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JP2017165654A - ポストハーベスト病害防除剤及びポストハーベスト病害防除方法 - Google Patents

ポストハーベスト病害防除剤及びポストハーベスト病害防除方法 Download PDF

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JP2017165654A
JP2017165654A JP2014156345A JP2014156345A JP2017165654A JP 2017165654 A JP2017165654 A JP 2017165654A JP 2014156345 A JP2014156345 A JP 2014156345A JP 2014156345 A JP2014156345 A JP 2014156345A JP 2017165654 A JP2017165654 A JP 2017165654A
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Takayuki Kashima
崇之 加嶋
裕 有本
Yutaka Arimoto
裕 有本
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Abstract

【課題】人体に対して安全であり、収穫後の農産物、特に果実等の腐敗を防止するためのポストハーベスト病害に対して有効な防除剤及び防除方法の提供。
【解決手段】食酢及びリン酸を有効成分として含む、ポストハーベスト病害防除剤。食酢が穀物酢又は果実酢から選択される少なくとも1種で、食酢とリン酸との質量比が1:200〜800:1であり、0.05〜10w/v%の酸度で収穫果実の切断面に適用されるポストハーベスト防除剤。農産物や果実の収穫の際に生じる傷から感染が起こるポストハーベスト病害の防除方法。多種のポストハーベスト病害に有効であり、食品の安全性の点からも問題がなく、かつ安価である。
【選択図】なし

Description

本発明は、農産物や果実の収穫の際に生じる傷から感染が起こるポストハーベスト病害の防除剤及び防除方法に関する。
収穫後の農産物、特に果実等の腐敗を防止するためのポストハーベスト病害防除剤としては、従来重曹などの塩基性塩類が効果を発揮することが知られている。しかし、その範囲はカンキツ緑かび病や青かび病など特定のポストハーベスト病害に限定されている(特許文献1〜4)。また、カラシ油成分やヒノキチオールなど揮発性殺菌成分もポストハーベスト病害防除剤として効果のあることが報告されている。さらに、従来の農薬、たとえばベンレート水和剤、トップジン水和剤なども収穫後の果実腐敗防止に使われることがある。しかし、これらは農薬であり、収穫後の使用には本来望ましくない。
現在用いられているポストハーベスト病害防除剤として、収穫後の果実腐敗などに用いられている防かび剤としては、イマザリル、オルトフェニルフェノール、オルトフェニルフェノールナトリウム、ジフェニール、チアベンダザール等がある。しかしながら、これらには、発ガン性、催奇形性などの危険性の疑いがあり、果実等にこれらの農薬を付着させることは食品の安全上好ましくない。
また、収穫時に生じる傷口を熱で焼くこともポストハーベスト病害の防除につながるが、作業が繁雑になりコスト高となるという問題がある。
従って、多種のポストハーベスト病害に有効であり、食品の安全性の点からも問題がなく、かつ安価なポストハーベスト病害防除剤が要望されている。
特開昭50−111230号公報 特開昭51−63932号公報 特許第1168037号 特許第1210679号
本発明の目的は、人体に対して安全であり、ポストハーベスト病害に対して有効な新規の防除剤を提供することである。本発明の他の目的は、ポストハーベスト病害に対して有効な新規の防除方法を提供することである。
本発明者は、鋭意努力の結果、食酢とリン酸とを有効成分として組み合わせて用いることにより、ポストハーベスト病害に対して優れた防除効果を有することを見出し、本発明を完成したものである。すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
<1>
食酢及びリン酸を有効成分として含む、ポストハーベスト病害防除剤。
<2>
前記食酢が醸造酢である、<1>に記載のポストハーベスト病害防除剤。
<3>
前記食酢とリン酸との質量比が、1:200〜800:1の範囲内である、<1>又は<2>に記載のポストハーベスト病害防除剤。
<4>
前記食酢が、穀物酢及び果実酢からなる群から選択される少なくとも1種である、<1>〜<3>のいずれかに記載のポストハーベスト病害防除剤。
<5>
前記食酢が、米酢、米黒酢、大麦黒酢、粕酢、ブドウ酢、リンゴ酢からなる群から選択される少なくとも1種である、<4>に記載のポストハーベスト病害防除剤。
<6>
0.05〜10w/v%の酸度で収穫果実の切断面に適用される、<1>〜<5>のいずれかに記載のポストハーベスト病害防除剤。
<7>
ポストハーベスト病害防除剤に含まれる食酢由来の酸が0.005〜3w/v%の割合で収穫果実の切断面に適用される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポストハーベスト病害防除剤。
<8>
前記ポストハーベスト病害が、バナナクラウンロット病、マンゴー軸腐病、及びパパイヤ軸腐病からなる群から選択される少なくとも1種である、<1>〜<7>のいずれかに記載のポストハーベスト病害防除剤。
<9>
前記ポストハーベスト病害が、バナナクラウンロット病である、<1>〜<8>のいずれかに記載のポストハーベスト病害防除剤。
<10>
<1>〜<9>のいずれかに記載のポストハーベスト病害防除剤を、収穫果実の切断面に適用する工程を有することを特徴とする、ポストハーベスト病害の防除方法。
本発明によれば、人体に対して安全であり、ポストハーベスト病害に対して有効な防除剤及び防除方法を提供することができる。従って、収穫後の果実腐敗を、経済的にかつ有効に防止することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
<<定義>>
本明細書及び特許請求の範囲において、食酢とは、食用にする酢を意味する。食酢には、醸造酢及び合成酢が含まれる。
また、醸造酢、合成酢、穀物酢、果実酢、米酢、米黒酢、大麦黒酢、ブドウ酢、リンゴ酢は、それぞれ日本消費者庁の食酢品質表示基準(最終改正2011年8月31日消費者庁告示第8号)に記載された定義に従うものであり、具体的にはそれぞれ以下のものを意味する。
醸造酢とは、以下の(1)〜(4)のいずれかを意味する。
(1) 穀類(酒かす等の加工品を含む。以下同じ。)、果実(果実の搾汁、果実酒等の加工品を含む。以下同じ。)、野菜(野菜の搾汁等の加工品を含む。以下同じ。)、その他の農産物(さとうきび等及びこれらの搾汁を含む。以下同じ。)若しくははちみつを原料としたもろみ又はこれにアルコール若しくは砂糖類を加えたものを酢酸発酵させた液体調味料であって、かつ、氷酢酸又は酢酸を使用していないもの;
(2) アルコール又はこれに穀類を糖化させたもの、果実、野菜、その他の農産物若しくははちみつを加えたものを酢酸発酵させた液体調味料であって、かつ、氷酢酸又は酢酸を使用していないもの;
(3) 上記(1)及び(2)を混合したもの;又は
(4) 上記(1)、(2)又は(3)に砂糖類、酸味料(氷酢酸及び酢酸を除く。)、調味料(アミノ酸等)、食塩等(香辛料を除く。)を加えたものであつて、かつ、不揮発酸、全糖又は全窒素の含有率(それぞれ酸度を4.0%に換算したときの含有率をいう。)が、それぞれ1.0%、10.0%又は0.2%未満のもの。
合成酢とは、以下(1)〜(2)のいずれかを意味する。
(1) 氷酢酸又は酢酸の希釈液に、砂糖類、酸味料、調味料(アミノ酸等)、食塩等を加えた液体調味料であって、かつ、不揮発酸、全糖又は全窒素の含有率が、それぞれ1.0%、10.0%又は0.2%未満のもの;又は
(2) 上記(1)のもの又は氷酢酸若しくは酢酸の希釈液に醸造酢を混合したもの。
穀物酢とは、醸造酢のうち、原材料として1種又は2種以上の穀類を使用したもの(穀類及び果実以外の農産物並びにはちみつを使用していないものに限る。)で、その使用総量が醸造酢1Lにつき40g以上であるものをいう。
果実酢とは、醸造酢のうち、原材料として1種又は2種以上の果実を使用したもの(穀類及び果実以外の農産物並びにはちみつを使用していないものに限る。)で、その使用総量が醸造酢1Lにつき果実の搾汁として300g以上であるものをいう。
米酢とは、穀物酢のうち、米の使用量が穀物酢1Lにつき40g以上のもの(米黒酢を除く。)をいう。
米黒酢とは、穀物酢のうち、原材料として米(玄米のぬか層の全部を取り除いて精白したものを除く。以下この項において同じ。)又はこれに小麦若しくは大麦を加えたもののみを使用したもので、米の使用量が穀物酢1Lにつき180g以上であって、かつ、発酵及び熟成によって褐色又は黒褐色に着色したものをいう。
大麦黒酢とは、穀物酢のうち、原材料として大麦のみを使用したもので、大麦の使用量が穀物酢1Lにつき180g以上であって、かつ、発酵及び熟成によって褐色又は黒褐色に着色したものをいう。
ブドウ酢とは、果実酢のうち、ぶどうの搾汁の使用量が果実酢1Lにつき300g以上のものをいう。
リンゴ酢とは、果実酢のうち、りんごの搾汁の使用量が果実酢1Lにつき300g以上のものをいう。
また、粕酢は、酒粕(もろみから清酒を絞ったあとの粕)を原料として作った酢である。
本明細書及び特許請求の範囲において、質量/体積%濃度又はw/v%濃度は、溶液100ml中に含まれる目的物質の量(g)を意味する。
本明細書及び特許請求の範囲において、食酢の酸度とは、食酢中に含まれるすべての酸を酢酸とした場合における、食酢中の酸の割合(質量/体積%)を意味する。
<<ポストハーベスト病害防除剤>>
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、食酢及びリン酸を有効成分として含むことを特徴とする。
<食酢>
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、有効成分として食酢を含む。本発明のポストハーベスト病害防除剤は、酸度が約2〜6%の食酢を原材料として用いることが好ましく、酸度が約4〜6%の食酢を原材料として用いることがより好ましい。
食酢としては、醸造酢が好ましく、穀物酢及び果実酢からなる群から選択される少なくとも1種であることがより好ましい。穀物酢の例としては、米酢、米黒酢、大麦黒酢、粕酢が挙げられる。果実酢の例としては、ブドウ酢、リンゴ酢が挙げられる。
これらの中でも、食酢としては、米酢、米黒酢、大麦黒酢、粕酢、ブドウ酢、リンゴ酢からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましく、米酢、米黒酢、大麦黒酢、ブドウ酢、リンゴ酢からなる群から選択される少なくとも1種であることがより好ましく、米酢、ブドウ酢、リンゴ酢からなる群から選択される少なくとも1種であることがさらにより好ましい。食酢は、市販のものを用いてもよく、1種又は複数の穀物又は果実を公知の手順で自ら酢酸発酵させたものを用いてもよい。
また、本発明のポストハーベスト病害防除剤は、1種類の食酢を用いてもよく、2種類以上の食酢を組み合わせて用いてもよい。
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、1〜800mg/mlの食酢濃度で収穫果実の切断面(収穫時、あるいは収穫後に果実を切断した際に生じた切断面)に適用されることが好ましい。当該食酢濃度は、2〜600mg/mlであることがより好ましく、2〜400mg/mlであることがさらにより好ましく、3〜300mg/mlであることがさらにより好ましく、4〜250mg/mlであることが特により好ましい。食酢の濃度は、例えば、食酢を希釈剤で希釈することにより調整することができる。
食酢濃度が上記範囲内であると、ポストハーベスト病害に対して防除効果を発揮することができる。
また、より高い防除価を得る観点から、食酢の濃度は、50〜400mg/mlとしてもよく、100〜350mg/mlとしてもよく、200〜300mg/mlとしてもよい。
<リン酸>
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、有効成分としてリン酸を含む。本発明のポストハーベスト病害防除剤は、0.1〜200mg/mlリン酸濃度で収穫果実の切断面に適用されることが好ましい。リン酸の濃度は、0.3〜150mg/mlであることがより好ましく、0.5〜100mg/mlであることがさらにより好ましく、0.7〜75mg/mlであることがさらにより好ましく、0.8〜60mg/mlであることが特に好ましい。リン酸の濃度は、例えば、リン酸を希釈剤で希釈することにより調整することができる。
リン酸濃度が上記範囲内であると、ポストハーベスト病害に対して防除効果を発揮することができる。
また、より高い防除価を得る観点から、リン酸の濃度は、10〜100mg/mlとしてもよく、30〜75mg/mlとしてもよく、40〜60mg/mlとしてもよい。
<食酢とリン酸の質量比>
食酢とリン酸との質量比は、1:200〜800:1の範囲内であることが好ましく、1:100〜700:1の範囲内であることがより好ましく、1:50〜600:1であることがさらにより好ましく、1:20〜400:1であることがさらにより好ましく、1:10〜200:1であることがさらにより好ましく、1:5〜50:1であることがさらにより好ましく、1:1〜10:1であることが特に好ましい。
食酢とリン酸の質量比が上記範囲内であると、ポストハーベスト病害に対して相乗的な防除効果を発揮することができる。
また、本発明のポストハーベスト病害防除剤は、食酢とリン酸の合計100質量部に対して、食酢を30〜95質量部及びリン酸を5〜70質量部含むことが好ましく、食酢を50〜95質量部及びリン酸を5〜50質量部含むことがより好ましく、食酢を70〜90質量部及びリン酸を10〜30質量部含むことがさらにより好ましい。
<ポストハーベスト病害防除剤の酸度>
本明細書及び特許請求の範囲において、ポストハーベスト病害防除剤の酸度とは、ポストハーベスト病害防除剤に含まれるすべての酸を酢酸としたときの、ポストハーベスト病害防除剤に含まれる該酢酸の割合(質量/体積%(w/v%)濃度)を意味する。酸度は、滴定により測定することができる。
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、0.05〜10%の酸度で収穫果実の切断面に適用されることが好ましい。酸度は、より好ましくは0.5〜9%、さらにより好ましくは4〜9%であり、特に好ましくは6〜9%であり、最も好ましくは7〜8%である。酸度は、例えば、ポストハーベスト病害防除剤を希釈剤で希釈することにより調整することができる。
また、本発明のポストハーベスト病害防除剤は、ポストハーベスト病害防除剤に含まれる食酢由来の酸の割合が、0.005〜3%で収穫果実の切断面に適用されることが好ましい。該割合は、0.01〜2%であることがより好ましく、0.5〜1.5%であることがさらにより好ましい。
ポストハーベスト病害防除剤中に含まれる食酢由来の酸の割合は、食酢に含まれるすべての酸を酢酸としたときの、ポストハーベスト病害防除剤中の該酢酸の割合(質量/体積%(w/v%)濃度)である。該割合は、上記ポストハーベスト病害防除剤の酸度と同様に、滴定により測定することができる。
<希釈剤>
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、食酢及びリン酸の他に、任意成分として希釈剤を含んでいてもよい。
希釈剤としては、水が特に好ましく用いられる。
ポストハーベスト病害防除剤中に含まれる希釈剤の量に特に制限はなく、例えば、希釈剤の量は、収穫果実の切断面に適用するときの食酢及び/又はリン酸の濃度、ポストハーベスト病害防除剤の酸度、ポストハーベスト病害防除剤中に含まれる食酢由来の酸の割合が、上記範囲内になるような量であってもよい。また、本発明のポストハーベスト病害防除剤は、希釈剤を添加した状態で保管されてもよく、収穫果実の切断面に適用する直前に初めて或いは追加的に希釈剤を添加してもよい。
<その他の成分>
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、本発明の効果を損なわない範囲で、食酢及びリン酸並びに任意成分としての希釈剤に加えて、補助剤を含んでいてもよい。
補助剤としては、分散剤・湿潤剤・拡展剤・展着剤等として用いる界面活性剤、結合剤、粘着付与剤、増量剤、増粘剤、着色剤、沈降防止剤、薬害軽減剤、凍結防止剤、固結防止剤、崩壊剤、及び分解防止剤等が挙げられる。
分散剤・湿潤剤・拡展剤・展着剤等として用いる界面活性剤としては、例えば、グリセリンモノ脂肪酸エステル、グリセリンジ脂肪酸エステル、トリグリグリセライド、グリセリンモノアセト脂肪酸エステル、グリセリンジアセト脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンジ脂肪酸エステル、ジグリセリントリ脂肪酸エステル、トリグリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、テトラグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、ソルビタンジ脂肪酸エステル、ソルビタントリ脂肪酸エステル、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、有機酸モノグリセライド、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが挙げられる。界面活性剤としては、1種類の界面活性剤を用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
結合剤又は粘着付与剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース及びその塩、デキストリン、水溶性デンプン、キサンタンガム、グアーガム、蔗糖、燐脂質(レシチン等)、セルロース粉末、デキストリン、加工デンプン等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、グアーガム、カルボキシメチルセルロース、多糖類等の水溶性高分子等が挙げられる。
着色剤としては、例えば、酸化チタン、アナトー色素、ウコン色素、カラメル等が挙げられる。
沈降防止剤としては、水、が挙げられる。
薬害軽減剤としては、グリセリンが挙げられる。
凍結防止剤としては、例えば、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等が挙げられる。
固結防止剤や崩壊剤としては、例えば、加工デンプン、アルギン酸、マンノース、ガラクトース等の多糖類等が挙げられる。
分解防止剤としては、例えば、酸化マグネシウムの等が挙げられる。
本発明のポストハーベスト病害防除剤が補助剤を含む場合、食酢及びリン酸の合計と各種補助剤との配合割合は、混合質量比が99.998:0.002〜5:95であることが好ましく、99.8:0.2〜10:90であることがより好ましい。また、補助剤は、収穫果実の切断面に適用するときにポストハーベスト病害防除剤に添加してもよい。
また、本発明のポストハーベスト病害防除剤は、必要に応じ、防腐剤、植物片等を含んでいてもよい。防腐剤としては、例えば、ソルビン酸カリウム等が挙げられる。さらに、本発明のポストハーベスト病害防除剤は、本発明のポストハーベスト病害防除剤以外のポストハーベスト病害防除剤や、ラテックス除去剤等と組み合わせて用いることもできる。
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、本発明の目的に適合する限り、通常の当該分野で用いられるあらゆる製剤形態とすることができる。本発明のポストハーベスト病害防除剤を製剤化する場合は、必要に応じて不活性担体などを加え、適宜の剤型、例えば、懸濁剤(フロアブル剤)、乳懸濁剤、乳剤、液剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤、粉剤、マイクロカプセル剤、カプセル剤、錠剤、パック剤等に製剤してもよい。
上記不活性担体としては、固体担体及び液体担体が挙げられる。固体担体としては、例えば、塩化カリウム、酢酸カリウム、硫酸カリウム、ピロリン酸四カリウム、クエン酸一カリウム、クエン酸二カリウム、酒石酸水素カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、リン酸カリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸三カリウム、塩化ナトリウム、酢酸ナトリウム三水和物、硫酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、コハク酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、クエン酸三ナトリウム、クエン酸第一鉄ナトリウム、乳酸ナトリウム、酒石酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸三ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、ピロリン酸二水素カルシウム、クエン酸カルシウム、乳酸カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸二水素カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸三カルシウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、クエン酸鉄アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、リン酸アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、ピロリン酸第一鉄、乳酸鉄、硫酸銅等の無機塩類;セルロース、植物粉末(例えば、おがくず、ヤシガラ、トウモロコシ穂軸、タバコ茎等)等の有機固体担体;尿素等が挙げられる。固体担体は、1種類を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。液体担体としては、例えば、エタノール、プロパノール等の一価アルコール類;及びジエチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等のアルコール類;大豆油、ナタネ油、綿実油、ヒマシ油、やし油等の植物油;及び水等を挙げることができる。液体担体は、1種類を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
<用途>
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、収穫果実に生じる病害を防除するのに有効である。収穫果実に生じる病害の中でも、本発明のポストハーベスト病害防除剤は、バナナクラウンロット病、マンゴー軸腐病、及びパパイヤ軸腐病からなる群から選択される少なくとも1種の病害に対して特に有効であり、バナナクラウンロット病に対して最も有効である。
また、本発明のポストハーベスト病害防除剤は、上記バナナクラウンロット病、マンゴー軸腐病、又はパパイヤ軸腐病の病原菌として知られる、Lasiodiplodia theobromae、Fusarium solani、Fusarium verticillioides、Collettrichum musae等に対して有効に作用し、当該菌の増殖を抑え、及び/又は当該菌を死滅させることが出来る。従って、上記ポストハーベスト病害防除剤は、当該菌の増殖抑制剤及び/又は殺菌剤として用いることもできる。これらの菌の中でも、本発明のポストハーベスト病害防除剤は、Lasiodiplodia theobromae、Fusarium solani、Fusarium verticillioides及び/又はCollettrichum musaeに対して特に有効に作用し、Lasiodiplodia theobromaeに対して最も有効に作用する。
<<ポストハーベスト病害の防除方法>>
本発明のポストハーベスト病害の防除方法は、上記ポストハーベスト病害防除剤を、収穫果実の切断面に適用する工程を有することを特徴とする。
本発明の防除方法においては、1〜800mg/mlの食酢濃度でポストハーベスト病害防除剤を収穫果実の切断面に適用することが好ましい。食酢濃度は、2〜600mg/mlであることがより好ましく、2〜400mg/mlであることがさらにより好ましく、3〜300mg/mlであることがさらにより好ましく、4〜250mg/mlであることが特により好ましい。また、より高い防除価を得る観点から、収穫果実の切断面に適用するときの食酢濃度は、50〜400mg/mlとしてもよく、100〜350mg/mlとしてもよく、200〜300mg/mlとしてもよい。
同様に、本発明の防除方法においては、0.1〜200mg/mlのリン酸濃度でポストハーベスト病害防除剤を収穫果実の切断面に適用することが好ましい。リン酸濃度は、0.3〜150mg/mlであることがより好ましく、0.5〜100mg/mlであることがさらにより好ましく、0.7〜75mg/mlであることがさらにより好ましく、0.8〜60mg/mlであることが特に好ましい。また、より高い防除価を得る観点から、収穫果実の切断面に適用するときのリン酸濃度は、10〜100mg/mlとしてもよく、30〜75mg/mlとしてもよく、40〜60mg/mlとしてもよい。
収穫果実の切断面に適用するときの食酢とリン酸との質量比は、1:200〜800:1の範囲内であることが好ましく、1:100〜700:1の範囲内であることがより好ましく、1:50〜600:1であることがさらにより好ましく、1:20〜400:1であることがさらにより好ましく、1:10〜200:1であることがさらにより好ましく、1:5〜50:1であることがさらにより好ましく、1:1〜10:1であることが特に好ましい。
また、収穫果実の切断面に適用するときのポストハーベスト病害防除剤の酸度(質量/体積%(w/v%)濃度)は、0.05〜10%の範囲内であることが好ましく、0.5〜9%がより好ましく、4〜9%がさらにより好ましく、6〜9%が特に好ましく、7〜8%が最も好ましい。
収穫果実の切断面に適用するときのポストハーベスト病害防除剤に含まれる食酢由来の酸の割合(質量/体積%(w/v%)濃度)は、0.005〜3%であることが好ましく、0.01〜2%であることがより好ましく、0.5〜1.5%であることがさらにより好ましい。
本発明の防除方法は、収穫果実の切断面に適用するときの食酢濃度、リン酸濃度、ポストハーベスト病害防除剤の酸度、及び/又はポストハーベスト病害防除剤に含まれる食酢由来の酸の割合が上記範囲内となるように、ポストハーベスト病害防除剤を希釈剤で希釈する工程を更に有していてもよい。希釈剤としては、上記のものを使用することができる。
本発明のポストハーベスト病害防除剤の適用方法としては、当該薬剤が収穫果実の切断面に適用される限り特に制限はなく、例えば、切断面又は果実全体に当該防除剤を塗布する方法、切断面又は果実全体を当該防除剤に浸漬する方法、切断面又は果実全体に当該防除剤を散布する方法、切断面又は果実全体に当該防除剤を掛け流す方法などが挙げられる。
次に、実施例により、本発明の防除剤が有する防除効果を具体的に例証する。しかしながら、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
[試験例1]
表1のNo.1の食酢とリン酸とを混合し、食酢の最終濃度が、0mg/ml、4mg/ml又は250mg/ml、リン酸の最終濃度が、0mg/ml、0.85mg/ml又は53.55mg/mlとなるように水で希釈した。得られた溶液を、例1の薬剤として用いた。
また、食酢を表1のNo.2〜7のものに記載のものに変更したこと以外は例1と同様にして例2〜例7の薬剤を製造した。
例8〜10の薬剤(比較例)では、食酢の代わりに有機酸(酢酸(例8)、リンゴ酸(例9)、酒石酸(例10))を用い、表15〜17に記載の濃度になるように水で希釈したこと以外は例1と同様にして例8〜10の薬剤を製造した。なお、希釈前の食酢に含まれる有機酸の濃度(食酢の酸度)は、一般的に約4〜6%であるため、例8〜10の薬液中に含まれる各有機酸(酢酸、リンゴ酸又は酒石酸)の濃度と例1〜7の有機酸(酢酸)の濃度とがほぼ等しくなるように、例8〜10で添加する有機酸の濃度を設定した。すなわち、例8,9で添加した有機酸の濃度は、例1〜7で添加した食酢の濃度の5%とし、例10で添加した有機酸の濃度は、例1〜7で添加した食酢の濃度の6%とした。
市販品バナナ房を用いて評価試験を行った。バナナのクラウン部分の表面のみをカッターナイフにて一様に薄くカットし、新しい傷面を作った。PDA培地(10cm滅菌培養シャーレ;PDA培地)で4−7日間培養したLasiodiplodia theobromaeの菌層を蒸留水中で軽く擦ることによってLasiodiplodia theobromaeの摩砕液を得た。この摩砕液を100倍に希釈し試験に用いた。バナナのクラウン部分のみを10秒間程度、摩砕液を用いて浸漬処理した。
上記浸漬処理の2時間後、上記バナナのクラウン部分を、表2、4、6、8、10、12、14〜17に示す種々の濃度に調整した例1〜10いずれかの薬液に、10秒間程度浸漬させた。その後、バナナの房全体に、例1〜10のいずれかの薬液をかけ流し、個別包装されていたビニール袋に戻した(以下、バナナ(1)という)。また、コントロールとして、上記薬液で上記浸漬処理及びかけ流し処理をしなかったものを用意した(以下、バナナ(2)という)。その後、バナナ(1)及びバナナ(2)を25℃の室温にて7日間静置し、クラウン部分の病班進展症状と房全体の薬害を観察した。上記各試験は、1〜2房のバナナを用いて行った。バナナのクラウン部分全体に病徴が進展した場合を指数100、バナナのクラウン部分に病徴が全く見られなかった場合を指数0として、試験に用いた各バナナのクラウン部分の病徴進展程度を0〜100の間で評価した。
下記の計算式に基づいて、表2、4、6、8、10、12、14〜17に示す種々の濃度に調製した例1〜10の薬液の補正防除価(実数値)を求めた。
補正防除価(実数値)(%)=(1−a/b)×100
a: バナナ(1)のクラウン部分の病徴進展程度
b: バナナ(2)のクラウン部分の病徴進展程度
また、下記コルビーの計算式を用いて、表2、4、6、8、10、12、14〜17に示す種々の濃度に調製した例1〜10の薬液の補正防除価(理論値)を求めた。
[コルビーの計算式]
補正防除価(理論値)(%)=(A+B)-(A×B)/100
A:リン酸水溶液の補正防除価(実数値)
B:食酢水溶液の補正防除価(実数値)
上記式において、リン酸水溶液とは、表2、4、6、8、10、12、14〜17中、その補正防除価(理論値)を求めようとする薬液(食酢又は有機酸とリン酸とを含む)と同じ濃度のリン酸を有し、且つ、食酢(例1〜7)又は有機酸(例8〜10)の濃度が0%の薬液である。同様に、食酢水溶液とは、その補正防除価(理論値)を求めようとする薬剤(食酢又は有機酸とリン酸とを含む)と同じ種類及び同じ濃度の食酢又は有機酸を有し、且つリン酸濃度が0%の水溶液である。
例1〜10の食酢又は有機酸とリン酸とを含む各薬液の補正防除価(実数値)が、上記コルビーの計算式で求めた補正防除価(理論値)よりも大きい場合に、相乗効果があると判定した。
例えば、例1における食酢250mg/ml及びリン酸0.85mg/mlを含む薬液の補正防除価(理論値)は、「食酢0mg/ml及びリン酸0.85mg/mlを含む薬剤の補正防除価(実数値)、すなわち、0」と「食酢250mg/ml及びリン酸0mg/mlを含む薬剤の補正防除価(実数値)、すなわち、29」を用いて、以下のようにして計算される。補正防除価(理論値)=(0+29)−(0×29)/100=29
一方、食酢250mg/ml及びリン酸0.85mg/mlを含む薬液の補正防除価(実数値)は43であり、補正防除価(理論値)、すなわち、29よりも大きい。したがって、この薬液は、ポストハーベスト病害に対して相乗的な防除効果を有すると判断した。
例1〜10の結果を、表2、4、6、8、10、12、14〜17に示す。
<実施例1〜6の薬液の酸度の測定>
例1〜6で用いた各薬液の酸度は、以下のようにして測定した。すなわち、実施例1〜6の各薬液と水を各50ml計り取り、0.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液で滴定し、pH8.2±0.3になるまでに消費した水酸化ナトリウム溶液の量から、酢酸濃度を換算値とし酸度を算出した。酸度の計算式は、以下の通りである。
酸度(酢酸換算)%=3.00×10-2×(A−B)×F/W×100
A: 試料での0.5mol/L水酸化ナトリウム溶液の滴定量(mL)
B: 水での0.5mol/L水酸化ナトリウム溶液の滴定量(mL)
F: 0.5mol/L水酸化ナトリウム溶液のファクター
W: 各薬液の使用量(mL)
3.00×10-2: 0.5mol/L水酸化ナトリウム溶液1mLに相当する酢酸の質量(g)
その結果を、表3、5、7、9、11、13に示す。
Figure 2017165654
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試験例1の結果、食酢とリン酸とを組み合わせた本願発明のポストハーベスト病害防除剤は、補正防除価の実数値が理論値を超えており、食酢のみを有効成分として含む薬液及びリン酸のみを有効成分として含む薬液の効果からは予測し得ないポストハーベスト病害に対する相乗効果が認められた(例1〜7)。また、実用上問題となる薬害も観察されなかった。
一方、食酢の代わりに有機酸(酢酸、リンゴ酸又は酒石酸)を用いた場合には、有機酸とリン酸とを組み合わせた薬液の補正防除価の実数値が理論値と同程度又はそれよりも小さく、有機酸とリン酸とを組み合わせて用いることによる相乗効果が認められなかった(例8〜10)。さらに、リンゴ酸、酒石酸を用いた場合には、実用上問題となる薬害も観察された(例9、10)。
次に、例1〜7において、リン酸濃度は変更せず、食酢濃度を500mg/mlにまで高くして上記と同様の実験を行った。その結果、バナナクラウン部分の変色が薬害として観察されたものの、250mg/mlの食酢濃度のときと同様に、食酢とリン酸との組み合わせによるクラウンロット病に対する相乗的な防除作用が認められた。
また、食酢濃度は変更せず、リン酸濃度を106.25mg/mlにまで高くして上記と同様の実験を行った。その結果、バナナのクラウン部分が凹んだり、変色するといった薬害が観察されたものの、53.55mg/mlのリン酸濃度のときと同様に、食酢とリン酸との組み合わせによるクラウンロット病に対する相乗的な防除効果が認められた。
[試験例2]
バナナのクラウン部分の表面のみをカッターナイフにて一様に薄くカットし、新しい傷面を作った。所定濃度に調整した例4の薬液(No.4の食酢及びリン酸をそれぞれ250mg/ml及び53.55mg/mlの濃度で含む)を10秒間程度クラウン部分に浸漬処理した。その後、房全体に上記薬液をかけ流し、個別包装されていたビニール袋に戻した。25℃の室温にて7日間静置し、クラウン部分の病班進展症状と房全体の薬害を観察した。試験は上記薬液で浸漬処理したバナナ(3房)、上記薬液で浸漬処理及びかけ流し処理しなかったバナナ(14房)を用いて行った。
バナナクラウン部分全体に病徴が進展した場合を指数100、バナナのクラウン部分に病徴が全く見られなかった場合を指数0として、試験に用いた各バナナのクラウン部分の病徴進展程度を0〜100の間で評価した。
下記の計算式に基づいて、上記薬液の補正防除価(実数値)を求めた。
補正防除価(実数値)(%)=(1−a/b)×100
a: 浸漬処理したバナナの病徴進展程度
b: 浸漬処理しなかったバナナの病徴進展程度
(例えば、薬液で浸漬処理したバナナの病班伸展程度が20、薬液で浸漬処理しなかったバナナの病班伸展程度が50の場合、補正防除価(実数値)=(1−20/50)×100=60となる)
試験の結果、上記例4の薬液の補正防除価(実数値)は83であった。この結果から、例4の薬液で処理したバナナは、明らかに病徴進展が抑制されており、高い病害防除効果を有することが確認された。また、実用上問題となる薬害も観察されなかった。
一方、例4の薬液で浸漬処理しなかった14房のバナナは、全て時間とともにクラウン部が黒色化し病徴が進展した。したがって、これらのバナナは、7日間静置している間に、クラウンロット病原菌であるLasiodiplodia theobromae, Fusarium solani, Fusarium verticillioides及び/又はCollettrichum musaeに感染したものと考えられた。
本発明のポストハーベスト病害防除剤は、人体に対して安全であり、ポストハーベスト病害に対して有効な防除剤及び防除方法を提供することができる。従って、収穫後の果実腐敗を、経済的にかつ有効に防止することができ、産業上極めて有用である。

Claims (10)

  1. 食酢及びリン酸を有効成分として含む、ポストハーベスト病害防除剤。
  2. 前記食酢が醸造酢である、請求項1に記載のポストハーベスト病害防除剤。
  3. 前記食酢とリン酸との質量比が、1:200〜800:1の範囲内である、請求項1又は2に記載のポストハーベスト病害防除剤。
  4. 前記食酢が、穀物酢及び果実酢からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポストハーベスト病害防除剤。
  5. 前記食酢が、米酢、米黒酢、大麦黒酢、粕酢、ブドウ酢、リンゴ酢からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項4に記載のポストハーベスト病害防除剤。
  6. 0.05〜10w/v%の酸度で収穫果実の切断面に適用される、請求項1〜5のいずれか1項に記載のポストハーベスト病害防除剤。
  7. ポストハーベスト病害防除剤に含まれる食酢由来の酸が0.005〜3w/v%の割合で収穫果実の切断面に適用される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポストハーベスト病害防除剤。
  8. 前記ポストハーベスト病害が、バナナクラウンロット病、マンゴー軸腐病、及びパパイヤ軸腐病からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のポストハーベスト病害防除剤。
  9. 前記ポストハーベスト病害が、バナナクラウンロット病である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のポストハーベスト病害防除剤。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のポストハーベスト病害防除剤を、収穫果実の切断面に適用する工程を有することを特徴とする、ポストハーベスト病害の防除方法。
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