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JP2017011119A - ウエーハの加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエーハの裏面にSiO2膜、SiN膜が形成されたりエッチング処理が施されている場合でも、ウエーハの内部に分割予定ラインに沿って適正な改質層を形成してウエーハを個々のデバイスに確実に分割することができるウエーハの加工方法を提供する。【解決手段】表面に複数の分割予定ラインが格子状に形成されているとともに区画された領域にデバイスが形成されたウエーハ2を、分割予定ラインに沿って個々のデバイスに分割するウエーハの加工方法である。ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線をウエーハの表面側から内部に集光点を位置付けて照射し改質層210を形成する工程と、ウエーハの表面に保護部材4を貼着する工程と、保護部材側をチャックテーブル51に保持し、裏面2bを研削して所定の厚みに形成するとともに改質層が形成された分割予定ラインに沿って個々のデバイスに分割する裏面研削工程とを含む。【選択図】図5

Description

本発明は、表面に複数の分割予定ラインが格子状に形成されているとともに該複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハを、分割予定ラインに沿って分割するウエーハの加工方法に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列された分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。このように形成された半導体ウエーハを分割予定ラインに沿って切断することにより、デバイスが形成された領域を分割して個々のデバイスを製造している。
半導体ウエーハ等のウエーハを分割する方法として、ウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線の集光点をウエーハの内部に位置付けて分割予定ラインに沿って照射することにより、ウエーハの内部に分割予定ラインに沿って改質層を連続的に形成し、この改質層が形成されることによって強度が低下した分割予定ラインに沿って外力を加えることにより、ウエーハを個々のデバイスに分割する加工方法が実用化されている。
上述したように分割予定ラインに沿って改質層が形成されたウエーハに外力を付与して個々のデバイスに分割する方法として、分割予定ラインに沿って改質層が形成されたウエーハを環状のフレームに装着されたダイシングテープに貼着し、ダイシングテープを拡張することによりウエーハに引っ張り力を付与し、ウエーハを改質層が形成され強度が低下せしめられた分割予定ラインに沿って個々のデバイスに分割する技術が下記特許文献1に開示されている。
また、半導体ウエーハ等のウエーハを分割する方法として、ウエーハの表面に保護テープを貼着し、ウエーハの裏面側からウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線の集光点を内部に位置付けて分割予定ラインに沿って照射することにより、ウエーハの内部に分割予定ラインに沿って改質層を連続的に形成し、その後ウエーハの裏面を研削して所定の厚みに形成するとともにウエーハを個々のデバイスに分割する技術が下記特許文献2に開示されている。
特開2006−12902号公報 特開2013−254867号公報
しかるに、ウエーハの表面にデバイスを形成する過程でウエーハの裏面にSiO2膜、SiN膜が形成されたりエッチング処理が施されている場合には、ウエーハの裏面側からレーザー光線を照射してもウエーハの内部に分割予定ラインに沿って適正な改質層を形成できないことがあり、ウエーハを個々のデバイスに確実に分割することができないという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、SiO2膜、SiN膜が形成されたりエッチング処理が施されている場合でも、ウエーハの内部に分割予定ラインに沿って適正な改質層を形成してウエーハを個々のデバイスに確実に分割することができるウエーハの加工方法を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、表面に複数の分割予定ラインが格子状に形成されているとともに該複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハを、分割予定ラインに沿って個々のデバイスに分割するウエーハの加工方法であって、
ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線をウエーハの表面側から内部に集光点を位置付けて分割予定ラインに沿って照射し、ウエーハの内部に分割予定ラインに沿って改質層を形成する改質層形成工程と、
該改質層形成工程が実施されたウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、
該保護部材貼着工程が実施されたウエーハの保護部材側をチャックテーブルに保持し、ウエーハの裏面を研削して所定の厚みに形成するとともに改質層が形成された分割予定ラインに沿って個々のデバイスに分割する裏面研削工程とを含む、
ことを特徴とするウエーハの加工方法が提供される。
ウエーハの裏面には、SiO2膜、SiN膜、エッチングのいずれかの処理が施されている。
また、上記裏面研削工程を実施した後、ウエーハの裏面にダイシングテープを貼着し該ダイシングテープの外周部を環状のフレームに装着するとともに、ウエーハの表面に貼着されている保護部材を剥離するウエーハ支持工程を実施する。
本発明によるウエーハの加工方法は、ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線をウエーハの表面側から内部に集光点を位置付けて分割予定ラインに沿って照射し、ウエーハの内部に分割予定ラインに沿って改質層を形成する改質層形成工程と、該改質層形成工程が実施されたウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、該保護部材貼着工程が実施されたウエーハの保護部材側をチャックテーブルに保持し、ウエーハの裏面を研削して所定の厚みに形成するとともに改質層が形成された分割予定ラインに沿って個々のデバイスに分割する裏面研削工程とを含んでおり、改質層形成工程は半導体ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線をウエーハの表面側から内部に集光点を位置付けて分割予定ラインに沿って照射するので、裏面にSiO2膜、SiN膜、エッチングのいずれかの処理が施されていてもウエーハの内部に分割予定ラインに沿って適正な改質層を形成することができる。そして、上記裏面研削工程を実施する際にウエーハには分割予定ラインに沿って適正な改質層が形成されているので、裏面研削工程を実施することによりウエーハは改質層が形成され強度が低下せしめられている分割予定ラインに沿って確実に個々のデバイスに分割される。
本発明によるウエーハの加工方法によって分割されるウエーハとしての半導体ウエーハの斜視図。 本発明によるウエーハの加工方法における改質層形成工程を実施するためのレーザー加工装置の要部斜視図。 本発明によるウエーハの加工方法における改質層形成工程を示す説明図。 本発明によるウエーハの加工方法における保護部材貼着工程の説明図。 本発明によるウエーハの加工方法における裏面研削工程の説明図。 本発明によるウエーハの加工方法におけるウエーハ支持工程の説明図。 本発明によるウエーハの加工方法によって、半導体ウエーハが個々に分割されたデバイスをピックアップするためのピックアップ装置の斜視図。 図7に示すピックアップ装置によって実施するピックアップ工程の説明図。
以下、本発明によるウエーハの加工方法の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明に従って加工されるウエーハとしての半導体ウエーハの斜視図が示されている。図1に示す半導体ウエーハ2は、厚みが例えば600μmのシリコンウエーハからなっており、表面2aに複数の分割予定ライン21が格子状に形成されているとともに、該複数の分割予定ライン21によって区画された複数の領域にIC、LSI等のデバイス22が形成されている。なお、半導体ウエーハ2の裏面2bには、表面2aにデバイス22を形成する過程でSiO2膜、SiN膜、エッチング等の処理が施されている。以下、この半導体ウエーハ2を分割予定ライン21に沿って個々のデバイス22に分割するウエーハの加工方法について説明する。
先ず、半導体ウエーハ2に対して透過性を有する波長のレーザー光線を半導体ウエーハ2の表面2a側から内部に集光点を位置付けて分割予定ライン21に沿って照射し、半導体ウエーハ2の内部に分割予定ライン21に沿って改質層を形成する改質層形成工程を実施する。この改質層形成工程は、図2に示すレーザー加工装置3を用いて実施する。図2に示すレーザー加工装置3は、被加工物を保持するチャックテーブル31と、該チャックテーブル31上に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段32と、チャックテーブル31上に保持された被加工物を撮像する撮像手段33を具備している。チャックテーブル31は、被加工物を吸引保持するように構成されており、図示しない移動機構によって図2において矢印Xで示す加工送り方向および矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられるようになっている。
上記レーザー光線照射手段32は、実質上水平に配置された円筒形状のケーシング321の先端に装着された集光器322からパルスレーザー光線を照射する。また、上記レーザー光線照射手段32を構成するケーシング321の先端部に装着された撮像手段33は、被加工物を照明する照明手段と、該照明手段によって照明された領域を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた像を撮像する撮像素子(CCD)等を備え、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
上述したレーザー加工装置3を用いて実施する改質層形成工程について、図2および図3を参照して説明する。
この改質層形成工程は、先ず上述した図2に示すレーザー加工装置3のチャックテーブル31上に半導体ウエーハ2の裏面2b側を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することによってチャックテーブル31上に半導体ウエーハ2を吸着保持する(ウエーハ保持工程)。従って、チャックテーブル31上に保持された半導体ウエーハ2は、表面2aが上側となる。このようにして、半導体ウエーハ2を吸引保持したチャックテーブル31は、図示しない加工送り手段によって撮像手段33の直下に位置付けられる。
チャックテーブル31が撮像手段33の直下に位置付けられると、撮像手段33および図示しない制御手段によって半導体ウエーハ2のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段33および図示しない制御手段は、半導体ウエーハ2の所定方向に形成されている分割予定ライン21と、分割予定ライン21に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段32の集光器322との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する(アライメント工程)。また、半導体ウエーハ2に形成されている上記所定方向に対して直交する方向に延びる分割予定ライン21に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントを遂行する。
以上のようにしてチャックテーブル31上に保持されている半導体ウエーハ2に形成されている分割予定ライン21を検出し、レーザー光線照射位置のアライメントが行われたならば、図3の(a)で示すようにチャックテーブル31をレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段32の集光器322が位置するレーザー光線照射領域に移動し、所定の分割予定ライン21の一端(図3の(a)において左端)をレーザー光線照射手段32の集光器322の直下に位置付ける。次に、集光器322から照射されるパルスレーザー光線の集光点Pを半導体ウエーハ2の厚み方向中間部に位置付ける。そして、集光器322からシリコンウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を照射しつつチャックテーブル31を図3の(a)において矢印X1で示す方向に所定の送り速度で移動せしめる。そして、図3の(b)で示すようにレーザー光線照射手段32の集光器322の照射位置が分割予定ライン21の他端の位置に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル31の移動を停止する。この結果、半導体ウエーハ2の内部には、分割予定ライン21に沿って分割起点となる改質層210が形成される。なお、上述した改質層形成工程は、半導体ウエーハ2に対して透過性を有する波長のレーザー光線を半導体ウエーハ2の表面2a側から内部に集光点を位置付けて分割予定ライン21に沿って照射するので、裏面2bにSiO2膜、SiN膜、エッチング等のレーザー光線の透過の妨げとなる処理が施されていても半導体ウエーハ2の内部に分割予定ライン21に沿って適正な改質層210を形成することができる。
なお、上記改質層形成工程における加工条件は、例えば次のように設定されている。
波長 :1342nmのパルスレーザー
繰り返し周波数 :90kHz
平均出力 :2W
集光スポット径 :φ1μm
加工送り速度 :500mm/秒
上述したように所定の分割予定ライン21に沿って上記改質層形成工程を実施したら、チャックテーブル31を図2において矢印Yで示す方向に半導体ウエーハ2に形成された分割予定ライン21の間隔だけ割り出し送りし(割り出し送り工程)、上記改質層形成工程を遂行する。このようにして所定方向に形成された全ての分割予定ライン21に沿って上記改質層形成工程を実施したならば、チャックテーブル31を90度回動せしめて、上記所定方向に形成された分割予定ライン21に対して直交する方向に延びる分割予定ライン21に沿って上記改質層形成工程を実行する。
上記改質層形成工程を実施したならば、半導体ウエーハ2の表面2aに形成されたデバイス22を保護するために、半導体ウエーハ2の表面2aに保護部材を貼着する保護部材貼着工程を実施する。即ち、図4に示すように半導体ウエーハ2の表面2aに保護部材としての保護テープ4を貼着する。なお、保護テープ4は、図示の実施形態においては厚さが100μmのポリ塩化ビニル(PVC)からなるシート状基材の表面にアクリル樹脂系の糊が厚さ5μm程度塗布されている。
上記保護部材貼着工程を実施したならば、半導体ウエーハ2の保護テープ4側をチャックテーブルに保持し、半導体ウエーハ2の裏面を研削して所定の厚みに形成するとともに分割起点となる改質層210が形成された分割予定ラインに沿って個々のデバイスに分割する裏面研削工程を実施する。この裏面研削工程は、図5の(a)に示す研削装置5を用いて実施する。図5の(a)に示す研削装置5は、被加工物を保持する保持手段としてのチャックテーブル51と、該チャックテーブル51に保持された被加工物を研削する研削手段52を具備している。チャックテーブル51は、上面に被加工物を吸引保持するように構成されており、図示しない回転駆動機構によって図5の(a)において矢印51aで示す方向に回転せしめられる。研削手段52は、スピンドルハウジング53と、該スピンドルハウジング53に回転自在に支持され図示しない回転駆動機構によって回転せしめられる回転スピンドル54と、該回転スピンドル54の下端に装着されたマウンター55と、該マウンター55の下面に取り付けられた研削ホイール56とを具備している。この研削ホイール56は、円環状の基台57と、該基台57の下面に環状に装着された研削砥石58とからなっており、基台57がマウンター55の下面に締結ボルト59によって取り付けられている。
上述した研削装置5を用いて上記裏面研削工程を実施するには、図5の(a)に示すようにチャックテーブル51の上面(保持面)に半導体ウエーハ2の表面に貼着されている保護テープ4側を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することによってチャックテーブル51上に半導体ウエーハ2を保護テープ4を介して吸着保持する(ウエーハ保持工程)。従って、チャックテーブル51上に保持された半導体ウエーハ2は、裏面2bが上側となる。このようにチャックテーブル51上に半導体ウエーハ2を保護テープ4を介して吸引保持したならば、チャックテーブル51を図5の(a)において矢印51aで示す方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削手段52の研削ホイール56を図5の(a)において矢印56aで示す方向に例えば6000rpmで回転せしめて、図5の(b)に示すように研削砥石58を被加工面である半導体ウエーハ2の裏面2bに接触せしめ、研削ホイール56を矢印56bで示すように例えば1μm/秒の研削送り速度で下方(チャックテーブル51の保持面に対し垂直な方向)に所定量研削送りする。この結果、半導体ウエーハ2の裏面2bがSiO2膜、SiN膜、エッチング等の処理面とともに研削されて、半導体ウエーハ2は所定の厚み(例えば100μm)に形成されるとともに、改質層210が形成され強度が低下せしめられている分割予定ライン21に沿ってクラック210aが形成され個々のデバイス22に分割される。なお、個々に分割された複数のデバイス22は、その表面に保護テープ4が貼着されているので、バラバラにはならず半導体ウエーハ2の形態が維持されている。このようにして、裏面研削工程を実施する際に半導体ウエーハ2には分割予定ライン21に沿って適正な改質層210が形成されているので、裏面研削工程を実施することにより半導体ウエーハ2は改質層210が形成され強度が低下せしめられている分割予定ライン21に沿って確実にクラック210aが形成され個々のデバイス22に分割される。
上述したように裏面研削工程を実施したならば、半導体ウエーハ2の裏面2bにダイシングテープを貼着し該ダイシングテープの外周部を環状のフレームに装着するとともに、半導体ウエーハ2の表面に貼着されている保護部材としての保護テープ4を剥離するウエーハ支持工程を実施する。即ち、図6に示すように、環状のフレームFの内側開口部を覆うように外周部が装着されたダイシングテープTの表面に上述した裏面研削工程が実施された半導体ウエーハ2の裏面2bを貼着する。そして、半導体ウエーハ2の表面2aに貼着されている保護テープ4を剥離する。従って、ダイシングテープTの表面に貼着された半導体ウエーハ2は、表面2aが上側となる。
このようにして、ウエーハ支持工程を実施したならば、ダイシングテープTに貼着されている半導体ウエーハ2の個々に分割されたデバイス22をピックアップするピックアップ工程を実施する。このピックアップ工程は、図7に示すピックアップ装置6を用いて実施する。図7に示すピックアップ装置6は、上記環状のフレームFを保持するフレーム保持手段61と、該フレーム保持手段61に保持された環状のフレームFに装着されたダイシングテープTを拡張するテープ拡張手段62と、ピックアップコレット63を具備している。フレーム保持手段61は、環状のフレーム保持部材611と、該フレーム保持部材611の外周に配設された固定手段としての複数のクランプ612とからなっている。フレーム保持部材611の上面は環状のフレームFを載置する載置面611aを形成しており、この載置面611a上に環状のフレームFが載置される。そして、載置面611a上に載置された環状のフレームFは、クランプ612によってフレーム保持部材611に固定される。このように構成されたフレーム保持手段61は、テープ拡張手段62によって上下方向に進退可能に支持されている。
テープ拡張手段62は、上記環状のフレーム保持部材611の内側に配設される拡張ドラム621を具備している。この拡張ドラム621は、環状のフレームFの内径より小さく該環状のフレームFに装着されたダイシングテープTに貼着されている半導体ウエーハ2の外径より大きい内径および外径を有している。また、拡張ドラム621は、下端に支持フランジ622を備えている。図示のテープ拡張手段62は、上記環状のフレーム保持部材611を上下方向に進退可能な支持手段623を具備している。この支持手段623は、上記支持フランジ622上に配設された複数のエアシリンダ623aからなっており、そのピストンロッド623bが上記環状のフレーム保持部材611の下面に連結される。このように複数のエアシリンダ623aからなる支持手段623は、図8の(a)に示すように環状のフレーム保持部材611を載置面611aが拡張ドラム621の上端と略同一高さとなる基準位置と、図8の(b)に示すように拡張ドラム621の上端より所定量下方の拡張位置の間を上下方向に移動せしめる。
以上のように構成されたピックアップ装置6を用いて実施するピックアップ工程について図8を参照して説明する。即ち、半導体ウエーハ2が貼着されているダイシングテープTが装着された環状のフレームFを、図8の(a)に示すようにフレーム保持手段61を構成するフレーム保持部材611の載置面611a上に載置し、クランプ612によってフレーム保持部材611に固定する(フレーム保持工程)。このとき、フレーム保持部材611は図8(a)に示す基準位置に位置付けられている。次に、テープ拡張手段62を構成する支持手段623としての複数のエアシリンダ623aを作動して、環状のフレーム保持部材611を図8の(b)に示す拡張位置に下降せしめる。従って、フレーム保持部材611の載置面611a上に固定されている環状のフレームFも下降するため、図8の(b)に示すように環状のフレームFに装着されたダイシングテープTは拡張ドラム621の上端縁に接して拡張せしめられる(テープ拡張工程)。この結果、ダイシングテープTに貼着されている半導体ウエーハ2には放射状に引張力が作用するため、上述したように、半導体ウエーハ2の個々に分割されたデバイス22が分離されるとともに、デバイス22間に間隔(s)が形成される。
次に、図8の(c)に示すようにピックアップコレット63を作動してデバイス22を吸着して、ダイシングテープTから剥離してピックアップし、図示しないトレーまたはダイボンディング工程に搬送する。なお、ピックアップ工程においては、上述したようにダイシングテープTに貼着されている個々のデバイス22間の間隔(s)が形成されているので、隣接するデバイス22と接触することなく容易にピックアップすることができる。
2:半導体ウエーハ
21:分割予定ライン
22:デバイス
3:レーザー加工装置
31:レーザー加工装置のチャックテーブル
32:レーザー光線照射手段
322:集光器
4:保護テープ
5:研削装置
51:研削装置のチャックテーブル
52:研削手段
56:研削ホイール
6:ピックアップ装置
61:フレーム保持手段
62:テープ拡張手段
63:ピックアップコレット
F:環状のフレーム
T:ダイシングテープ

Claims (3)

  1. 表面に複数の分割予定ラインが格子状に形成されているとともに該複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハを、分割予定ラインに沿って個々のデバイスに分割するウエーハの加工方法であって、
    ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線をウエーハの表面側から内部に集光点を位置付けて分割予定ラインに沿って照射し、ウエーハの内部に分割予定ラインに沿って改質層を形成する改質層形成工程と、
    該改質層形成工程が実施されたウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、
    該保護部材貼着工程が実施されたウエーハの保護部材側をチャックテーブルに保持し、ウエーハの裏面を研削して所定の厚みに形成するとともに改質層が形成された分割予定ラインに沿って個々のデバイスに分割する裏面研削工程とを含む、
    ことを特徴とするウエーハの加工方法。
  2. ウエーハの裏面には、SiO2膜、SiN膜、エッチングのいずれかの処理が施されている、請求項1記載のウエーハの加工方法。
  3. 該裏面研削工程を実施した後、ウエーハの裏面にダイシングテープを貼着し該ダイシングテープの外周部を環状のフレームに装着するとともに、ウエーハの表面に貼着されている保護部材を剥離するウエーハ支持工程を実施する、請求項1又は2記載のウエーハの加工方法。
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