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JP2017012663A - 眼科撮影装置及びその制御方法、並びに、プログラム - Google Patents

眼科撮影装置及びその制御方法、並びに、プログラム Download PDF

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JP2017012663A JP2015135361A JP2015135361A JP2017012663A JP 2017012663 A JP2017012663 A JP 2017012663A JP 2015135361 A JP2015135361 A JP 2015135361A JP 2015135361 A JP2015135361 A JP 2015135361A JP 2017012663 A JP2017012663 A JP 2017012663A
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政雄 鹿海
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政雄 鹿海
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Abstract

【課題】被検眼のマイボーム腺を適正に撮影することが可能な仕組みを提供する。
【解決手段】撮影モード選択手段において被検眼のマイボーム腺51を撮影するマイボーム腺撮影モードが選択された場合に、被検眼の上瞼側に位置する上瞼マイボーム腺及び被検眼の下瞼側に位置する下瞼マイボーム腺のうちのいずれか1つのマイボーム腺を選択するマイボーム腺選択手段と、マイボーム腺選択手段で選択されたマイボーム腺51に応じて、被検眼のマイボーム腺を撮影する際の測光領域52または測光領域53を設定する設定手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、被検眼の撮影を行う眼科撮影装置及びその制御方法、並びに、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
従来の眼科撮影装置では、被検眼の撮影に際してピントや位置合わせを行う観察時と画像を撮影する撮影時に画像の輝度値が最適になるように、光源の出力を調整して最適光量を実現する必要がある。例えば、眼底観察と眼底撮影においては、最適光量を実現するために、観察時の測光領域を参照して観察時と撮影時における光源の出力を自動で制御し、最適光量に調整する自動露光機能(AE)が知られている。
また、従来の技術として、特許文献1には、眼底カメラにおける眼底撮影において装置の状態や被検眼の瞳孔径により、AEのための測光領域を変更する技術が開示されている。
特開2012−40197号公報
一般に、眼瞼の裏側にある被検眼のマイボーム腺は、油脂成分を分泌して眼球表面の乾燥を防ぐ働きを有する。このマイボーム腺の数が少ないと、いわゆるドライアイになりやすい傾向が認められる。このマイボーム腺は、眼瞼裏面が外部を向くように瞼をめくった状態で、赤外光を用いて前眼部撮影することで可視化することが可能であるが、マイボーム腺はコントラストが低いため、適正露出での撮影がより必要となる。また、このマイボーム腺の撮影に際して、マイボーム腺のある眼瞼裏部と前眼部の皮膚部分とは反射率が異なるため、適正露出を実現するためには、眼瞼裏部のマイボーム腺の部分を測光する必要がある。
また、このマイボーム腺は、上瞼側と下瞼側のそれぞれに存在する。そして、この上瞼側に位置する上瞼マイボーム腺と下瞼側に位置する上瞼マイボーム腺とは、撮影のために瞼をめくった際にその存在する領域の大きさが異なっており、また、撮影画面上での位置も変わってくる。
この点、特許文献1等の従来の技術では、このようなマイボーム腺の撮影制約については考慮されていなかった。このため、従来の技術では、被検眼のマイボーム腺を適正に撮影することが困難であるという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、被検眼のマイボーム腺を適正に撮影することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明の眼科撮影装置は、被検眼の撮影を行う眼科撮影装置であって、複数の撮影モードの中から1つの撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、前記撮影モード選択手段において前記被検眼のマイボーム腺を撮影するマイボーム腺撮影モードが選択された場合に、前記被検眼の上瞼側に位置する上瞼マイボーム腺および前記被検眼の下瞼側に位置する下瞼マイボーム腺のうちのいずれか1つのマイボーム腺を選択するマイボーム腺選択手段と、前記マイボーム腺選択手段で選択されたマイボーム腺に応じて、前記被検眼のマイボーム腺を撮影する際の測光領域を設定する設定手段とを有する。
本発明の眼科撮影装置における他の態様は、被検眼の撮影を行う眼科撮影装置であって、撮影手段と、前記被検眼の上瞼側に位置する上瞼マイボーム腺を前記撮影手段により撮影する場合と、前記被検眼の下瞼側に位置する下瞼マイボーム腺を前記撮影手段により撮影する場合とで異なる測光領域を設定する設定手段とを有する。
また、本発明は、上述した眼科撮影装置の制御方法、及び、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
本発明によれば、被検眼のマイボーム腺を適正に撮影することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の概略構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、赤外光を用いて被検眼のマイボーム腺を撮影することにより得られた撮影画像の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、上瞼マイボーム腺の撮影時と下瞼マイボーム腺の撮影時にそれぞれ設定される測光領域の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る眼科撮影装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置100の概略構成の一例を示す図である。この眼科撮影装置100は、被検眼Eの撮影を行う装置である。
以下、図1に示す眼科撮影装置100の概略構成について説明を行う。
被検眼Eに対向して対物レンズ1が配置されており、その光軸L1上には、撮影絞り2、フォーカスレンズ3、結像レンズ4、及び、撮像素子5が設けられている。ここで、撮像素子5は、可視光と赤外光に感度を有するセンサが設けられた撮像手段である。また、対物レンズ1から結像レンズ4により、被検眼Eの観察及び撮影のための撮影光学系が構成されている。
また、撮影絞り2の付近には、穴あきミラー6が斜設されている。この穴あきミラー6の反射方向の光軸L2上には、中心に遮光点を有する角膜バッフル7、レンズ8、フォーカス指標ユニット9、レンズ10、遮光点を有する遮光部材としての水晶体バッフル11が設けられている。さらに、光軸L2上には、リング状のスリット開口を有するリングスリット12、赤外光を透過し可視光を反射する特性を有するダイクロイックミラー13が設けられている。ここで、フォーカス指標ユニット9は、光軸L2に沿って移動可能であり、かつ、光軸L2上から挿脱可能となっている。また、対物レンズ1とレンズ8とレンズ10により、角膜バッフル7、水晶体バッフル11、リングスリット12は、それぞれ、作動距離WD0の位置において被検眼Eの角膜、水晶体後面、瞳孔Epと光学的に略共役な位置に配置されている。
ダイクロイックミラー13の反射方向の光軸L3上には、コンデンサレンズ14、及び、可視光のパルス光を発する白色LED素子が複数個配置された撮影用光源である白色LED光源(可視光光源)15が設けられている。
また、ダイクロイックミラー13の透過方向の光軸L4上には、コンデンサレンズ16、及び、赤外LED光源(赤外光光源)17が設けられている。この赤外LED光源17は、赤外光の定常光を発する赤外LED素子が複数個配置されており、観察用光源、及び、赤外光撮影の場合には撮影用光源にもなる。
これらの対物レンズ1からダイクロイックミラー13、及び、コンデンサレンズ14、コンデンサレンズ16は、被検眼Eの眼底部を撮影する場合には、被検眼Eの眼底部を照明する照明光学系を構成する。この照明光学系を介して、白色LED光源15、赤外LED光源17の光が、被検眼Eの眼底部を照明する。
また、作動距離WD1に位置合わせを行うことで、この照明光学系を介して、白色LED光源15、赤外LED光源17の光が、被検眼の外眼部(前眼部)Efを照明する。
以上の光学系は、本実施形態では、1つの筐体に内蔵されており、カメラ光学部を構成している。そして、このカメラ光学部は、不図示の摺動台に載置されており、被検眼Eに対して、上下左右、更には、光軸L1方向前後に移動可能となっており、被検眼Eとの位置合せができるようになっている。
また、撮像素子5からの出力信号は、A/D変換部18においてデジタル信号化されて、メモリ19に保存されるとともに、測光値算出部20に出力される。A/D変換部18、メモリ19及び測光値算出部20は、処理・制御部21に接続されている。
処理・制御部21は、眼科撮影装置100の動作を統括的に制御することや、眼科撮影装置100における各種の処理を行うものであり、例えば、CPU等で構成されている。この処理・制御部21には、画像メモリ22が接続されている。この画像メモリ22には、撮像素子5で撮像された静止画像データがデジタル画像データとして保存される。
次に、観察用光源及び撮影モードによっては撮影用光源となる赤外LED光源(赤外光光源)17と、撮影用光源である白色LED光源(可視光光源)15の自動光量制御の方法について説明する。
まず、フォーカス指標ユニット9の光軸L2上への挿脱状態における自動光量制御について説明する。赤外LED光源17から出力した赤外光は、上述したように被検眼Eの外眼部Efを照明し、その反射散乱光は撮像素子5で受光される。そして、撮像素子5では、画像信号を生成し、この画像信号は、A/D変換部18でデジタル信号化される。
そして、測光値算出部20は、処理・制御部21で設定された測光領域から撮影光(ここでは、赤外光)に係る測光値を算出する。処理・制御部21は、測光値算出部20で算出された測光値を受け取り、当該測光値と基準値とを比較することにより、観察画像が適正な明るさとなるように、制御値を算出する。そして、処理・制御部21は、当該制御値を赤外光光源制御部26に送信する。赤外光光源制御部26は、処理・制御部21から制御値を受け取り、当該制御値に基づいて、赤外LED光源17からの赤外光の出力を制御する。この赤外光の出力を制御する赤外光光源制御部26(或いは処理・制御部21)は、出力制御手段を構成する。
また、赤外光で撮影を行う撮影モードの場合には、撮影スイッチ30が押されると、処理・制御部21は、測光値算出部20で算出された測光値と赤外光光源制御部26の制御値から、赤外LED光源17の赤外光を用いて撮影される撮影画像が適正な明るさとなるように、制御値を算出する。そして、処理・制御部21は、フォーカス指標駆動部27を制御して、フォーカス指標ユニット9を光軸L2から退避させ、赤外光光源制御部26を制御し、赤外LED光源17を発光させる。ここで、撮影画像の露光量の制御は、例えば処理・制御部21において、赤外LED光源17の光量及び撮像素子5の蓄積時間によって行う。
可視光で撮影を行う撮影モードの場合も、赤外光で撮影を行う撮影モードの場合と同様である。具体的に、可視光で撮影を行う撮影モードの場合、撮影スイッチ30が押されると、処理・制御部21は、測光値算出部20で算出された測光値と赤外光光源制御部26の制御値から、白色LED光源15の白色光を用いて撮影される撮影画像が適正な明るさとなるように、制御値を算出する。そして、処理・制御部21は、フォーカス指標駆動部27を制御して、フォーカス指標ユニット9を光軸L2から退避させ、可視光光源制御部25を制御し、白色LED光源15を発光させる。ここで、撮影画像の露光量の制御は、例えば処理・制御部21において、白色LED光源15の光量及び撮像素子5の蓄積時間によって行う。
なお、眼底撮影モードにおける、観察用光源である赤外LED光源17と、撮影用光源としての赤外LED光源17の自動光量制御の方法についても、上述した場合と同様である。
また、処理・制御部21には、撮像素子5で撮像された赤外光による観察画像や、可視光等による撮影画像等を表示するためのモニタ23、及び、撮像手段制御部24が接続されている。
また、白色LED光源15には可視光光源制御部25が接続されており、赤外LED光源17には赤外光光源制御部26が接続されている。これらの可視光光源制御部25及び赤外光光源制御部26は、ともに、処理・制御部21と制御用の信号を送受信し、それぞれ、白色LED光源15及び赤外LED光源17に流れる電流等を制御することで、それぞれの光源の発光量を制御する。
フォーカス指標ユニット9には、当該フォーカス指標ユニット9を、光軸L2方向に移動し、また、光軸L2から挿脱できるように駆動させるフォーカス指標駆動部27が、接続されている。また、フォーカスレンズ3には、当該フォーカスレンズ3を、光軸L1に沿って移動させるフォーカスレンズ駆動部28が接続されている。これらのフォーカス指標駆動部27及びフォーカスレンズ駆動部28は、ともに、処理・制御部21と制御用の信号を送受信する。
さらに、処理・制御部21には、撮影モード選択部29、撮影スイッチ30、及び、マイボーム腺選択部31が接続されている。撮影モード選択部29は、眼科撮影装置100に設定されている複数の撮影モードの中から1つの撮影モードを選択する。マイボーム腺選択部31は、撮影モード選択部29において被検眼Eのマイボーム腺を撮影するマイボーム腺撮影モードが選択された場合に、被検眼Eの上瞼側に位置する上瞼マイボーム腺及び被検眼Eの下瞼側に位置する下瞼マイボーム腺のうちのいずれか1つのマイボーム腺を選択する。
本実施形態においては、眼科撮影装置100に設定されている複数の撮影モードには、少なくとも、赤外光を用いた上述のマイボーム腺撮影モードと、可視光を用いて眼底部を撮影する眼底撮影モード及び外眼部を撮影する可視光外眼部撮影モードが含まれている。ここで、マイボーム腺撮影モードは、眼瞼裏面のマイボーム腺を赤外光で観察及び撮影する撮影モードである。
図2は、本発明の第1の実施形態を示し、赤外光を用いて被検眼Eのマイボーム腺を撮影することにより得られた撮影画像の一例を示す図である。
図2において、図2(a)は、被検眼Eの上瞼側(上瞼裏)に位置する上瞼マイボーム腺の撮影画像を示し、図2(b)は、被検眼Eの下瞼側(下瞼裏)に位置する下瞼マイボーム腺の撮影画像を示す。図2(a)及び図2(b)ともに、それぞれ、マイボーム腺51が描画されている。
図2に示すように、瞼裏のマイボーム腺51とその他の皮膚部分とは明るさが異なり、マイボーム腺51の状態を良く観察しようとする場合、マイボーム腺51を中心に考えて測光し、露出を決定する必要がある。また、図2(a)及び図2(b)に示すように、上瞼マイボーム腺と下瞼マイボーム腺とでは、その大きさが異なり、被検眼Eの瞳孔中心を画面中心において撮影しようとする場合、当該画面に対してマイボーム腺51の位置も異なってくる。
図3は、本発明の第1の実施形態を示し、上瞼マイボーム腺の撮影時と下瞼マイボーム腺の撮影時にそれぞれ設定される測光領域の一例を示す図である。
図3において、図3(a)は、上瞼マイボーム腺(51)の撮影時に設定される測光領域52を示し、図3(b)は、下瞼マイボーム腺(51)の撮影時に設定される測光領域53を示す。
ここで、本実施形態においては、各測光領域52及び53は、処理・制御部21で設定されるものとする。具体的に、処理・制御部21は、マイボーム腺選択部31で選択されたマイボーム腺に応じて、被検眼Eを撮影する際の測光領域を設定する。より詳細に、処理・制御部21は、マイボーム腺選択部31で上瞼マイボーム腺が選択された場合に、図3(a)に示す測光領域52を設定する。また、処理・制御部21は、マイボーム腺選択部31で下瞼マイボーム腺が選択された場合に、図3(b)に示す測光領域53を設定する。
この際、図3に示すように、処理・制御部21は、上瞼マイボーム腺が選択された際に設定する測光領域52を、下瞼マイボーム腺が選択された際に設定する測光領域53よりも広い領域(大きい領域)として設定する。これは、図3(a)及び図3(b)に示すように、上瞼マイボーム腺の方が、下瞼マイボーム腺よりも大きく且つ広範囲であるためである。
また、処理・制御部21は、被検眼Eの瞳孔中心に対して、測光領域52を画面上側の位置に設定し、測光領域53を画面下側の位置に設定する。即ち、処理・制御部21は、下瞼マイボーム腺が選択された際に設定する測光領域53を、上瞼マイボーム腺が選択された際に設定する測光領域52よりも下側の位置に設定する。
なお、図3に示す例では、測光領域52及び53の形状を簡単のために円で示しているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、例えば、矩形や楕円等の任意の形状であっても適用可能である。
また、処理・制御部21は、図3(a)に示すように、上瞼マイボーム腺が選択された際に設定する測光領域52を、モニタ23に表示されている被検眼Eの観察画像上に表示する制御を行う。また、処理・制御部21は、図3(b)に示すように、下瞼マイボーム腺が選択された際に設定する測光領域53を、モニタ23に表示されている被検眼Eの観察画像上に表示する制御を行う。この表示制御を行う処理・制御部21は、表示制御手段を構成する。
次に、本実施形態に係る眼科撮影装置100の動作の概要について説明する。
例えば、撮影モード選択部29でマイボーム腺撮影モードが選択されると、フォーカスレンズ3が、フォーカスレンズ駆動部により+ディオプター端(3−1の位置)に移動する。この状態で、作動距離をWD1とすることで、被検眼Eの外眼部Efと撮像素子5とが略共役な関係となる。
そして、赤外LED光源17から出力した赤外光は、コンデンサレンズ16により集光され、ダイクロイックミラー13を透過した後、リングスリット12、水晶体バッフル11によってリング状に光束が制限される。リング状光束に制限された赤外光は、レンズ10、レンズ8及び角膜バッフル7を介して、一度穴あきミラー6上にリングスリット12の像を作り、かつ、穴あきミラー6により光軸L1方向に反射される。そして、対物レンズ1によって被検眼Eの外眼部Efを照明する。この際、検者または医療助手の介助により瞼をめくられた被検眼Eのマイボーム腺が照明される。
定常光を発する赤外LED光源17からの赤外光により照明された被検眼Eの外眼部Efからの戻り光(反射散乱した光束)は、対物レンズ1、撮影絞り2、フォーカスレンズ3、結像レンズ4を介して、撮像素子5に達して撮像される。そして、A/D変換部18によりデジタル信号化された後、撮像手段制御部24及び処理・制御部21を介して、モニタ23に外眼部Efに係る観察画像が表示される。そして、検者等は、モニタ23に表示された外眼部Efに係る観察画像を観察しながら、不図示の操作桿を使い、被検眼Eの外眼部(前眼部)Efと眼科撮影装置100との位置合せを行う。さらに、検者等は、被検眼Eの外眼部Efに係る観察画像を観察し、不図示のフォーカスノブを操作することによって合焦するように調整をする。
次に、本実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。この図4のフローチャートの処理を開始するのにあたり、既に、撮影モード選択部29において、被検眼Eのマイボーム腺を撮影するマイボーム腺撮影モードが選択されているものとする。
まず、ステップS101において、処理・制御部21は、マイボーム腺選択部31で上瞼マイボーム腺が選択されているか否かを判断する。
ステップS101の判断の結果、上瞼マイボーム腺が選択されている場合には(S101/Yes)、ステップS102に進む。
ステップS102に進むと、処理・制御部21は、被検眼Eの上瞼マイボーム腺を赤外光を用いて撮影する際の測光領域として、図3(a)に示す測光領域52を設定する。
一方、ステップS101の判断の結果、上瞼マイボーム腺が選択されていない場合には(S101/No)、ステップS103に進む。このステップS103に進む場合は、マイボーム腺選択部31で下瞼マイボーム腺が選択されている場合である。
ステップS103に進むと、処理・制御部21は、被検眼Eの下瞼マイボーム腺を赤外光を用いて撮影する際の測光領域として、図3(b)に示す測光領域53を設定する。
ステップS102の処理が終了した場合、或いは、ステップS103の処理が終了した場合には、ステップS104に進む。
ステップS104に進むと、処理・制御部21は、モニタ23に表示されている被検眼Eの観察画像上に、ステップS102またはS103で設定した測光領域をオーバーラップして表示する表示制御を行う。このようにすることで、検者がどの被検眼Eの領域で測光が行われているのかを把握することができ、マイボーム腺と測光領域とがずれている場合には、アライメントを行って調整することが可能となる。
続いて、ステップS105において、処理・制御部21は、ステップS102またはS103で設定した測光領域に従って、測光を行う制御を行う。この際、例えば、測光値算出部20は、処理・制御部21の制御に基づいて、ステップS102またはS103で設定した測光領域から、撮影光(ここでは、赤外光)に係る測光値を算出する。
続いて、ステップS106において、処理・制御部21は、撮影スイッチ30がオンとなったか否かを判断する。この判断の結果、撮影スイッチ30がオンとなっていない場合には(S106/No)、ステップS105に戻る。
一方、ステップS106の判断の結果、撮影スイッチ30がオンとなった場合には(S106/Yes)、ステップS107に進む。
ステップS107に進むと、処理・制御部21は、ステップS105の測光の結果に基づいて、露光量が調整された赤外光によるマイボーム腺撮影を行う制御をする。
ステップS107の処理が終了すると、図4に示すフローチャートの処理を終了する。
上述したように、本実施形態に係る眼科撮影装置100では、マイボーム腺選択部31で選択されたマイボーム腺に応じて被検眼Eを撮影する際の測光領域を設定するようにしている。
かかる構成によれば、選択されたマイボーム腺に最適な測光領域を設定することができるため、適正露光による測光精度の高いマイボーム腺撮影が可能となる。即ち、被検眼のマイボーム腺を適正に撮影することが可能となる。
上述した例では、マイボーム腺選択部31は、検者による選択指示に基づいて上下どちらのマイボーム腺を選択するのかを決定することを想定したものであった。しかしながら、本実施形態においては、これに限定されるものではなく、マイボーム腺選択部31によって、例えば観察画像から上下どちらのマイボーム腺を選択するのかを自動的に決定するような態様も適用可能である。この態様の場合、例えば、皮膚部と瞼裏面との赤外反射率の違いを利用して、閾値を設定することで瞼裏面部を高輝度部として判定し、その面積や形状によって上下どちらのマイボーム腺が撮影されようとしているかを判定することは可能である。また、被検眼Eの瞳孔Epと瞼裏面との位置関係から上下どちらのマイボーム腺が撮影されようとしているか判定することも可能である。なお、観察画像から上下のどちらのマイボーム腺を撮影しようとするかの自動判定には、他にも公知の画像処理を応用した種々の手法を採ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、主として、被検眼Eの外眼部(前眼部)Efを赤外光で撮影するマイボーム腺撮影モードによる撮影を行う眼科撮影装置100について説明した。しかしながら、被検眼Eの外眼部Efを可視光で撮影する需要もある。この可視光での撮影においては、被検眼Eの虹彩や白目部分、被検眼Eの周辺の皮膚部分等の様子を見ることを目的として行われる。この可視光外眼部撮影では、マイボーム腺撮影を目的としないので、第1の実施形態で説明したマイボーム腺用測光を行う必要はない。この可視光外眼部撮影は、被写体が様々であるので、被写体ごとに自動露出を行うことは難しい。自動露出を行うならば、画面全体の平均測光を行い、検者が必要に応じて露出補正を行う方法が望ましい。第2の実施形態では、この可視光外眼部撮影を行う場合について説明を行う。
第2の実施形態に係る眼科撮影装置の概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係る眼科撮影装置100の概略構成と同様である。
以下に、第2の実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
まずステップS201において、処理・制御部21は、撮影モード選択部29でマイボーム腺撮影モードが選択されているか否かを判断する。この判断の結果、マイボーム腺撮影モードが選択されている場合には(S201/Yes)、図4に示すフローチャートの処理が行われる。
一方、ステップS201の判断の結果、マイボーム腺撮影モードが選択されていない場合には(S201/No)、ステップS202に進む。
ステップS202に進むと、処理・制御部21は、撮影モード選択部29で可視光外眼部撮影モードが選択されているか否かを判断する。この判断の結果、可視光外眼部撮影モードが選択されていない場合には(S202/No)、撮影モード選択部29で眼底撮影モードが選択されていることになるため、当該眼底撮影モードに基づく撮影を行う。ここでは、眼底撮影モードに基づく撮影は公知の撮影であるため、その説明は省略する。
一方、ステップS202の判断の結果、可視光外眼部撮影モードが選択されている場合には(S202/Yes)、ステップS203に進む。
ステップS203に進むと、処理・制御部21は、可視光外眼部撮影に係る被検眼Eの測光領域として、モニタ23の画面全体領域を設定する。そして、処理・制御部21は、当該画面全体領域の輝度を平均して測光する平均測光を選択する。
即ち、処理・制御部21は、撮影モード選択部29で可視光外眼部撮影モードが選択された場合に、第1の実施形態における、マイボーム腺選択部31によるマイボーム腺の選択及び図3に示す測光領域52または測光領域53の設定を行わないように当該眼科撮影装置100の動作を制御する。この動作制御を行う処理・制御部21は、動作制御手段を構成する。
続いて、ステップS204において、処理・制御部21は、ステップS203で設定した測光領域等に従って、測光を行う制御を行う。
続いて、ステップS205において、処理・制御部21は、撮影スイッチ30がオンとなったか否かを判断する。この判断の結果、撮影スイッチ30がオンとなっていない場合には(S205/No)、ステップS204に戻る。
一方、ステップS205の判断の結果、撮影スイッチ30がオンとなった場合には(S205/Yes)、ステップS206に進む。
ステップS206に進むと、処理・制御部21は、ステップS204の測光の結果に基づいて、露光量が調整された可視光(白色LED光源15からの可視光)による外眼部撮影を行う制御をする。
ステップS206の処理が終了すると、図5に示すフローチャートの処理を終了する。
第2の実施形態によれば、赤外光によるマイボーム腺撮影と可視光外眼部撮影の際に、それぞれ、最適な自動露出動作を行うことが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
51 マイボーム腺、52,53 測光領域

Claims (9)

  1. 被検眼の撮影を行う眼科撮影装置であって、
    複数の撮影モードの中から1つの撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、
    前記撮影モード選択手段において前記被検眼のマイボーム腺を撮影するマイボーム腺撮影モードが選択された場合に、前記被検眼の上瞼側に位置する上瞼マイボーム腺および前記被検眼の下瞼側に位置する下瞼マイボーム腺のうちのいずれか1つのマイボーム腺を選択するマイボーム腺選択手段と、
    前記マイボーム腺選択手段で選択されたマイボーム腺に応じて、前記被検眼のマイボーム腺を撮影する際の測光領域を設定する設定手段と
    を有することを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記設定手段は、前記マイボーム腺選択手段で前記上瞼マイボーム腺が選択された際に設定する前記測光領域を、前記マイボーム腺選択手段で前記下瞼マイボーム腺が選択された際に設定する前記測光領域よりも広い領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記設定手段は、前記マイボーム腺選択手段で前記下瞼マイボーム腺が選択された際に設定する前記測光領域を、前記マイボーム腺選択手段で前記上瞼マイボーム腺が選択された際に設定する前記測光領域よりも下側の位置に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記撮影モード選択手段において前記被検眼のマイボーム腺を撮影するマイボーム腺撮影モードが選択された場合に、前記被検眼に対して赤外光を出力する赤外光光源と、
    前記設定手段で設定された前記測光領域から前記赤外光に係る測光値を算出する測光値算出手段と、
    前記測光値算出手段で算出された前記測光値に基づいて、前記赤外光光源からの前記赤外光の出力を制御する出力制御手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記設定手段で設定された前記測光領域を、前記被検眼の観察画像上に表示する制御を行う表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記複数の撮影モードには、前記被検眼の外眼部を可視光で撮影する可視光外眼部撮影モードが含まれており、
    前記撮影モード選択手段において前記可視光外眼部撮影モードが選択された場合に、前記マイボーム腺選択手段によるマイボーム腺の選択および前記設定手段による前記測光領域の設定を行わないように当該眼科撮影装置の動作を制御する動作制御手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  7. 被検眼の撮影を行う眼科撮影装置の制御方法であって、
    複数の撮影モードの中から1つの撮影モードを選択する撮影モード選択ステップと、
    前記撮影モード選択ステップにおいて前記被検眼のマイボーム腺を撮影するマイボーム腺撮影モードが選択された場合に、前記被検眼の上瞼側に位置する上瞼マイボーム腺および前記被検眼の下瞼側に位置する下瞼マイボーム腺のうちのいずれか1つのマイボーム腺を選択するマイボーム腺選択ステップと、
    前記マイボーム腺選択ステップで選択されたマイボーム腺に応じて、前記被検眼のマイボーム腺を撮影する際の測光領域を設定する設定ステップと
    を有することを特徴とする眼科撮影装置の制御方法。
  8. 被検眼の撮影を行う眼科撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    複数の撮影モードの中から1つの撮影モードを選択する撮影モード選択ステップと、
    前記撮影モード選択ステップにおいて前記被検眼のマイボーム腺を撮影するマイボーム腺撮影モードが選択された場合に、前記被検眼の上瞼側に位置する上瞼マイボーム腺および前記被検眼の下瞼側に位置する下瞼マイボーム腺のうちのいずれか1つのマイボーム腺を選択するマイボーム腺選択ステップと、
    前記マイボーム腺選択ステップで選択されたマイボーム腺に応じて、前記被検眼のマイボーム腺を撮影する際の測光領域を設定する設定ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 被検眼の撮影を行う眼科撮影装置であって、
    撮影手段と、
    前記被検眼の上瞼側に位置する上瞼マイボーム腺を前記撮影手段により撮影する場合と、前記被検眼の下瞼側に位置する下瞼マイボーム腺を前記撮影手段により撮影する場合とで異なる測光領域を設定する設定手段と
    を有することを特徴とする眼科撮影装置。
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