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JP2017165621A - 無機充填材粒子の製造方法 - Google Patents

無機充填材粒子の製造方法 Download PDF

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俣野 高宏
Takahiro Matano
高宏 俣野
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Abstract

【課題】白色度に優れた樹脂組成物を確実に得ることが可能な無機充填材粒子を製造するための方法を提供する。【解決手段】表面に金属粒子が付着したガラス粒子を酸性溶液により洗浄することを特徴とする無機充填材粒子の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、立体造形用樹脂組成物に好適な無機充填材粒子の製造方法に関する。
従来、樹脂材料等を積層させて立体造形物を得る方法が知られている。例えば光造形法、粉末床溶融焼結法、熱溶解積層(Fused deposition modeling:FDM)法等種々の方法が提案され実用化されている(例えば特許文献1参照)。
なかでも光造形法は、細やかな造形や正確なサイズ表現に優れており、広く普及している。光造形法は以下のようにして立体造形物を作製するものである。まず液状の光硬化性樹脂を満たした槽内に造形ステージを設け、造形ステージ上の光硬化性樹脂に紫外線レーザー等の活性エネルギー線を照射して所望のパターンの硬化層を形成する。このようにして硬化層を1層形成すると造形ステージを1層分だけ下げて、硬化層上に未硬化の光硬化性樹脂を導入し、同様にして活性エネルギー線を光硬化性樹脂に照射して前記硬化層上に新たな硬化層を積み上げる。この操作を繰り返すことにより、所定の立体造形物を得る。また、粉末焼結法は、樹脂、金属、セラミックスまたはガラスの粉末を満たした槽内に造形ステージを設け、造形ステージ上の粉末に活性エネルギー線を照射し、軟化変形にて所望のパターンの硬化層を形成するものである。
上記の方法により得られた立体造形物には、用途によっては高い機械的強度が求められる。特許文献1では、樹脂組成物中に無機充填材粒子を含有させることにより、得られる立体造形物の機械的強度(機械的剛性)が向上することが記載されている。
特開平7−26060号公報
近年、樹脂組成物からなる立体造形物の用途が多様化しており、装飾品等の美感が要求される用途にも展開されつつある。そこで、無機充填材粒子として透明性が高いガラス粒子を使用し、より白色度の高い立体造形物を得ることが検討されている。しかしながら、無機充填材粒子としてガラス粒子を配合した樹脂組成物を用いて立体造形物を作製しても、所望の白色度を有する立体造形物が得られない場合がある。
以上に鑑み、本発明は、白色度に優れた樹脂組成物を確実に得ることが可能な無機充填材粒子を製造するための方法を提供することを目的とする。
本発明の無機充填材粒子の製造方法は、表面に金属粒子が付着したガラス粒子を酸性溶液により洗浄することを特徴とする。
本発明者の調査の結果、無機充填材粒子としてガラス粒子を配合した樹脂組成物を用いて立体造形物を作製した場合に、所望の白色度を有する立体造形物が得られないのは、ガラス粒子表面に不純物として付着した金属粒子が原因であることがわかった。つまり、当該金属粒子が可視光を吸収しやすいため、ガラス粒子自体の白色度が低下する。このようなガラス粒子を樹脂中に配合すると、得られる樹脂組成物の白色度が顕著に低下する傾向がある。なお金属粒子は、ガラス粉末の製造工程、特に粉砕工程や分級工程において、容器や器具等から混入するものと考えられる。
本発明者が鋭意検討した結果、ガラス粒子を酸性溶液により洗浄することにより、白色度の高い無機充填材粒子が得られることがわかった。これは、ガラス粒子を酸洗浄することにより、表面に付着した金属粒子が除去されるためである。これにより、当該ガラス粒子からなる無機充填材粒子を含む樹脂組成物の白色度を確実に向上させることが可能となる。
本発明の無機充填材粒子の製造方法において、酸性溶液がpH6.5以下であることが好ましい。このようにすれば、ガラス粒子の表面に付着した金属粒子を効果的に除去することができる。
本発明の無機充填材粒子の製造方法において、酸性溶液が塩酸、硫酸及び硝酸から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
本発明の無機充填材粒子の製造方法において、金属粒子は例えばFe、Cr及びNiから選択される少なくとも1種からなる。
本発明の無機充填材粒子の製造方法において、ガラス粒子1gに対し、金属粒子の付着量は例えば300μg以上である。このように金属粒子の付着量が多いと、無機充填材粒子の白色度が低下しやすくなるため、本発明の製造方法を適用することによる効果を享受しやすくなる。
本発明の無機充填材粒子の製造方法において、ガラス粒子の平均粒子径(D50)が1μm以上であることが好ましい。このようにすれば、樹脂組成物の流動性に優れ成形性が向上しやすくなる。また、無機充填材粒子と樹脂との界面に存在する泡(界面泡)が抜けやすくなる。
本発明の樹脂組成物の製造方法は、上記の方法により製造された無機充填材粒子と、硬化性樹脂を混合することを特徴とする。
本発明の立体造形物の製造方法は、上記の方法により製造された樹脂組成物からなる液状層に選択的に活性エネルギー光線を照射して所定のパターンを有する硬化層を形成し、前記硬化層上に新たな液状層を形成した後に活性エネルギー線を照射して前記硬化層と連続した所定パターンを有する新たな硬化層を形成し、所定の立体造形物が得られるまで前記硬化層の積層を繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、白色度に優れた樹脂組成物を確実に得ることが可能な無機充填材粒子を提供することができる。
本発明の無機充填材粒子の製造方法は、表面に金属粒子が付着したガラス粒子を酸性溶液により洗浄することを特徴とする。
ガラス粒子の平均粒子径(D50)は1μm以上、1.5μm以上、2μm以上、特に2.5μm以上であることが好ましい。ガラス粒子の平均粒子径が小さすぎると、得られる無機充填材粒子も小さくなり、樹脂と混合した場合、樹脂組成物の流動性が低下したり、無機充填材粒子と樹脂との界面に存在する泡(界面泡)が抜けにくくなる。一方、ガラス粒子の平均粒子径が大きすぎると、得られる無機充填材粒子も大きくなり、樹脂組成物中における無機充填材粒子の充填率が低下しやすくなるため、500μm以下、100μm以下、50μm以下、特に20μm以下であることが好ましい。
なお本発明において、平均粒子径(D50)は一次粒子のメジアン径での50%体積累積径を示し、レーザー回折式粒度分布測定装置により測定された値をいう。
ガラス粒子の比表面積は0.1〜3.5m/g、0.5〜3.2m/g、特に0.75〜3m/gであることが好ましい。ガラス粒子の比表面積が小さすぎると、得られる無機充填材粒子の粒子径が大きくなるため、樹脂組成物中における無機充填材粒子の充填率が低下しやすくなる。一方、ガラス粒子の比表面積が大きすぎると、得られる無機充填材粒子の比表面積も大きくなるため、樹脂組成物の流動性が低下したり、無機充填材粒子と樹脂との界面に存在する泡が抜けにくくなる。
ガラス粒子の形状は特に限定されないが、略球状であることが好ましい。このようにすれば、無機充填材粒子の比表面積が小さくなるため、樹脂組成物の粘度上昇を抑制することができる。なお、略球形のガラス粒子は、例えばバルク状ガラスを粉砕した後、火炎研磨(ファイアポリッシュ)を行うことにより作製することができる。
ガラス粒子の耐酸性は3級以上、2級以上、特に1級であることが好ましい。ガラス粒子の耐酸性が低すぎると、洗浄時にガラス粒子表面が浸食されやすくなる。
ガラス粒子の密度は2.4〜7g/cm、2.5〜6g/cm、特に2.6〜5g/cmであることが好ましい。ガラス粒子の密度が低すぎると、軟化点が不当に高くなる傾向がある。一方、ガラス粒子の密度が大きすぎると、光造形法を適用した場合に樹脂組成物中で無機充填材粒子が沈降分離しやすくなる。
ガラス粒子としては、例えば、組成としてSiO、Al、B及びPから選択される少なくとも1種を含有するガラスを使用することができる。具体的には、SiO−B−R’O(R’はアルカリ金属元素)系ガラス、SiO−Al−RO(Rはアルカリ土類金属元素)系ガラス、SiO−Al−R’O−RO系ガラス、SiO−Al−B−R’O系ガラス、SiO−Al−B−R’O−RO系ガラス、SiO−R’O系ガラス、SiO−R’O−RO系ガラス等を使用することができる。以下、ガラス粒子における各成分の含有量の好ましい範囲について説明する。なお、以下の説明において、特に断りのない限り「%」は「質量%」を意味する。
耐酸性に優れた無機充填材粒子を得る観点からは、SiO、Al、B及びPを合量で1%以上、5%以上、特に10%以上含有させることが好ましい。ただし、これらは密度を低下させる成分であるため、高密度の立体造形物を得る場合は、合量で85%以下、80%以下、70%以下、特に60%以下であることが好ましい。
無機充填材粒子を構成するガラスは、Fの含有量が0.5%以下、0.25%以下、0.1%以下、0.05%以下、特に0.01%以下であるガラスからなる。Fの含有量が多すぎると、F成分が溶出しやすくなり、環境上好ましくない。
また無機充填材粒子を構成するガラスは、耐酸性の観点から低アルカリ含有ガラスであることが好ましい。具体的には、ガラス組成としてLiO、NaO及びKOの含有量の合量が15%以下、10%以下、5%以下、2.5%以下、特に1%以下であるガラスを選択することが好ましい。ガラス中のアルカリ含有量が多すぎると、無機充填材粒子の耐酸性が低下して立体造形物の機械的強度が経時的に低下する傾向がある。特に湿潤環境で使用される場合には、機械的強度の低下が著しくなる傾向がある。
上記条件を満たすガラスの具体例として、例えば質量%で、SiO 30〜85%、Al 0〜30%、B 0〜50%、LiO+NaO+KO 15%以下であるガラスが挙げられる。ここで「LiO+NaO+KO」とはLiO、NaO及びKOの含有量の合量を意味する。ガラス組成をこのように限定した理由を以下に説明する。
SiOはガラス骨格を形成する成分であり、化学耐久性や耐失透性を向上させる成分である。SiOの含有量は30〜85%、40〜75%、特に45〜65%であることが好ましい。SiOが少なすぎると化学耐久性が低下しやすくなったり、失透しやすくなり、製造が困難になる傾向がある。一方、SiOが多すぎると溶融性が低下しやすく、成形時に軟化しにくく、製造が困難になる傾向がある。
Alはガラス化を安定にする成分である。また、化学耐久性や耐失透を向上させる効果がある。Alの含有量は0〜30%、2.5〜25%、特に5〜20%であることが好ましい。Alが多すぎると、溶融性が低下しやすく、また成形時に軟化しにくくなり、製造が困難になる傾向がある。
はガラス骨格を形成する成分であり、化学耐久性や耐失透性を向上させる成分である。Bの含有量は0〜50%、2.5〜40%、特に5〜30%であることが好ましい。Bが多すぎると、溶融性が低下しやすく、また成形時に軟化しにくくなり、製造が困難になる傾向がある。
また上記以外にも、種々の成分を含有させることができる。
MgO、CaO、SrO、BaO及びZnOは化学耐久性を大きく低下させることなく、ガラスの粘性を低下させる成分である。これらの成分は合量で0〜50%、0.1〜50%、1〜40%、特に2〜30%であることが好ましい。ただし、これらの成分が多すぎると、化学耐久性が低下しやすくなる。
はガラス骨格を形成する成分であり、化学耐久性や耐失透性を向上させる成分である。Pの含有量は0〜50%、2.5〜40%、特に5〜30%であることが好ましい。Pが多すぎると、溶融性が低下しやすく、また成形時に軟化しにくくなり、製造が困難になる傾向がある。
なお着色を抑制するために、ガラス組成中のFe、NiO、Cr及びCuOの含有量が合量で1%以下、0.75%以下、特に0.5%以下であることが好ましい。またガラス組成中のTiO、WO、La、Gd3、及びBiの含有量は合量で5%以下、2.5%以下、特に1%以下とすることが好ましい。これらの成分の範囲を上記のように限定すれば、ガラスの着色を抑制しやすくなったり、屈折率や密度の上昇が抑制できることから、透明感や質感に優れた立体造形物が得やすくなる。
鉛、水銀、クロム、カドミウム、塩素、硫黄及びヒ素は環境負荷物質であるため、その含有量は酸化物換算で各々0.1%以下、特に各々0.01%以下とすることが好ましく、合量では1%以下、0.5%以下、特に0.1%以下であることが好ましい。
Sb及びCeOはFe成分に起因する光透過率低下を抑制する効果がある。Sb及びCeOの含有量は、合量で0.01〜1%、特に0.1〜0.8%であることが好ましい。これらの成分の含有量が少なすぎると上記効果が得にくくなり、一方、多すぎるとむしろ光透過率が低下しやすくなったり、成形時に失透しやすくなる。なお、Sb及びCeOの各々の含有量も上記範囲内であることが好ましい。
金属粒子としては特に限定されないが、一般にガラス粒子の製造工程で混入しやすいFe、Cr及びNiから選択される少なくとも1種が挙げられる。なお、金属粒子の平均粒子径(D50)は、通常、0.01〜100μm、さらには0.1〜10μmである。
金属粒子の付着量は、例えばガラス粒子1gに対して300μg以上、500μg以上、さらには1000μg以上である。金属粒子の付着量が多いと、無機充填材粒子の白色度が低下しやすくなるため、本発明の製造方法を適用することによる効果を享受しやすくなる。なお、酸性溶液による洗浄後の金属粒子の付着量は、例えばガラス粒子1gに対して250μg以下、200μg以下、100μg以下、特に50μg以下であることが好ましい。
酸性溶液のpHは6.5以下、6以下、5以下、特に4以下であることが好ましい。酸性溶液のpHが高すぎると、金属粒子を十分に除去できなくなり、白色度の高い無機充填材粒子が得にくくなる。pHの下限は特に限定されないが、小さすぎるとガラス粒子が浸食されるおそれがあるため、−2以上、特に−1以上であることが好ましい。酸洗浄溶液の具体例としては、塩酸、硝酸、硫酸が挙げられる。これらは単独または2種以上を混合して使用することができる。
洗浄時間は1時間以上、2時間以上、3時間以上、特に5時間以上であることが好ましい。洗浄時間が短すぎると、金属粒子を十分に除去できなくなり、白色度の高い無機充填材粒子が得にくくなる。洗浄時間の上限は特に限定されないが、長すぎてもさらなる効果が得られず、生産効率の低下につながるため、24時間以下、特に12時間以下であることが好ましい。なお、酸性溶液を撹拌しながら洗浄処理を行うことで、効率良く金属粒子を除去することができる。結果として、洗浄時間の短縮を図ることができる。
上記のようにして得られた無機充填材粒子に対して、シランカップリング剤によって表面処理することが好ましい。このようにすれば、無機充填材粒子と樹脂との結合力を高めることができ、より機械的強度に優れた立体造形物を得ることが可能になる。シランカップリング剤としては、例えばアミノシラン、エポキシシラン、アクリルシラン等が好ましい。なおシランカップリング剤は、用いる硬化性樹脂に応じて適宜選択すればよく、例えば光硬化性樹脂としてビニル系不飽和化合物を用いる場合にはアクリルシラン系シランカップリング剤、エポキシ系化合物を用いる場合にはエポキシシラン系シランカップリング剤を用いることが好ましい。
無機充填材粒子に対し、硬化性樹脂を混合することにより樹脂組成物を製造することができる。混合割合は、体積%で、硬化性樹脂 10〜99%、無機充填材粒子 1〜90%であることが好ましい。より好ましくは、硬化性樹脂が35〜95%、40〜90%、特に45〜85%であり、無機充填材粒子が5〜65%、10〜60%、特に15〜55%である。無機充填材粒子の含有量が少なすぎると、得られる立体造形物の機械的強度向上の効果が得にくくなる。一方、無機充填材粒子の含有量が多すぎる場合は、各無機充填材粒子おける硬化性樹脂との接触面積が小さくなり、得られる立体造形物の機械的強度がかえって低下する傾向がある。また光造形法の場合は、樹脂組成物の粘度が高くなり過ぎて、造形ステージ上に新たな液状層を形成しにくくなる等の不具合が発生しやすくなる。
硬化性樹脂としては、例えば光硬化性樹脂(液状の光硬化性樹脂)を用いることができる。光硬化性樹脂としては、重合性のビニル系化合物、エポキシ系化合物等種々の樹脂を選択することができる。また単官能性化合物や多官能性化合物のモノマーやオリゴマーが用いられる。これらの単官能性化合物、多官能性化合物は、特に限定されるものではない。例えば、以下に光硬化性樹脂の代表的なものを挙げる。
重合性のビニル系化合物の単官能性化合物としては、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ジンクロペンテニルアクリレート、ボルニルアクリレート、ボルニルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、プロピレングリコールアクリレート、ビニルピロリドン、アクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン等が挙げられる。また多官能性化合物としては、トリメチロールプロパントリアクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジシクロペンテニルジアクリレート、ポリエステルジアクリレート、ジアリルフタレート等が挙げられる。これらの単官能性化合物や多官能性化合物の1種以上を単独または混合物の形で使用することができる。
ビニル系化合物の重合開始剤としては、光重合開始剤が用いられる。光重合開始剤としては、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、ミヒラーケトン等が代表的なものとして挙げることができ、これらの開始剤を1種または2種以上組み合わせて使用することができる。必要に応じてアミン系化合物等の増感剤を併用することも可能である。これらの重合開始剤の使用量は、ビニル系化合物に対してそれぞれ0.1〜10質量%であることが好ましい。
エポキシ系化合物としては、水素添加ビスフェノールAジグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−m−ジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート等が挙げられる。これらのエポキシ系化合物を用いる場合には、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート等のエネルギー活性カチオン開始剤を用いることができる。
さらに光硬化性樹脂には、レベリング剤、界面活性剤、有機高分子化合物、有機可塑剤等を必要に応じて添加してもよい。
次に、立体造形物の製造方法の一例を説明する。具体的には、光硬化性樹脂を含む樹脂組成物を用いた立体造形物の製造方法について説明する。なお樹脂組成物は既述の通りであり、ここでは説明を省略する。
まず光硬化性樹脂組成物からなる1層の液状層を準備する。例えば液状の光硬化性樹脂組成物を満たした槽内に造形用ステージを設け、ステージ上面が液面から所望の深さ(例えば0.2mm程度)となるように位置させる。このようにすることで、ステージ上に液状層を準備することができる。
次に、この液状層に活性エネルギー線、例えば紫外線レーザーを照射して光硬化性樹脂を硬化させ、所定のパターンを有する硬化層を形成する。なお活性エネルギー線としては、紫外線の他に、可視光線、赤外線等のレーザー光を用いることができる。
続いて、形成した硬化層上に、光硬化性樹脂組成物からなる新たな液状層を準備する。例えば、前記した造形用ステージを1層分下降させることにより、硬化層上に光硬化性樹脂を導入し、新たな液状層を準備することができる。
その後、硬化層上に準備した新たな液状層に活性エネルギー線を照射して、前記硬化層と連続した新たな硬化層を形成する。
以上の操作を繰り返すことによって硬化層を連続的に積層し、所定の立体造形物を得る。
本発明の方法により製造された無機充填材粒子は白色度に優れ、例えば86以上、88以上、特に90以上の白色度Lを達成することができる。また、本発明の方法により製造された無機充填材粒子を樹脂に配合して得られた樹脂組成物の白色度にも優れ、例えば樹脂組成物中に無機充填材粒子を30体積%配合した場合において、45以上、50以上、特に55以上の白色度Lを達成することができる。
以下に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
表1は本発明の実施例1及び2、比較例を示す。
(無機充填材粒子の作製)
質量%で、SiO 52%、B 7%、Al 14%、MgO 0.5%、CaO 25%、NaO 0.6%、KO 0.1%、TiO 0.5%、F 0.3%のガラス組成となるように原料を調合し、1500〜1600℃で4〜8時間溶融した後、フィルム状に成形した。フィルム状ガラスを粉砕することにより、平均粒子径5μmのガラス粒子(軟化点800℃)を得た。得られたガラス粒子の表面付着物を分析したところ、ガラス粒子1gに対して1605μgの金属粒子(Fe 1500μg、Cr 100μg、Ni 5μg)が付着していた。
得られたガラス粒子を表1に記載の酸性溶液(30℃)で4時間洗浄することにより無機充填材粒子を得た。なお、比較例については酸性溶液による洗浄は行わなかった。得られた無機充填材粒子について、色差計を用いて白色度L値を測定した。結果を表1に示す。なお、実施例1で得られた無機充填材粒子の表面付着物を分析したところ、ガラス粒子1gに対して200μgの金属粒子(Fe 170μg、Cr 25μg、Ni 5μg)が付着していた。
(光硬化性樹脂の作製)
まずイソホロンジイソシアネート、モルホリンアクリルアミドおよびジブチル錫ジラウレートをオイルバスで加熱した。グリセリンモノメタクリレートモノアクリレートにメチルヒドロキノンを均一に混合溶解させた液を投入し、撹拌混合して反応させた。ペンタエリスリトールのプロピレンオキサイド4モル付加物(ペンタエリスリトールの4個の水酸基にプロピレンオキサイドをそれぞれ1モル付加したもの)を加え、反応させて、ウレタンアクリレートオリゴマーとモルホリンアクリルアミドを含む反応生成物を製造した。
得られたウレタンアクリレートオリゴマーとモルホリンアクリルアミドに、モルホリンアクリルアミド、ジシクロペンタニルジアクリレートを添加した。さらに、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(光重合開始剤)を添加し、無色透明なアクリル系光硬化性樹脂を得た。
(立体造形用樹脂組成物の調製及び立体造形物の作製)
上記で得られた光硬化性樹脂70体積%に対し無機充填材粒子30体積%を添加し、3本ローラーにより混練を行い、均質に無機充填材粒子を分散させたペースト状の樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物をテフロン製の内寸30mm□の型枠に流し入れた。その後、500mW、波長364nmの光を照射して、樹脂組成物を硬化させた後、80℃でアニールすることにより立体造形物を得た。得られた立体造形物について、色差計を用いて白色度L値を測定した。結果を表1に示す。
表1から明らかなように、ガラス粒子に対して酸性溶液で洗浄を行うことにより作製した実施例1、2の無機充填材粒子は、白色度L値が90以上と高く、当該無機充填材粒子を用いた樹脂組成物から作製された立体造形物も白色度L値が63以上と高かった。一方、ガラス粒子に対して酸性溶液で洗浄を行わずに得られた比較例の無機充填材粒子は、白色度L値が85と低く、当該無機充填材粒子を用いた樹脂組成物から作製された立体造形物も白色度L値が40と低かった。

Claims (8)

  1. 表面に金属粒子が付着したガラス粒子を酸性溶液により洗浄することを特徴とする無機充填材粒子の製造方法。
  2. 酸性溶液がpH6.5以下であることを特徴とする請求項1に記載の無機充填材粒子の製造方法。
  3. 酸性溶液が塩酸、硫酸及び硝酸から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2に記載の無機充填材粒子の製造方法。
  4. 金属粒子がFe、Cr及びNiから選択される少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の無機充填材粒子の製造方法。
  5. ガラス粒子1gに対し、金属粒子の付着量が300μg以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の無機充填材粒子の製造方法。
  6. ガラス粒子の平均粒子径(D50)が1μm以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の無機充填材粒子の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法により製造された無機充填材粒子と、硬化性樹脂を混合することを特徴とする樹脂組成物の製造方法。
  8. 請求項7に記載の方法により製造された樹脂組成物からなる液状層に選択的に活性エネルギー光線を照射して所定のパターンを有する硬化層を形成し、前記硬化層上に新たな液状層を形成した後に活性エネルギー線を照射して前記硬化層と連続した所定パターンを有する新たな硬化層を形成し、所定の立体造形物が得られるまで前記硬化層の積層を繰り返すことを特徴とする立体造形物の製造方法。
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