JP2017012014A - ビールらしい飲み応えやバランスを有するビールテイスト飲料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アミノ酸と糖類によるメイラード反応物を含んでなるビールテイスト飲料であって、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、ビールテイスト飲料。
【選択図】なし
Description
(1) アミノ酸と糖類によるメイラード反応物を含んでなるビールテイスト飲料であって、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、ビールテイスト飲料。
(2) 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、(1)に記載のビールテイスト飲料。
(3) 前記メイラード反応物の原料として、ビールテイスト飲料の総容量に対して10ppmを超えるアミノ酸が用いられる、(1)または(2)に記載のビールテイスト飲料。
(4) 前記糖類が、グルコースおよび/またはフルクトースである、(1)〜(3)のいずれかに記載のビールテイスト飲料。
(5) ビールテイスト飲料の総容量に対して、エキス分含有量が1g/100ml以下であり、および/またはホップ由来のイソα酸の量が18ppm以下である、(1)〜(4)のいずれかに記載のビールテイスト飲料。
(6) アルコール飲料である、(1)〜(5)のいずれかに記載のビールテイスト飲料。
(7) ビールらしい飲み応えのある香味の調和の取れたビールテイスト飲料の製造方法であって、アミノ酸と糖類によるメイラード反応物を添加する工程を含んでなり、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、製造方法。
(8) 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、(7)に記載の製造方法。
(9) ビールテイスト飲料にビールらしい飲み応え感とバランス感を付与する方法であって、該飲料にアミノ酸と糖類によるメイラード反応物を添加する工程を含んでなり、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、方法。
(10) 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、(9)に記載の方法。
(11) アミノ酸と糖類によるメイラード反応物からなる飲み応え感増強剤であって、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、飲み応え感増強剤。
(12) 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、(11)に記載の飲み応え感増強剤。
(13) アミノ酸と糖類を混合し、101℃以上130℃以下の温度で、10分以上180分以下の時間加熱することにより、メイラード反応物を生成する工程を含んでなる、飲み応え感増強剤の製造方法であって、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、製造方法。
(14) 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、(13)に記載の製造方法。
本発明における「ビールテイスト飲料」とは、ビール様の風味をもつ飲料をいう。「ビール様の風味」とは、通常にビールを製造した場合、すなわち、酵母等による発酵に基づいてビールを製造した場合に得られるビール特有の味わい、香りを、その飲料が呈することを意味する。本発明のビールテイスト飲料は、特に断りがない場合、酵母による発酵工程の有無にかかわらず、いずれの飲料をも包含する。ここで「発酵工程」とは、酵母等の微生物が有機物を分解することによってアルコール等の代謝産物を生成する工程をいう。
本発明によれば、ビールテイスト飲料の製造過程において、特定のアミノ酸と糖類によるメイラード反応物を添加することにより、ビールらしい飲み応え感とバランス感を付与することが可能となる。つまり、本発明のビールテイスト飲料は、アミノ酸と糖類によるメイラード反応物を含んでなるビールテイスト飲料であるが、好ましくは、アミノ酸と糖類によるメイラード反応物が添加されたビールテイスト飲料である。
本発明のビールテイスト飲料は、通常のビールテイスト飲料の製造方法の工程中に、特定のアミノ酸と糖類による上述のメイラード反応物を添加する工程を加えることにより、製造することができる。
また、本発明のメイラード反応物は飲み応え感増強剤として使用することができる。本発明の飲み応え感増強剤は、本発明のメイラード反応物をそのまま使用してもよいが、乾燥、粉末化したもの、さらには包装等を行い、製品化したものであってもよい。
(1)サンプルの調製
異性化液糖(フジクラフトF−100:日本食品化工株式会社)1gと、アラニン、アルギニンを以下に記述するサンプル液中における最終投入濃度が10、100、150ppmとなるように秤量して、純水によって溶解し、50mlにメスアップした。これらの溶解液をオートクレーブにて、120℃で120分間煮沸した。一方、対照実験では煮沸をしないままであった。このように処理して得られた処理液を純水で300mlにメスアップしてサンプル液とし、その後の官能評価に供した。こうして、試験区1〜12までの各サンプルを得た。
ビールらしい飲み応えが感じられるか、ビールらしいバランス感が感じられるか、の2項目について、評価を行った。以下にそれぞれの具体的な評価基準を示す。
a.飲み応え:ボディ感および口当たりが適度に強くコクがある風味。1:全く感じられない。2:あまり感じられない。3:感じられる。4:やや強く感じられる。5:十分強く感じられる。
b.バランス:ビールの自然な味を構成する各味覚要素が、いずれも突出することなく、ビールらしくまとまっている風味。1:全く感じられない。2:あまり感じられない。3:感じられる。4:やや強く感じられる。5:十分強く感じられる。
(1)サンプルの調製
異性化液糖(フジクラフトF−100:日本食品化工株式会社)1gと、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、トリプトファン、メチオニン、プロリン、チロシン、シスチン、グルタミン、リジン塩酸塩、アルギニン、ヒスチジン、オルニチン、アスパラギン酸、グルタミン酸を以下に記述するサンプル液中における最終投入濃度が100ppmとなるように秤量して、純水によって溶解し、50mlにメスアップした。これらの溶解液をオートクレーブにて、120℃で120分間煮沸した。このように処理して得られた処理液を純水で300mlにメスアップしてサンプル液とし、その後の官能評価に供した。また、実施例1と同じく、評価標準値を設定するために、アラニンのサンプル液中における最終投入濃度が10、100、150ppmである溶解液を上述の条件で煮沸処理し、メスアップしてサンプル液を調製した。こうして、試験区13〜31までの各サンプルを得た。
実施例1と同じ手法を用いて、訓練された6名のパネルによって実施した。
(1)サンプルの調製
異性化液糖(フジクラフトF−100:日本食品化工株式会社)1gと、アラニンおよび他のアミノ酸をそれぞれ以下に記述するサンプル液中における最終投入濃度が50ppmとなるように秤量して、純水によって溶解し、50mlにメスアップした。ここで、アラニンとアルギニンとの組合せにおいては、加えて、アラニン75ppm、アルギニン25ppmの試験区を用意した。これらの溶解液をオートクレーブにて、120℃で120分間煮沸した。このように処理して得られた処理液を純水で300mlにメスアップしてサンプル液とし、その後の官能評価に供した。また、実施例1と同じく、評価標準値を設定するために、アラニンのサンプル液中における最終投入濃度が10、100、150ppmである溶解液を上述の条件で煮沸処理しメスアップしたサンプル液を調製した。こうして、試験区32〜44までの各サンプルを得た。
実施例1と同じ手法を用いて、訓練された6名のパネルによって実施した。
Claims (14)
- アミノ酸と糖類によるメイラード反応物を含んでなるビールテイスト飲料であって、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、ビールテイスト飲料。
- 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
- 前記メイラード反応物の原料として、ビールテイスト飲料の総容量に対して10ppmを超えるアミノ酸が用いられる、請求項1または2に記載のビールテイスト飲料。
- 前記糖類が、グルコースおよび/またはフルクトースである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のビールテイスト飲料。
- ビールテイスト飲料の総容量に対して、エキス分含有量が1g/100ml以下であり、および/またはホップ由来のイソα酸の量が18ppm以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のビールテイスト飲料。
- アルコール飲料である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のビールテイスト飲料。
- ビールらしい飲み応えのある香味の調和の取れたビールテイスト飲料の製造方法であって、アミノ酸と糖類によるメイラード反応物を添加する工程を含んでなり、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、製造方法。
- 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、請求項7に記載の製造方法。
- ビールテイスト飲料にビールらしい飲み応え感とバランス感を付与する方法であって、該飲料にアミノ酸と糖類によるメイラード反応物を添加する工程を含んでなり、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、方法。
- 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、請求項9に記載の方法。
- アミノ酸と糖類によるメイラード反応物からなる飲み応え感増強剤であって、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、飲み応え感増強剤。
- 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、請求項11に記載の飲み応え感増強剤。
- アミノ酸と糖類を混合し、101℃以上130℃以下の温度で、10分以上180分以下の時間加熱することにより、メイラード反応物を生成する工程を含んでなる、飲み応え感増強剤の製造方法であって、該アミノ酸が、アラニン、アルギニン、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、およびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸である、製造方法。
- 前記アミノ酸が、アラニンおよび/またはアルギニンと、グリシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、グルタミン、リジン、ヒスチジンおよびグルタミン酸からなる群から選択される1または2以上のアミノ酸との組合せである、請求項13に記載の製造方法。
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