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JP2017018188A - 磁気応答玩具 - Google Patents

磁気応答玩具 Download PDF

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宮本 栄一
Eiichi Miyamoto
栄一 宮本
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Abstract

【課題】取り扱いが容易な磁気応答玩具を提供する。【解決手段】磁気応答玩具1は、主玩具体2と、磁気発生部材31を有する副玩具体3とからなり、主玩具体2は、磁気検知部21と、動作部23,24と、動作データを記憶した動作記憶部25と、磁気検知部21にて磁気が検知されたことに応じた動作データに基づいて動作部23,24を動作させる動作制御部26と、を備え、磁気検知部21は、磁気を検知可能な磁界センサ40と、磁界センサ40を間に挟む一対の磁界収束部材41,42と、を有し、磁界収束部材41,42は、磁界センサ40の動作磁界方向に磁界センサ40を通過する第1軸X上に位置する第1領域A1,B1と、動作磁界方向と直交する方向に磁界センサ40を通過する第2軸Y上に位置する第2領域A2,B2と、第1領域A1,B1と第2領域A2,B2とをつなぐ第3領域A3,B3と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、磁石等の磁気発生部材の磁気に応答して動作する玩具に関する。
特許文献1に記載された玩具は、磁界センサを有する主玩具体と、永久磁石を有する副玩具体とを備え、主玩具体の磁界センサに副玩具体の磁石を接近させることにより、磁界センサが磁界を検知し、音声や発光を含む演出を出力し、出力する演出を変化させる。
磁界センサとして用いられる磁気抵抗効果素子(MR素子)やリードスイッチやホール素子は、一般に検知可能な磁界の向き(以下、動作磁界方向という)が定められており、特許文献1に記載された玩具では、磁気を収束させる磁界収束部材が磁界センサの動作磁界方向に隣設されており、磁界センサの検知可能な範囲が拡大されている。
特許第5509355号公報
特許文献1に記載された玩具では、副玩具体の磁石は主玩具体の磁界センサの動作磁界方向に沿って配置される必要がある。この種の玩具の使用者としては幼児等が想定されるところ、磁界センサが検知可能な姿勢に幼児等が磁石を適切に合わせられない場合も発生する。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、幼児等でも取り扱いが容易な磁気応答玩具を提供することを目的とする。
本発明に係る磁気応答玩具は、主玩具体と、磁気発生部材を有する副玩具体とを備える磁気応答玩具であって、前記主玩具体は、磁気検知部と、前記磁気検知部にて磁気が検知されたことに応じた動作が可能な動作部と、を有し、前記磁気検知部は、磁気を検知可能な磁界センサと、当該磁界センサを間に挟む一対の磁界収束部材と、を有し、前記磁界収束部材は、前記磁界センサの動作磁界方向に前記磁界センサを通過する第1軸上に位置する第1領域と、前記動作磁界方向と直交する方向に前記磁界センサを通過する第2軸上に位置する第2領域と、前記第1領域と前記第2領域の間に位置する第3領域と、をそれぞれ有することを特徴とする。
また、本発明に係る磁気応答玩具においては、前記磁界センサと前記2領域との隙間は、前記磁界センサと前記第1領域との隙間より大きくてもよい。
また、本発明に係る磁気応答玩具においては、一方の磁界収束部材の前記第2領域と他方の磁気収束部材の前記第1領域との隙間は、前記一方の磁界収束部材の前記第1領域と前記磁界センサとの隙間より大きくてもよい。
また、本発明に係る磁気応答玩具においては、前記第1領域の前記磁界センサ側の内側端縁は前記第1領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁より短くてもよい。
また、本発明に係る磁気応答玩具においては、前記第1領域及び前記第2領域並びに前記第3領域は、前記一対の磁界収束部材の間で前記磁界センサを中心に点対称に設けられていてもよい。
また、本発明に係る磁気応答玩具においては、前記第1領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁と、前記第2領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁とは略等しい長さに形成されていてもよい。
また、本発明に係る磁気応答玩具においては、前記第3領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁は、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜していてもよい。
また、本発明に係る磁気応答玩具においては、前記第3領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁は、前記第1軸及び前記第2軸に対して略45度傾斜していてもよい。
また、本発明に係る磁気応答玩具においては、前記磁界収束部材は、軟磁性体からなってもよい。
また、本発明に係る磁気応答玩具においては、前記主玩具体は、前記動作部を動作させるための動作データを記憶した動作記憶部と、前記磁気検知部にて磁気が検知されたことに応じた動作データを前記動作記憶部から読み出し、当該読み出した動作データに基づいて前記動作部を動作させる動作制御部と、を有してもよい。
本発明によれば、幼児等でも取り扱いが容易な磁気応答玩具を提供することができる。
本発明の実施形態を説明するための、磁気応答玩具の一例の外観図である。 図1の磁気応答玩具の構成を示すブロック図である。 図1の主玩具体の動作制御部が実行する処理を示すフロー図である。 図1の主玩具体の磁気検知部の斜視図である。 図1の主玩具体の磁気検知部の正面図である。 図1の主玩具体の磁気検知部における磁束の流れを模式的に示す斜視図である。
図1は、本発明の実施形態を説明するための磁気応答玩具の一例の外観を示す。
図1に示す磁気応答玩具1は、主玩具体2と、副玩具体3とからなる。主玩具体2は、使用者が把持可能な剣を模した形状で構成されており、副玩具体3は、使用者の腰部に装着可能なベルトとして構成されている。
副玩具体3には、例えば永久磁石や電磁石などの磁気発生部材31が設けられており、主玩具体2の剣身部分には、磁界センサを含む磁気検知部21が設けられている。
主玩具体2は、例えば音声や光などを用いた演出を出力可能に構成され、例えば把持部分の近傍に設けられたトリガーボタン22に対する操作に応じて演出が出力される。そして、主玩具体2には、出力される演出が異なる2つの動作モード(通常モード及び必殺技モード)が用意されており、磁気検知部21における磁気検知に応じて動作モードが切り替わる。
図2は、磁気応答玩具1の機能的構成を示す。
主玩具体2は、磁気検知部21と、操作部としてのトリガーボタン22と、動作部としての音声発生部23及び発光部24と、動作モード(通常モード及び必殺技モード)毎の音声発生部23及び発光部24の動作データを記憶した動作記憶部25と、動作制御部26と、電源部27とを備えている。
動作制御部26は、磁気検知部21において磁気が検知された場合に動作モードを切り替える。本例では、動作制御部26は、電源部27に設けられた図示しない電源スイッチがON操作されて主玩具体2が起動されるのに伴い、まず動作モードを通常モードに設定する。そして、動作制御部26は、通常モードが設定されている間に磁気検知部21において磁気を検知した場合に、動作モードを必殺技モードに切り替え、必殺技モードへの移行から所定時間経過後に再び動作モードを通常モードに戻す。
そして、動作制御部26は、トリガーボタン22が操作された場合に、その操作を検出し、設定されている動作モード及び動作記憶部25に記憶された動作データに基づいて、音声発生部23及び発光部24を動作させる。
音声発生部23は、スピーカ等の発音体を含んで構成され、動作制御部26による制御のもとで、動作モードに応じた音声を発生させる。すなわち、磁気検知部21にて磁気が検知され必殺技モードに切り替わった場合は、必殺技モードに応じた音声(つまり、磁気検知部21にて磁気が検知されたことに応じた動作)を発生させることが可能である。発光部24は、LED(Light Emitting Diode)等の発光体を含んで構成され、動作制御部26による制御のもとで、動作モードに応じた態様で発光する。すなわち、磁気検知部21にて磁気が検知され必殺技モードに切り替わった場合は、必殺技モードに応じた態様で発光することが可能である(つまり、磁気検知部21にて磁気が検知されたことに応じた動作が可能である)。
磁気検知部21は、詳細は後述するが、主玩具体2と副玩具体3とが接触し又は近接し、磁気検知部21が磁気を検知可能な範囲内に磁気発生部材31が位置した際に、磁気発生部31が発する磁気を検知する。
図3は、動作制御部26が実行する処理のフローを示す。
主玩具体2の動作制御部26は、主玩具体2が起動されるのに伴い、まず動作モードを通常モードに設定する(ステップS1)。
そして、動作制御部26は、磁気検知部21における磁気検知の有無を判定する(ステップS2)。
磁気検知部21において磁気が検知された場合に(ステップS2:Yes)、動作制御部26は、動作モードを通常モードから必殺技モードに設定する(ステップS3)。そして、動作制御部26は、タイマーをリセットし、計時を開始する(ステップS4)。
動作制御部26は、トリガーボタン22の操作の有無を判定する(ステップS5)。トリガー操作が有った場合には(ステップS5:Yes)、動作制御部26は、動作記憶部25に記憶された必殺技モードに対応する必殺技動作データ(すなわち、磁気検知部21にて磁気が検知されたことに応じた動作データ)を読み出し(ステップS6)、読み出した動作データに基づいて音声発生部23及び発光部24を動作させる(ステップS7)。トリガー操作が無い場合には(ステップS5:No)、上記のステップS6、ステップS7の処理をスキップする。
そして、動作制御部26は、タイマーを参照し、必殺技モードに移行してからの経過時間tが所定時間t(例えば30秒)以下であるか否かを判定する(ステップS8)。経過時間tが所定時間t以下である場合には(ステップS8:Yes)、動作制御部26は、必殺技モードを継続し、上記のステップS5〜S8の処理を繰り返す。経過時間tが所定時間tを超えている場合には(ステップS8:No)、動作制御部26は、計時を停止して必殺技モードを終了し、上記のステップS1の処理に戻り、動作モードを通常モードに設定する。
磁気検知部21において磁気が検知されていない場合には(ステップS2:No)、動作制御部26は、トリガーボタン22の操作の有無を判定する(ステップS9)。トリガー操作が有った場合には(ステップS9:Yes)、動作制御部26は、動作記憶部25に記憶された通常モードに対応する通常動作データを読み出し(ステップS10)、読み出した動作データに基づいて音声発生部23及び発光部24を動作させる(ステップS11)。トリガー操作が無い場合には(ステップS9:No)、上記のステップS10、ステップS11の処理をスキップする。
動作制御部26は、電源部27が電源OFFされて主玩具体2が停止されるまで、上記のステップS1〜S11の処理を繰り返す。
図4及び図5は、磁気検知部21の構成を示す。
磁気検知部21は、磁界センサ40と、一対の磁界収束部材41,42とを有し、主玩具体2の筐体の内部に収容されている。主玩具体31の磁気検知部21は所定の磁気検知可能範囲を有しており、副玩具体3の磁気発生部31が当該磁気検知可能範囲内にあるときに、磁気発生部31の磁気を検知可能となる。具体的には、主玩具体2の磁気検知部21と副玩具体3の磁気発生部31が接触または近接した際に磁気発生部31の磁気を磁気検出部21で検知可能とすることが考えられる。例えば、主玩具体2の筐体の側面43の剣身部の側面43の内部には、磁気検知部21が収容されており、側面43を略平面に形成し、副玩具体3の磁気発生部31を収容しているバックル部分を略平面に形成しても良い。また、例えば、主玩具体2または副玩具体3が立体形状からなる場合は、主玩具体2の筐体の側面43の立体形状と副玩具体3の磁気発生部31を収容しているバックル部分の立体形状とを相対するような立体形状に形成しても良い。また、例えば、主玩具体2と副玩具体3の少なくとも一方に磁気検知部21が磁気発生部31の磁気を検知可能となる磁気検知可能範囲の目安となるマークを設けたり目安となる意匠を施したりするのでも良い。これらの例に応じた構成とすることにより、副玩具体3の磁気発生部31を容易に磁気検知部21の磁気検知可能範囲内に置くことができる。なお、主玩具体2と副玩具体3の形状や意匠は上述したものに限らない。
磁界センサ40は、例えば磁気抵抗効果素子(MR素子)やリードスイッチやホール素子などであり、本実施形態においては、動作磁界方向が筐体の側面43と略平行となるように配置されている。磁界収束部材41,42は、磁性材料からなる板状の部材であって、本実施形態においては、筐体の側面43と略平行に、且つ磁界センサ40を間に挟んで配置されている。
磁界収束部材41は、磁界センサ40の動作磁界方向に磁界センサ40を通過する第1軸X上に位置する第1領域A1と、筐体の側面43と略平行に且つ動作磁界方向と直交する方向に磁界センサ40を通過する第2軸Y上に位置する第2領域A2と、第1軸X及び第2軸Yによって形成される平面内で第1領域A1と第2領域A2の間に位置する第3領域A3を有する。なお、本実施形態においては、第3領域A3は第1領域A1と第2領域A2とをつなぐ構成となっているが、本発明はこの構成には限定されない。要するに、第3領域A3は、第1領域A1に流入した磁束φが第3領域A3を経て第2領域A2に流入可能で、また、第2領域A2から流入した磁束φが第3領域A3を経て第1領域A1に流入可能となるように、第1領域A1と第2領域A2との間に位置していればよい。
磁界収束部材42もまた、磁界センサ40の動作磁界方向に磁界センサ40を通過する第1軸X上に位置する第1領域B1と、動作磁界方向と直交する方向に磁界センサ40を通過する第2軸Y上に位置する第2領域B2と、第1領域B1と第2領域B2の間に位置する第3領域B3を有する。なお、本実施形態においては、第3領域B3は第1領域B1と第2領域B2とをつなぐ構成となっているが、本発明はこの構成には限定されない。要するに、第3領域B3は、第1領域B1に流入した磁束φが第3領域B3を経て第2領域B2に流入可能で、また、第2領域B2から流入した磁束φが第3領域B3を経て第1領域B1に流入可能となるように、第1領域B1と第2領域B2との間に位置していればよい。
第1領域A1,B1は第1軸X上で磁界センサ40を間に挟み、磁界センサ40を中心に点対称に設けられている。第2領域A2,B2は第2軸Y上で磁界センサ40を間に挟み、磁界センサ40を中心に点対称に設けられている。第3領域A3,B3は第1軸X及び第2軸Yと略45°の角度で交差する軸上で磁界センサ40を間に挟んでおり、磁界センサ40を中心に点対称に設けられている。なお、第3領域A3、B3の外側端縁a4、b4の、第1軸Xおよび第2軸に対する傾斜角度は45°に限らない。
第1領域A1、B1の磁界センサ40側の端部は、磁束を磁界センサ40に収束させるように、磁界センサ40に向けて次第に幅が狭くなるテーパ状に形成されている。すなわち、第1領域A1,B1の磁界センサ40側の端縁(内側端縁)a1,b1の長さl1は、磁界センサ40側とは反対側で第1軸Xと交差する端縁(外側端縁)a2,b2の長さl2より短く形成されている。
図6は、磁気検知部21における磁束の流れを模式的に示す。
図6(A)は、磁気発生部材31の磁極対が第1軸Xに沿って配置されている場合を示し、磁束φは、磁気発生部材31から、磁界収束部材41の第1領域A1の外側端縁a2から磁界収束部材41に流入し、磁界収束部材41の第1領域A1の内側端縁a1に向けて収束される。そして、磁束φは、磁界収束部材41の第1領域A1と磁界収束部材42の第1領域B1との間で第1軸Xに沿って(つまり、磁界センサ40の動作磁界方向に沿って)磁界センサ40に流入して通過し、磁界収束部材42の第1領域B1の内側端縁b1から磁界収束部材42に流入し、磁界収束部材42の第1領域B1の外側端縁b2から放射されて磁気発生部材31に流入する。したがって、磁気発生部材31の磁極対が第1軸Xに沿って配置されている場合、磁束φは、磁界収束部材41の第1領域A1と磁界収束部材42の第1領域B1との間で、磁界センサ40の動作磁界方向に沿って磁界センサ40に流入して通過するため、磁界センサ40は磁気発生部材31の磁気を検知することができる。
図6(B)は、磁気発生部材31の磁極対が第2軸Yに沿って配置されている場合を示し、磁束φは、磁界収束部材41の第2領域A2の磁界センサ40側とは反対側で第2軸Yと交差する端縁(外側端縁)a3から磁界収束部材41に流入し、磁界収束部材41の第2領域A2及び第3領域A3を経て第1領域A1の内側端縁a1に向けて収束される。そして、磁束φは、磁界収束部材41の第1領域A1と磁界収束部材42の第1領域B1との間で第1軸Xに沿って(つまり、磁界センサ40の動作磁界方向に沿って)磁界センサ40に流入して通過し、磁界収束部材42の第1領域B1及び第3領域B3を経て第2領域B2の外側端縁b3から放射されて磁気発生部材31に流入する。したがって、磁気発生部材31の磁極対が第2軸Yに沿って配置されている場合も、磁束φは、磁界収束部材41の第2領域A2及び第3領域A3を経て、磁界収束部材41の第1領域A1と磁界収束部材42の第1領域B1との間で、磁界センサ40の動作磁界方向に沿って磁界センサ40に流入して通過するため、磁界センサ40は磁気発生部材31の磁気を検知することができる。
図6(C)は、磁気発生部材31の磁極対が第1軸X及び第2軸Yに略45°の角度で交差する軸に沿って配置されている場合を示し、磁束φは、磁界収束部材41の第3領域A3の磁界センサ40側とは反対側の端縁(外側端縁)a4から磁界収束部材41に流入し、磁界収束部材41の第3領域A3を経て第1領域A1の内側端縁a1に向けて収束される。そして、磁束φは、磁界収束部材41の第1領域A1と磁界収束部材42の第1領域B1との間で第1軸Xに沿って(つまり、磁界センサ40の動作磁界方向に沿って)磁界センサ40に流入して通過し、磁界収束部材42の第1領域B1を経て第3領域B3の外側端縁b4から放射されて磁気発生部材31に流入する。したがって、磁気発生部材31の磁極対が第1軸X及び第2軸Yに略45°の角度で交差する軸に沿って配置されている場合も、磁束φは、磁界収束部材41の第3領域A3を経て磁界収束部材41の第1領域A1と磁界収束部材42の第1領域B1との間で、磁界センサ40の動作磁界方向に沿って磁界センサ40に流入して通過するため、磁界センサ40は磁気発生部材31の磁気を検知することができる。
このように、磁界センサ40の周囲を取り囲む磁界収束部材41,42の第1領域A1,B1及び第2領域A2,B2並びに第3領域A3,B3によって、磁界センサ40の動作磁界方向に磁界センサ40を間に挟む第1領域A1,B1に磁束φを収束させ、磁束φを磁界センサ40の動作磁界方向に通過させることができる。これにより、磁気発生部材31の磁極対が磁界センサ40の動作磁界方向から逸れて配置されていても、磁気検知部21によって磁気発生部材31の磁気を検知することが可能となる。
そして、磁界センサ40単体の検知可能範囲が磁界センサ40の直上の極めて狭い範囲にとどまるのに対し、磁界センサ40の周囲を取り囲む磁界収束部材41,42を設けることにより、磁気検知部21の検知可能範囲は、磁界収束部材41,42の周囲にまで広がり、磁界センサ40単体の検知可能範囲に比べて拡大される。
以上により、磁界センサ40に対する磁気発生部材31の正確な位置及び姿勢合わせを不要とし、磁気応答玩具1の取り扱いを容易とすることができる。
好ましくは、磁界センサ40と磁界収束部材41,42の各々の第2領域A2,B2との間の隙間g2は、磁界センサ40と磁界収束部材41,42の各々の第1領域A1,B1との間の隙間g1より大きくされる。これにより、磁気発生部材31の磁極対が第2軸Yに沿って配置されている場合に、磁束φが第2領域A2,B2間で磁界センサ40の動作磁界方向と直交する第2軸Yに沿って磁界センサ40を通過することを抑制し、より確実に第1領域A1,B1に磁束φを収束させ、磁束φを磁界センサ40の動作磁界方向に通過させることができ、磁気検知部21の検知精度を高めることができる。
また、好ましくは、磁界収束部材41の第2領域A2と磁界収束部材42の第1領域との隙間は、磁界収束部材41の第1領域と磁界センサ40との隙間より大きくされ、かつ、磁界収束部材42の第2領域A2と磁界収束部材41の第1領域との隙間は、磁界収束部材42の第1領域と磁界センサ40との隙間より大きくされる。これにより、磁気発生部材31の磁極対が第2軸Yに沿って配置されている場合に、磁束φが磁界収束部材41の第2領域A2の端縁a3から流入し、磁界収束部材42の第1領域B1に向けて放出されることを抑制し、また、磁束φが磁界収束部材42の第2領域B2の端縁b3から流入し、磁界収束部材41の第1領域A1に向けて放出されることを抑制し、端縁a3、b3から流入した磁束φをより確実に第1領域A1,B1に収束させ、磁束φを磁界センサ40の動作磁界方向に通過させることができ、磁気検知部21の検知精度を高めることができる。
また、好ましくは、磁界収束部材41,42の各々の第1領域A1,B1の外側端縁a2,b2の長さl2と、第2領域A2,B2の外側端縁a3,b3の長さl3とは略等しくされる。これにより、磁気発生部材31の磁極対が第1軸Xに沿って配置されている場合の磁気検知部21の検知感度と、磁気発生部材31の磁極対が第2軸Yに沿って配置されている場合の磁気検知部21の検知感度とを略等しくすることができる。
なお、第3領域A3、B3の外側端縁a4、b4の、第1軸Xおよび第2軸に対する傾斜角度は45°に限らないが、好ましくは磁界収束部材41,42の各々の第3領域A3,B3の外側端縁a4,b4は、第1軸X及び第2軸Yに対して略45°の角度で傾斜していることが好ましい。これにより、磁気発生部材31の磁極対が第1軸X及び第2軸Yに対して傾斜して配置されている場合の磁気検知部21の検知感度を、第1軸X及び第2軸Yに略45°の角度で交差する軸、つまりは第1軸X及び第2軸Yの対称軸の両側で均衡させることができる。
なお、磁界収束部材41,42の各々の第1領域A1,B1の外側端縁a2,b2、第2領域の外側端縁a3,b3、第3領域の外側端縁a4,b4は、直線状に限られるものではなく曲線状であってもよい。
また、磁界収束部材41、42を形成する磁性材料は、透磁率が高く、残留磁束密度が小さい(保磁力が小さい)軟磁性材料が好ましく、電磁鋼板やパーマロイなどを例示することができる。残留磁束密度が小さい軟磁性材料を用いることにより、磁界収束部材41、42自体が永続的に磁化されることを防止し、磁気検知部21における磁気の誤検知を防止することができる。
例えば、主玩具体2と副玩具体3とが同じ場所に(おもちゃ箱等)に保管され、副玩具体3が主玩具体2の磁気検知部21に接触し又は近接して配置されたままとなった場合に、仮に磁界収束部材41、42を形成する磁性材料が残留磁束密度の大きい硬磁性材料であると、磁界収束部材41、42自体が永続的に磁化してしまい、使用に際して副玩具体3を主玩具体2から離した後も、磁化した磁界収束部材41、42が発する磁界を磁界センサ40が常に検知している状態となり、磁気検知部21における磁気検知に不具合が生じる。
そこで、磁界収束部材41、42を形成する磁性材料に軟磁性材料を用いることにより、上記の場合にも磁界収束部材41、42自体が永続的に磁化されることを防止することができ、副玩具体3の磁気発生部材31が発する磁気を磁気検知部21において適切に検知することができる。
なお、本明細書において、軟磁性材料とは、初透磁率が650〜100,000μi、最大透磁率が10,000μm〜500,000μm程度、また、飽和磁束密度が0.38〜2.45T、保磁力が0.32〜80A/m程度の磁性材料をいうものとし、より具体的な材料名称としては電磁鋼板(珪素鋼板)やパーマロイ等がこれに該当するが、玩具に用いる場合、安価で、かつ、比較的発明の目的を達するために必要な性質が良い、方向性電磁鋼板を用いるのが望ましく、例えば、初透磁率が14,000μi程度、最大透磁率が40,000μm程度、飽和磁束密度が2.00T程度、保磁力が8A/m程度のものが望ましい。
以上、主玩具体2が剣として構成され、副玩具体3がベルトとして構成された磁気応答玩具1を例に本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述したものに限られない。主玩具体2と副玩具体3は、剣とベルトに限らず、それぞれ、例えば剣、斧、槍、薙刀、銃、弓矢、小手等の武具、ベルト、メダル、携帯電話、化粧用具、腕輪、車両玩具、人形体、動物人形等の形象物、カード、マスコット、等で構成することもできる。
また、以上に、主玩具体2が磁気検知部21と、操作部としてのトリガーボタン22と、動作部としての音声発生部23及び発光部24と、動作モード毎の音声発生部23及び発光部24の動作データを記憶した動作記憶部25と、動作制御部26と、電源部27とを備えた磁気応答玩具1を例に本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述したものに限られない。例えば、主玩具体2は、磁気検知部21と、磁気検知部21が磁気を検知したことに応じて音声や光を用いて演出動作する動作部と、を備え、副玩具体3には、例えば永久磁石や電磁石などの磁気発生部材31を備えた、磁気応答玩具とすることもできる。この構成の磁気応答玩具によれば、例えば、主玩具体2と副玩具体3とが接触し又は近接することにより、磁気検知部21が磁気を検知可能な範囲内に磁気発生部材31が位置して、磁気発生部31が発する磁気を磁気検知部21が検知したことに応じて、動作部を動作可能とするものとすることもできる。
また、動作部としては、音声や光を用いて演出動作するものを例に本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述したものに限られない。音声や光に限らず、例えばモータやサーボ等の作動装置を備え、当該作動装置により主玩具体の一部が動かされるものとすることもできる。
1 磁気応答玩具
2 主玩具体
3 副玩具体
21 磁気検知部
22 トリガーボタン(操作部)
23 音声発生部
24 発光部
25 動作記憶部
26 動作制御部
27 電源部
30 磁界センサ
31 磁気発生部材
40 磁界センサ
41,42 磁界収束部材
43 側面
A1,B1 第1領域
A2,B2 第2領域
A3,B3 第3領域
X 第1軸
Y 第2軸

Claims (10)

  1. 主玩具体と、磁気発生部材を有する副玩具体とを備える磁気応答玩具であって、
    前記主玩具体は、
    磁気検知部と、前記磁気検知部にて磁気が検知されたことに応じた動作が可能な動作部と、を有し、
    前記磁気検知部は、磁気を検知可能な磁界センサと、当該磁界センサを間に挟む一対の磁界収束部材と、を有し、
    前記磁界収束部材は、前記磁界センサの動作磁界方向に前記磁界センサを通過する第1軸上に位置する第1領域と、前記動作磁界方向と直交する方向に前記磁界センサを通過する第2軸上に位置する第2領域と、前記第1領域と前記第2領域の間に位置する第3領域と、をそれぞれ有する磁気応答玩具。
  2. 請求項1記載の磁気応答玩具であって、
    前記磁界センサと前記2領域との隙間は、前記磁界センサと前記第1領域との隙間より大きい磁気応答玩具。
  3. 請求項1記載の磁気応答玩具であって、
    一方の磁界収束部材の前記第2領域と他方の磁気収束部材の前記第1領域との隙間は、
    前記一方の磁界収束部材の前記第1領域と前記磁界センサとの隙間より大きい磁気応答玩具。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載の磁気応答玩具であって、
    前記第1領域の前記磁界センサ側の内側端縁は前記第1領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁より短い磁気応答玩具。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載の磁気応答玩具であって、
    前記第1領域及び前記第2領域並びに前記第3領域は、前記一対の磁界収束部材の間で前記磁界センサを中心に点対称に設けられている磁気応答玩具。
  6. 請求項1から5のいずれか一項記載の磁気応答玩具であって、
    前記第1領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁と、前記第2領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁とは略等しい長さに形成されている磁気応答玩具。
  7. 請求項1から6のいずれか一項記載の磁気応答玩具であって、
    前記第3領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁は、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜している磁気応答玩具。
  8. 請求項7記載の磁気応答玩具であって、
    前記第3領域の前記磁界センサ側とは反対側の外側端縁は、前記第1軸及び前記第2軸に対して略45度傾斜している磁気応答玩具。
  9. 請求項1から8のいずれか一項記載の磁気応答玩具であって、
    前記磁界収束部材は、軟磁性体からなる磁気応答玩具。
  10. 請求項1から9のいずれか一項記載の磁気応答玩具であって、
    前記主玩具体は、前記動作部を動作させるための動作データを記憶した動作記憶部と、前記磁気検知部にて磁気が検知されたことに応じた動作データを前記動作記憶部から読み出し、当該読み出した動作データに基づいて前記動作部を動作させる動作制御部と、
    を有する磁気応答玩具。
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