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JP2017030569A - 駐車支援装置 - Google Patents

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JP2017030569A
JP2017030569A JP2015152793A JP2015152793A JP2017030569A JP 2017030569 A JP2017030569 A JP 2017030569A JP 2015152793 A JP2015152793 A JP 2015152793A JP 2015152793 A JP2015152793 A JP 2015152793A JP 2017030569 A JP2017030569 A JP 2017030569A
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obstacle
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裕介 清川
Yusuke Kiyokawa
裕介 清川
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】切り返しが繰り返し発生することが抑制される駐車支援装置を提供する。【解決手段】実施形態の駐車支援装置は、障害物検出部と、目標決定部と、経路決定部と、移動制御部と、を備える。前記移動制御部は、車両の位置及び傾きを検出するとともに前記車両を制御することで目標領域への駐車を支援し、経路に従って前記車両が走行中に、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が第3の範囲外にあり、且つ前記障害物検出部が障害物の接近を検出した場合も、支援を終了する。【選択図】図13

Description

本発明の実施形態は、駐車支援装置に関する。
車両に、駐車を支援するための駐車支援装置が実装されることがある。駐車支援装置は、例えば、停車している他の車両のような障害物を検出し、当該障害物を避けて駐車目標位置まで至る経路を決定する。駐車支援装置は、当該経路に基づいて駐車を支援する。
特開2006−193014号公報
駐車支援装置は、種々のセンサによって障害物を検出する。しかし、例えば障害物の位置、大きさ、及び形状によって、センサが当該障害物の位置を予め検出できない場合がある。この場合、駐車支援装置が決定した経路に沿って車両が移動すると、車両が当該障害物に接近する可能性がある。
実施形態の駐車支援装置は、障害物検出部と、目標決定部と、経路決定部と、移動制御部と、を備える。前記障害物検出部は、障害物を検出する。前記目標決定部は、目標領域を決定する。前記経路決定部は、車両の前記目標領域への駐車の支援時に、前記車両の位置から前記目標領域までの経路を決定する。前記移動制御部は、前記車両の位置及び傾きを検出するとともに前記車両を制御することで前記目標領域への駐車を支援し、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが第2の範囲内にあり、且つ前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が第3の範囲内にある場合に前記支援を終了し、前記経路に従って前記車両が走行中に、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲外にあり、且つ前記障害物検出部が障害物の接近を検出した場合も、前記支援を終了する。当該構成により、例えば、車両の前後方向に、その位置を特定することが困難な障害物が存在したとしても、前後方向の位置の調整(切り返し)が繰り返し発生することが抑制される。
また、実施形態の駐車支援装置において、前記移動制御部は、前記経路に従って前記車両が走行中に、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲外にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の進行方向が前記目標領域に向き、且つ前記障害物検出部が障害物の接近を検出した場合も、前記支援を終了する。当該構成により、例えば、車両が目標領域から離れる方向に走行するときに、不用意に駐車支援が終了することが抑制される。
また、実施形態の駐車支援装置において、前記移動制御部は、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲内にあり、且つ前記車両の操舵角が第4の範囲内にある場合に前記支援を終了し、前記経路に従って前記車両が走行中に、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲外にあり、前記車両の操舵角が前記第4の範囲内にあり、且つ前記障害物検出部が障害物の接近を検出した場合も、前記支援を終了する。当該構成により、例えば、移動制御部は、操舵角が大よそ前後方向に向いた状態で支援を終了できる。
また、実施形態の駐車支援装置において、前記障害物検出部は、前記車両の角部に設けられるとともに前記障害物までの距離を検出する第1の測距部と、前記車両の前後方向における端部に設けられるとともに前記障害物までの距離を検出する第2の測距部と、により前記障害物の接近を検出し、前記障害物検出部は、前記第1の測距部が検出した前記障害物までの距離が第1の閾値より短い場合、又は前記第2の測距部が検出した前記障害物までの距離が前記第1の閾値よりも長い第2の閾値よりも短い場合に、前記障害物の接近を検出する。当該構成により、例えば、第1の測距部が障害物でなく例えば隣接車両の接近を検出することによって不用意に駐車支援が終了すること、が抑制される。
また、実施形態の駐車支援装置において、前記移動制御部は、前記経路に従って前記車両が走行中に、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲外にあり、前記車両の少なくとも一部が前記目標領域にあり、且つ前記障害物検出部が障害物の接近を検出した場合も、前記支援を終了する。当該構成により、例えば、車両が目標領域の外にあるときに、不用意に駐車支援が終了することが抑制される。
また、実施形態の駐車支援装置は、前記障害物の接近を示す画像を表示するよう表示部を制御する出力情報決定部、をさらに備える。当該構成により、例えば、ドライバーは、障害物の接近により駐車支援が終了したことを認識することができる。
図1は、実施形態の車両の車室の一部が透視された状態が示された例示的な斜視図である。 図2は、実施形態の車両の例示的な平面図(俯瞰図)である。 図3は、実施形態の車両のダッシュボードの一例を車両の後方から見た図である。 図4は、実施形態の駐車支援システムの構成の例示的なブロック図である。 図5は、実施形態のECUの機能構成ブロック図である。 図6は、実施形態の概要処理フローチャートである。 図7は、実施形態の駐車可能領域検出を説明するための平面図である。 図8は、実施形態の移動経路の設定例を説明するための平面図である。 図9は、実施形態の駐車支援制御処理の処理フローチャートである。 図10は、実施形態の終了条件について説明するための平面図である。 図11は、実施形態の終了条件との比較処理の処理フローチャートである。 図12は、実施形態の経路再計算について説明するための平面図である。 図13は、実施形態の途中終了条件について説明するための平面図ある。 図14は、実施形態の表示装置の画面の一例を示す図である。 図15は、実施形態の縦列駐車における駐車支援の例を説明するための平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、及び効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうちの少なくとも一つを得ることが可能である。
本実施形態の車両1は、例えば、不図示の内燃機関を駆動源とする自動車、すなわち内燃機関自動車であっても良いし、不図示の電動機を駆動源とする自動車、すなわち電気自動車や燃料電池自動車等であっても良いし、それらの双方を駆動源とするハイブリッド自動車であっても良いし、他の駆動源を備えた自動車であっても良い。また、車両1は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置、例えばシステムや部品等を搭載することができる。また、車両1における車輪3の駆動に関わる装置の方式や、数、レイアウト等は、種々に設定することができる。
図1は、実施形態の車両1の車室2aの一部が透視された状態が示された例示的な斜視図である。図2は、実施形態の車両1の例示的な平面図(俯瞰図)である。図1に例示されるように、車体2は、不図示の乗員が乗車する車室2aを構成している。車室2a内には、乗員としての運転者の座席2bに臨む状態で、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等が設けられている。
操舵部4は、例えば、ダッシュボード24から突出したステアリングホイールであり、加速操作部5は、例えば、運転者の足下に位置されたアクセルペダルであり、制動操作部6は、例えば、運転者の足下に位置されたブレーキペダルであり、変速操作部7は、例えば、センターコンソールから突出したシフトレバーである。なお、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等は、これらには限定されない。
また、車室2a内には、表示出力部としての表示装置8や、音声出力部としての音声出力装置9が設けられている。表示装置8は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や、OELD(Organic electroluminescence Display)等である。音声出力装置9は、例えば、スピーカである。また、表示装置8は、例えば、タッチパネル等、透明な操作入力部10で覆われている。
乗員は、操作入力部10を介して表示装置8の表示画面に表示される画像を視認することができる。また、乗員は、表示装置8の表示画面に表示される画像に対応した位置において手指等で操作入力部10を触れたり押したり動かしたりして操作することで、操作入力を実行することができる。これら表示装置8や、音声出力装置9、操作入力部10等は、例えば、ダッシュボード24の車幅方向すなわち左右方向の中央部に位置されたモニタ装置11に設けられている。
モニタ装置11は、スイッチや、ダイヤル、ジョイスティック、押しボタン等の不図示の操作入力部を有することができる。また、モニタ装置11とは異なる車室2a内の他の位置に不図示の音声出力装置を設けることができるし、モニタ装置11の音声出力装置9と他の音声出力装置から、音声を出力することができる。なお、モニタ装置11は、例えば、ナビゲーションシステムやオーディオシステムと兼用されうる。また、車室2a内には、表示装置8とは別の表示装置12が設けられている。
図3は、実施形態の車両1のダッシュボード24の一例を車両1の後方から見た図である。図3に例示されるように、表示装置12は、例えば、ダッシュボード24の計器盤部25に設けられ、計器盤部25の略中央で、速度表示部25aと回転数表示部25bとの間に位置されている。表示装置12の画面12aの大きさは、表示装置8の画面8aの大きさよりも小さい。この表示装置12には、主として車両1の駐車支援に関する情報を示す画像が表示されうる。表示装置12で表示される情報量は、表示装置8で表示される情報量より少なくても良い。表示装置12は、例えば、LCDや、OELD等である。なお、表示装置8に、表示装置12で表示される情報が表示されても良い。
また、図1及び図2に例示されるように、車両1は、例えば、四輪自動車であり、左右二つの前輪3Fと、左右二つの後輪3Rとを有する。これら四つの車輪3は、いずれも転舵可能に構成されうる。
図4は、実施形態の駐車支援システム100の構成の例示的なブロック図である。図4に示すように、車両1は、駐車支援システム100を備える。駐車支援システム100は、駐車支援装置の一例である。
図4に例示されるように、車両1は、少なくとも二つの車輪3を操舵する操舵システム13を有している。操舵システム13は、アクチュエータ13aと、トルクセンサ13bとを有する。
操舵システム13は、ECU(Electronic Control Unit)14等によって電気的に制御されて、アクチュエータ13aを動作させる。操舵システム13は、例えば、電動パワーステアリングシステムや、SBW(Steer By Wire)システム等である。操舵システム13は、アクチュエータ13aによって操舵部4にトルク、すなわちアシストトルクを付加して操舵力を補ったり、アクチュエータ13aによって車輪3を転舵したりする。この場合、アクチュエータ13aは、一つの車輪3を転舵しても良いし、複数の車輪3を転舵しても良い。また、トルクセンサ13bは、例えば、運転者が操舵部4に与えるトルクを検出する。
また、図2に例示されるように、車体2には、複数の撮像部15として、例えば四つの撮像部15a〜15dが設けられている。撮像部15は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。撮像部15は、所定のフレームレートで動画データを出力することができる。撮像部15は、それぞれ、広角レンズまたは魚眼レンズを有し、水平方向には例えば140°〜190°の範囲を撮影することができる。また、撮像部15の光軸は斜め下方に向けて設定されている。よって、撮像部15は、車両1が移動可能な路面や車両1が駐車可能な領域を含む車体2の周辺の外部の環境を逐次撮影し、撮像画像データとして出力する。
撮像部15aは、例えば、車体2の後側の端部2eに位置され、リヤトランクのドア2hの下方の壁部に設けられている。撮像部15bは、例えば、車体2の右側の端部2fに位置され、右側のドアミラー2gに設けられている。撮像部15cは、例えば、車体2の前側、すなわち車両前後方向の前方側の端部2cに位置され、フロントバンパー等に設けられている。撮像部15dは、例えば、車体2の左側、すなわち車幅方向の左側の端部2dに位置され、左側の突出部としてのドアミラー2gに設けられている。
ECU14は、複数の撮像部15で得られた画像データに基づいて演算処理や画像処理を実行し、より広い視野角の画像を生成したり、車両1を上方から見た仮想的な俯瞰画像を生成したりすることができる。なお、俯瞰画像は、平面画像とも称されうる。また、ECU14は、撮像部15の画像から、車両1の周辺の路面に示された区画線等を識別し、区画線等に示された駐車区画を検出(抽出)する。
また、図1及び図2に例示されるように、車体2には、複数の測距部16,17として、例えば四つの測距部16a〜16dと、八つの測距部17a〜17hとが設けられている。測距部16,17は、例えば、超音波を発射してその反射波を捉えるソナーである。ソナーは、ソナーセンサ、あるいは超音波探知器とも称されうる。ECU14は、測距部16,17の検出結果により、車両1の周囲に位置された障害物等の物体の有無や当該物体までの距離を測定することができる。すなわち、測距部16,17は、物体を検出する検出部の一例である。なお、測距部17は、例えば、比較的近距離の物体の検出に用いられ、測距部16は、例えば、測距部17よりも遠い比較的長距離の物体の検出に用いられうる。また、測距部17は、例えば、車両1の前方及び後方の物体の検出に用いられ、測距部16は、車両1の側方の物体の検出に用いられうる。
また、図4に例示されるように、駐車支援システム100では、ECU14や、モニタ装置11、操舵システム13、測距部16,17等の他、ブレーキシステム18、舵角センサ19、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22等が、電気通信回線としての車内ネットワーク23を介して電気的に接続されている。
車内ネットワーク23は、例えば、CAN(Controller Area Network)として構成されている。ECU14は、車内ネットワーク23を通じて制御信号を送ることで、操舵システム13、ブレーキシステム18等を制御することができる。また、ECU14は、車内ネットワーク23を介して、トルクセンサ13b、ブレーキセンサ18b、舵角センサ19、測距部16、測距部17、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22等の検出結果や、操作入力部10等の操作信号等を、受け取ることができる。
ECU14は、例えば、CPU14a(Central Processing Unit)や、ROM14b(Read Only Memory)、RAM14c(Random Access Memory)、表示制御部14d、音声制御部14e、SSD14f(Solid State Drive、フラッシュメモリ)等を有している。
CPU14aは、例えば、表示装置8,12で表示される画像に関連した画像処理や、車両1の移動目標位置の決定、車両1の移動経路の演算、物体との干渉の有無の判断、車両1の自動制御、自動制御の解除等の、各種の演算処理及び制御を実行することができる。CPU14aは、ROM14b等の不揮発性の記憶装置にインストールされ記憶されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って演算処理を実行することができる。RAM14cは、CPU14aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。また、表示制御部14dは、ECU14での演算処理のうち、主として、撮像部15で得られた画像データを用いた画像処理や、表示装置8で表示される画像データの合成等を実行する。また、音声制御部14eは、ECU14での演算処理のうち、主として、音声出力装置9で出力される音声データの処理を実行する。また、SSD14fは、書き換え可能な不揮発性の記憶部であって、ECU14の電源がオフされた場合にあってもデータを記憶することができる。なお、CPU14aや、ROM14b、RAM14c等は、同一パッケージ内に集積されうる。また、ECU14は、CPU14aに替えて、DSP(Digital Signal Processor)等の他の論理演算プロセッサや論理回路等が用いられる構成であっても良い。また、SSD14fに替えてHDD(Hard Disk Drive)が設けられても良いし、SSD14fやHDDは、ECU14とは別に設けられても良い。
ブレーキシステム18は、例えば、ブレーキのロックを抑制するABS(Anti‐lock Brake System)や、コーナリング時の車両1の横滑りを抑制する横滑り防止装置(ESC:Electronic Stability Control)、ブレーキ力を増強させる(ブレーキアシストを実行する)電動ブレーキシステム、BBW(Brake By Wire)等である。
ブレーキシステム18は、アクチュエータ18aを介して、車輪3ひいては車両1に制動力を与える。また、ブレーキシステム18は、左右の車輪3の回転差などからブレーキのロックや、車輪3の空回り、横滑りの兆候等を検出して、各種制御を実行することができる。ブレーキセンサ18bは、例えば、制動操作部6の可動部の位置を検出するセンサである。ブレーキセンサ18bは、制動操作部6の可動部としてのブレーキペダルの位置を検出することができる。ブレーキセンサ18bは、変位センサを含む。
舵角センサ19は、例えば、ステアリングホイール等の操舵部4の操舵量を検出するセンサである。舵角センサ19は、例えば、ホール素子などを用いて構成される。ECU14は、運転者による操舵部4の操舵量や、自動操舵時の各車輪3の操舵量等を、舵角センサ19から取得して各種制御を実行する。なお、舵角センサ19は、操舵部4に含まれる回転部分の回転角度を検出する。舵角センサ19は、角度センサの一例である。
アクセルセンサ20は、例えば、加速操作部5の可動部の位置を検出するセンサである。アクセルセンサ20は、可動部としてのアクセルペダルの位置を検出することができる。アクセルセンサ20は、変位センサを含む。
シフトセンサ21は、例えば、変速操作部7の可動部の位置を検出するセンサである。シフトセンサ21は、変速操作部7の可動部としての、レバーや、アーム、ボタン等の位置を検出することができる。シフトセンサ21は、変位センサを含んでも良いし、スイッチとして構成されても良い。
車輪速センサ22は、車輪3の回転量や単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。車輪速センサ22は、検出した回転数を示す車輪速パルス数をセンサ値として出力する。車輪速センサ22は、例えば、ホール素子などを用いて構成されうる。ECU14は、車輪速センサ22から取得したセンサ値に基づいて車両1の移動量などを演算し、各種制御を実行する。なお、車輪速センサ22は、ブレーキシステム18に設けられている場合もある。その場合、ECU14は、車輪速センサ22の検出結果を、ブレーキシステム18を介して取得する。
なお、上述した各種センサやアクチュエータの構成や、配置、電気的な接続形態等は、一例であって、種々に設定(変更)することができる。
本実施形態では、ECU14は、ハードウェアとソフトウェア(制御プログラム)が協働することにより、駐車支援装置としての機能の少なくとも一部を実現している。
図5は、実施形態のECUの機能構成ブロック図である。ECU14は、図5に示すように、検出部141、操作受付部142、目標位置決定部143や、移動経路決定部144、移動制御部145、出力情報決定部146及び記憶部147として機能する。検出部141は、障害物検出部の一例である。目標位置決定部143は、目標決定部の一例である。移動経路決定部144は、経路決定部の一例である。
上記構成において、検出部141は、他の車両、壁、及びロードコーンのような障害物や、駐車区画線等の枠線等を検出する。操作受付部142は、操作部14gの操作入力による操作信号を取得する。ここで、操作部14gは、例えば、押しボタンやスイッチ等で構成され、操作信号を出力する。目標位置決定部143は、車両1の移動目標位置(駐車目標位置)、それに伴う移動目標領域(駐車目標領域)を決定する。移動経路決定部144は、車両1の移動目標位置への移動経路を決定する。移動制御部145は、車両1が移動経路に沿って移動目標位置(駐車目標位置)へ移動するよう、車両1の各部を制御することで駐車を支援する。出力情報決定部146は、表示装置12,8や、音声出力装置9等で出力する情報や、当該情報の出力態様等を決定する。記憶部147は、ECU14での演算で用いられるあるいはECU14での演算で算出されたデータを記憶する。
次に実施形態の駐車支援システム100の動作の一例について説明する。なお、駐車支援システム100の動作は、以下に説明される動作に限らない。図6は、実施形態の概要処理フローチャートである。
図6に示すように、まず、ECU14は、駐車可能領域検出(障害物検出)を行う(S11)。図7は、実施形態の駐車可能領域検出を説明するための平面図である。図7に示すように、測距部16a〜16dは、所定のサンプリングタイミングごとに他車両301,302等の障害物までの距離を算出し、障害物の反射部S(音波等の反射点Psの集合)に対応するデータとして出力する。出力されたデータは、例えば、出力周期毎にRAM14cに記憶される。
そして、ECU14は、検出部141として機能し、測距部16a〜16dの出力データに基づいて、車両1の左右両側方に位置する駐車可能領域201をそれぞれ独立に検出する。ここでは、理解の容易のため、車両1の左側方における駐車可能領域201の検出方法について説明する。
検出部141は、障害物に対応する出力データが第1の所定長さに相当する期間以上出力され、且つ、その後、車両1が駐車可能な領域として必要な最小幅に相当する第2の規定長さ以上の期間、障害物が存在しない(障害物までの距離が、車両の駐車に必要な車両前後方向の長さ以上の場合を含む)場合に対応する出力データが出力された場合、駐車可能領域201が存在すると判断する。
また、検出部141は、車両1の後方を撮像する撮像部15aの出力した撮像データに基づいて、地面、路面等の走行面に設けられた白線等の駐車区画線を検出しても良い。例えば、検出部141は、車両1の後進過程や前進過程、停止時に撮像部15a〜15dにより出力された撮像データを用いてエッジ抽出を行うことで駐車区画線を検出する。
図7を参照して、駐車可能領域検出について具体的に例示する。例えば、車両1は、並列駐車する他車両301,302の前方を通過する。このとき、測距部16a,16dが発した音波等は、他車両301,302の複数の反射点Psで反射する。測距部16a〜16dは、反射点Psで反射された音波等に基づき、他車両301,302までの距離を算出する。
検出部141としてのECU14は、測距部16a,16dから出力されたデータに基づき、他車両301,302を検出する。詳しく述べると、検出部141は、他車両301上の複数の反射点Psの集合である反射部Sに対応するデータから、他車両301を検出する。さらに、検出部141は、他車両302上の複数の反射点Psの集合である反射部Sに対応するデータから、他車両302を検出する。
他車両301,302は、間隔を介して並列駐車されている。言い換えると、他車両301,302は、左右方向に並んでいる。駐車可能領域201は、他車両301,302の間の領域である。
図6に戻り、次に、ECU14は、操作受付部142として機能し、操作部14gを介して駐車支援モードへの移行指示がなされたか否かを判別する(S12)。このとき、未だ操作部14gを介して駐車支援モードへの移行指示がなされていない場合(S12:No)、操作受付部142は待機状態となる。
S12の判別において、操作部14gを介して駐車支援モードへの移行指示がなされた場合(S12:Yes)、ECU14は、目標位置決定部143として機能し、車両1の移動目標領域(駐車目標領域)200を決定する(S13)。移動目標領域200は、目標領域の一例である。
図7に示すように、移動目標領域200は、駐車可能領域201内に配置される。言い換えると、移動目標領域200は、他車両301,302の間に位置するよう決定される。移動目標領域200は、例えば、駐車完了時に車両1が収まる領域である。移動目標領域200の大きさは、例えば、平面視における車両1の専有空間と大よそ等しい。
各図に示すように、本実施形態において、X方向及びZ方向が定められる。X方向は、移動目標領域200の左右方向である。言い換えると、X方向は、移動目標領域200に収まった車両1の左右方向である。Z方向は、移動目標領域200の前後方向である。言い換えると、Z方向は、移動目標領域200に収まった車両1の前後方向である。Z方向は、X方向に直交する。本実施形態において、他車両301,302は、X方向に並ぶ。
図6に戻り、続いて、ECU14は、移動経路決定部144として機能し、車両1の移動目標領域200への移動経路を決定する(S14)。図8は、実施形態の移動経路の設定例を説明するための平面図である。以下、図8に示すように、移動経路が一つの切り返し位置を含む場合について説明する。なお、移動経路はこれに限らず、切り返し位置を含まなくても良いし、複数の切り返し位置を含んでも良い。
移動経路決定部144は、まず、車両1の駐車支援制御処理開始時の初期位置P1から、切り返し位置P2を経由し駐車目標位置P3まで至る第1の移動経路RTP1を決定する。初期位置P1は、車両の位置の一例である。駐車目標位置P3は、例えば、移動目標領域200への駐車完了時における車両1の中心点の位置である。駐車目標位置P3は、目標位置決定部143が移動目標領域200を決定することで決定される。図8は、初期位置P1に位置する車両1を二点鎖線で示し、切り返し位置P2に位置する車両1を実線で示す。
第1の移動経路RTP1は、例えば、操舵部4としてのステアリングホイールを右に所定量切って、前進し、操舵部4としてのステアリングホイールの切り返し位置P2に向かい、切り返し位置P2で制動操作部6としてのブレーキを踏んで、停車し、ギアを後進(バック)にチェンジし、操舵部4としてのステアリングホイールを左に切りつつ、駐車目標位置P3に向かう構成となっている。第1の移動経路RTP1は、例えば、円弧、クロソイド曲線、及び直線を含む経路である。
図6に戻り、第1の移動経路RTP1を決定すると、ECU14は、駐車支援制御に移行する(S15)。図9は、実施形態の駐車支援制御処理の処理フローチャートである。
まず、ECU14は、移動制御部145として機能し、車両1が第1の移動経路RTP1に沿って移動目標領域200の駐車目標位置P3へ移動するよう、車両1の各部を制御するために、自動操舵を行う自動操舵モードを開始する(S111)。
本実施形態の自動操舵モードにおいて、ドライバーは、操舵部4の操作、具体的には、ステアリングホイールの操作は行う必要は無い。また、駐車支援制御処理時の車両1の前進駆動力及び後進駆動力は、加速操作部5の操作であるアクセルペダルの踏み込み操作を行うことなく、エンジンの駆動力が伝達されるクリーピングを利用している。
従って、ドライバーは、表示装置12の表示に従って、制動操作部6としてのブレーキペダル及び変速操作部7としてのシフトレバーの操作を行うだけとなる。なお、自動操舵モードにおいて、移動操作部6としてのブレーキペダル及び変速操作部7としてのシフトレバーが、自動で操作されても良い。
続いて、移動制御部145としてのECU14は、自車位置を検出する(S112)。具体的には、ECU14による自車位置の検出は、舵角センサ19により検出された操舵部4の操舵量及び車輪速センサ22により検出された車速に基づいて初期位置P1からの移動量である距離及び方向を算出して検出することとなる。
これにより、ECU14は、設定経路と自車位置との比較を行い(S113)、出力情報決定部146として機能し、車両の状態情報及びドライバーに対する操作指示を決定し、表示装置12に表示する(S114)。続いてECU14は、移動制御部145として機能し、車両1の状態と駐車支援制御の終了条件との比較を行う(S115)。
図10は、実施形態の終了条件について説明するための平面図である。図11は、実施形態の終了条件との比較処理の処理フローチャートである。以下、駐車支援制御の終了条件について説明する。図11に示すように、まず、ECU14は、検出部141として機能し、未検出の障害物の接近を検出したか否かを判別する(S211)。
図10に示すように、移動目標領域200内又はその近傍に、障害物303が存在することがある。障害物303は、検出部141が最初に障害物を検出した際(S11)に、検出されなかった障害物である。
例えば、障害物303は、ロードコーンであり、略円錐形に形成される。S11の駐車可能領域検出において、障害物303は、他車両301,302の前方における端部よりも、車両1から遠くに位置する。測距部16a〜16dは、比較的小さい障害物、円形の断面を有する障害物、及び遠くに位置する障害物を検出し難い場合がある。このため、障害物303は、S11の駐車可能領域検出において検出されない。
障害物303は、他車両302よりも他車両301に近い位置に存在する。この他車両301は、他車両302よりも車両1の初期位置P1に近い。このような障害物303は、円弧及びクロソイド曲線を含む第1の移動経路RTP1の内側(中心側)に位置する。さらに、障害物303は、移動目標位置P3よりも、他車両301,302の前方の端部から遠い位置に存在する。なお、障害物303は他の位置にあっても良い。
車両1は駐車支援時に、移動経路決定部144が決定した第1の移動経路RTP1に従って走行することで、障害物303に接近する。障害物303に接近することで、例えば、車両1の複数の測距部16,17のうち少なくとも一つが、障害物303に対応するデータを出力する。
詳しく例示すると、車両1の後進時に、車両1の後側の端部2eに配置された測距部17a,17bのうち一方が発した音波等が、障害物303で反射される。測距部17a又は測距部17bは、当該音波等に基づき、障害物303までの距離を算出する。
測距部17a,17bの両方が障害物303までの距離を検出した場合、検出部141は、測距部17a,17bがそれぞれ算出した障害物303までの距離に基づき、障害物303の存在及び位置を検出する。具体的には、検出部141は、測距部17aが検出した障害物303までの距離と、測距部17bが検出した障害物303までの距離とに基づき、三角測量によって障害物303の位置を検出する。この場合、障害物303の位置と車両1の位置とを比較することで、検出部141としてのECU14は障害物303の接近を検出する。
しかし、比較的小さく、円形の断面を有する障害物303は、複数の測距部16,17のうち一つにより検出される場合がある。例えば、測距部17a,17bの一方のみが障害物303までの距離を検出した場合、検出部141が障害物303の存在を検出するが、障害物303の位置は不明である。検出部141としてのECU14は、測距部17a,17bの一方が検出する障害物303までの距離に基づき、障害物303の接近を検出する。
測距部17aは、車体2の後方の角部(端部2dと端部2eとの角部)に配置される。この測距部17aは、第1の測距部の一例である。検出部141としてのECU14は、測距部17aが検出した障害物303までの距離が、第1の閾値よりも短い場合、障害物の接近を検出する。
一方、測距部17bは、測距部17aよりも、車両1の中心に近い位置に配置される。この測距部17bは、第2の測距部の一例である。検出部141としてのECU14は、測距部17bが検出した障害物303までの距離が、第2の閾値よりも短い場合、障害物の接近を検出する。第2の閾値は、第1の閾値よりも長い。
図11に戻り、障害物303の接近を検出した場合(S211:Yes)、ECU14は、移動制御部145として機能し、X方向における移動目標領域200(駐車目標位置P3)と車両1との距離が条件の範囲内か否かを判別する(S212)。例えば、移動制御部145としてのECU14は、X方向における、移動目標領域200(駐車目標位置P3)と車両1との距離(X距離)を算出する。移動制御部145は、X距離が予め設定された許容範囲内か否かを判別する。X距離についての許容範囲は、第1の範囲の一例である。
X距離が許容範囲内である場合(S212:Yes)、移動制御部145としてのECU14は、車両1の傾きθが条件の範囲内か否かを判別する(S213)。移動制御部145は、図10に一点鎖線で示す車両1の中心軸と、移動目標領域200の中心軸との間の傾きθを算出する。中心軸は、車両1及び移動目標領域200のそれぞれの前後方向に延びる仮想線である。言い換えると、移動制御部145は、Z方向に対する車両1の傾きθを算出する。移動制御部145は、傾きθが予め設定された許容範囲内か否かを判別する。傾きθについての許容範囲は、第2の範囲の一例である。
傾きθが許容範囲内である場合(S213:Yes)、移動制御部145としてのECU14は、車両1の操舵角が条件の範囲内か否かを判別する(S214)。移動制御部145は、舵角センサ19から操舵部4としてのステアリングホイールの操舵角を取得し、当該操舵角が予め設定された許容範囲内か否かを判別する。操舵角についての許容範囲は、第4の範囲の一例である。
操舵角が許容範囲内である場合(S214:Yes)、移動制御部145としてのECU14は、Z方向における車両1の進行方向が駐車目標位置P3に向くか否かを判別する(S215)。移動制御部145は、Z方向において、後方に存在する駐車目標位置P3に向かって車両1が後進する場合、車両1の進行方向が駐車目標位置P3に向くと判断する。また、移動制御部145は、Z方向において駐車目標位置が前方に存在し、車両1が前進する場合、車両1の進行方向が駐車目標位置に向くと判断する。
車両1の進行方向が駐車目標位置P3に向く場合(S215:Yes)、移動制御部145としてのECU14は、車両1の少なくとも一部が移動目標領域200にあるか否かを判別する(S216)。
車両1の少なくとも一部が移動目標領域200にある場合(S216:Yes)、移動制御部145としてのECU14は、Z方向における移動目標領域200(駐車目標位置P3)と車両1との距離が条件の範囲内か否かを判別する(S217)。例えば、移動制御部145としてのECU14は、Z方向における、移動目標領域200(駐車目標位置P3)と車両1との距離(Z距離)を算出する。移動制御部145は、Z距離が予め設定された許容範囲内か否かを判別する。Z距離についての許容範囲は、第3の範囲の一例である。
Z距離が許容範囲内である場合(S217:Yes)、移動制御部145としてのECU14は、終了条件がクリアされたものと判断する(S218)。言い換えると、移動制御部145は、終了条件クリアのフラグを立てる。終了条件クリアのフラグが立てられると、終了条件との比較処理は終了する。
なお、第1の移動経路RTP1に沿って走行する車両1が駐車目標位置P3に到達した状態において、X距離、傾きθ、操舵角、及びZ距離が許容範囲内となり(S212:Yes、S213:Yes、S214:Yes、S217:Yes)、進行方向が目標位置に向き(S215:Yes)、車両1が移動目標領域200内にある(S216:Yes)。このため、終了条件との比較処理において、車両1が駐車目標位置P3に到達したか否かが判別されても良い。車両1が駐車目標位置P3に到達した場合、終了条件がクリアされたものと判断されても良い(S218)。
一方、Z距離が許容範囲外にある場合(S217:No)、移動制御部145としてのECU14は、途中終了条件がクリアされたものと判断する(S219)。言い換えると、移動制御部145は、途中終了条件クリアのフラグを立てる。途中終了条件クリアのフラグが立てられると、終了条件との比較処理は終了する。
なお、X距離、傾きθ、及び操舵角の少なくとも一つが許容範囲外である(S212:No、S213:No、S214:No)、進行方向が目標位置に向かない(S215:No)、又は車両1が移動目標領域200の外にある場合(S216:No)、ECU14は、移動制御部145として機能し、車両1を停止させる(S220)。例えば、移動制御部145としてのECU14は、ブレーキシステム18を制御し、車両1を停止させる。車両1が停止させられると、終了条件との比較処理は終了する。
一方、S211において障害物303の接近が検出されなかった場合(S211:No)、終了条件との比較処理は終了する。以下の説明において、まず、このような障害物303の接近が検出されなかった場合について説明する。
図9に戻り、終了条件との比較処理が終了すると、ECU14は、移動制御部145として機能し、終了条件がクリアされたか否かを判別する(S116)。本説明においてはまだ終了条件がクリアされていないため(S116:No)、次に、ECU14は、移動制御部145として機能し、途中終了条件がクリアされたか否かを判別する(S117)。本説明においてはまだ途中終了条件もクリアされていないため(S117:No)、ECU14は移動経路決定部144として機能し、移動経路の再計算(S118)に移行する。
車両1は、路面状況等により必ずしも設定した移動経路(例えば第1の移動経路RTP1)に従って進める訳ではない。このため、移動経路の再計算及び再設定により、実際の状況に合わせてより最適な移動経路が保たれる。
ECU14は、処理を再びS112に移行し、以下、同様の処理を繰り返す。すなわち、車両1は、各種制御を伴いながら、自動操舵モードの移動制御部145によって各部を制御され、第1の移動経路RTP1に従って走行する。
車両1が走行することで、図10に示すように、車両1に障害物303が接近する。この場合、図11のS211において、検出部141としてのECU14が障害物303の接近を検出する(S211:Yes)。しかし、図10の例において、X距離、傾きθ、及び操舵角の少なくとも一つが許容範囲外である(S212:No、S213:No、S214:No)。このため、移動制御部145としてのECU14は、車両1を停止させる(S220)。
図12は、実施形態の経路再計算について説明するための平面図である。図12に示すように、車両1が停止すると、移動経路決定部144としてのECU14は、移動経路を再計算及び再設定する(S118)。移動経路決定部144は、切り返して再度駐車目標位置P3へ向かうための第2の移動経路RTP2を計算及び設定する。
本実施形態において、移動経路決定部144は、車両1の現在の位置P4から、切り返し位置P5を経由して、再度駐車目標位置P3まで向かう第2の移動経路RTP2を決定する。位置P4は、検出部141としてのECU14が障害物303の接近を検出した位置である。言い換えると、位置P4は、移動経路決定部144としてのECU14が、第2の移動経路RTP2を通る切り返しを設定した位置である。図12は、位置P4に位置する車両1を二点鎖線で示し、切り返し位置P5に位置する車両1を実線で示す。
第2の移動経路RTP2は、操舵部4としてのステアリングホイールを右に切りつつ前進し、操舵部4としてのステアリングホイールの切り返し位置P5に向かい、切り返し位置P5で制動操作部6としてのブレーキを踏んで、停車し、ギアを後進(バック)にチェンジし、操舵部4としてのステアリングホイールを徐々に左に切りつつ、駐車目標位置P3に向かう構成となっている。
図13は、実施形態の途中終了条件について説明するための平面図である。ECU14は処理を再びS112に移行し、車両1は第2の移動経路RTP2に従って走行する。第2の移動経路RTP2に従って車両1が走行することで、図13に示すように、車両1に障害物303が再度接近する。図11のS211において、検出部141としてのECU14が障害物303の接近を検出する(S211:Yes)。
第2の移動経路RTP2を通る切り返しにより、X距離、傾きθ、及び操舵角が修正される。このため、図13の例において、X距離、傾きθ、及び操舵角が許容範囲内にあるとともに(S212:Yes、S213:Yes、S214:Yes)、Z方向において、車両1の進行方向が障害物303に向く(S215:Yes)。さらに、図13の場合、車両1の一部が移動目標領域200内にある(S216:Yes)。
しかし、図13の例において、Z距離が許容範囲外にある(S217:No)。このため、移動制御部145としてのECU14は、途中終了条件クリアのフラグを立てる(S219)。
図9に戻り、S117において、途中終了条件がクリアされている場合(S117:Yes)、ECU14は、移動制御部145として機能し、自動操舵モードを解除し(S119)、駐車支援を終了させる。
以上のように、第2の移動経路RTP2に従って車両1が走行中に、障害物303の接近が検出されたとき、X方向における車両1の位置(X距離)が許容範囲内にあり(S212:Yes)、車両1の傾きθが許容範囲内にあり(S213:Yes)、車両1の操舵角が許容範囲内にあり(S214:Yes)、Z方向における車両1の進行方向が移動目標領域200に向き(S215:Yes)、車両1の少なくとも一部が移動目標領域200にあれば(S216:Yes)、Z方向における車両1の位置(Z位置)が許容範囲外にあったとしても(S217:No)、移動制御部145としてのECU14は駐車支援を終了する。
図14は、実施形態の表示装置12の画面12aの一例を示す図である。ECU14は、出力情報決定部146として機能し、駐車支援の間(例えばS114で)、主として車両1の駐車支援に関する情報を示す画像を表示するよう表示装置12を制御する。表示装置12は、表示部の一例である。
図14に示すように、画面12aに、車両アイコン401と、接近表示アイコン402と、距離表示アイコン403と、停車指示アイコン404と、状態表示ウインドウ405と、指示表示ウインドウ406とが表示される。接近表示アイコン402は、障害物の接近を示す画像の一例である。なお、本明細書における画像は、図形のみならず、文字も含む。
車両アイコン401は、車両1を模式的に示すとともに、例えば、現在のシフトレバーの位置を示す。接近表示アイコン402は、車両アイコン402を囲むとともに、複数の領域に区切られる。接近表示アイコン402は、複数の測距部16,17に対応する。測距部16,17が障害物を検出すると、接近表示アイコン402の、当該測距部16,17に対応する領域が例えば点灯又は点滅する。このように、接近表示アイコン402は、障害物303の接近と、障害物303が接近する方向を示す。
距離表示アイコン403は、例えば、駐車目標位置P3までの距離を示す。停車指示アイコン404は、車両1が、切り返し位置P2や駐車目標位置P3のような、車両1が停車すべき位置にある場合に点灯する。
状態表示ウインドウ405は、駐車支援システム100の状態を示すメッセージを表示する。図14において、状態表示ウインドウ405は、駐車支援(IPA,Intelligent Parking Assist)が作動中である旨のメッセージを表示する。
指示表示ウインドウ406は、ドライバーが行うべき動作を示すメッセージを表示する。図14において、指示表示ウインドウ406は、駐車支援が完了した旨のメッセージを表示する。
図13の例において、測距部17a,17bのうち一方が障害物303の接近を検出した状態で、駐車支援が終了する。このため、図14に示すように、接近表示アイコン402の測距部17a,17bに対応する部分(後方)が点灯又は点滅した状態で、駐車支援が終了する。このように、出力情報決定部146は、障害物303が接近したために駐車支援が終了したことを画面12aに表示するよう、表示装置12を制御する。出力情報決定部146は、障害物303が接近したために駐車支援が終了した旨のメッセージを、表示装置12の画面12aに表示させても良い。
障害物303が移動目標領域200に無い場合、車両1は、移動経路(第1の移動経路RTP1又は第2の移動経路RTP2)に従って走行し、駐車目標位置P3に到達する。この場合、X距離、傾きθ、操舵角、及びZ距離が許容範囲内にあるとともに(S212:Yes、S213:Yes、S214:Yes、S217:Yes)、Z方向において、車両1の進行方向が障害物303に向く(S215:Yes)。さらに、車両1が移動目標領域200内にある(S216:Yes)。このため、移動制御部145としてのECU14は、終了条件クリアのフラグを立てる(S218)。
S116において、終了条件がクリアされている場合(S116:Yes)、ECU14は、移動制御部145として機能し、自動操舵モードを解除し(S119)、駐車支援を終了させる。
以上のように、X方向における車両1の位置が許容範囲内にあり(S212:Yes)、車両1の傾きθが許容範囲内にあり(S213:Yes)、車両1の操舵角が許容範囲内にあり(S214:Yes)、Z方向における車両1の進行方向が移動目標領域200に向き(S215:Yes)、車両1の少なくとも一部が移動目標領域200にあり(S216:Yes)、Z方向における車両1の位置が許容範囲内にある場合(S217:No)、移動制御部145としてのECU14は駐車支援を終了する。
図15は、実施形態の縦列駐車における駐車支援の例を説明するための平面図である。図15に示すように、上述の処理は、並列駐車のみならず、縦列駐車の場合も適用される。
図15に示す縦列駐車の場合、他車両301,302が、Z方向に間隔を介して並ぶ。他車両301,302の間に位置する移動目標領域200に、障害物303が存在する。障害物303は、他車両302よりも他車両301に近い位置に存在する。さらに、障害物303は、X方向において、移動目標位置P3よりも、初期位置P1から遠い位置に存在する。なお、障害物303は他の位置にあっても良い。
縦列駐車の場合も、S14において、ECU14は、移動経路決定部144として機能し、車両1の移動目標領域200への移動経路を決定する。図15に示すように、移動経路決定部144は、車両1の駐車支援制御処理開始時の初期位置P1から、切り返し位置P2を経由し駐車目標位置P3まで至る第3の移動経路RTP3を決定する。図15は、初期位置P1及び切り返し位置P2における車両1を二点鎖線で示す。
第3の移動経路RTP1は、例えば、操舵部4としてのステアリングホイールを左に所定量切って、後進し、途中で操舵部4としてのステアリングホイールを右に所定量切って、操舵部4としてのステアリングホイールの切り返し位置P2に向かい、切り返し位置P2で制動操作部6としてのブレーキを踏んで、停車し、ギアを前進(ドライブ)にチェンジし、操舵部4としてのステアリングホイールを真っ直ぐに戻し、駐車目標位置P3に向かう構成となっている。第3の移動経路RTP3は、例えば、円弧、クロソイド曲線、及び直線を含む経路である。
切り返し位置P2から駐車目標位置P3に向かう間に、車両1の前側の端部2cに配置された測距部17g,17hのうち一方が発した音波等が、障害物303で反射される。測距部17g又は測距部17bは、当該音波等に基づき、障害物303までの距離を算出する。検出部141としてのECU14は、測距部17g,17hの一方が検出する障害物303までの距離に基づき、障害物303の接近を検出する。
図15の例において、第3の移動経路RTP3に従って車両1が走行中に、障害物303の接近が検出されたとき、X方向における車両1の位置(X距離)が許容範囲内にあり(S212:Yes)、車両1の傾きθが許容範囲内にあり(S213:Yes)、車両1の操舵角が許容範囲内にあり(S214:Yes)、Z方向における車両1の進行方向が移動目標領域200に向き(S215:Yes)、車両1の少なくとも一部が移動目標領域200にある(S216:Yes)。このため、Z方向における車両1の位置(Z位置)が許容範囲外にあったとしても(S217:No)、移動制御部145としてのECU14は自動操舵モードを解除し(S119)、駐車支援を終了する。
上記のように、移動制御部145としてのECU14は、途中終了条件がクリアされた場合(S117:Yes)、切り返し(第2の移動経路RTP2の設定)無しに、駐車支援を終了させても良い。また、移動制御部145としてのECU14は、終了条件および途中終了条件がクリアされない場合(S116:No、S117:No)、二回以上切り返しをしても良い。
駐車支援時に、移動目標領域200又はその近傍に障害物303が存在する場合がある。例えば複数の測距部16,17による三角測量で障害物303の検出をする場合、障害物303が、例えば、小さかったり円形の断面を有したりすることにより、二つの測距部16,17で障害物303の検出ができず、測距部16,17のうち一つでのみ障害物303の検出が可能であることがある。この場合、障害物303までの距離は検出可能であるが、障害物303の位置を検出することができない場合がある。このため、移動目標領域200の再計算がされず、切り返しと障害物303の検出とを繰り返す可能性がある。
本実施形態の移動制御部145は、移動目標領域200の左右方向(X方向)における車両1の位置(X距離)が許容範囲内にあるとともに、移動目標領域200に対する車両1の傾きθが許容範囲内にあれば、移動目標領域200の前後方向(Z方向)における車両1の位置(Z距離)が許容範囲外にあったとしても、検出部141が障害物303の接近を検出したときに支援を終了する。これにより、車両1の前後方向に、その位置を特定することが困難な障害物303が存在したとしても、前後方向の位置の調整(切り返し)が繰り返し発生することが抑制される。言い換えると、駐車支援を終了しても差し支えない状況で、駐車支援が終了できる。
移動制御部145は、上記の条件に加え、移動目標領域200の前後方向(Z方向)における車両1の進行方向が移動目標領域200に向く、という条件をさらに満たす場合に、支援を終了する。これにより、車両1が移動目標領域200から離れる方向に走行するときに、不用意に駐車支援が終了することが抑制される。
移動制御部145は、上記の条件に加え、操舵角が許容範囲内にある、という条件をさらに満たす場合に、支援を終了する。これにより、移動制御部145は、操舵角が大よそ前後方向に向いた状態で支援を終了できる。
検出部141は、車両1の角部に設けられた測距部17aが検出した障害物303までの距離が第1の閾値よりも短い場合、又は車両1の前後方向における端部2eに設けられた測距部17bが検出した障害物303までの距離が第1の閾値よりも長い第2の閾値よりも短い場合に、障害物303の接近を検出する。これにより、測距部17aが障害物303でなく例えば隣接する他車両301の接近を検出することによって不用意に駐車支援が終了すること、が抑制される。
移動制御部145は、上記の条件に加え、車両1の少なくとも一部が移動目標領域200にある、という条件をさらに満たす場合に、支援を終了する。これにより、車両1が移動目標領域200の外にあるときに、不用意に駐車支援が終了することが抑制される。
出力情報決定部146は、障害物303の接近を示す接近表示アイコン402を表示するよう表示装置12を制御する。これにより、ドライバーは、障害物303の接近により駐車支援が終了したことを認識することができる。
以上説明した実施形態において、障害物303はロードコーンであったが、障害物はこれに限らない。例えば、移動目標領域200内、又はその近傍に障害物としての壁、縁石、又は車止めが存在する場合も、本実施形態の駐車支援システム100によって、前後方向の位置の調整(切り返し)が繰り返し発生することが抑制される。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、経路に従って車両が走行中に、目標領域の左右方向における前記車両の位置が第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が第3の範囲外にあり、且つ障害物検出部が障害物の接近を検出した場合、移動制御部は支援を終了する。これにより、切り返しが繰り返し発生することが抑制される。
上述の本発明の実施形態は、発明の範囲を限定するものではなく、発明の範囲に含まれる一例に過ぎない。本発明のある実施形態は、上述の実施形態に対して、例えば、具体的な用途、構造、形状、作用、及び効果の少なくとも一部について、発明の要旨を逸脱しない範囲において変更、省略、及び追加がされたものであっても良い。
1…車両、2e…端部、12…表示装置、16,16a,16b,16c,16d,17,17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17h…測距部、100…駐車支援システム、141…検出部、143…目標位置決定部、144…移動経路決定部、145…移動制御部、146…出力情報決定部、200…移動目標領域、303…障害物、402…接近表示アイコン、P1…初期位置、P3…駐車目標位置。

Claims (6)

  1. 障害物を検出する障害物検出部と、
    目標領域を決定する目標決定部と、
    車両の前記目標領域への駐車の支援時に、前記車両の位置から前記目標領域までの経路を決定する経路決定部と、
    前記車両の位置及び傾きを検出するとともに前記車両を制御することで前記目標領域への駐車を支援し、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが第2の範囲内にあり、且つ前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が第3の範囲内にある場合に前記支援を終了し、前記経路に従って前記車両が走行中に、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲外にあり、且つ前記障害物検出部が障害物の接近を検出した場合も、前記支援を終了する、移動制御部と、
    を具備した駐車支援装置。
  2. 前記移動制御部は、前記経路に従って前記車両が走行中に、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲外にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の進行方向が前記目標領域に向き、且つ前記障害物検出部が障害物の接近を検出した場合も、前記支援を終了する、請求項1の駐車支援装置。
  3. 前記移動制御部は、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲内にあり、且つ前記車両の操舵角が第4の範囲内にある場合に前記支援を終了し、前記経路に従って前記車両が走行中に、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲外にあり、前記車両の操舵角が前記第4の範囲内にあり、且つ前記障害物検出部が障害物の接近を検出した場合も、前記支援を終了する、請求項1又は請求項2の駐車支援装置。
  4. 前記障害物検出部は、前記車両の角部に設けられるとともに前記障害物までの距離を検出する第1の測距部と、前記車両の前後方向における端部に設けられるとともに前記障害物までの距離を検出する第2の測距部と、により前記障害物の接近を検出し、
    前記障害物検出部は、前記第1の測距部が検出した前記障害物までの距離が第1の閾値より短い場合、又は前記第2の測距部が検出した前記障害物までの距離が前記第1の閾値よりも長い第2の閾値よりも短い場合に、前記障害物の接近を検出する、請求項1乃至請求項3のいずれか一つの駐車支援装置。
  5. 前記移動制御部は、前記経路に従って前記車両が走行中に、前記目標領域の左右方向における前記車両の位置が前記第1の範囲内にあり、前記目標領域に対する前記車両の傾きが前記第2の範囲内にあり、前記目標領域の前後方向における前記車両の位置が前記第3の範囲外にあり、前記車両の少なくとも一部が前記目標領域にあり、且つ前記障害物検出部が障害物の接近を検出した場合も、前記支援を終了する、請求項1乃至請求項4のいずれか一つの駐車支援装置。
  6. 前記障害物の接近を示す画像を表示するよう表示部を制御する出力情報決定部、をさらに具備する請求項1乃至請求項5のいずれか一つの駐車支援装置。
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