JP2017168059A - 貨幣処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送部は、貨幣を搬送するように構成される。識別部は、貨幣の金種および正損要因を識別するように構成される。判定部は、識別部において識別された貨幣の金種および正損要因に基づいて貨幣が予め定められた特定貨幣に該当するか否かを判定するように構成される。制御部は、識別部における貨幣の識別結果と判定部における貨幣の判定結果とに応じて搬送部による貨幣の搬送を制御するように構成される。
【選択図】図3
Description
図1は、実施形態1による紙幣処理装置1の構成例を示している。紙幣処理装置1は、貨幣を処理する貨幣処理装置の一例である。紙幣処理装置1は、紙幣整理機を構成しており、紙幣の計数を行う機能や、紙幣の種別に応じて紙幣を分類して集積する機能や、紙幣を結束する機能や、紙幣に関する情報を示した出力用データファイルを出力する機能などを有している。具体的には、紙幣処理装置1は、筐体10と、識別ユニット20と、搬送部30と、紙幣結束部35と、操作部40と、制御ユニット50とを備えている。
筐体10には、識別ユニット20と搬送部30と紙幣結束部35と制御ユニット50とが収容されている。筐体10の側面には、操作部40が設けられている。また、筐体10には、入金ホッパ11と、リジェクトスタッカ12と、第1非結束スタッカ13と、第2非結束スタッカ14と、第1結束スタッカ15と、第2結束スタッカ16と、投出部17とが設けられている。
入金ホッパ11は、載置された紙幣を取り込むように構成されている。この例では、入金ホッパ11は、紙幣を取り込むための取込口11aと、紙幣が載置される載置台11bと、載置台11bに載置された紙幣を取込口11aに案内するためのガイド部11cと、取込ローラ11dとを有している。取込ローラ11dは、載置台11bに載置された紙幣を取込口11aから1枚ずつ取り込むように構成されている。
リジェクトスタッカ12は、予め定められた特定紙幣(特定貨幣)を含むリジェクト紙幣を集積するように構成されている。この例では、リジェクトスタッカ12(リジェクト部)は、紙幣を収納するための収納部を構成している。リジェクトスタッカ12には、集積センサS12が設けられている。集積センサS12は、リジェクトスタッカ12における紙幣の在否を検出するように構成されている。なお、特定紙幣については、後で詳しく説明する。
第1および第2非結束スタッカ13,14は、結束を行わない紙幣を集積するように構成されている。図1に示すように、第1および第2非結束スタッカ13,14は、筐体11の側面に開口する取出口13a,14aを有している。
第1および第2結束スタッカ15,16は、結束を行う紙幣を集積するように構成されている。図1に示すように、第1および第2結束スタッカ15,16は、筐体11の側面に開口する取出口15a,16aと、取出口15a,16aを開閉する扉15b,16bとを有している。
投出部17は、結束紙幣を投出するように構成されている。なお、結束紙幣については後で詳しく説明する。
識別ユニット20は、紙幣の種別の識別および紙幣の記番号の読み取りを行うように構成されており、ラインセンサや磁気センサや画像センサなどの各種センサと識別部21とを有している。識別部21は、各種センサにより取得された紙幣の特徴に基づいて紙幣の種別の識別および紙幣の記番号の読み取りを行う。具体的には、識別部21は、各種センサにより取得される紙幣の特徴と予め記憶されている紙幣の各種別の特徴とを比較することにより紙幣の種別を識別し、画像センサにより取得された紙幣の画像から記番号を読み取る(認識する)ように構成されている。
搬送部30は、紙幣を搬送するように構成されている。具体的には、搬送部30は、搬送路31を有している。搬送路31は、搬送ベルトや搬送ベルトを駆動する駆動機構などにより構成されている。この例では、搬送路30は、主搬送路310と第1−第5分岐路311−315とを有している。第1分岐路311は、主搬送路310からリジェクトスタッカ12まで延び、第2分岐路312は、主搬送路310から第1非結束スタッカ13まで延び、第3分岐路313は、主搬送路310から第2非結束スタッカ14まで延び、第4分岐路314は、主搬送路310から第1結束スタッカ15まで延び、第5分岐路315は、主搬送路310から第2結束スタッカ16まで延びている。
紙幣結束部35は、第1結束スタッカ15(または第2結束スタッカ16)に集積された紙幣を結束して結束紙幣を作成し、その結束紙幣を投出部17へ搬送するように構成されている。この例では、紙幣結束部35は、テープ供給部36と、結束処理部37と、第1搬送部38と、第2搬送部39とを備えている。テープ供給部36は、結束処理部37にテープを供給する。結束処理部37は、テープ供給部36から供給されたテープでテープ輪Lを作成する。第1搬送部38は、第1結束スタッカ15(または第2結束スタッカ16)に集積された紙幣を把持し、その紙幣を結束処理部37において作成されたテープ輪Lの中へ搬送する。第1搬送部38によりテープ輪Lの中に紙幣が配置されると、結束処理部37は、テープを引き戻してテープを紙幣に巻き付ける。これにより、結束紙幣が作成される。第2搬送部39は、結束処理部37において作成された結束紙幣を把持し、その紙幣を投出口17へ搬送する。
操作部40は、操作者により操作されて情報を入力するように構成されている。この例では、操作部40は、情報を表示する表示部を兼ねている。具体的には、操作部40は、タッチパネルにより構成されている。
制御ユニット50は、例えば、周知のマイクロコンピュータをベースとして構成され、CPUなどの演算処理部や、演算処理部を動作させるための各種プログラムや情報を記憶するメモリ(記憶部)などを有している。
設定部51は、特定貨幣判定条件を設定するように構成されている。この例では、設定部51は、操作部40に与えられた操作(すなわち操作部40に入力された情報)に応じて、特定貨幣判定条件を設定(または変更)するように構成されている。特定貨幣判定条件は、どの種別の紙幣(貨幣)が予め定められた特定紙幣(特定貨幣)に該当すると判定されるべきかを示している。特定紙幣は、処理の対象外とされる紙幣に該当する。この例では、特定紙幣は、リジェクト券(リジェクト貨幣)に該当する。リジェクト券は、予め定められたリジェクト部(この例では、リジェクトスタッカ12)へ搬送される紙幣に該当する。
判定部52は、設定部51において設定された特定貨幣判定条件と識別部21における紙幣(貨幣)の識別結果とに基づいて、その紙幣が特定紙幣(特定貨幣)に該当するか否かを判定するように構成されている。この例では、判定部52は、特定貨幣判定条件(具体的には第1判定条件)と識別部21において識別された紙幣の金種および正損要因とに基づいて、その紙幣が特定紙幣に該当するか否かを判定する。また、判定部52は、特定貨幣判定条件(具体的には第2判定条件)と識別部21において識別された紙幣の金種および新旧とに基づいて、その紙幣が特定紙幣に該当するか否かを判定する。さらに、判定部52は、特定貨幣判定条件(具体的には第3判定条件)と識別部21において識別された紙幣の金種および識別部21における紙幣の記番号の読み取り可否とに基づいて、その紙幣が特定紙幣に該当するか否かを判定する。なお、判定部52は、識別ユニット20に含まれていてもよい。
制御部53は、識別部21における紙幣の識別結果と判定部52における紙幣の判定結果とに応じて、搬送部30による紙幣の搬送を制御するように構成されている。例えば、制御部53は、紙幣の種別とその種別の紙幣の搬送先との対応を示した搬送テーブルを有し、その搬送テーブルの中から識別部21における紙幣の識別結果および判定部52における紙幣の判定結果に対応する搬送先を選出し、その選出された搬送先にその紙幣を搬送するように構成されている。
次に、図7および図8を参照して、紙幣処理装置1による動作について説明する。
まず、紙幣処理装置1に、処理される紙幣が取り込まれる。識別部21は、取り込まれた紙幣に対して識別処理(この例では、紙幣の金種と正損と新旧の識別と、紙幣の記番号の読み取りと、紙幣の搬送異常とサイズ異常と金種異常と真偽異常の識別)を行う。紙幣処理装置1では、識別部21において識別処理が行われた紙幣を対象として以下の処理が行われる。具体的には、識別部21,判定部52,制御部53が以下の処理を行う。
判定部52は、識別部21において判定対象の紙幣の搬送異常が識別されたか否かを判定する。識別部21において判定対象の紙幣の搬送異常が識別されている場合、判定部52は、判定対象の紙幣が特定紙幣に該当すると判定し、ステップST401へ進む。一方、識別部21において判定対象の紙幣の搬送異常が識別されていない場合は、ステップST103へ進む。
次に、判定部52は、識別部21において判定対象の紙幣のサイズ異常が識別されたか否かを判定する。識別部21において判定対象の紙幣のサイズ異常が識別されている場合、判定部52は、判定対象の紙幣が特定紙幣に該当すると判定し、ステップST401へ進む。一方、識別部21において判定対象の紙幣のサイズ異常が識別されていない場合は、ステップST104へ進む。
次に、判定部52は、識別部21において判定対象の紙幣の金種異常が識別されたか否かを判定する。識別部21において判定対象の紙幣の金種異常が識別されている場合、判定部52は、判定対象の紙幣が特定紙幣に該当すると判定し、ステップST401へ進む。一方、識別部21において判定対象の紙幣の金種異常が識別されていない場合は、ステップST105へ進む。
次に、判定部52は、識別部21において判定対象の紙幣の真偽異常(すなわち紙幣が偽券に該当すること)が識別されたか否かを判定する。識別部21において判定対象の紙幣の真偽異常が識別されている場合、判定部52は、判定対象の紙幣が特定紙幣に該当すると判定し、ステップST401へ進む。一方、識別部21において判定対象の紙幣の真偽異常が識別されていない場合、判定部52は、判定対象の紙幣が真券に該当すると判定し、ステップST106へ進む。
次に、判定部52は、識別部21において判定対象の紙幣が正券に該当すると識別されたか否かを判定する(ST106)。識別部21において判定対象の紙幣が正券に該当すると識別されていない場合、判定部52は、判定対象の紙幣が正券に該当すると判定し、ステップST201へ進む。
ステップST106(またはステップST107)において判定対象の紙幣が正券(または損券)と判定された後、判定部52は、識別部21において判定対象の紙幣が新券に該当すると識別されたか否かを判定する(ST201)。識別部21において判定対象の紙幣が新券に該当すると識別されている場合、判定部52は、判定対象の紙幣が新券に該当すると判定し、ステップST301へ進む。
ステップST201(またはステップST202)において判定対象の紙幣が新券(または旧券)と判定された後、判定部52は、識別部21において判定対象の紙幣の記番号を読み取れたか否かを判定する(ST301)。識別部21において判定対象の紙幣の記番号を読み取れている場合、判定部52は、判定対象の紙幣が読取可能券(記番号を読み取れた紙幣)に該当すると判定し、ステップST401へ進む。
次に、制御部53は、識別部21の識別結果および判定部52の判定結果に応じて、搬送部30による判定対象の紙幣の搬送を制御する。この例では、制御部53は、判定部52において判定対象の紙幣が特定紙幣(この例ではリジェクト券)に該当すると判定されている場合、その判定対象の紙幣がリジェクトスタッカ12に搬送されるように搬送部30による紙幣の搬送を制御する。また、制御部53は、判定部52において判定対象の紙幣が特定紙幣(この例ではリジェクト券)に該当すると判定されていない場合、その判定対象の紙幣が第1非結束スタッカ13,第2非結束スタッカ14,第1結束スタッカ15,第2結束スタッカ16のいずれかに搬送されるように搬送部30による紙幣の搬送を制御する。
次に、紙幣処理装置1による動作について具体例を挙げて説明する。ここでは、リジェクトスタッカ12,第1および第2非結束スタッカ13,14,第1および第2結束スタッカ15,16に対して、次のように紙幣の種別が割り当てられているものとする。
第1非結束スタッカ13:100元の正券
第2非結束スタッカ14:100元以外の紙幣
第1結束スタッカ15:100元の損券
第2結束スタッカ16:100元の損券
また、特定貨幣判定条件において、「金種が100元に該当し且つ正損要因が部分テープおよび全面テープに該当する紙幣」と「金種が50元に該当し且つ正損要因が部分テープおよび全面テープに該当する紙幣」を「特定紙幣(リジェクト券)に該当すると判定すべき紙幣」とし、それら以外の紙幣を「損券に該当すると判定すべき紙幣」としているものとする。
以上のように、どの金種のどの正損要因に対応する紙幣が特定紙幣に該当すると判定されるべきかを示す第1判定条件を含む特定貨幣判定条件と、識別部21において識別された紙幣の新種および正損要因とに基づいて紙幣が予め定められた特定紙幣に該当するか否かをすることにより、特定紙幣の取り扱い(紙幣を予め定められた特定紙幣として取り扱うのか否か)を金種別および正損要因別に設定することができる。例えば、金種が比較的に高額の金種に該当し且つ正損要因が部分テープまたは全面テープに該当する紙幣(高額テープ券)を特定紙幣(例えばリジェクト券)として取り扱う一方で、金種が比較的に低額の金種に該当する紙幣を、その紙幣の正損要因が部分テープまたは全面テープに該当したとしても、損券として取り扱うことができる。これにより、紙幣の取り扱いの設定自由度を向上させることができる。
紙幣処理装置1は、例えば銀行のテラーカウンタや現金センターなどにおいて、各種の業務を行う際に利用される。紙幣処理装置1を利用して行う業務には、預入業務,払出業務,正損分け業務,大束正損分け業務,カセット回収業務,カセット装填業務,ATM回収業務,ATM装填業務,記番号記録業務が含まれる。預入業務は、預け入れをする紙幣を紙幣処理装置1を用いて計数する業務のことである。払出業務は、払い出す紙幣を紙幣処理装置1を用いて計数する業務のことである。正損分け業務は、紙幣処理装置1を用いて紙幣の正損を分類する業務のことである。大束正損分け業務は、正券および/または損券の大束を作成するために紙幣処理装置1を用いて紙幣の正損を分類し且つ設定した枚数の正券および/または損券を集積する業務のことである。カセット回収業務は、カセット(図示を省略)から回収した紙幣を紙幣処理装置1を用いて計数し且つ分類する業務のことである。カセット装填業務は、カセットに装填する紙幣として設定した枚数の紙幣を紙幣処理装置1を用いて計数して集積する業務のことである。ATM回収業務は、ATM(図示を省略)から回収した紙幣を紙幣処理装置1を用いて計数し且つ分類する業務のことである。ATM装填業務は、紙幣処理装置100がATMに装填する紙幣として設定した枚数の紙幣を紙幣処理装置1を用いて計数して集積する業務のことである。記番号記録業務は、紙幣処理装置100が紙幣の記番号を読み取って記録する業務のことである。
なお、紙幣処理装置1は、業務毎に判定部51において特定紙幣に該当すると判定すべき紙幣の種別(具体的には正損要因)を設定可能に構成されていてもよい。また、紙幣処理装置1は、業務毎に識別部21における真偽識別の要否を設定可能に構成されていてもよい。さらに、紙幣処理装置1は、業務毎に識別部21における金種識別の識別レベルを設定可能に構成されていてもよい。具体的には、識別部21と設定部51と判定部52と制御部53は、次のように構成されていてもよい。
識別部21は、真偽識別の要否を切り換え可能に構成されていてもよい。また、識別部21は、金種識別の識別レベルを通常レベルと緩和レベル(通常レベルよりも緩い識別レベル)とに切り換え可能に構成されていてよい。
設定部51は、紙幣処理装置を利用して行う業務を示す業務情報を設定するように構成されていてもよい。具体的には、設定部51は、操作部40に与えられた操作(すなわち操作部40に入力された情報)に応じて業務情報を設定(または変更)するように構成されていてもよい。
制御部53は、業務別特定貨幣判定条件と設定部51において設定された業務情報と識別部21において識別された紙幣の正損要因とに基づいて、紙幣が特定紙幣に該当するか否かを判定するように構成されていてもよい。また、制御部53は、真偽識別設定条件と設定部51において設定された業務情報とに基づいて、識別部21における真偽識別の要否を設定するように構成されていてもよい。さらに、制御部53は、金種識別設定条件と設定部51において設定された業務情報とに基づいて、識別部21における金種識別の識別レベルを通常レベルと緩和レベルのどちらかに設定するように構成されていてもよい。
以上のように、どの業務においてどの正損要因に対応する紙幣が予め定められた特定紙幣に該当すると判定されるべきかを示す業務別特定貨幣判定条件と、設定部51において設定された業務情報(紙幣処理装置を利用して行う業務を示す情報)と、識別部21において識別された紙幣の正損要因とに基づいて、紙幣が特定紙幣に該当するか否かを判定することにより、特定紙幣の取り扱い(紙幣を予め定められた特定紙幣として取り扱うのか否か)を業務別および正損要因別に設定することができる。これにより、紙幣の取り扱いの設定自由度を向上させることができる。
図10および図11は、実施形態2による紙幣処理装置2の構成例を示している。紙幣処理装置2は、貨幣を処理する貨幣処理装置の一例である。この例では、紙幣処理装置2は、循環式の入出金機を構成しており、出金処理の際に紙幣処理装置2が払い出す紙幣には、入金処理の際に紙幣処理装置2に収納した紙幣が含まれる。具体的には、紙幣処理装置2は、筐体60と、識別ユニット20と、搬送部30と、操作部40と、制御ユニット50とを備えている。紙幣処理装置2は、処理部61と金庫部62に大別され、金庫部62は、第1金庫部63と第2金庫部64とに区別される。
筐体60には、識別ユニット20と搬送部30と制御ユニット50とが収容されている。また、筐体60の前面には、操作部40が設けられている。筐体60は、処理部61を構成する処理部側筐体70と、金庫部62を構成する防護筐体80とにより構成されている。
処理部側筐体70には、識別ユニット20と搬送部30と操作部40と制御ユニット50とが配置されている。この例では、処理部側筐体70と識別ユニット20と搬送部30と操作部40と制御ユニット50とが処理部61を構成している。また、処理部側筐体70には、入金部71と、出金部72と、一時保留部73とが設けられている。
入金部71は、紙幣が投入されるように構成されている。この例では、入金部71は、その入金口が処理部側筐体70の上面において上向きに開口していて、複数枚の紙幣を一度に受け入れ可能に構成されている。また、入金部71は、繰り出し機構(図示を省略)を有している。繰り出し機構は、入金部71に投入された複数枚の紙幣を搬送部30に1枚ずつ繰り出すように構成されている。また、入金部71には、入金部71における紙幣の在否を検出する紙幣センサなどの各種センサが設けられていてもよい。
出金部72は、紙幣を払い出すように構成されている。この例では、出金部72は、搬送されてきた紙幣を集積するように構成されている。また、出金部72は、その出金口が入金部71の入金口よりも装置手前側(図11の右側)の処理部側筐体70における上面から前面にかけての位置において斜め上方へ向けて開口しており、複数枚の紙幣を一度に保持可能に構成されている。また、出金部72には、出金部72における紙幣の在否を検出する紙幣センサなどの各種センサが設けられていてもよい。なお、出金部72は、入金処理の対象とされない紙幣を返却するための返却部としても使用される。すなわち、この例では、出金部72(リジェクト部)は、紙幣を紙幣処理装置1外へ返却するための返却口を構成している。
一時保留部73は、紙幣を一時的に収納するように構成されている。この例では、一時保留部73は、巻き取り方式に構成されている。すなわち、一時保留部73は、紙幣を1枚ずつ巻き取って収納するとともに、その収納した順番とは逆順で紙幣を1枚ずつ繰り出す(いわゆる先入れ後出しとなる)ように紙幣を収納する。
防護筐体80は、所定以上のセキュリティレベルで防護するように構成されている。具体的には、防護筐体80のセキュリティレベルは、処理部側筐体70のセキュリティレベルよりも高くなっている。防護筐体80の前面には、第1金庫部63を開閉するための第1開閉扉63aと、第2金庫部64を開閉するための第2開閉扉64bとがそれぞれ個別に設けられている。そして、第1および第2開閉扉63a,63bには、それぞれ別の電子錠が設けられている。このような構成により、第1金庫部63のアクセス権限と第2金庫部64のアクセス権限とが互いに異なっている。
第1−第5収納カセット81−85は、第1金庫部63に対して着脱可能に構成されている。具体的には、第1金庫部63は、第1金庫部63の第1金庫扉63aを開けた状態において装置の手前に引き出し可能に構成されたスライド部(図示を省略)を有し、第1−第5収納カセット81−85は、スライド部に対して着脱可能に構成されている。
回収カセット86は、第2金庫部64に対して着脱可能に構成されている。また、回収カセット86は、装置の奥行き方向に細長い形状を有しており、その内部に奥行き方向に移動する札押さえ(図示を省略)を有している。そして、回収カセット86は、その札押さえが紙幣の収納量に応じて移動をしながら、立てた姿勢の紙幣を奥行き方向に並べるように収納するよう構成されている。なお、回収カセット86は、収納している紙幣を繰り出し不可に構成されている。また、回収カセット86には、通過センサS86が設けられている。通過センサS86は、通過センサS81と同様の構成となっている。
識別ユニット20は、実施形態1と同様の構成となっている。すなわち、識別ユニット20は、紙幣の種別を識別および紙幣の記番号の読み取りを行うように構成されており、ラインセンサや磁気センサや画像センサなどの各種センサと識別部21とを有している。
搬送部30は、紙幣を搬送するように構成されている。この例では、搬送部30は、搬送路91を有している。搬送路91は、搬送ベルトや搬送ベルトを駆動する駆動機構などにより構成されている。具体的には、搬送路30は、ループ搬送路910と、投入路911と、払出路912、保留路913と、第1−第6分岐路921−926と、分岐路928とを有している。投入路911は、ループ搬送路910から入金部71まで延び、払出路912は、ループ搬送路910から出金部72まで延び、保留路913は、ループ搬送路910から一時保留部73まで延びている。第1,第2,第3分岐路921,922,923は、ループ搬送路910から第1,第2,第3収納カセット81,82,83の出入口まで延び、第4分岐路924は、ループ搬送路910から第4収納カセット上部87の出入口まで延び、第5分岐路925は、ループ搬送路910から第5収納カセット85の出入口まで延びている。第6分岐路926は、ループ搬送路910から回収カセット86まで延び、分岐路928は、第6分岐路926の中途部から第4収納カセット下部88の出入口まで延びている。なお、搬送路91には、搬送路91における紙幣の通過を検出する通過センサなどの各種センサが設けられていてもよい。
操作部40は、実施形態1と同様の構成を有している。すなわち、操作者により操作されて情報を入力するように構成されている。
図12に示すように、制御ユニット50は、入金部71,出金部72,一時保留部73,第1収納カセット81,第2収納カセット82,第3収納カセット83,第4収納カセット84(第4収納カセット上部87と第5収納カセット下部88),第5収納カセット85,回収カセット86,搬送部30,操作部40と通信可能に接続されている。そして、制御ユニット50は、紙幣処理装置2の各部に設けられた各種センサ(具体的には、通過センサS81−S83,S85−S88)と接続され、これらの検出信号を入力するように構成されている。また、制御ユニット50は、外部機器100と通信可能に接続されている。なお、これらの接続は、有線であってもよいし、無線であってもよい。この例においても、制御ユニット50は、設定部51と、判定部52と、制御部53とを有している。なお、設定部51と判定部52と制御部53は、実施形態1と同様の構成を有している。
以上のように構成した場合も、実施形態1と同様の効果を得ることができる。具体的には、特定紙幣の取り扱い(紙幣を予め定められた特定紙幣として取り扱うのか否か)を金種別および正損要因別に設定することができるので、紙幣の取り扱いの設定自由度を向上させることができる。
なお、制御部53は、紙幣処理装置において処理された紙幣の情報(識別部21における紙幣の識別結果や、識別部21において読み取られた紙幣の記番号や、判定部52における紙幣の判定結果など)が紙幣毎に登録された出力用データファイルを作成する際に、判定部52において特定紙幣(例えばリジェクト券)に該当すると判定された紙幣に対してその旨を示すフラグ(紙幣が特定紙幣に該当することを示すフラグ)を付加するように構成されていてもよいし、判定部52において特定紙幣に該当すると判定された紙幣に対応する情報が削除された出力用データファイルを作成するように構成されていてもよい。
10 筐体
11 入金ホッパ
12 リジェクトスタッカ(リジェクト部)
13 第1非結束スタッカ
14 第2非結束スタッカ
15 第1結束スタッカ
16 第2結束スタッカ
17 投出口
20 識別ユニット
21 識別部
30 搬送部
35 紙幣結束部
40 操作部(タッチパネル)
50 制御ユニット
51 設定部
52 判定部
53 制御部
60 筐体
70 処理部側筐体
71 入金部
72 出金部(リジェクト部)
73 一時保留部
80 防護筐体
81 第1収納カセット
82 第2収納カセット
83 第3収納カセット
84 第4収納カセット
85 第5収納カセット
86 回収カセット
Claims (13)
- 貨幣を処理する貨幣処理装置であって、
前記貨幣を搬送するように構成された搬送部と、
前記貨幣の金種および正損要因を識別するように構成された識別部と、
前記識別部において識別された前記貨幣の金種および正損要因に基づいて該貨幣が予め定められた特定貨幣に該当するか否かを判定するように構成された判定部と、
前記識別部における前記貨幣の識別結果と前記判定部における該貨幣の判定結果とに応じて前記搬送部による該貨幣の搬送を制御するように構成された制御部とを備えている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1において、
前記特定貨幣は、処理の対象外とされる貨幣に該当する
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項2において、
前記特定貨幣は、リジェクト貨幣に該当し、
前記制御部は、前記判定部において前記リジェクト貨幣に該当すると判定された貨幣が予め定められたリジェクト部へ搬送されるように、前記搬送部による該貨幣の搬送を制御する
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項3において、
前記制御部は、前記判定部において前記特定貨幣に対応する正損要因とは異なる正損要因に対応する損貨に該当すると判定された貨幣が前記リジェクト部とは異なる予め定められた搬送先へ搬送されるように、前記搬送部による該貨幣の搬送を制御する
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1−4のいずれか1項において、
前記識別部は、前記貨幣の新旧を識別するように構成され、
前記判定部は、前記識別部において識別された前記貨幣の金種および新旧に基づいて該貨幣が前記特定貨幣に該当するか否かを判定するように構成されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1−5のいずれか1項において、
前記識別部は、前記貨幣の記番号を読み取るように構成され、
前記判定部は、前記識別部において識別された前記貨幣の金種と該識別部における該貨幣の記番号の読み取り可否とに基づいて該貨幣が前記特定貨幣に該当するか否かを判定するように構成されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1−6のいずれか1項において、
前記識別部は、前記貨幣の搬送異常とサイズ異常と金種異常と真偽異常のうち少なくとも1つの異常を識別するように構成され、
前記判定部は、前記識別部において異常と判定された貨幣を前記特定貨幣と判定するように構成されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項3において、
前記リジェクト部は、前記貨幣を当該貨幣処理装置外へ返却するための返却口を含んでいる
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項3において、
前記リジェクト部は、前記貨幣を収納するための収納部を含んでいる
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1−9のいずれか1項において、
前記判定部は、どの金種のどの正損要因に対応する貨幣が前記特定貨幣に該当すると判定されるべきかを示す条件を含む特定貨幣判定条件と前記識別部において識別された前記貨幣の金種および正損要因とに基づいて該貨幣が該特定貨幣に該当するか否かを判定するように構成されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項10において、
前記識別部は、前記貨幣の新旧を識別するように構成され、
前記特定貨幣判定条件は、どの金種の旧貨が前記特定貨幣に該当すると判定されるべきか否かを示す条件を含み、
前記判定部は、前記特定貨幣判定条件と前記識別部において識別された前記貨幣の金種および新旧に基づいて該貨幣が前記特定貨幣に該当するか否かを判定するように構成されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項10または11において、
前記識別部は、前記貨幣の記番号を読み取るように構成され、
前記特定貨幣判定条件は、どの金種の読取不可貨幣が前記特定貨幣に該当すると判定されるべきか否かを示す条件を含み、
前記読取不可貨幣は、前記記番号を読み取れない貨幣に該当し、
前記判定部は、前記特定貨幣判定条件と前記識別部において識別された前記貨幣の金種と該識別部における該貨幣の記番号の読み取り可否とに基づいて該貨幣が前記特定貨幣に該当するか否かを判定するように構成されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項10−12のいずれか1項において、
前記特定貨幣判定条件を設定するように構成された設定部をさらに備えている
ことを特徴とする貨幣処理装置。
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