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JP2017017089A - 立体型プリント基板 - Google Patents

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JP2017017089A
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圭司 原田
Keiji Harada
圭司 原田
裕一郎 財部
Yuichiro Zaibe
裕一郎 財部
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Abstract

【課題】応力集中に起因する接続不良、および挿入向きを誤ることによる製品不良が抑制された立体型プリント基板を提供する。【解決手段】第1のプリント基板10は、中央貫通孔11と、中央貫通孔11の延びる方向に関する一方側および他方側の双方の端部貫通孔12a,12bとを有する。第2のプリント基板20は、中央凸部21と、中央凸部21の延びる方向に関する一方側および他方側の双方の端部凸部22a,22bとを有する。中央貫通孔11に中央凸部21が、複数の端部貫通孔12a,12bのそれぞれに複数の端部凸部22a,22bのそれぞれが挿入される。複数の端部凸部22a,22bのそれぞれに形成される端部パッド24a,24bは、中央凸部21に形成される中央パッド23よりも大きい。端部凸部22a,22bは中央凸部21に対して非対称であり、端部貫通孔12a,12bは中央貫通孔11に対して非対称である。【選択図】図4

Description

本発明は立体型プリント基板に関し、特に、複数のプリント基板が電気的および機械的に接続された立体型プリント基板に関するものである。
複数のプリント基板のうちの一部に対して他の一部が交差するように接続されてなるいわゆる立体型プリント基板は、以下の構成を有している。たとえば特開2012−129491号公報(特許文献1)および特開2013−58586号公報(特許文献2)においては、第1のプリント基板に形成された貫通孔内に第2のプリント基板が嵌合され、両者のそれぞれに形成されたパッド同士がはんだにより接続された構成が開示されている。
特開2012−129491号公報 特開2013−58586号公報
上記の構成においては、各プリント基板に振動または外力が加わった場合に、特に貫通孔内に挿入された第2のプリント基板の領域のうち、当該貫通孔の延びる方向に関する端部に応力が集中する。このため、第1および第2のプリント基板の接続部としてのはんだにクラックが発生し、両者間に接続不良が発生する可能性がある。
また上記の構成においては、第1のプリント基板に第2のプリント基板を挿入する際に、第2のプリント基板の表裏の向きに関係なく挿入することができるため、挿入向きを誤ることによる製品不良を発生させる可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、応力集中に起因する接続不良、および挿入向きを誤ることによる製品不良が抑制された立体型プリント基板を提供することである。
本発明の立体型プリント基板は、第1のプリント基板と、第2のプリント基板とを備えている。第1のプリント基板は、中央貫通孔と、中央貫通孔の延びる方向に関する一方側および一方側と反対側の他方側の双方に互いに間隔をあけて少なくとも1つずつ形成される端部貫通孔とを有する。第2のプリント基板は、中央凸部と、中央凸部の延びる方向に関する一方側および一方側と反対側の他方側の双方に互いに間隔をあけて少なくとも1つずつ形成される端部凸部とを有する。中央貫通孔に中央凸部が、複数の端部貫通孔のそれぞれに複数の端部凸部のそれぞれが挿入される。複数の端部凸部のそれぞれに形成される端部パッドは、中央凸部に形成される中央パッドよりも大きい。中央貫通孔および端部貫通孔の外周には、中央パッドおよび端部パッドとはんだにより接続された中央貫通孔パッドおよび端部貫通孔パッドが形成される。端部凸部は中央凸部に対して非対称であり、端部貫通孔は中央貫通孔に対して非対称である。
本発明によれば、端部パッドが中央パッドよりも大きく形成されるため、外部応力による耐性を大幅に向上し、端部パッドに接続されるはんだのクラック発生を抑制することができる。また端部凸部が中央凸部に対して非対称であり、端部貫通孔が中央貫通孔に対して非対称であるため、第2のプリント基板の挿入向きを誤る可能性を排除することができる。
本実施の形態の立体型プリント基板を正面側でありかつ上左方側から見た概略斜視図である。 本実施の形態の立体型プリント基板を背面側でありかつ下右方側から見た概略斜視図である。 図2に示すはんだ接続部の態様の一例を示す概略拡大図である。 実施の形態1の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を正面側でありかつ上左方側から見た概略斜視図である。 実施の形態1の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を背面側でありかつ下右方側から見た概略斜視図である。 実施の形態2の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を正面側でありかつ上左方側から見た概略斜視図である。 実施の形態2の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を背面側でありかつ下右方側から見た概略斜視図である。 実施の形態3の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を正面側でありかつ上左方側から見た概略斜視図である。 実施の形態3の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を背面側でありかつ下右方側から見た概略斜視図である。 実施の形態4の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を正面側でありかつ上左方側から見た概略斜視図である。 実施の形態4の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を背面側でありかつ下右方側から見た概略斜視図である。 実施の形態5の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を背面側でありかつ下右方側から見た概略斜視図である。 図12中の矢印に示す方向XIIIから見たときのはんだ接続部の態様の一例を示すとともに、接続工程時に供給されるはんだの流れを示す概略拡大図である。 実施の形態6の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を背面側でありかつ下右方側から見た概略斜視図である。 実施の形態7の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を正面側でありかつ上左方側から見た概略斜視図である。 実施の形態7の立体型プリント基板を構成する第1および第2のプリント基板の特徴を示すべく、これらのプリント基板を背面側でありかつ下右方側から見た概略斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず図1および図2を用いて、本実施の形態の立体型プリント基板の構成について説明する。
図1および図2を参照して、本実施の形態の立体型プリント基板100は、第1のプリント基板10と、第2のプリント基板20とを有している。第1のプリント基板10は、一方の主表面10aと、一方の主表面10aに対向する他方の主表面10bとを有する矩形状の平板部材である。第2のプリント基板20は、一方の主表面20aと、一方の主表面20aに対向する他方の主表面20bとを有する矩形状の平板部材である。
第1のプリント基板10の平面視における中央部には、一方の主表面10aから他方の主表面10bまでこれを貫通する中央貫通孔11が形成されている。中央貫通孔11は、たとえば図1および図2の左右方向に沿う方向に延びる矩形の平面形状を有している。また第1のプリント基板10には、中央貫通孔11の延びる方向に関する一方側(図1の左側、図2の右側)には一方の端部貫通孔12aが、中央貫通孔11の延びる方向に関する上記一方側と反対側の他方側(図1の右側、図2の左側)には他方の端部貫通孔12bが、それぞれ形成されている。一方の端部貫通孔12aは中央貫通孔11の上記一方側に、中央貫通孔11と互いに間隔をあけて形成されている。同様に、他方の端部貫通孔12bは中央貫通孔11の上記他方側に、中央貫通孔11と互いに間隔をあけて形成されている。
第2のプリント基板20の平面視における図1および図2の下方(第1のプリント基板10の配置される側)の1つの辺の一部、特に当該辺の延びる方向に関する中央部には、中央凸部21が形成されている。当該下方の辺において、中央凸部21の延びる方向(中央凸部21が形成される辺の延びる方向)に関する一方側(図1の左側、図2の右側)には一方の端部凸部22aが、中央凸部21の延びる方向に関する上記一方側と反対側の他方側(図1の右側、図2の左側)には他方の端部凸部22bが、それぞれ形成されている。一方の端部凸部22aは中央凸部21の上記一方側に、中央凸部21と互いに間隔をあけて形成されている。同様に、他方の端部凸部22bは中央凸部21の上記他方側に、中央凸部21と互いに間隔をあけて形成されている。第2のプリント基板20の図1および図2の下方の辺に切欠きが形成されており、この切欠きにより中央凸部21と端部凸部22a,22bとの間隔が形成されている。
中央凸部21が第2のプリント基板20の1つの辺に沿って延びる長さは、中央貫通孔11の延びる長さに比較的近い長さである。また一方の端部凸部22aの中央凸部21の延びる方向に沿う方向に関する長さは、一方の端部貫通孔12aの中央貫通孔11の延びる方向に沿う方向に関する長さに比較的近い長さである。他方の端部凸部22bの中央凸部21の延びる方向に沿う方向に関する長さは、他方の端部貫通孔12bの中央貫通孔11の延びる方向に沿う方向に関する長さに比較的近い長さである。さらに中央凸部21と端部凸部22a,22bとの距離は、中央貫通孔11と端部貫通孔12a,12bとの距離に比較的近い距離である。
このため、中央貫通孔11に中央凸部21が、一方の端部貫通孔12aに一方の端部凸部22aが、他方の端部貫通孔12bに他方の端部凸部22bが、それぞれ挿入されている。具体的には、第1のプリント基板10の一方の主表面10a側(図1の上側)から、第2のプリント基板20が部分的に嵌合するように挿入され、その結果、第1のプリント基板10の一方の主表面10aと、第2のプリント基板20の一方の主表面20aとが互いに交差(たとえば直交)するように、両者が嵌合されている。
ここで、第2のプリント基板20の中央凸部21には、複数の中央パッド23が、互いに間隔をあけて形成されている。中央パッド23は、中央凸部21における一方の主表面20a上および他方の主表面20b上の双方に同様に、中央凸部21の延びる方向に関して互いに間隔をあけて複数(たとえば8つずつ)形成されている。
また、第2のプリント基板20の一方の端部凸部22aには一方の端部パッド24aが形成されている。一方の端部パッド24aは、一方の端部凸部22aにおける一方の主表面20a上および他方の主表面20b上の双方に同様に1つずつ形成されている。同様に、第2のプリント基板20の他方の端部凸部22bには他方の端部パッド24bが形成されている。他方の端部パッド24bは、他方の端部凸部22bにおける一方の主表面20a上および他方の主表面20b上の双方に同様に1つずつ形成されている。
図2および図3を参照して、第1のプリント基板10の、特にここでは他方の主表面10b上(図3の下側の表面上)において、中央貫通孔11の外周には、複数の中央貫通孔パッド13が、互いに間隔をあけて形成されている。中央貫通孔パッド13は、たとえば他方の主表面10bにおいて中央貫通孔11の1対の長手方向に延びる部分のそれぞれの周囲に、中央貫通孔11の延びる方向に関して互いに間隔をあけて複数(たとえば8つずつ)形成されている。
また、第1のプリント基板10の他方の主表面10b上における一方の端部貫通孔12aの外周には一方の端部貫通孔パッド14aが形成されている。一方の端部貫通孔パッド14aは、一方の端部貫通孔12aの1対の、中央貫通孔11の1対の長手方向に延びる部分と同じ方向に延びる部分のそれぞれの周囲に1つずつ形成されている。同様に、第1のプリント基板10の他方の主表面10b上における他方の端部貫通孔12bの外周には他方の端部貫通孔パッド14bが形成されている。他方の端部貫通孔パッド14bは、他方の端部貫通孔12bの1対の、中央貫通孔11の1対の長手方向に延びる部分と同じ方向に延びる部分のそれぞれの周囲に1つずつ形成されている。
以上により、第1のプリント基板10と第2のプリント基板20とが互いに嵌合された状態において、複数の中央貫通孔パッド13が複数の中央パッド23に近接する位置に配置される。つまり、複数の中央貫通孔パッド13のそれぞれと複数の中央パッド23のそれぞれとの、中央貫通孔11などの延びる方向に関する位置がほぼ等しくなるように配置される。同様に、上記2つの基板が互いに嵌合された状態において、一方の端部貫通孔パッド14aと一方の端部パッド24aとが、また他方の端部貫通孔パッド14bと他方の端部パッド24bとが、互いに近接する位置に配置される。
この状態で、一方の主表面20a側および他方の主表面20b側の双方において、複数の中央貫通孔パッド13のそれぞれが、複数の中央パッド23のそれぞれと、はんだ25により互いに接続されている。同様に、一方の主表面20a側および他方の主表面20b側の双方において、一方の端部貫通孔パッド14aが一方の端部パッド24aと、他方の端部貫通孔パッド14bが他方の端部パッド24bと、はんだ25により互いに接続されている。図3においては一例として、他方の端部貫通孔パッド14bが他方の端部パッド24bと、はんだ25により互いに接続された態様を示しているが、上記の他の(たとえば中央貫通孔パッド13と中央パッド23との)接続態様についても基本的に図3と同様である。
図示されないが、たとえば一方の主表面10aおよび一方の主表面20aの一部の領域には、コンデンサ、抵抗、ダイオードなどの各種回路素子が搭載されている。たとえば一方の主表面10a上の上記回路素子は、一方の主表面10a上または第1のプリント基板10内の図示されない導体パターンによって、第1のプリント基板10の中央貫通孔パッド13と電気的に接続されている。同様に、一方の主表面20a上の上記回路素子は、一方の主表面20a上または第2のプリント基板20内の図示されない導体パターンによって、第2のプリント基板20の中央パッド23と電気的に接続されている。したがって、上記のように中央貫通孔パッド13と中央パッド23とがはんだ25により接続されることにより、第1のプリント基板10の各種回路素子と第2のプリント基板20の各種回路素子とが互いに電気的に接続される。
また上記のようにはんだ25により接続することにより、第1のプリント基板10と第2のプリント基板20とが互いに機械的に接続固定される。ここで第2のプリント基板20の中央凸部21と端部凸部22a,22bとの間隔としての切欠きの底面(切欠き底面26)が、第2のプリント基板20の第1のプリント基板10への嵌合時に第1の主表面10aに接触する。このため、はんだ25により第1のプリント基板10の主表面と第2のプリント基板20の主表面とが交差(直交)するように、両者が安定に支持されるように固定される。これにより、中央凸部21などが中央貫通孔11などに対して挿入されるべき深度が調整される。
図4および図5を参照して、本実施の形態の立体型プリント基板100を構成する第1のプリント基板10および第2のプリント基板20は、以下の特徴を有している。まず一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bのそれぞれに形成される一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bのそれぞれは、中央凸部21に形成される個々の中央パッド23よりも、平面視におけるサイズが大きくなっている。
具体的には、中央凸部21の延びる方向に関する個々の中央パッド23の寸法c1に比べて、同方向に関する一方の端部パッド24aの寸法a2が大きくなっている。また上記寸法c1に比べて、同方向に関する他方の端部パッド24bの寸法b2が大きくなっている。中央パッド23と一方の端部パッド24aと他方の端部パッド24bとは、図4および図5の上下方向(中央凸部21の延びる方向に交差する方向)に関する寸法がほぼ等しくなっている。このため端部パッド24a,24bは、中央パッド23よりも面積が大きいといえる。
この結果、一方の端部パッド24aに接続される一方の端部貫通孔パッド14aおよび他方の端部パッド24bに接続される他方の端部貫通孔パッド14bのそれぞれは、中央パッド23に接続される個々の中央貫通孔パッド13よりも平面視におけるサイズが大きくなっている。一方の端部貫通孔パッド14a、他方の端部貫通孔パッド14b、中央貫通孔パッド23の上記方向に関する寸法は、それぞれが接続されるパッドとほぼ同じであり、それぞれa2、b2、c1となっている。上記と同様に、上記方向に交差する(奥行き)方向に関する寸法は、どのパッドもほぼ等しいため、端部貫通孔パッド14a,14bは、中央貫通孔パッド13よりも面積が大きいといえる。
ここでは以下の各実施例においても、上記と同様に、基本的に各パッドの中央凸部21または中央貫通孔11の延びる方向に関する寸法は、各パッドの面積に比例するものとする。また各貫通孔間の中央貫通孔11の延びる方向に交差する方向に関する寸法はいずれもほぼ等しく、中央貫通孔11の延びる方向に関する各貫通孔の寸法は、各貫通孔の平面視における面積に比例するものとする。
次に、第1のプリント基板10において、一方の端部貫通孔12aおよび他方の端部貫通孔12bは中央貫通孔11に対して非対称であり、第2のプリント基板20において、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bは中央凸部21に対して非対称である。このことについて以下に説明する。
具体的には、第1のプリント基板10の中央貫通孔11の延びる方向に関する中央部を通る中央線CLと、第2のプリント基板20の中央凸部21の延びる方向に関する中央部を通る中央線CLとを考える。すなわち中央貫通孔11および中央凸部21は、いずれも中央線CLに関して対称となっている。
第2のプリント基板20において、一方の端部凸部22aは、中央凸部21の延びる方向に関する寸法が、一方の端部パッド24aとほぼ同じa2となっており、他方の端部凸部22bは、上記方向に関する寸法が、他方の端部パッド24bとほぼ同じb2となっている。ここではa2よりb2の方が大きくなっている。
寸法a2の値と寸法b2の値とが等しくなければ、中央凸部21に対して、一方の端部凸部22aの大きさが、他方の端部凸部22bの大きさとは異なるものとなる。このため一方の端部凸部22aと他方の端部凸部22bとが中央凸部21の中央線CLに対して非対称となる。このように、1対の端部凸部22a,22bのそれぞれが中央線CLに対して非対称となっている。ここでは中央凸部21の中央線CLに対して非対称となっていることを、中央凸部21に対して非対称であると表現することにする。
次に、第1のプリント基板10において、一方の端部貫通孔12aは、中央貫通孔11の延びる方向に関する寸法がa1となっており、他方の端部貫通孔12bは、上記方向に関する寸法がb1となっている。ここではa1よりb1の方が大きくなっている。
寸法a1の値と寸法b1の値とが等しくなければ、中央貫通孔11に対して、一方の端部貫通孔12aの大きさが、他方の端部貫通孔12bの大きさとは異なるものとなる。このため一方の端部貫通孔12aと他方の端部貫通孔12bとが中央貫通孔11の中央線CLに対して非対称となる。このように、1対の端部貫通孔12a,12bのそれぞれが中央線CLに対して非対称となっている。ここでは中央貫通孔11の中央線CLに対して非対称となっていることを、中央貫通孔11に対して非対称であると表現することにする。
なお本実施の形態においては、第1のプリント基板10における中央貫通孔11と一方の端部貫通孔12aとの(中央貫通孔11の延びる方向に関する)距離d1と、中央貫通孔11と他方の端部貫通孔12bとの当該距離d2とは、互いに等しくてもよいし、異なっていてもよい。同様に、本実施の形態においては、第2のプリント基板20における中央凸部21と一方の端部凸部22aとの(中央凸部21の延びる方向に関する)距離d3と、中央凸部21と他方の端部凸部22bとの当該距離d4とは、互いに等しくてもよいし、異なっていてもよい。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態の立体型プリント基板100の形成時には、まず上記のように第1のプリント基板10と第2のプリント基板20とが互いに嵌合するように組み立てられた状態で両者がはんだ25により一体となるように接続される。このとき、上記の組み立て工程の作業者は、第2のプリント基板20の第1のプリント基板10への嵌合の作業時に、第2のプリント基板20に誤って接触すれば、第2のプリント基板20に振動等が加わる場合がある。また第2のプリント基板20が第1のプリント基板10へ嵌合された後の搬送時に第2のプリント基板20に振動等が加わる場合もある。このような振動により、2つのプリント基板20を接続するはんだ25には大きな応力が集中する可能性がある。
上記のように中央凸部21の中央パッド23は、第2のプリント基板20の各種回路素子と電気的に接続されるため、中央パッド23と中央貫通孔パッド13とのはんだ25による接続部は特に信頼性が要求される重要な部分である。
本実施の形態においては、第2のプリント基板20は、中央凸部21と、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bとを有する。そして中央パッド23と中央貫通孔パッド13とを接続するはんだ25に加え、一方の端部パッド24aと一方の端部貫通孔パッド14aとを接続するはんだ25、および他方の端部パッド24bと他方の端部貫通孔パッド14bとを接続するはんだ25が、第1のプリント基板10と第2のプリント基板20とを接続している。
これにより、中央パッド23と中央貫通孔パッド13とを接続するはんだ25に加わる応力は、一方の端部パッド24aと一方の端部貫通孔パッド14aとを接続するはんだ25、および他方の端部パッド24bと他方の端部貫通孔パッド14bとを接続するはんだ25により緩和される。つまり本実施の形態においては、たとえば一方の端部パッド24aと一方の端部貫通孔パッド14aとを接続するはんだ25などを有さない場合に比べて、中央パッド23と中央貫通孔パッド13とを接続するはんだ25に加わる応力が緩和される。このため、中央パッド23と中央貫通孔パッド13とを接続するはんだ25は、外部から加わる応力に起因してクラックなどの接続不良を生じる可能性を低減することができる。
また本実施の形態においては、一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bのそれぞれは、個々の中央パッド23よりも、平面視における面積が大きくなっている。第2のプリント基板20の(中央凸部21の延びる方向に関する)1対の端部(端部凸部22a,22bの形成される領域)は中央部(中央凸部21の形成される領域)よりも特に応力が集中しやすいが、面積の大きい一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bは、それらに接続されるはんだ25の応力を緩和させることができる。このように応力を緩和させることができるため、中央パッド23の平面視における面積をより小さくし、第2のプリント基板20およびこれを含む立体型プリント基板100全体のサイズを小さくすることができる。
なお一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bのそれぞれは、中央パッド23と異なり、各種回路素子などと電気的に接続されていない。このため一方の端部パッド24aなどに接続されるはんだ25に仮にクラックが発生しても、少なくとも立体型プリント基板100の電気的な動作に影響が及ぶことはない。この意味でも、応力が集中しやすい第2のプリント基板20の1つの辺の1対の端部に一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bを設け、そこに面積の大きい一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bを設けてはんだ接続することにより応力を緩和させることは実益がある。
ただし一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bのそれぞれについても、中央パッド23と同様に、各種回路素子などと電気的に接続される構成としてもよい。このようにしても、一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bは中央パッド23よりも平面視における面積が大きいため、一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bは応力の集中を抑制する一定の作用効果を奏する。
次に、本実施の形態においては、第1のプリント基板10において、一方の端部貫通孔12aおよび他方の端部貫通孔12bは中央貫通孔11に対して非対称であり、第2のプリント基板20において、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bは中央凸部21に対して非対称である。つまり、一方の端部貫通孔12aと他方の端部貫通孔12bとの大きさが異なっており、一方の端部凸部22aと他方の端部凸部22bとの大きさが異なっている。
このため、第2のプリント基板20を挿入する際に、たとえばその表裏を誤って、一方の端部貫通孔12aに他方の端部凸部22bを、他方の端部貫通孔12bに一方の端部凸部22aを挿入してしまい、立体型プリント基板の不良品を発生させる可能性を排除することができ、製造上の不具合を未然に防止することができる。一方の端部貫通孔12aと他方の端部貫通孔12bとの大きさが異なるため、このように表裏を逆に挿入することは物理的に不可能となるためである。このようにして、第2のプリント基板20の挿入向きを一意的に決定することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、一方および他方の端部貫通孔12a,12bは中央貫通孔11に対して非対称であり、一方および他方の端部凸部22a,22bは中央凸部21に対して非対称である。しかしながらその具体的な態様において、本実施の形態は実施の形態1と異なっている。
具体的には、図6および図7を参照して、本実施の形態においては、第1のプリント基板10において、一方の端部貫通孔12aと他方の端部貫通孔12bとがともに、中央貫通孔11の延びる方向に関する寸法がa1となっている。すなわち一方の端部貫通孔12aと他方の端部貫通孔12bとの大きさがほぼ等しくなっている。
ただし本実施の形態においては、第1のプリント基板10における中央貫通孔11と一方の端部貫通孔12aとの(中央貫通孔11の延びる方向に関する)距離d1と、中央貫通孔11と他方の端部貫通孔12bとの当該距離d2とは互いに異なっている。
また同様に、本実施の形態においては、第2のプリント基板20において、一方の端部凸部22aと他方の端部凸部22bとがともに、中央凸部21の延びる方向に関する寸法がa2となっている。すなわち一方の端部凸部22aと他方の端部凸部22bとの大きさがほぼ等しくなっている。
ただし本実施の形態においては、第2のプリント基板20における中央凸部21と一方の端部凸部22aとの(中央凸部21の延びる方向に関する)距離d3と、中央凸部21と他方の端部凸部22bとの当該距離d4とは互いに異なっている。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においては、一方の端部貫通孔12aおよび他方の端部貫通孔12bの大きさが等しいものの、これらの中央貫通孔11からの距離が異なっている。このため第1のプリント基板10において、一方の端部貫通孔12aおよび他方の端部貫通孔12bは中央貫通孔11に対して非対称となっている。同様に、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bの大きさが等しいものの、これらの中央凸部21からの距離が異なっている。このため第2のプリント基板20において、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bは中央凸部21に対して非対称となっている。このため実施の形態1と同様に、第2のプリント基板20を挿入する際に、その表裏を誤って挿入する不具合の発生を未然に防ぐことができる。なおその他の本実施の形態の作用効果は、基本的に実施の形態1と同様である。
(実施の形態3)
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、一方および他方の端部貫通孔12a,12bは中央貫通孔11に対して非対称であり、一方および他方の端部凸部22a,22bは中央凸部21に対して非対称である。しかしながらその具体的な態様において、本実施の形態は実施の形態1と異なっている。
具体的には、図8および図9を参照して、本実施の形態においては、第1のプリント基板10において、一方の端部貫通孔12aと他方の端部貫通孔12bとがともに、中央貫通孔11の延びる方向に関する寸法がa1となっている。すなわち一方の端部貫通孔12aと他方の端部貫通孔12bとの大きさがほぼ等しくなっている。また中央貫通孔11と一方の端部貫通孔12aとの(中央貫通孔11の延びる方向に関する)距離と、中央貫通孔11と他方の端部貫通孔12bとの当該距離とはともにd1とほぼ等しくなっている。
ただし本実施の形態においては、第1のプリント基板10における一方の端部貫通孔12aと他方の端部貫通孔12bとの(これらが伸びる方向に交差する、図8の上方から見た)形状が互いに異なっている。具体的には、一方の端部貫通孔12aは円形の平面形状を有するのに対し、他方の端部貫通孔12bは(実施の形態1,2と同様に)矩形の平面形状を有している。
また同様に、本実施の形態においては、第2のプリント基板20において、一方の端部凸部22aと他方の端部凸部22bとがともに、中央凸部21の延びる方向に関する寸法がa2となっている。すなわち一方の端部凸部22aと他方の端部凸部22bとの大きさがほぼ等しくなっている。また中央凸部21と一方の端部凸部22aとの(中央凸部21の延びる方向に関する)距離と、中央凸部21と他方の端部凸部22bとの当該距離とはともにd2とほぼ等しくなっている。
ただし本実施の形態においては、第2のプリント基板20における一方の端部凸部22aと他方の端部凸部22bとの(これらが伸びる方向に交差する、図8の上方から見た)形状が互いに異なっている。具体的には、一方の端部凸部22aは円形の平面形状を有するのに対し、他方の端部凸部22bは(実施の形態1,2と同様に)矩形の平面形状を有している。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においては、一方の端部貫通孔12aおよび他方の端部貫通孔12bの大きさ、およびこれらの中央貫通孔11からの距離が等しいものの、これらの形状が異なっている。このため第1のプリント基板10において、一方の端部貫通孔12aおよび他方の端部貫通孔12bは中央貫通孔11に対して非対称となっている。同様に、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bの大きさ、およびこれらの中央凸部21からの距離が等しいものの、これらの形状が異なっている。このため第2のプリント基板20において、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bは中央凸部21に対して非対称となっている。このため実施の形態1と同様に、第2のプリント基板20を挿入する際に、その表裏を誤って挿入する不具合の発生を未然に防ぐことができる。なおその他の本実施の形態の作用効果は、基本的に実施の形態1と同様である。
(実施の形態4)
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、一方および他方の端部貫通孔12a,12bは中央貫通孔11に対して非対称であり、一方および他方の端部凸部22a,22bは中央凸部21に対して非対称である。しかしながらその具体的な態様において、本実施の形態は実施の形態1と異なっている。
具体的には、図10および図11を参照して、本実施の形態においては、第1のプリント基板10において、中央貫通孔11の一方側に2つの一方の端部貫通孔12aを有しており、中央貫通孔11の他方側に2つの他方の端部貫通孔12bを有している。
なお2つの一方の端部貫通孔12aの、中央貫通孔11の延びる方向に関する寸法は、いずれも実施の形態1の一方の端部貫通孔12aと同じa1である。また2つの他方の端部貫通孔12bの、中央貫通孔11の延びる方向に関する寸法は、いずれも実施の形態1の他方の端部貫通孔12bと同じb1である。また中央貫通孔11とこれに近い側の一方の端部貫通孔12aとの距離、および中央貫通孔11に近い側の一方の端部貫通孔12aと中央貫通孔11から遠い側の一方の端部貫通孔12aとの距離は、いずれも実施の形態1と同じd1である。また中央貫通孔11とこれに近い側の他方の端部貫通孔12bとの距離、および中央貫通孔11に近い側の他方の端部貫通孔12bと中央貫通孔11から遠い側の他方の端部貫通孔12bとの距離は、いずれも実施の形態1と同じd2である。
このように、第1のプリント基板10の各部分の寸法は、いずれも実施の形態1と同様である。このため本実施の形態においても実施の形態1と同様に、複数の一方の端部貫通孔12aおよび複数の他方の端部貫通孔12bは、中央貫通孔11(の中央線CL)に対して非対称となっている。
同様に、本実施の形態においては、第2のプリント基板20において、中央凸部21の一方側に2つの一方の端部凸部22aを有しており、中央凸部21の他方側に2つの他方の端部凸部22bを有している。2つの一方の端部凸部22aのそれぞれは、実施の形態1と同様に一方の端部パッド24aを有している。また2つの他方の端部凸部22bのそれぞれは、実施の形態1と同様に他方の端部パッド24bを有している。
なお2つの一方の端部凸部22aの、中央凸部21の延びる方向に関する寸法は、いずれも実施の形態1の一方の端部凸部22aと同じa2である。また2つの他方の端部凸部22bの、中央凸部21の延びる方向に関する寸法は、いずれも実施の形態1の他方の端部凸部22bと同じb2である。また中央凸部21とこれに近い側の一方の端部凸部22aとの距離、および中央凸部21に近い側の一方の端部凸部22aと中央凸部21から遠い側の一方の端部凸部22aとの距離は、いずれも実施の形態1と同じd3である。また中央凸部21とこれに近い側の他方の端部凸部22bとの距離、および中央凸部21に近い側の他方の端部凸部22bと中央凸部21から遠い側の他方の端部凸部22bとの距離は、いずれも実施の形態1と同じd4である。
このように、第2のプリント基板20の各部分の寸法は、いずれも実施の形態1と同様である。このため本実施の形態においても実施の形態1と同様に、複数の一方の端部凸部22aおよび複数の他方の端部凸部22bは、中央凸部21(の中央線CL)に対して非対称となっている。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においては、中央貫通孔11の一方側および他方側に複数(たとえば2つ)ずつの一方の端部貫通孔12aおよび他方の端部貫通孔12bを有し、中央凸部21の一方側および他方側に複数(たとえば2つ)ずつの一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bを有している。このように、中央貫通孔11の一方側および他方側には少なくとも1つずつ、すなわち複数ずつの一方の端部貫通孔12aなどを有していてもよい。このことは、他方の端部貫通孔12b、一方の端部凸部22aなどについても同様である。このような場合においても、それらが中央線CLに対して非対称であれば、実施の形態1と同様に、第2のプリント基板20の挿入方向を一意的に決めることができるとの作用効果を奏する。
なお、第1のプリント基板10および第2のプリント基板20のそれぞれは、中央線CLに対して非対称である限り、任意の態様とすることができる。たとえば図10および図11のように複数ずつの一方の端部貫通孔12aおよび他方の端部貫通孔12bなどを有する構成において、一方側と他方側との間で実施の形態2のように各貫通孔間の距離が異なる構成としてもよいし、実施の形態3のように各貫通孔の形状が異なる構成としてもよい。またたとえば一方側と他方側との間で、端部貫通孔および端部凸部の数が異なる(たとえば一方の端部貫通孔12aは2つあるが、他方の端部貫通孔12bは1つのみある)構成としてもよい。
その他の本実施の形態の作用効果は、基本的に実施の形態1と同様である。
(実施の形態5)
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、一方および他方の端部貫通孔12a,12bは中央貫通孔11に対して非対称であり、一方および他方の端部凸部22a,22bは中央凸部21に対して非対称である。
また図12および図13を参照して、本実施の形態の第1のプリント基板10および第2のプリント基板20は、基本的に図4および図5に示す実施の形態1の第1のプリント基板10および第2のプリント基板20と同様の構成および寸法を有している。本実施の形態の第2のプリント基板20は、中央凸部21における一方の主表面20a上および他方の主表面20b上の双方に同様に、互いに間隔をあけて複数(たとえば8つずつ)の中央パッド23が形成されている。また特に図13を参照して、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bのそれぞれは、いずれも一方の主表面20a上および他方の主表面20b上の双方に同様に、1つずつの一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bのそれぞれを有している。このことは実施の形態1と同様である。
しかしながら本実施の形態は、一方の端部パッド24aおよび他方の端部パッド24bの具体的な態様において実施の形態1と異なっている。
すなわち、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bにおいて、一方の主表面20aから他方の主表面20bに達する切欠き部SLTが形成されている。より具体的には、たとえば一方の端部凸部22aに形成された一方の主表面20a側の一方の端部パッド24aから他方の主表面20b側の一方の端部パッド24aに達するように、一方の端部凸部22aおよび一方の端部パッド24aが欠損された切欠き部SLTが形成されている。同様に、他方の端部凸部22bに形成された一方の主表面20a側の他方の端部パッド24bから他方の主表面20b側の他方の端部パッド24bに達するように、他方の端部凸部22bおよび他方の端部パッド24bが欠損された切欠き部SLTが形成されている。
図12において、切欠き部SLTは三角形の平面形状を有している。しかし切欠き部SLTの平面形状は任意であり、たとえば四角形または円形であってもよい。また切欠き部SLTは、図12の上下方向に関する大きさが一方の端部凸部22aおよび一方の端部パッド24aなどの大きさとほぼ同じになっているが、切欠き部SLTの大きさについても任意である。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
次に、図13を用いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
図13を再度参照して、本実施の形態の立体型プリント基板100の形成時には、まず第1のプリント基板10と第2のプリント基板20とが互いに交差し嵌合するように組み立てられる。この状態で、たとえば一方の主表面20a側(図13の左側)から、他方の主表面10bの下側の領域(他方の端部凸部22bなどが他方の端部貫通孔12bを貫通し他方の主表面10bの下側に突起した領域)に、矢印Fに示すようにはんだがフローはんだ付け法により供給される。
このとき、はんだフローFの上流側すなわち一方の主表面20a側の他方の端部貫通孔パッド14bと他方の端部パッド24bとは、はんだ付けが比較的容易である。しかしはんだフローFの下流側すなわち他方の主表面20b側の他方の端部貫通孔パッド14bと他方の端部パッド24bとは、はんだ付けが困難となる可能性がある。これは他方の端部凸部22b自身がはんだフローFの他方の主表面20b側への回り込みを遮り、他方の主表面20b側の端部貫通孔パッド14bおよび他方の端部パッド24b上にはんだが到達しにくくなるためである。
そこで本実施の形態のように、他方の端部凸部22bの一方の主表面20a側の他方の端部パッド24bから他方の主表面20b側の他方の端部パッド24bに達する切欠き部SLTが形成される。これにより、はんだフローFは他方の端部凸部22bに遮られることなく、切欠き部SLTを通過することにより、一方の主表面20a側から他方の主表面20b側に容易に回り込むことができる。このため、特に下流側(他方の主表面20b側)におけるはんだ付けが不十分であることによる接続不良の発生を抑制することができる。したがってはんだフローFの流し方向によらず、一方の主表面20a側と他方の主表面20b側との双方について同様に、信頼性の高いはんだ付けを行なうことができる。
なお以上(図13を含む)は他方の端部凸部22bについて示しているが、一方の端部凸部22aについても同様である。またその他の本実施の形態の作用効果は、基本的に実施の形態1と同様である。
(実施の形態6)
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、一方および他方の端部貫通孔12a,12bは中央貫通孔11に対して非対称であり、一方および他方の端部凸部22a,22bは中央凸部21に対して非対称である。
また図14を参照して、本実施の形態の第1のプリント基板10および第2のプリント基板20は、基本的に図4および図5に示す実施の形態1の第1のプリント基板10および第2のプリント基板20と同様の構成および寸法を有している。また実施の形態1,5と同様に、第2のプリント基板20は、中央凸部21における一方の主表面20aおよび他方の主表面20bの双方に複数の中央パッド23が互いに間隔をあけて形成されており、かつ一方の端部凸部22aなども、一方の主表面20aおよび他方の主表面20bの双方に一方の端部パッド24aなどが形成されている。
しかしながら本実施の形態は、中央凸部21の具体的な態様において実施の形態1と異なっている。
具体的には、たとえば中央凸部21の一方の主表面20a側において互いに隣り合う1対の中央パッド23の間の領域から、他方の主表面20b側において互いに隣り合う1対の中央パッド23の間の領域に達するように欠損された切欠き部SLTが形成されている。
図14において、切欠き部SLTは三角形の平面形状を有している。しかし切欠き部SLTの平面形状は任意であり、たとえば四角形または円形であってもよい。また切欠き部SLTの大きさについても任意である。
さらに、図14においては中央凸部21のみに切欠き部SLTが形成されており、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bには切欠き部SLTが形成されていない。しかし図14において中央凸部21に加え、一方の端部凸部22aおよび他方の端部凸部22bにも、図12と同様に切欠き部SLTが形成されていてもよい。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
次に、本実施の形態の作用効果を説明する。
本実施の形態においても、実施の形態5と同様に、中央凸部21に形成された切欠き部SLTにより、はんだフローFは中央凸部21に遮られることなく、切欠き部SLTを通過する。このためはんだフローFはたとえば一方の主表面20a側から他方の主表面20b側に容易に回り込むことができる。このため、中央凸部21の中央パッド23についても、実施の形態5と同様に、はんだフローFの流し方向によらず、一方の主表面20a側と他方の主表面20b側との双方について同様に、信頼性の高いはんだ付けを行なうことができる。またその他の本実施の形態の作用効果は、基本的に実施の形態1と同様である。
(実施の形態7)
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、一方および他方の端部貫通孔12a,12bは中央貫通孔11に対して非対称であり、一方および他方の端部凸部22a,22bは中央凸部21に対して非対称である。しかしながら本実施の形態は、第1のプリント基板10においてはんだ付けがなされる面において、実施の形態1と異なっている。
具体的には、図15および図16を参照して、本実施の形態においては、第1のプリント基板10の一方の主表面10a上(図15の上側の表面上)において、中央貫通孔11の外周には、複数の中央貫通孔パッド15が、互いに間隔をあけて形成されている。また第1のプリント基板10の一方の主表面10a上における一方の端部貫通孔12aの外周には一方の端部貫通孔パッド16aが、他方の端部貫通孔12bの外周には他方の端部貫通孔パッド16bが、それぞれ形成されている。
この点において本実施の形態は、第1のプリント基板10の他方の主表面10b上に中央貫通孔パッド13、一方の端部貫通孔パッド14aおよび他方の端部貫通孔パッド14bが形成される実施の形態1と異なっている。なお一方の主表面10a上における中央貫通孔パッド15、一方の端部貫通孔パッド16aおよび他方の端部貫通孔パッド16bのそれぞれの配置態様は、上記の各実施の形態での他方の主表面10b上における中央貫通孔パッド13、一方の端部貫通孔パッド14aおよび他方の端部貫通孔パッド14bのそれぞれの配置態様と同様である。
この場合、第1のプリント基板10の一方の主表面10a側において、たとえば中央貫通孔パッド13と中央パッド23とが、たとえばリフローはんだ付け法により互いに接続される。一方の端部貫通孔パッド16aと一方の端部パッド24aと、および他方の端部貫通孔パッド16bと他方の端部パッド24bとの接続についても同様である。
上記の本実施の形態の構成による作用効果は、基本的に実施の形態1と同様である。
なお図16に示すように、本実施の形態においては、基本的に第1のプリント基板10の他方の主表面10b側には中央貫通孔パッドなどが形成されていない。しかし本実施の形態においては、第1のプリント基板10の一方の主表面10a上に中央貫通孔パッド15および端部貫通孔パッド16a,16bが形成されるとともに、他方の主表面10b上に中央貫通孔パッド13および端部貫通孔パッド14a,14bが形成される構成が採用されてもよい。このようにすれば、第1のプリント基板10の一方の主表面10a側と他方の主表面10b側との双方においてはんだ付けがなされることになる。このため第1のプリント基板10および第2のプリント基板20に外部から加わる応力に対する立体型プリント基板100の耐性をより一層向上させることができる。
なお上記のように第1のプリント基板10の一方の主表面10a側と他方の主表面10b側との双方においてはんだ付けがされる場合には、たとえば一方の主表面10a側においてリフローはんだ付け法により、他方の主表面10b側においてフローはんだ付け法により、はんだ付けがなされてもよい。
さらに、本実施の形態においては、第1のプリント基板10の各種パッドと第2のプリント基板20の各種パッドとは、はんだ付けに限らず、たとえば導電性接着剤または超音波接合など、はんだ付け以外の接続方法により互いに接続されてもよい。そのような接続方法が用いられた場合においても、はんだ付けにより接続された場合と同様の作用効果を奏することができる。
なお以上の実施の形態5〜7において、基本的に第1のプリント基板10および第2のプリント基板20のそれぞれの中央貫通孔11などの各部は、実施の形態1と同様の構成であるものとして説明している。しかし実施の形態5〜7において、実施の形態2〜4のそれぞれの中央貫通孔11などの特徴を採用したものとしてもよい。
すなわちたとえば図12、図14、図15の構成において、一方側と他方側との間で実施の形態2のように各貫通孔間の距離が異なる構成としてもよいし、実施の形態3のように各貫通孔の形状が異なる構成としてもよい。またたとえば一方側と他方側との間で、端部貫通孔および端部凸部の数が異なる(たとえば一方の端部貫通孔12aは2つあるが、他方の端部貫通孔12bは1つのみある)構成としてもよい。このように以上に述べた各実施の形態(に含まれる各例)に記載した特徴を、技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせるように適用してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 第1のプリント基板、10a,20a 一方の主表面、10b,20b 他方の主表面、11 中央貫通孔、12a 一方の端部貫通孔、12b 他方の端部貫通孔、13 中央貫通孔パッド、14a 一方の端部貫通孔パッド、14b 他方の端部貫通孔パッド、20 第2のプリント基板、21 中央凸部、22a 一方の端部凸部、22b 他方の端部凸部、23 中央パッド、24a 一方の端部パッド、24b 他方の端部パッド、25 はんだ、26 切欠き底面、100 立体型プリント基板、CL 中央線、SLT 切欠き部。

Claims (7)

  1. 中央貫通孔と、前記中央貫通孔の延びる方向に関する一方側および前記一方側と反対側の他方側の双方に互いに間隔をあけて少なくとも1つずつ形成される端部貫通孔とを有する第1のプリント基板と、
    中央凸部と、前記中央凸部の延びる方向に関する一方側および前記一方側と反対側の他方側の双方に互いに間隔をあけて少なくとも1つずつ形成される端部凸部とを有する第2のプリント基板とを備え、
    前記中央貫通孔に前記中央凸部が、複数の前記端部貫通孔のそれぞれに複数の前記端部凸部のそれぞれが挿入され、
    複数の前記端部凸部のそれぞれに形成される端部パッドは、前記中央凸部に形成される中央パッドよりも大きく、
    前記中央貫通孔および前記端部貫通孔の外周には、前記中央パッドおよび前記端部パッドとはんだにより接続された中央貫通孔パッドおよび端部貫通孔パッドが形成され、
    前記端部凸部は前記中央凸部に対して非対称であり、
    前記端部貫通孔は前記中央貫通孔に対して非対称である、立体型プリント基板。
  2. 前記第1のプリント基板において、前記中央貫通孔に対して前記一方側の前記端部貫通孔の大きさは、前記中央貫通孔に対して前記他方側の前記端部貫通孔の大きさとは異なり、
    前記第2のプリント基板において、前記中央凸部に対して前記一方側の前記端部凸部の大きさは、前記中央凸部に対して前記他方側の前記端部凸部の大きさとは異なる、請求項1に記載の立体型プリント基板。
  3. 前記第1のプリント基板において、前記中央貫通孔と前記一方側の前記端部貫通孔との距離は、前記中央貫通孔と前記他方側の前記端部貫通孔との距離とは異なり、
    前記第2のプリント基板において、前記中央凸部と前記一方側の前記端部凸部との距離は、前記中央凸部と前記他方側の前記端部凸部との距離とは異なる、請求項1に記載の立体型プリント基板。
  4. 前記第1のプリント基板において、前記中央貫通孔に対して前記一方側の前記端部貫通孔の形状は、前記中央貫通孔に対して前記他方側の前記端部貫通孔の形状とは異なり、
    前記第2のプリント基板において、前記中央凸部に対して前記一方側の前記端部凸部の形状は、前記中央凸部に対して前記他方側の前記端部凸部の形状とは異なる、請求項1に記載の立体型プリント基板。
  5. 前記端部パッドおよび前記中央パッドは、前記第2のプリント基板の一方の主表面上および前記一方の主表面に対向する他方の主表面上の双方に形成されており、
    前記中央凸部または前記端部凸部の少なくともいずれかにおいて、前記一方の主表面から前記他方の主表面に達する切欠き部が形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の立体型プリント基板。
  6. 前記端部パッドは、複数の前記端部凸部のそれぞれの、前記一方の主表面上および前記他方の主表面上の双方に形成されており、
    前記切欠き部は、複数の前記端部凸部のそれぞれにおいて、前記一方の主表面側の前記端部パッドから前記他方の主表面側の前記端部パッドに達するように形成されている、請求項5に記載の立体型プリント基板。
  7. 前記中央パッドは、前記中央凸部の、前記一方の主表面上および前記他方の主表面上の双方に、前記中央凸部の延びる方向に関して互いに間隔をあけて複数形成されており、
    前記切欠き部は、前記中央凸部において、前記一方の主表面側において互いに隣り合う1対の前記中央パッドの間の領域から、前記他方の主表面側において互いに隣り合う1対の前記中央パッドの間の領域に達するように形成されている、請求項5または6に記載の立体型プリント基板。
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