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JP2017161464A - 電子時計および電子時計の制御方法 - Google Patents

電子時計および電子時計の制御方法 Download PDF

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JP2017161464A JP2016048531A JP2016048531A JP2017161464A JP 2017161464 A JP2017161464 A JP 2017161464A JP 2016048531 A JP2016048531 A JP 2016048531A JP 2016048531 A JP2016048531 A JP 2016048531A JP 2017161464 A JP2017161464 A JP 2017161464A
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松井 剛
Tsuyoshi Matsui
剛 松井
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】時刻に応じた画像を表示できるとともに、特定の画像を自由に表示できる電子時計および電子時計の制御方法を提供する。【解決手段】表示部と、複数の画像を記憶する記憶部と、前記画像を前記表示部に表示させる制御部と、前記表示部に表示中の前記画像の選択操作が可能な操作部とを有し、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像を日付および時刻に応じて前記表示部に表示させる第1モード(時刻表示モード)と、前記操作部で選択された前記画像を前記表示部に表示させる第2モード(デモ表示モード)と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、電子時計および電子時計の制御方法に関する。
現在では、時計の計時精度が飛躍的に向上したため、正確な時刻を表示するだけの時計は魅力が薄れ、ファッション性や遊び心のある時計が求められる傾向が強くなっている。そのような時計を実現するための1つの解決策として、時計が正確な時刻を表示するだけでなくファッション性や遊び心のあるコンテンツも表示可能にすることが考えられる。例えば、特許文献1では、幾何学像やアニメーション画像等が表示され、あるいは、審美的に楽しいファッショナブルなカラー変化機能を備えた液晶表示装置が組み込まれた電子時計が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の電子時計では、ファッション性や遊び心は向上するものの、液晶表示装置の表示内容と時刻に関連性がないため、ユーザーは、液晶表示装置の表示を見ても時の流れを感じることはできず、時間についてはアナログ針による正確な時刻表示を見るしかない。
これに対し、ユーザーが液晶表示装置の表示を見て緩やかな時の流れを楽しむこともできるように、液晶表示装置の表示内容と時刻とに関連性をもたせた電子時計が提案されている(特許文献2参照)。
特表平10−504400号公報 特開2015−137939号公報
しかしながら、特許文献2記載の電子時計では、時刻を知るだけでなく時の流れを楽しむことができるものの、ユーザーの希望でいずれかの画像を表示させるものはない。
すなわち、特許文献2記載の電子時計においては、幾つかの画像が時刻に応じて設定されている。これらの画像は、対応する時刻でないと表示されない。例えば、正午にしか表示されない画像は、次は翌日にならないと表示されない。元日にしか表示されない画像は、一年先にならないと表示されない。
このため、ユーザーなどが、いずれかの画像が気に入って表示させたくなったり、いずれかの画像を誰かに見せたくなったりしても、該当する画像を自由に表示させることができなかった。
本発明の目的は、時刻に応じた画像を表示できるとともに、特定の画像を自由に表示できる電子時計および電子時計の制御方法を提供することにある。
本発明の電子時計は、表示部と、複数の画像を記憶する記憶部と、前記画像を前記表示部に表示させる制御部と、前記表示部に表示中の前記画像の選択操作が可能な操作部とを有し、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像を日付および時刻に応じて前記表示部に表示させる第1モードと、前記操作部で選択された前記画像を前記表示部に表示させる第2モードと、を有することを特徴とする。
このような本発明では、電子時計を第1モードとすることで、予め設定された画像が日付および時刻に応じて表示部に表示される。
一方、予め設定された画像のうち、いずれかをユーザーが選択しておき、電子時計を第2モードとすることで、選択された画像が表示部に表示される。
つまり、ユーザーが気に入った画像や、誰かに見せたい画像など、特定の画像を自由に表示させることができる。
この際、第2モードに表示させる画像の選択は、例えば第1モードで画像が表示されている際に、ボタンなどの操作部で選択操作を行うだけでよく、ユーザーは直感的に操作できて画像を容易に選択できる。なお、第1モードと第2モードとの選択は、ユーザーが操作部で操作を行うことで、容易に切り替えることができる。
本発明の電子時計において、前記制御部は、前記操作部で複数の画像が選択されている状態で、前記第2モードが選択された場合、前記操作部で選択された複数の前記画像を前記表示部に順次表示させることが好ましい。
このような本発明では、ユーザーが、複数の画像を選択しておき、第2モードを実行することで、先に選択した複数の画像を順次表示(いわゆるスライドショー表示)させることができる。複数の画像を順次表示する方法(送り方法)は、予め設定された時間(例えば10秒)毎に表示画像を変更する自動送りでもよく、ユーザーがボタンなどの操作部を操作して表示画像を変更する手動送りでもよい。
なお、ユーザーが選択する複数の画像としては、異なる時刻に表示される各画像を、ユーザーがその画像が表示されている時点でそれぞれ選択してもよいし、表示スタイルを操作部の操作で変更可能であれば、表示スタイルを変更して表示された画像を選択してもよい。また、ユーザーの選択に先立って、電子時計の製造出荷時などに、メーカーが推奨する複数の画像を予め選択しておいてもよい。
本発明の電子時計において、前記操作部は、電子時計本体の左側面および右側面に配置された一対のボタンであり、前記制御部は、一対の前記ボタンが同時に操作された際に前記選択操作が実行されたと判定することが望ましい。
このような本発明では、電子時計本体の左右の側面にそれぞれ設けられた一対のボタンを同時に操作することで、現在の表示画像の選択操作を行うことができる。この操作は、ユーザーが手指で本体を挟むようにして実行でき、ユーザーは選択操作を容易に行うことができる。
本発明において、一対のボタンが「同時に操作される」とは、一対のボタンがともに操作された状態にある期間が所定時間継続することであり、一対のボタンが同じタイミングで操作が開始されて各々の操作が所定時間継続される場合や、一方のボタンが操作されている状態でさらに他方のボタンも操作されて、両方のボタンが同時に操作されている時間が所定時間継続される場合を含む。したがって、各ボタンの操作開始タイミングに数百ミリ秒等の若干の差がある場合も、一対のボタンが同時に操作されたと判定できる。前述した「所定時間継続」としては、例えば2秒以上の継続(長押し)でもよく、あるいは0.5秒以上、2秒未満の継続(短押し)でもよく、操作性を考慮して設定すればよい。
本発明の電子時計において、前記制御部は、前記選択操作が行われた際に、前記記憶部に記憶された前記画像が、所定の最大記憶件数を超えていれば、最も古い前記画像を削除し、前記第2モードでは、前記記憶部に記憶された前記画像を新しい順で読み出して前記表示部に表示させることが好ましい。
このような本発明では、ユーザーが選択した画像は、最新のものから最大記憶件数だけ記憶しておくことができる。そして、古い画像は自動的に消去することができる。したがって、ユーザーは、第2モードで表示する必要がなくなった画像を手動操作で消去する必要が無く、取り扱いが容易となる。また、選択した画像の記憶件数は、予め設定された最大記憶件数(例えば6個)に限定されるため、記憶部の記憶容量も抑制でき、電子時計に組み込み可能な記憶素子で記憶部を構成できる。
さらに、ユーザーやメーカーなどが厳選したお気に入りの画像のみを表示させることができる。このため、選択した画像を一巡させて閲覧する時間を一定時間内に短くでき、ユーザーは自分が気に入った画像のみを短時間で見返すことができる。つまり、各ユーザーが「お気に入りの画像集」を作って楽しむことができるようになる。「お気に入りの画像集」は、友人などにも気軽に簡単に見せることができ、スマートフォンなどで撮影(撮像)することで、SNS(Social Networking Service)等にも動画や写真で容易に投稿することができる。
本発明の電子時計において、前記記憶部は、前記操作部で選択された前記画像を特定する画像特定情報を記憶可能であり、前記制御部は、前記操作部に所定の選択操作が行われた際に、前記表示部に表示中の前記画像の前記画像特定情報を前記記憶部に記憶させ、前記第2モードが選択された際には、前記記憶部から前記画像特定情報を読み出し、読み出した前記画像特定情報で特定される前記画像を前記表示部に表示させることが好ましい。
このような本発明では、日付および時刻に応じた画像を表示する第1モードにおいて、ユーザーが操作部に選択操作を行うことで、その時点で表示中の画像が選択され、画像特定情報の形で記憶部に記憶される。ユーザーが第2モードに切り替えると、記憶部に記憶された画像特定情報に基づいて画像が表示され、先にユーザーが選択しておいた画像を表示させることができる。
画像特定情報としては、例えばその画像が表示されるべき時刻や日付の情報が利用できる。複数のスタイルで時刻に応じた画像を表示する場合、同じ時刻でもスタイルによって異なる画像が表示される。このような場合には、選択されたスタイルを指定する識別情報(スタイル番号などの識別記号など)を画像特定情報として用いることができる。
このような画像特定情報を用いることで、記憶部における画像の記憶容量を小さくすることができる。すなわち、記憶部において、ユーザーが選択した画像(第2モードで表示するための画像)のデータを改めて記憶すると、元の第1モード用の画像に対して、画像自体を2重に記憶することになる。しかし、画像特定情報を用い、元の第1モード用の画像を指定することで、2重に記憶されることを解消でき、記憶部として必要な記憶容量も小さくできる。
本発明の電子時計において、前記画像は、時刻表示を含まない第1画像のレイヤーと、時刻表示を含む第2画像のレイヤーとを重ね合わせた画像であり、前記制御部は、前記第1モードでは、前記第1画像のレイヤーと、現在時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させ、前記第2モードでは、ユーザーが選択した前記画像の前記第1画像のレイヤーと、選択時の時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させることが好ましい。
このような本発明では、第2モードでは、ユーザーが選択した画像が表示されるとともに、その表示にはユーザーがその画像を選択した時点の時刻も含まれる。従って、ユーザーが選択した画像に関する記録(いわゆるタイムスタンプ)として利用することができる。なお、第2画像のレイヤーが時刻に加えて日付の表示も含む場合には、ユーザーが画像を選択した日付も表示されるため、ユーザーは画像を選択した状況などを容易に思い起こすことができる。
本発明の電子時計において、前記画像は、時刻表示を含まない第1画像のレイヤーと、時刻表示を含む第2画像のレイヤーとを重ね合わせた画像であり、前記制御部は、前記第1モードでは、前記第1画像のレイヤーと、現在時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させ、前記第2モードでは、ユーザーが選択した前記画像の前記第1画像のレイヤーと、現在時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させることが好ましい。
このような本発明では、第2モードでは、ユーザーが選択した画像が表示され、その表示には現在時刻も含まれる。従って、ユーザーが選択した画像を表示させつつ、現在時刻を読み取ることができ、ユーザーのお気に入りの画像を表示させつつ、時計としての機能を維持することができる。
本発明の電子時計において、前記画像は、時刻表示を含まない第1画像のレイヤーと、時刻表示を含む第2画像のレイヤーとを重ね合わせた画像であり、前記制御部は、前記第1モードでは、前記第1画像のレイヤーと、現在時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させ、前記第2モードでは、ユーザーが選択した前記画像のうち前記第1画像のレイヤーを前記表示部に表示させ、前記第2画像のレイヤーは表示させないことが好ましい。
このような本発明では、第2モードにおいて、ユーザーが選択した画像のうち第1画像のみが表示され、時刻表示を含む第2画像は除外される。第2モードにおいて第2画像をも表示させると、例えば第2画像に選択時の時刻が表示された場合に、現在の時刻と誤認する可能性がある。しかし、第2画像は除外されることで、このような誤認を防止することができる。さらに、ユーザーが選択した画像のみが順次表示されるため、画像の特徴などが分かりやすくなり、動画として投稿した場合にも、画像表示を重点的に楽しむことができる。
本発明の電子時計は、表示部と、複数のスタイルを有する複数の画像を記憶する記憶部と、前記画像を前記表示部に表示させる制御部とを有し、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像を、指定されたスタイルで、日付および時刻に応じて前記表示部に表示させる第1モードと、現在の日付および時刻に対応する全てのスタイルの前記画像を順次、前記表示部に表示させる第3モードと、を有することを特徴とする。
このような本発明では、電子時計を第1モードとすることで、予め設定された画像が日付および時刻に応じて表示部に表示される。
一方、電子時計を第3モードとすることで、現在の日付および時刻に対応する全てのスタイルの画像が順次、表示部に表示される。
つまり、電子時計に設定されているスタイルを、自動的に全て表示させることができ、ユーザーがスタイルを選択する前のプレビューとして、あるいは店頭での展示として用いることができる。
本発明の電子時計の制御方法は、表示部と、複数の画像を記憶する記憶部と、前記画像を前記表示部に表示させる制御部と、前記表示部に表示中の前記画像の選択操作が可能な操作部とを有する電子時計の制御方法であって、第1モードでは、前記制御部により、前記記憶部に記憶された前記画像を、日付および時刻に応じて前記表示部に表示させ、第2モードでは、前記制御部により、前記操作部で選択された前記画像を前記表示部に表示させることを特徴とする。
このような本発明では、前述した本発明の第1モードおよび第2モードを有する電子時計で説明した通りの作用効果を得ることができる。
本発明の電子時計の制御方法は、表示部と、複数のスタイルを有する複数の画像を記憶する記憶部と、前記画像を前記表示部に表示させる制御部とを有する電子時計の制御方法であって、第1モードでは、前記制御部により、前記記憶部に記憶された前記画像を、指定されたスタイルで、日付および時刻に応じて前記表示部に表示させ、第3モードでは、前記制御部により、現在の日付および時刻に対応する全てのスタイルの前記画像を順次、前記表示部に表示させることを特徴とする。
このような本発明では、前述した本発明の第1モードおよび第3モードを有する電子時計で説明した通りの作用効果を得ることができる。
本発明の一実施形態の電子時計の外観図。 前記実施形態の電気泳動表示装置の機能ブロック図。 前記実施形態の表示部および描画ICの構成を示す図。 前記実施形態の画素の回路構成図。 前記実施形態の電気泳動素子の構成例を示す図。 前記実施形態の電気泳動素子の動作の説明図。 前記実施形態の電気泳動素子の動作の説明図。 前記実施形態における表示モードの遷移を示す図。 前記実施形態における表示画像のレイヤー構成を示す図。 前記実施形態におけるデモ表示用の画像特定情報を示す図。 図10の画像特定情報によるデモ表示を示す図。 時刻表示モードでのデモ表示用の画像の選択操作を示す図。 デモ表示モード用の画像特定情報の追加動作を示す図。 図13の画像特定情報によるデモ表示を示す図。 本発明の他の実施形態におけるデモ表示を示す図。 本発明の他の実施形態におけるデモ表示を示す図。 本発明の他の実施形態におけるデモ表示を示す図。 本発明の他の実施形態におけるデモ表示を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
[電子時計の概要]
図1は本実施形態の電子時計1の外観図であり、電子時計1を表示部に垂直かつ表示部を視認可能な方向(正面)からみた平面図である。図1に示すように、本実施形態の電子時計1は、腕時計であり、時計ケース2や時計ケース2に連結された一対のバンド3等を備える。
時計ケース2の正面には、電気泳動表示(EPD:Electrophoretic Display)パネルで構成された表示部4が設けられ、時計ケース2、つまり電子時計本体の左側面および右側面には、操作ボタンA(5A)と操作ボタンB(5B)とが設けられている。
操作ボタンA(5A)又は操作ボタンB(5B)の押下操作(入力操作)に応じて、表示部4には各種の画像、例えば、1分毎あるいは1秒毎に更新される時刻情報を含む各種の画像、時間の経過を表現する画像、時刻修正用の画像等が表示される。
時計ケース2の内部には、表示部4と表示部4を駆動する駆動装置(不図示)とを備えた電気泳動表示装置(表示部以外は不図示)が設けられている。
[電気泳動表示装置の構成]
図2は、本実施形態の電子時計1が備える電気泳動表示装置の機能ブロック図である。
図2に示すように、本実施形態の電子時計1が備える電気泳動表示装置7は、表示部4(図1参照)と駆動装置6とを有し、駆動装置6は、演算IC(Integrated Circuit)10、リアルタイムクロック(RTC:Real Time Clock)IC20、描画IC30、温度計測IC40及びリセットIC50を備えている。後述するように、本実施形態では、これらのIC及び表示部4の低消費電力化を実現することで、電気泳動表示装置7は、ボタン電池等の小容量の一次電池60でも数年間動作を継続するように構成されている。ただし、電気泳動表示装置7は、充電可能な電池(二次電池)で動作するように構成されていてもよい。
本実施形態では、演算IC10は、書き換え可能なフラッシュROM12が内蔵された汎用性の高いマイクロコンピューターユニット(MCU)を用いて実現されており、フラッシュROM12に記憶されているプログラムやデータに従って動作する。従って、フラッシュROM12に記憶されるプログラムやデータを書き換えることで、演算IC10の機能を容易に変更可能である。また、演算IC10が内蔵されたムーブメント(時計の駆動装置)の状態でプログラムやデータを書き換えることもできるので、プログラム変更にも容易に対応することができる。
本実施形態において、演算IC10が本発明の制御部であり、操作ボタンA(5A)又は操作ボタンB(5B)が本発明の操作部である。
演算IC10は、操作ボタンA(5A)及び操作ボタンB(5B)の押下操作(入力操作)に応じて、表示部4に表示する画像の種類やモードを判断する処理を行う。
演算IC10が判断するモードは、1分毎または1秒毎に更新される時刻表示を含む画像を表示部4に表示させる時刻表示モード(第1モード)と、ユーザーが選択した特定の画像を表示部4に表示させるデモ表示モード(第2モード)と、操作ボタンA(5A)及び操作ボタンB(5B)の押下操作(入力操作)に応じて表示部4に表示される時刻が進められ、又は巻き戻される時刻修正モード等がある。デモ表示モードおよび表示画像の詳細については後述する。
演算IC10は、時刻表示モードおよびデモ表示モードでは、リアルタイムクロックIC20から日付や時刻等の時刻情報を取得し、表示部4に表示する内容を決定する処理を行い、時刻修正モードでは、操作ボタンA(5A)及び操作ボタンB(5B)の押下操作(入力操作)に応じた時刻修正値をリアルタイムクロックIC20に送信する処理を行う。
フラッシュROM12には、表示部4に表示されている画像を消去するためのマクロ命令(画像消去のマクロ命令)や表示部4に新規画像を描画するためのマクロ命令(新規画像描画のマクロ命令)が記憶されている。演算IC10は、所定のタイミングで、フラッシュROM12から所望のマクロ命令を読み出し、描画IC30に送信する処理を行う。
また、演算IC10は、描画IC30から表示部4に画像データを転送させる処理や描画IC30に表示部4を駆動させる処理を行う。また、演算IC10は、表示部4を駆動するための基準信号(例えば4kHz)を描画IC30に供給する。
また、演算IC10は、リセットIC50からリセット信号が供給された時に、例えば強制的に時刻修正モードにするなどの初期化処理を行う。
また、演算IC10は、温度計測IC40や描画IC30に電力を供給する処理、温度計測IC40から温度計測値を読み出す処理、読み出した温度計測値に基づいて表示部4の駆動パルスの印加時間や印加タイミングを決定する処理を行う。
また、演算IC10は通常動作モード(第1モードおよび第2モード)とスリープモードとを有しており、通常動作モードでは演算IC10に内蔵の発振回路(例えば、コンデンサーC(Capacitor)と抵抗R(Resistor)で構成されたCR発振回路)が出力するクロック信号に同期して動作し、スリープモードでは発振回路が停止して通常動作モードよりも低消費電力となる。低消費電力化を実現するために、演算IC10は、表示部4の表示を更新するための処理(上記の各処理)を行う時は通常動作モードで動作し、何も処理を行わない時は、現在のモード情報や使用中のデータを演算IC10に内蔵のRAM(Random Access Memory)(不図示)に退避し、スリープモードで待機する。例えば、第1モードや第2モードが選択されている場合、演算IC10は、通常動作モードの時に、表示部4に表示させる画像の描画情報(マクロ命令)を描画IC30に送信し、リアルタイムクロックIC20が有するタイマー22に計測を開始させた後、スリープモードに移行する。また、演算IC10は、スリープモードの時に、リアルタイムクロックIC20からタイマー22の所定時間を計測したこと(計測終了)を示す割り込み信号INT(計測終了信号)を受信して通常動作モードに移行する。
この他、演算IC10は、温度計測IC40から温度計測値を読み出して正常動作可能な高温限界または低温限界に達したか否かを判断する処理や、一次電池60の電圧値を監視して低電圧限界に達したか否かを判断する処理等を行ってもよい。
本実施形態では、演算IC10は、あらかじめフラッシュROM12に記憶されているプログラムを実行することで各処理を行うが、ネットワークに接続されたサーバーからネットワークを介してプログラムを受信し、当該プログラムを内部メモリーに記憶させて実行するようにしてもよい。また、電子時計1を、メモリーカード等の情報記憶媒体を接続可能に構成し、演算IC10が当該情報記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することで各処理を行うようにしてもよい。
リアルタイムクロックIC20は、水晶振動子24を発振させて例えば32,768kHzの発振信号を生成し、この発振信号を分周したクロック信号で秒、分、時等の時刻や日、月、年等の日付を計時し、秒、分、時、日、月、年等を含む時刻情報を生成する。この時刻情報は、リアルタイムクロックIC20が内蔵するレジスター(不図示)に格納され、リアルタイムクロックIC20は、演算IC10からの要求に応じて、レジスターに格納されている一部又は全部の時刻情報を演算IC10に送信する。
また、リアルタイムクロックIC20は、演算IC10からの要求に応じて、タイマー22の計測を開始し、タイマー22の計測が終了すると演算IC10に割り込み信号INT(計測終了信号)を送信する。タイマー22が計測する時間は、一定時間であってもよいし、演算IC10により指定された時間であってもよい。
描画IC30は、演算IC10からの画像消去のマクロ命令に応じて、現在の画像を消去するための画像データを描画IC30に内蔵するVRAM(Video RAM)34に展開する処理や、演算IC10からの新規画像描画のマクロ命令に応じて、新規画像を表示するための画像データをVRAM上に展開する処理を行う。また、描画IC30は、表示部4に電力を供給し、VRAM34に展開した画像データを表示部4に転送する処理、描画IC30に内蔵する昇圧回路36で外部電源電圧(例えば5V)を昇圧した高電圧(例えば15V)の駆動パルスを生成し、表示部4を駆動する処理を行う。
描画IC30が内蔵するフラッシュROM32には、表示部4に表示される画像のパーツデータ(例えば、図1の表示を行うための「1」、「0」、「:」等のパーツデータ)、背景データ等の画像データが記憶されている。演算IC10から送信される画像消去のマクロ命令や新規画像描画のマクロ命令には、描画すべきパーツデータとその座標(各パーツデータの原点を配置すべき座標)の情報あるいは描画すべき背景データの情報等が含まれている。描画IC30は、画像消去のマクロ命令や新規画像描画のマクロ命令に従い、フラッシュROM32に記憶されているパーツデータを読み出し、選択した各パーツを表示部4の表示領域の表示すべき座標に対応するVRAM34のアドレスに書き込み、あるいは、フラッシュROM32に記憶されている背景データを読み出してVRAM34の所定のアドレスに書き込む。
本実施形態において、フラッシュROM32が本発明の記憶部であり、フラッシュROM32は前述の通り表示用の画像が記憶されるとともに、後述する画像特定情報が記憶される。
また、描画IC30は、演算IC10から供給される基準信号(例えば4kHz)を用いて、駆動パルスの印加(送信)タイミングやパルス幅を調整する。また、描画IC30は、CR発振回路等の発振回路(不図示)を内蔵し、この発振回路により比較的高い周波数(例えば400kHz)のクロック信号を生成し、駆動パルスの生成処理を除く上記の各処理を行う。このように、描画IC30が、内蔵の発振回路により生成されるクロック信号よりも周波数が十分低い基準信号(例えば4kHz)を用いて駆動パルスの印加(送信)タイミングやパルス幅を調整することで、低消費電力化を図ることができる。
なお、時刻表示モード(第1モード)が選択されている場合、リアルタイムクロックIC20は、毎分00秒ちょうどになると、00秒の合図信号を演算IC10に送信し、演算IC10は、この合図信号を受信し、描画IC30に対して表示部4への駆動パルスの印加(送信)を指示する。
描画IC30は、この指示を受けて表示部4に駆動パルスを印加(送信)し、表示部4は、駆動パルスを受けて新規画像(1分が経過した時刻を含む画像)を表示する。このように、時刻表示モードにおいて、表示部4の画像更新をリアルタイムクロックIC20が送信する正確な合図信号に同期させることで、描画IC30が生成する非同期のクロック信号に同期させる場合と比較して、より正確なタイミングで時刻表示が変わり始めるようにすることができる。
温度計測IC40は、演算IC10から電力を供給されて動作し、演算IC10からの要求に応じて温度を計測し、温度計測IC40に内蔵するA/D変換器(不図示)で温度計測値をデジタル値に変換して演算IC10に送信する処理を行う。
リセットIC50は、操作ボタンA(5A)及び操作ボタンB(5B)に対する所定の押下操作(例えば、同時にリセット操作時間である5秒以上長押し)が行われた場合に、リセットIC50に内蔵のCR回路(不図示)により所定時間だけリセット信号を発生させて演算IC10に供給する。
[表示部及び描画ICの構成]
図3は、本実施形態の表示部4及び描画IC30の構成を示す図である。図3に示すように、本実施形態の表示部4は、アクティブマトリックス方式の電気泳動表示パネル(EPDパネル)であり、文字、数字、記号、写真、模様、イラスト等の様々な画像を表示可能である。
表示部4には、データ線駆動回路101及び走査線駆動回路102が設けられている。また、表示部4には、データ線駆動回路101から延びる複数のデータ線111と、走査線駆動回路102から延びる複数の走査線112とが形成されており、これらの交差位置に対応して複数の画素103が設けられている。
データ線駆動回路101は、n本のデータ線111(X、X、・・・、X)により各画素103に接続されている。データ線駆動回路101は、描画IC30が内蔵するコントローラー31の制御に従って、画素103のそれぞれに対応する1ビットの画像データを規定する画像信号を画素103に供給する。なお、本実施形態では、データ線駆動回路101は、画素データ「0」を規定する場合には、ローレベルの画像信号を画素103に供給し、画素データ「1」を規定する場合には、ハイレベルの画像信号を画素103に供給するものとする。
走査線駆動回路102は、m本の走査線112(Y、Y、・・・、Y)により各画素103に接続されている。走査線駆動回路102は、コントローラー31の制御に従って1行目からm行目までの走査線112を順次選択することで、画素103に設けられた駆動用TFT104(図4参照)のオンタイミングを規定する選択信号を供給する。
表示部4には、描画IC30のVDDX端子を介してコントローラー31から延びる高電位電源線205が設けられており、この高電位電源線205はデータ線駆動回路101と接続されている。また、表示部4には、描画IC30のVDDY端子を介してコントローラー31から延びる高電位電源線206が設けられており、この高電位電源線206は走査線駆動回路102と接続されている。コントローラー31は、高電位電源線205,206に高電位(5V)を供給するか否かの制御を行う。
また、表示部4には、描画IC30のVSSX端子を介してコントローラー31から延びる低電位電源線207が設けられており、この低電位電源線207はデータ線駆動回路101と接続されている。また、表示部4には、描画IC30のVSSY端子を介してコントローラー31から延びる低電位電源線208が設けられており、この低電位電源線208は走査線駆動回路102と接続されている。コントローラー31は、低電位電源線207,208に低電位(0V)を供給する。
また、表示部4には、描画IC30のVCOM端子、S1端子、S2端子、VEP端子、VSS端子を介して、それぞれ、共通電源変調回路37から延びる共通電極配線200、第1パルス信号線201、第2パルス信号線202、高電位電源線203、低電位電源線204が設けられており、それぞれの配線は画素103と接続されている。共通電源変調回路37は、コントローラー31の制御に従って上記配線のそれぞれに供給する各種信号を生成する一方、これら各配線の電気的な接続及び切断(ハイインピーダンス化、Hi−Z)を行う。
描画IC30は、コントローラー31、フラッシュROM32、発振回路33、VRAM34、RAM35、昇圧回路36及び共通電源変調回路37を含んで構成されている。コントローラー31は、イネーブル端子XPDWに演算IC10からイネーブル信号(ハイレベルの信号)が入力されるまではパワーオフ状態であり、イネーブル信号が入力されるとパワーオンする。コントローラー31は、パワーオン状態の時、RAM35を作業領域として、フラッシュROM32、発振回路33、VRAM34、昇圧回路36及び共通電源変調回路37を制御し、表示部4に画像を表示させるための各処理を行う。
図4は、図3に示した画素103の回路構成図である。なお、図3と同じ配線には同じ番号を付しており、説明は省略する。また、全画素に共通の共通電極配線200については記載を省略している。
図4に示すように、画素103には、駆動用TFT(Thin Film Transistor)104と、ラッチ回路105と、スイッチ回路106が設けられている。画素103は、ラッチ回路105により画像信号を電位として保持するSRAM(Static Random Access Memory)方式の構成となっている。
駆動用TFT104は、Nチャネル型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスターからなる画素スイッチング素子である。駆動用TFT104のゲート端子は走査線112に接続され、ソース端子はデータ線111に接続され、ドレイン端子はラッチ回路105のデータ入力端子に接続されている。ラッチ回路105は転送インバーター105Tと帰還インバーター105Fとを備えている。転送インバーター105T、帰還インバーター105Fには、高電位電源線203と低電位電源線204との電位差に相当する電源電圧が供給される。
スイッチ回路106は、トランスミッションゲートTG1、TG2からなり、ラッチ回路105に記憶された画素データのレベルに応じて、画素電極135(図6、図7参照)に信号を出力する。
ラッチ回路105に画素データ「1」(ハイレベルの画像信号)が記憶されて、トランスミッションゲートTG1がオン状態となると、スイッチ回路106は第1パルス信号線201に伝搬する信号を出力する。一方、ラッチ回路105に画素データ「0」(ローレベルの画像信号)が記憶されて、トランスミッションゲートTG2がオン状態となると、スイッチ回路106は第2パルス信号線202に伝搬する信号を出力する。このような回路構成により、それぞれの画素103の画素電極135に対して供給する電位が制御可能となる。
本実施形態では、表示部4は、二粒子系マイクロカプセル型の複数の電気泳動素子を有し、各電気泳動素子に電界をかけることで各画素103の色が制御される。図5は、本実施形態の電気泳動素子132の構成を示す図である。電気泳動素子132は素子基板130と対向基板131(図6、図7参照)との間に配置されている。電気泳動素子132は、複数のマイクロカプセル120を配列して構成される。マイクロカプセル120は、例えば無色透明な分散液と、複数の白色の電気泳動粒子(白色粒子127)と、複数の黒色の電気泳動粒子(黒色粒子126)とが封入されている。本実施形態では、白色粒子127は負に帯電しており、黒色粒子126は正に帯電している。なお、電気泳動粒子の色は黒色及び白色に代えて、赤色及び白色など、他の組み合わせであってもよい。また、本明細書においてある物が「無色」とは、その物を介して対象物を見た場合に、その物を介さずに見た場合と比較して、対象物の色が実質的に同じと認識できる状態を言う。また、ある物が「透明」であるとは、その物を介して対象物を視認可能な状態を言う。
図6は、表示部4の部分断面図である。素子基板130と対向基板131は、マイクロカプセル120を配列してなる電気泳動素子132を狭持している。表示部4は、素子基板130の電気泳動素子132側に、複数の画素電極135が形成された駆動電極層350が設けられている。図6では、画素電極135として画素電極135Aと画素電極135Bが示されている。画素電極135により、画素ごとに電位(例えば、Va、Vb)を供給することが可能である。ここで、画素電極135Aを有する画素を画素103Aとし、画素電極135Bを有する画素を画素103Bとする。画素103A、画素103Bは画素103(図3、図4参照)に対応する2つの画素である。
一方、対向基板131は透明基板であり、表示部4において対向基板131側に画像表示がなされる。表示部4は、対向基板131の電気泳動素子132側に、平面形状の共通電極137が形成された共通電極層370が設けられている。なお、共通電極137は透明電極である。共通電極137は、画素電極135と異なり全画素に共通の電極であり、電位VCOMが供給される。
共通電極層370と駆動電極層350との間に設けられた電気泳動表示層360に電気泳動素子132が配置されており、電気泳動表示層360が表示領域となる。画素電極135(例えば、135A、135B)と共通電極137との間の電位差に応じて、画素毎に所望の色を表示させることができる。
図6は、共通電極側の電位VCOMが画素103Aの画素電極135Aの電位Va及び画素103Bの画素電極135Bの電位Vbよりも高電位の状態を示している。このとき、画素電極135A,135Bと共通電極137との間には、電位VCOMを基準として負の電圧が印加されるため、負に帯電した白色粒子127が共通電極137側に引き寄せられ、正に帯電した黒色粒子126が画素電極135A,135B側に引き寄せられ、画素103A,103Bは白色(第1色の一例)を表示していると視認される。
図7は、図6の状態から、共通電極137側の電位VCOMが画素103Aの画素電極135Aの電位Vaよりも低電位となり、画素103Bの画素電極135Bの電位Vbと同電位となった状態を示している。このとき、画素電極135Aと共通電極137との間には、電位VCOMを基準として正の電圧が印加されるため、正に帯電した黒色粒子126が共通電極137側に引き寄せられ、負に帯電した白色粒子127が画素電極135A側に引き寄せられ、画素103Aは白色から黒色(第2色の一例)に変化したと視認される。一方、画素電極135Bと共通電極137との間では、電位差が生じていないため、黒色粒子126と白色粒子127は図6の位置でほとんど移動せず、画素103Aは白色のまま変化していないと視認される。
なお、画素電極135と共通電極137との電位差の大きさあるいは電位差を生じさせる時間を制御することで、黒色粒子126と白色粒子127を両電極間の任意の中間位置で静止させれば、黒色と白色の間の任意の中間色(灰色)を表示させることもできる。
このように、EPDパネルは、一定時間、電力が供給されなくても画像を保持できるため低消費電力動作が可能であり、また、180度視認可能であるため、腕時計等の携帯型の電子時計の表示部としての使用にも適している。
[表示モードの遷移]
図8は、表示部4の表示モードの遷移を示す図である。本実施形態では、リセット操作が行われると、演算IC10は時刻修正モードを選択し、表示部4には時刻修正画面が表示される。リセット操作は、例えば、ユーザーが一次電池60を装着する操作や、操作ボタンA,Bを同時に長押し(例えば、リセット操作時間以上押下)する操作(強制リセット操作)である。表示部4に時刻修正画像が表示されている時に、ユーザーが操作ボタンA,Bを押すと、表示部4に表示される時刻が進められ、又は巻き戻される。
次に、ユーザーが操作ボタンAを長押しするか、所定時間操作が無かった場合、演算IC10は時刻表示モード(第1モード)を選択し、表示部4には時刻表示モードの表示画像が表示される。
時刻表示モードの表示画像としては、N個のスタイル(本実施形態ではスタイルS1〜S4)が用意されている。
演算IC10が時刻表示モードに入った際には、先ずスタイルS1で表示部4の表示画像が表示される。スタイルS1が表示された状態で、ユーザーが操作ボタンBを所定時間(例えば2秒)未満押して離す動作(B短押し)を行う毎に、表示部4にはスタイルS2,S3の表示画像が順番に表示され、以下スタイルS1〜S3が繰り返し表示される。
スタイルS1〜S3が表示されている状態で、ユーザーが操作ボタンBを所定時間(例えば2秒)以上押して離す動作(B長押し)を行う毎に、表示部4にはスタイルS4の表示画像が表示される。
スタイルS4が表示されている状態で、ユーザーが操作ボタンAまたは操作ボタンBを所定時間未満押して離す動作(A/B短押し)を行うことで、Bボタン長押しでスタイルS4に切り替えた際に表示されていた元のスタイルS1〜S3のいずれかに戻る。
これらのスタイルS1〜S4の切り替えの間、演算IC10は時刻表示モードを選択したままの状態を維持する。そして、表示部4にスタイルS1〜S4のいずれかの表示画像が表示されている時は、1分毎または1秒毎に表示画像の時刻表示が更新される。
本実施形態における「スタイル」とは、表示される画像の基本デザインを意味する。例えば、時刻の表示態様(時刻だけか、日付と時刻か、など)、一緒に表示される画像や情報(気温等)、またはフォントなどの配置と組み合わせのパターンである。
時刻表示の部分については、ユーザーが分または秒の変化を把握できるように、数字や、分単位または秒単位の変化が判別できる大きさの時計の画像が用いられる。
各スタイルの表示画像は、それぞれ時刻表示を含まない第1画像のレイヤーと、時刻表示を含む第2画像のレイヤーとを重ね合わせて構成される。
第1画像には、描画IC30のフラッシュROM32に格納されている画像が用いられる。第1画像の絵柄は、時刻を表示するものではないが、時刻に応じた複数の絵柄が準備され、表示する際に時刻(日付を含む)に対応するものが用いられる。
例えば、10:00〜10:59までは「10時台の画像」、11:00〜11:59までは「11時台の画像」などの切り替えが行われる。あるいは、表示する時間帯により「昼画像」と「夜画像」とを切り替えて表示してもよい。表示する月(1月、2月など)により月めくりカレンダーのように別の画像に切り替えて表示してもよい。特定の日付(誕生日、結婚記念日など)で専用の画像に切り替えて表示してもよい。さらに、通常は時間帯での画像切り替えを行い、特定の日付では記念日の専用画像を表示してもよい。
このような表示を行うために、フラッシュROM32に格納されている第1画像用の画像データには、「スタイル」、「日付」、「時刻または期間」を特定するための「画像特定情報」がインデックスとして設定されている。画像特定情報は、スタイルの識別情報、日付および時刻の情報である。スタイルの識別情報としては、例えばスタイルS1〜S4を指定する識別記号「S1」「S2」などが利用できる。
なお、第1画像は、スタイルに一種類(常に同じ画像)としてもよい。
第2画像は、時刻を文字表示する画像であり、フラッシュROM32から表示する日付(例えば「1/24」)および時刻(例えば「11:45」)に該当するパーツデータを読み出し、時刻を文字表示する画像(例えば「1/24 11:45」)に構成され、表示される。この際、表示に用いられる文字のパーツデータは、そのフォントや装飾などが表示する時刻に対応するものが用いられる。つまり、第2画像も表示する時刻に応じて変化させることができる。
図9に示すように、本実施形態では、4つのスタイルS1〜S4が設定されている。
スタイルS1は、シンプルな文字(数字および記号を含む)だけの時刻表示であり、午前午後を示す「am」または「pm」の表示と、「時」および「分」の数字とで構成される。これらの各表示要素は、時刻表示に該当するため、すべて第2画像となる。
スタイルS2では、左側に「日付」および「時刻」が表示され、中間部から右側にかけてキャラクターなどの絵柄が表示される。左側の「日付」および「時刻」は時刻表示に該当するため、第2画像となる。右側の絵柄は、時刻表示に該当しないため、第1画像となる。
スタイルS3では、左側にアナログ時計を模した絵柄により「時刻」が表示され、中間部から右側にかけてキャラクターなどの絵柄が表示される。左側の時計の絵柄は、時刻に応じて指針の表示が変化するものであり、時刻表示に該当するため、第2画像となる。右側の絵柄は、時刻表示に該当しないため、第1画像となる。
スタイルS4では、上部に「日付」および「曜日」が表示され、下部に「時刻」が表示される。また、中間部にキャラクターなどの絵柄が表示され、その下部には温度計測IC40で測定された「気温」が表示される。上部の「日付」および「曜日」と、下部の「時刻」は、時刻表示に該当するため、第2画像となる。中間部の「気温」については、時刻表示ではないが、時間経過で変化するものであるため、時刻情報に準じて第2画像となる。中間部のキャラクターの絵柄は、時刻表示に該当しないため、第1画像となる。
これらのスタイルS1〜S4のうち、スタイルS1,S2,S4においては、時刻表示を含む第2画像が数字や文字や記号で構成される。このような第2画像は、演算IC10の制御により、描画IC30が、内蔵するフラッシュROM32に格納されているパーツデータを用いて描画する。また、スタイルS3においては、時刻表示を含む第2画像が針式の時計の画像で構成される。このような第2画像についても、演算IC10の制御により、描画IC30が、内蔵するフラッシュROM32に格納されている時計の文字板の画像および指針の画像を用いて描画する。
[デモ表示モード]
図8に示すように、演算IC10が時刻表示モードにあり、表示部4にスタイルS1〜S3のいずれかの表示画像が表示されている時に、ユーザーが操作ボタンAを長押しすると、演算IC10はデモ表示モード(第2モード)を選択し、表示部4には「デモ表示確認画像」が表示される。なお、スタイルS4から「デモ表示確認画像」を選択できるようにしてもよい。
「デモ表示確認画像」が表示された状態で、ユーザーが操作ボタンBを短押しすると、演算IC10は時刻表示モードに戻り、表示部4には元のスタイルS1〜S4の表示画像が再び表示される。
一方、「デモ表示確認画像」が表示された状態で、ユーザーが操作ボタンAを短押しすると、演算IC10はデモ表示モードの画像表示を開始し、表示部4には複数の表示画像を一定時間間隔で順次表示する「デモ表示」が表示される。
デモ表示は、演算IC10が、フラッシュROM32に格納された複数の画像特定情報のリストを参照することで実行される。
図10において、画像特定情報のリストは、複数の画像特定情報(スタイルの識別情報、日付および時刻の情報)を記録したものであり、本実施形態での最大記憶件数は6とされている。これらの画像特定情報により、フラッシュROM32に格納された複数の画像が特定され、特定される各々の画像がクリップC1〜C6としてデモ表示で順次される。なお、図10のリストでは、クリップC5,C6が空欄であるが、空欄のクリップについては、演算IC10が表示をスキップする。
従って、図10のリストに基づくデモ表示としては、図11に示すように、4つの画像が順次表示(いわゆるスライドショー表示)される。
先ず、演算IC10は、図10のリストの先頭にあるクリップC1の画像特定情報を参照し、該当する画像を表示部4に表示する。図11に示すように、表示部4には、クリップC1に設定された「スタイルS1、日付1/24、時刻11:45」の画像が表示される。
「スタイルS1」は、時刻を文字表示する第2画像だけなので(図9参照)、日付「1/24」および時刻「11:45」に該当するパーツデータがフラッシュROM32から読み出され、「日付1/24、時刻11:45」を表示する第2画像として表示部4に表示される。
続いて、演算IC10は、図10のリストの2番目のクリップC2の画像特定情報を参照し、該当する画像を表示部4に表示する。図11に示すように、表示部4には、クリップC2に設定された「スタイルS2、日付1/24、時刻11:45」の画像が表示される。
「スタイルS2」は、時刻表示を含まない第1画像と時刻表示を含む第2画像との重ね合わせである(図9参照)。このため、前述したスタイルS1と同様に文字等のパーツデータによる第2画像が組み立てられるとともに、「日付1/24、時刻11:45」に該当する第1画像がフラッシュROM32から読み出され、互いに重ね合わせてスタイルS2の表示画像とされ、表示部4に表示される。
以下同様に、クリップC3およびクリップC4の画像特定情報が読み出され、対応する画像が表示部4に表示される。そして、クリップC4の表示ののち、クリップC1の表示に戻り、以下同様にクリップC1〜C4の表示を繰り返す。
これらの順次表示において、各クリップC1〜C4の表示の切り替えタイミングとしては、5秒から30秒程度の間で予め設定しておけばよいが、この時間をユーザーが設定できるように構成してもよい。
また、各クリップC1〜C4の画像特定情報に基づく画像が表示部4に順次表示されるデモ表示中に、ユーザーが操作ボタンBを短押しすると、デモ表示が停止し、表示部4に「デモ表示確認画像」が表示される状態に戻る。
本実施形態において、図10に示す画像特定情報のリストは、電子時計1の出荷時に設定されたファクトリープリセットであり、電子時計1に予め設定されている複数のスタイルS1〜S4が順次表示され、各スタイルと見比べられるようになっている。このようなデモ表示は、電子時計1を販売する店舗において「店頭デモ表示」として好適に利用できる。
なお、ファクトリープリセットされる画像特定情報で表示される画像としては、各スタイルS1〜S4の例示に限らず、他の画像であってもよい。例えば、特定の日付(ハロウィーンなど)に表示される記念日画像や、映画などストーリー性がある画像の一シーンや、メーカーがお勧めするもの、店頭デモに好適な他の画像であってもよい。
一方、図10に示すリストの画像特定情報は、ユーザーが書き換えることができる。具体的には、ユーザーが時刻表示モードでいずれかの表示画像が気に入った場合など、その画像を選択する操作を行うことで、デモ表示される画像に追加することができる。
[デモ画像の選択操作]
演算IC10が時刻表示モードにあり、表示部4にスタイルS1〜S4のいずれかの表示画像が表示されている時に、ユーザーが操作ボタンA,Bを同時に長押しすると、演算IC10はデモ画像選択動作を実行する。操作ボタンA,Bを同時に長押しとは、両方の操作ボタンA、Bが押された状態が所定時間(例えば2秒)以上継続することであり、操作ボタンA,Bを押し始めるタイミングに差があってもよい。
図12に示すように、時刻表示モードでは、演算IC10により、現在選択されているスタイル(例えばスタイルS2)で、表示部4に表示画像が表示される。このスタイルS2は、1日のうち時間帯に応じて表示画像が変化するものとする。
特定の時刻に表示される表示画像のいずれかを、ユーザーが気に入ったならば、ユーザーはその画像が表示されている状態で選択操作を行うことで、その画像をデモ表示される画像として追加することができる。
具体的には、例えば朝(7:00)、昼前(11:45)、午後(15:10)、夜(23:45)に、それぞれ気に入った画像が表示されるのであれば、その時刻に操作ボタンA,Bを同時に長押し(A+B長押)する。
各々の操作により、各時刻に表示されている画像の画像特定情報が、前述した図10の画像特定情報のリストに追加される。
操作ボタンA,Bの同時長押しによる選択操作によって、気に入った画像が画像特定情報のリストに追加されたら、画像が選択されたことをユーザーに知らせる選択確認動作を実行してもよい。例えば、デモ表示モードに移行し、選択された画像を最初に表示し、以降現在リストにある画像を順次表示する。この際、選択操作前にリストの最後にあった画像は、選択操作により削除されるため、表示されない。このような選択確認動作により、画像の選択操作が実行されたことをユーザーに知らせることができる。
図13に示すように、新たに追加される画像特定情報(スタイルS2、日付1/26、時刻23:45)は、常に最新の情報の位置つまりクリップC1の位置に書き込まれる。
図13においては、既にクリップC2〜C4までに朝(7:00)、昼前(11:45)、午後(15:10)の画像特定情報が書き込まれている。これらは、各々クリップC1の位置に書き込まれた後、次の画像特定情報がクリップC1に書き込まれる際に、クリップC2〜C4に繰り下げられたものである。また、クリップC5,C6の画像特定情報は、前述した図10のクリップC1,C2にあった画像特定情報が繰り下げられたものである。
さらに、繰り下げがあった際に、元のクリップC6に記録されていた画像特定情報、つまり最も古い画像特定情報は、自動的に削除される。
図13においては、それまでの選択操作により、前述した図10のクリップC4にあった画像特定情報が既に削除されている。また、今回(時刻23:45の画像特定情報)の書き込みにより、クリップC6に記録されていた画像特定情報(スタイルS3、日付1/24、時刻11:45)が削除される。
このようにして図13の画像特定情報のリストが更新されると、次に演算IC10がデモ表示モードに切り替えられた際に、このリストに基づくデモ表示が行われる。
この際、演算IC10は、画像特定情報のリストから、新しい順で画像特定情報を読み出して表示部4に表示させる。
つまり、図14に示すように、先ずクリップC1の画像が表示され、続いてクリップC2〜C6の画像が表示され、以下これらのクリップC1〜C6の6つの画像の順次表示が繰り返される。
図8に戻って、演算IC10がデモ表示モードにあり、デモ表示が行われている状態で、ユーザーが操作ボタンBを短押しすると、演算IC10は「デモ表示確認画像」に戻る。「デモ表示確認画像」において、さらに操作ボタンBを短押しすると、元の時刻表示モードに復帰する。
[時刻修正モード]
演算IC10が時刻表示モードにあり、表示部4にスタイルS1〜S4のいずれかの表示画像が表示されている時に、ユーザーが操作ボタンA,Bを同時に短押しすると、演算IC10は時刻修正モードを選択し、表示部4には時刻修正画像が表示される。時刻修正モードでは、操作ボタンA,Bの操作により、リアルタイムクロックIC20でカウントされている現在時刻を修正することができる。
表示部4に時刻修正画像が表示されている時に、ユーザーが操作ボタンAを長押しするか、所定時間操作が無かった場合、演算IC10は、時刻修正モードを選択する直前のモード(時刻表示モード)を再び選択し、表示部4には時刻修正画像が表示される直前の画像が表示される。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
本実施形態では、電子時計1を時刻表示モード(第1モード)とすることで、予め設定された画像を、日付および時刻に応じて表示部4に表示させることができる。この際、各スタイルS1〜S4においては、表示画像が時刻に応じて表示が変化し、時間経過を楽しむことができる。
一方、電子時計1をデモ表示モード(第2モード)とすることで、ユーザーが予め選択した画像を表示部4にデモ表示させることができる。
つまり、ユーザーが気に入った画像や、誰かに見せたい画像など、特定の画像を自由に表示させることができる。このような、ユーザーが気に入った画像や、誰かに見せたい画像は、SNS(Social Networking Service)上に公開することで、話題作りに利用することができる。
さらに、前述したファクトリープリセットのほか、販売店が特定の画像を選択し、店頭でデモ表示とすることもでき、電子時計1の特徴をアピールすることで販売促進に利用することもできる。
本実施形態では、時刻表示モード(第1モード)において、ユーザーが操作部(操作ボタンA,B)に選択操作(両ボタンの同時長押し)を行うことで、その時点で表示中の画像が選択され、画像特定情報の形で記憶部(フラッシュROM32)に記憶させることができる。画像特定情報が記憶された状態で、ユーザーがデモ表示モード(第2モード)に切り替えると、記憶部に記憶された画像特定情報に基づいて画像が表示され、事前にユーザーが選択した画像を表示させることができる。この際、新しく選択した画像から表示されるため、新たに画像を選択してデモ表示モードに切り替えることで、選択したての画像を最初に見ることができる。ただし、デモ表示モードにおける表示順は逆あるいはランダム選択(シャッフルモード)などであってもよい。
本実施形態では、画像特定情報として、表示画像のスタイル、表示する時刻および日付の情報を用いるとしたため、画像自体を記憶する場合に比べて、記憶容量を小さくすることができる。
本実施形態では、操作部として時計ケース2の左右の側面にある一対の操作ボタンA,Bを用い、これらを同時に操作することで、現在の表示画像の選択操作を行うようにした。このため、選択操作は、ユーザーが手指で電子時計本体を挟むようにして実行でき、ユーザーの選択操作を容易にすることができる。また、2つの操作ボタンA,Bを、長押しする、という特別な操作を用いるため、ユーザーが意識的に選択操作を行う必要があり、誤って選択操作を行うことを防止できる。
本実施形態では、ユーザーが選択した複数の画像を特定する画像特定情報を記憶部(フラッシュROM32)に記憶するようにした。このため、デモ表示モード(第2モード)を実行すれば、先に選択した複数の画像が順次表示(いわゆるスライドショー表示)され、ユーザーが画像の順送りなどの操作を行うことなく、選択した全ての画像を閲覧することができる。
さらに、本実施形態では、ユーザーの選択に先立って、電子時計1の製造時などに、予め電子時計1に設定されている全てのスタイルS1〜S4が概観できるように記憶部に記憶させておいたため、電子時計1を販売する店舗において「店頭デモ表示」として好適に利用することができる。なお、画像特定情報として記憶部に記憶されたファクトリープリセットは、ユーザーが選択操作を繰り返すことで順次消去することができる。
本実施形態では、ユーザーが選択した画像は、最新のものから最大記憶件数だけ記憶しておくものとし、古い画像は自動的に消去することができる。したがって、ユーザーが選択された画像を手動操作で消去する必要が無く、取り扱いが容易となる。また、選択した画像の記憶件数は最大記憶件数(例えば6個)に限定されるため、記憶部(フラッシュROM32)の記憶容量も抑制でき、電子時計1に組み込み可能な記憶素子で構成できる。
さらに、ユーザーやメーカーなどが厳選したお気に入りの画像のみを表示させることができ、選択した画像を一巡させて閲覧する時間も一定時間内に短くできる。このため、ユーザーは自分が気に入った画像のみを短時間で見返すことができ、友人などにも気軽に見せることができ、SNS等に動画として容易に投稿できる。
本実施形態では、デモ表示モード(第2モード)では、ユーザーが選択した表示画像の表示にあたって、時刻表示を含まない第1画像のレイヤーと、選択した時点の時刻表示を含む第2画像のレイヤーとを重ね合わせた表示としていた。このため、デモ表示される表示画像には、ユーザーがその画像を選択した時点の時刻も含まれる。従って、ユーザーが選択した画像に関する記録(いわゆるタイムスタンプ)として利用することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変更などは本発明に含まれる。
前記実施形態では、デモ表示用の画像特定情報を最大記憶件数6件まで記憶するようにしたが、これより少なくてもよく、あるいは更に多くてもよい。また、電子時計1に設定される表示画像のスタイルは、スタイルS1〜S4の4種に限らず、これより少なくてもよく、あるいは更に多くてもよい。
前記実施形態では、最大記憶件数を超えて画像特定情報が追加される際に、記憶されているうち最も古い画像特定情報を自動的に削除するとしたが、自動的な削除は必須ではない。一方、ユーザーが操作することで、記憶されている画像特定情報を削除できるようにしてもよい。例えば、デモ表示モード(第2モード)によるデモ表示している状態で、いずれかの表示画像が表示された際にユーザーが選択操作を行うことで、選択操作された画像特定情報をリストから削除できるようにしてもよい。
前記実施形態では、デモ表示モード(第2モード)では、ユーザーが選択した表示画像の表示にあたって、時刻表示を含まない第1画像のレイヤーと、選択した時点の時刻表示を含む第2画像のレイヤーとを重ね合わせた表示としていた。
これに対し、第2画像のレイヤーの時刻表示は、現在の時刻であってもよく、あるいは時刻表示を省略してもよい。
図15において、クリップC1〜C4,C6は、スタイルS2の表示画像であり、前述した図9で説明した通り、第1画像によるキャラクターなどの絵柄と、第2画像による日付および時刻とが表示される。
前述した図14のデモ表示では、第2画像による日付および時刻が、それぞれユーザーによる選択操作でデモ表示用に記憶された日付および時刻で表示されていた。
これに対し、図15のデモ表示では、第2画像による日付および時刻が、それぞれ現在の日付および時刻で表示されている。
このような本実施形態によれば、デモ表示モード(第2モード)では、ユーザーが選択した画像が表示されるとともに、その表示には現在時刻も含まれる。従って、ユーザーが選択した画像を表示させつつ、現在時刻を読み取ることができ、時計としての機能を維持することができる。なお、図15では、各画像は5〜10秒程度で切り替わるため、6種類の画像表示を一巡させた場合でも1分未満で処理可能である。また、各画像の表示時間を10秒以上に長くし、6種類の画像表示が一巡する間に1分が経過した場合には、第2画像の時刻の分表示が1分後の表示に切り替わることになる。
図16において、クリップC1〜C4,C6は、スタイルS2の表示画像であり、時刻表示モードで表示されていた際には、前述した図9で説明した通り、第1画像によるキャラクターなどの絵柄と、第2画像による日付および時刻とが表示される。
これに対し、図16のデモ表示では、第1画像のみが表示され、第2画像による日付および時刻の表示は除外されている。
図16において、クリップC5は、第2画像だけのスタイルS2において、日付および時刻を表示する第2画像が除外されているため、空白の表示となっている。
このような本実施形態においては、日付および時刻を表示する第2画像が除外されているため、第1画像だけをデモ表示させ、その絵柄のみを見ることができる。
前記実施形態では、時刻表示を含まない第1画像のレイヤーとして、キャラクターなどの絵柄を用い、図12のように、1日の時間帯で同じキャラクターの姿勢が変化するものとしていた。
本発明において、第1画像は、このような時間帯で変化するものに限らず、表示する月(1月、2月など)により月めくりカレンダーのように別の画像に切り替えて表示してもよい。また、基本的に月ごとの表示や時簡帯での表示を行いつつ、特定の日付(誕生日、結婚記念日など)で専用の画像に切り替えて表示するようにしてもよい。
図17において、電子時計1に設定されたスタイルの一つは、年間の祝祭日に応じた絵柄を第1画像に含んでいる。従って、各祝祭日の表示画像を選択操作することで、祝祭日に対応した表示画像をデモ表示することができる。
さらに、表示画像のスタイルとしては、キャラクターの絵柄を用いるものに限らず、文字や数字や記号の形態あるいは装飾が異なるものとしてもよい。例えば、異なるフォントあるいはモノグラムを用いてスタイルを構成してもよい。
前述した実施形態では、指定されたスタイルの画像を、日付および時刻に応じて表示部4に表示させる時刻表示モード(第1モード)と、ユーザーが選択した画像を表示部4に表示させる(デモ表示モード)第2モードと、を備えていた。
時刻表示モード(第1モード)では、制御部である演算IC10により、記憶部であるフラッシュROM32に記憶された画像のうち、指定されたスタイルのものが、日付および時刻に応じて表示部4に表示された。
デモ表示モード(第2モード)では、予め操作部である操作ボタンA,Bで選択された画像を、画像特定情報として記憶部であるフラッシュROM32に複数記憶しておくことで、制御部である演算IC10により、記憶された画像特定情報が順次読み出され、表示部4に順次表示された。
これに対し、電子時計1に、現在の日付および時刻に対応する全てのスタイルの画像を順次、表示部4に表示させるスタイル展示モード(第3モード)を設けてもよい。すなわち、電子時計1としては、前記実施形態のように、第1、2モードを備えるものでもよいが、第1、3モードを備えるものでもよく、さらには、第1〜3の3種類の表示モードを備えるものでもよい。
スタイル展示モード(第3モード)では、制御部である演算IC10により、記憶部であるフラッシュROM32に記憶された画像のうち、現在の日付および時刻に対応する全てのスタイルの画像が順次読み出され、表示部4に順次表示される。
図18の実施形態では、スタイルS1〜S5が設定され、これらのスタイルS1〜S5には文字(数字や記号を含む)だけが用いられている。
時刻表示モードにおいては、指定されたスタイルのいずれかを用いて、現在の日付と時刻(スタイルS1,S2)、現在の時刻(スタイルS3,S4)および現在の時刻と気温(スタイルS5)が表示される。
ここで、スタイル展示モードに切り替えると、現在の日付および時刻に対応する全てのスタイルS1〜S5の画像が、所定の時間間隔で順次、繰り返し表示される。時刻が変わった場合、その時刻に対応する全てのスタイルS1〜S5の画像の繰り返しに変化する。
このようなスタイル展示モード(第3モード)では、電子時計で利用可能な全てのスタイルを展示することができ、店頭での展示に用いることができるほか、ユーザーが知人に自分の電子時計を紹介する場合にも用いることができる。
さらに、スタイル展示モードでは、演算IC10がフラッシュROM32に記憶された各スタイルS1〜S5の画像について、現在の日付および時刻に対応するものを、自動的に読み出すことができるため、デモ表示モード(第2モード)のような画像特定情報を必要としない。前述した図10および図11のファクトリープリセットのデモ表示モードは、ユーザーが好みの画像を選択した際に自動的に削除されるが、スタイル展示モードは画像特定情報とは独立しているため、随時呼び出すことが可能である。
このようなスタイル展示モード(第3モード)の呼び出しは、例えば図8の「デモ表示確認画像」から行うようにしてもよく、例えば「デモ表示確認画像」で「デモ表示モード」と「スタイル展示モード」とを選択できるようにしてもよく、あるいは、時刻表示モード(第1モード)から操作ボタンA,Bの所定の操作により直接呼び出すようにしてもよい。
なお、スタイル展示モード(第3モード)での表示画像は、図18のような文字の形態や表示形式が時刻で変化するスタイルS1〜S5に限らず、前述した図9〜図11の実施形態のようなキャラクターの絵柄を含むスタイルS1〜S4であってもよい。
前述した実施形態において、デモ表示モード(第2モード)は、ユーザーが選択した画像を順次表示するほか、ファクトリープリセットで各スタイルのデモ表示を行うものとしていた。ファクトリープリセットとしては、各スタイルのデモ表示に限らず、予め設定された表示画像のなかでも、印象的なもの、目立つもの、ユーザーの関心をひくものなどを選択し、記憶させておいてもよい。
さらに、電子時計の表示画面としての各スタイルとは別に、複数の画像を順次表示する機能として用いてもよい。
例えば、映画の各シーンを示す画像の順次表示、旧来の紙芝居の各シーンなどをデモ表示してもよい。
前述した実施形態において、デモ表示モード(第2モード)は、選択された各表示画像を自動で順次送り表示するものに限らず、ユーザーの操作により1枚ずつ送るものでもよい。
また、順次表示が一巡した後、先頭に戻って順次表示を繰り返すものに限らず、最後の画像を表示した状態で停止してもよく、デモ表示モードを終了して「デモ表示確認画像」に戻ってもよい。
前述した実施形態において、電子時計1は矩形の時計ケース2の左側面および右側面に操作ボタンA(5A)と操作ボタンB(5B)とを有するものしたが、時計ケース2は丸型、楕円型、樽型などの他の形状でもよい。
また、操作ボタンは時計ケース2の左右のどちらか一方のみに複数のボタンを配置したものであってもよく、ボタンの数も2つに限らない。
ただし、時計ケース2の形状に関わりなく、選択操作を行うための2つの操作ボタンは、時計ケース2のなるべく離れた位置に配置されることが好ましい。例えば、丸形の時計ケース2であれば、直径上に配置することで、最も離れた位置とすることができる。
1…電子時計、4…表示部、5A,5B…操作部である操作ボタンA,B、10…制御部である演算IC、32…記憶部であるフラッシュROM。

Claims (11)

  1. 表示部と、複数の画像を記憶する記憶部と、前記画像を前記表示部に表示させる制御部と、前記表示部に表示中の前記画像の選択操作が可能な操作部とを有し、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記画像を日付および時刻に応じて前記表示部に表示させる第1モードと、
    前記操作部で選択された前記画像を前記表示部に表示させる第2モードと、を有することを特徴とする電子時計。
  2. 請求項1に記載した電子時計において、
    前記制御部は、前記操作部で複数の画像が選択されている状態で、前記第2モードが選択された場合、前記操作部で選択された複数の前記画像を前記表示部に順次表示させることを特徴とする電子時計。
  3. 請求項2に記載した電子時計において、
    前記操作部は、電子時計本体の左側面および右側面に配置された一対のボタンを備え、
    前記制御部は、一対の前記ボタンが同時に操作された際に前記選択操作が実行されたと判定することを特徴とする電子時計。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載した電子時計において、
    前記制御部は、
    前記選択操作が行われた際に、前記記憶部に記憶された前記画像が、所定の最大記憶件数を超えていれば、最も古い前記画像を削除し、
    前記第2モードでは、前記記憶部に記憶された前記画像を新しい順で読み出して前記表示部に表示させることを特徴とする電子時計。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載した電子時計において、
    前記記憶部は、前記操作部で選択された前記画像を特定する画像特定情報を記憶可能であり、
    前記制御部は、
    前記操作部に所定の選択操作が行われた際に、前記表示部に表示中の前記画像の前記画像特定情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記第2モードが選択された際には、前記記憶部から前記画像特定情報を読み出し、読み出した前記画像特定情報で特定される前記画像を前記表示部に表示させることを特徴とする電子時計。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載した電子時計において、
    前記画像は、時刻表示を含まない第1画像のレイヤーと、時刻表示を含む第2画像のレイヤーとを重ね合わせた画像であり、
    前記制御部は、
    前記第1モードでは、前記第1画像のレイヤーと、現在時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させ、
    前記第2モードでは、ユーザーが選択した前記画像の前記第1画像のレイヤーと、選択時の時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させることを特徴とする電子時計。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載した電子時計において、
    前記画像は、時刻表示を含まない第1画像のレイヤーと、時刻表示を含む第2画像のレイヤーとを重ね合わせた画像であり、
    前記制御部は、
    前記第1モードでは、前記第1画像のレイヤーと、現在時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させ、
    前記第2モードでは、ユーザーが選択した前記画像の前記第1画像のレイヤーと、現在時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させることを特徴とする電子時計。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載した電子時計において、
    前記画像は、時刻表示を含まない第1画像のレイヤーと、時刻表示を含む第2画像のレイヤーとを重ね合わせた画像であり、
    前記制御部は、
    前記第1モードでは、前記第1画像のレイヤーと、現在時刻の表示を含む前記第2画像のレイヤーとを重ね合わせて前記表示部に表示させ、
    前記第2モードでは、ユーザーが選択した前記画像のうち前記第1画像のレイヤーを前記表示部に表示させ、前記第2画像のレイヤーは表示させないことを特徴とする電子時計。
  9. 表示部と、複数のスタイルを有する複数の画像を記憶する記憶部と、前記画像を前記表示部に表示させる制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記画像を、指定されたスタイルで、日付および時刻に応じて前記表示部に表示させる第1モードと、
    現在の日付および時刻に対応する全てのスタイルの前記画像を順次、前記表示部に表示させる第3モードと、を有することを特徴とする電子時計。
  10. 表示部と、複数の画像を記憶する記憶部と、前記画像を前記表示部に表示させる制御部と、前記表示部に表示中の前記画像の選択操作が可能な操作部とを有する電子時計の制御方法であって、
    第1モードでは、前記制御部により、前記記憶部に記憶された前記画像を、日付および時刻に応じて前記表示部に表示させ、
    第2モードでは、前記制御部により、前記操作部で選択された前記画像を前記表示部に表示させることを特徴とする電子時計の制御方法。
  11. 表示部と、複数のスタイルを有する複数の画像を記憶する記憶部と、前記画像を前記表示部に表示させる制御部とを有する電子時計の制御方法であって、
    第1モードでは、前記制御部により、前記記憶部に記憶された前記画像を、指定されたスタイルで、日付および時刻に応じて前記表示部に表示させ、
    第3モードでは、前記制御部により、現在の日付および時刻に対応する全てのスタイルの前記画像を順次、前記表示部に表示させることを特徴とする電子時計の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109445266A (zh) * 2018-12-27 2019-03-08 周丽 一种智能手表的控制方法及装置
JP2019086387A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 カシオ計算機株式会社 表示装置、電子時計、表示方法、及びプログラム

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