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JP2017158884A - ワークの加工装置及び加工方法 - Google Patents

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JP2017158884A JP2016047494A JP2016047494A JP2017158884A JP 2017158884 A JP2017158884 A JP 2017158884A JP 2016047494 A JP2016047494 A JP 2016047494A JP 2016047494 A JP2016047494 A JP 2016047494A JP 2017158884 A JP2017158884 A JP 2017158884A
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智義 善木
Tomoyoshi Zenki
智義 善木
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Abstract

【課題】例えばカテーテルのようなワークをしぼり型の空間に挿入する際に、例えばバルーンのようなワークの加工部位の大きさによらず、挿入時のワークの損傷防止が可能な加工装置及び加工方法を提供すること。【解決手段】水平方向に一方端と他方端を有し、一方端から他方端に亘る長軸方向にワークの少なくとも一部を受け入れ可能な空間が形成され、前記長軸方向に直交する方向の前記空間の大きさを変動可能なしぼり型と、該しぼり型の前記空間内を前記長軸方向に沿って相対的に移動可能で、前記空間内で鉛直方向下側からワークを支持可能なワーク保持部と、しぼり型の前記長軸方向に沿ってワークを相対的に移動させつつ固定するワーク固定部とを有する加工装置。【選択図】図8C

Description

本発明は、ワークの加工装置及び加工方法に関し、特に、可撓性を有するワークを加工する加工装置及び加工方法に関する。
各種のワークの特定の位置に所望の加工を施す場合、ワークを加工装置の所定の位置に配置して、所望の加工を施す必要がある。このようにワークを所定の位置に配置する場合、加工装置の構造やワークの特性によっては、ワークを所定の位置に配置するのに困難を伴う場合がある。この点について、ワークが可撓性を有するものである場合、より具体的にはバルーンカテーテルである場合を例として図面を参照しつつ説明する。
このバルーンカテーテルは、一般に、先端側から後端側に連通する空間を有する長尺で可撓性の筒状体の先端側に、流体により膨張と収縮を制御可能なバルーンが設けられた構造を有する。図1は、マンドレルが挿入された状態の一般的なバルーンカテーテルの先端部分を模式的に示した断面図である。図1に示すバルーンカテーテル100は、外管101及び外管101の全長に亘り形成された内腔部102の全体又は先端側の所定長さに亘り設けられた内管103で構成される筒状体と、内管103と外管101の先端部分で両端部分が接合されたバルーン104とを備える。バルーン104の内腔部106は、外管101の内周面と内管103の外周面とで形成される空間と連通し、バルーンカテーテル100の後端側で内腔部106における流体の注入及び排出が可能になっている。尚、図1に示すマンドレル105は後述するように、加工装置に配置する際に可撓性のある筒状体の剛性を向上させるために使用するものである。図1に示されるバルーン104は、予め形状が付与された賦形バルーンである。バルーンカテーテルは、例えば生体内等に対して挿入あるいは抜去を行う際の抵抗を小さくするために、予めバルーン104を収縮状態にした時に、バルーン104が折畳まれて内管103から放射方向に突出するとともに長さ方向に伸びる複数の翼部が形成され、翼部が内管103に巻き付けて折り重ねられた状態に保持させることが一般的に行われている。近年、バルーンをこのように折畳んだ後に折り重ねる際には、翼部を形成する折畳装置と形成された翼部を折り重ねその状態を保持させる折り重ね装置が使用されるようになっており、各種の装置が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
例えば、特許文献1の図42〜図44には、折り畳みヘッド組立体(符号171)、折り重ねヘッド組立体(符号172)、空気圧式作動装置(符号174)、作動制御システム(符号178)を備えるバルーン折り畳み折り重ねシステム(符号170)が記載されている。折り畳みヘッド組立体は、例えば特許文献1の図11A、11Bに示すような構造を有し得、複数のセグメント(符号33)により囲まれて形成される空間にバルーン部分が配置可能になっており、例えば特許文献1の図29A〜Cに示されるように、その空間の大きさを小さくした時に、バルーンを折り畳むことが可能なしぼり型として機能する。尚、そのセグメントの数はバルーンを折り畳んだ時に形成される翼部の数により適宜決定される。折り重ねヘッド組立体は、例えば特許文献1の図10、34に示すような構造を有し得、複数のセグメント(符号33)により形成される空間に折り畳まれたバルーン部分が配置可能になっており、例えば特許文献1の図23A〜図27Cに示されるように、その空間の大きさを変動させた時に、折り畳まれたバルーンを折り重ねることが可能なしぼり型として機能する。
このようなバルーン折り畳み折り重ねシステムを用いて、バルーンカテーテルのバルーンを折り畳んだり、折り畳んだバルーンを折り重ねたりする場合、一般には図2A〜2Dの概念図に示す工程を経る。図2Aは、バルーンを折り畳むための複数のセグメントを有するしぼり型201、バルーンカテーテル202を固定するワーク固定部204、ワーク固定部204を支持する架台部205とを備える従来の加工装置200に対して、先端部分にバルーン203を有するバルーンカテーテル202をワーク固定部204に固定した時の状態を示した概念図である。この時、バルーンカテーテル202のバルーン203はしぼり型201の外部に位置している。その後、ワーク固定部204をしぼり型201に対して図2A中矢印で示す方向に相対的に移動させ、図2Bに示すように、しぼり型201に形成されている空間206にバルーン203を配置する。次に、しぼり型201の空間206の大きさが小さくなるように複数のセグメント201a、b等を図2B中矢印で示す方向に移動させ、図2Cに示すように、バルーン203に翼部203a、b等を形成させる。そして、しぼり型201の空間206の大きさが大きくなるように複数のセグメント201a、b等を図2C中矢印で示す方向に移動させた後、ワーク固定部204をしぼり型201に対して図2C中矢印で示す方向に相対的に移動させ、図2Dに示すように、しぼり型201の空間206から折り畳まれたバルーン部分をしぼり型201の外側に移動させる。
このような従来の加工装置を用いると、バルーンカテーテルの特性によっては、バルーン203をしぼり型201の空間206に挿入する際に、図3に示すようなバルーン203の部分で生じた自重による垂れ下がり、或いは、バルーン部分自体に生じている湾曲に起因して、しぼり型201の空間206にバルーン203の部分をそのままでは挿入が困難な状況が生じるという問題がある。
このような問題点に対しては、例えば、図4に示すように、しぼり型201のバルーン203の挿入口208に誘導部207を設けることで、バルーン203の挿入を補助することが提案されている。誘導部207には、しぼり型201の空間206から外側に向かう方向に拡大する傾斜部209を有する貫通空間が形成されている。そのため、バルーン203の部分の垂れ下がりがあった場合でも、垂れ下がったバルーン203の先端が傾斜部209に接することで、ワーク固定部204をしぼり型201側に移動させても、傾斜部209に沿って挿入口208に誘導可能なため、バルーン203をしぼり型201の空間206に挿入させることがある程度可能になる。
しかし、このような誘導部を設けても、バルーン203の部分で自重による垂れ下がりや、バルーン部分自体の湾曲が大きい場合は、誘導部では対応できない場合がある。また、前述のように挿入が可能であった場合でも、図5に示すように、例えばしぼり型201が4つのセグメント211、212、213、214を有している場合、セグメント212、213の突出部216、217の突端にバルーン203の鉛直方向下側部分が接触することになる。このように突端と接触しながらバルーン203が空間206内を移動するため、バルーン203が損傷する可能性がある。また、図1に示すようにバルーンカテーテル202にマンドレル(105)を挿入している場合は、バルーンカテーテル201の先端から突出するマンドレルがしぼり型201のセグメント211、212、213、214の隣接する突出部215、216、217、218の間に入り込み、空間206の大きさを小さくして加工する際にマンドレルの噛み込みが生じ、折り畳み不良や型の損傷が生じる可能性がある。しぼり型201の挿入口208の大きさをバルーン203の大きさに合わせることで、このようなマンドレルの噛み込みはある程度防止可能ではあるが、バルーン203の大きさに応じて挿入口208の大きさを調整する必要があるという問題がある。
特表2004−525704号公報 特開2006−271678号公報 特表2013−56070号公報
前述の問題点に鑑みて、本発明の目的とするところは、例えばカテーテルのようなワークをしぼり型の空間に挿入する際に、例えばバルーンのようなワークの加工部位の大きさによらず、挿入時のワークの損傷防止が可能な加工装置及び加工方法を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討の結果、しぼり型の空間内で鉛直方向下側からワークを支持可能な構成を設けることで、前述の課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成させるに至った。本発明の要旨は以下のとおりである。
本発明の第一は、
水平方向に一方端と他方端を有し、一方端から他方端に亘る長軸方向にワークの少なくとも一部を受け入れ可能な空間が形成され、前記長軸方向に直交する方向の前記空間の大きさを変動可能なしぼり型と、
該しぼり型の前記空間内を前記長軸方向に沿って相対的に移動可能で、前記空間内で鉛直方向下側からワークを支持可能なワーク保持部と、
しぼり型の前記長軸方向に沿ってワークを相対的に移動させつつ固定するワーク固定部とを有する加工装置、に関する。
本発明の実施形態では、ワーク保持部がワーク接触部を備え、しぼり型の長軸方向に垂直な方向のワーク接触部の断面が円弧状又は円形状であるのが好ましい。
本発明の実施形態では、ワークが先端側にバルーンを有するバルーンカテーテルであってもよい。この場合、ワーク固定部は、バルーンより後端側を固定するのが好ましい。また、ワーク保持部は、バルーンの先端側を支持するのが好ましい。また、しぼり型は、バルーンを折り畳むための構造を備えるのが好ましい。
本発明の実施形態では、ワーク固定部が、しぼり型の長軸方向に交差する方向で且つ水平方向に相対的に移動可能であるのが好ましい。またこの場合、しぼり型は、しぼり型の長軸方向に交差する方向で且つ水平方向に複数設置されるのが好ましい。
本発明の実施形態では、ワーク固定部は、しぼり型の長軸方向に交差する方向で且つ水平方向に複数連設されるのが好ましい。
本発明の第二は、
ワークをワーク固定部に固定する固定工程、
水平方向に一方端と他方端を有し、一方端から他方端に亘る長軸方向にワークの少なくとも一部を受け入れ可能な空間が形成され、前記長軸方向に直交する方向の前記空間の大きさを変動可能なしぼり型の前記空間の大きさをワーク保持部及びワークが配置可能な大きさにするしぼり型準備工程、
しぼり型の前記空間に、ワークを鉛直方向下側から支持するワーク保持部の存在下で、ワークを前記長軸方向に配置する配置工程、
ワーク保持部を前記空間から除去する除去工程、
しぼり型の前記空間の大きさを縮小させ、前記空間に配置されているワークを加工する加工工程を含むワークの加工方法、に関する。
本発明の実施形態では、ワーク保持部は、配置工程において、しぼり型の一方端側から前記長軸方向に沿って前記空間に挿入され、かつ、除去工程において、当該一方端側から前記長軸方向に沿って前記空間から除去されてもよい。
また、本発明の実施形態では、ワーク保持部は、しぼり型の前記空間の長軸方向の長さより長く、
配置工程において、ワーク保持部は、しぼり型の一方端側から突出するように設置されており、ワーク保持部のうちのしぼり型の一方端側から突出した部分にワークの一部を支持しつつ、ワーク固定部とともに前記長軸方向に沿ってしぼり型に対して相対的に移動し、
除去工程において、ワーク保持部は、前記長軸方向に沿ってしぼり型に対して相対的に移動し、しぼり型の一方端側から除去されてもよい。
本発明によれば、例えばカテーテルのようなワークをしぼり型の空間に挿入する際に、例えばバルーンのようなワークの加工部位の大きさによらず、挿入時のワークの損傷防止が可能な加工装置及び加工方法を提供することができる。また、ワークがバルーンカテーテルである場合は、加工の際に使用するマンドレルの噛み込みを防止して、バルーンの折り畳み不良や型の損傷を防止することができるため、安定してバルーンの折り畳み等の加工が可能になる。
マンドレルが挿入された状態の一般的なバルーンカテーテルの先端部分を模式的に示した断面図である。 従来のしぼり型を有する加工装置を用いてワークとしてのバルーンカテーテルを加工する際に、加工装置にバルーンカテーテルを固定した時の状態の一例を示した概念図である。 従来のしぼり型を有する加工装置を用いてワークとしてのバルーンカテーテルを加工する際に、しぼり型の空間にバルーンカテーテルのバルーンを配置した時の状態の一例を示した概念図である。 従来のしぼり型を有する加工装置を用いてワークとしてのバルーンカテーテルを加工する際に、しぼり型によりバルーンを折り畳み加工している時の状態の一例を示した概念図である。 従来のしぼり型を有する加工装置を用いてワークとしてのバルーンカテーテルを加工する際に、折り畳まれた状態のバルーンをしぼり型の外部に移動させた時の状態の一例を示した概念図である。 従来のしぼり型を有する加工装置を用いてワークとしてのバルーンカテーテルを加工する際に、加工装置にバルーンカテーテルを固定した時の状態の他の例を示した概念図である。 従来のしぼり型を有する加工装置を用いてワークとしてのバルーンカテーテルを加工する際に、しぼり型の空間にバルーンカテーテルのバルーンを挿入している途中の状態の一例を示した概念図である。 図4の状態において、しぼり型の図4左側からの平面視の一部を模式的に示した説明図である。 本発明において使用可能なしぼり型の第一実施形態に、ワーク保持部の第一実施形態及びバルーンカテーテルを配置した時の状態の一部を模式的に示した説明図である。 本発明において使用可能なしぼり型の第二実施形態に、ワーク保持部の第一実施形態及びバルーンカテーテルを配置した時の状態の一部を模式的に示した説明図である。 本発明において使用可能なしぼり型の第三実施形態に、ワーク保持部の第一実施形態及びバルーンカテーテルを配置した時の状態の一部を模式的に示した説明図である。 図6Aに示すしぼり型を使用して折り畳み加工されたバルーンカテーテルのバルーンの折り畳み状態を模式的に示した説明図である。 図6Bに示すしぼり型を使用して折り畳み加工されたバルーンカテーテルのバルーンの折り畳み状態を模式的に示した説明図である。 図6Cに示すしぼり型を使用して折り畳み加工されたバルーンカテーテルのバルーンの折り畳み状態を模式的に示した説明図である。 本発明において使用可能なしぼり型の第一実施形態に、ワーク保持部の第二実施形態及びバルーンカテーテルを配置した時の状態の一部を模式的に示した説明図である。 本発明に係る加工装置の第一実施形態を用いてワークを加工する際の固定工程及びしぼり型準備工程を行った時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第一実施形態を用いてワークを加工する際に、しぼり型の空間にワーク保持部が挿入された時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第一実施形態を用いてワークを加工する際に、配置工程が終了した時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第一実施形態を用いてワークを加工する際に、除去工程が終了した時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第二実施形態を用いてワークを加工する際に、しぼり型の他方端の側から突出するようにワーク保持部が設置された時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第二実施形態を用いてワークを加工する際に、固定工程が終了した時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第二実施形態を用いてワークを加工する際に、配置工程が終了した時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第二実施形態を用いてワークを加工する際に、除去工程が終了した時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第三実施形態を用いてワークを加工する際に、しぼり型の他方端の側から突出するようにワーク保持部が設置された時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第三実施形態を用いてワークを加工する際に、固定工程が終了した時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第三実施形態を用いてワークを加工する際に、配置工程が終了した時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第三実施形態を用いてワークを加工する際に、除去工程が終了した時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第四実施形態を使用して、複数種のしぼり型を有しかつ複数のワーク固定部を設けて連続的にワークを加工する際に、所定の準備が行われた各しぼり型にバルーンカテーテルのバルーンをしぼり型に挿入する直前の状態を示した図である。 本発明に係る加工装置の第四実施形態を使用して、複数種のしぼり型を有しかつ複数のワーク固定部を設けて連続的にワークを加工する際に、各しぼり型にバルーン部分が挿入され、各しぼり型により所定の加工が行われている時の状態を模式的に示した図である。 本発明に係る加工装置の第四実施形態を使用して、複数種のしぼり型を有しかつ複数のワーク固定部を設けて連続的にワークを加工する際に、加工工程が終了した後の状態を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。尚、便宜上、図面において符号を省略する場合もあるが、この場合、他の図面を参照するものとする。また、図面における種々部材の寸法は、便宜上、見やすいように調整されていることもある。
本発明に係る加工装置は、水平方向に一方端と他方端を有し、一方端から他方端に亘る長軸方向にワークの少なくとも一部を受け入れ可能な空間が形成され、前記長軸方向に直交する方向の前記空間の大きさを変動可能なしぼり型と、該しぼり型の前記空間内を前記長軸方向に沿って相対的に移動可能で、前記空間内で鉛直方向下側からワークを支持可能なワーク保持部と、しぼり型の前記長軸方向に沿ってワークを相対的に移動させつつ固定するワーク固定部とを有する。
このように、所定のしぼり型の空間内で鉛直方向下側からワークを支持可能なワーク保持部を設けることで、ワークをしぼり型の空間内に挿入する際に、しぼり型の空間内でしぼり型の構成部材に接することを抑制することができる。そのため、ワークの大きさによってしぼり型の空間の大きさを調整する必要がない。また、しぼり型の構成部材に起因してワークが損傷することを防止することができる。
本発明の加工装置に好適なワークとしては、しぼり型に形成される空間へワークの少なくとも一部を挿入する際に鉛直方向下側に垂れ下がり易いもの、ワークの加工対象部位に湾曲した形状を含み得るもの等が挙げられる。このようなワークとしては、例えば、可撓性を有するチューブなどが挙げられる。このうち、特に先端側にバルーンを有するカテーテル、所謂バルーンカテーテルがより好適である。また、バルーンの長軸方向の長さが100mm以上である場合に特に好適である。ここで、バルーンの長軸方向の長さは、例えば図1に示す構造では、バルーン104の内腔部106を形成している部分の長軸方向の長さLを意味する。また、バルーンは、折り畳みが必要な賦形バルーンが好適である。
本発明の加工装置で使用可能なしぼり型は、水平方向に一方端と他方端を有する。また、当該一方端から他方端に亘る長軸方向にワークの少なくとも一部を受け入れ可能な空間が形成される。そして、その長軸方向に直交する方向の前記空間の大きさを変動可能に構成されたものである。このようなしぼり型は、ワークに対して行う加工に応じて適宜決定することができる。ワークが、バルーンカテーテルである場合は、例えば、バルーンカテーテルのバルーンを折り畳むための構造を備えるしぼり型、折り畳まれたバルーンを折り重ねるための構造を備えるしぼり型等が挙げられる。このうち、本発明の効果をより享受できる観点から、バルーンカテーテルのバルーンを折り畳むための構造を備えるしぼり型が好適である。このような型は、例えば特許文献1〜3に記載のものを用いることができるが、これらに限定されるわけではない。
ここで、バルーンカテーテルのバルーンを折り畳むための構造を備えるしぼり型について、図面を用いて簡単に説明する。図6A〜6Cは、それぞれバルーンカテーテルのバルーンを折り畳むための構造を備えるしぼり型の第一〜三実施形態の使用状態の一部を模式的に示したものである。図6Aは、第一実施形態に係る折畳しぼり型301の空間318に後述するワーク保持部410とバルーンカテーテル100が配置された時の状態を示したものである。折畳しぼり型301は、4つのセグメント310、311、312、313を有する。そして、空間318からワーク保持部410を除去した後に、4つのセグメント310、311、312、313を移動させ、折畳しぼり型301の長軸方向に直交する方向において、空間318の大きさを小さくすることで、長軸方向に沿って図6Dに示すようにバルーン104に4つの翼部110、111、112、113を形成させる。4つのセグメント310、311、312、313を、その突出部314、315、316、317の突端がバルーンカテーテルの内管103に向かうように移動させ、4つの突端によりバルーン104の外表面を押圧しつつ、各突出部314、315、316、317の間の隙間を狭めて、その各隙間にバルーン104を挟み込むことで、バルーン104を4つの翼部が形成されるように折り畳むことができる。
図6Bは、第二実施形態に係る折畳しぼり型302の空間326に後述するワーク保持部410とバルーンカテーテル100が配置された時の状態を示したものである。折畳しぼり型302は、3つのセグメント320、321、322を有する。そして、空間326からワーク保持部410を除去した後に、3つのセグメント320、321、322を移動させ、折畳しぼり型302の長軸方向に直交する方向において、空間326の大きさを小さくすることで、長軸方向に沿って図6Eに示すようにバルーン104に3つの翼部120、121、122を形成させる。3つのセグメント320、321、322を、その突出部323、324、325の突端がバルーンカテーテルの内管103に向かうように移動させ、3つの突端によりバルーン104の外表面を押圧しつつ、各突出部323、324、325の間の隙間を狭めて、その各隙間にバルーン104を挟み込むことで、3つの翼部が形成されるようにバルーン104を折り畳むことができる。
図6Cは、第二実施形態に係る折畳しぼり型303の空間340に後述するワーク保持部410とバルーンカテーテル100が配置された時の状態を示したものである。折畳しぼり型303は、5つのセグメント330、331、332、333、334を有する。そして、空間340からワーク保持部410を除去した後に、5つのセグメント330、331、332、333、334を移動させ、折畳しぼり型303の長軸方向に直交する方向において、空間340の大きさを小さくすることで、長軸方向に沿って図6Fに示すようにバルーン104に5つの翼部130、131、132、133、134を形成させる。5つのセグメント330、331、332、333、334を、その突出部335、336、337、338、339の突端がバルーンカテーテルの内管103に向かうように移動させ、5つの突端によりバルーン104の外表面を押圧しつつ、各突出部335、336、337、338、339の間の隙間を狭めて、その各隙間にバルーン104を挟み込むことで、5つの翼部が形成されるようにバルーン104を折り畳むことができる。
尚、以上ではバルーンに3〜5つの翼部を形成する場合の折畳しぼり型の例を示したが、2つ又は6つ以上の翼部を形成する場合も、翼部の数に応じて折畳しぼり型のセグメントの数を設定することで、同様にすることができる。
また、折畳しぼり型301、302、303は、図8A〜図10Dに示すように、各セグメントがしぼり型の長軸方向に沿ってバルーンカテーテルのバルーンの長軸方向の長さよりも長い長さを有するのが好ましい。また、ワーク及びワーク保持部の挿入のため、両端で開口しているのが好ましい。そして、図6A〜Cに示すように、各セグメントの突出部の突端部分がバルーン及びワーク保持部を囲み得るように設けられる。このようにして、折畳しぼり型301、302、303には、水平方向に一方端と他方端を有し、一方端から他方端に亘る長軸方向にワークであるバルーンカテーテルの少なくとも一部であるバルーンを受け入れ可能な空間318、326、340が形成される。また、前述のようにして、しぼり型の長軸方向に直交する方向において、空間318、326、340の大きさを小さくすることでバルーンに折り畳み加工を施すことができ、その後元の大きさにする等して、バルーンを空間318、326、340から取り出すことができるように構成される。即ち、折畳しぼり型301、302、303は、しぼり型の長軸方向に直交する方向において、空間318、326、340の大きさを変動可能になっている。
本発明では、しぼり型が、しぼり型の長軸方向に交差する方向で且つ水平方向に複数設置されていてもよい。この場合、異なる加工を行うしぼり型を各1つ設置することで複数設置してもよいし、同一の加工を行うものを複数設置してもよいし、異なる加工を行うしぼり型を各複数設置することで複数設置してもよい。例えば、1つの折畳しぼり型と1つの折り重ねしぼり型の場合、複数の折畳しぼり型の場合、複数の折畳しぼり型と複数の折り重ねしぼり型の場合等が例示できる。また、複数のワークを加工する場合は、複数のワークに対して相対的にしぼり型がしぼり型の長軸方向に交差する方向で且つ水平方向に移動可能に構成してもよい。
本発明を構成するワーク保持部は、しぼり型の空間内を、しぼり型の長軸方向に沿って相対的に移動可能に構成されている。これにより、しぼり型の空間内にワークを挿入する時には当該空間内に配置させるとともに、加工時にはしぼり型の空間内から容易に除去することができる。また、ワーク保持部は、しぼり型の空間内で鉛直方向下側からワークを支持可能に構成されている。これにより、ワークのしぼり型との接触による損傷を防止することができる。
ワーク保持部を、しぼり型の長軸方向に沿ってしぼり型に対して相対的に移動させる移動機構は、特に限定はない。例えば、しぼり型の長軸方向のみに移動方向が規制された誘導路を設け、当該誘導路に沿って移動する移動部とワーク保持部とを連結させることで構成することができるが、これに限定されるものではない。また、移動部の移動は手動又は公知の自動駆動装置を採用することができる。
ワーク保持部の構造は、しぼり型の空間内にワークを挿入する時に、鉛直方向下側からワークを支持可能であれば特に限定はなく、しぼり型の空間の構造、ワークの特性等に応じて適宜決定することができる。しぼり型の長軸方向に垂直な方向の断面は、例えば、円弧状、楕円弧状、U字状、V字状、円形状、楕円形状、多角形状、平板状等が挙げられる。このうち、ワークと接触する部分は、ワークをより安定して保持する観点から、円弧状、楕円弧状、円形状、楕円形状が好ましく、円形状又は円弧状がより好ましい。図6A〜図6Cは、断面円形状の第一実施形態に係るワーク保持部410を使用した時の状態をワークであるバルーンカテーテルの先端側からの正面視で模式的に示したものである。図7は断面円弧状の第二実施形態に係るワーク保持部411を使用した時の状態をワークであるバルーンカテーテルの先端側からの正面視で模式的に示したものである。円弧状の場合、バルーン部分をしぼり型の空間に挿入する時にバルーン保持部からの飛び出し等をより効果的に防止する観点から、中心角が130〜270°が好ましい。また、ワークがバルーンカテーテルである場合は、ワーク保持部は、垂れ下がりやバルーン部分自体に生じている湾曲に起因する、しぼり型の中心軸からの変位が最も大きいバルーンの先端側を支持するのが好ましい。
尚、ワーク保持部のうち、ワークと接触する部分をワーク接触部と称する。即ち、ワーク保持部には、ワークと接触する部分と接触しない部分を設けることができる。ワークと接触しない部分の構造は、しぼり型の空間に配置される場合は、空間の構造に応じて適宜決定すればよい。ワークと接触しない部分の構造は、しぼり型の空間に配置されない場合は特に限定はない。
ワーク保持部のしぼり型の長軸方向の長さは特に限定はなく、しぼり型の空間にワークを挿入させる時の構成に応じて適宜決定することができる。前記長さは、しぼり型の長軸方向の長さと同じでもよいし、長くてもよい。しぼり型の長軸方向の長さより長い場合、しぼり型のワークの挿入口から突出させることができるため、従来の誘導部(図4、符号207参照。)の機能を有するように構成することができる(例えば、図9B、図10B参照。)。また、ワークの挿入口とは反対側の開口部から突出させるように構成した場合は、ワーク保持部と、前述した移動機構の移動部との連結を容易に行うことができる。
本発明を構成するワーク固定部は、しぼり型の長軸方向に沿ってワークを、しぼり型に対して相対的に移動させ、かつワークを固定するように構成されている。しぼり型に対し、しぼり型の一方端から他方端に亘る長軸方向に沿ってワークを相対的に移動させることができるため、ワークの長手方向の中心軸をしぼり型の空間の中心軸に一致させることが容易である。また、ワークを固定することができるため、ワークがしぼり型の空間内に配置されたワーク保持部に接触しつつ、しぼり型に対し相対的に移動する際に、ワークの固定部からの脱落や移動不良を防止することができる。ワーク固定部をしぼり型に対して移動させる場合の移動機構は、特に限定はない。例えば、しぼり型の長軸方向のみに移動方向が規制された誘導路を設け、当該誘導路に沿って移動する移動部とワーク固定部とを連結させることで構成することができるが、これに限定されるわけではない。また、移動部の移動は手動又は公知の自動駆動装置を採用することができる。
ワーク固定部は、しぼり型の長軸方向に交差する方向で且つ水平方向に相対的に移動可能に構成されていてもよい。このような構成を有する場合、例えば、ワーク固定部を複数設けて、連続してワークの加工が可能になる。また、例えばバルーンの折り畳みと折り重ね等異なる複数種の加工を行うように複数種のしぼり型を設けた場合に、連続して行うことも可能になる。長軸方向に交差する方向は、特に限定はないが、複数のワーク固定部や複数種のしぼり型を設けた場合に、装置の小型化する等の観点からは、直交する方向が好ましい。この際のワーク固定部の移動機構も、前述と同様の構成を採用することができる。なお、複数のしぼり型を設ける場合、ワーク保持部は全てのしぼり型に設けても良いし、必要なしぼり型のみ選択して設けてもよい。もっとも、必要なしぼり型のみ選択してワーク保持部を設けた場合でも、装置全体として本発明の範疇に属することは勿論のことである。
尚、ワーク固定部の移動機構は、例えば特許文献1に記載の構成を採用してもよい。
ワーク固定部に対してワークを固定する構成は、特に限定はない。例えば、ワーク固定部に水平面を設け、当該水平面に、しぼり型の長軸方向に平行なワークの少なくとも一部を収容可能な連続する凹部を設けた構成、水平面上に不連続の凸部を複数設けて凸部間にワークを挟み込む構成、ワークを鉛直方向上側から圧潰しない程度に押圧する押圧機構を設けた構成、これらの組み合わせ等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ワークがバルーンカテーテルである場合は、バルーン全長を加工するため、ワーク固定部はバルーンより後端側を固定するのが好ましい。
尚、必要に応じて行う、しぼり型、ワーク保持部及びワーク固定部の移動、並びに、しぼり型の空間の大きさの変動は、手動で行ってもよいし、自動駆動装置を必要に応じて手動で作動させてもよいし、全て自動制御で自動駆動装置を作動させてもよい。このような構成は、公知の自動駆動装置や自動制御装置を採用することができる。
本発明のワークの加工方法は、ワークをワーク固定部に固定する固定工程、水平方向に一方端と他方端を有し、一方端から他方端に亘る長軸方向にワークの少なくとも一部を受け入れ可能な空間が形成され、前記長軸方向に直交する方向の前記空間の大きさを変動可能なしぼり型の前記空間の大きさをワーク保持部及びワークを配置可能な大きさにするしぼり型準備工程、しぼり型の前記空間に、ワークを鉛直方向下側から支持するワーク保持部の存在下で、ワークを前記長軸方向に配置する配置工程、ワーク保持部を前記空間から除去する除去工程、しぼり型の前記空間の大きさを縮小させ、前記空間に配置されているワークを加工する加工工程を含む。本発明では、これらの工程を少なくとも一回行えばよい。例えば、異種のしぼり型を用いて複数種の加工を行う場合、各しぼり型毎にしぼり型準備工程、配置工程、除去工程、加工工程を繰り返し行い、固定工程は初期の1回のみ行う場合がある。また、複数のワークに同じ加工を行う場合も、一群の複数のワークについて固定工程を行った後は、ワーク毎に、しぼり型準備工程、配置工程、除去工程、加工工程が行われる。
このようなワークの加工方法は、例えば、前述した加工装置を用いることで、実現できる。そこで、以下では、図面を参照しつつ、加工装置の実施形態の動作と共に実現される加工方法の説明を行う。尚、ワークとしてバルーンカテーテルを用いた場合を説明する。
図8A〜図8Dは、本発明に係る加工装置の第一実施形態を用いて、ワークとしてバルーンカテーテルを用いてバルーンの折り畳み加工を行う際の加工装置の作動状態を示したものである。言い換えれば、第一実施形態に係る加工方法の工程を示したものでもある。但し、バルーンを折り畳む工程以降の工程は、例えば図2C、図2Dに準じて行うとよい。
第一実施形態に係る加工装置400は、しぼり型201、ワーク保持部410、ワーク固定部204を備える。また、ワーク固定部204は架台部205に移動可能に構成されている。しぼり型201は、折り畳み時にバルーンに形成される翼部の数等に応じて例えば図6A〜6Cの何れかの折畳しぼり型を採用すればよい。ワーク保持部410は、断面円形状の円筒形状を有している。そして、ワークであるバルーンカテーテル202のバルーン203を含む先端部分を挿入可能な大きさの中空部412を有する。中空部412はワーク保持部410の全長に亘り形成され、少なくともワークに近接する側で開口する開口部413を有する。図8A等に示されるように、しぼり型201は、水平方向の一方端にワーク保持部410の挿入、除去が行われる開口部221、水平方向の他方端にワークであるバルーンカテーテル202の挿入、除去が行われる挿入口208を有する。そして、他方端である挿入口208から一方端である開口部221に亘る長軸方向に、ワークの少なくとも一部であるバルーンカテーテルのバルーンを含む先端部分を受け入れ可能な空間206が形成されている。この長軸方向に直交する方向において空間206の大きさを変動可能になっている。また、しぼり型201の挿入口208近傍には誘導部207が設けられている。第一実施形態では、しぼり型201は固定されており、ワーク保持部410及びワーク固定部204が、しぼり型201に対し、その一方端221から他方端208に亘る長軸方向に沿って相対的に移動可能に構成されている。これらの移動は、手動又は自動駆動によって行われる。また、その移動時期は、作業者の判断又は自動制御により行われる。
図8Aは、ワーク固定部204が、ワークを固定するための位置に配置され、ワークであるバルーンカテーテル202がワーク固定部204に押圧機構220により固定された状態である。即ち、固定工程が行われた状態を示している。また、しぼり型201の空間206の長軸方向に直交する方向の大きさが、ワーク保持部410が配置可能な大きさになった状態である。即ち、しぼり型準備工程が行われた状態をも示している。尚、しぼり型準備工程は、連続してワークの加工を行う場合は、ワークをしぼり型から取り出す際に行われる場合を含む。また、しぼり型準備工程と固定工程の順序は問わない。バルーンカテーテル202のうち、ワーク固定部204から突出したバルーン203を含む先端部分は、自重により鉛直方向下側に垂れ下がっている。
図8Aに示すように固定工程としぼり型準備工程が終了した後、ワーク保持部410がしぼり型201の一方端である開口部221側からしぼり型201の長軸方向に沿って空間206に挿入される。図8Bは、しぼり型201の空間206にワーク保持部410が挿入された時の状態を模式的に示している。誘導部207が存在するため、ワーク保持部410の開口部413はしぼり型201の挿入口208と端部で一致させている。ワーク保持部410は、移動機構により、しぼり型201の外部からしぼり型に向かうように、しぼり型の長軸方向に沿ってしぼり型に対して相対的に移動させる。しぼり型の移動は、手動又は自動駆動により行われる。
図8Bに示すようにしぼり型201の空間206にワーク保持部410が挿入された後、ワーク固定部204をしぼり型201の長軸方向に沿ってしぼり型201に対して相対的に移動させ、バルーンカテーテル202のバルーン203を含む先端部分をワーク保持部410の中空部412に挿入する。この時、バルーン203を含む先端部分は鉛直下側に垂れ下がっているが、誘導部207により空間206に誘導可能な程度である場合の例である。ワーク固定部204をしぼり型201側移動させることで、しぼり型201の空間206に、ワーク保持部410でバルーン203を鉛直方向下側から支持しつつ、バルーン203をしぼり型201の長軸方向に配置する。図8Cは、配置工程が終了した時の状態を示している。図8Cに示すように、バルーン203の垂れ下がり状態によるが、バルーン203の先端側が支持されている。このようにバルーン203の先端側が支持される場合で、従来のようにワーク保持部410がない場合は、図5に示す状況になる。そのため、バルーン203の先端部分に対する負荷が大きくなる傾向にあり、バルーンの損傷の可能性が大きくなる傾向にある。しかし、本発明ではワーク保持部410を用いるため、このような状況を回避可能である。つまり、バルーンの先端側をワーク保持部により保持することになる場合は、本発明の効果をより享受し得る。
バルーン203を含む部分をしぼり型201の空間206に配置した後、ワーク保持部410をしぼり型201の空間206から除去する。ワーク保持部410の除去は、ワーク保持部410を、しぼり型201の空間206に挿入する時とは反対方向に移動させることで行うことができる。即ち、しぼり型201の一方端である開口部221側から長軸方向に沿って空間206から除去される。図8Dは、しぼり型201の空間206からワーク保持部410の全体を除去した時の状態、即ち、除去工程が終了した時の状態を模式的に示したものである。尚、ワーク保持部410を除去することで、空間206内でバルーン203が鉛直方向下側に垂れ下がることになるが、この状態でバルーンの折り畳み加工を行った場合でも、問題なく折り畳み加工ができることは当業者には自明である。
ワーク保持部410を除去した後は、例えば図2Cに示すように、しぼり型201の長軸方向に直交する方向の空間206の大きさを縮小させることで、しぼり型201の構造に応じて、例えば図6D〜図6Fに示す翼部を有するようにバルーン203に折り畳み処理する加工工程が行われる。折り畳まれた後は、図2Dに示すように、ワーク固定部204をしぼり型201とは反対側に移動させ、バルーン203を含む先端部分を空間206から除去する。除去した後は、翼部が形成されたバルーンを折り重ねる工程を行うとよい。この場合、例えば特許文献1に示すように、折り畳みを行うしぼり型と折り重ねを行うしぼり型を並列に並べて、両加工を行うようにワーク固定部204を順次移動させるように構成してもよい。
図9A〜図9Dは、本発明に係る加工装置の第二実施形態を用いて、ワークとしてバルーンカテーテルを用いてバルーンの折り畳み加工を行う際の加工装置の作動状態を示したものである。言い換えれば、第二実施形態に係る加工方法の工程を示したものでもある。但し、第一実施形態の場合と同様に、バルーンを折り畳む工程以降の工程は、例えば図2C、図2Dに準じて行うとよい。
第二実施形態に係る加工装置401は、しぼり型201、ワーク保持部411、ワーク固定部204を備える。また、ワーク固定部204は架台部205に移動可能に構成されている。第二実施形態に係る加工装置401は、ワーク保持部411の構成、しぼり型201が誘導部207を備えない点で、第一実施形態に係る加工装置400と異なる。したがって、図9A〜図9Dでは、異なる構成以外は同じ符号を付し、異なる構成について以下で説明する。
ワーク保持部411は、図7に示すようにバルーン203と接触する部分の断面が円弧状の構造を有する。また、図9A等に示すように、しぼり型201の空間206の長軸方向の長さより長く構成されている。
第二実施形態に係る加工装置401では、しぼり型201の空間206の大きさをワーク保持部411及びワークであるバルーンカテーテル202のバルーン203が配置可能な大きさに調整する。即ち、しぼり型準備工程を行う。そして、しぼり型201の他方端である挿入口208の側から突出するようにワーク保持部411が設置される。図9Aは、この時の状態を模式的に示したものである。このように、ワーク保持部411がしぼり型201の挿入口208から突出するように設置されるため、第一実施形態の場合のような誘導部207を設ける必要がない。また、誘導部207の開口部よりもバルーン203部分の垂れ下がりが大きくなるような場合でも、しぼり型201の空間206にバルーン203部分を容易に挿入可能である。
このように、ワーク保持部411をしぼり型201に設置した後、ワークであるバルーンカテーテル202を押圧機構220によりワーク固定部204に固定する。この時、バルーン203の先端側がワーク保持部411と接触するようにバルーンカテーテル202を固定することができる。これにより、ワーク保持部411の移動距離を短くすることができる。そのため、後述する除去工程に要する時間を短縮することができる。もっとも、図10Bに示すようにバルーン203の大部分がワーク保持部411と接触するようにしてもよい。このような態様は、ワーク保持部411とワーク固定部204の間でバルーンカテーテル202の垂れ下がりが大きい場合に好適である。図9Bは、固定工程が終了した時の状態を模式的に示したものである。
固定工程終了後、ワーク保持部411のうちのしぼり型201の他方端208側から突出した部分にワークの一部であるバルーンカテーテル202のバルーン203を含む先端部分を支持しつつ、ワーク固定部204とともにしぼり型201の長軸方向に沿ってしぼり型201に対して相対的にワーク保持部411を移動させる。本実施形態では、しぼり型201が固定されているため、ワーク保持部411とワーク固定部204を移動させる。そして、しぼり型201の空間206内に、バルーン203を含む先端部分をしぼり型201の長軸方向に配置する。移動させる際の両者の速度は、移動開始時期は、いずれも同じであるのが好ましい。もっとも、ワーク固定部204を先に移動させてもよいし、ワーク固定部204の速度をワーク保持部411から脱落しない程度に早くしてもよい。図9Cは、配置工程が終了した時の状態を模式的に示したものである。
配置工程終了後、ワーク保持部411は、しぼり型201の長軸方向に沿ってしぼり型201に対して相対的に移動し、しぼり型201の一方端である開口部221の側から除去される。図9Dは、除去工程が終了した時の状態を模式的に示したものである。除去工程終了後は、第一実施形態の場合と同様にして、バルーン203を折り畳み処理する加工工程等を行うとよい。
図10A〜図10Dは、本発明に係る加工装置の第三実施形態を用いて、ワークとしてバルーンカテーテルを用いてバルーンの折り畳み加工を行う際の加工装置の作動状態を示したものである。言い換えれば、第三実施形態に係る加工方法の工程を示したものでもある。但し、第一実施形態の場合と同様に、バルーンを折り畳む工程以降の工程は、例えば図2C、図2Dに準じて行うとよい。
第三実施形態に係る加工装置402は、しぼり型201、ワーク保持部420、ワーク固定部204を備える。本実施形態は、第二実施形態の変形例である。即ち、第三実施形態では、ワーク固定部204が固定され、しぼり型201が移動可能に構成されている。また、ワーク保持部420の長さが第二実施形態の場合よりも長くなっている。したがって、図10A〜図10Dでは、異なる構成以外は同じ符号を付し、異なる構成について以下で説明する。
ワーク保持部420は、図7に示すようにバルーン203と接触する部分の断面が円弧状の構造を有する。また、図10A等に示すように、しぼり型201の空間206の長軸方向の長さより長く構成されているが、前述のように、しぼり型201から突出する部分の長さが、第二実施形態の場合よりも長く、図10Bに示すようにバルーン203の大部分を保持するように構成されている。しぼり型201は、ワーク固定部204及びワーク保持部420に対して相対的に移動可能なように架台部222に固定されている。しぼり型201は、その長軸方向に沿って移動することで、ワーク固定部204に固定されたワークであるバルーンカテーテル202及びワーク保持部420を相対的に移動させる。また、保持部420は、誘導路に沿って移動する移動部223と連結されている。移動部223の移動は、手動又は公知の自動駆動装置を採用することができる。
第三実施形態に係る加工装置402でも、しぼり型201の空間206の大きさをワーク保持部420及びワークであるバルーンカテーテル202のバルーン203が配置可能な大きさに調整する。即ち、しぼり型準備工程を行う。そして、しぼり型201の他方端である挿入口208の側から突出するようにワーク保持部420が設置される。図10Aは、この時の状態を模式的に示したものである。
このように、ワーク保持部420をしぼり型201に設置した後、ワークであるバルーンカテーテル202を押圧機構220によりワーク固定部204に固定する。この時、バルーン203の大部分がワーク保持部411と接触するようにバルーンカテーテル202を固定することができる。第二実施形態の場合のようにバルーン203の先端側がワーク保持部420と接触するように構成してもよい。図10Bは、固定工程が終了した時の状態を模式的に示したものである。
固定工程終了後、ワーク保持部420のうちのしぼり型201の他方端208側から突出した部分にワークの一部であるバルーンカテーテル202のバルーン203を含む先端部分を支持しつつ、ワーク固定部204とともにしぼり型201の長軸方向に沿ってしぼり型201に対して相対的にワーク保持部411を移動させる。本実施形態では、ワーク固定部204が固定されているため、しぼり型201を移動させる。そして、しぼり型201の空間206内に、バルーン203を含む先端部分をしぼり型201の長軸方向に配置する。図10Cは、配置工程が終了した時の状態を模式的に示したものである。
配置工程終了後、ワーク保持部420は、しぼり型201の長軸方向に沿ってしぼり型201に対して相対的に移動し、しぼり型201の一方端である開口部221の側から除去される。図10Dは、除去工程が終了した時の状態を模式的に示したものである。除去工程終了後は、第一実施形態の場合と同様にして、バルーン203を折り畳み処理する加工工程等を行うとよい。
図11A〜図11Cは、本発明に係る加工装置の第四実施形態を用いて、ワークとして複数のバルーンカテーテルを用いてバルーンの折り畳み加工、及び、折り畳み加工されたバルーンの折り重ね加工を行う際の加工装置の作動状態を模式的に示したものである。言い換えれば、第四実施形態に係る加工方法の工程を示したものでもある。また、ワークであるバルーンカテーテルは、第一実施形態と同様のものを用いた場合を例示したため、同じ符号を付している。また、図1に示したのと同様に、本実施形態で用いるバルーンカテーテル202にはマンドレル105が挿入されている。
第四実施形態に係る加工装置500は、折畳しぼり型510、折り重ねしぼり型520、各しぼり型510、520に対応して設けられるワーク保持部530、複数のワーク固定部550を備えている。尚、図11A〜図11Bに示す各しぼり型510、520の構成は、本実施形態の説明及び図面作成の都合上、説明上必要な構成を簡略化して示している。また、本実施形態の各しぼり型510、520には、図8A〜図8Dに示した誘導部207に対応する構成を有しているが、その構成は、本実施形態の説明の都合上、省略している。
折畳しぼり型510は、水平方向に一方端513と他方端514を有し、一方端513から他方端514に亘る長軸方向にバルーンカテーテル202のバルーン203を含む部分を受け入れ可能な空間512、が形成されている。折畳しぼり型の一方端513及び他方端514は開口し、一方端513側からワーク保持部530の挿入、除去が可能になっており、他方端514側からバルーン203を含む部分の挿入、除去が可能になっている。また、本実施形態では、折畳しぼり型510は、図7に示すように4つのセグメント511を有している。そして、セグメント511を移動させることで、折畳しぼり型510の長軸方向に直交する方向において、空間512の大きさを変動させることが可能になっている。
折畳しぼり型510は、架台部540の上面部に支持部を介して長軸方向が水平になるように支持されている。尚、支持部は、折り重ねしぼり型510の支持部542と同様の構成を有する。
折り重ね型520は、水平方向に一方端523と他方端524を有し、一方端523から他方端524に亘る長軸方向にバルーンカテーテル202のバルーン203を含む部分を受け入れ可能な空間522、が形成されている。折り重ね型520では、バルーン203が折畳しぼり型510により折り畳まれた状態のバルーン230を含む部分を受け入れ可能になっている。折り重ねしぼり型520の一方端523及び他方端524は開口し、一方端523側からワーク保持部530の挿入、除去が可能になっており、他方端524側からバルーン203(230)を含む部分の挿入、除去が可能になっている。また、本実施形態では、折り重ねしぼり型520は、8つのセグメント521を有している。そして、セグメント521を移動させることで、折り重ねしぼり型520の長軸方向に直交する方向において、空間522の大きさを変動させることが可能になっている。尚、折り重ねしぼり型520としては、例えば、特許文献1等に記載のものを用いることができる。
折り重ねしぼり型520は、架台部540の上面部に支持部542を介して長軸方向が水平になるように支持されている。
ワーク保持部530は、しぼり型510、520の長軸方向に直線状に伸び、鉛直方向上側が開口するように、しぼり型510、520の長軸方向に垂直な方向の断面が円弧状に形成されており、バルーン203を含む部分を鉛直方向下側から支持可能になっている。また、ワーク保持部530は、架台部540の上面部に支持部531を介して、長軸方向が水平になるように支持されている。本実施形態では、ワーク支持部530のしぼり型510、520に近接する側とは反対側の端部に支持部531が連結されている。さらに、ワーク支持部531は、架台部540に設けられた誘導路541に沿って移動可能な移動部532を有する。誘導路541は、しぼり型510、520の長軸方向に平行に設けられており、ワーク保持部530は、しぼり型510、520に対してしぼり型510、520の長軸方向に沿って移動可能になっている。そのため、ワーク保持部530はしぼり型510、520の空間512、522内をそれぞれの長軸方向に沿って移動可能になっている。
各ワーク固定部550は、上面部552の水平面上にバルーンカテーテル202を載置可能になっている。上面部552には、バルーンカテーテル202をしぼり型510、520の長軸方向に沿って平行に載置するための凹条を設けてもよい。また、上面部552には押圧機構551が設けられ、バルーンカテーテル202を圧潰しない程度に押圧して、バルーン203の後端側でバルーン203を固定している。
ワーク固定部550は、架台部560の水平面上で、しぼり型510、520の長軸方向に平行に設けられた移動誘導路561に沿って移動可能な移動部553を有する。これにより、バルーンカテーテル202のバルーン203を含む部分をしぼり型510、520の長軸方向に沿って移動可能である。また、移動誘導路561は、架台部560の水平面上に、しぼり型510、520の長軸方向に直交する方向に伸びる平行する2つの誘導路562、563に沿って移動可能に構成されている。これにより、移動誘導路561を介してワーク固定部550は、バルーンカテーテル202の長軸方向をしぼり型510、520の長軸方向に平行に維持しつつ、しぼり型510、520の長軸方向に直交する方向で水平に移動させることができる。そのため、複数の固定部550をしぼり型510、520の長軸方向に直交する方向で且つ水平方向に複数連接することができ、複数のバルーンカテーテル202に対して複数のしぼり型による加工を連続して行うことができる。本実施形態では、複数のワーク固定部550はしぼり型510、520の長軸方向に直交する方向に移動可能に連接しているが、しぼり型による加工の種類や加工位置等に応じて直交以外の交差方向であってもよい。もっとも、処理効率、装置の小型化及び簡素化等の観点からは、直交方向が有利である傾向にある。また、隣接する移動誘導路561同士の距離は、処理効率の観点から、等しくなるように設置するのが好ましい。
第四実施形態でも、初期段階において、複数のワーク固定部550が、ワークを固定するための位置に配置され、ワークであるバルーンカテーテル202がワーク固定部550に押圧機構551により固定される、固定工程が行われる。詳説すると以下のとおりである。各ワーク固定部550は、移動誘導部561に対して、しぼり型510、512との間にバルーン203を含む部分を配置可能な位置に配置される。更に、最初に折り畳み加工がおこなわれるバルーンカテーテル202が固定されるワーク固定部550は、誘導路562、563に対して、折畳しぼり型510より上流側に配置される。または、折畳しぼり型510の空間512の中心軸と鉛直方向平面視でバルーンカテーテル202の中心軸が一致するようにワーク固定部550が配置される。また、このようにワーク固定部550を配置させる前又は後にバルーンカテーテル202をワーク固定部550に固定する。
その後、しぼり型510、512の空間512、522の大きさをワーク保持部530及びバルーン203を配置可能な大きさに調整し、しぼり型を準備するしぼり型準備工程を行う。併せて、必要に応じて、ワーク固定部550を誘導路562、563に沿ってしぼり型510、520の長軸方向に直交する方向で水平に移動させる。本実施形態では折畳加工を先ず行うため、折畳しぼり型510の側から折り重ねしぼり型520の側に水平に移動させる(図11Aの矢印参照。)。この時、しぼり型510、512の空間512、522の中心軸と、バルーン203を含む部分の中心軸と、を鉛直方向平面視で一致させるように各ワーク固定部550を移動させて、停止させる。そして、しぼり型510、512の空間512、522の大きさを、セグメント511、521を移動させて、ワーク保持部530及びバルーン203が配置可能な大きさにする。そして、各空間512、522に対して、移動部532をしぼり型510、512側に移動させることでワーク保持部530を一方端513、523側から空間512、522に挿入する。図11Aは概ねこの時の状態を示したものである。但し、図11Aは、いくつかのバルーンカテーテル202の加工処理が既に行われている時の状態を示したものである。尚、ワーク固定部550を誘導路562、563に沿ってしぼり型510、520の長軸方向に直交する方向で水平に移動させて、所定の位置に停止させる際の、しぼり型510、520に対するワーク固定部550の位置の調整は、移動距離による制御、位置センサーによる制御、撮像による画像認識に基づく制御などにより行われるのが好ましい。また、後述するように、加工工程後に、バルーン203をしぼり型510、512から取り出す際に、しぼり型準備工程が行われる場合がある。
次に、しぼり型510、512の空間512、522に、バルーン203を鉛直方向下側から支持するワーク保持部530の存在下で、バルーン203を長軸方向に配置する配置工程を行った後、ワーク保持部530を空間512、522から除去する除去工程を行う。
尚、以上の固定工程、しぼり型準備工程、配置工程、除去工程は、例えば図8A〜8Dに示す第一実施形態に準じて行われ得る。
そして、しぼり型510、512の空間512、522の大きさを縮小させ、空間512、522に配置されているバルーン203を加工する加工工程を行う。図11Bは加工工程を行っている時の状態を模式的に示したものである。図11Bに示すように、本実施形態では、
ワーク固定部550が移動誘導路561に沿ってしぼり型510、520に向かって移動することで、折畳しぼり型510に未加工のバルーン203が挿入されて、その空間512の大きさを小さくすることで折り畳み加工がバルーン203に施されると同時に、折り重ねしぼり型520に、折畳しぼり型510で折り畳み加工が施されて翼部231が形成されたバルーン230が挿入されて、その空間522の大きさを小さくすることで折り重ね加工がバルーン230に施される。
加工工程の終了後、しぼり型510、512の空間512、522の大きさを、セグメント511、521を移動させて大きくする。そして、空間512、522に対して、移動部532をしぼり型510、512側とは反対側に移動させることでワーク保持部530を一方端513、523側から取り出す。併せて、各空間512、522に対して、移動部532をしぼり型510、512側に移動させることでワーク保持部530を一方端513、523側から空間512、522に挿入する。ワーク保持部530の移動は、バルーン230、232の取り出しと同時又は取り出し後に行われる。図11Cは概ねこの時の状態を示したものである。図11Cに示すように、バルーン232には、折畳加工により翼部233が形成され、翼部231が形成されたバルーン230は、折り重ね加工により翼部231が折り重ねられ、バルーン230の長軸方向に直交する方向の大きさが折畳加工前より小さくなっている。加工されたバルーン230、232をしぼり型510、512の空間512、522から取り出す際に、空間512、522の大きさを、セグメント511、521を移動させて、ワーク保持部530及びバルーン203が配置可能な大きさにすることで、しぼり型準備工程が行われる。併せて、処理効率向上の観点から、ワーク保持部530を空間512、522に配置するのが好ましい。
加工されたバルーン230、232をしぼり型510、512の空間512、522から取り出した後、各ワーク固定部550を、可動誘導路561を介して誘導路562、563に沿ってしぼり型510、520の長軸方向に直交する方向で、折畳しぼり型510の側から折り重ねしぼり型520の側に水平に移動させる(図11Cの矢印参照。)。そして、しぼり型510、512の空間512、522の中心軸と、バルーン203を含む部分の中心軸と、を鉛直方向平面視で一致させるように各ワーク固定部550を移動させて、停止させる。
以上のような工程を繰り返し行うことで、一群の複数のバルーンカテーテル202のバルーン203に対して、折り畳み加工及び折り重ね加工を行うことができる。
以上、本発明に係る加工装置及び加工方法の実施形態について、主としてワークとしてバルーンカテーテルを用い、バルーンに折り畳み処理を行う場合を例に説明したが、本発明は、各種のワークに対してしぼり型を用いて行う各種の加工に適用可能である。
100、202 バルーンカテーテル
101 外管
102、106 内腔部
103 内管
104、203、230、232 バルーン
105 マンドレル
110、111、112、113、120、121、122 翼部
130、131、132、133、134 翼部
200、400、401、402、500 加工装置
201 しぼり型
201a、201b セグメント
203a、203b、231、233 翼部
204、550 ワーク固定部
205、222、540、560 架台部
206、318、326、340、512、522 空間
207 誘導部
208 挿入口(他方端)
209 傾斜部
211、212、213、214 セグメント
215、216、217、218 突出部
220、551 押圧機構
223 移動部
301、302、303、510 折畳しぼり型
310、311、312、313、320、321、322 セグメント
314、315、316、317、323、324、325 突出部
330、331、332、333、334 セグメント
335、336、337、338、339 突出部
410、411、420、530 ワーク保持部
412 中空部
413 開口部
511、521 セグメント
513、523 一方端
514、524 他方端
520 折り重ねしぼり型
531 支持部
532 移動部
541 誘導路
542 支持部
552 上面部
553 移動部
561 移動誘導路
562、563 誘導路
L 長さ

Claims (11)

  1. 水平方向に一方端と他方端を有し、一方端から他方端に亘る長軸方向にワークの少なくとも一部を受け入れ可能な空間が形成され、前記長軸方向に直交する方向の前記空間の大きさを変動可能なしぼり型と、
    該しぼり型の前記空間内を前記長軸方向に沿って相対的に移動可能で、前記空間内で鉛直方向下側からワークを支持可能なワーク保持部と、
    しぼり型の前記長軸方向に沿ってワークを相対的に移動させつつ固定するワーク固定部とを有する加工装置。
  2. ワーク保持部がワーク接触部を備え、しぼり型の長軸方向に垂直な方向のワーク接触部の断面が円弧状又は円形状である請求項1に記載の加工装置。
  3. ワークが先端側にバルーンを有するバルーンカテーテルであり、ワーク固定部が、バルーンより後端側を固定する請求項1又は2に記載の加工装置。
  4. ワークが先端側にバルーンを有するバルーンカテーテルであり、ワーク保持部が、バルーンの先端側を支持する請求項1から3のいずれか1項に記載の加工装置。
  5. ワークが先端側にバルーンを有するバルーンカテーテルであり、しぼり型が、バルーンを折り畳むための構造を備える請求項1から4のいずれか1項に記載の加工装置。
  6. 前記ワーク固定部が、しぼり型の長軸方向に交差する方向で且つ水平方向に相対的に移動可能である請求項1から5のいずれか1項に記載の加工装置。
  7. 前記しぼり型が、しぼり型の長軸方向に交差する方向で且つ水平方向に複数設置された請求項6に記載の加工装置。
  8. 前記ワーク固定部が、しぼり型の長軸方向に交差する方向で且つ水平方向に複数連設された請求項6又は7に記載の加工装置。
  9. ワークをワーク固定部に固定する固定工程、
    水平方向に一方端と他方端を有し、一方端から他方端に亘る長軸方向にワークの少なくとも一部を受け入れ可能な空間が形成され、前記長軸方向に直交する方向の前記空間の大きさを変動可能なしぼり型の前記空間の大きさを、ワーク保持部及びワークを配置可能な大きさにするしぼり型準備工程、
    しぼり型の前記空間に、ワークを鉛直方向下側から支持するワーク保持部の存在下で、ワークを前記長軸方向に配置する配置工程、
    ワーク保持部を前記空間から除去する除去工程、
    しぼり型の前記空間の大きさを縮小させ、前記空間に配置されているワークを加工する加工工程を含むワークの加工方法。
  10. ワーク保持部は、配置工程において、しぼり型の一方端側から前記長軸方向に沿って前記空間に挿入され、かつ、除去工程において、当該一方端側から前記長軸方向に沿って前記空間から除去される請求項9に記載のワークの加工方法。
  11. ワーク保持部は、しぼり型の前記空間の長軸方向の長さより長く、
    配置工程において、ワーク保持部は、しぼり型の他方端側から突出するように設置されており、ワーク保持部のうちのしぼり型の他方端側から突出した部分にワークの一部を支持しつつ、ワーク固定部とともに前記長軸方向に沿ってしぼり型に対して相対的に移動し、
    除去工程において、ワーク保持部は、前記長軸方向に沿ってしぼり型に対して相対的に移動し、しぼり型の一方端側から除去される請求項9に記載のワークの加工方法。
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