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JP2017036215A - アンジオテンシンii受容体拮抗物質の塩 - Google Patents

アンジオテンシンii受容体拮抗物質の塩 Download PDF

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JP2017036215A
JP2017036215A JP2013271639A JP2013271639A JP2017036215A JP 2017036215 A JP2017036215 A JP 2017036215A JP 2013271639 A JP2013271639 A JP 2013271639A JP 2013271639 A JP2013271639 A JP 2013271639A JP 2017036215 A JP2017036215 A JP 2017036215A
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salt
arb
tert
candesartan
hydrochloride
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JP2013271639A
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克昭 天笠
Katsuaki Amagasa
克昭 天笠
尚弘 西田
Hisahiro Nishida
尚弘 西田
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Original Assignee
Toa Eiyo Ltd
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Abstract

【課題】経皮吸収性の良好なアンジオテンシンII受容体拮抗剤及び経皮投与製剤の提供。
【解決手段】アンジオテンシンII受容体拮抗物質のtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩、及びこれを含有する経皮投与製剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、アンジオテンシンII受容体拮抗物質の塩及びこれを含有する経皮投与製剤に関する。
アンジオテンシンII受容体拮抗物質(Angiotensin II Receptor Blocker : ARB)は、昇圧物質であるアンジオテンシンIIがその受容体に結合することをブロックすることにより、血圧降下作用を示す薬物であり、臨床において広く使用されている。当該ARBとしては、ロサルタン、バルサルタン、カンデサルタン シレキセチル、テルミサルタン、オルメサルタン メドキソミル、イルベサルタン等が知られている。これらのARBの投与形態は、錠剤に代表される経口投与製剤である。
しかしながら、経口投与製剤においては、通常投与後3〜4時間後に最大血中濃度になり、就寝時に十分な血中濃度を維持できない可能性がある。かかる観点から、ARBの血中濃度を長時間一定にすることが可能な経皮投与製剤の開発が試みられている(特許文献1及び2)。
特開2000−302695号公報 特表2002−513753号公報
しかしながら、前記特許文献記載の手段では、皮膚透過性が十分でなく、その改良が望まれていた。
従って、本発明の課題は、高血圧治療薬として有用なARBの経皮吸収性を改良することにある。
そこで本発明者は、ARBの経皮吸収性を向上すべく、ARBの各種のアミン塩を製造してその経皮吸収性を検討したところ、種々のアミン塩の中で、ARBのtert−ブチルアミン塩とジエチルアミン塩が特に優れた経皮吸収性を有し、かつ保存安定性も良好であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の〔1〕〜〔4〕を提供するものである。
〔1〕アンジオテンシンII受容体拮抗物質のtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩。
〔2〕カンデサルタン、オルメサルタン又はイルベサルタンのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩。
〔3〕カンデサルタンのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩。
〔4〕〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の塩を含有する経皮投与製剤。
本発明のARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩は、ARBフリー体やARBの他の塩に比べて経皮吸収性に優れており、かつ保存安定性も良好である。従って、ARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩を含有する経皮投与製剤は、ARBの血中濃度を長時間一定に維持できるため高血圧治療薬として有用である。
本発明はARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩に関するものであり、ARBとしては公知のものが含まれる。ARBの例としては、ロサルタン、バルサルタン、カンデサルタン、テルミサルタン、オルメサルタン、イルベサルタン、アジルサルタン等が挙げられ、このうちカンデサルタン、オルメサルタン、イルベサルタンが好ましく、特にカンデサルタンが好ましい。ここで、カンデサルタンは、2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボン酸である。オルメサルタンは、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピル−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸である。イルベサルタンは、2−ブチル−3−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノン−1−エン−4−オンである。
カンデサルタン、オルメサルタンは、市販されている経口投与製剤にはそれぞれプロドラッグ体であるカンデサルタンシレキセチル、オルメサルタンメドキソミルとして含有されている。
ARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩は、例えば、ARBを有機溶媒に溶解又は懸濁させ、これにtert−ブチルアミン又はジエチルアミンを加えて加熱して反応させることにより製造することができる。有機溶媒としては、アセトン、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン等が挙げられる。反応温度は室温〜沸点が好ましく、反応時間は5分間〜1時間が好ましい。tert−ブチルアミン又はジエチルアミンの添加量は、ARBに対して1〜10モルが好ましい。ARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩は、再結晶、各種クロマトグラフィー等により単離することができる。
ARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩は、後記実施例に示すように、ARBのフリー体やARBの他の有機アミン塩に比べて経皮吸収性が格段に優れており、経皮投与用薬物として特に有用である。また、ARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩は、長期間保存しても安定であり、医薬品原料として有用である。従って、ARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩を含有する経皮投与製剤は、高血圧症治療用経皮投与製剤として有用である。
本発明の経皮投与製剤としては、テープ製剤、パッチ製剤、パップ製剤、軟膏剤、クリーム製剤等が挙げられるが、マトリックス型経皮投与製剤がより好ましい。特に、粘着基剤との相溶性に優れ、粘着剤層の凝集性や皮膚への粘着性に優れることから、テープ製剤、特にマトリックス型テープ製剤とするのが好ましい。
経皮投与製剤中のARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩の含有量は、特に制限されないが、1〜30質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましく、1〜5質量%が特に好ましい。
経皮投与製剤中には、ARBのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩の他に、他の高血圧治療用薬物、例えばカルシウム拮抗薬、利尿薬、ACE阻害薬、β遮断薬、αβ遮断薬、α遮断薬等を配合することができる。
上記カルシウム拮抗薬としては、例えば、ベラパミル塩酸塩、ジルチアゼム塩酸塩、ベプリジル塩酸塩、クレンチアゼム、ニフェジピン、ニカルジピン塩酸塩、フェロジピン、ニソルジピン、シルニジピン、アラニジピン、ベニジピン塩酸塩、マニジピン塩酸塩、ニルバジピン、ニトレンジピン、アムロジピンベシル酸塩、バルニジピン塩酸塩、エホニジピン塩酸塩等が挙げられる。
上記利尿薬としては、例えば、ベンチルヒドロクロロチアジド、トリクロルメチアジド、メチクロチアジド、エタクリン酸、インダパミド、クロルタリドン、トリパミド、メチクラン、メフルシド、ピレタニド、フロセミド、ブメタニド、トラセミド、アゾセミド、カンレノ酸カリウム、スピロノラクトン、トリアムテレン、アセタゾラミド等が挙げられる。
上記ACE阻害薬としては、カプトプリル、エナラプリルマレイン酸塩、アラセプリル、デラプリル塩酸塩、シラザプリル水和物、リシノプリル水和物、ベナゼプリル塩酸塩、イミダプリル塩酸塩、テモカプリル塩酸塩、キナプリル塩酸塩、トランドラプリル、ペリンドプリルエルブミンが挙げられる。
上記β遮断薬としては、アテノロール、ビソプロロールフマル酸塩、ベタキソロール塩酸塩、メトプロロール酒石酸塩、アセブトロール塩酸塩、セリプロロール塩酸塩、ニプラジロール、プロプラノロール塩酸塩、チリソロール塩酸塩、ナドロール、カルテオロール塩酸塩、ピンドロール、ペンブトロール硫酸塩、ボピンドロールマロン酸塩等が挙げられる。
上記αβ遮断薬として、アモスラロール塩酸塩、アロチノロール塩酸塩、カルベジロール、ラベタロール塩酸塩、ベバントロール塩酸塩が挙げられる。
上記α遮断薬としては、ウラピジル、テラゾシン塩酸塩、ドキサゾシンメシル酸塩、ブナゾシン塩酸塩、プラゾシン塩酸塩が挙げられる。
本発明の経皮投与製剤は、前述のようにその形態は限定されないがマトリックス型経皮投与製剤、特にマトリックス型テープ製剤が好ましい。マトリックス型テープ製剤の形態としては、支持体の一面にマトリックス材料、薬物、及び必要により経皮吸収促進剤を含有する薬物含有層が積層されているのが好ましい。ここでマトリックス材料としては、種々の粘着基剤が挙げられる。粘着基剤としては、例えば常温で感圧性を有するゴム系粘着基剤、シリコーン系粘着基剤、アクリル系粘着基剤、ビニルエーテル系粘着基剤等が用いられる。
前記ゴム系粘着基剤としては特に限定されるものではないが、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、天然ゴム、合成イソプレンゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルエーテル、ポリウレタン、ポリイソプレン、ポリブタジエン等が挙げられる。商業的に入手可能な市販製品としてはOppanol(商標登録)シリーズ(BASF)、Himol(商標登録)シリーズ(新日本石油)、Quintac(商標登録)シリーズ(日本ゼオン)、Duro−tak(商標登録)608A、611A(Henkel)等が利用可能である。
前記シリコーン系粘着基剤としては特に限定されるものではないが、例えばポリオルガノシロキサン等のシリコーンゴム等が挙げられる。商業的に入手可能な市販製剤としてはBIO−PSA(商標登録)シリーズ(東レ・ダウコーニング)等が利用可能である。
前記アクリル系粘着基剤としてはとくに限定されず、例えば(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分単量体とした単独重合物又は(メタ)アクリル酸アルキルエステルと他の共重合性モノマーとの共重合体等が挙げられる。ここで、(メタ)アクリル酸は、メタクリル酸又はアクリル酸の意味である。(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体としては、例えば(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステル、(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸イソブチルエステル、(メタ)アクリル酸ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸オクチルエステル、(メタ)アクリル酸イソオクチルエステル、(メタ)アクリル酸デシルエステル、(メタ)アクリル酸イソデシルエステル、(メタ)アクリル酸ラウリルエステル、(メタ)アクリル酸ステアリルエステル等が挙げられる。共重合性モノマーとしては、例えば(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミド、ブトキシメチルアクリルアミド、エトキシメチルアクリルアミド、N−ビニル−2−ピロリドン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニル、アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、ブタジエン等が挙げられる。
さらに、前記アクリル系粘着基剤は、必要に応じて架橋剤を添加してもよい。架橋剤としては、特に限定されるものではなく、具体的には、エポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物、金属キレート化合物、金属アルコキシド化合物などが挙げられる。アクリル系粘着基剤に架橋剤を添加することにより、アクリル系粘着基剤の内部凝集力が高まるので、貼付剤を皮膚から剥離させる際に皮膚に糊残りを生じにくくすることができる。
粘着基剤層中には、本発明の効果を損なわない範囲で、可塑剤、酸化防止剤、吸収促進剤などの添加剤が添加されてもよい。
前記可塑剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのグリコール類、オリーブ油、ヒマシ油、スクワレン、ラノリンなどの油脂類、流動パラフィンなどの炭化水素類、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、安息香酸ベンジル、2−エチルヘキサン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、酢酸ベンジル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、トリオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、パルミチン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソプロピルなどの脂肪酸エステル類などが挙げられ、これらを1種又は2種以上粘着剤層に配合することができる。
酸化防止剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、エデト酸ナトリウムのようなキレート剤、亜硫酸ナトリウム、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、テトライソパルミチン酸アスコルビルのようなアスコルビン酸誘導体、酢酸トコフェロールのようなトコフェロール誘導体、硫酸オキシキノリンのようなキノリン誘導体などが挙げられる。
粘着基剤層には、必要に応じて吸収促進剤を添加してもよい。吸収促進剤としては特に限定されるものではなく、例えばオレイルアルコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、モノオレイン酸ポリエチレングリコールなどのアルコールあるいはそのエステル類又はエーテル類;モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタンなどのソルビタンエステル類又はエーテル類;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルなどのフェノールエーテル類;ジオクチルソジウムスルホサクシネート、オレオイルサルコシン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリル硫酸ナトリウムなどのイオン性界面活性剤;n−アルキルグルコシド、n−アルキルチオグルコシド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ジメチルラウリルアミンオキサイドなどの非イオン性界面活性剤;ジメチルスルホキサイド、デシルメチルスルホキサイドなどのアルキルメチルスルホキサイド類、2−ピロリドン、1−メチル−2−ピロリドン、ドデシルピロリドンなどピロリドン類;1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オン、1−ゲラニルアザシクロヘプタン−2−オンなどのアザシクロアルカン類;ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミンなどのアミン類;メントール、シネオールなどのテルペン類が挙げられる。
前記支持体としては、粘着基剤層中の薬物の損失を防ぎ、粘着基剤層を保護できると共に、貼付剤に自己支持性を付与するための強度を有しつつ、経皮投与製剤の良好な貼付感を付与するための柔軟性を有していることが望ましい。
このような支持体としては、特に限定されず、例えば、樹脂シート、発泡樹脂シート、不織布、織布、編布、アルミニウムシートなどが挙げられ、単層からなるものでも、複数層が積層一体化されてなるものでもよい。
前記樹脂シートを構成する樹脂としては、例えば、酢酸セルロース、エチルセルロース、レーヨン、ポリエチレンテレフタレート、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、可塑化ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデンなどが挙げられ、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
前記支持体としては、その柔軟性や薬物の損失防止効果の観点から、ポリエチレンテレフタレートシートと、不織布や柔軟な樹脂シートとが積層一体化されてなるものが好ましく、ポリエチレンテレフタレートシートと不織布とが積層一体化されてなるものがより好ましい。前記不織布を構成する素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、ナイロン、ポリエステル、ビニロン、SIS共重合体、SEBS共重合体、レーヨン、綿などが挙げられ、ポリエステルが好ましい。なお、これらの素材は単独で用いられても2種以上が併用されてもよい。
また、支持体と粘着基剤層との接着性(投錨性)を良好とする観点からは、支持体を上記材質からなる無孔の樹脂シートと多孔質シートを積層一体化したものを用いてもよい。この場合、粘着剤層は多孔質シート側に形成することが望ましい。
このような多孔質シートとしては、粘着基剤層との投錨性が向上するものが採用されるが、具体的には紙、織布、不織布、編布、機械的に穿孔処理を施したシート等が挙げられる。これらのうち、取り扱い性等の観点から、特に紙、織布、不織布が好ましい。不織布の場合、前記と同様のものを用いることができる。
本発明の経皮投与製剤の粘着基剤層中の薬物の損失防止や粘着基剤層を保護する目的で、経皮投与製剤の粘着基剤層の表面に剥離紙を剥離可能に積層一体化させておくのが好ましい。
前記剥離紙としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどからなる樹脂フィルムや紙などが挙げられ、粘着剤層と対向させる面に離型処理が施されていることが好ましい。なお、前記剥離紙は単層からなるものであっても、複数層からなるものであってもよい。
また、前記剥離紙のバリア性を向上させる目的で、剥離紙にアルミ箔やアルミ蒸着の層を設けたものであってもよい。さらに、前記剥離紙が紙からなる場合、剥離紙のバリア性を向上させる目的で、剥離紙にポリビニルアルコールなどの樹脂を含浸させてもよい。
次に、本発明の経皮投与製剤の製造方法を説明する。本発明の経皮投与製剤は、通常の経皮投与製剤を製造する方法によって製造することができる。例えば、薬物を含む基剤組成をメタノール、酢酸エチル等の適当な有機溶媒に溶解させ、得られた粘着基剤溶液を支持体上に塗工し、有機溶媒を乾燥・除去して粘着基剤層を形成し、その後、粘着基剤層上に剥離ライナーを貼り合せることで、製造することができる。また、前記粘着基剤溶液を剥離ライナー上に塗工し、有機溶媒を乾燥・除去して粘着基剤層を形成し、その後、粘着基剤層上に支持体を貼り合せることで、製造してもよい。なお、粘着基剤層を形成する際に粘着基剤溶液を一度に厚く塗工すると均一に乾燥することが困難な場合があるため、粘着基剤層の厚みを充分なものにするために、2度以上に分けて塗工してもよい。
本発明の経皮投与製剤は、例えばテープ製剤の場合、1日1回貼付すれば、1日中ARBの血中濃度が安定に維持され、安定した血圧降下効果を奏する。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
実施例1
(カンデサルタンtert−ブチルアミン塩)
カンデサルタンフリー体5.7gをアセトン45mLに懸濁させた後、tert−ブチルアミン5mLを加え、加熱還流下、10分間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣にヘキサン50mLを加え、20分間撹拌した。析出した結晶を濾取し、ヘキサン20mLにて洗浄した。得られた結晶を40℃にて3時間減圧加熱乾燥し、カンデサルタンtert−ブチルアミン塩7.5gを得た。
融点:169〜172℃
1H-NMR(DMSO-d6):1.23(18H,s),1.37(3H,t,J=7.0Hz),4.51(2H,q,J=7.0Hz),5.75(2H,s),6.92-6.96(4H,m),6.97-7.00(1H,m),7.25-7.26(1H,m),7.27-7.32(1H,m),7.32-7.37(3H,m),7.50-7.53(1H,m).
IR(νmax)(KBr):3384,2981,1613,1545,1462,1381,1278,1038,761,460cm-1
実施例2
(カンデサルタンジエチルアミン塩)
カンデサルタンフリー体499mgをアセトン4mLに懸濁させた後、ジエチルアミン1mLを加え、加熱還流下、5分間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下、溶媒を留去した。得られた結晶を40℃にて3時間減圧加熱乾燥し、カンデサルタンジエチルアミン塩651mgを得た。
融点:153〜156℃
1H-NMR(DMSO-d6):1.11(12H,t,J=7.0Hz),1.38(3H,t,J=7.0Hz),2.84(8H,q,J=7.0Hz),4.53(2H,q,J=7.0Hz),5.73(2H,s),6.92(2H,d,J=8.3Hz),6.97(2H,d,J=8.3Hz),7.00-7.03(1H,m),7.25-7.27(1H,m),7.32-7.35(3H,m),7.38-7.39(1H,m),7.54-7.55(1H,m).
IR(νmax)(KBr):3422,2981,2716,2493,1616,1542,1459,1385,1353,1279,1067,1046,763,749cm-1
参考例1
(カンデサルタンフリー体)
トリチルカンデサルタン1メタノール和物10.0gにメタノール30mLとジクロロメタン40mLを加え、溶解させた。氷浴下、メタノール22mLにて希釈したメタンスルホン酸2.7mLをゆっくりと滴下し、50分間撹拌した。水200mLを加え、氷浴下、20分間撹拌した。析出した結晶を濾取し、水50mLにて洗浄した後、室温にて30分間減圧乾燥した。得られた結晶を100℃にてDMF10mLに溶解させた後、ジエチルエーテル290mLを加え、氷浴下、20分間撹拌した。析出した結晶を濾取し、ジエチルエーテル50mLにて洗浄した。得られた結晶を室温にて2時間減圧乾燥し、カンデサルタンフリー体5.8gを得た。
融点:174〜178℃
1H-NMR(DMSO-d6):1.38(3H,t,J=7.0Hz),4.58(2H,q,J=7.0Hz),5.63(2H,s),6.93(2H,d,J=8.3Hz),7.01(2H,d,J=8.3Hz),7.16-7.20(1H,m),7.48-7.50(1H,m),7.53-7.57(2H,m),7.63-7.68(3H,m).
IR(νmax)(KBr):3425,2985,1706,1613,1550,1478,1429,1388,1356,1282,1240,1038,760cm-1
参考例2
(カンデサルタントリエチルアミン塩)
カンデサルタン504mgをアセトン4mLに懸濁させた後、トリエチルアミン164μLを加え、加熱還流下、5分間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣にヘキサン20mLを加え、7時間撹拌した。析出した結晶を濾取し、ヘキサン5mLにて洗浄した。得られた結晶を室温にて7時間減圧乾燥し、カンデサルタントリエチルアミン塩580mgを得た。
融点:103〜106℃
1H-NMR(DMSO-d6):1.14(9H,t,J=7.0Hz),1.40(3H,t,J=7.0Hz),3.01(8H,q,J=7.0Hz),4.59(2H,q,J=7.0Hz),5.62(2H,s),6.85(2H,d,J=8.3Hz),7.00(2H,d,J=8.3Hz),7.13-7.16(1H,m),7.27-7.33(1H,m),7.36-7.42(2H,m),7.47-7.49(1H,m),7.53-7.55(1H,m),7.61-7.63(1H,m).
IR(νmax)(KBr):3410,2984,2685,2497,1699,1614,1549,1476,1428,1388,1351,1280,1240,1038,762cm-1
試験例1
(透過試薬)
まず、37℃に保温された縦型拡散セルに摘出皮膚(ヘアレスマウス)を装着し、レセプター相内にリン酸緩衝生理食塩液(PBS、pH7.5)を7mL充填した。1時間放置後、試料溶液を角層側に500μL添加し、試験を開始した。試験開始から8時間までは2時間毎、それ以後24時間までは4時間毎にレセプター相のPBSを採取した。なお、採取後、同量のPBSをレセプター相に補充した。採取したレセプター相PBS中の薬物濃度をHPLC法により測定し、これを時間に対してプロットし、単位面積あたりの24時間累積薬物透過量(Q24:μg/cm2)を算出した。また、累積薬物透過量が定常状態となったときの透過曲線の傾きから皮膚透過速度(Flux:μg/hr/cm2)を算出した。
(1)試料溶液として、カンデサルタン濃度として1重量%相当量を用いた場合の結果を表1に示す。
Figure 2017036215
表1より、カンデサルタンのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩は、フリー体及び他の有機アミン塩に比べて極めて優れた経皮吸収性を有することが判明した。
試験例2
試験例1と同様にしてオルメサルタン及びイルベサルタンについても、tert−ブチルアミン塩の経皮吸収性を検討した。その結果を表2及び表3に示す。
Figure 2017036215
Figure 2017036215
表2及び表3より、オルメサルタン及びイルベサルタンもtert−ブチルアミン塩とすることにより経皮吸収性が向上することが判明した。
試験例3
カンデサルタンの各種試料を25℃、40℃及び60℃の条件下に1〜6ヶ月保存し、HPLC法によりその純度を測定した。その結果を初期の純度に対する相対値で表4に示す。
Figure 2017036215
表4より、カンデサルタンのtert−ブチルアミン塩及びジエチルアミン塩は、長期安定性に優れていることがわかる。

Claims (4)

  1. アンジオテンシンII受容体拮抗物質のtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩。
  2. カンデサルタン、オルメサルタン又はイルベサルタンのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩。
  3. カンデサルタンのtert−ブチルアミン塩又はジエチルアミン塩。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の塩を含有する経皮投与製剤。
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