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JP2017004641A - マイクロ波プラズマ源およびプラズマ処理装置 - Google Patents

マイクロ波プラズマ源およびプラズマ処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】表面波モードを単モードにして安定したマイクロ波処理を行うことができ、かつ周方向に均一なプラズマを形成することができるマイクロ波プラズマ源を提供する。【解決手段】マイクロ波プラズマ源は、マイクロ波出力部と、マイクロ波伝送部と、マイクロ波放射部材50とを有する。マイクロ波伝送部は、マイクロ波放射部材50の周縁部の上に円周方向に沿って複数設けられたマイクロ波導入機構を有し、マイクロ波放射部材50は、遅波材、全体が円周状になるように互いに分離して設けられた複数のスロット123と、マイクロ波透過部材122と、複数のスロット123とマイクロ波透過部材122との間に、複数のスロット123に対応して互いに分離して設けられ、スロット123からのマイクロ波電界により単一の磁場ループが形成されるように設けられた複数の誘電体層124とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、マイクロ波プラズマ源およびそれを用いたプラズマ処理装置に関する。
プラズマ処理は、半導体デバイスの製造に不可欠な技術であるが、近時、LSIの高集積化、高速化の要請からLSIを構成する半導体素子のデザインルールが益々微細化され、また、半導体ウエハが大型化されており、それにともなって、プラズマ処理装置においてもこのような微細化および大型化に対応するものが求められている。
ところが、従来から多用されてきた平行平板型や誘導結合型のプラズマ処理装置では、大型の半導体ウエハを均一かつ高速にプラズマ処理することは困難である。
そこで、高密度で低電子温度の表面波プラズマを均一に形成することができるマイクロ波プラズマ処理装置が注目されている。
マイクロ波プラズマ処理装置として、特許文献1の段落0002〜0008には、マイクロ波発振器から導波管を経て誘電体線路にマイクロ波を導入し、それにより誘電体線路の下方に形成された電界をエアギャップおよびマイクロ波導入窓を介して処理室へ供給してプラズマを生成するものが記載されている。
しかし、この技術では、大型基板の処理は可能であるものの、大きなスペースが必要であるという課題があり、その課題を解決する技術として、特許文献1の段落0020〜0061には、環状導波管アンテナの周方向に沿ってスロットを設け、スロットおよびその下のマイクロ波導入窓を介して処理室内へマイクロ波電界を導入し、プラズマを生成するプラズマ処理装置が記載されている。
一方、特許文献2には、マイクロ波を複数に分配し、上記のような平面アンテナとインピーダンス整合を行うチューナとを有するマイクロ波導入機構を複数設け、それらから放射されたマイクロ波をチャンバ内に導きチャンバ内でマイクロ波を空間合成するプラズマ源が開示されている。
このように複数のマイクロ波導入機構を用いてマイクロ波を空間合成することにより、各マイクロ波導入機構から導入されるマイクロ波の位相や強度を個別に調整することができ、プラズマ分布の調整を比較的容易に行うことができる。
また、特許文献3には、複数のマイクロ波導入機構の配置を工夫することにより、プラズマの分布の均一化を図ることが開示されている。
特開2000−277296号公報 国際公開第2008/013112号パンフレット 特開2012−216745号公報
しかしながら、特許文献1に記載された、円周方向に配置されたスロットを介して処理室内へマイクロ波電界を導入する技術では、複数の表面波モードが出現する可能性があり、モードジャンプが生じて不安定なプラズマ処理となってしまう。
特許文献2、3では、チャンバの天壁にマイクロ波導入機構毎に誘電体からなるマイクロ波透過窓(マイクロ波透過部材)を設け、このマイクロ波透過窓を介してチャンバ内にマイクロ波を放射しているが、このような構成の場合、周方向にプラズマが十分に広がらず、均一なプラズマを得ることが困難である。また、表面波モードを単一にすることも困難である。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、表面波モードを単モードにして安定したマイクロ波処理を行うことができ、かつ周方向に均一なプラズマを形成することができるマイクロ波プラズマ源およびそれを用いたプラズマ処理装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点は、プラズマ処理装置のチャンバ内にマイクロ波を放射して表面波プラズマを形成するマイクロ波プラズマ源であって、マイクロ波を生成して出力するマイクロ波出力部と、前記マイクロ波出力部から出力されたマイクロ波を伝送するためのマイクロ波伝送部と、前記チャンバの天壁を構成し、前記マイクロ波伝送部から供給されたマイクロ波を前記チャンバ内に放射するためのマイクロ波放射部材とを具備し、前記マイクロ波伝送部は、前記マイクロ波放射部材にマイクロ波を導入するマイクロ波導入機構を有し、前記マイクロ波放射部材は、金属製の本体部と、前記本体部のマイクロ波が導入される側に設けられた誘電体からなる遅波材と、前記遅波材に覆われて全体が円周状になるように互いに分離して設けられ、前記遅波材を介して導入されたマイクロ波を放射する複数のスロットと、前記本体部の前記チャンバ側表面に設けられ、前記スロットの配置領域を覆うように設けられ、前記チャンバ側の表面に表面波が形成される誘電体からなるマイクロ波透過部材と、前記複数のスロットと前記マイクロ波透過部材との間に、前記複数のスロットに対応して互いに分離して設けられ、前記スロットからのマイクロ波電界により単一の磁場ループが形成されるように設けられた複数の誘電体層とを有することを特徴とするマイクロ波プラズマ源を提供する。
本発明の第2の観点は、被処理基板を収容するチャンバと、前記チャンバ内にガスを供給するガス供給機構と、前記チャンバ内にマイクロ波を放射して表面波プラズマを形成するマイクロ波プラズマ源とを具備し、前記表面波プラズマにより被処理基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、前記マイクロ波プラズマ源は、マイクロ波を生成して出力するマイクロ波出力部と、前記マイクロ波出力部から出力されたマイクロ波を伝送するためのマイクロ波伝送部と、前記チャンバの天壁を構成し、前記マイクロ波伝送部から供給されたマイクロ波を前記チャンバ内に放射するためのマイクロ波放射部材とを具備し、前記マイクロ波伝送部は、前記マイクロ波放射部材にマイクロ波を導入するマイクロ波導入機構を有し、前記マイクロ波放射部材は、金属製の本体部と、前記本体部のマイクロ波が導入される側に設けられた誘電体からなる遅波材と、前記遅波材に覆われて全体が円周状になるように互いに分離して設けられ、前記遅波材を介して導入されたマイクロ波を放射する複数のスロットと、前記本体部の前記チャンバ側表面に設けられ、前記スロットの配置領域を覆うように設けられ、前記チャンバ側の表面に表面波が形成される誘電体からなるマイクロ波透過部材と、前記複数のスロットと前記マイクロ波透過部材との間に、前記複数のスロットに対応して互いに分離して設けられ、前記スロットからのマイクロ波電界により単一の磁場ループが形成されるように設けられた複数の誘電体層とを有することを特徴とするプラズマ処理装置を提供する。
前記誘電体層の周方向の長さは、前記誘電体層内のマイクロ波の実効波長をλgとしたときに、λg/2以下であることが好ましい。前記誘電体層は、空気層または誘電体材料層で構成することができる。
前記スロットは、真空または誘電体材料からなり、円弧状に形成され、円周方向に沿って一列に配置されている構成とすることができる。前記スロットの周方向の長さは、スロット内のマイクロ波の実効波長をλgとし、微調整成分をδ(0を含む)としたときに、(λg/2)−δであることが好ましい。
前記マイクロ波導入機構は、前記マイクロ波放射部材の上の前記チャンバ内の周縁部分に対応する周縁部に、円周方向に沿って複数設けられている構成とすることができる。
この場合に、前記遅波材は、前記複数のマイクロ波導入機構の配置部分を含む円環状をなすマイクロ波導入機構配置領域に沿って全体形状が円環状になるように複数設けられ、前記複数の遅波材は、隣り合うものが金属部材で分離された状態で配置され、前記マイクロ波導入機構の数の2倍の枚数であり、前記各マイクロ波導入機構に対応する位置から、両側に延びるように配置されている構成としてもよい。
前記マイクロ波放射部材は円板状をなし、その上の前記チャンバ内の中央部分に対応する中央部に配置された他のマイクロ波導入機構をさらに有し、前記マイクロ波放射部材の中央から前記チャンバ内の中央部にも表面波プラズマが生成されるように構成してもよい。
上記第1の観点において、前記マイクロ波放射部材は、前記チャンバ内にプラズマ処理に用いるガスを導入するガス導入部をさらに有する構成とすることができる。
上記第2の観点において、前記ガス供給機構は、前記マイクロ波放射部材に設けられた、第1のガスを導入する第1のガス導入部を有する構成とすることができる。この場合に、前記チャンバ内に被処理基板を載置する載置台が設けられ、前記ガス供給機構は、前記マイクロ波放射部材と前記載置台との間にプラズマ処理に用いる第2のガスを導入する第2のガス導入部を有する構成とすることができる。
また、上記第2の観点において、前記マイクロ波放射部材は、前記チャンバ内の周縁部に対応する環状をなし、前記プラズマ処理装置は、被処理基板を載置する載置台と、前記マイクロ波放射部材の内側部分に、前記チャンバ内にプラズマ処理に用いるガスをシャワー状に導入するシャワーヘッドと、前記シャワーヘッドと前記載置台との間に高周波電界を形成する高周波電界形成機構とをさらに具備し、前記高周波電界形成機構により、前記チャンバ内に容量結合プラズマが形成される構成とすることができる。
本発明によれば、マイクロ波放射部材を、全体が円周状になるように互いに分離して設けられ、遅波材を介して導入されたマイクロ波を放射する複数のスロットと、誘電体からなるマイクロ波透過部材との間に、複数のスロットに対応して互いに分離して設けられ、スロットからのマイクロ波電界により単一の磁場ループが形成されるように設けられた複数の誘電体層を有するように構成した。このため、誘電体層内の単一の磁場ループによって、マイクロ波透過部材内に誘電体層の磁場ループに対応する磁場ループが形成され、マイクロ波透過部材内に磁場カップリングが生じることを防止することができる。このため、マイクロ波透過部材122内で磁場ループが生じたり生じなかったりすることによる複数の表面波モードが出現することを防止することができ、モードジャンプが生じない安定したプラズマ処理を実現することができる。また、複数のスロットが円周状に形成されているので、周方向に均一なプラズマを形成することができる。
本発明の第1の実施形態に係るプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。 図1のプラズマ処理装置に用いられるマイクロ波プラズマ源の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るプラズマ処理装置のマイクロ波プラズマ源におけるマイクロ波放射部材を示す断面図である。 図3のマイクロ波放射部材の周縁部におけるスロットおよび誘電体層である空気層の配置を示す平面図である。 図3のマイクロ波放射部材の周縁部におけるスロットおよび誘電体層である空気層の配置を示す周方向の断面図である。 中心マイクロ波導入機構に対応するスロットの形状例を示す模式図である。 周縁マイクロ波導入機構を示す断面図である。 周縁マイクロ波導入機構の給電機構を示す図7のAA′線による横断面図である。 周縁マイクロ波導入機構におけるスラグと滑り部材を示す図7のBB′線による横断面図である。 円周状に配置された複数のスロットの直下にマイクロ波透過部材を配置した場合と、複数のスロットとマイクロ波透過部材との間にスロットに対応するように設けられた誘電体層を配置した場合における磁場の状態を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るプラズマ処理装置に用いられるマイクロ波プラズマ源におけるマイクロ波導入機構の配置を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施形態におけるマイクロ波放射部材を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるマイクロ波放射部材の周縁部に設けられた遅波材の配置を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態におけるマイクロ波放射部材の周縁部に設けられた遅波材によるマイクロ波電力の分配の様子を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態におけるマイクロ波放射部材の周縁部のスロットの形状および配置を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態に係るプラズマ処理装置を基本にし、スロットの下に誘電体層を設けない場合と設けた場合と、マイクロ波を導入した場合とについて、圧力に相当する誘電損失(tanδ)とプラズマ密度に相当する誘電率の座標においてこれらを変化させた場合の表面波モードを示す図である。 本発明の他の実施形態に係るプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
まず、第1の実施形態について説明する。
(プラズマ処理装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図であり、図2は図1のプラズマ処理装置に用いられるマイクロ波プラズマ源の構成を示すブロック図である。
プラズマ処理装置100は、マイクロ波により表面波プラズマを形成してウエハに対して所定のプラズマ処理を行うものである。プラズマ処理としては、成膜処理またはエッチング処理が例示される。
プラズマ処理装置100は、気密に構成されたアルミニウムまたはステンレス鋼等の金属材料からなる略円筒状の接地されたチャンバ1と、チャンバ1内にマイクロ波を導入して表面波プラズマを形成するためのマイクロ波プラズマ源2とを有している。チャンバ1の上部には開口部1aが形成されており、マイクロ波プラズマ源2はこの開口部1aからチャンバ1の内部に臨むように設けられている。
また、プラズマ処理装置100は、マイクロプロセッサを備えた全体制御部3を有している。全体制御部3は、プラズマ処理装置100の各部を制御するようになっている。全体制御部3はプラズマ処理装置100のプロセスシーケンスおよび制御パラメータであるプロセスレシピを記憶した記憶部や、入力手段およびディスプレイ等を備えており、選択されたプロセスレシピに従って所定の制御を行うことが可能である。
チャンバ1内には被処理体である半導体ウエハW(以下ウエハWと記述する)を水平に支持するためのサセプタ(載置台)11が、チャンバ1の底部中央に絶縁部材12aを介して立設された筒状の支持部材12により支持された状態で設けられている。サセプタ11および支持部材12を構成する材料としては、表面をアルマイト処理(陽極酸化処理)したアルミニウム等の金属や内部に高周波用の電極を有した絶縁性部材(セラミックス等)が例示される。
また、図示はしていないが、サセプタ11には、ウエハWを静電吸着するための静電チャック、温度制御機構、ウエハWの裏面に熱伝達用のガスを供給するガス流路、およびウエハWを搬送するために昇降する昇降ピン等が設けられている。さらに、サセプタ11には、整合器13を介して高周波バイアス電源14が電気的に接続されている。この高周波バイアス電源14からサセプタ11に高周波電力が供給されることにより、ウエハW側にプラズマ中のイオンが引き込まれる。なお、高周波バイアス電源14はプラズマ処理の特性によっては設けなくてもよい。この場合は、サセプタ11としてAlNのようなセラミックス等からなる絶縁性部材を用いも電極は不要である。
チャンバ1の底部には排気管15が接続されており、この排気管15には真空ポンプを含む排気装置16が接続されている。そしてこの排気装置16を作動させることによりチャンバ1内が排気され、チャンバ1内を所定の真空度まで高速に減圧することが可能となっている。また、チャンバ1の側壁には、ウエハWの搬入出を行うための搬入出口17と、この搬入出口17を開閉するゲートバルブ18とが設けられている。
マイクロ波プラズマ源2は、複数経路に分配してマイクロ波を出力するマイクロ波出力部30と、マイクロ波出力部30から出力されたマイクロ波を伝送するマイクロ波伝送部40と、チャンバ1の上部に設けられた支持リング29に気密にシールされた状態で設けられ、マイクロ波伝送部40から伝送されたマイクロ波をチャンバ1内に放射するための円板状をなすマイクロ波放射部材50とを有する。マイクロ波放射部材50は、チャンバ1の天壁を構成している。マイクロ波放射部材50にはシャワー構造の第1ガス導入部21が設けられており、第1ガス導入部21には、第1ガス供給源22から、プラズマ生成用のガス、例えばArガスや、高エネルギーで分解させたいガス、例えばOガスやNガス等の第1のガスが供給されるようになっている。なお、マイクロ波放射部材50を含むマイクロ波プラズマ源2の詳細な構造については後述する。
また、チャンバ1内のサセプタ11とマイクロ波放射部材50との間の位置には、シャワープレートとして構成される第2ガス導入部23が水平に設けられている。この第2ガス導入部23は、格子状に形成されたガス流路24と、このガス流路24に形成された多数のガス吐出孔25とを有しており、格子状のガス流路24の間は空間部26となっている。この第2ガス導入部23のガス流路24にはチャンバ1の外側に延びるガス供給配管27が接続されており、このガス供給配管27には第2ガス供給源28が接続されている。第2ガス供給源28からは、成膜処理やエッチング処理等のプラズマ処理の際に、極力分解させずに供給したい処理ガス、例えばSiHガスやCガス等の第2の処理ガスが供給されるようになっている。
なお、第1ガス供給源22および第2ガス供給源28から供給されるガスとしては、プラズマ処理の内容に応じた種々のガスを用いることができる。
(マイクロ波プラズマ源)
マイクロ波プラズマ源2は、上述したように、マイクロ波出力部30と、マイクロ波伝送部40と、マイクロ波放射部材50とを有する。
図2に示すように、マイクロ波出力部30は、マイクロ波電源31と、マイクロ波発振器32と、発振されたマイクロ波を増幅するアンプ33と、増幅されたマイクロ波を複数に分配する分配器34とを有している。
マイクロ波発振器32は、所定周波数(例えば、860MHz)のマイクロ波を例えばPLL発振させる。分配器34では、マイクロ波の損失ができるだけ起こらないように、入力側と出力側のインピーダンス整合を取りながらアンプ33で増幅されたマイクロ波を分配する。なお、マイクロ波の周波数としては、860MHzの他に、915MHz等、700MHzから3GHzの範囲の種々の周波数を用いることができる。
マイクロ波伝送部40は、複数のアンプ部42と、アンプ部42に対応して設けられた周縁マイクロ波導入機構43aおよび中心マイクロ波導入機構43bとを有する。周縁マイクロ波導入機構43aは、マイクロ波放射部材50の周縁部の上に周方向に沿って複数設けられており、中心マイクロ波導入機構43bはマイクロ波放射部材50の中央部の上に一つ設けられている。周縁マイクロ波導入機構43aの数は2以上であればよいが、3以上が好ましく、例えば3〜6である。
マイクロ波伝送部40のアンプ部42は、図2に示すように、分配器34にて分配されたマイクロ波を各周縁マイクロ波導入機構43aおよび中心マイクロ波導入機構43bに導く。アンプ部42は、位相器46と、可変ゲインアンプ47と、ソリッドステートアンプを構成するメインアンプ48と、アイソレータ49とを有している。
位相器46は、マイクロ波の位相を変化させることができるように構成されており、これを調整することにより放射特性を変調させることができる。例えば、マイクロ波導入機構毎に位相を調整することにより指向性を制御してプラズマ分布を変化させることができる。また、隣り合うマイクロ波導入機構において90°ずつ位相をずらすようにして円偏波を得ることができる。また、位相器46は、アンプ内の部品間の遅延特性を調整し、チューナ内での空間合成を目的として使用することができる。ただし、このような放射特性の変調やアンプ内の部品間の遅延特性の調整が不要な場合には位相器46は設ける必要はない。
可変ゲインアンプ47は、メインアンプ48へ入力するマイクロ波の電力レベルを調整し、プラズマ強度調整するためのアンプである。可変ゲインアンプ47を各アンテナモジュール毎に変化させることによって、発生するプラズマに分布を生じさせることもできる。
ソリッドステートアンプを構成するメインアンプ48は、例えば、入力整合回路と、半導体増幅素子と、出力整合回路と、高Q共振回路とを有する構成とすることができる。
アイソレータ49は、後述するスロットアンテナで反射してメインアンプ48に向かう反射マイクロ波を分離するものであり、サーキュレータとダミーロード(同軸終端器)とを有している。サーキュレータは、反射したマイクロ波をダミーロードへ導き、ダミーロードはサーキュレータによって導かれた反射マイクロ波を熱に変換する。
周縁マイクロ波導入機構43aおよび中心マイクロ波導入機構43bは、後述するように、アンプ部42から出力されたマイクロ波をマイクロ波放射部材50に導入する機能およびインピーダンスを整合する機能を有している。
(マイクロ波放射部材)
次に、マイクロ波プラズマ源2のマイクロ波放射部材50についてより詳細に説明する。
図3はマイクロ波放射部材50の主要部を示す断面図であり、図4はマイクロ波放射部材50の周縁部におけるスロットおよび誘電体層である空気層の配置を示す平面図であり、図5はマイクロ波放射部材50の周縁部におけるスロットおよび誘電体層である空気層の配置を示す周方向の断面図である。
マイクロ波放射部材50は、金属製の本体部120を有しており、周縁マイクロ波導入機構43aが配置される周縁部と、中心マイクロ波導入機構43bが配置される中央部とを有している。そして、周縁部はウエハWの周縁領域に対応し、中央部はウエハの中央領域に対応する。
本体部120周縁部の上部には、周縁マイクロ波導入機構43aの配置部分を含む円環状の周縁マイクロ波導入機構配置領域に沿って円環状をなす遅波材121が嵌め込まれており、本体部120周縁部の下面には、周縁マイクロ波導入機構配置領域に沿って設けられた円環状をなすマイクロ波透過部材122が嵌め込まれている。そして、本体部120の遅波材121とマイクロ波透過部材122との間の部分には複数のスロット123および誘電体層124が上下に形成されている。
遅波材121は、真空よりも大きい誘電率を有しており、例えば、石英、セラミックス、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂やポリイミド系樹脂により構成されている。すなわち、真空中ではマイクロ波の波長が長くなることから、遅波材121は、誘電率が真空よりも誘電率が大きい材料で構成されることにより、マイクロ波の波長を短くしてスロット123を含むアンテナを小さくする機能を有する。
マイクロ波透過部材122は、マイクロ波を透過する材料である誘電体材料で構成されており、周方向に均一な表面波プラズマを形成する機能を有している。マイクロ波透過部材122は、遅波材121と同様、例えば、石英、セラミックス、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂やポリイミド系樹脂により構成することができる。なお、マイクロ波透過部材122は、周方向に沿って複数に分割されていてもよい。
スロット123は、図3に示すように、本体部120の遅波材121に接する上面位置から誘電体層124の上面まで達しており、周縁マイクロ波導入機構43aから伝送されてきたマイクロ波の放射特性を決定する。本体部120の遅波材121と誘電体層124との間の領域は、スロット123を含むスロットアンテナとして構成されている。
スロット123は、周縁マイクロ波導入機構43aからTEM波として伝送されてきたマイクロ波をTE波にモード変換する機能を有する。そして、スロット123から放射されたマイクロ波は、誘電体層124およびマイクロ波透過部材122を経て、チャンバ1内に至る。
図4に示すように、スロット123は円弧状をなしており、複数のスロット123が円環状をなす周縁マイクロ波導入機構配置領域の周方向に沿って、全体形状が円周状をなすように一列に配置されている。隣接するスロット123は金属製の本体120により分離されている。スロット123の形状および配置によりマイクロ波の放射特性が決定されるが、このように複数の円弧状をなすスロット123が、全体形状が円周状をなすように設けられることにより、電界を均一に分散させることができる。図4では円弧状のスロット123を一列に12個設けた例を示しているが、スロット123の形状および個数は、マイクロ波透過部材122のサイズおよびマイクロ波の波長に応じて適宜設定される。
スロット123内は真空であってもよいが、誘電体が充填されていることが好ましい。スロット123に誘電体を充填することにより、マイクロ波の実効波長が短くなり、スロットの厚さを薄くすることができる。スロット123に充填する誘電体としては、例えば、石英、セラミックス、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂やポリイミド系樹脂を用いることができる。
一つのスロット123の円周方向の長さは、電界強度を高くして良好な効率を得る観点からλg/2が好ましい。ここで、λgはマイクロ波の実効波長であり、λg=λ/ε 1/2と表すことができる。εはスロットに充填される誘電体の誘電率であり、λは真空中のマイクロ波の波長である。円周方向に電界強度の均一性が高くなるように微調整する微調整成分δ(0を含む)を考慮すると(λg/2)−δが好ましい。
なお、スロット123は、遅波材121およびマイクロ波透過部材122の幅方向(径方向)中央に設けられているが、マイクロ波導入機構43aは、幅方向中央よりも内側に設けられている。これは、遅波材121の内周と外周の長さの違いを考慮して、内側と外側とで均等に電界を分散させるためである。
複数の誘電体層124は、図4、図5に示すように、それぞれスロット123に対応して設けられている。本例では、12個のスロット123のそれぞれに対して合計12個の誘電体層124が設けられている。隣接する誘電体層124は金属製の本体120により分離されている。誘電体層124内には、対応するスロット123から放射されるマイクロ波によって単一ループの磁場を形成させることができ、その下のマイクロ波透過部材122において磁場ループのカップリングが生じないようになっている。これにより、複数の表面波モードが出現することを防止することができ、単一の表面波モードを実現することができる。誘電体層124の周方向の長さは、複数の表面波モードの出現を防止する観点からはλg/2以下であることが好ましい。また、誘電体層124の厚さは、1〜5mmが好ましい。
誘電体層124は空気(真空)であってもよく、誘電体セラミックスや樹脂等の誘電体材料であってもよい、誘電体材料としては、例えば、石英、セラミックス、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂やポリイミド系樹脂を用いることができる。プラズマ処理装置100が300mmウエハを処理するもので、マイクロ波の波長が860MHz、遅波材121やマイクロ波透過部材122およびスロット123内の誘電体として誘電率が10程度のアルミナを用いる場合は、誘電体層124として空気層(真空層)を好適に用いることができる。
一方、本体部120の中央部の上部には、中心マイクロ波導入機構43bに対応する中心マイクロ波導入機構配置領域に円板状をなす遅波材131が嵌め込まれており、中央部の下面の遅波材131に対応する部分に円板状をなすマイクロ波透過部材132が嵌め込まれている。そして、本体部120の遅波材131とマイクロ波透過部材132との間の部分は、スロット133を有するスロットアンテナ部となっている。スロット133の形状や大きさは、モードジャンプの発生を抑制し、かつ均一な電界強度が得られるように適宜調整される。例えば、スロット133は、図6に示すようにリング状に形成される。これにより、スロット間の継ぎ目が存在せず、均一な電界を形成することができ、モードジャンプも発生し難くなる。
スロット133内にもスロット123と同様、誘電体が充填されていることが好ましい。スロット133に充填される誘電体としては、スロット123に用いたものと同様のものを用いることができる。また、遅波材131およびマイクロ波透過部材132を構成する誘電体についても、上述した遅波材121およびマイクロ波透過部材122と同様のものを用いることができる。
本体部120の上面には、周縁マイクロ波導入機構配置領域と中心マイクロ波導入機構配置領域との間に、円環状の溝126が形成されている。これにより、周縁マイクロ波導入機構43aと中心マイクロ波導入機構43bとの間のマイクロ波干渉を抑制することができる。
また、本体部120には、上述した第1ガス導入部21が設けられている。第1ガス導入部21は、周縁マイクロ波導入機構配置領域を有する周縁部と中心マイクロ波導入機構配置領域を有する中央部との間に環状をなし、同心状に形成された外側ガス拡散空間141と内側ガス拡散空間142とを有している。外側ガス拡散空間141の上面には、本体部120の上面から繋がるガス導入孔143が形成されており、外側ガス拡散空間141の下面には、本体部120の下面に至る複数のガス吐出孔144が形成されている。一方、内側ガス拡散空間142の上面には、本体部120の上面から繋がるガス導入孔145が形成されており、内側ガス拡散空間142の下面には、本体部120の下面に至る複数のガス吐出孔146が形成されている。ガス導入孔143および145には、第1ガス供給源22からの第1のガスを供給するためのガス供給配管111が接続されている。
本体部120を構成する金属としては、アルミニウムや銅のような熱伝導率の高い金属が好ましい。
(マイクロ波導入機構)
次に、マイクロ波導入機構について詳細に説明する。
以下の説明では周縁マイクロ波導入機構43aについて説明する。図7は周縁マイクロ波導入機構43aを示す断面図、図8は周縁マイクロ波導入機構43aの給電機構を示す図7のAA′線による横断面図、図9は周縁マイクロ波導入機構43aにおけるスラグと滑り部材を示す図7のBB′線による横断面図である。
図7に示すように、周縁マイクロ波導入機構43aは、スラグチューナとして構成される導入機構本体60と、スラグを駆動するスラグ駆動部70とを有している。そして、マイクロ波は、導入機構本体60から、マイクロ波放射部材50の遅波材121、スロット123、マイクロ波透過部材122を経てチャンバ1内にマイクロ波が放射され、そのマイクロ波によりチャンバ1内で表面波プラズマを形成するようになっている。
導入機構本体60は、筒状の外側導体52およびその内側に設けられた筒状の内側導体53が同軸状に配置されてなるマイクロ波伝送路44と、外側導体52と内側導体53との間を上下に移動する第1スラグ61a、第2スラグ61bとを有している。第1スラグ61aは上側に設けられ、第2スラグ61bは下側に設けられている。そして、内側導体53が給電側、外側導体52が接地側となっている。外側導体52および内側導体53の上端は反射板58となっており、下端は本体部120の遅波材121と誘電体層124との間の領域に接続されている。第1スラグ61aおよび第2スラグ61bを移動させることにより、チャンバ1内の負荷(プラズマ)のインピーダンスをマイクロ波出力部30におけるマイクロ波電源の特性インピーダンスに整合させる機能を有する。
マイクロ波伝送路44の基端側にはマイクロ波(電磁波)を給電する給電機構54が設けられている。給電機構54は、マイクロ波伝送路44(外側導体52)の側面に設けられたマイクロ波電力を導入するためのマイクロ波電力導入ポート55を有している。マイクロ波電力導入ポート55には、アンプ部42から増幅されたマイクロ波を供給するための給電線として、内側導体56aおよび外側導体56bからなる同軸線路56が接続されている。そして、同軸線路56の内側導体56aの先端には、外側導体52の内部に向けて水平に伸びる給電アンテナ90が接続されている。
給電アンテナ90は、例えば、アルミニウム等の金属板を削り出し加工した後、テフロン(登録商標)等の誘電体部材の型にはめて形成される。反射板58から給電アンテナ90までの間には、反射波の実効波長を短くするためのテフロン(登録商標)等の誘電体からなる遅波材59が設けられている。なお、2.45GHz等の周波数の高いマイクロ波を用いた場合には、遅波材59は設けなくてもよい。このとき、給電アンテナ90から反射板58までの距離を最適化し、給電アンテナ90から放射される電磁波を反射板58で反射させることで、最大の電磁波を同軸構造のマイクロ波伝送路44内に伝送させる。
給電アンテナ90は、図8に示すように、マイクロ波電力導入ポート55において同軸線路56の内側導体56aに接続され、電磁波が供給される第1の極92および供給された電磁波を放射する第2の極93を有するアンテナ体91と、アンテナ体91の両側から、導入機構本体60の内側導体53の外側に沿って延び、リング状をなす反射部94とを有し、アンテナ体91に入射された電磁波と反射部94で反射された電磁波とで定在波を形成するように構成されている。アンテナ体91の第2の極93は導入機構本体60の内側導体53に接触している。
給電アンテナ90がマイクロ波(電磁波)を放射することにより、外側導体52と内側導体53との間の空間にマイクロ波電力が給電される。そして、給電機構54に供給されたマイクロ波電力がマイクロ波放射部材50に向かって伝播する。
内側導体53の内部空間には、その長手方向に沿って例えば台形ネジが形成された螺棒からなるスラグ移動用の2本のスラグ移動軸64a,64bが設けられている。
図9に示すように、第1スラグ61aは、誘電体からなる円環状をなし、その内側に滑り性を有する樹脂からなる滑り部材63が嵌め込まれている。滑り部材63にはスラグ移動軸64aが螺合するねじ穴65aとスラグ移動軸64bが挿通される通し穴65bが設けられている。一方、第2スラグ61bも同様に、ねじ穴65aと通し穴65bとを有しているが、スラグ61aとは逆に、ねじ穴65aはスラグ移動軸64bに螺合され、通し穴65bにはスラグ移動軸64aが挿通されるようになっている。これによりスラグ移動軸64aを回転させることにより第1スラグ61aが昇降移動し、スラグ移動軸64bを回転させることにより第2スラグ61bが昇降移動する。すなわち、スラグ移動軸64a,64bと滑り部材63とからなるねじ機構により第1スラグ61aおよび第2スラグ61bが昇降移動される。
内側導体53には長手方向に沿って等間隔に3つのスリット53aが形成されている。一方、滑り部材63は、これらスリット53aに対応するように3つの突出部63aが等間隔に設けられている。そして、これら突出部63aが第1スラグ61aおよび第2スラグ61bの内周に当接した状態で滑り部材63が第1スラグ61aおよび第2スラグ61bの内部に嵌め込まれる。滑り部材63の外周面は、内側導体53の内周面と遊びなく接触するようになっており、スラグ移動軸64a,64bが回転されることにより、滑り部材63が内側導体53を滑って昇降するようになっている。すなわち内側導体53の内周面が第1スラグ61aおよび第2スラグ61bの滑りガイドとして機能する。
上記スラグ移動軸64a,64bは、反射板58を貫通してスラグ駆動部70に延びている。スラグ移動軸64a,64bと反射板58との間にはベアリング(図示せず)が設けられている。
スラグ駆動部70は筐体71を有し、スラグ移動軸64aおよび64bは筐体71内に延びており、スラグ移動軸64aおよび64bの上端には、それぞれ歯車72aおよび72bが取り付けられている。また、スラグ駆動部70には、スラグ移動軸64aを回転させるモータ73aと、スラグ移動軸64bを回転させるモータ73bが設けられている。モータ73aの軸には歯車74aが取り付けられ、モータ73bの軸には歯車74bが取り付けられており、歯車74aが歯車72aに噛合し、歯車74bが歯車72bに噛合するようになっている。したがって、モータ73aにより歯車74aおよび72aを介してスラグ移動軸64aが回転され、モータ73bにより歯車74bおよび72bを介してスラグ移動軸64bが回転される。なお、モータ73a,73bは例えばステッピングモータである。
なお、スラグ移動軸64bはスラグ移動軸64aよりも長く、より上方に達しており、したがって、歯車72aおよび72bの位置が上下にオフセットしており、モータ73aおよび73bも上下にオフセットしているので、モータおよび歯車等の動力伝達機構のスペースが小さく、筐体71が外側導体52と同じ径となっている。
モータ73aおよび73bの上には、これらの出力軸に直結するように、それぞれスラグ61aおよび61bの位置を検出するためのインクリメント型のエンコーダ75aおよび75bが設けられている。
第1スラグ61aおよび第2スラグ61bの位置は、スラグコントローラ68により制御される。具体的には、図示しないインピーダンス検出器により検出された入力端のインピーダンス値と、エンコーダ75aおよび75bにより検知された第1スラグ61aおよび第2スラグ61bの位置情報に基づいて、スラグコントローラ68がモータ73aおよび73bに制御信号を送り、第1スラグ61aおよび第2スラグ61bの位置を制御することにより、インピーダンスを調整するようになっている。スラグコントローラ68は、終端が例えば50Ωになるようにインピーダンス整合を実行させる。2つのスラグのうち一方のみを動かすと、スミスチャートの原点を通る軌跡を描き、両方同時に動かすと位相のみが回転する。
マイクロ波伝送路44の先端部には、インピーダンス調整部材140が設けられている。インピーダンス調整部材140は、誘電体で構成することができ、その誘電率によりマイクロ波伝送路44のインピーダンスを調整するようになっている。マイクロ波伝送路44の先端の底板67には円柱部材82が設けられており、この円柱部材82がスロットアンテナ部124に接続されている。遅波材121は、その厚さによりマイクロ波の位相を調整することができ、スロットアンテナ部124の上面(マイクロ波放射面)が定在波の「はら」になるようにその厚さが調整される。これにより、反射が最小で、マイクロ波の放射エネルギーが最大となるようにすることができる。
本実施形態において、メインアンプ48と、スラグチューナを構成する導入機構本体60と、マイクロ波放射部材50のスロットアンテナ部124とは近接配置している。そして、スラグチューナとスロットアンテナ部124とは1/2波長内に存在する集中定数回路を構成しており、かつスロットアンテナ部124および遅波材121は合成抵抗が50Ωに設定されているので、スラグチューナはプラズマ負荷に対して直接チューニングしていることになり、効率良くプラズマへエネルギーを伝達することができる。
なお、中心マイクロ波導入機構43bは、遅波材131を介してスロットアンテナ部134にマイクロ波を伝送する他は上記周縁マイクロ波導入機構43aと同様に構成され、同様の機能を有する。
<プラズマ処理装置の動作>
次に、以上のように構成されるプラズマ処理装置100における動作について説明する。
まず、ウエハWをチャンバ1内に搬入し、サセプタ11上に載置する。そして、第1ガス供給源22からプラズマ生成ガス、例えばArガスや、高エネルギーで分解させたい第1のガスをガス供給配管111およびマイクロ波放射部材50の第1ガス導入部21を介してチャンバ1内へ吐出する。
具体的には、第1ガス供給源22からガス供給配管111を介してプラズマ生成ガスや処理ガスを、ガス導入孔143および145を経て第1ガス導入部21の外側ガス拡散空間141と内側ガス拡散空間142に供給し、ガス吐出孔144および146からチャンバ1へ吐出する。
一方、マイクロ波プラズマ源2のマイクロ波出力部30から、マイクロ波伝送部40の複数のアンプ部42および複数のマイクロ波導入機構43を伝送されてきたマイクロ波をマイクロ波放射部材50を介してチャンバ1内に放射させ、マイクロ波放射部材50の表面部分に高い電界エネルギーにより第1のガスをプラズマ化して表面波プラズマを生成する。
また、第2ガス供給源28から極力分解せずに供給したい処理ガス等の第2のガスをガス供給配管27および第2ガス導入部23を介してチャンバ1内に吐出する。第2ガス導入部から吐出された第2のガスは、第1のガスのプラズマにより励起される。このとき、第2のガス吐出位置はマイクロ波放射部材50の表面から離れたよりエネルギーが低い位置であるため、第2のガスは不要な分解が抑制された状態で励起される。そして、第1のガスおよび第2のガスのプラズマによりウエハWにプラズマ処理、例えば成膜処理やエッチング処理を施す。
このとき、3本の周縁マイクロ波導入機構43aへは、マイクロ波出力部30のマイクロ波発振器32から発振され、アンプ33で増幅された後、分配器34により複数に分配され、アンプ部42を経たマイクロ波電力が給電される。これら周縁マイクロ波導入機構43aに給電されたマイクロ波電力は、マイクロ波伝送路44を伝送され、マイクロ波放射部材50の周縁部に導入される。その際に、導入機構本体60の第1スラグ61aおよび第2スラグ61bによりインピーダンスが自動整合され、電力反射が実質的にない状態でマイクロ波が導入され、導入されたマイクロ波は、遅波材121を透過し、スロット123、誘電体層124およびマイクロ波透過部材122を介してチャンバ1内に放射され、マイクロ波透過部材122および本体部120の下表面の対応部分に表面波が形成され、この表面波によりチャンバ1内のマイクロ波放射部材50の直下部分に表面波プラズマが生成される。
このとき、従来のように、円周状に配置された複数のスロット123の直下にマイクロ波透過部材122を配置した場合は、図10(a)に示すように、各スロット123から放射されたマイクロ波により発生する磁場は、マイクロ波透過部材122でカップリングする場合がある。そして、マイクロ波透過部材122で磁場がカップリングしたり、しなかったりすることで、複数の表面波モードが出現する。複数の表面波モードが出現すると、処理の際にモードジャンプが生じることがあり、処理が安定しない。
表面波モードの出現確率は、マイクロ波透過部材因子(形状、材料)とスロット因子(形状、寸法)とで決まり、これらを調整することで単一モードを実現することができる。しかし、マイクロ波透過部材は予め設計されており、これを変更することは困難である。このため、スロット因子を調整することが有効である。そこで、本実施形態では、複数のスロット123の下に、各スロット123に対応して複数の誘電体層124を互いに分離して設ける。これにより、図10(a)に示すように、各スロット123から放射されたマイクロ波により各誘電体層124内に単一ループの磁場を発生させることができ、それによって、マイクロ波透過部材122内に誘電体層124の磁場ループに対応する磁場ループが形成され、マイクロ波透過部材122内に磁場カップリングが生じることを防止することができる。このため、マイクロ波透過部材122内で磁場ループが生じたり生じなかったりすることによる複数の表面波モードが出現することを防止することができ、モードジャンプが生じない安定したプラズマ処理を実現することができる。
この場合に、誘電体層124に定在波の「はら」または「ふし」が複数存在すると複数のモードが出やすくなるため、誘電体層124の周方向の長さはλg/2以下であることが好ましい。
また、複数のスロット123を円周状に配置しているので、マイクロ波を円周状に放射することができ、周方向のプラズマの均一性を高めることができる。
さらに、コンパクトに構成された周縁マイクロ波導入機構43aを複数円周状に配置し、そこからスロット123にマイクロ波を導入するようにしたので、マイクロ波プラズマ源2をコンパクトなものとすることができる。さらにまた、複数の周縁マイクロ波導入機構43aを用いることにより、各周縁マイクロ波導入機構43aから導入されるマイクロ波の位相や強度を個別に調整することができ、プラズマ分布の調整を比較的容易に行うことができる。
さらにまた、本体部120の上面には、周縁マイクロ波導入機構配置領域と中心マイクロ波導入機構配置領域との間に、円環状の溝126が形成されているので、周縁マイクロ波導入機構43aと中心マイクロ波導入機構43bとの間のマイクロ波干渉を抑制することができる。
さらにまた、マイクロ波放射部材50の中央部には、中心マイクロ波導入機構43bからマイクロ波が導入される。中心マイクロ波導入機構43bから導入されたマイクロ波は、遅波材131を透過し、スロットアンテナ部134のスロット133およびマイクロ波透過部材132を介してチャンバ1内に放射され、チャンバ1内の中央部にも表面波プラズマが生成される。このため、チャンバ1内のウエハ配置領域全体に均一なプラズマを形成することができる。
さらにまた、マイクロ波放射部材50に第1ガス導入部21を設け、第1ガス供給源22から第1のガスを、マイクロ波が放射されるチャンバ1の上面領域に供給するので、第1のガスを高いエネルギーで励起させ、ガスが分解した状態のプラズマを形成することができる。また、チャンバ1の天井部より低い位置に第2ガス導入部23を設けて第2のガスを供給することにより、より低いエネルギーで第2のガスを分解させずにプラズマ化させることができる。これにより、要求されるプラズマ処理に応じて好ましいプラズマ状態を形成することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態のプラズマ処理装置は、マイクロ波放射部材の周縁部における遅波材が周方向に分割されており、この分割された遅波材に対応して周縁マイクロ波導入機構およびスロットが設けられている点が異なっている他は、基本的に第1の実施形態のプラズマ処理装置と同一に構成されている。したがって、第1の実施形態と同一の部分は説明を省略する。
本実施形態では、第1の実施形態のマイクロ波放射部材50の代わりにマイクロ波放射部材50′を有している。マイクロ波放射部材50′は、周縁マイクロ波導入機構43aが配置される周縁部と、中心マイクロ波導入機構43bが配置される中央部とを有している。そして、周縁部はウエハWの周縁領域に対応し、中央部はウエハの中央領域に対応する。
図11に示すように、マイクロ波放射部材50′の周縁部の上には周方向に沿って3つの周縁マイクロ波導入機構43aが等間隔で設けられており、マイクロ波放射部材50′の中央部の上には一つの中心マイクロ波導入機構43bが設けられている。
図12に示すように、マイクロ波放射部材50′は、金属製の本体部120を有している。本体部120周縁部の上部には、周縁マイクロ波導入機構43aの配置部分を含む円環状の周縁マイクロ波導入機構配置領域に沿って複数の遅波材121′が嵌め込まれている。また、第1の実施形態と同様、本体部120周縁部の下面には、周縁マイクロ波導入機構配置領域に沿って設けられた円環状をなす誘電体からなるマイクロ波透過部材122が嵌め込まれている。そして、複数の遅波材121′とマイクロ波透過部材122との間の部分には複数のスロット123′および誘電体層124が上下に形成されている。
遅波材121′は、図13に示すように、円弧状をなし、周縁マイクロ波導入機構43aの2倍の数、すなわち6枚設けられ、全体が円環状をなすように配置されている。これら6枚の遅波材121′は等間隔に設けられており、隣接する遅波材121′の間は本体部120の一部をなす金属部材125で分離されている。
図14に示すように、周縁マイクロ波導入機構43aは、それぞれ2枚の遅波材121′の間に跨るようにして配置されている。すなわち、6枚の遅波材121′は、それぞれ3つの周縁マイクロ波導入機構43aに対応する位置から両側に延びるように配置されている。このように、周縁マイクロ波導入機構43aの直下位置には金属部材125が配置されているため、周縁マイクロ波導入機構43aを伝送されてきたマイクロ波電力は、金属部材125で分離され、その両側の遅波材121′に等分配される。
遅波材121′は、第1の遅波材121と同様の、真空よりも大きい誘電率を有しており、真空中ではマイクロ波の波長が長くなることから、マイクロ波の波長を短くしてアンテナを小さくする機能を有している。
スロット123′は、本体部120の遅波材121′に接する上面位置から誘電体層124の上面まで達しており、周縁マイクロ波導入機構43aから伝送されてきたマイクロ波の放射特性を決定する。本体部120の遅波材121′と誘電体層124との間の領域は、スロット123′を含むスロットアンテナとして構成されている。
スロット123′は、第1の実施形態のスロット123と同様、周縁マイクロ波導入機構43aからTEM波として伝送されてきたマイクロ波をTE波にモード変換する機能を有する。そして、スロット123′から放射されたマイクロ波は、誘電体層124およびマイクロ波透過部材122を経て、チャンバ1内に至る。
スロット123′は円弧状をなし、図15に示すように、円環状をなす周縁マイクロ波導入機構配置領域の周方向に沿って、全体形状が円周状をなすように複数配置されており、各遅波材121′に対応して2つずつ設けられている。隣接するスロット123′は金属製の本体120により分離されている。スロット123′の形状および配置によりマイクロ波の放射特性が決定されるが、このように複数の円弧状をなすスロット123′が、全体形状が円周状をなすように設けられることにより、電界を均一に分散させることができる。図15では円弧状のスロット123′を一列に12個設けた例を示しているが、スロット123′の形状および個数は、マイクロ波透過部材122のサイズおよびマイクロ波の波長に応じて適宜設定される。
第1の実施形態のスロット123と同様、スロット123′内は真空であってもよいが、マイクロ波の実効波長を短くして、スロットの厚さを薄くする観点から、誘電体が充填されていることが好ましい。一つのスロット123′の円周方向の長さは、スロット123と同様、λg/2が好ましい。円周方向に電界強度の均一性が高くなるように微調整する微調整成分δ(0を含む)を考慮すると(λg/2)−δが好ましい。
複数の誘電体層124は、それぞれスロット123′に対応して設けられている。図15の例では、12個のスロット123′のそれぞれに対して合計12個の誘電体層124が設けられている。
第1の実施形態と同様、隣接する誘電体層124は金属製の本体120により分離されている。誘電体層124内には、対応するスロット123′から放射されるマイクロ波によって単一ループの磁場を形成させることができ、その下のマイクロ波透過部材122において磁場ループのカップリングが生じないようになっている。これにより、第1の実施形態と同様、複数の表面波モードが出現することを防止することができ、単一の表面波モードを実現することができる。誘電体層124の周方向の長さは、複数の表面波モードの出現を防止する観点からはλg/2以下であることが好ましい。
このように構成されるプラズマ処理装置においては、第1の実施形態と同様、ウエハWをチャンバ1内に搬入し、サセプタ11上に載置し、第1ガス供給源22からプラズマ生成ガス、例えばArガスや、高エネルギーで分解させたい第1のガスをガス供給配管111およびマイクロ波放射部材50の第1ガス導入部21を介してチャンバ1内へ吐出する。
そして、マイクロ波プラズマ源2のマイクロ波出力部30から、マイクロ波伝送部40の複数のアンプ部42および複数のマイクロ波導入機構43を伝送されてきたマイクロ波をマイクロ波放射部材50′を介してチャンバ1内に放射させ、マイクロ波放射部材50′の表面部分に高い電界エネルギーにより第1のガスをプラズマ化して表面波プラズマを生成する。
また、第2ガス導入部から吐出された第2のガスは、第1のガスのプラズマにより励起される。このとき、第2のガス吐出位置はマイクロ波放射部材50′の表面から離れたよりエネルギーが低い位置であるため、第2のガスは不要な分解が抑制された状態で励起される。そして、第1のガスおよび第2のガスのプラズマによりウエハWにプラズマ処理、例えば成膜処理やエッチング処理を施す。
このとき、円弧状の6枚の遅波材121′が周縁マイクロ波導入機構配置領域に沿って全体が円環状をなすように配置され、これらが本体部120の一部をなす金属部材125で分離されており、周縁マイクロ波導入機構43aは、それぞれ2枚の遅波材121′の間に跨るようにして配置されている。すなわち、6枚の遅波材121′は、それぞれ3つの周縁マイクロ波導入機構43aに対応する位置から両側に延びるように配置されている。このように、周縁マイクロ波導入機構43aの直下位置には金属部材125が配置されているため、周縁マイクロ波導入機構43aを伝送されてきたマイクロ波は、金属部材125で分離される。
周方向に複数のマイクロ波導入機構を配置する場合、周方向にある程度均一なマイクロ波電界を得ることができるが、複数のマイクロ波導入機構からマイクロ波を導入すると、直下部分の電界強度が大きくなる傾向があり、要求される均一性のレベルによっては周方向にマイクロ波電界の均一性が必ずしも十分でない場合がある。
これに対して、本実施形態のように、複数の遅波材121′を金属部材125で分離し、周縁マイクロ波導入機構43aを伝送されてきたマイクロ波を金属部材125で分離するようにすることにより、周縁マイクロ波導入機構43a直下部分の電界強度が大きくならずに、その両側の遅波材121′に等分配される。これにより、周方向の電界強度が十分に均一化される。そして、マイクロ波は周縁マイクロ波導入機構配置領域に沿って全体形状が円周状をなすように設けられたスロット123′から放射され、かつスロット123′を覆うように円環状にマイクロ波透過部材122が設けられているので、遅波材121′で均一に分配されたマイクロ波電力を、スロット123′で均一に放射し、さらに誘電体層124を経てマイクロ波透過部材122で円周状に広げることができる。このため、マイクロ波透過部材122直下では周縁マイクロ波導入機構配置領域に沿って十分に均一なマイクロ波電界を形成することができ、チャンバ1内に周方向に高レベルで均一な表面波プラズマを形成することができる。また、このようにしてマイクロ波電力を周方向に広げることができるので、周縁マイクロ波導入機構43aを少ない本数とすることができ、装置コストを低減することが可能となる。
また、このように円周状に配置された複数のスロット123′の直下にマイクロ波透過部材122を配置した場合は、上述したように、マイクロ波透過部材122で磁場がカップリングしたり、しなかったりすることで、複数の表面波モードが出現する。
これに対し、本実施形態においては、第1の実施形態と同様、複数のスロット123′の下に、各スロット123に対応して複数の誘電体層124を互いに分離して設けたので、各スロット123′から放射されたマイクロ波により各誘電体層124内に単一ループの磁場を発生させることができ、それにより、マイクロ波透過部材122に磁場ループのカップリングが生じることを防止することができる。このため、マイクロ波透過部材122内で磁場ループが生じたり生じなかったりすることによる複数の表面波モードが出現することを防止することができる。このため、モードジャンプが生じない安定したプラズマ処理を実現することができる。なお、第1の実施形態と同様、誘電体層124の周方向の長さはλg/2以下であることが好ましい。
また、コンパクトに構成された周縁マイクロ波導入機構43aを複数円周状に配置し、そこからスロット123′にマイクロ波を導入するようにしたので、マイクロ波プラズマ源2をコンパクトなものとすることができる。さらに、複数の周縁マイクロ波導入機構43aを用いることにより、各周縁マイクロ波導入機構43aから導入されるマイクロ波の位相や強度を個別に調整することができ、プラズマ分布の調整を比較的容易に行うことができる。
さらにまた、第1の実施形態と同様、本体部120の上面には、周縁マイクロ波導入機構配置領域と中心マイクロ波導入機構配置領域との間に、円環状の溝126が形成されているので、周縁マイクロ波導入機構43aと中心マイクロ波導入機構43bとの間のマイクロ波干渉を抑制することができる。
さらにまた、マイクロ波放射部材50′の中央部に、中心マイクロ波導入機構43bからマイクロ波が導入され、チャンバ1内の中央部にも表面波プラズマが生成される。このため、チャンバ1内のウエハ配置領域全体に均一なプラズマを形成することができる。
なお、第2の実施形態において、マイクロ波放射部材50′の周縁部の上に周方向に沿って3つの周縁マイクロ波導入機構43aを設け、それに対応して各周縁マイクロ波導入機構43aに対応して2つずつ、合計6枚の遅波材121′を設けた例を示したが、周縁マイクロ波導入機構43aの数は3つに限らず、2つ以上であればよく、また、遅波材121′の数は周縁マイクロ波導入機構43aの2倍であればよく、これらの数は上記効果が得られるように適宜設定すればよい。
<実験結果>
次に、本発明の効果を確認した実験結果について説明する。
図16は、第2の実施形態の装置を基本にし、スロットの下に誘電体層を設けない場合と設けた場合と、マイクロ波を導入した場合とについて、圧力に相当する誘電損失(tanδ)とプラズマ密度に相当する誘電率の座標においてこれらを変化させた場合の表面波モードを示す図である。誘電体層を設けなかった場合は、(a)に示すように、条件の変化によりTM01、TM21、TM61、TMxxの4つのモードが出現した。これに対し、誘電体層として空気層を設けた場合は、(b)に示すように、TM61の単一モードであった。
また、誘電体層として厚さ2〜4mmの空気層を設けた実際の装置で条件を変化させて表面波プラズマを生成させた結果、図16(b)と同様、TM61の単一モードであった。
<他の適用>
以上、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記2つの実施形態に限定されることなく、本発明の思想の範囲内において種々変形可能である。
上記実施形態では、マイクロ波放射部材の中央部に中心マイクロ波導入機構を設けて、チャンバ1内のウエハWの中央領域に対応する部分にも表面波プラズマを生成させたが、中央部の構成は上記実施形態に限定されず、例えば図17の構成とすることができる。
図17のプラズマ装置100′は、第1の実施形態のマイクロ波放射部材50や第2の実施形態のマイクロ波放射部材50′の代わりに、周縁マイクロ波放射機構43aの配置領域を含む環状のマイクロ波放射部材50″を設け、その内側の中央部分に、絶縁部材151を介してウエハWとほぼ同等の大きさを有する導電性をなすシャワーヘッド150を設けている。シャワーヘッド150は、円板状に形成されたガス拡散空間152と、ガス拡散空間152からチャンバ1内に臨むように形成された多数のガス吐出孔153と、ガス導入孔154とを有している。ガス導入孔154にはガス供給配管158が接続され、ガス供給配管158にはガス供給源157が接続されている。シャワーヘッド150には、整合器155を介してプラズマ生成用の高周波電源156が電気的に接続されている。サセプタ11は導電性部分を有しており、シャワーヘッド150の対向電極として機能する。ガス供給源157からガス供給配管158およびシャワーヘッド150を介してチャンバ1内にプラズマ処理に必要なガスを一括して供給し、この高周波電源156からシャワーヘッド150に高周波電力が供給されることにより、シャワーヘッド150とサセプタ11の間に高周波電界が形成され、ウエハWの直上の空間に容量結合プラズマが形成される。このような構成のプラズマ処理装置100′は、中央部分の構成が、ウエハに対してプラズマエッチングを行う平行平板型のプラズマエッチング装置と同様であるから、例えばウエハの周縁のプラズマ密度調整をマイクロ波を用いた表面波プラズマで行うプラズマエッチング装置として用いることができる。
また、中央部にプラズマを生成する機構を設けないことも可能である。
さらに、マイクロ波出力部30やマイクロ波伝送部40の構成等は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、スロットアンテナ部から放射されるマイクロ波の指向性制御を行ったり円偏波にしたりする必要がない場合には、位相器は不要である。
さらに、上記実施形態では、マイクロ波プラズマ源をマイクロ波放射部材に導入する際に複数のマイクロ波導入機構を用いた例について説明したが、本発明は、円周状に複数配置されたスロットからマイクロ波を放射して表面波プラズマを生成する際に単一の表面波モードを得られればよく、マイクロ波導入機構は一つであってもよく、マイクロ波の導入態様も限定されない。また、中央部にプラズマを生成する機構を設けないことも可能である。
さらにまた、上記実施形態においては、プラズマ処理装置として成膜装置およびエッチング装置を例示したが、これに限らず、酸化処理および窒化処理を含む酸窒化膜形成処理、アッシング処理等の他のプラズマ処理にも用いることができる。さらに、被処理体は半導体ウエハWに限定されず、LCD(液晶ディスプレイ)用基板に代表されるFPD(フラットパネルディスプレイ)基板や、セラミックス基板等の他の基板であってもよい。
1;チャンバ
2;マイクロ波プラズマ源
3;全体制御部
11;サセプタ
12;支持部材
15;排気管
16;排気装置
17;搬入出口
21;第1ガス導入部
22;第1ガス供給源
23;第2ガス導入部
28;第2ガス供給源
30;マイクロ波出力部
31;マイクロ波電源
32;マイクロ波発振器
40;マイクロ波伝送部
42;アンプ部
43a;周縁マイクロ波導入機構
43b;中心マイクロ波導入機構
44;マイクロ波伝送路
50,50′,50″;マイクロ波放射部材
52;外側導体
53;内側導体
54;給電機構
55;マイクロ波電力導入ポート
60;導入機構本体
100;プラズマ処理装置
121,121′;遅波材
122;マイクロ波透過部材
123,123′;スロット
124;誘電体層
W;半導体ウエハ

Claims (22)

  1. プラズマ処理装置のチャンバ内にマイクロ波を放射して表面波プラズマを形成するマイクロ波プラズマ源であって、
    マイクロ波を生成して出力するマイクロ波出力部と、前記マイクロ波出力部から出力されたマイクロ波を伝送するためのマイクロ波伝送部と、前記チャンバの天壁を構成し、前記マイクロ波伝送部から供給されたマイクロ波を前記チャンバ内に放射するためのマイクロ波放射部材とを具備し、
    前記マイクロ波伝送部は、前記マイクロ波放射部材にマイクロ波を導入するマイクロ波導入機構を有し、
    前記マイクロ波放射部材は、
    金属製の本体部と、
    前記本体部のマイクロ波が導入される側に設けられた誘電体からなる遅波材と、
    前記遅波材に覆われて全体が円周状になるように互いに分離して設けられ、前記遅波材を介して導入されたマイクロ波を放射する複数のスロットと、
    前記本体部の前記チャンバ側表面に設けられ、前記スロットの配置領域を覆うように設けられ、前記チャンバ側の表面に表面波が形成される誘電体からなるマイクロ波透過部材と、
    前記複数のスロットと前記マイクロ波透過部材との間に、前記複数のスロットに対応して互いに分離して設けられ、前記スロットからのマイクロ波電界により単一の磁場ループが形成されるように設けられた複数の誘電体層とを有することを特徴とするマイクロ波プラズマ源。
  2. 前記誘電体層の周方向の長さは、前記誘電体層内のマイクロ波の実効波長をλgとしたときに、λg/2以下であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波プラズマ源。
  3. 前記誘電体層は、空気層または誘電体材料層であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマイクロ波プラズマ源。
  4. 前記スロットは、真空または誘電体材料からなり、円弧状に形成され、円周方向に沿って一列に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のマイクロ波プラズマ源。
  5. 前記スロットの周方向の長さは、スロット内のマイクロ波の実効波長をλgとし、微調整成分をδ(0を含む)としたときに、(λg/2)−δであることを特徴とする請求項4に記載のマイクロ波プラズマ源。
  6. 前記マイクロ波導入機構は、前記マイクロ波放射部材の上の前記チャンバ内の周縁部分に対応する周縁部に、円周方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のマイクロ波プラズマ源。
  7. 前記遅波材は、前記複数のマイクロ波導入機構の配置部分を含む円環状をなすマイクロ波導入機構配置領域に沿って全体形状が円環状になるように複数設けられ、
    前記複数の遅波材は、隣り合うものが金属部材で分離された状態で配置され、前記マイクロ波導入機構の数の2倍の枚数であり、前記各マイクロ波導入機構に対応する位置から、両側に延びるように配置されていることを特徴とする請求項6に記載のマイクロ波プラズマ源。
  8. 前記マイクロ波放射部材は円板状をなし、その上の前記チャンバ内の中央部分に対応する中央部に配置された他のマイクロ波導入機構をさらに有し、前記マイクロ波放射部材の中央から前記チャンバ内の中央部にも表面波プラズマが生成されるように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のマイクロ波プラズマ源。
  9. 前記マイクロ波放射部材は、前記チャンバ内にプラズマ処理に用いるガスを導入するガス導入部をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のマイクロ波プラズマ源。
  10. 前記マイクロ波放射部材の上面の、前記マイクロ波導入機構配置領域と前記他のマイクロ波導入機構が配置された領域の間の部分に、円環状の溝が形成されていることを特徴とする請求項9に記載のマイクロ波プラズマ源。
  11. 被処理基板を収容するチャンバと、
    前記チャンバ内にガスを供給するガス供給機構と、
    前記チャンバ内にマイクロ波を放射して表面波プラズマを形成するマイクロ波プラズマ源と
    を具備し、前記表面波プラズマにより被処理基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、
    前記マイクロ波プラズマ源は、
    マイクロ波を生成して出力するマイクロ波出力部と、前記マイクロ波出力部から出力されたマイクロ波を伝送するためのマイクロ波伝送部と、前記チャンバの天壁を構成し、前記マイクロ波伝送部から供給されたマイクロ波を前記チャンバ内に放射するためのマイクロ波放射部材とを具備し、
    前記マイクロ波伝送部は、前記マイクロ波放射部材にマイクロ波を導入するマイクロ波導入機構を有し、
    前記マイクロ波放射部材は、
    金属製の本体部と、
    前記本体部のマイクロ波が導入される側に設けられた誘電体からなる遅波材と、
    前記遅波材に覆われて全体が円周状になるように互いに分離して設けられ、前記遅波材を介して導入されたマイクロ波を放射する複数のスロットと、
    前記本体部の前記チャンバ側表面に設けられ、前記スロットの配置領域を覆うように設けられ、前記チャンバ側の表面に表面波が形成される誘電体からなるマイクロ波透過部材と、
    前記複数のスロットと前記マイクロ波透過部材との間に、前記複数のスロットに対応して互いに分離して設けられ、前記スロットからのマイクロ波電界により単一の磁場ループが形成されるように設けられた複数の誘電体層とを有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  12. 前記誘電体層の周方向の長さは、前記誘電体層内のマイクロ波の実効波長をλgとしたときに、λg/2以下であることを特徴とする請求項11に記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記誘電体層は、空気層または誘電体材料層であることを特徴とする請求項11または請求項12に記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記スロットは、真空または誘電体材料からなり、円弧状に形成され、円周方向に沿って一列に配置されていることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  15. 前記スロットの周方向の長さは、スロット内のマイクロ波の実効波長をλgとし、微調整成分をδ(0を含む)としたときに、(λg/2)−δであることを特徴とする請求項14に記載のプラズマ処理装置。
  16. 前記マイクロ波導入機構は、前記マイクロ波放射部材の上の前記チャンバ内の周縁部分に対応する周縁部に、円周方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  17. 前記遅波材は、前記複数のマイクロ波導入機構の配置部分を含む円環状をなすマイクロ波導入機構配置領域に沿って全体形状が円環状になるように複数設けられ、
    前記複数の遅波材は、隣り合うものが金属部材で分離された状態で配置され、前記マイクロ波導入機構の数の2倍の枚数であり、前記各マイクロ波導入機構に対応する位置から、両側に延びるように配置されていることを特徴とする請求項16に記載のプラズマ処理装置。
  18. 前記マイクロ波放射部材は円板状をなし、その上の前記チャンバ内の中央部分に対応する中央部に配置された他のマイクロ波導入機構をさらに有し、前記マイクロ波放射部材の中央から前記チャンバ内の中央部にも表面波プラズマが生成されるように構成されたことを特徴とする請求項11から請求項17のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  19. 前記ガス供給機構は、前記マイクロ波放射部材に設けられた、第1のガスを導入する第1のガス導入部を有することを特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  20. 前記チャンバ内に被処理基板を載置する載置台が設けられ、前記ガス供給機構は、前記マイクロ波放射部材と前記載置台との間にプラズマ処理に用いる第2のガスを導入する第2のガス導入部を有することを特徴とする請求項19に記載のプラズマ処理装置。
  21. 前記マイクロ波放射部材の上面の、前記マイクロ波導入機構配置領域と前記他のマイクロ波導入機構が配置された領域の間の部分に、円環状の溝が形成されていることを特徴とする請求項20に記載のプラズマ処理装置。
  22. 前記マイクロ波放射部材は、前記チャンバ内の周縁部に対応する環状をなし、
    前記プラズマ処理装置は、
    被処理基板を載置する載置台と、
    前記マイクロ波放射部材の内側部分に、前記チャンバ内にプラズマ処理に用いるガスをシャワー状に導入するシャワーヘッドと、
    前記シャワーヘッドと前記載置台との間に高周波電界を形成する高周波電界形成機構と
    をさらに具備し、
    前記高周波電界形成機構により、前記チャンバ内に容量結合プラズマが形成されることを特徴とする請求項11から請求項17のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
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