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JP2017095651A - マスキングテープ並びにそれを用いた塗膜形成方法及び養生方法 - Google Patents

マスキングテープ並びにそれを用いた塗膜形成方法及び養生方法 Download PDF

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JP2017095651A JP2015231864A JP2015231864A JP2017095651A JP 2017095651 A JP2017095651 A JP 2017095651A JP 2015231864 A JP2015231864 A JP 2015231864A JP 2015231864 A JP2015231864 A JP 2015231864A JP 2017095651 A JP2017095651 A JP 2017095651A
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野口秀夫
Hideo Noguchi
上田謙介
Kensuke Ueda
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KOUSUI KK
Syuu Co Ltd
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KOUSUI KK
Syuu Co Ltd
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Abstract

【課題】2層以上の塗膜形成に際して、養生作業工程数の削減、作業性の向上、作業時間の短縮、マスキングテープの奇麗な貼り付けや、剥離した際の塗膜の縁の見切りの奇麗さ等が達成されたマスキングテープ、それを使用した養生方法、2層以上の塗膜形成方法を提供すること。【解決手段】1層以上の下層塗膜21及び最上層塗膜22の合計2層以上の塗膜を形成する際に、それぞれの塗膜をそれぞれの養生領域31に形成させないためのマスキングテープ11であって、該下層塗膜21が形成されないようにする下層養生用粘着テープ13、及び、該最上層塗膜22が形成されないようにする最上層養生用粘着テープ12が設けられており、該下層養生用粘着テープ13の幅方向には、その1つ下段の粘着テープの幅よりも塗装領域側42に向けて拡張部分13kが存在しているマスキングテープ11、マスキングテープロール17、それを用いた養生方法及び塗膜形成方法。【選択図】図1

Description

本発明は、養生シートを固定するためのマスキングテープに関し、更に詳しくは、塗装領域に2層以上の塗膜を形成させる際に、それぞれの塗膜を形成させたくない養生領域を覆うためのマスキングテープに関する。
不要物の付着等から養生領域を守るために養生が行われる。該養生領域としては、具体的には、例えば、床、壁、屋上の床壁、塀、柱等の建造物;戸、障子、襖等の建具;机、椅子、ベッド等の家具;自動車、バス、飛行機等の乗物;文房具、食器、装飾品、調理器具等の備品;等がある。
そして、該養生領域を、種々の塗膜;塗料(滴)、塵埃等の工事中の飛散物;風雨、日射等の天然不要物;等から守るために養生シートが用いられる。
養生は、ポリエチレンフィルム等のフィルムからなる養生シートで養生領域を覆うことによって行われるが、その際、該養生シートが剥がれないように、該養生シートの端部等を養生領域の縁又は養生領域の近傍(以下、単に「養生領域の縁」と略記する場合がある)に固定するが、この固定方法としては、主に以下の2種類がある。
1種類目は、汎用の粘着テープをマスキングテープとして使用する方法である。すなわち、該粘着テープと養生シートの端部とを作業者が手に持って、養生シートの端部の略全部を該粘着テープで固定する方法である。その場合、粘着テープの小片と養生シートの端部とを持って、まず一旦養生シートを養生領域の縁に仮止めし、次いで、養生シートの端部の略全部を粘着テープで完全に封止して固定する場合もある。
このような、粘着テープとしては、汎用の粘着テープが用いられ得るが、養生用に特化したものとして、すなわち養生シートを養生領域の縁に固定する粘着テープに特化したものとして、例えば引用文献1に記載の粘着テープが知られている。
引用文献1には、養生した後に作業をし、その作業後に粘着テープを剥がすときに、粘着テープが粘着テープの幅方向の端部から裂けることを避けるために、粘着テープの幅方向の端部の方が、幅方向の中央部より粘着性を落とした養生用の粘着テープが記載されている。
2種類目は、予め養生シートの端部が「粘着テープの幅方向の端部」に貼り付けられている「粘着テープ付き養生シート」(「マスカー」とも言われる)を用いる方法である。 マスカーを用いると、前記した1種類目の方法に用いられる汎用の粘着テープと比較して、予め養生シートが粘着テープに貼り付けられているので、現場での作業が楽になるという特長がある。
例えば、引用文献2には、凹凸面への追従性が良く、作業(施工)後に剥がし易いマスカーが記載され、引用文献3には、手切れ性が良いマスカーが記載されている。また、引用文献4には、作業(施工)後に剥がし易く、塗料の見切りが奇麗になるマスカーが記載されている。
しかしながら、上記の引用文献では、何れも1層の塗膜を考慮したものであるが、例えば、屋上、ベランダ、床等に防水・塗装塗膜を形成する防水・塗装施工分野では、塗装領域に少なくとも合計で2層以上の塗膜を形成する場合が多くある。
その場合、マスキングテープを1回だけ貼り付け、その上から2層以上の塗膜を連続して形成させ、該2層以上の塗膜が全部形成されてから、該マスキングテープを剥離すると以下の問題点がある。
すなわち、(1)2層以上の塗膜であるため膜厚が厚いことが多いので、マスキングテープを剥離したときに塗膜の際(きわ)の外観や見切りの状態が不良となる。(2)下層の塗膜が硬化及び/又は乾燥してから上層の塗膜を形成させるため、最終的に該マスキングテープを剥離するときには、該下層は完全に硬化しているので、マスキングテープを剥離したときに該「完全に硬化した下層」が剥離し易くなっていたり、下層の塗膜の際(きわ)の見切りが不良になったりすることがあり、そのため「2層以上の塗膜」全体としても見切りが極めて不良となる。
上記問題点を回避するため、下層の塗膜の縁から、上層の塗膜の縁を(若干)はみ出させ、すなわち、下の塗膜が形成されていない部分にも上の層を若干張り出させて形成させ、塗膜の縁を奇麗にさせたり(塗膜の縁の外観を良くしたり)、最上層の塗膜の見切りを良くしたり、塗膜が防水塗料の場合には防水性を向上させたりすることがある。
下層を形成させてから、完全に硬化・乾燥する前に、下層用のマスキングテープを剥離すれば、該下層の縁で見切りが不良になることは少ない。
しかしながら、上記のように施工する場合、従来のマスキングテープでは、以下の問題点があった。
すなわち、上層を形成させたくない養生領域に、まずマスキングテープ(粘着テープ)を用いて養生シートを貼り付ける。次いで、下層を形成させたくない養生領域に、別のマスキングテープ(粘着テープ)を貼り付ける。このように、養生だけでも面倒な作業(多くの作業)をする必要があった。
そして、下層を塗布した後、該下層用のマスキングテープ(粘着テープ)を剥離し、上層を塗布した後、上層用のマスキングテープ(粘着テープ)を剥離すると共に養生シートを除去する。
前記したように養生だけで多くの作業工程があると又は養生に複雑な工程があると、施工時間が延びるという問題点もあった。
養生には、作業工程数の削減、作業性の良さ(作業の容易さ)、作業時間の短縮、マスキングテープ(粘着テープ)の奇麗な貼り付け、マスキングテープを剥離した際の塗膜の見切りの奇麗さ等が要求される。
また、2層以上の塗膜が必要な場合(分野)は多く、例えば塗膜防水・塗装工法においては、例えば下塗り1〜2回、要すれば中塗り1回、上塗り(トップコート層の塗布)1回の合計で2層以上の塗膜形成をする場合がある。
しかしながら、2層以上の塗膜形成に関して、前記問題点を解消し、前記要求を満足する養生方法や塗膜形成方法は、公知技術では不十分であり、更なる改善の余地があった。
また、それらの要求を満足する養生方法や塗膜形成方法に使用されるマスキングテープにも更なる改善の余地があった。
特開平10−147760号公報 特開2006−028726号公報 特開2013−249436号公報 特開2014−173038号公報
本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、2層以上の塗膜形成に際して、養生作業工程数の削減、養生作業性の向上(養生作業の容易化)、作業時間の短縮、マスキングテープの奇麗な貼り付け、マスキングテープを剥離した際の塗膜の縁の見切りの奇麗さ等が達成されたマスキングテープを提供することにあり、また、それを使用した養生方法、2層以上の塗膜形成方法を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、下層養生用粘着テープ及び最上層養生用粘着テープという「2段以上に積層された粘着テープ」を設け、該下層養生用粘着テープの幅方向に、「1つ下段の粘着テープの幅よりも塗装領域側に向けて延伸した拡張部分」を設けることによって、マスキングテープの貼り付け作業を1回にでき、それによって、上記課題が解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、塗装領域に、1層以上の下層塗膜、及び、最上層塗膜の、少なくとも合計2層の塗膜を形成する際に、それぞれの塗膜を形成させない養生領域を養生シートで覆っておくために、該養生シートの端部を該養生領域の縁に固定するためのマスキングテープであって、
該マスキングテープは、2段以上に積層された粘着テープを有し、上から順に、該下層塗膜が形成されないように該養生領域を養生するための下層養生用粘着テープ、及び、該最上層塗膜が形成されないように該養生領域を養生するための最上層養生用粘着テープが少なくとも設けられており、
該下層養生用粘着テープの幅方向には、該下層養生用粘着テープの1つ下段の粘着テープの幅よりも塗装領域側に向けて延伸した拡張部分が存在しているものであることを特徴とするマスキングテープを提供するものである。
また、本発明は、上記のマスキングテープがロール状に巻回された状態になっているものであることを特徴とするマスキングテープロールを提供するものである。
また、本発明は、上記のマスキングテープを使用した塗膜の形成方法であって、
少なくとも以下の工程(1)ないし(5)を有することを特徴とする塗膜形成方法を提供するものである。
(1)マスキングテープを用いて養生シートの端部を養生領域の縁に固定して該養生領域を該養生シートで覆う、又は、予めマスキングテープ付属養生シートが設けられたマスキングテープを用いて養生領域を養生シートで覆う工程
(2)下層塗膜を形成する工程
(3)下層養生用粘着テープを剥離する工程
(4)最上層塗膜を形成する工程
(5)最上層養生用粘着テープを剥離し、養生シート又はマスキングテープ付属養生シートを除去する工程
また、本発明は、上記のマスキングテープを使用して養生部分を養生することを特徴とする養生方法を提供するものである。
また、本発明は、上記のマスキングテープを使用することを特徴とする塗膜防水・塗装工法を提供するものである。
本発明によれば、前記背景技術に記載した問題点と前記課題とを解決し、塗装領域に2層以上の塗膜形成をする際に、養生作業の工程数を削減でき、養生作業が容易になり、作業性が向上すると共に作業時間の短縮が図れる。
また、マスキングテープ、すなわち、それぞれの塗膜を養生するための粘着テープを奇麗に貼り付ける(設置する)ことができる。
従来の粘着テープでは、下層用の粘着テープとして上層用とは別の粘着テープを使用するが、貼り付け作業が2層の場合は2度になり(n層の場合はn回になり)、養生の工程数が増える。粘着テープを上から押しつけて強く接着させるには時間がかかるので、確実に養生にかかる時間が増える。
本発明によれば、何層であってもマスキングテープの貼り付け作業は1回なので、養生にかかるトータルの時間が少なくなり、上記問題点が解消される。
それぞれの塗膜の縁の位置や奇麗さは、貼り付けられた粘着テープの縁の位置や奇麗さで決まる。従って、塗装現場で作業者が何度も粘着テープを貼り付けていたのでは、塗膜の縁のギザギザの発生等、塗装の品質を落とすこととなる。
本発明によれば、全ての層用の粘着テープは、本発明のマスキングテープに設けられている。すなわち、それぞれの段の粘着テープの相対的位置や後述する拡張部分の幅等は、マスキングテープ製造工場内で製造時に定量的に制御されるので、作業者の技量に依存することなく、常に塗膜の縁の位置や奇麗さが確保される。
作業者は、養生作業の最初の段階で、最下層の塗膜の養生に際してマスキングテープを丁寧に貼り付けるだけで、全ての層の縁の位置が正確に奇麗に決まる。特に、「下層の縁」から「その直ぐ上の上層の縁」までの距離(上層があり下層のない部分の間隔)が、本発明のマスキングテープでは、予め拡張部分として正確に制御されているので、正確な仕上がりになると共に塗膜形成の作業が容易となる。
塗膜が完全に硬化又は乾燥した後に粘着テープを剥がすと、塗膜の縁が乱れたり(見切りが不十分になったり)塗膜が剥離したりするので、通常は、塗膜が完全に硬化又は乾燥する前に粘着テープを剥がすが、そのタイミングで何度も粘着テープを貼り直すのは、難しかったり作業時間に神経を使うことになる。本発明によれば、粘着テープを貼り直すこともないので難易度が低下する。
塗膜防水・塗装のための養生等を含め、多くの養生作業は中腰で行なうことが多いが、養生作業時間が長くなると、作業者に与える苦痛が大きくなる。
本発明によれば、上記問題点が軽減される。すなわち、何度も粘着テープを貼らないので、養生作業時間が短くてすみ、作業者に与える苦痛が軽減される。
養生領域が狭かったり、立ち上がり部に近かったりして、養生領域に立って作業ができない場合、塗装領域に立って作業をすることになる。また、作業時間が増えることは作業者に大きな負担を与える。
本発明によれば、マスキングテープの貼り付けは1回なので、養生に費やす時間が短縮されて上記問題点が解消され、作業者に与える負担が軽減される。
養生には、作業工程数の削減、作業性の良さ(作業の容易さ)、作業時間の短縮、マスキングテープ(粘着テープ)の奇麗な貼り付け、マスキングテープを剥離した際の塗膜の見切りの奇麗さ等が要求される。
また、2層以上の塗膜が必要な場合(分野)は多く、例えば塗膜防水・塗装工法においては、例えば、下塗り1〜2回、要すれば中塗り1回、上塗り(トップコート層の塗布)1回、の合計で2層以上の塗膜形成をする場合がある。
本発明によれば、上記要求が満足され、そのため、2層以上の塗膜が必要な場合(分野)に極めて効果を発揮する。
本発明のマスキングテープの構造(層構成)の一例を示す概略断面図である。 (a)(b)(c)粘着テープが2段であって、下層養生用粘着テープ及び最上層養生用粘着テープが設けられている構造であり、(c)は図5のA−A’矢視断面図である。 (d)粘着テープが3段であって、2段の下層養生用粘着テープ及び最上層養生用粘着テープが設けられている構造である。 本発明のマスキングテープの構造(層構成)であって、一番下段に離型紙が設けられている構造の一例を示す概略断面図である。 本発明のマスキングテープの構造(層構成)であって、一番下段にマスキングテープ付属養生シートが予め設けられている構造の一例を示す概略断面図である。 本発明のマスキングテープを用いた塗膜形成方法の各工程の一例を示す概略断面図である。 (a)本発明のマスキングテープを用いて養生シートの端部を養生領域の縁に固定して養生領域を養生シートで覆う工程(1)の後の概略断面図 (b)下層塗膜を形成する工程(2)の後の概略断面図 (c)下層養生用粘着テープを剥離する工程(3)の後の概略断面図 (d)最上層塗膜を形成する工程(4)の後の概略断面図 (e)最上層養生用粘着テープを剥離し養生シートを除去する工程(5)の後の概略断面図 本発明の図1(c)の構造(層構成)のマスキングテープを巻回してなるマスキングテープロールの一例を示す概略斜視図である。
以下、本発明について説明するが、本発明は、以下の具体的形態に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変形することができる。
<マスキングテープ>
本発明は、塗装領域に、「1層以上の下層塗膜、及び、最上層塗膜の、少なくとも合計2層の塗膜」を形成する際に、「それぞれの塗膜を形成させない養生領域」を養生シートで覆っておくために、該養生シートの端部を該養生領域の縁に固定するためのマスキングテープであって、
該マスキングテープは、2段以上に積層された粘着テープを有し、上から順に、「該下層塗膜が形成されないように該養生領域を養生するための下層養生用粘着テープ」、及び、「該最上層塗膜が形成されないように該養生領域を養生するための最上層養生用粘着テープ」が少なくとも設けられており、
該下層養生用粘着テープの幅方向には、該下層養生用粘着テープの1つ下段の粘着テープの幅よりも塗装領域側に向けて延伸した拡張部分が存在しているものであることを特徴とするマスキングテープである。
本発明のマスキングテープは、「1層以上の下層塗膜」及び「最上層塗膜」の2層以上の塗膜を形成する際に用いられる。
ここで、「最上層塗膜」とは、本発明のマスキングテープを用いて養生する際に、最も上に従って最も後に形成される塗膜を言う。ただし、本発明のマスキングテープを全て剥離した後に、養生せずに又は別途養生をし直して、一番上に新たな塗膜を形成することは排除されず、その場合の該「新たな塗膜」は、本発明の「最上層塗膜」ではない。
「下層塗膜」とは、「最上層塗膜」の下に形成される塗膜の全てを言う。従って、例えば、所謂、(最)下膜、下引層、下塗り、中間膜、中塗り等は、本発明における「下層塗膜」であり、例えば、下塗りを2回する場合は、何れの塗膜も「下層塗膜」である。
本発明のマスキングテープを用いて、養生シート(の端部)を養生領域の縁に固定することによって、該養生シートで該養生領域を覆い、該養生領域に、塗膜が形成されないようにしたり、塗料の液滴等が付着しないようにしたり、施工時の埃等が付着することを防止したりする。
本発明のマスキングテープは、少なくとも合計2層の塗膜を形成する際に用いられるが、2層以上の塗膜形成をする分野としては、新築時又は改修時の塗膜防水・塗装施工分野;厨房、食品工場等の水を使用する場所での防水処理分野;自動車、バス、飛行機等の乗物のペイント分野;等が挙げられる。
特に、改修時の塗膜防水・塗装工法では、押えコンクリートの上に(要すれば通気緩衝シートを敷き)、「下層塗膜」を1層以上形成させ、最後に、最上層塗膜として所謂トップコート層を形成させると言うように、複数層の塗膜の形成が一般的であるため、本発明のマスキングテープの特長を生かし易い。
しかも、防水に汎用されるウレタン防水層は、液体塗布後の硬化を利用して形成しているため、見切りを奇麗にするため等、硬化・乾燥が完了する前に粘着テープを剥離する必要がある。その点からも、本発明のマスキングテープは、塗膜防水・塗装工法に適している。
すなわち、本発明における塗膜は、防水・塗装塗膜であることが好ましい。また、本発明の別の態様は、上記のマスキングテープを使用することを特徴とする塗膜防水・塗装工法である。
本発明のマスキングテープは、2段以上に積層された粘着テープを有し、上から順に、下層養生用粘着テープ及び最上層養生用粘着テープが少なくとも設けられている。
ここで、「上」とは、本発明のマスキングテープを対象物に貼り付けたときに該対象物から遠い方をいう。すなわち、養生の対象物が床等の下面である場合は、「上」とは、本発明のマスキングテープを対象物に貼り付けたときに上になる方を言う。
「下層養生用粘着テープ」は、下層塗膜が形成されないように養生領域を養生するためのものであり、「最上層養生用粘着テープ」は、最上層塗膜が形成されないように養生領域を養生するためのものである。
本発明のマスキングテープには、下層養生用粘着テープ及び最上層養生用粘着テープが少なくとも設けられている。
本発明のマスキングテープを使用した塗膜形成方法は、少なくとも以下の工程(1)ないし(5)を有する。
(1)マスキングテープを用いて養生シートの端部を養生領域の縁に固定して該養生領域を該養生シートで覆う、又は、予めマスキングテープ付属養生シートが設けられたマスキングテープを用いて養生領域を養生シートで覆う工程
(2)下層塗膜を形成する工程
(3)下層養生用粘着テープを剥離する工程
(4)最上層塗膜を形成する工程
(5)最上層養生用粘着テープを剥離し、養生シート又はマスキングテープ付属養生シートを除去する工程
従って、下層塗膜を形成した後に下層養生用粘着テープを剥離し、次いで、最上層塗膜を形成した後に最上層養生用粘着テープを剥離するので、本発明のマスキングテープにおいては、下層養生用粘着テープの方が最上層養生用粘着テープより上の段に設けられている。
本発明のマスキングテープ11における下層養生用粘着テープ13は、図1(a)(b)(c)に示したように1段(最上層養生用粘着テープ12を入れて合計で2段)でもよく、図1(d)に示したように、2段(最上層養生用粘着テープ12を入れて合計で3段)でもよく、図示しないが、3段以上(最上層養生用粘着テープ12を入れて合計で4段以上)でもよい。
本発明のマスキングテープ11では、最上層養生用粘着テープ12を入れて合計で2段以上が必須であるが、多層塗膜の塗膜数(層数)の一般的頻度の関係や、規定等の関係から、合計で2〜6段が好ましく、合計で2〜5段がより好ましく、合計で2〜4段が特に好ましい。段数を多くしてもそのような塗膜数の多層塗膜を必要とする場合がそもそも少なく、段数が無駄になる場合がある。
なお、図は全て本発明のマスキングテープ11の一例を示す概略図であり、特に、図1〜図4の縦横の縮尺(倍率)は、およその値を示したものであり、本発明の技術思想の範囲内で変化し得るものである。
本発明のマスキングテープ11は、塗装領域41に、2層以上の下層塗膜21、及び、最上層塗膜22の、少なくとも合計3層の塗膜を形成する際に使用する、3段以上に粘着テープが積層されたマスキングテープ11であって、
上から順に、該2層以上の下層塗膜21が形成されないように養生領域31を養生するための下層養生用粘着テープ13が2段以上、及び、該最上層塗膜22が形成されないように該養生領域31を養生するための最上層養生用粘着テープ12が少なくとも設けられていることも好ましい。
上記態様の場合、もし合計2層の塗膜を形成する場合であっても、1段だけ無駄にすればよいので(同時に2段剥離すればよいので)、「2層用と3層以上用にも適用可能という多様性」を持たせるために上記態様も好ましい。
図1〜3に示したように、本発明のマスキングテープ11において、上記下層養生用粘着テープ13は、下層養生用粘着テープ基材13a、下層養生用粘着テープ粘着層13b、及び、下層養生用粘着テープ離型層13cを有することが好ましい。また、上記最上層養生用粘着テープ12は、最上層養生用粘着テープ基材12a、最上層養生用粘着テープ粘着層12b、及び、最上層養生用粘着テープ離型層12cを有することが好ましい。
下層養生用粘着テープ13と最上層養生用粘着テープ12の「層構成、層の厚さ、層の材質、色」等、又は、下層養生用粘着テープ13が2段以上ある場合のそれぞれの下層養生用粘着テープ13同士の「層構成、層の厚さ、層の材質、色」等は、それぞれで(段毎に)同一であっても異なっていてもよい。
下層養生用粘着テープ基材13aや最上層養生用粘着テープ基材12a(以下、単に「テープ基材」と略記する場合がある)の材質は特に限定はないが、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のポリオレフィン系フィルム;ポリ塩化ビニルフィルム;ポリエステルフィルム;ポリアミドフィルム;等の各種プラスチックフィルムや、布、紙等が挙げられる。中でも、手で簡単に又は真っ直ぐに切れる点から布又は紙が好ましい。また、見切りを奇麗にする(見切り性向上の)ためには、ポリオレフィン系フィルム等のプラスチックフィルムが好ましい。
1段の(それぞれの)テープ基材の厚さは特に限定はないが、テープ基材が「クレープ紙等の紙」の場合やプラスチックフィルムの場合等には、20μm〜500μmが好ましく、40μm〜350μmがより好ましく、80μm〜200μmが特に好ましい。また、テープ基材が布等の場合には、50μm〜700μmが好ましく、100μm〜550μmがより好ましく、200μm〜400μmが特に好ましい。
テープ基材や粘着テープの厚さが薄過ぎると、粘着テープが破れることがある。
一方、テープ基材や粘着テープの厚さが厚過ぎると、作業終了後に撤収し難かったり、無駄になったり、マスキングテープロール17の直径が不必要に大きくなる場合がある。また、マスキングテープ11を巻回してマスキングテープロール17とするときに、段数の多い部分は、少ない部分より、その直径が大きくなろうとするので、良好に巻回できない場合がある。
下層養生用粘着テープ粘着層13bや最上層養生用粘着テープ粘着層12b(以下、単に「粘着層」と略記する場合がある)の材質は特に限定はないが、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等、公知の各種粘着剤から適宜選択して使用することができる。作業後に、対象物等から剥がす必要があるため、糊残りが少なく、適度に剥離容易なものが選択される。
1段の(それぞれの)粘着層の厚さは特に限定はないが、15μm〜150μmが好ましく、25μm〜100μmが特に好ましい。粘着層の厚さが薄過ぎると剥離する場合があり、一方、厚過ぎると粘着性が強くなり過ぎて、作業後に対象物等から剥がし難くなったり、対象物上の塗膜を剥離させてしまったり、マスキングテープ11が千切れて作業現場に残存させてしまう場合等がある。
下層養生用粘着テープ離型層13cや最上層養生用粘着テープ離型層12c(以下、単に「離型層」と略記する場合がある)は、公知のものが使用できる。「離型層」には、離型剤をテープ基材に染み込ませた態様も含まれる。また、離型層をテープ基材に接着させるためのプライマー層(処理)があってもよい。
該離型層は、マスキングテープ11を巻回してマスキングテープロールとしたときに、上にくる粘着テープが下の粘着テープに強く貼り付かないようにするために設けられる。
本発明のマスキングテープ11においては、上記最上層養生用粘着テープ12の粘着層の粘着力が、上記下層養生用粘着テープ13の粘着層の粘着力より強くなっていることが好ましい。
マスキングテープ11を貼り付ける対象物は、屋上、床等が多く、それらの表面は、例えば「モルタル中の砂」等が表面に存在するものが多く、また埃や湿気等が付着している場合が多い。何れの場合でも、対象物の表面の接着性が落ちていることが多い。
その場合、上記最上層養生用粘着テープ12の粘着層の粘着力が、上記下層養生用粘着テープ13の粘着層の粘着力と同等か又は弱くなっていると、下層塗膜21を形成し(工程(2))、上記下層養生用粘着テープ13を剥離する際に(工程(3))、上記下層養生用粘着テープ13が、「接着性の落ちた対象物」から(同時に)剥離してしまう場合がある。
従って、下層塗膜21を形成した後に、上記下層養生用粘着テープ13だけを容易に確実に剥離できるように、上記最上層養生用粘着テープ12の粘着力は、上記下層養生用粘着テープ13の粘着力より強くなっていることが好ましい。これは、例えば、最上層養生用粘着テープ粘着層12bの材質と、下層養生用粘着テープ粘着層13bの材質を、それぞれ調整することによってなされることが好ましい。
本発明のマスキングテープ11の幅は、特に限定はないが、15mm以上150mm以下であることが好ましい。より好ましくは20mm以上100mm以下であり、特に好ましくは25mm以上75mm以下であり、更に好ましくは30mm以上50mm以下である。
下限が上記であると、マスキングテープ11を強固に養生領域31の縁に貼り付けられ、粘着テープの段数が多くなっても対応できる。一方、上限が上記であると、マスキングテープ11の幅が無駄にならず、持ち運びや貼り付け等の作業性が良くなる。
下層養生用粘着テープ13と最上層養生用粘着テープ12の塗装領域側42の位置関係や、下層養生用粘着テープ13が2段以上ある場合の、該下層養生用粘着テープ13同士の塗装領域側42の位置関係(図1では右側の位置関係)は、例えば、図1(a)〜(d)に示したように、下層養生用粘着テープ13の幅方向に向けて、該下層養生用粘着テープ13の1つ下段の粘着テープの幅よりも塗装領域側42に向けて延伸した拡張部分13kが存在していることが必須である。
該拡張部分13kの存在によって、下層塗膜21の縁から下層塗膜21のない部分に向けて、該延伸部分だけ、その上の層を張り出させて塗布することができ、多層塗膜の縁に段差ができ難くなり、塗膜の縁から剥離し難くなり、機能と外観が良好となる。
延伸部分の長さは特に限定はなく、前記したマスキングテープ全体の幅にも依存するが、1mm以上30mm以下が好ましく、2mm以上20mm以下がより好ましく、3mm以上10mm以下が特に好ましく、4mm以上7mm以下が更に好ましい。
延伸部分の長さが長過ぎると、「下層はあるがその上の層がない部分」の面積が大きくなり過ぎる場合がある。
一方、延伸部分の長さが短過ぎると、下層の縁の近傍で、その上の層も途切れることになり、塗膜の縁が乱れたり、塗膜の縁の外観が悪化したりする場合がある。また、延伸部分が十分に床面等の対象物に貼り付かずに、そこから塗布液が入り込む場合がある。
下層養生用粘着テープ13と最上層養生用粘着テープ12の養生領域側32の位置関係(図1では左側の位置関係)については特に限定はなく、図1(a)に示したように、下層養生用粘着テープ13の幅が狭くて、「最上層養生用粘着テープ等のその上の層用の粘着テープ」だけの部分が大きくても、図1(b)と図1(d)に示したように、「最上層養生用粘着テープ等のその上の層用の粘着テープ」だけの部分の幅方向の長さと、前記した延伸部分の長さが略等しくても、図1(c)に示したように、養生領域側32の位置が一致していても(同じ場所で切れていても)よい。
マスキングテープロール17にしたときの、巻回の容易さ、幅方向で厚さの違いを少なくする等の点から、特に限定はないが、図1(b)(d)又は図1(c)のような態様が好ましい。
<<離型紙を有するタイプ>>
本発明のマスキングテープ11は、更に、一番下段に離型紙14が設けられており、該離型紙14は、上記最上層養生用粘着テープ12の粘着層側に、該最上層養生用粘着テープ12の幅方向の片側のみに設けられており、マスキングテープ11を上記養生領域31に貼り付けた後に、該離型紙14を剥ぎ取りながら上記養生シート15の端部を該養生領域31の縁に固定できるような形態になっていることが好ましい。
図2に離型紙14が設けられている本発明のマスキングテープ11の形態の例を示す。
離型紙14は、最上層養生用粘着テープ12の幅方向の、片側すなわち養生領域側に設けられており、その幅や位置については特に限定はないが、図2(a)(b)に示したように、該離型紙14の端と下層養生用粘着テープ13の幅方向の端の位置がほぼ同じであってもよく、図2(c)に示したように、該離型紙14の養生領域側32の端が、最上層養生用粘着テープ12の幅より養生領域側32に張り出していてもよい。
マスキングテープロール17にしたときの、巻回の容易さ、幅方向で厚さの違いを少なくする等の点から、特に限定はないが、離型紙14の幅方向の端に関して、図2(a)(b)のような態様が好ましい。
離型紙14は、本発明のマスキングテープ11の幅方向の片側のみに、すなわち最上層養生用粘着テープ12側に、最上層養生用粘着テープ12の幅全体の10%以上60%以下に設けられていることが好ましく、20%以上55%以下に設けられていることがより好ましく、30%以上50%以下に設けられていることが特に好ましい。
上記数値が小さ過ぎると、養生シート15を挿んで貼り付ける幅が狭くなるので養生テープがしっかり固定できない場合があり、大き過ぎると、無駄だったり養生シート15の貼り付けが難しくなったりする場合がある。
「上記のような離型紙14が設けられた本発明のマスキングテープ」を使用した塗膜の形成方法は、「前記工程(1)」が以下であることが好ましい。
すなわち、前記工程(1)が、該マスキングテープ11の、離型紙14が設けられていないために粘着層が露出している部分の粘着層を養生領域31の縁に貼り付け、次いで、該離型紙14を剥ぎ取りながら、養生シート15の端部を、離型紙14を剥ぎ取ったことで露出した粘着層に貼り付けつつ、該養生シート15の端部を該養生領域31の縁に固定して、該養生シート15で該養生領域31を覆う工程であることが好ましい。
離型紙14が設けられていないと、マスキングテープ11と養生シート15の端部とを作業者が同時に手に持って、養生シート15の端部の略全部を粘着テープで対象物に固定するか、粘着テープの小片と養生シート15の端部とを持って、まず養生シート15を対象物に仮止めし、次いで養生シート15の端部の略全部をマスキングテープ11で完全に固定する。
あるいは、マスキングテープ11の「養生シートを固定する側」を(マスキングテープのある程度の長さに亘って)、手前側から曲げて又は巻き付けて、マスキングテープ11の「養生シートを固定する側」が対象物に貼り付かないようにして、マスキングテープ11と対象物との間に隙間を作りつつ、ある程度の長さだけマスキングテープ11を対象物に貼り付けて、その後に養生シート15を該隙間に差し込んで、養生テープを養生領域31に固定することが多い。
最上層養生用粘着テープ12の幅方向の片側のみに離型紙14が設けられていると、養生シート15を持たずに、まず「離型紙14が設けられていないために粘着層が露出している部分の粘着層」を養生領域31の縁に貼り付けられるので(離型紙14の部分は養生領域31に貼り付かないので)、マスキングテープ11の全面を上から押して対象物に貼り付けることができる。
また、養生シート15を持たないので、先ずはマスキングテープ11の貼り付けのみに集中すればよく、そのためマスキングテープ11を奇麗に貼り付けられ、見切りを奇麗にでき、また、本発明のマスキングテープ11を用いた養生シート15の固定作業が容易となる。
また、作業時間が短縮でき、広い面積の養生領域31、出隅・入隅等があって入り組んだ構造の養生領域31、養生シート15が決して破れてはならない養生領域31等であっても好適に作業が可能である。
離型紙14は、離型紙基材14aと離型紙離型層14cを有する。
離型紙基材14aの材質は、紙には限定されず、特に限定はないが、例えば、紙;ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックフィルム;布;等が挙げられる。離型剤の塗布性、コスト等の点からは紙が好ましいが、薄くできる点等からはプラスチックフィルムが好ましい。
離型紙14の厚さは特に限定はないが、10μm〜150μmが好ましく、15μm〜100μmがより好ましく、20μm〜70μmが特に好ましい。
離型紙14の厚さが薄過ぎると、離型紙14を剥ぎ取っている途中で離型紙14が切れて作業性が落ちたり、離型紙14が小さく破れて作業現場に残存したりする場合がある。
一方、厚過ぎると、無駄になったり、マスキングテープロール17の直径が不必要に大きくなったりする場合がある。また、マスキングテープ11を巻回して、マスキングテープロール17とすると、離型紙14のある側の直径が大きくなろうとするので、離型紙14のない側との関係で、良好に巻回できない場合がある。
離型紙離型層14cの材質は特に限定はないが、離型性の点からシリコーン樹脂が好ましい。また、特に限定はないが、離型紙基材14aと離型紙離型層14cとの間には、プライマー処理等の密着向上処理がなされていることも好ましい。
<<マスキングテープ付属養生シートを有するタイプ>>
本発明のマスキングテープ11は、更に、一番下段にマスキングテープ付属養生シート16が予め設けられているもの(以下、「マスカータイプ」と略記する場合がある)であることも好ましい。マスキングテープ付属養生シート16はマスキングテープ11の養生領域側32に設けられる。図3に上記態様の例を示す通り、マスカータイプには、例えば、図3(a)(b)又は(c)に示したような態様がある。
図3のようなマスカータイプを用いると、予め養生シートがマスキングテープ11に貼り付けられて(付属して)いるので、現場での作業が楽になるという特長がある。
本発明の「2段以上に積層された粘着テープを有するマスキングテープ」は、例えば図2に示したような「離型紙が設けられたタイプ」も、例えば図3に示したような「養生シートが付属しているマスカータイプ」も、例えば図1に示したような「離型紙も養生シートも何れも存在しないタイプ」も含んでいる。
また、本発明のマスキングテープ11の態様として、下層養生用粘着テープ13、最上層養生用粘着テープ12、離型紙14、マスキングテープ付属養生シート16以外の「段」を有している態様も排除はされない。
<マスキングテープロール>
本発明のマスキングテープ11は、図5に概要を示したように、ロール状に巻回された状態で供されることが、移動の容易さ、施工現場での作業性等の点で好ましい。
すなわち、本発明の他の態様は、前記した本発明のマスキングテープ11がロール状に巻回された状態になっているものであることを特徴とするマスキングテープロール17である。
本発明のマスキングテープロール17におけるマスキングテープ11の全長は、特に限定はないが、作業性と持ち運びの点から、5m〜50mが好ましく、10m〜25mが特に好ましい。
また、マスキングテープロール17の直径(未使用のものの外径)は、特に限定はないが、作業性と持ち運びの点から、5cm〜30cmが好ましく、10cm〜20cmが特に好ましい。
マスキングテープ11は、通常は、左から右に又は上から下に養生領域31の対象物に貼り付けるので、その際にマスキングテープ11の養生領域側32が、養生領域31の方に向くように巻回されていることが好ましい。
<養生方法>
本発明の養生方法は、前記のマスキングテープ11を使用して養生部分を養生することを特徴とする。以下の<塗膜形成方法>の項に該養生方法を含め記載する。
<塗膜形成方法>
本発明の他の態様は、前記のマスキングテープ11を使用した塗膜の形成方法であって、少なくとも以下の工程(1)ないし(5)を有することを特徴とする塗膜形成方法である。
(1)マスキングテープ11を用いて養生シート15の端部を養生領域31の縁に固定して該養生領域31を該養生シート15で覆う、又は、予めマスキングテープ付属養生シート16が設けられたマスキングテープ11を用いて養生領域31を該マスキングテープ付属養生シート16で覆う工程
(2)下層塗膜21を形成する工程
(3)下層養生用粘着テープ13を剥離する工程
(4)最上層塗膜22を形成する工程
(5)最上層養生用粘着テープ12を剥離し、養生シート15又はマスキングテープ付属養生シート16を除去する工程
工程毎の概略断面図を図4に示す。図4では、「下層塗膜21」を形成し、次いで「最上層塗膜22」を形成するようになっている。
「上層塗膜」とは、「下層塗膜21」の上に形成される塗膜のことを言う。従って、「上層塗膜」は、更にその上に上層塗膜が形成されるときには「下層塗膜21」になることがあり、また、その上に上層塗膜が形成されないときには「最上層塗膜22」になる。
また、図4では、合計2段の場合を記載したが、下層養生用粘着テープ13が2段以上あり、最上層養生用粘着テープ12を入れて合計で3段以上ある場合は、図4の「最上層養生用粘着テープ12」は「下層養生用粘着テープ13」に置き換え(読み替え)た上で、更にその上に「最上層養生用粘着テープ12」があるものとする。すなわち、塗膜を3層以上形成する場合、すなわち、粘着テープが3段以上ある場合には、「工程(2)、工程(3)」の組み合わせを繰り返す。
また、本発明の塗膜形成方法は、上記工程(1)〜(5)以外の工程が挿入されていることが排除されていない。
工程(1)後の概略断面図を図4(a)に示す。
なお、マスカータイプの場合には、図4(a)の「養生シート15」が、「マスキングテープ付属養生シート16」となっている。
本発明おいては、工程(1)で、マスキングテープ11を1回だけ養生領域31の縁の対象物に固定することで(1回の工程(1)で)、「1段以上の下層養生用粘着テープ13」及び「最上層養生用粘着テープ12」を同時に(いっぺんに)、養生領域31の縁の対象物に固定できることが特長である。
「工程(2)下層塗膜21を形成する工程」の後の概略断面図を図4(b)に示す。下層塗膜21は、適宜マスキングテープ11の上部にまで塗布することが好ましい。
「工程(3)下層養生用粘着テープ13を剥離する工程」の後の概略断面図を図4(c)に示す。
下層養生用粘着テープ13を剥離するタイミングは、該下層の塗膜が完全に硬化及び/又は乾燥し終える前であることが、下層塗膜の見切り21aをしっかり奇麗にするために好ましい。
工程(3)の後には、従来法のように改めて上層用に新たなマスキングテープを貼り直さなくても、既に、最上層養生用粘着テープ12又は「既に塗布された下層養生用粘着テープ13より下に次に塗布すべき下層養生用粘着テープ13」が存在する(貼り付けられている)ことになり、養生作業が簡略化される。
「工程(4)最上層塗膜22を形成する工程」の後の概略断面図を図4(d)に示す。最上層塗膜22は、適宜マスキングテープ11の上部にまで塗布することが好ましい。
「工程(5)最上層養生用粘着テープ12を剥離し、養生シート15又はマスキングテープ付属養生シート16を除去する工程」の後の概略断面図を図4(e)に示す。最上層養生用粘着テープ12を剥離するタイミングは、該(最)上層の塗膜が完全に硬化及び/又は乾燥し終える前であることが、上層塗膜の見切りをしっかり奇麗にするために好ましい。
塗膜防水・塗装工法のときは、該最上層は所謂トップコート層である。
本発明のマスキングテープ11が、前記した「離型紙14が設けられているマスキングテープ」の場合には、上記工程(1)は、
(1A)マスキングテープ11の「離型紙14が設けられていないために粘着層が露出している部分の粘着層」を養生領域31の縁に貼り付ける工程、
(1B)該離型紙14を剥ぎ取りながら、養生シート15の端部を、離型紙14を剥ぎ取ったことで露出した粘着層に貼り付けつつ、該養生シート15の端部を該養生領域31の縁に固定して、該養生シート15で該養生領域31を覆う工程、
の少なくとも2工程を有している。
本発明の中でも、「離型紙14が設けられているマスキングテープ」を用いることによって、工程(1A)で、マスキングテープ11の上から手等でその全面を押して、該マスキングテープ11を対象物に貼り付けても、「下層養生用粘着テープ粘着層13bのうち、工程(1B)で養生シート15を挟んで固定する予定の部分」が対象物に貼り付かない。
そのため、マスキングテープ11を対象物に強力に貼り付けることができる。
また、次の工程(1B)では、該離型紙14を剥ぎ取りながら、養生シート15を「離型紙14を剥ぎ取ったことで露出した粘着層」に貼り付ければよいので、養生シート15の固定に専念でき、作業が容易で仕上がりも良くなる。
すなわち、従来のように、粘着テープを貼り付けている最中に、養生シート15を持っている必要がなく、また、粘着テープの小片で養生シート15を仮止めする必要もないので、作業が容易で仕上がりも良くなる。
離型紙14が設けられているタイプでは、上記工程(1A)で、マスキングテープ11の上からその全面を押せるので、対象物に強くその全面を貼り付けることができる。
粘着テープの段数が2段以上になると、一般に、対象物への貼り付き強度が十分ではなくなる、特に、幅が狭い拡張部分13kの対象物への貼り付き強度が十分ではなくなる。
しかしながら、「合計2段以上の粘着テープを有する本発明のマスキングテープ」であっても、強く対象物に貼り付けることができる。すなわち、2段以上に積層された粘着テープを有するマスキングテープ11と、離型紙14が設けられているマスキングテープ11は、それら2つを組み合わせることによって、対象物への接着性(貼り付き強度)について相乗効果を奏する。
本発明のマスキングテープ11は、特に限定はないが、塗膜防水・塗装工法に使用されることが好ましい。すなわち、本発明の塗膜形成方法は、防水・塗装塗膜形成方法に使用されることが好ましい。
塗膜防水・塗装工法の場合は、施工規則が存在することにも起因して、ピンホールへの対処等のため2層以上の塗膜を形成させることが多く、塗膜防水・塗装工法においては、例えば下塗り1〜2回、要すれば中塗り1回、上塗り(トップコート層の塗布)1回の合計で2層以上の塗膜形成をする場合が殆どである。
また、改修時に、押えコンクリートの上に通気緩衝シートを設ける場合でも、更にその上に、塗膜防水層とトップコート層の合計で2層以上の塗膜形成をする場合がある。
従って、本発明のマスキングテープ11は、新築時や改修時の塗膜防水・塗装工法に使用されることが好ましく、上記の点から、改修時の塗膜防水・塗装工法に使用されることが特に好ましい。また、重ね防水工法に使用されることが好ましい。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
縦横約10mの屋上の床面全面に、2液混合タイプの硬化型ウレタン防水塗料((株)ダイフレックス社製、「コスミックRIM」(登録商標))を塗布し、その後にトップコート層(最上層塗膜)((株)ダイフレックス社製、「コスミックトップS」)を形成するために、図3(c)に示したような「上から順に、下層養生用粘着テープ、最上層養生用粘着テープ、及び、マスキングテープ付属養生シートが設けられたマスキングテープ」(マスカータイプ)を用いた。
養生領域である、該屋上に設置されている通気ファン、水槽、ソーラー発電等の装置;該屋上の床面にあるトレンチ;窓、出入り口の扉等の垂直部分;等を、上記マスキングテープと上記マスキングテープ付属養生シートを用いて養生した。
まず、上記のマスキングテープを用いて養生シートの端部を養生領域の縁に固定しつつ、上記養生領域を該養生シートで覆った(工程(1)、図4(a))。
次いで、ウレタン防水塗料を、吹付機(グラコ(株)社製)を用いて塗布し、平均膜厚2mmとなるように下層塗膜を形成させた(工程(2)、図4(b))。
得られた「最下層の下層塗膜であるウレタン防水塗膜」が完全に硬化する前に、下層養生用粘着テープだけをマスキングテープから剥離した(工程(3)、図4(c))。
その際、一番下の段の最上層養生用粘着テープは、屋上の床面又は養生部分の対象物から剥離しなかった。
また、養生シートを移動させる必要もないため、養生シートには触りもしなかった。
得られた最下層の「下層塗膜の見切り21a」は奇麗なものであった。
上記下層塗膜が完全に硬化した後、最上層塗膜(トップコート層)を形成させた(工程(4)、図4(d))。
得られた最上層塗膜が完全に硬化する前に、最上層養生用粘着テープを剥離し、マスキングテープ付属養生シートも除去した(工程(5)、図4(e))。
最上層塗膜の見切り22aは奇麗なものであった。
塗膜防水・塗装工法の作業の全体としても、養生の作業が1回の工程で終わり、作業者の負担が少なく、養生作業が短時間で終了した。
また、防水塗膜の縁に存在する「最上層塗膜(トップコート層)はあるが下層塗膜がない部分」は、使用したマスキングテープに最初から設けられた拡張部分13kに対応して、その幅がどこでも完全に一定であり、最終仕上がりは、外観的にも奇麗であり防水効果にも優れていた。
実施例2
実施例1において、図3(c)に示したような「マスカータイプのマスキングテープ」に代えて、図1(c)に示したような「上から順に、下層養生用粘着テープ、及び、最上層養生用粘着テープが設けられたマスキングテープ」を用い、工程(1)において、別途養生シートを、そのマスキングテープを用いて固定して養生領域を養生シートで覆った以外は、実施例1と同様に養生して塗装をした。
得られた「下層塗膜であるウレタン防水塗膜」が完全に硬化する前に、下層養生用粘着テープだけをマスキングテープから剥離した(工程(3)、図4(c))。
その際、一番下の段の最上層養生用粘着テープは、屋上の床面又は養生部分の対象物から剥離しなかった。得られた最下層の「下層塗膜の見切り21a」は奇麗なものであった。
上記下層塗膜が完全に硬化した後、最上層塗膜(トップコート層)を形成させた(工程(4)、図4(d))。
得られた最上層塗膜が完全に硬化する前に、最上層養生用粘着テープを剥離し、養生シートも除去した(工程(5)、図4(e))。
最上層塗膜(トップコート層)の見切り22aは奇麗なものであった。
塗膜防水・塗装工法の作業の全体としても、作業者の負担が少なく、養生作業が短時間で終了した。
また、防水塗膜の縁に存在する「最上層塗膜(トップコート層)はあるが下層塗膜がない部分」は、使用したマスキングテープに最初から設けられた拡張部分13kに対応して、その幅がどこでも完全に一定であり、最終仕上がりは、外観的にも奇麗であり防水効果にも優れていた。
実施例3
縦横約15mの屋上の床面全面を、通気緩衝シートとウレタン防水塗料を用いて改修した。
既存の防水塗膜の上の押えコンクリートの目地を、覆いテープ((株)秀カンパニー社製の「メジキーパー」(登録商標))で覆い、その上から、通気緩衝シート((株)ダイフレックス社製の商品名「マットSB」)を敷きつめ、2液混合タイプの硬化型ウレタン防水塗料((株)ダイフレックス社製、「コスミックプロ12」)とトップコート層(最上層塗膜)((株)ダイフレックス社製、「コスミックトップP」)を塗布した。
マスキングテープとして、図1(d)に示したような3段の層構成のもの、すなわち、「上から順に、2段の下層養生用粘着テープ、及び、1段の最上層養生用粘着テープが設けられたマスキングテープ」を用いた。
ウレタン防水塗料を、金鏝を用いて塗布し、平均膜厚1.5mmとなるように下層塗膜を形成させた(工程(2)、図4(b)類似)。
得られた「最下層の下層塗膜であるウレタン防水塗膜」が完全に硬化する前に、最下層の下層養生用粘着テープだけを剥離した(工程(3)、図4(c)類似)。
その際、下から2層目の下層養生用粘着テープ(中間層である下層養生用粘着テープ)と最上層養生用粘着テープは剥離しなかった。
下層塗膜の見切り21aは奇麗なものであった。
上記下層塗膜が完全に硬化した後、中塗りウレタン防水塗料を、金鏝を用いて塗布し膜厚が1.5mmになるように中層塗膜(下から2番目の下層塗膜)を形成させた(工程(2)、図4(b)類似)。
得られた「中層塗膜(下から2層目の下層塗膜)であるウレタン防水塗膜」が完全に硬化する前に、中層養生用粘着テープ(上から2段目の下層養生用粘着テープ)だけをマスキングテープから剥離した(工程(3)、図4(c)類似)。
その際、一番下の段の最上層養生用粘着テープは、屋上の床面又は養生部分の対象物から剥離しなかった。
下から2層目の下層塗膜(中層塗膜)の見切り21aは奇麗なものであった。
上記中層塗膜が完全に硬化した後、最上層塗膜(トップコート層)を形成させた(工程(4)、図4(d)類似)。
得られた最上層塗膜が完全に硬化する前に、最上層養生用粘着テープを剥離し、養生シートも除去した(工程(5)、図4(e)類似)。
最上層塗膜(トップコート層)の見切り22aは奇麗なものであった。
塗膜防水・塗装工法の作業の全体としても、マスキングテープの貼り付け作業が1回であるため、作業者の負担が少なく、養生作業が短時間で終了した。
また、防水塗膜の縁における「上層はあるが下層がない部分13k」は、使用したマスキングテープに予め設けられた拡張部分13kに対応して、その幅がどこでも完全に一定であり、最終仕上がりは、外観的にも奇麗であり防水効果にも優れていた。
実施例4
図2(a)に層構成を示す「離型紙14を有するマスキングテープ」を用いた以外は、実施例2と同様にして、塗膜防水・塗装工事を行った。
まず、該マスキングテープを所定の位置に置いて、その上から手で該マスキングテープの全面を押して、該マスキングテープのみを対象物に貼り付けたところ(工程(1A))、「離型紙14が設けられていないために粘着層が露出している部分」の粘着層が、養生領域の縁に強固に貼り付けられた(工程(1A))。
次いで、該離型紙14を剥ぎ取りながら、養生シートの端部を「離型紙14を剥ぎ取ったことで露出した粘着層」に貼り付けながら、その端部を養生領域の縁に固定した(工程(1B))。
それ以外は、実施例2と同様にして、下層塗膜及び最上層塗膜(トップコート層)を形成させたところ、下層塗膜の見切り21aも最上層塗膜の見切り22aも奇麗なものであった。
また、防水塗膜の縁における「上層はあるが下層がない部分13k」は、使用したマスキングテープ製造段階から既に設けられていた拡張部分13kに対応して、その幅がどこでも完全に一定であり、最終仕上がりは外観的にも奇麗であり防水効果にも優れていた。
また、マスキングテープの貼り付け作業が1回であったため、作業者の負担が少なく、作業時間が短縮できた。
マスキングテープを対象物に貼り付けながら同時に養生テープで対象物を覆った実施例2に比べて、更に作業が容易となり、マスキングテープを更に真っ直ぐに貼ることができた。
また、マスキングテープの上からその全面を押せるので(押したので)(工程(1A))、対象物に強くその全面を貼り付けることができ、使用した「下層養生用粘着テープ及び最上層養生用粘着テープの合計2段の粘着テープを有するマスキングテープ」であっても、強く対象物に貼り付けることができた。特に、幅が狭い拡張部分13kも、強く対象物に貼り付けることができた。
比較例1
実施例2において、本発明のマスキングテープに代えて「市販の通常のロール状の粘着テープ」(以下、「市販粘着テープ」と略記する)を、マスキングテープとして使用した。
まず、上層塗膜の末端に対応する部分に、市販粘着テープを貼り付けて養生シートを固定して養生領域を養生シートで覆った。次いで、上記と同じ市販粘着テープを、その縁を少し塗装領域側にずらして上から貼り付けた。
次いで、実施例2と同様のウレタン防水塗料を塗布して下層塗膜を形成させた。
得られた「下層塗膜であるウレタン防水塗膜」が完全に硬化する前に、上から貼り付けた市販粘着テープを剥離し、該下層塗膜が完全に硬化した後、最上層塗膜(トップコート層)を形成させた。
得られた最上層塗膜(トップコート層)が完全に硬化する前に、市販粘着テープを剥離し、養生シートも除去した。
マスキングテープ(市販粘着テープ)の貼り付け作業が2回必要であったため、養生の作業時間が長かった。2回も粘着テープの貼り付けをしなければならず、作業者の負担が大きかった。作業者が現場で貼り付けたため、拡張部分13kに対応する幅が広い場所と狭い場所があった。
本発明のマスキングテープは、作業の容易性、作業後の奇麗さ、見切り性、コスト等に優れているため、あらゆる養生作業に好適に用いられる。
また、防水塗料、着色塗料、防錆塗料等を塗布する際の養生に特に好適に用いられ、このうち塗料としては、スプレー塗料、焼付塗料、ロール塗布用塗料、浸漬塗布用塗料等に好適に用いられる。中でも、養生シートの必要性が高いスプレー塗料を吹き付ける際に特に好適に用いられる。
養生の養生領域としては、屋上、床、壁、天井等の建造物;排水孔、グリストラップ、トレンチ等の床設置物;自動車、バス、トラック、飛行機、電車等の乗物;等に好適に用いられる。そのため、本発明は、上記した分野の種々の養生が必要の分野に広く利用されるものである。
11 マスキングテープ
12 最上層養生用粘着テープ
12a 最上層養生用粘着テープ基材
12b 最上層養生用粘着テープ粘着層
12c 最上層養生用粘着テープ離型層
13 下層養生用粘着テープ
13a 下層養生用粘着テープ基材
13b 下層養生用粘着テープ粘着層
13c 下層養生用粘着テープ離型層
13k 拡張部分
14 離型紙
14a 離型紙基材
14c 離型紙離型層
15 養生シート
16 マスキングテープ付属養生シート
17 マスキングテープロール
21 下層塗膜
21a 下層塗膜の見切り
22 最上層塗膜
22a 最上層塗膜の見切り
31 養生領域
32 養生領域側
41 塗装領域
42 塗装領域側

Claims (14)

  1. 塗装領域に、1層以上の下層塗膜、及び、最上層塗膜の、少なくとも合計2層の塗膜を形成する際に、それぞれの塗膜を形成させない養生領域を養生シートで覆っておくために、該養生シートの端部を該養生領域の縁に固定するためのマスキングテープであって、
    該マスキングテープは、2段以上に積層された粘着テープを有し、上から順に、該下層塗膜が形成されないように該養生領域を養生するための下層養生用粘着テープ、及び、該最上層塗膜が形成されないように該養生領域を養生するための最上層養生用粘着テープが少なくとも設けられており、
    該下層養生用粘着テープの幅方向には、該下層養生用粘着テープの1つ下段の粘着テープの幅よりも塗装領域側に向けて延伸した拡張部分が存在しているものであることを特徴とするマスキングテープ。
  2. 更に、一番下段に離型紙が設けられており、該離型紙は、上記最上層養生用粘着テープの粘着層側に、該最上層養生用粘着テープの幅方向の片側のみに設けられており、マスキングテープを上記養生領域に貼り付けた後に、該離型紙を剥ぎ取りながら上記養生シートの端部を該養生領域の縁に固定できるようになっているものである請求項1に記載のマスキングテープ。
  3. 更に、一番下段にマスキングテープ付属養生シートが予め設けられているものである請求項1に記載のマスキングテープ。
  4. 塗装領域に、2層以上の下層塗膜、及び、最上層塗膜の、少なくとも合計3層の塗膜を形成する際に使用する、3段以上に粘着テープが積層されたマスキングテープであって、
    上から順に、該2層以上の下層塗膜が形成されないように養生領域を養生するための下層養生用粘着テープが2段以上、及び、該最上層塗膜が形成されないように該養生領域を養生するための最上層養生用粘着テープが少なくとも設けられている請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載のマスキングテープ。
  5. 上記下層養生用粘着テープが、下層養生用粘着テープ基材、下層養生用粘着テープ粘着層、及び、下層養生用粘着テープ離型層を有する請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載のマスキングテープ。
  6. 上記最上層養生用粘着テープが、最上層養生用粘着テープ基材、最上層養生用粘着テープ粘着層、及び、最上層養生用粘着テープ離型層を有する請求項1ないし請求項5の何れかの請求項に記載のマスキングテープ。
  7. 上記最上層養生用粘着テープの粘着層の粘着力が、上記下層養生用粘着テープの粘着層の粘着力より強くなっている請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載のマスキングテープ。
  8. 上記最上層養生用粘着テープの幅方向の片側のみに、該最上層養生用粘着テープの幅全体の10%以上60%以下に離型紙が設けられている請求項2又は請求項4ないし請求項7の何れかの請求項に記載のマスキングテープ。
  9. 上記塗膜が防水・塗装塗膜である請求項1ないし請求項8の何れかの請求項に記載のマスキングテープ。
  10. 請求項1ないし請求項9の何れかの請求項に記載のマスキングテープがロール状に巻回された状態になっているものであることを特徴とするマスキングテープロール。
  11. 請求項1ないし請求項9の何れかの請求項に記載のマスキングテープを使用した塗膜の形成方法であって、
    少なくとも以下の工程(1)ないし(5)を有することを特徴とする塗膜形成方法。
    (1)マスキングテープを用いて養生シートの端部を養生領域の縁に固定して該養生領域を該養生シートで覆う、又は、予めマスキングテープ付属養生シートが設けられたマスキングテープを用いて養生領域を該マスキングテープ付属養生シートで覆う工程
    (2)下層塗膜を形成する工程
    (3)下層養生用粘着テープを剥離する工程
    (4)最上層塗膜を形成する工程
    (5)最上層養生用粘着テープを剥離し、養生シート又はマスキングテープ付属養生シートを除去する工程
  12. 請求項2又は請求項4ないし請求項9の何れかの請求項に記載のマスキングテープを使用した塗膜の形成方法であって、
    上記工程(1)が、該マスキングテープの、離型紙が設けられていないために粘着層が露出している部分の粘着層を養生領域の縁に貼り付け、次いで、該離型紙を剥ぎ取りながら、養生シートの端部を、離型紙を剥ぎ取ったことで露出した粘着層に貼り付けつつ、該養生シートの端部を該養生領域の縁に固定して、該養生シートで該養生領域を覆う工程である請求項11に記載の塗膜形成方法。
  13. 請求項1ないし請求項9の何れかの請求項に記載のマスキングテープを使用して養生部分を養生することを特徴とする養生方法。
  14. 請求項1ないし請求項9の何れかの請求項に記載のマスキングテープを使用することを特徴とする塗膜防水・塗装工法。
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