JP2017009029A - センサ付き軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受の交換に伴うコスト及び廃棄物を抑制することが可能なセンサ付き軸受を提供する。【解決手段】センサ付き軸受1は、取付対象に固定される外輪11、外輪11と径方向に対向して配置される内輪12、及び外輪11と内輪12との間に配置される複数の転動体13を有する軸受部10と、物理量を測定するセンサ素子21〜23を有し、外輪11に取り付けられるセンサユニット2とを備える。センサユニット2は、外輪11への取り付けのための係合突起43を有するホルダ4を備え、ホルダ4とセンサ素子21〜23とが一体的に外輪11に対して着脱可能である。【選択図】図1
Description
本発明は、物理量を測定するセンサを備えたセンサ付き軸受に関する。
従来、振動や温度等の物理量を検出するセンサを備えたセンサ付き軸受が、例えば工作機械に用いられている(例えば、特許文献1参照)。このようなセンサ付き軸受は、転動体が転動する軌道面に剥離や焼き付きが発生した場合の異常振動や温度上昇をセンサによって検出することで、損傷を早期に発見することが可能である。
特許文献1に記載のセンサ付き軸受は、軸受の外輪に断面L字状の金属板の平面部が外嵌され、この平面部に対して垂直な垂直部に保持ブロックが結合されている。保持ブロックには、センサ収容凹部が形成され、このセンサ収容凹部に振動センサや温度センサ等のセンサが保持されている。センサの出力信号は、電気配線によって外部の制御装置等に送られる。
このようなセンサ付き軸受において、センサによって異常が検出されると、軸受の交換が必要となる。特許文献1に記載のセンサ付き軸受では、振動センサ及び温度センサが保持ブロック及び金属板を介して軸受の外輪に固定されているため、交換の際には、これらのセンサが軸受と共に交換される。この交換の際、センサ自体は正常であるのに、軸受と共に廃棄されてしまう。このため、軸受の交換に伴うコスト及び廃棄物の増大を招いていた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、軸受の交換に伴うコスト及び廃棄物を抑制することが可能なセンサ付き軸受を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、取付対象に固定される固定輪、前記固定輪と径方向に対向して配置される回転輪、及び前記固定輪と前記回転輪との間に配置される複数の転動体を有する軸受部と、物理量を測定するセンサ素子を有し、前記固定輪に取り付けられるセンサユニットとを備え、前記センサユニットは、前記固定輪への取り付けのための取付部を有する取付部材を備え、前記取付部材と前記センサ素子とが一体的に前記固定輪に対して着脱可能である、センサ付き軸受を提供する。
本発明によれば、軸受部の交換が必要となった場合でも、その交換に伴うコスト及び廃棄物を抑制することが可能となる。
[第1の実施の形態]
本発明の実施の形態に係るセンサ付き軸受について、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るセンサ付き軸受を示す断面斜視図である。図2(a)及び(b)は、図1におけるセンサ付き軸受の断面を拡大して示す断面図である。図3は、センサ付き軸受の分解斜視図である。図4は、センサ付き軸受を軸方向から見た正面図である。
本発明の実施の形態に係るセンサ付き軸受について、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るセンサ付き軸受を示す断面斜視図である。図2(a)及び(b)は、図1におけるセンサ付き軸受の断面を拡大して示す断面図である。図3は、センサ付き軸受の分解斜視図である。図4は、センサ付き軸受を軸方向から見た正面図である。
このセンサ付き軸受1は、軸受部10と、センサユニット2とを備えており、センサユニット2は、軸受部10に対して着脱自在である。以下、軸受部10及びセンサユニット2のそれぞれの構成について詳細に説明する。
(軸受部の構成)
軸受部10は、外輪11と、外輪11と径方向に対向して配置される内輪12と、外輪11と内輪12との間に配置された複数の転動体13と、複数の転動体13を転動可能に保持する保持器14と、第1及び第2の金属シール15,16と、内輪12に嵌着されるパルサーリング17とを有している。本実施の形態では、外輪11が取付対象に固定される固定輪であり、内輪12が外輪11に対して相対回転可能な回転輪である。
軸受部10は、外輪11と、外輪11と径方向に対向して配置される内輪12と、外輪11と内輪12との間に配置された複数の転動体13と、複数の転動体13を転動可能に保持する保持器14と、第1及び第2の金属シール15,16と、内輪12に嵌着されるパルサーリング17とを有している。本実施の形態では、外輪11が取付対象に固定される固定輪であり、内輪12が外輪11に対して相対回転可能な回転輪である。
外輪11は、例えば工作機械における非回転部材に形成された軸受嵌合部に圧入して固定される。外輪11は、転動体13が転動する外側軌道面110aを内周面に有する本体部110と、本体部110の一側面における外周部から軸方向に突出して形成された環状の外壁部111とを一体に有している。
内輪12は、外輪11の内側に配置されている。内輪12は、その中心部に例えば工作機械のシャフトが嵌挿され、シャフトと共に回転する。また、内輪12は、転動体13が転動する内側軌道面120aを外周面に有する本体部120と、本体部120の一側面における内周部から軸方向に突出して形成された環状の内壁部121とを一体に有している。
転動体13は、外輪11の外側軌道面110aと内輪12の内側軌道面120aとの間に配置されている。本実施の形態では、転動体13が球状である場合について説明するが、これに限らず、転動体13として円筒状のころを用いることも可能である。保持器14には、複数の転動体13が等間隔に保持されている。転動体13ならびに外輪11及び内輪12は、例えば軸受鋼によって形成されている。
第1及び第2の金属シール15,16は、ステンレス等の金属板を円環状に打ち抜いて形成され、内輪12の本体部120に嵌着されている。第1の金属シール15は、本体部120における内壁部121が設けられた側の端部に嵌着され、第2の金属シール16は、内壁部121が設けられた側とは反対側の本体部120の端部に嵌着されている。第1及び第2の金属シール15,16は、外輪11の本体部110と内輪12の本体部120との間への切粉等の異物の侵入を抑止すると共に、外輪11の本体部110と内輪12の本体部120との間に封入された図略の潤滑油(グリス)の漏出を抑制している。
パルサーリング17は、鉄等の磁性体からなる環状の部材であり、図3に示すように、環状に形成されたリング部170と、リング部170から軸方向に突出して形成された複数の舌片171とを一体に有している。リング部170は、内輪12の内壁部121の外側に嵌合されると共に、溶接や接着によって内輪12に固定されている。舌片171は、リング部170から内輪12の本体部120に向かって突出している。
外輪11の外壁部111と内輪12の内壁部121とは、径方向に向かい合っている、図2(a)に示すように、外壁部111の内周面111aと内壁部121の外周面121aとの間には、パルサーリング17及びセンサユニット2を配置するための環状の収容空間100が形成されている。外壁部111の内周面111aには、周方向溝112と、周方向溝112に連通する複数の導入孔113とが形成されている(図3参照)。周方向溝112及び導入孔113の詳細については後述する。
(センサユニットの構成)
センサユニット2は、物理量を測定するセンサ素子を有し、外輪11に取り付けられている。本実施の形態では、センサユニット2が、温度を測定する温度センサ21と、外輪11に対する内輪12の回転速度を検出するための磁気センサ22と、振動を検出するための加速度センサ23とを、センサ素子として有している。
センサユニット2は、物理量を測定するセンサ素子を有し、外輪11に取り付けられている。本実施の形態では、センサユニット2が、温度を測定する温度センサ21と、外輪11に対する内輪12の回転速度を検出するための磁気センサ22と、振動を検出するための加速度センサ23とを、センサ素子として有している。
センサユニット2は、温度センサ21、磁気センサ22、及び加速度センサ23が実装面3aに実装されたプリント基板3と、プリント基板3を支持すると共にセンサユニット2を外輪11に取り付けるための取付部材としてのホルダ4とを備えている。センサユニット2は、ホルダ4と、プリント基板3と、温度センサ21、磁気センサ22、及び加速度センサ23とが、一体的に外輪11に対して着脱可能である。ここで、一体的に着脱可能とは、1回の作業でホルダ4,プリント基板3,温度センサ21,磁気センサ22,及び加速度センサ23を一括して軸受部10に着脱可能であることをいう。また、プリント基板3には、センサ素子以外の抵抗器やコンデンサあるいはIC等の各種電子部品20が実装されており、これらの電子部品20も、温度センサ21,磁気センサ22,及び加速度センサ23と共に外輪11に対して着脱される。
プリント基板3は、例えばガラスエポキシからなる板状の絶縁体の表面に、図略の配線パターンや電極が銅箔をエッチングして形成されている。本実施の形態では、プリント基板3が円環板状であり、第1乃至第4の切り欠き31〜34と、一対の貫通孔35,36とが形成されている。
ホルダ4は、外輪11の周方向に沿って形成された環状の部材であり、底板部40と、外周壁部41と、内周壁部42と、底板部40に立設された複数の係合突起43と、係合突起43を囲むように形成された囲壁部44とを一体に有している。また、ホルダ4は合成樹脂からなり、例えば射出成型によって形成される。
ホルダ4は、底板部40が第1の金属シール15に向かい合うように、軸受部10の収容空間100内に配置される。底板部40には、プリント基板3に実装された温度センサ21に対応する位置に、矩形状の貫通孔400が形成されている。
本実施の形態では、底板部40に3つの係合突起43が立設されている。係合突起43は、図2(a)に示すように、底板部40に対して垂直方向に延在する柱部430と、柱部430の先端部から径方向外方に向かって突出する係止爪部431とを有している。それぞれの係合突起43は、センサユニット2の外輪11への取り付けのための取付部として機能する。囲壁部44は、係合突起43を三方から囲むように、係合突起43との間に所定の間隔をあけて形成されている。なお、係合突起43の数は3つに限らず、4つ以上であってもよい。
外周壁部41は、底板部40の外周端から軸方向に突出して、3つの係合突起43のそれぞれに対応して形成された囲壁部44の間に設けられている。係合突起43の係止爪部431は、外周壁部41よりも径方向外方に突出している。内周壁部42は、底板部40の内周端から軸方向に突出して、環状に形成されている。
プリント基板3は、実装面3aが底板部40に対向するように、外周壁部41及び囲壁部44と内周壁部42との間に配置される。プリント基板3は、第1乃至第3の切り欠き31〜33にそれぞれ囲壁部44が収容されるように、ホルダ4に対して位置決めされる。底板部40とプリント基板3の実装面3aとの間には封止樹脂50が充填され、プリント基板3とホルダ4とが、この封止樹脂50によって結合されている。封止樹脂50は、例えばエポキシ樹脂やアクリル樹脂からなり、プリント基板3の実装面3a、及び実装面3aに実装されたセンサ素子等の各部品を封止している。
プリント基板3には、ケーブル6が接続されている。ケーブル6は、複数の電線をシースで覆って構成され、これら複数の電線がプリント基板3の第4の切り欠き34を挿通して、実装面3aに形成された図略の電極に接続されている。ケーブル6の外周面と第4の切り欠き34の内面との間は、シール材51によって封止されている。また、シール材51は、実装面3aとは反対側の非実装面3b側におけるプリント基板3の周縁部と、ホルダ4の外周壁部41、内周壁部42、及び囲壁部44との間にも塗布されている。シール材51は、例えば封止樹脂50と同様の樹脂からなる。
ケーブル6は、温度センサ21、磁気センサ22、及び加速度センサ23の検出結果を示す電気信号を、図略の制御装置に伝送する。制御装置は、温度センサ21の検出結果を示す電気信号に基づいて、軸受部10の温度を認識することができる。また、制御装置は、磁気センサ22の検出結果を示す電気信号に基づいて、内輪12の回転速度を認識することができる。またさらに、制御装置は、加速度センサ23の検出結果を示す電気信号に基づいて、軸受部10の振動を認識することができる。制御装置では、認識した軸受部10の温度及び振動に基づいて軸受部10の異常診断を行い、軸受部10に異常が発生して交換が必要であると判断した場合には、その旨の信号を発する。
温度センサ21は、図2(b)に示すように、ホルダ4の底板部40に形成された貫通孔400に一部が収容された熱伝導部材8に接触している。この熱伝導部材8は、熱伝導性に優れた弾性体であり、軸受部10の第1の金属シール15に弾接している。温度センサ21は、熱伝導部材8を介して第1の金属シール15と熱的に結合され、軸受部10の熱を検出する。
磁気センサ22は、静磁界を形成する磁石と、内輪12の回転に伴うパルサーリング17の舌片171の接近及び離間による磁界強度の変化を検出する磁界検出部とを有し、内輪12の回転に伴って、磁気センサ22に舌片171が接近したときと離間したときとで電位が異なるパルス状の電気信号を出力する。
加速度センサ23は、軸受部10の振動を加速度として検出し、加速度が大きいほど強い強度の電気信号を出力する。なお、温度センサ21、磁気センサ22、及び加速度センサ23は、それぞれ1つずつがプリント基板3に実装されていてもよく、複数個がプリント基板3に実装されていてもよい。
(軸受部へのセンサユニットの取付構造)
次に、軸受部10へのセンサユニット2の取付構造について、図4等を参照して説明する。センサユニット2の取り付けは、ホルダ4の係合突起43が外輪11の外壁部111に形成された導入孔113に向かい合うように軸受部10に対してセンサユニット2を位置合わせし、センサユニット2を軸受部10の収容空間100内に配置した後に、軸受部10とセンサユニット2とを相対回転させることにより行う。
次に、軸受部10へのセンサユニット2の取付構造について、図4等を参照して説明する。センサユニット2の取り付けは、ホルダ4の係合突起43が外輪11の外壁部111に形成された導入孔113に向かい合うように軸受部10に対してセンサユニット2を位置合わせし、センサユニット2を軸受部10の収容空間100内に配置した後に、軸受部10とセンサユニット2とを相対回転させることにより行う。
図4では、外輪11の周方向溝112を破線で示している。本実施の形態では、周方向溝112が外輪11の周方向に延在して、外壁部111の全周にわたって環状に形成されている。周方向溝112は、外壁部111の内周面111aから径方向の外側に向かって窪むように形成されている。周方向溝112の溝深さdは、例えば0.5mmである。
導入孔113は、ホルダ4の係合突起43に設けられた係止爪部431を周方向溝112に導入するために設けられ、外輪11の軸方向端面(外壁部111の先端面11b)に開口113aを有している。また、導入孔113は、周方向溝112と同様、外壁部111の内周面111aから径方向の外側に向かって窪むように形成されている。外輪11の径方向における導入孔113の深さは、周方向溝112の溝深さdと同じである。
センサユニット2を上記のように軸受部10に対して位置合わせし、ホルダ4の底板部40が第1の金属シール15に当接するまでセンサユニット2を収容空間100内に押し込むと、係合突起43の係止爪部431が、導入孔113に連通した部分の周方向溝112内に配置される。そして、この状態からセンサユニット2を軸受部10に対して図4に示す矢印A方向に所定の角度(例えば60°)回転させると、係止爪部431が周方向溝112に係止される。図4では、周方向溝112内における係止爪部431を破線で示している。センサユニット2を回転させる作業は、プリント基板3に形成された一対の貫通孔35,36に嵌入される一対の突起を有する工具を用いて容易に行うことができる。
このようにして係止爪部431が外輪11に係止されることにより、センサユニット2の軸受部10に対する軸方向移動が規制される。すなわち、軸受部10の収容空間100からのセンサユニット2の抜け止めがなされる。また、センサユニット2の軸受部10に対する径方向移動は、ホルダ4の外周壁部41と外壁部111の内周面111aとの接触によって規制される。
また、センサユニット2の軸受部10に対する回り止めは、外輪11の径方向における周方向溝112の幅が狭くなるように形成された挟持部112aに係止爪部431が挟み込まれることによりなされる。この回り止めのための構成について、図5を参照して詳細に説明する。
図5(a)は、外輪11の外壁部111の一部を内側から見た部分拡大図である。図5(b)は、外輪11の径方向断面において、挟持部112aに係止爪部431が挟み込まれた状態を示す説明図である。
図5(a)に示すように、外輪11の径方向における周方向溝112の幅wは、挟持部112aにおいて係止爪部431の厚みtよりも僅かに狭く形成されている。外輪11の周方向における挟持部112aの両側には、係止爪部431を挟持部112aに導くスロープ面112bが形成されている。このスロープ部112bにおける周方向溝112の幅は、挟持部112aに近づくほど狭くなる。
係止爪部431は、導入孔113から周方向溝112内に導入され、その後センサユニット2が外輪11に対して相対回転することで挟持部112aに挟み込まれる。すなわち挟持部112aに挟持される。これにより、センサユニット2の軸受部10に対する回り止めがなされる。挟持部112aは、外輪11の周方向における3つの導入孔113のそれぞれの中間位置にあたる3箇所に形成されている。これにより、センサユニット2が外輪11に対して相対回転した際、3つの係合突起43のそれぞれの係止爪部431が同時に挟持部112aに挟み込まれる。
センサ付き軸受1は、このようにしてセンサユニット2が軸受部10に装着された状態で工作機械等に組み付けられて使用される。そして、例えば長期の使用による摩耗等によって軸受部10を交換する必要があると判断された場合には、センサユニット2を軸受部10から取り外し、軸受部10のみを交換する。
センサユニット2の取り外しは、例えばセンサユニット2の取り付け時における回転方向(矢印A方向)とは逆方向にセンサユニット2を回転させて係止爪部431を導入孔113に位置合わせし、その状態で軸受部10の軸方向に沿ってセンサユニット2を収容空間100から引き出すことにより行うことができる。
軸受部10から取り外されたセンサユニット2は、交換用の新たな軸受部10に上記と同様の手順によって取り付けられ、再利用される。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
上記説明した第1の実施の形態によれば、以下に述べる作用及び効果が得られる。
上記説明した第1の実施の形態によれば、以下に述べる作用及び効果が得られる。
(1)軸受部10を交換する必要が生じた場合であっても、センサユニット2は交換する必要がない。すなわち、センサユニット2を再利用することができるので、軸受部10の交換に伴うコスト及び廃棄物を抑制することが可能となる。
(2)センサユニット2は、プリント基板3の実装面3a側が封止樹脂50によって封止されているので、切粉等の異物や潤滑油が実装面3aに実装されたセンサ素子(温度センサ21、磁気センサ22、及び加速度センサ23)や電子部品20に付着することがない。これにより、センサ付き軸受1を例えば工作機械に用いた場合にも、センサユニット2の正常動作を確保することができる。
(3)ホルダ4は、外輪11の周方向に沿って形成された環状であり、外輪11に固定される係止爪部431が径方向に突出しているので、外輪11への固定が確実になされる。また、外輪11には、係止爪部431を係止する周方向溝112、及び係止爪部431を周方向溝112に導入する導入孔113が形成されているので、センサユニット2の外輪11への着脱が容易である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、図6及び図7を参照して説明する。第2の実施の形態に係るセンサ付き軸受1は、ホルダ4が軸受部10に螺着することにより、センサユニット2が着脱可能である構成が第1の実施の形態と異なる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図6及び図7を参照して説明する。第2の実施の形態に係るセンサ付き軸受1は、ホルダ4が軸受部10に螺着することにより、センサユニット2が着脱可能である構成が第1の実施の形態と異なる。
図6は、本実施の形態に係るセンサ付き軸受1を示す断面斜視図である。図7は、本実施の形態に係るセンサ付き軸受1の分解斜視図である。図6及び図7において、第1の実施の形態について説明したものと共通する構成要素については、図1乃至図4に用いたものと同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
本実施の形態では、ホルダ4の外周壁部41の外周に雄ねじ410が形成されている。雄ねじ410は、雄ねじ410の条数は、例えば1であるが、2以上であってもよい。外輪11における外壁部111の内周には、ホルダ4の雄ねじ410が螺合する雌ねじ114が形成されている。
本実施の形態に係るセンサユニット2は、軸受部10との相対回転によって、軸受部10に対して着脱可能である。すなわち、センサ付軸受1の組み立て時には、軸受部10に対してセンサユニット2を一方向に回転させることで組み立てを行うことができ、センサユニット2を軸受部10から取り外す際には、組み立て時とは逆方向にセンサユニット2と軸受部10とを相対回転させる。
本実施の形態によっても、第1の実施の形態について説明した(1)及び(2)と同様の作用及び効果を得ることができる。また、ホルダ4が外輪11に螺着することにより、センサユニット2が軸受部10に対して着脱可能であるので、センサユニット2の軸受部10への取り付け強度を高めることが可能である。
(付記)
以上、本発明を第1及び第2の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
以上、本発明を第1及び第2の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記第1及び第2の実施の形態では、外輪11が固定輪で内輪12が回転輪である場合について説明したが、これとは逆に、内輪12を固定輪とし、外輪11を回転輪としてもよい。この場合、ホルダ4は、固定輪である内輪に固定され、その固定方法は、第1の実施の形態又は第2の実施の形態と同様とすることができる。
また、センサユニット2が有するセンサ素子としては、温度センサ21、磁気センサ22、及び加速度センサ23の全てを有していなくともよい。また、他の物理量を検出可能なセンサ素子を追加してもよい。
1…センサ付き軸受、10…軸受部、100…収容空間、11…外輪、110…本体部、110a…外側軌道面、111…外壁部、111a…内周面、112…周方向溝、113…導入孔、113a…開口、11b…先端面、12…内輪、120…本体部、120a…内側軌道面、121…内壁部、121a…外周面、13…転動体、14…保持器、15…第1の金属シール、16…第2の金属シール、17…パルサーリング、170…リング部、171…舌片、2…センサユニット、20…電子部品、21…温度センサ、22…磁気センサ、23…加速度センサ、3…プリント基板(基板)、35,36…貫通孔、3a…実装面、3b…非実装面、4…ホルダ(取付部材)、40…底板部、400…貫通孔、41…外周壁部、42…内周壁部、43…係合突起、430…柱部、431…係止爪部、44…囲壁部、50…封止樹脂、51…シール材、6…ケーブル、8…熱伝導部材
本発明は、上記目的を達成するため、取付対象に固定される固定輪、前記固定輪と径方向に対向して配置される回転輪、及び前記固定輪と前記回転輪との間に配置される複数の転動体を有する軸受部と、物理量を測定するセンサ素子を有し、前記固定輪に取り付けられるセンサユニットとを備え、前記センサユニットは、前記固定輪への取り付けのための取付部を有する取付部材を備え、前記取付部材と前記センサ素子とが一体的に前記固定輪に対して着脱可能であり、前記取付部材は、前記固定輪の周方向に沿って形成された環状であり、前記固定輪に係止される係止爪部が径方向に突出して前記取付部に設けられ、前記固定輪には、前記係止爪部を係止する溝が周方向に延在して形成され、前記溝は、前記係止爪部を導入する導入孔が前記固定輪の軸方向端面に開口を有して形成されると共に、前記固定輪の軸方向における幅が狭くなるように形成されて前記係止爪部を挟持する挟持部を有し、前記固定輪の軸方向における前記挟持部の幅が、前記固定輪の軸方向における前記係止爪部の厚みよりも狭い、センサ付き軸受を提供する。
また、センサユニット2の軸受部10に対する回り止めは、外輪11の軸方向における周方向溝112の幅が狭くなるように形成された挟持部112aに係止爪部431が挟み込まれることによりなされる。この回り止めのための構成について、図5を参照して詳細に説明する。
図5(a)に示すように、外輪11の軸方向における周方向溝112の幅wは、挟持部112aにおいて係止爪部431の厚みtよりも僅かに狭く形成されている。外輪11の周方向における挟持部112aの両側には、係止爪部431を挟持部112aに導くスロープ面112bが形成されている。このスロープ面112bにおける周方向溝112の幅は、挟持部112aに近づくほど狭くなる。
Claims (5)
- 取付対象に固定される固定輪、前記固定輪と径方向に対向して配置される回転輪、及び前記固定輪と前記回転輪との間に配置される複数の転動体を有する軸受部と、
物理量を測定するセンサ素子を有し、前記固定輪に取り付けられるセンサユニットとを備え、
前記センサユニットは、前記固定輪への取り付けのための取付部を有する取付部材を備え、前記取付部材と前記センサ素子とが一体的に前記固定輪に対して着脱可能である、
センサ付き軸受。 - 前記センサユニットは、前記センサ素子が実装面に実装された基板をさらに備え、前記基板の前記実装面が封止樹脂によって封止され、
前記基板と前記取付部材とが、前記封止樹脂によって結合された、
請求項1に記載のセンサ付き軸受。 - 前記取付部材は、前記固定輪の周方向に沿って形成された環状であり、前記固定輪に係止される係止爪部が径方向に突出して前記取付部に設けられた、
請求項2に記載のセンサ付き軸受。 - 前記固定輪には、前記係止爪部を係止する溝が周方向に延在して形成され、かつ前記溝に前記係止爪部を導入する導入孔が前記固定輪の軸方向端面に開口を有して形成された、
請求項3に記載のセンサ付き軸受。 - 前記センサユニットは、前記固定輪の周方向に沿って形成された環状であり、その周面に前記固定輪に螺合する螺子部が前記取付部として形成された、
請求項2に記載のセンサ付き軸受。
Priority Applications (1)
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| JP2015124804A JP2017009029A (ja) | 2015-06-22 | 2015-06-22 | センサ付き軸受 |
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| JP2017009029A true JP2017009029A (ja) | 2017-01-12 |
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ID=57763202
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| JP (1) | JP2017009029A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020163515A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社 神崎高級工機製作所 | 歯車加工装置 |
| WO2024053444A1 (ja) * | 2022-09-06 | 2024-03-14 | Ntn株式会社 | 軸受装置 |
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-
2015
- 2015-06-22 JP JP2015124804A patent/JP2017009029A/ja active Pending
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