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JP2017034293A - 無線モジュール - Google Patents

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公一 瀬古
Koichi Seko
公一 瀬古
矢口 安武
Yasutake Yaguchi
安武 矢口
大谷 克実
Katsumi Otani
克実 大谷
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
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    • H01Q9/04Resonant antennas
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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

【課題】大型化することなく通信感度を向上させ、製品の特性に合わせてアンテナの指向性を広い範囲で調整することを可能にする無線モジュールを提供する。
【解決手段】他の製品の基板10上に実装される無線モジュール1であって、アンテナ素子3と、電子部品4と、アンテナ素子3および電子部品4を搭載するモジュール基板2とを備え、アンテナ素子3の上面が、他の製品の基板10への無線モジュール1の実装面に対して傾斜角度を持っている。
【選択図】図1

Description

本開示は、アンテナ素子が実装された無線モジュールに関する。
近年、携帯電話やコンピューターなどの情報処理機器等の普及にともなって、機器の小型化・高性能化への要望が高くなっている。これらの機器には無線モジュールが実装されており、要望を実現するために無線モジュールも小型化・高密度化・高速化が求められ、加えて、半導体チップに形成される集積回路の高集積化や処理速度の高速化にともなって、データ通信の高速化が求められている。特に、携帯端末においては、機器間通信の無線化が進み、動画などの大容量データの送受信の無線化要望が高まっている。この高速無線通信では、ミリ波やマイクロ波といった高周波信号を用いるため、他の電子機器への影響を考慮する必要性があり、データの送受信を行うアンテナの通信感度と指向性が重要となる。特に、信号の放射範囲を限定するアンテナの指向性は重要で、所望する向きへ調整できることは、モジュール設計の最も重要なポイントである。
なお、通信感度とは、アンテナによる信号の送信の良好性を表す送信感度と、同じく受信の良好性を表す受信感度を総称している。
図12は、特許文献1の従来技術における無線モジュール100と、それが実装された製品の基板200とを示す断面図である。図12の無線モジュール100は、モジュール基板110と、枠基板120とを備える。またモジュール基板110の上面には、パターン型のアンテナ素子130が実装されており、モジュール基板110の下面には、アンテナ素子130のアンテナ性能を調整する調整部品140が設置される。調整部品140は、アンテナ素子130に対して対になるGND電極である。調整部品140は、例えば、半田の実装用ランド150によりモジュール基板110の下面に固定される。アンテナ素子130と調整部品140は、全体としてアンテナを構成する。
これまではアンテナ素子130の調整をするためには無線モジュール100を再設計する必要があったが、この構成によりアンテナ素子130のGND電極である調整部品140を調整することにより、無線モジュール100の全体の構成を変更することなく、アンテナ素子130の特性を調整することが可能になる。
特開2013−138379号公報
図13は、従来技術における無線モジュールのアンテナ指向性を示す説明図である。同図において電波の放射強度(または受信感度)が最大の方向と製品の基板200とのなす角を角度αとする。特許文献1の従来技術においては、角度αが、0°(水平)に近づくと、通信感度が劣化することから、角度αには限界がある。例えば、角度αを0°付近にすることができない。
また、従来技術である、アンテナ素子のパターン変更や、基板の誘電率の変更による角度αの調整にも限界があり、調整可能な範囲が狭い。
また、アンテナ素子が信号を送受信する場合、対象物の方向から見たアンテナ素子の投影面積を広くすることにより、通信感度を改善することが出来るため、アンテナ素子を大型化することで通信感度を高めることが可能である。しかし、アンテナ素子の大型化は実装面積の増大や無線モジュールの大型化を招き、製品の小型化や低背化の弊害になってしまう。また、消費エネルギーも大きく、製品の消費電力の増大や、電流の増加による温度の上昇など、使用上・信頼性上の課題が発生する可能性がある。
製品の小型化・低消費電力化・高速化の実現に向けて通信感度を改善するためには、アンテナ素子から放射される信号を所望する方向へ調整できることが重要であり、従来技術では、製品の仕様・目的に合わせた通信感度を十分に得ることが出来ない。
本開示は、上記従来の問題点を解決するもので、無線モジュールを大型化することなく通信感度を向上させるため、製品の特性に合わせて角度αの調整可能な範囲を広げる無線モジュールを提供することを目的とする。
本開示における無線モジュールは、回路基板上に実装される無線モジュールであって、アンテナ素子と、電子部品と、前記アンテナ素子および前記電子部品を搭載するモジュール基板とを備え、前記アンテナ素子の上面が、前記回路基板への前記無線モジュールの実装面に対して傾斜角度を持っている。
本開示における無線モジュールは、無線モジュールの製品基板への実装面とアンテナ素子の上面が、傾斜角を持って配置されているため、電波の放射強度(または受信感度)が強い方向を広い範囲で調整することができ、つまり、調整可能な範囲を広げることができ、従来実現不可能であった方向、角度に対してもアンテナ素子からの信号の放射が可能になる。
実施の形態1に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。 実施の形態1に係る無線モジュールの構成例示す立体斜視図である。 実施の形態1に係る無線モジュールのアンテナ素子の配置を示す斜視図である。 実施の形態1に係る無線モジュールのアンテナ指向性を示す説明図である。 実施の形態2に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。 実施の形態3に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。 実施の形態4に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。 実施の形態5に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。 実施の形態6に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。 実施の形態7に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。 実施の形態8に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。 従来技術における無線モジュールと、それが実装された製品の基板とを示す断面図である。 従来技術における無線モジュールのアンテナ指向性を示す説明図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図4を用いて、実施の形態1を説明する。
図1は、実施の形態1に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板10の構成例を模式的に示す断面図である。図2は、実施の形態1に係る無線モジュールの構成例を示す立体斜視図である。この無線モジュール1は、第一基板2aと第二基板2bとを含むモジュール基板2、アンテナ素子3、電子部品4、枠基板5、バンプ6、封止部8、で構成され、製品の基板10(回路基板)に実装されている。
第一基板2aは、たとえばアンテナ素子への配線がなされた多層基板であり、第一基板2aの上面(図1における上面)には、アンテナ素子3が実装されている。第一基板2aの内部には、アンテナ素子3のGNDになるGNDプレーン(図示略)が内蔵されている。アンテナ素子3とGNDプレーンは全体としてアンテナを構成する。
また第一基板2aの上面および下面には、接続端子として機能する複数のバンプ6が接合されている。バンプ6は導電体であり、例えばはんだボールであってもよい。
アンテナ素子3は、たとえば配線によるアンテナパターンにより形成されるパッチアンテナである。
第二基板2bは、電子部品4への配線がなされた多層基板であり、第二基板2bの下面(図1における下面)には、電子部品4が実装されている。
電子部品4は、たとえば半導体チップであり、バンプ6を介して第二基板2bにフリップチップ実装されている。電子部品4は、表面を第二基板2b側に向けて実装されており、電子部品4と第二基板2bとはバンプ6により電気的に接続されている。また第二基板2bの上面および下面には、接続端子として機能する複数のバンプ6が接合されている。
バンプ6はボール状の導電体であり、たとえば半田ボールを用いることが出来る。
枠基板5は、第二基板2bの外周を口形状に取り囲む枠基板であり、たとえば、第二基板2bと同種の材料により構成される。枠基板5の断面形状は、中央部がくり抜かれた矩形形状である。枠基板5は、たとえば、打ち抜き加工やくり抜き加工等の加工方法を用いて樹脂基材を所定の形状に加工されたものであってもよい。また複数の樹脂基材を組み合わせて中央部に穴の開いた形状に加工されたものであってもよい。
また枠基板5は、第二基板2bと製品の基板10とを電気的に接合するためにビア7が形成されている。ビア7は、たとえば、枠基板5を貫通するスルーホールの内壁を被覆する導電膜である。導電膜は、たとえばスルーホールめっき金属膜とする。なお、ビア7は、スルーホールめっき金属膜のような中空な構造のものには限られず、たとえば、枠基板5を貫通するスルーホールの内部全体に埋め込まれた導電材料からなる中実の電極としてもよい。
第二基板2bと枠基板5を電気的に接続した後、封止部8を実装する。
封止部8は、第一基板2aと第二基板2bとを電気的に接合するためにビア7aが形成されている樹脂基材であり、封止部8の上面(図1における上面)には、封止部8の下面(図1における下面)に対して傾斜角βを有した形状になっている。封止部8は、たとえば、封止金型の内部形状に傾斜角βをつけることにより成型されたものであってもよい。また研磨等の加工方法を用いて樹脂基材を所定の形状に加工されたものであってもよい。ビア7aは、たとえば、封止部8をアンテナ素子3の搭載面から反対側の面まで貫通するスルーホールであり、内部には導電性物質が埋め込まれて形成されている。また、ビア7aは貫通孔表面に金属薄膜を形成した構造でも良い。ビア7aは主軸を有する柱形状であってもよい。
封止部8を第二基板2b上に成型した後、第二基板2bの上面に配置されたバンプ6と接続するようにビア7aを形成することにより、第二基板2bの配線、および実装された電子部品4と封止部8に形成されたビア7aが電気的に接続される。
第一基板2aを封止部8の上面に実装し、第一基板2aの下面に配置されたバンプ6と封止部8に形成されたビア7aを接続することにより、第一基板2aと第二基板2bは封止部8のビア7aによる電気的に接続される。また、アンテナ素子3は電子部品4と電気的に接続される。
封止部8の上面は下面に対して傾斜角を有しているため、第一基板2aは第二基板2bに対して、傾斜角を持った状態で実装される。
第一基板2a、封止部8、第二基板2bによりモジュール基板2が構成され、モジュール基板2の第二基板2bと枠基板5は接合されており、キャビティ構造になっている。
無線モジュール1は、バンプ6により製品の基板10にはんだ付けされる。
無線モジュール1は、本構成をもちいることにより、製品の基板10と物理的、電気的に接続される。また、第一基板2aは製品の基板10の実装面に対して傾斜角βをもっているため、第一基板2aに実装されたアンテナ素子3も傾斜角βを持って配置される。
無線モジュール1を搭載する製品の基板10の実装面とアンテナ素子3が、傾斜角βを持って配置されているため、アンテナの指向性と製品の基板との角度αが、従来の技術では通信感度が劣化してしまう角度であっても製品の目的に応じた通信感度を得ることが可能になる。
また、通信感度の向上に伴い、アンテナ素子3を大型化する必要がなくなるため、無線モジュール1の小型化が可能になり、製品の小型化や低背化が可能になる。
また、第一基板2aと第二基板2bの間に封止部8が構成される構造となることより、アンテナ素子3と電子部品4の間隔を離すことが可能となる。この構成により、電子部品4から発生した電気的ノイズがアンテナ素子3へ与える影響を抑制するとともに、アンテナ素子3からの電子部品4へのノイズを抑制し、アンテナ素子3と電子部品4の安定動作を実現することが可能になる。
図3は、無線モジュールのアンテナ素子の配置を示す斜視図である。
図3では、アンテナ素子3は、第一基板2aの上面において、2×2のアレー構成となっている。なお、2×2のアレー構成は一例であり、1つのパターンを用いて構成されていても、より多数のパターンが配列されていてもよい。なお、多数のパターンが配列された方が、アンテナの通信感度は良好になる。
また、アンテナ素子3の形状、配置位置の変更や、第一基板2aの誘電率を変更することにより、アンテナ素子3から放射信号の方向、角度を変化させることが出来る。
図13に示したように、従来技術においては、アンテナと基板、および無線モジュールの実装面は実質的に平行であり、傾斜角を有していないため、アンテナの指向性と製品の基板との角度αが0°(水平)に近づくと、通信感度が劣化することから、角度αには限界がある。
図4は、実施の形態1に係る無線モジュールのアンテナ指向性を示す説明図である。同図において電波の放射強度(または受信感度)が最大の方向と製品の基板10とのなす角を角度αとする。言い換えれば、角度αは、強い指向性をもつ方向と製品の基板10とのなす角である。また、アンテナ素子3の上面と製品の基板10とのなす角を角度βとする。
本実施の形態では、第一基板2aが製品の基板10と傾斜角βを有して配置されているため、製品の特性に合わせて角度αを広い範囲で調整することが可能であり、通信感度を改善することが可能になる。また、角度αを0°付近に調整することも可能になる。
以上のように、本実施の形態において、無線モジュール1は、アンテナ素子3の上面(機能面)と無線モジュールの製品基板への実装面とで傾斜角を有する。
これにより、電波の放射強度(または受信感度)が最大の方向と製品基板との角度αを0°(水平)にしても通信感度が劣化することがない。すなわち、アンテナ素子のパターン変更や調整部品で調整してもなお通信感度が劣化する領域が発生していた従来技術の課題を解消し、強い指向性をもつ方向を広い範囲で調整することを可能にするので、製品の目的に応じた通信感度を得ることが可能になる。また、通信感度の向上に伴い、アンテナ素子を大型化する必要がなくなるため、無線モジュールの小型化が可能になり、製品の小型化や低背化が可能になる。
(実施の形態2)
以下、図5を用いて実施の形態2を説明する。
図5は、実施の形態2に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。
この無線モジュール1は、第一基板20aと第二基板2bとを含むモジュール基板20、アンテナ素子3、電子部品4、枠基板5、バンプ6で構成され、製品の基板10に実装されている。図5の無線モジュールは、図1の無線モジュールと比べて、モジュール基板2および封止部8の代わりにモジュール基板20を備える点が主に異なっている。以下、異なる点を中心に説明する。
第一基板20aは、たとえばアンテナ素子3への配線がなされた多層基板であり、第一基板20aの上面には、第一基板20aの下面に対して傾斜角βを有した形状になっている。第一基板20aは、たとえば、研磨等の加工方法を用いて樹脂基材を所定の形状に加工されたものであってもよい。また複数の樹脂基材を組み合わせて上面に角度βを有した形状に加工されたものであってもよい。
第一基板20aの上面(図5における上面)には、アンテナ素子3が実装されている。第一基板20aの内部には、アンテナ素子3のGNDになるGNDプレーン(図示略)が内蔵されている。アンテナ素子3とGNDプレーンは全体としてアンテナを構成する。また第一基板20aの上面および下面には、接続端子として機能する複数のバンプ6が接合されている。
第二基板2bと枠基板5を実装した後、第一基板20aを第二基板2bの上面に実装することにより、第一基板20a、第二基板2b、枠基板5は、それぞれの表面に配置されたバンプ6とビア7により電気的に接続される。また、アンテナ素子3は電子部品4と電気的に接続される。
第一基板20a、第二基板2bによりモジュール基板20が構成され、モジュール基板20の第二基板2bと枠基板5は接合されており、キャビティ構造になっている。
また、第一基板20aは、上面は下面に対して傾斜角を有しているため、アンテナ素子3は、傾斜角を持った状態で実装される。
また、第一基板20aは製品の基板10の実装面に対して傾斜角βをもっているため、第一基板20aに実装されたアンテナ素子3も傾斜角βを持って配置される。
無線モジュール1を搭載する製品の基板10の実装面とアンテナ素子3が、傾斜角βを持って配置されているため、アンテナの指向性と製品の基板との角度αが、従来の技術では通信感度が劣化してしまう角度であっても製品の目的に応じた通信感度を得ることが可能になる。つまり、強い指向性をもつ方向を広い範囲で調整することを可能にし、例えば、角度αを0°付近にすることもできる。
また、通信感度の向上に伴い、アンテナ素子3を大型化する必要がなくなるため、無線モジュール1の小型化が可能になり、製品の小型化や低背化が可能になる。
また、第一基板20aの上面に実装されたアンテナ素子3と、第二基板2bの下面に実装された電子部品4との距離を離すことが可能となる。この構造により、電子部品4から発生した電気的ノイズがアンテナ素子3へ与える影響を抑制するとともに、アンテナ素子3からの電子部品4へのノイズを抑制し、アンテナ素子3と電子部品4の安定動作を実現することが可能になる。
また、実施の形態1と比べると、封止部の工程が無いため、製造を簡易化することが可能となる。
(実施の形態3)
以下、図6を用いて実施の形態3を説明する。
図6は、実施の形態3に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。
この無線モジュール1は、第一基板2aと第二基板2bとを含むモジュール基板2、アンテナ素子3、電子部品4、枠基板5、バンプ6、6a、6b、で構成され、製品の基板10に実装されている。図6の無線モジュールは、図1の無線モジュールと比べて、封止部8の代わりにバンプ6a、6bを備える点が主に異なっている。以下、異なる点を中心に説明する。
第一基板2aと第二基板2bはバンプ6a、6bで接続される。バンプ6a、6bはボール状の導電体であり、たとえば半田ボールを用いることが出来る。また、第二基板2bの1辺(図6では右側)に配置されるバンプ6bは、対面する1辺(図6では左側)に配置されるバンプ6aよりも大きい。この形状の差によって、第一基板2aは第二基板2bに対して、傾斜角を持った状態で実装される。また第一基板2aと第二基板2bはバンプ6aにより電気的に接続される。また、アンテナ素子3は電子部品4と電気的に接続される。
無線モジュール1は、本構成をもちいることにより、製品の基板10と物理的、電気的に接続される。また、第一基板2aは製品の基板10の実装面に対して傾斜角βをもっているため、第一基板2aに実装されたアンテナ素子3も傾斜角βを持って配置される。
無線モジュール1を搭載する製品の基板10の実装面とアンテナ素子3が、傾斜角βを持って配置されているため、アンテナの指向性と製品の基板との角度αが、従来の技術では通信感度が劣化してしまう角度であっても製品の目的に応じた通信感度を得ることが可能になる。つまり、強い指向性をもつ方向を広い範囲で調整することを可能にし、例えば、角度αを0°付近にすることもできる。
また、通信感度の向上に伴い、アンテナ素子3を大型化する必要がなくなるため、無線モジュール1の小型化が可能になり、製品の小型化や低背化が可能になる。
また、第一基板2aの上面に実装されたアンテナ素子3と、第二基板2bの下面に実装された電子部品4との距離を離すことが可能となる。この構造により、電子部品4から発生した電気的ノイズがアンテナ素子3へ与える影響を抑制するとともに、アンテナ素子3からの電子部品4へのノイズを抑制し、アンテナ素子3と電子部品4の安定動作を実現することが可能になる。
また、実施の形態1と比べると、封止部8の工程が無いため、封止金型の製造費用が不要となり、安価に製造することが可能となる。
(実施の形態4)
以下、図7を用いて実施の形態4を説明する。
図7は、実施の形態4に係る無線モジュールの構成、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。
この無線モジュール1は、第一基板2aと第二基板2bとを含むモジュール基板2、アンテナ素子3、電子部品4、枠基板50、バンプ6、で構成され、製品の基板10に実装されている。図7の無線モジュールは、図1の無線モジュールと比べて、封止部8が削除されている点、枠基板5の代わりに枠基板50を備える点が主に異なっている。以下、異なる点を中心に説明する。
第一基板2aは、封止部8を介することなく、第二基板2bの上面に直接実装されている。第一基板2aを第二基板2bの上面に実装することで、第一基板2aと第二基板2bの対向領域において積層方向の導通経路が確保されるとともに、モジュール基板2が構成される。また、アンテナ素子3は電子部品4と電気的に接続される。
枠基板50は、第二基板2bの外周を口形状に取り囲む枠基板であり、たとえば、第二基板2bと同種の材料により構成される。枠基板50の断面形状は、中央部がくり抜かれた矩形形状である。また、枠基板50の上面には、枠基板50の下面に対して傾斜角βを有した形状になっている。枠基板50は、たとえば、打ち抜き加工やくり抜き加工等の加工方法を用いて樹脂基材を所定の形状に加工されたものであってもよい。また複数の樹脂基材を組み合わせて中央部に穴の開いた形状に加工し、上面に角度βを有した形状に加工されたものであってもよい。
また枠基板50は、第二基板2bと製品の基板10とを電気的に接合するためにビア7が形成されている。ビア7は、たとえば、枠基板50を貫通するスルーホールの内壁を被覆する導電膜である。導電膜は、たとえばスルーホールめっき金属膜とする。なお、ビア7は、スルーホールめっき金属膜のような中空な構造のものには限られず、たとえば、枠基板50を貫通するスルーホールの内部全体に埋め込まれた導電材料からなる中実の電極としてもよい。
モジュール基板2の第二基板2bと枠基板50は、第二基板2bの下面に配置されたバンプ6と枠基板50に形成されたビア7を接続することにより、電気的に接続される。またモジュール基板2と枠基板50はキャビティ構造になっている。
枠基板50の上面は下面に対して傾斜角を有しているため、モジュール基板2の第一基板2aは枠基板50の下面に対して、傾斜角を持った状態で実装される。
無線モジュール1を組み立てた後、無線モジュール1は、バンプ6により製品の基板10にはんだ付けされ実装される。
無線モジュール1は、本構成をもちいることにより、製品の基板10と物理的、電気的に接続される。また、第一基板2aおよび第二基板2bは製品の基板10の実装面に対して傾斜角βをもっているため、第一基板2aに実装されたアンテナ素子3も傾斜角βを持って配置される。
無線モジュール1を搭載する製品の基板10の実装面とアンテナ素子3が、傾斜角βを持って配置されているため、アンテナの指向性と製品の基板との角度αが、従来の技術では通信感度が劣化してしまう角度であっても製品の目的に応じた通信感度を得ることが可能になる。つまり、強い指向性をもつ方向を広い範囲で調整することを可能にし、例えば、角度αを0°付近にすることもできる。
また、通信感度の向上に伴い、アンテナ素子3を大型化する必要がなくなるため、無線モジュール1の小型化が可能になり、製品の小型化や低背化が可能になる。
また、モジュール基板2が第一基板2aと第二基板2bの2枚の基板で構成されることにより、アンテナ素子3と電子部品4の間隔を離すことが可能となる。この構成により、電子部品4から発生した電気的ノイズがアンテナ素子3へ与える影響を抑制するとともに、アンテナ素子3からの電子部品4へのノイズを抑制し、アンテナ素子3と電子部品4の安定動作を実現することが可能になる。
また、実施の形態1と比べると、封止部の工程が無いため、封止金型の製造費用が不要となり、安価に製造することが可能となる。さらに、実施の形態3と比べると、実施の形態3のように大きさの違うはんだボールを準備・管理する必要が無く、製造が簡易化できる。
(実施の形態5)
以下、図8を用いて実施の形態5を説明する。
図8は、本発明の実施の形態5に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。この無線モジュール1は、モジュール基板21、アンテナ素子3、電子部品4、枠基板50、バンプ6、で構成され、製品の基板10に実装されている。
図8の無線モジュールは、図1の無線モジュールと比べて、モジュール基板2および封止部8の代わりにモジュール基板21を備える点と、枠基板5の代わりに枠基板50を備える点とが主に異なっている。また、図8の無線モジュールは、図7の無線モジュールと比べて、モジュール基板2の代わりにモジュール基板21を備える点が主に異なっている。
以下、異なる点を中心に説明する。 モジュール基板21は、たとえばアンテナ素子3や電子部品4への配線がなされた多層基板であり、モジュール基板21の上面(図8における上面)には、アンテナ素子3が実装されている。モジュール基板21の内部には、アンテナ素子3のGNDになるGNDプレーン(図示略)が内蔵されている。アンテナ素子3とGNDプレーンは全体としてアンテナを構成する。またモジュール基板21の下面(図8における下面)には電子部品4が実装されている。電子部品4は、たとえば半導体チップであり、バンプ6を介してモジュール基板21にフリップチップ実装されている。
電子部品4は、表面をモジュール基板21側に向けて実装されており、電子部品4とモジュール基板21とはバンプ6により電気的に接続されている。またモジュール基板21の上面および下面には、接続端子として機能する複数のバンプ6が接合されている。
バンプ6はボール状の導電体であり、たとえば半田ボールを用いることが出来る。
アンテナ素子3は電子部品4と電気的に接続されている。
枠基板50は、モジュール基板21の外周を口形状に取り囲む枠基板であり、たとえば、第二基板2bと同種の材料により構成される。枠基板50の断面形状は、中央部がくり抜かれた矩形形状である。また、枠基板50の上面には、枠基板50の下面に対して傾斜角βを有した形状になっている。枠基板50は、たとえば、打ち抜き加工やくり抜き加工等の加工方法を用いて樹脂基材を所定の形状に加工されたものであってもよい。また複数の樹脂基材を組み合わせて中央部に穴の開いた形状に加工し、上面に角度βを有した形状に加工されたものであってもよい。
また枠基板50は、モジュール基板21と製品の基板10とを電気的に接合するためにビア7が形成されている。ビア7は、たとえば、枠基板50を貫通するスルーホールの内壁を被覆する導電膜である。導電膜は、たとえばスルーホールめっき金属膜とする。なお、ビア7は、スルーホールめっき金属膜のような中空な構造のものには限られず、たとえば、枠基板50を貫通するスルーホールの内部全体に埋め込まれた導電材料からなる中実の電極としてもよい。
モジュール基板21と枠基板50は、モジュール基板21の下面に配置されたバンプ6と枠基板50に形成されたビア7を接続することにより、電気的に接続される。またモジュール基板21と枠基板50はキャビティ構造になっている。
枠基板50の上面は下面に対して傾斜角を有しているため、モジュール基板21は枠基板50の下面に対して、傾斜角を持った状態で実装される。
無線モジュール1を組み立てた後、無線モジュール1は、バンプ6により製品の基板10にはんだ付けされ実装される。
モジュール基板21は製品の基板10の実装面に対して傾斜角βをもっているため、モジュール基板21に実装されたアンテナ素子3も傾斜角βを持って配置される。
無線モジュール1を搭載する製品の基板10の実装面とアンテナ素子3が、傾斜角βを持って配置されているため、アンテナの指向性と製品の基板との角度αが、従来の技術では通信感度が劣化してしまう角度であっても製品の目的に応じた通信感度を得ることが可能になる。つまり、強い指向性をもつ方向を広い範囲で調整することを可能にし、例えば、角度αを0°付近にすることもできる。
また、通信感度の向上に伴い、アンテナ素子3を大型化する必要がなくなるため、無線モジュール1の小型化が可能になり、製品の小型化や低背化が可能になる。
また、これまでの実施の形態と比べると、モジュール基板が1枚で済むため、部材の費用を低減し、安価に製造することが可能となる。
(実施の形態6)
以下、図9を用いて実施の形態6を説明する。
図9は、本発明の実施の形態6に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。この無線モジュール1は、モジュール基板21、アンテナ素子3、電子部品4、枠基板5、バンプ6、封止部8、で構成され、製品の基板10に実装されている。
図9の無線モジュールは、図1の無線モジュールと比べて、モジュール基板2の代わりにモジュール基板21を備える点と、アンテナ素子3が第一基板2aではなく封止部8の上面に実装されている点とが主に異なっている。また、図9の無線モジュールは、図8の無線モジュールと比べて、アンテナ素子3とモジュール基板21の間に封止部8が追加されている点と、枠基板50の代わりに枠基板5を備える点とが主に異なっている。
以下、異なる点を中心に説明する。
モジュール基板21は、たとえばアンテナ素子3や電子部品4への配線がなされた多層基板であり、モジュール基板21の内部には、アンテナ素子3のGNDになるGNDプレーン(図示略)が内蔵されている。アンテナ素子3とGNDプレーンは全体としてアンテナを構成する。またモジュール基板21の下面(図9における下面)には電子部品4が実装されている。電子部品4は、たとえば半導体チップであり、バンプ6を介してモジュール基板21にフリップチップ実装されている。
枠基板5は、モジュール基板21の外周を口形状に取り囲む枠基板であり、たとえば、モジュール基板21と同種の材料により構成される。枠基板5の断面形状は、中央部がくり抜かれた矩形形状である。枠基板5は、たとえば、打ち抜き加工やくり抜き加工等の加工方法を用いて樹脂基材を所定の形状に加工されたものであってもよい。また複数の樹脂基材を組み合わせて中央部に穴の開いた形状に加工されたものであってもよい。
また枠基板5は、モジュール基板21と製品の基板10とを電気的に接合するためにビア7が形成されている。ビア7は、たとえば、枠基板5を貫通するスルーホールの内壁を被覆する導電膜である。導電膜は、たとえばスルーホールめっき金属膜とする。なお、ビア7は、スルーホールめっき金属膜のような中空な構造のものには限られず、たとえば、枠基板5を貫通するスルーホールの内部全体に埋め込まれた導電材料からなる中実の電極としてもよい。
モジュール基板21と枠基板5を電気的に接続した後、封止部8を実装する。
封止部8は、ビア7aが形成されている樹脂基材であり、封止部8の上面(図9における上面)には、封止部8の下面(図9における下面)に対して傾斜角βを有した形状になっている。封止部8は、たとえば、封止金型の内部形状に傾斜角βをつけることにより成型されたものであってもよい。また研磨等の加工方法を用いて樹脂基材を所定の形状に加工されたものであってもよい。ビア7aは、たとえば、封止部8をアンテナ素子3の搭載面から反対側の面まで貫通するスルーホールであり、内部には導電性物質が埋め込まれて形成されている。また、ビア7aは貫通孔表面に金属薄膜を形成した構造でも良い。ビア7aは主軸を有する柱形状であってもよい。
封止部8をモジュール基板21上に成型した後、モジュール基板21の上面に配置されたバンプ6と接続するようにビア7aを形成することにより、モジュール基板21の配線、および実装された電子部品4と封止部8に形成されたビア7aが電気的に接続される。
封止部8をモジュール基板21上に成型した後、アンテナ素子3を封止部8の上面に実装し、ビア7aを接続することにより、アンテナ素子3は電子部品4と電気的に接続される。
封止部8の上面は下面に対して傾斜角を有しているため、アンテナ素子3もモジュール基板21に対して、傾斜角を持った状態で実装され、無線モジュール1となる。
無線モジュール1は、本構成をもちいることにより、製品の基板10と物理的、電気的に接続される。また、封止部8の上面は製品の基板10の実装面に対して傾斜角βをもっているため、封止部8に実装されたアンテナ素子3も傾斜角βを持って配置される。
無線モジュール1を搭載する製品の基板10の実装面とアンテナ素子3が、傾斜角βを持って配置されているため、アンテナの指向性と製品の基板との角度αが、従来の技術では通信感度が劣化してしまう角度であっても製品の目的に応じた通信感度を得ることが可能になる。つまり、強い指向性をもつ方向を広い範囲で調整することを可能にし、例えば、角度αを0°付近にすることもできる。
また、通信感度の向上に伴い、アンテナ素子3を大型化する必要がなくなるため、無線モジュール1の小型化が可能になり、セットの小型化や低背化が可能になる。
また、封止部8の上面に実装されたアンテナ素子3と、モジュール基板21の下面に実装された電子部品4との距離を離すことが可能となる。この構造により、電子部品4から発生した電気的ノイズがアンテナ素子3へ与える影響を抑制するとともに、アンテナ素子3からの電子部品4へのノイズを抑制し、アンテナ素子3と電子部品4の安定動作を実現することが可能になる。
また、実施の形態1と比べると、モジュール基板が1枚で済むため、部材の費用を低減し、安価に製造することが可能となる。
(実施の形態7)
以下、図10を用いて実施の形態7を説明する。
図10は、本発明の実施の形態7に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。この無線モジュール1は、モジュール基板22、アンテナ素子3、電子部品4、枠基板5、バンプ6で構成され、製品の基板10に実装されている。
図10の無線モジュールは、図1の無線モジュールと比べて、モジュール基板2および封止部8の代わりにモジュール基板22を備える点が主に異なっている。また、図10の無線モジュールは、図5の無線モジュールと比べて、モジュール基板20の代わりにモジュール基板22を備える点が主に異なっている。
以下、異なる点を中心に説明する。
モジュール基板22は、たとえばアンテナ素子や電子部品への配線がなされた多層基板であり、モジュール基板22の上面(図10における上面)には、モジュール基板22の下面(図10における下面)に対して傾斜角βを有した形状になっている。モジュール基板22は、たとえば、研磨等の加工方法を用いて樹脂基材を所定の形状に加工されたものであってもよい。また複数の樹脂基材を組み合わせて上面に角度βを有した形状に加工されたものであってもよい。
モジュール基板22の上面には、アンテナ素子3が実装されており、モジュール基板22の下面には、電子部品4が実装されている。モジュール基板22の内部には、アンテナ素子3のGNDになるGNDプレーン(図示略)が内蔵されている。アンテナ素子3とGNDプレーンは全体としてアンテナを構成する。またモジュール基板22の上面および下面には、接続端子として機能する複数のバンプ6が接合されている。
アンテナ素子3は、たとえば配線によるアンテナパターンにより形成されるパッチアンテナである。
電子部品4は、たとえば半導体チップであり、バンプ6を介してモジュール基板22にフリップチップ実装され、電気的に接続されている。
枠基板5は、モジュール基板22の外周を口形状に取り囲む枠基板であり、たとえば、モジュール基板22と同種の材料により構成される。
また枠基板5は、モジュール基板22と製品の基板10とを電気的に接合するためにビア7が形成されている。モジュール基板22と枠基板5は、それぞれの表面に配置されたバンプ6とビア7により電気的に接続される。モジュール基板22と枠基板5は接合されキャビティ構造になる。
モジュール基板22の上面は製品の基板10の実装面に対して傾斜角βをもっているため、モジュール基板22の上面に実装されたアンテナ素子3も傾斜角βを持って配置される。
無線モジュール1を搭載する製品の基板10の実装面とアンテナ素子3が、傾斜角βを持って配置されているため、アンテナの指向性と製品の基板との角度αが、従来の技術では通信感度が劣化してしまう角度であっても製品の目的に応じた通信感度を得ることが可能になる。
また、通信感度の向上に伴い、アンテナ素子3を大型化する必要がなくなるため、無線モジュール1の小型化が可能になり、製品の小型化や低背化が可能になる。
また、モジュール基板22の上面に実装されたアンテナ素子3と、下面に実装された電子部品4との距離を離すことが可能となる。この構造により、電子部品4から発生した電気的ノイズがアンテナ素子3へ与える影響を抑制するとともに、アンテナ素子3からの電子部品4へのノイズを抑制し、アンテナ素子3と電子部品4の安定動作を実現することが可能になる。つまり、強い指向性をもつ方向を広い範囲で調整することを可能にし、例えば、角度αを0°付近にすることもできる。
また、実施の形態1と比べると、モジュール基板が1枚で済むため、部材の費用が不要となり、安価に製造することが可能となる。さらに、実施の形態5と比べると、枠基板に角度をつけるよりも、モジュール基板に角度をつけるほうが容易であるため、歩留りが向上する。
(実施の形態8)
以下、図11を用いて実施の形態8を説明する。
図11は、本発明の実施の形態8に係る無線モジュール、および、それを実装する製品の基板の構成例を模式的に示す断面図である。この無線モジュール1は、モジュール基板23(図11ではフレキシブル基板として記載)、アンテナ素子3、電子部品4、枠基板5、バンプ6、封止部8で構成され、製品の基板10に実装されている。
図11の無線モジュールは、図1の無線モジュールと比べて、モジュール基板2の代わりにモジュール基板23を備える点が主に異なっている。
以下、異なる点を中心に説明する。
モジュール基板23は、たとえばフレキシブル基板であり、アンテナ素子や電子部品への配線がなされた多層基板であり、アンテナ素子3、電子部品4が実装されている。モジュール基板23の内部には、アンテナ素子3のGNDになるGNDプレーン(図示略)が内蔵されている。アンテナ素子3とGNDプレーンは全体としてアンテナを構成する。またモジュール基板23には、接続端子として機能する複数のバンプ6が接合されている。
枠基板5は、モジュール基板23の外周を口形状に取り囲む枠基板であり、たとえば、モジュール基板23と同種の材料により構成される。
また枠基板5は、モジュール基板23と製品の基板10とを電気的に接合するためにビア7が形成されている。 モジュール基板23と枠基板5は、それぞれの表面に配置されたバンプ6とビア7により電気的に接続される。モジュール基板23と枠基板5は接合されキャビティ構造になる。
封止部8は、樹脂基材であり、封止部8の上面(図11における上面)には、封止部8の下面(図11における下面)に対して傾斜角βを有した形状になっている。封止部8は、たとえば、封止金型の内部形状に傾斜角βをつけることにより成型されたものであってもよい。また研磨等の加工方法を用いて樹脂基材を所定の形状に加工されたものであってもよい。
モジュール基板23は、封止部8をモジュール基板23上に成型した後、途中部分で折り曲げられ、電子部品4が実装され枠基板5との接合面に対して水平な部分と、アンテナ素子3が実装され封止部8の上面にそって傾斜角βを有する部分と、に加工、形成される。
また、モジュール基板23のアンテナ素子3が実装され封止部8の上面にそって傾斜角βを有する部分は、製品の基板10の実装面に対して傾斜角βをもっているため、アンテナ素子3も傾斜角βを持って配置される。
無線モジュール1を搭載する製品の基板10の実装面とアンテナ素子3が、傾斜角βを持って配置されているため、アンテナの指向性と製品の基板との角度αが、従来の技術では通信感度が劣化してしまう角度であっても製品の目的に応じた通信感度を得ることが可能になる。つまり、強い指向性をもつ方向を広い範囲で調整することを可能にし、例えば、角度αを0°付近にすることもできる。
また、通信感度の向上に伴い、アンテナ素子3を大型化する必要がなくなるため、無線モジュール1の小型化が可能になり、製品の小型化や低背化が可能になる。
また、モジュール基板23に実装されたアンテナ素子3と、電子部品4との距離を離すことが可能となる。この構造により、電子部品4から発生した電気的ノイズがアンテナ素子3へ与える影響を抑制するとともに、アンテナ素子3からの電子部品4へのノイズを抑制し、アンテナ素子3と電子部品4の安定動作を実現することが可能になる。
また、実施の形態1と比べると、モジュール基板が1枚で済むため、部材の費用が不要となり、安価に製造することが可能となる。さらに、複数の基板を用意した時に必要となる導通をとる工程が不要となり、封止樹脂を貫通して電極を形成する工程が不要となるため、歩留りが向上し製造コストが削減できる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜8を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
例えば、実施の形態1〜8において、モジュール基板、第一基板、第二基板は多層基板としたが、これは一例であって、両面基板であってもよい。また、それぞれ樹脂基板、セラミック基板またはフレキシブル基板のいずれであってもよく、抵抗や容量などの素子が実装されていてもよい。
また、実施の形態1〜8において、電子部品はバンプを介してモジュール基板にフリップチップ実装されているが、これは一例であって、ワイヤーボンドを介して接続されていてもよい。
また、実施の形態1〜8において、アンテナ素子は配線によるアンテナパターンにより形成されるパッチアンテナであるが、これは一例であって、金属板に細長い切り抜きを設けたスロットアンテナであってもよい。また、スロットアンテナは電子部品と電気的に接続されていても、されていなくてもよい。
以上説明してきたように本開示における無線モジュールの一態様は、回路基板上に実装される無線モジュールであって、アンテナ素子と、電子部品と、前記アンテナ素子および前記電子部品を搭載するモジュール基板とを備え、前記アンテナ素子の上面が、前記回路基板への前記無線モジュールの実装面に対して傾斜角度を持っている。
この構成によれば、電波の放射強度(または受信感度)が強い方向を広い範囲で調整することができ、従来実現不可能であった方向、角度に対してもアンテナ素子からの信号の放射が可能になる。
また、前記モジュール基板は、第一の面と前記第一の面と反対側の第二の面とを有し、前記第一の面に前記アンテナ素子が搭載され、前記第二の面に前記電子部品が搭載されてもよい。
また、前記無線モジュールは、前記モジュール基板の一部もしくは全体に樹脂で形成された封止部を有しており、前記封止部の一面は前記封止部の他の面に対して前記傾斜角度を有しており、前記アンテナ素子は、前記封止部を介して前記モジュール基板に実装されてもよい。
また、前記モジュール基板は、一面側に傾斜角度を有しており、前記アンテナ素子が実装されてもよい。
また、前記モジュール基板は、途中部分で折り曲げられて形成され、折り曲げ箇所を境界とする第1の基板部分と第2の基板部分とを有し、前記第1の基板部分は、第2の基板部分に対して前記傾斜角度を有してもよい。
また、前記モジュール基板の底面に接続される枠基板を有しており、前記枠基板は前記モジュール基板との接続面に任意の傾斜角度を有してもよい。
また、本開示における無線モジュール基板の別の態様は、アンテナ素子を搭載する第一のモジュール基板と、電子部品を搭載する第二のモジュール基板とを備え、前記第一のモジュール基板の主面の1つと、前記第二のモジュール基板の主面とが傾斜角度を持っている。
また、前記第一のモジュール基板と、前記第二のモジュール基板とが、上面と下面に前記傾斜角度を持って形成される樹脂を介して固定されてもよい。
また、前記第一のモジュール基板と、前記第二のモジュール基板とが大きさの異なるバンプにより前記傾斜角度を持って固定されてもよい。
また、前記第一のモジュール基板の前記主面の1つには、前記アンテナ素子が実装され、前記第一のモジュール基板の前記主面の1つは主面の他の1つに対して前記傾斜角度を有してもよい。
また、本開示における無線モジュール基板のさらに別の態様は、アンテナ素子を搭載する第一のモジュール基板と、電子部品を搭載する第二のモジュール基板とを備え、前記第二のモジュール基板の底面に接続される枠基板を有しており、前記枠基板は前記第二のモジュール基板との接続面に傾斜角度を有している。
また、前記アンテナ素子が配線パターンにより構成されてもよい。
また、前記アンテナ素子が金属板の加工により形成されてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、アンテナ素子を実装した無線通信モジュールに適用可能である。具体的には、携帯電話などに搭載される通信機器のRFモジュールなどに有用である。
1 無線モジュール
2、20、21、22、23 モジュール基板
2a、20a 第一基板
2b 第二基板
3 アンテナ素子
4 電子部品
5、50 枠基板
6、6a、6b バンプ
7、7a ビア
8 封止部
10 製品の基板

Claims (13)

  1. 回路基板上に実装される無線モジュールであって、
    アンテナ素子と、
    電子部品と、
    前記アンテナ素子および前記電子部品を搭載するモジュール基板と
    を備え、
    前記アンテナ素子の上面が、前記回路基板への前記無線モジュールの実装面に対して傾斜角度を持っている
    無線モジュール。
  2. 前記モジュール基板は、第一の面と前記第一の面と反対側の第二の面とを有し、
    前記第一の面に前記アンテナ素子が搭載され、
    前記第二の面に前記電子部品が搭載されている
    請求項1記載の無線モジュール。
  3. 前記無線モジュールは、
    前記モジュール基板の一部もしくは全体に樹脂で形成された封止部を有しており、
    前記封止部の一面は前記封止部の他の面に対して前記傾斜角度を有しており、
    前記アンテナ素子は、前記封止部を介して前記モジュール基板に実装されている、
    請求項1記載の無線モジュール。
  4. 前記モジュール基板は、
    一面側に傾斜角度を有しており、前記アンテナ素子が実装されている
    請求項1記載の無線モジュール。
  5. 前記モジュール基板は、
    途中部分で折り曲げられて形成され、折り曲げ箇所を境界とする第1の基板部分と第2の基板部分とを有し、
    前記第1の基板部分は、第2の基板部分に対して前記傾斜角度を有する
    請求項1記載の無線モジュール。
  6. 前記モジュール基板の底面に接続される枠基板を有しており、
    前記枠基板は前記モジュール基板との接続面に任意の傾斜角度を有している
    請求項1記載の無線モジュール。
  7. アンテナ素子を搭載する第一のモジュール基板と、
    電子部品を搭載する第二のモジュール基板と
    を備え、
    前記第一のモジュール基板の主面の1つと、前記第二のモジュール基板の主面とが傾斜角度を持っている
    無線モジュール。
  8. 前記第一のモジュール基板と、前記第二のモジュール基板とが、上面と下面に前記傾斜角度を持って形成される樹脂を介して固定されている
    請求項7記載の無線モジュール。
  9. 前記第一のモジュール基板と、前記第二のモジュール基板とが大きさの異なるバンプにより前記傾斜角度を持って固定されている
    請求項7記載の無線モジュール。
  10. 前記第一のモジュール基板の前記主面の1つには、前記アンテナ素子が実装され、
    前記第一のモジュール基板の前記主面の1つは主面の他の1つに対して前記傾斜角度を有する、
    請求項7記載の無線モジュール。
  11. アンテナ素子を搭載する第一のモジュール基板と、
    電子部品を搭載する第二のモジュール基板と
    を備え、
    前記第二のモジュール基板の底面に接続される枠基板を有しており、
    前記枠基板は前記第二のモジュール基板との接続面に傾斜角度を有している
    無線モジュール。
  12. 前記アンテナ素子が配線パターンにより構成されている
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の無線モジュール。
  13. 前記アンテナ素子が金属板の加工により形成されている
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の無線モジュール。
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