル(単位セル)が構成されている。通常、所定の数の発電セルが積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両(燃料電池電気自動車等)に組み込まれている。
この種の燃料電池では、発電(運転)が停止されると、前記燃料電池への燃料ガス及び酸化剤ガスの供給が停止されるものの、アノード電極に前記燃料ガスが残存する一方、カソード電極に前記酸化剤ガスが残存している。このため、燃料電池の停止中に、カソード側が高電位に保持されてしまい、電極触媒層が劣化するという問題がある。
そこで、カソード電極及びアノード電極に、それぞれ空気が満たされた状態で、燃料電池の起動を開始する処理が行われている。その際、アノード電極では、水素ガスの供給が開始されると、前記アノード電極の上流側に水素ガスが存在する一方、該アノード電極の下流側に空気が存在してしまう。このため、アノード電極に局部電池が形成され、電子は、導線性の高い電極触媒層、カーボンペーパ(拡散層)及びセパレータを介して前記アノード電極の上流から下流に移動する。
カソード電極では、アノード電極の下流に対向して高電位となる。従って、カソード電極の電極触媒層では、触媒担持カーボンの酸化(腐食)によりPt(白金)の溶出が惹起され易い。これにより、電極触媒層の劣化が急速に進行するという問題がある。
上記の課題に鑑み、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池システムが知られている。この燃料電池システムでは、システム起動時には、少なくとも燃料ガス流路に燃料ガスが行き渡る以前に、酸化剤ガス流路への燃料ガスの供給を開始している。次いで、少なくとも燃料ガス流路に燃料ガスが行き渡った後に、酸化剤ガス流路への酸化剤ガスの供給に切り替えている。
これにより、システム起動時に既存のガスを用いて燃料電池内で生じるカーボンの腐食反応を抑制することができ、システムを大型化することなく、効果的に起動時の酸化剤極の劣化を抑制できる、としている。
特開2005−149838号公報
ところで、燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置では、前記燃料電池の酸化剤ガス入口に連通する酸化剤ガス供給路と、前記燃料電池の酸化剤ガス出口に連通する酸化剤ガス排出路とを備えている。そして、酸化剤ガス供給路には、供給側開閉弁(封止弁)が配置される一方、酸化剤ガス排出路には、排出側開閉弁(封止弁)が配置されている場合がある。
供給側開閉弁及び排出側開閉弁は、通常、システム停止時に閉弁されているが、氷点下では、凍結を回避するために開弁状態でシステム停止が行われている。このため、次回の起動時には、アノード側に水素(燃料ガス)を投入した後、カソード側に空気(酸化剤ガス)を投入することができないという問題がある。これを回避するためには、供給側開閉弁及び排出側開閉弁の開閉制御が必要になり、制御が煩雑化するとともに、時間がかかるという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単な制御で、電極触媒の劣化を可及的に抑制することが可能な燃料電池システムの氷点下始動方法を提供することを目的とする。
本発明に係る氷点下始動方法が適用される燃料電池システムは、燃料電池と、前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、を備えている。燃料電池は、固体高分子電解質膜をアノード電極とカソード電極との間で挟持する電解質膜・電極構造体を備えるとともに、前記アノード電極に供給される燃料ガスと前記カソード電極に供給される酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する。
酸化剤ガス供給装置は、燃料電池の酸化剤ガス入口に連通する酸化剤ガス供給路と、前記燃料電池の酸化剤ガス出口に連通する酸化剤ガス排出路とを備えている。酸化剤ガス供給路に供給側開閉弁が配置され、酸化剤ガス排出路に排出側開閉弁が配置されるとともに、前記供給側開閉弁の上流側及び前記排出側開閉弁の下流側には、前記酸化剤ガス供給路と前記酸化剤ガス排出路とを連通するバイパス流路が設けられている。
バイパス流路には、バイパス弁が配置され、酸化剤ガス排出路には、排出側開閉弁と前記バイパス流路の連結部との間に背圧弁が配置され、前記背圧弁は、燃料電池に供給される酸化剤ガスの圧力を調整している。
燃料電池システムの始動前に、供給側開閉弁及び排出側開閉弁は、開弁状態に維持されている。そして、始動開始信号を受けて、バイパス弁が開弁される一方、背圧弁が閉状態に保持される。さらに、酸化剤ガス供給路に酸化剤ガスが供給され、該酸化剤ガスがバイパス流路から酸化剤ガス排出路に流通される。
次いで、酸化剤ガス排出路に酸化剤ガスが流通されながら、燃料ガス供給装置から燃料電池の燃料ガス入口に燃料ガスが供給され、該燃料電池内の燃料ガス流路系が前記燃料ガスにより置換される。燃料ガス流路系が燃料ガスにより置換された後、バイパス開閉弁が閉弁され且つ背圧弁の閉弁状態が解除されることにより、燃料電池の酸化剤ガス流路系に酸化剤ガスが供給される。
また、燃料ガス供給装置は、燃料電池の燃料ガス出口に連通し、該燃料電池から排出される燃料ガスをパージするパージ弁を備え、前記パージ弁の下流は、酸化剤ガス排出路の下流に連通していることが好ましい。その際、バイパス流路から酸化剤ガス排出路に流通する酸化剤ガスの流量が、パージ弁から排出される燃料ガスの希釈に必要な流量に至った際、燃料ガス供給装置から燃料電池の燃料ガス入口に前記燃料ガスを供給することが好ましい。
本発明によれば、バイパス弁が開弁される一方、背圧弁が閉状態に保持されるため、酸化剤ガス供給路に供給される酸化剤ガスは、燃料電池をバイパスしてバイパス流路を流通することができる。このため、供給側開閉弁及び排出側開閉弁が開弁されていても、燃料電池のカソード側に酸化剤ガスが導入されることがない。従って、燃料電池のカソード側への酸化剤ガスの導入を抑制した状態で、前記燃料電池のアノード側に燃料ガスを供給することが可能になる。これにより、簡単な制御で、電極触媒の劣化を可及的に抑制することができる。
本発明の実施形態に係る氷点下始動方法が適用される燃料電池システムの概略構成説明図である。 前記氷点下始動方法を説明するタイムチャートである。 前記燃料電池システムのカソード側に空気によるパージ処理が施される際の動作説明図である。 前記氷点下始動方法において、バイパス流路に空気が供給される際の動作説明図である。 前記氷点下始動方法において、アノード側が水素置換される際の動作説明図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る氷点下始動方法が適用される燃料電池システム10は、例えば、燃料電池電気自動車等の燃料電池車両(図示せず)に搭載される。
燃料電池システム10は、燃料電池スタック12と、前記燃料電池スタック12に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置14と、前記燃料電池スタック12に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置16とを備える。燃料電池システム10は、図示しないが、燃料電池スタック12に冷却媒体を供給する冷却媒体供給装置を備える。燃料電池システム10は、制御部18により駆動制御される。
燃料電池スタック12は、複数の発電セル20が水平方向又は鉛直方向に積層される。発電セル20は、電解質膜・電極構造体22を第1セパレータ24及び第2セパレータ26で挟持する。第1セパレータ24及び第2セパレータ26は、金属セパレータ又はカーボンセパレータにより構成される。
電解質膜・電極構造体22は、例えば、水分が含まれたパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜28と、前記固体高分子電解質膜28を挟持するアノード電極30及びカソード電極32とを備える。固体高分子電解質膜28は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質が使用される。
第1セパレータ24は、電解質膜・電極構造体22との間に、アノード電極30に燃料ガスを供給するための燃料ガス流路34を設ける。第2セパレータ26は、電解質膜・電極構造体22との間に、カソード電極32に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス流路36を設ける。互いに隣接する第1セパレータ24と第2セパレータ26との間には、冷却媒体を流通させるための冷却媒体流路38が設けられる。
発電セル20の積層方向(矢印A方向)一端には、燃料ガス入口40a及び燃料ガス出口40bが設けられる。燃料ガス入口40aは、各発電セル20の積層方向に貫通するとともに、燃料ガス流路34の供給側に連通する。燃料ガス出口40bは、各発電セル20の積層方向に貫通するとともに、燃料ガス流路34の排出側に連通する。
発電セル20の積層方向(矢印A方向)他端には、酸化剤ガス入口42a及び酸化剤ガス出口42bが設けられる。酸化剤ガス入口42aは、各発電セル20の積層方向に貫通するとともに、酸化剤ガス流路36の供給側に連通する。酸化剤ガス出口42bは、各発電セル20の積層方向に貫通するとともに、酸化剤ガス流路36の排出側に連通する。
燃料ガス供給装置14は、高圧水素を貯留する水素タンク44を備え、この水素タンク44は、水素供給路(燃料ガス供給路)46を介して燃料電池スタック12の燃料ガス入口40aに連通する。水素供給路46は、燃料電池スタック12に水素ガスを供給する。
水素供給路46には、インジェクタ48及びエゼクタ50が直列に設けられるとともに、前記インジェクタ48及び前記エゼクタ50を跨いでバイパス供給路52が接続される。バイパス供給路52には、BP(バイパス)インジェクタ54が設けられる。BPインジェクタ54は、燃料電池スタック12の始動時や高負荷発電が要求された際等に、高濃度な水素を供給するために使用されるサブインジェクタである一方、インジェクタ48は、通常の発電時に主として使用されるメインインジェクタである。
燃料電池スタック12の燃料ガス出口40bには、燃料ガス排出路(オフガス配管)56が連通する。燃料ガス排出路56は、アノード電極30で少なくとも一部が使用された燃料ガスである燃料排ガスを、燃料電池スタック12から導出する。燃料ガス排出路56には、気液分離器58が接続されるとともに、前記気液分離器58の下流から分岐する水素循環流路60を介してエゼクタ50が接続される。水素循環流路60には、水素ポンプ62が設けられる。水素ポンプ62は、特に起動時に、燃料ガス排出路56に排出された燃料排ガスを、水素循環流路60を通って水素供給路46に循環させる。
燃料ガス排出路56の下流には、パージ流路64の一端が連通するとともに、前記パージ流路64の途上には、パージ弁66が設けられる。気液分離器58の底部には、主に液体成分を含む流体を排出する排水流路68の一端が接続される。排水流路68の途上には、ドレイン弁70が配設される。
酸化剤ガス供給装置16は、大気からの空気を圧縮して供給するエアポンプ72を備え、前記エアポンプ72が空気供給路(酸化剤ガス供給路)74に配設される。空気供給路74は、燃料電池スタック12に空気を供給する。
空気供給路74は、エアポンプ72の下流側に位置して供給側開閉弁(封止弁)76a及び加湿器78を配設するとともに、燃料電池スタック12の酸化剤ガス入口42aに連通する。空気供給路74には、加湿器78を跨いでバイパス供給路80が接続される。バイパス供給路80には、開閉弁82が設けられる。
燃料電池スタック12の酸化剤ガス出口42bには、空気排出路(酸化剤ガス排出路)84が連通する。空気排出路84には、供給空気と排出空気との間で水分及び熱を交換する加湿器78、排出側開閉弁(封止弁)76b及び背圧弁86が配設される。空気排出路84は、カソード電極32で少なくとも一部が使用された酸化剤ガスである酸化剤排ガスを、燃料電池スタック12から排出する。空気排出路84の下流には、パージ流路64の他端及び排水流路68の他端が接続され、希釈部を構成する。
空気供給路74と空気排出路84とには、供給側開閉弁76aの上流側と排出側開閉弁76bの下流側及び背圧弁86の下流側とにバイパス流路88の両端が連通する。バイパス流路88には、前記バイパス流路88を流通する空気の流量を調整するBP流量調整弁(バイパス弁)90が配設される。空気供給路74と空気排出路84とには、供給側開閉弁76aの下流側及び排出側開閉弁76bの上流側に位置して空気循環流路92が連通する。空気循環流路92には、循環ポンプ94が配置される。循環ポンプ94は、空気排出路84に排出された酸化剤排ガス(一部が消費された酸化剤ガス)を空気循環流路92を通って空気供給路74に循環させる。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
燃料ガス供給装置14では、水素タンク44から水素供給路46に水素ガスが供給される。この水素ガスは、インジェクタ48及びエゼクタ50を通って燃料電池スタック12の燃料ガス入口40aに供給される。水素ガスは、燃料ガス入口40aから燃料ガス流路34に導入される。水素ガスは、燃料ガス流路34に沿って移動し、電解質膜・電極構造体22のアノード電極30に供給される。
酸化剤ガス供給装置16では、エアポンプ72の回転作用下に、空気供給路74に空気が送られる。この空気は、加湿器78を通って加湿された後、燃料電池スタック12の酸化剤ガス入口42aに供給される。空気は、酸化剤ガス入口42aから酸化剤ガス流路36に導入される。空気は、酸化剤ガス流路36に沿って移動し、電解質膜・電極構造体22のカソード電極32に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体22では、アノード電極30に供給される水素ガスと、カソード電極32に供給される空気中の酸素とが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、アノード電極30に供給されて一部が消費された水素ガスは、燃料ガス出口40bから燃料ガス排出路56に排出される。水素ガスは、燃料ガス排出路56から水素循環流路60に導入され、エゼクタ50の吸引作用下に水素供給路46に循環される。燃料ガス排出路56に排出された水素ガスは、必要に応じて、パージ弁66の開放作用下に希釈部外に排出(パージ)される。
同様に、カソード電極32に供給されて一部が消費された空気は、酸化剤ガス出口42bから空気排出路84に排出される。空気は、加湿器78を通って空気供給路74から供給される新たな空気を加湿した後、背圧弁86の設定圧力に調整された後、希釈部に排出される。なお、空気排出路84に排出された空気は、必要に応じて、循環ポンプ94の作用下に空気循環流路92を通って空気供給路74に循環される。
次いで、本実施形態に係る燃料電池システム10の氷点下始動方法について、図2に示すタイムチャートに沿って、以下に説明する。
燃料電池システム10の運転が停止される際には、供給側開閉弁76a及び排出側開閉弁76bが閉弁されている。そして、燃料電池スタック12が氷点下の設定温度以下になると、カソード側にのみ空気によるパージ処理が施される。図3に示すように、BP流量調整弁90が閉弁される一方、供給側開閉弁76a及び排出側開閉弁76bが開弁されている。
この状態で、エアポンプ72が駆動され、空気供給路74に空気が供給される。空気は、空気供給路74を通って酸化剤ガス入口42aから燃料電池スタック12内のカソード側に導入される。酸化剤ガス流路36を含むカソード流路系を流通した空気は、水分等の不要物を伴って空気排出路84に排出される。カソード流路系のパージ処理が終了すると、供給側開閉弁76a及び排出側開閉弁76bが閉弁され、この状態が維持されている。
そこで、氷点下始動時には、図2に示すように、制御部18は、BP流量調整弁90を開弁させるとともに、背圧弁86を開状態に保持している。パージ弁66は、予め閉弁されている。水素ポンプ62がオンされるとともに、エアポンプ72がオンされた後、背圧弁86が閉状態に保持される。
図4に示すように、エアポンプ72の作用下に、空気供給路74に空気が供給されると、この空気は、バイパス流路88を流通して空気排出路84に導入される。さらに、空気は、空気排出路84の下流側の希釈部に供給される。ここで、供給側開閉弁76a及び排出側開閉弁76bは、開弁されている一方、背圧弁86が閉状態に保持されている。このため、空気供給路74に供給された空気は、燃料電池スタック12内に投入されることがなく、前記燃料電池スタック12をバイパスすることができる。
バイパス流路88から空気排出路84に流通する空気の流量が増加し、前記空気の流量が、所定流量、例えば、パージ弁66から排出される水素ガスの希釈に必要な流量に至った際、燃料電池スタック12の燃料ガス入口40aに前記水素ガスが供給(投入)される。従って、燃料電池スタック12では、各発電セル20の燃料ガス流路34に水素ガスが供給され、前記燃料ガス流路34に残存していた空気とともに、前記水素ガスが燃料ガス排出路56に排出される。これにより、燃料ガス排出路56での排出水素濃度が上昇する(図2参照)。
一方、各発電セル20の酸化剤ガス流路36には、空気が残存している。このため、各電解質膜・電極構造体22では、水素ガスと空気中の酸素とが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。すなわち、図2に示すように、セル電圧(発電セル20からの電圧)が上昇する。
次いで、例えば、発電セル20のOCV(開回路電圧)に基づいて、始動完了であると判断されると、パージ弁66が開弁される。このため、図5に示すように、燃料電池スタック12の燃料ガス流路34を循環していた水素ガス及び空気を含む排ガスは、パージ流路64に排出される。従って、燃料ガス流路34には、水素タンク44から供給される水素ガスが充填され、燃料ガス流路系の水素置換処理が行われる。
水素置換処理により、燃料電池スタック12内の水素濃度が所定濃度まで上昇すると、該水素置換処理が終了する。そして、BP流量調整弁90が閉弁されるとともに、背圧弁86は、閉状態から、燃料電池スタック12に供給される空気の圧力を調整可能な状態、すなわち、通常状態に操作される。これにより、燃料電池スタック12は、通常の運転(発電)が可能になる。
この場合、本実施形態では、燃料電池システム10の始動前に、供給側開閉弁76a及び排出側開閉弁76bは、開弁状態に維持される。そして、始動開始信号を受けて、BP流量調整弁90が開弁される一方、背圧弁86が閉状態に保持されることにより、空気供給路74に供給される空気は、バイパス流路88から空気排出路84に流通される(図4参照)。
この状態で、水素供給路46から燃料電池スタック12の燃料ガス入口40aに水素ガスが供給され、該燃料電池スタック12内の燃料ガス流路系が前記水素ガスにより置換される。さらに、燃料ガス流路系(アノード側)が水素ガスにより置換された後、BP流量調整弁90が閉弁され且つ背圧弁86の閉弁状態が解除されることにより、燃料電池スタック12の酸化剤ガス流路系(カソード側)に酸化剤ガスが供給される。
このように、BP流量調整弁90が開弁される一方、背圧弁86が閉状態に保持されるため、空気供給路74に供給される空気は、燃料電池スタック12をバイパスしてバイパス流路88を流通することができる。このため、供給側開閉弁76a及び排出側開閉弁76bが開弁されていても、燃料電池スタック12の酸化剤ガス流路系に空気が導入されることがない。
従って、燃料電池スタック12への空気の導入を抑制した状態で、前記燃料電池スタック12の燃料ガス流路系に水素ガスを供給することが可能になる。これにより、簡単な制御で、特にカソード電極32を構成する電極触媒の劣化を可及的に抑制することができるという効果が得られる。
10…燃料電池システム 12…燃料電池スタック
14…燃料ガス供給装置 16…酸化剤ガス供給装置
18…制御部 20…発電セル
22…電解質膜・電極構造体 24、26…セパレータ
28…固体高分子電解質膜 30…アノード電極
32…カソード電極 34…燃料ガス流路
36…酸化剤ガス流路 40a…燃料ガス入口
40b…燃料ガス出口 42a…酸化剤ガス入口
42b…酸化剤ガス出口 44…水素タンク
72…エアポンプ 74…空気供給路
76a…供給側開閉弁 76b…排出側開閉弁
78…加湿器 80…バイパス供給路
84…空気排出路 86…背圧弁
90…BP流量調整弁 92…空気循環流路
94…循環ポンプ

Claims (2)

  1. 固体高分子電解質膜をアノード電極とカソード電極との間で挟持する電解質膜・電極構造体を備えるとともに、前記アノード電極に供給される燃料ガスと前記カソード電極に供給される酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、
    前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、
    を備え、
    前記酸化剤ガス供給装置は、前記燃料電池の酸化剤ガス入口に連通する酸化剤ガス供給路、前記燃料電池の酸化剤ガス出口に連通する酸化剤ガス排出路、前記酸化剤ガス供給路に配置される供給側開閉弁、前記酸化剤ガス排出路に配置される排出側開閉弁、前記供給側開閉弁の上流側及び前記排出側開閉弁の下流側で、前記酸化剤ガス供給路と前記酸化剤ガス排出路とを連通するバイパス流路、前記バイパス流路に配置されるバイパス弁、及び前記酸化剤ガス排出路に前記排出側開閉弁と前記バイパス流路の連結部との間に配置され、前記燃料電池に供給される前記酸化剤ガスの圧力を調整する背圧弁、を備える燃料電池システムの氷点下始動方法であって、
    前記燃料電池システムの始動前に、前記供給側開閉弁及び前記排出側開閉弁は、開弁状態に維持されており、
    始動開始信号を受けて、前記バイパス弁を開弁させる一方、前記背圧弁を閉状態に保持する工程と、
    前記酸化剤ガス供給路に前記酸化剤ガスを供給し、該酸化剤ガスを前記バイパス流路から前記酸化剤ガス排出路に流通させる工程と、
    前記酸化剤ガス排出路に前記酸化剤ガスを流通させながら、前記燃料ガス供給装置から前記燃料電池の燃料ガス入口に前記燃料ガスを供給し、該燃料電池内の燃料ガス流路系を前記燃料ガスにより置換させる工程と、
    前記燃料ガス流路系を前記燃料ガスにより置換した後、前記バイパス弁を閉弁させ且つ前記背圧弁の閉弁状態を解除させることにより、前記燃料電池の酸化剤ガス流路系に前記酸化剤ガスを供給する工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの氷点下始動方法。
  2. 請求項1記載の氷点下始動方法であって、前記燃料ガス供給装置は、前記燃料電池の燃料ガス出口に連通し、該燃料電池から排出される前記燃料ガスをパージするパージ弁を備え、
    前記パージ弁の下流は、前記酸化剤ガス排出路の下流に連通しており、
    前記バイパス流路から前記酸化剤ガス排出路に流通する前記酸化剤ガスの流量が、前記パージ弁から排出される前記燃料ガスの希釈に必要な流量に至った際、前記燃料ガス供給装置から前記燃料電池の前記燃料ガス入口に前記燃料ガスを供給することを特徴とする燃料電池システムの氷点下始動方法。
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