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JP2017012089A - 層状食品用油脂組成物とそれを用いた生地および焼成品 - Google Patents

層状食品用油脂組成物とそれを用いた生地および焼成品 Download PDF

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Abstract

【課題】経時的なひきの発生がなく、ジューシー感に富み、のど越しの良い層状食品を得ることができる層状食品用油脂組成物とそれを用いた生地および焼成品を提供する。【解決手段】2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量が油脂全量に対して30〜49質量%であり、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が油脂全量に対して9質量%超14質量%未満であることを特徴としている(前記2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1、3位に結合する脂肪酸は全構成脂肪酸であり、前記SSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。【選択図】なし

Description

本発明は、焼成品の生地に折り込んで使用される層状食品用油脂組成物とそれを用いた生地および焼成品に関する。
デニッシュ、クロワッサンなどの層状食品は、サクサクとしたフレーキーな食感と、噛んだときに、油脂が口中に広がるジューシー感が求められている。
しかし、焼成した直後はフレーキーな食感であるものの、経時的にフレーキーさは失われ、ひきのある食感(喫食した際にフレーキーさがなく、もろく細かく砕けていかない様)となり、のど越しが悪くなるという問題がある。
ジューシー感を得る技術として、特許文献1には、特定のトリグリセリドを用いて調整することが提案されているが、3飽和トリグリセリドが少ない場合、経時的にひきのある食感となる。
特許文献2には、液状油を多量に含有させるとともに、SOS型トリグリセリド(2−オレイン、1,3ジステアリン)量を特定量配合する技術が提案されているが、液状油を多量に配合すると、ジューシー感は得られるものの、経時的にフレーキーな食感が損なわれ、ひきを生じる。またSOS型トリグリセリド(2−オレイン、1,3ジステアリン)を多量に配合すると、SOS型トリグリセリド(2−オレイン、1,3ジステアリン)は高融点であることから、焼成品ののど越しは悪くなる傾向がある。
特許文献3には、SSS(3飽和トリグリセリド)、UUU(3不飽和トリグリセリド)、SO2量等を調整したロールインマーガリンが提案されている。しかし、特許文献1と同様に3飽和トリグリセリド量が少ないため、経時的にひきのある食感となる。
ひきのある食感を改善する技術としては、特許文献4には、SMS(S、Sは飽和脂肪酸、Mはモノ不飽和脂肪酸)で表されるトリグリセリドとMSM(Sは飽和脂肪酸、Mはモノ不飽和脂肪酸)で表されるトリグリセリドとからなるコンパウンド結晶を使用する技術が提案されている。
特開2013−188205号公報 特許第5601427号公報 国際公開第2013/133138号 特開2004−305048号公報 特開2014−212720号公報 特開2015−035966号公報 特開2015−107098号公報
しかしながら、ひきについては改善されるものの、コンパウンド結晶を形成することで、油脂は固液分離せず、2不飽和トリグリセリド、3不飽和トリグリセリドなどがフリーな状態とはなりにくく、ジューシーな食感が損なわれてしまう。
なお、本出願人は、油脂組成における2飽和トリグリセリドの対称性と、特定の乳化剤との組み合わせに着目した検討を行ってきているが(特許文献5〜7)、いずれもジューシー感や層状食品におけるひきの改善を目的としたものではない。
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、経時的なひきの発生がなく、ジューシー感に富み、のど越しの良い層状食品を得ることができる層状食品用油脂組成物とそれを用いた生地および焼成品を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の層状食品用油脂組成物は、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量が油脂全量に対して30〜49質量%であり、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が油脂全量に対して9質量%超14質量%未満であることを特徴としている(前記2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1、3位に結合する脂肪酸は全構成脂肪酸であり、前記SSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
本発明によれば、経時的なひきの発生がなく、ジューシー感に富み、のど越しの良い層状食品を得ることができる。
2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドは、分子構造上歪を形成しており、回転運動する際に、分子構造の障害となりやすい。そのため、油脂中の各トリグリセリドの分子同士が近付きにくくなるため、結晶化しにくい状態となる。その結果、焼成後の徐冷時において結晶化部分(固)と非結晶部分(液)とが混在(固液分離)した状態となりやすい。本発明の層状食品用油脂組成物は、この特性をもつ2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドと、結晶核となる3飽和トリグリセリド(SSS)とのバランスによって、パン類、菓子類等の焼成品は経時的なひきの発生がなく、ジューシーであり、のど越しが向上する。
以下に、本発明を詳細に説明する。
1.層状食品用油脂組成物
(油脂)
本明細書において、「S」「H」は、油脂を構成する飽和脂肪酸を意味し、「U」「F」は、油脂を構成する不飽和脂肪酸を意味する。トリグリセリドの分析において、構成脂肪酸の炭素数が全て16以上であるものを対象とする場合は、「S」「U」、全ての炭素数の構成脂肪酸を対象とする場合は、「H」「F」と表記する。また、トリグリセリドの1、2、3位とは、構成脂肪酸が結合された位置を意味する。
本発明の油脂中の構成脂肪酸である飽和脂肪酸としては、特に限定されないが、例えば、酪酸(4)、カプロン酸(6)、カプリル酸(8)、カプリン酸(10)、ラウリン酸(12)、ミリスチン酸(14)、パルミチン酸(16)、ステアリン酸(18)、アラキジン酸(20)、ベヘン酸(22)、リグノセリン酸(24)等が挙げられる。なお、上記数値表記は、各脂肪酸の炭素数である。本発明の油脂中の構成脂肪酸である飽和脂肪酸は、同一の飽和脂肪酸であってもよいし、異なる飽和脂肪酸であってもよい。
本発明の油脂中の構成脂肪酸である不飽和脂肪酸としては、特に限定されないが、例えば、ミリストレイン酸(14:1)、パルミトレイン酸(16:1)、ヒラゴン酸(16:3)、オレイン酸(18:1)、リノール酸(18:2)、リノレン酸(18:3)、エイコセン酸(20:1)、エルカ酸(22:1)、セラコレイン酸(24:1)等が挙げられる。上記不飽和脂肪酸についての括弧内の数値表記は、左側が脂肪酸の炭素数であり、右側が二重結合数を意味する。本発明の油脂中の構成脂肪酸である不飽和脂肪酸は、同一の不飽和脂肪酸であってもよいし、異なる不飽和脂肪酸であってもよい。
2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1、3位の構成脂肪酸は、飽和脂肪酸または不飽和脂肪酸のいずれであってもよい。2位がオレイン酸であるトリグリセリドとしては、例えば、SOS型トリグリセリド、SOU型トリグリセリド(位置異性体も含む)、UOU型トリグリセリド等が挙げられるが、特に限定されない。なお、「O」とは、トリグリセリドの構成脂肪酸であるオレイン酸を意味する。経時的なひきの発生がなく、ジューシー感に富み、のど越しの良い焼成品を得ることができることから、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1位または3位の構成脂肪酸が飽和脂肪酸である場合、炭素数4〜24の飽和脂肪酸であることが好ましい。特に焼成品ののど越しが良好となるという点から、StOStであるトリグリセリドは1%以下であることが好ましい。2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1位または3位の構成脂肪酸が不飽和脂肪酸である場合、炭素数18の不飽和脂肪酸(オレイン酸(18:1)、リノール酸(18:2)、リノレン酸(18:3)等)、炭素数20の不飽和脂肪酸であることが好ましい。2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1位または3位の構成脂肪酸が飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸である場合、上述の飽和脂肪酸(炭素数4〜24の飽和脂肪酸)と不飽和脂肪酸(炭素数18の不飽和脂肪酸(オレイン酸(18:1)、リノール酸(18:2)、リノレン酸(18:3)等)、炭素数20の不飽和脂肪酸)であることが好ましい。
本発明の層状食品用油脂組成物において、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量は、油脂全量に対して30〜49質量%である(ここで2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1、3位に結合する脂肪酸は全構成脂肪酸である。)。この範囲内であると、結晶核となる3飽和トリグリセリド(SSS)とのバランスによって、経時的なひきの発生がなく、ジューシー感に富み、のど越しの良い焼成品を得ることができる。2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量を30質量%以上とすることで、相対的に油脂中のオレイン酸量が多くなることに起因し、分子構造による結晶化の阻害によって、非結晶化部分が多くなり、焼成品のジューシー感が向上する。2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量を49質量%以下とすることで、相対的に油脂中のオレイン酸量が少なくなることに起因し、分子構造による結晶化の阻害による非結晶化部分の量が多すぎず適度になり、焼成品の経時的なひきの発生がなく、のど越しが向上する。これらの点を考慮すると、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量は、油脂全量に対して35〜45質量%であることが好ましい。
本発明の層状食品用油脂組成物において、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量は、油脂全量に対して9質量%超14質量%未満である(ここでSSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。この範囲内であると、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドが焼成後の徐冷時において結晶化部分(固)と非結晶部分(液)とが混在(固液分離)した状態となりやすいことと、3飽和トリグリセリド(SSS)が結晶核になることが相俟って、経時的なひきの発生がなく、ジューシー感に富み、のど越しの良い焼成品を得ることができる。3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量を9質量%超とすることで、結晶核が多くなり結晶化部分と非結晶部分とが混在した状態が促進され、焼成品の経時的なひきの発生がなく、のど越しが向上する。3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量を14質量%未満とすることで、焼成品のジューシー感が向上する。これらの点を考慮すると、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量は、油脂全量に対して10〜13質量%であることが好ましい。
本発明の層状食品用油脂組成物は、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドと2位にリノール酸が結合されたトリグリセリドとの合計量が油脂全量に対して41〜65質量%であることが好ましい(ここで2位にオレイン酸またはリノール酸が結合されたトリグリセリドの1、3位に結合する構成脂肪酸は全構成脂肪酸である。)。2位にリノール酸が結合されたトリグリセリドも、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドと同様に、分子構造上歪を形成しており、回転運動する際に、分子構造の障害となりやすい。その結果徐冷時において結晶化部分(固)と非結晶部分(液)とが混在(固液分離)した状態となりやすい。2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドと2位にリノール酸が結合されたトリグリセリドとの合計量が上記範囲内であると、これらの分子構造による結晶化の阻害による非結晶化部分の量が適度になり、3飽和トリグリセリド(SSS)が結晶核になり結晶化部分と非結晶部分とが混在した状態が促進されることで、経時的なひきの発生がなく、ジューシー感に富み、のど越しの良い焼成品を得ることができ、特に、ジューシー感が向上する。
本発明の層状食品用油脂組成物は、2不飽和トリグリセリド(SUUおよびUSU)と3不飽和トリグリセリド(UUU)との合計量が油脂全量に対して45〜58質量%であることが好ましい(ここでSUU、USU、およびUUUにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。この含有量が45質量%以上であると、焼成品のジューシー感が向上し、この含有量が58質量%以下であると、焼成品の経時的なひきの発生がなく、のど越しが向上する。
本発明の層状食品用油脂組成物は、3不飽和トリグリセリド(UUU)の含有量が油脂全体に対して15質量%以上31.0質量%未満であることが好ましい(ここでUUUにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。この範囲内であると、焼成品の経時的なひきの発生をさらに抑制できる。
本発明の層状食品用油脂組成物は、全2飽和トリグリセリド(HFHおよびHHF)のうち対称型トリグリセリド(HFH)と非対称型トリグリセリド(HHF)との質量比(HFH/HHF)が0.3以上1.2未満であることが好ましい。この範囲内であると、生地との伸展性が良好であるため、焼成品の経時的なひきの発生をさらに抑制できる。
本発明の層状食品用油脂組成物は、油脂の構成脂肪酸としてトランス酸を含んでいてもよく、含まなくてもよいが、トランス酸の摂取量が多くなると、人体に摂取された際のLDLコレステロールが増加しうる。よって、これを抑制しやすい点から、本発明においては、油脂の構成脂肪酸中のトランス酸の含有量は、油脂の構成脂肪酸全体の質量に対して10質量%未満であることが好ましく、5質量%未満であることがより好ましく、3質量%未満であることが最も好ましい。
本発明の層状食品用油脂組成物の製造に用いられる油脂としては、特に限定されないが、パーム系油脂、ラウリン系油脂、豚脂(ラード)、牛脂、菜種油、大豆油、綿実油、ヒマワリ油、米油、サフラワー油、オリーブ油、ゴマ油、乳脂、それらの分別油またはそれらの加工油(硬化およびエステル交換反応のうち1つ以上の処理がなされたもの)等が挙げられる。油脂中の2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量と3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量を適宜調整するために、これらの油脂としては、1種あるいは2種以上を選択して含有させることが好ましい。
以下に、本発明の層状食品用油脂組成物の製造に用いる油脂について、より具体的な例示を示す。本発明の油脂は、例えば、以下のA油脂、B油脂及びC油脂を組み合わせることで調製することができる。
A油脂
本明細書において、「A油脂」とは、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が15〜35質量%である油脂のことを指す(ここでSSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
このようなA油脂としては、特に限定されないが、例えば、上記で述べたパーム系油脂、パーム系油脂のエステル交換油脂等を挙げることができ、1種以上組合せて使用することもできる。中でも、パーム分別硬質油、パーム系油脂とラウリン系油脂とのエステル交換油脂を用いることで結晶核となり、その結果、他の油脂の結晶を誘発し結晶量が確保され、焼成品のひきがなく、のど越しの良さを付与できる。
B油脂
本明細書において、「B油脂」とは、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が2〜15質量%未満である油脂のことを指す(ここでSSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。(但し「B油脂」としては、前述の「A油脂」および後述の「C油脂」は包含しない。)このようなB油脂としては、特に限定されないが、例えば、A油脂、C油脂以外の植物油脂、動物油脂(豚脂(ラード)、牛脂等)、これらの分別油、硬化油、エステル交換油脂が挙げられる。中でも、A油脂との相溶性を考慮すると、パーム系油脂であるパーム油、パーム分別軟質部、パーム系油脂のエステル交換油脂、豚脂等を組わせて用いることが好ましい。
C油脂
本明細書において、「C油脂」とは、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が2%未満である油脂、または3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が35質量%超である油脂のことを指す(ここでSSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が2%未満である油脂としては、特に限定されないが、例えば、菜種油、大豆油、コーン油、米油、綿実油、ヒマワリ油、ゴマ油、オリーブ油等が挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が35質量%超である油脂としては、特に限定されないが、植物油脂または動物油脂の硬化油(部分水素添加油または極度硬化油)や分別油の硬質油、これらを含む油脂を原料とするエステル交換油脂等が挙げられる。これらの中でも、植物油脂または動物油脂の極度硬化油、あるいはこれを含む油脂を原料とするエステル交換油脂を用いることが好ましい。植物油脂の極度硬化油としては、例えば、ヤシ極度硬化油、パーム極度硬化油、パーム核極度硬化油、菜種極度硬化油等が挙げられる。動物油脂の極度硬化油としては、例えば、豚脂極度硬化油、牛脂極度硬化油等が挙げられる。焼成品の口溶けが良好となる観点からは、融点が50℃以上の極度硬化油を用いる場合は、油脂全量に対し、5質量%以下とすることが好ましい。
以上に述べたA油脂、B油脂の配合割合は、A油脂は、油脂全量に対して10〜50質量%で配合することが好ましく、B油脂は、油脂全量に対して15〜85質量%で配合することが好ましく、C油脂は、油脂全量に対して5〜35質量%で配合することが好ましい。
特に、本発明の層状食品用油脂組成物は、経時的なひきの発生がなく、ジューシー感に富み、のど越しの良い焼成品を得ることができる点を考慮すると、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が15〜35質量%であるA油脂を、油脂全量に対して10〜50質量%含有することが好ましい。また、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が2%未満であるC油脂の含有量が油脂全量に対して30質量%未満であることが好ましい。
(ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル)
本発明の層状食品用油脂組成物は、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルをさらに含むと、ひきがさらに抑制され、かつジューシーな食感を得ることができる。
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの種類は、特に限定されず、例えば、グリセリンの重合度が2〜10であるポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルが挙げられる。また、市販品としては、阪本薬品工業(株)製のSYグリスターCR−ED(ポリタイプ)、SYグリスターCR−310(テトラグリセリン 重合度4)、SYグリスターCR−500(ヘキサグリセリン 重合度 6)、太陽化学(株)製のサンソフト818DG(テトラグリセリン 重合度4)、サンソフト818R(ペンタグリセリン 重合度5)、サンソフト818SK(ヘキサグリセリン 重合度6)等が挙げられる。これらのうち、ひきが特に抑制され、かつジューシーな食感を得ることができることから、本発明の層状食品用油脂組成物に含まれる全てのポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルのうち、グリセリンの重合度が4〜6のいずれかであるポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの質量が最も多いことが好ましい。ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルは、ポリグリセリンと縮合リシノール酸とのエステル化物であり、エステル化反応は公知の方法で製造される。ポリグリセリンは、通常グリセリンもしくはグリシドールやエピクロルヒドリン等を加熱し、重縮合反応させて得られる重合度の異なるポリグリセリンの混合物である。そのため市販品においては、異なる重合度のグリセリンのポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの混合物であり、上述の市販品のグリセリンの重合度は、最も多いグリセリンの重合度を示している。また、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルのリシノレイン酸の重合度は、特に限定されず、例えば、2〜10であるものを使用することができる。
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの含有量は、特に限定されないが、得られる焼成品のひきの抑制効果とジューシーな食感がより一層良好となることと、焼成品に異味が生じにくいことから、本発明の層状食品用油脂組成物の全量に対して、0.001〜2.0質量%であることが好ましく、0.005〜1.5質量%であることがより好ましく、0.01〜1.0質量%であることがさらに好ましい。
本発明の層状食品用油脂組成物は、可塑性油脂として調製し、これを原材料とする生地を用いて焼成品を得ることができる。この可塑性油脂は、水相を実質的に含有しない形態と、水相を含有する形態をとることができる。水相を含有する形態としては油中水型、油中水中油型が挙げられ、油相の含有量は、好ましくは60〜99.4質量%、より好ましくは65〜98質量%であり、水相の含有量は、好ましくは0.6〜40質量%、より好ましくは2〜35質量%である。水相を含有する形態としては油中水型が好ましく、マーガリン等が挙げられる。また水相を実質的に含有しない形態としてはショートニングが挙げられる。ここで「実質的に含有しない」とは日本農林規格のショートニングに該当する、水分(揮発分を含む。)の含有量が0.5質量%以下のことである。
本発明の層状食品用油脂組成物は、水以外に、従来の公知の成分を含んでもよく、含まなくてもよい。公知の成分としては、特に限定されないが、例えば、乳、乳製品、蛋白質、糖質、塩類、酸味料、pH調整剤、抗酸化剤、香辛料、着色成分、香料、乳化剤等が挙げられる。乳としては、牛乳等が挙げられる。乳製品としては、脱脂乳、クリーム、チーズ(ナチュラルチーズ、プロセスチーズ等)、発酵乳、濃縮乳、脱脂濃縮乳、無糖れん乳、加糖れん乳、無糖脱脂れん乳、加糖脱脂れん乳、全粉乳、脱脂粉乳、クリームパウダー、ホエイパウダー、蛋白濃縮ホエイパウダー、ホエイ蛋白コンセントレート(WPC)、ホエイ蛋白アイソレート(WPI)、バターミルクパウダー、トータルミルクプロテイン、カゼインナトリウム、カゼインカリウム等が挙げられる。蛋白質としては、大豆蛋白、エンドウ豆蛋白、小麦蛋白等の植物蛋白等が挙げられる。糖質としては、単糖(グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース等)、二糖類(ラクトース、スクロース、マルトース、トレハロース等)、オリゴ糖、糖アルコール、デンプン、デンプン分解物、多糖類等が挙げられる、抗酸化剤としては、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸誘導体、トコフェロール、トコトリエノール、リグナン、ユビキノン類、キサンチン類、オリザノール、植物ステロール、カテキン類、ポリフェノール類、茶抽出物等が挙げられる。香辛料としては、カプサイシン、アネトール、オイゲノール、シネオール、ジンゲロン等が挙げられる。着色成分としては、カロテン、アナトー、アスタキサンチン等が挙げられる。香料としては、バターフレーバー、ミルクフレーバー等が挙げられる。乳化剤としては、前述したポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの他、レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、有機酸グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられ、本発明の効果を損なわない範囲において添加することができる。
本発明の層状食品用油脂組成物を可塑性油脂として調製する際には、公知の方法により行うことができる。例えば水相を含有する形態のものは、油相と水相とを、適宜に加熱し混合して乳化した後、コンビネーター、パーフェクター、ボテーター、ネクサス等の冷却混合機により急冷捏和し得ることができる。水相を含有しない形態のものは、油相を加熱した後、コンビネーター、パーフェクター、ボテーター、ネクサス等の冷却混合機により急冷捏和し得ることができる。冷却混合機により急冷捏和後には、必要に応じて熟成(テンパリング)してもよい。このようにして調製される可塑性油脂は、シート状、ブロック状、円柱状、直方体状、ペンシル状等の様々な形状とすることができる。その中でも、加工が容易である点等から、シート状とすることが好ましい。可塑性油脂をシート状とした場合のサイズは、特に限定されないが、例えば、幅50〜1000mm、長さ50〜1000mm、厚さ1〜50mmとすることができる。
2.層状食品用生地及び焼成品
本発明の層状食品用油脂組成物は、可塑性油脂としてパンや菓子等の焼成品の生地に折り込んで使用することができる。例えば、生地の間に本発明の層状食品用油脂組成物を用いたシート状の可塑性油脂を挟み込み、その後、伸展と折り畳みを繰り返すことによって生地中に可塑性油脂を層状に折り込んで、生地と可塑性油脂の薄い層を何層にも作り上げる。そして、この本発明の層状食品用油脂組成物を含有する生地を焼成することによってデニッシュ、クロワッサン、パイ等の焼成品が得られる。生地への本発明の層状食品用油脂組成物の折り込みや、焼成は、例えば公知の条件及び方法に従って行うことができる。
この層状食品用生地は穀粉を主成分とし、穀粉としては、通常、焼成品の生地に配合されるものであれば、特に限定されないが、例えば、小麦粉(強力粉、中力粉、薄力粉等)、大麦粉、米粉、とうもろこし粉、ライ麦粉、そば粉、大豆粉等が挙げられる。
この層状食品用生地における本発明の層状食品用油脂組成物の配合量は、焼成品の種類によっても異なり特に限定されないが、層状食品用生地に配合される穀粉100質量部に対して、好ましくは20〜120質量部であり、より好ましくは20〜100質量部である。
この層状食品用生地には、穀粉と本発明の層状食品用油脂組成物以外にも、通常、焼成品の生地に配合されるものであれば、特に制限なく配合することができる。また、これらの配合量も、通常、焼成品の生地に配合される範囲を考慮して特に制限なく配合することができる。具体的には、例えば、水や、前記したような乳、乳製品、蛋白質、糖質の他、卵、卵加工品、澱粉、塩類、乳化剤、乳化起泡剤(乳化油脂)、可塑性油脂(練り込み用油脂組成物)、イースト、イーストフード、カカオマス、ココアパウダー、チョコレート、コーヒー、紅茶、抹茶、野菜類、果物類、果実、果汁、ジャム、フルーツソース、肉類、魚介類、豆類、きな粉、豆腐、豆乳、大豆蛋白、膨張剤、甘味料、調味料、香辛料、着色料、香料等が挙げられる。
焼成品としては、例えば、イースト等を使用して生地を発酵させるデニッシュやクロワッサン、パイなどのペストリー等が挙げられる。
(練り込み用油脂組成物)
本発明の層状食品用油脂組成物を添加した生地は、好ましい態様において、次の練り込み用油脂組成物が併用される。
この練り込み用油脂組成物は、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量が油脂全量に対して35〜56質量%、2飽和トリグリセリド(SUSおよびSSU)と3飽和トリグリセリド(SSS)との合計量が32〜50質量%、全2飽和トリグリセリド(HFHおよびHHF)のうち対称型トリグリセリド(HFH)と非対称型トリグリセリド(HHF)との質量比(HFH/HHF)が1.2〜3.0である。(ここで2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1、3位の脂肪酸は全構成脂肪酸であり、SUS、SSU、およびSSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
前述したように、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドは徐冷時において結晶化部分(固)と非結晶部分(液)とが混在(固液分離)した状態となりやすい。2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量を上記範囲内とすることで、分子構造による結晶化の阻害による非結晶化部分の量が適度になり、ジューシー感を付与することができる。さらに、2飽和トリグリセリド(SUSおよびSSU)と3飽和トリグリセリド(SSS)との合計量を上記範囲内とすることで、これらが結晶核として作用し結晶化部分と非結晶部分とが混在した状態が促進され、その結果、焼成品の経時的なひきの発生がなく、のど越しが向上する。また、HFH/HHFを上記範囲内とすることで、冷却混合機により急冷捏和し可塑性油脂とする際における結晶化を調整し、非結晶化部分の量を適度なものとすることができる。デニッシュやクロワッサン等は、生地に占める層状食品用油脂の割合が多く、層状食品に対する食感の寄与度は大きいものである。他方層状食品用油脂は、生地との間に層を形成する必要があるため、生地に練り込まれないでいることが必要である。そのため、上記練り込み用油脂組成物を本発明の層状食品用油脂組成物と併用することによって、練り込み用油脂が生地全体にいきわたることから、経時的なひきの発生の抑制、ジューシー感、およびのど越しの一層良好な焼成品が得られる。
上記練り込み用油脂組成物は、パーム油の固化開始温度の変化が1.0℃未満であり、かつ全構成脂肪酸中の80質量%以上が飽和脂肪酸であるソルビタン脂肪酸エステルおよびパーム油の固化開始温度の変化が1.0℃未満であるポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。
このソルビタン脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも1種をを用いることで、焼成後における徐冷条件において、焼成品中の油脂結晶の析出を遅延し、油脂の結晶部分と非結晶部分が分かれた形態になって、非結晶状態である油脂を多く含有することができる。そのため、喫食したときに硬い結晶部分を感じることが少なく、ジューシーな食感を有する。また焼成品の経時的なひきの発生を抑制しのど越しも良好である。 ソルビタン脂肪酸エステルのパーム油の固化開始温度の変化量((ソルビタン脂肪酸エステルを添加したパーム油の固化開始温度)−(パーム油の固化開始温度))は好ましくは0℃以下、より好ましくは−0.5〜0℃、更に好ましくは−0.4〜−0.1℃であり、全構成脂肪酸中の好ましくは85質量%以上、より好ましくは90質量%以上が飽和脂肪酸である。
飽和脂肪酸はパルミチン酸であることが好ましい。
ここでソルビタン脂肪酸エステルの全構成脂肪酸中の飽和脂肪酸量は、ガスクロマトグラフ法(基準油脂分析試験法(公益社団法人日本油化学会)の「2.4.2.2−2013 脂肪酸組成(FID昇温ガスクロマトグラフ法)」)により測定することができる。
またパーム油の固化開始温度は、示差走査熱量測定(DSC)により測定した値である。固化開始温度の測定には、示差走査熱量計(型番:DSC Q1000、ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製)を用いることができる。より詳細には、パーム油(ヨウ素価53)100質量部にソルビタン脂肪酸エステル0.5質量部を添加し、80℃から毎分10℃の速度で冷却し、固化開始温度を測定した。
本発明に使用されるソルビタン脂肪酸エステルは、HLB値が好ましくは1.0〜4.0である。HLB値がこの範囲であると、上記のようなジューシーな食感に適している。
ここでHLB値は、Griffin式(Atlas社法)により求めることができる。
本発明においては、上記のようなソルビタン脂肪酸エステルとして、市販のものを用いることができる。
上記ポリグリセリン脂肪酸エステルのパーム油の固化開始温度の変化量((ポリグリセリン脂肪酸エステルを添加したパーム油の固化開始温度)−(パーム油の固化開始温度))は好ましくは0℃以下、より好ましくは−0.5〜0℃、さらに好ましくは−0.4〜−0.1℃である。
本発明においては、上記ポリグリセリン脂肪酸エステルとして、市販のものを用いることができる。例えば、太陽化学(株)製のサンソフトQMP−5、阪本薬品工業(株)製のSYグリスターTHL−15、SYグリスターTHL−44等が挙げられる。
上記ソルビタン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステルの含有量は、油脂全量に対して、0.3〜2.5質量%であることが好ましく、0.5〜2.0質量%であることがより好ましい。上記ソルビタン脂肪酸エステルと上記ポリグリセリン脂肪酸エステルを併用する場合には、これらの合計量としてこの範囲内であることが好ましい。上記含有量がこの範囲内にあれば、ジューシーな食感が向上し、焼成品の経時的なひきの発生を抑制しのど越しも良好で、かつ、乳化剤による雑味を感じることなく風味の良好な層状食品を得ることができる。
上記練り込み用油脂組成物は、本発明の層状食品用油脂組成物と同様に、前記に例示したような方法によって可塑性油脂として調製することができる。例えば水相を含有する形態のものは、油相と水相とを、適宜に加熱し混合して乳化した後、冷却混合機により急冷捏和し得ることができる。水相を含有しない形態のものは、油相を加熱した後、冷却混合機により急冷捏和し得ることができる。冷却混合機により急冷捏和後には、必要に応じて熟成(テンパリング)してもよい。また上記練り込み用油脂組成物は、本発明の層状食品用油脂組成物と同様に、前記に例示したような公知の成分を含んでもよい。
上記練り込み用油脂組成物は、可塑性油脂として層状食品用生地に練り込んで使用することができる。上記練り込み用油脂組成物を練り込んだ生地の間に、本発明の層状食品用油脂組成物を用いたシート状の可塑性油脂を挟み込み、その後、伸展と折り畳みを繰り返すことによって、本発明の層状食品用油脂組成物を用いたシート状の可塑性油脂を生地中へ層状に折り込んで、生地とこの可塑性油脂の薄い層を何層にも作り上げる。この上記練り込み用油脂組成物および本発明の層状食品用油脂組成物を含有する層状食品用生地を焼成することによって、層状食品としてパンや菓子等の焼成品が得られる。
以下に、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(1)測定方法
2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量、2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドと2位にリノール酸が結合されたトリグリセリドとの合計量、2位にオレイン酸が結合され、1、3位にステアリン酸が結合した(StOSt)の含有量、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量、2不飽和トリグリセリド(SUUおよびUSU)と3不飽和トリグリセリド(UUU)との合計量、3不飽和トリグリセリド(UUU)の含有量、2飽和トリグリセリド(SUSおよびSSU)と3飽和トリグリセリド(SSS)との合計量は、ガスクロマトグラフ法(基準油脂分析試験法(公益社団法人日本油化学会)の「2.4.2.2−2013 脂肪酸組成(FID昇温ガスクロマトグラフ法)」と「奨2−2013 2位脂肪酸組成」)で測定し、それぞれ脂肪酸量を用いて計算にて求めた。なお、2位にオレイン酸またはリノール酸が結合されたトリグリセリドの1、3位の構成脂肪酸は全脂肪酸、それ以外は、構成脂肪酸の炭素数が全て16以上のものと対象とし、油脂全量を基準としている。
全2飽和トリグリセリド(HFHおよびHHF)のうち対称型トリグリセリド(HFH)と非対称型トリグリセリド(HHF)との質量比(HFH/HHF)は、ガスクロマトグラフ法(基準油脂分析試験法(公益社団法人日本油化学会)の「2.4.2.2−2013 脂肪酸組成(FID昇温ガスクロマトグラフ法)」と「奨2−2013 2位脂肪酸組成」)により求めたHFH型トリグリセリドとHHF型トリグリセリドの質量より算出した。
各油脂のヨウ素価は、基準油脂分析試験法(公益社団法人日本油化学会)の「2.3.4.1−2013ヨウ素価(ウィイス−シクロヘキサン法)」で測定した。
(2)油脂組成物の作製
(エステル交換油脂1 油脂A1)
パーム極度硬化油27質量%、パーム油46質量%、パーム核極度硬化油27質量%を混合し、触媒としてナトリウムメチラートを添加し、減圧下で、エステル交換反応した。
エステル交換反応後、水洗、脱水、脱色しエステル交換油脂を得た。このエステル交換油脂の3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量は18.3質量%であった。
(エステル交換油脂2 油脂A2)
パーム極度硬化油30質量%、パーム油52質量%、パーム核極度硬化油18質量%を混合し、触媒としてナトリウムメチラートを添加し、減圧下で、エステル交換反応した。
エステル交換反応後、水洗、脱水、脱色しエステル交換油脂を得た。このエステル交換油脂の3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量は21.6質量%であった。
(エステル交換油脂3 油脂B1)
パーム油(ヨウ素価53)90質量%、菜種油10質量%を混合し、触媒としてナトリウムメチラートを添加し、減圧下でエステル交換反応を行った。エステル交換反応後、水洗、脱水、脱色、脱臭しエステル交換油脂を得た。このパーム系エステル交換油脂の3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量は9.5質量%であった。
(エステル交換油脂4)
パーム核油40質量%、パーム油60質量%を混合し、触媒としてナトリウムメチラートを添加し、減圧下でエステル交換反応を行った。エステル交換反応後、水洗、脱水、脱色、脱臭しエステル交換油脂を得た。このエステル交換油脂の3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量は3.7質量%であった。
(エステル交換油脂5)
パーム油(ヨウ素価53)65質量%、菜種油35質量%を混合し、触媒としてナトリウムメチラートを添加し、減圧下でエステル交換反応を行った。エステル交換反応後、水洗、脱水、脱色、脱臭しエステル交換油脂を得た。このエステル交換油脂の3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量は3.5質量%であった。
(エステル交換油脂6)
パーム分別軟質油(ヨウ素価56)に触媒としてナトリウムメチラートを添加し、減圧下でエステル交換反応を行った。エステル交換反応後、水洗、脱水、脱色、脱臭しエステル交換油脂を得た。このパーム分別軟質油エステル交換油脂の3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量は9.1質量%であった。
(エステル交換油脂7 油脂B2)
パーム油(ヨウ素価53)に触媒としてナトリウムメチラートを添加し、減圧下でエステル交換反応を行った。エステル交換反応後、水洗、脱水、脱色、脱臭しエステル交換油脂を得た。このパーム油エステル交換油脂の3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量は13.7質量%であった。
(油脂A3)
ヨウ素価32、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量25.8質量%のパーム分別硬質油を用いた。
(乳化剤)
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル1
CR500、重合度6、阪本薬品工業(株)製)
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル2
CR310、重合度4、阪本薬品工業(株)製)
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル3
CR−ED、ポリタイプ、阪本薬品工業(株)製
なお、上記ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの重合度は、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルのグリセリンの重合度における最も多い重合度を示した。
ソルビタン脂肪酸エステル
パーム油の固化開始温度の変化量 −0.2℃
構成脂肪酸 飽和脂肪酸含有量90質量%(パルミチン酸含有量90質量%)
HLB 2.8
ポリグリセリン脂肪酸エステル
太陽化学(株)製 サンソフトQMP−5
パーム油の固化開始温度の変化量 −0.89℃
ソルビタン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステルを添加したパーム油の固化開始温度(℃)の変化量は、以下のようにして測定した。まず、パーム油(ヨウ素価53)100質量部にソルビタン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル0.5質量部を添加し、それを測定用のアルミニウムパンに3.5mg量り、更にサンプルを何も入れない空パン(リファレンス)を用いて、示差走査熱量計(型番:DSC Q1000、ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製)で以下の条件で固化開始温度を測定した。
次に、同様にして、ソルビタン脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルを添加していないパーム油の固化開始温度を測定した。
ソルビタン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステルを添加したパーム油の固化開始温度とソルビタン脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルを添加していないパーム油の固化開始温度の差を、パーム油の固化開始温度(℃)の変化量とした。
固化開始温度(℃)の変化量=(ソルビタン脂肪酸エステルを添加したパーム油の固化開始温度)−(ソルビタン脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルを添加していないパーム油の固化開始温度)
固化開始温度(℃)の変化量=(ポリグリセリン脂肪酸エステルを添加したパーム油の固化開始温度)−(ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エステルを添加していないパーム油の固化開始温度)
[測定条件]
示差走査熱量計のセル内の温度を80℃まで昇温し、5分間保持し、完全にサンプルを溶解させた。その後、毎分10℃(10℃/min.)で80℃から−40℃まで降温させ、その過程における固化開始温度(発熱ピークにおける発熱開始温度)を測定した。固化開始温度は、ベースラインとピークとの接線における交点とした。
<層状食品用油脂組成物の作製>
表1〜表5に示す油脂配合で、適宜に乳化剤を溶解し、油相を得た。
油相84質量部を75℃に調温した。(S16〜S22については、油脂84質量部に乳化剤を添加し油相とした。)一方水に脱脂粉乳、食塩を溶解後、85℃で加熱殺菌し水相を得た。(S16〜S22については、乳化剤を入れた分は水にて調整した。)油相をプロペラ撹拌機で撹拌しながら水相を添加し、油中水型に乳化した後にバターフレーバーを0.1質量部添加し、コンビネーターによって急冷捏和し、25cm×21cm×1cmのシート状に成型し、可塑性油脂として層状食品用油脂組成物(S1〜S24)を得た。
〈層状食品用油脂組成物の配合〉
油相 84質量部
水 13.4質量部
脱脂粉乳 1.5質量部
食塩 1.0質量部
バターフレーバー 0.1質量部
<練り込み用油脂組成物の作製>
表1〜表5に示す油脂配合で、適宜に乳化剤を溶解し、油相を得た。
油相84質量部を75℃に調温した。(N6〜N10については、油脂84質量部に乳化剤を添加し油相とした。)一方水に脱脂粉乳を溶解後、85℃で加熱殺菌し水相を得た。(N6〜N10については、乳化剤を入れた分は水にて調整した。)油相をプロペラ撹拌機で撹拌しながら水相を添加し、油中水型に乳化した後にバターフレーバーを0.1質量部添加し、コンビネーターによって急冷捏和し、可塑性油脂として練り込み用油脂組成物(N1〜N10)を得た。
〈練り込み用油脂組成物の配合〉
油相 84質量部
水 14.4質量部
脱脂粉乳 1.5質量部
バターフレーバー 0.1質量部
(3)評価
実施例および比較例の各試料について次の評価を行った。
<デニッシュの作製>
下記の配合および製造条件でデニッシュを製造した。具体的には層状食品用油脂組成物および練り込み用油脂組成物以外の材料をミキサーに投入し、低速3分、中低速5分ミキシングを行った後、練り込み用油脂組成物を入れ低速2分、中低速4分ミキシングを行い、生地を得た。この生地を、フロアタイムをとった後、0℃で一晩リタードさせた。この生地に層状食品用油脂組成物を折り込み、3つ折り2回を加え−10℃にて30分リタードし、3つ折り1回を加え−10℃にて60分リタードさせた。その後シーターゲージ厚3mmまで延ばし、10cm角(10cm×10cm)にカットし、ホイロ後、焼成してデニッシュを得た。
〈デニッシュの配合〉
強力粉 90質量部
薄力粉 10質量部
上白糖 10質量部
食塩 1.8質量部
脱脂粉乳 3質量部
全卵 6質量部
練り込み用油脂組成物 8質量部
イースト 5質量部
イーストフード 0.1質量部
水 53質量部
層状食品用油脂組成物 生地100質量部に対して21質量部
〈デニッシュ生地の製造条件〉
ミキシング: 低速3分、中低速5分、(練り込み用油脂組成物投入)、低速2分、
中低速4分
捏上温度: 25℃
フロアタイム:27℃ 75% 30分
リタード: 0℃ 一晩
ロールイン: 3つ折り×2回 −10℃にてリタード30分
3つ折り×1回 −10℃にてリタード60分
成型: シーターゲージ厚3mm 10cm角(10cm×10cm)にカット
ホイロ: 35℃ 75% 60分
焼成: 200℃ 14分
<評価>
実施例1〜8、比較例1〜7
上記焼成したデニッシュを、2時間室温で放冷した後、20℃にて1日保管したものをパネルによる官能評価を以下の基準で評価した。なお、評価を行ったパネルに関して、五味(甘、酸、塩、苦、うま味)の識別テスト、味の濃度差識別テスト、食品の味の識別テスト、基準臭覚テストを実施し、その各々のテストで適合と判定された20〜40代の男性4名、女性6名をパネルとして選抜した。
[ひき]
喫食したときにひき(もろく細かく砕けず、パン様の繋がりが残存する食感)を感じるか否かにより、以下の基準で評価した。
評価基準
◎ :10名中8名以上がひきがないと評価した。
○ :10名中7〜5名がひきがないと評価した。
△ :10名中4〜3名がひきがないと評価した。
× :10名中2名以下がひきがないと評価した。
[ジューシー感]
喫食したときに油脂がじゅわっとあふれでることを感じた場合を良好とし、以下の基準で評価した。
評価基準
◎:10名中8名以上が良好であると評価した。
○:10名中7〜5名が良好であると評価した。
△:10名中4〜3名が良好であると評価した。
×:10名中2名以下が良好であると評価した。
[のど越し]
喫食したときに塊とならず、すっとのどを通ると感じた場合を良好とし、以下の基準で評価した。
評価基準
◎:10名中8名以上が良好であると評価した。
○:10名中7〜5名が良好であると評価した。
△:10名中4〜3名が良好であると評価した。
×:10名中2名以下が良好であると評価した。
実施例9〜24
前述のデニッシュ配合と同配合で、表3および表4に示す配合で作製した層状食品用油脂組成物と練り込み用油脂組成物を用い、デニッシュを焼成した。
上記焼成したデニッシュを、2時間室温で放冷した後、ポリプロピレン製袋に袋詰めして、20℃で1日保管したものを実施例1〜8、比較例1〜7と同じ評価基準にて評価した。
なお、袋詰めされた状態で保管すると焼成品は密閉状態に置かれるため、焼成後に残存する自らの水分により生地が加湿し「ひき」「ジューシー感」「のど越し」は失われやすく、実施例1〜8、比較例1〜7より厳しい条件である。
実施例25〜31
前述のデニッシュ配当と同配合で、表5に示す配合で作製した層状食品用油脂組成物と練り込み用油脂組成物を用い、デニッシュを焼成した。
上記焼成したデニッシュを、2時間室温で放冷した後、ポリプロピレン製袋に袋詰めして、15℃で1日保管したものを実施例1〜8、比較例1〜7と同じ評価基準にて評価した。
なお、袋詰めされた状態で実施例9〜24より低温(15℃)保管することで、実施例9〜24より「ひき」「ジューシー感」「のど越し」は失われやすく、実施例9〜24より厳しい条件である。
上記の評価結果を表1〜表5に示す。
Figure 2017012089
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Claims (12)

  1. 2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量が油脂全量に対して30〜49質量%であり、3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が油脂全量に対して9質量%超14質量%未満である層状食品用油脂組成物(前記2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1、3位に結合する脂肪酸は全構成脂肪酸であり、前記SSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
  2. 2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドと2位にリノール酸が結合されたトリグリセリドとの合計量が油脂全量に対して41〜65質量%である請求項1に記載の層状食品用油脂組成物(前記2位にオレイン酸またはリノール酸が結合されたトリグリセリドの1、3位に結合する脂肪酸は全構成脂肪酸である。)。
  3. 2不飽和トリグリセリド(SUUおよびUSU)と3不飽和トリグリセリド(UUU)との合計量が油脂全量に対して45〜58質量%である請求項1または2に記載の層状食品用油脂組成物(前記SUU、USU、およびUUUにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
  4. 3不飽和トリグリセリド(UUU)の含有量が油脂全体に対して15質量%以上31.0質量%未満である請求項1から3のいずれかに記載の層状食品用油脂組成物(前記UUUにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
  5. 全2飽和トリグリセリド(HFHおよびHHF)のうち対称型トリグリセリド(HFH)と非対称型トリグリセリド(HHF)との質量比(HFH/HHF)が0.3以上1.2未満である請求項1から4のいずれかに記載の層状食品用油脂組成物。
  6. ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルをさらに含有し、
    前記層状食品用油脂組成物に含まれる全ての前記ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルのうち、グリセリンの重合度が4〜6のいずれかであるポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの質量が最も多い、請求項1から5のいずれかに記載の層状食品用油脂組成物。
  7. 3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が15〜35質量%である油脂を、油脂全量に対して10〜50質量%含有する請求項1から6のいずれかに記載の層状食品用油脂組成物(前記SSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
  8. 3飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が2質量%未満である油脂の含有量が、油脂全量に対して30質量%未満である請求項1から7のいずれかに記載の層状食品用油脂組成物(前記SSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の層状食品用油脂組成物を含有する焼成品用の生地。
  10. 2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの含有量が油脂全量に対して35〜56質量%、2飽和トリグリセリド(SUSおよびSSU)と3飽和トリグリセリド(SSS)との合計量が32〜50質量%、全2飽和トリグリセリド(HFHおよびHHF)のうち対称型トリグリセリド(HFH)と非対称型トリグリセリド(HHF)との質量比(HFH/HHF)が1.2〜3.0である練り込み用油脂組成物をさらに含有する請求項9に記載の焼成品用の生地(前記2位にオレイン酸が結合されたトリグリセリドの1、3位に結合する脂肪酸は全構成脂肪酸であり、SUS、SSU、およびSSSにおける構成脂肪酸の炭素数は、全て16以上である。)。
  11. 前記練り込み用油脂組成物は、パーム油の固化開始温度の変化が1.0℃未満であり、かつ全構成脂肪酸中の80質量%以上が飽和脂肪酸であるソルビタン脂肪酸エステルおよびパーム油の固化開始温度の変化が1.0℃未満であるポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも1種を含有する請求項10に記載の焼成品用の生地。
  12. 請求項9から11のいずれかに記載の生地を焼成して得られる焼成品。
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